以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 01:49:57.33 ID:dyRzMHaO0<>グラブルのss。
※キャラ崩壊注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1483375797
<>ヴィーラ「もやもやします……」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 01:51:04.20 ID:dyRzMHaO0<> ヴィーラ「お姉さま!今日は良い天気ですね!どうですか、一緒にお買い物など……」

カタリナ「ん?ああ、すまない。今日はファラに剣の稽古を頼まれていてな」

ヴィーラ「そ、そうですか……ファラ……さんに……」ギリ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 01:52:10.17 ID:dyRzMHaO0<> 次の日…

ヴィーラ「お姉さま〜!今日は一緒に街の依頼をこなすと言うのは……」

カタリナ「ヴィーラ?すまない、今日は…「せんぱーい!」!」

ファラ「先輩!はやく釣りにいくっす!」ガシ

ヴィーラ「!」

カタリナ「こ、こらファラ、あまりくっつくな。まったく、何時までも世話のかかる後輩だ」ナデナデ

ファラ「えへへ、そうっす!自分は何時までも先輩のたった一人の後輩っす!」

カタリナ「ファラ……!」ジーン

ヴィーラ「……」ギリリリ…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 01:53:20.77 ID:dyRzMHaO0<> -船内(朝)-

ヴィーラ(あの後輩もどき……)ギリリ

ヴィーラ(私のお姉さまになれなれしくベタベタと……!)ギリギリギリ

ヴィーラ「一体どうすれば私も……!」ッサ

ファラ「おはよぅっす!おっさん!」

オイゲン「おう、おはようさん」


ヴィーラ(あ、あれは後輩もどき…!)ソー…
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 01:54:57.84 ID:dyRzMHaO0<> ファラ「おはよぅっす!おっさん!」

ラカム「おはよう!って、おいおい、俺もおっさんかよ……」

オイゲン「くはは。お嬢ちゃんくれーの年からしてみりゃ、俺とお前は同列ってことだな」

ラカム「くー、何か納得いかねーぜ……」

ファラ「おはよぅっす!おb……」

ロゼッタ「ニコ」

ファラ「ねぃ、さんっす」

ロゼッタ「うふふ、おはよう、ファラ、今日も元気ね」


ヴィーラ(快活な挨拶、確かに私ではあの爽やかな後輩感は出せません……!)ジー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 01:55:59.29 ID:dyRzMHaO0<> ファラ「おはようっす!団長!」

グラン「おはようファラ」

ファラ「あ、今日は何か食べたいモノ、あるっすか?」

グラン「ん?そうだなぁ、朝はお米系が良いかなぁ」

ファラ「お米っすか!わかったっす!腕によりをかけるっす!」

グラン「楽しみにしてるよ」ハハ


ヴィーラ(そういえばこの船の料理担当はあの後輩もどきとチャラ男でしたね……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 01:57:40.79 ID:dyRzMHaO0<> 朝食…

ルリア「今日のご飯も美味しいです!」モグモグ

グラン「うん、ファラは料理上手だよね」モグモグ

ファラ「え、えへへそうっすか?」

ヴィーラ「……」モグモグ

ヴィーラ(くっ、この小魚の煮付……ご飯にあう!それに、お味噌汁もダシがきいていて…!!)ズズ

カタリナ「ふむ、確かに美味しいが……もう少しアレンジすればもっとよく……そうだ、私が手伝ってやろうか?」ガタ

ファラ「い!?良いっす!大丈夫っす!先輩の手を煩わせるなんて、とてもじゃないけどできないっす!」

ルリア「そ、そうだよカタリナ」

カタリナ「そ、そうか?ふふ、私は良い後輩を持ったなぁ!」

ヴィーラ(……箸が……止まりません!!) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 01:59:16.95 ID:dyRzMHaO0<> -甲板-

ヴィーラ(っく、結局、おかわりまでしてしまいました……)コソ

ファラ「ふぅ!天気も良くて、洗濯物日和っす!」

ミムルメモル「グッド」

ファラ「はいっす!それじゃあ、頑張って干していくっす」

ヴィーラ(洗濯もあの後輩もどきがやっているのですか……)

ミムルメモル「ぷぉー♪ぷぉー♪」

ヴァ―ラ(……ミムルメモルさんが乗っている切り株が物干し竿がわりになり……)

ファラ「ぷぉー♪っす♪ぷぉー♪っす♪」

ヴィーラ(そこにすかさず、洗濯ものを干していく後輩もどき……かなり手慣れていますね…)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 02:04:10.35 ID:dyRzMHaO0<> ファラ「こんなもんっす!手伝ってくれてありがとうっす!はい、お礼のクッキー。」

ミムルメモル「ぷぉー♪」カラカラ

ファラ「また頼むっす!」

ヴィーラ(あれだけの量を二人だけで……いや、ほとんど一人で……)

ファラ「気持ちいい風っす……」ニコニコ

ヴィーラ(しかも、嫌な顔一つなし……ですか。っく、まるで犬のような甲斐甲斐しさですね……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 02:08:52.63 ID:dyRzMHaO0<> ファラ「じゃあ、そろそろ先輩の所に行くっす」

ヴィーラ「!」

ヴィーラ(さ、先回りして……「あ、先輩!ちょうどいいところに!」!!)

カタリナ「ファラ。何か用か?」

ファラ「はいっす!自分、今日も先輩に稽古をつけてもらいたくて!」

カタリナ「私にか……うーん、すまない、今日は外せない用事があってな」

ファラ「そうっすか……残念っす」

ヴィーラ(うふふ、そうでした。今日は週に一度のあの忌々しいトカゲと戯れる日でしたね)

ファラ「わかったっす!それじゃあまたお願いするっす!」

カタリナ「ああ、ところで、このあたりでビィくんを見なかったか?今朝から姿が見えなくてな」

ファラ「?そういえば、自分も見てないっす」

ヴィーラ(あのトカゲは……ふふ、暫く見つからないでしょうね)

カタリナ「そうか……また見かけたら教えてくれ、では」ファサ

ファラ「うわー、ファサってっする先輩もかっこいいっす!」キラキラ
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 02:11:17.53 ID:dyRzMHaO0<> ファラ「暇になったっす……」トボトボ

ヴィーラ(ふぅ、お姉さまのあとを追いたいところですが、今日の所はあの後輩もどきの様子を見るとしますか……)

ヴィーラ(それに、トカゲならすでに……うふふふふふ)

ファラ「あ、団長!何かやることないっすか!」タタタ

グラン「!ファラ。走るとあぶ……」

ファラ「っきゃ!」ガッ

グラン「危ない!ファラ!」ガシッ!

ファラ「あ、だん、ちょ……」カァ

ヴィーラ「!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 02:13:46.87 ID:dyRzMHaO0<> ファラ「あ、あはは、最近、あんまり転ばなくなってたから油断してたっす。あ、ありがとっす!」ッパ

グラン「怪我がなくてよかった」

ファラ「……!」ドキッ

ファラ「あ!あの、そうだ何か手伝えることないっすか!今暇っす!すっごく暇っす!」

グラン「?まぁやることならたくさん……」

ファラ「なんでもやるっす!」

グラン「それは助かるけど……」

ファラ(へ、変っす!顔が熱くって……な、何かやらないと、落ち着かない気分っす…!)

ヴィーラ「……」ジー

ヴィーラ(これはこれは……そういうことですか、となれば……これを利用すれば……)


ヴィーラ(うふふふふ) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 02:18:25.33 ID:dyRzMHaO0<> -団長室(夜)-

グラン(この前加入したメンバーの食費が大体これくらいでこの島の停泊期間が……)パチパチ

コンコン

グラン「?どうぞ」

ガチャ

ヴィーラ「失礼します。今、お時間よろしいですか?」

グラン「大丈夫だよ」

ヴィーラ「そうですか」カチャ

グラン(……え?鍵締められて……)

ヴィーラ「さて、団長さん?今日はとっても「お願い」があってきました」ギシ…

グラン(ベッドの上に腰かけたヴィーラは色っぽいネグリジェを身に着けているにもかかわらず……)

グラン(腰元には愛剣がしっかり携えられている……)

グラン(カタリナと同じ部屋にしてくれとかそういったことを言われるんじゃ……)

ヴィーラ「明日、私とデート、しませんか?」

グラン「え?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 02:22:43.89 ID:dyRzMHaO0<> ヴィーラ「もちろん、断るということもできますよ?誰にだって、選ぶ権利はありますから」チャキン

グラン(ハイライト消えた目で、剣を構えられている……!)

ヴィーラ「それで、団長さん。どうですか?明日の予定は……」

グラン「あ、明日なら別に大丈夫だよ」

ヴィーラ「そうですか?うふふ、よかった、もしも断られたらどうしようかと……では、明日の午後、噴水の広場で待ち合わせということで……おやすみなさい、団長さん」

グラン「う、うん。おやすみ、ヴィーラ」

ギィ…バタン

グラン(一方的にそう言うと、ヴィーラは暗い闇の中へと帰って行った……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/03(火) 11:16:13.33 ID:D5Ys2gbco<> グラブルSsとかレアだな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/03(火) 15:07:42.08 ID:YbVNQ++9O<> これは期待 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 19:50:38.37 ID:dyRzMHaO0<> >13
×ヴィーラ「さて、団長さん?今日はとっても「お願い」があってきました」ギシ…  ×
〇ヴィーラ「さて、団長さん?今日は「お願い」があってきました」ギシ…      〇

-広場-

ガヤガヤ

ヴィーラ「……遅いですね……もう時間のはず…」

ヴィーラ(こういった時、殿方は女性よりも1時間早く来るのが礼儀だと書物では……)

女1「ごめーん、待った?」

男1「ううん、今来たところ。行こうか」

ヴィーラ「……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 19:51:26.31 ID:dyRzMHaO0<> 10分後……

ヴィーラ「……」

ヴィーラ(まさか……まさか、来ないなんてことは……)ソワソワ

ヴィーラ(……いえ、団長さんに限ってそれはないでしょう……)

ヴィーラ(……でも……)チラ

グラン「ごめん、ヴィーラ!遅くなって…!」ハァハァ

ヴィーラ「!お、遅いです!一体何時まで……「ほら、行こう!」!?」ガシ

ヴィーラ「ちょっと、団長さん!?」タタタ




ならずもの1「くそ、どこ行きやがった」

ならずもの2「あの野郎、見つけたらただじゃおかねぇ!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 19:55:12.16 ID:dyRzMHaO0<> -路地裏-

グラン「……ふぅ、ここまでくれば大丈夫かな……いてて!」ギチチ

グラン「な、なにも頬っぺたをつねること……」

ヴィーラ「……何なんですか?さっきの連中は?いえ、それよりも団長さん?大遅刻ですよ?」ギロ

グラン「……ごめん」

ヴィーラ「……ふぅ、まぁ良いです。追われているのも、どうせ、ろくでもない理由でしょうから……」

ヴィ―ラ「それより、今日は私が提案するプランに付き合ってもらいます、良いですか?」

グラン「うん、わかった」

ヴィーラ(はぁ、全く、どうして私がお姉さまのためとは言えこんなことを……)

ヴィーラ(そう、ファラさんと、この団長さんをくっつける)

ヴィーラ(その為に、今日は二人のデートが失敗しないための予習を行い……そして……)

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----------- <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 19:56:15.09 ID:dyRzMHaO0<> ファラ「先輩、じ、実は報告があるっす!じ、実は自分、団長と付き合うことになったっす!」

カタリナ「な、なんだってー!?」

ファラ「今日もこれからデートっす!先輩とはしばらく稽古も釣りもいかないっす!」

カタリナ「そんな、私のたった一人の後輩が……」

ヴィーラ「ふふふ、何を言っているのですか、お姉さま」ッス

カタリナ「……ヴィーラ?」

ヴィーラ「私こそが、本当のたった一人のあなたの後輩……唯一の人間……」

カタリナ「…ヴィーラ!」ガシ

ヴィーラ「お姉さま!!」ギュウ

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-------------------------- <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 19:57:44.15 ID:dyRzMHaO0<> ヴィーラ「あん、そんなところ、情熱的すぎますわ!お姉さま」ハァハァ

グラン「ヴィーラ、壁にぶつかるよ」クイクイ

ヴィーラ「はぁん!お姉さま!」ガバ

グラン「ちょ、ヴィーラ!?」ガシ

ヴィーラ「お姉さまお姉さまお姉さま!!」スリスリスリ

グラン「ヴィーラ、お姉さまじゃないから!ちょ、服脱がさないで!?」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 19:59:10.96 ID:dyRzMHaO0<> -街-

ガヤガヤ

ヴィーラ「しょ、少々取り乱してしまいました……」

グラン「い、いや、良かったよ、元に戻ってくれて」ヒリヒリ

グラン(あんなに密着できて、ビンタで済んだと思えば安いものって、オイゲンたちは良いそうだ……)

ヴィーラ「……団長さん?そういえば、その格好……」

グラン「?いつもの服だけど」

ヴィーラ「……今のあなたは追われる身なのでしょう?でしたら、少しでも変装をしておけば……」

グラン「あ、そうだね」

ヴィーラ「……はぁ、全く、ちょうどそこに洋服店があります。適当な服を見繕ってもらいましょう」

グラン「うん」

ヴィーラ(本当、能天気な方ですね……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 20:03:09.95 ID:dyRzMHaO0<> -洋服屋-

グラン「あの、ヴィーラ……?」

ヴィーラ「少し黙ってください……普段青い服ばかりですから、たまには赤い服の方が……」

グラン(滅茶苦茶真剣に選んでくれてる……)

ヴィーラ「今度はこれとこれで、試着してみてください。」

グラン「うん」

シャ

ヴィーラ(……そういえば、こうして殿方と二人でお洋服店に来るなんて、初めてかもしれません……)

グラン「ヴィーラ?着替えたよ」

ヴィーラ「そうですか、ではカーテンを開けて」シャ

グラン「……どう?似合うかな?」

ヴィーラ「!」

ヴィーラ(じ、自分で選んだ服だからでしょうか、結構……)ッハ

ヴィーラ「コホン、良いんじゃないでしょうか」ニコ

グラン「ありがとう。じゃあ、次はヴィーラの服だね」

ヴィーラ「え?」

グラン「ヴィーラだって、いつもの服でしょ?だから……」

ヴィーラ「私は…別に……」

グラン「まぁまぁ、せっかくのデートだし」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 20:04:14.66 ID:dyRzMHaO0<> -街-

ガヤガヤ

ヴィーラ(……結局、服を買ってもらう羽目に……)

ヴィーラ(空を思わせるような青いワンピースに白いリボン……団長さんは、こういった服が好みなのでしょうか)

ヴィーラ「まぁ、悪くはないと思いますが……」ボソ

グラン「可愛い」

ヴィーラ「え!?」ドキ

グラン「ほら、あそこのドラフ。お母さんの言葉を真似して喋ってるみたいなんだ」

ヴィーラ「そ、そうですね。可愛い……」

ヴィーラ(何を一瞬私は……私にはお姉さまがお姉さまがお姉さまが)

グラン「うーん、それで、ヴィーラ今日のプランっていうのは?」

ヴィーラ「え、ええ。そうでしたね、まずは……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 20:06:11.81 ID:dyRzMHaO0<> -クレープ屋-

店主「いらっしゃい、何にする?」

グラン「何にしようか」

ヴィーラ「私はこのストロベリーミックスを……」

グラン「じゃあ、僕はりんごの乗ったやつで」

ヴィーラ「……団長さん、こういったところではクレープにそれぞれ呼称がついているのに、どうして殿方はりんごのやつでとか、チョコのやつでとか、代名詞で呼ぶのですか」

グラン「え?えーっと、こういうのって、ほら、絵がかいてあるから、絵だけ見て、呼称なんて見てないことが多くて……」

ヴィーラ「はぁ……視野が狭いというか直線的というか……」

店主「はははは、まぁ男なんてみんなそんなものだよ!ほら、ストロベリーミックスとアップルミックス。それからアプリコットティーだ」

グラン「え?これ、頼んでないですけど……」

店主「ああ、今は特別期間で、カップル限定に出すことにしてるのさ」

ヴィーラ(!?カップ…!?)

グラン「そうなんですね。じゃあ、頂きます」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 20:08:30.72 ID:dyRzMHaO0<> グラン「お!美味しい!すっごく美味しいよ、このクレープ!」

ヴィーラ「ええ、まぁ、この街一番と評判でしたから」

ヴィーラ(本当は、お姉さまと来たかったのですが……今更ながらどうして団長さんとこんなことに……)

ヴィーラ(全てはお姉さまのためお姉さまだけのため……)

ヴィーラ(それだけのため……)パク

ヴィーラ「!…美味しい!」

グラン「うんうん、このアプリコットティーも、甘いけどサッパリしててクリームにあうよ」

ヴィーラ「本当ですか?では私も……」

グラン「……ヴィーラ」

ヴィーラ「はい?なんです……!?」ッス

ヴィーラ(え?な、顔に手を当てて)

グラン「じっとして……そのまま」

ヴィーラ「あ、あの団長さん!?」バクバク

ヴィーラ(こんなに近かったら、き……)

グラン「……よし、クリーム取れたよ」

ヴィーラ「……ありがとうございます」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 20:10:04.13 ID:dyRzMHaO0<> -街-

ヴィーラ(どうも面白くありません……先ほどから私だけペースが乱されている気がします……)

グラン「ヴィーラ、次はどこに?」

ヴィーラ(こうなったら……)

ヴィーラ「では、あちらの武器屋に行きましょう。変わった武器を置いているらしくて」ムギュ

グラン「ヴィーラ!?」

ヴィーラ(ふふ、驚いてますね)ドキドキ

ヴィーラ「さぁ、行きますよ。団長さん?ふふ」ギュ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 20:13:51.25 ID:dyRzMHaO0<> -街(夕暮れ)-

ヴィーラ「!もう、暗くなってきましたね」

グラン「うん、店も閉まり始めたし、そろそろ帰ろうか」

ヴィーラ(まさか、こんなに時間が早くすぎるなんて……)

ヴィーラ(……小物屋に古書店、想定していたデートプランはすべてこなせませんでしたが、まぁ良いでしょう)

グラン「今日はありがとう。ヴィーラ」

ヴィーラ「え?」

グラン「最初、ヴィーラからデートをするって聞いたときは、正直、何か企んでるんじゃないかって思ってた」

ヴィーラ「……」

グラン「でも、今日はそんなこと考えるのが失礼だと思うくらい楽しいデートだった。だから、ごめん、それに、ありがとう、ヴィーラ」

ヴィーラ「わ、私は別に……」

ならずもの1「おぃ!!いたぞ!あいつだ!」

ならずもの2「服が違うから探し回ったぜ……っち、女なんか連れやがって」

ならずもの3「しかも、結構可愛いじゃねえか、羨ましい……くそ、やっちまうぞ!」

ヴィーラ「……はぁ、団長さん?おひとりお任せしても?」チャキ

グラン「え、それはまぁ……」

ヴィーラ「私、今は何だか機嫌がよくなくて……手もとが狂うかも……うふふふふふ」ドドドドド

ならずもの1・2・3「」ゾク <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 20:19:32.42 ID:dyRzMHaO0<> 戦闘後……

ならずもの1「く、くそ!覚えてろ!」

ヴィーラ「身の程を弁えてください……全く」キン

ヴィーラ(はぁ、少しだけ、どこか、良い気分だったのに、台無「ヴィーラ!」!?)


ズドン!


ヴィーラ(……!?)


ヴィーラ(時間が止まってしまっているのではないかと思うくらい長く、そして無音だった)


ヴィーラ(私をかばうようにして、団長さんは私の前に立ち……)


ヴィーラ「……ぁ……!?」


グラン「」ドサ


ヴィーラ「だ……ん?」
ヴィーラ「団長さん!?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 20:22:46.48 ID:dyRzMHaO0<> ヴィーラ(飛んできた弾丸の先には……)ギロ

ならずもの4「ひ、ひいぃ」ザザザ

ヴィーラ「……あいつ、絶対にころ……!!!!「いててて」!」

グラン「いたたた、はぁ、危なかった」

ヴィーラ「団長さん!?どうして……」

グラン「これに、当たったんだろうね……ほら」

ヴィーラ(そういって団長が取り出したのは、弾丸で欠けた赤い宝珠のネックレス……)

グラン「今日はヴィーラが色々と仕切ってくれたからさ、何かお礼をと思って、小物屋さんで買っておいたんだ。だけど、ごめん、欠けちゃったね」

グラン「まぁ、また今度別のものを「……さい」え?」

ヴィーラ「それを……」ッス

グラン「……けどこれ「いいから!!」う、うん」チャラ

ヴィーラ「……」ギュ

ヴィーラ「私はグランサイファーに戻ります。では」ダッ

グラン「え?あ、ヴィーラ!?」

グラン(な、何か怒らせるようなこと言ったかなぁ)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 20:26:33.63 ID:dyRzMHaO0<> -ヴィーラの部屋-

ガチャバタン

ヴィーラ「……」ズルズルズル

ヴィーラ「……」

ヴィーラ「……はぁ」

ヴィーラ「ああああもう!!???」ダン!

ヴィーラ(……今日は散々な一日でした)ハァハァ

ヴィーラ(団長さんにペースを乱されて、最後にはあんな……」

ヴィーラ(……)

ヴィーラ「もやもやします……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 23:14:17.69 ID:dyRzMHaO0<> コンコン

ヴィーラ「……すぅ……」

コンコン

ヴィーラ「ん…………私あのまま……」

コンコン

ヴィーラ「……どなた…ですか?」

グラン「あの、ヴィーラ、僕だけど……入って良いかな」

ヴィーラ「!」

ヴィーラ(髪、乱れて、それに、服装も……)

ヴィーラ「入ったら殺〇ます!」

グラン「そ、そっか」

グラン(やっぱり怒ってる……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 23:16:00.57 ID:dyRzMHaO0<> グラン「……じゃあ、このまま聞いてほしいんだけど……」

ヴィーラ「……待ってください。謝罪は受け取りません」

グラン「え」

ヴィーラ「感謝も必要ありません。なぜなら、今日は私も……少し楽しかった……から」

グラン「ヴィーラ……」

ヴィーラ「ですから!次はファラさんをデートに誘ってあげてください」

グラン「……へ?」

ヴィーラ「遅刻は厳禁です、不安にさせます。それから、身なりは整えてください、後、彼女は恋愛ごとには疎いのであなたがリードを……それでは、おやすみなさい」

グラン「え?ちょ、ヴィーラ……」

グラン(ファラをデートに?わからない、一体何で……)

ヴィーラ「あ、これ持って帰ってください」ガチャバン

グラン「え?わわ」

ビィ「うひゃー!……うん?あ、相棒!会いたかったぜ〜!相棒!」

グラン「ビィ!なんでこんなところに……」

ビィ「それが……あれ、どうしておいらはこんなところにいたんだ?りんごのいっぱいある樽の中で……あれ?」




ヴィーラ(……これで、良かったんです。これで……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 23:24:35.75 ID:dyRzMHaO0<> -船内(朝)-

ファラ「おはよぅっす!団長!」

グラン「おはよう、ファラ」

ファラ「あ!団長、今日は何か食べたいモノあるっすか?」

グラン「今朝は寒いからスープを飲みたいなぁ」

ファラ「了解っす!まかせるっす!」タタタ

グラン「ああ、ファラ!」

ファラ「何っすか!?」

グラン「今日デートしよう!」

ファラ「はいっす!……って、えぇ!?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 23:36:09.48 ID:dyRzMHaO0<> -噴水広場-

グラン「……よし、今日はファラより先についたな」

グラン(ヴィーラに遅刻の件はすごく怒られたからな……)

ファラ「おーい!団長!!っわ!」

グラン「ファラ!?」ガシ

ファラ「ぁ……ありがとっす……」

グラン「危なっかしいなぁ……あれ?」

ファラ「……」モジモジ

グラン(白いブラウスに、青色のスカート……それに、支えたときに、ほんのり甘い匂いが……)

グラン「い、いつもの服じゃないんだ」

ファラ「そ、そっす。その、ロゼッタがこっちの方が良いんじゃないかって……」

グラン「うん、その、似合ってる。可愛いよ」

ファラ「!……えへへ、ぐ、グランも今日はいつもの恰好じゃないっすね。そういうのも良いっす!」

グラン「ありがとう。じゃあ、いこうか」

ファラ「はいっす!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 23:38:54.77 ID:dyRzMHaO0<> ヴィーラ(ふぅ、今のところ、順調ですね……)

ヴィーラ(それにしても、私のときには可愛い、何て言ってくれなかったのに……)ズキ

ヴィーラ(……)フルフル

ヴィーラ(監視を続けましょうか……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 23:44:01.43 ID:dyRzMHaO0<> ファラ「今日はどこに行くっすか?」

グラン「うーん、そうだなぁ。そういえば、ファラはお腹すいてる?」

ファラ「ペコペコっす!」

グラン「じゃあ……ラーメン食べに行こうか?」



ヴィーラ「!!?どこの世界に初デートでラーメンを食べに行く人が居るんですか!!」ガン

ヴィーラ「大体、いくら彼女でもそんな誘いに……」


ファラ「あ!行くっす!行くっす!」


ヴィーラ「乗りましたね」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/03(火) 23:57:51.51 ID:KwXGoYvw0<> 意外とファラに傾くルートもありそう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/03(火) 23:57:58.64 ID:dyRzMHaO0<> -ラーメン屋-

グラン「」ズッズズズルルル!

ファラ「」ズルルルル

ファラ「かー美味しいっす!」

グラン「うん、この前の島で食べたラーメンとはまた味が少し違うね。鳥の油なのかな……!あ、ラーメンと言えば……」

グラン「この、のぅこうな油ぁに、そこはかとなく香る、ゴマの香りぃ、少し太目な麺とからめば、あるぁふしぎぃ、はーもにぃ!を、かもしだすぅ!」

ファラ「あはははは!イッパツのおっさんの真似っすね!似てるっす!」

ファラ「うーん、ここのダシには、にんじんしょうがにんにくに…………後はたまねぎっぽい味がするっす」

店員「お!?こりゃ驚いた。お嬢ちゃん、舌が良いんだね」

グラン「すごいな、ファラ」

ファラ「へへん、うちにはラーメンにうるさい団員もいるっす!ダシについては日々研究してるっす」ズズズ



ヴィ―ラ(何だか……私と居たときと、団長さんの雰囲気が違いますね……私の時よりも、親しい気が……)ズルズル


グラン「自慢の料理担当なんですよー」ナデナデ

ファラ「えへへへへ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/04(水) 00:22:47.00 ID:L4drVCFA0<>
店員「まいどありー、また来てくれよ!」

グラン「いやー、美味しかったね」

ファラ「はいっす!替え玉自由で満腹っす!」

グラン「あそこの公園で座って休憩しようか」

ファラ「はいっす!」



ヴィーラ(さっきから、全然私とのデートで予習したコースを使いませんね……)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/04(水) 00:24:41.06 ID:L4drVCFA0<> -公園-

キャイキャイ

ファラ「気持ちのいい天気っすねー」ポカポカ

グラン「そうだなぁ……」

ファラ「……だ、団長」

グラン「んん?」

ファラ「ひ、ひひひ、ひじゃ!枕とか、やってみるっす……か?」チラ

グラン「え……う、うん」

ファラ「じゃ、じゃあ……く、来るっす」ポンポン

グラン「……」ッス

ファラ「……の、乗ったっす…ね……」

グラン「乗ったね」

ファラ「……」ドキドキ

グラン「……」


ヴィーラ「……」ジー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/04(水) 00:25:26.44 ID:L4drVCFA0<> ファラ「か、固くないっすか?鍛えたりしてるから、ルリアやロゼッタみたいに柔らかくないかもっす……」

グラン「う、ううん、柔らかくて、気持ちいいよ」

グラン(ファラって、結構胸あるよね)タプン

ファラ「……えへへ、何だか、夢の中にいるみたいっす」

グラン「夢?」

ファラ「はいっす!自分は一生帝国の兵士として戦う運命だと思ってたっす。先輩に憧れて入っていた時はそれでも良いと思っていたけど……」

ファラ「だけど、軍を抜けた先輩にあって、団長にあって、艇のみんなとあって……」ナデ

ファラ「見たことのない島に行って、あった事のない人に会って、食べたことのないものを食べて」ナデナデ

ファラ「毎日楽しくて、夢見たいっす」ニカ

グラン「ファラ……」


ヴィーラ「……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/04(水) 00:30:08.69 ID:L4drVCFA0<> グラン「うりゃ」ワシャワシャ

ファラ「わ、わ、何するっすか!」

グラン「なんか、無性に撫でたくなったんだよ」

ファラ「な、どういうことっすかそれ…ひ、あはははは!」

グラン「それ、こしょこしょ」

ファラ「は、は、ははははははは!あはははは!やめるっす!はひひひひ!」

グラン「笑え笑え。しんみりなんて、ファラにはにあわないぞー」コショコショ

ファラ「え?…!ひゃはははは、あははははー!はー!はははは」

ファラ「……はぁ、はぁ……」

グラン(これくらいで良いかな)

ファラ「あ、あれ?やめちゃう…っすか?」チラ

グラン「」

グラン(何かいけないものを刺激されてしまった気がする)コショコショ「ははははは!ふふふ!」


ヴィーラ(監視しているのが馬鹿らしくなってきました) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/04(水) 00:35:37.81 ID:L4drVCFA0<> -街-

ガヤガヤ

グラン「ファラって、くすぐられるの好きなの?」

ファラ「え?えーっと、好きか嫌いかで言われたら、その、嫌いじゃ、ないっす」

グラン「なんで?くすぐったくない?」

ファラ「え?……えっと、誰にでもってわけじゃないんですが、少し、気持ちいいかなって」

ファラ「あ!忘れるっす!今の無しっす!な、なんか恥ずかしいっす!」カァ

グラン(ファラって、本当犬っぽいなぁ)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/04(水) 01:02:19.08 ID:L4drVCFA0<> -街(夕方)-

ファラ「あ、もう真っ暗っす」

グラン「本当だ……じゃあ、そろそろ」

ファラ「……あ!そうっす!みんなのご飯、作ってあげないと…」

グラン「え?ああ、そうか。ごめんうっかりしてて」

ファラ「だ、大丈夫っす!今からなら全然間に合うっす!」




ヴィーラ(一時は良い雰囲気になったものの……あれからは兄妹のような距離感で、デート、という雰囲気ではなかったですね)ッホ

ヴィーラ(……!?いま、私、まさか安心して……)

?「おい、早く撃て!」

ヴィーラ「……この声は……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/04(水) 01:03:28.98 ID:L4drVCFA0<> -物陰-

あらくれもの1「何をトロトロしてやがる!早く撃て!」

あらくれもの4「あ、兄貴、でも、あいつすげー強くて……」

あらくれもの1「さっさと撃ってずらかれば問題ねーよ!こちとらやられっぱなしじゃいられねーんだ」

あらくれもの4「……ぐ、でもよ」

あらくれもの1「良いからや……」ザシュ

ドサ

あらくれもの4「あに……ぐええ!?」ドサ

ヴィーラ「ふぅ、人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死〇と、習いませんでしたか?まぁ、どうでもいいですが」


あらくれもの2・3「……!」ズワ!

ヴィーラ「……さぁ、次はあなたたちの……」クル

あらくれもの2・3「……」どさ

ヴィーラ「……?」キン

グラン「これで、全員かな」

ファラ「ふぅ、作戦通りっすね」

ヴィーラ「!?団長さん、それに、ファラさん?一体どういう……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/04(水) 01:13:43.47 ID:L4drVCFA0<> グラン「え?昨日ヴィーラが言ったんじゃないか」

グラン「ファラと(囮)デートしろって」

ヴィーラ「おと……?」

グラン「いやーいきなりヴィーラに、ファラとデートしろだなんていわれたときはビックリしたけど、すぐにピンときたよ。」

グラン「デートをして、油断していると思わせて……」

ファラ「このあらくれものたちを誘き出す作戦だった、そうっすよね?」

ヴィーラ(呆然)

グラン「昨日ヴィーラがあんなに怒っていたのも、僕がすんでのところであらくれ者たちを取り逃してしまったから……だよね?」

ヴィーラ「え?」

ファラ「人を撃つような悪党を野放しにはできないっす!ご飯を食べにこなかったのも、それで市民が恐怖で震えて眠ることに対して心を痛めていたっすね?」

グラン「……ヴィーラは、優しいね」

ヴィーラ「……」




ヴィーラ「そうです(やけくそ)」ニコ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/04(水) 01:21:31.06 ID:MDEj8mZ6o<> 一応ヴィーラはカタリナさえ関わらなければ割りとまともで仲間の気遣いも出来る子だしね
関わらなければ、ね…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/04(水) 01:30:04.41 ID:L4drVCFA0<> 自警団「ご協力感謝します!これは、わずかながらですが……」

グラン「いえ、それでは……」

ファラ「うーん、良いことした後は気持ちがいいっす!」

ヴィーラ「…?そういえば、どうして最初に団長さんは荒くれ者たちに襲われていたのですか?」

グラン「ああ、それは……」

店主「おお!ついに捕まったんですね!?いやはや、あの時は助けていただいてありがとうございます」

ファラ「はは、いつものお人よしっすね」

ヴィーラ「はぁ……だろうとは思ってましたけれど」

ヴィーラ(何だかどっと疲れました……)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/04(水) 01:33:43.16 ID:L4drVCFA0<> ファラ「ヴィーラ、ちょっといいっすか?」

ヴィーラ「何ですか?お姉さまの着たシャツなら渡しませんよ?」

ファラ「何っすかそれ!?まぁ、そ、それはそれで興味があるっすけど」

ファラ「……今日、団長は12回、自分の頭を撫でたっす」

ヴィーラ「え?」

ファラ「……」フフン

ヴィーラ「……私は昨日腕を組んで街を歩きました」

ファラ「な!ずるいっす!そ、そんなのは恋人になってからっす!」

ヴィーラ「くす、おかしなことを言うのですね、ファラさん、私と団長さん……が……」

ヴィーラ(周りから見れば、恋人……カップル……だったのでしょうか)

ファラ「うぅぅ!負けないっす!」

ヴィーラ(まだ、自分の気持ちに折り合いはつきませんが……何となく、この後輩もどきに団長さんを取られるのは……気に入らないですね……)

ヴィーラ「うふふ、犬は犬らしく、負け犬にしてあげます」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/04(水) 01:40:42.85 ID:L4drVCFA0<> ヴィーラ(……ああ、霧のように立ち込めていたこのもやが晴れていく……)スゥ

グラン「おーい、この人の店でお礼に夕ご飯を奢ってくれるって」

ファラ「わーいっす!えへへ、いくっす!」ギュム

ヴィーラ「では行きましょうか」ギュム

グラン「え?」

ファラ「な、なんでわざわざ腕を組むっすか!」

ヴィーラ「そちらこそ、腕を組むのは恋人同「わーっす!わーっす!」」

グラン「ふ、二人とも、もうデートのふりなんてし「「ちょっと黙っていてください!(ほしいっす!)」」あ、はい」

店主「モテモテだなーあんちゃん。ははは」

グラン(何故だろう、カタリナの気持ちが、少し、わかった気がする……)カランカラン

ファラ「ここに座るッス、隣っす!」

グラン「う、うん」

ファラ「えへへ」

ヴィーラ「では、私はここに…」

ファラ「あー!!膝の上っす!反則っす!レッドカードっす!!!じゃあ、あーんするっすあーん!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/01/04(水) 01:45:02.26 ID:L4drVCFA0<> -グランサイファー-

カタリナ「今日はファラが遅いので私が食事を作った!さぁ、たんと食べてくれ」

ルリア「はわわ」

オイゲン「な、なぁ、ローアインのやつは……」

カタリナ「ああ、彼なら私の作った料理のあまりの美味さに卒倒している、なに、まずは食べてみてくれ」

ビィ「お、おいらはりんごがあるし……」

カタリナ「そういうと思って、ほうら!りんごにも私なりに味付けしてみたんだ。食べてみてくれ」

りんごだったもの「ふしゅぅ」パン

ルリア「」ベチョ

ビィ「」




ヴィーラ「もやもやします……」
おわり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/04(水) 01:54:00.13 ID:vFmhzCRdo<> おつおつ
面白かった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/04(水) 02:12:09.10 ID:+bsxw72to<> かわいかった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/04(水) 04:18:20.85 ID:v2V5qjG50<> おつ いいグラブルSSだった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/04(水) 04:41:39.94 ID:7DC2riJeo<> レズっ娘が男の子好きになる展開良いよね…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/04(水) 07:43:18.86 ID:4B4hAJwFo<> とてもよかった… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/04(水) 07:49:58.46 ID:qZWeHhV1O<> とあるサークルの本を思い出したがこっちの方が読みやすい
面白かった いいねえこの取り合い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/01/04(水) 22:08:35.41 ID:WQ1cmO7m0<> ああ...最高や...こんなssを待っていた... <>