以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/03/25(土) 02:25:42.68 ID:MqYcc0SAO<>深夜の二時、安アパートの二階にある俺の部屋の

前で、何者かがチャイムを鳴らした。

金曜日の夜ということもあり、寝付けないでいた

俺は布団から這い出て、扉の前に立ち何事かと尋

ねる。

儚げで、どこか諦めたような声が聞こえた。

「助けてください。危険な相手に追われているの

です。今晩だけでも、どうか、匿ってくださいま

せ」

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<>夜は長いよ 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/03/25(土) 02:42:57.67 ID:MqYcc0SAO<> なる程、たちの悪い相手だ。

女の事情が真実であろうと、嘘であろうと、自分

に対する迷惑というものを全く考えていない。

今の自分は酒の影響もあっていくらか感傷的だっ

たのだが、こうなると話は別だ。

「警察へ行かれたらどうですか?」

「けいさつ、という方をお訪ねすればよろしいの

ですか?」

「ええ、きっと相談に乗ってくれますよ」

「世も捨てたものではありませんね。そのような

信頼をおかれた方がおられるとは。

教えて頂き、感謝を申し上げます」

どうにも、ちぐはぐな会話になってしまった。 <>