◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/11(金) 23:03:46.45 ID:EoV7oX3Oo<>

この世界の生物は何かしらの目的を持って生きている。

君もまた大きな目的を持って生きている。

目的の一つをを果たす為、君はこの場所へ来るだろう。


……願わくは長く生き残る事を。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502460226
<>【安価】闘士グラディエーターーー
◆sh9LE6ZD.AZt<>sage<>2017/08/11(金) 23:14:34.35 ID:EoV7oX3Oo<> テンプレート張りついでに、各キャラの寸評を。


【シャド】
このスレにおいての主人公。黒髪短髪の男で、年齢は若い。
才能に恵まれており、相手の特殊技能を見ただけで習得できる程。
……ラディーのお腹にいる女の子の父親。


【ライト】
シャドの兄。右頬に星型の痣がある。


【バシクス】
闘士を育て上げる指導者。威圧感で誤解されがちだが、話が通じる常識人。
昔は歴代闘士として名を馳せていたが、既に引退して若い闘士に技術継承を行っている。


【ラディー】
大変珍しい女性の闘士。目つきが鋭く、顔立ちは整っている。
闘士として強い部類で、得物の性能を逐一調べる勤勉家だったりする。
……彼女のお腹には女の子がいる。


【ズルー】
奴隷であった所、主人の計らいで闘士になった。細身で髪の長い美形。
丁寧な言葉遣いからは想像できないクッソ失礼な発言で相手の神経を逆撫でする。
……彼はもう作中に出る事はない。


【サビニア】
医術の心得がある女性。腕は確かで、傷をあっと言う間に治してくれる。
音もなく忍び寄ったりと気配を[ピーーー]事が得意。
……シャドの体液を採取した。


【オウガ】
闘技場での受付。圧倒的な体格で(約2.5m)胸筋が特に凄い。
実は彼も闘士として参加しているが、受付の仕事によって出れていない。
……単純な能力なら一番強い。


【カンジ】
胡散臭い印象を受ける若者。回りくどい言い回しが好きだったりする。
掴み所のない態度、突拍子もない言動、どことなく信用できないのナイナイ尽くし。
……情報屋としての腕は中々悪くない。


【ダブリン】
ハg……スキンヘッドのデb……小太り体型の男。
シャドに道案内もしたが、印象は薄い。ついでに頭皮も薄い。というか無い。
……彼はもう何処にもいない。


【アイガ】
筋肉モリモリマッチョマンで、自分が一番美しく見えるポーズを研究する変人。
シャドの兄らしき人物の情報をくれたのは、奇しくもこの人物。
……若干不安定な性格で、地雷原だったりする。


【セイリス】
混浴風呂でも警戒心の薄い長髪の女性。
母性溢れる身体つきで、見られる事を厭わない。
……屈強な男が好き。男に裸を見られるのはもっと好き。

<> おっと……sagaが外れてる 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/11(金) 23:17:00.42 ID:EoV7oX3Oo<>

【ワン】
犠牲者第一号。
彼が持つ【一点集中】は、TPが持つのならば最強の倍率を誇る。


【サン】
犠牲者第二号。
作中で披露しなかった技能は、生存する事に特化した技だ。


【テアトル】
犠牲者第三号。
発狂したけれど、シャドに勝てませんでした。
……彼の遺体は埋葬されていません。


【ジェロウム】
犠牲者第四号。
性別は男だが、心は女として生きている。
来て早々、集団部屋の闘士から苦情が出たので、個室にされた経験を持つ。


【↓は作中には明確に登場していない人物】――――――――――――――――――


【ユウリ】
競技場での選択肢の中に居た。
一人称は僕の女性。


【レスラー】
競技場での選択肢の中に居た。
試合で出したドロップキックに反応した男もコイツ。


【オルフェ】
何度か会話だけはしている。

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/11(金) 23:17:36.06 ID:Szw7luOs0<> スレ立て乙です
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/11(金) 23:18:29.86 ID:EoV7oX3Oo<>

【追撃闘士】

セクトル(secutor)
魚兜闘士に似た装備で、大型のスクトゥム(盾)とグラディウスを使用。
兜には飾りが少なく、網に絡まりにくくされている。


【網闘士】

レティアリィ(retirii)
網と短剣、三又槍か銛を使い戦う。
他の闘士と違い、兜は被らずに青銅製の防具を肩に着けている。
素顔を晒して戦うことは、一概に悪い事ばかりではない。


【二刀闘士】

ディマカエリ(dimachaeri)
二本の剣を持って戦う軽装の二刀流闘士。
相手の攻撃を避けることを主体として戦う。
上半身を守る胸当てと籠手を着けており兜がない。


【ガリア闘士】
ガリア(galli)風の格好をした闘士のこと
羽飾りが付いた兜と長方形の盾を持ち、直剣か槍をもち戦う。
初期の剣闘士の型で、長い歴史がある。


【切断闘士】

スキッソール(scissor)
剣を片手に、もう一方は盾を持たず、刃のついた籠手を装着して戦う。
あまり流行っている戦闘スタイルではない。
…被っている物が、13日の金曜日みたいな兜だったりする。


【縄闘士】

ラクエリィ(laquerii)
投げ縄で動きを封じて戦う。
網闘士の類型だが、違う所は槍ではなく剣を使用する所。
勿論頭部を保護する兜は無い。


【射手闘士】

サジタリィ(sagittarii)
防御は薄く、近接戦には滅法弱い。
中程度以上離れていると、鋭い射撃が飛んで大変危険。
数が少ないが故に、一定の人気を得ている。


【重装闘士】

ホプロマキ(hoplomachi)
武器は槍、防具は小盾。頭に鶏冠状の飾りが付いた兜を着用する。
……が、オウガはそういった基本的な部分を一切無視して両手剣を使っている。
名前はギリシャの重装歩兵が由来となっている。


【大麦のミール】

闘士が良く食べている穀物粥。
脂肪を増やして出血を抑えると言われている。
…だが庶民の間で大麦は家畜の食べる物とされており、大麦食いという蔑称がある。
好き嫌いの分かれる味で、水や出汁に大きく左右される。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/11(金) 23:27:51.59 ID:EoV7oX3Oo<>

[戦い方の説明]


2D10(コンマ2桁)で判定し、どちらか好きな値を用いることが出来る。

最初に選んだゾロ目が出た場合、必ず良い結果が出る。
(シャドの場合は奇数ゾロ、11,33,55,77,99)

出た値が自分のGP以上であれば攻撃成功。

同じ場合は、武器の攻撃値だけ相手の闘力を削る。


超えた場合、超えた分を武器の攻撃値に上乗せして、相手の闘力を削る。

超えなかった場合は、その攻撃が防がれたか、空振りした扱いになる。


相手と交互にこれを繰り返し、闘力が0以下になった時や目的を達成した時に勝敗がつく。

……だが、君はいつでも降参することが出来る。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/11(金) 23:33:21.85 ID:EoV7oX3Oo<>
〈特殊技能一覧〉


【見切り】

・相手の防護点を無視。攻撃点に「2点」上乗せして最低保証「2点」を付ける。
・回避、防御に使う事が可能。遠隔攻撃を確実に避ける事が出来る。

・盾持ちは上手くいけば、弾き飛ばすことが可能。
・TP消費「6点」

・相手の攻撃値が「10、9」の時、最終値から「-2点」の修正を加える。
・自分の攻撃判定が「GP以下」だった場合、さらに「+1点」の修正を加える。


【激昂】

・現在減っている体力の半分を攻撃値に上乗せ。最低保証はない。
・端数切捨て。
・TP消費「10点」


【騙し討ち】

・引っかかった相手の行動を単純化させる。
・自由記述と組み合わせシナジーを発揮する。
・TP消費「3点」


【追撃】

・二刀闘士の場合、2D10の攻撃判定を3D10にする。
・それ以外の闘士が使った場合、二刀闘士と同じ判定にする。
・TP消費「4点」

【例】――――――――――――――――――――
00:44:49.62
     ↑9の数字まで適用。
――――――――――――――――――――――


【祈り】

・致死量のダメージを受けた時に気絶判定を行い、成功すれば闘力1で踏みとどまる。
・TP消費「1点」


【鉄の意志】

・固定値を含むダメージを確実に「2点」軽減。無理な体制からでも発動可。
・消費TP「4点」


【挑発】

・相手をイラつかせる。観客に自分をアピールする事も可能。
・TP消費は「0点」


【鋼の意志】

・吹っ飛ばされるようなやばい攻撃を受けても、気絶しない。
・TP消費「2点」


【倍返し】.

・相手から受けた傷を倍にして返そうとする。……だが倍にはならない時も。
・TP消費「15点」


【痛覚遮断】

・出血している時のみ使用可能。
・吹っ飛ばされない攻撃ならそのまま攻撃する。
・TP消費「5点」

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/11(金) 23:36:13.29 ID:EoV7oX3Oo<>
〈特殊技能の発動条件〉


【見切り】

・意識が飛びさえしていなければ、どんな状況でも使用可。


【激昂】

・攻撃を2度受けてから使用可能。また一度に7点以上削られても使用可能。


【騙し討ち】

・どんな状況でも使用可能だが、自由記述に大きく左右される。


【鉄の意志】

・多少無理な体制からでも発動可。


【痛覚遮断】

・出血している時のみ使用可能。


【発狂】

・死にかける。
・精神が危うい者しか使えない。


【倍返し】

・攻撃を一度以上受けてから使える。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/11(金) 23:36:54.47 ID:EoV7oX3Oo<>
〈シャドが使える基本戦術〉


【騙し討ちによる奇襲】、【相手の隙を狙う追撃】

【一発逆転を狙う激昂】、【相手の攻撃に備える見切り】

【出血した時に痛覚を鈍く】


……以上の5つです。

自由記述でどの様にも闘えます。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/11(金) 23:37:39.12 ID:EoV7oX3Oo<>
〈質問に対する過去の回答〉


Q1. 特殊技能は1回の行動で複数使えるのでしょうか

A1. 1行動に付き1回が原則ですが、攻撃と防御行動の両方で矛盾が生じないと思える場合、該当時にそれぞれ技能を発動させられます。


【例】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

○―「挑発」をワンに発動。首狙いの攻撃をワンが取った場合にのみ見切りを発動させる。

○―ワンの攻撃を見切るのに専念。見切った際の反撃に「追撃」を使用。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


Q2. .闘士の序列が上がると給料上がる以外で何かあるの?


A2. .奴隷の身分では無い自由人にはあまり関係がありませんが、住環境が良くなり、個人の発言力が上がります。
   集団部屋→個室→鍵の付いた個室→他を超える設備の部屋へ等々……。

   人気があれば、有志によって墓を立ててもらえる……というような変化があります。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/11(金) 23:39:52.18 ID:EoV7oX3Oo<>
最後に過去スレを張って終了。

長いのは最初だけで、必要な時には引用するので許してね。


1スレ目

【安価】闘士グラディエーター
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493175232/


2スレ目

【安価】闘士グラディエーター
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1497717836/

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/11(金) 23:57:11.75 ID:EoV7oX3Oo<>
###########―現在の情報まとめ―################


・ホリィと戦闘中


・闘技場では八百長試合が行われている。 〔オウガも一応知っているが……〕

・ティトス食堂は銅貨5枚。……宿を利用した時は、銅貨1枚。

・フラウィウス食堂は銀貨1枚。

・受けた傷を専門家に詳しく説明すると、回復量にボーナス。

・武器を落とすと、拾うまで攻撃判定が減る。

・【複合施設】では争いを持ち込まない

・闘力が「0点」を下回ると、人体に悪影響。

・第二回優勝者は歴史に存在を否定された。

・バシクスは軍隊に混じって戦争をしている。

・第一回優勝者は反乱を起こした事実がある。



・オウガは食事に関する話題が好き。

・サビニアは微温浴が好き。

・ラディーは入浴する事自体が好き。

・サビニアは”時間のある時”にしか、込み入った話はしない。

・オウガは仕事の話が好きじゃない。

・不気味な置物を失くした。

・綺麗な金貨を拾って宿屋の女主人に渡した。

・不気味な置物が床に落ちていた。

・ラディーはシャドの子供を身籠った。


#################################### <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/12(土) 08:10:07.15 ID:LnEF0Lzd0<> カンジはホリィをやっちまうことを期待してるのか?(´・ω・`) <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 18:54:16.19 ID:730xIf5Wo<> 私用により更新を2時間繰り下げさせて頂きます。
再開の予定は 08/13 2100〜 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 21:01:56.56 ID:730xIf5Wo<>

「このまま…生きていても……どんな目に……遭うか…解らない」

「……ならばいっそ……お前の手で俺を殺してくれ」

(兄さん……)


「……頼む」

「そんな、そんなの……出来る訳ないだろッ!」

「僕は兄さんを探しに来たんだ! 生きてて欲しいんだ!」


君は胸に込み上げる感情を、兄へと向ける。

その言葉に兄は、微笑みを浮かべた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 21:09:22.25 ID:730xIf5Wo<>

「お前は優しいな……」

「だが……試合に負けた俺を、奴らが生かしてくれるとも……思えない」

「そいつらがなんだ!? 僕がどうにかしてやる!」

「……後悔するぞ?」

「ここで兄さんと一生別れるのに比べれば大した事じゃない!」

「…………」


荒く呼吸をしていた兄は黙り込む。

その顔をじっと見ていた君は、彼の瞳が揺れている様に見えた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 21:13:07.49 ID:730xIf5Wo<>

「お前が……そこまで言うなら……解った」

「!」

「この試合は……ひとまず降参する…」

「その後で……お前とまた会えるのを……待っているぞ……」

「ああ……! 絶対生きていてもらうからな!」


兄は審判に向かって、降参の意志を示す。



……君の勝利だ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 21:21:18.75 ID:730xIf5Wo<>
―【最終結果】―――――――――――――――――――――――

ホリィ
―03/55 闘力 -5 〔出血中〕
―04/10 GP
―00/30 TP
―――――――――――――――――――――――――――――
シャド
―14/56 闘力
―04/10 GP
―16/42 TP

―【目的】―――――――――――――――――――――――――


○―”シャドが「瀕死の状態で見切り」を使って「ホリィを倒す」”

○―”シャドの闘力が【5%を下回らない状態で勝利】する”

○―”シャドの「TPを12以下」にしない”

×―”シャドの攻撃判定で【奇数ゾロ目】を出す”

○―”ホリィの【闘力が-7を下回らない様に】して倒す”

○―”ホリィの「再起を二度」見る”

×―”ホリィの「挑発に2回」かかる”


―【最終成長判定】―――――――――――――――――――――

00〜20 … 3点+
21〜40 … 2点
41〜60 … 4点++
61〜80 … 1点
81〜99 … 2点


下1 「闘力」成長判定

下2 「TP」成長判定
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/13(日) 21:25:21.62 ID:ezT7DUXYo<> お <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/13(日) 21:53:50.64 ID:aVhBsjFA0<> は <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 22:05:23.46 ID:730xIf5Wo<>
【キャラシート】――――――――――――――――――――――

【二刀闘士シャド】 男

―14/57 闘力↑ 〔56→57〕
―04/10 GP
―16/43 TP↑   .〔42→43〕


【特徴】

黒髪
動体視力が高く俊敏
運が良い(奇数)
並より大きい胃袋(81)
身体が頑丈
威圧感


【特殊技能】

「見切り」、「激昂」、「騙し討ち」、「追撃」、「痛覚遮断」、【危険察知】

―――――――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 22:07:48.19 ID:730xIf5Wo<>

兄は引き摺られるようにして連れていかれた……。

場内に突き刺さる一対の剣を手に取り、君もその場を去った。


★武器「マインツグラディウス」、「ポンペイグラディウス」入手!


―〔マインツグラディウス〕――――――――――――――――――

切れ味の鋭い業物。名前に付いている地方で生産された。
剣としての性能は、直撃した者の四肢を吹き飛ばすほど。

・攻撃値 「5点」

―〔ポンペイグラディウス〕――――――――――――――――――

切れ味鋭い業物。名前に付いている地方で生産された。
普通のグラディウスとは違い、相手を裂傷させる事に特化している。

・攻撃値 「5点」

――――――――――――――――――――――――――――― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 22:20:41.23 ID:730xIf5Wo<>

……控室に戻った君は、装具を脱いで木箱に押し込む。

椅子に座って応急処置を施し、傷だらけの身体を弛緩させる。


酷い怪我を負わせてしまったが、目的の兄と再開する事が出来た。

治療をした後に会いに行こう。

まずは医務室だ。


君は立ち上がり、控室から去った。


―――

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 22:23:06.94 ID:730xIf5Wo<>

「……よくやったな。シャド」

「オウガさん」

「お前に【伝える事】がある」

「これからしばらくの間、お前の【試合は組まない】」

「何故ですか?」

「……悪いが、俺からは何も言えねぇ」

「………」

「治療に行くんだろ? ……行ってこい」


……何故かは解らないが、闘技場での【試合がしばらく無い】らしい。

オウガから意味深な事を聞いた君は、訝しがりながらもその場を離れた。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 22:26:45.04 ID:730xIf5Wo<>

君は試合で受けた傷を癒す為に、医務室へとやって来た。


……薬品の強烈な臭いが鼻を刺激する。

室内は暗く「彼女」が見当たらない。


君はこの医務室において、どんな行動を起こす?



下1 自由記述

(声をかけたり、自分で治療を試みてもいい。 自分で治療するならば「2D10/4」で判定)


【このレスで状況判定。「10以上」ならばサビニアが兄に治療を施している】
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/13(日) 22:31:07.82 ID:ezT7DUXYo<> いつも通り声をかけて待つ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 22:37:13.25 ID:730xIf5Wo<>
【状況判定】   〔10+4=14 ……目標値越え〕
――――――――――――――――――――――――


「……………」

「……………待とう」


君はこの部屋に備え付けられた椅子に座った。

……彼女が来るまで待つ事を選択したのだ。

―――



「………ふぅ……あら?」

「どうも。サビニアさん」

「貴方も大怪我なのね……ハァ……」


露骨な溜息を吐かれた。

僕が一体何をしたと言うのだろうか。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 23:03:34.07 ID:730xIf5Wo<>

「あぁ……ごめんなさい。重傷者がさっき運び込まれて来たのよ」

(! それって……)

「金髪の男ですか?」

「そうそう……貴方に何処となく似てる……」

「ま、彼の治療は無事に終わったから、別に今はどうでも良いわ」

(……良かった)

「今度は貴方の番ね。…とっとと服を脱ぎなさい」


服を脱いだ君に、サビニアは治療を施す。

薬が傷に染みる……。



……治療を受けている間に、彼女と何か話をしようか?


下1〜2 自由記述or選択肢 〔このレスに近いコンマを採用〕


――【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


★ ― 「治療していた男の容態はどうでしたか」   サビニア「安静にしてれば数日で動ける様になるわ」

■ ― 「今日は好きな物を食べても大丈夫ですかね」   サビニア「うーん。食べる元気があるなら良いけど……」

● ― (サビニアさんも意外とおっきいな……)

▼ ― 「……変な傷ね? 血が全然固まってないわ」   シャド「……?」

◆ ― 「貴方もこの傷で、よく動けたわね……」   シャド「頑丈なのが取り柄ですから」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/13(日) 23:05:36.80 ID:XBthDdOr0<> ★ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/13(日) 23:07:47.71 ID:HpTCotUZO<> ★ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 23:15:52.11 ID:730xIf5Wo<>

「治療していた男の容態はどうでしたか」

「そうね。安静にしてれば数日で動ける様になるわ」

「そうですか……」


出血も酷かった筈だが、彼女はどうやって治療したのか。

……ともかく君の兄は助かった。今はそれを喜ぼう。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 23:23:23.35 ID:730xIf5Wo<>

「随分貴方も強くなったわね」

「そう思いますか?」

「ええ。今なら貴族に【高く売れる】んじゃないかしら」

「【売り込む】って……僕はそんな気は無いですよ」

「…………意味が解ってないようね」ボソッ

「……何か言いましたか?」

「何でもないの。気にしないで」


サビニアは手を止める事無く治療をしている。

彼女の言葉に何処か引っかかる部分があったような……。


……治療を受けている間に、彼女と何か話をしようか?


下1〜2 自由記述or選択肢 〔このレスに近いコンマを採用〕


――【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


★ ― 「そういえば、なんで治療をしてくれるんです?」   サビニア「それはね。貴方の身体が目的なの」

■ ― 「今日は好きな物を食べても大丈夫ですかね」   サビニア「うーん。食べる元気があるなら良いけど……」

● ― (サビニアさんも意外とおっきいな……)

▼ ― 「……変な傷ね? 血が全然固まってないわ」   シャド「……?」

◆ ― 「貴方もこの傷で、よく動けたわね……」   シャド「頑丈なのが取り柄ですから」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/13(日) 23:24:59.37 ID:ezT7DUXYo<> ◆ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/13(日) 23:35:17.90 ID:qCrNSlm70<> ★ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 23:39:56.60 ID:730xIf5Wo<>

「貴方もこの傷で、よく動けたわね……」

「頑丈なのが取り柄ですから」

「……そうだったわね」

「?」

「本当に、貴方が頑丈で良かったわ……」


サビニアは声のトーンを落として呟く。

今の話に何か思うところがあったのだろうか。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/13(日) 23:46:31.56 ID:730xIf5Wo<>

「部屋に入ってすぐに思ったんですけど……」

「今日は何時もより【臭いが籠って】ますよね」

「……そうね。【薬を多く使った】からかしら」

「そうなんですか……」


サビニアの治療はまだ終らない。

彼女の言葉は、表面的には普通なのだが……。


……治療を受けている間に、彼女と何か話をしようか?


下1〜2 自由記述or選択肢 〔このレスに近いコンマを採用〕


――【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


★ ― 「そういえば、なんで治療をしてくれるんです?」   サビニア「それはね。貴方の身体が目的なの」

■ ― 「今日は好きな物を食べても大丈夫ですかね」   サビニア「うーん。食べる元気があるなら良いけど……」

● ― (サビニアさんも意外とおっきいな……)

▼ ― 「……変な傷ね? 血が全然固まってないわ」   シャド「……?」

◆ ― 「治療に使っている薬品って、どんな物なんですか」   サビニア「フフッ……とても良い物よ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/14(月) 00:02:46.92 ID:Zp+5yW18o<> ★ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/14(月) 00:20:28.27 ID:ShxIGkdS0<> ▼  <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/14(月) 00:43:38.94 ID:duUmVoDYo<>

「……変な傷ね? 血が全然固まってないわ」

「……?」


サビニアが不思議そうにしている。

血が固まらないとは、どういうことなのだろうか。


「貴方の対戦相手だけど…」

「……もしかして、武器が濡れてたりしなかった?」

「ええ!? いや、そんな事は……」


そんな場所を気にしてはいなかったので、君は返答に困った。

闘い終りに拾った武器は、血に濡れていたのでまるで解らない。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/14(月) 00:55:30.38 ID:duUmVoDYo<>

(………抗凝血作用のある薬品でも塗り付けてたようね……)

「…まぁ、どちらでもいいわ」

「ここは念入りに洗浄しておくから。……痛むとは思うけど、我慢してね」

「わ、解りました」


君の脳に傷を抉るような痛みが走る。

彼女の治療は、もうそろそろで終わりそうだ。


……治療を受けている間に、彼女と何か話をしようか?


下1 自由記述or選択肢


――【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


★ ― 「そういえば、なんで治療をしてくれるんです?」   サビニア「それはね。貴方の身体が目的なの」

■ ― 「今日は好きな物を食べても大丈夫ですかね」   サビニア「うーん。食べる元気があるなら良いけど……」

● ― (サビニアさんも意外とおっきいな……)

▼ ― 「傷が癒えるまでは、公衆浴場に入るのは止めておきなさい」   シャド「駄目なんですか?」

◆ ― 「治療に使っている薬品って、どんな物なんですか」   サビニア「フフッ……とても良い物よ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/14(月) 00:58:24.60 ID:duUmVoDYo<>
安価を投げた所で今日はここまで。 安価範囲なら下とします。

この物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。

前スレも>>1000を採用しますので、気軽に雑談などで埋めて結構です。


次回の更新は 08/14 1100〜
               or
             08/14 2100〜 を予定しています。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/14(月) 01:00:40.45 ID:Zp+5yW18o<> おつ
これ試合後に能力アップ判定あったってことは試合以外の戦闘があったりするのかな…

★ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/14(月) 06:07:40.02 ID:j6b5iHn0O<> ★ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/14(月) 22:11:00.51 ID:SaNFmVvqo<>

痛みが大分引いて来たので、君は長らく疑問に思っていた事を彼女に聞いてみた。


「そういえば、なんで僕を治療してくれる気になったんです?」

「それはね。貴方の身体が目的なの」

「えっ」

「別に変な意味じゃないわよ」

「……すみません」


少しばかり邪な事を考えてしまった。

こんな事を考えるのも、疲れてるからだろうか。
<> 遅くなりました。今から再開します 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/14(月) 22:14:27.82 ID:SaNFmVvqo<>

「強いて言うなら……医者として、経験を積めそうだと思ったからね」

「経験ですか?」

「そう。直ぐに壊れないから、治療の練習に良いかなって」

「えぇ……」

(それって僕の身体で、実験をしている様にも聞こえるんですけど……)

(…いや、でも……うーん)


彼女の行動を考えると、どうにも否定しきれない。

結局、曖昧な返答しか君は返せなかった。


下1 治療結果 〔2D10+4で判定〕
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/14(月) 22:21:36.60 ID:1RvKsxt7O<> 体液は何につかうんですかねぇ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/14(月) 22:29:29.47 ID:SaNFmVvqo<>
【現在値】――――――――――――――

シャド
―34/56 闘力 〔14→34〕
―04/10 GP
―36/42 TP   .〔16→36〕

【医師の治療】 (6+10+4=20)
――――――――――――――――――


「はぁ……治療もこれで終りね」

「ありがとうございました」

「お礼なんて良いのよ。また【頼み事】をするだけだし」

「……はい」


彼女に過激な事をお願いされるかもしれない。

そう思った君は、少しばかりの期待と僅かな不安を覚えた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/14(月) 22:47:34.64 ID:SaNFmVvqo<>

「サビニアさん。一つ伝えたい事があるんです」

「何かしら?」

「その、僕は試合がしばらくないという事を……」

「へぇ?」


サビニアが次の言葉を促している。

特にそれ以上言う事が無い君は、困った顔を浮かべた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/14(月) 22:48:41.55 ID:SaNFmVvqo<>
「えーっと………それだけです」

「……そう。解ったわ」

「やけにあっさりした反応ですね?」

「貴方は、私が『もっと怪我しろ!』 ……なんて言うと思う?」

「あんまり……」

「試合が無いなら私が見なくても良いわよね?」

「恐らく」

「……今日治療した箇所が疼くようなら、その時だけは見てあげるわ」

「よろしくお願いします」

「じゃあね。お大事に」


そんな会話を彼女と最後に交わし、君は医務室から立ち去った……。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/14(月) 22:58:24.04 ID:SaNFmVvqo<>

……君は今日から自由に行動できる。

好いている者と話したり、食事を楽しんだり……残された時間を楽しんでくれ。


君が【一定回数行動】すれば【物語も終る】。

それまでの間は何も考えず【遊びほうけたって】いい。

ただ【長生き】したいなら、【妙な事】をしなければいい。


さあ、君のしたい事を教えてくれ。


下1〜2 自由記述

(何もしなくても本当に終ります。何かすれば、ここから変化を望めます。それが良い結果になるか解りませんが……)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/14(月) 23:25:24.76 ID:u6KMDYeKo<> 兄の様子でも見に行ってみるか <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 00:06:43.73 ID:25l7WPSAo<>
話しの途中ですが今日はここまで。 安価範囲なら下とします。

この物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 08/15 1100〜
               or
             08/15 1900〜 を予定しています。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>sage<>2017/08/15(火) 00:11:59.60 ID:25l7WPSAo<> やっぱり自由記述より選択肢の方が良いんですかね……? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 00:19:52.08 ID:eebYRyGFo<> おつ
選択肢と自由記述の併用とかか
まぁ>>1の負担は増えるけど <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 13:33:27.04 ID:+xpSI3oJO<> 乙
見てるだけの人も結構いるんじゃない
ラディーさんの時はかなり一杯いたし <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>sage<>2017/08/15(火) 19:10:11.52 ID:25l7WPSAo<>

(兄さんの様子でも見に行こうか……)


君は踵を返し、医務室へと戻った。

―――



「……何か忘れ物かしら?」

「いえ。僕の前に治療していた男が少し気になったので」

「そう……奥から二番目の所にいるわ。好きになさい」

「ありがとうございます」


サビニアは何の躊躇いもなく場所を教えてくれた。

もし僕が悪意を持ってたら、どうしたんだろうか……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>sage<>2017/08/15(火) 19:24:15.32 ID:25l7WPSAo<>

「ここか……失礼します」


布の仕切りを手で押しのけ、中へと立ち入る。

寝台の上で横になっている男が一人。

……君の兄に間違いない。


(安静にしておけって、サビニアさんが言ってたけど……)

「……兄さん。大丈夫か?」

「…………」


返事は返ってこない。

呼吸はしているので生きてはいる筈だが……。



……君は自分の兄に対して何を思う?


下1 選択肢or自由記述   +状況判定 〔2D10で判定。目標値は「13以上」で〕


―【選択肢の場合】――――――――――――――――――――――――――――――――


★ ― (思ったよりも弱かったな……兄さん)

 →【★を選んだ場合、このレスで2D10の追加判定。「15以上」だと兄が起きる】

◆ ― (酷い怪我だ。僕がやった物もあるけれど、薄く残ってる傷が多い……)

● ― (……目の周辺が爛れてる。どこの誰がやったんだろうか)

■ ― (薬品臭い……何を使ったんだ?)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 19:26:45.56 ID:25l7WPSAo<> おっとsageの外し忘れだ
これは安価に含まず下へ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 19:26:55.59 ID:6CkBTphwo<> ◆ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 19:36:13.39 ID:25l7WPSAo<>
【状況判定】 (5+9=14 結果……目覚める)
―――――――――――――――――――――――


(酷い怪我だ。僕がやった物もあるけれど、薄く残ってる傷が多い……)

(……兄さんは何度闘ったんだろう)


君が兄に対してそう思っていた時だった。


「……ぅう」

「兄さん! 大丈夫か!?」

「うるさいな……寝かせてくれ」


兄は目を瞑ったまま煩わしそうに反応をする。


「兄さん。もしかして寝ぼけてるのか?」

「寝ぼけてる訳じゃ…無い」

「はぁ…良かった。生きてたんだね」

「……当たり前だ。あれで死んだら……笑い話にもならんだろ?」


兄は君が居る事をはっきりと認識している。

軽口を喋るぐらいには元気そうだ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 19:49:14.32 ID:25l7WPSAo<>

「……お前は大丈夫か?」

「十分動ける。激しい運動を控えるようにとは言われたけどね」

「そうか……」


兄の口元が僅かに上下した。

君を心配してくれていたのかも知れない。


「兄さん。今話をしても大丈夫かい?」

「問題無い。……何を話すんだ?」



……兄と何を話そう。


下1〜2 (このレスに近いコンマを採用)

選択肢or自由記述   +状況判定 〔2D10で判定。目標値は「18以上」で〕


―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


★ ― 「兄さんはこれからどうするつもりだ?」   ライト「怪我が治るまで動けんからな……」

 →【★を選んだ場合、このレスで追加判定。2D10の結果によって、兄から4通りの返答が返って来る】

◆ ― 「治療はどんな感じだった?」   ライト「……最悪だった。生きた心地がしなかったな」

● ― 「目は完全に見えないのか?」   ライト「そうでもない。微かに見える部分もある」

■ ― 「この部屋、薬品臭いな……」   シャド「そうだね。何時もそう思ってる」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 19:56:16.23 ID:+xpSI3oJO<> ◆ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 20:03:51.21 ID:WxdXOdEkO<> ★ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 20:15:49.06 ID:25l7WPSAo<>
【状況判定】 (2+3=5 結果……何もなし)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「治療はどんな感じだった?」

「……最悪だった。生きた心地がしなかったな」


兄は心底嫌そうな声を上げた。

サビニアはどんな治療を施したのやら。


「最初は出血している場所に刺すような痛みが走った」

「その後は肉が引っ張られる感覚がして……」

「ま、待った、待った!」

「どうした? お前が聞いたから、詳しく話してるんだが……」

「その話を聞くと気分が悪くなりそうだ。……やっぱり無しにしてくれ」

「そうか。……まあいい」

(ホッ……助かった)


君は兄が黙ったのを見て安堵した。

細かな部分を聞くと、食事が食べられなくなるかもしれない。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 20:21:39.11 ID:25l7WPSAo<>

「兄さん。チーズは好きかい?」

「何だ? 藪から棒に」

「いや、ちょっと気になっただけだよ」


カンジから聞いた情報を君は思い出す。

奴の話し通りなら、兄はチーズを食する筈だ。


「日に一度は食べていた」

「そうなんだ」

「これから数日は食べられんがな。……それが残念だ」

「元気になりさえすれば、幾らでも食べられるよ」

「……そうだな」


君は兄と取り留めも無い話をした。

早く元気になってくれるといいのだが……。



……続けて兄と何を話そう。


下1〜2 (このレスに近いコンマを採用)

選択肢or自由記述   +状況判定 〔2D10で判定。目標値は「18以上」で〕


―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


★ ― 「兄さんはこれからどうするつもりだ?」   ライト「怪我が治るまで動けんからな……」

 →【★を選んだ場合、このレスで追加判定。2D10の結果によって、兄から4通りの返答が返って来る】

◆ ― 「早く治ると良いね」   ライト「どうだろうな。……俺も出来るだけ努力はする」

● ― 「目は完全に見えないのか?」   ライト「そうでもない。微かに見える部分もある」

■ ― 「この部屋、薬品臭いな……」   シャド「そうだね。何時もそう思ってる」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 20:26:34.34 ID:6CkBTphwo<> ● <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 20:32:28.96 ID:MmZ2Z22AO<> ??
部屋を近くに越して貰うとかできるのか?
出来ればこれから一緒に過ごしたい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 20:33:31.83 ID:MmZ2Z22AO<> また??になってるし
上から2番目です <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 20:41:14.58 ID:bdRTNWJro<>

君は何気ない質問を兄に投げかける。


「…僕の部屋近くに越して貰ったりできないかな?」

「どうしてだ?」

「出来れば一緒に過ごしたいんだ」

「傷が治ったらな。今は碌に動けんから無理だな」

「……早く治ると良いね」

「どうだろうな。……俺も出来るだけ努力はする」


兄は肯定的に捉えている。

君の望みも遠くないうちに叶うだろう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 20:48:18.95 ID:bdRTNWJro<>
【状況判定】 (9+6=15 結果……何もなし)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「それにしても」

「何だい?」

「……強くなったな。昔は俺に付いて回ってたのに」

「それは昔の話だろ? あれから何年経ったと思ってるんだよ」

「ハハッ……そう、だよな」


兄の声が少しだけ小さくなった。

弟に負けて悔しかったりするのだろうか。



……兄と何を話そう。


下1〜2 (このレスに近いコンマを採用)

選択肢or自由記述   +状況判定 〔2D10で判定。目標値は「16以上」で〕


―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


★ ― 「兄さんはこれからどうするつもりだ?」   ライト「怪我が治るまで動けんからな……」

 →【★を選んだ場合、このレスで追加判定。2D10の結果によって、兄から4通りの返答が返って来る】

◆ ― 「あれから村はどうなった」   シャド「人も少しは増えて、活気が戻ってきてた……かな」

● ― 「目は完全に見えないのか?」   ライト「そうでもない。微かに見える部分もある」

■ ― 「この部屋、薬品臭いな……」   シャド「そうだね。何時もそう思ってる」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 20:51:04.95 ID:6CkBTphwo<> ◆ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 21:04:53.11 ID:+xpSI3oJO<> ★ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 21:12:11.78 ID:bdRTNWJro<>

「あれから村はどうなった」

「人も少しは増えて、活気が戻ってきてた……かな」

「それは……良い事だな」

「うん。そうだね」


兄は村から飛び出ても故郷が気になっていた様だ。

幼少期の記憶があるのだからそれも当然か。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 21:15:50.76 ID:bdRTNWJro<>
【状況判定】 (9+5=14 結果……何もなし)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「村に帰れたら、チーズでもまた作るか」

「楽しみだね」

「取ったりするなよ?」

「それは約束出来そうに無いかな」

「お前なぁ……」


至って普通な会話。

それでも、心の奥底に充足感を感じる。

君が望んでいたのは、こういった家族との何気ない物だったようだ。



……兄と何を話そう。


下1〜2 (このレスに近いコンマを採用)

選択肢or自由記述   +状況判定 〔2D10で判定。目標値は「15以上」で〕


―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


★ ― 「兄さんはこれからどうするつもりだ?」   ライト「怪我が治るまで動けんからな……」

 →【★を選んだ場合、このレスで追加判定。2D10の結果によって、兄から4通りの返答が返って来る】

◆ ― 「何か欲しい物はあるか」   シャド「僕? 特には無いけど……」

● ― 「目は完全に見えないのか?」   ライト「そうでもない。微かに見える部分もある」

■ ― 「この部屋、薬品臭いな……」   シャド「そうだね。何時もそう思ってる」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 21:18:14.21 ID:+xpSI3oJO<> ★ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 21:32:01.24 ID:MmZ2Z22AO<> 星は会話が終わりそう
上から2番目で <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 21:42:23.57 ID:bdRTNWJro<>

「そう言えば兄さん。これからどうするつもりなんだ?」

「怪我が治るまで動けんからな……」


 【兄の返答】 (7+6=13)


「しばらく俺は、噂話でも聞いているとしよう」

「ここで……?」

「人の出入りが多ければ、それだけ聞けそうだからな」

「……うーん」


君は反論を口にしなかった。

兄がふざけている様子はないし、出来る事もそう無い。

行動を起そうにも起こせないのだ。……たぶんこれがベストだろう。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 21:58:03.16 ID:bdRTNWJro<>

「なぁ……シャド」

「なんだい?」

「俺は傷が治ったら……さっさとこの場所から離れたい」

「どうして」

「言ったろ? もう村を襲った奴は居ない。死んだんだ」

「でも、兄さんの目は……」

「……仕方なかったんだ。手を出さなければこうはならなかった」

「そんな……」


兄は君を諭すように喋っている。

目を焼かれたと言うのに、それを水に流せるのか。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 22:03:28.20 ID:bdRTNWJro<>

「このまま居れば、貴族が口封じに来るかもしれない」

「俺はそうなる前に逃げ出そうって考えてるんだ」

「………」

「一応聞いておくが、お前はどうしたい?」

「僕は……」


下2 重要な選択肢 【危険】


―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「村に帰ろう。……僕は今までの生活と同じでいい」

■ ― 「兄さんと同じ目に遭わせるんだ。僕はそいつを絶対に許す気はない」 【!】

● ― 「別に僕はこの場所でも暮らせると思うんだ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 22:06:07.35 ID:6CkBTphwo<> 村に帰るにしてもなんとかラディーさんも連れていけんものか
安価↓ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 22:22:59.36 ID:8jEFDV5MO<> ★+ラディーを連れて帰るのが無難なんだろうなー。
ただ、●の方がらしい気はする。

■は危険な選択肢ってあるわけで、ないな。
この話の闇の部分は、シャド君が手出しする話ではなさそう。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 22:28:41.44 ID:bdRTNWJro<>

……君の行動はまだ【一回目】。

案ずる事はない。思うままに動けば良い。

愛する者も連れて帰る事だって出来るだろう。

長生きしたければ、妙な事をしなければいい。


兄が言っている事を鵜呑みにする必要もないが……。

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 22:39:33.23 ID:8jEFDV5MO<> 本当はバシクスを探し回ったりするのがらしいんだろうけどねえ。
多分、そういうルートじゃないんだろうね。どこで分岐したのかは知らないが。

ちょこちょこ戦いながら、闘士として名を残して後継を育てるぐらいが、シャド君の生きざまなのかなあと。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 22:42:40.85 ID:bdRTNWJro<> 皆さんの中の誰かがしれっと危険な選択肢とってもいいんですよ?
まだ安価は確定してないので一応言っておきますが……

>>83
かなり序盤のバシクスが消える前から分岐してます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 22:55:53.85 ID:8jEFDV5MO<> >>84
そうなのか。完走後に少し種明かししてくれると嬉しい。

あと、これ多数決の方がよくないかな?
危険と思われる■はもちろん、●も怖いという人いそうだし。

とりあえず俺は上にある通り●。一闘士として生きるのがらしいと思うので。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 22:59:34.61 ID:bdRTNWJro<>
まあまあ重要ですからね……

では>>79の選択肢は【3票先取】で決定しましょうか

此処から下のものをカウントします
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 23:00:53.38 ID:6CkBTphwo<> 以前ラディーに田舎の景色を見せたいみたいなこと言ってたし★ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 23:22:30.83 ID:YwGeNW+g0<> ↑で
これが終わったら2代目主人公になるのかな? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 23:30:43.96 ID:+xpSI3oJO<> ●で
筋肉貴族を後ろ楯になってくれればさらに問題ないんだが <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 23:35:43.55 ID:9fqqjp4c0<> ■じゃないならどっちでもありなのかなぁ・・・もう3票たまったか? <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 23:37:50.03 ID:bdRTNWJro<> ●と★が二票で、■が一票ですか
三票はちょっと欲張り過ぎましたかね……

>>88
次作のデータをちょっと作ってるんですよ
なので素直に2代目へ行くかは怪しいです
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/15(火) 23:42:05.28 ID:9fqqjp4c0<> >>91 今まだそんなに票は入ってない気が?
ラディーさん闘技場に住んでて子を埋めるんだろか?引退とかがあるならまだしも。★で <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 23:44:26.45 ID:bdRTNWJro<> >>92
申し訳ございません■は空目しました ★2の●1でしたね

3票入ったので星に決定をば <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 23:50:24.99 ID:bdRTNWJro<>

「村に帰ろう。……僕は今までの生活と同じでいい」

「無理はしなくて良いんだぞ?」

「いや。兄さんの方が辛い筈だから、これで良いんだ」

「そうか、そう言ってくれると助かる」


兄の傷が治ったら、此処から離れる事を選択した。

この選択は間違いじゃ無い筈だ……。

君はそう思い込み、自分の選択に疑問を抱くことを止めた。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 23:57:04.43 ID:bdRTNWJro<>

「長く話したね。僕はそろそろ帰ろうと思う」

「ああ。気を付けて帰れよ」

「ありがとう……話が出来て嬉しかった」

「俺もだ」


君は兄と別れの挨拶を交わし、仕切られた部屋から出る。

そのまま医務室を出ようとした所で……。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/15(火) 23:58:15.80 ID:bdRTNWJro<>

「随分長かったのね?」

「サビニアさん……」


女医が話しかけて来た。

事務作業をやっていた様で、机には紙が散らばっている。


「そうですね。つい話し込んでしまいました」

「……そんなに面白い子だった?」

「はい。とても」

「そう」


サビニアはその言葉を最後に、君から目を外した。

……彼女にしては珍しく露骨な反応だ。


君はそれを意に介さず、その場から立ち去った……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/16(水) 00:08:52.35 ID:ypR6hvL+o<>

今は午後の【5時】。

……君は自由に行動できる。

好いている者と話したり、食事を楽しんだりも可能だ。


君が【一定回数行動】すれば【物語も終る】。

それまでの間は何も考えず【遊びほうけたって】いい。

ただ【長生き】したいなら、【妙な事】をしなければいい。


……さあ、君のしたい事を教えてくれ。


下2 選択肢or自由記述

(何かすれば、ここから変化を望めます。それが良い結果になるか解りませんが……)



―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「誰かと話をしよう」

 →【★を選択する場合、「キャラを指定」されたし】


● ― 「安心したらお腹が減った。飯を食べるのが先だな」

 →【●を選択する場合、「何処で食べるか」指定されたし】


◆ ― 「……今日は疲れた。これ以上誰とも関わりたくない」

▼ ― 「身体の調子を確かめておきたい。武器を振るいに行こう」

■ ― 「こんな時間だが、図書館でも行くか……」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/16(水) 00:17:04.52 ID:tNWyOXQ6o<> いまのうちにオウガと飯でも行っておくか <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/16(水) 00:42:16.21 ID:ypR6hvL+o<>
話しの途中ですが今日はここまで。 安価範囲なら下とします。

この物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 08/16 1100〜
               or
             08/16 1900〜 を予定しています。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/16(水) 00:54:25.72 ID:ypR6hvL+o<>
―――【過去の質問等への回答、言及】―――――――――――――――――――――


>>42
闘わなければ生き残る事が出来ない時もあります。

>>46
……妙薬でも作るのではないでしょうか。

>>83
一スレ目のバシクスが残務処理やってた時と最後の質問が大きく関係してました。

>>87
それを覚えているとは正直驚きました。リアルで2ヵ月前の事ですからなおさらですね。

>>91
ここで言った次作は、同一世界での話で地方領主の話を考えております……。

>>92
ありがとうございます。(色々)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/16(水) 01:00:15.25 ID:tNWyOXQ6o<> おつ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/16(水) 19:33:43.78 ID:ypR6hvL+o<>

「安心したらお腹が減った。オウガさんと飯にでも行こうかな」


空腹を覚えた君は、オウガと食事をしようと思い至る。

彼は恐らく、今も受付に居るだろう。

そう考えた君は直ぐに受付へと向かった。

―――――
――


「オウガさんは……よしよし、居るな」


今の時間の受付周辺は人の往来が少ない。

一試合終えた者達が酒盛りをしているのだろう。


「オウガさん。お疲れ様です」

「……シャド? 俺に何か用か」

「ええ。もし良かったら飯にでもどうかと」

「お! そういう事か! ……待ってろ、直ぐに片付けるからな」


オウガは君の食事の誘いに気を良くしている。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/16(水) 19:44:53.17 ID:ypR6hvL+o<>

何かの書類があっと言う間にしまい込まれていく。

急ぎの仕事ではなさそうだが、食事を優先して大丈夫なのか。

……君は少しだけそう思った。


「…おっし、終了! さあ行こうぜ!」

「そうですね……と言いたいんですが、場所を決めてなくって……」

「それじゃあ今日は俺が提案しよう。幾つか出すから選んでくれ」

「助かります」


下1 選択肢or自由記述


―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――

★ ― フラウィウス食堂

● ― ティトス食堂

◆ ― リストランテ・アウグストス

▼ ― その辺にある出店

■ ― BAR ネロ

――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/16(水) 19:47:04.86 ID:8L2HX4+co<> ★ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/16(水) 20:04:42.51 ID:ypR6hvL+o<>

「では……フラウィウス食堂で」

「そんじゃあ行くか。場所は勿論解るよな?」

「ハハ、そりゃもう何度も行ってますからね」


君達は横に並んで談笑しながら食堂へと歩く……。

―――――
――


〈フラウィウス食堂〉


入口に近づいて来るにつれ、食堂内から芳しい匂いが漂ってくる。

……これは肉が焼ける匂いか。


「オウガさんいらっしゃい! 今日はお二人かしら?」

「おう! そんとおりだ!」

「それじゃあ、銀貨2枚ね」

「おうおう! 受け取ってくれや」

「オウガさん。僕の分は別に……」

「気にすんな! 今日は俺の奢りだからな!」

「……ありがとうございます」

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/16(水) 20:15:44.28 ID:ypR6hvL+o<>

食堂内はとても人が多かった。

料理を忙しそうに注ぎ足す料理人や、酒を飲んで机に突っ伏している者。

その他には、自分の武勇伝を語っている者なども居る。


「相変わらず凄い光景ですね……」

「そうか? もう慣れちまったから解らねぇや」


そんな会話を君達はしながら、奥から二番目の机を陣取る。


「さーて、今日は何を食べるとすっかな?」

「僕は……>>107が食べたいですね」


>>108

「野菜、果物、肉、魚、穀物、乳製品」の中から


【フレーバー程度に回復量が上がります。……それが使われている料理を選べば】 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/16(水) 20:33:43.51 ID:ypR6hvL+o<> >>106 文中の>>108はミス

ここから下1で再安価 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/16(水) 21:16:47.93 ID:8L2HX4+co<> 肉
連取りになるからダメなら下に <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/16(水) 22:46:48.84 ID:ypR6hvL+o<>

「僕は……肉が食べたいですね」

「そうか。なら俺も肉にするぞ!」


食べる物の傾向を決めた所で、君達は料理を取り分けに行く。

L字型の机には、窪んだ窯の様な物が嵌められている。

これは保温の為に用いられる物だ。


さて、その机に並ぶ料理は――


――――――――――――――――――――――――――――――――

@ オニオンサラダのダイスチーズ乗せ

A 白身魚の香草焼

B 豚肉の厚切りステーキ

C 大麦のミール

D 胡椒香る蒸し鳥のスープ

E 茹でてから焼いたリング状のパン

F 真っ赤なリンゴ


……がある。
――――――――――――――――――――――――――――――――

飲み物は――


1 甘〜い               【蜂蜜酒】

2 爽やかな香りの漂う    .【レモネード】

3 真っ赤な             .【ワイン】

4 独特な苦みの         【エール、ビール】

5 身体には良い         【白湯】

6 お子様でも飲める      【果実飲料】

7 ただの               【水】


……以上だ。
――――――――――――――――――――――――――――――――


料理は【2品】、飲み物は【1品】まで。

選び方は【B、D−2】と言った方法で指定してくれ。


下1 選択
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/16(水) 23:54:45.47 ID:hx50Jdfe0<> B、➄−7 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/19(土) 21:13:02.21 ID:/rekDfd1o<>

君は数多くある料理の中から――

〈豚肉の厚切りステーキ〉、〈胡椒が香る蒸し鳥のスープ〉、〈水〉を選んだ。

それらを皿に取り分けて席へ戻ると、オウガが少し遅れて戻って来た。


「おっ! お前のも美味そうだな!」

「オウガさんも同じ物を取ってるじゃないですか」

「んな事気にすんなって、それより乾杯だ! 乾杯!」

「はいはい……」


君は彼に促され、水で満たした器を持ち上げる。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/19(土) 21:13:40.94 ID:/rekDfd1o<>

「今日は、お前の勝利を記念して……乾杯ッ!」

「…乾杯!」


店内にグラス同士が触れる音が響く。

君達は器に満たした液体を、ぐっと飲み下した。


「ぷはーーっ! この為に生きてると言っても過言じゃねぇな!」


オウガの口元に泡の髭が出来ている。

君がそれを指摘すると、オウガは笑いながら手の甲で拭った。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/19(土) 21:22:23.30 ID:/rekDfd1o<>

「なぁ」

「?」

「俺を飯に誘ってくれた本当の理由は何だ?」

「えっと……」


その質問に君は少し考えた。

単に彼と食事がしたいから誘ったのか、それとも何か用があったからか。

……彼に向かって言うべき理由は何だろう。



下1 選択肢or自由記述


―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――

★ ― 「今後の事で、少し相談を……」

◆ ― 「純粋にオウガさんと飯を飲み食いしたかったからですよ」

▼ ― 「特に何も考えてませんよ?」

● ― 「ちょっと貴族に知り合いが居ないかと思いまして……」

――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/19(土) 21:27:06.43 ID:m664+2VLo<> ★ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/19(土) 21:27:12.86 ID:1H3sxlNE0<> ★ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/19(土) 21:55:15.21 ID:/rekDfd1o<>

ここで嘘を言っても仕方が無いだろう。

君は少々不安気な顔をしながら、彼に話を切り出した。


「今後の事で、少し相談を……」

「…やはりそうか。具体的に何の話がしたい?」

「そうですね……【試合が無い事】や、後は【ここを離れたい場合の手続き】とか……でしょうか」

「なるほどな」


オウガは納得したように頷き、君から目線を逸らした。

彼は少しばかり悩んでいる様にも見える。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/19(土) 21:59:50.44 ID:/rekDfd1o<>

「試合の事は、悪いがこっちの事情としか言えん。……スマンな」

「……」

「だが、もう一つは十分答えられる内容だ」

「代わりと言っちゃあ…なんだが、何でも聞いてくれて良いぞ」


君は彼に不信感を覚えたが、それを口にはしない。

とりあえず、【ここを離れたい場合の手続き】に関する質問を考えた。


下1 選択肢or自由記述


―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「今の身分は何かに影響しますか?」

◆ ― 「試合が組まれている場合、試合前にこの場から離れる事が出来ますか?」

▼ ― 「金銭は必要でしょうか?」

● ― その他

――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/19(土) 22:18:28.39 ID:PZ0SKnCp0<> ★星 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/19(土) 22:25:47.61 ID:1H3sxlNE0<> ▼ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/20(日) 22:03:44.87 ID:W6npgKqTo<>

気になった事を質問してみた。


「今の【身分】は何かしらに影響しますか?」

「…細かい所を言うなら、関係する部分はある」

「それはどういった?」

「お前は元が自由民だからな……奴隷なら、然して変わらないんだろうが」

「?」

「……奴隷の身分である剣闘士から解放されても、この国の市民権は与えられない」

「そして【市民権が無い】という事は、【人とのいざこざで不利になる】場合も多い」

「【自分より上の身分】を持つ者、そして【そいつに権力】があって、ようやく【自分の安全が保障】される」

「まぁ、簡単に言うと【奴隷に自由と安全はねぇ】ってこったな」

「そんな……」

「……と言っても」


オウガが言葉を短く切った。

君は落ち込んで伏せていた顔を、彼の方へと再び向ける。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/20(日) 22:15:41.69 ID:W6npgKqTo<>

「【辺境の村】なんかじゃ、そんなの【あまり関係無い】だろうがな」

「…なぜ?」

「【気まぐれで人が来る】以外、基本的に【国の人間が居ない】為だ」

「【自分で身を守る】事が出来れば、不便な生活であっても【身分は影響しない】」

「……参考になるかは解らんが、お前に言えるのはこれぐらいだ」

「すみません。ありがとうございます」


彼がしてくれた説明は――

【人の多い所】で生活するには【身分が大きく関係】する。

それに加えて、【後ろ盾になる力が無いと安全は保障されない】。

しかし、【村での生活】は不便だが【身分はあまり関係しない】。

【自衛手段さえあれば】暮らしていけなくもない……といった内容だった。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/20(日) 22:27:29.42 ID:W6npgKqTo<>

オウガは豚肉のステーキを豪快に齧っている。

君はスープを飲みながら、次にする質問を考えた。


……彼に聞くべきことはなんだろう?


下1 選択肢


―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「自分以外にこの場を離れた人間は居ますか?」

◆ ― 「試合が組まれている場合、試合前にこの場から離れる事が出来ますか?」

▼ ― 「金銭は必要でしょうか?」

● ― その他 (自由記述)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/20(日) 22:56:34.44 ID:N2OrjVFY0<> ★ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/20(日) 23:25:13.90 ID:W6npgKqTo<>

「オウガさん」

「ん? 何だ?」

「自分以外にこの場を離れた人間は居ますか?」

「過去に何人かは居たな。今どうなってるかはしらんが」

「…それはどういった人達で、どんな風に離れたんです?」


オウガは首を傾けて目を瞑った。

記憶を思い出そうと、考えているのだろう。


「……そうだな。1人は試合を勝ち続ける強い奴隷だった」

「そいつは勝ち得た金銭が十分に溜まると、主人に一部を渡して姿を消した」

「もう1人の奴隷は試合があまり強くなかった」

「だが商才があったのか、物の売り買いで得た金銭を使って、最初の奴と同じ様に消えた」

「おっと、そう言えば」


突然、オウガは何かを思い出したかのように喋り出した。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/20(日) 23:26:01.41 ID:W6npgKqTo<>

「女の闘士も1人居たな」

「え?」

「奴は容姿に優れていたからな、たぶんどこかの貴族にでも気に入られたんだろう」

「……恐らく他にも居たとは思うが、俺が覚えている中で思い出せるのはそいつらだけだ」

「そうですか……」


オウガの話によると、奴隷であった者が主人に金銭を支払ってこの場を離れる事が多い様だ。

最後に話してくれた内容のように、一部例外もあるようだが……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/20(日) 23:39:29.75 ID:W6npgKqTo<>

オウガは話しを止めると、空いたグラスに酒を注ぎに行った。

君も食べる手を休めて、辺りの景色を眺める。


――ワイワイ、ガヤガヤ。


屈強な男達が騒ぎ散らかす声。

闘士の利用が多いから当たり前なのだが、この世界に女性は全く居ない。

改めて君はその現状を認識した。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/20(日) 23:40:25.53 ID:W6npgKqTo<>

「ふぅ。酒を飲むのに毎回立ち上がるのも面倒だな」

「……んで、何の話だったか?」

「そうですね……」


……彼に聞くべきことはなんだろう?


下1 選択肢


―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「ラディーさんも連れて故郷へ帰りたいんですけど、彼女がするべき事はありますか?」

◆ ― 「試合が組まれている場合、試合前にこの場から離れる事が出来ますか?」

▼ ― 「この場を離れる場合、試合で積まれた賞金は幾ら貰えますか?」

● ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/08/20(日) 23:41:35.29 ID:oY0coqLs0<> ▼ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 00:06:48.62 ID:U1uqCL3Yo<>

「あの……」

「あんだ?」

「この場を離れる場合、今までの試合で積まれた賞金は幾ら貰えますか?」


君の質問に、オウガは声を小さくする。

周りに聞かれたく無い内容なのだろうか。


「んっと、払われる金額は【観客が掛けた金の大体5割】ってとこか」

「それは、多い…んですかね?」

「長く闘ってりゃ、バカみたいな金貨を貰える事だろうよ」

「僕の場合は?」


オウガが口角を吊り上げた。

……その顔は何だ。僕の稼ぎは悪いぞとでも言いたいのか。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 00:07:33.15 ID:U1uqCL3Yo<>

「遊ばなければ【5〜6年位は余裕で過ごせる額】だと思うぜ」

「それって…」

「お前の試合数にしては、かなり多い方だな」



「……因みに、いつ受け渡しをするんです?」

「そいつが【止める日に俺が受付で払う】事になってる」

「受付で?」

「そうだ。一応【多額の金銭を受け渡す】訳だからな、【用心も兼ねてる】んだろ」

「…なるほど、ありがとうございます」


彼の話は運営側の意見だから正確に違いない。

【最期に強調して言った言葉がどうも引っかかる】が……。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 00:11:58.83 ID:U1uqCL3Yo<>

「他に聞きたい事があったら、今のうちに言いな」

「うーん。そう言われましても……」


……彼に聞くべきことはなんだろう?


下1 選択肢


―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「ラディーさんも連れて故郷へ帰りたいんですけど、彼女がするべき事はありますか?」

◆ ― 「試合が組まれている場合、試合前にこの場から離れる事が出来ますか?」

▼ ― 「試合で使っていた武器は持ち帰れないんですか?」

● ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/21(月) 00:16:46.97 ID:Osmq5lQUO<> これは★しかないね。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/21(月) 00:22:08.06 ID:/0xfWC8Lo<> 相当人気あるんだねシャドくん <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 00:29:12.11 ID:U1uqCL3Yo<>

「ラディー? あいつは確か……」


下1 ダイスロール 〔2D10+1で判定。結果は「02〜20」の範囲〕


―【結果表】―――――――――――――――――――――――――

02〜03 ― 「面倒な事に、性格の悪い女が主人だったような……」

04〜12 ― 「いや、特に何もないぞ」

13〜19 ― 「お前より稼いでるからな、実際何もしなくたっていい」

  20   ― 「実はバシクスから……」

―――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/21(月) 00:31:16.68 ID:Osmq5lQUO<> 連取り可でしたっけ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/21(月) 00:31:16.76 ID:/0xfWC8Lo<> m <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 00:42:16.61 ID:U1uqCL3Yo<>

「お前より稼いでるからな、実際何もしなくたっていい」

「それを聞いて安心しました」


「……にしても、お前には驚かされたぜ」

「なにがです?」

「いやな、お前とアイツがくっつくとは全然思って無かったからだ」

「そうでしょうか」

「今だって目を疑うぜ?」

「……試しにおちょくってみたら、顔を真っ赤にして大人しくなりやがってよ」

(何やってんだよこの人……)


その光景を想像した君は、ほんの少し心が温かくなった。

君の事を思っているからこそ、そんな反応を示すのだろう。

……オウガの行動は褒められたモノでは無いが。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 00:53:36.71 ID:U1uqCL3Yo<>

「ただお前……アイツの意志は確認してるんだろうな?」

「え? それは……」


そう言えばまだ彼女にこの話をした覚えが無い。

兄と決めた事ではあるが、後で彼女にも話すべきだろう。


「まだなら、【早い内に】言っておけよ」

「あはは。言うつもりですから大丈夫ですって」

「そんなら良いがな。……【女】相手【にそういうのは気を付けろ】よ」

「えぇ……そんな【脅しみたいな事】言われても……」


オウガは自分が味わったことがあるかの様に喋る。

一体彼の過去に何があったのやら……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 01:02:29.90 ID:U1uqCL3Yo<>

「お前食べないのか?」

「いやいや、食べますって! 食べたいならまた盛ってくればいいじゃないですか!」

「まだ手は出してないだろうが……」

「やっぱり食べる気だったんじゃないですか!」

「へいへい。……なにを盛ってくるかねぇー」


オウガはさらに豚の厚切りステーキを盛っている。

彼が料理を物色している間に君は考えた。


……彼に聞くべきことは他にあるだろうか?


下1 選択肢


―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「保存食の類で良さそうな物はありますか? 帰路で食べようと思うんですけど……」

◆ ― 「試合が組まれている場合、試合前にこの場から離れる事が出来ますか?」

▼ ― 「試合で使っていた武器は持ち帰れないんですか?」

■ ― (いや、もうないな……)×

● ― その他 (自由記述)


×……オウガとの食事終了
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> >>135 人が少なければ一向に構いません 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 01:04:16.41 ID:U1uqCL3Yo<>

話しの途中ですが今日はここまで。 安価範囲なら下とします。

この物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 08/21 1300〜
               or
             08/21 2100〜 を予定しています。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/21(月) 01:09:39.47 ID:/0xfWC8Lo<> おつ
◆ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 20:58:50.48 ID:U1uqCL3Yo<>

「戻ってきましたね」

「あー、あんまし分厚いのは無かった」

「さっきより量が増えてる様な気が……」

「こまけぇ事は気にすんな!」

「えぇ……」


彼の胃袋は底なしだろうか?

ステーキもそこそこ食いでがある料理だったのだが……。

そう思ったが、別段気にせず話を再開した。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 21:24:42.69 ID:U1uqCL3Yo<>

「試合が組まれている場合、【試合前にこの場から離れる】事が出来ますか?」

「……可能かどうかと聞かれれば、それは【出来る】と言ってもいい」

「ただ、こっちの興行【収入が減る】可能性もあるからな……【少しばかりの金は貰う】」

「具体的にどの位ですか?」

「そうだな……【銀貨5枚】ってトコか」

「そこそこしますね」

「だろ?」


オウガはさもありなんといった顔をしている。

仮にも運営側の人間として、その発言は色々と大丈夫なのか。


「という事はラディーさんも?」

「もちろん試合が組まれてる。……まぁ、お前より【稼いでるから何も問題は無い】んだが」

「……そうでしたか」


あえて強調して言った部分があった様な気がする。

たぶん気のせいだろう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 21:29:51.37 ID:U1uqCL3Yo<>

君は少し冷えて、飲み頃になったスープを飲み干した。

オウガはもう2枚目のステーキを食べきろうとしている。


……彼に聞くべきことは他にあるだろうか?


下1 選択肢


―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「保存食の類で良さそうな物はありますか? 帰路で食べようと思うんですけど……」

▼ ― 「試合で使っていた武器は持ち帰れないんですか?」

■ ― (いや、もうないな……)×

● ― その他 (自由記述)


×……オウガとの食事終了
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/21(月) 21:33:02.66 ID:cAVT0MXQo<> ■ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 21:48:07.75 ID:U1uqCL3Yo<>

(いや、もうないな……)


君はこれ以上彼から聞くことは無いと判断した。


「オウガさん。僕が聞きたかった事はすべて聞けました」

「おうそうか、そんなら良いんだがな」

「今日はどうもありがとうございました」

「礼は要らねえぜ?」

「それでもです」

「相変わらず律儀なこって」


君達はそれから話を幾つか交わす。

そのどれもが、オウガから見た君の事だった。

彼はバシクスの様に君の事を目にかけていたのかもしれない。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 22:04:50.92 ID:U1uqCL3Yo<>

「そんじゃあな! 今日は楽しかったぜ!」

「僕もです。本当にありがとうございました」

「ゆっくり休めよ!」

「はい!」


オウガは背を向けて君に手を振った。

君も部屋に向かって歩き始める。


――――
――

―――――――――――
      〈自室〉
―――――――――――


君は部屋に帰ってきて、いの一番に禊を済ませた。

今日はかなり疲れているのか足がふらつく。


「もう駄目だ。……寝る」


君は寝台に転がり、大きく息を吐いた……。


(……………)

(……置物は…動いてないな)


寝台で横になった君の目に、不気味な置物が映る。

……その姿は、君が出かける前と何ら変わりなかった。



下1 夢を見るか                  (2D10で判定、目標値は【18以上】)

このレスでシャドの闘力+TP回復     (2D10+5で判定) 【端数切捨て】
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/21(月) 22:07:38.60 ID:DlNGdLaKo<> m <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 22:09:06.26 ID:U1uqCL3Yo<>
【現在値】――――――――――――――

シャド
―50/56 闘力 〔34→50〕
―04/10 GP
―42/42 TP   .〔36→42〕

【自然回復+++】 (9+2+5=16)
――――――――――――――――――


君は深く眠る。

……昨日から激戦だった為か、今日は疲れていたようだ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 22:15:38.86 ID:U1uqCL3Yo<>

夜が明けるにつれ、部屋の中に陽が差し込む。

……朝だ。【試合は当然無い】。


君は背筋を伸ばしてから身体を起こす。

水で顔を濡らして部屋の窓を開け、深呼吸。

寝ぼけた身体に、新鮮な空気を入れる。


「スーーーーーーーーッ………フーーーーーーーー」

「よし! 今日も1日頑張りますか!」
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 22:21:10.44 ID:U1uqCL3Yo<>
【一日目】


今は午前の【7時】。


……君は自由に行動できる。

君が【一定回数行動】すれば【物語も終る】。

それまでの間は何も考えず【遊びほうけたっていい】。

ただ【長生き】したいなら、【妙な事】をしなければいい。


……さあ、君のしたい事を教えてくれ。


下2 選択肢or自由記述

(何かすれば、ここから変化を望めます。それが良い結果になるか解りませんが……)



―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「誰かと話をしよう」

 →【★を選択する場合、「キャラを指定」されたし】


● ― 「味気ない食事は嫌だからな、何処かで食べるか」

 →【●を選択する場合、「何処で食べるか」指定されたし】


◆ ― 「……めんどくさい。今日は誰とも関わらないで部屋に籠ろう」

▼ ― 「身体の調子を確かめておきたい。武器を振るいに行こう」

■ ― 「こんな時間だけど、図書館にでも行こうか」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/21(月) 22:25:11.20 ID:DlNGdLaKo<> ★ラディー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/21(月) 22:41:25.86 ID:EETxrHwSO<> 上 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/21(月) 23:04:50.59 ID:U1uqCL3Yo<>

「…………」

「ラディーさんにあの話をしよう」


君は愛する彼女の部屋へと向かった……。


――――



――――――――――――
   〈ラディーの部屋〉
――――――――――――


直ぐに部屋の前に着いた。

君はノックを三度した後に声をかける。


……こんな時間だが、彼女は起きているだろうか?


下1〜2 ラディーと何を話すか

下2 状況判定 〔2D10で判定〕


―【判定表】――――――――――――――――――――――――

  02   ― 返事が無い。そして不用心な事に鍵が開いている。

03〜10 ― 彼女の声が返って来た。鍵は開いているらしい。

11〜19 ― 笑顔で彼女が扉を開けてくれた。

  20   ― 返事が無い。そして不用心な事に鍵が開いている。

―――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/21(月) 23:07:06.79 ID:DlNGdLaKo<> 剣闘士をやめて田舎に帰ろうかと思うんです
…一緒に来てくれませんか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/21(月) 23:26:50.30 ID:EETxrHwSO<> 上プラス兄が見つかり兄も一緒に連れていきたい <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/22(火) 00:07:33.87 ID:q06NM60no<>
あまり更新できませんでしたが今日はここまで。 安価範囲なら下とします。

この物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 08/22 1300〜
               or
             08/22 2100〜 を予定しています。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/22(火) 00:20:06.21 ID:VUkSr5IDo<> おつ <> 少し遅れたけど再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/22(火) 14:11:13.35 ID:q06NM60no<>
【状況判定】 (3+10=13 結果……笑顔で彼女が扉を開けてくれた)


君が声をかけてからそう経たない内に、部屋の扉が開いた。

彼女は朝からとても良い笑顔を見せてくれる。


「おはようございます。ラディーさん」

「ん……おはよう」

(さっき起きたばかりなのかな……薄着だ)

「どうした? 部屋に入らないのか」

「ああ、すみません」


思いのほか、彼女をじっと見ていた様だ。

君は促されるままに部屋の中へと入った。

<>  
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/22(火) 14:35:47.86 ID:q06NM60no<>

部屋に入った瞬間、君の鼻を甘酸っぱい香りが掠める。

すぅ……。

汗が混じった様な彼女の良い匂いがする。

横目でラディーを見ると、羞恥に染まった顔をしていた。

頬がほんのり赤くなっている彼女は、控えめに言っても綺麗な女だった。

(……いやいやいや、別に僕は彼女にこんな事をしに来た訳じゃない!)


そう思い出した君は、彼女に向き直って話を振った。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/22(火) 14:37:58.32 ID:q06NM60no<>

「今日は話があって来ました」

「そ、そうか。 それで何の話だ?」

「………」


君は間を置いてから喋り出す。


「兄が見つかったので、剣闘士をやめて故郷へ帰ろうかと思うんです」

「……僕と一緒に来てくれませんか?」

「………」


彼女は返答に悩んでいる。

君は静かに彼女の返答を待った。



下1 彼女の気持ち 〔2D10で判定〕


―【判定表】――――――――――――――――――――――――

  02   ― 「少し……考えさせてくれ」×

03〜10 ― 「その、お前と暮らしていけるなら……どこだって良い」

11〜19 ― 「……お前のしたい事を私が拒むと思うか?」

  20   ― 彼女はさっそく荷造りを始めた。

×……彼女に部屋から追い出される
―――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/22(火) 14:47:24.56 ID:drtkbrQmO<> そおい。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/22(火) 14:55:41.44 ID:q06NM60no<> ここで一旦終り。再開は今日の2100〜 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/22(火) 19:26:04.91 ID:PHjHxkISo<> えんだああああ <> ◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/22(火) 21:21:22.59 ID:q06NM60no<>
 【彼女の気持ち】 〔5+6=11〕


「……お前のしたい事を私が拒むと思うか?」

「それじゃあ……」

「ああ。お前の故郷へ私を連れて行ってくれ」

「ありがとうございます! ラディーさん」


彼女は故郷へ共に帰りたいと言ってくれた。


「ここを出る予定は何時だ?」

「それなんですけれど……」


下1 選択肢


―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「兄の傷が癒えてから直ぐにと考えています」

■ ― 「兄の傷が癒えてから少し経ってからですね」

● ― 「兄の傷が癒えてから暫くしてから……ですかね」

―――――――――――――――――――――――――――――――― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/22(火) 21:23:00.47 ID:q06NM60no<> >>165 一部修正 安価範囲なら下

■ ― 「兄の傷が癒えてから少し経ってからですね」



■ ― 「兄の傷が癒えて少し経ってからですね」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/22(火) 21:34:42.93 ID:G7mobHwX0<> ■
病み上がりに無理はさせられないし <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/22(火) 21:58:10.05 ID:q06NM60no<>

傷の多い兄を案じた君は、彼女へこう返した。


「兄の傷が癒えて少し経ってからですね」

「私の方は何日かあれば準備は出来るが、兄君の傷は何日で治る?」

「医者が数日と言っていたので、たぶんあと【1〜2日】位かと」

「そうか……なら【2〜3日】はかかるな」

(良く思えば、兄は相当な怪我だったんだけど……)


君はその点について、サビニアの腕が良い為だろうと思って気にしない事にした。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/22(火) 22:20:51.17 ID:q06NM60no<>

「忙しくなりそうだ」

「そうですね。ここを離れて暮らす訳ですから」

「お前は準備する物はないのか?」

「いえ……特に。強いて言うなら身一つで十分です」

「後で『あれが無い〜』と騒いでも知らないぞ?」

「あはは、それって僕の真似ですか?」

「似て無かったか?」

「あまりにも」

「……そ、そうか」


素直な感想を口にすると、彼女は恥ずかしそうに顔を背けてしまった。

…そう言えば、彼女が冗談を言ったのはこれが初めてだろうか?


……他に彼女と何か話す事があっただろうか?


下2 選択肢


―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「本当に準備する物は無いんだろうな?」   シャド「え……っとそういえば」

 →【★を選択時、このレスの2D10で判定。結果によって、シャドが4通りの返答をする】

■ ― 「ラディーさんのお部屋って凄くいい匂いがしますね」   ラディー「///」

● ― 「お前と兄君は瓜二つなのか?」   シャド「双子ですけど、色々違いますね」

▼ ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/22(火) 22:24:13.57 ID:PHjHxkISo<> ★ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/22(火) 22:41:32.29 ID:q06NM60no<>
 【準備する物】 〔1+7=8〕


「本当に準備する物は無いんだろうな?」

「え……っとそういえば」

「道中、襲われた場合の為に【武器】が欲しいんですよね」

「武器?」

「はい。ここじゃ、流石に手に入らないかなと思ったんですけど……」

「過去があるからな。……簡単に入手出来ると不味いんだろう」

「ですよねー」


君は何の気なしに【武器が欲しい】と口にする。

来る時に持っていた短剣は、門番に押収されてしまったのだ。

絶対に欲しい訳ではないが、あれば多少気が楽になる。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/22(火) 22:49:19.51 ID:q06NM60no<>

「手に入れようと思えば、入手出来なくもないが……」

「あっ、別に無いならそれで良いです。言ってみただけなんで」

「…そうか? 私が都合してやろうかと思ったんだが」

「大丈夫です」

(なんと言うか、危ない事を彼女に任せたくない……)


……他に彼女と話す事があっただろうか?


下1 選択肢


―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「一応聞いておくが……他に準備する物は無いだろうな?」   シャド「……そういえば」

 →【★を選択時、このレスの2D10で判定。結果によって、シャドが4通りの返答をする】

■ ― 「ラディーさんのお部屋って凄くいい匂いがしますね」   ラディー「///」

● ― 「お前と兄君は瓜二つなのか?」   シャド「双子ですけど、色々違いますね」

▼ ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/23(水) 00:18:55.88 ID:Q/ltp+1yo<> ■ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 05:47:09.87 ID:qTzD/fIbo<>

「…そう言えば」

「なんだ?」

「ラディーさんのお部屋って凄くいい匂いがしますね」

「………」

「///」


言葉を聞いた瞬間、彼女は目を丸くした。

少し遅れて顔を真っ赤に染める。


……君より年上とは思えない、可愛い反応だった。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 05:58:45.40 ID:qTzD/fIbo<>

「僕はこの匂いが好きです。ラディーさんに抱きしめられてるみたいで」

「〜〜〜!」

「ば…馬鹿! 何を言ってるんだ!」

「素直な感想を述べただけですよ?」

「だとしても!! 恥ずかしい!」


彼女は意外にも強く反応している。

……少しだけ苛めてみた。


「スーーッ……ハーーッ……」

「変態!」

「ごはぁっ!?」ドスッ


君がわざとらしく深呼吸をすると、彼女は鳩尾をグーで殴って来た。

……めちゃくちゃ痛い。呼吸が止まるかと思った。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 06:12:46.71 ID:qTzD/fIbo<>
【現在値】――――――――――――――

シャド
―47/56 闘力 〔50→47〕
―04/10 GP
―42/42 TP

【鳩尾パンチ】 〔固定値3点〕
――――――――――――――――――


「かふっ……ごふ、ごほっ……はあ……はあ……」

「だ、大丈夫か?」

「……ええ、なんとか…」

(凄ぇいい所にグーが入った……)

(いい反応は見れたけど、毎回こんな攻撃を貰ってちゃ危ない。……出来るだけこの話題は控えよう)



……他に彼女と話す事があっただろうか?


下2 選択肢


―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「一応聞いておくが……他に準備する物は無いだろうな?」   シャド「……そういえば」

 →【★を選択時、このレスの2D10で判定。結果によって、シャドが4通りの返答をする】

■ ― 「ラディーさんも凄く良い匂いですね」   ラディー「〜〜〜!」×

● ― 「お前と兄君は瓜二つなのか?」   シャド「双子ですけど、色々違いますね」

◆ ― (いや……もうないな)××

▼ ― その他 (自由記述)


×……シャドの闘力と引き換えにラディーの反応が見れます

××……会話終了
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 06:59:20.20 ID:qTzD/fIbo<>
安価を飛ばした所で一旦終了。 これが安価範囲なら下

再開は今日の1900〜を予定しています。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/25(金) 10:47:25.23 ID:F1tUrROhO<> ●かなあ。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 18:26:00.57 ID:qTzD/fIbo<>

「なあ。シャド」

「なんですか?」

「お前と兄君は瓜二つなのか?」

「双子ですけど、色々違いますね」

「例えば……僕は黒髪ですけど、兄は金髪で」

「顔立ちは似てますが、よく見ると兄の方が釣り目だったり」

「…とまあ、そんな感じに色々違う部分がありまして」

「へえ? 双子でもそんな違いがあるのか」


ラディーは興味津々といった様子で、君の話を聞いている。

彼女にとって双子というものは、互いにそっくりであると認識していたらしい。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 18:40:51.43 ID:qTzD/fIbo<>

「そうか……私の想像していた双子とは違うのだな」

「みたいですね」

「…………そっくりだったらなぁ……」ボソッ

「へ? 何か言いましたか?」

「何でもないぞ」

「……」


君は彼女の呟きを聞き逃した。

何やら怪しい事を言っていた気がする。


……他に彼女と話す事があるだろうか?


下1 選択肢


―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「……もう、準備する物は無いだろうな」   シャド「あっ」

 →【★を選択時、このレスの2D10で判定。結果によって、シャドが3通りの返答をする】

■ ― 「ラディーさんも凄く良い匂いですね」   ラディー「〜〜〜!」×

● ― 「私は昼まで寝ようと思うが……お前も、その……ここで休んでいくか?」   シャド「えっ」×××

◆ ― (いや……もうないな)××

▼ ― その他 (自由記述)


×……シャドの闘力と引き換えにラディーの反応が見れます

××……会話終了

×××……会話終了 【闘力回復+自由行動消費】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/25(金) 18:59:36.34 ID:AAUGxJgGo<> ■ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 21:22:54.49 ID:qTzD/fIbo<>

君は彼女の隣へと座る。

そしておもむろに鼻を鳴らし始めた。


「スンスン……スンスン」

「な、なにをして……」

「ラディーさんも凄く良い匂いですね」ニコッ

「〜〜〜!」

「変態! 変態っ! ド変態っ!」

「ごぶっ!?」ドムッ


笑顔で感想を言ったら、彼女が鳩尾を拳に捻りを入れて殴ってきた。

……死ぬほど痛い。意識が一瞬途遠のいたほどだ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 21:36:52.63 ID:qTzD/fIbo<>
【現在値】――――――――――――――――

シャド
―40/56 闘力 〔47→40〕
―04/10 GP
―42/42 TP

【鳩尾スーパークラッシュ】 〔固定値7点〕
――――――――――――――――――――


「かっ……は……ごふっ……かふ……あ……はあ……はあ……」

「お、お前が悪いんだぞ! 危ない奴みたいな事を突然言うから!」

「……げほっ……すみませんでした」

(今の一撃、さっきの比じゃなかった……)

(でも、なんでだろう……ラディーさんに殴られると妙に興奮する……)


シャドの中で何かが芽生えかけているようだ。

後押しを君がしたいなら、あと何回か同じ行動を取ると良いぞ。



……何か彼女と話したい事はあるか?


下1 選択肢

―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「……もう、準備する物は無いだろうな」   シャド「あっ」

 →【★を選択時、このレスの2D10で判定。結果によって、シャドが3通りの返答をする】

■ ― 「ハァ……ハァ……」   ラディー「なぜ息を荒くしている!?」×

● ― 「私は昼まで寝ようと思うが……お前も、その……ここで休んでいくか?」   シャド「えっ」×××

◆ ― (いや……もうないな)××

▼ ― その他 (自由記述)


×……シャドの闘力と引き換えにラディーの反応が見れます

××……会話終了

×××……会話終了 【闘力回復+自由行動消費】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/25(金) 21:37:32.16 ID:PhSWxR7xO<> なにイチャついとんねん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/25(金) 21:39:54.99 ID:PhSWxR7xO<> スマン
安価は■(四角)で <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 21:56:12.00 ID:qTzD/fIbo<>

「ラディーさんに殴られる……」

「な、なんだ?」

「ハァ……ハァ……」

「お前はなぜ息を荒くしている!?」ガビーン


君は彼女に殴られた瞬間を思い出して息を荒くした。

ラディーは理解できないといった様子を見せている。


「シャ、シャド! いい加減に目を覚ませ!」

「あへぇ」スパーン

「悦ぶな! この変態っ!」

「……ふへへ」スパーン


羞恥に染まった彼女の顔。それとは裏腹に正確無比な一撃。

君は好きな人に痛めつけられる事に興奮を覚える変態だったのだ……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 22:07:35.14 ID:qTzD/fIbo<>
【現在値】――――――――――――――――

シャド
―38/56 闘力 〔40→38〕
―04/10 GP
―42/42 TP

【頬への平手打ち】 〔固定値2点〕
――――――――――――――――――――


「どうだ、目は覚めたか?」

「ふぁい……なんほか」 (はい……なんとか)

「なら良い」


かなり痛めつけられて、ようやく君は正気に戻ったようだ。

ラディーはずっと君をビンタしていたので、君の頬は赤く腫れている。



……彼女と話したい事はまだあるか?


下1 選択肢


―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「……もう、準備する物は無いだろうな」   シャド「あっ」

 →【★を選択時、このレスの2D10で判定。結果によって、シャドが3通りの返答をする】

■ ― 「どうしたんです。顔がにやけてますよ?」   ラディー「ば、馬鹿を言え!」×

● ― 「私は昼まで寝ようと思うが……お前も、その……ここで休んでいくか?」   シャド「えっ」×××

◆ ― (いや……もうないな)××

▼ ― その他 (自由記述)


×……シャドの闘力と引き換えにラディーの反応が見れます

××……会話終了

×××……会話終了 【闘力回復+自由行動消費】
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/25(金) 22:08:16.32 ID:AAUGxJgGo<> ● <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 22:27:08.99 ID:qTzD/fIbo<>

「ふぅ、変な事をしたからか疲れたな……」

「ほうでふね」 (そうですね)

「私は昼まで寝ようと思うが……お前も、その……ここで休んでいくか?」

「えっ」


彼女は寝台に横になって、ベッドをポンポンと叩いている。

これは……誘われているのだろうか?



下1 彼女の意図 〔2D10で判定〕

下2 回復判定 〔2D10で判定。【02、20】の時のみ減少判定に変化〕


―【結果表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  02   ― 「男女が一緒に寝る……つまりそういう事だぞ」×

03〜08 ― 「か、勘違いするな。ただ一緒に寝るだけだ」

09〜12 ― 「疲れてるだろう? 私の胸で癒してやる……」

13〜19 ― 「子供のように甘えても良いぞ、私を頼りにしてくれ」

  20   ― 「私と一緒に寝るのは……嫌か?」×


×……回復判定ではなく、減少判定に変化
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/25(金) 22:33:34.95 ID:PhSWxR7xO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/25(金) 22:38:59.05 ID:AAUGxJgGo<> m <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 22:56:40.72 ID:qTzD/fIbo<>

「子供のように甘えたって良いぞ? 私を頼りにしてくれ」

「ラディーさん……」

「ほら、おいで?」


君は彼女の提案に乗る事にした。

部屋の鍵を閉め、光を遮り、彼女と寝台で布に包まる。


「暖かいか?」

「……ラディーさんの身体はあったかいです」

「今この時間は、私がお前を守ってやる。…ゆっくり眠れ」

「……はい」


君は彼女の胸に顔を埋める。

触れ合う肌から、ゆっくりと体温が伝わっていく。


……君は静かに寝息を立て始めた……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 23:01:34.09 ID:qTzD/fIbo<>
【現在値】――――――――――――――――

シャド
―53/56 闘力 〔38→53〕
―04/10 GP
―42/42 TP

【闘力回復】 〔10+5=15〕
――――――――――――――――――――


……君達は深く眠る。


疲れていたのは君だけでは無かったらしい。

横に居る彼女も、安らかな顔をして寝息を立てている。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 23:12:49.25 ID:qTzD/fIbo<>

陽が高く登りきった頃に、君は目を覚ました。


「ぅ…うん」

「起きたみたいだな」

「…ラディーさん?」


彼女は君を優しく抱いている。

……君が起きるまでこうしていたのだろうか?


「可愛い寝顔だったぞ」

「ふぇ!?」

「ふふっ、冗談だ」

「えっと……」


ラディーはとてもいい笑顔をしている。

もしかすると、変な寝言でも言っていたかもしれない。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 23:22:56.10 ID:qTzD/fIbo<>

「今は午後の【1時】辺りだ」

「随分と寝てたみたいですね……」

「そうだな。今日の予定はあるのか?」

「うーん、何かあったかな……」



下1 選択肢


―【選択肢の場合】――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「○○と話をしに行くんです」

 →【★を選択する場合、「キャラを指定」されたし】


● ― 「味気ない食事は嫌ですからね。何処かで食べようかなと」

 →【●を選択する場合、「何処で食べるか」指定されたし】

 →→【●選択時、このレスで2D10の判定。「05」以下ならラディーが料理を作ってくれる】


◆ ― 「……今日はもう自室に籠ろうかなーって」

▼ ― 「身体が鈍ると良くないので、武器を振るいに行きます」

■ ― 「図書館にでも行こうかと思いまして……」

▲ ― その他 〔自由記述〕

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/25(金) 23:33:39.11 ID:CtpJsnuOO<> ▼ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 23:45:33.45 ID:qTzD/fIbo<>

「身体が鈍ると良くないので、武器を振るいに行きます」

「そうか……怪我には気を付けるんだぞ」

「はい!」


君は彼女の部屋から勢いよく飛び出して行った。


「元気すぎるのも困りものだな……」


――――

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 23:47:47.87 ID:qTzD/fIbo<>
―――――――――――
   〈開けた部屋〉
―――――――――――


君は開けた部屋へとやって来た。

辺りを見回すと、今日は何だか人が少ない。


「さってと……やりますか!」


木剣を奥から持ってきて振るい始める。

意外と武器を振るう感触は悪くない。


……君が行った訓練はどのような結果をもたらすだろうか。


下1〜2 次に起こす行動 (自由記述) >>195参考可

下2 ダイスロール


―【結果表】――――――――――――――――――

  02   ― 「再起」習得

03〜08 ― TP+2点

09〜12 ― 闘力+1点

13〜19 ― 上昇判定無し

  20   ― 「再起」習得

――――――――――――――――――――――― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/25(金) 23:51:09.78 ID:qTzD/fIbo<>
安価を投げた所で今日はここまで。 このレスが安価範囲なら下とします。


次回の更新は 08/26 1100〜
               or
             08/26 1900〜 を予定しています。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/26(土) 18:33:29.59 ID:M9ygtkURO<> 黒丸で
ここの読者の意見では平和に終わらすでいいんだよね
個人的に次の主人公ではもっと暴れてみたかったりする <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/26(土) 18:55:09.17 ID:jikAVjiho<> 食事に行くならひとりでティトス食堂で <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 19:02:59.58 ID:8pYEWk8qo<>
【現在値】――――――――――――――――

シャド
―53/56 闘力
―04/10 GP
―42/44 TP .〔42→44〕

【上昇判定】 〔1+7=8 結果……TP+2点〕
――――――――――――――――――――


「ん……まあまあかな?」

(身体の調子も大分良いみたいだ。特に関節も痛まないし……)


君は技術の確かな向上を感じる。

ここに来てからと比べると、実力の差は段違いだろう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 19:15:44.33 ID:8pYEWk8qo<>

「ふぅ……装具も片付けたし何処かで食べようかな」

「……味気ない食事は嫌だから、【ティトス食堂】で食べるか」


君は大衆食堂である、ティトス食堂へと向かった。


―――
――



――――――――――
   〈ティトス食堂〉
――――――――――


君は雑多な人間で賑わう、宿屋に併設された食堂へとやって来た。

見覚えのあるL字型の机には、保温用の窯が埋め込まれている。

遠目に見た限りでは、蜜がかかったパンの様な物が見える。


銅貨を5枚支払い、中へと入ると……。


辺りに漂う、魚が焼ける香ばしい匂い。

人の笑う声に、食器がかち合う音。

……それらの情報が君の五感を鋭くさせる。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 19:28:17.06 ID:8pYEWk8qo<>

君は手近な席を確保して、料理を眺める。

今日はどうやら野菜を使った料理が多い様だ。


さて、その机に並ぶ料理とは――


――――――――――――――――――――――――――――――――

@ 茹でた玉蜀黍

A じゃが芋のポタージュスープ

B こんがり焼けた鶏の手羽先

C 小麦と大麦のミール

D 燻した白身魚の蒸し焼き

E 蜜をかけた棒状のパン

F 葡萄


……がある。
――――――――――――――――――――――――――――――――

飲み物は――


1 甘〜い               【蜂蜜酒】

2 真っ赤な             .【ワイン】

3 独特な苦みの         【エール、ビール】

4 身体には良い         【白湯】

5 お子様でも飲める      【果実飲料】

6 ただの               【水】

7 リンゴが使われた      【シードル】


……以上だ。
――――――――――――――――――――――――――――――――


料理は【2品】、飲み物は【1品】まで。

選び方は【A、C−5】と言った方法で指定することだ。


下1 選択
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/26(土) 19:33:31.75 ID:DvfS7en9o<> 3−3 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 19:43:57.07 ID:8pYEWk8qo<>

君は「こんがり焼けた鶏の手羽先」を皿に盛りつける。

開いた手に「ビール」を抱えて、席へと戻った。


「この香ばしい匂い! 食欲をそそるなぁ!」

「はぐっ……はぐ……ん! 美味い!」

「ビールも……ングング」

「かーっ! 温くなくって最高だ!」


鳥肉は骨までしゃぶり手に付いた油を舐めとる。

昼間から飲む酒も偶には悪くない。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 19:55:07.99 ID:8pYEWk8qo<>

君は、おもむろに周辺を見渡して客を眺めた。


隣に並んで談笑する二人組。

料理に舌鼓を打っている者。

ぼーっとしながら酒を飲んでいる者。


……この場所に居る人間同士では争いなど起きそうにもない。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 20:09:04.88 ID:8pYEWk8qo<>

(あと少し……あと少しで故郷に帰れる)

(…ここの食べ物も、今の間しか食べられないと考えると……)

「もうちょっとだけ、食べとこうかな?」


皿を手に立ち上がり、L字型の机へと向かう。

君は少なくない時間をティトス食堂で過ごした……。


―――
――



―――――――――
     〈通路〉
―――――――――


今は【午後の3時】。

食堂を出た君は、通路で考え事をしていた。


(さて、オウガさんから【必要な手続きを聞いた】し)

(……ラディーさんにも【故郷へ帰る事】を伝えた)

(後は、兄さんの【傷が癒えるのを待つだけ】……か?)


……残りの行動を君はどう動く?


下2 選択肢


―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「出店の周辺でも回ってみるか?」

◆ ― 「もう何もしなくていいや、準備も何も要らない。パーッと遊んでよう」×

● ― 「図書館でも行ってみるかな……」

▲ ― 「向こうに帰っても、食料は無かったような……」


×……エンディング
―――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/26(土) 20:12:24.37 ID:M9ygtkURO<> ▲
なんか意味深っぽいし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/26(土) 20:13:05.01 ID:jikAVjiho<> うえ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 20:30:09.67 ID:8pYEWk8qo<>

「向こうに帰っても、食料は無かったような……」


君が故郷を出てかなりの時間が経過している。

村の生活に戻るとしても、田畑が荒れているのは違いない。

その場合を考えると、保存食の類はあってしかるべきだと考えた。


「…やっぱり、何か買い込んだ方が良いな……」

「少し買い付けをしに行こう」


君は出店の方へと歩き始めた。


――――
――

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 20:43:02.49 ID:8pYEWk8qo<>
――――――――――
    〈出店周辺〉
――――――――――


君は保存食を求めに出店周辺へとやって来た。

心なしか辺りに居る人間が妙な者ばかりに見える。

……恐らく気のせい…だと思う。


「食料を取り扱ってる所は……」

「んん?」


下1 選択肢


―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 素肌を見せない様に全身を覆っている商人

◆ ― 筋肉が凄い商人 (……というか見覚えあるぞ?)

● ― 一見すると凡庸な若い商人

▲ ― 人気の無い所で商品を取り扱っている男

―――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/26(土) 20:44:39.22 ID:DvfS7en9o<> ◆ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 21:09:11.27 ID:8pYEWk8qo<>

君の視線の先に、筋肉が凄い商人が居た。


(……というか見覚えあるぞ?)

(いや、まさか……でもあの人は……)

「むっ! 貴様ァ!」

「は、はい?」

「よもや我の事を忘れてはいまいな?」

「えーっと」


この尊大な喋り方はあの男を思い出す。

確か貴族で、変人の……。


「我の名は……アイガだ!!」

「………」


誰に向かって名乗りを上げたのかは解らない。

だが、この男は間違いなく競技場で見かけたアイガ本人だった。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 21:19:32.62 ID:8pYEWk8qo<>

「なぜここに……?」

「むっ? 貴様は物を買いに来たのでは無いのか」

「ええまあ、そうですけれど……」

「なれば、我の取り扱う商品を見ていけ! 後悔はさせぬぞ」

「じゃあちょっとだけ」


彼は何故こんな場所で物を売買しているのか。

さっぱりわからないが、彼が取り扱っている商品は飲食物だけでも中々に多い。

……商品を色々物色してみる事にした。


下1 選択肢


―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「干し肉に燻製肉? 結構な量ですね……」

◆ ― 「乾燥させた果物なんかはどうだ?」   シャド「これはリンゴですか?」

● ― 「うーん干し魚? あまり日持ちしそうに無いし、何より臭いが……」

▲ ― 「ワイン……」   アイガ「果実100%だ。水代わりにどうだ?」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/26(土) 21:22:29.02 ID:jikAVjiho<> ◆ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 21:38:51.31 ID:8pYEWk8qo<>

彼は君に一つの品を勧めて来た。


「乾燥させた果物なんかはどうだ?」

「これはリンゴですか?」

「うむ。栄養価をそのままに食べる事が可能な期間を延ばした物だ」

(言い方はアレだけど、たぶん凄い事を言ってるんだろうな……)


「一つ食べてみるがいい!」

「え? 良いんですか?」

「質が解れば買いやすいだろう?」

「うーん……では一つ」モグモグ

「! これは」


君が口にしたリンゴの味はサクサクとして甘かった。

乾燥させている事によって、甘みが濃縮されている。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 21:54:23.14 ID:8pYEWk8qo<>

「美味しいです!」

「フッゥハハハ! そうだろうそうだろう!」

「幾つか欲しいんですけど……幾らですか?」

「およそ【銀貨2枚】で【1kg】と交換だ」

「高っ!」

「富裕層向けの嗜好品だからな、少々値は張る」

「だが、味と栄養の点で見るなら他の物より遥かに上と言ってもいい!」

「……買うか?」

「そう、ですねぇ……」


商売文句を一通り聞いたところで君は考えた。

味はかなり良いのだが、何よりも値段が高い。


(……コレ、たぶん干し肉とかよりも高いぞ)

(持ち運びがしやすい保存食とも捉えれそうだけど……)


君はこの【乾燥リンゴ】を――


下1 選択肢+記述


★ ― 買う (他に食料を買うなら併記する事)

◆ ― 買わない (他の食料を〜以下同文)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/26(土) 22:19:34.63 ID:5ZseI10eO<> 買うプラス干し肉も買う
故郷に帰ることにしたと伝え、サービスしてくれないか試してみる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/26(土) 22:37:38.05 ID:sMpA2fLz0<> ↑故郷に帰る事を話して種でも貰えればと交渉してみる <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 23:11:54.36 ID:8pYEWk8qo<>

「では【1kg】ほど頂けますか?」

「お買い上げだな!? ……我は売った! ようやく売れたぞ従者ー!!」


アイガが空の彼方に向かって雄叫びを上げた。

唐突で奇抜過ぎる行動に周囲の目が集まる。


(もしかしてこの人。従者が労働拒否でもして一人だったんじゃ……)


その姿を見た君は、彼に対してそんな事を思った。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 23:16:47.79 ID:8pYEWk8qo<>

「あのー?」

「……フゥーハハハ! 何だ? 何でも言うが良い!」

「実は僕……故郷に帰るんです」

「ほう?」

「植物の種を貰えればなーと思いまして……。あ、あと干し肉も下さい」

「ふーむ。なるほど、そう来たか……」

(……この人は何を納得してるんだ?)

「大量購入するから、我に値引けと言っているのだな?」

「えーっと。……真っ直ぐ言えばそうですね」

「フハハ! 少し待つが良い」


そう言って、アイガは所持品を漁り始める。

……………。


「待たせたな」


数分もしない内に彼が声をかけてきた。

アイガの手には小さい麻袋が握られている。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 23:30:59.97 ID:8pYEWk8qo<>

「これは、我の農園で作っている果樹の種だ」

「果物ですか?」

「そうだ。名前は【枇杷】と言って、橙色の実が生る」

「……少々種が大きいが、手間があまりかからぬ良い作物だ」

「コレを貴様にくれてやろう」

「えっ良いんですか!?」

「無論だ。我としては貴様に会えぬ事が残念極まりない」

「故に餞別として受け取れ」

「ありがとうございます!」

「ふふ…フハ……フゥーハハハ!」


アイガは君に【枇杷】の種が入った麻袋を渡すと大声を上げて笑った。

彼なりに君と会えなくなることを悲しんでくれてもいる様だ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 23:33:36.44 ID:8pYEWk8qo<>

「おっと干し肉は幾ら必要だ?」

「えっ? そうですね……」


我に返った様にアイガが君に話しかけて来た。

乾燥リンゴは【1kg】だったが、干し肉は幾ら必要だろうか?


下1 ダイスロール 〔2D10で判定〕

(数値によってアイガから買う量が変化する)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/26(土) 23:34:40.98 ID:jikAVjiho<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/26(土) 23:42:52.33 ID:5ZseI10eO<> 結構な量になりそう <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 23:44:33.52 ID:8pYEWk8qo<>
【肉はどれくらい必要?】 〔9+8=17 結果……9kg〕


「そうですね……9kg程でしょうか」

「!?」

「ありますか?」

「むむむ、無論だ! わわ、我に任せておけ!」


アイガはかなり動揺している。

彼でも流石にこの量は取り扱っていなかったか。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/26(土) 23:52:19.64 ID:8pYEWk8qo<>

「ただ、貴様が言った量を準備するのには時間がかかる!」

「今日は代金を先に貰うという事でも構わないか?」

「うーん、金額次第ですね……」

「…………枚だ」

「へ?」

「……銀貨9枚だ」

「安っ! 大丈夫なんですか!?」

「と、当然だ。案ずることは無い」ガタガタ

「………従者にバレなければ」ボソッ


彼は顔面を蒼白にしながら答えてくれた。

もしかするとかなり不味い要求したのかもしれない。


……君は彼に対してどう対応する?


下2 選択肢

―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「その金額なら勿論、即決ですよ! 購入させてもらいますからね!」

◆ ― 「半分を先払いで、現物ともう半分を交換するとかは駄目ですか?」

● ― 「少し量を減らそうかなぁ」   アイガ「なに!? そうはいかんぞ!」

▲ ― 「声が聞こえたので戻ってみれば……アイガ様、何をされようとしてるんです?」×

×……約2倍の価格にされる(正規の金額)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/26(土) 23:58:00.21 ID:jikAVjiho<> ksk <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/27(日) 00:16:51.97 ID:WVdkqzy5o<>
安価を投げた所で今日はここまで。 このレスが安価範囲なら下とします。

この物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 08/27 1100〜
               or
             08/27 1900〜 を予定しています。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/27(日) 12:39:46.36 ID:P64QVu+4O<> ●
好意に甘えよう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/27(日) 16:11:12.74 ID:sKFsjee50<> 故郷とここ(闘技場)が近いなら定期的に会いに行けたりしないかな <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/27(日) 19:27:10.06 ID:WVdkqzy5o<>

彼の反応を見た君はこう呟く。


「……少し量を減らそうかなぁ」

「なに!? そうはいかんぞ!」

「ですが、無理をしても困るだけですし……」

「いいや! 我は一度言った事は曲げる気は無い!」

「何としても、9kgの肉を用意してやろうではないか!」

「……解りました。では、よろしくお願いします」

「うむっ! 我に任せておけ!」


君はリンゴと肉、合わせて10kgを銀貨10枚使って購入した。

この出費は大きいが、彼の取り扱う商品は見た感じ品質が良い。悪い買い物では無いだろう。

肉は君の旅立ちの日に合わせて用意してくれるそうだ。


君はアイガにお礼を一言告げ、その場を後にした……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/27(日) 19:35:25.24 ID:WVdkqzy5o<>
―――――――――
     〈通路〉
―――――――――


今は【午後の5時】頃。

まだ【1度動ける】だけの時間はある。


(……オウガさんから【必要な手続きを聞いた】)

(ラディーさんにも【故郷へ帰る事】を伝えた)

(それに、村へ持ち帰る【保存食も用意した】)

(後は、兄さんの【傷が癒えるのを待つだけ】……か?)


……残りを君はどう動く?


下2 選択肢


―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「出店の周辺でも回ってみるか?」

◆ ― 「もう何もしなくていい。準備も何も要らない」×

● ― 「図書館でも行ってみるかな……」

▲ ― 「誰かと話しをしよう」

 →【▲を選択する場合、「キャラを指定」されたし】

×……エンディング
―――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/27(日) 19:50:52.69 ID:Uo+y81A4o<> ▲兄 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/27(日) 21:00:38.07 ID:P64QVu+4O<> うえ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/27(日) 21:12:13.27 ID:WVdkqzy5o<>

「……兄さんの容態でも窺いに行くか」

「大分治ってると良いけど……」


君は兄が居る、医務室へと向かった。


――――
――


―――――――――――
     〈医務室〉
―――――――――――


室内は相変わらず薬品の臭いが充満している。


「失礼しまーす」

「誰か居らっしゃいますかー?」

「………」


誰の返事も無い。

サビニアの気配も全く感じない。

恐らく兄は居る筈だろうが……。


下1 ダイスロール

(2D10で判定。「02、11、12、20」の場合、女医がタイミングよく帰って来る)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/27(日) 22:16:01.17 ID:sKFsjee50<> イヤー!! <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 18:53:51.41 ID:FeGQog8Go<>
【遭遇判定】 〔1+7=8 ……遭わない〕


……君は部屋の奥へと進む。

奥から二番目の仕切りを開け、兄の名を呼んだ。


「兄さん。起きてるかい?」

「ふわぁ……誰だ?」

「僕だよ。兄さん」

「シャドか」


兄は長く眠っていた様だ。

今も眠そうに欠伸をしている。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 19:10:51.47 ID:FeGQog8Go<>

「今日は何の用だ?」

「ちょっと兄さんの様子を見にね」

「……すまないな」

「別に気にしなくていいって。それで怪我はどう?」

「粗方良くなった。もう一日あれば動けそうだな」

「そっか…」


……僕は兄と何を話そう。


下1 選択肢

―【選択肢の場合】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「僕はもう用意が出来た。何時でも帰れるよ」   ライト「用意が良いな。流石は俺の弟だ」

◆ ― 「兄さん。何か欲しい物は無いかい?」   ライト「そうだな……」

 →【◆を選んだ場合、下1で追加判定。2D10の結果によって、兄から4通りの返答が返って来る】

● ― 「植物の種を貰ったんだ。枇杷っていう果樹らしいんだけど」   ライト「聞いた事が無い。珍しい物か?」

■ ― 「この部屋、薬品臭いよな……」   シャド「そうだね。何時もそう思ってる」

▲ ― その他 (自由記述)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/28(月) 19:16:25.87 ID:maIZdwtBo<> ◆ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 19:56:56.89 ID:FeGQog8Go<>

「兄さん。何か欲しい物は無いかい?」

「そうだな……」

 【兄の返答】 〔8+7=15 ……飲料物〕

「酒が飲みたい」

「酒って……」


君は兄の返答に少し呆れる。

ここで水分を取る事はあまり出来ていないのだろうか?


「少し待っててくれ。今持ってくるから」

「ああ。頼む」
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 19:57:56.67 ID:FeGQog8Go<>

――数分後。


「持って来たよ、ほら」

「助かる。…ング…ング……ぷはっ」

「そんなに喉が渇いてたのか?」

「ああ。あの医者は全然水をくれなかったからな」

「へえ……そうなんだ?」


兄の言い草からして、サビニアはあまり患者への対応が手厚くはない様だ。

この場所で療養するような怪我を負う事が無くて本当に良かった。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 20:01:11.57 ID:FeGQog8Go<>

「ふぅ……美味かった。ありがとう」

「それはどういたしまして。他に何か欲しい物があったら言ってくれよ?」

「本当にすまない」


……僕は兄と何を話そう。


下1 選択肢

―【選択肢の場合】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「僕はもう用意が出来た。何時でも帰れるよ」   ライト「用意が良いな。流石は俺の弟だ」

● ― 「植物の種を貰ったんだ。枇杷っていう果樹らしいんだけど」   ライト「聞いた事が無い。珍しい物か?」

■ ― 「この部屋、薬品臭いよな……」   シャド「そうだね。何時もそう思ってる」

▲ ― その他 (自由記述)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/28(月) 21:20:12.54 ID:kjpSE+VeO<> ● <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 21:55:57.72 ID:FeGQog8Go<>

「兄さん。実はさ、植物の種を貰ったんだ。枇杷っていう果樹らしいんだけど」

「聞いた事が無い。珍しい物か?」

「たぶん」

「誰から貰った?」

「き……」

「き?」

(いや待て。貴族の知り合いが居る事を伝えても本当に大丈夫か?)


君は少しだけ躊躇う。

兄は身分が上の人間に目を焼かれたのだ。

それはアイガでは無いだろうが、何かしら思う所がある筈だ。


君は貴族の知り合いが居る事を――


下1 選択肢

@誤魔化す
A誤魔化さない
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/28(月) 21:57:27.18 ID:maIZdwtBo<> 1 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 22:22:31.92 ID:FeGQog8Go<>

「き……」

「き?」


君はアイガの事を誤魔化す事を選択する。


「……奇行が目立つ友人から貰ったんだ」

「奇行……友人は選んで付き合えよ」

「あはは、悪い人じゃあないから大丈夫」


嘘は言ってない。嘘は。


「そうか。ならいいが」


兄は至って普通の反応を返してくれた。

あまり口出しする気も無さそうで助かる。
<> >>248修正 アイガの事を〜 → アイガについて〜 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 22:35:30.91 ID:FeGQog8Go<>

「兄さん。一つ言っておく事があるんだ」

「どうした? 改まって」

「それはね……」


君がラディーに伝えたように、兄に対しても伝える事がある。

さて……どう伝えよう?


下1 選択肢


―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「村へ帰る時に女性を1人連れて帰りたいんだ」   ライト「足手纏いにならなければ、別に構わん」

● ― 「年上の女性とデキたんだ」   ライト「そうか……お前が何となく光って見えるなと思ったら、そういう事か」

■ ― 「付き合ってる人が居て……村で一緒に暮らしたいんだ」   ライト「綺麗か」

▲ ― その他 (自由記述)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 22:36:53.04 ID:FeGQog8Go<> >>249 修正

■ ― 「付き合ってる人が居て……村で一緒に暮らしたいんだ」   ライト「綺麗か」



■ ― 「付き合ってる人が居て……村で一緒に暮らしたいんだ」   ライト「……綺麗か?」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/28(月) 22:53:09.50 ID:kjpSE+VeO<> ■ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 23:10:51.11 ID:FeGQog8Go<>

「付き合ってる人が居て……村で一緒に暮らしたいんだ」

「……綺麗か?」

「誰が見ても綺麗だと思うぐらい」

「そうか……父さんや母さんが聞いたら喜びそうな話だな」

「…うん」

「俺は何も反対しない。……好きな女なら守り通せ」

「言われなくても」

(下手をすると、逆に守られそうだけど……)


兄はラディーを連れて帰るのに肯定的だ。


……恐らくだが、これで【村へ何時でも帰れる】だろう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 23:17:39.44 ID:FeGQog8Go<>

「なあ。シャド」

「なんだい? 兄さん」

「今の俺を……愛してくれる異性は居るだろうか?」

「えっ」

「……すまん。今聞いた事は忘れてくれ」

「兄さん……」


……僕は兄と何を話そう。


下1 選択肢

―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「僕はもう何時でも帰れるよ」   ライト「用意が良いな。流石は俺の弟だ」

◆ ― 「……それじゃあ今日は帰るよ」   ライト「……ああ。気を付けろよ」

● ― 「人は見た目じゃない。きっと出来るさ」   ライト「…………」

■ ― 「この部屋、薬品臭いよな……」   シャド「そうだね。何時もそう思ってる」

▲ ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/28(月) 23:23:04.92 ID:maIZdwtBo<> ● <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 23:38:28.79 ID:FeGQog8Go<>

「人は見た目じゃない。きっと出来るさ」

「…………」


兄は顔を背けて黙っている。

とても気まずそうな表情をしていた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 23:46:51.71 ID:FeGQog8Go<>

「気を遣わせて悪かった」

「言ったろ?……何でも言ってくれって」

「…ああ」


……その後、僕達の間に会話は生まれなかった。


兄は自分の焼け爛れた顔を気にしているのだろうか。

……それは気になったが聞けなかった。

下手な事を言って兄を傷つけるのが怖かったからかもしれない。


僕は兄に一言残して医務室を立ち去った……。


――――
―― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/28(月) 23:58:18.94 ID:FeGQog8Go<>
―――――――――
     〈自室〉
―――――――――


君は浮かない顔をしていた。

それは兄の事を考えていたからだ。


(あの傷、やっぱり気にしてるのかな?)

(僕が励ました時、大分間が空いたし……やっぱり、かなり無理してるんじゃ)

(これ以上考えるのは止めよう)

「……今日はもう寝る」


君は寝台に横たわって、大きく息を吐いた……。


(……………)

(……動いてないか)


寝台で横になった君の目に、不気味な置物が映る。

……その姿は、昨日と何ら変わりなかった。



下1 夢を見るか                  (2D10で判定、目標値は【18以上】)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/29(火) 00:01:06.13 ID:c7AGZQojo<> ぬ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 00:07:24.75 ID:pOo8D+eZo<>
【現在値】――――――――――――――――

シャド
―56/56 闘力 〔54→56〕
―04/10 GP
―44/44 TP   .〔42→44〕

【自然回復++】 〔9+4=13点〕
――――――――――――――――――――


君の意識は深い闇に包まれている。

……今日はとても疲れていたようだ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 00:09:02.67 ID:pOo8D+eZo<>

夜が明けるにつれ、部屋の中に陽が差し込む。

……朝が来た。【試合は勿論無い】。


背筋を伸ばしてから身体を起こす。

水で顔を濡らした後に部屋の窓を開けて深呼吸。

寝ぼけた身体に、新鮮な空気を循環させる。


「スーーーーーーーーーッ………フーーーーーーーーー」

「よし! 今日も頑張りますか!」
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 00:16:41.23 ID:pOo8D+eZo<>

【二日目】


今は午前の【8時】。


……君は自由に行動できる。

君が【一定回数行動】すれば【物語も終る】。

それまでの間は何も考えず【遊びほうけたっていい】。

ただ【長生き】したいなら、【妙な事】をしなければいい。

あと【ほんの少しで物語は終る】だろう。


……さあ、君のしたい事を教えてくれ。


下1 選択肢or自由記述

(今何かすれば、【多少】の変化は望めます。それが良い結果になるか解りませんが……)



―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「誰かと話をしよう」

 →【★を選択する場合、「キャラを指定」されたし】

● ― 「味気ない食事は嫌だ。何処かで食べるか」

 →【●を選択する場合、「何処で食べるか」指定されたし】

◆ ― 「準備は整った。もう何もしなくていい」×

▼ ― 「この置物……どうするかな」××

■ ― 「図書館にでも行こうか」


×……エンディング

××……選択したレスで偶奇判定 【結果によって3通りの行動をシャドが起こす】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> やはりこの時間は人が少ない…… 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 00:57:37.91 ID:pOo8D+eZo<>
安価を投げた所で今日はここまで。 このレスが安価範囲なら下とします。

この物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 08/29 1300〜
               or
             08/29 1900〜 を予定しています。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/29(火) 01:22:36.88 ID:5SSmWCOHO<> 乙
▼ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 14:21:35.36 ID:pOo8D+eZo<>

「この置物……どうするかな」


 【シャドの判断】 〔8+8=16 (88) ……ゾロ目〕


「持って帰るのはなぁ……」

「そうだ! 売りに出してみるか」


売って処分する事に決めた。

君は袋に置物を突っ込み、複合施設へと向かった……。


――――
――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 14:29:07.17 ID:pOo8D+eZo<>

置物は見向きもされない。

よしんば見てくれたとしても、金額を伝えると皆その場を去る。


「売れない……」

「流石に仕入れ値と同価格じゃダメか?」

「ちょっと値段を下げてみるかな……」



下2 選択肢

―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「半分だ。銅貨8枚で売り出そう」

◆ ― 「いや、ここは銀貨2枚で行く! 商売文句でどうにかすればいい」

● ― 「もう投げ売り価格の銅貨1枚でいいんじゃないかな……」

▲ ― その他 〔自由記述〕

―――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/29(火) 14:51:05.60 ID:9+ATS1f6o<> ◆ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/29(火) 18:26:25.58 ID:3ED0DHTk0<> 上+▲ 売れなかったら持って帰る <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 18:46:38.08 ID:pOo8D+eZo<>

「いや、ここは銀貨2枚で行く! 商売文句でどうにかすればいい」

「……売れなかったら、素直に持って帰る事にしよう」


君は金額を銀貨1枚から2枚へと変更し、人の往来に声をかけ続けた。

その結果――


「すみませーん」

「はいはい。何でしょう」


一人のカm……客が引っかかった。


「この置物って何を象徴してるんですか?」

「ははは、それはですね……」

(不味い……不気味な置物である事しか僕は知らないぞ!)

(だがこれはチャンスだ。いい加減な事を言ってでもこの客に買わせる!)

「……かの有名な>>269が作成した、>>270をイメージして作られたものです……はい」

「へえ! そうなんですか!?」


……君はどの様な商売文句で、この客へ売りつける?
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/29(火) 18:54:37.97 ID:lAnyGkW9o<> 宮廷占術師 <> >>1も参加 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 19:52:43.37 ID:pOo8D+eZo<> 海に住まう神 <> ◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 20:04:57.03 ID:pOo8D+eZo<>

「……かの有名な【宮廷占術師】が作成した、【海に住まう神】をイメージして作られたものです……はい」

「へえ! そうなんですか!?」

「ええ、実はこれ。一つだけしかこの世には存在しない物でして……」

「わーなんかすごいですね!」


客は興味を示している。

このまま行けば買ってくれそうな気もするが……。


「……銀貨2枚でお譲り致しますがどうでしょう」

「うーん、お兄さん。もうちょっと値下げしてくれませんかぁ」

「そうですね……」

(……行けそうだ! 後はもう一押し、この人の【購買意欲を煽る言葉】があれば……!)

「こちらも手放すのが惜しいんですが……>>272であれば構いませんよ」

「え!?」


>>272

@銀貨1枚
A銀貨1枚と銅貨8枚
B銅貨8枚に条件一つ

【Bを選ぶ場合、条件を一つ設定されたし】
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/29(火) 20:21:27.22 ID:lAnyGkW9o<> 2 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 22:36:22.85 ID:pOo8D+eZo<>

「こちらも手放すのが惜しいんですが……【銀貨1枚と銅貨8枚】であれば構いませんよ」

「え!?」

「そんな品物を値下げしちゃって良いんですか?」

(そういう人か……なら)

「ええ。僕はこういった品を色んな方に知ってもらう為に取り扱ってますから、採算とかはあまり気にしていないんです」

「そうなんですかー」

「はい」

「…………」


客は君の目をじっと見ていた。

汗が背筋を伝う。なんとも気持ちが悪い。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 22:40:32.71 ID:pOo8D+eZo<>

「うーん。もう一声!」

「………」

(この客……間の抜けた態度を取ってる割にはしっかりしてる)

(どうも要領が図れないな……)


客はさらなる値下げを要求している。

……君はこの客にどう対応しようか。


下1 選択肢 【危険】

―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「では銀貨1、銅貨4で」   客「………」   シャド「なんです?その目は」

◆ ― 「では銀貨1、銅貨6で」   客「ねぇ? あなた騙せると思ってるでしょ」 【!】

● ― 「銀貨1枚です。貴女だけの特別ですよ?」   客「それなら買います♪」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/29(火) 23:19:04.10 ID:05HNqiBl0<> ●
どうせ買値と同じだし <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 23:36:18.14 ID:pOo8D+eZo<>

(僕はもう少しすればここを離れる身)

(出来るだけ、争いなく穏便に済ませたい……)


君は深く考える。

抜け目のない客を【騙すような真似はするべきでない】と。


「銀貨1枚です。貴女だけの特別ですよ?」

「それなら買います♪」

「はい。確かに」

「店員さん」

「なんでしょう?」

「私に返せと言っても、もう返しませんからね!」

「……? はぁ」


客は銀貨1枚を君に支払うと、目の前から立ち去った。

去り際に何やら意味深な事を言っていたが……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/29(火) 23:45:08.26 ID:pOo8D+eZo<>

「別にアレ、なんて事の無い置物だった筈だけど……」

「まぁいいか。……部屋に一旦帰ろう」


君は空になった袋を持ち上げ、その場を去った。


――――



―――――――――
     〈自室〉
―――――――――


部屋に帰って数分経過。今の時間は午前の【11時】。

恐らくあと【ほんの少しで物語は終る】だろう。


……君がしたい事を教えてくれ。


下1 選択肢or自由記述

(今何かすれば、【多少】の変化は望めます。それが良い結果になるか解りませんが……)


―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「誰かと話をしよう」

● ― 「離れる最後の日まで食事は良い物を食べたい。何処かで食べるか」

◆ ― 「準備は整った。もう何もしなくていい」×

■ ― 「図書館にでも行こうか」

×……エンディング

【★を選択する場合、「キャラの指定」を】、【●を選択する場合、「何処で食べるか」を】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/30(水) 00:42:44.61 ID:TOeksP830<> ★バシクス
いないのならラディーと故郷に帰る旨の伝言ができるようにしたい <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/30(水) 01:14:03.64 ID:bRV0VatAo<>

(お世話になったバシクスさんにも)

(ラディーさんと共に故郷へ帰る事を伝えたいが……)


彼は今、何処かの戦場にいる。

確たる証拠は無いが、サビニアがそう言っていた。


(誰かに伝言を頼めないだろうか?)


……【伝言役】は【誰を選ぼう】。


下1 選択肢

★ ― サビニア
◆ ― オウガ
● ― カンジ
▲ ― その他 (自由記述) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/30(水) 01:17:29.80 ID:aAxgWdebo<> ◆ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/30(水) 01:35:29.76 ID:bRV0VatAo<>

(サビニアさん、オウガさん、カンジ……この中なら)

「……オウガさんだな」


君は受付へと向かった。

―――


――――――――――
     〈受付〉
――――――――――


「オウガさん」

「……シャドか。どうした? 金はまだ用意してないぞ」

「いえ、違います。今日はお願いがありまして」

「お願いだぁ?」

「そうです。僕がここから離れる事をバシクスさんに伝えて欲しいんです」

「だがよ、バシクスは今……」

「はい。なので、バシクスさんが帰って来た時に」

「……解った。あいつが【帰ってきたら必ず伝えてやる】」

「ありがとうございます」


オウガは【力強い言葉】で約束してくれた。

彼は無事に帰って来るだろうか。

……【今の君には解らない】。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/30(水) 01:44:03.31 ID:bRV0VatAo<>

「お前も……【無事に帰れると】良いな」

「? それは勿論、道中は気を付けますが……」

「こっちの話だ。気にしないでくれ」

「………」

「今日出る訳では無いんだろう?」

「そうですね、でも……【明日の昼頃】には出ます」

「…………そうか」


……何処か【違和感を感じる】。

オウガの【反応がおかしい】のだ。

何が原因か解らない。彼は何を考えているのだろうか。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/30(水) 01:53:51.79 ID:bRV0VatAo<>

オウガに伝言を頼んだ君は、部屋に帰りぼんやりと考え事をしていた。


(……オウガさんに【伝言を残し】て、【必要な手続きも聞いた】)

(ラディーさんと兄には【故郷へ共に帰る事】を伝えた)

(村へ持ち帰る【保存食も用意した】)

(……後は、兄さんの【傷が癒えるのを待つだけ】か)



今の時間は午後の【1時】。

君の物語は【明日の昼に終る】だろう。


……残された時間で何をする?


下1 選択肢or自由記述

(今何かすれば、【多少】の変化は望めます。それが良い結果になるか解りませんが……)


―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「誰かと話をしよう」

● ― 「離れる最後の日まで食事は良い物を食べたい。何処かで食べるか」

◆ ― 「準備は整ったんだ。もう何もしなくていい」×

■ ― 「図書館にでも行こうか」

×……エンディング

【★を選択する場合、「キャラの指定」を】、【●を選択する場合、「何処で食べるか」を】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/30(水) 11:08:43.34 ID:BqpYmeio0<> ?? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/30(水) 11:09:45.82 ID:BqpYmeio0<> 上は四角です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/30(水) 16:02:40.70 ID:WM4s1gjk0<> ここまで来てバッドエンドのフラグが見えてるが怖い <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/30(水) 19:48:54.57 ID:bRV0VatAo<>

「図書館にでも行こうか」

「村に帰ったらそんなに読めないだろうし……」


君は複合施設の図書館へと向かった。

――――


―――――――――
    〈図書館〉
―――――――――


銅貨1枚を支払った君は奥へと進む。

館内には、至る所に椅子が置かれていた。

人々は皆、それぞれが好みの本を開き、椅子に座って読んでいる。

……とても静かな場所だ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/30(水) 19:51:28.09 ID:bRV0VatAo<>

(古い本だと黴の匂いが少しだけあるな)

(それでも、此処が相当に管理されているのには違いないが)

(……さて、読む本はどういった物にしよう)


下1〜2 自由記述

(具体的であればあるほど、後に出す本の内容も専門的になるだろう)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/30(水) 19:54:20.45 ID:g+VZTW4ko<> 枇杷について書かれてそうな本 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/30(水) 20:18:39.73 ID:3FLUNRX0O<> 奴隷の解放について <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/30(水) 20:59:05.07 ID:bRV0VatAo<>

(枇杷か奴隷の解放に関する本はないだろうか…)


君は目当ての物を探し続けて歩き続ける。

―――



三分ほど経過した所で本は見つかった。

……何を読もう?


下1〜2 選択肢


〈主人から見る解放奴隷の扱い〉

(君の名前は三つ? それとも四つ?)

〈薔薇科の植物〉

〈英雄スパルタ〉

(土壌に含まれる線虫)

(草木だって病気を患うの!)

〈去痰作用のある飲み物〉

(目障りな剣闘士)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/30(水) 21:19:57.31 ID:FCoTQDfr0<> (草木だって病気を患うの!) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/30(水) 21:34:48.91 ID:I0IspfZnO<> 主人から見る解放奴隷 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/31(木) 02:45:41.40 ID:9kvybE6ko<>

「この〈主人から見る解放奴隷の扱い〉から読もう……」


――
―――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〈主人から見る解放奴隷の扱い〉
――――――――――――――


これを読んでいる読者諸氏に問う。己が保有する奴隷とは何か。

社会における奴隷とは、使い捨ての「労働力」として扱われる事が多い。

個人の能力と主人によって多少は変化するが、基本的に「物」扱いをする。

……しかし、私はそういった現状に異を唱えたい。

「物」として使うのではなく奴隷を「人」として扱うべきだと。

奴隷を開放し、自分と同じ名を与え、寝食を共にして組織的に行動させる。

これが奴隷達にどういった影響を及ぼすか、皆は想像できるだろうか。

生気の無い目をしていた者が、主人に対して冗談を口にする姿を。

自分の意見を持って行動する事に、罪悪感を感じなくなる姿を。

私はそれを見た今だからこそ、何度でも繰り返して主張する。

……奴隷を「人」として扱うべきだ。


                                                 著 アイガ・コルネリウス
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――



「……この内容」

「国全体に喧嘩を売ってるようなモノじゃないか……」


君は一言呟き、書棚へと本を戻した。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/31(木) 08:08:51.46 ID:2IAHRs6/0<> よく図書館にあるなあ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/31(木) 11:46:36.63 ID:l6WN6ebn0<> シャドは作者がアイガってことに気づいて無いのか?
気づいたなら何かしら反応するはずだし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/31(木) 18:42:10.48 ID:3L7tF1C4o<> あの筋肉モリモリマッチョマンの変人がこんなまともなこと言うわけがないと
思い込んでスルーした可能性 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/31(木) 21:26:49.60 ID:9kvybE6ko<>

「次は(草木だって病気を患うの!)を読むか」


――
―――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(草木だって病気を患うの!)
―――――――――――――

植物好きの皆さ〜ん。この本を手に取って頂いてありがとうなの!

まず最初に聞くことがあるの! みんなは風邪をひいた時どうするかな〜?

身体をあっためる? 薬を飲む? お祈りする? ……うんうん、大体そんな感じだよね〜。

でも植物さんは〜、人間さんみたいに動く事が出来ないの! 足でも生えなきゃ無理なの!

だから植物さんが風邪をひいたときは、何も出来ずに死んじゃう事が多いの……。

……そこで! どうしたら植物さんの病気を防げるか、それをココに記すの!

わたし頑張って調べたの! いっぱい時間かかったし大変だったの〜。

その結果は……「栄養が足りてなかったり」、「土壌に含まれる菌や虫さん」が原因だと判明!

例えば、お水を沢山上げ過ぎると根っこさんが腐っちゃったり、土中の菌が植物に寄生しちゃうとか〜。

あとね! 病気になった植物さんに子供が出来てた場合は、殆どその子供にも感染してるの。

病気に罹った植物さんって〜、見た目が凄く気持ち悪くてあまり食べたくないの!

……ちょっと話が逸れたけど、植物さんの病気を防ぐには土壌管理が大事! あと虫さんは××べきなの!

みんながすべき事は〜、土をしっかり掘り返して外気に晒す事、植物さんに寄ってくる虫さんを××!

私は絶対に虫さんを許さないの。今度、枝や葉っぱに乗ってたら――


                                                       著 ペダニア・ディオクリデス
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――



頭が痛くなる文字の羅列を読み切った。


「………」

「この作者はどんな人物だったんだろう……」


君は微妙な顔をしながら、書棚へと本を戻した。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/08/31(木) 21:31:03.13 ID:9kvybE6ko<>

「……収穫はあまり無かったな」

「たぶん無駄じゃないと思うけど……」


今の時間は午後の【4時】。

君の物語は【明日の昼に終る】だろう。


……残された時間で何をする?


下1 選択肢or自由記述

(今何かすれば、【多少】の変化は望めます。それが良い結果になるか解りませんが……)


―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「誰かと話をしよう」

● ― 「離れる最後の日まで食事は良い物を食べたい。何処かで食べるか」

◆ ― 「準備は整ったんだ。もう何もしなくていい」×

■ ― 「図書館でもう少し調べ物を……」

×……エンディング

【★を選択する場合、「キャラの指定」を】、【●を選択する場合、「何処で食べるか」を】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/08/31(木) 22:14:35.08 ID:SUHgWFoS0<> ■ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 00:48:10.98 ID:pD/qScK5o<>

(僕が本を読めるのも今だけか……なら、もう少しだけ調べよう)

(……さっき見た内容は、「奴隷を扱う主人」と「植物の病気」についてだったな)

(次に読む本はそれ以外がいいだろうか、それとも同系統の本がいいか?)

(あーこういうのは適当な単語で調べた方が案外……)


君は朧げに考えた。

次に読む本の傾向はどういったモノがいいかを。


下1〜2 自由記述

(具体的であればあるほど、後に出す本の内容も専門的になる) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 00:50:32.35 ID:ipxtw1Iyo<> 剣闘士の余生の過ごし方 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 17:43:07.90 ID:twiV91VK0<> 剣闘士と貴族階級の関係 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 18:56:38.78 ID:pD/qScK5o<>

(剣闘士の「余生の過ごし方」や「貴族階級との関係」が書かれた本は……)

(そもそも……何人いるんだろう、引退した人って)


君は目当ての物を探し続けて館内を歩き回る。

―――



7分もしない内に本は見つかった。

……どれを読もう?


下1〜2 選択肢


〈やとい やとわれ やこうちゅう〉

(訓練士 ―ドクトレ― 第1巻)

〈自分が闘技場へ再び舞い戻った理由〉

〈養成所に善意の寄付を!〉

(闘技なんぞ単なる見世物だ)

(戦争捕虜の楽な処分方法)

〈木剣(ルディス)を賜りし者〉

(貴族様は裏表の無い素敵な方々です!)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 19:10:19.49 ID:xWsnKmN4o<> 〈自分が闘技場へ再び舞い戻った理由〉 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 19:30:50.24 ID:twiV91VK0<> 〈木剣(ルディス)を賜りし者〉 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 20:04:33.51 ID:pD/qScK5o<>

「それじゃあ〈木剣(ルディス)を賜りし者〉から読むとしよう」


――
―――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〈木剣(ルディス)を賜りし者〉
――――――――――――――

やった! やったぞ俺は! ついにここから出れるんだ!

あんの野郎にこき使われる事も無え! ざまあみろ! クソッたれが!

俺は幾度となく試合を勝った事で、奴隷の身分からようやく解放された!

……3年だ、3年かかってだぞ。貴族や平民にこの気持ちが解るか?

お前が剣闘士だったなら教えてやる。よーく覚えておけ。

【観客に気に入られる】事だ、そうすれば俺なんかより早く引退が出来るだろう。

この世界では何よりも【人気が大事】。馬鹿でも金を得れる唯一の手段だからだ。

あとな、引退するときに貰える剣がある。ルディスっつー【切れ味のねえ木剣】だ。

後から聞いた話だが、コイツを貰えるって事は相当に人気があるらしい。

これを読んでる奴に剣闘士が居たら、【まずは人気】を集めろ。

……俺から言えるのはそんだけだ。精々頑張りやがれ。

                                               著 オルフ・アウレリウス
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――



「……うーん」

「この人は奴隷の身分だったみたいだけど、かなり強かったのかな……」


君は本を読んだ感想を一言呟き、書棚へと本を戻した
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 20:18:13.42 ID:pD/qScK5o<>

「……今度は〈自分が闘技場へ再び舞い戻った理由〉を読もう」


――
―――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〈自分が闘技場へ再び舞い戻った理由〉
―――――――――――――――――

……ああ、戻って来ちまった。またこの場所で闘うのか。

俺だってこんな場所に来たく無かった。でも金が底を突いたら仕方がねえ。

あ? なんで戻って来たかって? 【野盗の集団に襲われた】んだよ。クソが。

あの時は舞い上がってた。【俺に】闘って【勝てる奴なんか居ねえ】ってな。

そりゃ【1対1の話】だ……ってそん時の俺に向かって叫びてえぜ。

ああ、やってらんねぇ。また一文無しか。あの集団部屋で過ごすのは嫌だな……。

………執筆料弾んでくれよ。頼むから。

                                              著 オルフ・アウレリウス
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
――



「………何だろう」

「この人の名前、さっきの本にもあったような……」


君は妙な既視感を覚えた後、書棚へと本を戻した

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 20:37:54.77 ID:pD/qScK5o<>

「……剣闘士も色々あるのか。正直、僕には解らない事ばかりだけど」

「【奴隷の身分だったらまた違った】かな?」

「…いや、間違いなく変わっただろうな。考え方も生き方も……」

「僕は【平民に生まれた事を喜ぶべきかも】しれない」

「………そんなの、今更だよな」


君は、既にこの世を去った親を思い出していた。

生きる為の金銭を残したり、教育を施してくれた事を。

身を挺して命を守ってくれた事を。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 20:37:56.58 ID:qCIJ4QS4O<> 野盗か
シャド君は大丈夫かな <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 20:38:30.38 ID:pD/qScK5o<>

今の時間はおおよそ午後の【6時】。

君の物語は【明日の昼に終る】。


……残された時間で何をする?


下2 選択肢or自由記述

(今何かすれば、【多少】の変化は望めます。それが良い結果になるか解りませんが……)


―【選択肢の場合】―――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「誰かと話をしよう」

● ― 「離れる最後の日まで食事は良い物を食べたい。何処かで食べるか」

◆ ― 「準備は整ったんだ。もう何もしなくていい」×

■ ― 「人が減って来た……そろそろ別の場所へ行こう」


×……エンディング

【★は「キャラの指定」】、【●は「何処で食べるか」】、【▲は「場所の指定」】を追記せよ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 20:41:49.56 ID:pD/qScK5o<> おっと>>311修正


■ ― 「人が減って来た……そろそろ別の場所へ行こう」



▲ ― 「人が減って来た……そろそろ別の場所へ行こう」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 20:59:30.55 ID:qCIJ4QS4O<> ★ カンジ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 21:04:55.66 ID:OS/TwaME0<> 多分闘技場を出る剣闘士が金を持ってるからそれを襲う夜盗がおるんだろうけど、護衛とか雇うべきなのか? <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 21:11:32.43 ID:pD/qScK5o<>

「……そうだ。あいつと少し話をしよう」

「あの場所に居るだろうか」


君は胡散臭い男を探し、人気の無い通路へと向かった。


――――


――――――――――――
   〈人気の無い通路〉
――――――――――――


「流石に暗いな……遠くが見えないぞ」

「あいつは一体何処に居るんだ?」

「早い所見つけて話をしたいが……」


↓1 ダイスロール 〔2D10〕

【4、9、13の場合見つかりはするが……】 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 21:12:36.94 ID:tEYt+hXOo<> いよっ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 21:13:14.19 ID:pD/qScK5o<> えっ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 21:13:54.81 ID:twiV91VK0<> 4と9で合計13ってすごいな <> ◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 21:17:23.89 ID:pD/qScK5o<>

君が探していた男は見つかった。

暗がりの通路で壁に寄りかかる様にして座っている。


「はぁ……見つけたぞカンジ」

「………」

「お得意のだんまりか? その手はもう効かないぞ」

「………」

「?」


彼は君が声をかけても返事をしない。

それどころか全く動きもしていないのだ。

……これはまさか――


↓1 ダイスロール 〔2D10〕

【値が小さい程状況が悪い】 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 21:40:45.67 ID:qCIJ4QS4O<> あ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 21:46:45.87 ID:pD/qScK5o<>
【状況判定】 〔6+7=13 結果……良好〕


「おい! しっかりしろ! 意識はあるか!?」

「……騒がないで下さいよニイさん。傷に響くじゃねえですかぃ…」

「誰にやられた!」

「…さあてね? ニイさんには関係ない事だ」


カンジはとぼけた返事を君に返す。

声が少し弱い。目だった外傷は見あたらないが……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 21:59:19.85 ID:pD/qScK5o<>

「別に血が出てる訳じゃねぇ。寝れば治りまさぁ」

「…そうか」

「ほんで? 今日は何の御用です?」

「少し話したい事があってな」

「あいあい。聞くだけなら何でも聞きやしょう」


……カンジと何を話そう。


下1〜2 選択肢 (このレスに近いコンマを採用)

―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「過去に引退した人間を知ってるか」   カンジ「へえ、まあ知ってやすけど?」

◆ ― 「もう一度聞く、その傷は誰にやられた?」   カンジ「さあてね? 口が滑れば言うかもしれやせん」

● ― 「僕は明日の昼ここを出る」   カンジ「……それが何スか。嫌みでも言いに来たんで?」

■ ― 「お前を葬りに来た……ってのは冗談だ」   カンジ「ニイさんが言うと冗談に聞こえねえや。肝がひえらぁ」

▲ ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 22:21:29.89 ID:twiV91VK0<> ★ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 22:21:45.70 ID:xWsnKmN4o<> ◆ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 22:22:39.69 ID:qCIJ4QS4O<> 医務室に連れてくぞ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 23:25:58.22 ID:pD/qScK5o<>

「過去に引退した人間を知ってるか」

「へえ、まあ知ってやすけど?」

「そいつらはどうなった」

「どうって……そりゃ大概碌な事になってやせんねぇ」

「?」

「一人は野盗に襲われて文無し」

「一人は今も貴族の遊び道具扱い」

「一人は存在が無かった事に」

「……他にも沢山居やしたねぇ。実際に見たのもあれば、そうでないのも」

「………」


カンジはそう言った後、溜息を長く吐いた。

暗くて彼の顔が良く見えない。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/01(金) 23:47:13.79 ID:pD/qScK5o<>

「あっしはそういった話をよく聞く事が多くてね」

「………そうか」

「ニイさんはまだ何かあっしに聞きたい事が?」

「ああ。ある」


……カンジと何を話そう。


下1〜2 選択肢 (このレスに近いコンマを採用)

―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「文無しになった奴は何処に居る?」   カンジ「今もここに居ますぜ。たまに闘ってるのを見るっスね」

◆ ― 「もう一度聞く、その傷は誰にやられた?」   カンジ「さあてね? 口が滑れば言うかもしれやせん」

● ― 「僕は明日の昼ここを出る」   カンジ「……それが何スか。嫌みでも言いに来たんで?」

■ ― 「お前を葬りに来た……ってのは冗談だ」   カンジ「ニイさんが言うと冗談に聞こえねえや。肝がひえらぁ」

▲ ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/01(金) 23:51:10.61 ID:xWsnKmN4o<> ◆ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/02(土) 00:12:00.22 ID:ME3int0N0<> ★ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/02(土) 00:38:34.37 ID:rtmqtI3Qo<>

「もう一度聞く、その傷は誰にやられた?」

「さあてね? 口が滑れば言うかもしれやせん」

「その機会は今あるのか」

「はははは! ある訳ねぇでしょ! 頭湧いてるんスか?」

「………」

(この野郎……!)


君はカンジに対して明確な殺意を抱いた。

やはりこの男は一度痛い目に合わせた方が良いのではないかと。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/02(土) 00:51:20.13 ID:rtmqtI3Qo<>

「あっははは!」

「つまり、喋る気が無いんだなお前は」

「はは……は?」

「金を積んだとしても喋らないか?」

「ま、まあそうっスね」

「…そうか」


君が威圧感を出した所、カンジは目に見えて動揺した。

フリを見せるだけでも効果はあるだろう。

恐らくだが、これ以降こちらを煽る冗談等は言わないと思う。


……カンジと何を話そう。


下1〜2 選択肢 (このレスに近いコンマを採用)

―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「文無しになった奴は何処に居る?」   カンジ「今もここに居ますぜ。たまに闘ってるのを見ますね」

◆ ― 「貴族の遊び道具扱いをされてる奴は何処の誰だ」   カンジ「ニイさんが一番ご存知の方ですよ」

● ― 「僕は明日の昼ここを出る」   カンジ「それが何ですか。嫌みでも言いたいんで?」

■ ― 「実はお前を葬りに来た」   カンジ「………冗談でしょ?」

▲ ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/02(土) 01:00:02.14 ID:rtmqtI3Qo<>

安価を投げた所で今日はここまで。 このレスが安価範囲なら下とします。

この物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/02 1300〜
               or
             09/02 1900〜 を予定しています。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/02(土) 01:05:10.90 ID:ME3int0N0<> ◆
乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/02(土) 06:48:25.92 ID:dZAo9+FwO<> ★ <> 遅くなりましたが再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/02(土) 21:28:58.58 ID:rtmqtI3Qo<>

「文無しになった奴は何処に居る?」

「今もここに居ますぜ。たまに闘ってるのを見ますね」

「どんな奴だ?」

「そうですねぇ、筋肉質で”目つきの悪い奴”でしたよ」

「お前以上にか」

「ご冗談を。あっしのは生まれつきでさあ」

「で、そいつの名前は確か……オルフって名前だったかな?」

「ここの図書館にあるかは知りやせんが、本に乗ってた覚えもありやすねえ」


カンジが言っている事に聞き覚えがある。

図書館で呼んだ本に、ちょうどそんな名前があった筈だ。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/02(土) 21:37:59.53 ID:rtmqtI3Qo<>

「あっしが知ってるのは、ここに居てたまに闘ってる事と外見位ですぜ」

「それ以上は知らねえや。あんまり近寄ると、うっかりやられちまいそうですからね」

「……ふうん」

「反応が薄いなぁ。あっしの情報がお気に召さなかった様子で」

「軽口を叩かないと、死んでしまう病気にでも罹ってるのかお前は」

「おお怖い怖い」


……カンジと何を話そう。


下1〜2 選択肢 (このレスに近いコンマを採用)

―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「存在を無かった事に、それはどういうことだ」   カンジ「言葉通りの意味でさあ。それはもう悲惨な目に」

◆ ― 「貴族の遊び道具扱いをされてる奴は何処の誰だ」   カンジ「もしかしてご存知ない? あっらー!」

● ― 「僕は明日の昼ここを出る」   カンジ「それが何すか。あっしに嫌みでも言いたいんで?」

■ ― 「実はお前を葬りに来た」   カンジ「………それ冗談?」

▲ ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/02(土) 21:39:22.84 ID:/yIjft2Qo<> ◆ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/02(土) 21:40:12.17 ID:hlbjPUReo<> 上 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/02(土) 21:50:49.93 ID:rtmqtI3Qo<>

「貴族の遊び道具扱いをされてる奴は何処の誰だ」

「もしかしてご存知ない? あっらー!」

(コイツの鳩尾に拳を猛烈に叩き込みたい……)

「……もう一度聞く。何処の誰だ」

「バシクスって言やあ解りますかね?」

「!」

「おっ表情が変わりやしたね。何か気になる事でも?」

「お前には関係ない話しだ」

「へえへえ。およびじゃねえっスか。そうですかぃ」


カンジは徐々に元の態度に戻ってきている。

あの小憎たらしい、へらへらとした態度に。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/02(土) 22:04:20.09 ID:rtmqtI3Qo<>

「まあ付け加えるとするなら、遊び道具にされてるってのは「半分だけ正解」なんスけど」

「…?」

「あの人の事ですから、立場を利用しているんじゃあねぇですかぃ?」

「………」


カンジが言っている事がいまいち理解できない。

使われているバシクスさんが、その立場を利用? ……何故?


「ニイさんも闘ってばっかじゃ駄目っスよ?」

「今の時代、脳筋の野郎なんかあっと言う間に消えちまうんスから」

「そうだな」

「ほーん? ムキになるかと思えば意外な反応ッスね?」

「お前の口車に乗せられる程、馬鹿じゃないって事だ」

「ケッ……面白くねぇや」



……カンジと何を話そう。


下1〜2 選択肢 (このレスに近いコンマを採用)

―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「存在を無かった事に、それはどういうことだ」   カンジ「言葉通りの意味でさあ。それはもう悲惨な目に」

◆ ― 「歴代の優勝者だけなんスよねぇ……」   シャド「それはどういう意味だ?」

● ― 「僕は明日の昼ここを出る」   カンジ「それが何スか? あっしに嫌みでも言いたいんで?」

■ ― 「実はお前を葬りに来た」   カンジ「………それ冗談?」

▲ ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/02(土) 22:55:23.17 ID:xyVZFV/UO<> ◆ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/02(土) 23:14:39.01 ID:hlbjPUReo<> ★ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/03(日) 16:26:06.72 ID:DoKocT8qo<>

「ニイさんがかなり強くなった今だからこそ、言う事があるんスけど」

「【貴族の相手】をしてるのは、【歴代の優勝者だけ】なんスよねぇ……」

「…それはどういう意味だ?」

「さあ? 用心棒代わりに、使いやすいからじゃあねえですか?」

「あっしは【裏で取引をやってる】様に思えやすが」

「………」


カンジはまたも意味深な言葉を口にした。

君はそれに対して反応はせず、考えを巡らせるばかりだった。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/03(日) 16:40:21.47 ID:DoKocT8qo<>

「へへへ……そういやニイさん」


カンジは気味の悪い笑い声をあげて君を見ている。

その表情は何処となく悪意に満ちている。


「試合での【うっかりは無かった】っスね?」

「……ああ! 残念だ、凄く残念だぁ!」

(コイツ……正体を知ってて、わざわざ僕にあの言葉を……)

「お前には感謝している」

「お!? なんスか? 珍しい」

「だが、それとお前に対する態度は別だ」

「ありゃま。そんなこったろうと思った」

「お前はどうしてホリィが僕の関係者だと解った?」

「情報屋ですからねぇ。単に嗅ぎまわってたら何時の間にかって感じで」

「今のギャグじゃないっスよ? カンジが感じ〜って」

「は?」

「……冗談っす」

「死にたいのか?」

「………」ダラダラ


……カンジと何を話そう。


下1〜2 選択肢 (このレスに近いコンマを採用)

―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★ ― 「存在を無かった事に、それはどういうことだ」   カンジ「言葉通りの意味でさあ。それはもう悲惨な目に」

◆ ― 「そういやあ、あれからホリィを見かけやせんねぇ」   シャド(……コイツに所在を言っても大丈夫か?)

● ― 「僕は明日の昼ここを出る」   カンジ「それが何スか? あっしに嫌みでも言いたいんで?」

■ ― 「実はお前を葬りに来た」   カンジ「………それ冗談?」

▲ ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/03(日) 16:41:37.58 ID:nkmq1nhpo<> ★ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/03(日) 17:04:52.85 ID:oiOYtfA/o<> ★ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/03(日) 21:32:11.03 ID:DoKocT8qo<>

君はカンジが口にした「存在を消された」人物について言及する。


「存在を無かった事に、それはどういうことだ」

「言葉通りの意味でさあ。それはもう悲惨な目に」

「いまいち解らんな。もっと具体的に……」

「そいつぁ歴史から消されたんスよ」

「歴史から?」

「そうっすねえ。……今から【何十年も前の話し】になるんスけど」

「【闘技場を優勝したそいつ】は、貴族の【手駒になるのを拒み】まして」

「かなり追い詰められた後に【公開処刑された】らしいっスよ」

「……へえ」


初めて聞く内容だったので、君は注意深くカンジの話を聞いた。


……その結果、思い当たる節が一つあった。

カンジの言っている者は図書館で見た【第二回 ・・・・・・】と同一人物かもしれない。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/03(日) 21:40:15.06 ID:DoKocT8qo<>

「しかし、ニイさんも物好きですねぇ? あっしとこんなに長々と喋るだなんて」

「……そんな日だってある。別におかしい事でもない」

「珍し過ぎて、【明日は槍か剣でも降ってくる】んじゃねえですかなぁ?」

「馬鹿かお前は? あり得る訳ないだろ」

「ヘヘヘッ。さあてどうなる事やら」

「…………」


……カンジと何を話そう。


下1〜2 選択肢 (このレスに近いコンマを採用)

―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ ― 「そういやあ、あれからホリィを見かけやせんねぇ」   シャド(……コイツに所在を言っても大丈夫か?)

● ― 「僕は明日の昼ここを出る」   カンジ「それは良い事を聞いた。ありがてぇありがてぇ」

■ ― 「実はお前を葬りに来た」   カンジ「………そりゃ冗談で?」

▲ ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/03(日) 21:46:34.79 ID:oiOYtfA/o<> ● <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/03(日) 22:22:34.96 ID:EHXCrtWaO<> 上+他人に喋ったら[ピーーー]と脅し <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/03(日) 22:47:44.19 ID:DoKocT8qo<>

「僕は明日の昼ここを出る」

「それは良い事を聞いた。ありがてぇありがて『が』……ぇ?」

「他人に喋ったらお前を亡き者にする」

「………は?」

「今言ったことは他人に言うな。いいか」

「は……はははは! 何を言い出すかと思えば!」

「何が可笑しい?」

「ニイさんよぉ。人に【口止め】しておきたいんなら【金を出す】のが筋ってもんだ」

「そんなに【大事な情報を】あっしみたいなのに【喋るなんて】……」

「【馬鹿はそっち】じゃあないですかい?」

「………」イラッ


カンジは君の釘差しを全く気にしていない。

それどころか、黙ってやるには金を寄越せと言っている。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/03(日) 23:12:38.95 ID:DoKocT8qo<>

「例えて言うならそうっすねぇ……」

「ニイさんが【ここを出た後に】あっしが【言いふらす】……としやしょう」

「それを【誰がどう止める】んで?」

「………」

「ニイさんがまたここに【戻って来たとして】、あっしはここに【居続けるでしょうか】……ねえ?」


この男は厭味ったらしく間を置いて喋る。

それに君は激しい苛立ちを覚えた。


「どうしたんで? 口止めしたいんなら【銀貨2枚で】受けやすが」

(コイツ……足元見てやがる!)

(………いや、待てよ?)


僕は考えた。

今の状況ならコイツを楽に【始末】できるのではないかと。


……君はどうしたい?


下1〜 選択肢 (2票先取) 【!】

―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ ― 闇夜に紛れてカンジを始末する ※戦闘 【シャドは現在武器無し。2ターンの制限あり】

● ― 銀貨2枚を払って黙らせる

■ ― 今の話とは別の話を振る ※これに決まったレスで追加判定。【2D10+2で目標値10以下なら……】

▲ ― その他 (自由記述)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/03(日) 23:15:09.66 ID:oiOYtfA/o<> 本気で[ピーーー]フリからの● <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/03(日) 23:24:33.14 ID:BD4DKlKg0<> 他にも知ってる奴いるし無視してその場を離れる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/03(日) 23:25:14.81 ID:BD4DKlKg0<> 上は▲で <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/03(日) 23:28:46.05 ID:MLZekPAMO<> ▲誰に言いふらすつもりなのか聞いてみる <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/03(日) 23:42:17.72 ID:DoKocT8qo<>

まあまあ重要な安価を投げた所で今日はここまで。 このレスが安価範囲なら下とします。

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次回の更新は 09/04 1300〜
               or
             09/04 2100〜 を予定しています。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/04(月) 21:19:09.40 ID:pZtlcX2EO<> このままEND じゃbadなんかな
何が正解かわからんな <> 遅れましたが再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/04(月) 21:40:22.64 ID:HRFBSmoao<>
票がばらけたので↓2で決選投票


・本気で殺す振りをみせてから銀貨2枚を払い黙らせる

・相手の要求を無視してその場を離れる

・誰に言いふらすつもりなのか聞いてみる
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/04(月) 21:59:03.77 ID:lDLvjwg+O<> 一番上かな。

しかしここまできてBADの気配はきっついなあ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/04(月) 22:11:37.83 ID:SQHDQSoT0<> 誰に言いふらすつもりなのか聞いてみる <> 遅れましたが再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/04(月) 22:38:54.94 ID:HRFBSmoao<>

「カンジ、お前は一体誰に言いふらすつもりだ?」

「やだなぁニイさん。モノの【例えで言っただけ】っすよ」

「そんなに本気にしなくてもいいじゃあないですかぃ」

「………」

「まあ、【もし言うのなら】……」

「その【情報を欲している人に売りつける】ってトコですかねー」

「ふーん?」


カンジが言っている限りでは、吹聴して回る気は無いらしい。

だが、情報を売らないとも言っていない。疑わしくもある。
<> 遅れましたが再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/04(月) 22:47:07.73 ID:HRFBSmoao<>

「ひょっとしたら……と思ったんですがね」


カンジはそんな事を不意に口にした。


「ニイさんがあっしに【襲い掛かって来るかと思って身構えてた】んス」

「まあそんな事も無かったんで、今は安心してる所でさあ」

「……気のせいだろ」


一瞬、心臓が止まった様な感覚に陥った。

気の迷いで【襲い掛かっていたら】、何か手痛い【反撃を喰らっていたかも】しれない。


……カンジと何を話そう。


下1 選択肢 (このレスに近いコンマを採用)

―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆ ― 「そういやあ、あれからホリィを見かけやせんねぇ」   シャド(……コイツに所在を言っても大丈夫か?)

● ― (いや、もうコイツと話す事は無いな)×

▲ ― その他 (自由記述)

×……会話終了
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/04(月) 23:06:21.77 ID:pZtlcX2EO<> 話しは終わったが何かあったようだし
明るいとこまで一緒に行くか? <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/04(月) 23:26:58.75 ID:HRFBSmoao<>

「あっしにまだ何か?」

「いや、もう無い」

「そうですかぃ」

「明るいトコまで一緒に行くか?」

「……急にどうしたんで? 【気持ちが悪い】ですぜ」


カンジは君の言葉に対して毒を吐いた。

不審そうな表情をしてこちらを見ている。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/04(月) 23:29:03.87 ID:HRFBSmoao<>

「…あっしはこの辺を住処にしてるんでね、別に介添えはいらねえ」

「そうか」

「本当に気味がわりいや。何か悪いもんでも食ったんじゃありやせんか」

「ただの気まぐれだ。気にするな」

「……へいへい。そういう事にしておきますよ」

「言っときますが、あっしの【後をつけよう】だ【なんて考えない方がいい】っス」

「それじゃあこれにて」


カンジはそう言うと、暗がりの通路へと消えて行った。


君はカンジの後を――


・尾行する 【!】
・尾行しない (自室に戻って次の日の昼手前まで飛ぶ)
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/04(月) 23:30:45.01 ID:HRFBSmoao<> おっと↓1で選択肢 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/04(月) 23:36:38.09 ID:SQHDQSoT0<> 尾行しない
ばれるとやばそうだし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/04(月) 23:38:01.71 ID:jfu4n+mb0<> 尾行しない 明日出発を漏らしたもので面倒なことに。盗賊系や色々あるが人気を付けろとかの伏線が良くわからんなBADでもしょうがないか <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/04(月) 23:47:46.73 ID:HRFBSmoao<>

――ザッザッザッ。


カンジの足音はまだ近くにある。

それを聞いた君は、尾行をするかどうか迷ったが……。


(尾行は……止めておくか)


……君も部屋に向かって歩き始めた。


――――
――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/04(月) 23:48:14.98 ID:HRFBSmoao<>
―――――――――――
      〈自室〉
―――――――――――


君は既に禊を済ませた。

今日はあまり疲れていない。


「……寝るか」


君は寝台に転がり、大きく息を吐いた……。


(……………)

(……置物は…売ったんだったな)


寝台で横になった君の目に平らな机が映る。

……それは何の変哲もない光景だった。


下1 夢を見るか                  (2D10で判定、目標値は【18以上】) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/04(月) 23:49:44.28 ID:pZtlcX2EO<> あ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 00:04:17.17 ID:zcBevEPxo<>
>>1からの簡易まとめ


・明日は多額の金銭を受け取る (シャドが貰える額は、遊ばなければ5〜6年過ごせる)
・枇杷の種を貰った
・乾燥リンゴを1kg、肉は9kg購入 (肉は明日受け取り)
・不気味な置物を売却
・伝言役―オウガ
・オウガ「無事に帰れると良いな」
・ルディスは切れ味の無い木剣
・野党の集団に襲われた
・俺に勝てる奴なんか居ない (1対1の話で)
・第二回優勝者は貴族によって公開処刑
・明日は槍か剣でも降ってくる
・カンジに明日の昼出発すると言った (口止めをしていない)


何らかの参考にして下さいませ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 00:08:02.43 ID:z4PFYPN2o<> わざわざ提示してくるってことはまだいい方向に向かう望みもあるのか <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 00:08:28.33 ID:zcBevEPxo<>

【現在値】――――――――――――――――

シャド
―56/56 闘力
―04/10 GP
―44/44 TP
――――――――――――――――――――


……君の意識が闇に包まれた。

どうやら今日は久しぶりにぐっすりと眠れているようだ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 00:09:53.06 ID:mWWI/c46O<> 口止めしなかったのは大悪手な気がするがねえ。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 00:10:36.03 ID:zcBevEPxo<>

夜が明けるにつれ、部屋の中に陽が差し込む。

……朝が来た。【試合は今日からずっと無い】。


寝台で背筋を伸ばしてから身体を起こす。

水で顔を濡らした後、部屋の窓を開けて深呼吸。

寝ぼけた身体に新鮮な空気を取り込んだ。


「スーーーーーーーーーーッ………フーーーーーーーーーー!」

「よーし! 今日でこの場所ともおさらばだ!」

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 00:15:19.24 ID:zcBevEPxo<>

君は朝食をラディーと共に摂った。

お互いに積る話を済ませ、今日の昼から出れる様に準備をした。


その後、医務室へと向かった。

兄は元気な姿で(目は負傷したままだが……)君を迎えてくれた。

兄の方も準備は終っているらしく、何時でも出れると言った。


君は兄を引き連れて、ラディーの部屋に向かった……。


―――――
―――

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 00:22:55.86 ID:zcBevEPxo<>

「ラディー。弟をよろしく頼む」

「あ! いえ、その……はい!」


兄と対面したラディーは、兄の目が焼けている事に少し驚く。

……が、それも最初の内だけで今は普通に接している。


「……兄さん。それじゃあお見合いみたいだよ」

「ハハハ、それもそうだな。すまなかった」

「兄君とシャドは声が似ているな」

「「そうか?(ですか?)」」

「フフッ、今もそっくりだったぞ」


なんて事の無い会話だった。

両親が他界する前と、何ら変わりのない。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 00:31:59.87 ID:zcBevEPxo<>

君は肉を受け取る為、一度彼らと別れた。

今は複合施設の出店周辺に居る。


「待っていたぞ! 貴様の為に最高級の干し肉を用意した!」

「ありがとうございます」

「……もうちょっと褒めてくれても良いぞ?」

「感謝感激です! 僕の為にここまでして下さって本当にありがとうございます!」

「ふふん。当然だ! 我に不可能は無い!」


……そんなやり取りの後、肉を9kgと魚を1kg受け取った。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 00:32:41.09 ID:zcBevEPxo<>

「魚は頼んで無かったような……?」

「我からもう一つの餞別だ。受け取れ」

「アイガさん……!」

「貴様との別れの日だからな。これで我の事を少しでも長く覚えていてくれ」

「……ありがとうございますッ!」


用意してくれた魚は燻製までしっかりされていた。

……食べられる期間も大分長いだろう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 00:37:42.71 ID:zcBevEPxo<>

それから自室に戻って二人と話をした。

【金銭は十分にある】為、帰路は馬車を使う事に決定。

複合施設の周辺に居た人物と帰路を共にする事に。

……これで少しは安全に帰れる事だろう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 00:44:37.91 ID:zcBevEPxo<>

今は【午前の10時】。


……彼らの準備は全て終わった。

君が干渉できるのも、残すところ【あと一度】。

この選択は【出来るだけ考えて選んでほしい】。


……最後にどう動く?


下1〜2 【自由記述】

(本当に何でも出来ます。結果が伴うかどうかは行動次第ですが……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 00:47:35.57 ID:z4PFYPN2o<> 護身用にも使えるように杖かなんかほしいな
武器よりは簡単に入手できそうだし <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 00:53:07.39 ID:zcBevEPxo<>
>>1から一言

二刀の無い二刀闘士はただ素早いだけの的です
刃渡りの長い剣と数による暴力に一人の拳で勝てる程世の中は甘くありません <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 00:58:59.39 ID:z4PFYPN2o<> てことは兄とラディーはいざ戦闘になっても戦力にはならんのか
安価↓ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 01:04:58.87 ID:KYYK5qTmO<> 金はたくさんあるみたいだし腕利きの護衛を複数人雇えないかな <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 01:16:13.34 ID:zcBevEPxo<>

(そうだな……護身用に得物が欲しい)

(あと、大量の金銭が手に入るんだ。腕利きの護衛を複数人雇えないか……)


君は急な襲撃に備え、武器や護衛を求めた。


その結果――


下1 武器 (2D10の結果で変化)
下2 護衛 (同上)


―【結果表】―――――――――――――――――――――――――――

  02   ― 今にも折れそうな木の棒 (護衛zero)

03〜08 ― ショートソード1本 (護衛1人)

09〜12 ― グラディウス2本 (護衛2人)

13〜19 ― セミスパタ3本 (護衛3人)

  20   ― マインツ、ポンペイグラディウス2セット (護衛?4人)

―――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 01:21:16.20 ID:mWWI/c46O<> やっぱりものすごーく不穏な感じになってしまってるなあ。どこで間違えたか。やっぱ口止めかな。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 01:27:38.23 ID:CiZoFclC0<> しゃべったからだろ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 01:45:13.42 ID:zcBevEPxo<>

その結果――


グラディウス2本と護衛一人を雇う事が出来た。

武器を手に入れるのは難しいかと思ったが、密売されている物を入手する事が出来た。


「武器がこんな所で手に入るとは……」

「まあ普通の奴は知らねえよなー」

「……で、あんたが村に帰るまで守れば良いんだな?」

「ええ。よろしくお願いします」

「ああ! 俺はエリアン。よろしくな!」


エリアンの能力値


下1 闘力+TP (闘力―1D10+35、TP―1D10+15の値) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 01:55:43.55 ID:CiZoFclC0<> はい <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 02:15:24.29 ID:zcBevEPxo<>
>>1から現状のステータスまとめ

【キャラシート】――――――――――――――――――――――

【二刀闘士シャド】 男

―56/56 闘力
―04/10 GP
―44/44 TP


【特徴】

黒髪
動体視力が高く俊敏
運が良い(奇数)
並より大きい胃袋(81)
身体が頑丈
威圧感


【特殊技能】

「見切り」、「激昂」、「騙し討ち」、「追撃」、「痛覚遮断」、【危険察知】
―――――――――――――――――――――――――――――

【二刀闘士 ライト】 男

―50/50 闘力
―04/10 GP
―25/25 TP


【特徴】

金髪
焼けて色を失った目
不屈の意志


【特殊技能】

「再起」、「追撃」、「挑発」
―――――――――――――――――――――――――――――

【ガリア闘士 ラディー】 女

―38/38 闘力
―05/10 GP
―30/30 TP


【特徴】

鋭い目つき
おおきい


【特殊技能】

「鋼の意志」、「倍返し」、「痛覚遮断」、「騙し討ち」
―――――――――――――――――――――――――――――

【流れの傭兵 エリアン】 男

―45/45 闘力
―04/10 GP
―25/25 TP


【特徴】

鼻が利く
裏切るクズが多い世界に身を置いているけど心が綺麗
ぼさぼさの髪


【特殊技能】

「鉄の意志」、「追撃」、「鋼の意志」、「挑発」、「痛覚遮断」
――――――――――――――――――――――――――――― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 02:17:05.43 ID:zcBevEPxo<>

疲れたので今日はここまで。 夜更けにお付き合い頂き誠にありがとうございます。

この物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/05 1300〜
               or
             09/05 2100〜 を予定しています。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 10:40:28.24 ID:yrR2QAuLO<> 乙
なんか乗り切れる気がしねぇ… <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 21:09:23.27 ID:zcBevEPxo<>

エリアンには先に馬車で待機してもらう事にした。

君は二人の元へ戻り、受付に行く準備を整える。


「…じゃあそろそろ受付に行こうか」

「兄君もよろしいか?」

「大丈夫だ。問題無い」


君達3人は受付へと向かった……。

――――
――
― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 21:12:02.99 ID:zcBevEPxo<>
―――――――――
     〈受付〉
―――――――――


「よう。お前らの事を待ってたぜ」

「オウガさん……」

「こうして喋るのは初めてか? ホリィ……いや、ライト」

「そうだな。オウガ」

「元気にやってるようで安心したぞ」

「………」

「今はこんな話してる場合じゃねえな」

「あー、ゴホン……」


オウガは何時ものぶっきらぼうな口調を正し、君達に向かって話し始めた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 21:28:50.31 ID:zcBevEPxo<>

「……剣闘士の諸君」

「此処まで勝ち抜けた事をこの場で称えよう」

「君達が引退するにあたり、【贈る物が三つ】ある」

「一つ目は【賞金】。二つ目は【木剣】。三つめは【祈りの言葉】」

「自分が五体満足で生きている事を誇りに思え。君達は紛れもない強者だ」

「これから先、己の身に苦難が降りかかった時には、此処で過ごした日々を思い返してほしい」

「【……願わくは長く生き残る事を】」


オウガは力強くその言葉を口にした。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 21:30:02.01 ID:zcBevEPxo<>

君達は三者三様の反応を返す。


「身に余る光栄です!」

「男にだって負けない」

「死に損なっただけかもな……」


それを見たオウガは得心した様に頷き、元の口調で話し始めた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 21:54:33.65 ID:zcBevEPxo<>

「ふぅーーっ! ああ面倒くせえ形式ばったやり方は!」


さっきまでの厳かな雰囲気は何処へやら。

もう完全に何時ものオウガだ。


「今からお前らに賞金とか諸々を渡すからな」

「……さっき言ってた木剣からだ。ほらよ、受け取れ」


君達3人は新品同様の木剣を受け取る。

木剣を握っていると何だか勇気が湧いてくるような……。



★武器「ルディス」入手!


―〔ルディス〕―――――――――――――――――――――――――

長きに渡って勝利を手にした剣闘士に民衆から贈られる木剣。

殺傷力など全くないが、刀身に草木の模様が掘り込まれている。

この剣は所有者に「心が折れにくくなる」加護を与える。


・攻撃値 「0点」
――――――――――――――――――――――――――――――― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 22:14:19.62 ID:zcBevEPxo<>

「それで、賞金なんだが……」

「シャドは>>402(コンマ二桁目)」

「ラディーは>>402(一桁目)」

「ライトは>>403(二桁両方)だ」

「ええっ!?」



【賞金の額】 >>402−403


―【シャド】――――――――――――――――――――――――――――

1〜3 ― 金貨4枚 (銀貨=100枚、銅貨=1600枚)

4〜6 ― 金貨5枚 (銀貨=125枚、銅貨=2000枚)

7〜9 ― 金貨6枚 (銀貨=150枚、銅貨=2400枚)

0    ― 金貨7枚 (銀貨=175枚、銅貨=2800枚)


―【ラディー】―――――――――――――――――――――――――――

1〜3 ― 金貨13枚 (銀貨=325枚、銅貨=5200枚)

4〜6 ― 金貨14枚 (銀貨=350枚、銅貨=5600枚)

7〜9 ― 金貨15枚 (銀貨=375枚、銅貨=6000枚)

0    ― 金貨20枚 (銀貨=500枚、銅貨=9000枚)


―【ライト】――――――――――――――――――――――――――――

  02   ― 賞金は無い+イベント追加 (本当に無い。ぜろ。0)

03〜08 ― 金貨2枚+イベント追加

09〜12 ― 金貨25枚 (銀貨=625枚、銅貨=11000枚)

13〜19 ― 金貨3枚+イベント追加

  20   ― 金貨40枚 (銀貨=1000枚、銅貨=18000枚)

―――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 22:18:54.68 ID:8AVZT6xX0<> あい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 22:25:20.73 ID:/au17khro<> あむ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 22:41:40.38 ID:z0H8dJObO<> いえす <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 22:46:11.64 ID:zcBevEPxo<>

「それで、賞金なんだが……」

「シャドは金貨5枚」

「ラディーは金貨15枚」

「ライトは金貨25枚だ」

「ええっ!?」


君は驚きの声を上げた。

兄であるライトは、君と比較して5倍である。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 22:56:05.55 ID:zcBevEPxo<>

「……必要なやり取りはコレで済んだ。もう行っても良いぞ」

「今までありがとうございました。オウガさん」

「おう」

「世話になったな。オウガ」

「おう!」

「俺は二度とここに来ない」

「お前は最後でも変わらねえな……」

「さよならは言わねえ。……またな!」


君達はオウガに背を向け、馬車へと歩き出した。

―――――
――

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 23:02:26.06 ID:zcBevEPxo<>

「やるべき事は済んだのか?」

「ええ。お待たせしました」

「貴様が、今回の旅に同行する男か。よろしく頼む」

「あれ? あんたどっかで見かけたような……」

「気にするな。他人の空似だ」

「そ、そうか……」


エリアンはラディーを見た瞬間、誰かを想起したようだ。

言いふらす事でも無いので、僕は口出ししなかったが。



「悪くないな。年は幾つだ?」

「29だけど……てか、アンタ誰?」

「お前の護衛対象の一人さ」

「ああ、そう……ってアンタもかよ!」


ライトから見たエリアンは大分強い部類に入るらしい。

素っ気なく口にした称賛の言葉から読み取れる。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 23:13:30.63 ID:zcBevEPxo<>

君達は門に着いた。


「んん?」

「お前は……あの時の奴か」

「何だ? 故郷へ逃げかえるのか?」

「僕は剣闘士を引退したんです。その証拠に木剣も持ってます」

「何だって!? お前がか!?」

「はい。同行してる皆もそうです」

「は……ははは! こいつは驚いた!」

「まさか、まさかな。こんな事がありえるとは……」

「おったまげたぜ」


門番達は君の木剣を見て、心底驚いた顔をしている。

この仕事に就いている彼らでも、木剣保有者を見る事は滅多に無いのだろう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 23:17:04.12 ID:zcBevEPxo<>

「気を付けて帰れよ!」

「ありがとう! そっちも身体を大切に!」


君は門番に手を振り、姿を見送られた。

――――
――



「驚いたよなぁ」

「ああ。最初は貧弱そうなガキだったってのに……」

「人は見かけによらねえって本当だな……」


門番達はこの日を境に、外来者に対して礼儀正しくなったとか、ならなかったとか……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 23:24:43.19 ID:zcBevEPxo<>

馬車に揺られ数時間。

……君達に不穏な影が迫る。


「今日はここで野営をするとしましょう」

「そうですね。あと少しで暗くなるから早めに準備しますか」


馬車を貸してくれた商人からの提案で、野宿をする事になった一行。

近隣に宿泊施設は無いのか聞いたが、『ここからじゃ半日はかかりますかね』と言われ断念した。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 23:26:05.52 ID:zcBevEPxo<>

「アンタたちは優先的に寝ておいてくれ。俺が見張りの大部分を引き受ける」

「お前はそれで良いのか?」

「アンタ達を無事に送り届けるのが、俺の今回の仕事だからな!」


エリアンはライトに対して、屈託ない笑顔で言い放つ。

彼は金で雇われた傭兵の割に【心が綺麗】だった……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 23:36:13.62 ID:zcBevEPxo<>

【見張り〜1/4ターン目〜】


「ふわぁ…ぁあ……。眠いな」

「ああは言ったものの、夜は冷えるし身体に良くない」

「俺はあんまり好きじゃねえや……」


辺りは静寂に包まれている。

闇に紛れて何かが襲ってきそうで少しだけ怖い。



下1 ダイスロール 〔2D10〕

―【結果表】――――――――――――――――――――――――――――――

  02   ― 夜襲 (1ターン無防備。←は判定により回避可能)

03〜08 ― 「……音がするな」 (次回以降ダイス値に「-2点」の修正)

09〜12 ― 「静かだ。このまま何もなければ良いんだが…・・」 (なし)

13〜19 ― 「……ぐぅ」 (次回以降ダイス値に「-1点」の修正)

  20   ― 「おっ流れ星!」 (エリアンの闘力を一時的に5点増加)

――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 23:41:32.60 ID:v7rSOsFdO<> あ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 23:46:34.49 ID:zcBevEPxo<>
【見張り〜2/4ターン目〜】


「……ぐぅ」


エリアンは居眠りをしている。

闇夜に紛れて何かが襲撃してきそうで少し怖い。


下1 ダイスロール 〔2D10〕

―【結果表】――――――――――――――――――――――――――――――

  02   ― 夜襲 (1ターン無防備。←は判定により回避可能)

03〜08 ― 「……音がするな」 (次回以降ダイス値に「+2点」の修正)

09〜12 ― 「静かだ。このまま何もなければ良いんだが……」 (なし)

13〜19 ― 「ふぁ?流れ星か……」 (エリアンの闘力を一時的に5点増加)

  20   ― 夜襲 (先制可能)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 23:55:43.11 ID:/au17khro<> c <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/05(火) 23:56:13.67 ID:/au17khro<> うげぇ… <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/05(火) 23:58:23.63 ID:zcBevEPxo<> お め で と う ご ざ い ま す! (暗黒微笑) <> ◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/06(水) 00:07:08.64 ID:Ms01qE3Do<>

「兄貴ー。あの馬車に大量の金貨があるって話し、本当ですかい?」

「ああ。とある奴から聞いた信憑性のある情報だ。間違いない」

「にしてもあの見張り、相当気が緩んでますねえ」

「俺がアイツの頭だったら首を斬っちまいますぜ」

「……今から斬りに行く訳だがな」

「へへえ! 行きまさあ!」


―――――
―――――


「スゥ……スゥ……」

「…………音が聞こえる」

「ムニャムニャ……」



下1 夜襲に対応できるか 〔2D10-1〕

【目標値は「12以上」。ただし、ライトは絶対動ける】 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/06(水) 00:29:05.45 ID:Ms01qE3Do<>

シャド達は夜襲に対応できるか……といった所で今日はここまで。

このレスが安価、コンマ範囲なら下とします。

物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/06 1300〜
               or
             09/06 2100〜 を予定しています。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/06(水) 00:39:44.15 ID:GFy7alwko<> おつ
生き残ってほしい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/06(水) 19:55:33.87 ID:nKPtcLo20<> 最悪のタイミングで2が出たねぇ。
人数にもよるけどエリアン雇った意味があるといいけど <> 再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/06(水) 21:09:28.21 ID:Ms01qE3Do<>

「ハハッ! いい様だ!」

「ぐぁあああ!」

「一方的ってのはおもしれぇなあ!?」


エリアンは運が悪かった。

居眠りをしていた為に、野盗が襲ってきたのに気付けなかったからだ。


――――
――――


馬車の外で男の叫び声が聞こえる。

コレは……エリアンか!?


「……なんだ?」

「スゥ……ウウ……?」

「起きろ! 二人共! 夜襲だ!」

「やしゅう?……夜襲!?」

「……な、なんだと!?」

「俺が先に出る! お前たちは今すぐ戦える準備をしろ!」

「シャド! お前のグラディウス2本借りるからな!」


兄は馬車から飛び出して行った。

……早くしないと不味い。そんな気がする。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/06(水) 21:24:51.25 ID:Ms01qE3Do<>
【現在値】―――――――――――――――――――――――――――――――――

【野盗の集団】

―90/100 闘力 〔10=1人〕
―06/10 GP
―10/10 TP

【特殊技能】

「挑発」、「逃走」、「略奪」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【野盗の頭 ハドン】 男

―50/50 闘力
―04/10 GP
―15/15 TP

【特殊技能】

「追撃」、「挑発」、「逃走」、「略奪」、「痛覚遮断」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【二刀闘士 ライト】 男

―50/50 闘力
―04/10 GP
―25/25 TP

【特殊技能】

「再起」、「追撃」、「挑発」

二刀闘士の攻撃は、2D10の【良い値片方ではなく】、2D10で【出た値それぞれ】で行う。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【流れの傭兵 エリアン】 男

―18/45 闘力
―04/10 GP
―20/25 TP

【特殊技能】

「鉄の意志」、「追撃」、「鋼の意志」、「挑発」、「痛覚遮断」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【目的】

”馬車に近づけさせない”
”出来るだけ時間を稼ぐ”
”再起の使用回数が2回を超えない”
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


この戦闘では、一時的に【ライトを操作】して頂きます。

シャド達が【準備を終えるまで時間を稼ぐ】事を意識して下さい。。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/06(水) 21:26:41.71 ID:nKPtcLo20<> エリアンもうHP17か <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/06(水) 21:32:41.77 ID:Ms01qE3Do<>

「そこまでだ!」

「あー? なんなんだぁ、お前はよお!」

「俺が相手をしてやる。……かかって来い」

「イキッてんじゃねえぞ! 野郎ぶっ殺してやらぁ!」


ライトに襲い掛かった一人が無残にも切り捨てられた。

その様子を見た野党の集団は、痛めつける対象をこの男とへと切り替えた様だ。


「…大丈夫か?」

「……助かったぜ。なんとかな」


エリアンはかなりの傷を負っているが、まだ死には至ってない。


(俺とコイツでどれだけ時間を稼げるか……頼むぞシャド!)

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/06(水) 21:43:31.48 ID:Ms01qE3Do<>

(…………!)

(こいつらが使ってる武器、俺が使っていた物と同じか!)

(【直撃は受けん方が良い】だろうな……)


彼らが使っている得物は、君が闘技場で使っていた物と相違ない。

どうやって手に入れたかは解らないが、直撃は避けた方が良さそうだ。
<> これを忘れてました 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/06(水) 22:00:02.14 ID:Ms01qE3Do<>
【戦闘に関する情報】


◆戦闘の説明は >>6


◆特殊技能の効果は >>7   条件は >>8、>>10のA1


◆ライトの戦術は 【相手を挑発し心をかき乱す】、【隙をついて追撃を加える】、【何度倒れても立ち上がる】の3つ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/06(水) 22:01:44.22 ID:Ms01qE3Do<>

(……今【俺の向いてる方向に】は、【弱そうな9人と確実に強い1人】が居る)

(ありがたい事に【強い方は攻めて来そうに無い】。雑魚を片付けるには今が良いかもしれん)

(【エリアンも多少は戦力になる】だろう)

(幸いにもコイツは人が良い。俺たちの為に進んで戦ってくれるだろう)

(コイツが【死んだらその時はその時】だ。【報酬を払わなくていいと思った方が精神的にも】……)


……以上の情報を元に、俺はどのように動くべきか。


下1〜2 自由記述+ダイスロール (下1でライト、下2でエリアンのダイス)

(対応がよければ結果にボーナスを入れます。良ければ考えて下さい。)


【このレスの3桁で、野党の集団の攻撃判定】 (そのうち上2つを攻撃判定に採用。人数が減ればその分回数も減る)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/06(水) 22:18:17.88 ID:ljTqwBX0O<> 盗賊やってそうな面だなとか一人相手に集団じゃないと倒せないかとか
なんでもいいので挑発して突出してきたヤツを倒して武器を奪う <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/06(水) 22:34:34.57 ID:nKPtcLo20<> 体制を低く構え突っ込んできた敵の足の腱を狙って動けなくしていく <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/06(水) 22:36:58.79 ID:VDmXRQIXo<> 3桁ってどこのこと?
秒の1桁目とコンマ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/06(水) 22:40:26.00 ID:VDmXRQIXo<> ごめん自己解決した <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/06(水) 23:12:08.47 ID:Ms01qE3Do<>
(野党の集団のダイスは「4と2」 4-6=0点、2-6=0点)

(ライトのダイスは「8と8」 8-4=4点、8-4=4点 ……合計14点) 特殊技能「挑発」発動!

(エリアンのダイスは「7」 7-4=3点 ……合計6点)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「それにしても……まあ」

「あんだぁ? 人の顔をじろじろ見やがって!」

「『俺は盗賊です』って感じの面だな」

「んだとっゴラァ!」

「一人相手に集団でかかるとは自分の力に自信が無いのか?」

「てっめえ……」


ライトの挑発に野党の二人がかかった。

君は体制を低く構えて、突っ込んできた相手の足を的確に狙っていく。

一人浅く斬っただけの者も居たが、エリアンが切り伏せてくれた。


「お前らには勿体無い武器だな」ブンブン

「……悪くない。死ぬまで借りるとしようか」


【ライトの右手武器がマインツグラディウスに変わった!】 (攻撃修正値3→5) <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/06(水) 23:22:26.68 ID:Ms01qE3Do<>

(【俺の向いてる方向に】は、【弱そうな7人と確実に強い1人】が居る)

(……奴らの【頭はそこそこ頭が使える】らしいな。【全員でかかれと指示】し直している)

(奴らから奪ったこの武器だが……【かなり切れ味が良い】。勢いよく振れば【四肢も両断できる】事だろう)

(【出来るなら】、それを【奴らに見せ付けてもいい】。恐れをなして【逃げるかもしれん】)


……以上の情報を元に、俺はどのように動くべきか。


下1〜2 自由記述+ダイスロール (下1でライト、下2でエリアンのダイス)

(対応がよければ結果にボーナスを入れます。良ければ考えて下さい。)


【このレスの3桁+2で、野党の集団の、2桁+1で頭の攻撃判定】

(野党の集団は上2つ、頭は高い方を攻撃判定に採用。人数が減ればその分回数も減る)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/06(水) 23:46:08.18 ID:ljTqwBX0O<> やはり群れないと何も出来ない奴らだと挑発
また突出してきた奴を追撃使用して派手に殺して
奴らをびびらせて時間を稼ぐ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/06(水) 23:58:11.69 ID:nKPtcLo20<> 鉄の意志を使用。ライトの攻撃が上手く行くように、位置取りを考え剣で防御目に攻撃 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/06(水) 23:59:40.36 ID:nKPtcLo20<> ageすまん <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 00:31:08.68 ID:Dt7h20Ngo<>
(野盗の集団のダイスは「8と10」 8-6=2点、10-6=4点 ……合計11点)

(野盗の頭ハドンのダイスは「9」 9-4=5点 ……合計10点) 「挑発」に対抗!


(ライトのダイスは「1と8」 1-4=0点、8-4=4点 ……合計9点) 特殊技能「挑発」発動!

(エリアンのダイスは「9」 9-4=5点 ……合計8点) 特殊技能「鉄の意志」発動!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「やはり、お前達は群れないと何も出来ない様だな」

「なんだとぉ!? てめえもういっぺ『よせ!』」

「見た所あの男はかなり強い。一人じゃ天地がひっくり返っても勝てない」

「……束でかかる。俺達は確実に勝ちを拾いに行くぞ」

「………よし! カシラがそう言うなら俺も従うぜ!」

(チッ……挑発にかからなかったか)


野盗の頭はライトの挑発を無かった事にしたどころか、無法者たちの士気を上げた。

……相当に人望があるのだろう。奴はかなり厄介だ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 00:39:18.84 ID:Dt7h20Ngo<>

「そうと決まれば戦争だ!」

「野郎共! かかれッ!」

「了解だァ! 兄貴ぃ!」


頭の号令により、ライトとエリアンの元へ野盗の集団が殺到した。

先程よりも統率が取れている。一振り一振りに迷いが少ない。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 00:44:08.11 ID:Dt7h20Ngo<>

「しっ!」

「ぐぅっ!?」

「……クソッ! 浅い!」

「俺に任せろ!」


ライトの攻撃は一人を蹲らせるに止まった。

エリアンがサポートしてくれたおかげで、奴はもう立ち上がる事が出来なくなったが。


「ヘヘッ! 大丈夫だったか?」

「馬鹿野郎ッ! よそ見をするな!」

「……え?」


……頭達が投げた槍だろうか、エリアンの身体に次々と穴が出来ていく。

自分がどんな状況か理解した瞬間、エリアンは血だまりへと倒れ伏した……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 00:48:16.45 ID:Dt7h20Ngo<>
【現在値】―――――――――――――――――――――――――――――――――

【野盗の集団】

―53/100 闘力 〔10=1人〕
―06/10 GP
―10/10 TP

【特殊技能】

「挑発」、「逃走」、「略奪」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【野盗の頭 ハドン】 男

―50/50 闘力
―04/10 GP
―15/15 TP

【特殊技能】

「追撃」、「挑発」、「逃走」、「略奪」、「痛覚遮断」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【二刀闘士 ライト】 男

―50/50 闘力
―04/10 GP
―25/25 TP

【特殊技能】

「再起」、「追撃」、「挑発」

二刀闘士の攻撃は、2D10の【良い値片方ではなく】、2D10で【出た値それぞれ】で行う。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【流れの傭兵 エリアン】 男

―01/45 闘力
―04/10 GP
―16/25 TP

【特殊技能】

「鉄の意志」、「追撃」、「鋼の意志」、「挑発」、「痛覚遮断」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【目的】

○―”馬車に近づけさせない”
○―”出来るだけ時間を稼ぐ”
○―”再起の使用回数が2回を超えない”
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 00:57:04.89 ID:Dt7h20Ngo<>
―【現在値】―――――――――――――――――――――――――

【二刀闘士シャド】 男

―56/56 闘力
―04/10 GP
―44/44 TP

【特殊技能】

「見切り」、「激昂」、「騙し討ち」、「追撃」、「痛覚遮断」、【危険察知】
―――――――――――――――――――――――――――――
【ガリア闘士 ラディー】 女

―38/38 闘力
―05/10 GP
―30/30 TP

【特殊技能】

「鋼の意志」、「倍返し」、「痛覚遮断」、「騙し討ち」
―――――――――――――――――――――――――――――
【目的】

”野盗を撃退する”
”馬車に近づけさせない”
”シャド、ラディー、ライトの闘力が「0点」を下回らない”
―――――――――――――――――――――――――――――
※……2人は攻撃修正「0点」のルディスしか装備していません。


ここからは何時も通り【シャドを操作】して頂きます。

どうにかして野盗を撃退して下さい。【可能ならば殲滅する事を勧めます】。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 01:07:06.64 ID:Dt7h20Ngo<>

「私達も出る。行くぞッ!」

「……! まだ他にも居たか」

「ヘヘッ女だ……それも上玉の!」

「兄貴ィ! やる気が湧いて来たぜ!」

「なら行け! 【思うままに略奪】しろ!」

「合点だ!」


野盗の集団は何やら不穏な動きを見せている。

……金品の類はまだ馬車にあった筈だ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 01:11:41.95 ID:Dt7h20Ngo<>

「これは酷い……」


馬車から飛び出たシャドの目に映るのは、多数の槍が突き刺さったエリアン。

彼が浮かぶ池にグラディウスが浮かんでいる。

……君はそれを拾い上げて振り、血飛沫を大地に向かって飛ばした。


【シャドの右手武器がグラディウスに変更】 (攻撃修正「0点」→「3点」)
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 01:21:48.43 ID:Dt7h20Ngo<>

(【僕が見ている方向に】は、【7人】見える)

(どうやら【一人だけ闘気の違う奴が居る】みたいだけど……)

(たぶん、アイツがあの【集団のリーダー】に違いない)

(【彼をこんな目に】遭わせた。……間違いなく強い筈だ)

(だけどあんな奴らに負けない。兄さん達は強いから)

(……信じてるよ。兄さん)


……僕はどう動くべきだろうか。


下1〜2 自由記述+ダイスロール (下1でシャドとライト、下2でラディーのダイス)

(対応がよければ結果にボーナスを入れます。良ければ考えて下さい。)


【このレスの2桁+1で、野盗の集団の、2桁で頭の攻撃判定】

(野盗の集団は上2つ、頭は高い方を攻撃判定に採用。人数が減ればその分回数も減る) <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 01:25:02.68 ID:Dt7h20Ngo<>
>>445 一部修正 【これが安価、コンマ範囲なら下を採用】

(野盗の集団は上2つ、頭は高い方を攻撃判定に採用。人数が減ればその分回数も減る)

(両方とも高い方一つを攻撃判定に採用)
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 01:38:13.56 ID:Dt7h20Ngo<>
シャド達はこの先生きのこることが出来るか……といった所で今日はここまで。

このレスが安価、コンマ範囲なら下とします。

物語に対する【疑問、質問、猛烈な不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/07 1100〜
               or
             09/07 1900〜 を予定しています。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/07(木) 07:01:34.80 ID:6G/Af/mgO<> エリアンは死んだのか?

安価ならシャドは盗賊の死体から左手の武器を回収
雑魚はラディとライトに任せてリーダーに「追撃」で攻撃
囲まれないよう注意する <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/07(木) 17:11:47.55 ID:VOVfRnsMO<> ライトはシャドが囲まれないよう集団に向かって追撃で引き付ける
ラディーはまた盗賊から武器を回収して馬車に寄ろうとするやつの牽制
<> 遅くなりましたが再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 20:13:41.91 ID:Dt7h20Ngo<>
(野盗の集団のダイスは「5」 5-6=0点 ……合計0点)

(野盗の頭ハドンのダイスは「4」 4-4=0点 ……合計5点)


(シャドのダイスは「4と8と10」 4-4=0点、8-4=4点、10-4=6点 ……合計21点) 特殊技能「追撃」発動!

(ライトのダイスは「4と8と10」 4-4=0点、8-4=4点、10-4=6点 ……合計21点) 特殊技能「追撃」発動!

(ラディーのダイスは「5」 5-4=1点 ……合計6点)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「この武器……! あの時の!?」

「……間違いない。でも、今はそんな事より!」


野盗の傍に落ちている剣を見てシャドは確信した。

これは自分が兄と闘った時の物と同じものだという事を。

その武器を2本拾い上げ、左手に持つ木剣と取り換える。


「ラディーさん。コレを使ってください!」

「む!? 長剣か!」


ラディーの居る方向へと全力で投げ付ける。

彼女に当たる事なく剣は地面に突き刺さった。


【シャドの左手武器をマインツグラディウスに変更】 (攻撃修正「0点」→「5点」)

【ラディーの武器をポンペイグラディウスに変更】 (攻撃修正「0点」→「5点」)
<> 遅くなりましたが再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 20:26:17.64 ID:Dt7h20Ngo<>

「兄さん! 周りの奴を頼む!」

「……任せろ!」

「兄貴をやらせはしねえ!」

「お前らはここで這い蹲ってな!」

「……俺を無視できると思うなよ?」

「クッ! この化物が!」


ライトが野盗の集団に突っ込み、縦横無尽に剣を振って道を切り開く。

シャドはリーダーに向かって一目散に駆け抜けた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 20:39:45.79 ID:Dt7h20Ngo<>

「お前がこの集団のリーダーか?」

「不味いな……撤退を考えるべきか」

「人が話しかけてるのに無視とはいい度胸だな」

「……俺はお前に興味なんかない。あるのは金目の物だけだ」

「そうか。じゃあ、あの世で好きなだけ集めてろ!」


君は兄に勝るとも劣らない勢いで剣を振った。

肉眼で捉えられるだけで何度振っているのだろう。

君の攻撃は最早、防ぐ事の出来ない不可視の攻撃と同然だ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 20:49:04.93 ID:Dt7h20Ngo<>

「ぐぬっ!?」

「あ、兄貴ィ!」

「この仕事は割に合わん! 生きてる奴らだけで【撤退するぞ!】」

「兄貴ィ〜〜〜〜!」


【リーダー】と思しき人物【は逃走を図ろうと】している。

野盗の【集団も残り3人】。……【可能なら殲滅した方が良いかも】しれない。


……僕はどう動くべきだろうか。


下1〜2 自由記述+ダイスロール (下1でシャドとライト、下2でラディーのダイス)

(対応がよければ結果にボーナスを入れます。良ければ考えて下さい。)


【このレスの2桁で野盗の集団と、頭の攻撃判定】 (攻撃判定は高い方を採用。次ターン特殊技能を使用する事を宣言します) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/07(木) 20:50:10.92 ID:Qz3EHKLto<> 後ろから叩き斬っちゃえ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/07(木) 20:55:37.92 ID:ceLfjZwno<> エリアンが死にそうになってるし許すわけにはいかん
死んだ連中の武器ぶん投げてでも仕留める <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/07(木) 20:59:23.29 ID:Jn6hBFZ9O<> シャドは「見切り」使用し頭の正面から戦い逃走を阻止
ライトが頭の背後に回り追撃で攻撃
ラディーは集団を牽制 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 21:21:12.64 ID:Dt7h20Ngo<>
(野盗の集団のダイスは「9」 9-6-2=1点 ……合計6点) 特殊技能「逃走」発動!

(野盗の頭ハドンのダイスは「9」 9-4-2=3点 ……合計8点) 特殊技能「逃走」発動!


(シャドのダイスは「9と2」 9-4+2=7点、2-4+2+1=1点 ……合計16点) 特殊技能「見切り」発動!

(ライトのダイスは「10と9と2」 10-4=6点、9-4=5点、2-4=0点 ……合計19点) 特殊技能「追撃」発動!

(ラディーのダイスは「9」 9-4=5点 ……合計10点)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「逃がすか!」

「クソッ! 今日は厄日か!」


君は逃走しようとしていた頭の正面に立ち圧力をかけた。

……シャドが退路を塞いだ瞬間、ハドンは逃走を諦めていた。

逃げようにも背後をライトに取られているのだ。もうどうしようもない。


「兄貴ィ!!」

「俺が殿を引き受ける! お前らはとっとと逃げろ!」

「……随分と余裕だな?」

「兄貴ッ!!」

「いいから行けッ!」

「くッ……絶対生きて帰ってくれよ!」


野盗は君達に背を向け逃げて行った……。

残った頭は既に死を覚悟している者の顔をしていた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 21:27:29.41 ID:Dt7h20Ngo<>

ラディーが集団の内1人を切り伏せてくれたが【2人を逃してしまった】。


……君は今、野盗の頭【ハドンの生殺与奪を握っている】。

右手に持つ【剣を大きく振り抜けば】、彼は【絶命するだろう】。

その前にやりたい事があるのなら、君に聞いておくとしよう。


下1〜2 自由記述

(剣を振り抜かず逃がす事も出来ます。好きなようにするといいでしょう……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/07(木) 21:31:42.80 ID:ceLfjZwno<> 自分たちのことをどうして知ったのか聞きだしてからトドメ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/07(木) 21:35:58.76 ID:6HTl50yN0<> 上と似ていますが自分たちを狙わせた雇い主の話を吐かせて斬首 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 22:04:50.22 ID:Dt7h20Ngo<>

「【どうやって僕達の事を知った?】」

「言うと思っ……!」

「僕の気まぐれ一つで首を飛ばせる。その事を忘れるなよ」

「……【情報屋】だ。【オレン闘技場に居た奴から聞いた】んだ」

「そうか。お前達の【雇い主】は誰だ?」

「…………」

「言え。死にたいか?」

「【メッサーラ】という名の【貴族】だ」

「そいつがどんな奴か教えろ」

「私腹を肥やす為に俺達みたいな奴を好き好んで使ってくれる良い奴さ」

「……もっとも、お前らにとっては最悪な奴だろうがな…!」

「ああ。全くだ」

「………ッ!」


その言葉を最後に彼は絶命した。

辺り一面に鮮血が散っている。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 22:17:19.00 ID:Dt7h20Ngo<>
―【最終結果】―――――――――――――――――――――――

【二刀闘士シャド】 男

―43/56 闘力
―04/10 GP
―34/44 TP

【特殊技能】

「見切り」、「激昂」、「騙し討ち」、「追撃」、「痛覚遮断」、【危険察知】
―――――――――――――――――――――――――――――

【二刀闘士 ライト】 男

―42/50 闘力
―04/10 GP
―17/25 TP

【特殊技能】

「再起」、「追撃」、「挑発」
―――――――――――――――――――――――――――――

【ガリア闘士 ラディー】 女

―32/38 闘力
―05/10 GP
―30/30 TP

【特殊技能】

「鋼の意志」、「倍返し」、「痛覚遮断」、「騙し討ち」
―――――――――――――――――――――――――――――

【流れの傭兵 エリアン】 男

―01/45 闘力
―04/10 GP
―16/25 TP

【特殊技能】

「鉄の意志」、「追撃」、「鋼の意志」、「挑発」、「痛覚遮断」
―――――――――――――――――――――――――――――

【目的】

【1/2】
○―”馬車に近づけさせない”
○―”出来るだけ時間を稼ぐ”
○―”再起の使用回数が2回を超えない”

【2/2】
○―”野盗を撃退する”
○―”馬車に近づけさせない”
○―”シャド、ラディー、ライトの闘力が「0点」を下回らない”
―――――――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 22:23:21.02 ID:Dt7h20Ngo<>

「一応辺りを見て来たよ。残党は居なさそうだ」

「助かるぞシャド」

「……それでどうする?」

「馬車の所有者であり、同乗していた商人が居ない」

「そして奴もああなってしまった訳だし……」


ラディーの視線の先には、槍で串刺しになったエリアンが居る。

微かに痙攣している様に見えるが、あの傷ではもう助からないだろう。


……君はこの状況で何を調べておきたい?


下1〜2 自由記述

(何も調べなければ、仮眠を取って旅の続きに入ります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/07(木) 22:25:44.44 ID:9/WeH61t0<> できればエリアンを助けたい・・・(槍で串刺しの描写がなければ...出血の記載もないしHP1からでも痛覚遮断とか鋼の意思で助けれるのに) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/07(木) 22:29:30.53 ID:ceLfjZwno<> 商人が近くにいないか調べる
死んでたら弔ってやるなり怪我してたら手当てしてやるなりする <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 22:35:41.09 ID:Dt7h20Ngo<>

「僕はできればエリアンを助けたい……」

「だが、私達の中で医術の心得を持っている者は居ないぞ」

「でも……」

「仕方が無かったんだ。アイツは特別運が悪かっただけで」

「槍も胴体を貫通している。絶対に助からん。諦めろ」

「…………」


君は無力感に苛まれた。

【誰か治療できる人間が居たら……】そう思ってしまう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 22:44:15.33 ID:Dt7h20Ngo<>

「半端に息があると余計に苦しむ」

「……俺がアイツの処理をしよう。お前達は商人が近くに居ないか見て来てくれ」

「解った。……行こう、ラディーさん」

「ああ」

「………助かります。兄君」

「気にするな。避けようの無い事を悔やんでも仕方がない」


二人が離れるのを確認したライトは、エリアンの首を刎ねた。


……彼は【残念な事にまだ息があった】ようだ。

首を刎ねる前に確かめた、【脈打つ鼓動と体温がそれを証明していた】。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 22:59:01.10 ID:Dt7h20Ngo<>

「駄目だ。【何処にも居なかった】」

「……妙だな」

「あの襲撃の間、【馬車には一度も近づけてない】ぞ」

「それは間違いない。だとすると」

「【元々居なかった】かもしれない……か?」

「元々?」

「そうだ。私達が仮眠していた間に、【一人で何処かへ逃げた】とか」

「………解らん」

「取り敢えず、残りの時間全てを寝ない訳にはいかんだろう」

「交代で見張りをするのか?」

「ああ。俺は元々そのつもりだったがな」

「……最初は俺がやろう」

「きつかったら何時でも言ってくれよ? 兄さん」

「勿論だ」


こうして君達は、夜が明けるまで警戒を続けるのだった……。


【睡眠による自然回復なし】 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 23:05:53.59 ID:Dt7h20Ngo<>

夜闇が消え、朝日が昇る。

……朝だ。【今日は特に何もない】。


「おはよう」

「……シャドか」

「どうだった?」

「異常はない。嵐の後は平和な物だな」

「そっか……なら良かった」


昨日の襲撃以降、特に変な点は無かったようだ。

……君達は馬車に積んである物で空腹を満たした。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 23:17:52.94 ID:Dt7h20Ngo<>

さて、帰路でかかる日数は【約6日】。

これからの帰路で君達に何が起きるかを判定しよう。


下1〜3 イベント追加の有無 (コンマで判定。総計6つ)


―【結果表】――――――――――――――――――

1 ラディーと
2 異常なし
3 ライトと
4 獣に食料を
5 異常なし
6 異常なし
7 別の商人と
8 異常なし
9 襲撃(二回目以降、異常なしに変化)
0 近道発見
――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/07(木) 23:21:26.06 ID:9/WeH61t0<> ー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/07(木) 23:24:11.26 ID:/UeVM7Ai0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/07(木) 23:24:37.49 ID:ceLfjZwno<> j <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 23:31:01.26 ID:Dt7h20Ngo<>
【帰路の結果】 〔06、26、49〕


【1日目】


「ん……この道は!」

「どうした? シャド」

「兄さん。ここを通れば普通に帰るより一日早く帰れるよ!」

「何故解る?」

「地理に詳しい訳じゃ無いけど、村の方向へ直線的に進めれるから」

「そうか……ならそっちに変えるとしよう」


【6日目の判定が消えました】 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 23:33:15.77 ID:Dt7h20Ngo<>

【2日目】


「今日は天気が良くて気持ち良いですね」

「そうだな……風が心地よい」


君とラディーは隣に座って空を見ていた。

今日は夜空が綺麗に見えそうだ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 23:40:11.50 ID:Dt7h20Ngo<>

【3日目】


「シャド。久しぶりにやるか」

「実戦訓練? 良いよ。やろうか!」

「ちょうどここに木剣があるし……私もやっていいか?」

「喜んで!」


3人で木剣を使って実戦形式の訓練をしてみた。

……やっぱり二人共強い。まだ勉強できる所が沢山あるな。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 23:41:59.35 ID:Dt7h20Ngo<>

【4日目】


「二人とも見てくれ!」

「コレは……何だ(です)?」

「さっき拾ったんだ。綺麗な石だろー?」


彼女は透明な石を何処からか拾ってきた。

反対まで綺麗に見えるこの石はなんと言うのだろうか?


……村はもう少しで着く。気張っていこう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 23:45:30.50 ID:Dt7h20Ngo<>

【5日目】


「ああぁーーーっ!」

「な、なんだ?」

「どうもこうも無いよ! 食料が少し減ってるんだから!」

「……ネズミか何かが紛れ込んだようだな」

「あーああ。高かったのにー」

「帰ったら幾らでも食べられる。気にするな」


食料が約1割減っていた。

せっかく買った干し肉に歯形が残っているのがとても悔しい。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/07(木) 23:49:53.30 ID:Dt7h20Ngo<>

―――――――
   〈故郷〉
―――――――


君達は長い旅路を終え、ようやく故郷へと帰って来た。

そこはかとなく牧草の香りがする、牧歌的な村だ。


「俺はまた、帰って来れたのか」

「これがシャドの故郷……」

「全然変わってないね。まあ当然か」


一行は村の中へと進み、自宅へと向かった。


――――
――
― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/08(金) 00:01:52.73 ID:zGYY60uho<>

「……ただいま」

「父さん、母さん。今日は二人に紹介したい人が居るんだ」

「僕の恋人と……それと父さん達が良く知ってる人だよ」

「ラディーさんって言うんだ。鋭い目つきをしてる年上の女性で……」


君は家の傍にある墓標に語りかけた。

この世には居ないが、二人の骨はここに埋めてある。



「兄君。シャドは一体何を……?」

「……すまない。静かにしてやってくれ」

「………」


二人はシャドを静かに見守った。

シャドが両親への報告を終るまで……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/08(金) 00:18:56.96 ID:zGYY60uho<>

「僕は失くしていたモノを取り戻せたんだ」

「……さっき言ってた、父さん達が良く知ってる人の事だよ」

「僕達の家族。ライト兄さんだ」

「あの日、家を飛び出して行った兄さんをようやく見つけられたんだ」

「それに、これからは新しく家族が一人増える。……ラディーさんがね」

「父さんと母さんには僕達を見守ってて欲しい」

「……何時までも、僕は忘れないから」


シャドは最後にそう言うと、立ち上がり墓標から離れた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/08(金) 00:27:14.09 ID:zGYY60uho<>

「待たせたね」

「随分、長かったな」

「……うん。いっぱい喋った」

「そうか。なら、何時までも辛気臭い顔をしてられんな」

「そうだね。しばらく大変だと思うし」

「と、いう訳で! 今日からよろしくお願いします。ラディーさん!」

「こちらこそ……よろしくな。シャド///」

「……フッ。俺が入れる隙が全く無いな?」

「あっ、兄君! これはその……」

「兄さん! そんな事無いって!」


……僕は妻となった愛する彼女と、生き別れだった双子の兄と共に故郷へと戻った。

村は少し不便な生活だったけど、僕達の力で徐々に復興を重ねる事で元の賑わいを取り戻している。


君は幸せな日々を送り続けるだろう……それが壊れる日まで。


END 束の間の休息 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/08(金) 00:30:11.66 ID:zGYY60uho<>

こうして君達は、あの闘技場を離れる事が出来ました。

少なくない犠牲を時に支払ったりはしたものの、村へ無事に帰れて何よりですね。


物語に対する【疑問、質問、猛烈な不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/08(金) 00:41:32.65 ID:1kU7JOM4O<> 不穏な終わり方だが、続編あったりするの?

てか、大分回収されてない伏線あるから、主人公交代なのかな。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/08(金) 00:59:18.44 ID:LOTiQIXS0<> 乙です
カンジが情報漏らしたんだろうけどアイツがいなくても襲撃はされてたの?
それこそ貴族が黒幕なんてどうすりゃよかったの?
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/08(金) 01:01:54.07 ID:scvpiI22o<> おつ
アイガは貴族なのに何で露天商みたいなことしてたんだ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/08(金) 15:13:30.90 ID:zGYY60uho<>
【物語終了時の各データ】


賞金総額

金貨45枚 (内訳 シャド5、ラディー15、ライト25)
銀貨15枚


所持金使用額

銀貨22枚 (銀貨25枚=金貨1枚)
銅貨20枚 (銅貨16枚=銀貨1枚)


朝に深呼吸をした回数

11回 (自室のみカウント)


本をじっくり読んだ回数

10回 (ラディーの分もカウント)


医務室での治療回数

12回 (全てサビニア)


物語から永久退場した人間の数

10人 (ズルー、テアトル、ダブリン、エリアン、ハドン、他5人)


初期能力との差

シャド   (闘力25→56、GP07→04、TP11→44)
ラディー (闘力30→38、GP05→05、TP22→30)
ライト   (闘力55→50、GP04→04、TP30→25)


今日の1900から次の主人公を作成していきます。
<> 全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる<>sage saga<>2017/09/08(金) 15:22:28.51 ID:kjRX/D+e0<> 遊戯王スレですか剣闘使いのマスクBB <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/08(金) 15:42:55.18 ID:zGYY60uho<>
【過去の質問等に対する返答、言及】


【質問】 >>358

大目的である双子の兄と会えているのでほぼクリアです。
今回は故郷で暮らす事も出来ているのでノーマル以上のエンドではないでしょうか。


【質問】 >>296

ほぼ>>297の通りです。


【質問】 >>484

次は勿論あります。
伏線の類はそれに突っ込まなければ基本的に何も起きない様に進行しています。


【質問】 >>485

カンジが居ないor口止めしていれば夜襲はありませんでした。
今回は貴族に立ち向かう目的では無かったのでどうにも出来ませんでした。
元が奴隷か、貴族の身分であればもっと話に絡んできたのではないでしょうか。


【質問】 >>486

アイガは従者(奴隷)の労働を進んで体験する変わった人物です。
積極的に奴隷を解放しようとしている貴族なのでかなり変わった人物です。
史実のコルネリウス氏族は解放奴隷や庇護者に対して自分と同じ名前を与えていたりします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/08(金) 15:55:50.11 ID:I7VhVhEoO<> >>489
乙。やっぱかなりローマ帝国の文化調べてるのね。頭が下がります。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/08(金) 16:07:25.53 ID:zGYY60uho<>
>>490
ありがたいお言葉です。とは言え、まだまだ勉強途中ですので
史実を知っている方は、参加して頂く際に一緒に書いてくださるとこちらも助かります。

(例 コンモドゥス帝の闘技参加、鉛中毒を起こしていた人間が多い当時のローマなど) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/08(金) 20:00:56.15 ID:cTIkDEKV0<> 主人公に明確な目標を決めてから作った方がいいかもな
戦闘好きや改革を目指している貴族とか
個人的には忍者とか作りたい アイエェェェな感じの(忍殺風) <> 凄く遅くなりましたが再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 00:39:07.16 ID:ZxNod81Po<>

君は辺境の土地を治める領主だ。

今回の目的は君が保有する領地を護る事。

与えられた期間は1ヵ月を4週として「7ヵ月」。(28ターン)

それまでに領地を護れる術を獲得しなければならない。

……君がこの世界で長く生き残る事を切に願う。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 00:43:45.56 ID:ZxNod81Po<>

君はとても有能な使用人を一人抱えている。

……領主である君とその使用人の名前を教えてくれ。


下1〜3 領主と使用人の名前

(この後、2票先取の多数決を取ります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 00:45:26.40 ID:HRyXh7hfo<> 領主
ニューク

使用人
ミーナ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 00:47:27.78 ID:kLPU0zZio<> 領主:ティオニクス
使用人:イーゴル <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 01:13:34.00 ID:M516OJLZo<> 領主
マクシムス

使用人
マクシマ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 01:17:29.09 ID:ZxNod81Po<> では>>1からも

領主:マルク
使用人:ルチア <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 01:20:24.74 ID:ZxNod81Po<>
>>495−498の中で良いと思ったものを選択して下さい。

まず【領主】の名前から2票先取で決定。


下1〜 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 01:58:33.40 ID:HRyXh7hfo<> >>496 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 02:37:59.78 ID:fHn5RfUEO<> ニューク <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 07:32:18.83 ID:CBGaqUciO<> ティオニオス <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 13:24:11.10 ID:ZxNod81Po<>
領主:ティオニクス


次は【使用人】の名前を2票先取で決定。

>>495−498の中で良いと思ったものを選択して下さい。


下1〜
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 13:25:08.75 ID:p/N63Ry00<> ミーナ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 13:30:02.06 ID:gNcGmxzxo<> ルチア <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 13:30:50.15 ID:p/N63Ry00<> せっかくなのでルチアに変更 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 13:40:36.05 ID:ZxNod81Po<>
領主:ティオニクス
使用人:ルチア


……なるほど。

名前はそのように呼ぶとしよう。

では、君達がどんな人間か簡潔に教えてほしい。


下1〜3 自由記述

(人物背景を一つ追加できます。この後、2票先取の多数決をとります) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 13:50:21.00 ID:p/N63Ry00<> 領民から慕われる領主と、家事政務護衛などもこなす使用人 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 13:54:33.01 ID:gNcGmxzxo<> 父の急逝により急遽家を継ぐことになった真面目だが心配性な若者
有能で武術の心得もあるが少しばかり毒舌な使用人 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 14:03:03.05 ID:ZxNod81Po<>
>>1からも案を


領主:幼少期からの教育により武勇に優れている

使用人:先代の頃から仕えている (ただし、年齢は30歳を超えていない)
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 14:07:48.01 ID:ZxNod81Po<>

>>508−510の中で良いと思ったものを選択して下さい。


・領民から慕われている領主 (508)
・父の急逝により急遽家を継ぐ事になった真面目だが心配性な若者 (509)
・幼少期からの教育により武勇に優れている (510)


まず【領主】から2票先取で決定。


下1〜 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/09(土) 14:08:49.91 ID:kVPHh0mk0<> 510の武勇に優れた領主 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 14:10:31.35 ID:A1c0OHyiO<> 509 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 14:10:37.33 ID:qS4MEhHzo<> >>508 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 15:21:44.16 ID:p/N63Ry00<> 偶数なら>>509、奇数なら>>510で <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 15:39:25.61 ID:ZxNod81Po<>

領主:父の急逝により急遽家を継ぐ事になった真面目だが心配性な若者


では次に【使用人】を>>508−510の中で良いと思ったものを選択して下さい。


・家事、政務、護衛などもこなせる (508)
・武術の心得もあるが少しばかり毒舌 (509)
・先代の頃から仕えている (ただし、年齢は30歳を超えていない) (510)


下1〜 (2票先取で決定) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 15:40:24.54 ID:A1c0OHyiO<> 509で <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 15:48:31.89 ID:HRyXh7hfo<> 508 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/09(土) 15:49:56.45 ID:kVPHh0mk0<> 509 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 16:12:30.92 ID:ZxNod81Po<>

領主:父の急逝により急遽家を継ぐ事になった真面目だが心配性な若者
使用人:武術の心得もあるが少しばかり毒舌


……なるほど。

君は苦労人の様にも見える。

次は君達の能力を決めて行こう。



〈能力値ロール〉

領主のTPは【2D10/2+3】、闘力は【2D10+12】

使用人のTPは【2D10+12】、闘力は【2D10+18】

※2D10の結果はコンマ2桁を、10面ダイス2個として使い判定。


下1 TP
下2 闘力 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 16:14:30.81 ID:HRyXh7hfo<> ぬ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 16:14:41.84 ID:gNcGmxzxo<> あ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 16:35:47.16 ID:ZxNod81Po<>

領主
TP=7 【〔8+1〕/2+3】 端数切捨て
闘力=24 【8+4+12】


使用人
TP=21 【8+1+12】
闘力=30 【8+4+18】


―【キャラシート】―――――――――――――――――

【地方領主 ティオニクス】 男

―24/24 闘力
―07/10 GP
―07/07 TP


【特徴】

真面目な青年
不安に駆られる事が多く心配性


【目的】

”自身が保有する領地を護り通す”

――――――――――――――――――――――――

【ティオニクスの従者 ルチア】 女

―30/30 闘力
―05/10 GP
―21/21 TP


【特徴】

一人でも身を守れる
主人に対して躊躇いなく毒を吐く


【目的】

”主人の目的を達成する”

―――――――――――――――――――――――― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 16:58:21.70 ID:ZxNod81Po<>

君は急逝した父に代わり、辺境の地方を治める事になった領主【ティオニクス】。

今は静かな書斎で使用人の【ルチア】と話をしている。


「各地で【略奪行為が増えている】らしい」

「はい。そのようでございます」

「万が一でも領地に攻められると不味い……」

「……いかがなさいましょう?」

「領地は荒させない。先ずは地盤を固めて行こう」

「貴方の様なボンクラ息子に出来るでしょうか」

「えっ」

「失礼しました。領主様の為に誠心誠意働かせて頂きます」

「う、うん。よろしく頼むよ」
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 17:06:07.01 ID:ZxNod81Po<>

(……最近、【彼方此方で無法者が】幅を利かせている)

(もちろんここも例外じゃない。【大きくないだけで被害はある】)

(僕は【父から託された】この【領地を守りたい】)

(だけど、何をすれば良いかまだ解らない事は多い)

(……しばらくは【ルチアを頼りに】しよう)


先にも言ったように、君はどんな相手でも領地を守れる術を手に入れなければならない。

与えられた期間は1ヵ月を4週として「7ヵ月」。(28ターン)

君は野心を持って領地を広げようとしても良いし、平穏を望んでも良い。

……選択肢は後悔しない様に選ぶと良いだろう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 17:37:20.25 ID:ZxNod81Po<>

【門神ヤヌスの月 1週】 (1/28)


「現在の状況を報告してくれ」

「はい。まず、現在の領地についてですが――」

「【荒れた土地が多く】、閑散期でもあります」

「領民には【教育がある程度行き渡っている】ので、成人している者の大半は【読み書きも出来る】でしょう」

「また、【西側近くに大きな川がある】ので【水には困りません】」

「……なんだ。そんなに問題無いじゃないか『ですが』」

「【武に優れた者が居ない】為、攻め込まれると【あっさり壊滅します】」

「全然駄目じゃないか!? 父さんはどうやってたんだよ!?」

「お父上は貴方様と違って知略に長けていましたので」

「さらっと僕が馬鹿だって言ってないか!?」

「気のせいでございます」


/領地特徴/

北―森の一帯
西―大きな川
東―荒地
南―荒地


・荒れ地が多い
・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養がある
・今は作物を育てる時期ではない
・東南からは攻め易い
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 17:55:56.45 ID:ZxNod81Po<>

領民は貴方を頼りにしてくれている。

……さあ、第1ターンの行動を聞こう。君は何をしたい?


下1〜2 選択肢


―【選択肢】―――――――――――――――――

@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―ルチアに相談する
D―近隣の領主に助けを求める
E―自由安価

―――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 17:56:25.32 ID:vFwzfNHFo<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 17:56:44.25 ID:p/N63Ry00<> 2 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 18:10:53.98 ID:ZxNod81Po<>
〜人材発掘〜


「人だ! まず人手が全然足りない!」

「左様でございますか」

「ルチアは勿論強いけど、もっと専門的な人が欲しい」

「……左様でございますか」

「だから、領地で眠ってる人材を発掘しよう!」


君達は領地の中で、優れた才能を持つ者を求めた。

その結果……。


下1〜2 ダイスロール (2D10+2D10で判定。結果は4〜40の範囲)

(値が大きいと強い者が見つかります。同時にそのレスで能力値も判定)


―【能力値早見表】――――――――――――――――――

04〜10 ―闘力+10、TP/2+3、GP07
11〜20 ―闘力+12、TP/2+5、GP06
21〜30 ―闘力+14、TP+04、GP06 【特殊技能持ち】
31〜39 ―闘力+16、TP+08、GP05 【特殊技能持ち+】
  40   ―闘力+30、TP+25、GP04 【特殊技能持ち++】

―――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 18:11:12.16 ID:vFwzfNHFo<> せいや <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 18:47:05.94 ID:5NOFkar8O<> とうっ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 18:47:13.08 ID:p/N63Ry00<> 00。ルチアが強くなっても面白い <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 19:05:57.89 ID:ZxNod81Po<>
領民
闘力=32 【1+6+9+4+12】
TP=15 【〔1+6+9+4〕/2+5】


―【キャラシート】―――――――――――――――――

【領民 モルドー】 男

―32/32 闘力
―06/10 GP
―15/15 TP


【特徴】

癖のある髪の毛
力自慢

――――――――――――――――――――――――


その結果……一人の男性が見つかった。

彼は薪割りをしていた所で、薪を素早く沢山叩き割っていた。

その力に目を付けた君は、彼に力を貸して欲しいと頼み込む。

彼は二つ返事で承諾してくれた。先代に対する恩返しも兼ねているらしい。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 19:14:31.54 ID:ZxNod81Po<>
〜自己学習〜


「ルチア」

「はい。ここに」

「どうしたら、僕は強くなれると思う?」

「川に裸で飛び込めばよろしいかと」

「死んじゃう! それ死んじゃうから!」

「いま冬だから! 凍死、溺死何でもあるよ!?」

「……フーッ」

「そのやれやれ……みたいな反応止めて!? 僕、一応君の主なんだけど!」

「では、訓練をしましょう」

「訓練?」

「ここに短剣がございます」


そう言ってルチアは服の裾を両手でたくし上げた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 19:28:30.52 ID:ZxNod81Po<>

「ルチア! 見える! 見えるから!」

「は?」


ルチアの顔が『お前は何を言っているんだ』みたいな顔になっている。

……そんな顔されると、僕が本当に馬鹿みたいじゃないか。


「……領主様は大層な変態でございますね」

「私が今ここで矯正して差し上げます。短剣はここにありますので」


たくし上げた服の内側には、鋭利な短剣が複数仕込まれていた。

その後、僕はルチアの投げる短剣を避けると言う、見世物小屋も真っ青の特訓を行った。

……かなりやばかった。彼女は僕の事を殺す気だったんじゃないだろうか。



下1 闘力上昇判定 (2D10で判定)


―【判定表】―――――――――――――――

  02   特徴「身のこなしが軽い」+「1点」

02〜08 「1点」

09〜12 「3点」上昇

13〜19 「2点」

  20   特徴「身のこなしが軽い」+「1点」

―――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 19:29:31.57 ID:vFwzfNHFo<> たあっ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 19:36:53.86 ID:ZxNod81Po<>

―【現在値】―――――――――――――――――――

【地方領主 ティオニクス】 男

―24/27 闘力 〔24→27〕
―07/10 GP
―07/07 TP

――――――――――――――――――――――――

【ティオニクスの従者 ルチア】 女

―30/33 闘力 〔30→33〕
―05/10 GP
―21/21 TP

【特殊技能】

「追撃」
―――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 19:41:27.59 ID:ER4aBFC00<> ルチアも伸びるんだ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 19:49:09.79 ID:ZxNod81Po<>

【中間報告】


「ご報告致します」

「まず、私の戦闘能力と【領主様の腐った根性が少し変化しました】」

「それと【領民のモルドーという方が此方に】」

「ありがとう。でも最初の罵倒は要らないよね?」

「私はこれで。失礼させて頂きます」

「あ、ちょ……行っちゃった」


ルチアは君の言葉を無視して部屋から出て行った。

入れ替わる様にして、一人の男が入って来た。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 19:56:52.22 ID:ZxNod81Po<>

「入っていいか?」

「もう入ってるんですが……」

「なっはっは! スマンな。礼儀がよく解らんもので」

「構いません。それについては特に言及しませんので」

「おーそうか。助かる!」

「俺は先代の領主様に農地を貸して貰った恩があるからな。何でも言ってくれ」

「ええ。期待しています」


話が終るとモルドーは直ぐに帰って行った。

特に扱いが面倒な人では無さそうな事に、君は少しばかりホッとしている。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 19:59:45.40 ID:ZxNod81Po<>

【自由行動】


君は余暇を利用して何かしらの行動を起せる。

個人の力を求める事や、周囲への働き掛けも出来るだろう。

……君の選択を聞かせてくれ。


下1 自由記述

(自由に動けます。ご利用はは計画的に) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 20:01:28.38 ID:gNcGmxzxo<> 近隣の貴族に挨拶に行く <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 20:02:02.26 ID:ER4aBFC00<> 領民の視察 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 20:16:04.27 ID:ZxNod81Po<>

「近隣の貴族の方々に挨拶へ行こう」

「頭でも打たれたんですか? 領主様がそんな事を言い出すなんて……」

「君の中の僕はどういう人間なんだい!?」

「では支度をして参ります」

「人の話を聞いて!?」


君達は周辺で力のある貴族の元へ向かった……。


―――――
――

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 20:18:26.09 ID:ZxNod81Po<>

【アエミリウス家】


「お初にお目にかかります。ティオニクスと申します」

「よくぞ参った。貴公も大変な状況であろうに」

「父の事はもう済んだ事ですので……」

「そうか。手ぶらで帰すのも忍びない。従者の皆にコレを分け与えるといい」

「これは……!」

「粗末な物だが、衣類と保存食を詰めてある」

「感謝いたします。アエミリウス公」


アエミリウス家はかなり力のある貴族だ。

今後の事を考えると親しくしておきたい家系でもある。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 20:33:51.00 ID:ZxNod81Po<>

【メッサーラ家】


「お初にお目にかかります」

「んん? 貴殿は確か……」

「先代の息子、ティオニクスと申します」

「そうか、先代が亡くなったか。実に惜しい人間だった……」

「……父をご存知で?」

「うむ、うむ。それはもう、【とても親しい間柄だった】からのう」

「そうでしたか……父にそのような方が」

「儂は貴殿の力になりたい。何か手伝えることはないか?」

「勿体ないお言葉です。ですが、【どうにもならない時は】お手を借りても宜しいでしょうか?」

「無論だ。その時は【喜んで貴殿に助けを送るとしよう】」

「感謝いたします。メッサーラ公」


メッサーラ家も他と比較して力がある。

弱小にすぎない地方領主としては頭を下げておいた方が良い人物でもありそうだ。


僕は2つの家を回った所で領地へと帰った……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 20:37:24.10 ID:ZxNod81Po<>
―――――
―――


自室に戻った君は溜息を吐く。

これからどう立ち回れば良いか問題が山積みだからだ。


(疲れたな……)

(……今日はもう寝るとしようか)


君は柔らかい寝台の上に横になり大きく息を吐いた。



下1 ティオニクスの闘力+TP回復 (2D10で判定)

下2 夢を見るか (2D10で判定、目標値は【18以上】)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 20:38:12.38 ID:vFwzfNHFo<> うりゃ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 20:41:11.94 ID:ER4aBFC00<> はい <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 20:47:00.46 ID:ZxNod81Po<>
【現在値】――――――――――――――

ティオニクス

―27/27 闘力 〔24→27〕
―07/10 GP
―07/07 TP

【自然回復】 (3+8=11)
――――――――――――――――――

ルチア

―33/33 闘力 〔30→33〕
―05/10 GP
―21/21 TP

【自然回復】 (3+8=11)
――――――――――――――――――



君は深い眠りに包まれている。

……今日は大分疲れていたようだ。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 20:57:34.19 ID:ZxNod81Po<>

【門神ヤヌスの月 2週】 (2/28)


「現在の状況を報告してくれ」

「かしこまりました」

「現在、こちらと交流のある貴族は、アエミリウス家とメッサーラ家のみ」

「我々以外に領民であるモルドーも戦えます」

「周辺の地形が攻められ易いので要改善かと」

「……冬である事をお忘れなく」

「大丈夫だ、問題ない」



/領地特徴/

北―森の一帯
西―大きな川
東―荒地
南―荒地


・荒れ地が多い
・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養がある
・今は作物を育てる時期ではない
・東南からは攻め易い
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 21:00:53.75 ID:ZxNod81Po<>

解らない事があればルチアに相談するのも良いだろう。

最初の内なら無駄になる事は少ない筈だ。


……第2ターンの行動を聞こう。君は何をしたい?


下1〜2 選択肢

―【選択肢】―――――――――――――――――

@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―ルチアに相談する
D―近隣の領主に助けを求める
E―自由安価

―――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 21:01:07.02 ID:vFwzfNHFo<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 21:02:06.53 ID:ER4aBFC00<> C―ルチアに相談する <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 21:13:58.39 ID:ZxNod81Po<>

〜ルチアに相談〜


「ルチえもーん! 解んないから助けてよー」

「領主様……本当に頭がどうかされたので?」

「違うから! 旅芸人が芝居をしてたの一緒に見てたよね!?」

「はいはい。ルチアは最初から解っています。……それで何が解らないのですか?」

「↓の選択肢が解らないんだ。教えてくれるかい」


―【選択肢】―――――――――――――――――

@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―ルチアに相談する
D―近隣の領主に助けを求める
E―自由安価

―――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 21:15:34.66 ID:ER4aBFC00<> 1 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 21:34:55.60 ID:ZxNod81Po<>

「……仕方が無いですね。説明をするといたしましょう」

「まず@―領地の開墾、改善は【森を伐採して田畑に変えるなど】を実行します」

「僕が指揮を執るんだね?」

「はい。【地形が変わる事で外敵からの攻められ易さも変わる】そうです」

「具体的には?」

「そうですね……【おおよそ体感で3割は変わる】のではないでしょうか」

「3割って何を基準にして?」

「………さあ?」



「そしてA―人材発掘は平たく言うと【有能な人を探して領地を安定させる】事で」

「【人材が多ければ、争いが起きた時の戦力や普段の助言役としても使える】でしょう」

「今の私が最たる例ですね」

「なるほど〜」



「次にB―自己学習ですが……【領主様は今にも折れそうな枝の様でございます】」

「もう少しご自分の身体を鍛えては如何でしょうか?」

「ルチアのお給金減らしていい?」

「(´・ω・`)」

「そんな顔しても駄目だからね?」

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 21:39:12.45 ID:ZxNod81Po<>

「…………」

「C―ルチアに相談するについてですが、【説明をするのは私だけではありません】」

「時として別の方が喋る事もございます。【私より有能な方が一刻も増えて欲しいですね】」

「言葉に凄く棘があるね。なんでかな?」



「……次にご説明するのが、D―近隣の領主に助けを求める」

「【アエミリウス家やメッサーラ家に助けを求めます】」

「僕よりも強い力を持ってる人達だね!」

「ですが……【その方に頼って本当に大丈夫ですか?】」

「えっ」

「世の中は弱肉強食とも言いますし、【選ぶ際はよく考えた方が良い】でしょう」

「えっえっ」



「最後にE―自由安価」

「これは【領主様の背後に立つご先祖様方に知恵をお借りする行為】です」
 
「【デメリット・メリットが激しくなる】代わりに、【状況が激変する事も往々にしてある】でしょう」

「ご利用は計画的に♪……でございます」

「今凄く媚びた声出してたよねあれなんなん?僕の時にはそんな声全く出さないよねそんなに威厳無いのかな?悲しいなぁ……なんで僕従者に嫌われてるのかなあははははははあ

「……お伝えする事は以上。ご参考になれば従者冥利に尽きる……ですね」
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 21:46:49.21 ID:ZxNod81Po<>

〜自己学習〜


「ルチア」

「はい。ここに」

「どうしたら、僕は強くなれると思う?」

「またですか。川に裸で……」

「それ以外! それ以外でお願い!」

「もっと人道的な方法でお願い!」

「……フーッ」

「そのやれやれ……みたいな反応止めて!? 僕、君の主なんだけど!」

「では、訓練をしましょう」

「何の訓練?」

「ここに長剣がございます」


そう言ってルチアは服の裾を両手でたくし上げた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 21:54:24.56 ID:ZxNod81Po<>

「またこのパターンかよ!」

「はあ?」


ルチアの顔が『何言ってんだこいつ』みたいな顔になっている。

……そんな顔されると、何だかたまらなく興奮してきます。


「長剣がここにありますので。実戦訓練と致しましょう」


たくし上げた服の内側から、刃渡りの長い長剣が2本出て来た。

僕はルチアが出した長剣で実戦形式の特訓を行った。

……しかし、あの服にどうやって入れたんだろうか。凄く謎だ。



下1 闘力上昇判定 (2D10で判定)


―【判定表】―――――――――――――――

  02   特徴「長剣に対する愛」+「3点」

02〜08 「1点」

09〜12 「2点」上昇

13〜19 「1点」

  20   特徴「刺突の名手」+「3点」

――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 21:55:27.27 ID:vFwzfNHFo<> おりゃ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 21:55:38.62 ID:e3XoVXsEO<> あ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 22:02:29.39 ID:ZxNod81Po<>
―【現在値】―――――――――――――――――――

【地方領主 ティオニクス】 男

―27/29 闘力 〔27→29〕
―07/10 GP
―07/07 TP

――――――――――――――――――――――――

【ティオニクスの従者 ルチア】 女

―33/35 闘力 〔33→35〕
―05/10 GP
―21/21 TP

【特殊技能】

「追撃」、「挑発」
―――――――――――――――――――――――― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 22:05:46.68 ID:ZxNod81Po<>

【中間報告】


「ご報告致します」

「まず、私の戦闘能力と【領主様の産廃の様な根性が少し向上しました】」

「ありがとう。罵倒が以前より酷くなってないかな?」

「私は失礼させて頂きます」

「あ、ちょ……行っちゃった」


ルチアは君の言葉を無視して部屋から出て行った。

今日は特に進展も無かった。まあ、こんな日もあるかな。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 22:07:27.31 ID:ZxNod81Po<>

【自由行動】


君は余暇を利用して何かしらの行動を起せる。

個人の力を求める事や、周囲への働き掛けも出来るだろう。

……君の選択を聞かせてくれ。


下1〜2 自由記述

(かなり自由に動けます。ですが、ご利用は計画的に)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 22:11:53.45 ID:e3XoVXsEO<> 領地の視察 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 22:13:38.79 ID:vFwzfNHFo<> 退治するべきモンスターは
いるのかどうか調査させる <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 22:21:24.47 ID:ZxNod81Po<>

「領地の視察を行うとしよう」

「領主様……まさか、頭を地面にぶつけたのではないでしょうね?」

「違うから! これが僕の素! 自然な姿なの!」

「私は支度をしてきます」

「お願いだから最後まで聞いて!?」


君達は領地の視察へと向かった……。


―――――
――
― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 22:28:22.14 ID:ZxNod81Po<>

【北―森の一帯】


「ここは……」

「領地の北側に大きく広がる森でございます」

「うん。見れば解るよ」

「【この周辺では獣も出ます】ので、【一人では来ないようにして下さい】ませ」

「領主様のお守りも楽ではありませんので」

「泣いていいかな?」

「どうぞ。御自由に」


僕は森を見て驚いた。

全ての木が、僕の身体より何倍も大きかったから。

何年経てばこんなに成長するんだろうか……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 22:35:53.10 ID:ZxNod81Po<>

【西―大きな川】


「うわぁ……やっぱり何時みても大きいなあ」

「【此方に見えます川に飛び込むと、生きて戻る事が出来ない】と言われています」

「深そうだし、流れも速いから解らないでもないかな」

「では領主様。どうぞお入りください」

「さっきの説明はなんだったの!?」

「領主様の良い所見てみたい〜」

「入らないから! 絶対に入らないからね!?」

「……フゥ」

「今日、僕は君に何かしたっけ?」

「むしろ毎日でしょう」


西に広がる川は広大で、ルチアが言った事が間違いじゃないぐらい。

この川に飛び込んだら凄い勢いで下流に流されてしまいそうだ。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 22:38:50.54 ID:gNcGmxzxo<> >……そんな顔されると、何だかたまらなく興奮してきます。
なんなのシャドくんに続きマゾ属性持ち主人公なの <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 22:42:07.32 ID:kWHX0MGb0<> >>570つまり殺したやつを流して証拠隠滅しろと?
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 22:42:09.56 ID:ZxNod81Po<>

【東と南―荒地】


「……荒地だね」

「荒地でございます」

「ここには何も無いの?」

「何もありません」

「人も?」

「人も」

「【作物は?】」

「【軍神マルスの月になれば】」

「【冬が過ぎればって事か……】」


東と南の荒地には何もなかった。

めぼしい物が何もないと落胆してしまう僕は駄目な領主だろうか。

……【ここはもう少し改善すべき土地だと思う】。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 22:43:05.27 ID:kWHX0MGb0<> >>571だった すまぬ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 22:48:06.68 ID:ZxNod81Po<>

「ルチア! 僕達が倒すべき魔物は何処に居る!」

「領主様。ここは空想や神話の世界ではございません」

「……魔物ではなく、獣や蛮族と言った方が適切かと思われます」

「どっちでもいい! 敵を倒すんだ!」

「左様でございますか」


君達は領地に被害が無いか調査を行った。


―――――
――
― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 22:56:04.40 ID:ZxNod81Po<>

「近辺で調査を行いましたところ……」

「領地からほど近くに【山賊の野営地がある】とのことです」

「/(^o^)\」

「なんで!? なんで今まで知らなかったん!?」

「恐らくですが、先代が倒れてからの間に出来たのかと」

「君ィ! そういう大事な事早く言ってよお!」

「私の身体は一つしかございませんので」

「……悪かったよ」

「お解り頂けた様で」


山賊の野営地が近くにあったらしい。

小規模ではあるようだが、放置しておくとかなり不味い。

被害が出ない内にどうにかしないと……。


【東側に賊の野営地があるようです。放置していると戦力が増強され、領地に攻め込む様になります】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 22:59:05.52 ID:ZxNod81Po<>
―――――
―――


領地を回り終えて自室に戻った君は溜息を吐く。

これからどう立ち回れば良いか問題が新たに増えたからだ。


(疲れたよルチア……)

(……今日はもう寝るから)


君は柔らかい寝台の上に横になり大きく息を吐いた。



下1 闘力+TP回復 (2D10で判定)

下2 夢を見るか (2D10で判定、目標値は【18以上】) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 23:05:04.37 ID:gNcGmxzxo<> b <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 23:09:45.08 ID:e3XoVXsEO<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 23:10:58.13 ID:e3XoVXsEO<> いけたか
何気にはじめてじゃないか夢って <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 23:30:39.26 ID:ZxNod81Po<>

君は夢を見た。

それは遠い記憶のようで近いモノのようにも感じる。


……君が女の子と仲良く遊んでいる光景。



―――――――――――
――――――
――― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 23:31:27.74 ID:ZxNod81Po<>


僕は鮮やかな花で冠を作っている。

1つ、2つ、3つと沢山作って女の子にあげた。

女の子が『将来は君のお嫁さんにしてね』と言った。

『僕で良いの?』と聞くと、『君じゃなきゃイヤ!』と返してくる。


こんなに素直な女の子が僕を好いてくれる訳がないと思っていた。

そうでも思わないと頭が真っ白になりそうだったから。


何年も経てば思いや気持ちも変わる。

でも、僕の気持ちは変わらない。

何時か言えると良いな……。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 23:34:43.46 ID:ZxNod81Po<> 【現在値】――――――――――――――

ティオニクス

―29/29 闘力 〔27→29〕
―07/10 GP
―07/07 TP

【自然回復】 (3+7=10)
――――――――――――――――――

ルチア

―35/35 闘力 〔33→35〕
―05/10 GP
―21/21 TP

【自然回復】 (3+7=10)
――――――――――――――――――



君は夢の世界に誘われている。

……明日はとても良い日になりそうだ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 23:37:23.78 ID:ZxNod81Po<>

ティオニクスが夢を見た……といった所で今日はここまで。

物語に対する【疑問、質問、猛烈な不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/10 1300〜
               or
             09/10 1900〜 を予定しています。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/09(土) 23:51:48.12 ID:gNcGmxzxo<> 乙

これ領地は前週の闘技場と近いの?
前週のキャラをスカウトできたりもするの? <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/09(土) 23:56:47.41 ID:ZxNod81Po<>
前スレの1000ボーナスも使えますので良かったらどうぞ。


>>586
少なくともバシクスが加入する可能性はあります。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 00:01:26.71 ID:uF9ozY130<> 乙です
物語終わった時点のシャドやライトって世界の中ではどれくらいの強さだったの?
新キャラ見てるとあの強さの奴はなかなかいないのかなと思ったんだけど <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 00:11:21.79 ID:xpu2i6YlO<> ルチアの年齢はどんなもんかなー、と。
夢見たので気になった次第。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 00:13:50.87 ID:C13pQCvWo<>
>>588

1対1なら頭おかしいぐらい強いです。

シャドは歴代優勝者であるバシクスとオウガの指導を受けているので当然ですが
ライトに関しては弱体化してなお、あの能力なので本当に頭がおかしいぐらいです。

初手の訓練でバシクスに気に入られて、「見切り」を覚えた事と「威圧感」がある点が大きな違いでしょう
ホリィ戦で見切りを使いまくってたらライトも「見切り」を覚えていたのですが……。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 00:16:21.67 ID:C13pQCvWo<>
>>589

20代中盤〜30代前半とだけ言っておきます。
身長は170前半でティオニクスは170中盤です。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 13:39:11.87 ID:83TFg3Vv0<> シャドの世界と同じなのかパラレルワールドなのか関係ないのか気になる
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 20:02:00.74 ID:C13pQCvWo<>

【門神ヤヌスの月 3週】 (2/28)


「現在の状況を報告してくれ」

「はい」

「領地の東側で山賊の野営地を発見しました」

「放置すると此方に攻め込む様になるでしょう」

「じゃあ直ぐにでも『ですが』」

「こちらは戦える者が、まだ3人しか居ない上に領主様は肉壁にもなりません」

「今いけば無駄死にも良い所でございましょう」

「そ、そうか……」

「早く力を付けるか、有能な人材を見つけて下さいませ」

「……解った」


/領地特徴/

北―森の一帯
西―大きな川
東―荒地 【!】
南―荒地


・荒れ地が多い
・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養がある
・今は作物を育てる時期ではない
・東南からは攻め易い
・【山賊】の野営地が東にある
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 20:05:14.88 ID:C13pQCvWo<>

まだ山賊の被害は目立っていない。

領民の安全の為に出来るだけ早く対処しよう。


……第3ターンの行動を聞こう。君は何をしたい?


下1〜2 選択肢

―【選択肢】―――――――――――――――――

@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―ルチアに相談する
D―近隣の領主に助けを求める
E―自由安価

―――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 20:06:13.97 ID:407lHc8Io<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 20:07:12.26 ID:jLPkGGIY0<> 5 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 20:16:45.10 ID:C13pQCvWo<>

〜人材発掘〜


「人が足りない! 有能な奴を増やすぞ!」

「では領主様には在野に下って頂き――」

「ちょっと待ってよ! なんで僕なの!?」

「ですから、有能な人間の比率を上げる為に……」

「減ってる! それむしろ減ってるから!」

「では人材を探しに行きましょう」

「話を聞いて!?」


君達は領地の中で、優れた才能を持つ者を求めた。

その結果……。


下1〜2 ダイスロール (2D10+2D10で判定。結果は4〜40の範囲)

(値が大きいと強い者が見つかります。同時にそのレスで能力値も判定)


―【能力値早見表】――――――――――――――――――

04〜10 ―闘力+10、TP/2+3、GP07
11〜20 ―闘力+12、TP/2+5、GP06
21〜30 ―闘力+14、TP+04、GP06 【特殊技能持ち】
31〜39 ―闘力+16、TP+08、GP05 【特殊技能持ち+】
  40   ―闘力+30、TP+25、GP04 【特殊技能持ち++】

―――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 20:21:13.40 ID:dslmYSyY0<> 00 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 20:33:38.48 ID:M8KpClHWO<> そおい。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 21:16:31.69 ID:C13pQCvWo<>

信者
闘力=40 【4+10+4+8+14】
TP=30 【4+10+4+8+4】


―【キャラシート】―――――――――――――――――

【ミトラ教信者 ミリス】 男

―40/40 闘力
―05/10 GP
―30/30 TP


【特徴】

神への絶対的服従
妄信癖


【特殊技能】

「祈り」、「征伐」
――――――――――――――――――――――――


その結果……何やら小綺麗な服を着た男性が見つかった。

彼は天を仰ぎ、空に向かって祈りを捧げていた。

雰囲気からして強そうな人だったので、取り敢えず事情を話してみたところ……。

彼は二つ返事で承諾してくれた。悪を滅する事が私の使命だとかなんとか。

これも神の思し召しと言っていたが、一体何を信仰しているのだろうか?


※「征伐」(せいばつ)

・自分と他数名を引き連れ、近隣の敵勢力に攻め込む。
・戦闘判定が簡易判定になり死亡判定が無くなる。戦力差に応じて有利判定が増える。
・消費TPは「TPの最大値分」。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 21:35:20.26 ID:C13pQCvWo<>

〜近隣の領主に助けを求める〜


「僕は助けを求めるぞ! ルチアーーッ!」

「領主様……ストレスで頭をやられてしまったのですね」

「いや無理だから! 山賊の野営地とか僕達じゃどうにもなんないでしょ!」

「根性無しここに極まれり……ですね」

「何とでも言え! 僕はアエミリウス家やメッサーラ家の手を借り『本当に宜しいので?』」

「え……?」

「【その方々に頼って本当に大丈夫ですか?】」

「……何かあるって言いたいのか。ルチア」

「【私は進言をしました】。ですので、後は領主様がどう判断するかです」

「僕、そういうの苦手だから止めてくれよ……」

「領主様のヘタレっぷりに落胆せざるを得ませんね」

「……ホントは馬鹿にしてるだけ?」

「お戯れを」


何だか意味深な事を言ってたけど、僕は二人の手を借りる事にした。

二人の家に向かう時、ルチアの顔が何だか強張っていたような気がするけど……。


――――――
―――
― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 21:37:59.39 ID:M8KpClHWO<> とりあえずメッサーラ家に頼むようなことは避けるべきだろうな。

重大安価になりそうだから、多数決取った方がいいかもね。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 21:56:08.53 ID:C13pQCvWo<>

【アエミリウス家】


「お久しぶりです。アエミリウス公」

「うむ。元気そうで何よりだ」

「……して、今日は何用で参った?」

「領地に賊が出たので助けを求めたいのです」

「別に構わぬが、そちらでは自警団を雇って居ないのか?」

「お恥ずかしながら懐事情が厳しく……」

「……そうか、ならば何も言うまい」

「その話は確かに我が請け負った。安心するがいい」

「感謝いたします。アエミリウス公」


アエミリウス家は難色を示すことなく了承してくれた。

……恐らくこれで【山賊の野営地は壊滅する事だろう】。

メッサーラ家に助力を求めなくても良くなったし、僕はやっぱり運が良いな。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 21:58:41.35 ID:M8KpClHWO<> こっちもデメリットがあるのかね?

……いきなりハードモードにならんといいけど。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 22:01:40.81 ID:uF9ozY130<> こちらに力がないと知られて領地とられる可能性あがったとか <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 22:12:38.13 ID:C13pQCvWo<>

【中間報告】


「ご報告致します」

「まず、東にあった【山賊の野営地がアエミリウス家の活躍によって】消滅しました」

「流石アエミリウス公だ! 一日でやってくれたんだね!」

「……」

「それと【ミトラ教のミリスという方がこちらに】」

「ありがとう。今日は珍しく罵声が無いんだね?」

「私はこれで。失礼させて頂きます」

「あ、ちょっ……行っちゃった」


ルチアは君の言葉を無視して部屋から出て行った。

入れ替わる様にして、一人の男が入って来た。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 22:30:58.66 ID:C13pQCvWo<>

「ミトラ教信者、ミリスと申します」

「私はこの領地に蔓延る悪を滅する為……」

「話は長くなりそうですか?」

「申し訳ありません。主よ」

「主? 貴方とは主従の関係じゃないと思いますが……」

「いえ私には解ります。貴方は私の主であって神の生まれ変わりであり私が信ずる神と同一の存在。一目見た瞬間、衝撃の様なものが私の身体に走ったのです。ああ……これは

「と、とにかく貴方の働きに期待しています」

「主よ。私が戦士である事を直ぐに証明致しましょう」


一方的な話が終るとミリスは帰って行った。

扱いが面倒臭そうな人物が加わった事により、君の気持ちは不安に包まれている。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 22:33:14.34 ID:C13pQCvWo<>

【自由行動】


君は余暇を利用して何かしらの行動を起せる。

個人の力を求める事や、周囲への働き掛けも出来るだろう。

……君の選択を聞かせてくれ。


下1〜2 自由記述

(かなり自由に動けます。ですが、ご利用は計画的に) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 22:35:48.57 ID:407lHc8Io<> アエミリウス公にお礼を述べに行こう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 22:36:13.82 ID:JJkzsYVeO<> これはルチアに何故あんな反応をしたか聞くしかないだろうな。
事と次第によっては……

しかし割と見えてた地雷を踏みに行く奴はいるから、何か考えた方が良いと思うよ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 22:36:24.40 ID:jLPkGGIY0<> 娼館にでも足を運ぶ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 22:37:27.23 ID:dslmYSyY0<> 農業について学ぼう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 22:42:14.68 ID:JJkzsYVeO<> やっぱりID:jLPkGGIY0はアウトっぽいぞ。

これ、特例で救済すべきだと思います。外野が言うのもあれですが。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 22:46:15.50 ID:C13pQCvWo<>

「アエミリウス公にお礼をしなくちゃ……」

「領主様は媚び諂うのが得意な小物でございます」

「やめて!? 人に感謝しようって言ってるだけだから!」

「私は支度をして参ります」

「最後まで聞いてよお!」


僕達はアエミリウス家へと向かった。


―――――
――
― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 23:15:45.39 ID:C13pQCvWo<>

【アエミリウス家】


「件の山賊は、こちらで征伐しておいた」

「感謝してもしきれない程です」

「気にする事は無い。【弱き者に手を差し伸べよ】がアエミリウス家の家訓だからな」

「恐れ入ります」

「ティオニクスよ。我が領地に長く滞在するか?」

「はい。何かしらの形で恩を返したいと考えています」

「貴公からの礼は期待していない。……が、そうまで言われると無碍にも出来んな」

「そうだな……しばらく我の話し相手になってくれるか?」

「喜んでお受けいたします」


アエミリウス公は僕に何も要求しなかった。

動員した人達が傷付いていたら、ここで何か言ってもおかしくないんだけど……。

やっぱり、僕とアエミリウス家じゃ格が違うのかなぁ……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 23:19:47.17 ID:C13pQCvWo<>
―――――
―――


自室に戻った君は溜息を吐く。

アエミリウス公との会談で凄く疲れたからだ。


(コレを気疲れって言うのかな……)

(……僕はもう寝るから)


君は柔らかい寝台の上に横になり大きく息を吐いた。



下1 闘力+TP回復 (2D10で判定)

下2 夢を見るか (2D10で判定、目標値は【18以上】) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 23:21:21.55 ID:JJkzsYVeO<> そおい <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 23:22:15.88 ID:C13pQCvWo<>
>>610、>>613

一応、選択肢として用意はしていますので……。

2回目以降で必要なさそうな時に選択しようとするなら、こちらから注意をもう一度流します。

その際に多数決を取らせていただきますのでご了承ください。


夢を見ている時に出た【……明日はとても良い日になりそうだ。】の一文で

助けを求めるのデメリットを打ち消していますので、救済に関してはどうかそれでご勘弁を。

自由記述一回減らしたのはティオニクスのやる気のせいなので気にしないで下さい。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 23:29:05.22 ID:C13pQCvWo<>
【現在値】――――――――――――――

ティオニクス

―29/29 闘力
―07/10 GP
―07/07 TP
―80/100 ?↑  .〔30→80〕

【自然回復】 (5+5=10)
――――――――――――――――――

ルチア

―35/35 闘力
―05/10 GP
―21/21 TP

【自然回復】 (5+5=10)
――――――――――――――――――



君は深い眠りに包まれている。

……今日は大分疲れていたようだ。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 23:29:07.64 ID:dslmYSyY0<> あ
隣二つの貴族とうまくやりつつ地盤を整えるが一番か。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 23:38:09.23 ID:JJkzsYVeO<> >>618
了解しました。一応バッファーはあったのですね。それなら安心です。
ただ、夏過ぎても変なのはいるようですし、御用心を。

>>620
敵に回さず、かつ近付きすぎずが大事だろうね。
前作読む限り一方は見えてる地雷だから。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 23:49:15.52 ID:dslmYSyY0<> そんな地雷あったかと思いつつ、安価内容は気にしすぎよ。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 23:53:03.64 ID:C13pQCvWo<>

【門神ヤヌスの月 4週】 (4/28)


「現在の状況を報告してくれ」

「……かしこまりました」

「ミトラ教のミリスは領主様よりも2〜3倍ほど強く、即戦力として期待できそうです」

「ミリスの持つ【征伐】についてですが……」

「【彼以外に2名以上を動員した場合、敵勢力に対して臨機応変に戦ってくれる事でしょう】」

「そして領地の東側の野営地は消滅。山賊の姿を見かける事はありません」

「あー、やっぱ平和が一番だ!」

「領主様の頭は年中花畑でございます。心配せずとも平和でしょう」

「僕を貶してるのかい?」

「肯定します」

「遠慮がないね……」

「【私が嫌でしたら、他の有能な人材を見つけて下さいませ】」


/領地特徴/

北―森の一帯
西―大きな川
東―荒地
南―荒地


・荒れ地が多い
・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養がある
・今は作物を育てる時期ではない
・東南からは攻め易い
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/10(日) 23:54:34.39 ID:C13pQCvWo<>

君はやる気に満ち溢れている。

……第4ターンの行動を聞こう。君は何をしたい?


下1〜2 選択肢


―【選択肢】―――――――――――――――――

@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―ルチアに相談する
D―近隣の領主に助けを求める
E―自由安価

―――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 23:57:52.64 ID:uF9ozY130<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/10(日) 23:59:08.87 ID:Dofb8BJaO<> 3 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 00:05:24.75 ID:6gC9zUF5o<>

〜自己学習〜


「ルチア」

「はい。ここに」

「どうしたら、僕は強くなれると思う?」

「川に裸で……」

「いいから! それはもういいから!」

「もっと無難な方法でお願い!」

「……フーーッ」

「毎回やってるその、『やれやれ……』みたいな反応止めて!? 僕、君の主なんですけど!」

「では、訓練をしましょう」

「何の訓練?」

「ここに本がございます」


そう言ってルチアは服の裾を両手でたくし上げた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 00:13:05.23 ID:6gC9zUF5o<>

「ま た こ れ か」

「はぁ?」


ルチアの顔が『何を言ってるんだコイツ』みたいな顔になっている。

……このやりとり何回目かな。僕は旅芸人か何かだったっけ?


「本がここにありますので。本日は座学と致しましょう」

「……本だけに」


たくし上げた服の内側から、分厚い本が出て来た。

僕はルチアの指示を受けながら集団戦における戦術を学んだ。

……あの服は異次元にでも繋がってるのかな?



下1 TP上昇判定 (2D10で判定)


―【判定表】―――――――――――――――

  02   特徴「机上の秀才」+「3点」

02〜08 「1点」

09〜12 「2点」上昇

13〜19 「1点」

  20   特徴「頭の回転が速い」+「3点」

――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 00:13:36.64 ID:1hM5R3v60<> あ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 00:17:02.30 ID:6gC9zUF5o<>
【現在値】――――――――――――――

【地方領主 ティオニクス】 男

―29/29 闘力
―07/10 GP
―07/09 TP↑ 〔07→09〕
―80/100 ?

――――――――――――――――――

【ティオニクスの従者 ルチア】 女

―35/35 闘力
―05/10 GP
―21/23 TP↑ 〔21→23〕

【特殊技能】

「追撃」、「挑発」、「征伐」
―――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 00:18:31.78 ID:HbT/AjLdo<> スキルが増えた! <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 00:23:32.69 ID:6gC9zUF5o<>

〜領地の開墾、改善〜


「ルチア。荒地を開拓するぞ!」

「行ってらっしゃいませ〜」

「いやいやいや! 君も行くんだよ!?」

「( ´・ω・` )」

「頬を膨らませてもダメ!」

「はぁああああ。……支度をして参ります」

「凄い溜息を吐かれた。なんでだろう悲しいなぁ……」


君達は領地に広がる荒地へと向かった……。

―――――
――

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 00:33:20.21 ID:6gC9zUF5o<>

【東、南―荒地】


「やっぱり殺風景だね……」

「軍神マルスの月であれば、麦などの作物が一面に植えられます」

「西と北は地形的に攻められにくいって点があるけど……」

「ここはどうにかできないかな?」

「幾つか案はございます」

「本当!?」

「適切に選べば効果を発揮するかと」

「よし! ルチアの意見を聞かせてくれ!」



下2 選択肢


―【選択肢】―――――――――――――――――

@―貯蔵庫を建てる
A―遮蔽物を作る
B―穴を掘る
C―川の水を引く
D―目印を立てる
E―自由安価

―――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 00:34:08.00 ID:HbT/AjLdo<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 00:38:20.15 ID:THjPvBEeO<> 2 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 01:03:55.77 ID:6gC9zUF5o<>

「そのA―遮蔽物を作るで頼むよ」

「お断りします」

「えぇ、何なんですかその反応は」

「冗談です。遮蔽物と言っても簡易的な物ですから」

「コンクリートとかじゃあないの?」

「……フッ」

「その『馬鹿がまーた何か言ってるよ……』みたいな反応止めて!」

「……領主様。この土地周辺に火山はございますか?」

「無いけど?」

「領主様が仰るローマン・コンクリートは火山灰や石灰と火山岩に海水を混ぜた物で……」

「この領地内で生成する事はまず不可能でございます。お解り頂けますか?」

「それは解ったけどさ、じゃあどうするの?」

「木材で柵を作りましょう」

「人手は?」

「領主様が居れば百人力……でございます」

「無理! 僕1人だと過労死しちゃーう!」

「泣き言を言う前に手を動かすと良いでしょう」


僕だけじゃ絶対無理なのでモルドーにも手伝ってもらった。

その結果……【東側に木製の柵を並べる事が出来た】。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 01:14:27.02 ID:6gC9zUF5o<>

【中間報告】


「ご報告致します」

「私の戦術眼と【領主様の芋に芽が生えたような知能が少し向上しました】」

「それと、【東側の荒地に木製の柵を並べ建てました】」

「ありがとう。今日も罵倒されてるのかな?」

「私は失礼させて頂きます」

「あ、ちょ……行っちゃった」


ルチアは君の言葉を無視して部屋から出て行った。

体中が筋肉痛で痛いや。柵を作るのは思いの外重労働だったし。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 01:15:25.37 ID:6gC9zUF5o<>

【自由行動】


君は余暇を利用して何かしらの行動を起せる。

個人の力を求める事や、周囲への働き掛けも出来るだろう。

……君の選択を聞かせてくれ。


下2〜3 自由記述

(かなり自由に動けます。ですが、ご利用は計画的に) <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 01:17:10.27 ID:6gC9zUF5o<>

自由行動の安価を投げた所で今日はここまで。

物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/11 1700〜
               or
             09/11 1900〜 を予定しています。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 01:17:29.42 ID:1hM5R3v60<> ルチアと腹わって話す <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 01:19:50.44 ID:THjPvBEeO<> 有事の際は戦ってくれる領民兵募集 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 01:30:11.52 ID:HbT/AjLdo<> 乙
今回の盗賊のアジトみたいなのって傭兵雇って潰したりできないの?
今は懐具合が厳しいみたいなことは言ってたけど <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 01:35:08.38 ID:6gC9zUF5o<>

前スレの1000ボーナスも使えますので良かったらどうぞ。(小声)

【安価】闘士グラディエーターー

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1497717836/



【質問等への返答、言及】


【質問】 >>592

バシクスが加入〜という文章から読み取れるように同一世界の物語でございます。


【質問 】>>642

その為の自由安価です。皆様の自由な発想をお待ちしております。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 11:21:24.28 ID:glLmT+zvO<> 他の領主が怪しいのなら足が速くて噂話が好きな奴を見つけて派遣すればいいのかな
ガチでやるならスパイを送れば・・・
とりあえず仲間を増やして環境を整備させつつ自分は学力と戦闘力を高める方針がいいかと <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 19:32:28.76 ID:6gC9zUF5o<>

「これで……よし!」

「領主様は一体何をされているのでしょうか」

「おお、ルチア。見てくれこの看板!」

「はぁ……?」

『有事が起きた際に戦ってくれる人材募集中!』

「フンッ!」バキィ

「ああ!? 何するのさ!」

「その様な物を作る暇があるのでしたら、領民に直接声をかけて下さいませ」

「……はーい」


僕が作った看板は、ルチアに真っ二つに折られてしまった。

結構な厚みがあった筈なんだけどなあ……。


まあそれはともかく、僕達は人材を探しに領地を回ったよ。

その結果……。


下1〜2 ダイスロール (2D10+2D10で判定。結果は4〜40の範囲)

(値が大きいと強い者が見つかります。同時にそのレスで能力値も判定)


―【能力値早見表】――――――――――――――――――

04〜10 ―闘力+10、TP/2+3、GP07
11〜20 ―闘力+12、TP/2+5、GP06
21〜30 ―闘力+14、TP+04、GP05 【特殊技能持ち】
31〜39 ―闘力+16、TP+08、GP04 【特殊技能持ち+】
  40   ―闘力+25、TP+15、GP03 【特殊技能持ち++】

―――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 19:34:32.11 ID:AUcbxTuyo<> 看板「あべし!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/11(月) 19:51:33.53 ID:DfmrNOar0<> a <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 20:52:43.56 ID:6gC9zUF5o<>

領民
闘力=20 【1+1+5+3+10】
TP=08 【〔1+1+5+3〕/2+3】


―【キャラシート】―――――――――――――――――

【気弱な領民 アルベルト】 男

―20/20 闘力
―07/10 GP
―08/08 TP


【特徴】

身長が高い
物覚えが良い
ノミの心臓

――――――――――――――――――――――――


その結果……領地から少し離れた所で一人の男性が見つかった。

彼が何かに怯える様子を見せていた事と背丈が高い事もあり、周囲の風景と比べよく目立っていたからだ。

こちらの事情を彼に話してみたところ……。

彼は返答に少し間をおいたが、最後には承諾してくれた。


※「物覚えが良い」

・成長判定の結果が良くなりやすい。
・新しい物を素直に受け入れる事が出来る。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 21:29:35.67 ID:6gC9zUF5o<>

「ルチア。話がある」

「どうされましたか?」

「山賊の野営地で助けを求めた時の事だ」

「【アレ】は何を言いたかったのか。それを聞きたい」

「……ふぅ。解りました」

「あえてもう一度、私から申し上げさせていただくなら……」

「【領地の存続に関わる物事】は、【自身の行動でどれだけ周りに影響を及ぼすか】」

「私が言いたい事は、それだけでございます」

「……すまなかった。善処する」

「領主様には、【言葉ではなく態度で示して頂きたい】ものです」


ルチアの真意は解らなかったが、【前回の進言を軽く見た事が良くなかった】ようだ。

キツイ言い方なのは、経験の少ない僕を甘やかさない為だと思いたい。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 21:33:56.81 ID:6gC9zUF5o<>
―――――
―――


自室に戻った君は溜息を吐く。

もしかすると、ルチアは君の事を信頼していないのではないだろうか。


(ルチア相手にあの空気は……すっごい疲れる)

(……今日はもう寝る)


君は柔らかい寝台の上に横になり大きく息を吐いた。



下1 闘力+TP回復 (2D10で判定)

下2 夢を見るか (2D10で判定、目標値は【19以上】)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 21:37:17.20 ID:DDrDT/2+0<> 高い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 21:39:25.94 ID:3dVVuwPZO<> あ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 21:47:26.33 ID:6gC9zUF5o<>
【現在値】――――――――――――――

ティオニクス

―29/29 闘力
―07/10 GP
―09/09 TP  .〔07→09〕
―60/100 ?  .〔80→60〕

【自然回復】 (2+10=12)
――――――――――――――――――

ルチア

―35/35 闘力
―05/10 GP
―23/23 TP  .〔21→23〕

【自然回復】 (2+10=12)
――――――――――――――――――


君は深い眠りに包まれている。

……今日は大分疲れていたようだ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 21:59:17.74 ID:6gC9zUF5o<>

【贖罪神フェブルウスの月 1週】 (5/28)


「現在の状況を報告してくれ」

「かしこまりました」

「領民である【アルベルトが新しく加入しました】」

「アルベルトの持つ【物覚えが良い】についてですが……」

「【言葉通り、物事を覚える速度が他者と比較して早い特徴です】」

「現在の能力は塵同然ですが、鍛えれば領主様を軽々超える可能性があります」

「えっ……じゃあなんで彼は強くないの?」

「元来の性格が災いしているのでしょう。かなり繊細な方とお見受けします」

「僕も繊細だよ?」

「寝言は寝てから仰ってください」

「…………」

「【そんなに私がお嫌でしたら、他の有能な人材を早く見つけて下さいませ】」


/領地特徴/

北―森の一帯
西―大きな川
東―荒地+
南―荒地


・荒れ地が多い
・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養を持つ
・今は作物を育てる時期ではない
・東南からは攻め易い
・領地東に木製の柵が並べてある <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 22:02:01.99 ID:6gC9zUF5o<>

冬はまだ明けず、連日寒い日が続いている。

……第5ターンの行動を聞こう。君は何をしたい?


下1〜2 選択肢


―【選択肢】―――――――――――――――――

@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―ルチアに相談する
D―近隣の領主に助けを求める
E―自由安価

―――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 22:03:54.70 ID:DDrDT/2+0<> 2 下が10分以上たっても来ないなら3も <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 22:04:14.85 ID:AUcbxTuyo<> 2 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 22:18:18.21 ID:6gC9zUF5o<>

〜人材発掘〜


「もっと有能な奴を増やすぞ!」

「では、別の貴族へ婿養子の話を致しましょうか」

「えっ」

「ですから、領主様には種馬となってもらい……」

「何年かかるんだよ!? 僕が求めているのは今だから!」

「今回は比較的遠くまで探しに行きましょう。私は支度をして参ります」

「話を聞いて!?」


君達は領地の中で、優れた才能を持つ者を求めた。

その結果……。


下1〜2、3〜4 ダイスロール (2D10+2D10で判定。結果は4〜40の範囲)


(値が大きいと強い者が見つかります。同時にそのレスで能力値も判定)


―【能力値早見表】――――――――――――――――――

04〜10 ―闘力+10、TP/2+3、GP07
11〜20 ―闘力+12、TP/2+5、GP06
21〜30 ―闘力+14、TP+04、GP05 【特殊技能持ち】
31〜39 ―闘力+16、TP+08、GP04 【特殊技能持ち+】
  40   ―闘力+25、TP+15、GP03 【特殊技能持ち++】

―――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 22:26:08.83 ID:AUcbxTuyo<> m <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 22:39:57.15 ID:3dVVuwPZO<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 22:40:44.76 ID:3dVVuwPZO<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 22:46:29.06 ID:3dVVuwPZO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 22:48:46.23 ID:hfNxg9ZjO<> 連取ってありなの?これはやややり過ぎ感が。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/11(月) 22:50:55.42 ID:3dVVuwPZO<> すまん
コンマだし。とる人いなさそうだったので
無理なら申し訳ない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 22:59:17.24 ID:AwctkdWU0<> 人材集めしないと手が回らんけど、あまりに有能な子がでるとルチアが機嫌悪くなってそう。
開墾とか人材の育成とかいろいろ要るけど <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/11(月) 23:09:04.96 ID:6gC9zUF5o<>
わあいシャドのときと違ってすぐにレスがいっぱいついてうれしいなあ

参加人数が3〜4人以上なら連取は少しだけ控えて頂けますと嬉しいです。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/11(月) 23:55:03.19 ID:AwctkdWU0<> シャドの時は途中から、選択肢に重みがありすぎて参加できんかった。こっちはまだ地雷臭が少ないしねぇ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/12(火) 22:05:30.81 ID:a133iV5Ko<>

奴隷
闘力=29 【8+3+1+5+12】
TP=13 【〔8+3+1+5〕/2+5】


従者
闘力=43 【7+6+10+6+14】
TP=33 【7+6+10+6+4】


―【キャラシート】―――――――――――――――――

【奴隷 ゴラン】 男

―29/29 闘力
―06/10 GP
―13/13 TP


【特徴】

短く刈り込まれた髪
生への執着

――――――――――――――――――――――――

【影薄き従者 ドミニク】 男

―43/43 闘力
―05/10 GP
―17/33 TP


【特徴】

糸目
微笑を絶やさない
存在感が希薄


【特殊技能】

「追撃」、「替玉」、「逃走」、「気配遮断」
――――――――――――――――――――――――


その結果……。

南の荒地で奴隷を引き連れた男性が見つかった。

こちらの事情を彼に話してみたところ……。

彼は奴隷を売り渡す代わりに少額の金銭を要求してきたんだ。

払える額でもあり、奴隷の扱いに困っている様子だったので承諾したよ。

……帰る際、来る時よりも誰か1人多い様な気がしたが、たぶん気のせいだろう。


※「替玉」

・他者に変装して成り代わる。
・変装の出来は自身の顔に特徴が無い程高くなる。
・消費TP「10点」


※「気配遮断」

・空気と同化して自身の気配を消す。
・1対1の時は身を隠してからでないと使えない。
・消費TP「6点」


※「逃走」

・戦闘中であってもその場から逃げる。
・消費TP「0点」
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/12(火) 22:14:32.98 ID:a133iV5Ko<>

【中間報告】


「ご報告致します」

「【金貨2枚との対価で奴隷を1人購入致しました】」

「さして強くもなく有能でもない。……ですが、今の領主様よりかは使える人材でしょう」

「ありがとう。今日はあまり罵倒しないんだね?」

「……私はこれで。失礼させて頂きます」

「あ、ちょっ……行っちゃった」


ルチアは君の言葉を無視して部屋から出て行った。

入れ替わる様にして、一人の男が入って来た。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/12(火) 22:22:35.17 ID:a133iV5Ko<>

「入……ります」

「どうぞ。こちらに」

「……」

「本日から貴方は私の従者です。宜しいですね?」

「解っ……解りました」

「期待しています。もう下がっても良いですよ」

「……はい」


話が終るとゴランは緊張したような表情で部屋から出て行った。

奴隷にしては物分かりが良い態度に、君はちょっとだけ良い気分になった。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/12(火) 22:24:29.84 ID:a133iV5Ko<>

【自由行動】


君は余暇を利用して何かしらの行動を起せる。

個人の力を求める事や、周囲への働き掛けも出来るだろう。

……君の選択を聞かせてくれ。


下1〜2 自由記述 (このレスとコンマが近い方を採用)

(かなり自由に動けます。ご利用は計画的に)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/12(火) 22:26:54.71 ID:ckaiGhMwo<> 先代の治世について学んでみる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/12(火) 22:40:50.06 ID:pqnCLm4X0<> 領主含め全員で訓練してみる
戦闘苦手そうな奴中心で <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/12(火) 23:52:35.68 ID:a133iV5Ko<>

「父さんが治めていた頃の話が聞きたい」

「私がですか?」

「うん。ルチアが一番知ってると思って」

「知っている範囲で宜しければ」

「それでいい。頼むよ」

「かしこまりました」

「……まず、貴方のお父上は武力を持つ事それ自体を嫌っていました」

「自警団の類を最小限にしておきながら、領地を攻められる事がない」

「それはどうやっていたからだ?」

「理由は一つ。【近隣の有力な貴族と親しい関係だったから】です」

「アエミリウス公やメッサーラ公の事か……」

「はい。その通りでございます」


ルチアが話してくれた内容は、なんの変哲もない理由だった。

確かに領地が囲まれる様な位置にあるから、そうなるのも無理無いよなぁ……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/12(火) 23:57:49.93 ID:a133iV5Ko<>
―――――
―――


自室に戻った君は溜息を吐く。

今の自分に求められているモノとは一体なんだろう。


(ああ、今週も平和だったなあ……)

(……今日はもう寝よ)


君は柔らかい寝台の上に横になり大きく息を吐いた。


下1 闘力+TP回復 (2D10で判定)

下2 夢を見るか (2D10で判定、目標値は【19以上】)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/13(水) 00:01:37.11 ID:zz6spEYAo<> z <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/13(水) 00:15:00.70 ID:/9DRRUKo0<> あ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/13(水) 00:20:47.79 ID:d616MCtPo<>

【現在値】――――――――――――――

ティオニクス

―29/29 闘力
―07/10 GP
―09/09 TP  .〔07→09〕
―50/100 ?  .〔60→50〕

【自然回復】 (1+1=2)
――――――――――――――――――

ルチア

―35/35 闘力
―05/10 GP
―23/23 TP  .〔21→23〕

【自然回復】 (1+1=2)
――――――――――――――――――

ドミニク

―43/43 闘力
―05/10 GP
―19/33 TP  .〔17→19〕

【自然回復】 (1+1=2)
――――――――――――――――――――――――


君は深い眠りに包まれている。

……今日も大分疲れていたようだ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/13(水) 00:35:45.08 ID:d616MCtPo<>

【贖罪神フェブルウスの月 2週】 (6/28)


「現在の状況を報告してくれ」

「はっ。かしこまりました」

「奴隷の【ゴランが新しく加わりました】」

「ゴランには領主様へ失礼の無いよう、礼儀作法を叩き込んでいます」

「うん、ありがとう。……ところでルチアは? そして君は誰だい?」

「従者のドミニクでございます。領主様」

「ルチアはお暇を頂いております。何か御用がございましたら、私奴にお申し付け下さい」

(……こんな人居たっけなぁ)

「今の領主様は私が何処の誰か解らないと思っていますね?」

「げっ」

「やはりそうでしたか。影が薄いのも考え物ですね……」

「す、すまない」


/領地特徴/

北―森の一帯
西―大きな川
東―荒地+
南―荒地


・荒れ地が多い
・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養を持つ
・今は作物を育てる時期ではない
・東南からは攻め易い
・領地東に木製の柵が並べてある <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/13(水) 00:38:50.66 ID:d616MCtPo<>

今週はルチアの代わりにドミニクが働いてくれるらしい。

ルチアは何処行ったんだろ? まあ気にしてもしょうがないや。


……第6ターンの行動を聞こう。君は何をしたい?


下1〜2 選択肢

―【選択肢】―――――――――――――――――

@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―ドミニクに相談する
D―近隣の領主に助けを求める
E―自由安価

――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/13(水) 00:43:45.25 ID:/9DRRUKo0<> 1 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/13(水) 00:43:59.73 ID:d616MCtPo<>

ターン開始の安価を投げた所で今日はここまで。 安価、コンマ範囲なら下とします。

物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/13 1300〜
               or
             09/13 1900〜 を予定しています。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/13(水) 00:48:02.76 ID:/9DRRUKo0<> 乙
従者は勝手に能力成長するの? <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/13(水) 00:52:51.57 ID:d616MCtPo<>
>>683
従者の能力は「自己学習」の時にティオニクスと同じだけ(又は以上)上昇します。
ルチアは自分より有能な人材が加わると自己研鑽に励みます。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/13(水) 03:25:24.97 ID:WYLW0+mHO<> ルチアは今研鑽中ということか
安価はもう一回1で <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/13(水) 18:45:48.43 ID:d616MCtPo<>

〜領地の開墾、改善〜


「人手も増えて来たな……」

「如何致しましょう?」

「決めた。今週は領地の改善に着手するぞ!」

「かしこまりました。支度をして参ります」

「……ドミニクはルチアと違って凄く扱いやすいな」


君達は外へと向かった……。

―――――
――
― <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/13(水) 19:12:23.28 ID:d616MCtPo<>

「一番手の付けやすい荒地から行きたいけど、何からやればいいのやら……」

「私に良い考えがございます」

「本当か!? 聞かせてくれ、ドミニク」

「お任せください」

「……【東南の荒地】ですが、何も手を付けていない【南が10割、東が9割】とします」

「10割に9割? 一体何の事だ?」

「【敵勢力が近辺に居た場合の攻められる確率】でございます」

「えぇ……何それ」

「【あくまでも目安】でございます。お気になさらず」

「……話を戻しましょう」


ドミニクは咳ばらいをして話始めた。

ルチアといい、ドミニクといい何処からそんな情報を仕入れているのだろう?
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/13(水) 19:15:53.49 ID:d616MCtPo<>

「【領地に遮蔽物】などを作れば、【攻められる確率を約1割ずつ減らせます】」

「【貯蔵庫】などの倉庫を建てれば、有事の際に【領民が飢える可能性を減らせます】」

「【穴を掘る】についてですが、これは【水害による被害を軽減する事が出来る】でしょう。……優先度はあまり高くありません」

「【川の水を引く】は西から水を引く事で、主に農業用水として使います」

「穴を掘ってから初めて実行できますが、効果はそれに見合った分はあるでしょう」

「【目印を立てる】……地面に杭や看板を打ち込みます」

「【単体では機能しません】が、【高台などを作り見張りを設ける】事で、領地からの【距離を測ったり出来ます】」

「ルチアと違って凄く丁寧な説明ありがとう。ドミニク」

「身に余るお言葉でございます」


下1〜2 選択肢


―【選択肢】―――――――――――――――――

@―貯蔵庫を建てる
A―遮蔽物を作る
B―穴を掘る
C―川の水を引く
D―目印を立てる
E―自由安価

――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/13(水) 19:18:51.89 ID:ubNebWIl0<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/13(水) 19:19:23.34 ID:MUFFp90So<> 1 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/13(水) 19:27:52.27 ID:d616MCtPo<>

「……領主様。もう一つ申し上げる事が」

「何だい? ドミニク」

「領地の開墾、改善を指示する際には【領地の何処で行うかも一緒にご選択ください】」

「【領地の何処でやるか指示】……それをすれば良いんだな?」

「その通りでございます」


ドミニクに言われた通り、【指示をする際には場所も一緒に言う】ようにしよう。


↓1〜2 >>688の選択肢


【安価の簡略化を図りたいので、もう一度何処で何をやるか取らせて頂きます。……大変失礼しました】 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/13(水) 19:35:57.01 ID:MUFFp90So<> 南に遮蔽物 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/13(水) 19:46:33.03 ID:YU9w+Tok0<> 農作物を育てやすくするために
穴を掘る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/13(水) 20:03:31.36 ID:WYLW0+mHO<> 上の安価に方角書いてないので
南側に目印 <> 再開 ゆっくり進行 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/16(土) 00:40:11.97 ID:QyThm3QNo<>

「南方に、東と同じ遮蔽物と……目印を頼む」

「かしこまりました。総員で取り組ませて頂きます」

「安全第一で良いから」

「ははっ。お気遣いいただきありがとうございます」

「それじゃあ取りかかろう。僕も一緒に働くかな?」

「領主様のお手を煩わせる事もございません。その場の指揮は私奴にお任せを」

「……そう? ならお願いね」


ドミニクは一緒に働こうとした僕をやんわりと止めた。

ルチアなら『お前が一番働け』と言わんばかりの如く勢いなのに……。

やっぱりドミニクは部下の指示も出来るし、らくちんで良いなあ……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/16(土) 01:00:44.48 ID:QyThm3QNo<>

【中間報告】


「ご報告致します」

「南方での作業を完了。【南側の荒地に木製の柵を並べ建てました】」

「【目印については】、風で靡く様に布を巻き付けた……」

「言うなれば【旗】ですね。それを等間隔で南に配置いたしました」

「報告ありがとう。作業に参加してくれた人員は怪我をしてないかい?」

「負傷者はゼロでございます」

「流石だね。今後もその調子で頼むよ」

「かしこまりました」

「……私はこれで失礼させていただきます」


ドミニクは君に一礼して部屋から出て行った。

彼のおかげで時間と心に余裕が出来た。次は気合を入れて頑張ろう。


【南方に柵と旗を建てました。襲撃確率が一割減少します】 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/16(土) 01:02:27.87 ID:QyThm3QNo<>

【自由行動】


君は余暇を利用して何かしらの行動を起せる。

個人の力を求める事や、周囲への働き掛けも出来るだろう。

……君の選択を聞かせてくれ。


下1〜2 自由記述

(かなり自由に動けます。ご利用は計画的に)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/16(土) 10:10:11.87 ID:eyzn5j/No<> 領内の視察 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/16(土) 10:52:16.52 ID:WtRFlZjW0<> ルチアに馬鹿にされないためにも農業について勉強 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/16(土) 21:49:24.53 ID:QyThm3QNo<>

「領内の視察へ行こう。支度をしてくれるかい? ドミニク」

「準備は整っております。領主様」

「用意周到だね。主として鼻が高いよ」

「領主様にそう言って頂ける事が私の喜びでございます」


君達は領内各地へと足を運んだ……。


―――――
――

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/16(土) 22:05:42.43 ID:QyThm3QNo<>

【南―荒地】


「先日完成した物がこちらでございます」

「へぇ……なかなか立派に出来たね」

(僕が作った東のより良いとかは言わないけど)

「そちらの【旗はミリスが考案した】デザイン。いかがでございましょう?」

「悪くない。この【旗に描かれてるのは】……【太陽】か」

「左様でございます」

「【ミトラ教の象徴でもある】そうで、思い入れがあると仰っていました」

「……ん? 彼が信仰してるモノを描いてるって事は……」

「【新興宗教や密教がこの地に入り辛い】という事でもあります」

「ええっ!? それはそれで……うーん、良いのかなあ……?」

「【不要でしたら撤去を】」

「わ、解った。考えておく」


何やら旗のデザインはミリスが考てくれたらしい。

彼は神を信ずる敬虔なる信徒ではあるけど……これ大丈夫かな?


【異教徒が領地に入りづらくなりました。領地全域に効果があります】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/16(土) 22:23:27.40 ID:QyThm3QNo<>

【北―森の一帯】


「やっぱり森林浴は良いねえ……」

「領主様。お耳に入れておきたい事がございます」

「なんだーい? ドミニクー」

「【この地】から少し離れた場所で【熊を見かけた】という情報が」

「……被害は」

「今の所はございません。ですが、放置しておくのもあまり宜しくないかと」

「はぁ……何だってこんな時期に」

「恐らく餌を探しに出てきたのでしょう」

「解った。出来る限りの範囲で対処しよう」


領地の北で野生の熊が現れた様だ。

領民が被害に遭わない為にも、早く対処をしておこう。


【北側に熊が発生。6ターン後に領地へと攻め込み、領民を捕食します】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/16(土) 22:48:06.00 ID:QyThm3QNo<>

【西―大きな川】


「何時みても広い……」

「【水源としては極めて優秀】でございますがね」

「あのさ、ドミニク」

「何でございましょう?」

「……災害が起きてこの川が氾濫するとして、【領地が水に飲まれるって事は無いよね?】」

「その様な事が起きる程、【私共は愚行を犯していない】筈」

「ですので、【可能性は極めて低い】……と申し上げます」

「なら安心だね……『ですが』」

「そうなった場合の被害を軽減する方法がございます」

「……言ってくれ」

「平時に【防波堤を作る】か、【悪天候の時に祈りを捧げる】事です」

「結局【最後は……神頼み】なんだね」

「どうしようも無いですが、やらないよりはマシでしょう」

「うん……大体解ったよ。ありがとう、ドミニク」

「私が答えられる事なら、何でもお聞きください」


この川が氾濫した場合の事をドミニクに聞いてみた。

ドミニクは余程の事が無い限り、この領地が流される可能性は無いと言っていた。

でも、なんでだろう……説明を聞いた時、少しだけ嫌な予感がしたんだ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/16(土) 22:53:19.26 ID:QyThm3QNo<>

【東―荒地】


「何も変わってないね」

「何も手を付けていませんので」

「領地の食糧事情はどうなの?」

「穀物を十分に貯蔵していましたので2〜3月は安泰かと」

「そうか。ならいい」

「かしこまりました」


食料は小麦を初めとして保存食も大分残っているようだ。

領民が飢えに苦しむ事も無いだろう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/16(土) 23:22:26.25 ID:QyThm3QNo<>

「ドミニク。僕は農作業について学びたい」

「領主様が!?」

「僕が学んではいけない事か?」

「……私は同意しかねます」

「何故だ?」

「お言葉ですが、領主様にはそのような事を覚えるよりも……」

「人を動かす術を学んで頂きたいと考えています」

「絶対ダメか?」

「……失礼ながら」

「そうか」


ドミニクは農業について学ぶ事に反対した。

『下々の仕事を領主様がすべきではない』と言っていたけど……。

その代わりなのかは解らないが、ドミニクから交渉術を教えてもらった。


【ティオニクスは特徴「信用を得やすい」を身につけた!】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/16(土) 23:24:47.21 ID:QyThm3QNo<>
―――――
―――


自室に戻った君は溜息を吐く。

北に出た熊は何人動員すれば良いのやら。


(面倒事が増えた。僕はどうすればいい……?)

(……取り敢えず今日はもう寝よう)


君は柔らかい寝台の上に横になり大きく息を吐いた。



下1 闘力+TP回復+ルチア成長判定 (2D10で判定)

下2 夢を見るか (2D10で判定、目標値は【19以上】)


―【判定表】――――――――――――――――――――

  02   ― 闘力、TP+8点 【特殊技能++】

03〜10 ― 闘力、TP+6点

11〜12 ― 闘力、TP+7点 【特殊技能+】

13〜19 ― 闘力、TP+6点

  20   ― 闘力、TP+8点 【特殊技能++】

―――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/16(土) 23:25:54.89 ID:jywlv1Xvo<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/16(土) 23:29:21.45 ID:WtRFlZjW0<> 特殊技能がつけばよかったが <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/16(土) 23:42:10.30 ID:QyThm3QNo<>

【現在値】――――――――――――――

ティオニクス

―29/29 闘力
―07/10 GP
―09/09 TP
―30/100 ?   .〔50→30〕

【自然回復】 (8+9=17)
――――――――――――――――――

ルチア

―41/41 闘力 〔35→41〕
―05/10 GP
―29/29 TP   .〔23→29〕

【自学研鑽】 (闘力、TP最大値「+6点」)
【自然回復】 (8+9=17)
――――――――――――――――――

ドミニク

―43/43 闘力
―05/10 GP
―33/33 TP   .〔19→33〕

【自然回復】 (8+9=17)
――――――――――――――――――――――――


君は深い眠りに包まれている。

……今日はかなり疲れていたようだ。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/16(土) 23:52:58.07 ID:QyThm3QNo<>

【贖罪神フェブルウスの月 3週】 (7/28)


「現在の状況を報告してくれ」

「かしこまりました」

「【領地の北側に熊が出没】。被害は今の所無しでございます」

「………」

「それから、【領主様の話し方が改善しました】」

「今後の【交渉の際】に、【約に立つ可能性があります】」

「……何処行ってたの? ルチア」

「領主様には関係の無い事です」

「なんか前と雰囲気が違うんだけど」

「従者ですから。そのような事もございます」

「えぇ……」



/領地特徴/

北―森の一帯 【!】
西―大きな川
東―荒地+
南―荒地++


・荒れ地が多い
・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養を持つ
・今は作物を育てる時期ではない
・東南からは攻め易い
・領地の「東と南」に木製の柵が並べてある
・南には旗を等間隔で立てている

【!】領地北に熊が出没中
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/17(日) 00:00:40.30 ID:ZA0wmQbno<>

ルチアが帰って来た。一体何処に行ってたんだろう。

前よりもお尻とお腹周りが引き締まってる様に見えたんだけどなぁ……。


……第7ターンの行動を聞こう。君は何をしたい?


下1〜2 選択肢

―【選択肢】―――――――――――――――――――

@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―ルチアに相談する
D―近隣の領主に助けを求める
E―自由安価
F―人材派遣 【熊の討伐などはコレからどうぞ】

――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/17(日) 00:03:04.19 ID:1x6tKzyz0<> 7 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/17(日) 00:04:46.94 ID:4NzN8/SOO<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/17(日) 00:12:48.21 ID:ZrYFMnyEo<> こういう野生動物の場合戦士を派遣するのと猟師を募って派遣するのどっちがいいんだろうな <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/17(日) 00:21:51.38 ID:ZA0wmQbno<>

↓の熊を討伐する事が決まった所で今日はここまで。

物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/17 1300〜
               or
             09/17 1900〜 を予定しています。




               |! トヽヽ,\__ __,、
                  f ,i !- ':´  ̄ ̄ヽ. ヾト ィ',ィ, ,.ィ__
               __∠    ― 二 =、 ヾY,}:i:iK '`  `てイーzィ
            `斗レ'   ¬ .<ヾト、 Y}:}:j厶- - 、      `t__
           __ノ’ ,.  --、ヽ.\ヽ:Y!iv厂 --一- ``、      `^戈__,>`ヘ
          __Z   , ィ'´fiミ__Yiいヽ!:リ√ィ彡r '´ ̄´¬丶ヽ、   X. i{     ',
       ___)    ≦ 'ラ_{(・)}j川 kソ个rイ〃 '// _ヽ ヽ.     ヘヾ       }  
       _,)'/,  z 彡rシ ソソ:`,ソ:' メ⌒i. j ‐、ヾi i,.ィ_'ニ二ヽ,  ヽ    }:i    /
      勹/〃,  -ー彳´ ;/¨:::`::く._    ヾ Yij{(・)>= ≧ヾ:ヽ:ヽ ヾ,  `ミゞ--:r'
       之. イ/ / , ゙ ,' {::f⌒}::,':::::::::ヽ  ,丶 `iヾ三ぐ¬ミド} }ヽト :}    ゞミ(^
     'ライ〃i;' ,'   ,' :v'ヾ| ,ノ:::/⌒!:::/    ,.i トヽヽ丶`  ヾミ:ヾト、   ヾヽミi}
    _,メィ/;:イ ' /  ;i: i! ヽ.. ー' ¬'Lイ ji ,i   ,i.l }: ヽ丶``   ヾ ヽ \:.ヽ:トゝ
   __Z イィ /i ,〃 /!i iト .,___ ヾ´ '’ ,八 ヽ }!   \ヽ`    \、ヾ :\_
   ブイ〃//i ,:/:, ハ1i: ,>'‐L/7'ァ-ァァ'个 、 ヽ ヾ     c ヾ` 、`: ミト、} ≫
  厶'〃// ,' ,.イ ,' / 'i:iハ.y' {_  ̄ ブZ j:j:ヽヽ__,ィこつ ヾヽ、   ヽ. \  ヾ≪≫
   ,ノiii/〃/ ,'/ ,' ,: ,' i:{,ハ!  7ー'´/り } :ト、  ̄´  ヽ   \ヽ`: \ヽ`\ヘ≫
  ,jハ/:〃/〃/〃,' ,' ,'iハ/`ト、/__,_,_仄! .Nト、\ ヾミJヽト、ヾ` ` ヾ``ヾ``ヾ``/\
  , イ:〃/〃/〃/〃;ハli `'く,_l,」jノ┘iト :i: j: ヾ`ヾ`ヾ`ヾ`ヾ`ヾ`ヾ`ヾ`ヾ`ヾミ三;く
  ,ノィ〃/〃/〃/〃〃,':ヾ= ーz i 、トヾi: .:|:. ! i  i:.i:. i:.ヾ\ヾ\ヾ\ヾ\ヾ\ヾミ::(_
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> バッテリーが逝くまで更新 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/17(日) 18:51:09.68 ID:ZA0wmQbno<>

〜自己学習〜


「ルチア」

「はい。ここに」

「僕は皆の指導者として強くありたい」

「でしたら2日分の食料を持って1週間北の森で野営を……」

「えっ」

「足りない分については現地調達という事になりますが、宜しいですね?」

「も、もう少し優しい内容で頼むよ」

「……フーーッ」

「やれやれ……みたいな反応しないでくれ! 今の僕じゃ流石に無理がある!」

「では、別の訓練をしましょう」

「何の訓練?」

「ここに槍がございます」


そう言ってルチアは服の裾を両手でたくし上げた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/17(日) 19:02:16.94 ID:ZA0wmQbno<>

「何時も通りで安心感を感じるなぁ」

「は?」


ルチアの顔が 『何を仰っているんですか?領主様』 みたいな顔になっている。

……このやりとり、僕は嫌いじゃないよ。別に好きでも無いけど。


「槍がここにありますので。練習すると致しましょう」

(ルチアの槍……いや、何を考えてるんだ僕は)

「……邪な表情でございますね」


たくし上げた服の内側から、長めな槍が音を立てて2本出て来た。

僕はルチアの槍裁きを受けたり、藁人形に向かって刺突を繰り返す。

……あの服はどんな技術で作られたんだ。ルチアはどうにも謎が多すぎる。



下1 闘力+TP上昇判定 (2D10で判定)


―【判定表】―――――――――――――――

  02   特殊技能「追撃」+「3点」

02〜08 「1点」

09〜12 「2点」上昇

13〜19 「1点」

  20   特徴「刺突の名手」+「3点」

――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/17(日) 19:05:09.55 ID:0QVg5scPo<> z <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/17(日) 19:29:11.15 ID:ZA0wmQbno<>

【現在値】――――――――――――――

【地方領主 ティオニクス】 男

―29/31 闘力↑ 〔29→31〕
―06/10 GP↑  ..〔07→06〕
―09/11 TP↑   .〔09→11〕
―30/100 ?

――――――――――――――――――

【ティオニクスの従者 ルチア】 女

―41/43 闘力↑ 〔41→43〕
―05/10 GP
―29/31 TP↑   .〔29→31〕

【特殊技能】↑

「猛追」、「挑発」、「征伐」
――――――――――――――――――


訓練の成果は上々だった。

……けど、僕よりもルチアの方が強くなってる気がする。なんで?


【ルチアの「追撃」が「猛追」に変化!】


※「猛追」

・攻撃判定を3D10で行う。
・二刀闘士以外であっても、3つ全てで攻撃を行う。
・それぞれの判定に「+1」の修正を加える。
・自分の攻撃判定が「GP以下」だった場合、更に「+1点」の修正を加える。
・TP消費「8点」

【例】――――――――――――――――――――
00:44:49.62
     ↑9の数字まで適用。
――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/17(日) 19:37:19.13 ID:ZA0wmQbno<>

〜人材派遣〜


「北に出現した熊の討伐を命ずる」

「……人員の編成は如何致しましょう。領主様がお決めになられますか?」

「僕の意見は参考程度にしてくれ。こういった経験は、ドミニクの方がありそうだからな」

「かしこまりました」


取り敢えず、僕の考えをドミニクに伝えよう。

悪い所があったら、それとなく修正をしてくれる筈だ。


【現在のステータスを次に表示します】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/17(日) 19:51:45.44 ID:ZA0wmQbno<>

◆現在の人員……7名 (領主含む)

◆明確な戦力……3名 (ルチア、ドミニク、ミリス)


―【キャラシート】―――――――――――――――――

【地方領主 ティオニクス】 男

―29/31 闘力
―06/10 GP
―09/11 TP
―30/100 ?


【特徴】

真面目な青年
不安に駆られる事が多く心配性
信用を得やすい

――――――――――――――――――――――――

【ティオニクスの従者 ルチア】 女

―41/43 闘力
―05/10 GP
―29/31 TP


【特徴】

一人でも身を守れる
主人に対して躊躇いなく毒を吐く


【特殊技能】

「猛追」、「挑発」、「征伐」
――――――――――――――――――――――――

【影薄き従者 ドミニク】 男

―43/43 闘力
―05/10 GP
―33/33 TP


【特徴】

糸目
微笑を絶やさない
存在感が希薄


【特殊技能】

「追撃」、「替玉」、「逃走」、「気配遮断」
――――――――――――――――――――――――


【気弱な領民 アルベルト】 男

―20/20 闘力
―07/10 GP
―08/08 TP


【特徴】

身長が高い
物覚えが良い
ノミの心臓

――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/17(日) 19:56:41.04 ID:ZA0wmQbno<> バッテリーやばいので一旦中断
再開は台風が過ぎてから <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/17(日) 20:02:39.64 ID:WJxxdSowO<> 一旦乙
<> 再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/17(日) 23:56:14.06 ID:ZA0wmQbno<>

◆敵勢力……1〜2頭 (親と子供)

◆推測能力値……闘力140〜60、GP03〜04、TP00〜12


―【キャラシート】―――――――――――――――――

【ミトラ教信者 ミリス】 男

―40/40 闘力
―05/10 GP
―30/30 TP


【特徴】

神への絶対的服従
妄信癖


【特殊技能】

「祈り」、「征伐」
――――――――――――――――――――――――

【領民 モルドー】 男

―32/32 闘力
―06/10 GP
―15/15 TP


【特徴】

癖のある髪の毛
力自慢

――――――――――――――――――――――――

【奴隷 ゴラン】 男

―29/29 闘力
―06/10 GP
―13/13 TP


【特徴】

短く刈り込まれた髪
生への執着

――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 00:01:00.45 ID:HPKHF2lco<>
―【各種説明】――――――――――――――――――――――――――――――――――


【特徴、特殊技能】


※「物覚えが良い」

・成長判定の結果が良くなりやすい。
・新しい物を素直に受け入れる事が出来る。


※「征伐」(せいばつ)

・自分と他数名を引き連れ、近隣の敵勢力に攻め込む。
・戦闘判定が簡易判定になり死亡判定が無くなる。戦力差に応じて有利判定が増える。
・消費TPは「TPの最大値分」。


※「替玉」

・他者に変装して成り代わる。
・変装の出来は自身の顔に特徴が無い程高くなる。
・消費TP「10点」


※「気配遮断」

・空気と同化して自身の気配を消す。
・1対1の時は身を隠してからでないと使えない。
・消費TP「6点」


※「逃走」

・戦闘中であってもその場から逃げる。
・消費TP「0点」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 00:13:13.88 ID:HPKHF2lco<>

―【編成について】――――――――――――――――――――――――――――――


@……編成人数は必ず「2名以上」である事。

A……「従者を必ず1人」残さなければならない。 ※1

B……彼我の「戦力差で判定が変化」する。

C……特殊技能「征伐」を持つ者がいなければ、キャラロストの可能性がある。 ※2

D……領地が荒れている場合、必ず余剰の戦力を残しておく事。 ※3

E……ティオニクスも参戦した際は、戦力差に多少の修正がかかる。 ※4

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


※1……現状であれば、【ルチアかドミニク】のどちらかを残す。

※2……征伐の消費TPは【キャラのTP最大値分】。訓練で増加した場合などは回復してからでないと使えない。

※3……現状は関係ない。敵勢力が領地に侵入してからの話。

※4……ほんの少し〜かなりまで幅がある。 (指揮官はやはり前線で動いてこそ輝く……のかもしれません)
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 00:23:16.77 ID:HPKHF2lco<>

(さて、どう編成すべきか……)

(【ルチアかドミニクは】、仕事の都合で【どちらか残さないといけない】)

(逆に言えば、【従者が増えればどちらも出れる】訳だけど……)

(まあいい。今は目の前の事に集中しよう)

(【ミリスは確定】、ルチアかドミニクのどちらか、それと何人かって所……だな)

(戦闘に自信が無い者は外した方が、結果的に被害は少なくなるだろう)

(……それは僕も当てはまるんだけどね)



↓1〜2 自由編成 (名前を指定)

(2名以上で編成。敵勢力の強さを上に出しているので参考にしてください)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 00:31:52.84 ID:UZ7REKT2O<> 征伐は敵領内じゃないから関係ないのかな
領主・ルチア・モルドー・ゴランで出発 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 00:32:41.61 ID:1m/IK/mDo<> ティオニクス
ルチア
ミリス
モルドー <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 00:40:00.53 ID:HPKHF2lco<>

>>728-729のどちらかで決選投票。


↓1〜 【2票先取】


(>>728 征伐は領地に関わらず効果を発揮します。解り辛かったら文章を変更しますので>>1へお申し付け下さい)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 01:15:00.27 ID:UZ7REKT2O<> 728ですがミリスは確定とあったんで省きました
ミリスも追加でお願いします <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 06:27:24.07 ID:HPKHF2lco<> >>731
かしこまりました。その様に修正します。


【728と729のどちらかへ投票】

・ティオニクス、ルチア、ミリス、モルドー、ゴラン (728)

・ティオニクス、ルチア、ミリス、モルドー (729)


↓1〜 (2票先取)



【再開は1900頃。それまでに決まっていなければ>>1が選択します】
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 06:43:06.22 ID:/XC7zTNho<> 熊が相手なら頭数多い方が全員生き残りそう
728 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 10:01:52.86 ID:mx0D46ZV0<> 728 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 19:34:32.07 ID:HPKHF2lco<>
―【自軍】――――――――――――――――――

【闘力】    テ+ル+ミ+モ+ゴ=171+5 (176)

【GP】     テ+ル+ミ+モ+ゴ=22+0 (22)

【TP】     テ+ル+ミ+モ+ゴ=66+1 (67)


【発動技能】

「征伐」、「猛追」、「??」
――――――――――――――――――――――

―【敵軍】――――――――――――――――――

【闘力】    140+>>735

【GP】     >>735 (奇数=7、偶数=6)

【TP】     >>735 (2D10の結果に比例)

――――――――――――――――――――――


◆各種能力値で差が出た方に有利判定を一つ追加。

◆「征伐」発動! 戦闘を2回で判定。結果は2D10で行う。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 20:03:09.85 ID:HPKHF2lco<>

―【戦力差】―――――――――――――――――

【闘力】    自(176)>敵(157)

【GP】     自(22)>敵(7)

【TP】     自(67)>敵(10)


◆自軍有利判定を【3つ】追加!
――――――――――――――――――――――



↓1 戦闘判定


―【結果表】――――――

1.自軍負傷
2.軽傷
3.討伐
4.重傷
5.軽傷
6.重傷
7.討伐
8.軽傷
9.重傷
10.敵逃走


・軽傷2回=重傷
・重症2回=討伐
・討伐2回=殲滅
―――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 20:04:33.58 ID:UZ7REKT2O<> は <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 20:04:36.39 ID:9zVVETEIo<> はあっ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 20:04:38.84 ID:s3dIA+EZ0<> ほい <> 【領主+従者+教徒+領民+奴隷】 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 20:18:20.85 ID:HPKHF2lco<>

〜北側領地 道中〜


「今回は領主様に前線で指揮を取って頂きます」

「ああ。任せてくれ」

「出来が悪い部分については私かミリスが補助しますので、ご安心ください」

「あ、ああ」


ルチアは淡々と喋っている。何時もより素っ気ない態度だ。

熊にやられる可能性が無い訳でもないから、当然と言えばそうなんだけど……。



「主よ、案ずることはありません」

「全て私にお任せを。野生の熊など屠って見せましょう」

「頼もしいね。空回りだけは注意してくれよ?」

「仰せのままに」


ミリスは僕の事を相も変わらず「主」と呼んでいる。

頼もしいのは間違いないけど……色々大丈夫?
<> 【領主+従者+教徒+領民+奴隷】 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 20:29:38.97 ID:HPKHF2lco<>

「にしても、アンタは戦えるのか?」

「多少は心得がありますので」

「主に対してその言葉遣い……あまり調子に乗ると神罰が下るぞ」

「なんだよお前?」

「まてまてまてミリス! モルドーはこういう喋り方だから!」

「……主がそう仰るのでしたら」


モルドーに食ってかかる様子を見て、すかさず助けを出した。

やはりミリスは対人関係に難がありそうだ……。



「ティ……領主様」

「何か用か? ゴラン」

「あ…ゴホンッ…はい。今回討伐する熊ですが」

「?」

「手負いで放置するのは危険です。出来るなら一度で殺した方が良いと…ンンッ……良いです」

「そうか、ありがとう。一応頭に入れておくぞ」

「……はい」


ゴランは言葉遣いに気をつけようとして吃る事が多い。

意見を積極的に出してくれるから、僕としてはもっと重用したいんだけど……。
<> 【領主+従者+教徒+領民+奴隷】 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 20:36:14.15 ID:HPKHF2lco<>

そうこうしているうちに、目的の場所へと辿り着いた。

今はルチアに周辺を警戒させている。


「前方に熊を発見しました。こちらには気づいていません」

「……総員。戦闘準備!」

「森の熊さんのお出ましか。腕が鳴るぜ!」

「ミトラ教は世界一ィ! 主よご照覧あれぇぇぇええ!」


ミリスとミリスに遅れてモルドーが熊に向かって突撃していった。

その結果……。


――――――
―――

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 20:43:38.25 ID:HPKHF2lco<>

【中間報告】


「ご報告致します」

「北側領地の【熊は重傷を負ったのち逃走】。こちらに被害は何もありません」

「まだ【森の何処かに潜伏している】様でございます」

「……。報告ありがとう」

「【負傷者はゼロ】でございます。【何も気に病む事はありません】」

「解ってる。もう下がって良いよ」

「……かしこまりました」

「私はこれで失礼させていただきます」


ドミニクは君に一礼して部屋から出て行った。

彼は僕に気を使ってくれているのだろう。


【北側に熊が潜伏。5ターン後に領地へと攻め込み、領民を捕食します】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 20:45:48.75 ID:HPKHF2lco<>
【自由行動】


君は余暇を利用して何かしらの行動を起せる。

個人の力を求める事や、周囲への働き掛けも出来るだろう。

……君の選択を聞かせてくれ。


下1〜3 自由記述 (このレスとコンマが近い方を採用)

(かなり自由に動けます。ご利用は計画的に) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 20:47:01.84 ID:9zVVETEIo<> クマを捕らえるわなを仕掛ける <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 20:50:06.77 ID:eppIy7jSo<> 領内の猟師に助力を乞う <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 21:04:13.94 ID:6iEUG9bZ0<> >>746で <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 21:11:49.83 ID:WInX05WyO<> 746で <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 21:12:22.85 ID:HPKHF2lco<>

「猟師……動物を殺す専門家は居ないか」

「唐突でございますね」

「この領地に居るのなら、手を借りたい」

「居ない訳ではありませんが……」

「居るなら連れて来てくれ」

「本当に宜しいので?」

「なんだ? 態々勿体付けて」

「いえ、何も」

「そうか」

「今からお呼びしますので少々お待ちください」


ルチアは部屋から退出して行った。

ああまであからさまな態度をするという事は……何かあるのだろうか?



↓1〜2 ダイスロール+ルチアが連れて来た者の【名前】

【名前はカタカナのみ。兵種は弓兵で確定】


―【能力値早見表】―――――――――――――――――――――――――

04〜25 ―闘力+14、TP+04、GP05 【特殊技能持ち】
26〜39 ―闘力+16、TP+08、GP04 【特殊技能持ち+】
  40   ―闘力+25、TP+15、GP03 【特殊技能持ち++】


(値が大きいと強い者が見つかります。同時にそのレスで能力値も判定)
―――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 21:18:16.26 ID:6iEUG9bZ0<> ミント <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 21:20:19.79 ID:9zVVETEIo<> モニカ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 21:31:26.16 ID:HPKHF2lco<> では>>1からも

ディアナ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 21:34:19.97 ID:HPKHF2lco<>

>>750-752の中から弓兵の名前を決定。

自分が良いと思ったものに投票して下さい。


下1〜 2票先取
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 21:51:35.14 ID:s3dIA+EZ0<> >>752 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 21:56:32.69 ID:eppIy7jSo<> >>750 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/18(月) 22:32:38.06 ID:6iEUG9bZ0<> >>752 で <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 22:49:42.58 ID:HPKHF2lco<>

弓兵
闘力=38 【2+6+7+9+14】
TP=29 【2+6+7+9+5】


―【キャラシート】―――――――――――――――――

【支援弓兵 ディアナ】 女

―38/38 闘力
―05/10 GP
―29/29 TP


【特徴】

垂れ目
桃尻
後頭部に束ねた銀髪


【特殊技能】

「追撃」、「狙撃」、「征伐」、「逃走」
――――――――――――――――――――――――


※「狙撃」

・遠方からの射撃によって敵を射貫く。通常の戦闘では使用できない。
・自軍の有利判定を問答無用で一つ広げる。
・消費TPは「最大TPの半分」。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 23:09:05.36 ID:HPKHF2lco<>

「こちらです」

「ノックは必要ですか?」

「……お好きにどうぞ」


扉の外からそんなやり取りが聞こえて来た。

声質は若い女性の様だが……。


――コッコッコッコン。

「どうぞ。入ってください」

「失礼します」


彼女はこちらを一瞥して前に進み出る。

髪は銀髪。後ろに束ねて後頭部で止めてある。

身長はルチアよりやや低く、形の良い尻をしていた。

だがそれよりも、肩に背負っている弓矢の存在感が大きい。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 23:28:29.39 ID:HPKHF2lco<>

「……【貴女は】狩りを生業にされている【猟師ですね?】」

「いえ、【違います】。私は【軍隊所属の弓兵です】」

「ぐ、軍隊? 何故その様な方がココへ……?」

「あ……軍隊とは言っても【レギオー(正規軍)ではなく】」

「【市民権を持たない】集団、【アウクシリア(支援軍)に所属】していまして……」

「そう…なんですか?」

「はい」

(まさか軍人が僕の所に来るとは……もしかしてルチアの態度はコレが原因か?)

(正直、僕には正規軍も支援軍もよく解らない……ど、どうする)


君は目の前に居る人間が、軍人であるという事実に緊張をせざるを得なかった。

自分の性格が原因か、美人が目の前に居るからなのか……どうにも喉が渇く。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 23:38:55.81 ID:HPKHF2lco<>

「どうされましたか?」

「ああ、少し考え事を。失礼」

「そうですか? なら、良いのですけれど」

「…本題に入りましょう。我が領地では現在……」

「熊が出没中。現在は重傷を負って北側の森に潜伏……ですね?」

「!?」

「ふふっ面白い反応」

「……し、知っているなら話が早い。【貴女には討伐の補佐に】加わって頂きたいと考えています」

「【構いません】」

「本当ですか! それはありがたい『ですが』」

「【条件が一つ】あるんです。【私のパトロン(庇護者)になって】下さい♪」

「………えっ?」

「ですからぁ……私のパトロンに――」


彼女は座っている僕に近付き、机に手を付いて僕の顔を覗き込んだ。

……前髪が揺れ、彼女から甘い香りが漂ってくる。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 23:47:44.16 ID:HPKHF2lco<>

「なって……くれませんか?」

「そ、そうですねえー」

(色仕掛けを僕にかける理由はなんだ! 僕はどうすればいい! ………ん?)

(…………)

(……ルチアが扉の隙間から部屋を覗いている!?)

(…………)シラーッ

(しかも僕に白い目線を投げかけてるぅーッ!?)

「あのぉ……何処を見てるんです?」

「へえっ!?」


目の前に居る女性が、いつの間にか触れそうなぐらい顔を近づけていた。

その状況に、思わず僕は後ろへ仰け反った。

傍から見て僕が無様に間違いない事は、隙間から見えているルチアの顔が物語っている。

くそう、僕が何をしたって言うんだ……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/18(月) 23:59:58.04 ID:HPKHF2lco<>

「駄目ですか?」

「……少しお待ちを。今考えを纏めていますので……」


彼女は首を傾げて君に話しかける。

君の胸に妙な感情が沸き上がる……が、今はそれにかまけている場合ではない。


(パトロンになる……それは、【金銭的支援や市民権の無い者を保護する事】)

(【貴族の役目】として、【世間ではそういう風潮がある】のは知っているんだけれど……)

(ウチはあまり懐が暖かくない。だけど人手は欲しい……うーん)



↓2〜4  彼女への返答 (自由記述)


【このレスでディアナから君に対する印象を判定。2D10/4、2D10/2、2D10+3のいずれか】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 00:03:58.93 ID:OpqhfkUqo<>

ディアナへの返答は……という所で今日はここまで。 安価、コンマ範囲なら下とします。

物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/19 1300〜
               or
             09/19 1900〜 を予定しています。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 00:14:50.08 ID:iAgnFqWMo<> 乙
正直な話、貴族と言っても我が家はあまり裕福とは言えない、
それでも力を貸してくれるならできる範囲であなたの願いに応えましょう


東部とか南部を見るにほとんど手が入ってないようだけど父上は何もしなかったのかね
単純に後回しになってさぁこれからって時に死んだってことでいいんだろうか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 00:21:45.61 ID:0pbEy3Bm0<> 我が家で良ければ、願ったり叶ったりです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 00:42:56.96 ID:5L/denGgO<> 乙
弓の腕期待させてもらいます。
ですので心臓に悪いので少し離れてもらえますか

従士は何人までとか決まりはあるのですか?
あまり多いと貧乏領地なので給料払えなくなりそう <> 遅れましたが再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 20:12:11.85 ID:OpqhfkUqo<>

君は心の中で葛藤する。

金は無いが人は欲しい。それも対価に見合った能力者を。

優秀そうなこの女性を採用すべきか。するべきではないか。

容姿は文句なし、腕は軍人だから保証できる。

パトロンになっても十分にペイは出来る……か?

……などと色々考えた結果、この女性を採用すべきだろうと君は結論付けた。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 20:16:26.63 ID:OpqhfkUqo<>

「我が家で良ければ」

「パトロンになって下さるんですね!」


銀髪の女性は喜びの表情を浮かべ、僕の指に手をそっと重ねた。

……ひんやりとした冷たさが触れた肌から伝わってくる。



「はい。ですが正直な所、今の我が家はあまり裕福とは言えません」

「それを聞いた上でなお力を貸してくれると言うのなら、私が出来る範囲で貴女の願いに応えましょう」

「大丈夫です。そんな事気にしませんから」

「……色よい返事が聞けて安心しました。貴女には期待しています」

「ディアナ」

「へ?」

「私の名前は貴女じゃなくて『ディアナ』です」

「解りました。……弓の腕に期待しています。ディアナ」

「ふふっ、任せて下さいね。ティオニクス様」


ディアナは微笑みを浮かべ君の手を取った。

……何時の間にか、僕の指が彼女の指と絡んでいる。

外から感じる重圧も凄まじい事になっていて、今は扉の方に顔を向けたくない。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 20:50:22.41 ID:OpqhfkUqo<>
【印象判定―ディアナ】   (10+4+3=17  感触……大変良好)
――――――――――――――――――――――――――――――


「……申し訳ない。【心臓に悪い】ので少し離れてもらえますか?」

「あ、ごめんなさい。私ったらまた……」


ディアナは僅かに染まった頬に手を当てている。

白い肌が紅潮して色っぽ……今は事務的に対応すべきだな。



「熊の討伐には直ぐ参加してもらう事になるでしょう」

「本日はありがとうございました。ご自宅で英気を十分に養ってください」

「……? ここで生活をするんじゃないんですか?」

「えっ」

「てっきり私は、住み込みで働くのかと思ってたんですけれど……」

(従者として!? いやいや待てパトロンになるとは言ったが、そこまでは……)

(うーんでも……保護や支援の観点から見ると、色々楽にはなる……のか?)



↓1〜3 ディアナを従者として使うor使わない+ディアナに対しての台詞

(【従者】として使う場合【は編成時に制限が入ります】……が、【成長など】しやすい利点があります)


【このレスでルチアから君に対する印象を判定。2D10+1、2D10/2、2D10/4-1のいずれか】
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 21:06:56.01 ID:tfqVlycbo<> お前にも、ここで働いてもらうぞ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 21:11:45.58 ID:0pbEy3Bm0<> 使う。 ルチアに業務などは教えてもらってくれという感じ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 21:22:31.89 ID:InbtXf+LO<> 使う
ただし、今は主人と従者という関係を意識した上で振る舞って欲しい <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 21:39:04.64 ID:OpqhfkUqo<>
【印象判定―ルチア】   (4+1=5  感触……良好?)
――――――――――――――――――――――――――――――


「…勿論そうです」

「ああ、やっぱりそうでしたか!」

「屋敷での日常業務はルチアから聞いて下さい」

「はーい。解りました」

「……ディアナ。主人と従者という関係を意識した上で振る舞えますか?」

「はい。かしこまりました」

「よろしい。……もう下がってもいいですよ」

「では領主様。失礼致します」


ディアナは綺麗な角度で一礼をすると、音もたてずに部屋から出て行った。

どうやら彼女には礼儀作法を指導しなくても良さそうだ。

……これは思った以上にいい拾い物をしたかもしれない。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 21:46:12.18 ID:OpqhfkUqo<>
―――――
―――


夜、自室に戻った君は溜息を吐く。

ディアナのパトロンになった事は果たしていい方向に転ぶか。


(目が幸せとはああいう事を言うんだろうな……)

(……取り敢えず今日は寝よう。明日が楽しみだ)


君は柔らかい寝台の上に横になり大きく息を吐いた。



下1 闘力+TP回復 (2D10で判定)

下2 夢を見るか (2D10で判定、目標値は【19以上】)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 21:49:22.54 ID:p0pI3GzHO<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 21:50:30.67 ID:0pbEy3Bm0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 21:50:35.03 ID:l0AJIFgso<> む <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 21:58:27.92 ID:OpqhfkUqo<>
―【現在値】―――――――――――――

ティオニクス

―31/31 闘力 〔29→31〕
―06/10 GP
―11/11 TP   .〔09→11〕
―80/100 ?   .〔30→80〕

【自然回復】 (1+8=9)
――――――――――――――――――

ルチア

―43/43 闘力 〔41→43〕
―05/10 GP
―30/31 TP   .〔29→30〕
――――――――――――――――――

ドミニク

―43/43 闘力
―05/10 GP
―33/33 TP
――――――――――――――――――

ディアナ

―38/38 闘力
―05/10 GP
―29/29 TP
――――――――――――――――――


君は穏やかな眠りに包まれている。

……今日の実戦でかなり疲れていたようだ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 22:10:11.88 ID:OpqhfkUqo<>

【贖罪神フェブルウスの月 4週】 (8/28)


「現在の状況を報告してくれ」

「かしこまりました」

「【領主様と私の戦闘能力が向上】しています」

「領地の北側は【熊が潜伏中】。被害は今の所ありません」

「それから……【ディアナを従者として迎え入れました】」

「彼女への指導は特に必要ありません。大変優秀でございます」

「……どうしたんだルチア? 今日は罵倒が全くないけど」

「領主様は私に罵られたいと?」

「いや、そういう訳じゃ……」

「私は若い女の色香で鼻の下を伸ばしている領主様が一番嫌いでございます」プイッ

「えぇ……僕が何をしたって言うんだよ……」



/領地特徴/

北―森の一帯 【!】
西―大きな川
東―荒地+
南―荒地++


・荒れ地が多い
・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養を持つ
・今は作物を育てる時期ではない
・東南からは攻め易い
・領地の「東と南」に木製の柵が並べてある
・南には旗を等間隔で立てている

【!】領地北に熊が潜伏中
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 22:15:33.33 ID:OpqhfkUqo<>

何時もより、ルチアの僕に対する態度が素っ気ない。

罵倒は不思議な位無いし……もしかして月の日かなぁ?


……第8ターンの行動を聞こう。君は何をしたい?


下1〜2 選択肢

―【選択肢】―――――――――――――――――――

@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―ルチアに相談する
D―近隣の領主に助けを求める
E―自由安価
F―人材派遣

――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 22:17:21.99 ID:p0pI3GzHO<> 7 熊討伐 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 22:18:48.77 ID:7goSfYiG0<> E 熊討伐前に従士間での連携訓練 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 22:25:35.02 ID:OpqhfkUqo<>

〜自由安価〜


「むむっ!」

「主よ。どうされましたか」

「訓練を行うべきだと【天啓を得た】ぞ!」

「何と!? ……して、どの様な方法で訓練を?」

「【連携の強化】だ。ミリスは皆を呼んでくれ」

「かしこまりました」


ミリスは屋敷から飛び出て行った。

今頃領民のモルドーやアルベルトを呼んでいる事だろう。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 22:31:18.78 ID:l0AJIFgso<> そういやアルベルトって今まで一言もしゃべってないよね <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 22:40:14.46 ID:OpqhfkUqo<>

「それで俺達は呼び出されたって訳か」

「は、はあ……そうなんですね?」

「まさか領主様、日々の心労で……」

「待て! ドミニクそれは違うからな!」

「……流石のルチアも、領主様の発言にどん引きでございます」

「ちがーう! 頭のおかしな奴扱いをするなーッ!」

「主よ。私は信じております故」

「……ありがとう。ミリス」


家臣とひと悶着あったが、僕達は連携の強化を行った。

その結果……。


下1〜2 全員の能力上昇判定 (2D10+2D10で判定)


―【判定表】――――――――――――――――――――

04〜07 ― 闘力、TP+3点 【ルチアのみ特殊技能+】

08〜20 ― 闘力、TP+1点

21〜23 ― 闘力、TP+3点 【領主のみ特殊技能+】

24〜36 ― 闘力、TP+1点

37〜40 ― 闘力、TP+3点 【ドミニクのみ特殊技能+】

――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 22:48:39.89 ID:0pbEy3Bm0<> 11 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 23:03:49.92 ID:l0AJIFgso<> m <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 23:18:48.58 ID:OpqhfkUqo<>

「驚きました」

「意外と効果があったな」

「先程は領主様に対して失礼な発言を……」

「ドミニク。別に構わないさ」

「わぁい。わたしはりょうしゅさまをはじめからしんじてましたー」

「ただしルチア。お前は許さん」

「なぜですかぁ?」

「何故ですか? ……じゃない!」

「白々しすぎるにも程があるだろうが! 何だその棒読みは!?」

「いやですねー。わたしはいつもこんなかんじであってー」

「ええい! やめんかその喋り方!」

「落ち着いて下され。主よ」

「……すまない。取り乱した」


連携強化の訓練は無事に終わった。

……が、僕の何かを犠牲にしている様な気がしないでもない。主に威厳とか。


【全員の闘力、TP最大値が「1点」上昇!】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 23:22:28.83 ID:OpqhfkUqo<>

〜人材派遣〜


「北に潜伏している熊の討伐を命ずる」

「人員の編成は如何致しますか?」

「僕の意見は参考程度に。後はいつも通りで頼む」

「かしこまりました」


僕の考えをドミニクに伝えよう。

悪い所があったら、それとなく修正をしてくれる筈だ。


【現在のステータスを次に表示します】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 23:25:29.29 ID:OpqhfkUqo<>

◆現在の人員……8名 (領主含む)

◆明確な戦力……4名 (ルチア、ドミニク、ディアナ、ミリス)


―【キャラシート】―――――――――――――――――

【地方領主 ティオニクス】 男

―31/32 闘力
―06/10 GP
―11/12 TP
―80/100 ?


【特徴】

真面目な青年
不安に駆られる事が多く心配性
信用を得やすい

――――――――――――――――――――――――

【ティオニクスの従者 ルチア】 女

―43/44 闘力
―05/10 GP
―30/32 TP


【特徴】

一人でも身を守れる
主人に対して躊躇いなく毒を吐く


【特殊技能】

「猛追」、「挑発」、「征伐」
――――――――――――――――――――――――

【影薄き従者 ドミニク】 男

―44/43 闘力
―05/10 GP
―34/33 TP


【特徴】

糸目
微笑を絶やさない
存在感が希薄


【特殊技能】

「追撃」、「替玉」、「逃走」、「気配遮断」
――――――――――――――――――――――――


【気弱な領民 アルベルト】 男

―20/21 闘力
―07/10 GP
―08/09 TP


【特徴】

身長が高い
物覚えが良い
ノミの心臓

――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 23:27:53.64 ID:OpqhfkUqo<>

◆敵勢力……1〜2頭 (親と子供)

◆能力値……闘力157、GP03、TP10


―【キャラシート】―――――――――――――――――

【ミトラ教信者 ミリス】 男

―40/41 闘力
―05/10 GP
―09/31 TP


【特徴】

神への絶対的服従
妄信癖


【特殊技能】

「祈り」、「征伐」
――――――――――――――――――――――――

【領民 モルドー】 男

―32/33 闘力
―06/10 GP
―15/16 TP


【特徴】

癖のある髪の毛
力自慢

――――――――――――――――――――――――

【奴隷 ゴラン】 男

―29/30 闘力
―06/10 GP
―13/14 TP


【特徴】

短く刈り込まれた髪
生への執着

――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 23:32:27.57 ID:OpqhfkUqo<>

◆特徴、特殊技能については>>725


―【編成について】――――――――――――――――――――――――――――――


@……編成人数は必ず「2名以上〜6名未満」である事。

A……「従者を必ず1人」残さなければならない。 ※1

B……彼我の「戦力差で判定が変化」する。

C……特殊技能「征伐を発動する者」がいなければ、キャラロストの可能性がある。 ※2

D……領地が荒れている場合、必ず余剰の戦力を残しておく事。 ※3

E……ティオニクスも参戦した際は、戦力差に多少の修正がかかる。 ※4

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


※1……現状であれば、【ルチア、ドミニク、ディアナ】の誰かを残す。

※2……征伐の消費TPは【キャラのTP最大値分】。訓練で増加した場合などは回復してからでないと発動しない。

※3……現状は関係ない。敵勢力が領地に侵入してからの話。

※4……ほんの少し〜かなりまで幅がある。 (指揮官はやはり前線で動いてこそ輝く……のかもしれません)


【@、A、Cが意図したモノと違っていた為、若干変更】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 23:39:28.72 ID:OpqhfkUqo<>
◆ディアナの能力値は>>757
―――――――――――――――


(さて、どう編成すべきか……)

(今回は【ルチア、ドミニク、ディアナ】の中から【誰かを残せばいい】)

(屋敷の仕事に関してはそれで回せる筈だ)

(編成人員については……)

(ミリスと従者二人、それと何人かって所か)

(戦闘に自信が無い者は外した方が、結果的に被害が少なくなる)

(……それは僕にも当てはまる訳だけど)



↓1〜2 自由編成 (名前を指定)

(2名〜6名で編成。敵勢力の強さを上に出しているので参考にしてください)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 23:41:09.16 ID:l0AJIFgso<> ティオニクス
ルチア
ディアナ
ミリス
モルドー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 23:49:04.12 ID:7goSfYiG0<> >>792では6名未満とあって>>793では6名とあるので
6名以下ってことでいいんでしょうか
それとも5名の間違いでしょうか

安価でお願いします <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/19(火) 23:51:05.78 ID:7goSfYiG0<> すいません上は安価下でお願いします <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/19(火) 23:54:13.43 ID:OpqhfkUqo<> >>795
ご指摘ありがとうございます。>>792の@は【6名以下】でございます。

後で説明文に修正をかけておきます。 安価範囲なら下
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/20(水) 00:06:27.17 ID:sv3+xGaq0<> ティオニクス
ルチア
ディアナ
ミリス
モルドー
ゴラン <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/20(水) 00:20:37.73 ID:AlxegG7Eo<>

人員編成……と言う所で今日はここまで。 安価、コンマ範囲なら下とします。

物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/20 1300〜
               or
             09/20 1900〜 を予定しています。


―【お知らせ】――――――――――――――――――――――――――――――

◆こちらのミスがあったので>>794と>>798の他にもう一つ案を募集します。

◆あともう一つ、進行中に言われるとアレなので先に言っておきます。

訓練の結果(闘力、TP+1点)でディアナは征伐を発動出来ないTP(最大値-1点)に
なっていますが、今回だけ発動出来る様にしておきます。安心して編成して下さい。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/20(水) 00:33:30.92 ID:sv3+xGaq0<> 乙 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/20(水) 20:27:21.31 ID:AlxegG7Eo<>

【794か798のどちらか】

・ティオニクス、ルチア、ディアナ、ミリス、モルドー (794)

・ティオニクス、ルチア、ディアナ、ミリス、モルドー、ゴラン (798)


↓2で

(……毎回編成するのも面倒なので、次回から必要な時以外は省きます)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/20(水) 20:28:31.29 ID://jhMqa1o<> >>794 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/20(水) 20:42:31.94 ID:qTuImHRFO<> 798 <> 【領主、従者、弓兵、教徒、領民、奴隷】 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/20(水) 20:56:51.33 ID:AlxegG7Eo<>

―【自軍】――――――――――――――――――

【闘力】    テ+ル+ディ+ミ+モ+ゴ=213+17 (230)

【GP】     テ+ル+ディ+ミ+モ+ゴ=27+2 (29)

【TP】     テ+ル+ディ+ミ+モ+ゴ=107+8 (115)


【発動技能】

「征伐」、「猛追」、「??」
――――――――――――――――――――――

―【敵軍】――――――――――――――――――

【闘力】    157

【GP】     7

【TP】     10

――――――――――――――――――――――


◆各種能力値で差が出た方に有利判定を一つ追加。

◆「征伐」発動! 戦闘を2回で判定。結果は2D10で行う。
<> 【領主、従者、弓兵、教徒、領民、奴隷】 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/20(水) 21:10:38.53 ID:AlxegG7Eo<>

―【戦力差】―――――――――――――――――

【闘力】    自(230)>敵(157)

【GP】     自(29)>敵(7)

【TP】     自(115)>敵(10)


◆自軍有利判定を【3つ】追加!
――――――――――――――――――――――



↓1 戦闘判定


―【結果表】――――――

1.自軍負傷
2.重傷
3.討伐
4.重傷
5.重傷
6.重傷
7.討伐
8.重傷
9.重傷
10.殲滅


・重症2回=討伐
・討伐2回=殲滅
―――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/20(水) 21:33:22.31 ID:qTuImHRFO<> 殲滅 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/20(水) 21:34:07.57 ID:qTuImHRFO<> やっちまった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/20(水) 21:48:12.38 ID:WjlJlGxA0<> 先に討伐が出てるし、大丈夫じゃないかな?いきなり死ぬことはないさ <> 【領主、従者、弓兵、教徒、領民、奴隷】 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/21(木) 21:08:37.36 ID:G8Y4LKsAo<>

〜北側領地 道中〜


「今回も領主様に指揮を取って頂きます」

「任せてくれ」

「出来が悪い部分については私か……ディアナが補助します」

「…ミリスは?」

「彼は敵に突撃する方が性に合っていると」

「そ、そうか」


ルチアは【ディアナの名前を呼ぶ時】だけ、【妙に間を置いて】喋った。

彼女とうまくやれていないのか、それともどちらかが嫌い合っているのだろうか。



「主よォ! 今度こそ私にお任せを!」

「前回の私は敵を殲滅出来ない様な無能でしたが、今回の私は違います」

「必ずや熊を地に伏せて見せましょうぞ!」

「意気込みは認める。でも、無茶はしないでくれよ」

「僕にとってミリスは、大事な家族(戦力)だから」

「先程の言葉……もう一度仰って下さい」

「うん? 【ミリスは僕の大事な家族(戦力)】だ」

「………」

「ミリス?」

「……この身は主の為に。私は一生の忠誠を貴方様に誓います」


ミリスは目を細め、何かに感じ入った様子を見せた後、僕に恭しく頭を垂れた。

僕は身体を大事にしてくれと言っただけなんだけど、前より態度が悪化してる様な……。

<> 【領主、従者、弓兵、教徒、領民、奴隷】 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/21(木) 22:14:40.77 ID:G8Y4LKsAo<>

「領主様、領主様」

「どうした。ディアナ」

「他の方々と呼び方が被っていますので、名前でお呼びしても宜しいですか?」

「例えばどんな感じで?」

「ティオニクス……様///」

(何故恥らっているかは解らないが、彼女の顔は男としてグッとくるものがあるな……)

「……良い」

「えっ?」

「あ、いや何でもない。名前で呼ぶのを許そう」

「本当ですか? ありがとうございます。ティオニクス様!」


許しを与えたディアナは少女の様な可愛らしい笑顔を浮かべた。

……そう言えば彼女は何歳なのだろう。見た目だけなら、ルチアよりも若く見えるけれど……ん?
<> 【領主、従者、弓兵、教徒、領民、奴隷】 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/21(木) 22:15:39.33 ID:G8Y4LKsAo<>

「………」ジーッ

(何気なくルチアの方を見てみたら……こっちめっちゃ見てるんですけどぉッ!?)

「………」シラーッ

(しかも塵を見る様な目ッ! 何故!? 僕が何をしたルチア!)

「………」プイッ

(何事も無かったかのように顔を背けられた……)


容姿や年齢について想像した辺りから、鋭い視線を感じたので振り向くとルチアがこちらを見ていた。

ルチアの表情は正直あまり良い物では無かったので、僕は心中穏やかでいられなくなった。
<> 【領主、従者、弓兵、教徒、領民、奴隷】 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/21(木) 22:32:32.51 ID:G8Y4LKsAo<>

そうこうしているうちに、森に辿り着いた。

今はルチアとディアナに周辺を警戒させている。


「ティオニクス様。3時の方向に熊が」

「む。そうか、ならば総員……」

「お待ちください領主様」

「ルチアか。どうした?」

「弓が都合よくあるのです。先ずはそれを使ってからにしましょう」

「……よし、解った」


ルチアの提案により、僕は突撃命令を下すのを止めた。

無策で突っ込もうとした自分を窘めている様でもある。
<> 【領主、従者、弓兵、教徒、領民、奴隷】 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/21(木) 22:41:19.23 ID:G8Y4LKsAo<>

「……まず、ディアナが熊に向かって射撃を行う」

「その後、ミリスとモルドーにゴランは対象に急接近。回避を重視して立ち回る」

「私は対象から1歩下がり、状況を判断する」

「ルチアとディアナは隙を見て加勢してくれ」

「かしこまりました」

「ティオニクス様のご命令ならば」

「解っ…ン゙ッ……解りました」

「要は前回と変わりねえんだろ? それなら何も考えないで良いな」

「御心のままに」


ディアナの射撃の後、3人の男達が熊に向かって突撃していった。

その結果……。


――――――
―――

<> 【領主、従者、弓兵、教徒、領民、奴隷】 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/21(木) 22:57:17.99 ID:G8Y4LKsAo<>

【中間報告】


「ご報告致します」

「【全員の戦力が向上】しました」

「次に【熊1頭を討伐】。並びに負傷者2名」

「誰が負傷した」

「モルドーとミリスでございます。重症を負ったので今は安静させております」

「報告ありがとう」

「冷静な反応でございますね」

「……そうでもないさ」

「左様でございますか」

「ああ」

「私はこれで。失礼いたします」


ルチアは君に一礼して部屋から出て行った。

素っ気ない態度だが、むしろその方が今は助かる。


【ミリスとモルドーが負傷した事によって「闘力が50%」にまで減少】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/21(木) 22:57:59.11 ID:G8Y4LKsAo<>

【自由行動】


君は余暇を利用して何かしらの行動を起せる。

個人の力を求める事や、周囲への働き掛けも出来るだろう。

……君の選択を聞かせてくれ。


下1〜2 自由記述

(かなり自由に動けます。ご利用は計画的に)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/21(木) 23:03:15.69 ID:yYBt6UvT0<> ミリスとモルドーの見舞い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/21(木) 23:13:21.51 ID:NUFFr1cfO<> 仕留め損なった熊の現状調査 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/22(金) 19:49:59.99 ID:Zlyrsqhn0<> ルチアとのコミュ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/22(金) 22:28:56.18 ID:gmsjQjNIo<>

「負傷した2人は今どこに居る」

「お見舞いに向かわれるので?」

「ああ。労いの言葉もかけたい」

「2人は屋敷の一室で療養させております」

「ありがとう」


僕はドミニクに負傷者の部屋を聞いた。

書斎から出て行く時、後ろから『……流石は領主様』と聞こえた気がした。


――――

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/22(金) 22:36:50.83 ID:gmsjQjNIo<>

2人が収容されている部屋へ辿り着いた。

扉の隙間から、そこはかとない薬品の臭いが漂っている。


―――コンコンコン。


「……誰だ」

「ティオニクスです」

「領主さんか。入ってくれ」


僕がノックをすると、部屋の中からモルドーの声が遅れて返って来た。

間延びした声では無かったので、寝ていた訳では無さそうだ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/22(金) 22:50:48.96 ID:gmsjQjNIo<>

「怪我の具合はどうですか?」

「まあ、ボチボチって所か。動けん訳でもない」

「それは良かった……」

「こんな傷大した事ねえぞ。木を伐採する時に下手すりゃ、これより酷い怪我だってあるしな」

「タフですね」

「これがアンタの領民だ。誇ってくれてもいいぜ?」

「ははは……そうさせてもらいます」


モルドーは重傷を負ったとは思わせない振る舞いを見せていた。

……僕も彼の体力や元気さを見習うべきだな。


【他者からの刺激を受けた事により、ティオニクスの闘力「+1点」!】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/22(金) 23:07:10.71 ID:gmsjQjNIo<>

「ところで……ミリスは?」

「ああ、アイツなら向こう側に居る」

「向こう……?」


モルドーが指した方向に顔を向けるとミリスがそこに居た。

彼は日が当たる窓際で、あろう事か太陽へ顔を向けていた。



「……大事ないか?」

「この声……主ですね」

「そうだ。私だ」

「不甲斐ない姿をお見せしてしまいました」

「そんな事は無い。お前は勇敢に戦ってくれた」

「ですが……」

「命を落とさなかった事を僕は褒めている」

「……だとしても」

「疲れているのだろう。今はゆっくり休め」

「………解りました」


僕は話を切り上げて部屋から退出した。

ミリスが見ていたものは何だったのだろうか。

太陽に何かを重ねて見ていたのか、それともただ風景を眺めていただけか。



【他者との交流により、ティオニクスのTP「+1点」!】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/22(金) 23:22:00.31 ID:gmsjQjNIo<>

「領主様……申し上げたい事が1つございます」

「ドミニクか。どうした?」

「どうやらあの熊には子供が居たようで」

「何……だと?」

「森に向かった領民が、【熊の巣穴を見つけた】そうです」

「………」

「今直ぐにとは申しませんが、【春を迎えるまでに】は討伐すべきかと」


ドミニクから聞いた話はあまり良い物では無かった。

負傷者が居るこちらとしては、治療の時間がいくらか欲しい。

冬が明けるまで【1月半】。時間は幸いにもそこそこある方だ。

……今は領民に被害が出ない事を祈っておくとしよう。


【7ターン後から熊が北の森を徘徊するようになります。領民が被害に遭うかはその時次第】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/22(金) 23:24:28.80 ID:gmsjQjNIo<>
―――――
―――


自室に戻った君は溜息を吐く。

熊に子供が居たとは想像もしていなかったからだ。


(野生動物に何度も悩まされるのはな……)

(……取り敢えず今日は寝よう。明日の事は明日の僕がやる)


君は柔らかい寝台の上に横になり大きく息を吐いた。



下1 闘力+TP回復 (2D10で判定)

下2 夢を見るか (2D10で判定、目標値は【19以上】)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/22(金) 23:37:37.38 ID:sV+e92foo<> m <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/22(金) 23:50:13.24 ID:cBGRP461O<> はい <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/24(日) 20:41:49.13 ID:LvT8ybGBo<>

【現在値】――――――――――――――

【地方領主 ティオニクス】 男

―33/33 闘力 〔29→33〕
―06/10 GP
―13/13 TP   .〔09→13〕
―40/100 ?   .〔80→40〕

【自然回復】 (3+8=11)
――――――――――――――――――

【ティオニクスの従者 ルチア】 女

―43/44 闘力 〔43→44〕
―05/10 GP
―32/32 TP   .〔22→32〕

――――――――――――――――――

【影薄き従者 ドミニク】 男

―44/44 闘力 〔43→44〕
―05/10 GP
―34/34 TP   .〔33→34〕

――――――――――――――――――

【銀嶺の従者 ディアナ】 女

―39/39 闘力 〔38→39〕
―05/10 GP
―11/30 TP   .〔00→11〕

――――――――――――――――――


君は深い眠りに包まれている。

……今日はかなり疲れていたようだ。




<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/24(日) 21:01:00.84 ID:LvT8ybGBo<>

【軍神マルスの月 1週】 (9/28)


「現在の状況を報告してくれ」

「はっ。かしこまりました」

「訓練の成果により【皆様の戦闘能力が向上】」

(連携強化のおかげだな)

「北側領地の【熊を1頭討伐】しましたが、依然【脅威は残ったまま】でございます」

「………」

「領民の一部は【領主様に然るべき対応を望んで】おります」

「大変かとは存じますが、何卒ご考慮を」

「……ああ。解っている」

「ミリスとモルドーの【怪我】については【2週間程で回復する】でしょう」

「思ったよりも長いな……」

「私奴からはどうか焦る事なきよう、領主様にお願い申し上げます」



/領地特徴/

北―森の一帯 【!】
西―大きな川
東―荒地+
南―荒地++


・荒れ地が多い
・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養を持つ
・作物を育てられる時期
・東南からは攻め易い
・領地の「東と南」に木製の柵が並べてある
・南には旗を等間隔で立てている

【!】巣穴に熊の子供が居る (6ターン後から森を徘徊)
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/24(日) 21:04:33.91 ID:LvT8ybGBo<>

ドミニクは事実を隠さず僕に伝えてくれる。

それは理解がしやすい反面、僕に対して遠慮無い言葉もある訳だが……。


……第9ターンの行動を聞こう。君は何をしたい?


下1〜2 選択肢

―【選択肢】―――――――――――――――――――

@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―ルチアに相談する
D―近隣の領主に助けを求める
E―自由安価
F―人材派遣

※【ミリスとモルドーが負傷中。11ターン目に復帰】
――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/24(日) 21:06:49.58 ID:gH0BBWy0o<> 4 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/24(日) 21:11:59.26 ID:ZoZGaEDAo<> 3 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/24(日) 21:40:43.13 ID:LvT8ybGBo<>

〜ルチアに相談〜


「ノレゥチアーーッ!」

「………」

「無視しないでよ!」

「……。”ノレ”チア様と言う方はこの屋敷に居ませんが」

「いやいやいや! 僕が呼んだのはルチアだからね!?」

「……ハァ」

「それで、今日は何の用件でございますか?」

「実は相談があってね……↓2の事で」



―【選択肢】―――――――――――――――――

@―ディアナとの関係は?
A―人材はまだ必要?
B―ドミニクは普段何やってる?
C―その服の中身はどうなってる?
D―領主に助けを求めるなら……
E―自由安価

【※あたり1つ、はずれ2つ、どちらでもない2つ】
――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/24(日) 21:45:30.46 ID:gH0BBWy0o<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/24(日) 21:50:42.57 ID:ZoZGaEDAo<> うえ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/24(日) 22:49:41.98 ID:LvT8ybGBo<>

B―ドミニクは普段何やってる?


「ドミニクですか」

「うん。本人に言うのはアレだけど、影が薄いからどうも気になって」

「そうでございますねえ……」


ルチアは顎に手を当て考える素振りを見せた。

……良く見ると中々可愛らしい表情をして……うん、やめとこう。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/24(日) 22:52:38.88 ID:LvT8ybGBo<>

「朝の料理を済ませた後は、【何時も外で庭を弄って】いますね」

「庭? 何か植物でも育ててたっけ」

「はい。【薔薇】を」

「薔薇か……見た事が無かったよ」

「【彼自身の私物】でございますから」

「ドミニクに【そんな趣味があったとは】……」

「興味があるのでしたら、【声をかけてみては】いかがでしょうか」

「でも農業について学びたいって言うと、良い顔しなかったからなぁ……」

「あら……意外ですね」

「ん、なんでだ?」

「薔薇について興味を示すと、彼は判り易いぐらいに喜ぶのですが」

「へぇ。そうなのか」


ドミニクは薔薇を育てている様だ。

彼の人となりが少し解った事で僕は安心している。

ドミニクとの会話を聞くに、ルチアも仕事での付き合いは悪くないようでもある。

……うーん。今度この話題を振ってみようか?
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/24(日) 23:11:15.71 ID:LvT8ybGBo<>

「うん。ドミニクについては大体解った」

「まだ他にもございますよ?」

「それはまたの機会に聞こう」

「……何か別の話題でも?」

「そうだな……↓1を聞きたい」



―【選択肢】―――――――――――――――――

@―ディアナとの関係は?
A―人材はまだ必要?
B―ルチアは今年で幾つになる?
C―その服の中身はどうなってる?
D―領主に助けを求めるなら……
E―自由安価

【※あたり1つ、はずれ3つ、どちらでもない1つ】
――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/24(日) 23:16:44.28 ID:aC8yjNd5O<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/24(日) 23:35:54.81 ID:9V3tOlKK0<> 1 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/24(日) 23:50:49.06 ID:LvT8ybGBo<>

A―人材はまだ必要?


「必要かと聞かれるなら、【必ずしも必要ではありません】」

「我が領地で【抱えられる人材も数に限りがございます】ので」

「なら、何人までいける?」

「……【領主様を含めて10人】が良い所でしょうか」

「あと2人か」

「その通りでございます」


抱えられる人材が少ないのは、裏を返せば領地があまり良くない状況か。

財政が悪いともとれるし、魅力の無い土地ともとれる。

……あまり根を詰めて考えるべき事では無いな。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/24(日) 23:59:00.10 ID:LvT8ybGBo<>

〜自己学習〜


「ルチア」

「なんでしょう?」

「僕は父より優れた君主になりたい」

「……ププッ」

「!?」

「失礼。持病の発作が」

「おかしいよ! 君って健康体の筈だよね!?」

「領主様は病気を患う者に鞭を打つ”鬼畜”でございますぅ」

「違うだろッ!? むしろルチアの方が……」

「ルチアの方が……何と?」

「い、いや何でもない」


ルチアを鬼と呼ぼうとした時、僕の背中に妙な寒気を感じた。

その直感に従って喋るのを止めたが、果たして正解だったろうか……?
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/25(月) 00:08:26.63 ID:/hRuCsYzo<>

「素直な領主様にご褒美を差し上げます」

「へ?」


僕の顔は 『何を言ってるんだ?ルチア』 みたいな顔になった。

そんな僕を余所に、ルチアは妙に艶めかしく服をたくし上げて行く……。


「こんな事……領主様だけですからね?」

(ルチアの太もも……!)

「……邪な表情でございます。何を考えていらっしゃるのですか?」

(も、もう少し! もう少しで下着が……!)

「ふふっ……そんな顔をされると止めたくなりますね?」

(………いや待て、ルチアは何をしてるんだ?)


僕は不意に冷静さを取り戻した。

ルチアがこんなイヤらしい痴女の様な真似をするとは思えない。

まさかこれは……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/25(月) 00:22:57.00 ID:/hRuCsYzo<>

「お前は誰だ!」

「……流石は領主様ですね」

「その声……まさか!?」

「はい。お察しの通り……【ドミニクでございます】」

「なぁ!?」

「楽しんで頂けました様で」

「ふざけんな! 僕の期待を――」

「期待を、何でございますか?」

「いや……何でもない」


僕は動揺して後ろに2歩後ずさった。

目の前で服をたくし上げていたのは、男であるドミニクだったからだ。

変装が得意とは聞いていたが、まさかこれ程とは……。

肌に艶があって女性の様に綺麗だと思ったのは間違いない。

だが、僕は男に欲情していたというのか……。

……うーん、複雑な気持ちだ。



下1 闘力+TP上昇判定 (2D10で判定)
下2 TP上昇 追加判定


―【判定表】―――――――――――――――

  02   特殊技能「鋼の意志」+「3点」

02〜08 「1点」

09〜12 「2点」上昇

13〜19 「1点」

  20   特徴「両性愛」+「3点」

――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/25(月) 00:27:42.89 ID:mLCiBxWxO<> 申ホN <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/25(月) 00:30:25.91 ID:YcCgRwwAo<> お <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/25(月) 00:41:25.69 ID:/hRuCsYzo<>
【現在値】―――――――――――――――――

【地方領主 ティオニクス】 男

―33/34 闘力 〔33→34〕
―06/10 GP
―13/16 TP   .〔13→16〕
―50/100 ?   .〔40→50〕

―――――――――――――――――――――

【ティオニクスの従者 ルチア】 女

―44/45 闘力 〔44→45〕
―05/10 GP
―32/35 TP   .〔32→35〕

【特殊技能】↑

「猛追」、「挑発」、「征伐」、「替玉」
―――――――――――――――――――――

【影薄き従者 ドミニク】 男

―44/45 闘力 〔44→45〕
―05/10 GP
―24/37 TP   .〔34→37〕

【特殊技能】↑

「追撃」、「替玉」、「逃走」、「気配遮断」、「挑発」
―――――――――――――――――――――


ドミニクの奇行によって僕は疑り深くなった。

……次は簡単に騙されないぞ。


【ルチアが「替玉」習得! ドミニクが「挑発」習得!】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/25(月) 00:54:59.47 ID:/hRuCsYzo<>

【中間報告】


「ティオニクス様。ご報告致します!」

「あ、ああ。頼むよ」

「ルチアさん、ドミニクさん、ティオニクス様……以上【3名の能力が向上】しました」

「……以上です」

「ありがとう。助かるよ」

「ティオニクス様。その…ドミニクさんから聞いたんですけれど」

「なんだ?」

「欲求不満……らしいですね?」

「ブフォオッ!?」

「……誰がそう言った!? いやドミニクか!」

「はい!」

「あの野郎言いふらしやがったな!」

「本当だったんですか?」

「あ、いや……そのー」

「もう……溜まってるんでしたら、私に言って下されば」

「へ!?」

「ですから、私に言って下さればお相手を……」

「さあ! 仕事だ! これからはいそがしくなぁるぞぉー!」


僕はディアナを無視して部屋から出て行った。

あのまま2人きりだと色々不味かった。今度からは別の人に報告して……いや、まだ良いか。


【ディアナにそういう事を頼めるようになりました。描写はしませんが】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/25(月) 01:00:29.98 ID:/hRuCsYzo<>

【自由行動】


「ふう……なぜ彼女は僕に好意を向けるのだろうか」

「非常に悩ましい……」


―――
―――


「領主様の反応……楽しみですねぇ」

「ドミニク。どうして口元が緩んでいるのですか?」

「ああ! ルチアでしたか。気にしないで下さい、こっちの話ですので」

「…? まあ、いいですけれど」



君は余暇を利用して何かしらの行動を起せる。

個人の力を求める事や、周囲への働き掛けも出来るだろう。

……君の選択を聞かせてくれ。


下1〜2 自由記述

(かなり自由に動けます。ご利用は計画的に)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/25(月) 01:14:08.15 ID:YcCgRwwAo<> 領内をお忍びで視察 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/25(月) 01:54:41.40 ID:oJpjj+/kO<> 指揮について学ぶ <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/25(月) 22:49:47.72 ID:/hRuCsYzo<>

「ディアナ。君に頼みがあるんだが……」

「私に? 何でございましょう」

「軍隊に居た君なら、指揮の重要性を知っていると思ってね」

「なるほど。そういう訳でしたらお任せください!」


ディアナは喜び勇んで部屋から出て行った。

……恐らく、動きやすい何時もの服装に着替えてくるのだろう。


――――
――

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/25(月) 23:01:07.02 ID:/hRuCsYzo<>

「お待たせしました」

「構わない。頼んでいるのはこっちだからね」

「……ではまず、ティオニクス様にお聞きしたいのですが」

「なんだい」

「ティオニクス様は【指揮と聞いて何を想像】しますか?」

「指揮……ねぇ」



下1 選択肢+ダイスロール (2D10で判定)


―【選択肢】―――――――――――――――――

@―「数多くの人間を動かす事……かな」
A―「わかんないや」
B―「大声を出してるイメージがあるよ」
C―「屈強な男が頭に浮かんだね」
D―「ドミニクやルチア……だね」
E―自由安価


【※あたり2つ、はずれ1つ、どちらでもない2つ】
――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/25(月) 23:03:03.61 ID:Zjxv5BC3o<> 1 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/25(月) 23:28:16.22 ID:/hRuCsYzo<>
【反応】 〔6+1=7 結果……まずまず〕
―――――――――――――――――――


「【数多くの人間を動かす事】……かな」

「なるほど……。【それもまた正解】でございます」

「そっか。僕に質問するって事は他に何かあるのかい?」

「はい。ティオニクス様が仰られた様に、軍隊では多数の者がまとまって動きます」

「へえ」

「それは集団内での上位者が、他者に指示を与える事で機能するもの」

「ここで言えば、ティオニクス様の指示によって従者を動かす事が近いでしょうか」

「うんうん」

「ティオニクス様の答えをもっと詳しく言うならば……」

「【集団に共通の目標を与えて適切な人員を職務に割り振る事】…ですね」

「そういう意味もあるのか……」


ディアナは部隊での経験を元に答えてくれた。

僕の返答はかなり正解に近かったようで、彼女の視線が少し変わった様な気がする。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/25(月) 23:41:43.90 ID:/hRuCsYzo<>

「では座学を終えた所で、実戦に移りましょう」

「えっ。何をするの?」

「ご安心ください。領民を指示して頂くだけですから」

「急にそんな事やって大丈夫かなぁ……」

「それも心配いりません。前もって領地を整備する旨を伝えていますので」

「そ、そう……いつの間に」

「ドミニクさんとルチアさんがやってくれていた様です」

「タイミング良過ぎだろ……」


君は領民を率いて東の荒地へと向かった。

その結果……。



下1 TP上昇判定 (2D10で判定)
下2 追加判定 【】内の効果


―【判定表】――――――――――――――――――――――――――

  02   特殊技能「統制」+「3点」 【東と南の荒地が農地に変化!】

02〜08 「1点」 【特になし】

09〜12 特殊技能「統率」 【イベント追加】

13〜19 「2点」上昇 【TP+1点】

  20   特徴「カンが鋭い」+「3点」 【東の柵が強化! 9→7割に減少】

―――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/25(月) 23:42:48.88 ID:z40KWjHz0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/25(月) 23:50:08.02 ID:Zjxv5BC3o<> m <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 00:09:26.03 ID:IIJposw2o<>
【上昇判定】  (8+8=16 ……領主と弓兵のTP2点上昇)
【イベント】   (10+2=12 ……追加)
―――――――――――――――――――――――――――



「お疲れ様でした」

「……ふぅー。慣れない事をやると疲れるな」

「これで指揮の何たるかは学べたかと思います」

「ありがとう。でもなぁ……」

「どうかされましたか?」

「いや、【僕の指示をよく理解してた奴が居た】からさ」

「正直そいつに任せておきたいぐらいなんだけど……」

「それはどの方ですか?」

「……【アルベルト】さ」

「まあ」


指揮の練習は出来たが、整地する事までは叶わなかった。

……アルベルトが思った以上に動ける人間だと再確認できたので良しとしよう。


【アルベルトの闘力、TP+3点。特殊技能「企図」を習得】


※「企図」(きと)

・これを所持する者が判定に関与するとき、「微〜少量の+修正が働く」。
・ブレ幅は主導者のやる気に大きく左右される。
・消費TP「5点」。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/26(火) 00:22:37.10 ID:rG52U2YE0<> アルベルトまだ作中じゃ喋ってないし交流したいな <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 00:22:42.58 ID:IIJposw2o<>

「ルチア! ルチアは居るか!」

「はいはい領主様。ルチアはここに居ます」

「………」ジーッ

「随分熱の入った視線ですね。どうかされたんですか?」

「お前はルチアだよな?」

「……? 変な事を仰いますね。私以外にルチアが居るとでも?」

「そうか、そうだよな……すまん。忘れてくれ」

「今日は何時も以上に変な領主様でございます」

「さらっと僕を貶すの止めてくれないか!?」


ルチアは今日も僕を罵倒する。ドミニクじゃなくて本当に良かった。

こう言うと、僕が頭のおかしい人間に見えるから困る。

ドミニクが女装できるのが悪いのか、はたまたルチアが女性にしては高身長なのがいけないのか。

……ドミニクの技術が単純に凄いという事にしておこう。


そんなやり取りをした後、僕は一人で領地を回ってみた。

『領主様じゃ、お忍びする意味なんかありませんよ?』 とかルチアが言ってたけど気にしない。

……気にしないぞ。絶対。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 00:32:30.34 ID:IIJposw2o<>

君は普段行かない場所へと足を運んだ。

その結果……。


「見ー上ーげて見るよー。夜の星を」

「寒いしかなり冷え込む……迷ったな」


自分の領地で絶賛迷子中である。

ルチアが見ていれば 『領主様は本当の阿保でございますね』 とか言いそうだ。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 00:38:32.32 ID:IIJposw2o<>

「参った。どうしよう……」

「この辺りって民家も無いし、そういや確か賊も出てた場所の様な……」

「………」

「何処かへ移動しなきゃ(焦燥感)」


君が言ったそれは事実である。

前に殲滅した賊の拠点がこの辺りにあったから間違いない。

……君は暗い夜道の中、何処へ向かって進む?



下1〜2 選択肢+状況変化 (2D10で判定)


―【選択肢】―――――――――――――――――

@―賊の拠点
A―森
B―川
C―谷
D―荒地
E―山
F―君は大声で叫んだ 「助けてルチアー!」
G―自由安価


【※あたり2つ、はずれ3つ、どちらでもない2つ】
――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/26(火) 00:39:29.42 ID:XZTQUJwbo<> 3
…落ちて死んだりしないよね? <> 安価、コンマ範囲なら下 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 00:42:10.16 ID:IIJposw2o<> >>863 (^U^) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/26(火) 00:48:36.22 ID:lFI1SvBqO<> 7 <> ◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 01:00:25.91 ID:IIJposw2o<>

シャドが迷子になった所で今日はここまで。

物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/26 1300〜
               or
             09/26 2100〜 を予定しています。


―【お知らせ】――――――――――――――――――――――――――――――

【状況判定】  (4+2=6、2+2=4) ※最小02〜最大20

【選択肢】   B(06)→F(04)=??

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 01:01:58.06 ID:IIJposw2o<> >>866 ちげぇ!致命的な間違いだ!

シャド→ティオニクス <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/26(火) 01:03:34.23 ID:rG52U2YE0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/26(火) 01:04:59.74 ID:XZTQUJwbo<> おつ
お忍びで領内に出て迷子になった挙句溺死とか笑えんからやめてくれよ… <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 22:05:16.75 ID:IIJposw2o<>

「川……そうだ! 西に向かって進もう」

「ここは賊の拠点があったなら領地の東側……」

「という事は西進すれば自分の屋敷に戻れる!」

「よし! そうと決まれば動くぞ!」


君は空を見てどの方角を向いているか考える。

……どうやら東の方向に進んでいた様だ。

このまま進んでいれば、何かしら危なかった気がする。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 22:11:26.69 ID:IIJposw2o<>

「あぁ……寒い」

「今の季節はまだ暖かくないからな……」


君が歩き始めて数十分。

徐々に体温が奪われていく感覚に陥る。

……大声でも出してみるか。



「助けてルチアー!」

「僕が馬鹿だった! 罵倒でもなんでもしてくれたって良い!」

「だから……助けて下さーい!」

「………」

「……無理があるか」


君が魂を込めた叫び声は何処にも反響しなかった。

夜闇に音が吸い込まれると、静寂が再び君を包み込む。

……当然の結果だが、ルチアは都合良く現れる事など無かった。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 22:31:24.60 ID:IIJposw2o<>

「未だ屋敷は見えず」

「不安な僕は何処へ行く?」

「…………」

「……暗いから」

「先が見えなくて怖いんだよぉッ!」


君は明後日の方向へと叫んだ。

元来の性格が災いして、次から次へと不安な事ばかり想像してしまう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 22:33:33.74 ID:IIJposw2o<>

「ぶっちゃけ……【野犬に襲われても死ねる自身がある】ぞ」

「そんなに僕は強くないからな!」

「ルチアが居たら……『そんな事で威張らないで下さい』とか言うんだろうなぁ……」


何時も投げられている従者の罵倒が唐突に恋しくなった。

……僕は暗い夜道の中、何処へ向かって進む?



下1〜2 選択肢+状況変化 (2D10で判定)


―【選択肢】―――――――――――――――――

@―欠けた月
A―光る月
B―川の音
C―沼
D―荒地
E―星を見る
F―君は大声で叫んだ 「助けてドミニクゥー!」
G―自由安価

【※状況変化で13を超えると屋敷に到達】
【※2-3-2。あたり+3、はずれ-3、どちらでもない±0
――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/26(火) 22:45:58.96 ID:3AEsgVCbO<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/26(火) 22:48:05.99 ID:FAcYEdDT0<> 6 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 23:33:51.90 ID:IIJposw2o<>

「星は神秘的だ。見ていると心が落ち着く」

「小熊座だったかな……あの星は」


君は空を仰ぎ星空を眺めた。

煌々と輝く小さな星は、今の状況を忘れさせてくれる程に綺麗だった。



「神話にも熊が出て来る内容があったな……狩猟や月の女神アルテミスが関係してたっけ」

「従者だった少女が何処かの男性と交わって、アルテミスが少女を雌熊にして……」

「それを不憫に思ったゼウスが、天に上げて星へと変えた」

「確かそんな話だったかな……」

「………おっ? おおっ!?」

「民家が見えた! これは屋敷も近い!」


熊に纏わる神話を思い出していると、何時の間にか人気のある場所に辿り着いていた。

夜道で賊に襲われる事や、道を踏み外して命を落とさなかった君はとても運が良い。

これから先、この経験が何かに役に立つであろう事は間違いない。


【ティオニクスは特徴「運がいい」を身に着けた! そして闘力、TPが「+3点」上昇!】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/26(火) 23:41:34.36 ID:IIJposw2o<>

「ただいま」

「お帰りなさいませ。領主様」

「外は寒かったよ」

「領主様。何か私に言う事はございませんか?」

「えっと……」


ルチアは少し神妙な顔をしている。これにどう返答すべきか。

……彼女の心情を考えて答えるべきだろう。



下1 選択肢+ダイスロール (2D10で判定)


―【選択肢】――――――――――――――――――――

@―「遅くなった。すまない」
A―「何? ルチア怒ってるの?」
B―「良い気分転換になったよ」
C―「ルチアの言う通りだった。今度からは気を付ける」
D―「一人で出歩いて、正直すまんかった」
E―自由安価

【※2-2-1。あたり+2、はずれ-3、どちらでもない-1】
―――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/26(火) 23:42:03.11 ID:hh6fMlGC0<> 4 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 00:04:02.32 ID:P4ApHj7Ko<>
【反応】 〔1+1+2=4 結果……〕
―――――――――――――――――――


「ルチアの言う通りだった。今度からは気を付ける」

「えっ?」

僕が素直に謝罪を口にすると、ルチアは面食らった顔をしていた。

それは直ぐに、何処か気まずそうな表情へと変わった。


「……そう思って頂けるのでしたら。ルチアは……何も申しません」

「領主様。お手を拝借してもよろしいですか?」

「うん? 良いけど……」


ルチアは僕の手を両手で包み、擦りながら胸へと寄せた。

……彼女の肌は柔らかく、そして暖かかった。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 00:10:31.69 ID:P4ApHj7Ko<>

「こんなに冷えるまで……辛くはありませんでしたか?」

(!?)

「こうして元気な姿を見せて頂ける……それだけで構わないのです」

「……どうかご自愛くださいませ」


ルチアはこちらを心配そうな顔で窺っている。

何時も見せる意地悪な反応でない事に、僕は少しだけ困惑した。



↓2〜3 自由記述 (このレスに近いほうを採用)

↓2〜   選択肢 (2票先取。「偶数」、「奇数」のどちらか) ※特徴「運が良い」の効果としてティオニクスに適用します。


【このレスでルチアから君に対する印象を判定。2D10/4、2D10/2+2、2D10+3のいずれか】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 00:13:07.27 ID:P4ApHj7Ko<>

今日はここまで。 安価、コンマ範囲なら下とします。

物語に対する【疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/27 1300〜
               or
             09/27 2100〜 を予定しています。


―【お知らせ】――――――――――――――――――――――――――――――

・特徴「運がいい」は前主人公のデフォであった物と同じです。

・余程の事が無い限り、ルチアは領主に対して失望しません。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/27(水) 00:14:33.13 ID:wg8BP5K1o<> 乙

ありがとう、心配させてすまなかった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/27(水) 00:15:39.29 ID:lfcwwTNYO<> ルチアらしくないな
いや、勿論良い意味でだが

選択肢だったら偶数 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/27(水) 02:38:57.96 ID:hWxRD5h+O<> 前主人公は奇数だったから、偶数で <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 21:51:28.31 ID:P4ApHj7Ko<>
【反応】 〔6+9+3=18 結果……かなり良好〕
――――――――――――――――――――


君はルチアを安心させる声音で語りかけた。


「ありがとう。心配させてすまなかった」

「領主……様?」

「僕のわがままで振り回されるルチア達の事を考えて無かった」

「軽率な行動ばかり起こして本当に申し訳ない」

「……!」


喋り終えた君は、ルチアを真剣な眼差しで見つめる。

……彼女の瞳は揺れていた。

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 21:55:34.99 ID:P4ApHj7Ko<>

「……どうにも、ルチアらしくないな」

「なっ」

「いや、勿論良い意味でだが」

「………。領主様の事を見直そうと思ったルチアが馬鹿でした」

「へ?」

「食事を用意しています。それを食べたらもう寝て下さい」

「お、おう。ありがとう」


ルチアは何時も通りの塩対応だ。

遣る瀬無い気持ちになったが、心の何処かで安心している自分も居る。

……ルチアと喋っていると、僕達が主従の関係である事をついつい忘れてしまう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 21:59:17.96 ID:P4ApHj7Ko<>
―――――
―――


自室に戻った君は溜息を吐いた。

暗い夜道ではあったが無事に帰って来れた。

命が幾つあっても足りなかった可能性だってある。


(かなり危なかった。川や谷に落ちたらどうしようかと……)

(……今日はさっさと寝るか)


君は柔らかい寝台の上に横になり大きく息を吐いた。



下1 闘力+TP回復 (2D10で判定)

下2 夢を見るか (2D10で判定、目標値は【19以上】)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/27(水) 22:11:40.06 ID:XpG1cr630<> お <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/27(水) 22:14:28.49 ID:0dLegvWto<> は <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 22:41:57.04 ID:P4ApHj7Ko<>
【現在値】――――――――――――――

【地方領主 ティオニクス】 男

―36/36 闘力 〔33→36〕
―05/10 GP
―21/21 TP   .〔13→21〕
―40/100 ?   .〔50→40〕

【自然回復】 (10+6=16)
――――――――――――――――――

【ティオニクスの従者 ルチア】 女

―45/45 闘力 〔44→45〕
―05/10 GP
―35/35 TP   .〔32→35〕

――――――――――――――――――

【影薄き従者 ドミニク】 男

―45/45 闘力 〔44→45〕
―05/10 GP
―37/37 TP   .〔34→37〕

――――――――――――――――――

【銀嶺の従者 ディアナ】 女

―39/39 闘力
―05/10 GP
―27/32 TP   .〔11→27〕

――――――――――――――――――


君は深い眠りに包まれている。

……今日はかなり疲れていたようだ。


<> データ整理 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 22:50:59.56 ID:P4ApHj7Ko<>

◆現在の人員……8名 (領主含む)

◆明確な戦力……5名 (ルチア、ドミニク、ディアナ、ミリス、ティオニクス)


―【キャラシート】―――――――――――――――――

【地方領主 ティオニクス】 男

―36/36 闘力
―05/10 GP
―21/21 TP
―40/100 ?


【特徴】

真面目な青年
不安に駆られる事が多く心配性
信用を得やすい
運が良い (偶数)

――――――――――――――――――――――――

【ティオニクスの従者 ルチア】 女

―45/45 闘力
―05/10 GP
―35/35 TP


【特徴】

一人でも身を守れる
主人に対して躊躇いなく毒を吐く


【特殊技能】

「猛追」、「挑発」、「征伐」、「替玉」
――――――――――――――――――――――――

【影薄き従者 ドミニク】 男

―45/45 闘力
―05/10 GP
―37/37 TP


【特徴】

糸目
微笑を絶やさない
存在感が希薄


【特殊技能】

「追撃」、「替玉」、「逃走」、「気配遮断」、「挑発」
――――――――――――――――――――――――

【銀嶺の従者 ディアナ】 女

―39/39 闘力
―05/10 GP
―27/32 TP


【特徴】

垂れ目
桃尻
後頭部に束ねた銀髪


【特殊技能】

「追撃」、「狙撃」、「征伐」、「逃走」
――――――――――――――――――――――――
<> データ整理 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 22:57:16.96 ID:P4ApHj7Ko<>
―【キャラシート】―――――――――――――――――

【ミトラ教信者 ミリス】 男

―26/42 闘力
―05/10 GP
―25/31 TP


【特徴】

神への絶対的服従
妄信癖


【特殊技能】

「祈り」、「征伐」
――――――――――――――――――――――――

【領民 モルドー】 男

―23/35 闘力
―06/10 GP
―17/17 TP


【特徴】

癖のある髪の毛
力自慢

――――――――――――――――――――――――

【奴隷 ゴラン】 男

―31/31 闘力
―06/10 GP
―15/15 TP


【特徴】

短く刈り込まれた髪
生への執着

――――――――――――――――――――――――

【気弱な領民 アルベルト】 男

―25/25 闘力
―07/10 GP
―13/13 TP


【特徴】

身長が高い
物覚えが良い
ノミの心臓


【特殊技能】

「企図」
――――――――――――――――――――――――
<> データ整理 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 23:10:16.61 ID:P4ApHj7Ko<>
―【特徴】――――――――――――――――――――――――――――――

※「物覚えが良い」

・成長判定の結果が良くなりやすい。
・新しい物を素直に受け入れる事が出来る。


※「運が良い」

・判定でぞろ目が出た場合、状況が好転したり結果が良くなる。
・普段の生活で少しだけ良い事が起きやすくなる。


※「生への執着」

・何が何でも自分だけは生き残ろうとする。
・これを持つ者が死にかけると……


―【特殊技能】――――――――――――――――――――――――――――

※「征伐」(せいばつ)

・自分と他数名を引き連れ、近隣の敵勢力に攻め込む。
・戦闘で死亡判定が無くなる。戦力差に応じて有利判定が増える。
・消費TPは「TPの最大値分」


※「替玉」(かえだま)

・他者に変装して成り代わる。
・変装の出来は自身の顔に特徴が無い程高くなる。
・消費TP「10点」


※「気配遮断」(けはいしゃだん)

・空気と同化して自身の気配を消す。
・1対1の時は身を隠してからでないと使えない。
・消費TP「6点」


※「逃走」(とうそう)

・戦闘中であってもその場から逃げる。
・消費TP「0点」


※「猛追」(もうつい)

・攻撃判定を3D10で行う。二刀闘士以外であっても、3つ全てで攻撃を行う。
・それぞれの判定に「+1」の修正を加える。
・自分の攻撃判定が「GP以下」だった場合、更に「+1点」の修正を加える。
・TP消費「8点」


※「狙撃」(そげき)

・遠方からの射撃によって敵を射貫く。
・自軍の有利判定を問答無用で一つ広げる。
・消費TPは「最大TPの半分」


※「企図」(きと)

・これを所持する者が判定に関与するとき、「微〜少量の+修正が働く」。
・ブレ幅は主導者のやる気に大きく左右される。
・消費TP「5点」

――――――――――――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 23:20:51.75 ID:P4ApHj7Ko<>

【軍神マルスの月 2週】 (10/28)


「現在の状況を報告してくれ」

「はい」

「現在【領地東側では小麦を生産】しています。その結果、【荒地から農地へと変化】しました」

「ん。続けてくれ」

「【領主様と従者の面々、それとアルベルトの能力が向上】しました」

「特に【領主様】につきまして【は、以前と比べ物にならない程】です」

「ふふん」

「……【薬物か何か使用されました?】」

「違うわ! そんな物使ってない!」

「わぁー。りょうしゅさまこわーい」

「やめんか!! その喋り方は寒気がする!」



/領地特徴/

北―森の一帯 【!】
西―大きな川
東―農地+
南―荒地++


・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養を持つ
・作物を育てられる時期
・東南からは攻め易い
・領地の「東と南」に木製の柵が並べてある
・南には旗を等間隔で立てている

【!】巣穴に熊の子供が居る (5ターン後から森を徘徊)
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 23:23:18.92 ID:P4ApHj7Ko<>

ルチアは仕事に関してなら有能だが、僕を小馬鹿にする態度も目立つ。

罵倒は聞いててあまり気にならないけど、なぜ僕にだけああいう事を言うんだ。



……第10ターンの行動を聞こう。君は何をしたい?


下1〜2 選択肢

―【選択肢】―――――――――――――――――――

@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―ドミニクに相談する
D―近隣の領主に助けを求める
E―自由安価
F―人材派遣

※【ミリスとモルドーが負傷中。11ターン目に復帰】
――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/27(水) 23:25:10.00 ID:kJLjo8XN0<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/27(水) 23:33:39.18 ID:VE3bgn1BO<> 1 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 23:38:22.10 ID:P4ApHj7Ko<>

〜領地の開墾、改善〜


「さあさあ今週は領地の発展を目指して……」

「領主様がご乱心です」

「なんでや!? 僕は領民の事を思ってだな!」

「私は支度をして参ります」

「最後まで聞いてくれよぉ!」


そんなこんなで君達は外へと向かった……。

―――――
――

<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/27(水) 23:46:50.32 ID:P4ApHj7Ko<>

「領主様。敢えてもう一度ご説明致しますが……」

「なんだい? ルチア」

「【領地に遮蔽物】などを作れば、【攻められる確率を約1割ずつ減らせます】」

「【貯蔵庫】などの倉庫を建てれば、有事の際に【領民が飢える可能性を減らせます】」

「【穴を掘る】ことで【水による被害を軽減する事が出来る】事」

「穴を掘った後に【川の水を引く】事で穴を有効的に使えます」

「【川の水を引く】は別の用途もございますが……私からは申しません」

「【目印を立てる】……地面に杭や看板を打ち込む事です。南の旗がそうですね」

「【単体では機能しません】が、【高台などを作って見張りを設ける】事で、領地からの【距離を測ったり出来ます】」

「わざわざありがとう。ドミニクから聞いたのかな?」

「ご想像にお任せします」


ルチアの説明は概ねドミニクから聞いた内容と同じだ。

……領地の【何処でどんな事をしよう】か。


下1〜2 選択肢 【東西南北のどれかも指定】


―【選択肢】―――――――――――――――――

@―貯蔵庫を建てる
A―遮蔽物を作る
B―穴を掘る
C―川の水を引く
D―目印を立てる
E―自由安価

――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/28(木) 00:02:37.27 ID:RMrWJAtT0<> 6 南に見張り台 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/28(木) 00:08:14.75 ID:CKZu6PiN0<> 西に穴を掘って川の水を通せば東の農地まで開墾になるのか?
そうなら西に穴を掘るで <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/09/28(木) 00:12:19.60 ID:PIzL0VdQo<>

領地の開墾、改善はどうなる事やら……という事で今日はここまで。

物語に対する【疑問、変わった質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 09/28 1300〜
               or
             09/28 2100〜 を予定しています。


―【お知らせ】――――――――――――――――――――――――――――――

・南に見張り台を立てるよ!

・西に穴を掘って何かに使うよ!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/28(木) 00:30:00.72 ID:H0NFewOLO<> 乙
何気にルチアが初めてデレた気がする <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/09/28(木) 00:32:50.49 ID:bbR0RMwyo<> おつー <> かなり間が空きましたが再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 05:52:15.36 ID:k37wM5gpo<>

「そうだな……」

「南方に物見櫓を作ってくれ。それから西方では治水工事も行う」

「南は私が担当しましょう。西は何方に指揮を任せますか?」

「……ディアナ辺りに頼もうか」

「かしこまりました」


僕の意向をルチアに伝えた。

彼女は素直に返事をすると、人員を集めに屋敷へと戻って行った。

普段からこれぐらい扱いが楽だったら良いんだけれどなぁ……。

……まさか、作業が楽な方を選んだとかじゃあないよね?
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 06:03:13.56 ID:k37wM5gpo<>

「それでは、これより作業を開始します」

「よ、よろしくお願いします!」

「元気がある返事ですね。結構な事です」


私はアルベルトと数名の領民を引き連れて南へと向かった。

既に北側で木材の伐採を開始している為、あと少し材料は集まりそうだ。



「その……今回はどんな物を作るんですか?」

「櫓でございます」

「や、やぐら?」

「……。見張り台の様な物です」

「ああ! なるほど」

(これは、先が思いやられますね……)


私は心の中で頭を抱えました。

将来性はあるのですが、知識や経験が足りていない事が言動から見て取れます。

領主様は人を見る目が有るのか無いのか。

……止めておきましょう。思考が口や顔に出ると不味いですから。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 06:57:38.51 ID:k37wM5gpo<>

「これから作業を始めたいと思います!」

「よろしく頼……お願いします」

「はい! 期待してますからね!」


私達はティオニクス様の命令を受けて西で作業を始めました。

ルチアさんから渡された人員は元奴隷のゴランさんと領民の方が数名。

塹壕を掘るには十分と言えませんが、人が居ないのなら仕方が無い事です。



「ディアナ……さん」

「はい。なんでしょうか?」

「今回の作業、どういった方法で進めるんd………ですか?」

「とにかく穴を掘って、川に沿う様に土を盛ってください」

「…は?」

「穴を掘って下さい」

「西側全域……を?」

「はい」


俺は戦慄した。

……この女、正気で言ってるのか?

まさか1週間で作業を終えろと言ってるんじゃ無いだろうな……。

これはハズレ籤を引かされたかもしれん。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 07:15:59.43 ID:k37wM5gpo<>

【中間報告】


「ご報告致します」

「作業が終った事により、【南に櫓】が立ちました」

「現在は特に【使用予定が無い為、人員を配置していません】」

「続けてくれ」

「はっ」


「……【西方の作業は半分終った所】でございます」

「長引きそうか?」

「もう【1週間程あれば終る】かと」

「そうか」


「つかぬ事をお伺いいたしますが……」

「なんだ? ドミニク」

「人員の割り振りは領主様が命じられたので?」

「いや? 違うぞ」

「……左様でございましたか」

「何かあったか?」

「いえ、領主様には何も」


『…私奴はこれで』と言いドミニクは退出して行った。

去り際に口にした、彼の言葉が僕はどうも気になる。

……編成に何か問題があったのだろうか?
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 07:21:56.17 ID:k37wM5gpo<>

【自由行動】


「仲の良い人と関わるのも悪くは無さそうだ」

「…あれ? 僕って友人とか居たっけ?」

「……ま、まあそれは別にいいか」


君は余暇を利用して何かしらの行動を起せる。

個人の力を求める事や、周囲への働き掛けも出来るだろう。

……君の選択を聞かせてくれ。



下1〜2 自由記述   〔このレスのコンマに近いほうを採用〕

(かなり自由に動けます。ご利用は計画的に)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/04(水) 17:49:00.47 ID:6nYRxx05O<> 初めて喋ったアルベルトと交流 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/04(水) 19:42:20.04 ID:jeS58l0i0<> ルチアと諸々相談兼コミュニケーション <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 20:12:23.76 ID:k37wM5gpo<>

「ルチアー、ルーチーアー」

「はいはい。ルチアはここに居ますよ」

「唐突なんだけどさ」

「はい」

「話をしよう」

「………はい?」

「お話ししようよ」

「はあ……?」


ルチアは困惑した表情を浮かべて君を見ている。

真面目な態度で返すべきか、普段の様に喋るべきなのか、と思案している様にも見える。



……君は彼女と何を話す?


下1 選択肢+ダイスロール (2D10で判定)


―【選択肢】――――――――――――――――――――

@―「僕の事を2文字で表すなら何かな?」
A―「今年で幾つ?」
B―「ドミニクと入れ替わってたりしない?」
C―「ルチアって名前にはどんな意味が込められてる?」
D―「前より胸大きくなった?」
E―自由安価

【※2-2-1。あたり+2、はずれ-3、どちらでもない-1】
―――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/04(水) 20:14:35.00 ID:G6NAmXdxo<> 3 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 20:26:48.93 ID:k37wM5gpo<>
【印象判定―ルチア】   (10+10-1=20 〔00〕  感触……わぁい)
――――――――――――――――――――――――――――――


「ドミニクと入れ替わってたりしない?」

「私とドミニクとが……ですか」

「うん」

「心外ですね。私は女でありドミニクは男でございます」

「男と相違ないと言われる程、女を捨ててはおりません」

「う……すまない」

「で、でも! ドミニクの変装が凄かったから、ルチアと居る時はいつも気になって仕方が無いんだ」

「なるほど。あの時の態度は……そうでしたか」


ルチアは何やら一人で頷いている。

何処か納得した表情なのが少し気になるが……。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 20:45:54.36 ID:k37wM5gpo<>

「領主様は私が私で無い事に不安を覚えていますね?」

「う、うん。そうだね」

「でしたら、【簡単に証明できる物が私にはございます】」

「……どんな?」

「………//」


ルチアは君の腕を取り、手を自分の身体へと近づけた。

彼女の頬をじっと見ると、僅かに紅潮している事が解る。



(ルチアは一体……何…うぉ!?)ムニュッ

「……んっ」

「……はぁ…」


手に伝わる感触は、彼女が女性である事を証明していた。

指で突けば沈み込む柔さ、自分に有って彼女には無い物。


……彼女は紛れもなく女だ。断じて男などではない。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 20:54:29.04 ID:k37wM5gpo<>

「お分かり…頂けましたか……?」

「……すごく」

「試せばすぐに解る事です。領主様は見える物に惑わされているだけで」

「いや、うん。判別は直ぐに出来るけど……」

「何か?」

「これ下手したら、【裁判にかけられて牢屋行き】だよね?」

「【合意なら大丈夫です】ので」

「……そ、そう」


彼女は何時も通りの素っ気ない態度で喋っている。

あたかも何も無かったかの様な振る舞いだ。

……狼狽している僕が無様に見えるぐらいに。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 21:03:31.81 ID:k37wM5gpo<>

「領主様は」

「…な、なに?」

「話がしたいのでしょう」

「そう言えばそうだった」

「何を話しますか?」

「……ん」

「仕事の事、プライベートの事。……何だって構いません」

「そ、そうだなー」


僕はルチアの行動に動揺を隠せない。

手に彼女の感触が残っていて、今でも容易に思い出せる。



……君は彼女と何を話す?


下1〜2 選択肢+ダイスロール (2D10で判定。このレスに近いコンマの方を採用)


―【選択肢】――――――――――――――――――――

@―「僕の事を2文字で表すなら何かな?」
A―「今年で幾つだっけ?」
B―「作業の割り振りはどうだった?」
C―「ルチアの名前ってどんな意味が込められてる?」
D―「……前より胸大きくなった?」
E―自由安価

【※1-3-1。あたり+2、はずれ-3、どちらでもない±0】
―――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/04(水) 21:07:04.19 ID:f2qdqnjE0<> C <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/04(水) 21:13:47.55 ID:+QFX2Hz/o<> 当家に仕えることになった経緯について <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 21:21:52.32 ID:k37wM5gpo<>
【印象判定―ルチア】   (5+5=10  感触……良好)
――――――――――――――――――――――――――――――


「ルチアが我が家に仕えるようになった経緯とか……かな」

「経緯ですか」

「うん。僕は詳しく知らないから」

「私の主観が多分に混じるかと思いますが、それで良ければ」

「良いよ」

「……解りました」


僕達の間に沈黙が生まれた。

ルチアは何処から離してくれるのだろうか?
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 21:54:02.87 ID:k37wM5gpo<>

「……領主様のお父上が存命だった頃の話です」

「従者になる前の私は、親の借金によって身を売る状況にありました」

「商隊を襲われ、道具が無くなり文無しに……よくある話でございますね」

「………」

「私は両親の仕事柄、この領地へも足を運んでいました」

「……私は誰よりも運が良かったのでしょうね」

「貴方のお父上が、偶然にも私の前を通りがかったのです」

「過去に見た覚えがあるだけの女を、貴方のお父上は躊躇いなく救いました」

「神の巡りあわせとでも言うのでしょうか、……私は何とも言えない気持ちになりました」

「その日から、私はこの家にお仕えしております」

「先代が亡くなっても……領主様が亡くなっても……」

「私はこの家に仕え続ける事でしょう」


そこまで言い切ると、ルチアは目を伏せた。

彼女は服の袖で目元を拭っている。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 22:03:56.47 ID:k37wM5gpo<>

「領主様」

「なんだい?」

「別の話にしましょう」

「……そうだね」

「何を話しますか?」

「……ん」

「仕事の事、プライベートの事。……何だって構いません」

「そうだな……」


僕はルチアにどんな話をしよう。

楽しい話題、冗談めいた内容、それとも難しい話が良いだろうか。



……君は彼女と何を話す?


下1〜2 選択肢+ダイスロール (2D10で判定。このレスに近いコンマの方を採用)


―【選択肢】――――――――――――――――――――

@―「僕の事を2文字で表すなら何かな?」
A―「今年で幾つだっけ?」
B―「変装が出来るのはドミニクだけかな?」
C―「ルチアの名前はどんな意味が込められてるんだ?」
D―「……前より胸大きくなった?」
E―自由安価

【※2-1-2。あたり+2、はずれ-3、どちらでもない±0】
―――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/04(水) 22:17:16.03 ID:jeS58l0i0<> 4 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/04(水) 22:19:23.86 ID:6nYRxx05O<> 前回の開拓はどうだった?
自分では気づかない所で何かあれば教えて欲しい <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/04(水) 22:26:09.24 ID:k37wM5gpo<>

ルチアと話す内容も決まったので……今日はここまで。

物語に対する【妙な疑問、質問、熱烈な不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 10/05 1900〜
               or
             10/06 1900〜 を予定しています。


―【次回のお知らせ】―――――――――――――――――――――――――――――

・C―「ルチアの名前はどんな意味が込められてるんだ?」

・E―「前回の開拓はどうだった? 何かあれば教えて欲しい」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/04(水) 22:38:25.71 ID:f2qdqnjE0<> 乙
更新うれしかったぜ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/04(水) 22:44:44.80 ID:+QFX2Hz/o<> おつー <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 19:29:26.94 ID:fX8wbcIYo<>
【印象判定―ルチア】   (8+6=14  感触……良好)
――――――――――――――――――――――――――――――


「……そういやさ、ルチア」

「なんでしょう」

「前回の作業はどうだった?」

「どう…とは?」

「ドミニクが人員の割り振りについて言ってたから気になってね」

「もし何かあれば教えて欲しいんだ」

「……」


ルチアは黙り込んでいる。

その姿は何かを考えている風にも見える。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 19:42:38.61 ID:fX8wbcIYo<>

「【僕じゃ気づかない事もある】と思うんだ」

「……【そうかもしれません】ね」

「ん? という事は何かあったのか?」

「いえ、単に【気持ちの問題】です。作業自体は特に問題はありませんので」

「そ、そうか」

(……ルチアが何を言ってるのか解らない)

(どうも、言葉に含みがある様に感じてしまうんだよなぁ……)


彼女のややずれた返答に、君は頭を悩ませた。

ルチアが何かを意図して言葉を口にする時は、必ず素の口調に戻る。

解らない訳でも無いが、言い回しがどうにも回りくどい事が多い。

……今回もそうなのだろうか。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 19:53:33.96 ID:fX8wbcIYo<>
【印象判定―ルチア】   (10+3+2=15  感触……良好)
――――――――――――――――――――――――――――――


「ルチア」

「はい」

「ルチアって名前にはどんな意味が込められてるんだ?」

「私のですか?」

「うん。知ってたらで良いんだけど」

「ええ構いません。お話し致しましょう」


ルチアの声が心なしか、いつもより弾んで聞こえる。

表情も僅かに変わっている……様に見えた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 20:12:23.86 ID:fX8wbcIYo<>

「ルチアとは【光】を意味します」

「光か」

「はい。照度を表すルクス(lux)から来ているのでしょう」

「へえ」

「私の名前は別の呼び方もあります」

「リュシー、ルキア、ルシーア」

「あまり聞いた事が無い呼び方だな」

「……【此処で使われる名】ではありませんので」

「…?」


僕は彼女が嫌悪感を出している事を感じ取った。

あまり触れていい話題でも無さそうだ。

もしこの話に質問をするならば、出来るだけ今日以降に聞くとしよう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 20:19:53.45 ID:fX8wbcIYo<>

「領主様」

「ん?」

「まだ、何か話をされますか」

「……うん」

「他愛のない話でも良いのですよ」

「そうだな……」


僕はルチアにどんな話を振ろう。

妙な話題、自分の事、それとも食事の様な無難なものが良いだろうか。



下1〜2 選択肢+ダイスロール (2D10で判定。このレスに近いコンマの方を採用)


―【選択肢】――――――――――――――――――――

@―「僕の事を2文字で表すなら何かな?」
A―「ルチアは今年で幾つだっけ?」
B―「変装が出来るのはドミニクだけ?」
C―「ドミニクって何歳かな?」
D―「……前より胸大きくなった?」
E―「いや、もういい。長く付き合わせて悪かったね」
F―自由安価

【※1-2-3。あたり+2、はずれ-3、どちらでもない±0】
―――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/06(金) 20:20:33.59 ID:gz+L+9Jco<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/06(金) 20:24:55.30 ID:N1Fg5JB90<> ルチアは夢を見る?(前の夢を断片的に話す感じで <>
◆QlCglYLW8I<>saga<>2017/10/06(金) 20:25:48.66 ID:SSBTz0U/O<> 1。ただし「馬鹿とか阿呆とかはダメだよ」。

00引いたしフラグは立ってるはず。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/06(金) 20:26:17.00 ID:SSBTz0U/O<> またやらかした……ごめんなさい。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 20:35:59.53 ID:fX8wbcIYo<>
【印象判定―ルチア】   (5+9-3=11  感触……良好?)
――――――――――――――――――――――――――――――


「あのさ、ルチア」

「なんですか。領主様」

「ルチアは今年で幾つだっけ?」

「………」

「ルチア?」

「……それを私の口から聞きたいのですか?」

「う、うん」


ルチアの顔が少し怖い。彼女に年齢の話はNGなのか。

……別に年を取って見える訳じゃ無いんだけどな。


↓1 ルチアの年齢 (2D10の結果に比例)


【23〜3×歳の間で変動。年齢がどうなろうと彼女の見た目は若くて綺麗です】
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/06(金) 20:36:40.15 ID:KS48KkaQo<> a <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 20:44:02.41 ID:fX8wbcIYo<>
【年齢判定―ルチア】   (1+5=6  結果……25歳)
――――――――――――――――――――――――――――――


「……今年で25を迎えました」

「………」

「そ、そっかなーんだ! まだ全然若いじゃないか!」

「今の間はなんでございますか。領主様」

「気にするな!」


君は彼女から聞いた年齢に大層喜んだ。

もしもルチアが3×歳で妙齢の婦人だったなら、今頃衝撃で口を開けないでいたかもしれないからだ。

……本当に良かった。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 20:52:03.62 ID:fX8wbcIYo<>

「ルチアが答えてくれたなら僕も答えなk・・・・・・」

「領主様は今年で23」

「先に言うのは止めようね」

「知っている話しを繰り返す事ほど、無意味な事はございません」

「だからってさぁ……」

「………フゥ」


なんという事だろう、従者に溜息を吐かれた。

……まあルチアは何時もの事なんだけれどね。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 20:59:13.51 ID:fX8wbcIYo<>

「ティ……ごほん。領主様」

「なにかな」

「話はまだ続けられますか」

「……うん?」

「他愛の無い話でも良いのですよ」

「そうだなぁ」

「”他愛の無い話”でも……」

「いや、うん。解ってるから」


僕はルチアにどんな話を振ろう。

妙な話題、自分の事、それとも彼女についてが良いだろうか。



下1〜3 選択肢+ダイスロール (2D10で判定。このレスに近いコンマ二つを採用)


―【選択肢】――――――――――――――――――――

@―「僕の事を2文字で表すなら何かな?」
A―「ルチアは気になる相手とかいないのか?」
B―「変装が出来るのはドミニクだけ?」
C―「ドミニクって何歳かな?」
D―「……前より胸大きくなった?」
E―「いや、もういい。長く付き合わせて悪かったね」
F―自由安価

【※1-2-3。あたり+2、はずれ-3、どちらでもない±0】
―――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/06(金) 21:00:38.75 ID:gz+L+9Jco<> 4 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/06(金) 21:01:34.42 ID:AQ77LVRd0<> @ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/06(金) 21:12:22.35 ID:MruC1t/AO<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/06(金) 21:13:17.43 ID:EiShYRPcO<> 2 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 21:30:43.06 ID:fX8wbcIYo<>

「ドミニクって……何歳かな」

「彼の年齢を知りたいのですか?」

「うん。ちょっとね」 (前にアレがあったからとか言えないけどさ……)

「……」ジーッ

「な、なに?」

「いえ、何も」


ルチアは目を細めてこちらを見ている。

そういう反応をされると、妙な胸騒ぎがするから止めて欲しい。


↓1 ドミニクの年齢 (2D10の結果に比例)

【25〜34歳の間で変動。実年齢がどうなろうともあらゆる人物の変装が出来ます】
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/06(金) 21:34:22.41 ID:KS48KkaQo<> g <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 21:54:28.95 ID:fX8wbcIYo<>
【年齢判定―ドミニク】   (4+1=5  結果……27歳)
――――――――――――――――――――――――――――――


「幾つなんだ?」

「そうですね……確か今年で27を迎える筈です」

「27……ギリギリ…ないな」

「何の事です?」

「ああうん。こっちの話だから気にしないでくれ」

「…?」


君はルチアを目の前にして以前の事を思い出していた。

ドミニクが見せた肌は、間違いなくルチアと同じぐらいの肌理がある。

……正直、30代ですとか言われたらどうしようかと思ってた。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 22:00:46.59 ID:fX8wbcIYo<>

「ところでさ」

「はい?」

「僕の事を2文字で表すなら何かな?」

「2文字……ですか」

「うん」

「ば『先に言っておくけど、馬鹿とか阿保とかは駄目ね』」

「…………」ジーッ

「無言でこっちを見ないでくれよ……」


ルチアにはこうやって釘を刺しておかないと、何を言われるか解らない。

これでまともな返答が返ってくる事だろう。

……たぶん。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 22:12:01.09 ID:fX8wbcIYo<>

「領主様を二文字で表すなら」

「なんだろう」

「……【真率】でしょうか」

「どういう意味かな」

「【態度や発言が正直で率直】だという事です」

「それ……褒められてるんだよね?」

「一応は」

「そっか」

「ええ」 (別の意味もありますけどね……)


普段から罵倒を受けている君は、ルチアの言葉に気を良くした。

最早感覚が麻痺している。ルチア以外なら、こうはならない筈なのに。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 22:20:57.14 ID:fX8wbcIYo<>

「そろそろ仕事に戻らせて頂きたいのですが」

「ん、解った。話に付き合ってくれてありがとう」

「はい。では失礼いたします」

「………」


ルチアは丁寧に頭を下げ、部屋から退室して行った。

彼女は態度が軟化していると僕は感じる。

何時もなら素っ気なく『ではこれで』とか言って出て行くのに。

……気のせい…だろうか?


【ルチアの態度が変わりました。これからは少しだけ優しく接してくれるようです】
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 22:25:00.73 ID:fX8wbcIYo<>

「ドミニク。アルベルトは今何処に居る?」

「彼は普段、自宅で過ごしているそうですが……」

「なら調度良い。少し遊びに行ってくるよ」

「えっ」

「留守は頼む! 止めてくれるなー!」


僕は呆然としているドミニクを余所に書斎から飛び出した。

出る間際に見た彼の目は、何時もより大きく見開かれていた気がする。


―――――
――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 22:35:08.34 ID:fX8wbcIYo<> ―
――
――――


「久しぶりかな? アルベルト」

「あ、はい。その……無理なく生活出来てます」

「緊張しなくてもいい。今日はただ、君と話がしたくて来ただけだ」

「えっ、そうなんですか?」

「ああ。何も気にしなくて良い」

「ですが、何を喋ればいいのでしょうか……」

「それは……んー」


……君はアルベルトと何を喋る?


下1〜2 選択肢+ダイスロール (2D10で判定。このレスに近いコンマの方を採用)


―【選択肢】――――――――――――――――――――

@―「私はどんな人間に見える?」
A―「作業中に不満は無かったか?」
B―「家族は居ないのか?」
C―「君は背が高いんだな。いつ頃から大きくなった?」
D―「喉が渇いたな……」
E―自由安価

【※2-2-1。あたり+2、はずれ-3、どちらでもない±0】
―――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/06(金) 22:55:41.78 ID:EiShYRPcO<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/06(金) 23:08:23.10 ID:KS48KkaQo<> 3 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/06(金) 23:26:01.71 ID:fX8wbcIYo<>

アルベルトと話す内容が決まったので……今日はここまで。

物語に対する【妙な疑問、質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 10/07 1100〜
               or
             10/07 1900〜 を予定しています。


―【次回のお知らせ】―――――――――――――――――――――――――――――

・B―「家族は居ないのか?」

・アルベルトに全部で4つの質問を投げかけます。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/06(金) 23:39:11.40 ID:KS48KkaQo<> おつ <> 期間が空きましたが再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/09(月) 14:48:39.47 ID:Rlg0+1vZo<>
【印象判定―アルベルト】   (1+10=11  感触……)
――――――――――――――――――――――――――――――


この家には他人の気配が無さすぎる。

僕はその事を彼に質問してみた。


「アルベルト。君に家族は居ないのか?」

「……。両親は1年前に」

「そうか、遠慮のない聞き方で済まなかった」

「いえ。もう過ぎた事ですから……」


アルベルトは妙に達観した様子で喋っている。

彼にとって親はどのような存在だったのだろうか。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/09(月) 15:07:04.04 ID:Rlg0+1vZo<>

「…葬儀は行ったか」

「はい。両親の遺体は自分の手で埋葬しました」

「そうか……通りで」


1年前に人が死んでいるなら、従者から領主である君の耳に入っていてもおかしくはない。

そうでない……という事は恐らく、彼の両親は不慮の事故で亡くなったのだろう。

こちらが突っ込まなければ把握出来なかった事実だ。

取扱には十分注意すべきだろう。



「両親以外には誰も居ないのか?」

「……姉が1人だけ」

「一緒に暮らしては……無いようだな」

「はい。遠くへと行ってしまいましたから」


そう言ったアルベルトの顔は少し悲しそうな顔をしていた。

窓へ顔を向けている為にそれが良く判る。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/09(月) 15:14:19.73 ID:Rlg0+1vZo<>

「その……気を遣わなくても結構ですから」

「ん?」

「…親が居ない事に対してです」

「……わざわざありがとう。君は強いな」

「そうでも…ありませんけどね」

「謙遜する事は無いぞ。胸を張るといい」 (一体彼の過去に何があったのやら……)


……君はアルベルトと何を喋る?


下1〜2 選択肢+ダイスロール (2D10で判定。このレスに近いコンマの方を採用)


―【選択肢】――――――――――――――――――――

@―「私はどんな人間に見える?」
A―「作業中に不満は無かったか?」
B―「普段はどんな事をして過ごしているんだ?」
C―「君は背が高いんだな。いつ頃から大きくなった?」
D―「喉が渇いたな……」
E―自由安価

【※2-2-1。あたり+2、はずれ-3、どちらでもない±0】
―――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/09(月) 15:15:05.06 ID:M3h5NassO<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/09(月) 15:18:44.15 ID:t6zqow6Xo<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/09(月) 15:20:04.34 ID:+1BeDQiuO<> 2 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/09(月) 15:31:12.81 ID:Rlg0+1vZo<>
【印象判定―アルベルト】   (10+6+2=18  感触……とても良好)
――――――――――――――――――――――――――――――


「アルベルト。作業中に不満は無かったか?」

「あっはい! それは全くありません!」

「そ、そうか……」


彼は興奮してやや食い気味に返事をして来た。

……僕が思わず気圧されて後ろに下がる程に。


「凄いですね! あの方!」

「誰の事だ?」

「ルチアさんです! 素人の僕が見ても解るぐらい指示が的確で!」

「へえ……」

「あの人の下で働けるなら喜んで働きますから!」

「……考慮しておこう」


ルチアはアルベルトに随分と気に入られている様だ。

彼女と共に行動させておけば、余程の事が無い限り文句は言わないだろう。

……そういった編成を僕がするかは別として。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/09(月) 15:43:40.35 ID:Rlg0+1vZo<>

「領主様はルチアさんのご主人なんですよね」

「ああ。そうだ」

「いいなぁ……僕もああいった人が近くに居たら」

「そんなにアイツが良いか?」

「当然です!」

「……そうか」


アルベルトの勢いは未だ衰えず。

彼女と普段の会話を話してみると、彼は羨まし気な表情をこちらに向けている。



「それなら今度、話してみるか?」

「えっ?」

「君とルチアが喋れる機会を用意しておこう」

「ええっ!」

「彼女と仲良くしてやってくれ」

「よ、喜んで!」


とてもいい笑顔を浮かべている。

彼と会話する事で、ルチアの愛想も良くなってくれれば良いのだが。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/09(月) 15:49:29.81 ID:Rlg0+1vZo<>

「よろしくお願いします!」

「だが、彼女が嫌と言った時は勘弁してくれ」

「解りました!」

「ああ」

「楽しみだなぁ……」


……君はアルベルトと何を喋る?


下1〜2 選択肢+ダイスロール (2D10で判定。このレスに近いコンマの方を採用)


―【選択肢】――――――――――――――――――――

@―「私はどんな人間に見える?」
A―「君はディアナとルチアの2人ならどちらが良い?」
B―「普段はどんな事をして過ごしているんだ?」
C―「君は背が高いんだな。いつ頃から大きくなった?」
D―「喉が渇いたな……」
E―自由安価

【※2-2-1。あたり+2、はずれ-3、どちらでもない±0】
―――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/09(月) 16:02:38.80 ID:+1BeDQiuO<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/09(月) 16:41:33.81 ID:M3h5NassO<> 4 <> 驚いて>>968のコンマを二度見しました 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/09(月) 17:12:37.43 ID:Rlg0+1vZo<>
【印象判定―アルベルト】   (8+1+2+3(ピタリ賞)=14  感触……良好)
――――――――――――――――――――――――――――――


アルベルトに質問をしてみた。


「君は背が高いんだな。いつ頃から大きくなった?」

「僕の身長ですか? 確か…11の頃……だったかと思います」

「それまでは周りと同じぐらいの背丈でした。それから急に伸び始めて……」

「今じゃこんなになってしまったんです」

「そうなのか」


彼の身長は僕より二回り高い。

その背丈は男子の平均を遥かに超えていると言えるだろう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/09(月) 17:21:04.07 ID:Rlg0+1vZo<>

「それを言うなら、領主様も大きいじゃないですか」

「君がそれを言うか……」

「あはは、申し訳ないです」

「……高すぎる身長は不便だったりしないか?」

「そうなんです。実はよく頭をぶつけて……」


アルベルトは困った様な顔を浮かべた。

彼も自分の身体で相当難儀しているのだろう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/09(月) 17:22:22.34 ID:Rlg0+1vZo<>

「……北の森に行った時、枝に思いっきりぶつかったんです」

「前を見てはいなかったのか?」

「その時はツタを調度払いのけようとしてたので……」

「ハハ、それは災難だったな」

「本当ですよ。でも、鋭い先端じゃないだけマシでした」

「目に刺さったら大事だ」

「出来ればそんな場面は、遭遇も想像もしたくないですね」

「ああ。全くだ」


僕達は暫くの間、取り留めもない会話を続けた。

……アルベルトの人となりが、ほんの少しだけ解った様な気がする。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/09(月) 17:32:23.96 ID:Rlg0+1vZo<>

「大分話し込んだな……」

「領主様はまだ何かあります?」

「うーむ。どうするか」

「僕は帰れなんて言いませんから、ゆっくりしていって下さいね」

「ああ」


……君はアルベルトと何を喋る?


下1〜2 選択肢+ダイスロール (2D10で判定。このレスに近いコンマの方を採用)


―【選択肢】――――――――――――――――――――――――

@―「ところで……私はどんな人間に見える?」
A―「君はディアナとルチアの2人ならどちらが良い?」
B―「普段はどんな事をして過ごしているんだ?」
C―「……お姉さんは美人だったか?」
D―「喉が渇いたな……」
E―「いや、やはり帰ろう。今日は君と話が出来て楽しかった」
F―自由安価

【※1-2-3。あたり+2、はずれ-3、どちらでもない±0】
―――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/09(月) 17:46:55.24 ID:smkihpWYO<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/09(月) 18:28:15.33 ID:3O4i8f1u0<> 7 物覚えがよいと聞いている。
 なにかコツみたいなものはあるのか? <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/09(月) 19:17:55.50 ID:Rlg0+1vZo<>

しんどいので今日はここまで。

物語に対する【疑問、鋭い質問、不満、指摘事項】がございましたら>>1へどうぞ。


次回の更新は 10/10
               or
             10/11 1900〜 を予定しています。


―【次回のお知らせ】―――――――――――――――――――――――――――――

・B―「普段はどんな事をして過ごしているんだ?」

・モルドーとミリス復帰

・前スレ1000の効果により領地内で石油を発見します

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/09(月) 19:25:41.73 ID:M3h5NassO<> おつつ
まさかの石油か <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/10(火) 17:37:39.79 ID:9HvNPO1xo<>
【印象判定―アルベルト】   (2+4=6  感触……良好?)
――――――――――――――――――――――――――――――


「君は普段、どんな事をして過ごしているんだ?」

「普段ですか?」

「………」


僕が質問をした所、アルベルトは『うーん』と唸りだした。

……彼も一人の人間だ。何かしらの趣味があっても良いと思うのだが。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/10(火) 17:44:47.14 ID:9HvNPO1xo<>

「特にこれといって……」

「ハハハ、冗談だろう?」

「……あっ、1つだけありました」

「なんだ?」

「大したものじゃないですけど……【土弄り】ですかね」

「へえ。意外だな」

「植物を育てるのって良いと思いませんか?」

「私は普段、植物を触らないからな……」

「それは残念です」

「でも、ドミニクが気に入りそうな話だ。今度会ったら話してみてはどうだ?」

「ドミニクさん……ああ! 従者の方ですね!」

「その通りだ」


アルベルトは土を弄る事が好きなようだ。

話を聞いた僕は、彼を影の薄い従者と積極的に関わらせたいと思った。

ドミニクと関わらせる事で、双方に何かしらの変化が生まれるかもしれない。

……物は試しだ。今度、会話の場を設けるとしよう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/10(火) 17:50:54.48 ID:9HvNPO1xo<>

「楽しかったよ。それじゃあ私はこれで」

「また来てくださいね!」

「ああ。今度は話のタネを仕入れておくとしよう」


アルベルトに別れの言葉を告げた僕は、屋敷へと真っ直ぐ足を向ける。

彼とのゆったりとした会話で、僕のやる気は少しだけ回復した。

……次週は張り切って動くとしよう。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/10(火) 17:57:31.03 ID:9HvNPO1xo<>
―――――
―――


屋敷に戻って暫くの事。

残務を終えた君は、自室で深い溜息を吐いた。


(ふぅ……今日はよく喋ったな……)

(ルチアと長く喋るのも久々だったし……)

(……取り敢えず、さっさと寝るとしよう)


君は柔らかい寝台の上に横になり大きく息を吐いた。



下1 闘力+TP回復 (2D10で判定)

下2 夢を見るか (2D10で判定、目標値は【19以上】)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/10(火) 17:57:46.89 ID:tj8PSgpRo<> せいや <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/10(火) 18:08:20.84 ID:qDmeQMh9O<> 見れたらいいけどたぶん無理。 <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/10(火) 18:09:30.59 ID:9HvNPO1xo<>
【現在値】――――――――――――――

【地方領主 ティオニクス】 男

―36/36 闘力
―05/10 GP
―21/21 TP
―90/100 ?   .〔40→90〕

【自然回復】 (10+6=16)
――――――――――――――――――

【ティオニクスの従者 ルチア】 女

―45/45 闘力
―05/10 GP
―35/35 TP
――――――――――――――――――

【影薄き従者 ドミニク】 男

―45/45 闘力
―05/10 GP
―37/37 TP
――――――――――――――――――

【銀嶺の従者 ディアナ】 女

―39/39 闘力
―05/10 GP
―32/32 TP   .〔27→32〕
――――――――――――――――――



君は深い眠りに包まれている。

……話し込んだ事で大分疲れていたようだ。


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/10(火) 18:15:17.79 ID:PLQQZOKR0<> 女性陣というか主力三人がGP4になれば戦力は十分か? <> 一部修正 (10+6=16)→(8+9=17) 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/10(火) 18:21:46.36 ID:9HvNPO1xo<>

【軍神マルスの月 3週】 (11/28)


「現在の状況を報告してくれ」

「かしこまりました」

「負傷していた2名。【ミリスとモルドーは無事に回復】しました」

「………」

「報告はそれだけか?」

「いえ……もう一つ」

「なにやら、領地東側で黒い液体が湧いている様で……」

「なんだそれは」

「現状は解りません。なので、どうとも申し上げ難いですね」

「そうか。詳細が解ったら教えてくれ」

「はい」


/領地特徴/

北―森の一帯 【!】
西―大きな川
東―農地++ 【!】
南―荒地++


・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養を持つ
・作物を育てられる時期
・東南からは攻め易い
・領地の「東と南」に木製の柵が並べてある
・南には旗を等間隔で立てている

【!】巣穴に熊の子供が居る (4ターン後から森を徘徊)
【!】黒い液体が地面から湧き出している (8ターンor12ターン以上放置で……)
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/10(火) 18:28:11.94 ID:9HvNPO1xo<>

不思議な事にルチアの罵倒が今日は一回も無い。

その事にホッとしている自分と、残念がっている自分が居る。

態度が最初と違うから、どうも調子が狂うなぁ……。


……第11ターンの行動を聞こう。君は何をしたい?


下1〜2 選択肢

―【選択肢】―――――――――――――――――――

@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―ドミニクに相談する
D―近隣の領主に助けを求める
E―自由安価
F―人材派遣

※【ミリスとモルドー復帰。2名は完全回復しています】
――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/10(火) 18:37:21.23 ID:9HvNPO1xo<>
>>985に適用してない情報があったので更新。安価範囲なら下 (★の付いた所がそう)


/領地特徴/

北―森の一帯 【!】
西―大きな川+
東―農地+ 【!】
南―荒地+++


・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養を持つ
・作物を育てられる時期
・領地西に途半端な穴が点在 ★
・東南からは攻め易い
・領地の「東と南」に木製の柵が並べてある
・南に旗を等間隔で立てている
・南の領地寄りに櫓を建ててある ★


【!】巣穴に熊の子供が居る (4ターン後から森を徘徊)
【!】黒い液体が地面から湧き出している (8ターンor12ターン以上放置で……)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/10(火) 18:48:38.00 ID:1mcX8mBpO<> 黒い液体の調査 <> 00の偶数ゾロ多くない……? 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/10(火) 19:11:21.43 ID:9HvNPO1xo<>
まだ妙な部分があったので修正。安価範囲だったら↓

・領地西に中途半端な穴が点在 ★
・南は屋敷寄りに櫓を建ててある ★


ついでに次スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1507301000/
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/10(火) 20:37:55.30 ID:b0PBMRqaO<> 1 <> かなり遅くなりましたが再開 
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/11(水) 23:57:35.12 ID:+zWX2b1fo<>

11ターン以降は次スレにて更新します。

このスレの残りは雑談や質問などでご使用くださいませ。

今回も>>1000で何かあれば採用しますので良かったらどうぞ。



―――――――――こっから↓は私事――――――――――――――――

【>>1から皆さまへの質問】


・今作はイベントの数が多いでしょうか、それとも少ないでしょうか?

・戦闘でこうしたらどうか、などのシステム改善案はありますか?

――――――――――――――――――――――――――――――――
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/25(水) 23:34:46.49 ID:phXKpyLLo<>
「没データの供養」


―【キャラシート】――――――――――――――――――――――

【ガリア闘士 バシクス】 男

―75/75 闘力
―02/10 GP
―40/40 TP


【特徴】

類稀なる才能
生への執着
並より大きい胃袋(80)
威圧感


【特殊技能】

「見切り(常時)」、「見切り」、「追撃」、「再起」、【危険察知】
―――――――――――――――――――――――――――――

※見切り(常時)
相手の攻撃判定が0.9.8だった場合、相手の値を「それぞれ-4」する。
さらに、こちらの値を「それぞれ+2」の修正を加える。
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/10/25(水) 23:38:03.35 ID:phXKpyLLo<>
「没ネタの供養」


【選択肢】 兄をこのような境遇に落とした奴を探す。


その日を境に、君の姿を見かける事は無かった。

君の遺体は埋葬されず、兄の遺体共々どこかへと消えた。

君が存在したという痕跡は、愛していた彼女にしか残っていない……。


END 権力による黙殺
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/10/26(木) 08:11:12.86 ID:1bbkpZacO<> バシクス強すぎ
それにいくらシャド君強くても一人じゃそんなもんだよね <>
◆sh9LE6ZD.AZt<>saga<>2017/11/25(土) 07:07:44.72 ID:Tk/AhL1Ho<>

彼の家は僕一人で向かった。


――コンコンコン。

「アルベルトは居るか?」

「……はい?」


ノックした音からやや遅れて男性の声が中から聞こえて来た。

……アルベルトの声だ。


「急な訪問ですまない。ティオニクスだ」

「りょ、領主様ですか!? 今開けます! 少々お待ちください!」

「……」 (そんな焦らなくても……)
<>
◆sh9LE6ZD.AZt<>sage<>2017/11/25(土) 07:09:03.26 ID:Tk/AhL1Ho<> おっと間違えました <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 18:00:42.47 ID:yoGY6lJVO<> うめ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 18:01:56.82 ID:yoGY6lJVO<> うめ <> ◆sh9LE6ZD.AZt<>sage<>2018/04/06(金) 20:46:46.63 ID:4/36Q+Lq0<> うめ <> ◆sh9LE6ZD.AZt<>sage<>2018/04/06(金) 20:48:30.09 ID:4/36Q+Lq0<> これが偶数なら最後の週にイベント追加
奇数なら手前の週にイベント追加 <> 1001<><>Over 1000 Thread<>                     ___, - 、
                    /_____)
.                    | | /   ヽ || 父さんな、会社辞めて小説で食っていこうと思うんだ
                    |_|  ┃ ┃  ||  
                   (/   ⊂⊃  ヽ)        /  ̄ ̄ ̄ \
  \僕はSS!/           \_/  !        ( ( (ヽ     ヽ
                   ,\ _____ /、       | −、ヽ\     !  <私は二次創作
   ゝ/  ̄ ̄ ̄ \     /. \/ ̄\/   .\     | ・ |─ |__   /
   / _____ヽ    |  |  _┌l⊂⊃l  |  |    ┌ - ′  )   /
   | | /  ─ 、−、!    |  |  / ∋ |__|  |  |    ヽ  /   ヽ <
   |__|─ |   ・| ・ |    |  /`, ──── 、 |  |     ` ─┐  ?h ̄
   (   ` ─ o−i    ヽ /         \ .ノ_      .j ̄ ̄ |
    ヽ、  ┬─┬ノ / ̄ ./            ヽ- 、\    /   ̄ ヽ\
  // /ヽ─| | ♯|  /   i  ぼくオリジナル   | ..) ) \  i  ./   |\\
  | |  /  `i'lノ))┘/ , ─│             !-l⊂⊃l┐__ヽ__/\ / |   | |
  | |  | ̄| / /| / ( (... .ヽ              / |____|∈  __./ .|   | |
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<> 最近建ったスレッドのご案内★<><>Powered By VIP Service<>クロウ「俺様達がウスグラ村に来てやったぜ家畜どもおおおおおおおお!!!」 @ 2018/04/06(金) 20:01:09.98 ID:TwqT6zv70
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勇者「魔王が弱過ぎるんだが」 @ 2018/04/06(金) 16:41:47.75 ID:eOjyFc2Z0
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西住みほ「戦車道、始めません!」 @ 2018/04/06(金) 15:07:10.17 ID:dnkoxi3bo
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【モバマス】日菜子「銀の鍵」 @ 2018/04/06(金) 11:59:50.98 ID:IbdOiwe50
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