以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 21:48:23.80 ID:rwFnrVcHo<>美嘉「そう★ 何ていうか、今日のアタシは一味違わない?」チラリ
武内P「……はぁ」
美嘉「わっかんないかなー★ この魅力が」チラチラ
武内P「城ヶ崎さんは、いつでも魅力的なアイドルです」
美嘉「そ、そう? でも、昨日までのアタシよりも凄いみたいな★」チラリズム
未央・凛「……うわぁ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510490903
<>武内P「大人の魅力、ですか」
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 21:51:17.24 ID:rwFnrVcHo<> 武内P「……すみません。よく、わからないのですが」
美嘉「ゴホン! ほら、ちゃんと見てみなって★」
武内P「昨日までと、特に変わった点は無いように見えますが……」
美嘉「昨日までのアタシには無い大人の魅力がさ、あるでしょ?」
武内P「……」
美嘉「……」
未央「しぶりんやばい、私もう見てられない」
凛「奇遇だね、私もだよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 21:54:09.68 ID:9mJsRWjUO<> _ ≠=‐
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ト、トУ ____、 くj\ ノ- f 〕 | j
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 21:54:14.03 ID:rwFnrVcHo<> 美嘉「……いやー、困っちゃうなー★ 大人のフェロモンでちゃうなー★」
武内P「大人のフェロモン……ですか」
美嘉「そう! 大人のフェロモン★ もうヤバい、ドバドバ出てるっしょ★」
武内P「……すみません」
美嘉「……」
武内P「……」
未央「こんな悲しい話があっていいのかな」
凛「まあ、プロデューサー相手だし、仕方ないかな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 21:54:20.43 ID:9mJsRWjUO<>
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 21:54:47.23 ID:9mJsRWjUO<>
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 21:56:49.84 ID:rwFnrVcHo<> 美嘉「……アタシからは、大人のフェロモンを感じない?」
武内P「……」
美嘉「……」
武内P「その、大人のフェロモンを出すにはコツがありますから、お気になさらず」
美嘉「……は?」
武内P「焦らず、ゆっくりと練習すれば、必ず出せるようになります」
美嘉「ん?」
未央・凛「ん?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 21:57:09.49 ID:9mJsRWjUO<> / /
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:01:02.49 ID:rwFnrVcHo<> 美嘉「ちょ、ちょっと待って! え、何? コツ?」
武内P「はい」
美嘉「コツを掴めば、大人のフェロモンが出せるようになるの?」
武内P「そう、ですね。私は、出す方はあまり得意ではないですが」
美嘉「……マジで言ってる? ってか、アンタも出せるの?」
武内P「勿論です。プロデューサーは、フェロモンを抑える事も必要になりますから」
美嘉「大人のフェロモンが、出し入れ自在?」
武内P「はい」
美嘉「……」
未央・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:02:05.01 ID:9mJsRWjUO<> \ \ | | | / / / /
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:05:08.92 ID:rwFnrVcHo<> 美嘉「……へえ、面白い事言うじゃん★」
武内P「そう……でしょうか?」
美嘉「それじゃあさ、試しにフェロモン出してみてよ」
武内P「い、いけません! どうなるか予想が――」
美嘉「いいから!」
武内P「っ!? 城ヶ崎さん……?」
美嘉「今日のアタシは、昨日までのアタシと違うの」
武内P「……では、少し準備させてください」
美嘉「オッケー★」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:09:21.37 ID:rwFnrVcHo<> ・ ・ ・
武内P「……お待たせしました」
美嘉「上着を脱いで、ネクタイを外しただけ?」
武内P「いえ、あとはシャツのボタンを少しだけ外し、袖をまくります」
美嘉「へ、へぇ?」
武内P「……私から、半径3メートルは離れてください」
美嘉「そ、それだけなら別に平気だし★」
武内P「城ヶ崎さん、離れていてください」
美嘉「う、うん」
未央「しぶりん、今の時点ではどう?」
凛「まあ、悪くないかな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:13:24.57 ID:rwFnrVcHo<> 武内P「それでは、フェロモンスイッチ、オン!」
美嘉「? 何よソレ、アタシをからかって――」
武内P「……」ムッワアア
美嘉「はっ!?///えっ、何!?///えっ!?///」
未央「あれ……? なんか、プロデューサーかっこよくない!?」
凛「なんだかいつもと雰囲気が……えっ、何?」
武内P「これが、大人のフェロモンです」ムッワアア <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:18:16.04 ID:rwFnrVcHo<> 武内P「おわかり頂けたでしょうか?」ムッワアア
美嘉「へっ?///な、何?///」
武内P「城ヶ崎さんは、焦らずとも今でも十分魅力的なアイドルです」ムッワアア
美嘉「う、うん///」
武内P「大人の魅力に囚われずとも、ありのままが一番だと、私は思います」ムッワアア
美嘉「……」
武内P「城ヶ崎さん?」
美嘉「……違う。今日のアタシは、昨日までのアタシとは違うんだから!」
武内P「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:22:14.93 ID:rwFnrVcHo<> 美嘉「何が大人のフェロモンよ!」
武内P「い、いけません! あまり近づいては!」ムッワアア
美嘉「これくらい」
美嘉「――――チョー」
美嘉「―――――――余裕」
美嘉「―――――――――だし」
美嘉「……★」
美嘉「」
武内P「城ヶ崎さん! しっかりしてください! 城ヶ崎さん!」ムッワアア
未央「今……流れるように腰が砕けてったね」
凛「美嘉の所だけエスカレーターが設置されてるのかと思った」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:27:14.74 ID:rwFnrVcHo<> ・ ・ ・
武内P「本田さん、渋谷さん、ありがとうございます」ムッワアア
未央「良いって良いって。無茶したのは美嘉ねぇなんだから」
凛「そうだよ。気にすることないって」
武内P「……すみません。一度フェロモンを出すと、止めるまでに時間が……」ムッワアア
未央「プロデューサーが美嘉ねぇを助けられないのはそれが理由だったんだね」
凛「今はソファーに寝かせてるけど、プロデューサーは近づかなくていいから」
武内P「……はい」ムッワアア
未央「……」
凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:33:36.26 ID:rwFnrVcHo<> ガチャッ
みく「おはようございま――って、えっ? 何、この状況!?」
夏樹「美嘉が寝てるけど……何かあったね、コレ」
李衣菜「……あれ、今日のプロデューサー何だか……カッコイイ?」
武内P「おはようございます」ムッワアア
未央「やっほー三人とも! いやー、さっきは大変だったんだよ!」
みく「そうじゃなかったら、今こんな状況になってないでしょ」
凛「美嘉が、プロデューサーの大人のフェロモンにやられちゃってね」
李衣菜「な、何それ」
夏樹「……へえ、面白そうな話じゃん」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:39:12.29 ID:rwFnrVcHo<> ・ ・ ・
武内P「……そういうわけですので、今は私に近付かないでください」ムッワアア
夏樹「悪いけど、それは聞けないね」
武内P「き、木村さん?」ムッワアア
夏樹「それだよそれ、その呼び方。アタシは、まだそれを改めさせるのは諦めてないんだよ」
武内P「いえ、ですが……」ムッワアア
夏樹「フェロモンに耐えたら呼び方を変える、これでどうだい?」
武内P「……」ムッワアア
夏樹「それに、何だろうと逃げるのはロックじゃないからね」
李衣菜「やっぱりなつきちはカッコイイなー!」
みく「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:43:51.48 ID:rwFnrVcHo<> 武内P「しかし、やはり……!」ムッワアア
夏樹「大丈夫だって」
夏樹「……ほら、別に平気だろ?」クネッ
李衣菜「……ん?」
みく「……あれ?」
夏樹「アタシに、大人のフェロモンなんかきかないんだって」クネッ
未央「なんというか、立ち方が……」
凛「……峰不二子みたいになってるね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:44:30.75 ID:pSNDhMMGo<> わろた <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:45:49.43 ID:TCqGoqdBo<> 谷垣かよ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:49:27.68 ID:rwFnrVcHo<> 武内P「……さすがは木村さんですね」ムッワアア
夏樹「だろ? なんたって、アタシには熱いロックの魂があるからね」クネクネッ
未央「あれ、机があるから角度的にプロデューサーに見えてないだけだよね」
凛「見えてたらあんなに普通に対処してないって」
李衣菜「なつきち……? えっ、あれ……嘘でしょ?」
夏樹「? どうした、だりー?」クネクネッ
李衣菜「もうやめてよなつきち! 私、そんななつきち見てられないよ!」
みく「……ふふふ」
李衣菜「みくちゃん!? 何がおかしいのさ!」
みく「所詮、ロックなんてその程度にゃ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:52:34.80 ID:LWl+DHRtO<> 猫が発情したら手に負えんぞ!
やめておけ!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 22:59:33.88 ID:rwFnrVcHo<> みく「夏樹ちゃんでも駄目なら、ロックじゃフェロモンに勝てないにゃ!」
李衣菜「ま、まだ負けてない! なつきちはまだ戦ってるよ!」
夏樹「おいおい、まるでアタシがやられてるみたいに言うなよ」クネクネッ
凛「思いっきりやられてるように見えるけど」
みく「やっぱり、ロックより猫耳にゃ! 熱いロックよりも、キュートな猫耳の方が強いにゃ!」
みく「みくの、猫耳に対する熱い思いがあればPチャンのフェロモンなんかに負けない!」
みく「みくは、自分を曲げないよ!」
武内P「!? いけません前川さん! 私に近づいては――」ムッワアア
みく「Pチャン、勝負にゃあああああああああああん好きにしてええええええ♥」ジュンジュワー
未央「ヘアピンカーブにも程があるよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:08:56.68 ID:rwFnrVcHo<> 夏樹「くっ!」クネクネッ
ガシッ!
みく「にゃん♡にゃん♡にゃん♡にゃん♡にゃん♡にゃん♡」ジュンジュワー
未央「ナイスキャッチ!」
夏樹「は、はやく何とかしてくれ! なんでか力が入らないんだ!」クネクネッ
凛「微塵も腰に力が入ってないからだよ!」
李衣菜「まずい! このままじゃ二人が!」
凛「李衣菜はそこに居て! 結果は見えてるから!」
李衣菜「それでも! 仲間を見捨てるのはロックじゃない!」
李衣菜「自分がロックと信じるものがロックなら――」
李衣菜「――ロックを信じる私を信じあああああ無茶苦茶にしてええええええ♡」ジュンジュワー
未央「言わんこっちゃない!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:16:48.19 ID:rwFnrVcHo<> ・ ・ ・
武内P「……前川さんと、多田さんの様子はどうでしたか?」
未央「プロジェクトルームでウサミンとなつきにガチ説教されてるよ」
武内P「お二人には……申し訳ないことをしてしまいました」
凛「本当、菜々さんが通りかかってくれて助かったよ」
未央「いやー、17歳でも、ウサミン星人には大人のフェロモンはきかないみたいだね」
武内P「それは……いえ、この話はやめましょう」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:21:12.31 ID:rwFnrVcHo<> 凛「……」
未央「? どうしたのしぶりん? 急に改まった顔をして」
凛「プロデューサー、ちょっと良いかな」
武内P「? はい、何でしょうか」
凛「……」クネクネッ
武内P「?」
凛「……」ウフーン
武内P「? あの……?」
未央「しぶりんやめて、プロデューサー困ってるから。私も困るから」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:27:20.97 ID:rwFnrVcHo<> 凛「……」アハーン
武内P「あの……渋谷さん?」
未央「……うん、そうだね、しぶりんも大人の魅力とか憧れるよね」
凛「……」プルプル
未央「わかるよ、わかる。同い年だもん、そりゃわかるよ」
凛「……グスッ」
未央「今度からさ、ニュージェネでフェロモン出す練習しようね。しまむーも一緒にさ」
凛「……ヒック」
未央「プロデューサー、私達、もう行くね」
武内P「……はい。本田さん、渋谷さんをお願いします」
ガチャッ、バタン
武内P「やはり、皆さんには大人の魅力は早すぎましたね」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:32:54.35 ID:rwFnrVcHo<> ・ ・ ・
美嘉「……ん……あれ……?」
武内P「目が、覚めましたか?」
美嘉「……・」
武内P「申し訳ありません。私の不注意で、城ヶ崎さんにご迷惑をおかけしてしまいました」
美嘉「……膝枕?」
武内P「その……差し出がましい真似だとは思ったのですが」
美嘉「……と」
武内P「と?」
美嘉「TOKIMEKIどこまでもエスカレート!」
武内P「!?」
美嘉「サイダーみたいにはじける恋モード!」ジタバタ
武内P「あの、寝たまま歌って踊らないでください! 城ヶ崎さん! 城ヶ崎さん!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:35:53.95 ID:rwFnrVcHo<> ・ ・ ・
美嘉「……」
武内P「目が、覚めましたか?」
美嘉「……はい、おかげさまで」
武内P「まさか、寝たままフルで歌って踊るとは思いませんでした」
美嘉「……ご迷惑をおかけしました」プルプル
武内P「いえ、それは……では、お互い様という事で」
美嘉「……」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:42:38.35 ID:rwFnrVcHo<> 武内P「城ヶ崎さん」
美嘉「……」
武内P「……誕生日、おめでとうございます」
美嘉「……えっ?」
武内P「その、ずっと言うタイミングを見計らっていたのですが……」
美嘉「えっ?」
武内P「……」
美嘉「えっ?」
美嘉「……」
美嘉「えっ?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:49:41.45 ID:rwFnrVcHo<> 美嘉「えっ? はっ? えっ?」
武内P「……」
美嘉「……なーんだ、覚えてたんだ★」
武内P「当然です。ですが、大人の魅力と言われたものですから……」
美嘉「いやー、別に?★ アタシも誕生日を迎えた事だし?★」
武内P「……」
美嘉「一つ大人の階段を登ったアタシだよ★ どう? これなら、R18だって――」
武内P「城ヶ崎さん、17歳の誕生日おめでとうございます」
美嘉「……」
美嘉「ん?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:50:50.65 ID:IAYCD4X70<> ん? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:51:22.23 ID:s1wCl9Tmo<> ん? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:54:20.03 ID:rwFnrVcHo<> 武内P「今までも、そしてこれからも、カリスマJKとしての貴女を見ていきたいと思います」
美嘉「ちょっと待って?」
武内P「はい、何でしょうか」
美嘉「昨日までのアタシは17歳」
武内P「はい、そうですね」
美嘉「そして、誕生日を迎えたアタシはー?」
武内P「? 17歳ですが……?」
美嘉「……」
武内P「それでは、僭越ながら私が誕生日の歌を贈りたいと思います」
美嘉「……」
武内P「貴女が、これからも笑顔でいられるように……」
武内P「あっか〜る〜い笑ーいを〜振りまいて〜♪」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:57:33.30 ID:5cHbMUcDO<> 練習すればフェロモンを出し入れできる…………
ひらめいた
ちょっと出てくるぜ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/12(日) 23:59:09.75 ID:rwFnrVcHo<> 立てたスレのタブが一列を越えたのでHTML化依頼は出しません
このスレを再利用して即興でテキトーに書いていこうと思っています <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:03:37.18 ID:T3scGtg10<> おつ
と言いたいところだったがまだ書くのか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:08:55.52 ID:YbSpOUN1O<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:14:16.69 ID:cJ2cdFxDo<> さすがに大分旬が過ぎているアニデレネタのスレ立てまくるのもなあ、と思っていたのです
なので、今後はこのスレで書いていく感じですね!
人が居て、スレタイなネタ振りがあれば即興でそれも書こうかと思っています
もし居合わせた場合、武内P「」の形でアニデレなら大分クレイジーでもいけると思いますので、ネタ振りしてくれると嬉しいです <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:20:56.13 ID:9azhoVcfO<> たとえデレステでもサザエさん時空には及ばないのか・・・ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:23:00.03 ID:RbKrHWfmo<> 乙
じゃあさっそくリクエストで
武内P「TV番組"未成年の主張"でアイドルの方々が私に告白してきた」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:26:45.69 ID:iE+GxeLao<> おつ。面白かったww
数年前どころか、10年以上前の作品でもたまにスレ立つくらいだから、あまり気にしないでもいい気もする <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:31:28.29 ID:cJ2cdFxDo<> >>42
把握
記憶探りの動画漁りながらだからちょっと時間かかります <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:32:56.18 ID:ojPupWlQo<> しぶりんその他面々がトリセツ主張してほしい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:35:01.41 ID:pbXhIdbJo<> 乙
武内P「ロ○○ンハーツ格付けしあうアイドル達が通ってしまった、ですか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:37:17.85 ID:cJ2cdFxDo<> ナレ「学校へ行こう」
ナレ「未成年の主張」
イエエエエイ!
ナレ「今回はV6が訪れたのは、東京都某所にある芸能プロダクション、346プロ」
ナレ「このプロダクションでは、トップアイドルを目指し、個性的なアイドル達が笑顔で活動をしている」
坂本「それではアイドルの皆さん張り切っていきましょー!」
岡田「ましょー!」
アイドル達「イエエエエエイ!」
ナレ「今回は、生徒たちに変わってアイドル達には、事務所の屋上から全所属アイドル達に向かって主張してもらう」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:40:37.37 ID:cJ2cdFxDo<> 坂本・岡田「こんにちは!」
卯月「「こんにちは!」
岡田「めっちゃ元気ww」
坂本「良い笑顔だねー」
卯月「はい! 笑顔は私の取り柄なんです♪」
坂本「さすがアイドルって感じだねー」
岡田「俺、あんまり得意じゃないんだよね」
坂本「それダメでしょ」
アハハハハハ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:44:49.28 ID:cJ2cdFxDo<> 坂本「卯月ちゃんは、出してる歌も『S(mile)ING!』だもんね」
卯月「はいっ♪」
岡田「え、あれスマイリングって読むんだ」
坂本「え、なんて読んでたの」
岡田「……」
坂本「……」
岡田「それじゃあ早速いっちゃってもらいましょー!」
坂本「言わねえのかよ!」
アハハハハ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:48:07.15 ID:cJ2cdFxDo<> 本日の主張
『プロデューサーさんへ』
・ ・ ・
卯月「……」
アイドル達「イエエエエイ!」
武内「……」
卯月「島村卯月、頑張ります♪」
アイドル達「可愛いー!」
・ ・ ・
岡田「あの子のあれ、持ちネタなんだよ」
坂本「詳しいじゃん」
アハハハハ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:50:37.39 ID:cJ2cdFxDo<> 卯月「私はー! ずっと養成所でレッスンをしていましたー!」
卯月「いつかアイドルになるんだって、夢見て頑張ってたんですー!」
アイドル達「知ってるー!」
武内P「……」
卯月「そんな私を見つけてくれたのが、プロデューサーさんでしたー!」
アイドル達「ヒュウウウウウ!」
武内P「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:54:49.61 ID:cJ2cdFxDo<> 卯月「プロデューサーさんはー! いつも私達を見守ってくれていますー!」
卯月「私がくじけそうになった時もー! 必死にはげましてくれましたー!」
アイドル達「わかるー!」
武内P「……///」
卯月「そんなプロデューサーさんにー!」
卯月「伝えたい事がありまーす!」
アイドル達「ヒュウウウウ!」
武内P「……!?」
・ ・ ・
坂本「え、何!? 告白!? マジで!?」
岡田「え、大丈夫? 放送出来るのこれ?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 00:57:32.02 ID:cJ2cdFxDo<> 卯月「プロデューサーさーん!」
卯月「……」
アイドル達「……」
武内P「!?……!?」
卯月「……」
アイドル達「がんばれー!」
武内P「!?」
卯月「島村卯月、頑張ります!」
・ ・ ・
坂本・岡田「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 01:01:38.03 ID:cJ2cdFxDo<> 卯月「……プロデューサーさーん!」
アイドル達「……」
武内P「……」
卯月「反応に困るので、ポエムを言ってこないでくださーい!!」
・ ・ ・
坂本「え!? あの人あの顔でポエム言うの!?」
岡田「やべえ、めっちゃ聞きたいwwww」
・ ・ ・
武内P「……」
武内P「善処しまーす!」
卯月「それ、ダメな時の返しじゃないですかああ!!」
・ ・ ・
坂本「やめてやれよwwww」
岡田「聞きたくなるわ―」
ハハハハハッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 01:08:21.28 ID:cJ2cdFxDo<> ・ ・ ・
坂本・岡田「こんにちは!」
みく「こんにちは!」
坂本「お名前は!」
みく「前川みくですにゃん♪」
岡田「岡田准一ですにゃん♪」
みく「!?」
坂本「お前もやるのか――坂本昌行ですにゃん♪」
みく「!?」
みく・坂本・岡田「……」
みく・坂本・岡田「にゃんにゃん♪」
坂本「なんだよこれwwww」
ハハハハッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 01:11:49.46 ID:cJ2cdFxDo<> 本日の主張
『プロデューサーさんへ』
・ ・ ・
坂本「もう直接言えよwwww」
岡田「どれだけ距離が遠い関係なのwwww」
・ ・ ・
みく「にゃああああああ!」
アイドル達「にゃああああああ!」
武内P「……」
・ ・ ・
坂本・岡田「にゃああああああ!」
ハハハハハッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 01:15:07.74 ID:cJ2cdFxDo<> みく「Pチャーン! みくは、ずっと言えなかった事があるにゃー!」
アイドル達「なーにー!」
武内P「……」
みく「ずっと頑張ってきたけどー! もう限界にゃあああああ!」
アイドル達「にゃあああああ!」
武内P「……!」
・ ・ ・
坂本「俺、この子好きだわ―」
岡田「俺は別にそうでもないわ」
坂本「えっ?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 01:19:30.38 ID:cJ2cdFxDo<> みく「みくはー! みくはー!」
アイドル達「……」
武内P「……」
みく「猫キャラだけど、お魚は嫌いにゃあああああ!」
アハハハハッ!
アイドル達「にゃああああああ!」
武内P「!?」
・ ・ ・
坂本「ダメじゃんwwww」
岡田「どうして魚嫌いなのに猫キャラ選んじゃったのwwww」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 01:24:36.78 ID:cJ2cdFxDo<> みく「もうホントきついから、お魚関係の仕事はやめてー!」
アイドル達「……」
武内P「……」
・ ・ ・
坂本「これは本気だね、『にゃあ』取れちゃってるもん」
岡田「さあ、どう返す!?」
・ ・ ・
武内P「……」
武内P「企画、検討中でーす!」
みく「まだお魚のお仕事続くのおおおおおお!?」
アイドル達「にゃあああああ!」
・ ・ ・
坂本「このプロデューサー、自分の主張曲げねえなwwww」
岡田「もうこの人に主張して貰う?」
ハハハハハッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 01:32:17.05 ID:cJ2cdFxDo<> ・ ・ ・
坂本・岡田「こんにちは!」
凛「こ、こんにちは」
坂本「どうしたー元気ないぞ―?」
岡田「こんにちは!!」
凛「こ、こんにちは!」
坂本「はい、お名前は!」
凛「渋谷凛です!」
岡田「あれ、君って敬語使えたんだ?」
凛「!?」
坂本「え、詳しいじゃん」
岡田「うん。それに、大声で挨拶するタイプじゃないよね?」
凛「なんでやらせたの!?」
ハハハハッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 01:36:24.46 ID:cJ2cdFxDo<> 本日の主張
『プロデューサーさんへ』
・ ・ ・
坂本「また!?……またなの!?」
岡田「いやでも、俺あの人かなり好きになってきたから良いよ」
坂本「良いんだwwww」
・ ・ ・
凛「……」
アイドル達「いえええええい!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 01:39:33.29 ID:cJ2cdFxDo<> 凛「私はー! プロデューサーにスカウトされてアイドルになりましたー!」
アイドル達「知ってるー!」
武内P「……」
・ ・ ・
坂本「敬語だね」
岡田「そっちでいくんだね」
・ ・ ・
凛「見た目が怖いから、捕まってるプロデューサーを何回か見てきました―!」
アイドル「私もー!」
武内P「!?」
・ ・ ・
坂本「皆見たことあるの!?」
岡田「俺も見て―wwwwww」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 01:46:16.11 ID:cJ2cdFxDo<> 凛「けれどー! プロデューサーとか関っていく内にー!」
凛「怖いのは見た目だけだとわかりましたー!」
アイドル達「イエエエエイ!」
武内P「……」
凛「貴方のおかげでー! 毎日が輝いて見えまーす!」
凛「アイドルをやる意味もー! 見つかる気がしまーす!」
アイドル達「イエエエエイ!」
武内P「……」
・ ・ ・
坂本「良い話じゃなーい」
岡田「え、お金のためじゃないの」
坂本「……水差さないでくれない?」
ハハハッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 01:53:59.52 ID:cJ2cdFxDo<> 凛「だからー! だからー!」
凛「もしも、アイドルをやる意味が見つかってー!」
凛「私がトップアイドルになって、引退した時にー!」
アイドル達「……」
武内P「……」
・ ・ ・
坂本・岡田「……!」
・ ・ ・
凛「っ……! 引退した時、お互い――」
武内P「善処しまーす!」
凛「逃げないでよー! そしてお断りなのかよー!」
・ ・ ・
坂本・岡田「アッハッハッハッハ!」
ハハハハハッ!
ナレ「続いてのコーナーは――」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 01:56:33.26 ID:cJ2cdFxDo<> 今日は寝ます
またネタ拾って遊ぼうと思います
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 09:54:53.10 ID:dojk2YdHO<> おつおつ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 10:01:18.46 ID:cKNbOK0J0<> おつ
武内PのSS見てると、蒼い子や歩く{検閲済み}とかが迫ってきても武内Pは(突然裏切る可能性はあるけど)自分の味方になる他のアイドルがいるけど、恐らくまゆ専属ぽいまゆPはいつも逃げ場なさそうだな… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 12:28:43.01 ID:htgOr6C3o<> あれ、ウサミンの明らかに未成年じゃない主張は? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 12:32:36.28 ID:KJeBUVKoO<> 未成年じゃないから出させてもらえなかったんだろう <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 13:10:52.16 ID:cJ2cdFxDo<> >>67
やってみよう <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 13:13:20.09 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「佐久間さん、お疲れ様です」
まゆ「お疲れ様です」
武内P「それでは早速ですが、成果の方はいかがでしたか?」
まゆ「うふ、貴方のおかげで、と〜っても喜んでくれましたよぉ」
武内P「そうですか、それは、何よりです」
まゆ「やっぱり、CPのプロデューサーさんはとっても優秀ですねぇ」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 13:17:38.07 ID:cJ2cdFxDo<> まゆ「貴方のおかげで、最近はとっても調子が良いんです」
武内P「はい。とても、良い笑顔だと私も思います」
まゆ「うふ、ダメですよぉ。まゆは、運命の紅い糸で結ばれた相手がいますから」
武内P「……そういう意味では」
まゆ「わかってますよぉ。冗談です」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 13:21:51.85 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「今回の件で何か問題はありましたか?」
まゆ「実は……」
武内P「また、ですか」
まゆ「はい……プロデューサーさんへの想いが止まらなくて」
武内P「佐久間さん、時には強引に押すことも必要でしょう」
武内P「ですが、彼はとても面倒見の良い男です」
まゆ「はい。だって、まゆの事をいつも見ててくれますから」
武内P「なので、焦る必要はありません。いいですね?」
まゆ「わかってはいるんですよぉ」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 13:27:14.74 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「それと、彼へのプレゼントに関する事で注意しておきたい点が」
まゆ「注意、ですかぁ?」
武内P「あまり、手作りの物を渡すのは控えた方が宜しいかと」
まゆ「えっ?」
武内P「佐久間さん、貴女はまだ16歳で、アイドルとしても階段を登っている最中です」
まゆ「でも……」
武内P「そんな貴女が、自分のために時間をかなり割いていると思っている」
まゆ「うふ、まゆの想いの強さがわかって貰えますね」
武内P「それもありますが、それ以上に彼は悩むでしょう」
まゆ「……悩む?」
武内P「はい」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 13:33:12.48 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「彼は、貴女に慕われる事を嫌がってはいないと思います」
まゆ「だったら、悩む事はないですよねぇ?」
武内P「そうですね、一人の男性としてはそうかもしれません」
まゆ「だったら……」
武内P「しかし、彼もまた、プロデューサーなのです」
まゆ「……」
武内P「プロデューサーの自分が、アイドルである貴女の妨げになっているのかもしれない」
まゆ「そんな事は!」
武内P「貴女の事を大切に思っている彼ならば、きっとこう考えるでしょう」
まゆ「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 13:37:54.29 ID:cJ2cdFxDo<> まゆ「まゆの事が大切だから、ですか」
武内P「はい」
まゆ「……」
武内P「なので、手作りは重要なイベントの時に合わせていきましょう」
まゆ「でも、他は既製品になっちゃいますよぉ?」
武内P「緩急をつける事も大切です」
まゆ「緩急?」
武内P「手作りには思いの強さが篭っています」
武内P「ですが、それが続いてはそれに慣れてしまいますから」
まゆ「……なるほど」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 13:42:00.07 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「そうですね……差し当たっては、クリスマスですか」
まゆ「はい、と〜っても楽しみです」
武内P「佐久間さん、これは、一つの賭けになりますが」
まゆ「賭け、ですかぁ?」
武内P「クリスマスには、何もプレゼントを用意しない、という手もあります」
まゆ「!?」
武内P「続けても?」
まゆ「……聞かせてもらえますか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 13:47:23.37 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「佐久間さんには、クリスマスまで今までより精力的に仕事に取り組んでもらいます」
まゆ「まゆは、いつも頑張ってますよぉ?」
武内P「今まで、彼のために使っていた時間も使用して、です」
まゆ「それは……」
武内P「そうする事により、彼はそれまでの悩みから開放され、心に余裕が生まれます」
まゆ「……それで?」
武内P「彼はこう思うはずです。――『まゆはとても頑張っているな』」
武内P「『やっと、アイドルとして一緒に、真剣に頑張ってくれるようになった』」
武内P「『せっかくのクリスマスだし、今までのお返しも込めて』――」
まゆ「ご褒美……!?」
武内P「その通りです」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 13:53:36.76 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「しかし、彼のプレゼントに対して、貴女は何も用意していない……」
まゆ「つまり、大きなリボンを買って、私をラッピングすれば……!?」
武内P「佐久間さん、それは用意している内に入ります」
まゆ「……」
武内P「ですが、佐久間さんに限らず、女性は武器を持っています」
まゆ「武器? 女の武器と言えば……涙?」
武内P「そうです。それを最大限に活かしていきましょう」
まゆ「でも、プロデューサーさんからのクリスマスプレゼントを貰ったら悲しくなんて――」
武内P「――嬉し泣き、という物があるのはご存知ですね?」
まゆ「!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 13:59:55.60 ID:cJ2cdFxDo<> まゆ「……うふ、確かにそれまでの我慢で嬉し泣きしちゃいそうですねぇ」
武内P「世の男性は、女性の涙に弱いものです」
まゆ「それで、プロデューサーさんはまゆの涙を拭って――」
武内P「――しかし、それだけでは足りません」
まゆ「まだ……ですかぁ?」
武内P「佐久間さん、貴女と彼の関係は、アイドルとプロデューサーですね?」
まゆ「うふ、そうですねぇ、運命の紅い糸で結ばれた、ですけど」
武内P「貴女は、女の武器ともう一つ、アイドルとしての武器も持っています」
まゆ「それは……?」
武内P「笑顔です」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 14:05:59.81 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「アイドルの貴女の笑顔は、女性の武器にも匹敵する強力なものです」
武内P「これを活用しない手はありません」
まゆ「……どうやって?」
武内P「嬉し泣きからの――笑顔です」
まゆ「そんなにうまくいきますか?」
武内P「まず、間違いないでしょう」
まゆ「……言い切りますね」
武内P「一緒に努力を重ねてきたアイドルが、涙と共に笑顔を浮かべている」
武内P「……プロデューサーは、笑顔に弱いのですよ」
まゆ「……うふ、さすがですねぇ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 14:13:31.71 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「この流れで、ほぼ間違いなく彼は貴女への好意を意識するでしょう」
まゆ「やっと、プロデューサーさんと結ばれる事が出来ます」
武内P「佐久間さん、焦ってはいけません」
まゆ「?」
武内P「この場合は……そうですね、頬にキスが限度でしょうか」
まゆ「それだけ……?」
武内P「十分です。今後の展開も含めて考えると、それがベストだと私は考えます」
まゆ「今後……?」
武内P「はい」
まゆ「……」
武内P「続けても?」
まゆ「お願いします」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 14:21:02.96 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「彼は、あくまでもアイドルとプロデューサーという関係でいようとするでしょう」
武内P「なので、一気にそこから逸脱するような行動はあまりよろしくありません」
武内P「だからこその、頬にキスです」
まゆ「……」
武内P「プレゼントを用意しなかった事も、ここで活きてきます」
武内P「アイドルとして頑張ってきて、お返しを用意する暇も無かった」
武内P「そんな貴女が、アイドルとしてお返し出来る精一杯」
まゆ「それで、頬にキス……ですかぁ」
武内P「頬にキスした後、照れ笑いも浮かべれば……はい、間違いないですね」
まゆ「……素晴らしいです」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 14:25:06.25 ID:cJ2cdFxDo<> まゆ「でも、そんなに上手くいくでしょうか?」
武内P「それを何とかするのが、プロデューサーの役目ですから」
まゆ「あの……」
武内P「はい、何かありましたか?」
まゆ「プレゼントに、指輪を贈ってもらう事は可能ですか?」
武内P「それは……少し、難しいでしょうね」
まゆ「……そうですかぁ」
武内P「ですが、アクセサリーの類を送るように、それとなく話をふっておきます」
まゆ「うふ、ありがとうございます」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 14:34:07.52 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「それでは、確認をさせて頂きます」
まゆ「はぁい」
武内P「佐久間さんは、クリスマスまで手作りの贈り物を控えてください」
武内P「これは、貴女が趣味に時間を費やすのを控えてまで努力した、という演出にもなります」
武内P「料理の差し入れ等はそうですね……二回までなら良いでしょう」
まゆ「それだけですかぁ?」
武内P「はい。全てはクリスマスで、最大の結果を得るためと自重してください」
武内P「そして、アイドルとしての活動にも一層励んでください」
武内P「努力に応じて、アクセサリーのランクが上下するのはおわかりですね?」
まゆ「もちろん」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 14:41:32.12 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「あと、ご協力頂きたい事が」
まゆ「許可?」
武内P「仕事の合間の世間話では、十分に時間が取れません」
武内P「なので……そうですね、クリスマスまでに二回、彼と飲みに行きたいのです」
まゆ「二回、ですか」
武内P「一回では恐らく時間がたりませんので」
まゆ「わかりました。まゆから、CPの皆にはそれとなく許すように言っておきますねぇ」
武内P「ありがとうございます」
まゆ「うふ、こちらこそ、ありがとうございます」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 14:51:22.85 ID:cJ2cdFxDo<> 武内P「……それでは、私は午後の仕事がありますので、これで」
まゆ「まゆもレッスンがありますから」
武内P「はい、頑張ってください」
まゆ「本当、思い切って相談してみて良かったです」
武内P「担当は違えど、アイドルの悩みを解決するのはプロデューサーの役目ですから」
まゆ「CPのプロデューサーさんは、とっても優秀なんですねぇ」
武内P「……こうでもしないと、飲みに行く自由すらありませんが」
まゆ「うふ、でも……まゆのプロデューサーさんもとっても優秀なんですよ」
武内P「? はい、それは良く知っていますが……?」
まゆ「CPは人数が多いから大変でしょうけど、頑張ってくださいね♪」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 16:37:26.61 ID:gko8zl9iO<> 相談屋まゆP <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 17:05:59.60 ID:1IV85vrO0<> …と、同じことをまゆPにも言ってそうな武内P <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 21:44:51.59 ID:cJ2cdFxDo<> なんだか甘い話が書きたくなったので書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 21:51:26.52 ID:cJ2cdFxDo<>
ある、男と女の話をしようか。
その男は、とても誠実だが、とても不器用な男だ。
背は高く、顔も厳しい。
男の顔を突然見せられた少女が気絶した事もある位ね。
そして女は、とても神秘的だが、とても親しみの持てる女だ。
美しい容姿はいつでも人を惹き付け、魅了する。
まさしく、本の中から出てきたお姫様といった具合だね。
私は、一見何の共通点も無い彼らが少し似ていると思っているのだよ。
ん? どこがかって? っと、その前に煙草に火を付けてもいいかな?
何? ダメ? アイドルの前で煙草は駄目か……そうか…・・。
せっかく喫煙所の設置を取り付けたんだがねぇ……。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 22:00:31.91 ID:cJ2cdFxDo<>
君達は、年に一回開かれる事務所のパーティーには参加した事があるかな。
ああ、そうだね、もうそんなに経つか。
だったら、詳しい話はせずとも平気だね。
しかしまあ、せっかくだから聞いてくれたまえよ。
346プロでは、年に一回パーティーが開かれる。
社員やアイドルに関係なく、とても盛大に、華やかに。
これは昔からの伝統でね、プロの楽団を招きもするし、毎年大いに盛り上がる。
私はこれがとても楽しみでねぇ!
皆が見せる、普段見たことの無い表情がとても新鮮で、出る酒もまた美味い!
あんなに高価なワインをタダで飲めるんだ、楽しみにしない訳がないさ!
……ああ、すまない、また脱線してしまった。
っとと、そんなに怒らないでくれたまえよ!
ゴホン!
これは、先に言った誠実な男と、神秘的な女の、不器用で、親しみの持てる話さ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 22:09:52.83 ID:cJ2cdFxDo<>
パーティー会場には、多くの人が集まっていた。
赤や黄色、青にピンクにオレンジと、色とりどりのドレスを纏ったお姫様――もとい、アイドル達も沢山。
それはとても華やかで、私はここで働いていて良かったと思ったね。
だってそうだろう? こんな仕事をしても居ない限り、年頃の娘さんと接する機会なんて無いからね。
……っと、話を戻そうか。
会場にはとても陽気な音楽が流れ、参加者は皆、それぞれ楽しんでいた。
仲の良い者同士で談笑する者、普段関わることの無い者同士で交流する者。
会話よりも食べることに集中する者や、中にはひたすらメガネを布教している者もいたね。
皆、それぞれが自由に、とてもいい笑顔で笑っていた。
しかし、男の顔には笑顔はなかった。
いつもの事?
いやいや! 男が表情を出すのが苦手だから笑顔では無かったのではないよ!
男はね、とても緊張していたんだ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 22:25:10.59 ID:cJ2cdFxDo<>
男は、いつものスーツの上下では無かった。
それは当然だね、何せパーティーだから。
黒いタキシードを着こなし、髪を整えた姿は、まあ、様になっていたね。
背が高いせいで調達に苦労したようだが、その甲斐はあるだけの見栄えだった。
そんな男の姿を見て、担当のアイドル達はとても色々な反応をしていたねぇ。
素直に褒める声や、普段からそうしていろという声。
悪くないかな、という素直ではない声を聴いた時は私も笑ってしまったよ!
女は、いつものアイドルとしてのドレスでは無かった。
それも当然だ、何せパーティーだから。
新緑のパーティー用のドレスは彼女の美しさを際立たせ、ある種、近寄りがたい神秘性を感じたね。
細身な彼女のために仕立てられたドレスを纏った彼女は、まるで女神のようだったよ。
そんな女の周りには、とても色鮮やかな花達が一緒に居た。
しかし、普段とは違う女の様子を心配する声がほとんど。
最初は私も何事かと思っていたんだが、すぐに納得したよ。
陽気な音楽が、優美なワルツに切り替わる前に、男が女の方へ歩み寄っていったのを見てね。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 22:36:53.57 ID:cJ2cdFxDo<>
着飾っているとは言え、男の風貌はとても恐ろしいものだ。
男の事をよく知らない人間は、自然と彼に道を譲っていった。
だから、男は真っ直ぐ、曲がることなく、女の元へ向かっていった。
そう、まるで花道のようだったね。
男が近づいてくるのを見た女の周りの花達は、
何かを察したように、あとは任せたと言わんばかりに女の元を離れていった。
陽気な音楽が終盤に差し掛かった時、男は女の元へたどり着いた。
男の恐ろしげな容姿と、女の美しい容姿は、とても並び立つようなものではない。
それなのにね、まるで、一枚の絵画の様に美しい光景だと私は思ったよ。
男は真っ直ぐに女を見つめ、言った。
「私と、踊っいただだっ――……すみません」
ハッハッハ! 肝心な場面でこれだよ! 傑作だろう? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 22:45:50.27 ID:cJ2cdFxDo<>
男は何事も無かったかのように――とは行かなかったが、もう一度女に言った。
「私と、踊って頂けませんか?」
男の真っ直ぐな誘いに、女は問いで返した。
「どうして、私をお誘いに?」
女は、もう枯れた私から見てもとても魅力的な女性だ。
その問いは、我々男性からしたらなんとも意味の無いものだ。
魅力的な女性をエスコートしたい、それだけで十分なのさ。
しかし、男の答えは普通とは違っていた。
「私がプロデューサーで、貴女がアイドルですので」
失礼な答えだと思うかね?
……だが、その答えを聞いた女は、とても満足そうに微笑んだのさ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 22:57:56.84 ID:cJ2cdFxDo<>
「まあ、貴方がプロデューサーで、私がアイドルだからダンスのお誘いを?」
「はい」
楽しそうに微笑む女に、男は真っ直ぐに返した。
「今日の貴女が履いているヒールでは、ダンスの相手に困るだろうと思いまして」
「確かにそうですね。私、女にしては背が高くて可愛げがないですから」
「い、いえ! そのようなことは、決して!」
「ふふっ、冗談です」
焦る男を見た女は、綻ぶ様な笑顔を浮かべていたね。
「……貴女は、とても素晴らしいアイドルです」
「はい、ありがとうございます」
「そんな貴女が、せっかくの舞台で壁の花になるのは見過ごせませんから」
「まあ、とても情熱的なお誘いをする、仕事熱心なプロデューサーさんですね」
男は無言で女へ手を出しだし、女はその手をとり、笑った。
その笑顔は、私にはアイドルとしての笑顔ではなく、ただの女の子の笑顔に見えたがね。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 22:59:10.84 ID:cJ2cdFxDo<> 誤)男は無言で女へ手を出しだし、女はその手をとり、笑った。
正)男は無言で女へ手を差し出し、女はその手をとり、笑った。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 23:12:14.30 ID:cJ2cdFxDo<>
――あとは、君達も見ていただろう?
二人のダンスはとても素晴らしいもので、君達も盛大に拍手をしていたじゃないか。
他に何か? そうだねぇ……。
ああ、少しだけ話を補足しておこうか。
一見無趣味に見える男はね、ある時期になるとダンス教室に通うんだよ。
それに加えて、うちの事務所のトレーナーに何やら協力をお願いしているみたいだ。
職権乱用? ああいや、違う違う! トレーナー達も楽しんでいるみたいだよ。
無口な馬車が、必死になって頑張ろうとしているのは、応援してたくなるものじゃないか。
女が、普段とどう様子が違ったのかって?
そんなのは簡単だよ。
私でもつい飲みすぎてしまうようないい酒を前にして、彼女が一滴も飲んでいなかったからさ。
ああそれに、あんなに高いヒールを履いているのもパーティーの時だけだね。
まるで『美女と野獣』?
いやいや、あれはとんでもなく甘いラブ・ストーリーじゃないか。
言うなれば、あれは三角関係だね。
男と、女と、そして、仕事の。
とても不器用で、親しみが持てるだろう? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 23:19:48.43 ID:cJ2cdFxDo<>
さあ、話はおしまいだ。
気になっていた謎は解けたかな?
いやいや、これ以上私から話す事は何もないよ。
これ以上は、本人の口から聞くべきだ。
さ、もう行きなさい。
私はこれから至福の時間を過ごすんだから。
必死になって勝ち取った、この喫煙所!
ん、そういえば、君達ならわかるかな。
彼女が言っていたんだけどね、私には意味がサッパリわからなかったんだよ。
何だったかな……ああ、そうそう!
ハイヒールを履いて、はい、ヒール。
――だったかな。
ああっ!? もうこんな時間じゃないか!
……やれやれ、煙草を吸いそびれてしまったよ。
私の癒やしの時間が。
おわり
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 23:22:49.35 ID:cJ2cdFxDo<> 次は下品なのを書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 23:40:25.40 ID:bKaEfe0G0<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/13(月) 23:48:20.29 ID:f8+10p9j0<> 作品の余韻を全て吹き飛ばす次作の下品宣言は草 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 00:57:25.22 ID:hWN3rn+co<> いいね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 01:14:12.08 ID:PTYmr390O<> 本人達は癒やしの方のヒールだけども
Pを狙ってる他のアイドルからしたら悪役(ヒール)ですよね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 18:13:40.99 ID:ivDYZVCu0<> 周りの人がやきもきしそうなめんどくさい武楓ほんとすこ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 19:59:19.94 ID:mLE8lFCSo<> 高垣さんがフリーダムしててそれをたしなめる武内Pの話を見たいですね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 20:57:20.44 ID:qVSzOpISo<> まずは下品だ
武内P「顔が赤いですが、大丈夫ですか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 20:59:08.16 ID:qVSzOpISo<> 武内P「それに、様子もおかしい気がしますが……」
未央「へっ!?///ううん、なんでもないよ!?///」
凛「そ、そうだよ///プロデューサーは気にしなくていいから///」
卯月「……///」
未央(プロデューサー、気付いてないのかな)
凛(どこからどう見ても、あれ、完全に……)
卯月(勃ってます) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:01:39.04 ID:qVSzOpISo<> 武内P「そう、ですか。もしも何かあれば、仰ってください」
未央「お、オッケー!」
未央(言えないよ! 言えるわけないじゃん!)
凛「本当、気にしなくていいから」
凛(アンタの身に起こってる事が気になってるの!)
卯月「……」
卯月(勃ってます) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:03:44.56 ID:qVSzOpISo<> 武内P「それでは、私は事務作業をしていますので……」
未央「はいはーい!」
未央(何!? 何なの!? セクハラ!?)
凛「うん、わかった」
凛(態度はいつもと同じだし……気付かないなんてあるの?)
卯月「……」
卯月(勃ってます) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:06:18.35 ID:qVSzOpISo<> 未央「……ニュージェネレーション、秘密作戦会議!」
武内P「秘密、ですか?」
凛「そうだよ。だから、プロデューサーは聞かなくていいから」
武内P「そう、ですか」
卯月「……」
未央「プロデューサーに聞かれたら、秘密じゃなくなっちゃうしね!」
凛「プロデューサー、ヘッドホンでもつけて音楽でも流してなよ」
卯月「……」
武内P「……はぁ、わかりました」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:08:52.24 ID:qVSzOpISo<> 未央「とりあえず、向こうの机に移動しよう」
凛「だね。事務所から離れると、何か起こった時対処出来ないし」
卯月「……」
未央「しまむー、ほら、行くよ」
卯月「……」
凛「卯月? ねえ、どうしたの卯月?」
卯月「……」
未央「ダメだ。視線が完全に固定されてる」
凛「……とりあえず連れて行こうか」
卯月「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:13:22.68 ID:qVSzOpISo<> ・ ・ ・
卯月「……」
未央「しまむー、遮蔽物があるのに凝視し続けてるね」
凛「……私、友達なのに卯月の事何にもわかってなかった!」
未央「こんな状態になるなんて、私だって思ってなかったよ」
卯月「……」
未央「これはもう……私達にはどうしようもないね」
凛「諦めるの? 卯月がこんな状態なのに、黙ってみてるわけ?」
未央「しぶりーん、それは違うよ」
凛「?」
未央「助けを呼ぶんだよ! ほら、こういう事に詳しい仲間が私達には居るじゃん!」
凛「……なるほど、悪くないね」
卯月「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:19:26.21 ID:qVSzOpISo<> ・ ・ ・
未央「……と、言うわけなんだよ」
美波「えっと、それで私達が呼ばれたの?」
凛「うん。二人なら、何とかしてくれると思って」
奏「何とかって……言われてもねぇ」
未央「みなみん、はやみん! お願い!」
凛「CPとクローネのリーダーが揃ってるんだから大丈夫だよ」
美波「そう言われると……弱いなぁ」
奏「私はクローネのリーダーになった覚えはないんだけど?」
卯月「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:23:42.72 ID:qVSzOpISo<> 未央「二人共、どうすれば良いと思う?」
奏「どうって……放っておけばその内収まるものなんじゃないの?」
凛「奏……卯月を見て」
奏「?」
卯月「……」
美波「どこか一点を見続けて……ああ、なるほどね」
奏「えっ? どういう事?」
未央「またまたとぼけちゃってー! 本当は、はやみんもわかってるんでしょ?」
凛「奏ならわかってるに決まってるよ」
未央「だね! しまむーが、プロデューサーの股間を凝視し続けてるなんてお見通しだよね!」
奏「ちょっと待って。何、その私への信頼は!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:30:13.99 ID:qVSzOpISo<> 未央「へっ? だって、ねえ?」
美波「未央ちゃん、問題はそこじゃないでしょ」
凛「確かにそうだね。全く、とぼけるなんて奏も人が悪いんだから」
奏「……なんだか、酷い扱いを受けてるように感じるんだけど」
美波「奏さん」
奏「どうしたの美波」
美波「北風と太陽作戦で行こうと思うんだけど、奏さんはどう思う?」
奏「待って。私に意見を求めるのは、何故?」
未央「なるほど……冷静になって収まるのを待つよりも」
凛「逆に興奮させて、パッションを弾けさせよう……って事か」
奏「!?」
卯月「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:35:15.70 ID:qVSzOpISo<> 未央「さすがリーダー達! 私達じゃ考えつかなかったよ!」
凛「やっぱり、二人に相談して正解だったね」
美波「それじゃあ、サッと行ってガバッとやってシュッとやってピュッって感じでいいかしら?」
奏「え、あの、ちょっと……!?」
卯月「……」
未央「しまむー、待っててね! すぐに、元のしまむーに戻してあげるから!」
凛「卯月、すぐに良くなるから。それまで頑張って」
奏「……」
奏「……!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:39:51.34 ID:qVSzOpISo<> ・ ・ ・
武内P「……」
美波「プロデューサーさん、画面と音に集中してこっちに気付いてないみたい」
奏「ね、ねえ美波?」
美波「チャンスは今しかないわ、奏さん」
奏「あの、ちょっと」
美波「うふふ、やっぱり、奏さんって呼び方しちゃうなぁ」
奏「いや、だからね」
美波「最初に、私より大人だなって思った印象が抜けなくって」
奏「美波? 美波さん?」
美波「でも、私の方がお姉さんなんだから、頑張らなくっちゃね!」
奏「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:43:51.28 ID:qVSzOpISo<> 武内P「……」
美波「や、やだ、プロデューサーさんったら……///」
奏「な、何……え、えっ?///」
美波「とっても苦しそう、早くなんとかしてあげないと」
奏「……」
奏(勃ってる)
美波「すぐ楽にしてあげますからね!」
奏「……」
美波「美波、行きま――」
奏「……」
美波「っ!? 奏さん!?」
奏「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:50:20.53 ID:qVSzOpISo<> ・ ・ ・
卯月・奏「……」
未央「しまむー……はやみん……!」
凛「まさか、奏までやられるなんて……」
美波「私一人だと、どうしても気付かれちゃうし…・…」
卯月・奏「……」
未央「でも、このままだとどんどん人が来るよ」
凛「……私、もう直接言ってくる」
美波「!? 駄目よ凛ちゃん! 女の子がそんな事しちゃ!」
凛「でも! だからって!」
卯月・奏「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 21:59:24.55 ID:qVSzOpISo<> ・ ・ ・
卯月・奏・杏・きらり・李衣菜・かな子「……」
凛「ほら! モタモタしてるから犠牲者が増えた!」
未央「じゅ、17歳って難しいお年頃だよね」
美波「……やっぱり、私が行くわ」
未央「みなみん!? 無茶だよ、危険すぎる!」
凛「美波までこうなったら、どうしたらいいかわからない!」
美波「ありがとう二人共、心配してくれるのね」
17歳達「……」
美波「でも、なんとかなる気がするの」
未央・凛「……」
美波「ふふっ、根拠は無いんだけどね♪」
美波「……」
美波「――美波、行きます!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 22:04:25.39 ID:qVSzOpISo<> ・ ・ ・
17歳達・美波「……」
未央「完全に気のせいだったじゃん!」
凛「もう少しの所で固まっちゃったね……」
未央「しぶりん、もういっそ私達も凝視して固まっちゃう?」
凛「馬鹿言ってないで、何とかする方法を……」
ガチャッ
ちひろ「もう、皆! レッスンの時間が過ぎてるのに来ないって、トレーナーさん怒ってるわよ!」
一同「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 22:08:37.61 ID:qVSzOpISo<> 卯月「あ、あれ? 私、今まで一体何を……?」
未央「しまむー!? 目が覚めたんだね!?」
卯月「み、未央ちゃん?」
奏「……ふふっ、私の視線を独り占めした代価は、キスで頂けるのかしらね?」
凛「奏、今そういう感じ出すの、やめて」
奏「……」
一同「……?」
ちひろ「はーい、皆急いで! ほら、走った走った!」
一同「は、はい!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 22:11:08.83 ID:qVSzOpISo<> ・ ・ ・
ちひろ「プロデューサーさん! プロデューサーさん!」
武内P「……」
ちひろ「もう! プロデューサーさーん!」
ユサユサ!
武内P「……千川さん?」
ちひろ「はい、私ですよ。千川ちひろです♪」
武内P「……」
武内P「ありがとうございます……! 助かりました……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 22:16:05.50 ID:qVSzOpISo<> ちひろ「本当、ビックリしましたよ」
武内P「……申し訳、ありません」
ちひろ「ふふふ、どんなLINEしたか覚えてます?」
武内P「いえ……あの時は、心を無にしてとにかく落ち着こうと必死だったので」
ちひろ「『ちんちん爆発しそう助けて』ですよ、プロデューサーさん」
武内P「……」
ちひろ「もう! 最初はセクハラだと思ったんですからね!」
武内P「……大変、申し訳ありませんでした」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 22:20:26.65 ID:qVSzOpISo<> 武内P「最初は私自身も気づかなかったのですが……」
武内P「島村さんの異変に気付いたら、徐々に、その……はい」
ちひろ「なるほど」
武内P「……他の方には、気付かれなかったでしょうか」
ちひろ「それは……あー、大丈夫なようなそうでないような」
武内P「……」
武内P「……一体、何故この様な事に……」
ちひろ「何か、変なものでも口にしましたか?」
武内P「いえ、今日は千川さんに頂いた特性スタミナドリンク以外、特には……」
ちひろ「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 22:30:23.16 ID:qVSzOpISo<> ちひろ「そ、そうですか。なるほどー」
武内P「? 千川さん? あの、どうかされましたか?」
ちひろ「そ、それはほら! まだプロデューサーさんが元気ですから!」
武内P「も、申し訳ありません! 見苦しいものを……!」
ちひろ「いえいえそんな、いやいやまさか!」
武内P「千川さん、顔が青いですが、大丈夫ですか?」
ちひろ「まさかこの事態が私の責任……!?」ボソボソ
武内P「あの、どうしてこちらににじり寄ってくるんですか!?」
ちひろ「確かに? いつもお疲れだったので? ちょっと強めの?」ボソボソ
武内P「い、いけません! や、やめ、駄目です! 何をする気ですか!?」
武内P「来ないでください千川さ――ん!!」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 22:35:55.49 ID:UEtYsf9/0<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 22:38:37.55 ID:qVSzOpISo<> サクッと終わったので、ちょっとゲームしたら>>107いってみます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:09:32.65 ID:qVSzOpISo<> 武内P「お見合い、ですか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:11:12.35 ID:qVSzOpISo<> 楓「私達が?」
武内P「……」
今西部長「……いや、違うよ?」
楓「……」
武内P「……」
部長「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:13:34.55 ID:qVSzOpISo<> 部長「君もいい歳だ、そろそろ真剣に考えても良いんじゃないかね」
武内P「いえ、しかし……」
楓「私はまだ25ですし、まだまだアイドル活動を続けたいです」
武内P「……」
部長「……うん、そうだね」
楓「……」
武内P「……」
部長「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:15:49.11 ID:qVSzOpISo<> 部長「何だい、まさか恋人でもいるのかね?」
武内P「今は」
楓「仕事が恋人ですね」
武内P「……」
部長「……いるのかね?」
武内P「い」
楓「まは仕事が恋人ですね」
武内P「……」
部長「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:18:35.53 ID:qVSzOpISo<> 部長「少し、二人で話そうか」
楓「若い二人で、ですか?」
武内P「……」
部長「……いや、違うね?」
楓「もう、私はまだまだ若いですよ」
武内P「……」
部長「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:22:32.15 ID:qVSzOpISo<> 部長「君に、良い縁談話が持ち上がっていてね」
武内P「それは……」
楓「そのお話、お受け出来ません」
武内P「……」
部長「……高垣君に、じゃなくね?」
楓「それを聞いて安心しました」
武内P「……」
部長「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:25:27.36 ID:qVSzOpISo<> 部長「先方が乗り気でね」
武内P「そう、ですか」
楓「けれど、その方と私の歩む道は違う」
武内P「……」
部長「……うん、それはそうだね」
武内P「……」
部長「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:28:36.11 ID:qVSzOpISo<> 部長「どうだね? この話、受けてみる気はないか?」
武内P「……」
楓「共に、階段を登っていき――あっ、違う」
楓「そのお話、お受け出来ません」
武内P「……」
部長「……」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:33:06.72 ID:qVSzOpISo<> 部長「どうだい、悪い話ではないと思うが」
武内P「……」
楓「私は、そうは思いません」
武内P「……」
部長「……うん、高垣くんには聞いてないね?」
武内P「……」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:36:28.13 ID:qVSzOpISo<> 部長「この縁談、受けてみる気はないか」
武内P「……」
楓「その話、」
武内P「高垣さん」
楓「おうけ……はい」
武内P「少し、部長と話をしますので」
楓「……」
部長「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:39:40.30 ID:qVSzOpISo<> 部長「どうなんだね?」
武内P「はい、とても良いお話だと私は思いました」
楓「!?」
バシバシ!
武内P「私には、勿体無い話です」
楓「!」
バシバシ!
部長「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:42:50.90 ID:qVSzOpISo<> 部長「そうか、それでは……」
楓「……!」
ぐにー!
武内P「ふぇふふぁ」
部長「……高垣君」
楓「……」
武内P「……」
部長「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:44:49.46 ID:qVSzOpISo<> 部長「もう一度良いかな」
楓「……!」
バシバシ!
武内P「はい」
楓「……!」
バシバシ!
武内P「ですが、その話、お受け出来ません」
楓「!」
バシバシ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:47:23.41 ID:qVSzOpISo<> 部長「本当に受けないのかね?」
武内P「はい、まだまだプロデュース活動に専念したいと思っています」
楓「♪」
バシバシ!
部長「……その、痛くないのかね?」
武内P「痛いです」
楓「〜♪」
バシバシ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:50:55.10 ID:qVSzOpISo<> 部長「そうか、それは残念だ」
武内P「申し訳ありません。今は、仕事が恋人ですから」
楓「♪」
部長「……なるほど、そうか」
武内P「申し訳ありません」
楓「♪」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:53:02.70 ID:qVSzOpISo<> 武内P「今は、担当するアイドルと共に階段を登っていきたいと思っています」
楓「ふふっ……――笑顔で!」
武内P「……」
部長「……彼は、高垣君の担当じゃないね?」
楓「!?」
武内P「……」
楓「……!」
バシバシ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/14(火) 23:59:08.73 ID:qVSzOpISo<> 部長「やれやれ、断りをいれるのは億劫だなぁ」
武内P「今日は奢りますので、ご勘弁を」
楓「居酒屋で大丈夫ですよ〜」
武内P「……」
部長「……彼女も、かい?」
楓「……」
武内P「……」
楓「……」
武内P「……お猪口で、ちょこっとだけですよ」
楓「!?」
バシバシ
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/15(水) 00:03:38.49 ID:dBpdllxV0<> 良かった
楓さんかわいい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/15(水) 00:10:28.99 ID:ubNHQVIQo<> 明日明後日遊びに行くので、1日1ネタの俺ルールが破られそうなので今後の予定は未定です
数年ぶりに書いたのですが、ここ半月お楽しみ頂けていたら幸いです <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/15(水) 00:54:26.64 ID:KgwY360eo<> おつ
次も期待 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/15(水) 00:56:16.15 ID:Txrl18410<> また書いてくれたら嬉しい
竹内Pネタ好き <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/15(水) 09:04:18.78 ID:mqHuMsnbO<> いいわー
ほんとすき乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/15(水) 12:03:36.47 ID:/6q3sZ3b0<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 20:33:57.10 ID:/Lnk8Kn6O<> はよはよ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 22:37:57.40 ID:wcjOss3so<> 23時までにお題が出ればそれ書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 22:46:08.36 ID:1gNESH21O<> きらりと親子ごっこ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 22:46:29.11 ID:Hl5yt/tfo<> 壊れたらんらんに対応する武内P見たい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 22:47:16.09 ID:wcjOss3so<> 把握 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 22:49:03.27 ID:wcjOss3so<> 武内P「おままごと、ですか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 22:52:32.08 ID:wcjOss3so<> みりあ「お願いプロデューサー!」
武内P「しかし……私はそういうった遊びはしたことが無く」
きらり「ぜーんぜん大丈夫だにぃ☆ きらりがぁ、バッチシフォローするゆ☆」
みりあ「あのね、みりあお姉さんになったでしょ?」
武内P「はい、それはお聞きしています」
みりあ「だから、妹が大きくなる前に練習しておきたいなあって思ってたの!」
武内P「……なるほど」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 22:56:21.22 ID:wcjOss3so<> 武内P「しかし、赤城さんは小さい頃におままごとをしていたのでは……?」
みりあ「……えへへ」
武内P「……」
みりあ「……」
きらり「んもー! Pちゃんは、きらり達とおままごとしたくないのぉー?」
武内P「いえ、そういう訳では……」
きらり「うきゃー☆ みりあちゃん、Pちゃんおままごとしてくれるってぇー☆」
みりあ「本当!? わーい! プロデューサー! きらりちゃんありがとー♪」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 22:58:59.66 ID:wcjOss3so<> 武内P「……至らない点もあると思いますが、よろしくお願いします」
みりあ「あははっ! プロデューサー緊張してるー!」
武内P「……」
みりあ「あっ、今はプロデューサーじゃなかった!」
武内P「……はい、おと」
みりあ「ねっ、お母さん!」
武内P「……」
きらり「……」
武内P・きらり「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:02:06.89 ID:wcjOss3so<> 武内P「あ、赤城さん……!?」
みりあ「もー! お母さんったら、たまに呼び方を間違えるんだから!」
武内P「いえ、あの、配役が間違っていま」
みりあ「今は夫婦で子供も居るんだし、ちゃんとお父さんって呼びなさい!」
武内P「……」
きらり「……」
武内P・きらり「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:05:30.49 ID:wcjOss3so<> 武内P「私が……」
きらり「お……お母さん……?」
みりあ「! ねえねえお母さん! 今の聞いた!?」
武内P「え、あの」
みりあ「もー! 今、きらりちゃん……じゃなかった」
きらり「うゆ?」
みりあ「きらりが、初めてお母さんって言ったんだよ!」
武内P「そ、そこまで子供の設定なのですか!?」
みりあ「……もー! 設定とか言わないで、真面目にやってー!」
武内P「す、すみません」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:09:34.05 ID:wcjOss3so<> みりあ「よーしよし! きらり、えらいえらい!」
ナデナデ
きらり「にょ、にょわー☆ て、照れるにぃ///」
みりあ「! また喋った! 凄い凄い、うちの子天才かもしれない!」
武内P「は……はい、そうですね」
みりあ「プ……お母さんも褒めてあげないと!」
武内P「え、偉いですね」
みりあ「むー! そんなんじゃなく、もっとちゃんと褒めてあげて!」
武内P「は、はい……!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:12:55.39 ID:wcjOss3so<> みりあ「ちゃんとナデナデしてあげて!」
武内P「いえ、それは……その……!?」
みりあ「……頑張ったら、ちゃんと褒めて欲しいもん」
武内P「……赤城さん、その、私は」
みりあ「……」
武内P「……」
きらり「……」
きらり「お、お母さーん☆ な、ナデナデして欲しいにぃ///」
武内P「……!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:17:47.66 ID:wcjOss3so<> 武内P「あの……ですが……!?」
きらり「お、お母さーん☆」
みりあ「……」ジーッ
武内P「……いえ……あの……!?」
きらり「……」
みりあ「……」ウルウルッ
武内P「……」
武内P「よ……よし、よし……」
ナデ……ナデ……
きらり「う、うっきゃー☆ は、恥ずかスィー☆」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:20:56.00 ID:wcjOss3so<> みりあ「わぁー! 良かったね、きらりちゃん!……きらり!」
きらり「うゅ……///」
武内P「……その、もう、終わりにしましょう」
みりあ「えー! もうちょっとだけ! お願いプロデューサー!」
武内P「いえ、ですが……」
みりあ「お願いお願い! ねぇねぇ、良いでしょ?」
武内P「……では……本当に、あとすこしだけですよ」
みりあ「わーい!」
きらり「……///」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:25:13.83 ID:wcjOss3so<> みりあ「えっとねえっとね、ナデナデとね、あとはね……!」
きらり「Pちゃん、付き合ってくれてありがとにぃ」ボソボソ
武内P「……諸星さん?」ボソボソ
きらり「みりあちゃん、お姉さんになったでしょぉ?」ボソボソ
武内P「はい、それはご本人からも聞いています」ボソボソ
きらり「だから、甘えたいんだけど、しっかりしなきゃって思ってて……」ボソボソ
武内P「それで……諸星さんを自分に見立ててやりたい事を、というわけですか」ボソボソ
きらり「うん、それでみりあちゃんがハピハピすゆなら、きらりも頑張るにぃ☆」ボソボソ
みりあ「何かなぁ?」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:29:38.61 ID:wcjOss3so<> 武内P「赤城さん」
みりあ「あっ! また呼び方間違えてる!」
武内P「す、すみません……お、お父さん」
みりあ「ん、なーにー?」
武内P「お父さんが、子供の頃にして欲しかった事は何でしょう?」
みりあ「子供の頃に?」
武内P「はい。それをしてあげると、喜んでくれると思うのですが」
きらり「Pちゃん、ナイスだにぃ☆」ボソボソ
みりあ「えーっとね……あっ、肩車!」
武内P・きらり「肩車!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:33:31.90 ID:NCcMtl6io<> 天井が足りない! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:36:11.13 ID:wcjOss3so<> 武内P「か、肩車ですか!?」
みりあ「うん!」
武内P「私が諸星さんを……肩車……?」
きらり「ぴ、Pちゃん、それはさすがに……!?」
みりあ「あのね! 肩車って、普段と違って地面が遠くて、とっても楽しいんだよ!」
武内P「……」
きらり「……」
武内P・きらり「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:41:20.60 ID:wcjOss3so<> ・ ・ ・
みりあ「うわー! すごいすごい!」
武内P「だ、大丈夫ですか諸星さん……!?」
きらり「じ、地面は遠いけど、て、天井がとーっても近いにぃ!」
みりあ「ねー! とってもいい眺めでしょー!」
きらり「あ、圧迫感が……う、うん! とってもハピハピするにぃ☆」
武内P「さ、左右に揺れないで頂けると助かります……!」
きらり「にょ、にょわー!? ごめんにぃ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:45:40.10 ID:wcjOss3so<> 武内P「そ……そろそろ降ろしますね」
きらり「……ゆ、ゆっくり! ゆっくり降ろしてー!」
武内P「は、はい……!」
ユルユル……
武内P「降ろし……」
ガチャッ
……ストン
武内P「……ました」
美嘉・莉嘉「……」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:48:57.19 ID:wcjOss3so<> みりあ「あっ! 美嘉ちゃん、莉嘉ちゃん! おはよー!」
美嘉「オハヨー★」
莉嘉「ヤッホー☆」
きらり「お、おっすおっす///」
武内P「お……おはようございます」
美嘉「……で?」
武内P「……?」
美嘉「アンタ、きらりちゃんの股に顔突っ込んで何したのワケ?」
武内P「……」
武内P「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:51:38.28 ID:CweqQVEpo<> まさかのエッチでピッチな武内ママ誕生 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:53:24.72 ID:wcjOss3so<> 武内P「ご、誤解です!」
きらり「そ、そうだよぉ☆ 今のはぁ、おままごとだにぃ☆」
美嘉「お、おままごと!?」
莉嘉「えーっ!? アタシだけ仲間外れ!?」
みりあ「あっ、莉嘉ちゃんも一緒にやろうよ!」
きらり「みりあちゃんがお父さんでぇ、Pちゃんがお母さん、きらりが子供役なんだゅ」
美嘉「アンタがお母さんだったの!?」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/16(木) 23:58:39.37 ID:wcjOss3so<> みりあ「えっとねえっとね、ナデナデと、肩車してくれたんだよねー!」
きらり「う、うん……///」
莉嘉「ずるーい! アタシもナデナデと肩車してよP君!」
武内P「いえ、あの……もう」
莉嘉「お願いママー☆ ほら、お姉ちゃんも!」
美嘉「えっ!? あ、アタシも!?」
莉嘉「二人でお願いすれば聞いてくれるかもしれないじゃん!」
美嘉「……」
美嘉「しょ、しょーが無いなぁ★ 可愛い妹の頼みは断れないしね★」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 00:06:28.56 ID:Z43aXat3o<> 美嘉「ま、ママー★」
莉嘉「ママー☆ ナデナデしてー☆」
武内P「……な、撫でる程度でしたら」
ナデナデ
莉嘉「……ニヒヒ! P君にナデナデして貰っちゃったー☆」
武内P「……あの、もう」
美嘉「えっ、莉嘉がナデナデ? じゃ、じゃあアタシは肩車?」
武内P「は、はい!?」
美嘉「ま、ママー★ か、肩車してー///」
武内P「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 00:10:51.43 ID:Z43aXat3o<> 武内P「じょ、城ヶ崎さん……!?」
美嘉「あ、アタシだって恥ずかしいんだから、早くしてよね!?///」パカッ
みりあ「お母さん、子供に差をつけるのはだめだよ!」
莉嘉「P君! お姉ちゃん待ってるよ!」
きらり「うゅ……きらり、あんな感じだったのぉ?///」
美嘉「さ、さっさとしてよ!///」パカッ
武内P「あ、あの!?」
美嘉「早く! この格好、チョー恥ずいの!///」パカッ
武内P「い、いけません! もうやめましょう!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 00:14:38.92 ID:Z43aXat3o<> 美嘉「良いから! さっさとして!」パカッ
武内P「あの、城ヶ崎さん! もうこんな事はやめましょう!」
美嘉「ここまで来て何言ってんの!」パカッ
武内P「ですが……!」
美嘉「さっさと突っ込んで!」パカッ
ちひろ「……何をですか?」
武内P・美嘉「……」
武内P・美嘉「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 00:18:43.43 ID:Z43aXat3o<> 武内P「せ、千川さん!? いつからそこに……!?」
ちひろ「美嘉ちゃんが、股をパカリと開いた時からです」
美嘉「い、言い方!///」
武内P「あ、あの! 誤解です!」
ちひろ「誤解……ですか?」
美嘉「そ、そう! アタシが子供で、コイツがママで!」
ちひろ「……」
ちひろ「特殊すぎる……!」
武内P・美嘉「ああっ!? もっと誤解が!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 00:25:20.19 ID:Z43aXat3o<> ちひろ「凸レーションの子達を避難させて正解でした」
武内P「せ、千川さん! これは、おままごとで……!」
美嘉「そ、そう! ごっこ! ごっこなの!」
ちひろ「……なるほど」
武内P「わかって頂けましたか……!」
美嘉「ヤバかったー★ 本気だと思われたら大変だったし」
ちひろ「……事情はわかりましたが、お二人はアイドルとプロデューサーです」
ちひろ「……遊びでも……その、気をつけてください」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 00:29:13.42 ID:Z43aXat3o<> >>157
スタミナ消化したらやります <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 00:40:30.59 ID:Z43aXat3o<> 武内P「おはようございます」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 00:42:42.52 ID:Z43aXat3o<> 蘭子「お、おは、おはおは……!」
武内P「……!」
蘭子「おは――」
武内P「!」
蘭子「――煩わしい太陽ね」
武内P「……惜しい……!」
蘭子「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 00:50:02.22 ID:Z43aXat3o<> 蘭子「我が友よ、言の葉を理解出来ぬ者へは、もう……」
武内P「いいえ、神崎さん、諦めてはなりません」
蘭子「しかし……」
武内P「申し訳ありません、これは、私の責任でもあります」
蘭子「何を言う! この業は我が物! 我が友に責は……!」
武内P「いえ、私の責任です」
蘭子「……」
武内P「まさか、普通の言葉を出すのがここまで困難になってしまうとは……」
蘭子「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 00:56:27.10 ID:Z43aXat3o<> 蘭子「我も、我が言の葉を理解せしむる者に頼りすぎていたわ」
武内P「ですが、さすがに使い分けが出来ないとなると不便ですから」
蘭子「それは……」
武内P「もう一度、頑張りましょう」
蘭子「我が友…・…! 其の悪魔の如き異様の内に秘めた気高き」
武内P「……やはり、私の顔は怖いですか」
蘭子「す、すまない」
武内P「……い、いえ、お気になさらず」
武内P・蘭子「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 01:03:11.24 ID:Z43aXat3o<> 蘭子「最早、彼の封印を解くしか道は残されていないのか」
武内P「!? い、いけません! それだけは!」
蘭子「ばってん! 他ん方法んなか!」
武内P「神崎さん! 落ち着いてください!」
蘭子「プロデューサーに迷惑かけて、私、何しよっと!?」
武内P「神崎さん! ガチ熊本弁はいけません! 神崎さん!」
蘭子「……」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 01:08:22.25 ID:Z43aXat3o<> 武内P「……落ち着かれましたか?」
蘭子「……未だ胸の奥に炎が燻っている」
武内P「ゆっくり、ゆっくりで構いません」
蘭子「羽をもがれた堕天使の如く、地を這うものだとしても……?」
武内P「はい、私は構いません」
蘭子「我が友……!」
武内P「貴女の、笑顔のためですから」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 01:19:53.50 ID:Z43aXat3o<> 蘭子「流石は我が魂の導き手、と言った所ね」
武内P「いえ、プロデューサーとして当然の事ですから」
武内P「……それに、努力をすれば、きっと普通に話す事も可能になります」
蘭子「……そうであろうか」
武内P「はい。貴女らしさ、というのは勿論大切です」
蘭子「魂の開放!」
武内P「ですが……やはり日常生活で不便ですから」
蘭子「……二匹の獣の交わりによって生まれし至高の存在を」
武内P「まさか、ハンバーグ等の単語もこうなってしまうとは……」
蘭子「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 01:22:49.85 ID:YVcWvau/o<> (熊本弁のらんらん可愛い) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 01:29:56.97 ID:Z43aXat3o<> 武内P「その……普段の言葉と、ガチ熊本弁をうまく使い分ける事は……?」
蘭子「如何にこの身が堕天使と言えど、魂の切り替えは容易くは無い」
武内P「やはり難しい、ですか」
蘭子「……夢幻の道」
武内P「そうですね、やはり、少しずつ改善していきましょう」
蘭子「……針に包まれた、全てを喰らい尽くす魔獣」
武内P「はい、トンカツも一人で頼めるようになりましょう」
蘭子「我が友……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 01:39:26.91 ID:Z43aXat3o<> 武内P「改善のポイントとして、私が考えているのが……」
蘭子「聞かせて貰おう! 深遠なる魔王の思う理を!」
武内P「神崎さんの言葉の、若干甘い所を利用できれば、と」
蘭子「あ、甘い……!?」
武内P「はい。神崎さんの言葉には複数のパターンがあります」
蘭子「!」
武内P「見るとわかりますが、完全に置き換えている場合」
蘭子「!?」
武内P「単語等を置き換えてはいますが、話の流れとして通じる場合」
蘭子「!!?」
武内P「あとは、ちょっと雑だな、という、大まかに分けて三つです」
蘭子「!!!!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 01:47:44.74 ID:Z43aXat3o<> 蘭子「ちょ、ちょっと雑……!?」
武内P「例えばですが、神崎さんの有名な『闇に呑まれよ』ですが」
武内P「こちらは……さすがですね、とても情熱が感じられます」
蘭子「そ、それで……?」
武内P「ですが、『何かしら?』と、少し丁寧になっただけの言葉もあります」
蘭子「そ、それは、その、……!」
武内P「そういった部分を拡大する方向でいけば、道は開けるかと」
蘭子「そ、そうかしら……?」
武内P「はい、必ず」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 01:53:54.28 ID:Z43aXat3o<> 武内P「なので、『おはようございます』と言うのではなく……」
蘭子「なく……?」
武内P「『ご機嫌いかがかしら?』ならば、どうかと」
蘭子「……ご」
蘭子「――ご機嫌いかがかしら」
武内P「! 神崎さん!」
蘭子「プ、プロデューサー! 私、出来ました!」
武内P「この調子で、日常生活に困らない程度に回復していきましょう!」
蘭子「はいっ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 02:00:55.18 ID:Z43aXat3o<> 武内P「では、レストランで注文する時の練習をしましょう」
蘭子「ククク……! 絶望を切り裂く、漆黒の刃よ!」
武内P「では、先程のハンバーグですが……」
蘭子「……!」ゴクリ
武内P「ハンバーグ、という言葉を使うのではなく、メニューを指差して……?」
蘭子「――こちらを頂けるかしら?」
武内P「! 神崎さん!」
蘭子「凄い! 凄いです! これなら注文出来ます!」
武内P「はい……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 02:15:06.66 ID:Z43aXat3o<> 武内P「言葉遣いも、優雅さを感じさせるものになっていると思います」
蘭子「我が友よ! 心よりの感謝を!」
武内P「プロデューサーとして当然の事ですから、お気になさらないでください」
武内P「ひとまずレッスンの時間も迫っていますし、ゆっくりやっていきましょう」
蘭子「……新たな進化を遂げた今の我ならば、可能やもしれぬ……!」
武内P「……?」
蘭子「闇に呑まれよ!――いえ、」
武内P「!? 神崎さん、それは無茶です!」
蘭子「――お疲れ様かしら?」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 02:17:16.24 ID:Z43aXat3o<> 寝ます
またテキトーにやってこうと思います <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 09:02:55.05 ID:ee6h4an2o<> おつおつ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 12:01:41.49 ID:V6Geh6m50<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 14:30:48.78 ID:pCY/lni8O<> 乙乙
途中で完全に喋ってるのに気づかないのカワイイ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:14:47.24 ID:Z43aXat3o<> 今更だけど>>45書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:15:32.58 ID:Z43aXat3o<> 武内P「提出していただいたトリセツに関してです」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:19:02.01 ID:Z43aXat3o<> 武内P「コミュニケーション不足の解消のため、という名目でしたね」
アイドル達「……」
武内P「皆さんの意見、とても参考になりました」
アイドル達「……」
武内P「皆さん、キレるのは十代の特権では無い、という事を知っておいてください」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:21:20.14 ID:Z43aXat3o<> 武内P「皆さん、西野カナさんの『トリセツ』はお聞きになりましたか?」
アイドル達「……」スッ
武内P「そうですか」
アイドル達「……」
武内P「今、嘘をついた人は手を挙げてください」
アイドル達「……」スッ
武内P「正直にお答え頂き、ありがとうございます」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:24:41.05 ID:Z43aXat3o<> 武内P「勿論、中には参考になる意見もありました」
アイドル達「……」スッ
武内P「手を挙げないでください」
アイドル達「……」
武内P「まずは、参考になった方からです」
アイドル達「……」スッ
武内P「全員、手を挙げないでください」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:26:39.30 ID:Z43aXat3o<> 武内P「本田さん」
未央「!」
武内P「貴女が書いたのは、欲しいものリストですね」
未央「……」コクリ
武内P「ショッピングが趣味の、貴女らしいトリセツだと思いました」
未央「……」スッ
武内P「ですが、こういった形で物をねだるのは関心しません」
未央「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:29:09.59 ID:Z43aXat3o<> 武内P「島村さん」
卯月「!」
武内P「『笑顔』と『頑張ります』で埋め尽くされたトリセツはちょっとした恐怖でした」
卯月「……」
武内P「ですが、これを私に提出されても、私は一体どうすればいいのか……」
卯月「島村卯月、頑張ります♪」
武内P「……はい、頑張ってください」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:33:01.93 ID:Z43aXat3o<> 武内P「渋谷さん」
凛「……」
武内P「トリセツを聞いていないにも関わらず、かなり似通った内容になっていましたね」
凛「ふーん。まあ、悪くないかな」
武内P「地味にですが、一番反応に困りました」
凛「ふーん!」プンプン
武内P「申し訳ありません」
凛「ちゃんと見ててよね」
武内P「はい、可能な限り、という事でしたら」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:35:10.44 ID:Z43aXat3o<> 武内P「新田さん……は、後回しにしましょう」
美波「!?」
アーニャ「プロデューサー、どうして、です?」
美波「……」
武内P「いえ、しかし……」
アーニャ「仲間外れは、かわいそうです」
美波「……」
アイドル達「……かわいそう」
武内P「……わかりました」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:38:36.98 ID:Z43aXat3o<> 武内P「新田さん」
美波「……」
武内P「図解入りで、自分を解説するのはやめてください」
美波「……」
武内P「『ここが弱点だ! ここを突けば、美波、いきます!』」
美波「……///」
武内P「トリセツというか、怪獣図鑑を思い出しました」
アーニャ「ニェット! 美波はかわいい! 性獣、違います!」
武内P「そこまで言っていません」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:45:36.92 ID:Z43aXat3o<> 武内P「アナスタシアさん」
アーニャ「プロデューサーはひどい、です」
武内P「星を見に行きたい、という事ですが」
アーニャ「私は、いつも美波の味方です」
武内P「未成年の方を22時以降、どこかへお連れするのは難しいです」
アーニャ「私は、もう、完全に怒りました」
美波「アーニャちゃん、私達いつも一緒よ!」
アーニャ「美波! 私達の友情は、変わりません!」
武内P「ですが、プラネタリウムでしたら、スケジュールを調整すれば可能です」
アーニャ「小さな歩幅にあーわせー♪ 生まれ変わるよ〜♪ 違う自分に♪」
美波「アーニャちゃん!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:51:19.31 ID:Z43aXat3o<> 武内P「神崎さん」
蘭子「何かしら?」
武内P「貴女の提出されたコレは、私にコレを着ろ、という事だと思うのですが」
蘭子「流石は我が友、我が言の葉を理解しグリモワールの一部を託した甲斐があったというもの!」
武内P「巨大な羽を背負いながらの仕事は、はい……」
蘭子「……」
武内P「……」
蘭子「……」
武内P「……衣装部に掛け合ってみます、あまり期待はしないでください」
蘭子「!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:51:52.52 ID:eosHxzEMO<> うゎ…武内Pらんらんによわぃ… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:54:30.79 ID:Z43aXat3o<> 武内P「双葉さん」
杏「……」
武内P「貴女の、働きたくない、という気持ちは痛い程伝わってきました」
杏「……」
武内P「右下に小さく、飴が欲しい、と書いてありましたね」
杏「……」
武内P「今後はそういった対応をしていきます。非常に参考になりました」
杏「……」グッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 21:58:20.86 ID:Z43aXat3o<> 武内P「三村さん」
かな子「……」
武内P「貴女が書いたのは、食べたいものリストですね」
かな子「……」コクリ
武内P「申し訳ありません。非常に高カロリーな物ばかりなので、残念ですが許可出来ません」
かな子「美味しいから大丈夫です」
武内P「私はカロリーの話をしています」
かな子「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:01:07.82 ID:Z43aXat3o<> 武内P「緒方さん」
智絵里「……」
武内P「……」
智絵里「……」
武内P「私は貴女を見捨てません、安心してください」
智絵里「はい……!」
アイドル達「……なんだか優しい」
武内P「……それぞれ、事情というものがありますから」
智絵里「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:05:29.20 ID:Z43aXat3o<> 武内P「諸星さん」
きらり「……」
武内P「申し訳ありません、毎日お姫様だっこは難しいです」
きらり「……」
アイドル達「……」スッ
武内P「皆さん、それ頂き、という顔で手を挙げないでください」
アイドル達「……」
武内P「ですが、1シーズンに一回程度の方向で調整していこうと思います」
アイドル達「!?」
きらり「にょわー☆」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:09:05.60 ID:Z43aXat3o<> 武内P「城ヶ崎さん、赤城さん」
莉嘉・みりあ「……」
武内P「あの……お二人は、何故城ヶ崎美嘉さんのトリセツを?」
莉嘉「書いてるうちに」
みりあ「えへへ、盛り上がっちゃって」
武内P「そうですか」
莉嘉・みりあ「♪」ニコニコ
武内P「ですが、あまりにも詳細すぎて……いえ、やめておきましょう」
莉嘉・みりあ「?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:12:59.56 ID:Z43aXat3o<> 武内P「多田さん」
李衣菜「……」
武内P「多田さんは、今特に関心がある人の名前ですね」
李衣菜「……」コクリ
武内P「非常に言いにくいのですが、全員ジャズ関連の人物です」
李衣菜「!?」
みく「アホにゃ」
武内P「はい、前川さん、いじめないであげてください」
みく「……ぷくく!」
李衣菜「……」ウルウル
武内P「前川さん、いけません」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:16:55.99 ID:Z43aXat3o<> 武内P「そして、前川さんですが」
みく「……」
武内P「あの、犬の犬種に順位をつけられていましたが、何の意味が?」
みく「!?」
李衣菜「アホだ」
武内P「はい、多田さん、やり返さないでください」
アイドル達「ぷくく……アホタリスク」
みく・李衣菜「……!」プルプル
武内P「皆さん、そういった事は感心しません」
アイドル達「……」
武内P「わかっていただけて何よりです」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:21:44.44 ID:Z43aXat3o<> 武内P「以上が、残念ながら参考になったCPの皆さんのトリセツですね」
アイドル達「……」スッ
武内P「はい、そうですね」
アイドル達「……」
武内P「今、手を挙げられた方達は、CPではありませんね?」
アイドル達「……」コクリ
武内P「どうして私にトリセツを提出したのですか」
アイドル達「……」ヤレヤレ
武内P「……ひとまずそれは置き、聞いていきたいと思います」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:25:22.68 ID:Z43aXat3o<> 武内P「高垣さん」
楓「……」
武内P「何故、居るんですか?」
楓「……」ワクワク
武内P「いやぁ、本当に高垣さんは頼れるアイドルですね!」
楓「!?」
バシバシ!
武内P「仕方ない人扱いはしませんよ、絶対に!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:31:20.14 ID:Z43aXat3o<> 武内P「速水さん」
奏「……///」
武内P「理想のキスのシチュエーションを10点程挙げられていましたね」
奏「……///」
武内P「あの……おもしろクール枠になりたいのでしょうか?」
奏「?」
武内P「すみません……まさか、高度1万メートルから落下しながらが理想とは」
奏「……///」
アイドル達「……それはちょっと」
奏「!?」
武内P「はい、皆さん。そういった事は感心しないですよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:34:57.86 ID:Z43aXat3o<> 武内P「鷺沢さん」
文香「……」
武内P「鷺沢さんが提出されたのは、本のレビューですね」
文香「……」コクリ
武内P「私にこれを読んで欲しい、という事でよろしいでしょうか?」
文香「……」コクリ
武内P「ですが、トリセツというか、詳細すぎてネタバレになっているのですが」
文香「……」
武内P「……はい、時間を見つけて読もうと思います」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:35:12.33 ID:YVcWvau/o<> 参考になったならないの基準てそういうことなのか…(驚愕) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:38:03.17 ID:Z43aXat3o<> 武内P「……他にも、まだまだ沢山のアイドルの方達が提出してくれましたね」
アイドル達「……」スッ
武内P「そうですね、今手を挙げられた方達がそうです」
アイドル達「……」
武内P「ですが、皆さんは仕事もレッスンもあります」
アイドル達「……」
武内P「勿論、私も仕事があります」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:42:26.39 ID:Z43aXat3o<> 武内P「何故、皆さんの提出されたトリセツがおもしろ回答ばかりなのか」
アイドル達「……」
武内P「何故、CP以外の方達も私にトリセツを提出したのか」
アイドル達「……」
武内P「申し訳ありません。私には理解できませんでした」
ちひろ「プロデューサーさん、それには理由があるんですよ」
武内P「千川さんの課金誘導のトリセツが一番心にきました」
ちひろ「……」
武内P「すみません、続けてください」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:46:31.05 ID:Z43aXat3o<> ちひろ「皆、プロデューサーさんの事が知りたかったんです」
武内P「私の事が、ですか?」
ちひろ「プロデューサーさんって、どこか距離を置いている所がありますよね」
武内P「それは……プロデューサーと、アイドルですので」
ちひろ「だから皆、色々なトリセツで、プロデューサーさんの反応を見ようとしたんです」
武内P「……なるほど、そういう事でしたか」
ちひろ「そうでもしないと、いつもみたいに距離をおかれちゃいますから」
武内P「それは……そうかもしれませんね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:50:21.15 ID:Z43aXat3o<> 武内P「皆さん、申し訳ありませんでした」
アイドル達「……」
武内P「私は、皆さんが欲望に忠実なトリセツを提出していたとばかり思っていました」
アイドル達「……」フイッ
武内P「お願いします、目を逸らさないでください」
アイドル達「……」
武内P「ですが、皆さんは私の事を知ろうとしてくれていたのですね」
アイドル達「……」スッ
武内P「全員手を挙げるなら、何故直前で目を逸したのかわかりかねます」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:57:06.94 ID:Z43aXat3o<> 武内P「ですが皆さん、楽しくなっても私で遊ばないでください」
アイドル達「……」
武内P「お願いします。その、やはり……困ってしまいますので」
アイドル達「……」
武内P「あの……皆さん?」
アイドル達「……」
武内P「口頭では納得していただけないのでしょうか?」
武内P「……まさか、『トリセツ』が必要なのですか?」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 22:57:51.50 ID:Z43aXat3o<> 次
武内P「にらみつける」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:00:02.92 ID:Z43aXat3o<> 未央「そう! プロデューサーなら、凄い威力が出そうじゃない!?」
凛「威力が出る技じゃないでしょ」
武内P「その……人を睨みつけるというのは」
未央「あ、やっぱり駄目?」
卯月「プロデューサーさん、優しいですもんね♪」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:02:08.62 ID:Z43aXat3o<> 武内P「そうですね……人を本気で睨みつけた経験はありません」
未央「えっ、その顔で!?」
凛「コラ! 未央!」
卯月「未央ちゃん! 失礼ですよ!」
武内P「……」
未央「あーっ! ごめんごめん、プロデューサー!」
武内P「……いえ、仰っている事は、何となくですがわかりますので」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:06:14.58 ID:Z43aXat3o<> 未央「お、お詫びと言ったらなんだけど、私の事睨みつけてみてよ!」
武内P「本田さんを……ですか?」
凛「それの何がお詫びになるの」
未央「ほら! 本当に怖い人に囲まれた時のための練習、とかさ?」
卯月「もー、未央ちゃんも自分で言ってる事がわかってないじゃないですか」
未央「あっははは!」
武内P「……」
未央「ってことで、お詫びと興味本位で、本気で睨みつけてみてよ!」
凛・卯月「未央(ちゃん)!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:09:53.46 ID:Z43aXat3o<> 武内P「しかし……本田さんを本気で睨みつけるというのは……」
未央「お願い! 私も、演技の参考になるかもしれないしさ!」
武内P「……そういう事でしたら、努力してみます」
卯月「未央ちゃんったら、調子が良いんですから」
凛「いつかバチが当たるよ」
未央「えへへ……さあ、プロデューサー! 本気で睨みつけちゃって!」
武内P「……はい、では――」
武内P「!」ギンッ!
未央「」
じょぱっ!
凛・卯月「失禁!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:14:02.11 ID:Z43aXat3o<> 武内P「ほ、本田さん!?」
未央「」
凛「駄目……完全に気を失ってる……!?」
卯月「水風船が破裂した時みたいでしたよ……!?」
武内P「お、お二人とも! 本田さんを――」
武内P「――お願いします!」ギンッ!
卯月「」
じょぱっ!
凛「卯月ーっ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:17:12.69 ID:Z43aXat3o<> 凛「ちょっと! どうして卯月まで睨みつけたの!?」
武内P「ご、誤解です! そ……そんなつもりは……!?」
凛「何、まさか慣れない事をしたから、顔が戻らなくなってるって言うの!?」
武内P「お、恐らく……そうではないかと」
未央・卯月「」
凛「とにかく、なんとかするからプロデューサーは見ないで!」
武内P「わ、わかりました!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:21:02.88 ID:Z43aXat3o<> 凛「でも……この状態からどうしたら……!?」
未央・卯月「」
武内P「誰か、助けを呼ぶというのはどうでしょうか?」
凛「それは駄目。結果が見えてる」
武内P「ですが……!」
凛「二人だけでも手に負えない状況なのに、これ以上増えられたら困るって言ってるの!」
武内P「す、すみません」
未央・卯月「」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:22:22.33 ID:7ReDHnMpo<> ハンターのウイング師匠かな? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:25:49.90 ID:Z43aXat3o<> 凛「もう……! 二人共全身ビチャビチャだよ……!」
未央・卯月「」
武内P「申し訳ありません……まさか、こんな事態になるとは」
凛「多分、言い出した未央本人も全く思ってなかっただろうね」
武内P「本田さんと島村さんには、本当に申し訳ない事を……」
凛「未央は自業自得だけど、卯月は完全に余波だから後でちゃんと謝って」
武内P「はい……勿論です」
未央・卯月「」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:31:08.50 ID:Z43aXat3o<> ・ ・ ・
凛「……ふぅ、終わったよ」
未央・卯月「」
武内P「……本当に、助かりました」
凛「体を拭いて、服は着替えさせた。まだ、気を失ってるけどね」
武内P「……お疲れ様です」
凛「まさか、友達のこんな後始末をするとは思わなかった」
武内P「……今後、このような事が起こらないよう、徹底して行きたいと思います」
凛「うん、そうして」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:35:56.74 ID:Z43aXat3o<> 凛「ふふっ、でも、どれだけ怖い顔してるのか気になるかも」
武内P「や、やめておきましょう!」
凛「当たり前でしょ。私は、ひどい目にはあいたくないから」
武内P「……」
凛「でも、そろそろ顔も戻ったんじゃない? 大分時間も経ってるし」
武内P「そうですね、恐らく――」
コンコン、ガチャッ
みく「おはようにゃPチャン!」
李衣菜「おはようございまーす」
武内P「――戻っていると思います」ギンッ!
みく・李衣菜「」
じょぱっ!
凛「アスタリスク――っ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:41:33.78 ID:Z43aXat3o<> ・ ・ ・
凛「……これでよし、と」
未央・卯月・みく・李衣菜「」
武内P「その……渋谷さん、大変申し訳ありません」
凛「今日で、一生分の友達のこういう後始末をしたと思う」
武内P「……」
凛「本当は、顔を見て文句を言いたいんだけど」
武内P「すみません……自分では、よくわからないものですから」
凛「どれだけ不器用なの」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:48:45.81 ID:Z43aXat3o<> 凛「……自撮りして、自分で確認するのはどうかな?」
武内P「! なるほど、その手が……!」
凛「自分の顔だから、怖いとは思わないんじゃないの」
武内P「そうですね。いつも、見慣れている顔ですから」
凛「……」
武内P「では、撮ります」
カシャッ!
武内P「……撮れました。では、確認を――」
凛「待って!」
武内P「? 渋谷さん?」
凛「嫌な予感がするから、自分で確認するのは待って」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:53:15.05 ID:Z43aXat3o<> 凛「今から私が連絡先を送るから、そのLINEに写真を送って」
武内P「……わかりました」
凛「……はい、送ったよ」
武内P「あの……神谷、と書いてあるのですが」
凛「奈緒なら大丈夫。加蓮がついてるから」
武内P「あの……本当に大丈夫なのでしょうか?」
凛「大丈夫、あの二人なら」
武内P「……わかりました」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/17(金) 23:58:16.19 ID:Z43aXat3o<> ・ ・ ・
武内P「……既読がついた瞬間に、北条さんから電話がかかってきましたね」
凛「うん、あんなに焦ってる加蓮の声、初めて聞いたよ」
武内P「……」
凛「『奈緒の膀胱が爆発した! 奈緒の膀胱が爆発した!』ってさ」
武内P「全く大丈夫ではなかったのでは……!?」
凛「大丈夫だよ。加蓮、落ち着いたら奈緒の様子を写真で送ってきたし」
武内P「……北条さんは冷静ですね」
凛「言ったでしょ、あの二人なら大丈夫だって」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 00:02:41.81 ID:dyitIIzoo<> 凛「でも……本当、いつ戻るんだろうね」
武内P「私にも……皆目検討がつきません」
凛「皆が目を覚ました時のために、」
未央・卯月・みく・李衣菜「」
凛「ちゃんと顔、隠しておいてよね」
武内P「……はい、もうご迷惑をおかけする訳にはいきませんから」
凛「……」
武内P「……渋谷さん?」
凛「いや……どんな顔してるのかな、って思っただけ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 00:10:20.78 ID:dyitIIzoo<> 武内P「い、いけません! 危険です!」
凛「でも、見た人間が全員こうなっちゃう程だよ?」
未央・卯月・みく・李衣菜「」
凛「普通は気になるでしょ」
武内P「……」
凛「まあ、私は見ないけどね」
武内P「それを聞いて安心しました」
凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 00:13:27.41 ID:dyitIIzoo<> ・ ・ ・
未央「いやー、本当迷惑かけたねしぶりん」
卯月「うぅ……ありがとうございます……!」
凛「良いって、気にしてない」
みく「それにしても……うぅ、思い出しただけでチョロッと出そうになるにゃ」
李衣菜「わかる! っていうかやめて! 私もチョロリといきそうになるから!」
未央「はっはっは!……ねえ、本当やめよう?」
卯月「は、はい! この話はもうやめましょう!」
凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 00:17:40.05 ID:dyitIIzoo<> みく「あーもー! 見て、鳥肌!」
李衣菜「私だって指先の震えが止まらないもん!」
未央「私なんて膝まで震えてるよ!」
卯月「ふふ……プロデューサーさんには悪いですけど、変に仲良くなれましたね♪」
みく・李衣菜・未央「……だね!」
凛「……」
卯月「凛ちゃん? どうかしましたか?」
凛「……別に? 何でもないよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 00:21:53.34 ID:dyitIIzoo<> 凛「……」
未央「もしかして、しぶりんも見たかったりする?」
凛「み、未央!? べ、別に……そういうわけじゃないけど」
みく「凛ちゃん、今はみく達がついてるにゃ!」
凛「みく……」
李衣菜「遠慮なくじょぱっても、助けるのが私のロックだよ!」
凛「李衣菜……いや、そこは見るなら普通に準備してからにするよ」
卯月「さすが凛ちゃん、冷静です♪」
凛「卯月……なんだかほんのりバカにしてない?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 00:29:24.59 ID:dyitIIzoo<> 未央「でも、絶対プロデューサーはもうあの顔してくれないよね」
凛「それなら……多分、奈緒のLINEに写真が残ってると思う」
みく「なるほど。それを送って貰えば良いんだね」
李衣菜「早速、送ってくれるよう頼んでみなよ!」
凛「そうだね。先に、奈緒に送ってくれるようLINEしておく」
卯月「……あれ? でも、確認する時に――」
凛「……」
ズットツーヨク♪ソウツーヨク♪
凛「ん? 加蓮から着信が……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 00:37:29.34 ID:dyitIIzoo<> 凛「……あ、あー……うん……うん」
凛「うん……わかった、すぐ行く」
未央「? どうしたのしぶりん?」
凛「奈緒と加蓮、クローネのプロジェクトルームに居たんだって」
みく「? それがどうかしたの?」
凛「写真を確認する前に、奈緒が高笑いしたから……人が集まってきたんだって」
李衣菜「……まさか」
凛「うん、だから、助けに行かないと」
卯月「凛ちゃん、頑張ってください!」
凛「え、私一人でいくの?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 00:45:51.45 ID:dyitIIzoo<> 未央「そんな事言われても、ほら見てよ」ガクガク
みく「クローネのプロジェクトルームには、あの顔があるんでしょ?」ブルブル
李衣菜「ロックじゃないとは思うんだけど……」ガタガタ
卯月「そう思うと、足が動かないんです」ビクビク
凛「……」
凛「!」キッ!
未央・みく・李衣菜・卯月「?」
凛「……」
凛「私もちょっと気絶してくる」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 00:46:39.97 ID:dyitIIzoo<> 寝ます
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 08:08:42.78 ID:SLICD1T50<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 08:54:23.56 ID:zN//d8K8o<> またたのむ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:00:20.45 ID:dyitIIzoo<> 書きます
武内P「働く女性は素敵ですね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:02:08.99 ID:dyitIIzoo<> ちひろ「働く女性と言ったら……ここはやっぱり私ですかね」
専務「専務の美城だ。キャリアウーマンのイメージは、私が一番だろうな」
楓「今は、そうですね……お仕事は恋人のようなものですね」
ちひろ「……」
専務「……」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:04:04.04 ID:dyitIIzoo<> ちひろ「毎日顔を合わせて、いつもお手伝いしてますね」
専務「時には対立しながらも、彼は私を助力してくれもする」
楓「ふふっ、後輩達の参考になんて……頼られてしまってるかしら」
ちひろ「……」
専務「……」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:06:36.53 ID:dyitIIzoo<> ちひろ「気づくと無茶をするから、放っておけないんですよねぇ」
専務「彼はとても優秀だ。私は、優秀な人間は歓迎する」
楓「アイドルとして、プロデューサーとして対等な関係でいられますね」
ちひろ「……」
専務「……」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:09:24.97 ID:dyitIIzoo<> ちひろ「仕事の事で悩んで立ち止まった時も、休むように言ったり」
専務「意見は合わないが、それもまた必要な事なのかもしれないな」
楓「お仕事に対する思いは、そうですね、とても似ていると思います」
ちひろ「……」
専務「……」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:13:29.57 ID:dyitIIzoo<> ちひろ「いつも、私の出すスタミナドリンクを飲んでくれます」
専務「ネクタイをなおすのは、少しやりすぎだったかもしれないな」
楓「トラブルがあった時も、すかさずお互いがベストな動きをしました」
ちひろ「……」
専務「……」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:16:05.41 ID:dyitIIzoo<> ちひろ「ここだけの話、私が一番似合うってたまに言われるんですよ」
専務「私もここだけの話だが、どうやら憎からず思われていると聞いたな」
楓「実は私も、何か特別な関係なのではと噂されてるみたいです」
ちひろ「……」
専務「……」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:19:33.90 ID:dyitIIzoo<> ちひろ「正直、もう女房役と言った感じですね」
専務「私は平行線だと思っていたが、歩み寄りたいと言われたな」
楓「私を頼る位のファンですから、共に歩んでいると言ってもいいかもしれません」
ちひろ「……」
専務「……」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:23:41.80 ID:dyitIIzoo<> ちひろ「プロデューサーと事務員、スタンダードな組み合わせですね」
専務「上司と部下、スタンダードな組み合わせだな」
楓「アイドルとプロデューサー、スタンダードな組み合わせですね」
ちひろ「……」
専務「……」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:27:05.07 ID:dyitIIzoo<> ちひろ「案外、私が言うとちゃんと言う事聞いてくれるんですよねぇ」
専務「お互い意見は対立するが、認め合う事も出来る」
楓「私がちょっとお茶目しても、困った顔をしながらも許してくれます」
ちひろ「……」
専務「……」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:28:34.53 ID:dyitIIzoo<> ちひろ「まあ、ここだけの話?」
専務・楓「?」
ちひろ「毎日、千川さんの作る特製スタドリの味噌汁が飲みたい、って言われました」
専務・楓「!?」
ちひろ「うふふ、困っちゃいますよねぇ」
専務・楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:30:14.34 ID:dyitIIzoo<> 専務「まあ、ここだけの話だが」
ちひろ・楓「?」
専務「出勤前、貴女にネクタイを直して貰えたら良いですね、と言われたな」
ちひろ・楓「!?」
専務「フッ、困ったものだな」
ちひろ・楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:35:01.86 ID:dyitIIzoo<> 楓「私も、ここだけの話ですけど」
ちひろ・専務「?」
楓「その……ええと、ここだけの話ですけど……」
ちひろ「うふふ、私達と違って嘘はつけませんね」
専務「フッ、君がモデルから女優にならなかった理由が伺える」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:37:52.60 ID:dyitIIzoo<> ちひろ「……さて、そろそろ結論を出しましょうか」
専務「そうだな。私はあまり気が長い方ではない」
楓「素敵なステッキは、誰に倒れるんでしょうか」
ちひろ・専務・楓「……」
ちひろ・専務・楓「さあ、誰が一番素敵?」
武内P「働いてください」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:42:14.65 ID:dyitIIzoo<> スタミナ消化したら次いきます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 22:46:55.90 ID:Sum+Cwrlo<> 専務はちょっとお歳が… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:01:32.95 ID:dyitIIzoo<> 変なのが思いついてしまいました
需要は俺にあるので書きます
アイドルマスターアジア シンデレラGールズ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:05:05.89 ID:dyitIIzoo<> 卯月「わぁ〜! まるでお城みたいですね!」
凛「さすがは大手、って感じだね」
卯月「あっ……えへへ♪」
卯月「へ〜、美城ってこういう漢字書くんですね」
未央「ふっふっふ! 時は来た!」
????「――左様! 時は来た!」
https://www.youtube.com/watch?v=kihf8gIfxTY <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:09:00.68 ID:dyitIIzoo<> ・ ・ ・
ストーカー「――さて、遂に思いつきで始まってしまいました」
ストーカー「……アイドルを目指す少女達」
ストーカー「そして……それをビルの屋上から見ている怪しげな人影」
ストーカー「男は一体何者なのでしょうか? 果たして、その目的は?」
ストーカー「それは、私にも未だ見当がつきません」
ストーカー「……」
ストーカー「それでは! アイドルプロデュースぅ!」
ストーカー「レディイイイ……ゴ――ッ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:10:08.23 ID:dyitIIzoo<>
始動! シンデレラガールズと東方不敗!
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:14:30.67 ID:dyitIIzoo<> ・ ・ ・
武内P「……では、行きましょう」
武内P「他のメンバーを紹介します」
未央「おおー!」
卯月「はい!」
凛「……」
武内P「同時に、皆さんにとって初めての仕事を行ってもらいます」
未央・卯月・凛「えっ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:17:37.65 ID:dyitIIzoo<> ・ ・ ・
スタジオ
卯月「うわー! 凄い……!」
未央「スタジオ、って感じ……!」
凛「……」
卯月「綺麗です!」
武内P「これから、皆さんには今後の宣材写真を撮影して頂きます」
未央「アー写?」
卯月「このセットで撮るんですか?」
武内P「いえ、こちらです」
未央・卯月・凛「……」
武内P「他のメンバーは、もう撮影を始めています」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:18:41.15 ID:2i+HDU7mo<> なんか殴り合いで雌雄を決っしそうな奴が始まった <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:20:02.87 ID:dyitIIzoo<> ・ ・ ・
別スタジオ
みく「うふふっ♪ にゃあ♪」
・ ・ ・
かな子「ふふっ」
・ ・ ・
美波「うふふ」
・ ・ ・
アーニャ「ダー」
・ ・ ・
東方不敗「ワッハッハッハッハ!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:23:05.05 ID:dyitIIzoo<> ・ ・ ・
きらり「あれあれー?☆」
美波「あっ、残りのメンバー?」
李衣菜・智絵里「えっ?」
未央・卯月・凛「……」
莉嘉・みりあ「ねえねえ!」
みりあ「お姉ちゃんたちって、シンデレラプロジェクトの仲間?」
卯月「はい♪」
未央「そうだよ!」
莉嘉・みりあ「わーい♪ やったね♪」
東方不敗「……ほう、なかなか良い面構えをしておるわ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:27:02.58 ID:dyitIIzoo<> みりあ「赤城みりあです! これで全員集合だね、嬉しいなー♪」
莉嘉「ヤッホー☆ アタシ、城ヶ崎莉嘉☆ 中学一年だよ、仲良くしようネ☆」
卯月「はい♪」
未央「おーう!」
凛「あ、さっき、木登りしてた……」
莉嘉「あっ、さっきのお姉ちゃん!」
みく「まーた木登りして……危ないにゃ」
卯月・未央「にゃ?」
みく「前川みくにゃ♪ ヨロシクにゃん♪ 皆は、何キャラでいくのー?」
卯月「ええと……」
未央「キャラかぁ……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:33:13.39 ID:dyitIIzoo<> ・ ・ ・
武内P「……二人、足りないようですが……」
きらり「にゃにゃにゃー☆ 杏ちゃん、ハッケーン☆」
杏「双葉杏ー……ヨロシクー……」
未央「働いたら……負け……?」
東方不敗「――そして、最後がこのワシ」
武内P「! 東方先生、いつの間に後ろに……?」
東方不敗「プロデューサー、芸能界は戦場」
東方不敗「ファイターたるもの、油断はあまり関心しませんな」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:38:00.43 ID:dyitIIzoo<> 東方不敗「ワシは、東方不敗……マスターアジア!」
東方不敗「この芸能界を戦って、戦って、戦い抜いて!」
東方不敗「最後のアイドルとなり、アイドル・ザ・アイドルとなった暁には――」
未央・卯月・凛「……」
東方不敗「全人類を抹殺し、この地球に自然を……緑を取り戻してくれるわ!」
東方不敗「ワッハッハッハッハ!」
未央・卯月・凛「……」
卯月「し、島村卯月です! ええと、頑張ります♪」
凛「渋谷凛です、よろしく」
未央「本田未央! 高校一年、未央って呼んでね!」
武内P「……――以上、15名が、メンバーになります」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:44:24.25 ID:dyitIIzoo<> みく「じゃあ、これでいよいよ……!」
武内P「はい、シンデレラプロジェクト、遂に始動です」
CPメンバー「わーい!」
東方不敗「……くくく、我が野望、遂に動き出しよったわ!」
・ ・ ・
カメラマン「――今度は、四人一緒に撮ってみるから、普段どおりワイワイやってみて!」
卯月「は、はいっ!」
未央「普段通りって……」
凛「……」
東方不敗「せやあっ!」
ポイッ
未央「ぼ、ボール?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:51:28.71 ID:dyitIIzoo<> 未央「ふ……普段通りって……とりあえず――しまむー、パス!」
ポイッ
卯月「わっ!? へぶいっ!?」
凛「おっ……と」
東方不敗「それそらどうした! なっちゃいないぞ!」
卯月「しまむー……?」
未央「しぶりん! パス、パース!」
凛「し、しぶりん……? まあ、良いけど」
ポイッ
未央「ナイスパース! しまむー、トス!」
ポイッ
卯月「へぐっ!?」
未央「しぶりん! スパイク!」
凛「ふっ……!」
未央「マスター! ブロック!」
東方不敗「せやああっ!」
ビュウウ―ッ!
パァンっ!!
未央・卯月・凛・東方不敗「……」
未央・卯月・凛・東方不敗「ハハハハハ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/18(土) 23:58:14.76 ID:dyitIIzoo<> カメラマン「良いねぇ! その笑顔!」
未央「アハハッ! さすが、合格理由が笑顔のわ・た・し!」
卯月「うふふっ! 私もです♪ 合格理由――笑顔!」
東方不敗「ククク! ワシの時も、アヤツはそう言っておったわ!」
凛「……それしか言わないから!」
未央「……へっ?」
未央「……ぷっ! 皆一緒かぁー!」
未央・卯月・凛「ふふふふっ……!」
東方不敗「馬鹿の一つ覚えと言うが、その一つにしてやられたわ!」
一同「ふふふっ……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 00:04:36.02 ID:ens/y4Rdo<> 美嘉「へぇー★ 初めてにしては、いいカンジじゃーん★」
武内P「……」
美嘉「!」
美嘉「ねぇ、あの子達三人と、ファイター一人、今後のスケジュール決まってる?」
武内P「……いえ」
・ ・ ・
カメラマン「はい、撮影終了ーっ!」
莉嘉「ねえねえ、皆で取ろうよ☆」
みりあ「撮るーっ!」
東方不敗「ほう、悪くない提案ではないか」
卯月「プロデューサーさーん! 一緒にどうですかー?」
みりあ「ねぇねぇ!」
武内P「……」
武内P「……いえ、皆さんでどうぞ」
一同「えーっ!?」
カメラマン「撮るよ、笑って―!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 00:10:34.68 ID:QhzeNBhmo<> 高垣さんといちゃつく話を読んでみたいですね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 00:12:31.40 ID:ens/y4Rdo<> ・ ・ ・
未央・卯月「ええーっ!?」
凛「……」
東方不敗「……ほう」
未央「私達が……ライブに……?」
美嘉「そっ★ アタシのバックで、丁度こんなカンジの子達とファイターを探してたんだー★」
ちひろ「美嘉ちゃんの担当からもオーケーを貰いましたが、どうしますか?」
武内P「……自分としては――」
今西部長「うん! 良いんじゃないかな」
武内P「……」
部長「遅かれ早かれ、この子達と東方先生もステージに立つんだ」
部長「――こういう始まりも、また、アリなんじゃないかな」
東方不敗「ほう? お主、戦の心得があると見える」
部長「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 00:13:01.58 ID:ens/y4Rdo<> >>292 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 00:13:36.16 ID:ens/y4Rdo<> 把握、東方不敗効果かSSR出たのでCMまで書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 00:20:37.69 ID:ens/y4Rdo<> 未央「誰……?」
卯月「見覚えが……」
美嘉「ねぇ! 部長さんもそう言ってる事だし★」
未央・卯月・凛「部長!?」
東方不敗「その身のこなし……やはり只者ではなかったか!」
武内P「……では、ライブの資料をお願いします」
ちひろ「はい、早急に♪」
美嘉「えっ? オッケーってこと……?」
ちひろ「はい♪」
美嘉「ヤッタ―★ ライブ、楽しもうね★」
未央・卯月・凛「は、はい!」
東方不敗「この東方不敗マスターアジア、先輩アイドルと言えど遅れは取らぬわ!」
(Gガンのアイキャッチ)
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 00:23:21.11 ID:ens/y4Rdo<> 続きは気が向いたらで
一服したら>>292書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 00:58:22.14 ID:ens/y4Rdo<>
仕事の打ち合わせが終わり、帰路につこうとした時、346プロ内にあるカフェで彼を見つけた。
いつも通りのスーツ姿に、近くに寄っては見る事が出来ない頭頂部の寝癖。
ノートパソコンを見つめる難しい顔は、見る人にとっては怖いものらしい。
私は、彼を怖いと思った事はない。
感覚がズレていると偶に……いや、よく言われるが、そんな事は無いと思う。
彼の見た目、ぴにゃこら太みたいで可愛いと思うのよね。
私と同様、仕事が恋人と公言しているだけあって、彼の仕事に対する姿勢はいつも真剣だ。
恐らく、彼がカフェで格闘中なのも、担当するアイドル達や、事務員の千川さんに「休め」と言われての事だろう。
けれど、彼はそれを良しとしない。
その事を同僚として心配もするが……――同時に安心もする。
私は、アイドルとして、階段を登っている。
彼は、プロデューサーとして、階段を上る手助けをしている。
彼は私を担当しているプロデューサーではないけれど、偶に見かけるその姿がとても頼もしく見える。
無口な彼だけれど、仕事に打ち込むその背中を見ると、
――貴女は一人ではないです。
こう、言っているように感じるから。
彼を専有している訳ではないのに、まるで戦友のような関係。
……あら、今のは中々じゃない?
彼は、まだこちらに気付かない。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 01:10:21.95 ID:ens/y4Rdo<>
思えば、偶々会った時も挨拶はいつも私からしている気がする。
アイドルに笑顔を向けられて挨拶されているのに、彼はいつもの無表情。
これは、とても不公平な話だと思うの。
「……ふふっ、いつ気付くかしら」
抜き足、差し足、忍び足。
バレないように、見つからないように。
「……」
もしかしたら、私には忍者の才能があったのかもしれない。
だって、彼ったら私に全く気付かないんですもの。
「……」
彼にとって、アイドルの私の輝きは、目の前のノートパソコンの淡い光よりも弱いのか。
確かに、今はあまり気合の入っていない私服だし?
ああ、それならバッチリメイクをして、衣装を整えてたらもう気付いてたかもしれないわ。
今から取りに行ったら……さすがに彼も休憩時間が終わってしまうわね。
彼は、まだこちらに気付かない。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 01:22:35.78 ID:ens/y4Rdo<>
「……」
静かに椅子を引いて正面に座ってみても、彼の目はノートパソコンに釘付けのまま。
きっと頭の中は、彼が担当するアイドルの事でいっぱいなのだろう。
戦友としてとても喜ばしいけれど、まるで気付かれないのはちょっぴり腹立たしい。
「……」
けれど、彼はいつ私に気付くのかしら?
ここまで気付かないのなら、逆に、どこまで気付かないか試したくなってきたわ。
「……ふふっ」
っと、いけないいけない。
気付かれないようにしようとした途端、楽しくなって笑みが零れてしまった。
あまり大きな声は出なかったけれど、気付かれてはいないかしら?
「……」
けれど、彼は、まだこちらに気付かない。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 01:32:20.92 ID:ens/y4Rdo<>
全くもう、普段から笑顔しか言わない割に、目の前のアイドルの笑顔に気づかないなんて!
そんなに担当アイドル達は魅力的?
やっぱり、若い子の方が目を惹かれますか?
「……」
なんて、貴方はそんな事は微塵も考えず、仕事の事を考えているのよね。
趣味と実益を兼ねた、とってもお似合いの仕事ですこと。
……っと、ふふっ、それは私にも言えるわね。
「……」
けれど、やっぱりちょっと疲れた顔をしてるみたい。
いつもより……そう、目がキリッとしてるもの。
そんなキリッとした目で見たら、気の弱い子は胃がキリキリしちゃうと思いますよ。
……うーん、イマイチ。
「……」
やっぱり、彼は、まだこちらに気付かない。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 01:32:48.07 ID:eMV+vIwco<> 蘭子のくだりでこの人は天才だと思った <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 01:44:38.63 ID:ens/y4Rdo<> 「……」
私が目の前に座っていると気付いたら、貴方はどんな顔をするのかしら。
そして、どんな言葉をかけてくるのかしら。
私からは挨拶しませんからね?
今回は、貴方から声をかけてくる番って決めたんですから。
「……」
……けれど、嗚呼、こんなにゆっくりしたのは久しぶりかもしれないわ。
何もせず、ただ目の前を見つめるだけ。
それだけのに、こんなにも楽しくて、こんなにもワクワクしている。
偶には、こんな時間があっても悪くない。
「……」
けれど、もうすぐこの時間も終わり。
気付いたら大分時間が経っていたし、そろそろ彼も事務所に戻るだろう。
時間切れでの幕切れは、まあ、区切れとしてはありきたりよね。
「……」
それでも、彼は、まだこちらに気付かない。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 01:53:55.69 ID:ens/y4Rdo<>
「……」
残念だけど、今回の勝負は私の負けになりそう。
だって、私から挨拶をするのはいつもの事だもの。
――そう思った時、ピウと、少し強く風が吹いた。
肌寒くなってきたこの時期の風は、細身の私には少し堪える。
もう諦めて、時間切れになる前に、私から声をかけてしまお――
「楓?」
――う……!?
「は、はいっ!?」
突然彼の口から私の名前が出たので、素っ頓狂な声をあげてしまった。
これでは、アイドル失格だ。
「っ!? た、高垣さん!?」
……はい? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 02:07:18.97 ID:ens/y4Rdo<> 「あの、い、いつからそこに!?」
彼は非常に取り乱し、今にも椅子から転げ落ちそうになっている。
これは、一体どういう事?
それに、急に名前で呼んだと思ったら、次の瞬間には『高垣さん』に戻っている。
色々と納得出来ない。
「ええと、大分前からですけど……」
「それは……申し訳ありません、まるで気付きませんでした」
だったら、名前を呼ぶ前に取り乱して然るべきだろう。
まさか、嘘を……つけるタイプじゃないわね。
直接、聞いてみるしかなさそう。
「あの、どうして、突然名前で……?」
「ああ、それは……こちらが、先程の風で運ばれてきたので……」
そう言うと、彼は大きな手の平に何かを乗せて、こちらに見せてきた。
「ふふっ、そういう事でしたか」
「……」
彼の、右手で首筋を触るいつもの癖。
その反対の手の上には、風で運ばれてきたという、真っ赤に染まった楓の葉が乗っていた。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 02:13:51.67 ID:ens/y4Rdo<> 次は下品なのを書きます
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 02:16:55.35 ID:jEHn7288o<> とても良い <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 06:26:18.66 ID:5lWhVh1dO<> 素敵な武楓を見てからの次は下品なの書きます宣言
とてもすき <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 09:14:31.93 ID:U03iPYrxo<> 最近正妻枠がすっかり美嘉姉から楓さんに移ってしまった風潮あると思います <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 17:40:25.51 ID:0Ytj3P6fo<> ふーん <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 18:18:30.54 ID:NQ926Rsgo<> >>309
「大人の魅力、ですよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 21:22:06.19 ID:ens/y4Rdo<> 書きます
非武内Pです、申し訳ない
オレP「担当アイドルが漏らしたら?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 21:24:14.06 ID:ens/y4Rdo<> オレP「そりゃ当然、ゴクリといきますよ」
ちひろ「はい?」
オレP「あ、大きい方でした? だったら、パクリですね」
ちひろ「うん?」
オレP「アンダスタン?」
ちひろ「……アンダスタン」
ちひろ「……」
ちひろ「ヘルプミー! 早苗さーん!!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 21:26:22.83 ID:ens/y4Rdo<> ・ ・ ・
早苗「……で、どうしてあたしは呼ばれたの?」
オレP「聞いてくださいよ早苗さん! ちひろさんがひどいんです!」
ちひろ「聞かない方がいいです早苗さん! さっさとしょっぴいてください!」
早苗「え、ええと……!?」
オレP「ちひろさんが、オレのアイドルへの愛情をわかってくれないんです!」
ちひろ「この男、アイドルへの愛情と劣情の区別もつかないんです!」
早苗「そ、そうなの……?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 21:29:56.19 ID:ens/y4Rdo<> 早苗「と、とにかく、落ち着いて? ね?」
オレP・ちひろ「……」
早苗「まず、事の発端は何だったの?」
オレP「いえね? アイドルが漏らしたら、飲むか食べるかするって言ったら」
早苗「はい、ストップ。逮捕」
オレP「!? キャントストップ!」
ちひろ「私、プロデューサーさんの事は一刻も早く忘れますね」
オレ「ここで終わったら、オレはちひろさんを一生忘れませんよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 21:32:43.83 ID:ens/y4Rdo<> 早苗「っていうか、何なのその切り出しは!」
オレP「早苗さん、オレだってわかってるんですよ」
早苗「? 何がよ」
オレP「アイドルだって、オシッコもするしウンコもする」
早苗「……そうね」
オレP「それがね、突発的に、何の予兆もなく襲ってきた時」
早苗「……」
オレP「そんなアクシデントに対応するため、オレ達プロデューサーがいるんです」
早苗「は……はぁ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 21:35:12.40 ID:ens/y4Rdo<> オレP「じゃあね、仮にですよ」
早苗「仮に、何なの?」
オレP「早苗さんが漏らしたとします」
ちひろ「早苗さん、問答無用でしょっぴいて良いですよ」
早苗「抵抗する暇すら与えないわ」
オレP「仮にですってば、仮に!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 21:38:45.95 ID:ens/y4Rdo<> オレP「大事なライブ前、とでもしましょうか」
早苗「あたしゃ、大事なライブ前にそんな事態になるのかい」
オレP「常に最悪の事態を想定しておくことが大切なんです」
早苗「……まあ良いわ、供述を続けて」
オレP「あー、セクシー、あー、ギルティ」クネクネッ
早苗「? 何、その動き」
オレP「あたしは早苗、28歳。なんだかお腹が急にバッキュンしてきたわ」クネクネッ
早苗「ぶっとばすわよ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 21:44:22.98 ID:ens/y4Rdo<> ・ ・ ・
オレP「……すみませんでした」ボロッ
早苗「今度やったら、本当にただじゃすまないからね」
オレP「……とりあえず、話を戻しますね」
ちひろ「メンタル強いですね」
オレP「褒めても何も出ませんよ」
早苗「……」
オレP「大事なライブ前、急にお腹がわっしょいしたとします」
早苗「あん?」
オレP「大事なライブ前、急にお腹が痛くなったとします」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 21:47:08.66 ID:ens/y4Rdo<> オレP「はい、そんな時どうしますか!」
早苗「そりゃ……トイレに行くわよ」
オレP「ブッブー! そんな時間はありませーん!」
早苗「腹立つリアクションしてくれんじゃない」
オレP「腹痛い時の話をしてますよ?」
ちひろ「片腹痛いみたいな顔しないでください」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 21:50:46.10 ID:ens/y4Rdo<> オレP「そんな早苗さんのピンチに、プロデューサーですよ」
早苗「はぁ?」
オレP「ウォシュレットのきもちになるですよ」
ちひろ「ダッシュで仁奈ちゃんに謝ってきてください!」
オレP「いやいやいや……えっ?」
早苗「そろそろ腹に据えかねるわよ?」
オレP「……すみませんでした」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 21:54:17.70 ID:ens/y4Rdo<> オレP「いや、でもね? そうなった時を考えてみてくださいって」
早苗・ちひろ「はぁ?」
オレP「ライブ前の大事な時ですよ?」
早苗「はぁ」
オレP「アイドルの右手は、マイクを掴むためにある」
オレP「アイドルの左手は、ファンの声援に応えるためにある」
オレP「アイドルの口は、美しい歌を紡ぎ出すためにある」
早苗「……」
オレP「だったら、汚いものはオレが引き受けるしか無いじゃないですか!」
ちひろ「あ、汚いっていう認識は持ってたんですね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 21:58:54.08 ID:YdQaEiIMo<> なんやこのやべーPは <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:00:21.77 ID:ens/y4Rdo<> オレP「当たり前でしょう? オレを何だと思ってるんですか」
早苗「でも……だったらなんで食べるって結論になるのよ」
オレP「大事なライブ前にアイドルが粗相とか、シャレにならないですから」
オレP「証拠隠滅ってやつですよ、フフ」
早苗「ドヤ顔でうまく返した感じ出さないでくれる?」
ちひろ「手を使えば良いじゃないですか」
オレP「オレの右手は、アイドルを舞台に導くためにあります」
オレP「そしてオレの左手は、アイドルのチャンスを掴むために」
オレP「……ほら、両手なんてとっくにふさがってるんですよ」ヤレヤレ
ちひろ「やっぱり両手空いてるじゃないですか!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:05:12.04 ID:ens/y4Rdo<> オレP「だったらもう、口を使うしか無いでしょう?」
オレP「オレの口がどんなに汚れたって良い」
オレP「その分、アイドル達が綺麗な歌を歌えるなら、それで良い」
早苗「狂気!」
オレP「プロデューサーなら、誰だってそう思ってます」
オレP「プロデューサーなら、誰だってゴクリといくしパクリといきます」
ちひろ「他のプロデューサーさんを巻き込まないでくださいよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:11:16.32 ID:ens/y4Rdo<> オレP「早苗さん」
早苗「な、何よ」
オレP「オレは、もしも貴女がライブ前にてんやわんやしたら、絶対に助けます」
早苗「安心して、その機会は絶対に来ないから」
オレP「貴女のお尻に顔をうずめ、渦の中心核をちゃんと綺麗にします」
早苗「来ないって言ってんでしょうが!」
オレP「何故なら……オレが、プロデューサーだからです」
ちひろ「全然いい話になってませんからね!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:16:02.12 ID:ens/y4Rdo<> オレP「わかっていただけましたか? オレの、アイドルへの愛情が」
ちひろ「早苗さん、脱出不可能な牢獄に入れることは?」
早苗「難しいかもしれないけど、世のため人のため頑張るわ」
オレP「ヘイヘイ、お二人さん? 話聞いてました?」
ちひろ「ええ、聞いてましたよ」
早苗「イヤという程、君のアイドルへの愛情はわかったわ」
オレP「そいつは良かった! それで、感想は?」
ちひろ・早苗「……」
ちひろ・早苗「クソ食らえよ」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:17:08.81 ID:ens/y4Rdo<> 一服したら次いきます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:27:30.86 ID:ens/y4Rdo<> 武内P「カリスマが行方不明?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:28:42.03 ID:U03iPYrxo<> あっ(察し) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:30:09.73 ID:ens/y4Rdo<> 凛「ねえ、それって今更だと思うんだけど」
美嘉「ちょっと凛! 今回はマジでヤバいんだって!」
武内P「あの……仰っている意味が、よくわからないのですが」
美嘉「ほら……アタシって、カリスマJKとしてやってるワケじゃない?」
武内P「そうですね。とても魅力的だと思います」
美嘉「そ、そう?///アンタもそう思う?///」
凛「照れてないで話を進めて」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:33:18.25 ID:ens/y4Rdo<> 美嘉「と、とにかく! 本当に今回のはヤバいの!」
武内P「あの……私には、普段の城ヶ崎と変わらない様に見えますが」
凛「うん。私にもそう見える」
美嘉「ああもう! ちょっとそこで見てて!」
武内P・凛「?」
美嘉「ヤッホー! チョーイケてるってカンジ!」
武内P・凛「……」
美嘉「ほら、ヤバいでしょ!?」
武内P「あの……」
凛「どこが?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:33:58.13 ID:ens/y4Rdo<> 誤)武内P「あの……私には、普段の城ヶ崎と変わらない様に見えますが」
正)武内P「あの……私には、普段の城ヶ崎さんと変わらない様に見えますが」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:38:25.37 ID:ens/y4Rdo<> 美嘉「はぁ!? マジでわかんないの!?」
武内P「……申し訳ありません」
凛「大丈夫大丈夫、美嘉はいつもイケてるよ」
美嘉「ちょっと凛! 適当に返事しない!」
凛「……」
美嘉「いい? もう一回いくからね?」
美嘉「アタシってば、カ・リ・ス・マ!」
美嘉「……ほら! ね!?」
凛「そうだね、カリスマだね」
美嘉「凛!? 面倒臭がらないで!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:41:35.62 ID:ens/y4Rdo<> 武内P「あの……もしかしたら、なのですが」
美嘉「!」
凛「? 何か違いがわかったの?」
武内P「その……いつも言葉の中に感じられる黒い星が感じられません」
美嘉「そう! それ! まさにソレなの!」
凛「ふーん」
美嘉「おーい! もうちょっと興味持って!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:45:10.96 ID:ens/y4Rdo<> 武内P「そうですね……確かに、これは非常にまずいかもしれません」
美嘉「でしょ!? アタシからカリスマを取ったら、JKアイドルになっちゃう!」
凛「私は、あの黒い星がカリスマだったのかと思ってるよ」
武内P「JKアイドルは……はい、無数に所属していますから」
美嘉「そう、そこなんだよね……」
凛「……そんなに深刻になること?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:49:08.09 ID:ens/y4Rdo<> 武内P「確かに、普通のアイドルだったら問題は無いかも知れません」
美嘉「でもほら……アタシには、妹の莉嘉がいるじゃん?」
凛「ああ、なんとなくわかったよ」
武内P「城ヶ崎莉嘉さんは、既にカリスマJCとして認識されていますからね」
美嘉「その姉のアタシがカリスマを失ったら……!」
凛「カリスマJCの姉のカリスマが無い方、って呼ばれるのかな」
美嘉「イヤアアア! そんなの耐えられない!」
武内P「じょ、城ヶ崎さん! 落ち着いてください!」
美嘉「……ゴメン、こんな事してる場合じゃないよね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:54:27.96 ID:ens/y4Rdo<> 武内P「……ひとまず、白い星で代用してはどうでしょうか?」
美嘉「……ううん、今まで黒い星しか使ってこなかったからダメみたいなの」
武内P「そう……ですか」
美嘉「……」
凛「いや、あのさ」
美嘉「? 凛、どうしたの?」
凛「どうしてそこまで深刻なのかな、と思って」
武内P「……城ヶ崎さんがこのままカリスマ――黒い星を使えない場合……」
美嘉「……引退、するしかないかな、って……」
凛「……」
凛「えっ?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:57:36.06 ID:ens/y4Rdo<> 凛「ま、待って!? そんなに!?」
美嘉「だから、ずっとヤバいって言ってたんだよ!」
武内P「引退とまではいかなくても、仕事量は十分の一に落ちるでしょうね……」
凛「じゅ、十分の一……!?」
武内P・美嘉「……」
凛「な、何か黒い星――カリスマの行方に心当たりはないの?」
美嘉「朝起きたら消えてたんだよ……寝る前まではあったのに」
凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 22:59:06.88 ID:/UNN9k2Co<> ミツボシから分けてもらえよ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 23:01:27.98 ID:ens/y4Rdo<> 美嘉「アハハ……アタシ、元々カリスマってガラじゃなかったのかもね!」
凛「み、美嘉……?」
美嘉「実はさ、アタシの黒い星――カリスマって、元からあったワケじゃないんだ」
武内P「元からあった訳ではない……?」
美嘉「……そう、小さい頃にね、星にお願いしたの」
凛「星にお願い?」
美嘉「うん……名前も知らない、北斗七星の横に光ってた星に」
武内P「……」
武内P「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 23:05:45.18 ID:ens/y4Rdo<> 美嘉「アタシもね、別に星に詳しいわけじゃないんだよ」
武内P「あの……」
美嘉「だけど、北斗七星は知ってたんだ。名前、なんだかカッコイーじゃん?」
凛「それは……うん、わかる気がする」
美嘉「必死で莉嘉と一緒に探して、アタシだけ横にあった星を見つけたの」
武内P「……やはり……!?」
美嘉「その星にお願いした次の日の朝から、アタシは黒い星がつくようになってた」
凛「……なんだか素敵だね」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 23:10:00.36 ID:ens/y4Rdo<> 武内P「ジェネレーションギャップで知らない……のでしょうか」ボソボソ
美嘉「……だから、もしかしたらもう黒い星はどこにも無いのかもしれない」
凛「まだ、わからないよ」
美嘉「ううん、魔法が解けて……天に還る時が来たのかも」
武内P「!?」
武内P「城ヶ崎さん!」
ガシッ!
美嘉「な、何!?」
武内P「良いですか、決して諦めてはいけません!」
美嘉「ちょ、ちょっと……痛いって……」
武内P「っ! す、すみません」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 23:14:52.35 ID:ens/y4Rdo<> 武内P「城ヶ崎さん」
美嘉「な、何?」
武内P「私は、貴女をとても素晴らしいアイドルだと思います」
美嘉「う、うん」
武内P「そして、私の知る貴女はそんなに簡単に諦める人ではありません」
武内P「……必ず探し出しましょう……カリスマ――いえ、黒い星を」
美嘉「……」
武内P「私も……微力ながらお手伝いします」
美嘉「……うん、ありがと」グスッ
凛「当然、私も手伝うよ。友達のためだもん」
美嘉「凛……えへへ、サンキュ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 23:18:53.88 ID:U03iPYrxo<> 死兆星が無くなったんだったらむしろそれは吉兆ではないだろうか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 23:20:36.00 ID:ens/y4Rdo<> ・ ・ ・
凛「……まあ、とは言ってみたものの」
武内P「……何と言いますか」
美嘉「探し方すらわからないしねぇ」
武内P・凛・美嘉「……」
凛「もうさ、試しに違うのをつけてみれば?」
美嘉「違うのって……」
美嘉「こんなのとか♦イイカンジ?♠」
武内P「待ってください! それは危険すぎます!」
美嘉「そ、そう? ならやめとくけど……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 23:25:02.72 ID:ens/y4Rdo<> 美嘉「……もう、今日は探すのやめとくよ」
武内P「城ヶ崎さん……!?」
美嘉「もー! アンタはアタシの担当じゃないんだから!」
武内P「ですが……!」
美嘉「仕事を放ってまで、アタシの黒い星探してちゃダメでしょ!」
武内P「しかし……命がかかってるかもしれませんから……」
美嘉「命って……アイドル生命の事?」
凛「大げさだよ、プロデューサー」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 23:29:12.68 ID:ens/y4Rdo<> 美嘉「そっ、大げさなのよアンタは!」
武内P「城ヶ崎さん……」
美嘉「もしも黒い星が見つからなくて、カリスマがなくなったとしても、アタシはアタシ」
美嘉「……でしょ?」
凛「美嘉……」
美嘉「だから、アンタも見てなさいよ! これからのアタシを!」
武内P「……」
美嘉「元カリスマJK――城ヶ崎★美嘉の活躍を!」
武内P・凛「!?」
美嘉「? 何よ、その顔」
凛「へ、変な所に挟まってたー!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 23:34:31.05 ID:ens/y4Rdo<> ・ ・ ・
武内P・美嘉・凛「……」
武内P「少し……驚きすぎましたね」
美嘉「驚いた拍子にどっか飛んでったって……そんなのアリ?」
凛「ねえ、あれがカリスマだとしたら、美嘉のカリスマ剥がれやすすぎない?」
美嘉「ひどくない!?」
武内P「しかし……全く手がかりが無い状態に逆戻りですね」
美嘉・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 23:43:42.22 ID:ens/y4Rdo<> 武内P「一刻も早く見つけなければ……」
コンコココンコン、コンコン!
凛「このノックの仕方……未央だろうね」
ガチャッ!
未央「おっはよー!☆☆★ なんだか今日は絶好調の未央ちゃんだよ!☆☆★」
武内P・美嘉・凛「!?」
未央「あれ?☆☆★ どうしたの、変な顔して?☆☆★」
美嘉「あ、あああ、アタシのカリスマ!」
武内P「いえ、その……それに加えて……!?」
凛「他の二つはどこから持ってきたの!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 23:52:50.26 ID:ens/y4Rdo<> ・ ・ ・
武内P「……結局、社内の遺失物係に届けるしかありませんでしたね」
凛「白い星を使うアイドルは多いから……」
美嘉「まあでも、アタシのカリスマは戻ったじゃん★」
武内P「……そうですね、本当に、良かったと思います」
美嘉「チョーイケてるっしょ★」
未央「ふーん。まあ、悪くないかな」
凛「!?」
未央「どうしたの?」
凛「ねえ……未央?」
未央「ほら、行くよ。蒼い風が、駆け抜けるように!」
凛「もう良いよ!」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/19(日) 23:53:53.22 ID:ens/y4Rdo<> ネット回線の調子が悪いので一旦締めます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 00:17:00.13 ID:aLxPJm9OO<> 乙
すべてのオチの後にありがとうございましたつけたら完全に漫才 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 01:18:53.76 ID:ar8Ow7Mqo<> 乙
ネタふりですけど
闇落ちした楓さんがマスコミやらテレビやら、ありとあらゆる手段を使ってプロデューサーの外堀を埋め、自分と身を固めさせる話とか読んでみたいですね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 07:55:04.99 ID:uE+IVXN+0<> 乙
闇堕ちしたアイドルほど恐ろしい物はない
今更だけど東方不敗マスターアジアは爆笑しかないな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 12:32:14.69 ID:s/45qy+8O<> かな子のダイエットに励む話読みたいです <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:01:40.39 ID:Pfdjp9MCo<> 先に>>356書きます
武内P「三村さん、間食をやめましょう」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:03:49.80 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「以前、それで問題が起こりましたが……もう限界のようです」
かな子「……」
武内P「カロリー計算云々の次元を越えてしまっている、私はそう考えます」
かな子「……」
ガサゴソ…
かな子「マシュマロ美味しい〜」
武内P「話を聞いていますか、三村さん?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:06:10.87 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「マシュマロを置いてください」
かな子「……」モタモタ
武内P「名残惜しそうにしないでください」
かな子「……」
武内P「はい、ありがとうございます」
かな子「……」
スッ…
武内P「置いてすぐに取ろうとしないでください」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:08:56.25 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「三村さん、私は以前カロリー計算とレッスンの内容で対応すると言いましたね」
かな子「……」コクリ
武内P「結果的にそれは成功し、一時期三村さんの体重は減っていました」
かな子「……」コクリ
武内P「しかし、減少していった体重は元に戻り、一向に減る気配が無くなりました」
かな子「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:12:26.77 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「三村さん、こちらを御覧ください」
かな子「……」
武内P「これが今の貴女のレッスン――いえ、最早トレーニング内容です」
かな子「……」
武内P「一つお聞きしますが、今、貴女はベンチプレスで何キロを?」
かな子「120」
武内P「お菓子を食べるためにパワーキャラになるなど、聞いたことがありません」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:14:06.64 ID:N0HUanrpo<> 草 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:15:54.43 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「確かに、筋肉を鍛えれば基礎代謝が上がります」
かな子「……」
武内P「ですが、どう考えても鍛えすぎです」
かな子「……」
武内P「トレーナーの皆さんが口を揃えて言っていました」
かな子「……」
武内P「『あの子の肉体には神が宿っている』と」
かな子「えへへ♪」
武内P「あまり、おかしな物を宿さないでください」
かな子「お菓子?」
武内P「違います」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:19:27.74 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「見た目が変わっていないのが不思議でなりません」
かな子「……」
武内P「その……失礼ですが、二の腕を触っても宜しいでしょうか?」
かな子「はい、良いですよ」
武内P「ありがとうございます。では、失礼します」
ふにふに
かな子「……」
武内P「……少しふっくらしている、普通の腕ですね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:22:05.29 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「では、少し力を入れてみていただけますか?」
かな子「わかりました」
武内P「よろしくお願いします」
かな子「えいっ!」
メキメキィッ!
武内P「……突然、腕が丸太にすり替わったかと思いました」
かな子「お菓子作りって、結構力を使うんですよー」
武内P「お菓子どころか、色々粉々になりますよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:24:28.42 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「……ありがとうございました」
かな子「……」
武内P「三村さん、やはり間食は控えましょう」
かな子「……」
スッ…
武内P「話の途中でマシュマロに手を伸ばさないでください」
かな子「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:29:02.83 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「間食を控え、トレーニングをレッスンにしていきましょう」
かな子「……」
武内P「確かに、現状でも問題が無いと不満に思うかもしれません」
かな子「……」
武内P「ですが、今の三村さんはアイドルの皮を被った別の何かになろうとしています」
かな子「!?」
武内P「……お気づきいただけた様で幸いです」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:32:38.33 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「事務所内にも、小さくですが波紋が広がっています」
かな子「……」
武内P「『地面に根が生えているかのように、微動だにしなかった』」
かな子「……」
武内P「これは、日野さんからの証言です」
かな子「体幹も、鍛えてます」
武内P「はい、どちらもアイドルの発言とは少し違いますね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:35:59.53 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「緒方さんからも、証言があがっています」
かな子「!?」
武内P「『一緒に四葉のクローバーを探していたら、手が緑色の汁まみれだった』」
かな子「……」
武内P「力を制御できず、葉をすりつぶしてしまっているじゃないですか」
かな子「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:37:41.58 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「双葉さんからも、証言があがっています」
かな子「!?」
武内P「『ハイタッチしたら5m吹っ飛んだ』」
かな子「……」
スッ…
武内P「心を落ち着けるためにマシュマロを食べようとしないでください」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:41:11.17 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「三村さん、もう、選択肢は二つに一つです」
かな子「……」
武内P「お菓子を我慢し、アイドルの道を進むのか」
かな子「……」
武内P「お菓子を我慢せず、力を追い求めるのか」
かな子「……」
武内P「決めましょう、三村さん」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:44:42.53 ID:Pfdjp9MCo<> かな子「私は……」
武内P「……」
かな子「これからも、アイドルを続けていきたいです」
武内P「……」
かな子「だけど……お菓子を我慢出来るかわからないんです」
武内P「……」
かな子「もしも私がお菓子に手を出しそうになった時、止めて貰えますか?」
スッ…
武内P「早速手が出ていますよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:48:33.44 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「三村さん、最早それは禁断症状かと」
かな子「美味しいから大丈夫ですよ〜」
武内P「!? 止まってください!」
かな子「最後にこれだけ〜」
武内P「ダイエットに失敗する人の常套句じゃないですか!」
かな子「美味しいから大丈夫ですよ〜」
武内P「くっ……!」
ガシッ!
かな子「マシュマロ食べた〜い」
武内P「なんてパワーだ……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 20:55:35.67 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「三村さん! 正気に戻ってください!」
かな子「美味しいから大丈夫ですよ〜」
武内P「止まらない……!」
かな子「うふふっ♪」
武内P「くっ……!」
武内P「――ショコラ・ティアラ!ショコラ・ティアラ!」
かな子「……Ready Ready Step!」
武内P「……止まった……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 21:00:31.85 ID:Pfdjp9MCo<> ・ ・ ・
かな子「……止めてくれて、ありがとうございました」
武内P「いえ、私は手助けをしただけです」
かな子「えっ?」
武内P「止まったのは貴女の、アイドルを続けたいという意思です」
かな子「……」
武内P「しかし、間食をやめるというのは難しそうですね」
かな子「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 21:04:11.73 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「そうですね……では、今後も間食は続ける方向でいきましょう」
かな子「!」
武内P「しかし、食べるお菓子はこちらで用意した物になります」
かな子「……」
武内P「お菓子作りも、味見をする危険性が大きいので全面的に禁止に」
かな子「!?」
武内P「こちらは……そうですね、日曜大工等の、他のモノ作りで対応していきましょう」
かな子「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 21:10:25.81 ID:Pfdjp9MCo<> 武内P「三村さん、貴女はとても魅力的なアイドルです」
かな子「……」
武内P「しかし、今の貴女はパワーオブパワー、筋肉の塊です」
かな子「……」
武内P「ですが、貴女ならばきっと昔の自分を取り戻せる」
武内P「……私は、そう確信しています」
かな子「……」
スッ…
武内P「マシュマロに手を伸ばさないでください」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 21:16:51.83 ID:Pfdjp9MCo<> ・ ・ ・
武内P「今回は、私も驚きました」
かな子「プロデューサーさんのおかげで、すっかり元通りです♪」
武内P「まさか、三日足らずで元通りとは……」
かな子「うふふっ、頑張りました♪」
武内P「……」
かな子「それで……この前のマシュマロって、まだ残ってますか?」
武内P「残っていますが……あの、まさかそのために?」
かな子「マシュマロ食べた〜い♪」
武内P「いえ、ですが……」
かな子「美味しいから大丈夫ですよ〜」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 21:19:02.16 ID:Pfdjp9MCo<> 一服したら>>354書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 21:26:07.23 ID:8kYC1aG8O<> おつ
かな子の食い煩いで事務所がヤベェことになるかと思った <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 21:43:34.38 ID:Pfdjp9MCo<>
私は今、怒っている。
「この度は誤解を招く行動をしてしまい、ファンの皆様や関係者の方達には、大変ご迷惑をおかけしました」
それは、パシャリパシャリと私と彼に降り注ぐシャッターの光と音にではない。
今日は休日の予定だったと言うのに、この様な記者会見の場に出なければならなくなったからでも、
ましてや、このような場でもいつもと変わらない無表情の彼にでもない。
「高垣さんとは、どういったご関係でしょうか!?」
「私は彼女が所属する事務所のプロデューサーというだけであり、特別な関係はありません」
勿論、今の彼の答えはわかっていたもので、それに関しての怒りもない。
と言うか、今の質問が私に飛んできたものだとしても、私は全く同じ答えを返すだろう。
「ですが、この写真を見る限りでは、とても親しそうに感じるのですが!?」
そう言った記者さんの手には、ここ数日世間を騒がせている週刊誌の、あるページが開かれている。
載せられている写真に写っているのは、彼の腕にしがみついている私。
ハッキリ言ってしまうと、酔っていて全然覚えてないのよね。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 21:46:00.71 ID:/ZCwUShI0<> 乙
マシュマロを死守する武内Pが丸太のような腕でブン殴られるんじゃないかとハラハラしたわ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 21:55:39.78 ID:Pfdjp9MCo<>
だから、私は今、怒っている。
「高垣さんは、その時泥酔しており、意識的にやった事ではないと言っています」
その通りなんです!
確かに、酔っていたとは言え私の行動はアイドルとして軽率だったかもしれない。
けれど、酔ってふらついた時に、異性とは言え腕にしがみつく事までダメなのかしら。
そのまま転んで怪我をすれば良かったとでも言うつもり?
「貴方は、何故その時その場に居たのでしょうか!?」
「彼女と一緒に居た同僚の方に連絡を受け、自宅まで送り届けるようにと頼まれたからです」
「泥酔した女性をというのは、問題があるのでは!?」
「はい、確かにおっしゃる通りだと思います」
強くなるフラッシュとシャッター音。
「ですが――、」
彼は言葉を少し区切り、ハッキリと、
「――私はプロデューサーであり、アイドルに手をだす事は絶対に有り得ません」
そう、告げた。
会場中が息を呑むように一瞬静まり返ったのは、彼の気迫か、はたまた容姿によるものか。
それは、私にもわからない。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 22:06:16.28 ID:Pfdjp9MCo<>
だからこそ、私は今、怒っている。
「彼女の周囲の方達も、それを理解した上で、私に高垣さんを送る様に頼んだのだと思います」
信頼出来る人間に任せる、というのは正しい判断ではないか。
だからええと……うん、瑞樹さんと早苗さんが一緒に呑んでたのよね?
だから、二人は悪くないわ。
「ですが……それは私と、当人達にしかわからない事であり、軽率な行動でした」
悪かったのは、タイミングだけ。
誰も、何も悪いことなんてしてないもの!
なのに、
「なので、今回の件の釈明と、今後の反省のために……この場を設けさせて頂きました」
嗚呼、なのに!
どうして禁酒しなければいけないの! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 22:17:59.36 ID:Pfdjp9MCo<>
私の怒りは、留まることを知らない。
「それでは、高垣さんに質問です!」
「はい、何でしょうか?」
少し飲みすぎて、たまたま近くに居た男性にしがみついただけなのよ。
それだけのに、大好きなお酒を禁止された上に、こんな場に引っ張り出されて。
「今回の件に関して、どうお考えでしょうか!?」
「そうですね……私も、とてもビックリしています」
週刊誌が発売されて、すぐに連絡があった。
そこからずっとお酒を飲むのを禁止されて、今までの行動を注意されて。
挙句の果てには、アイドルなんだから普段の言動にも注意しなさいだなんて!
「記憶をなくす程飲んだなんて……本当に久々でしたから」
そう言ったら、何故か会場中がどう反応したものかと静まり返った。
……どうしてかしら? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 22:30:25.49 ID:Pfdjp9MCo<>
こんなに怒るのだって、本当に久々。
「だから、きっと楽しいお酒だったんでしょうね」
だからこそ、その結果がこれではあまりにもあんまりではないか。
悲しみを通り越して、怒りを覚えるのも当然の権利。
「し、しかし! 今回の行動はファンを裏切る事になるのでは!?」
「それは有り得ません」
断じて言える。
「彼も言った通り、今回の件は転ばないようにしがみついただけです」
私は、ファンを絶対に裏切らない。
「相手がどうこうの話ではなく、ただ、支えになるものに手を伸ばしただけ」
それに、
「それに、私のファンの方達は、私がお酒が大好きだと知ってくれているでしょうから」
だから、今回の件では私のファンの方達はまるで騒いでいない。
面白おかしく騒ぎたい人達の声で禁酒しなければいけないなんて、アイドルの道は厳しい。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 22:44:14.77 ID:Pfdjp9MCo<>
前に怒った時は、どうだったかしら。
「……では、二人の間に特別な感情は一切無い、と?」
随分と散発的になったフラッシュとシャッター音。
会見の時間も長いものではなく、この質問が最後になるだろう。
それもそのはず。
「はい。私はプロデューサーであり、彼女はアイドルですから」
仕事人間である彼と私の間に、そんな甘い感情があるはずもないのだから。
お互いがそう思っていると、少なくとも私は信じている。
それがこんな事になってしまうだなんて、本当に怒りが込み上げて仕方ない!
「……」
――彼の、プロデュースに対する情熱を馬鹿にしないで!
――私の、アイドルに対する想いを甘く見ないで!
「うっ……ぐすっ……!」
……思い出した。
私は、怒ると泣いてしまうのだった。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 22:56:09.81 ID:Pfdjp9MCo<>
まずい!
まずい、まずい、まずい、まずい!
「っ……!」
雪崩のように降り注ぐ光と音から逃げるように下を向く。
今のこの私の顔を撮られる訳にはいかない。
涙が止まったとしても、メイクを崩した表情を見せる訳にはいかない。
「うっ……ふうぅ……!」
あともう少し、ほんのちょっとで終わったのに。
皆、絶対に誤解してるわ。
この涙の正体が怒り涙だなんて、誰が信じてくれるっていうの。
けれど駄目、止まらない。
「……うぅ……っぐすっ……!」
顔をこすらないように握りしめた手は真っ白に。
会見のために用意された衣装には、怒りの雫の跡がどんどん増えていく。
まるで止まらない。
怒りも、涙も、シャッターも、何一つ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 23:10:40.55 ID:Pfdjp9MCo<>
「……っく……ひっく……!」
私の名前を呼ぶ声が、そこかしこから聞こえてくる。
アイドルとしてそれに答えなければならないのに、出来ない。
だって、今の私の表情はとても歪んでいて、見せられたものではないから。
だから、早く、早く――
「高垣さん」
「……ひぐっ……うっ……!」
とても、とても近くから彼の声が聞こえる。
顔を上げて確認は出来ない。
だけど、この低く響いてくる声は間違いなく彼のものだ。
「こちらを使ってください」
「……っく……ふぐぅ……!」
俯いた顔と、涙の跡を遮るように差し出された、青いハンカチ。
きっと彼はこれで涙を拭けと言っているのだろうけど、今の私にそれは出来ない。
だって、手が震えてしまってるんですもの。
禁酒なんてされてなければ、手が震えるなんてなかったかもしれないのに!
駄々をこねるように、私は首を横に振った。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 23:20:26.50 ID:Pfdjp9MCo<>
「……」
「うぅ……ふぅっ……!」
気配で、彼がハンカチを差し出した逆の手を首筋にやったのがわかる。
きっと、彼は今とても困っているのだろう。
けれど、しょうがないじゃない! 私だって、出来ないものは出来ないの!
「高垣さん――目元、失礼します」
「う……?」
ゆっくりと、青いハンカチが顔に近づけられ、優しく、そっと目に当てられた。
それだけ……そう、本当にそれだけなのに。
「……」
「……」
私の涙は、怒りは、まるでハンカチに吸い込まれるように、嘘の様に止まった。
優しく添えられたハンカチは柔らかく、これならメイクの崩れも最小限で済むだろう。
柔軟剤、使ってるのかしら。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 23:29:10.38 ID:Pfdjp9MCo<>
「……」
もう、涙は止まった。
あとは顔を上げるだけだけど、今は、それがとても怖い。
こんな会見の場で突然泣き出した女に向けられる視線はどんなものだろうか?
想像するだけで足がすくみそうになるが、逃げることは許されない。
プロデューサーの彼が涙を止めてくれたのだ。
ここからは、アイドルである、私の仕事だ。
「……」
やさしく涙を受け止めてくれていたハンカチから、彼の手から離れ顔をゆっくりあげる。
降り注ぐシャッターの光と音はすさまじかったが、まずはやることがある。
助けてくれた彼に、お礼を言わなくちゃ。
「……あびがどうございま゙ず」
「……」
その顔は何ですか?
あれだけ泣いたらね、鼻水だって出ますよ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 23:40:23.14 ID:Pfdjp9MCo<>
「……失礼します」
「……ずずっ!」
今の、呆れるような顔以上に、何か失礼な事をしようというの?
私だってね、怒る時は怒るんですからね!
……泣いちゃいますけど。
「……」
「っ!?」
彼のとった行動は、私がまるで予想していないもの。
あろう事か、この男は、ハンカチを私の鼻に当てて、
「ちーん」
こう、言った。
25歳にもなって、アイドルなのに、衆人環視の中、鼻をかませる姿を晒せと!?
「……」
「……ずずっ」
……良いですよ、覚悟してください。
アイドルだって、全部が全部綺麗なものじゃないんですから!
会場に、プピーと、私の鼻をかむ音が響き渡った。
……マイクが音を拾うなんて思ってなかったわ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/20(月) 23:52:25.04 ID:Pfdjp9MCo<>
「……」
「……」
彼は、無言で私の状態をチェックしている。
泣いている私にハンカチを差し出したのも、プロデューサーとしての性だったのだろう。
けれど、今気になっているのはポケットにしまったハンカチの処遇です。
代わりのものを買ってお渡しするので捨ててください……その、流石に恥ずかしいので。
「……」
チェックが終わったのか、彼は膝立ちの状態から立ち上がり、中腰になった。
泣いてしまったのは私の自業自得だけど、鼻をかむ必要は無かったと思うの。
だから、そこに関しては文句を言っておかなくちゃ。
「……柔軟剤」
「? 高垣さん?」
私のつぶやきに、彼の動きが止まる。
「柔軟剤入りのハンカチを使う、自由なんざ要りません」
「……」
あっ、違う。
前から考えてた駄洒落を言えるタイミングだと思って、間違えちゃった。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 00:05:47.77 ID:eWdqW08oo<> 「……」
「……ふふっ」
無表情な彼が呆気にとられているのがおかしくて。
あんなにも荒れ狂っていた私の心が穏やかで。
自然と、笑みが零れた。
「……くくっ! 何故、今それを……っくく!」
「ふふっ……だ、だって、チャンスかなと思って……ふふっ!」
ああ、おかしい!
駄洒落が会心の出来だったからか、彼も声を上げて笑っている。
こんな姿は初めて見たし、それがまたおかしくて笑いが止まらない。
「ふふっ……うふふっ」
「……」
笑い続ける私を見て、彼は一言、こう言った。
「良い、笑顔です」
降り注ぐシャッター音が、まるで拍手のように感じる。
気の所為だろうか、記者の方達も皆笑っているように見える。
だったら、それに笑顔で応えなければ。
「はい――私は、アイドルですから」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 00:26:15.22 ID:eWdqW08oo<> ・ ・ ・
結論から言えば、私が禁酒される事は無かった。
「高垣さん、しっかり歩いてください」
「ステップの練習で〜す♪」
会見の時のやり取りは、テレビや新聞だけでなく、インターネットの動画サイトにもアップされた。
その反響は、当初のものとはまるで違う、とても大きなもの。
海外のニュースでも取り上げられ、一時期は彼もその対応に追われていた程だ。
「ほら、貴方も一緒に踊りましょう?」
「……」
いつもの、右手を首筋にやる彼の癖。
そして、彼は私の手を取った。
「あら、付き合ってくれるだなんて、『王子様』は今日は酔ってるんですね?」
「……その呼び方は、ご勘弁を」
反響はとても大きかった。
それも、とても好意的にだ。
今の彼は、『鼻かみ王子』として、世間に認識されている。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 00:44:28.06 ID:eWdqW08oo<>
「うふふっ♪ やっぱり、お酒は最高ですね♪」
「……程々にしてくださいね」
ステップからのターン。
曲も歌もない、気の向くまま、自由に。
今日のお酒は、とても楽しい。
「お二人さん! いつ結婚するんですかー!」
突然声がかけられたが、それがどこからかはわからない。
わからないから、大声で答える。
「「しませーん!」」
図らずも、彼と返事がかぶった。
それがまたおかしくて、顔を見合わせて笑い合う。
私はアイドル。
彼はプロデューサー。
他の誰が何と言おうと、私達の間にあるのは恋や愛という甘い感情ではない。
私達がそう言うと……皆口を揃えて「頑固」と言うか、閉口してしまうのだけれど。
私達の関係を一言で表すなら……ふふっ、今は飲み友達かしら♪
(ED曲:『LIVE PARTY!!』)
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 00:47:21.18 ID:eWdqW08oo<> 次は下品なの書きます
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 00:52:22.93 ID:zPzF+d2U0<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 00:57:21.30 ID:lAVk9lLg0<> ネタの捌き方がうまいなあ
乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 06:46:53.21 ID:jK5dZSNJO<> 次は下品なの書きます宣言ほんと好き
乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 09:10:25.75 ID:+/9XDfrfO<> 下品上品下品上品上品下品下品
ぐらいの周期でいいぞ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 13:13:14.93 ID:1y3ZOwj6O<> 下品なの書きます宣言で空気をリセットしていくスタイルすこ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 19:47:07.30 ID:2zT5jcR70<> パワーオブパワーは草 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 20:27:38.04 ID:h4Gmzj5T0<> かな子はお菓子でパワーセーブしてるのか
格ゲーの世界に行けそうな状態に進化してるのは草 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 20:31:17.31 ID:JBfMdyDG0<> 綺麗、下品の黄金サイクルすこ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:00:27.83 ID:eWdqW08oo<> 書きます
武内P「乳首がキノコになっていました」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:03:47.68 ID:eWdqW08oo<> 武内P「星輝子さんに相談した所、一日で治るそうです」ピコンッ
アイドル達「……」ジーッ
武内P「しかし、この様な状態では現場入りする事は難しいと判断しました」ピコンッ
アイドル達「……」ジーッ
武内P「なので今日は、皆さんには各々行動していただく形になります」ピコンッ
アイドル達「……」ジーッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:06:09.36 ID:eWdqW08oo<> 武内P「大変申し訳ありませんが、今日も一日よろしくお願いします」ピコンッ
アイドル達「……」ジーッ
武内P「あの……皆さん?」ピコンッ
アイドル達「……」ジーッ
武内P「すみません……あの、あまり見ないで頂けますか……?」ピコンッ
美波「無理です」
アイドル達「……」ウンウン
武内P「……」ピコンッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:09:18.71 ID:eWdqW08oo<> 武内P「ですが、キノコになっているとは言え、実際は乳首ですので」ピコンッ
みりあ「ねぇねぇ、プロデューサー」
武内P「はい、どうされましたか?」ピコンッ
みりあ「えへへ、ちょっと触ってみてもいい?」
武内P「!? い、いけません! アイドルが男性の乳首を服越しとは言え!」ピコンッ
みりあ「でも、今はキノコなんでしょ? ねぇねぇ、お願い!」
武内P「いえ、しかし……!」ピコンッ
アイドル達「……」ジーッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:11:51.13 ID:eWdqW08oo<> みりあ「お願いお願い! でないと、気になってお仕事にならないよー!」
武内P「そこまで……ですか?」ピコンッ
みりあ「うん! そうなったら、プロデューサーのせいだよ!」
武内P「それは……困りましたね」ピコピコンッ
アイドル達「……動いた……?」
武内P「? 皆さん、どうされましたか?」ピコピコピコンッ
アイドル達「……!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:12:01.48 ID:x4cnGqISO<> そこは素直にいけよ!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:14:33.08 ID:eWdqW08oo<> みりあ「ねぇねぇ、お願いプロデューサー!」
武内P「……仕方ありません、少しだけですよ」ピコンッ
みりあ「やったー♪」
武内P「……」ピコンッ
アイドル達「……」
みりあ「えへへ……えいっ♪」
つんっ!
武内P「うーふっ!」ピコピコピコピコンッ!
アイドル達「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:19:08.17 ID:eWdqW08oo<> 武内P「あ、赤城さん!?」ピコピコンッ
みりあ「えへへ、ありがとプロデューサー♪」
武内P「……お役に立てたようでしたら、幸いです」ピコンッ
みりあ「それじゃあ、お仕事頑張ってくるね―!」
武内P「はい、頑張ってください」ピコンッ
みりあ「行こっ、莉嘉ちゃん!」
莉嘉「あ、アタシも触ってみた……あっ、みりあちゃん待ってよ〜!」
ガチャッ、バタンッ
武内P「……良い、笑顔です」ピコピコンッ
アイドル達「……」ジーッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:22:57.09 ID:eWdqW08oo<> 武内P「……さて、それでは皆さんも……」ピコンッ
アイドル達「……」ジーッ
武内P「皆さん……?」ピコンッ
アーニャ「プロデューサー」
武内P「? どうされましたか、アナスタシアさん?」ピコンッ
アーニャ「私も、アー、ツンツンしたい、です」
武内P「!?」ピコピコンッ
美波「あ……アーニャちゃん?」
アイドル達「……」ジーッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:29:49.85 ID:eWdqW08oo<> 美波「駄目よアーニャちゃん! 今はキノコとはいえ、乳首なのよ!?」
アーニャ「……美波」
未央「でも、今はキノコだよね」
みく「みく、キノコはヘルシーで良いと思うにゃ!」
凛「ふーん。この時期のキノコ狩りも、悪くないかな」
蘭子「ふっふっふ! 今が収穫の刻!」
武内P「まさか……年が若い方達がキノコに魅入られている!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:35:47.60 ID:eWdqW08oo<> 武内P「い、いけません皆さん! 落ち着いてください!」ピコピコンッ!
アーニャ「ウラー!」
武内P「くっ!」ピコンッ!
未央「ちょっとだけ! 先っぽだけだから!」
武内P「いけません!」ピコンッ!
凛「逃げないでよ!」
武内P「逃げますよ!」ピコピコンッ!
蘭子「闇に呑まれよ!」
ヒュッ!
武内P「傘で突いたら本当に大変な事になりますから!」ピコピコピコピコンッ!
美波「いけない……皆、我を忘れてる……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:40:46.73 ID:eWdqW08oo<> 武内P「冷静に! どうか冷静になってください!」ピコピコンッ!
みく「――Pチャン、背中ががら空きにゃ」
武内P「っ!? しまっ――」ピコンッ!
みく「今日のみくはイタズラネコちゃんにゃあああああ!」
くにくにくにくにっ!
武内P「や、やめ、んんんぬふぅ!?」ピコピコピコピコンッ!
ホワホワーン
美波「あれは……あの、少女漫画の背景みたいなのは何……?」
智絵里「……私も、触りたいです」フラフラッ
美波「智絵里ちゃん!? まさか、あれはキノコの胞子!?」
武内P「い、いけませんんんああ!?」ピコピコピコピコンッ!
ホワホワーン <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:46:59.78 ID:eWdqW08oo<> 未央「あーっ! みくにゃんだけずるい!」
凛「独り占めは良くないよ」
蘭子「共に宴を開こうぞ!」
アーニャ「ダヴァイ♪ ダヴァイ♪」
みく「あっ、ちょっと! 皆引っ張ったら――」
武内P「くっ――!」ピコピコンッ!
みく「もう! 逃げられちゃったでしょー!」
未央「ごめんごめん! でも、また捕まえればいいじゃん!」
凛「未央にしては良い事言うね」
蘭子「我が友よ、おとなしく胸になる禁断の果実を差し出すが良い」
アーニャ「私、早くズヴィズダが触りたいです♪」
武内P「なんてことだ……!」ピコピコピコピコンッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:52:24.42 ID:eWdqW08oo<> 美波「プロデューサーさん、早く逃げてください!」
武内P「新田さん! 貴女はまだ正気を!?」ピコンッ
美波「はい! 私が気になるのは、真ん中のキノコだけですから!」
武内P「答えがおかしい気もしますが、はい、今はとても頼もしいです……!」ピコンッ
美波「私があの子達を抑えている内に、早く!」
武内P「ありがとうございます!」ピコピコンッ!
武内P「っ――!?」ピコンッ!
智絵里「どこへ行くんですか、プロデューサーさん?」
武内P「緒方さん……そこをどいていただけますか」ピコピコンッ
智絵里「見捨てないで……くださいね?」
武内P「……!」ピコーンッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 21:58:27.09 ID:eWdqW08oo<> 武内P「緒方さん……正気に戻ってください……!」ピコンッ
智絵里「見てください……ほら、四葉のクローバー」
かな子「キノコはヘルシーだから大丈夫ですよね〜」
杏「それよりさ、キノコ食べたくなってこない〜?」
きらり「えっ……!?」
杏「キノコ食べたい〜!」
きらり「違う〜! 乳首だよ〜;;;;」
杏・きらり「う〜〜〜」
杏「キノコ、キノコ、キノコ、キノコ!」
きらり「乳首、乳首、乳首、乳首!」
武内P「狂騒曲にも程がありますよ……!?」ピコピコピコピコンッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 22:05:41.69 ID:eWdqW08oo<> 武内P「囲まれている……!?」ピコンッ!
智絵里「幸せの証……!」
武内P「違います! これは違いますから!」ピコンッ!
かな子「マシュマロ食べた〜い」
武内P「今、マシュマロは関係ないではないですか!」ピコピコンッ!
きらり「にょわー☆」
武内P「くっ……! もうかわしきれない……!?」ピコピコピコンッ!
杏「良いぞ〜! そこだ〜! やれ〜!」ヤンヤヤンヤ
武内P「……」ピコンッ
武内P「……四葉に見せかけた三つ葉だったようですね」ピコピコンッ
卯月「――島村卯月、頑張ります♪」
武内P「!?」ピコーンッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 22:11:59.99 ID:eWdqW08oo<> 武内P「し、島村さん!? いつからそこに……!?」ピコピコンッ!
卯月「何にも無い……私だけ、何にも無い……!」
ガシッ!
武内P「は、離してください! 島村さん、手を離してください!」ピコピコピコンッ!
卯月「何にも無いが、あるんですよ?♪」ニコッ
武内P「いい笑顔ですが、恐怖しか感じません!」ピコピコンッ!
卯月「キノコっ、のっこ〜のこ元気ノコ♪」
くにくにくにくにっ
武内P「んんんうううふっ!?」ピコピコピコピコンッ!
ホワホワーン <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 22:18:38.40 ID:eWdqW08oo<> 卯月「エリーンギマイタケブナシメジ♪」
くにくにくにくにっ
武内P「や、やめてくだんんんああっ!?」ピコピコピコピコンッ!
ホワホワーン
アイドル達「……キノコっ、のっこ〜のこ元気ノコ♪」
武内P「き、来ては行けませ――」ピコピ
美波「……」
武内P「に、新田さんまで……!?」コーンッ!
楓「ゆきぐ〜にマイタケ、ホ・ク・ト♪」
武内P「貴女は何故居るんですか高垣さああああん!?」ピコピコピコーンッ!
武内P「んんんあああいけま、いけま、んんんふおおっ!?」ピコ――ンッ!
ホワホワーン <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 22:23:06.88 ID:eWdqW08oo<> ・ ・ ・
武内P「……」ピコンッ
ちひろ「あの……昨日は大変だったみたいですね」
武内P「はい……もう、本当に」ピコンッ
ちひろ「ええと、でも、一日で治るはずじゃ?」
武内P「腫れです」ピコンッ
ちひろ「えっ?」
武内P「……腫れ、です」ピコンッ
ちひろ「……」
武内P・ちひろ「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 22:26:58.34 ID:eWdqW08oo<> ちひろ「プロデューサーさんが大変な時に、お休みをとっててすみませんでした……」
武内P「いえ、有給休暇は当然の権利ですので、お気になさらず」ピコンッ
ちひろ「……うふふ、でも、そんなになってたら触りたくなる気持ちも少しわかります」
武内P「っ!?」ピコンッ
ガタタッ!
ちひろ「じょ、冗談です! 冗談ですよプロデューサーさん!」
武内P「す、すみません……取り乱しました」ピコンッ
武内P・ちひろ「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 22:31:53.01 ID:eWdqW08oo<> ちひろ「それで、今日は皆はお休みなんですか?」
武内P「胞子の影響で、今朝起きたら昨日の私と同じ状態になっていたそうです」ピコンッ
ちひろ「まあ……」
武内P「なので、危険を排除するために今日は全員自宅待機という形にしましたピコンッ」
ちひろ「そう、ですね。それが一番だと思います」
ちひろ「……」
ちひろ「あれ? ちょっと待ってください」
武内P「? どうか、されましたか?」ピコンッ
ちひろ「自宅から通っている子も居ますけど……女子寮の子もいますよね?」
武内P「……」ピコンッ
武内P「!?」ピコンッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 22:32:39.02 ID:eWdqW08oo<> 誤)武内P「なので、危険を排除するために今日は全員自宅待機という形にしましたピコンッ」
正)武内P「なので、危険を排除するために今日は全員自宅待機という形にしました」ピコンッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 22:39:02.81 ID:eWdqW08oo<> ちひろ「……あの、携帯が鳴っていますよ」
武内P「……はい、もしもし」ピコンッ
みく『助けてPチャアアアン! 皆が、皆がみくの乳首を狙ってくるにゃあああ!』
武内P「前川さん!? 襲われているのですか、前川さん!?」ピコンッ
みく『幸子ちゃんがカワイイとか今は関係なっ、やめ、やめてえええ!』
武内P「前川さん!? 前川さん!?」ピコンッ
みく『あかん! ホンマにあかんって! ホンマに――』
プツッ!
武内P「前川さん!? 返事をしてください、前川さん!?」ピコンッ
ちひろ「みくちゃん、一体どうしたんですか!?」
武内P「……前川さんはもう……もう……!」ピコンッ
ちひろ「っ……!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 22:47:15.66 ID:eWdqW08oo<> 武内P「ですが……まだ、助けを求めているアイドルが居るかもしれません」ピコンッ
ちひろ「駄目ですよ! 場所は女子寮なんですよ!?」
武内P「はい、ですので」ピコンッ
ちひろ「……ん?」
武内P「お願いします、千川さん! 皆さんを助けてあげてください!」ピコンッ
ちひろ「……えっ?」
武内P「貴女なら、きっとキノコに負けることはありません!」ピコンッ
武内P「千川さんならば、この先生きのこる事が出来るはずです!」ピコンッ
ちひろ「内心では私もキノコるって思ってるじゃないですか!」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 22:47:48.49 ID:eWdqW08oo<> 一服したら次いきます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:05:30.50 ID:eWdqW08oo<> 武内P「怖い体験、ですか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:07:10.83 ID:eWdqW08oo<> 未央「そうそう、プロデューサーも怖いって思うのかなー、って」
武内P「それは、はい、ありますよ」
卯月「ええっ、そうなんですか?」
武内P「意外、でしょうか?」
未央「見た目的に、怖いものなしって感じだからねー!」
卯月「も、もう! 未央ちゃん!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:09:35.93 ID:eWdqW08oo<> 未央「ズバリ聞くけど、どんな怖い体験をしたの?」
武内P「あまり……思い出したくはないのですが」
未央「ありゃ、そんなに?」
武内P「……」
卯月「あの、でも……話して楽になる事ってあると思うんです」
武内P「島村さん?」
卯月「いつも助けてもらってるし、今度は私が助けになれたらなぁ、って……えへへ」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:11:41.27 ID:eWdqW08oo<> 未央「こらこら二人共! 未央ちゃんの事を忘れちゃいませんかね!」
卯月「わ、忘れてないですよ〜!」
武内P「……しかし、そうですね。島村さんの言う通りかもしれません」
卯月「プロデューサーさん?」
武内P「聞いて、いただけますか?」
未央・卯月「……」
未央・卯月「もちろん(です)!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:14:31.07 ID:eWdqW08oo<> 武内P「……それは、貴女達ニュージェネレーションズの初ライブの後の事です」
未央「……もしかして、怖い体験って私のアレ?」
卯月「……アレ、なんですかね?」
武内P「そうですね、本田さんのあの発言には驚きましたが、その後です」
未央・卯月「……」
武内P「その……渋谷さんが全力で睨んできたのが、はい、とても怖かったですね」
未央・卯月「……」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:17:34.98 ID:eWdqW08oo<> 未央「えーっと……ねえ、そんなに?」
武内P「あの時の光景をハッキリと思い出すだけで――」
卯月「……プロデューサーさん?」
武内P「」
卯月「プロデューサーさん? あの、プロデューサーさん!?」
武内P「――っぶは!……はぁ……はぁ……!」
未央「な、何……!?」
武内P「この様に、心臓が一瞬止まります」
未央「説明のために気軽に心臓を止めないで!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:21:46.25 ID:eWdqW08oo<> 卯月「あの……プロデューサーさんは凛ちゃんが怖いんですか……?」
武内P「いえ、そんな事はありません」
未央「でも、心臓が止まる程怖いんでしょ!?」
武内P「今は大丈夫なのですが、心の奥底にあの光景が恐怖として刻まれているようで……」
未央「トラウマになってるじゃん!」
卯月「でも、今の凛ちゃんは怖くないんですよね!? ねっ!?」
武内P「はい、なんとか大丈夫です」
未央「……なんとか」
卯月「……ですか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:24:38.60 ID:eWdqW08oo<> 未央「そ、それじゃあさ! 他に! 他には無いの!?」
卯月「そ、そうです! 他にはないんですか!?」
武内P「……他に、ですか」
未央・卯月「……」
武内P「そうですね……あります」
未央「……ある」
卯月「……んですね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:27:38.54 ID:eWdqW08oo<> 武内P「本田さんが事務所に来なくなり、島村さんが風邪を引いた時です」
未央「あ、もしかして!」
卯月「私まで辞めちゃうんじゃないかと怖かったんですか?」
武内P「それは……不安ではありましたが、恐怖とは違いますね」
未央・卯月「……」
武内P「その……お二人が休まれた時、渋谷さんに全力で怒鳴られたのが、怖かったですね」
未央・卯月「……」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:30:42.20 ID:eWdqW08oo<> 未央「えーっと……また、しぶりん?」
武内P「あの時の光景をハッキリと思い出すのは……出来ません」
卯月「もしかして……怖くて記憶が飛んでるんですか!?」
武内P「いえ、そんな事は、決して」
未央「じゃ、じゃあどうして?」
武内P「その……今は、オムツを着用していないので」
卯月「漏らすほど怖かったんですか!?」
武内P「……その時は予め着用していたので……はい、事なきを得ました」
未央・卯月「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:36:04.14 ID:eWdqW08oo<> 卯月「あの……やっぱりプロデューサーさんは凛ちゃんが怖いんですよね……!?」
武内P「いえ、そんな事はありません」
未央「でも、怒鳴られたら漏らすんでしょ!?」
武内P「その状況にならない様、コミュニケーションは取っているつもりです」
未央・卯月「……」
未央「やばいよしまむー、めっちゃ気軽にとんでもない蓋を開けちゃったよ」
卯月「はい……数分前に戻って未央ちゃんを止めたいです」
未央「へへっ、私も♪」
卯月「……」
未央「……ごめん」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:41:46.19 ID:eWdqW08oo<> 未央「で、でもさ! 二人きりになっても平気みたいじゃん!?」
卯月「は、はい! クローネの話の時も、二人だったって聞きました!」
武内P「それは……はい、そうですね」
未央「な、なーんだ! じゃあ今は大丈夫なんだね!」
卯月「は、はい! 良かったー! 安心しました!」
武内P「二人きりの時は、意識を保てる様、こう、舌を噛んで――」
未央「全然大丈夫じゃない! 全然大丈夫じゃないよねそれ!?」
卯月「安心できる要素が一つも無いじゃないですかぁ!」
武内P「……」
未央・卯月「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:47:19.38 ID:eWdqW08oo<> 武内P「……ですが、この状況が続くのは良い事ではないと私も思っていたのです」
未央「そりゃ誰だって思うよ」
卯月「はい、未央ちゃんの言う通りです」
武内P「なので、お二人には協力して欲しいのです」
未央「もしかして――」
卯月「凛ちゃんを怖がらなくなる特訓ですか!?」
武内P「いえ、違います」
未央・卯月「へっ?」
武内P「極力渋谷さんの神経を逆撫でず、かつ、私を二人きりにならないよう協力を」
未央・卯月「弱気!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:48:13.98 ID:eWdqW08oo<> 誤)武内P「極力渋谷さんの神経を逆撫でず、かつ、私を二人きりにならないよう協力を」
正)武内P「極力渋谷さんの神経を逆撫でず、かつ、私と渋谷さんが二人きりにならないよう協力を」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:52:33.04 ID:eWdqW08oo<> 武内P「お願い……出来ますでしょうか?」
未央「そんな縋るような目で見ないで……!?」
卯月「でも……本当に、それしか方法は無いんでしょうか?」
武内P「……島村さん?」
卯月「凛ちゃんを怖がらずに、仲良くする事は出来ませんか?」
武内P「……」
卯月「私にとって、二人はどっちも大事な人なんです」
未央「しまむー……」
卯月「だから、プロデューサーさんが凛ちゃんを怖がってるのは、とても悲しいんです……」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:56:16.25 ID:eWdqW08oo<> 未央「――そうだよ! 諦めちゃ駄目だよ!」
武内P「……本田さん」
未央「私にアイドル辞めるのを辞めさせた位だもん、その位出来るよ!」
卯月「はい! そのとおりです!」
武内P「……島村さん」
ガチャッ
凛「おは――」
未央「しぶりんが睨んだら心臓止まるのだって、絶対なんとかなる!」
卯月「凛ちゃんが怒鳴ったら漏らしちゃうのだって、きっとなおります!」
武内P「……!?」
凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/21(火) 23:59:46.40 ID:eWdqW08oo<> 未央「睨まれたトラウマがなんだー! しぶりんがなんだー!」
卯月「そうです! 怒鳴られたからなんだー! オムツがないからなんだー!」
未央・卯月「えへへ♪」
武内P「……!……!」
凛「ふーん、楽しそうだね」
未央・卯月「……」
未央「えっへへ、心臓が止まるかと思った♪」
卯月「ふふふっ、私は漏らすかと思っちゃいまいた♪」
武内P「……!……!」
凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 00:05:56.85 ID:c1Cq8yxQo<> 未央「……さて、と」
卯月「……はい」
武内P「あ、あの……!?」
未央・卯月「お仕事お仕事」
武内P「!?」
凛「私はちょっとプロデューサーに話があるから」
未央「おっけー、しぶりん」
卯月「それじゃあ、私達は行きますね」
武内P「ま、待ってください!」
未央「本田未央! 今日も元気に行ってまいりまーす!」
卯月「島村卯月、頑張ります♪」
武内P「あの、待っ――」
……バタンッ!
武内P「……!」
凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 00:16:39.55 ID:c1Cq8yxQo<> 凛「睨まれたら心臓が止まるんでしょ? 睨まないよ」
武内P「……!」
凛「怒鳴られたら漏らすんでしょ? 怒鳴らないよ」
武内P「……!」
凛「ほーら、プロデューサーの好きな笑顔だよー」ニコニコ
武内P「……!」
凛「どうしたの? 何か言いなよ」ニコニコ
武内P「……良い、笑顔です。はい、確かに笑顔は好きです」
凛「ふーん?」ニコニコ
武内P「……ですが――」
武内P「――今、一番怖い体験の真っ最中です」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 00:17:35.88 ID:c1Cq8yxQo<> 寝ます
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 00:32:34.13 ID:oImahfc00<> あの時のしぶりん親の仇でも見るみたいだったもんなぁ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 01:03:48.07 ID:BdQVgrZR0<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 02:16:14.12 ID:T9WAvLVeo<> 早く睨まれて興奮するようにならなきゃ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 09:00:15.67 ID:T/lOhgCpO<> 武内pも睨むと顔怖いし、ある意味お似合いだと言える
正妻だね(ニッコリ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 20:50:22.52 ID:c1Cq8yxQo<> それで書こう
武内P「笑顔の練習、ですか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 20:51:49.81 ID:c1Cq8yxQo<> 凛「うん」
武内P「ですが……渋谷さんは、とても良い笑顔をしています」
凛「私の練習じゃなくて、プロデューサーの」
武内P「私の……ですか?」
凛「そう」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 20:53:33.85 ID:c1Cq8yxQo<> 凛「聞いたよ。美穂、プロデューサーの顔を見て気絶したんだって?」
武内P「それは……はい」
凛「それについてどう思ってるの?」
武内P「小日向さんには……はい、大変申し訳無いことをしたと思っています」
凛「それで、その後にさ」
武内P「?」
凛「いい笑顔で笑った、って聞いた」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 20:55:31.14 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「ですが……それは意識しての事ではなかったので」
凛「だから、それを意識して出せるようにすれば良いんじゃないかな」
武内P「……」
凛「これから二期生の相手もしなきゃいけないんでしょ?」
武内P「……」
凛「また、気絶させるつもり?」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 20:57:14.02 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「ですが……」
凛「言い訳は聞きたくない」
武内P「……」
凛「良いからほら、やってみせてよ」
武内P「……」
武内P「……」ニゴォ
凛「……ひどいね」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 20:59:27.22 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「あの、やはり意識しては……」
凛「こうだよ、こう」ニコッ
武内P「……」
凛「どうかな?」ニコッ
武内P「はい、とても、いい笑顔です」ニコッ
凛「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:02:15.90 ID:c1Cq8yxQo<> 凛「っ!? 今の、何!?」
武内P「? はい? どうか、されましたか?」
凛「ちょ、ちょっともう一回」
武内P「……はぁ」
凛「こうだよ、こう」
凛「……」ニヘラッ
武内P「!? 渋谷さん!?」
凛「ん?」ニヘラッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:04:45.42 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「あの、失礼ですが……笑顔が、とても下手になっています」
凛「……えっ? 嘘っ?」
武内P「下手というか、こう、締りの無い感じに……」
凛「締まりがない!?」
武内P「はい……残念ながら」
凛「えっ……なんで……?」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:06:28.45 ID:c1Cq8yxQo<> 凛「ちょっ、ちょっともう一回見て!」
武内P「はい」ジーッ
凛「……」
武内P「……」ジーッ
凛「……」ニヘラッ
武内P「下手、ですね」
凛「……まさか、プロデューサーに笑顔が下手って言われるなんて……!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:08:54.31 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「スランプ、でしょうか」
凛「……笑顔のスランプなんて聞いたことないよ」
武内P「もう一度、先程の流れをなぞってみましょう」
凛「?」
武内P「先程の、いい笑顔を思い出すためです」
凛「……なるほど」
武内P「このままでは、仕事に支障が出てしまいますから」
凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:11:56.24 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「まず、私が笑顔を……」
武内P「……」ニゴォ
凛「うん、やっぱり下手だね」
武内P「……そして、渋谷さんがお手本を」
凛「こう?」ニコッ
武内P「はい……! とても、いい笑顔です」ニコッ
凛「……」ニヘラ
武内P「ああっ、惜しい!」
凛「……わざとやってる?」
武内P「……はい?」
凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:16:53.55 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「あの……何か、問題でも?」
凛「そう言うんじゃないから」
武内P「……?」
凛「……ぷ、プロデューサーって私の普段の笑顔はどう思う?」
武内P「渋谷さんの普段の笑顔……ですか」
凛「うん、そう」
武内P「そうですね……凛とした外見とは裏腹な、とても朗らかで優しい笑顔だと思います」
凛「……ふーん」ニヘラ
武内P「ああっ……! また……!」
凛「ぷ、プロデューサーは見ないでいいから!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:21:06.99 ID:c1Cq8yxQo<> 凛「今のは、そう言うのじゃないから」
武内P「すみません、仰っている意味がよく……?」
凛「……もう、今は私の話じゃないでしょ」
武内P「いえ、ですが……!」
凛「じゃあ、プロデューサーがお手本を見せてよ」
武内P「私が笑顔の……ですか……!?」
凛「そう。担当アイドルのため、頑張ってよね」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:24:20.65 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「私では力不足かもしれませんが……努力させて頂きます」
凛「うん、見てるから」
武内P「……」キリッ
凛「……」ニヘラ
武内P「!」ニッゴォ
凛「ぷっ!? な、なにそれ!? ふっくくく……!」ニコニコ
武内P「! それです、その笑顔です!」ニコニコ
凛「……」ニヘラッ
武内P「ああっ!? また!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:30:46.06 ID:c1Cq8yxQo<> 凛「……うん、わかった」
武内P「あの、何がでしょうか?」
凛「プロデューサーは、笑顔が下手なままで良いよ」
武内P「あの、それは……?」
凛「プロデューサーが笑顔がうまくなった方が……大変だろうから」
武内P「はぁ……?」
凛「わからなくていいよ」
武内P「……」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:34:52.61 ID:c1Cq8yxQo<> 凛「他の子に言われても、笑顔の練習はしちゃ駄目だから」
武内P「それは……」
凛「良い? わかったらほら、返事」
武内P「……はい、わかりました」
凛「よし」ニコッ
武内P「……良い、笑顔です」ニコッ
凛「……」ニヘラッ
武内P「……あの、渋谷さん」
凛「えっ? な、何?」
武内P「笑顔の練習をしますか?」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:35:47.42 ID:c1Cq8yxQo<> 一服したら次いきます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:40:23.91 ID:VSIdtltqo<> 武内p「エボンジュを倒したら、俺、消えっから!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:43:17.01 ID:sY6GtpcMO<> まぁ武内Pの笑顔見たら恐怖にしろ悦にしろ濡れちゃうからね仕方ないね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:46:23.07 ID:c1Cq8yxQo<> >>472
武内P「常務を倒したら、私、首になりますから!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:47:23.78 ID:UuS2vprQo<> 乙
しぶりんがポンコツ過ぎる
ウサミンとの距離感が妙に近いシチュが欲しい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:48:18.97 ID:PuT36Hnbo<> ありすとか桃華とかロリ組と絡んでるとこみたいな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:49:09.90 ID:c1Cq8yxQo<> 未央「へ?」
武内P「何と言ったら良いのでしょうか……物理的に倒したら、私、首になりますから!」
みく「Pチャン……何言ってるにゃ?」
武内P「……さよなら、という意味です!」
李衣菜「そんなぁ……」
武内P「勝手で、悪いのですが……」
凛「いい考えだと思ったのに」
武内P「どこがですか!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:51:58.24 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「皆さん、冷静になってください!」
卯月「でも、とってもいい考えだと思ったんです」
武内P「いえいえ、待ってください!」
美波「でも、常務の強引なやり方に対抗するには……」
武内P「こんなに強引な対抗策を提示されるとは思っていませんでしたよ!」
アーニャ「プロデューサーなら、パツイチ、です♪」
武内P「そうですね、一発で逮捕されますよ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:55:32.06 ID:c1Cq8yxQo<> みりあ「ねぇねぇ、プロデューサー、ビビってるの?」
武内P「赤城さん、どこでそんな言葉を覚えたんですか?」
莉嘉「カリスマJCのぉ、オ・ネ・ガ・イ☆」
武内P「私を反逆のカリスマにするおつもりですか?」
きらり「顎を撃ち抜けば、脳がハピハピするにぃ☆」
武内P「的確なポイント指示をありがとうございます……と、言うとでも!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 21:59:30.38 ID:c1Cq8yxQo<> 智絵里「これ……四葉のクローバー、お守りです」
武内P「緒方さん、戦地に送り出す感じをださないでください!」
かな子「これ……マシュマロです……美味しい〜♪」
武内P「そうですね! 自分で食べたら美味しいですね、三村さん!」
杏「プロデューサー……杏、果報は寝て待つタイプだよ」グッ
武内P「やめてください! 双葉さん、あの、本当に行きませんよ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:00:15.52 ID:VSIdtltqo<> 鬼だ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:03:25.92 ID:c1Cq8yxQo<> 蘭子「我が友よ……見せて貰おうか、其の物語を!」
武内P「物語というか、逮捕劇になります!」
みく「Pチャン……これを使って欲しいにゃ」
武内P「ネコミミで殴れと? あの、凶器がネコミミで良いんですか?」
李衣菜「プロデューサー……私からはこれを」
武内P「あの……何も無いんですが」
李衣菜「熱いロックの魂と、エアギターです!」
武内P「どちらも要りませんが、どちらも物ではありませんからね!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:06:21.11 ID:c1Cq8yxQo<> 菜々「みくちゃんがネコミミなら、私はウサミミを!」
武内P「自前のものも合わせて、もう耳が6つになりましたよ」
夏樹「コイツを使ってくれ……へへっ、それもロックだろ?」
武内P「ギターって……ガチの凶器になるやつじゃないですか!」
楓「私からは……これを」
武内P「柔軟剤? あの、柔軟剤でどうしろと?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:09:17.09 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「皆さんストップ! 落ち着いてください!」
アイドル達「?」
武内P「あの、確かに企画を出してくれるのは嬉しいと言いました」
アイドル達「……」
武内P「しかしですね、全員一致で物理的に常務を倒すに決まるとは思っていませんでしたよ」
アイドル達「えへへ」ニコッ
武内P「いいですねパワーオブスマイル! パワー担当は私ですか、皆さん!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:13:08.36 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「……」
アイドル達「……」
武内P「……わかりました、行ってきます」
アイドル達「!?」
武内P「皆さんの意見を尊重するのも、プロデューサーの役目ですから」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:15:18.88 ID:c1Cq8yxQo<> ・ ・ ・
コンコン!
常務「……話は聞いている、入り給え」
ガチャッ!
武内P「失礼します」
常務「!? なんだ、その格好は!? 猫耳にうさ耳に……ギター……!?」
武内P「個性を尊重した、パワーオブスマイルですよ」
常務「それが……?」
武内P「ええ、どうやらそうらしいです」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:19:23.65 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「アイドル達は、この格好で貴女を物理的に倒すのがベストと判断しました」
常務「!?」
武内P「このギターで顎を打ち抜き、ネコミミとウサミミでなんやかんやします」
常務「!!?」
武内P「けれど、大丈夫、四葉のクローバーのお守りがありますから」
常務「……意味がわからないな」
武内P「ええ、実は私もです」
常務「……」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:24:24.78 ID:c1Cq8yxQo<> 常務「不思議だな……まるで、君が泣いているように見える」
武内P「そうですね、これが最後になるかもしれませんから」
常務「だが、君は止まりたいと思っている」
武内P「……その通りです」
常務「そして、私は君を止めたいと思っている」
武内P「……」
常務「最後になるかもしれないのに、不思議なものだ」
武内P「ええ……平行線だった私達の意見が、初めて重なりましたね」
常務「ああ、これはまさしく――」
武内P・常務「ファイナルファンタジー、テン」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:25:43.64 ID:c1Cq8yxQo<> 一服 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:38:55.05 ID:c1Cq8yxQo<> >>475
武内P「悲しい夢を見た、と」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:41:06.79 ID:c1Cq8yxQo<> 菜々「……はい」
武内P「その、具体的にはどういった内容で?」
菜々「……孤独死」
武内P「……はい?」
菜々「……一人アパートで、ひっそりと息を引き取る夢です」
武内P「それは……また……」
菜々「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:43:52.58 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「だから、今日はそばに居て欲しい……と?」
菜々「……はい」
武内P「あの、何故、私なのでしょうか?」
菜々「……CPのプロデューサーさんも、孤独死するタイプかなと思って」
武内P「……」
菜々「キャハッ!」
武内P「……」
菜々「……すみません」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:45:51.38 ID:c1Cq8yxQo<> 菜々「で、でもほら! 二人だったら孤独死じゃないですから!」
武内P「孤独死が二つ並ぶだけの様な気もしますが……」
菜々「……」
武内P「……すみません」
菜々「……いえ、お気になさらず」
武内P「……」
菜々「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:48:35.49 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「……」
菜々「あの……電話が鳴ってますよ?」
武内P「……少し、失礼します」
菜々「あ……はい」
武内P「もしもし、お待たせしました。……はい……はい……」
菜々「……」
武内P「その件に関しては……はい、そのようにお願いします……」
菜々「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:50:41.73 ID:c1Cq8yxQo<> ・ ・ ・
武内P「――すみません、お待たせしました」
菜々「……」
きゅっ
武内P「あの、安部さん? 何故、私の上着を掴んでいるのでしょうか?」
菜々「危なかった! 今のは危なかったですよ!?」
武内P「は、はい!?」
菜々「私がウサミン星人じゃなく、ウサギだったら孤独死してましたよ!?」
武内P「は、はぁ……?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:54:21.55 ID:c1Cq8yxQo<> 菜々「あー、危なかった! にじゅ……17年生きてきて一番危なかった!」
武内P「その……申し訳ありませんでした」
菜々「いえいえ、お仕事ですから!」
武内P「それでその……手を離していただけますか?」
菜々「ピピピピピ! あっ、今! 今ウサミン星から電波を受信しました!」
武内P「……はぁ」
菜々「手を離すと死ぬそうです! ウサミン、ピーンチ!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 22:58:06.56 ID:c1Cq8yxQo<> 菜々「あっ、その顔は信じてませんね!?」
武内P「いえ、あの……ですが……」
菜々「うぅ……本当に怖い夢だったんですよぉ……!」
武内P「あの……申し訳ありません」
菜々「田舎の両親には戻ってこいって言われるし、でも諦められなくて……!」
武内P「あの……」
菜々「その結果孤独死なんて夢を見たら、ウサミン星人ならこうなります!」
武内P「トイレに……行きたいのですが」
菜々「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:01:32.49 ID:c1Cq8yxQo<> ・ ・ ・
武内P「――すみません、お待たせしました」
菜々「……」
ぎゅっ
武内P「あの、安部さん? 上着の袖をそんなに強く掴まないでください」
菜々「もうギリッギリ! ギリギリですよ今のは!」
武内P「は、はい!?」
菜々「後二分、いや、一分遅かったら、男子トイレの前で死んでましたよ!?」
武内P「は、はぁ……?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:05:38.89 ID:c1Cq8yxQo<> 菜々「あー、危なかった! 一気に十歳老ける所でしたよ!」
武内P「その……申し訳ありませんでした」
菜々「キャハッ! ラブリーな17歳なので、大丈夫ですよ!」
武内P「しかしその……手を離していただけますか?」
菜々「ピピピピピ! あっ、また! またウサミン星から電波が!」
武内P「……はぁ」
菜々「手を離すと死ぬって言ってるでしょうが! ですって! プロデューサー、ピーンチ!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:08:54.79 ID:c1Cq8yxQo<> 菜々「良いですか、考えてもみてくださいよ!」
武内P「……」
菜々「ナナが孤独死したら、次はプロデューサーさんですよ?」
武内P「……」
菜々「良いんですか? 皆を残して死んじゃっても良いんですか?」
武内P「……」
……ヌギヌギ
菜々「あの、どうして上着を脱いで――」
武内P「っ!」
ダッ!
菜々「ちょっ、何で逃げるんですか!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:12:51.86 ID:c1Cq8yxQo<> 菜々「待って! 待ってくださいよ!」
武内P「いくら社内とは言え、限度というものがあります!」
菜々「でもでも!」
武内P「……!」
菜々「な、なんて逃げ足の早さ! こうなったらメルヘン――」
武内P「……!」
菜々「メルヘン……メルヘンダーッシュ! メルヘンダーッシュ!」
武内P「……!?」
菜々「メルヘンダーッシュ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:16:31.55 ID:c1Cq8yxQo<> ・ ・ ・
武内P「……離れて、ください」
菜々「ぜぇ……はぁ……!」
がっしいっ!
武内P「あの、背中にしがみつかれると、流石に重いのですが……」
菜々「「ぜぇ……はぁ……!」
武内P「あの、胴体に回した足の力を緩めては……」
菜々「ぜぇ……はぁ……!」
武内P「……頂けないようですね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:21:31.95 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「……」
菜々「ぜぇ……はぁ……!」
がっしぃっ!
武内P「……わかりました、もう逃げませんから」
菜々「……本当に?」
武内P「……」
菜々「……」
武内P「本当です」
菜々「間が! もうね、今の間はウサミン星人じゃなくても嘘だってわかりますよ!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:25:10.91 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「……」
菜々「……」
コンコン、ガチャッ
みく「おはようございま――って、何してるの!?」
菜々「あっ、おはようございます! 孤独死対策です、キャハッ!」
武内P「……だ、そうです」
みく「……意味がわからないにゃ」
武内P「ええ……私もです」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:29:32.78 ID:c1Cq8yxQo<> ・ ・ ・
みく「……なるほど、そういう事だったんだね」
菜々「はい! わかってもらえましたか?」
みく「ナナチャン! ナナチャンは間違ってるにゃ!」
菜々「えっ!?」
みく「ナナチャンには……みく達が居るにゃ!」
菜々「……みくちゃん」
みく「ガチで孤独死しそうなのは、Pチャンだけにゃ!」
武内P「……」
武内P「えっ?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:33:27.29 ID:c1Cq8yxQo<> 武内P「あ、あの……前川さん?」
みく「Pチャンはきっと、10年後も、20年後もずっと笑顔ですって言ってるの」
菜々「ふむふむ……それは、ナナも想像できます」
みく「だけど、ある日突然事務所に来なくなるにゃ」
武内P「前川さん……?」
菜々「そして二日後くらいに自宅に行ったら……」
みく「息を引き取ったPチャンが……ううっ、考えただけでも泣けてくるにゃ……!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:36:55.65 ID:c1Cq8yxQo<> みく「だけど、ナナチャンには!」
菜々「みくちゃんが――皆がいますっ!」
みく「ミミミン♪ミミミン♪ウーサミンッ♪」
菜々「メルヘンチェーンジ! キャハッ! ラブリー17歳!」
みく「その意気にゃ!」
武内P「……」
菜々「……」
…ストンッ
菜々「ありがとうございました! もう、大丈夫です!」
武内P「……そう、ですか。それは……はい、良かったです」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:41:06.35 ID:c1Cq8yxQo<> みく「というわけで、ナナチャン、お昼ごはん一緒に食べない?」
菜々「あっ、良いですね! 是非、ご一緒させてください!」
みく「あっ、そうだPチャン!」
武内P「!」
みく「この上着、Pチャンの?」
武内P「……これは……はい、そうですね、ありがとうございます」
みく「もー! クリーニングに出すのは自分だからって、物を乱暴に扱っちゃ駄目にゃ!」
武内P「……はい……すみませんでした」
みく「それじゃ、みく達はもう行くね!」
菜々「それじゃあ、失礼しまーす!」
ガチャッ、バタンッ
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:44:44.63 ID:c1Cq8yxQo<> ・ ・ ・
武内P「……」
ちひろ「……プロデューサーさん? 何か、考え事ですか?」
武内P「いえ……アイドルとプロデューサーは、近いようで遠いものだ、と思いまして」
ちひろ「はぁ……?」
武内P「……」
ちひろ「あの……何かあったんですか?」
武内P「……ああ、いえ」
武内P「悲しい現実を見せられたな、と」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:47:23.34 ID:c1Cq8yxQo<> 寝ます、おやすみなさい
忘れないように安価うっときます>>476 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/22(水) 23:54:56.37 ID:GXeUhzrhO<> 近づき過ぎると変態しかいないし遠いと今回みたいな扱い…
もっとこう普通な間柄のアイドルはいないもんか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 00:39:43.48 ID:QS3FGSNt0<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 02:05:30.01 ID:xAyGH1yQo<> 小梅もロリ組に含まれますか!? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 05:44:46.01 ID:G1MLO61lo<> 児童に関心 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:06:14.16 ID:gJm4z3H5o<> >>476、>>513、>>514
武内P「これが今回の分のビデオですか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:09:23.40 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「うん……今回は、ちょっと大胆だったかも……」
武内P「なるほど、後で確認します」
小梅「ふふ……頑張った……」
武内P「いつも、お疲れ様です」
ありす「あれは……」
桃華「CPのプロデューサーちゃまと、小梅さん……?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:12:00.29 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「いつも……受け取ってくれてありがとう」
武内P「いえ、白坂さんも頑張っていますので、当然の事です」
小梅「今日のはね……よく、撮れてると思うんだ……」
武内P「それは、とても楽しみですね」
ありす「えっ? えっ……?」
桃華「小梅さんが、頑張って、大胆で、ビデオで……ええっ……!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:15:35.85 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「もう……どの位になるのかな?」
武内P「そうですね……合わせると、100点は越すかもしれません」
小梅「そんなに……?」
武内P「はい。最近では、撮影する時のぎこちなさも撮れてきましたね」
ありす「もしかして……」
桃華「ロ漫譚が既に100を越えている……!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:16:39.31 ID:gJm4z3H5o<> 誤)武内P「はい。最近では、撮影する時のぎこちなさも撮れてきましたね」
正)武内P「はい。最近では、撮影する時のぎこちなさもとれてきましたね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:21:16.38 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「えへへ……褒められると、恥ずかしいかも……///」
武内P「白坂さんの頑張りを考えると、当然の結果です」
小梅「でも……嬉しいな///」
武内P「良い、笑顔です」
ありす「二人は、とても仲が良いんでしょうか?」
桃華「と、言うよりも……ロリの極みかもしれませんわよ、あれは……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:25:18.41 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「次は……こうして欲しいとか、ある……?」
武内P「そうですね……何か、動きをつけるのはどうでしょうか?」
小梅「動き……?」
武内P「はい。せっかくのビデオですので」
ありす「あれは、どういう意味でしょうか……?」
桃華「なんて事なのかしら……! 動きをつけたら倍率ドン、更にドンですわよ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:30:38.74 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「その方が……見てて楽しい……?」
武内P「楽しいというか……そうですね、また違った見方が出来るかと」
小梅「それじゃあ……うん、頑張ってみるね……」
武内P「はい、頑張ってください」
ありす「ビデオ……動き……頑張る……?」
桃華「恐らく合意の事とは言え……事務所転覆で煉獄、いえ、監獄行きは免れませんわ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:34:51.25 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「それで……この前のは、どうだった……?」
武内P「前回頂いたビデオの感想、ですか」
小梅「うん……自信が、あったから……///」
武内P「そうですね、とても素晴らしいもので、私も楽しめました」
ありす「まさか……えっ、そんな……?」
桃華「楽しんだ!? まさか……アームストロングカノンを使ったと……!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:40:04.72 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「ちょっと遠くに行ったから……気合が入ってた……」
武内P「お疲れ様です」
小梅「……ありがとう///」
武内P「とても、美しかったです」
ありす「レッスンの個人指導……?」
桃華「どうしましょう……悪・即・斬するべきなのかしら……?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:43:11.98 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「今度は……一緒に撮りたいな……」
武内P「私も一緒に、ですか?」
小梅「うん……駄目、かな……?」
武内P「……」
ありす「……」
桃華「あの様子だと……まだ不犯の誓いは破られていないようですけれど……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:48:41.60 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「その方が……きっと楽しいから……」
武内P「……では、機会がありましたら、その時に」
小梅「! えへへ……嬉しい……///」
武内P「……」
ありす「お願いしてみたら……私も……」
桃華「一歩を踏み出してしまうなんて! クズ龍閃を超えるつもり!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:52:26.83 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「上手に撮れるといいなぁ……」
武内P「白坂さんなら、きっと大丈夫です」
小梅「……そうかな」
武内P「ええ、きっと」
ありす「……私も、個人指導をお願いしようかな」
桃華「うふ、いけませんよ」キンッ
ありす「あっ……か……!? そ、そうですね」
桃華「二階堂兵法、心の一方……危なく犠牲者が増える所でしたわ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 10:58:54.27 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「でも……本当に迷惑じゃない……?」
武内P「そんな事はありません」
小梅「でも……」
武内P「白坂さんにはいつもお世話になっていますから」
ありす「……とても、信頼されてるように見えます」
桃華「これはもう憲兵……早苗さんを呼んで牙突して貰うしか方法が……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 11:01:39.42 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「じゃあ、もし良かったら……なんだけど」
武内P「はい、何でしょうか?」
小梅「ここで一緒に撮るのは……駄目、かな……・?」
武内P「ここで、ですか?」
ありす「……ちょっと、羨ましいかもです」
桃華「おろー!?……ち、違いましたわ! 駄目ー!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 11:04:17.65 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「……」
武内P「その……少しだけ、でしたら」
小梅「……本当?」
武内P「ええ、構いませんよ」
ありす「……私も、ああやって頼られるようになりたい」
桃華「少しだけと言って、大量の炸裂弾を使用するに違いありませんわ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 11:09:55.89 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「えへへ……それじゃあ撮るね」
武内P「はい」
桃華「お待ちになって!」
ありす「あ、あの!」
小梅「? 橘さんと……」
武内P「櫻井さん……・?」
桃華「これ以上不埒な真似をなさるようでしたら……わたくし、櫻井桃華が人誅を下しますわ!」
武内P・小梅「? 不埒……?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 11:15:56.05 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「えっと……」
武内P「何の、話でしょうか?」
ありす「小梅さんのビデオを見て、個人指導してたんですよね?」
桃華「それも100点を越す、回転式機関砲の如き量で!」
小梅「えっと……違うよ?」
武内P「はい、白坂さんの提出されたビデオには、白坂さんは映っていませんよ」
ありす・桃華「……」
ありす・桃華「へっ?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 11:20:54.41 ID:gJm4z3H5o<> 小梅「み、皆がお仕事をしてて楽しそうだって……『あの子』が言うから……」
武内P「白坂さんがカメラマンとなり、撮った映像を私に提出していたのです」
ありす「それじゃあ、個人指導は……?」
小梅「し、してないよ……見てもらってる、だけ……」
桃華「それでは、CPのプロデューサーの斬馬刀の活躍は……」
武内P「あの、意味がわかりません」
ありす・桃華「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 11:26:48.52 ID:gJm4z3H5o<> 桃華「それでは……愛の華が咲いていた訳では……」
武内P「? はい、ありませんよ」
ありす「ふふふっ! 桃華さん、どうしてさっきから焦っていたんですか?」
小梅「えへへ……ふ、不思議だね……」
桃華「お、おほほほほ! 何でもありませんわよ!」
小梅・ありす・桃華「あははは!」
桃華「――何が可笑しいッ! で、ではなく、おかしな話もあったものですわね!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 11:32:13.17 ID:gJm4z3H5o<> ・ ・ ・
武内P「……」
ちひろ「あっ、また小梅ちゃんからのビデオを見てるんですか?」
武内P「はい。今回は、山の風景ですね」
ちひろ「ロケで行った先のビデオを撮ってくるなんて……うふふ、慕われてますね」
武内P「……そうなのでしょうか」
ちひろ「はい♪」
武内P「ですが……この映像を見ていると、不思議と不安になります」
ちひろ「不安に、ですか?」
武内P「……ええ」
武内P「……所持しているだけで駄目な気がするのです」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 11:34:13.78 ID:gJm4z3H5o<> お昼寝 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 11:40:10.10 ID:xAyGH1yQo<> 和月…… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 12:16:01.65 ID:+ZO2V1nTo<> 桃華るろうに剣心詳しすぎるだろwww <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 12:17:26.69 ID:nkrYD/LXo<> おちんちんが爆発しそうな武内 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 14:54:49.75 ID:ThK/7Lc3o<> 幽霊写ってる呪いのビデオか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:03:50.94 ID:gJm4z3H5o<> 書きます
武内P「三年目の浮気ぐらい多めにみろよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:05:25.89 ID:gJm4z3H5o<> ちひろ「開き直る、その態度が気に入らないのよ」
武内P「……」
ちひろ「……うふふっ♪」
武内P「また……懐かしい歌ですね」
ちひろ「この間入ったお店でずっとかかってて、耳に残っちゃって」
…カタンッ
武内P・ちひろ「……?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:08:45.00 ID:gJm4z3H5o<> ・ ・ ・
未央「第一回チキチキ! シンデレラプロジェクト緊急対策会議ー!」
美波「み、未央ちゃんテンション高いわね」
卯月「こいつぁ面白くなってきた、って顔してます」
未央「いやいや、私もね? 悲しい気持ちでいっぱいだよ?」
凛「微塵もそうは感じないんだけど」
未央「……いや、何と言うか……テンション上げてないと、ほら、ね?」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:11:43.02 ID:gJm4z3H5o<> みく「でも、そもそもあの二人って付き合ってたにゃ?」
李衣菜「うん、全然そんな感じしないよね」
莉嘉「あっ、ハイハーイ! アタシ、聞いたことがある!」
きらり「えっとぉ、何を聞いたのぉ?」
莉嘉「P君、ちひろさんの言う事だけは素直に聞くらしいんだよね!」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:15:16.03 ID:gJm4z3H5o<> 智絵里「えっと……それは本当なの、かな?」
かな子「プロデューサーさんって、結構頑固な所があった気が……」
杏「そういえばだけど……杏、見たことあるかも」
アーニャ「何を……です、か?」
杏「残業しようとするプロデューサーを強引に帰してる所だよ」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:17:46.90 ID:gJm4z3H5o<> 卯月「でも、プロデューサーさんが浮気なんてするでしょうか……?」
凛「わからないよ。ああいうタイプって、浮気してもバレなさそうだし」
未央「バレてるから口論してたんじゃないかな」
蘭子「闇に魅入られ……魔が差した」
美波「プロデューサーさんも、男の人だしね……」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:22:14.83 ID:gJm4z3H5o<> アーニャ「三年目……私達と会う前から、アー、付き合っていたんですね」
みりあ「ねぇねぇ、プロデューサーとちひろさん、別れちゃうの?」
智絵里「プロデューサーとちひろさん……見捨てられるのはどっちなんでしょうか」
かな子「まだそうと決まったわけじゃ……クッキー美味しい〜♪」
きらり「うゅ……でも、理由はどうあれ二人がケンカするのは悲しいにぃ」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:27:10.17 ID:gJm4z3H5o<> 杏「だけどさー、しょうがないんじゃないの?」
蘭子「あの二人は運命が定めた者達ではなかった、という事かしら」
卯月「う〜ん……やっぱり誤解な気がします」
美嘉「……ヤッホー★ 今、凄い話が聞こえてきたんだけどさ」
未央「あっ、美嘉ねぇ! こっちも今、緊急会議してたんだよ!」
美嘉「……なんか、アイツとちひろさん、ひとつ屋根の下暮らしてきたらしいんだよね」
凛「……ふーん、同棲してたんだ」
李衣菜「それなのに浮気……いやー、ロックだねぇ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:34:16.98 ID:gJm4z3H5o<> みく「最悪にゃ! 最っ低にゃ! こうなったらもうストライキにゃ!」
莉嘉「えー、アタシやだよ! チョー怒られるもん!」
杏「杏も今回はパース。本人たちの問題だしね」
みりあ「でも……これからどうなっちゃうのかなぁ」
智絵里「冷え切った二人……静かなルーム……お家と一緒になっちゃう」
蘭子「!? この、また別の闇の気配は一体……!?」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:38:14.89 ID:gJm4z3H5o<> 未央「でも、同棲してた本命がちひろさんだとしてさ」
凛「浮気相手って誰なんだろうね」
美波「プロデューサーさんと仲がいい人となると……」
美嘉「……今西部長とか?★」
きらり「美嘉ちゃんはぁ、ちょ〜っと静かにしてようにぃ☆」
美嘉「えっ、何で!?」
アイドル達「うんうん」
美嘉「えっ、アタシの扱いってそんな感じ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:44:02.58 ID:gJm4z3H5o<> アーニャ「イズヴィニーチェ、今、とても大事な話をしています」
かな子「うんうん、ふざけてる場合じゃなさそう……ビスケット美味しい〜♪」
みく「でも……浮気相手を見つけてどうするにゃ?」
美波「勝負……とか?」
卯月「でも……浮気相手の人の方が勝った場合……」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:47:29.22 ID:gJm4z3H5o<> 杏「もう面倒だから放っておこうよー」
蘭子「我らの手に負えぬ闇に封印を!」
李衣菜「でも、関係がこじれてあの二人の関係が解散になったら?」
みく「みく達みたいに、すぐ再結成は出来るのかな……」
美波「その……二人の解散芸とは、また違う話だから」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:53:47.01 ID:gJm4z3H5o<> 凛「ちひろさんが戦って、勝てそうな相手なら勝負させればいいんじゃない?」
未央「それだ! さっすがだよしぶりん!」
アーニャ「だけど、アー、相手がわかりませんよ?」
みりあ「ねぇねぇ、誰か仲の良い人っているのかな?」
美嘉「やっぱり部長だって★」
莉嘉「お姉ちゃんは黙ってて、カリスマJCのぉ、オ・ネ・ガ・イ☆」
美嘉「……」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 16:58:11.10 ID:gJm4z3H5o<> 未央「うーん……! はやみんは愛人キャラっぽいけど、17歳には手を出さないだろうし」
凛「そう考えると、大人組の人になるかな」
卯月「……あの、仲が良い大人の人で思いついたんですけど」
美波「ええっ!? 卯月ちゃん、誰か心当たりがあるの?」
未央「……やばい、多分、私もしまむーと同じ人が思い浮かんだかも」
凛「……有り得そうで困るね」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 17:02:12.98 ID:gJm4z3H5o<> アーニャ「もしかして……前に、言っていた人?」
智絵里「三年目って、危ないって言うよね……」
かな子「そんな時期だと……ケーキ美味しい〜♪」
杏「どっちの緑が勝つかな? 杏、ちょっとワクワクしてきたよ」
きらり「コ〜ラ杏ちゃん! そういう事言っちゃメッ、だゅ」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 17:09:13.11 ID:gJm4z3H5o<> みく「でも、もしそうだとしたら……大スキャンダルにゃ!」
李衣菜「ロックすぎてヤバいでしょ。いや、もうロックってレベルじゃないって!」
美嘉「えっ、何々? えっ、誰の事言ってるの?」
莉嘉「アタシはあの人の方が勝つと思うな! その方が刺激的じゃん☆」
みりあ「あのねあのね、みりあはちひろさんがお似合いだと思うな〜♪」
美嘉「んっ? んっ? えっ、皆わかるの?」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 17:13:04.36 ID:gJm4z3H5o<> 蘭子「我が友の横に相応しきは、緑の悪魔か緑の女神か……」
楓「こんにちは、何の話をしてるのかしら?」
蘭子「ぴっ!?」
アイドル達「……!?」
楓「あら? 皆静かになっちゃったけど……」
アイドル達「……」
楓「?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 17:15:56.15 ID:gJm4z3H5o<> 美嘉「ヤッホー★ 楓さん、こんな所にどうしたの?」
楓「ええ、ちょっと大事な話があって」
アイドル達「……!?」
美嘉「へー、大事な話ってアイツに?」
楓「それと、ちひろさんにも。ふふっ、今から楽しみだわ♪」
アイドル達「……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 17:19:17.35 ID:gJm4z3H5o<> 楓「あの二人は?」
美嘉「あっちのルームで二人で話してるよー★」
楓「ありがとう。それじゃあ、お邪魔しました」
美嘉「ハイホーイ★」
アイドル達「……」
美嘉「……ん? どうしたの、皆? 顔、チョー怖いんだケド★」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 17:19:23.48 ID:ey6w1zD9o<> >>549
ちえりが重くて草 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 17:23:07.11 ID:gJm4z3H5o<> ・ ・ ・
武内P『いえ……しかし、仕事が』
ちひろ『もう、いつもそう言って!』
楓『私と仕事、どっちが大事なんですか?……ふふっ、一度言ってみたかったんです♪』
武内P『……』
未央「……意外と和やかだね」
卯月「……ちょっと安心しました」
凛「……喋らないで。よく聞こえないから」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 17:26:11.63 ID:gJm4z3H5o<> ・ ・ ・
楓「さっきは二人で、とても楽しそうでしたね」
武内P「あの、いえ、あれは……」
ちひろ「ええ、とっても楽しかったです♪」
楓「ひどい人……もう、私とは遊んでくれないんですか?」
武内P「……」
カタンッ
武内P・ちひろ・楓「?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 17:33:46.03 ID:gJm4z3H5o<> 武内P「では……終わり次第連絡しますので」
ちひろ「よく言うわ〜いつも騙してばか〜りで〜♪」
楓「うふふっ……私が何にも知らない〜とでも思っているのね〜♪」
武内P「いえ……今日は本当に仕事が……!」
ちひろ・楓「開き直〜るその態度〜が〜気に入らないのよ〜♪」
武内P「……もう、勘弁してください」
ちひろ・楓「両手をついて、謝ったって〜、許してあ・げ・ない♪」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 17:36:38.69 ID:gJm4z3H5o<> 休憩 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 20:41:14.05 ID:gJm4z3H5o<> 書きます
武内P「犬猫診断、ですか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 20:43:05.95 ID:gJm4z3H5o<> みく「そうにゃ!」
武内P「しかし……何故、そんな事を?」
みく「もしもCP皆でネコチャンイベントをやる時に、知ってたら良いかなって」
武内P「なるほど……確かに、それはあるかもしれません」
みく「だから、Pチャンに協力して欲しいの!」
武内P「わかりました。お手伝いさせて頂きます」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 20:45:30.86 ID:gJm4z3H5o<> みく「じゃあ、まずは凛チャンからね!」
凛「私? 私は、どう考えても犬タイプだと思うんだけど」
みく「Pチャンはどう思う?」
武内P「……少し、失礼します」
凛「? 何、アゴの下なんかを触って……」
武内P「……」
凛「……ゴロゴロゴロゴロ」
武内P「渋谷さんは、意外にも猫タイプだったようですね」
みく「ちょっと待って!? 何それ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 20:47:37.06 ID:gJm4z3H5o<> 武内P「いえ……犬猫診断、ですが」
凛「ゴロゴロゴロゴロ」
のしっ…
みく「Pチャンの膝の上に乗って丸く……!?」
武内P「あの、協力とは、こういった形でよろしかったでしょうか?」
凛「ファー……ゴロゴロゴロゴロ」
みく「想像の遥か上だよ! こんな事になるなんて全く思ってなかったにゃ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 20:50:12.11 ID:gJm4z3H5o<> 武内P「ですが、これが一番だと思いましたので……」
凛「……スピー……スピー」
みく「……寝ちゃったにゃ」
武内P「このまま、ソファーで寝かせておきましょう」
みく「……」
武内P「次は、どなたになさいますか?」
アイドル達「……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 20:54:21.00 ID:gJm4z3H5o<> みく「じゃ、じゃあ次はあーにゃん!」
アーニャ「私、ですか?」
みく「あーにゃんなら、きっと猫タイプだと思うにゃ!」
武内P「……では、失礼します」
アーニャ「……ふふっ! くすぐったい、です、うふふ!」
武内P「……では、少し背中を撫でさせていただきますね」
アーニャ「背中?」
武内P「……」
アーニャ「……ハッハッハッハッ」
みく「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 20:56:48.26 ID:gJm4z3H5o<> 武内P「アナスタシアさんは、犬タイプだったようですね」
アーニャ「ハッハッハッハッ」
ころんっ
みく「お腹を見せて仰向けに寝転がった!?」
武内P「さすがにお腹を撫でるのはまずいので、新田さん、お願いします」
美波「はっ、はい!」
アーニャ「ハッハッハッハッ……クゥーン」
みく「何なの!? Pチャンのその技能は一体何なの!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:02:47.27 ID:gJm4z3H5o<> 武内P「いえ、これはプロデューサーとしての技能の一部ですが……」
アーニャ「……スピー……スピー」
美波「寝ちゃいました、ね」
武内P「ソファーに運んで、寝かせておきましょう」
みく「……」
武内P「次は、どなたになさいますか?」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:06:08.37 ID:gJm4z3H5o<> みく「……もうこのへんにしておかない?」
武内P「? まだ、お二方しか診断は終わっていませんが」
みく「で、でも……」
李衣菜「もしかして、みくちゃん……」
みく「な、何?」
李衣菜「自分が犬タイプかもしれない、ってビビってるんじゃない?」
みく「そ、そんな事ないにゃ!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:09:44.46 ID:gJm4z3H5o<> みく「みくは、皆の前であられもない姿を見せたくないだけだよ!」
凛・アーニャ「スピー……スピー……」
李衣菜「ふーん?」
みく「李衣菜ちゃんだって、ああなるのは怖いんでしょー!?」
李衣菜「わ、私はああはならないよ! 何せ、ロックな魂があるからね!」
みく「へー! じゃあ、実際にやってみればわかるにゃ!」
李衣菜「良いよ、やってやろうじゃん!」
武内P「では……次は多田さんで、よろしいですか?」
李衣菜「はい! プロデューサー、手加減なんかいりませんからね!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:12:55.65 ID:gJm4z3H5o<> ・ ・ ・
李衣菜「クゥーン……キュウウーン……」
みく「いやー、見事なドッグな魂にゃ」
武内P「前川さん、お腹を撫でてあげてください」
みく「はいはい……ほーら李衣菜ちゃん、なでなでー」
李衣菜「クゥーン……スピー……スピー」
みく「寝るの早っ!?」
武内P「次は、どなたになさいますか?」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:16:45.07 ID:gJm4z3H5o<> 美波「……それじゃあ、次は私が」
みく「美波にゃん、いいの?」
美波「アーニャちゃんだって頑張ったんだもの」
アーニャ「スピー……スピー……」
美波「それに、リーダーでお姉さんの私がここで頑張らないと、ね♪」
武内P「では……次は新田さんで、よろしいですか?」
美波「はいっ!」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:25:38.61 ID:gJm4z3H5o<> 武内P「……では、失礼します」
美波「あっ……♡ やぁん♡ くすぐった……んっ♡」
武内P「……では、背中を撫でさせて頂きます」
美波「んんっ♡ 背中をそんなにっ……♡ こんなの初めてっ♡」
みく「ストップ! ストップにゃあああああ!」
美波「はぁ……♡ はぁ……♡ みくちゃん、どうしたの……?」
みく「それはこっちのセリフにゃ! す、スケベすぎるよ美波にゃん!?」
武内P「どうやら、新田さんは犬猫というより、ただのメスのようですね」
みく「担当アイドルに対して言うセリフじゃないにゃ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:29:24.80 ID:VIZ0qrMSo<> メス犬じゃなかったのか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:30:33.61 ID:gJm4z3H5o<> みく「犬猫だけじゃなく、そんなのまで診断されるの!?」
武内P「そうですね、この診断は年齢が若い程早く結果が出ます」
美波「でも……アレ以上続けたら、私……」
武内P「新田さんは、現状ならば診断結果に頼らず犬猫どちらのタイプも選べます」
美波「そう、なんですか?」
武内P「はい。なので、犬系、猫系を問わず、メスとして活躍出来るかと」
美波「――はいっ! 美波、いきますっ!」
武内P「良い、笑顔です」
みく「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:34:45.33 ID:gJm4z3H5o<> 武内P「次は、どなたになさいますか?」
アイドル達「……」
武内P「ご安心ください。高校卒業程度の資格がなければ、新田さんの様にはなりません」
みく「じゃ、じゃあ、美波にゃん以外は大丈夫なんだ」
美波「もう! まるで、私が大丈夫じゃなかったみたいじゃない!」
みく「あれで大丈夫だと思ってた事が驚きにゃ!」
武内P「……次は、どなたになさいますか?」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:37:58.84 ID:gJm4z3H5o<> ・ ・ ・
アイドル達「スピー……スピー……」
みく「……」
武内P「さて、残るは前川さんだけですね」
みく「み、みくは診断されなくても大丈夫にゃ! 絶対ネコチャンだから!」
武内P「そう、でしょうか?」
みく「……」
武内P「診断してみた結果、意外な方が犬タイプ、猫タイプ逆のケースもありましたし」
みく「……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:41:52.59 ID:gJm4z3H5o<> みく「で、でも……」
武内P「もしかしたら、前川さんも……」
みく「んっんー……あー……ごろごろごろごろ」
武内P「? 前川さん?」
みく「いやー、みくのネコチャンパワーが、喉の撫でられる前に溢れちゃったにゃ!」
武内P「……はぁ」
みく「これはもうネコチャンにゃ! 間違いないにゃ! にゃー!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:44:42.95 ID:gJm4z3H5o<> 武内P「……そこまで自信がお有りでしたら、きっと大丈夫でしょう」
みく「そうにゃ! みくは、きっとネコチャンタイプにゃ!」
武内P「……では、失礼します」
みく「ま、待って! 心の準備が!」
武内P「……」
みく「Pチャン、落ち着いて! 落ち着いて話し合うにゃ!」
武内P「……」
みく「だ、駄目……にゃ、にゃ……にゃあああああああ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:52:15.51 ID:gJm4z3H5o<> ・ ・ ・
アイドル達「……スピー……スピー」
武内P「……」
ガチャッ
ちひろ「おはようございま……って、皆寝ちゃってるんですか?」
武内P「千川さん、おはようございます」
ちひろ「あの……一体、何が?」
武内P「いえ、犬猫診断を少々」
ちひろ「あぁ、なるほど」
アイドル達「……スピー……スピー」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 21:55:50.39 ID:gJm4z3H5o<> ちひろ「それで、結果の方はどうだったんですか?」
武内P「予想通りの方も居ましたし、イメージとは真逆の方もいましたね」
ちひろ「実際にやってみるものですねー」
武内P「はい。今後の企画に活かせるかと」
ちひろ「ところでプロデューサーさん」
武内P「? はい、何でしょうか?」
ちひろ「私って、結構尽くすタイプなので犬タイプだと思うんですけど、どう思います?」
武内P「……」
ちひろ「もー! 返事に困らないでくださいよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 22:07:41.17 ID:gJm4z3H5o<> ちひろ「でも、プロデューサーさんは犬って感じですよね」
武内P「そう、ですね。私もそう思います」
ちひろ「あら」
武内P「……プロデューサーと言えども、サラリーマンですので」
ちひろ「……会社の犬、って事ですか?」
武内P「そう、なりますね」
ちひろ「もう! 私はそういう意味で言ったんじゃないですよ!」
武内P「? では、どういう意味でしょうか」
ちひろ「先の見えない道を歩くアイドルを導く、大型の無口で優しい盲導犬みたいだな、って♪」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 22:11:13.62 ID:gJm4z3H5o<> ネット回線、体調ともに絶不調なので早いですが寝ます
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 22:24:24.71 ID:wC2DFdTW0<> おつん <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 22:31:30.41 ID:23GsInRIo<> 乙乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/23(木) 22:41:10.04 ID:EimWr60xo<> >>554
愛人キャラっぽいって…さりげなく相当酷いこと言ってるよ本田…… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 00:03:45.86 ID:DAT4xY3BO<> 文字は絶好調だぞ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 02:31:17.48 ID:WlJo6JOro<> てっきりみくもメスだったオチかと <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 20:56:49.14 ID:5h7LlnG4o<> ウンコが足りてないのでウンコ書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 20:59:21.20 ID:8DMPpbq5o<> どういうことなのだよ... <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 21:05:44.30 ID:5h7LlnG4o<>
プゥッ。
今後の活動に関して、私達は話し合っていた。
黒いソファーに、ガラス製のテーブルの上に載せられた資料。
正面に座る彼女は、真剣にそれを覗き込んでいた。
そして、ふと、会話が途切れた瞬間、先の音が聞こえたのだ。
私は、プロデューサーと言えどもアイドルに幻想は抱かない。
彼女達の存在は現実であり、当然、放屁もする。
そこに人間としての違いなどあるはずもなく、仕方の無い事なのだ。
プロデューサーとして、いや、一人の大人として今取るべき態度。
注意をする、というのも正しい選択だろうが、私はそれを選ばない。
何故ならば、相手はまだ年端もいかない少女であり、
私の様な男にそれを指摘されるのは非常に気恥ずかしいものであるだろうからだ。
故に、私がとるべき行動は一つ。
何もなかった事にする、これだ。
咳払い一つせず、さも聞こえなかったかのように自然に振る舞うのがベスト。
プッ、プゥブゥッ、ブリリッ、ブプッ。
私の予定は、儚くも崩れ去った。
響き渡る音と、異臭と共に。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 21:10:15.02 ID:PruD2EbUo<> お前らが下品下品アピールするから
4個くらい重ねて丸めたようなのが来たじゃないか… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 21:16:13.85 ID:5h7LlnG4o<>
私は、今どんな顔をしているのだろうか。
恐らくだが、全ての感情が抜け落ちた無表情でいると思われるが、
確認のしようは無いし、その必要はないだろう。
今、目を向けるべきは私の表情などではなく、目の前の少女の危機。
広がる染みは、未だ留まる事を知らない。
「大丈夫、ですか?」
微塵も大丈夫ではない事は百も承知だ。
彼女は突然脱糞して大丈夫でいられる様な異常な神経の持ち主ではないし、
申し訳ないが、私もその様な神経のアイドルを担当したいとは思っていない。
しかし、何か声をかけなければならないのなら、まずは安否確認から。
大事故が起こっているとしても、確認を怠るものではないのだ。
「……――何が?」
何が?
彼女は、そう、言ったのか?
まさか、現実を受け入れる事が出来ないでいるのか?
私達は、無表情で見つめ合った。
こういう時にする表情を私は知らない。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 21:22:29.30 ID:3B6CXr53o<> 何がwww <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 21:26:44.33 ID:5h7LlnG4o<>
異臭が鼻にまとわりついてくる。
感覚器官の一部として、嗅覚は危険を教えるためにもあると何処かで聞いたことがあったが、
目の前の危険から逃れる事は出来ないし、ただ、止まないアラームに成り下がっていた。
「……」
自然と、右手が首筋にいった。
心を落ち着けるためのルーティーンという物が一時期話題になったが、
私のこれもそうなのだろうか、よく、わからないが。
落ち着いて、現状を把握し直そう。
目の前には、脱糞し、現実を受け入れられないアイドルが一人。
駄目だ、冷静になって考えなどしたら、その瞬間に心が折れてしまう。
今の私は、人間ではないと考えるべきだ。
ただ、与えられた問題に対処するだけの、無口な車輪、それが今の私だ。
車輪ならば、道中汚物の上を走ることもあるだろう。
行こう、蒼い風が駆け抜けるように。
空調の暖房の風向は、私に向かっていた。
私は、無言でその不愉快な臭いを運んでくる風を止めた。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 21:38:10.13 ID:5h7LlnG4o<>
私は立ち上がり、ゆっくりと彼女へ向かっていった。
その間にも彼女に特筆すべき反応は一切なく、ただ、机の上の一点を見続けていた。
視線の先には、今後予定されているシンデレラプロジェクトの企画書が並んでいる。
彼女が、どの点に注目しているのかわからない。
だが、彼女は今、必死で戦っているのだ。
アイドルとしての自分を必死に頭の中に思い描き、
脱糞してしまった情けない自分と必死に戦わせているのだ。
その戦いを応援するのが私のプロデューサーとしての役目であり、
邪魔をする事など出来はしない。
――パブリュッ。
……どうやら、まだ全てを出し尽くしてしまった訳ではなかったらしい。
だが、彼女の顔には微塵の動揺も見られないし、むしろ、堂々としているとさえ言える。
これも、ひとえに彼女がアイドルだからこそ成せる業。
ステージに立つ前の彼女もこんな顔をしていただろうか。
いや、今は考えるのは辞めておこう。辞めておくべきだ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 21:38:47.86 ID:c+nG1Pfjo<> ふーん・・・ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 21:42:59.09 ID:nbkURdaeo<> ひっでえwww <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 21:47:07.97 ID:5h7LlnG4o<>
「足元、失礼します」
未だ微動だにしない彼女の足元に跪いた。
距離が近づいた事により、異臭はより強烈なものとなって私の鼻孔を刺激、いや、大打撃してくる。
この様な状況だからか、彼女の食生活に偏りがあるからか、それはわからない。
だが、私にとってそんなものはどちらでも良かった。
臭い。
とても、すごく、臭い。
「……」
鼻をつまんで臭いを遮ってしまえば楽になれるだろう。
だが、それによって彼女はとても傷ついてしまうだろうし、今後の関係にも大きな支障が出るだろう。
それは喜ばしい事では無いし、私の望む所でもなかった。
私はプロデューサーだ。
アイドルが諦めない以上、私がそれを見捨てる事はない。
ああ、だが――
――とても……臭い。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 21:57:39.32 ID:5h7LlnG4o<>
「靴を脱がせますね」
幸い、座っていたソファーが少し沈み込んでいたため、彼女の足元は無事に済んでいた。
座り心地がとても良い、この黒い皮のソファーを私はとても気に入っていたし、
これを使用したアイドル達も、初めて座った時に少しはしゃいでいたのを覚えている。
その思い出のあるソファーが物理的に汚されてしまった事に物悲しさを感じるが、
彼は、その身を呈して被害を最小限に留めてくれているのだ。
……長い間、お疲れ様でした。ゆっくり、休んでください。
「……」
靴を脱がせるという私の言葉への反応はなく、彼女は未だ己と戦っていた。
なので、私は彼女の右の足先を左手で優しく持ち上げ、
右手で、体が揺れない様、恭しく彼女の靴を脱がせた。
おかしなものだ。
シンデレラはガラスの靴を履かせて貰う物語だと言うのに、今、私がしているのはその真逆。
それだと言うのに、今、これは彼女がアイドルとして続けていくために必要な事なのだ。
アイドルに教えられる事も沢山ある。
だが、こんな教えられ方をするとは全く思っていなかった。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 22:06:52.98 ID:5h7LlnG4o<> ・ ・ ・
「……」
無事、両方の靴を脱がせるのに成功した。
今、彼女の靴は少し離れた位置に避難させており、安全は確保されている。
だが、問題はここからだ。
「では、靴下も脱がせますね」
これは、私にも正しい判断なのかはわからなかった。
靴下を脱がせるというのは、靴を脱がせるよりも遥かに難易度が高いからだ。
脱がせる事自体は難しくはないのだが、問題は体の揺れ。
もしも、彼女が靴下を脱がせる時に体を揺らして、ソファーに体を横たえでもしたら?
……そう、大惨事に陥ってしまう。
果たして、これが正しい選択なのだろうか?
「……」
自問自答する私の目に、彼女がコクリと頷いたのが見えた。
私に、貴女を信じろというのか?
脱糞をしてしまったアイドルの貴女を?
……答えは決まっている。
アイドルを信じるのが、プロデューサーだ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 22:16:06.23 ID:5h7LlnG4o<> ・ ・ ・
「……」
今、私の目の前には滑らかな肌の、彼女の両の素足があった。
これもひとえに、彼女の普段のレッスンの成果。
鍛え抜かれたバランス感覚は、沈み込んだソファーに座りながら、
他人に靴下を脱がされるという非常に難易度の高い行動すら乗り越えていった。
その事を褒めたい衝動に駆られたが、今はまだ、戦いの最中。
決して、今は褒めるタイミングではない。
「……」
靴も、靴下も避難させた。
これ以上、余計な被害が増える事もないだろう。
さて……
……――ここから、どうしたものか?
私は、出来るだけの事はやったつもりだ。
これ以上は、本人が動くべきではないかと思うのだが。
しかし、彼女は動かない。
そして、異臭も止まらない。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 22:26:42.21 ID:5h7LlnG4o<>
「……」
「……」
二人の間に流れる沈黙。
少し前に、この沈黙を破って彼女が脱糞したのが、今は遠い過去に感じられた。
しかし、問題は何一つ解決していなく、問題どころか、便も山盛りだ。
何故それが私にわかったかと言えば、何の事はない、少々下痢気味だっただけの事。
「……」
「……」
無言で見つめ続ける私の視線を振り払うかの様に、彼女はフルフルと、首を横に振った。
一瞬その意味が理解出来なかったが……理解したくはなかった。
彼女と、短くない期間アイドルとプロデューサーとして付き合ってきて、わかってしまった。
彼女は、この先も私の助けを必要としているのだ。
頼られている、のだろうか。
使われている、のだろうか。
そのどちらでも、私は構わない。
ただ、本当に私がやらなければならないのですか?
自分で後処理をする事は、本当に出来ないのですか?
答えてください。
お願い、シンデレラ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 22:38:43.13 ID:5h7LlnG4o<> ・ ・ ・
「……」
アイドルとは何だろう。
プロデューサーとは何なのだろう。
自分自身に問いかけてみるが、鼻につく異臭が考えを纏めさせてはくれない。
私は、上着を脱ぎ、ネクタイを外し、ワイシャツを脱ぎ、遠方へ避難させた。
これからする事を考えれば、この判断は当然のもの。
アイドルの前で私がこの様な姿を晒すなど思ってもみなかったが、
アイドルが私の前でこの様な姿を晒すなど思ってもみなかった。
私は、これから、アイドルの汚物を処理する。
自分に言い聞かせ、心を鎮める。
そうでなければ、心が沈まる。
――彼女は、今、泣いているのだ!
――それを笑顔にさせずして、何がプロデューサーだと言うのか!
……私の心は、泣きたい気持ちでいっぱいだった。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 22:50:29.90 ID:5h7LlnG4o<>
「……」
無言で彼女の前に立った。
変わらない表情、姿勢、そして、異臭。
この状況が夢であれば良かったのにと思うが、紛れもない現実だ。
私の右手には、パンツを両断するためのハサミが握られていた。
彼女も、まさかここまで大惨事になったパンツを洗って再使用するとは思えなかったし、
脱がせる時に私に汚物がかかるかも知れず、それは避けたかった。
「パンツは切ってしまおうと思っていますが、宜しいですか?」
「……」
彼女は、無言で頷いた。
返事くらいちゃんとしなさいと言えれば良いのだろうが、
私は、生憎とそういったコミュニケーションが苦手だった。
だから、彼女がパンツを切っても良いと、首肯だけでも反応を見せた事を喜んでおこうと思う。
私の左手には、タオルと、ビニール袋が握られていた。
タオルはハンドタオルで面積は非常に心許ないし、ビニール袋もそこまで大きいものではない。
だが、今は、この二つがとても頼もしかった。
偶然にも、いや、奇跡的にも、この事態に対処するだけの道具は揃っていたのだ。
アイドルの神というのは、非常に気まぐれで、残酷かもしれないが、
希望を残してくれていただけ感謝するべきなのかもしれない。
目の前にアイドルの神が居たら、私は全力で殴り飛ばしているだろうが。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 23:05:48.60 ID:5h7LlnG4o<>
「……」
「……」
汚物の処理を始める前に、彼女には言っておかなければならない。
「……人間、誰しも過ちを犯してしまうものです」
彼女の前に膝立ちになり、彼女が見つめる一点との視線を遮り、言った。
そこで、彼女が脱糞してから、初めて私達の目が合った。
「……?」
首をかしげる彼女に向かって、私は言葉を続ける。
「今回の事は、既に起こってしまった事です」
「……」
「ですが、今回の事を反省し、次につなげる事が出来る」
「……」
「次からは、気をつけましょう」
責めているように聞こえなかっただろうか。
私は、心の底から、次はこんな事の無い様にして欲しいと思っているだけなのだが。
「っ……!」
彼女の目から、大粒の涙がポロリポロリと零れ落ちた。
そして、彼女はあろうことか、私に抱きついてきた。
鼻に広がる、シャンプーの香り。
態勢が変わった事で広がる、強烈な異臭。
私は、抱きつかれた事に動揺しながらも、
二つの香りが織りなす絶望のハーモニーに歪む表情を見られなかったのに安堵していた。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 23:16:26.85 ID:5h7LlnG4o<>
「……」
そうだ、彼女はアイドルとは言えまだ年端もいかぬ少女なのだ。
それが他人の前で脱糞した時の気持ちは、私如きに推し量れるものではなかったのだ。
表面上の冷静な姿を見て自分一人で納得していたが、違った。
彼女は戦いながらも、不安に押しつぶされそうになっていたのだ。
「うっ……ぐすっ……!」
「……」
耳元から聞こえる彼女の嗚咽。
今の、抱きつかれている状況はアイドルとプロデューサーとしての、正しい距離感とは言えない。
しかし、状況が状況だ。
今は、彼女を突き放す場面では、無い。
「大丈夫です、私に任せてください」
「ひっく……うぅ……!」
優しく、小さな子供に言い聞かせるように、言った。
ハサミをソファーに置き、彼女の背中を安心させるように軽く、ポンポンと叩いた。
プッ、プッ。
その拍子に、放屁。
「うぅ〜〜っ! ひっ、ぐ、ううう!」
彼女は号泣した。
やはり、慣れない事はするものではなかった。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 23:31:51.96 ID:5h7LlnG4o<>
「……」
今、私が彼女にかけられる言葉は何一つ無い。
兎に角、今は一刻も早く汚物の処理を済ませてしまおう。
彼女に抱きつかれたまま、耳元で鳴り響く彼女の泣き声をBGMに、
私は彼女のスカートに手を回し、まくりあげた。
広がる、強烈な異臭。
しかし、私は負ける訳にはいかないのだ。
舌を噛み、漏れそうになったえずきをそのまま噛み殺した。
既に私の右手は、彼女の汚物によって汚れている。
これ以上自身の手が汚れる事に、何の躊躇いがあろうか。
脇に置いていたハサミを取り、彼女の肌を傷つけないよう、
パンツと肌の間に滑り込ませた。
ハサミが冷たかったからか、これからパンツを切られるからか彼女の体がビクリと震えた。
しかし、今の私はその程度では止まらない。
ここまで来たら、もう、止まれない。
ジョキリ。
彼女のパンツの側面がハサミによって両断された。
広がる、強烈な異臭。
目に飛び込んでくる、未消化のコーン。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 23:38:43.52 ID:5h7LlnG4o<>
「……」
SAY☆いっぱい輝く
輝く星になれ
運命のドア 開けよう
今 未来だけ見上げて
輝くのは星ではなく、コーン。
残酷な運命のドアを開け、私は天を仰いだ。
「……」
そっと 鏡を覗いたの
ちょっと おまじない 自分にエール
だって リハーサル ぎこちない私
鼓動だけかがドキュンドキュン(汗)
ファンファーレみたいに
鏡を覗いたら、私は今どんな顔をしているのだろう。
ちょっと、というか、とんでもない呪いに自分を応援したくなってくる。
鼓動だけでなく、脳が、ドキュンドキュンと警鐘を鳴らしている。
ファンファーレ? ファン、ファン、ファンファンファン、ファンファンのファン♪ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 23:46:27.11 ID:EjKMGO6Fo<> 夕食にもろこしを食べたんだな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 23:47:09.93 ID:5h7LlnG4o<> 「……」
慣れないこのピンヒール
10cmの背伸びを
誰か魔法で 変えてください
ガラスの靴に
こんな状況に慣れたくは無い。
10cm? 被害の範囲はそんなものではない。
シンデレラへの道とは、ここまで険しいものなのか。
「……」
SAY☆いっぱい輝く
輝くSUPER ST@Rに
小さな一歩だけど キミがいるから
星(せい)いっぱい輝く
輝く星になれるよ
運命のドア 開けよう
今 未来だけ見上げて
広がる星々をビニール袋に詰めていく。
小さいどころではない、進捗状況は良好だ。
透けたビニール袋からコーンが見えるが、気にするのはよそう。
目立つ箇所の汚れも拭いた、さあ、袋の口を閉じよう。
今、未来だけ見上げて。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/24(金) 23:56:58.13 ID:5h7LlnG4o<> ・ ・ ・
全ての処理が終わった。
彼女は、今はシャワー室でシャワーを浴びているだろう。
履く物がないと汚れたスカートのまま移動せねばいけないと思っていたが、
彼女のカバンの中にレッスンの時に使用するジャージが入っていたのは僥倖だった。
私はやり遂げたのだ。
誰にも彼女が脱糞した事実を知られる事なく、送り出す事が出来た。
これは奇跡と言っても過言ではないだろう。
だが、問題はまだ残っている。
「……」
この、ソファーだ。
染みは誤魔化しようのない程広がっているし、何より、臭いがついてしまっていた。
私の鼻も大分麻痺しているとは思うのだが、この臭いだけは誤魔化しようがない。
どちらにせよ買い換えなければならないが――
コン、コン。
「っ……!?」
まさか、このタイミングで、来訪者が……!? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 00:09:21.38 ID:+hgZXj2wo<>
ガチャリ。
ゆっくりと、ドアが開かれていく。
彼女を送り出した事に安堵し、鍵をかけ忘れてしまっていた私の迂闊さを呪った。
覆水盆に返らずとは正にこの状況だ。
ドアが開かれ、私の目に映ったのは、この部屋の異臭に気づき歪んだ表情だった。
ここで、対応を間違ってはいけない。
ここで間違ってしまったら、今までの努力が全て水泡に帰す。
それだけは、彼女の名誉と、私の犠牲のために、あってはならない。
「……すみません、先程まで取り込んでいまして」
今、ここで私が脱糞して誤魔化すか?
いや、それは無理だ。
それでは、部屋に入った時に感じた異臭の説明にはならない。
どうすれば良い、何と言えば良い……!? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 00:24:25.71 ID:+hgZXj2wo<>
「……」
その時だった。
私の脳裏で、悪魔が囁いたのだ。
私の中にも、こんな悪辣な考えをする悪魔が潜んでいたとは、思いもしなかった。
今の私は、強烈な異臭によって、思考までも染まってしまったというのか。
しかし、この手は既に汚れている。
ならば、まみれようではないか。
「せん――……いえ、すみません。体調が、悪かった様なので……」
悪魔の思考に。
私達は、アイドルのために存在している。
故に、共にまみれて頂きます。
明言はしなかったので、追求される事は無いでしょう、ご安心ください。
しかし……大変、申し訳ありません。
「……ははは」
思わず、乾いた笑いが零れた。
部屋には、未だ異臭が立ち込めていた。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 00:28:26.87 ID:+hgZXj2wo<> これでノルマは達成したと思います
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 00:31:36.35 ID:246DvFbyo<> なんで優秀な書き手には度し難い性癖が存在するのか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 00:53:36.32 ID:wzIGBxqX0<> 乙
供給の少ない度し難い性癖をせめて自分で量産する為やろうなあ… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 06:46:14.23 ID:mOqLmz1Lo<> ちっひ可哀想 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 10:36:51.19 ID:+hgZXj2wo<> 書きます
武内P「全力で甘やかして欲しい?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 10:38:40.29 ID:+hgZXj2wo<> 未央「うんうん、私、お兄ちゃんってのにちょっと憧れてたんだよね」
卯月「あっ、私もそれはわかる気がします」
凛「そう? 私は別にそうでもないかな」
武内P「しかし、アイドルの貴女達を甘やかすと言っても……」
未央「お願い! ちょっとだけで良いからさ!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 10:40:44.14 ID:+hgZXj2wo<> ちひろ「良いんじゃないですか? ちょっと位なら」
武内P「……千川さん?」
ちひろ「未央ちゃんも、プロデューサーさんなら変な事はしないって思ってるのよね」
未央「その通り! さっすがちひろさん、わかってるね〜!」
ちひろ「うふふ、褒めても何も出ないですよー」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 10:45:16.87 ID:+hgZXj2wo<> ちひろ「信頼してるからこそ、甘やかして欲しいって発想が出て来るんですよ」
武内P「そういう……ものでしょうか」
卯月「はい♪ ちょっと恥ずかしいですけど……えへへ」
凛「でも、プロデューサーにそんな真似出来るのかな」
武内P「……少し、練習が必要かもしれません」
未央「練習? 甘やかすのに練習が必要って……どういうこと?」
武内P「全力で、との事なので加減が難しい、私はそう判断しています」
一同「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 10:49:23.10 ID:+hgZXj2wo<> 未央「ちょ、ちょっと待って? そこまで甘やかすつもりなの?」
武内P「はい。私に出来る限りの事はするつもりです」
卯月「そ、そこまで……ですか?」
武内P「当然、アイドルとプロデューサーという関係以上の事はしません」
凛「ふーん。だけど、練習が必要なレベルで甘やかすんだ」
武内P「そうですね……一応、そのつもりでいます」
一同「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 10:53:56.63 ID:+hgZXj2wo<> 未央「じゃ、じゃあさ! 試しに私で練習してみてよ!」
卯月「み、未央ちゃん!?」
凛「何言ってるの?」
未央「だってさ、なんだか面白そうじゃん?」
武内P「いえ、それは出来ません」
未央「えっ、何で?」
武内P「本田さんはアイドルなので……練習相手にするのは、少し」
一同「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 10:56:57.30 ID:+hgZXj2wo<> 卯月「でも、それじゃあ……」チラリ
ちひろ「?」
凛「うん、この場に居る練習相手は一人しかいないね」チラリ
ちひろ「えっ? えっ?」
未央「お願いちひろさん! 甘やかす練習相手、やってあげて!」
ちひろ「わ、私ですか!?」
武内P「そう、ですね。千川さんならば、練習相手として問題はないかと」
ちひろ「……!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 11:00:34.85 ID:+hgZXj2wo<> 未央「大丈夫だって! だって、あのプロデューサーだよ?」
ちひろ「ええと……でも……」
卯月「お願いしますちひろさんっ。プロデューサーさんと仲良くなるチャンスなんです」
ちひろ「だ、だけどね?」
凛「練習だから平気だって」
ちひろ「……」チラリ
武内P「……」
ちひろ「……はぁ、わかりました。仕事もあるので、少しだけですよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 11:05:27.73 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「……では、少し準備をさせて頂きます」
未央「準備って……」
武内P「……」
卯月「……移動して、ソファーに腰掛けただけですね」
武内P「千川さん、もし不快に思われたら、すぐに仰ってください」
ちひろ「は、はい」
凛「何それ?」
武内P「……」
武内P「では、いきます」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/11/25(土) 11:15:49.58 ID:YedLP6Wco<> ゴクリ… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 11:20:00.50 ID:+hgZXj2wo<>
「……おいで」
プロデューサーさんが、いつもの無表情ではない、優しく、穏やかな笑みを向け、
私に向かって軽く手招きをしてきた。
彼の空気や口調が突然変わった事に驚きを覚えたが、
それ以上にこちらを招き寄せる手の動きから目が離せず、自然と彼に歩み寄っていった。
「……」
背の低い私は、背の高い彼が座っていても目線にあまり差はない。
だから、彼の慈しむような、尊ぶような目が私を捉えて離さない。
そうするのが自然だとばかりに、私は、彼の両脚の隙間にあるソファーの小さな一角に腰を下ろした。
すると、思った通り、彼は私を後ろから優しく、壊れ物を扱うかのように優しく抱きしめた。
「いつも、君には助けられている。ありがとう」
包み込む様な彼の言葉に、私は彼の役に立てていたんだという実感を得、
満たされた気持ちでいっぱいになった。
体の前に回された彼の腕にそっと手を添え、目をつむり、私はこう返した。
「良いんですよ。好きで……やっている事ですから」
未央「ストップ! スト――〜〜ップ!!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 11:24:17.50 ID:+hgZXj2wo<> ちひろ「っ!? み、未央ちゃん!?」
未央「はい、未央ちゃんですよ! いやいやいやいや、ええっ!?」
武内P「……どう、でしたでしょうか?」
未央「どうもこうもないよ! 何それ! 何だそれ!?」
卯月「み、見てるこっちが恥ずかしくなっちゃいました……///」
凛「ふーん。ちひろさん、楽しそうだったね」
ちひろ「お……おほほほ」ソソクサー
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 11:29:32.66 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「自分では、上手く出来ていたかわからないのですが……」
未央「はい、ちひろさん。ご感想は?」
ちひろ「ええと、そうですね……定期的にお願いしちゃおうかしら?」
卯月「ちひろさん……大胆です」
武内P「何か、改善する点等ありましたら、お願いします」
ちひろ「いえいえそんな! 大満足ですよ!」
凛「頭を撫でてもらったりとか、良いんじゃないかな」
武内P「……なるほど、検討してみます」
一同「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 11:35:10.79 ID:+hgZXj2wo<> 未央「……さて、と」
卯月「……」
凛「それじゃあ、次は私かな」
未央「しぶりん? まるで、順番が決まってたみたいに言うね?」
卯月「り、凛ちゃんずるいです! 私も、甘やかして欲しいですよー!」
ちひろ「はーいストップ」
未央・卯月・凛「?」
ちひろ「皆は、あれをやられて平気なの?」
未央・卯月・凛「……」
武内P「……?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 11:41:00.06 ID:+hgZXj2wo<> 未央「それはまあ……」
卯月「言われてみれば……」
凛「確かに……」
ちひろ「もうちょっとソフトに出来るよう、練習が必要だと思うの」
未央「あっ、これずるいやつだ!」
卯月「ち、ちひろさーん!」
凛「ふーん、ちひろさんもそういう事言うんだ」
ちひろ「ねっ、プロデューサーさんももっと練習が必要だと思いますよね?」
武内P「千川さんがそう仰るなら、はい、恐らくその通りなのだと思います」
ちひろ「……!」グッ!
未央・卯月・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 11:47:39.54 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「……では、お手数ですがもう一度お願いします」
ちひろ「はい♪」
武内P「先程よりもソフトに、頭を撫でるのを付け加える、で宜しいでしょうか?」
ちひろ「はーい♪」
未央「ちひろさん、めっちゃ楽しそう」
卯月「うぅ〜! 早く練習終わらないかなぁ」
凛「……」
武内P「……」
ちひろ「……」
武内P「では、いきます」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 11:52:53.32 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
武内P「……どう、だったでしょうか?」
未央「うん、完璧かも!」
卯月「ちひろさん良いなぁ……私も、はやく甘やかして欲しいです」
凛「ふーん。まあ、悪くないかな」
ちひろ「……」
武内P「? 千川さん? 如何されましたか?」
ちひろ「あっ、いえ……その、実際に頭をナデナデされて甘やかされたんですよ?」
武内P「はい、そうですね」
ちひろ「だけどこう、何と言うか……ソフトと言うか、むしろ表現が無かったというか……」
武内P「すみません、仰っている意味が、よく……」
ちひろ「……いえ、何でもありません」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 12:01:45.78 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「では、もう練習は終わりでも大丈夫でしょうか」
未央「えっと……最初と二回目の中間位で甘やかす、って出来る?」
武内P「中間、ですか」
卯月「はい……その、冷静と情熱の間でお願いしたいんです」
武内P「……」
凛「私は別に、最初の方でも良いけどね」
ちひろ「それは駄目です。プロデューサーとアイドルなんですから、節度は守らないと」
未央・卯月・凛「……」ジーッ
ちひろ「と、とにかく! 最初のは禁止です!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 12:09:57.01 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
武内P「……どう、だったでしょうか?」
未央「……うん」
卯月「……はい」
凛「……まあ」
ちひろ「皆、プロデューサーさんにナデナデしてもらって、甘やかされちゃいましたね♪」
未央「いや、そうなんだけどね!? そうなんだけど……」
卯月「三人一緒にというか、三人まとめてというか……」
凛「一気にはしょられた感じがするんだけど……」
武内P「すみません、仰っている意味が、よく……」
未央・卯月・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 12:14:11.46 ID:+hgZXj2wo<> 未央「……やりなおし! やりなおしを要求するよ、私は!」
武内P「ほ、本田さん?」
卯月「はい! 私も、今のじゃ納得出来ないです!」
武内P「し、島村さんまで……!?」
凛「逃げないでよ! アンタ、プロデューサーでしょ!?」
武内P「し、渋谷さん……!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 12:22:26.44 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「せ、千川さん……ど、どうしたら良いのでしょうか?」
ちひろ「もう、皆! あんまりプロデューサーさんを困らせちゃ駄目よ!」
未央「ちひろさん、プロデューサーに優しすぎ!」
卯月「今回は、プロデューサーさんが悪いと思うんです!」
凛「人を期待させておいてアレだよ、信じられない!」
ちひろ「大丈夫ですよ! 私は、プロデューサーさんの味方ですからね!」
武内P「せ、千川さん……!」
未央・卯月・凛「ちひろさん!」
未央・卯月・凛「プロデューサーを全力で甘やかさないで!」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 12:24:25.01 ID:+hgZXj2wo<> お昼寝 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 12:31:54.34 ID:8qZYt9m5o<> おつ
甘やかしの大人アイドルパートと子供アイドルパートも見てみたいですね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/11/25(土) 13:14:42.53 ID:WeeJs4oJO<> 毎度キチンと落ちをつけるな
見事だ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 13:25:35.26 ID:hqG4YOQuO<> >>624
未央は兄いるでしょ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 13:29:46.11 ID:SETrZw1Io<> お兄ちゃんがお兄ちゃんらしくないのかもしれない <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 13:30:52.12 ID:/aS55C3GO<> ろくでなしの兄弟だったら周りに居ないって言うだろ? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 13:51:08.51 ID:kITFSmqco<> 兄貴であってお兄ちゃんて感じじゃないんだろ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 14:01:37.40 ID:o0jpAQ6so<> 親戚のちょっと雑に扱うお兄ちゃん感ほしいな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 16:56:03.49 ID:+hgZXj2wo<> 兄の存在を消してしまっていた <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 16:56:30.90 ID:+hgZXj2wo<> >>296の続き書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 16:59:49.52 ID:+hgZXj2wo<> ピキュィーン!
ナレ「アイドルマスター!」
ナレ「最新型アイドルロボ、きらりんロボ!」
ナレ「今、壮絶なアイドル活動が、始まる!」
ナレ「アイドルマスター、プラモデルコレクション」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 17:05:55.33 ID:+hgZXj2wo<> (Gガンのアイキャッチ)
卯月「フフフンフンフンフフーン♪ フフフフフーン♪」
卯月「フフフンフフンフ、フンフンフンフン……えへへっ♪」
卯月「私達がステージに立てるなんて……!」
未央「入ってそうそうの大抜擢! 何が起こるかわからない!」
未央「いやー、アイドルって、すっごく楽しいよね!」
卯月「はいっ♪」
未央・卯月「えへへっ♪」
卯月「凛ちゃんはどうですか?」
凛「……まだ、実感沸かないかな。ステージに立ってる自分も、想像出来ないし」
凛「アイドルの仕事って、こんな感じで決まっていくものなのかな」
未央・卯月「う〜ん……」
凛「マスターはどう思う?」
東方不敗「……そうさな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 17:11:18.71 ID:+hgZXj2wo<> 東方不敗「確かに、今回の話は唐突なもの」
東方不敗「だが! アイドルの先輩たる、美嘉ねぇ殿のたっての希望よ!」
東方不敗「これに応えぬは、武道家として、ファイターとして――」
東方不敗「――アイドルとして、東方不敗の名が廃るというものよ!」
未央「そうそう、やってみなきゃわかんないって!」
バシッ!
凛「……痛いって」
東方不敗「あの程度で痛いとは、修行が足りんぞ! ワッハッハ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 17:15:28.06 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
未央・卯月・凛「おはようございまー……」
東方不敗「……ふむ、たまにはギアナ高地でなく、ここで修行をするのも悪くはないか」
ドンっ!
みく「……」
未央・卯月・凛「……す……」
みく「遅れてきた新入りが先にステージに立つのは納得いかないにゃ!」
みく「このみくとどっちが相応しいか――……」
みく「勝負にゃ!」
東方不敗「ほう! このワシを相手にほざきおるわ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 17:23:09.22 ID:yKHQiM3Yo<> おつ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 17:25:39.07 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
みく「」
東方不敗「ガンダムファイト、国際条約第1条!」
東方不敗「頭部を破壊された者は、失格となる!」
みく「み、みくはまだ頭部を破壊されてないー!」
東方不敗「――左様」
みく「ふえっ?」
東方不敗「ガンダムファイト、国際条約第3条!」
東方不敗「破壊されたのが頭部以外であれば、何度でも修復し、決勝リーグを目指す事が出来る」
みく「……」
東方不敗「ワシ相手に啖呵を切った時のあの気迫、見事であったぞ」
東方不敗「だが! まだまだ甘い! このワシ自らが、ギアナ高地にて鍛えなおしてくれるわ!」
みく「!?」
東方不敗「行くぞ! せやああっ!」
みく「お、おお、覚えてるにゃあああああ!」
一同「……」
かな子「あの、私、皆がステージに出るお祝いにお菓子焼いてきたんです♪」
一同「わぁ♪」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 17:31:53.83 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
武内P「……」
ちひろ「何か、気になることでも?」
武内P「ああ、いえ……」
ちひろ「バックダンサーの、あの子達と東方先生ですか?」
武内P「はい。勿論、皆資質はあると思いますが……正直、まだ早いように思えて」
ちひろ「確かに、そうかもしれません」
ちひろ「ですが、どちらにせよ彼女たちにとって、いい経験になるんじゃないですか?」
武内P「……」
東方不敗「――左様。アヤツらはまだまだヒヨッコとは言え、力は十分にありますからな」
武内P「東方先生……聞いて、いらしたのですか?」
東方不敗「それとも、プロデューサーの見込んだアヤツらでは、力不足だと?」
武内P「……いえ」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 17:41:18.44 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
ライブ当日
武内P「――出演者の方々に、ご挨拶を」
卯月「ここ、今回、バックダンサーで出演させて頂きます、島村卯月です!」
未央「本田未央です! 本日は、よろしくお願いします!」
凛「渋谷凛です、よろしくお願いします!」
東方不敗「人呼んで、東方不敗――マスターアジア! よろしくお願い致しますぞ、ワッハッハ!」
「よろしくおねがいしまーす!」
美穂「今日が、初めてのステージなんですか?」
卯月「は、はいっ!」
美穂「緊張しますよね……私も、今朝からずっと緊張していて……」
東方不敗「ファイトの前は、このワシとて緊張はするもの。恥じることはありませんぞ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 17:48:55.44 ID:+hgZXj2wo<> 茜「はじめましてー! 今日のライブ、全力で熱く燃えましょー!」
東方不敗(ほう……! こやつ、中々の気迫!)
まゆ「初ステージ……うふ、ステキですねぇ。わからないことがあったら、何でも聞いてくださいね」
東方不敗(ぬぅ……!? なんだ、コヤツの一体どこからこれほどのパワーが……!?)
瑞樹「あら? 貴女、この前会った子ね」
未央「は、はい! そうです!」
瑞樹「今日はよろしくね」
東方不敗(アンチエイジング……ぬうう! 再生が追いつかん!)
美嘉「オッハヨーございまーす★」
茜「おはよう! 今日は頑張りましょう!」
美嘉「モッチロン★」
美嘉・茜「ハイッ、ハイッ、ハーイ♪」
東方不敗(くくく……やはり、アイドルはワシの思ったとおり、いや、それ以上のパワーを秘めておる)
東方不敗(ドモンをアイドルにし、デビルガンダムのコアとした暁には――)
東方不敗(ワシの目的である、地球の再生はいとも容易く行えるわ! ワーッハッハッハ!) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 17:54:00.84 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
卯月「……いつものシューズとは、違う感じですね」
凛「慣れてないと……結構危ない――」
スタッフ「通しでリハいきまーす!」
未央・卯月・凛「は、はい!」
東方不敗「応ッ!」
・ ・ ・
卯月「……」
スタッフ「頭、気をつけて!」
未央「……」
スタッフ「結構勢いあるんで、着地の時気をつけてください!」
未央・卯月・凛「は、はい!」
東方不敗「この東方不敗、ステージの装置如きに遅れは取らぬわ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 17:54:15.00 ID:PWS/18Sho<> こんなん笑うわ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 17:58:34.85 ID:+hgZXj2wo<> スタッフ「3……2……1……!」
ガララッ!
未央・卯月・凛「っ!?」
東方不敗「ふんっ!」
卯月「う……?」シリモチー
未央「う、わわっ……!」ヨタヨタ
凛「……!?」キョロキョロ
東方不敗「ふっ! はっ! せいっ! はあっ!」ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!
美嘉「〜♪」スイスイッ
スタッフ「はーい! ちょっとストップ―!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 18:03:54.01 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
卯月「――あのっ! もう一回、出来ませんか!?」
スタッフ「これ以上は、厳しいですね」
スタスタ……
未央・卯月・凛「……」
卯月「どうしよう、凛ちゃん……?」
凛「わからないけど……せめて、ダンスだけでも合わせようか?」
未央「……」
東方不敗「ふむ……お主達がそう言うのなら、それもまた良かろう」
未央・卯月・凛「〜♪」スイスイッ
東方不敗「はっ! でやあっ! そらそらぁ! なっちゃいないぞ!」ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 18:07:31.00 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
卯月「……」
卯月「なんだか……喉を通らないですね」
凛「うん……」
未央「……」
凛「……?」
東方不敗「何を言うか! 戦の前に腹ごしらえをせぬなど、ファイターの風上にもおけんぞ!」
未央・卯月・凛「は、はいっ!」
東方不敗「食え! 食って大きく、強くなれ!」
未央・卯月・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 18:11:31.80 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
智絵里「……なんだか、緊張してきました」
みりあ「! 始まるよ!」
莉嘉「わぁ〜!」
蘭子「遂に! 舞踏会の幕開けか!」
・ ・ ・
卯月「……は、始まっちゃいましたね、未央ちゃん」
未央「……」
卯月「……未央ちゃん?」
凛「未央?」
未央「……えっ?」
凛「さっきから全然喋ってないけど、大丈夫?」
未央「そ、そう? あはははは」
東方不敗「……」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 18:16:11.55 ID:+hgZXj2wo<> ガチャッ
スタッフ「スタンバイ、お願いします!」
卯月「えっ、も、もうですか!?」
スタッフ「はい、お願いします!」
バタンッ
未央「……!」
凛「……」
凛「!――行くよ!」
未央「っ、う、うん」
凛「卯月も行くよ!」
卯月「ふえっ? は、はい!」
凛「マスターも」
東方不敗「フフン、言われるまでもないわ」
東方不敗(ほう……腑抜けていたコヤツらに活を入れおったか) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 18:21:39.79 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
凛「大丈夫! 本番はうまくいく!」
卯月「はいっ!」
未央「うん!」
東方不敗「……」
東方不敗(死んでいたと思った目が生き返りおったわ)
東方不敗(アイドル……やはり、それに秘められたパワーはワシの想像を越えておる)
美嘉「ヨーシ! じゃあ、行こっか★」
未央・卯月・凛「はいっ!」
東方不敗「応よっ!」
茜「皆さーん! どうですか! 元気ですかー!」
美穂「出る時の掛け声は、決まってますか?」
卯月「か……掛け声ですか……?」
東方不敗「ほう」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 18:26:04.49 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
スタッフ「全員、スタンバイオッケーです!」
未央・卯月・凛「……!」
東方不敗「……」
スタッフ「5秒前!……4……3……」
未央・卯月・凛「フライ!」
東方不敗「酔舞!」
未央・卯月・凛「ドぉ!」
東方不敗「再現江湖!」
未央・卯月・凛「チキーン!」
ピョーン!
東方不敗「デッドリーウェイイイブ!」
――ヒュバッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 18:32:46.05 ID:+hgZXj2wo<> 未央・卯月・凛「……!」
……スタッ!
東方不敗「――爆発!」
ドオオォォン!
「ハイ! ハイ! ハイ! ハイ! ハイ! ハイ!」
美嘉「TOKIMEKIとこまでも〜エスカレート〜♪」スイスイッ
未央・卯月・凛「〜♪」スイスイッ
東方不敗「ぬううううっ、せやっ! はああああっ、でやあっ!」
「ウ〜〜〜ッ、ハイ! ハイ! ウ〜〜〜ッ、ハイ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 18:40:37.51 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
「T!」
凛「!」T
「O!」
未央「!」O
「K!」
卯月「!」K
「TO・KI・ME・KI!」
東方不敗「せい! はぁ! ふん! でやぁ!」ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!
蘭子・莉嘉・みりあ「えむー!」
きらり・杏・美波・アーニャ「いー!」
李衣菜・かな子・智絵里・みく「けー!」
「TO・KI・ME・KI!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 18:43:19.35 ID:+hgZXj2wo<> 休憩 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 18:44:54.99 ID:68CAqg3Xo<> 東方不敗ってなに? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 19:01:06.42 ID:+hgZXj2wo<> 美嘉・未央・卯月・凛「!」ビシッ
東方不敗「!」ビシイッ!
美嘉「皆ー! アリガトねー!★」
「イエエエエイ!」
美嘉「所で今日、バックを務めてくれたこの子達とファイター!」
美嘉「まだ新人なんだけど、アタシが誘って、ステージに立ってくれたんだー!」
「ウオオオオオ!」
美嘉「それじゃあ、感想でも聞いてみよっかなー★」
未央・卯月・凛「えっ?」
東方不敗「ほう? しかし、ここは若手のファイターに譲るとしよう」
美嘉「どう?」
卯月「ふえっ!? うわ、うわわわ……! え、えーと」
凛「……うん!」
未央「……うん!」
未央・卯月・凛「サイッコー!」
「イエエエエエエイ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 19:07:16.04 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
スタッフ「全プログラム、終了でーす!」
一同「お疲れ様でしたー!」
未央・卯月・凛「ふふふっ!」
東方不敗「……クックック!」
https://www.youtube.com/watch?v=ni6ul9_4wIE
東方不敗(……想像以上のパワーをアイドルは持っておったわ)
東方不敗(まさか、このワシをほんの少しの間でも圧倒する程のものとは……)
東方不敗(だが、この東方不敗! このままでは終わらんぞ!)
東方不敗(必ずやアイドルとして大成し、その力をこの手にしてくれるわ!)
東方不敗(ククク……ハッハッハ……ワーッハッハッハッハ!)
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 19:11:50.73 ID:+hgZXj2wo<> 単スレでクロスはどうかと思ったのですが、始めてしまったのとキリが良い所まで書かないと気持ち悪いので書きました、申し訳ない
お風呂後に次いきます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 19:37:35.88 ID:I0/OwUM3o<> >>675
マスターアジアやぞ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 19:39:56.39 ID:AHEhLls1o<> おつ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 20:16:58.39 ID:UPMx5e8do<> 乙
シュウジ・クロスさんはっちゃけ杉 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 20:37:29.86 ID:+hgZXj2wo<> 書きます
武内P「食品関係の、イメージガールをしていただきます」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 20:40:20.98 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「皆さん、それぞれ別の現場に移動してもらいます」
アイドル達「……」
武内P「この件は、先方の希望と、私の判断でイメージが近い方に担当して貰う形となります」
アイドル達「……」
武内P「何か、質問はありますか?」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 20:43:26.62 ID:+hgZXj2wo<> 美波「あの……私が肉じゃがなのは?」
武内P「はい。新田さんは、とても家庭的なイメージが強いので」
美波「そう、でしょうか……?」
武内P「これは、先方が希望されたからですね。私も、合っていると思います」
美波「えへへ……なんだか、照れちゃいますね///」
武内P「初々しさも感じる、とても良い笑顔です」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 20:45:12.18 ID:+hgZXj2wo<> 未央「それじゃあ……私がカレーなのも家庭的ってこと?」
武内P「いえ、本田さんの場合は違いますね」
未央「へっ?」
武内P「キレンジャーです」
未央「んっ?」
武内P「本田さんは、CPのキレンジャーなイメージがあるので、私が適任と判断しました」
未央「……」
アイドル達「……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 20:47:31.34 ID:+hgZXj2wo<> 智絵里「あの……私、四種ベリーのタルトなんですけど」
武内P「はい。緒方さんの可愛らしいイメージにとても合っていると思います」
智絵里「か、可愛らしい……///」
武内P「デザインも、四葉のクローバーを連想させるものです」
智絵里「……///」
武内P「これは、私が緒方さんが適任だと判断しました」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 20:49:32.51 ID:+hgZXj2wo<> かな子「あの! 私、お菓子じゃないんですけど……!?」
武内P「三村さんは確か、ちゃんこ鍋でしたね」
かな子「そ、そんなイメージですか!?」
武内P「美味しいから大丈夫です」
かな子「どすこい! じゃなくて、なんでやねん!」
武内P「これは、先方たっての希望になります。三村さんに是非、と」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 20:54:25.45 ID:+hgZXj2wo<> アーニャ「私は、アー、アイスクリームですね?」
武内P「はい。白い妖精のような、アナスタシアさんのイメージに合っていると思います」
アーニャ「ビェールイフェーヤ……私に、出来るでしょうか?」
武内P「先方の希望もありましたし、私もアナスタシアさんが適任かと。頑張ってください」
アーニャ「ダー! 頑張ります♪」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 20:57:01.42 ID:+hgZXj2wo<> 卯月「あの……私が海藻類なのは、どうしてでしょう?」
武内P「もじゃ村さ……いえ、島村さん」
卯月「お見舞いに来てくれた時の格好、まだ引きずってるんですか!?」
武内P「これは、先方たっての希望になります」
卯月「プロデューサーさんの判断じゃないんですか!?」
武内P「可愛すぎるけど可愛すぎない、普通に可愛い海女さんを目指すそうです」
卯月「……」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 20:59:44.04 ID:+hgZXj2wo<> 杏「ねえねえ、杏はどうしてカロリーメイトなのさ」
武内P「そうですね……飴とどちらにしようか私も迷いました」
杏「それで結局カロリーメイト?」
武内P「はい。双葉さんの働きたくないが進化すると、食べるのも面倒くさいになると思ったので」
杏「……強く言い返せないのが癪だなぁ」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:03:29.46 ID:+hgZXj2wo<> 李衣菜「あの……私が氷なのって、どうしてなんです?」
武内P「? イメージに合っていると思ったのですが……」
李衣菜「えー? そんなにクールな感じしますかね? もっと、熱いやつの方が!」
武内P「いえ、ロックアイスですので、やはり多田さんが適任かと」
アイドル達「あー」
李衣菜「駄洒落じゃないですか!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:07:34.89 ID:+hgZXj2wo<> みりあ「ねぇねぇ、プロデューサー!」
莉嘉「皆は別々なのに、アタシ達だけ一緒なの?☆」
きらり「うっきゃー☆ 皆で、ハピハピするのが一番って事ぉ?」
武内P「そうですね。凸レーションの皆さんは、インスタ映えする食品に当ってもらいます」
みりあ「えー! それじゃあ、色んな物が食べられるってこと!?」
莉嘉「イエーイ☆ P君、アタシ達の事わかってるぅ☆」
きらり「Pちゃんもぉ、今度は一緒にクレープ食べようにぃ☆」
武内P「そうですね……はい、機会がありましたら」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:12:44.30 ID:+hgZXj2wo<> 蘭子「我が友よ!」
武内P「神崎さんは……はい、熊本ラーメンでしたね」
蘭子「い、いくら我が故郷がそうとは言え、余りにもむごい所業!」
武内P「……堕天使すらも魅了する、聖杯から漂う至極の芳香」
蘭子「ククク、魂が猛るわ」
武内P「出身地以外にも、いわゆるギャップを狙った戦略ですね。これは先方の希望です」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:14:43.40 ID:+hgZXj2wo<> みく「……」
武内P「前川さんは……すみません、海鮮関係のものしか……はい」
みく「……」
武内P「あの……そんなに見ないでください」
みく「……」
武内P「……」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/11/25(土) 21:17:40.65 ID:6JKhn7rvO<> イメージって大事 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:22:43.31 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「それでは、質問は以上で宜しいでしょうか?」
凛「……ねえ」
武内P「? はい、どうされましたか?」
凛「皆のはなんとなくわかるよ。うん、合ってると思う」
未央「おやおや、しぶりん?」
凛「キレン……未央は黙ってて。これから大事な事をプロデューサーに聞くから」
武内P「……」
未央「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:26:03.78 ID:+hgZXj2wo<> 凛「ねえ、プロデューサー」
武内P「はい」
凛「どうして、私がトンカツのイメージなの?」
武内P「それは……」
凛「納得できない。李衣菜、ロックアイスと変わってよ」
李衣菜「えぇっ!?」
凛「李衣菜もさっき納得してなかったし、私のクールなイメージと合ってるから良いでしょ」
武内P「……と、カツアゲをしそうだな、と」
凛「!?」
アイドル達「あー」
武内P「先方が」
凛「!!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:29:53.87 ID:+hgZXj2wo<> 凛「……えっ? 私って、そんなイメージ?」
武内P「いえ、そんな事はありません」
凛「……じゃあ、どうして」
武内P「渋谷さんは、援助交際をしていそうというイメージを持たれている方が、ファンの中にはいます」
凛「……は?」
アイドル達「……あー」
凛「ちょっと皆! 納得しないで!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:32:59.92 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「なので、今回の仕事を機にそのイメージに変化をもたせようという狙いもあります」
凛「それで……カツアゲ?」
武内P「向井拓海さんの例もありますし、援助交際よりはアイドルとしてイメージはマシ、かと」
凛「……」
みく「李衣菜ちゃん、どうしてお財布から五千円出してるにゃ?」
李衣菜「えっ? これ位払えば、見逃してくれるかと思って」
みく「ロックのカケラもないよそれ」
凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:34:49.05 ID:qiXd99KQo<> 同意の上でファンから金を巻き上げるアイドルの鑑 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:37:21.20 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「ご理解、頂けたでしょうか?」
凛「……」
未央「良いじゃんしぶりん。トンカツ、私は好きだよ」
凛「キレンジャー……」
未央「ぶっとばすよ?」
凛「そうだね……二人合わせればカツカレーになるし、そう考えると悪くないかな」
卯月「ふふっ、セットにワカメのお味噌汁はどうですか?」
未央・凛「それはちょっと」
卯月「……あぅ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:41:51.17 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「……それでは、質問はもうありませんか?」
アイドル達「……」コクリ
武内P「この仕事は、今までの皆さんの積み重ねが試されます」
アイドル達「……」
武内P「そして、今後の展開にも関わってくる方もいらっしゃいます」
アイドル達「……!」
武内P「それでは、頑張ってください」
アイドル達「はいっ!」
武内P「良い、笑顔です」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:44:53.91 ID:+hgZXj2wo<> ・ ・ ・
ちひろ「うふふ、皆、とっても頑張ってますね♪」
武内P「初めは不安でしたが、彼女たちならばきっとやり遂げてくれるかと」
ちひろ「でも、全員に食品関係の仕事をさせるとは思ってませんでした」
武内P「食には関心があります」
ちひろ「まあ、意外」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:51:01.75 ID:+hgZXj2wo<> ちひろ「あっ、ちょっと気になったんで聞いても良いですか?」
武内P「? はい、何でしょうか?」
ちひろ「もしも私がイメージで食品の仕事をするとしたら、何になると思います?」
武内P「千川さんが、ですか?」
ちひろ「はい♪」
武内P「そうですね……素うどん、ですね」
ちひろ「素うどん……ですか?」
武内P「あとは……もやし、パンの耳……」
ちひろ「プロデューサーさん? あの、私ってそんなイメージですか!?」
武内P「いえ、むしろ……」
武内P「千川さんは、満足な食が遠のいていくイメージです」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 21:51:52.21 ID:+hgZXj2wo<> 休憩 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 22:10:06.86 ID:OXT3f8TXo<> そうだね
課金する金を捻出するために削るならそこからだね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 22:22:02.48 ID:+hgZXj2wo<> 書きます
武内P「私の休日ですか……休日?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 22:23:51.12 ID:+hgZXj2wo<> 未央「ん?」
武内P「あの……休日とは、一体何をするものなのでしょうか?」
卯月「へっ?」
武内P「すみません……おかしな事を言ってしまいましたね」
凛「……ねえ」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 22:26:55.12 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「そうですね……休日……休日……」
未央「やばいよこれ、踏んじゃいけない地雷踏んだよこれ」
卯月「休日について考える人、初めて見ました……」
凛「ねえ、プロデューサー。最後に家に帰ったのって、いつ?」
武内P「……そう、ですね」
未央・卯月・凛「……」
武内P「そうですね……はい……そうですね」
未央・卯月・凛「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 22:29:52.85 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「家には……はい、ちゃんと仮眠室で寝ていますよ」
未央「おかしいよ!? 流れが繋がってないからね!?」
武内P「? 何が、でしょうか?」
卯月「本当に……わからないんですか?」
武内P「ちゃんとベッドで寝ているので……はい、大丈夫です」
凛「駄目、この人全然わかってない」
武内P「……?」
未央・卯月・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 22:32:47.34 ID:+hgZXj2wo<> 未央「プロデューサー、落ち着いて聞いてね」
武内P「はい、何でしょうか」
卯月「ここは、プロデューサーさんのお家じゃないんです!」
武内P「何を仰っているのか、よく……」
凛「プロデューサー。仮眠室のベッドは、誰のベッド?」
武内P「先日、私のネームプレートがかけられていたので……私のものかと」
未央「会社からも諦められてるじゃん!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 22:37:02.90 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「皆さん、あの……私は、何かおかしい事を言っていますか?」
卯月「あの、服! 服はどうされてるんですか!?」
武内P「社内にはランドリーがありますし、はい、問題ありません」
凛「設備が整ってるのが、こんな最悪な結果を招いたのかな」
武内P「いえ、住めば都……という言葉もありますから」
未央「プロデューサーも、事務所に住んでる気になってるじゃん!」
武内P「いえ……私は自宅がありますから……しかし、どこだったでしょうか……?」
未央・卯月・凛「……!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 22:40:53.52 ID:+hgZXj2wo<> 未央「さて、どうする?」
卯月「わかりません……何にもわかりません……」
凛「ね、ねえプロデューサー?」
武内P「はい、何でしょうか」
凛「この前の水曜日は休みだったでしょ? 確か、予定ではそうなってた」
未央「あっ、そういえばそうだね!」
卯月「そうですよ! その日は、何をしてたんですか?」
武内P「いえ、普通に仕事をしていましたが……?」
未央・卯月・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 22:46:54.30 ID:+hgZXj2wo<> 未央「プロデューサー、ちなみに聞くけど、前の休みは?」
武内P「そうですね……外出をしましたね」
卯月「奇跡はあるんです!」
凛「待って卯月。喜ぶのは早いよ」
卯月「凛ちゃん……?」
凛「外出って、どこに行ったの?」
武内P「アスタリスクのお二人が、連れて行って欲しいライブがあると言うので、はい」
未央・卯月・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 22:51:55.08 ID:+hgZXj2wo<> 未央「ねえ、もしかしてプロデューサーってさ」
武内P「?」
未央「毎日アイドルに会ってたりしない?」
武内P「いえ、そんなまさか……いや……まさか……?」
卯月「……また、考え込んじゃいました」
凛「じゃあ、最後にアイドルに会わなかった日って、いつ?」
武内P「最後に……いつ……?……?」
凛「うん、もう良いよ。ごめん、変なこと聞いて」
武内P「ああいえ、お気になさらず」
未央・卯月・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 22:56:16.20 ID:+hgZXj2wo<> 未央「ねえ、うちの事務所ってブラックだったりする?」
武内P「いえ、そんな事はありませんよ」
卯月「本当、ですか?」
武内P「はい。先日も、千川さんに帰るよう叱られてしまいましたし」
凛「それで、最終的に入ったベッドは?」
武内P「? 仮眠室のベッドですが……?」
未央・卯月・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 23:01:46.11 ID:+hgZXj2wo<> 未央「この事、専務は知ってるの?」
武内P「はい。毎朝挨拶するので、ご存知かと」
卯月「? ちょっと待ってください……毎朝?」
武内P「そうですね、同じ時間にアラームを設定しているらしく、毎朝顔を合わせます」
凛「待って、おかしくない?」
武内P「……確かに、まるで……そう、会社に住んでいるかのような……!?」
未央・卯月・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 23:07:16.64 ID:+hgZXj2wo<> 未央「気付いた? ねえ、気付いてくれた?」
武内P「いえ、しかし……専務に限って、そんな」
卯月「あの! 専務だけじゃなくてですね!?」
武内P「アメリカへ研修に行ったと聞いているので、そういった事は有り得ないかと……」
凛「だけど、まるで専務が会社に住んでるように見える……という事は?」
武内P「私も、事務所に住んでいるわけではない、という事ですね」
未央「……――んああああああ!」
卯月「未央ちゃん、落ち着いて! 落ち着いてください!」
武内P「本田さん!? 一体、何が!?」
凛「原因はアンタでしょ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 23:14:08.27 ID:+hgZXj2wo<> 未央「どうしたらわかってもらえるの!? 私、わかんないよ!」
武内P「あの……何か、ご不満があったら遠慮なく仰ってください」
卯月「プロデューサーさんは、事務所に住んじゃってるんですよ!」
武内P「そんなまさか……では、専務も会社に住んでるという事でしょうか?」
凛「正にその通りだよ。巨大な一つ屋根の下、二人は暮らしてる」
武内P「専務と同棲……すみません、それはもう、本当にキツイですね」
未央・卯月・凛「……」
武内P「なので、住んでいないという事にして頂けると……はい、助かります」
未央・卯月・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 23:19:46.02 ID:HE87tmq20<> 唐突に直球でdisってるよwwww <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 23:24:41.16 ID:+hgZXj2wo<> 未央「……えっと、何の話だったっけ」
卯月「休日の話……でしたよね」
凛「いつの間にか、346プロ在住の人達の話になっちゃったね」
武内P「いえ、住んでいませんが」
未央「頑な過ぎる」
卯月「じゃ、じゃあ趣味! 趣味は何か無いんですか!?」
凛「卯月、ナイスパス!」
武内P「趣味ですか……趣味……? 趣味……?」
未央「キラーパスじゃん!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 23:31:42.27 ID:+hgZXj2wo<> 武内P「そうですね……趣味は……アイドルをプロデュースする事でしょうか」
凛「完全にワーカホリックってやつだね」
武内P「健康状態には気を使っていますし、そこまででも無いかと」
卯月「……健康に気を使うのは、どうしてですか?」
武内P「万全な体調でなければ、皆さんを万全なサポートは出来ませんから」
未央「やばいよ、これ、一つ上のワーカホリックだ」
武内P「……」
凛「困ったなあ、みたいな感じ出さないで。困ってるのはこっちだから」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 23:37:20.42 ID:+hgZXj2wo<> 凛「ねえ、ちょっと気になったんだけどさ」
武内P「はい、何でしょうか?」
凛「プロデューサーって、友達とかいるの?」
卯月「凛ちゃーん!?」
未央「しぶりん! それは火の玉ストレート過ぎるよ!?」
武内P「友達ですか? いえ、一人も居ませんね」
凛「あっ……うん、ごめん」
未央「ピッチャー返しが直撃してるじゃん!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 23:42:51.19 ID:+hgZXj2wo<> 凛「それじゃあ……私が、アンタの友達になってあげるよ」
武内P「渋谷さん……?」
凛「気にしなくていいよ、別に」
卯月「凛ちゃん……優しいです」
未央「いや、多分あれは罪の意識もあると見たよ」
武内P「いえ、私と渋谷さんはあくまでアイドルとプロデューサーですので、友達にはなれません」
凛「……」
武内P「ですが、お気遣い、ありがとうございます」
未央「頑張った、頑張ったよしぶりん」
卯月「凛ちゃん、お疲れ様です」
凛「……うん、今はちょっとなぐさめとか、うん、きついかな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 23:49:44.46 ID:+hgZXj2wo<> 未央「それじゃあ……将来の夢!」
武内P「そうですね……皆さんをトップアイドルにする事でしょうか」
卯月「だったら……特技!」
武内P「そうですね……やはり、プロデュースですね」
凛「それなら……子供の頃の夢!」
武内P「そうですね……輝く皆さんのお手伝いをする、プロデューサーでした」
未央・卯月・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/25(土) 23:55:13.51 ID:+hgZXj2wo<> 未央「それじゃあ……もし、プロデューサー以外の職につくとしたら?」
武内P「それは……考えられませんね」
卯月「もし、クビになっても?」
武内P「他の事務所に移り、プロデュースを続けたいと思います」
凛「……じゃあ、次の休みの日にしたい事ってないの?」
武内P「そうですね、この様に皆さんとコミュニケーションが取れたらと思います」
未央・卯月・凛「……」
未央・卯月・凛「ん?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 00:03:43.29 ID:UPK6XOr3o<> 武内P「皆さんとコミュニケーションを取るのも、大事な仕事ですから」
未央「あの、プロデューサー……?」
武内P「はい、何でしょうか?」
卯月「確かに、ずっと話してましたけど……今日は、お仕事ですよね?」
武内P「いえ、仕事の日だと、ここまで話す時間は取れませんね」
凛「でも、事務所で話してるよね」
武内P「はい。作業の合間ではありますが、今日は時間がとれますので」
未央・卯月・凛「……」
未央・卯月・凛「今日はお休みの日!?」
武内P「いえ、そんなまさか……? 仕事をしているし、休日のはずが……」
武内P「……休日?」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 00:04:41.43 ID:UPK6XOr3o<> 寝ます
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 00:54:21.00 ID:9Cksp2k10<> 乙
武内Pも専務との同棲はそこまで嫌だったかw <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 01:50:37.91 ID:G5nU6Gh9o<> まゆPは友人じゃないのか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 02:06:31.74 ID:xbHnFmlA0<> ただの友人があそこまでくっ付かないんだよなぁ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 07:51:44.61 ID:RBcE5bDeo<> かな子にちゃんこ鍋の仕事持ち掛けたとこはどこだ!
ぶっ潰してやる!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 11:51:29.76 ID:23/tTHx3O<> >>732
伊勢ヶ濱部屋 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 12:02:36.75 ID:RBcE5bDeo<> 旭富士か!ゆるさんぞ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 14:00:34.31 ID:SoBeHZgMo<> 明日の朝刊には>>734の勇姿が見れるのか… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 21:25:20.73 ID:UPK6XOr3o<> では、そんな感じのを書きます
武内P「おそらきれい」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 21:27:10.83 ID:UPK6XOr3o<> 専務「……彼は、今はそうとしか言葉を発さないらしい」
アイドル達「……!?」
ザワザワ…
専務「静かに」
アイドル達「……」
専務「彼がそうなった原因は、君達だというのは事実か?」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 21:29:47.37 ID:UPK6XOr3o<> 専務「話によれば、君達は昨晩は彼の自宅で宴会を開いたそうだな」
アイドル達「……」
専務「プロデューサーがアイドルを自宅に招くなどもってのほかだ」
アイドル達「……」
専務「しかし、話よれば君達が彼の家を突然訪問……いや、急襲したと言うではないか」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 21:33:25.99 ID:UPK6XOr3o<> 専務「これに関して、異論の有る者は居るかね?」
アイドル達「……」スッ
専務「ほう? 事実は違うと言うのかね?」
アイドル達「……」コクリ
専務「なるほど。疑ってしまってすまなかった」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 21:36:15.04 ID:UPK6XOr3o<> 専務「ならば、何故彼がああなった原因が君達にあるという話に?」
アイドル達「……」
専務「君達は、彼の自宅で宴会はしていないのだろう?」
アイドル達「酔ってて覚えていません」
専務「……なるほど、そうか」
アイドル達「……」
専務「予想されうる中でもかなり悪い回答が飛び出して、私も驚いている」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 21:38:45.00 ID:UPK6XOr3o<> 専務「そうだな……それでは、順番に話を聞いていこう」
アイドル達「……」
専務「覚えている範囲で良い、話してみなさい」
アイドル達「……」
専務「嘘偽りや、事実を隠そうとした事が判明した場合、一年間の禁酒を言い渡す」
アイドル達「!?」
専務「これが私のやり方だ」
アイドル達「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 21:40:54.67 ID:UPK6XOr3o<> 専務「それでは、まずは片桐早苗君」
早苗「……」
専務「彼には手錠がかけられていたのだが、それは君の物か?」
早苗「……」フルフル
専務「違うと言うのか」
早苗「……」コクリ
専務「よろしい。一週間の禁酒を言い渡そう」
早苗「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 21:43:38.45 ID:UPK6XOr3o<> 専務「もう一度聞こう」
早苗「……」
専務「彼にかけられていた手錠は、君の物か?」
早苗「……」コクリ
専務「初めから正直に答えたまえ。手錠には、君のサインが書いてあったぞ」
早苗「……チッ」
専務「いい度胸だ。君には一ヶ月の禁酒を言い渡そう」
早苗「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 21:46:11.85 ID:UPK6XOr3o<> 専務「次に、高垣楓君」
楓「……」
専務「彼の服を脱がせたというのは、本当かね?」
楓「……」フルフル
専務「違うと言うのか」
楓「……」コクリ
専務「よろしい。君には、温泉に入れない温泉リポーターの仕事を回そう」
楓「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 21:49:18.51 ID:UPK6XOr3o<> 専務「もう一度聞こう」
楓「……」
専務「彼の服を脱がせたのは、君か?」
楓「いえ、服はハサミで切りました」
専務「なるほど、嘘はついていなかったという訳か」
楓「着る物を切る」
専務「ここで駄洒落か。温泉のリポート、期待している」
楓「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 21:52:31.98 ID:UPK6XOr3o<> 専務「次に、姫川友紀君」
友紀「……」
専務「彼の股間に、つくねを投げつけまくったというのは事実かね?」
友紀「……」コクリ
専務「ほう、君は先の二人と違って正直だな」
友紀「……」ドヤァ
専務「だが、やっている事は実にエグい。一ヶ月間の野球観戦禁止だ」
友紀「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 21:58:07.54 ID:UPK6XOr3o<> 専務「覚えている事を正直に話したら、キャッツの試合以外の観戦は認めよう」
友紀「……!」
専務「さて、何故つくねを股間に投げるという真似を?」
友紀「四番をはれるだけのバットだったので、つい」
専務「そのおかげで、彼の自前のボールは大打撃だ」
友紀「……ぷぷっ、猛打賞……!」
アイドル達「……」クスクス
専務「猛打ではなく痛打だ。君には野球観戦のかわりにサッカー観戦を命じる」
友紀「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:00:35.65 ID:UPK6XOr3o<> 専務「さて、川島瑞樹君」
瑞樹「……」
専務「私は、君はこの面子のブレーキ役だと思っていたのだが」
瑞樹「……」
専務「ずっと、うけるわ、と言って爆笑していたというのは事実かね?」
瑞樹「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:04:10.02 ID:xbHnFmlA0<> こいつら武内Pのこと嫌いだろww <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:04:10.50 ID:UPK6XOr3o<> 専務「川島君、答えを聞かせて貰おう」
瑞樹「……」
専務「まさか、本当に全部酔って忘れてしまったのかね?」
瑞樹「でも……その時の光景を想像したら……」
専務「……」
瑞樹「うけるわ」
アイドル達「わかるわ」
専務「息ピッタリだな君達は。川島君は、とときら学園のゲストとして出演してもらう」
瑞樹「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:05:48.59 ID:hoZWTJ1hO<> >>747
ほぼ問題発言しか出てないヒッドイレス過ぎる… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:09:22.47 ID:UPK6XOr3o<> 専務「……さて、何故君達が彼にこんな真似をしたのかを聞こう」
アイドル達「……」
専務「正直、君達が彼の事をそこまで憎んでいたとは思わなかった」
アイドル達「!?」フルフル
専務「憎むとまではいかなくても……嫌っていたのだろう?」
アイドル達「!?」フルフル
ちひろ「専務、私達はプロデューサーさんの事を嫌ってなんかいませんよ」
専務「……千川くん?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:11:13.04 ID:1lfLJNB/o<> ちっひも参加しとったんか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:13:02.86 ID:UPK6XOr3o<> 専務「しかし、彼は今も治療中だ」
ちひろ「入院……されてしまったんですか?」
専務「いや、事を公にするわけにはいかないからな」
ちひろ「それじゃあ……?」
専務「池袋晶葉君と一ノ瀬志希君、そして、隠し味で堀裕子君に治療にあたって貰っている」
ちひろ「ああ、それなら次も安心ですね♪」
アイドル達「……ほっ」
専務「待ちたまえ。また、同じ様な事を繰り返そうと言うのかね!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:16:34.45 ID:UPK6XOr3o<> ちひろ「専務、私達はプロデューサーさんを嫌ってなんかいないんです」
専務「ならば、何故?」
ちひろ「プロデューサーさんの困った顔って……可愛くないですか?」
アイドル達「……」コクコク
専務「君達は、彼の困った顔見て楽しむために……?」
ちひろ「……」
専務「……なるほど」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:22:43.42 ID:UPK6XOr3o<> 専務「君達が、彼に対して行った行為を見過ごすわけにはいかない」
アイドル達「……」
専務「だが、平行線だと思っていた君達の考えも、理解は出来た」
アイドル達「……」
専務「それが必要な事ならば……そうだな、制限付きだが許可しよう」
アイドル達「!」
専務「記憶はどうとでもなるが、肉体的なダメージが残る行為はやめなさい」
アイドル達「はいっ!」ニコリ
専務「……ふむ、これがパワーオブスマイルか」
アイドル達「♪」ニコニコ
専務「ああ、それと――」
専務「次は私も呼ぶように。場所は私が用意する。気密性は保証しよう」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:23:51.68 ID:UPK6XOr3o<> 気密性→機密性、で
休憩 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:51:45.06 ID:UPK6XOr3o<> 書きます
武内P「皆さんの10年後、ですか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:53:32.18 ID:UPK6XOr3o<> 未央「うん、私達って、10年後はどうなってるのかなぁ、って!」
卯月「はい。頑張ってると思うんですけど……」
凛「プロデューサーは、どう思ってるのかな、って」
武内P「そう、ですね……10年後……」
未央「おおっ! 予想以上に真剣に考えてくれてる!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:55:56.37 ID:UPK6XOr3o<> 武内P「……まず、本田さんですが」
未央「うんうん」
武内P「女優としても、バラエティ関連の仕事も増え、マルチな活動をしていると思います」
未央「おおっ! 好評価!」
卯月「でも、なんとなく想像出来る気がします♪」
凛「そうだね。未央、頑張ってるから」
未央「いやー、照れますなー///」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 22:58:56.95 ID:UPK6XOr3o<> 武内P「……次に、島村さんですが」
卯月「はいっ♪」
武内P「引退していると思います」
卯月「ええっ!? い、引退しちゃってるんですか!?」
武内P「結婚し、それを機にアイドルも引退していると思います」
未央「な、なーんだそういう事か!」
凛「ふふっ、でも、卯月は10年後だったら27だもんね。わかるかも」
卯月「け、結婚して引退ですか……うぅ、反応に困ります///」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 23:01:59.70 ID:UPK6XOr3o<> 武内P「……次に、渋谷さんですが」
凛「うん」
武内P「アーティストとしての活動も増え、トップアイドルの一員になっていると思います」
凛「……ふ、ふーん?///」
卯月「凛ちゃん、凄いです!」
凛「こ、この人の想像だから!///」
未央「またまたー、顔が真っ赤だよしぶりん!」
凛「もう! からかわないで!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 23:04:14.92 ID:UPK6XOr3o<> 未央「それじゃあ、更に10年後の、今から20年後は?」
卯月「20年後……想像も出来ないです」
凛「でも、ちょっと気になるかも」
武内P「……20年後……はい、20年後ですか……」
未央「この真剣な目! めっちゃ本気で考えてるよ、プロデューサー!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 23:07:42.66 ID:UPK6XOr3o<> 武内P「……まず、本田さんですが」
未央「ワクワクするなー!」
武内P「そろそろAVに出演するのではという声が多くなっていると思います」
未央「返して! 私のワクワク返して!」
卯月「未央ちゃん、あくまで想像ですから! ねっ!?」
凛「でも……言われてみれば、って感じがするから怖いね」
未央「絶対出ないから!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 23:12:08.85 ID:UPK6XOr3o<> 武内P「……次に、島村さんですが」
卯月「私はもう結婚してるから大丈夫……ですよね?」
武内P「アイドル活動に復帰し、復帰後二枚目のCDを出していると思います」
卯月「えっ? 復帰するんですか?」
武内P「ご主人の浮気が発覚し離婚、子供が居なかったのが幸いでした」
卯月「最悪じゃないですか! って、私浮気されるんですか!?」
未央・凛「あー」
卯月「えっ、えっ!? 私ってそんなに浮気されそうですか!?」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 23:16:27.47 ID:UPK6XOr3o<> 武内P「……次に、渋谷さんですが」
凛「……」
武内P「芸名を渋谷凛から、RINに変更し、より一層の活躍を見せていると思います」
凛「ふーん。まあ、悪くないかな」
未央「なんかしぶりんだけずるくない!?」
卯月「凛ちゃんだけ人生うまくいってるじゃないですか!」
凛「まあ、プロデューサーの想像なだけだし、気にすること無いって」
武内P「二度目の離婚以降に見られるようになった心境の変化が、歌にも芸名にも表れましたね」
未央・卯月「うまくいってなかった!」
凛「……」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 23:21:22.55 ID:UPK6XOr3o<> 武内P「……」
未央「なんだかまだ真剣に考えてるけど、私聞きたくないよ!」
卯月「私だって聞きたくありませんよー!」
凛「……ねえ、30年後はどうなってると思う?」
未央「なんで聞くの!?」
卯月「言わなくていいです! 言わなくていいですからね!?」
武内P「30年後……それは……さすがにわかりかねます」
未央・卯月「……ほっ」
凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 23:27:08.84 ID:UPK6XOr3o<> 凛「でも、10年後までは私達うまくいってるね」
未央「それは……まあ、確かにそうだけど」
卯月「……悪い方向にいっちゃう原因がわかれば」
凛「……うん、20年後も大丈夫なんじゃないかな?」
未央「確かにそうだけどさー」
凛「想像とは言え、言われっぱなしは癪でしょ」
卯月「はいっ! プロデューサーさんを、ギャフンと言わせちゃいましょう!」
未央「……しょうがない! いっちょやってやりますか!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 23:32:12.25 ID:UPK6XOr3o<> 未央「はいはい! 私、10年後には結婚して引退します!」
卯月「なるほど! 引退しちゃえば!」
凛「危険から思い切り遠ざかる作戦だね」
武内P「……そう、ですか」
未央「そうしたら、私の20年後は!?」
武内P「結婚したいのに出来ない女性芸能人として、お茶の間で大人気だと思います」
未央「私ってそんなに結婚出来ないイメージ!?」
卯月「でも……」
凛「うん、すごくしっくりくる」
未央「こないよ!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 23:37:14.86 ID:UPK6XOr3o<> 卯月「じゃ、じゃあ私は、浮気しない人と結婚します!」
未央「その前提ずるくない!?」
凛「でも、これなら大丈夫じゃないかな」
武内P「……そう、ですか」
卯月「そうしたら、私の20年後は!?」
武内P「ご主人の貯金の使い込みが発覚し離婚、アイドルに復帰後二枚目のCDを出していると思います」
卯月「私って、そんなに男の人を見る目なさそうですか!?」
未央「でも……」
凛「男の人を駄目にしそうな感じはするよね」
卯月「しませんよ!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 23:44:11.15 ID:UPK6XOr3o<> 凛「それじゃあ私は、結婚しないで活動を続けてるよ」
未央「なるほど、逆に結婚しないというパターン!」
卯月「仕事一筋……凛ちゃん、カッコイイです!」
武内P「そう……ですか」
凛「そうしたら、私の20年後は!?」
武内P「すみません……12年後以降は徐々に活動が減っていき……わかりません」
凛「二度離婚しなきゃ駄目なの!?」
未央「でも、しぶりんって束縛強そうだよね」
卯月「多分、離婚の理由はそれですね」
凛「束縛なんてしな……するかも」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 23:49:14.28 ID:UPK6XOr3o<> 武内P「……」
未央「ちょっとプロデューサー!」
卯月「プロデューサーさん、ひどいです!」
凛「今の想像は何なの!? 説明して!」
武内P「……」
未央「……あの、もしもーし?」
卯月「……えっと、まだ考えてるんですか?」
凛「……駄目、何しても反応が無い」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/26(日) 23:54:36.73 ID:UPK6XOr3o<> 武内P「……」
未央「それじゃあ、プロデューサーは10年後はどうしてるの?」
武内P「プロデュース活動をしていると思います」
卯月「そ、即答でしたね」
凛「それじゃあ……20年後は?」
武内P「プロデュース活動をしていると思います」
卯月「……30年後は、どうしてるんですか?」
武内P「長年の無理がたたり、一人孤独に息を引き取っていると思います」
未央「プロデューサー、未来に夢を抱いて!」
卯月「大丈夫、大丈夫です!」
凛「……驚く程自分に厳しかったね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 00:01:17.01 ID:/waBRMwOo<> 未央「しょうがないから、私が10年後引退して結婚してあげるよ!」
卯月「み、未央ちゃん!?」
凛「結婚したいのに出来ないイメージを覆してきたね」
武内P「……そう、ですか」
未央「そうしたら、私の20年後は!?」
武内P「男の子一人、女の子一人の明るく楽しい家庭で、毎日が良い笑顔で送れると思います」
未央「最高の結果じゃん!?」
卯月・凛「……」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 00:08:30.58 ID:/waBRMwOo<> 卯月「じゃあ私が結婚したのはプロデューサーさんです!」
未央「し、しまむー!?」
凛「卯月ものっかったね」
武内P「……そう、ですか」
卯月「そうしたら、私の20年後は!?」
武内P「娘もアイドルになると言うのに喜び、優しく穏やかな、良い笑顔の毎日が送れると思います」
卯月「凄いです! 最高の結果ですよ!」
未央「おおっ、しまむーやるねぇ!」
卯月「えへへ♪」
凛「……」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 00:16:14.64 ID:/waBRMwOo<> 凛「だったら、私もプロデューサーと結婚して引退するよ」
未央「さすがに二度の離婚は嫌だったか」
卯月「凛ちゃん、頑張ってください!」
武内P「……そう、ですか」
凛「そうしたら、私の20年後は!?」
武内P「反抗期の娘に手を焼きつつも、実家の花屋を手伝い平穏な、良い笑顔の毎日が送れると思います」
凛「悪くないかな! 悪くないかな!」ポコジャガ
未央「落ち着いてしぶりん! オチじゃなかったからって小躍りしないで!」
卯月「やりましたね、凛ちゃん♪」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 00:20:52.38 ID:/waBRMwOo<> 未央「いやー! でも、良かった良かった!」
卯月「はい♪ 20年後も、これで安心ですね♪」
凛「安心と言っても、ただの想像だけどね」
未央・卯月・凛「……」
未央「うん、ただの想像……だよね」
卯月「そう……ですよね、はい」
凛「そうだよ……ただの想像だから」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 00:30:50.38 ID:/waBRMwOo<> ・ ・ ・
武内P「……っ、すみません、少し、深く考え込んでしまいました」
未央・卯月・凛「……」
武内P「? 皆さん、どうかされましたか……?」
未央・卯月・凛「……」
武内P「あの……私は、何かおかしな事を言っていましたか?」
未央・卯月・凛「結婚してください!」スッ
武内P「!? わ、私はプロデューサーで、貴女達はアイドルです! なので――」
未央・卯月・凛「じゃあ私、アイドル辞める(ます)!」
武内P「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 00:38:47.10 ID:/waBRMwOo<> 武内P「あの、どうか落ち着いてください!」
未央「私だって結婚したいもん!」
卯月「私も、結婚、引退、離婚、復帰の流れは嫌です!」
凛「私に二度も離婚させる気!? 逃げないでよ!」
武内P「あの、仰っている意味が、よく……!」
未央「10年後、忘れないでよね!」
卯月「私も、それまで誰とも結婚しませんから!」
凛「ちゃんと見ててよね! 目を離したら、承知しないから!」
武内P「10年後!? いえ、あの、皆さんにそう言われても……!?」
ガチャッ……バタンッ!
武内P「……」
武内P「10年後……私はどうなってしまうのでしょうか」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 00:44:43.90 ID:/waBRMwOo<> スレも800近くなってきたので、ネタの拾い漏れが出るかと思います
ですが、最後まで可能な限り楽しもうと思います
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 01:02:24.99 ID:LQcCRtjto<> おつおつ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 02:51:39.50 ID:M7+WYeW3o<> 楓さん大勝利を <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 03:13:25.97 ID:KQ4P51kLo<> しぶりんとの結婚だと娘との異次元バトルしか思い浮かばん <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 03:17:32.08 ID:8hnibD7xo<> 乙です <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 09:11:14.87 ID:aWWDvfuxO<> あれ?とときら学園の司会って川嶋さんじゃないっけ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 10:04:25.44 ID:vLGymx5OO<> それマッスルキャッスルじゃない?
とときらは名前の通りとときんときらりだよ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 10:50:33.70 ID:jugVnXI+O<> よく考えたらなぜとときんにそんなに司会業が回ってくるのか… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 11:47:14.65 ID:aWWDvfuxO<> そうだったわすまそ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 12:12:30.31 ID:oxYtAF5MO<> 最近しぶりんがネタ枠になってきて武凛が無いのが辛い
武凛お願いします <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 13:23:41.09 ID:LxBBZ1Kz0<> ??????????? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 16:32:58.10 ID:/waBRMwOo<> >>789書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 16:46:03.67 ID:/waBRMwOo<>
流れていく景色を後部座席に座りながら横目で見る。
街はまだ眠る気配を見せず、夜はこれからだと騒いでいるようだ。
「すみません……少し、迎えに行くのが遅くなってしまいました」
けれど、この人は帰りがこの時間になってしまった事を詫びてくる。
確かに、私はまだ15歳で高校生だから、あまり遅くなる訳にはいかない。
だから、こうして謝罪するのは、当然だと思っているのだろう。
「良いよ別に。気にしてないから」
本当は、一人で帰る事も出来た。
むしろ、そうしていたら今頃は家に着いていたかもしれない。
しかし、私はこの人に迎えに来て貰い、家まで送ってもらう事を選んだ。
今のこの状況は……私の、ほんの少しの我儘。
「そう言って頂けると、助かります」
私の我儘に振り回されていると、プロデューサーは全く思っていないのだろう。
それは、この人が私を信頼しているからで……今は、その信頼に甘えてしまおう。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 17:02:41.21 ID:/waBRMwOo<>
近頃は、こうして二人になる時間はめっきり減っていた。
私も、シンデレラプロジェクトのメンバーとして、
そして、プロジェクトクローネとしての、二つの企画に関わっているからだ。
参加するユニットも増え、ソロ活動も増え……今は、毎日がとても忙しい。
「……」
私をスカウトしに来ていた時は、毎日の様に校門の前で待っていた姿が懐かしい。
その時に比べて軽んじられている……とは、思わない。
だって、この人はいつも、いつも真っすぐに私を見てくれているから。
「最近、忙しそうだね」
だけど、プロデューサーとは、こうして会う時間がどんどん減ってきている。
アイドルとして、私が手のかからない程成長してきたと思ってくれているんだろうけど。
「すみません。皆さんや……渋谷さんと接する時間が、減ってしまっています」
「わ、私は大丈夫だから!」
思わず、大きな声が出てしまって、少し後悔。
本当に大丈夫だと思われて、これ以上会う時間が減るのは、その……何となく、嫌だ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 17:17:22.84 ID:/waBRMwOo<>
「……」
「……」
気まずい沈黙が、私達の間に流れる。
家に着くまで、もうそれ程時間は残されていないのに。
せっかくの機会なのだから、もっと、何か無かっただろうか。
「……」
後部座席の斜め後ろから、運転するプロデューサーの顔を眺める。
いつの間にかこの位置が、この人が運転する時の私の定位置になっていた。
二人の時も、座るのはなんとなく、斜め後ろ。
横に座っていたら、もっとよく顔が見えるのかな……って、何考えてるんだろ。
「……」
相変わらず、無表情で怖い顔。
最近は少し表情が柔らかくなってきたと思ったが、運転する時はいつにも増して表情がなくなる。
きっと、絶対に事故等起こさず、私を安全に送り届けようと思っているのだろう。
でも、この顔で出歩いたら何回職務質問を受けるのかなと思ったら、クスリと笑いが零れた。
「渋谷さん?」
「ううん、ごめん。何でもない」
プロデューサーの真剣な顔が怖くて、面白くて笑ったとはさすがに言えないよね。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 17:34:05.05 ID:/waBRMwOo<>
「そう言えば、ですが」
「何?」
何を言われるのだろう。
突然で、まるで予想がつかない。
「最近、学校の方はいかがですか?」
「……ふふっ、何それ?」
まるで久しぶりに娘と会話をする時、話題に困った父親の様な問いかけ。
私、アンタみたいな父親を持った覚えはないんだけど?
「いえ、渋谷さんの最近のスケジュールを考えると、学業の方が疎かになってはいないか、と」
「……ああ、そういう事」
あくまでもプロデューサーとしての問いかけだったのかと思い、納得。
しかしながら、中々に痛い所を突かれてしまった。
レッスンに、ライブに、その他諸々の仕事もあって、私の成績は緩やかな右肩下がりになっている。
けれど、アイドルとして充実した日々を過ごしているのならば、仕方無いんじゃないかな。
「もしも学業に支障が出ている場合……シンデレラプロジェクトとしての仕事を減らす必要があります」
……は?
「何それ?」
何を言ってるの、この人は? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 18:02:40.43 ID:/waBRMwOo<>
「プロジェクトクローネの方のスケジュールは、プロダクションの方針もあり調整がききませんから」
「ちょっ、ちょっと待って!」
「しかし、シンデレラプロジェクトは、私と、渋谷さんの裁量で調整が可能です」
シンデレラプロジェクトとしての仕事を減らす?
だって、そんな事をしたら――!
「アイドルの貴女を見守りたいという気持ちは、これからも、決して変わりません」
会える時間が、今以上に――!
「ですが、親御さんから貴女をお預かりしている以上、学業を疎かにするのを見過ごす訳にはいきません」
……悔しいが、プロデューサーの言う通りだ。
この人は、アイドル活動が忙しいからと勉強に手を抜いても良いと言う人じゃない。
だけど、今、せっかくのこの時間に、こんなデリカシーの無い事を言うなんて!
「ですが……渋谷さんならば、そんな事は無いと信じています」
その言葉を聞いた瞬間、理解した。
「……プロデューサー、なんだか性格悪くなった?」
私は、からかわれたのだ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 18:18:05.79 ID:/waBRMwOo<>
私の成績が少し下がってきたと伝えたのは……誰だったろうか。
頭の中で指折り数えてみるが、プロデューサーに言いそうな奴の心当たりは少しだけ。
あとで犯人を特定し、仕返しをしてやらなければ気が済まない。
だが、その前に、
「……大丈夫。勉強も頑張るから」
「はい。渋谷さんならば、きっとそう仰るだろうと思っていました」
シンデレラプロジェクトの仕事を減らすと、冗談交じりに脅しをかけてきたコイツに復讐しなければ。
信号が赤になった。
「でも、頑張っても成績が下がったらどうするの?」
「それは……」
予想していなかった返しに、プロデューサーは大いに戸惑っているようだ。
眉をハの字にし、真剣に頭を悩ませている。
信号が変わるまでの間、それはずっと続いた。
信号が青になった。
「その……とても、困りますね」
考え抜いた結果、それ?
そんな答え、もう、
「……っくく! 何、それ……!」
笑うしかないじゃないか。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 18:41:40.40 ID:/waBRMwOo<>
「私は、プロデューサーであると同時に、アイドル渋谷凛のファンです」
「うん」
「その姿を間近で見られる機会が減るのは……はい、困ります」
「……そっか」
プロデューサーも、会える時間が減るのを嫌だと思っていたのか。
そう思ったら、さっきまでの事も許そうと思えるから不思議だ。
考えてみれば、シンデレラプロジェクトとクローネの二足の草鞋状態になりたての時にも、
この人は、担当を変わるつもりはないと言ってのけたじゃないか。
そう思うと、
「プロデューサーって、案外独占欲強いよね」
「そう、でしょうか? 自分では、よくわかりませんが」
「そうだよ」
なんとも欲張りな人だろうか。
アイドルとして、学生として、一人の人間として、成長する様を自分に見せろと言うのだ。
欲のなさそうな風を装い、その実強引で、とても頑固。
「私、頑張るから」
こんな強欲なプロデューサーの元に居ては、私が欲張りになるのも仕方ない。
「だから、ちゃんと見ててよね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 19:01:15.36 ID:/waBRMwOo<>
「忙しくなって、こういう時間が少なくなるのもわかるよ。だけど――」
だけど、アンタは私のプロデューサーでしょ。
そして、アイドルの私のファンだと言うのなら、目を離すのは許さない。
私は、プロデューサーにアイドルの道に招き入れられたのだ。
その責任は取ってもらわないと。
「……渋谷さん」
「プロデューサー、ちゃんと私を見ててよね」
この感情に名前を付けるのはよそう。
それをするのは憚られるし、そうしたら、この人は逃げてしまいそうだから。
これはただの我儘で、ちょっとした独占欲なのだ。
「ふふっ……出来ないなんて、絶対に言わせないから」
「はい。見守り続けると、お約束します」
その答えに満足し、ふと、前を見たら、
「良い、笑顔です」
「……ちょっと待って。もしかして、今も見てたの!?」
バックミラー越しに、プロデューサーと目が合った。
先程までの私は、一体どんな表情をしていたのだろう。
そう考えると、今は、一刻も早く自宅に着いて欲しい気持ちでいっぱいになった。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 19:05:48.37 ID:/waBRMwOo<> お風呂 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 19:11:31.68 ID:BkUJbU0So<> 綺麗な武凛だなぁ... <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 19:11:32.50 ID:x30PVKWjo<> 乙だけどつい数日前に武内Pと濃厚(意味臭)な絡みをしたような <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 19:14:29.67 ID:Yh/+bqzU0<> いいね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 19:18:15.40 ID:WgcoPohAO<> ※漏らす前です <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 19:25:44.94 ID:U816hAuto<> 漏らしたの凛なんか? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 20:07:55.57 ID:jugVnXI+O<> 基本下品だからこそ清い物が生まれるのか、それとも逆なのか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 20:13:40.88 ID:x30PVKWjo<> 蓮も汚泥から美しい花を咲かせるから <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 21:03:06.57 ID:/waBRMwOo<> >>782書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 21:17:39.13 ID:/waBRMwOo<>
早朝の冷たい空気が頬を撫でていく。
乾燥しているこの季節の風は、私達アイドルには厄介な敵だ。
髪のセットは乱れるし、ホコリっぽいから、喉も痛みやすい。
それでも、朝早いだけマシなのだろうけど。
事務所の敷地に入ると、横手にある緑地スペースに後輩アイドルの姿が見えた。
確かあの子は、彼が担当していた子だ。
大きなツインテールを揺らしながら、何かを必死に探している。
声をかけようかとも思ったけれど、今は、この風から避難するのが先決だ。
この渇いた風は、私には、とても良くない。
だから、早くお城の中に逃げ込まないと。
入り口を抜け、エントランスホールに敷かれた赤い絨毯の上を歩く。
上等なそれは、気を抜くと足を取られてしまいそう。
「おはようございます」
「はい、おはようございます」
声の聞こえた先で、アイドルの子と、その担当プロデューサーの男性が挨拶を交わしていた。
その、何気ない、とても当たり前のやり取りが、無性に羨ましくなる。
これは、冷たい、渇いた風に当てられたせい。
私が彼の姿を見なくなって、もう一ヶ月が経とうとしているのとは、全く関係が無い。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 21:35:16.74 ID:/waBRMwOo<>
彼は、先月の頭から、アメリカの関連会社へ研修のため出向している。
何でも、第二期シンデレラプロジェクトへの空白期間の間に、
彼の今後の事も考え、スキルアップのためにと専務が提案したらしい。
彼は、当然のように初めはその話を断った。
それもそのはずで、彼は現在もシンデレラプロジェクトの一期生を抱える、
そうね、とても優秀なプロデューサーだもの。
そんな、仕事人間の彼が自分の今後のためとは言え、
手放しで今担当しているアイドルを放って海外へ行くとは到底考えられない。
だが、最終的に彼はその話を受けた。
頑として首を縦に振らなかった彼を説得したのは、彼の関わったアイドル達だった。
でも、説得……と、言うのかしら、あれは?
エントランスホールで大勢のアイドル達に囲まれながら、
正座されられている彼の姿はちょっぴり可哀想だったわ!
……そう、丁度、この位置で正座してたのよね、彼。
勿論、この話が彼にとって良い話だというのはわかっている。
けれど、調子が狂ってしまうのだ。
あの、大きな背中と、低い声、そして、ちょっぴり立った寝癖。
「……おはようございます」
ちゃんと周りに誰も居ない事を確認して、彼が正座していた場所に向かって挨拶。
誰かにこんな姿を見られたら、また高垣楓が変なことをしていると思われちゃうものね。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 21:57:40.47 ID:/waBRMwOo<> ・ ・ ・
仕事の打ち合わせが終わり、談話スペースでホットコーヒーでホッと一息。
お昼にはまだ早いからか、いつもは誰かが居るのに今日は私一人だ。
最近、調子が出ないからこういった一人の時間は、正直ありがたい。
そんな時、ふと、談話スペースの脇に置かれた黒いぴにゃこら太のぬいぐるみが目に飛び込んできた。
黒いぴにゃこら太は目つきが悪く、体色と同じ黒いネクタイをしていて、寝癖が立っている。
私はそれがとても可愛いと思うのだけど、あまり同意は得られない。
「……」
立ち上がって、黒いぴにゃこら太に近づく。
見れば見るほど、この子と彼は似ているように思える。
そう考えたら、言いたい事の一つや二つは言っても良い気がしてきた。
「いつ帰ってくるか位、教えてくれたって」
彼にその義務は無いし、私達はそんな間柄では無い。
だけど、行き場を失くした私の挨拶の責任はどう取ってくれるのかしら。
「……」
ピン、と、黒いぴにゃこら太のオデコを指で弾いた。
それが彼にとっても、この子にとっても言いがかりの八つ当たりだと気づき、
謝罪の気持ちを込めて、黒いぴにゃこら太の頭を優しく撫でた。
その姿を誰かに見られていたらしく、後日、瑞樹さんと早苗さんに飲みに誘われた。
気晴らしと言われたけれど、私には意味がよくわからなかった。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 22:14:09.87 ID:/waBRMwOo<> ・ ・ ・
彼の姿を見なくなって、もう二ヶ月が経った。
初めの頃は上手く回っていなかった歯車も、
今では少しずつ噛み合い始め、彼が居なくても、大丈夫になりつつある。
「――すみません! もう一枚お願いします!」
私を除いて。
「はい、よろしくお願いします」
今は、雑誌に使用される写真撮影中。
モデル時代からこの手の仕事には慣れたものだったが、
最近では、こうしてスムーズにいかない時がしばしば出てきた。
ばしばし撮ってくれてるけれど、どうにも、上手くいかない。
「笑顔で! 良い笑顔を一枚、お願いします!」
――良い笑顔。
その言葉を聞き、胸がドキリと跳ね上がった気がした。
……そうだ、彼も向こうで頑張っているのだ。
それなのに、こんな体たらくとは……とても、情けない。
私はアイドル、高垣楓。
どんな時も、輝いていなくては。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 22:33:04.97 ID:/waBRMwOo<> ・ ・ ・
「……」
自宅のベッドに腰掛け、携帯の画面をじっと見つめる。
今までも、そしてこれからも当然のように彼から連絡は無いだろう。
だったら、いっそ私から連絡してしまおうかとも思う。
そうすれば、今のこのモヤモヤから解放されるだろうから。
「……」
彼の研修が長引いているのは、向こうのボスが彼を気に入ったかららしい。
本来の予定では、もうとっくに帰ってきていてもおかしくないようなのだ。
全く、あんな人を気に入るだなんて、向こうの人はよっぽどの変わり者なのね!
「……」
だけど……彼が電話に出たとして、何と言えばいいのかしら?
いつ帰ってくるの?
早く帰ってきてください。
早く会いた――……違う違う! 今のは違いますから!
「……!」
携帯をベッド脇に置き、体を投げ出して枕に顔を埋める。
ひんやりとした枕の冷たさが、顔の火照りを冷やしてくれる。
いい歳をして何をしているのだろう、私は。
これではまるで、恋する少女ではないか。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 22:51:11.26 ID:/waBRMwOo<> ・ ・ ・
今日の風も、とても渇いている。
とても強いそれに抗いながら、私は今日も事務所へ向かっている。
都会の人混みすらもすり抜けていく風は、私の心すらも凍えさせようとしているようだ。
だから、私はココロを閉ざし、仕事に打ち込んでいた。
一時期は調子を崩していたが、今では、元の通り何の問題も無い。
ファンの人達の笑顔に支えられているから、私は大丈夫だ。
……ただ、ちょっとお酒の量が増えたかもしれない。
ヒュウと風が強く吹き、私は目を細めた。
「っ……」
そして、その視線の先には、
「……!」
人混みにおいてなお目立つ、黒いスーツの、長身の男性が歩いていた。
何故だろう、自然と足取りが早くなる。
気を抜いたら、今にも走り出してしまいそうだ。
だけど駄目、ここで目立ったら騒ぎになってしまうもの。
だから、バレないように近づいて……ふふっ、驚かしちゃいましょう♪ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 23:07:43.13 ID:/waBRMwOo<>
「……ふふっ」
抜き足、差し足、忍び足。
バレないように、見つからないように。
「……」
……いつの間にか、私の足は止まっていた。
先を歩く男性は、背丈が同じくらいの、全くの別人だったのだ。
近づいてみれば、体格も違うし、特徴的な寝癖も無かった。
背筋の伸び具合も、歩き方も、何もかも。
「……」
立ち止まった私を避けるようにして、通行人の人たちは通り過ぎていく。
中には、私が高垣楓だと気付いた人も居たようだが、今は朝の忙しい時間帯だ。
遅刻と引き換えにしてまでも、立ち止まって見ようという人は居なかった。
……ああ、駄目だ。
もう、一度溢れてしまった想いは止められない。
「……会いたい」
今すぐ、貴方に会いたい。
「――高垣さん?」
忘れもしない……この、低い声は間違えようがない。
「っ……!」
目の前には、記憶と変わらない、彼が立っていた。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/27(月) 23:32:41.09 ID:/waBRMwOo<>
「お久しぶりです」
本当に久しぶりだと言うのに、彼は変わらない。
「……お久し、ぶりです」
なんとか声を出したが、それだけで精一杯。
「立ち止まっていては他の方の通行の妨げになりますから、歩きながら」
彼は、そう言うと私に背を向け、ゆっくりと歩き出した。
フラフラと、つられるように彼について私も歩き出す。
「……」
彼の背中を見ているだけで、不思議な気分になる。
久々だと言うのに、変わらない彼の態度へ対する怒り?
私に会っても、全然嬉しそうにしていない事への悲しみ?
「すみません、言い忘れていました」
彼は、立ち止まって振り返り、言った。
「おはようございます」
その言葉を聞き、私の心に、とても言葉に出来ない痛みが生まれた。
私は、今、恋に落ちたのだ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 00:01:07.13 ID:mEF11nT4o<>
「おはようございます」
自分の気持ちに名前がついた。
ただ、それだけなのに、彼が居なかった時のモヤモヤとした想いが、
スルリと溶けるように胸の中に落ちてきた。
「……やっと、帰ってこられました」
この気持を伝える勇気は私には無い。
けれど、愛しいと思う気持ちが、風の中で舞い踊ってしまいそう。
今は、少しでも近くに貴方を感じていたい。
「ふふっ、もうアメリカから帰ってこないんじゃないかと思ってました」
無言で彼の隣に並び、歩みを揃える。
アイドルとプロデューサーでも、こうやって隣り合って歩くだけならば良いだろう。
これ以上踏み出す力は、私には無い。
こうやって、冗談交じりの会話が出来るだけで――
「いえ、それは有り得ません」
彼は、再び立ち止まり、私を真っすぐ見て、
「向こうには、貴女が居ませんから」
……そう、言った。
私がもしも鳥だったならば、今はあの白い雲を通り抜ける程高く飛べるだろう。
私達の間に吹く、溢れる想いの詰まった、こいかぜに乗って。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 00:03:30.16 ID:mEF11nT4o<> 次は下品なの書きます
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 00:31:17.64 ID:2VCr98wdO<> 乙 これはいい武楓
武Pの無意識な天然たらし発言に翻弄されてどぎまぎする乙女きらりんオナシャス! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 02:38:19.29 ID:0vg5BZZmO<> そろそろ美嘉ねえが大勝利してもいい頃合い <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 10:19:10.60 ID:geZiRG3KO<> シンデレラ劇場面白かったし武ありとかどうでしょ? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 12:10:38.65 ID:QdoSKGz2O<> 下品なのがまた来るのかwwww
おつ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 12:32:33.90 ID:T9tDgxcJO<> >>821
下品な武あり……? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 14:09:39.95 ID:2mZkJMYeo<> しぶりんは大だったからありすは小だな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 14:25:29.60 ID:DsK7YOp0o<> >>821
確かに下品な武あり見たいな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 21:37:25.63 ID:mEF11nT4o<> 把握
書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 21:51:37.03 ID:mEF11nT4o<>
「こうやってくっついてると、恋人同士に見えるかな★」
冗談交じりに投げかけられた言葉と共に、絡められた腕の感触に驚く。
此処は、シンデレラ達の舞踏会終了後、事務所へ戻るためのバスの車内。
「城ヶ崎さん?」
私に声をかけてきた主は、カリスマJKアイドル、城ヶ崎美嘉。
桃色の髪を結い上げ、所謂ギャルメイクをした彼女はとても魅力的なアイドルの一人だ。
彼女の突然の行動に驚き目を向けると、
「……アタシ……無事に帰れたら、アンタに伝えたい事があるんだ」
顔面を蒼白にした彼女が、
「……う……ヤバい……うっぷ……もう……!」
本来は入り口である筈の口を――出口にする寸前だった。
「待ってください! 今、エチケット袋を!」
繰り返し言うが、此処はバスの車内……それも、酔いにくい筈の中頃。
沢山の魅力的なアイドル達を乗せた、見るものが見れば天国の様な車内。
それが今から、地獄に変わろうとしていた。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 22:01:44.69 ID:mEF11nT4o<>
偶然が積み重なって起こった事象を人は奇跡と呼ぶ。
しかし、私が今体験しているのは奇跡と呼ぶには程遠い、悪夢だった。
「城ヶ崎さん! ここに! ここにお願いします!」
誰しも、乗り物に酔った経験はあるだろう。
それは、揺れ等の原因があるものが大半だと思う。
しかし稀に、特に原因は無いのに酔ってしまった事はないだろうか。
原因はわからないのに……そう、偶々、偶然に。
「……ゴメン……ゴメンね……うおえっ……!」
私……いや、私を除く彼女達――アイドルが、
「大丈夫です、城ヶ崎さん。私が、ついていますから」
偶然にも、
「美嘉ちゃん声抑えてーっ! オエッて声でこっちもくるから!」
全員、盛大に酔っていた。
今の声は誰だったろう……いや、そんな事を気にしている場合ではない。
そんな事を気にしている場合があるなら、目の前の事態に対処するのが先決。
そして、これから起こる二次被害、三次被害に備えてシミュレーションをするべきだ。
「うっ……お、おうっ、ええええええっ!」
地獄のステージの、幕が上がった。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 22:13:28.11 ID:mEF11nT4o<>
人が嘔吐する姿に、年齢、性別、容姿、その他諸々の要素はなんら関わってこない。
人はただ、嘔吐する時はマーライオンになるのみ。
「おえっ……おおろおおっ!」
城ヶ崎さんの背中をゆっくりとさすりながら、彼女が吐瀉する声を聞いていた。
目の端に涙が浮かんでいるのは、人が物を吐く時に出る反射だけでなく、
舞台の幕を上げてしまったという自責の念も含まれているだろう。
情けなさ、申し訳無さ……その他、様々な感情が篭った涙が、ポトリとエチケット袋の中に消えていった。
「……うっ……ふうっ……!」
……終わった、のか?
「おええええっ!」
ただの間奏だったようだ。
カリスマJKアイドル、城ヶ崎美嘉のライブは終わらない。
口からどんどん流れ落ちていくカリスマは、音と、そして臭いを他のアイドル達にも届けていく。
アイドル達の吐き気は、加速度的にエスカレートしていく。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 22:24:06.36 ID:q/yd85cQ0<> また始まってしまったのか… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 22:24:52.71 ID:mEF11nT4o<>
「……ふぅ……ふぅ……もう、出ないっぽい」
「お疲れ様です。これで、口をすすいでください」
「……サンキュ」
「すすいだ後は、そのままエチケット袋の中に吐き捨ててしまってください」
一つの戦いが、終わった。
胃の内容物を出し切ってしまった事で楽になったのか、彼女の顔色も先程よりはマシになった。
しかし、その顔には欠片程のカリスマも感じられず、今はただ、体調の悪い一人の少女がそこに居た。
「……うん、吐いてちょっとスッキリしたかも」
「そうですか。エチケット袋の口をしっかり縛り、休んでいてください」
「……オッケー」
ひとまず、これで城ヶ崎さんは大丈夫だろう。
大丈夫でなければ、困る。
「皆さん! 座席の前にエチケット袋が用意してあります!」
「おえええええっ!」
私が言うまでもなく、それは理解していたようだ。
今の声は……いや、考えるのはよそう。
「もし、助けが必要な場合は声をかけてください! それか手を挙げて――」
スッ、と、二桁近い数の手が挙がった。
「……!」
絶望は、まだまだこれからだ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 22:29:06.79 ID:WiHDWg3XO<> 最初からクライマックス過ぎる… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 22:41:47.25 ID:mEF11nT4o<>
いくら私とて、同時に複数の人間を助けるのは不可能だ。
しかし、不幸中の幸いと言うべきか……手を挙げているのは、並んだ席の片方のみ。
隣の席に座っている人には、まだ若干ながらも余裕があるという事だ。
「可能な限りすぐに向かいます! それまで、席が隣の人は手助けをお願いします!」
これならば、最悪の事態は免れるだろう。
「はいっ! わかりま……あ……うっぷ……おえええっ!」
私に返事をするために、大きく息を吸い込んでしまったのだろう。
しかし、それはこの車内に漂う臭いを考えれば自殺行為と言える。
今吐いた方の隣は……良し、まだ大丈夫そうだ。
「返事はしなくて大丈夫です! 皆さん! 頑張りましょう!」
プロデューサーとして仕事をしてきて、これ程絶望的な状況はそうは無い。
だが、私はこんな状況にも関わらず、感動してしまっていた。
アイドル達は、自分が辛い状況だと言うにも関わらず、
隣の席で吐いた友を気遣い、優しい言葉をかけ、背中をさす……ああ、貰いゲロをしている。
心動かされている暇が合ったら、体を動かさなくては。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 23:00:42.60 ID:mEF11nT4o<>
「――諸星さん、お待たせしました」
「……ごめんねぇ……Pちゃん」
私が諸星さんの元へ向かったのには理由がある。
彼女の隣に座っている双葉さんは割と早い段階で嘔吐し、既にグッタリとしているからだ。
諸星さんは、自身の吐き気をこらえながらも、周囲のアイドル達を助けてくれていた。
「いいえ、謝る必要はありません。よく、頑張ってくださいました」
「にょうっぷ、わー☆……えへへ、照れる……んに゙ぃ……!」
そんな彼女が自ら助けを求め、手を挙げた時の覚悟はいか程のものだったか。
私には到底推し量ることは出来ないし、また、彼女もそれを望んでは居ないだろう。
今、彼女に対してすべき事はたった一つ。
「諸星さん、エチケット袋は私が持っていますので、遠慮なくどうぞ」
「Pちゃ……ん……うっぷ」
限界を越え、震えてエチケット袋が持てなくなった彼女の手の代わりをする事だけだ。
背中から片方の腕を回し、体を彼女に密着させ、まるで恋人のように寄り添う。
諸星さんが驚いて目を見開いた直後、
「おぶううううえっ!」
体がくの時に曲がり、盛大に排出が始まった。
間に合って、良かった。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 23:15:04.82 ID:mEF11nT4o<>
「おうっ、お、えええっ!」
思えば、諸星さんにはいつも助けられてきた。
彼女の明るさと笑顔のパワーに、プロジェクトは陰ながら支えられていたのだ。
だから、今は、彼女を私が支えなくては。
そう、思った時――
「……あとは、杏に任せてよ」
そんな声と共に、エチケット袋を持つ手に小さな手が添えられた。
「――双葉さん?」
先程までグッタリとしていた筈の双葉さんが、決意の篭った眼差しでこちらを見ていた。
顔色は決して良いとは言えず、お世辞にも頼もしいとは言い難い。
だが、
「さっきはきらりが助けてくれたんだから、今度は杏の番っしょ」
双葉さんが浮かべた笑顔は、とても力強く、何よりも美しいものだった。
「……うっぷ、杏ちゃ……おえええっ!」
「ああもう、喋らないで良いよ……ほら、杏ときらりで、あんきらなんだからさ」
確かに、このバスの中は地獄かも知れない。
だが、地獄にも、花は咲くのだ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 23:27:18.77 ID:mEF11nT4o<>
「……ほら、早く他の子の所に行ってあげなよ!」
「うんうん……皆、うぷ……Pちゃんを待ってるにぃ……おうえっ!」
何とも頼もしい少女達――いや、アイドル達なのだろう。
私は、彼女達の担当をしている事を誇りに思う。
「諸星さん、双葉さん、ありがとうございます! 何かありましたら、すぐに呼んでください!」
エチケット袋を持って両手が使えない双葉さんの代わりに、
諸星さんがまるで普段双葉さんがしているようにサムズアップしてきた。
無理をしてでも私を送り出してくれた彼女達のためにも。
私の助けを必要としている、アイドル達のためにも。
「……――お待たせしました、鷺沢さん」
この局面を乗り切らなくてならない。
「……鷺沢さん?」
鷺沢さんは、顔面蒼白のまま、手を挙げて、窓の外を見続けていた。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 23:43:03.86 ID:mEF11nT4o<>
「あの……違う、んです……おえっ……!」
手を挙げている鷺沢さんの隣には、橘さんが顔を真っ青にして座っていた。
見るからに限界と言った様子の彼女の口元に、慌ててエチケット袋を当てる。
それを視界の端に捉えていたのか、驚くようなスピードで自分用のエチケット袋を開くと口元にやり、
「おええええっ!」
鷺沢さんは、吐いた。
「……おうえええっ!」
続けて、橘さんも吐いた。
橘さんの小さな手では、エチケット袋を取り落としてしまう可能性がある。
しかし、橘さんのエチケット袋を持っていては、鷺沢さんは自分のためのそれを持つことが出来ない。
既に限界を越えていた鷺沢さんは、この状況を作るために手を挙げていたのだ。
鷺沢さんは、橘さんも、エチケットも守ったのだ。
「「おうぅえええっ!」」
専務……今なら、貴女が彼女達にユニットを組ませた理由が、良くわかります。
しかし、欲を言うならばこの状況でわかりたくはありませんでした。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/28(火) 23:56:19.71 ID:mEF11nT4o<>
「……おうっ、ええっ!」
吐き続ける、橘さんを見る。
まだ12歳の彼女の背中はとても小さく、震えている。
「橘さん、我慢せず全部出しきってしまいましょう」
私に迷惑をかけまいと思ってか、彼女は一度決壊した後も、吐くのを我慢しようとしていた。
その誇り高い、大人たらんとする姿勢はとても微笑ましい。
だが、今は我慢するべき場面ではないのだ。
ここで中途半端に終わらせて、再び波が来た時にすぐエチケット袋は用意出来ないだろう。
「大丈夫です、橘さん」
橘さんの小さな胃に収まっていた物の量は、多くない。
なので、片手でもエチケット袋を支える事は十分に可能だ。
「私が、ついていますから」
左手でエチケット袋を持ち、右手で橘さんの背中をやさしくさすった。
「おっ……おうっ、えええっ!」
堰を切ったように橘さんの口から流れ出たものは、微かにイチゴの臭いがした。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 00:08:38.68 ID:abVgxl3vo<> 「……ふぅ……ふぅ……もう、大丈夫です……ずずっ!」
「お疲れ様です。これで、口をすすいでください」
「……ありがとう、ございます……ずずっ!」
「すすいだ後は、そのままエチケット袋の中に吐き捨ててしまってください」
12歳と言っても、大人であろうとする橘さんは今回の事を恥ずかしく思っているのだろう。
しかし、今回は状況が状況だし、不運が重なった結果だ。
あまり気に病まないで欲しいと思うのだが……こんな時に私の口が上手く回らない事が悔やまれる。
「ご迷惑を……ずずっ……おかけしました……ずずっ」
彼女の中で色々な感情が渦巻いているのがわかる。
流れる涙を服の袖でこすっている。
赤くなった鼻をすすって――
「……ずずっ」
――パスタだ。
橘さんの、向かって右の鼻の穴から、チョロリとパスタが顔を出している。
「いえ……お気になさらず」
一刻も早く、アレをなんとかしなくては――! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 00:29:47.06 ID:abVgxl3vo<>
「……橘さん。貴女は、とっても立派なアイドルです」
「急に……ずずっ……どうしたんですか……ずずっ」
腰を曲げ、座っている橘さんと目線を合わせながら言った。
目線が合わせると、あれが見れば見るほどパスタだとわかる。
「今回の事を恥ずかしいと思っているのですね」
「はい……ずずっ……だって、当然です……ずずっ」
ポケットからティッシュを出し、一枚目で彼女の口の周りを拭う。
子供ではないのだからと嫌がる可能性も考えたが、
今は私の話に耳を傾ける事に集中しているようだ。
「しかし、人間ならばこういう事も有ります。例えそれが、アイドルであっても」
「……だけど……ずずっ」
「そうですね……では、またこの様な事態が起こった時に――」
そして二枚目で、橘さんの鼻を拭いつつ――
「――今度は、他の誰かを助けてあげられるよう、成長していく」
――パスタを抜き取る。
「……と、言うのはどうでしょうか?」
「っ……! 凄い、です! なんだか、とてもスッキリした気分です!」
橘さんは、顔を輝かせて言った。
パスタの長さは、3センチ。
この輝きを消さないためにも、よく噛んで食べなさいと、今言うべきではないだろう。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 00:42:54.65 ID:abVgxl3vo<>
「スッキリしましたか……はい、それは何よりです」
「はい!」
「橘さん――良い、笑顔です」
「……えへへ」
絶望的な状況の中でも、未来を見据える少女が居る。
アイドル、橘ありすは、とても強い少女だ。
「その……えっと、ですね」
「? はい、何でしょうか、橘さん?」
「あの……あり――」
「プロデューサー! 助けてー!」
「っ!? すみません、もう、行かなくては!」
「はっ、はい!」
「それでは失礼します。もしも余裕があれば、鷺沢さんをお願いします、橘さん」
「あっ……」
いけない、今はまだここは戦場なのだ。
立ち止まるわけには、いかない。
私の助けを待つ、アイドル達のためにも。
「……ありがとうございました。それと……ありすで、良いです」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 01:00:02.20 ID:G+ADY7OYo<> (あれ...?いい話...?) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 01:00:54.59 ID:abVgxl3vo<> ・ ・ ・
……これが、346プロのアイドル達が袋を持って高速道路のSAに押し寄せた真相です。
この話が汚いと思いますか?
私は、そうは思いません。
私は、この件で彼女達の美しさを見せられました。
彼女達アイドルの、とても素晴らしい輝きを。
……えっ? また、同じ状況になりたいか、ですか?
そうですね……はい、絶対に嫌ですね。
あんな状況はもう……はい。
聞いていただき、ありがとうございます。
やっと心の整理がついたので、誰か、口が堅い人に聞いて貰いたかったのです。
意外……ですか?
そう、ですね……そうかもしれません。
しかし――私にも吐き出したい時はあるのです。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 01:08:36.94 ID:abVgxl3vo<> 下品だけど美しくなってしまいました
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 01:46:10.18 ID:emAydbhz0<> うん、いつもありがとう <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 02:20:54.22 ID:d1cqGh2ho<> 足りないんだよなぁあ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 05:00:54.32 ID:kXZB4izO0<> やはりありすちゃんは吐いてもヒロインw
今週のバレンタインも可愛かったし綺麗な武ありを… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 08:14:17.18 ID:yT3Burz/O<> きれ……?
きれいだな! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 08:25:16.48 ID:eB7w7DKHO<> 番組によってはキラキラエフェクトかけて綺麗にしてくれるからね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 09:19:12.85 ID:qr9ZffXDO<> 鼻パスタはキラキラしますか? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 15:33:11.12 ID:QwhiaYQQo<> そういやしぶりん昔、某Pの睨み顔を見たアイドルの粗相を
処理した経験があるのだから、自分の粗相を処理してもらうのはしょうがないね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 21:14:44.34 ID:abVgxl3vo<> では、そんな感じのを
武内P「キラキラエフェクト、ですか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 21:17:17.59 ID:abVgxl3vo<> 卯月「はい♪ 楓さん、とってもキラキラしてました♪」
未央「うん! なんかもう、オーラが違ったよね!」
凛「あれがアイドルの輝きなのかな、って思った」
武内P「なるほど、そういう事でしたか」
卯月「いつか、私もああやって輝けるようになるのかなぁ」
武内P「そうですね……試しにエフェクトをかけてみましょうか」
卯月「へっ?」
未央・凛「んっ?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 21:19:47.83 ID:abVgxl3vo<> 武内P「皆さんには……まだ少し早いと思っていたのですが」
卯月「ちょっ、ちょっと待ってください!」
未央「エフェクトをかけるって、えっ? どういう事?」
凛「どうせ映像にエフェクトをかけるって意味でしょ」
武内P「いえ……今から、島村さんに、と言う意味ですが」
卯月「ふえっ!?」
未央・凛「はっ?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 21:24:52.28 ID:abVgxl3vo<> 武内P「いずれはご自身で、普段も輝きをコントロール出来るようになると思います」
卯月「ぷ、プロデューサーさん!?」
未央「やばいよ、目がマジだ」
凛「……普段もって、どういう事?」
武内P「皆さん、仕事中やライブの時などは、エフェクトを自然に発生させていますよ」
卯月「私が……もう、キラキラしてるって事ですか?」
武内P「はい、その通りです」
未央「……どうする、しぶりん?」
凛「……とりあえず様子を見ようか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 21:30:52.18 ID:abVgxl3vo<> 武内P「考えてみれば、貴女達はもう立派なアイドルです」
武内P「キラキラエフェクトをキチンと理解した方がいい頃合いでしょう」
武内P「そうでなければ、すぐにファンの方に囲まれてしまいますから」
卯月「確かに、この前も凛ちゃん達と一緒に、ファンの人に囲まれそうに……」
武内P「! もう、既に問題が……?」
卯月「ああいえ! その時は走って逃げられたんですけど……」
武内P「……これは、一刻も早くキラキラエフェクトを理解する必要がありますね」
未央「あー、かみやんと一緒に逃げた時の話?」
凛「うん、多分そうだと思う」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 21:34:52.72 ID:abVgxl3vo<> 武内P「初めは私がエフェクトをかけて補助します」
卯月「ほ、補助ですか?」
武内P「はい。一度意識出来れば、エフェクトのオンオフも自然とわかるようになりますから」
卯月「き、緊張します……!」
武内P「大丈夫です、島村さん……貴女の特技は何ですか?」
卯月「私の特技……――笑顔! はいっ、笑顔は自信があります♪」ニコッ
武内P「良い、笑顔です」
未央「あれがキラキラエフェクト?」
凛「特に変わりないね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 21:39:43.44 ID:abVgxl3vo<> 武内P「それでは、いきます」
卯月「はいっ♪ 島村卯月、頑張ります♪」
武内P「プロデュゥゥゥス!」
シャランラ〜
卯月「えっ? もう、キラキラエフェクトがかかってるんですか?」キラキラ
未央「なんかキラキラしてる!? あっ、やばい、しまむーがめっちゃ可愛く見える!?」
凛「……どうしよう、なんだか卯月にチューしたくなってきた……!?」
卯月「ふえぇ!?///」キラキラ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 21:46:37.55 ID:abVgxl3vo<> 卯月「ふ、二人共からかわないでください!」キラキラ
未央「はあああああん何なのしまむー可愛すぎるんだけど!」
凛「ねえ、良いよね卯月。私達、友達だもんね。ねえ、チューして良いよね」
武内P「!? 島村さん、輝きを抑えてください!」
卯月「そ、そんな事言われても、どうすれば……!?」キラキラ
未央「ひいいいい!? 困ってるしまむーもキュートすぎいいい!」ジタバタ
凛「卯月……んんー……」チュパチュパ
卯月「り、凛ちゃん!? 口をチュパチュパさせながら来ないでー!?」キラキラ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 21:52:19.25 ID:abVgxl3vo<> 武内P「何か下品な事を! 下品な事を言ってください!」
卯月「げ、下品な事!? えーと、えーっと……!?」キラキラ
未央「もうやめてえええ! これ以上可愛い姿を見せないでえええ!」ビクンビクン
凛「んんんんー……」チロチロチロチロ
卯月「……ち、ち……」キラキラ
卯月「ちんちん! ちんちん、ちんちん! おちんちん!」
未央「……っ! しまむーの輝きが収まった……!?」
凛「……卯月の必死の叫び、私達に届いたよ」
卯月「わ、わわ、忘れてくださいー!///」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 21:57:46.38 ID:abVgxl3vo<> 武内P「しかし……島村さんの輝きは、想像以上でしたね」
卯月「そ、そうですか? 自分では、よくわからなかったです」
未央「もうね、ヤバかったよ。何しても超可愛く見えたもん!」
凛「私も、卯月の唇って柔らかそうだな、チューしたいなとしか思わなかった」
卯月「あぅ……///」
武内P「島村さんは、今後はご自宅で一人の時にエフェクトの練習をされた方が良いですね」
卯月「はい……一人じゃないと、その、大変な事になっちゃいますもんね」
未央・凛「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 22:06:23.48 ID:abVgxl3vo<> 未央「それじゃあ、次は私がエフェクトをかけてもらおうかな!」
卯月「……私、避難してようかな」
凛「一人だけ逃げようたって、そうはいかないよ。最後まで付き合ってもらうから」
卯月「そ、そんなぁ!?」
武内P「……そうですね、先程の島村さんの事もありますし、」
未央「あらかじめ下品な台詞を考えておけ、でしょ? わかってるって!」ニコッ
武内P「……良い、笑顔です」
卯月「き、緊張しますね」
凛「ふふっ、卯月も、さっきの私達の気分を味わうと良いよ」
卯月「もー! 凛ちゃーん!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 22:11:36.36 ID:abVgxl3vo<> 武内P「それでは、いきます」
未央「本田未央、行っきまーす!」
武内P「プロデュゥゥゥス!」
シャランラ〜
未央「さあ、どうよ! 未央ちゃんのキラキラは!」ホワ〜
卯月「あっ、淡い光が……見てて、とっても……」
凛「なんだか目に優しいね」
未央「ちょいちょーい!?」ホワ〜 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 22:17:10.79 ID:abVgxl3vo<> 未央「なんか……なんかなんかだよ!?」ホワ〜
卯月「でも……ずっと見ていたくなるような……」フラフラ
凛「よくわからないから……もっと近くで見るよ、未央」フラフラ
未央「し、しまむー? しぶりん?」ホワ〜
武内P「! いけません! 二人共、既にエフェクトにやられています!」
卯月「未央ちゃん……」フラフラ
凛「未央……」フラフラ
未央「良かった! 私、ちゃんとアイドルとして輝けてた!」ホワ〜 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 22:20:50.50 ID:abVgxl3vo<> 武内P「本田さん、早く下品な台詞を!」
未央「オッケー! ブーブーブー、オナラぶぅ♪」ホワ〜
卯月「未央ちゃん……とっても可愛いです……」フラフラ
凛「未央……私と結婚しようか……」フラフラ
未央「とっ、止まらないんだけど!?」ホワ〜
武内P「今のでは可愛すぎます! もっと下品に!」
未央「も、もっと下品に!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 22:21:37.59 ID:abVgxl3vo<> 誤)未央「も、もっと下品に!?」
正)未央「も、もっと下品に!?」ホワ〜 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 22:26:35.85 ID:abVgxl3vo<> 未央「もっと下品になんて……えと、えと……」ホワ〜
卯月「未央ちゃん……可愛い……可愛い……!」フラフラ
凛「子供は何人がいいかな……きっと、未央に似て可愛いよ……」フラフラ
未央「下品……う、う……」ホワ〜
未央「うんこー! うんこぶりぶりぶりー!」
卯月「……」
凛「……」
未央「二人共、何か言って!? ねえ、お願いだから!」
武内P「本田さん、あの……さすがに今のは……」
未央「ごめん、やっぱり何も言わないで」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 22:32:57.98 ID:abVgxl3vo<> 武内P「本田さんの輝きも……はい、とても素晴らしいものでしたね」
未央「そっ、そうだね!」
卯月・凛「……」
武内P「しかし、やはり今後は自宅で練習をされた方が良いですね」
未央「うんうん! やー、輝きがすごくて困っちゃうなー!」
卯月・凛「……」
未央「ねえ引きずらないで、お願いだから!」
卯月「ご、ごめんね未央ちゃん。ちょっと、ビックリしちゃって」
凛「わかった……ぶり」
未央「はっはっは! しぶりんはぶっとばされたいのかなー?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 22:37:30.97 ID:abVgxl3vo<> 未央「とにかく! 次はしぶりんの番ね!」
凛「いや、私は良いよ」
卯月「!? 凛ちゃん、ずるくないですか!?」
未央「おいおいしぶりーん? ここに来て逃げようたって、そうはいかないぜ!」
凛「だって、下品な事を言わなきゃいけないんでしょ? 嫌だよ、私」
武内P「しかし……今後のために、必要になるかと」
凛「ふーん。アンタ、私が下品な事言ってるの聞きたいんだ?」
武内P「あの、いえ……! 決して、そういうわけでは……!」
凛「……ふふっ、冗談だよ」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 22:40:56.33 ID:abVgxl3vo<> 凛「下品な事って、卯月と未央が言ったのと同じようなので良いんでしょ」
卯月「あっ、ずるい!」
未央「あああっ、その手があったかああ!?」
凛「未央のはさすがに恥ずかしいから、卯月のを参考にしようかな」
未央「追い打ちやめてくれない!?」
武内P「……それでは、準備はよろしいでしょうか?」
凛「うん、良いよ」
卯月「凛ちゃん……どうなるんでしょう」
未央「しぶりんは普段からちょっとオーラ出てるもんねぇ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 22:44:14.30 ID:abVgxl3vo<> 武内P「それでは、いきます」
凛「行くよ。蒼い風が、駆け抜けるように」
武内P「プロデュゥゥゥス!」
シャランラ〜
凛「……どうかな?」ビカー!!
卯月「ま、眩しくて何も見えないです!?」
未央「いたたたた! 目が! 目が痛い!」
凛「えっ、そ、そんなに?」ビカー!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 22:49:12.72 ID:abVgxl3vo<> 凛「そんなに輝いてる?」ビカー!!
卯月「ううう! 眩しいいいい!」
未央「わかった! もうわかったからやめて!」
凛「……なんか、釈然としないんだけど」ビカー!!
武内P「渋谷さん……! もう、止めていただけないでしょうか……!」
凛「……まあ、しょうがないかな」ビカー!!
凛「ちんちん、おちんちーん」ビカー!!
凛「……止まった?」ビカー!!
卯月「ひいいい!? 油断して思いっきり見ちゃいましたああああ!」
未央「しぶりいいいいん! そういうのやめてよおおおお!」
凛「はっ? えっ?」ビカー!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 22:56:28.55 ID:abVgxl3vo<> 武内P「今のでは、まだ弱いようです……!」
凛「弱いって……えっ?」ビカー!!
卯月「もっと! もっと下品に!」
未央「私の方を! はやあああく!」
凛「……わ、わかったよ」ビカー!!
凛「ぶ……ぶりぶりー、うんこぶりぶりー///」ビカー!!
凛「ほ、ほら! これで大丈夫!」ビカー!!
卯月「もうイヤあああ! 助けてママ――!」
未央「渋谷ああああ! よくも騙したああああ! 騙してくれたなあああ!」
武内P「も、もっと大きな声で! う、動きもつける必要がありそうです!」
凛「う、動きも!?」ビカー!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 23:00:39.42 ID:abVgxl3vo<> 凛「動きもなんてそんな……嫌だよ!」ビカー!!
卯月「見てませんから! 見えませんから!」
未央「何なら耳も塞いでるから! お願い、早く!」
武内P「渋谷さん、貴女ならきっと出来ます!」
凛「ほ、本当に見ない!? 聞かない!?」ビカー!!
卯月・未央・武内P「……!」コクコク
凛「〜〜〜っ! わかったよ! やるよ! やれば良いんでしょ!?」ビカー!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 23:10:03.40 ID:abVgxl3vo<> 凛「……スゥッ……!」ビカー!!
ガチャッ
ちひろ「おは――」
凛「ウンコオオオアアアッ! ハッ! ホッ!」ポコジャガ
ちひろ「……よ……」
凛「ハー、ブリッブリッブリ、ウンコブリリーン!」ポコジャガポコジャガ
ちひろ「……」
凛「ブリブリしすぎて困っちゃウー! ンーコッ! ハイ、ウンコー!」ポコジャガ
ちひろ「……」
凛「――今のはどう!? 私の輝きは消えた!?」ビシッ!
ちひろ「……」
凛「あっ」
ちひろ「綺麗に消し飛んでますよ」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 23:14:42.39 ID:abVgxl3vo<> 明日はちょっと早いのでこれで寝ます
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 23:38:18.90 ID:24fxO3EEO<> 今まで見てたキラキラエフェクトってアイドルが自前で発生させてたのか… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/29(水) 23:48:39.87 ID:+B7FYJdd0<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 00:23:06.60 ID:UPrcK03SO<> 乙
アニメは天然発言連発で番組を終了させたBBチームをもっと見たかったんだよなー <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 13:29:03.62 ID:vZxz8YySO<> 危うく声出して笑うところだったわ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 14:12:22.60 ID:0kXFt9DTo<> 書きます
武内P「二期生に加えたいメンバーが居る、と?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 14:15:35.34 ID:0kXFt9DTo<> 専務「そうだ。そして、これはほぼ決定事項でもある」
武内P「待ってください! それは、あまりに強引すぎます!」
専務「君は、アイドルの個性を大事にしたいと言ったな?」
武内P「それは……はい、その通りですが」
専務「その言葉に、偽りは無いな?」
武内P「勿論です」
専務「そんな君ならば、加えたいメンバーを輝かせる事も出来るだろう」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 14:21:15.66 ID:0kXFt9DTo<> 武内P「一つ、質問しても良いでしょうか?」
専務「良いでしょう、言ってみなさい」
武内P「その、何故シンデレラプロジェクトの二期生に?」
専務「ふむ……推薦する程のメンバーならば、クローネでも良いのでは、という意味かな」
武内P「はい」
専務「そうだな……プロジェクトの一員として動く姿を見たいと思っている子達が居る」
武内P「……」
専務「けれど、私が面倒を見るのは御免被るから、君に任せたい」
武内P「……はい?」
専務「この答えでは不服かね?」
武内P「あの、不服に思わないと思いますか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 14:25:41.86 ID:0kXFt9DTo<> 専務「君ならば、実績、実力ともに問題は無い。胸を張りなさい」
武内P「私は今、貴女の頬を張り飛ばしたいと思いました」
専務「全てのメンバーを私の推薦する人間で構成しろ、という訳ではない」
武内P「……それを聞いて、少し安心しました」
専務「そうだな、各属性3人ずつと言った程度だ」
武内P「多いです! それでは合計で9人になります、専務!」
専務「それでは、メンバーの紹介に移る」
武内P「聞いてください!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 14:33:21.30 ID:0kXFt9DTo<> 専務「まずはキュートタイプのメンバーだが」
武内P「……」
専務「池袋晶葉くん、一ノ瀬志希くん、棟方愛海くんの三名だ」
武内P「死んでしまいます!」
専務「? 何故だね?」
武内P「物理的にせよ、精神的にせよ、尋常ではない負担が予想されます」
専務「しかし、実力的には申し分無い」
武内P「ですが……!」
専務「君は、アイドルの個性を大事にするのでは?」
武内P「専務、私の事も少しは大事にしてください」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 14:39:04.43 ID:0kXFt9DTo<> 専務「次に、パッションタイプのメンバーだが」
武内P「……」
専務「財前時子くん、村上巴くん、佐藤心くんの三名だ」
武内P「明らかに殺しに来ているじゃないですか!」
専務「確かに、前者二人は君が傷つく危険もある」
武内P「豚と罵られながら、どてっ腹に風穴があきますよ」
専務「そんな君をスウィーティーに癒やす、完璧な布陣と言えるだろう」
武内P「焼け石に水です!」
専務「しかし、全員実力的にも、個性も申し分無い」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 14:50:31.82 ID:0kXFt9DTo<> 専務「最後に、クールタイプのメンバーだが」
武内P「……」
専務「ヘレンくん、木場真奈美くん、高峯のあくんの三名だ」
武内P「専務は、私が憎いのですか?」
専務「ヘレンくんは言わずもがな、世界レベルな上にダンサブルだ」
武内P「木場さんも……そうですね、とても優秀でパワフルな方ですね」
専務「そして、欠かせないおもしろクール枠の高峯のあくん、完璧な布陣だ」
武内P「……」
専務「以上が、シンデレラプロジェクト二期生のメンバーに加えられる」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 14:54:26.46 ID:0kXFt9DTo<> 専務「この仕事、やってくれるね?」
武内P「このお話、お受け出来ません」
専務「……何故だ?」
武内P「確かに、彼女たちは素晴らしいアイドルです」
専務「ならば、何故」
武内P「専務は、彼女たち全員をクローネに加えて面倒が見切れますか?」
専務「ふむ……君は、私に[ピーーー]と言うのかな?」
武内P「それが理由です! ご自身でもわかっているじゃないですか!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 14:58:41.07 ID:0kXFt9DTo<> 武内P「ハッキリ申し上げますと、全員を同じプロジェクトに入れるのは無謀すぎます」
専務「しかし、私はそれが見たい」
武内P「確かに、上手く行けばとても素晴らしいステージが見られるでしょう」
専務「ふむ、君もそれはわかっているか」
武内P「しかし、その過程で壊れてしまう者が出ます」
専務「まさか、彼女達や他のメンバーに悪影響が出るとでも?」
武内P「いえ、私の心が壊れます」
専務「君ならば大丈夫だ。私が保証しよう」
武内P「そんなテキトーな保証は聞いたことがありませんよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 15:03:15.48 ID:0kXFt9DTo<> 専務「しかし、これは既に重役会議で決定事項だ」
武内P「ウチの重役の方達はチャレンジャブル精神に溢れ過ぎでは?」
専務「挑戦無くして、未来は掴めない」
武内P「しかし、明日も見えずして未来が掴めるでしょうか?」
専務「未来を掴むのは君ではない、主役はアイドルだ」
武内P「……そのための犠牲になれ、と?」
専務「察しが良いな。やはり君は優秀なようだ」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 15:08:04.04 ID:0kXFt9DTo<> 専務「はじめは、君以外の者に任せようという方向で話が進んでいた」
武内P「! それは、本当ですか?」
専務「事実だ」
武内P「では、私以外の者に……」
専務「しかし、メンバーを聞いた途端、首が千切れるかと思う程横に振る者ばかりでな」
武内P「……それは」
専務「そこで、佐久間まゆくんの担当プロデューサーが、君ならばやってくれる、と」
武内P「!?」
専務「その言葉を聞いた他のプロデューサーも、君ならば、と全員一致で推薦していたぞ」
武内P「!!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 15:13:03.30 ID:0kXFt9DTo<> 専務「だから、この件を任せられるのは君しかいない」
武内P「いえ、ですが……」
専務「仮に他の者が臨んだとしても、1クール保たずに入院するだろう」
武内P「そんな過酷な事を私にやれ、と……?」
専務「その通り、私も見たいんだもん」
武内P「……もん、などと付けないでください」
専務「ただのお茶目だ。許しなさい」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 15:19:33.09 ID:0kXFt9DTo<> 武内P「……お話は、わかりました」
専務「肉体的に耐えられる者が君しかいない、当然の結論だ」
武内P「もし放送するとしたら、どのような形態で?」
専務「分割2クールを予定している」
武内P「……なるほど」
専務「1クール終了と同時に病院に緊急搬送、2クール開始までに治療とリハビリを済ませて貰う」
武内P「……」
専務「治療こちらで最高の病院と医療スタッフを用意しよう」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 15:30:20.68 ID:0kXFt9DTo<> 武内P「……他のメンバーは、こちらで選考しても?」
専務「良いでしょう」
武内P「体と……心の準備期間は頂けるのでしょうか?」
専務「ふむ……出来るだけ早くしたまえ、私はあまり気が長い方ではない」
武内P「……努力します」
専務「……君は、こんな提案をした私が憎いかね?」
武内P「専務?」
専務「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 15:33:38.12 ID:0kXFt9DTo<> 専務「今西部長から聞いてな。君は、私を憎いと思った事は無い、と」
武内P「……はい、確かにそう言いました」
専務「今回の事を含めても、それは変わらないと?」
武内P「はい、私の答えは変わりません」
専務「そ……そうか」
武内P「……」
専務「ふふっ……君は、変わった男だな……」ニコリ
武内P「私は、貴女を憎いと思った事はありません。……ですが」
専務「?」
武内P「普通に嫌いです」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 15:36:14.77 ID:0kXFt9DTo<> 休憩 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 16:05:17.50 ID:YJbNg9yiO<> おつ
2期生編楽しみだな! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 16:05:32.42 ID:peLJ7ExSO<> 乙 そのメンバーのアニメめっちゃ見たいわ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 16:32:49.26 ID:TE0jGb0To<> 武内Pもだけど木場さんもきつそう <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 16:48:19.54 ID:BaI1z1cOO<> ポエムVSヘーイはみたい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 17:04:02.51 ID:jt1EdoP5o<> まぁCoはマシ、Paもなんとかなるだろ
Cuはあかん <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/11/30(木) 18:40:22.78 ID:ihGXX+0lo<> しゅがはさんの癒しは焼け石にドライアイスくらいの効果はあるだろう… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 20:13:14.10 ID:0kXFt9DTo<> スレも900を越えたので、締めに入ろうと思います
武内P「おっぱい、ですか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 20:15:33.62 ID:0kXFt9DTo<> 未央「ほら、男の人っておっぱい好きじゃん?」
武内P「そう、ですね……女性の胸に関心がある男性は多いと思います」
凛「プロデューサー。胸じゃなく、おっぱいだよ」
武内P「は、はぁ……」
美嘉「ほら、おっぱい★ アンタも言いなよ」
武内P「お、おっぱい」
未央・凛・美嘉「うんうん」
武内P「待ってください! 意味が、よくわかりません!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 20:18:08.56 ID:0kXFt9DTo<> 未央「あっ、別にふざけてるわけじゃないよ、真面目な話!」
武内P「真面目に……はぁ、真面目ですか」
凛「私達もアイドルをしてるとさ、男の人のそういう視線を感じるんだよね」
武内P「それは……はい、そういう場合もあるかと」
美嘉「だからさ、男の人ってどうしてそんなにおっぱいが好きなんだろー、って話になって」
武内P「まさか……それを私に聞こうと……?」
未央・凛・美嘉「うん」
武内P「……!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 20:20:38.44 ID:0kXFt9DTo<> 武内P「あの、別に私でなくても聞ける人は居るのでは……?」
凛「そんなの居ないよ」
武内P「で、ですが……」
美嘉「ねえ、アタシがそういう事を聞けると思う?★」
武内P「あっ、はい、すみませんでした」
美嘉「ぶっとばすぞー?★」
武内P「! ほ、本田さんにはご兄弟がいらっしゃいます!」
未央「いやー、家族にそういう話振るのってなんか嫌で」
武内P「……!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 20:25:04.15 ID:0kXFt9DTo<> 未央「だからお願い! プロデューサー!」
凛「私達に、男の人がおっぱいを好きな理由を教えてよ」
美嘉「教えてくれたら……ンフフ★ 何して欲しい?」
武内P「いえ、特にありません」
美嘉「本当にぶっとばすわよ!?」
未央「落ち着いて美嘉ねぇ! めっちゃ顔怖いから!」
凛「あまりの怒りに、ギャルからガチヤマンバギャルになってるよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 20:28:39.74 ID:0kXFt9DTo<> 未央「そういう視線をちゃんと意識出来るようになればさ」
凛「今後のアイドル活動にも、きっと役立つと思うんだよね」
美嘉「アタシもさ、もっと活躍するためには……その、知っといた方が良いかな、って」
武内P「……なるほど、そういう事でしたか」
未央「! 教えてくれるの!?」
武内P「あくまでも、私個人の見解でよろしければ、ですが」
凛「それで良いよ。まずは、身近な男の人に聞きたかったから」
武内P「……」
美嘉「それじゃあ、余す所なく教えて貰おうかな★」
武内P「……努力します」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 20:32:02.64 ID:0kXFt9DTo<> 武内P「そうですね……男性のおっぱいに対する思考は大きく三つに分けられます」
未央「な、なんだか思ってたよりも本格的な切り出しだね」
武内P「見たい」
未央「見たい……うん、それはわかる」
武内P「揉みたい」
凛「触りたくなるのは……まあ、なんとなく」
武内P「吸い付きたい」
美嘉「すっす、吸い付きたい!?///」
武内P「吸い付きたいは、おっぱい全体と言うよりも乳首に重点が置かれています」
未央・凛・美嘉「……///」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 20:36:40.42 ID:0kXFt9DTo<> 武内P「皆さんが主に感じている視線は、見たい、という欲求によるものですね」
未央「見たいって……服の上からじゃ駄目なの?」
武内P「服の上からでは、全てが見渡せませんから」
凛「やっぱり……全部見たいものなの?」
武内P「確かに、服を着たままの方が良いと言う意見もあります」
美嘉「き、着たまま……」
武内P「しかし、どんな状態でも見たいという欲求には抗いがたいものがあります」
武内P「そうですね……おっぱいには目を向けたくなる、輝く世界の魔法がかかっています」
未央「ここで曲名出されると反応に困るからやめて!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 20:43:12.84 ID:0kXFt9DTo<> 凛「それじゃあ……揉みたい、っていうのは?」
武内P「そうですね……男性には、おっぱいがありません」
美嘉「それが、何か関係あるの?」
武内P「人は、自分には無いものを求める生き物です」
未央「男の人にはおっぱいが無いから、揉みたくなる……?」
武内P「ただ触るだけでなく、揉みたくなるのは……握手、のようなものかも知れません」
武内P「わからないから、わかり合おうとする、架け橋の握手……そう、We're the friends!、と」
凛「ねえ、曲名出すのホントやめて」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 20:50:20.34 ID:0kXFt9DTo<> 美嘉「な、なら、すっすすす、吸い付きたいっていうのは!?」
武内P「これは、人間だけでなく、哺乳類全てにある本能によるものです」
美嘉「本能!?」
武内P「子が母の乳を求めるのは、至極当然の生存本能ヴァルキュリアですから」
凛「衣装が販売されたからって、即飛び火したよ」
武内P「女性よりもその傾向が男性に強いのは、一種の憧憬のようなものでしょう」
武内P「無いものを求めて旅する少年の心……男は皆、Star!!にGOIN'!!!したいものです」
美嘉「畳み掛けてこないで!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 20:55:19.61 ID:0kXFt9DTo<> 武内P「……以上が、私の見解です」
未央・凛・美嘉「……」
武内P「何か、質問はありますか?」
未央「ねえ……やっぱりプロデューサーもおっぱい好きなの?」
凛「聞いた」
美嘉「未央って、こういう所ホント凄いと思う」
武内P「そう……ですね、どちらかと言えば好きです」
凛「……ふーん、そうなんだ」
美嘉「へ、へー! アンタも、そういうスケベな所あるんだ!★」
武内P「私も……その、男ですから」
未央・凛・美嘉「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 21:02:11.87 ID:0kXFt9DTo<> 未央「じゃあさ、私達三人の中で誰が一番良いおっぱいだと思う!?」
凛「この三人の中でって聞くのはやめなよ」
美嘉「そ、そうだよね……ちょっと恥ずかs」
凛「美嘉に勝ち目がなさすぎる。かわいそうだよ」
美嘉「凛!? いやいや、アタシとアンタ、サイズ変わらないからね!?」
凛「ほらでも……美嘉って、(★人★)、って感じでしょ?」
美嘉「黒くないから! そこまでカリスマ出張してないから!」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 21:07:09.54 ID:0kXFt9DTo<> 未央「さあさあ、誰が一番良いおっぱいだと思う?」
武内P「そう、ですね……考えた事もありませんでした」
凛「は? 私達に、そんなに魅力が無い、って事?」
武内P「い、いえ! そういう意味ではありません!」
美嘉「それじゃあどういう意味?」
武内P「私はおっぱいよりも……貴女達の、笑顔に目が向いてしまいますから」
未央・凛・美嘉「……」
未央「あ、あー……そういう事かー……///」
凛「ふ、ふーん? まあ、悪くないかな……///」
美嘉「う、うん……ヤバ、照れるんですけど……///」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 21:12:28.01 ID:8Nz0w6VSo<> うまい回避の仕方だ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 21:16:18.47 ID:0kXFt9DTo<> 武内P「それに、まだ皆さんは十代でいらっしゃいますから」
未央「? 十代のおっぱいじゃ駄目なの?」
武内P「年齢を重ねる毎に、魅力的に思う女性の年齢も上がっている気がします」
凛「それじゃあ……二十代のおっぱいが良いんだ」
武内P「そうですね、はい、私は、十代よりも二十代の方が」
美嘉「二十代って言うと……」
ガチャッ!
楓「渇い〜た風が〜♪ 心〜通り抜ける♪」
未央・凛・美嘉「なんか来た!?」
楓「溢れ〜る想い♪ 連れさ〜って欲しい♪」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 21:22:17.17 ID:0kXFt9DTo<> 楓「ふ〜た〜りの影♪ 何気〜ない会話も♪」
未央「めっちゃ熱唱してる! アピール半端じゃないよ、あれ!」
楓「嫉妬してる♪ 切なくなる♪ これが〜恋なの?♪」
凛「二十代の魅力的な女性って聞いて……満を持して登場しました、って感じだね」
楓「あなたしか見えなくなって♪ 想い〜育ってくば〜かり〜♪」
美嘉「ねえ……アンタ的に、楓さんのおっぱいはどうなの?」
楓「苦しくて〜♪ 見〜せ〜か〜けの笑顔、も、作れな〜い〜なんて♪」
武内P「高垣さんは魅力的な女性ですが……おっぱいを意識した事はありませんね」
楓「……」
バタンッ!
未央・凛・美嘉「サビ前に帰った!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 21:28:34.17 ID:0kXFt9DTo<> 未央・凛・美嘉「……」
武内P「一体、何の用だったのでしょうか……?」
未央「素だ」
凛「素だね」
美嘉「でも、楓さんのおっぱいじゃ駄目なの?」
武内P「高垣さんは……手のかかる、仕方のない人だなという印象が強くて」
未央「……居ない所で、本人が聞いたら喜びそうな評価してるよ」
凛「でも、さっきのも合わせてトントンじゃないかな」
<命燃やして〜♪ 恋せよ乙女〜♪
美嘉「あっ、大丈夫そう。っていうか、チョー機嫌よさそう」
未央・凛・美嘉「……」
武内P「……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 21:36:36.56 ID:0kXFt9DTo<> 未央「ねえ……プロデューサーにとって、おっぱいって何・」
武内P「自分に無いものを求めるという、探究心をくすぐる物ですね」
凛「……なんだか壮大」
武内P「それと同時に、感触を確かめたいという好奇心を刺激する物です」
美嘉「それで、本能のままに吸い付きたい、と」
武内P「いえ、それは違います」
未央・凛・美嘉「?」
武内P「理性ある人間として、きちんとお願い! シンデレラをしますから」
未央・凛・美嘉「ここでおねシン!?」
武内P「……おっぱいは、男を童心に帰らせ、少年の心を呼び覚ます――」
武内P「大人の魅力です」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 21:40:37.51 ID:0kXFt9DTo<> 以下、まとめ
武内P「さいきっく・おいろけビーム」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509196255/
武内P「ドスケベボディです」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509290473/
武内P「また、捕まってしまいました」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509362547/
武内P「ムラムラ、ですか」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509540801/
武内P「『次はお前だ』」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509609178/
武内P「今日はぁ、ハピハピするにぃ☆」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509708830/
武内P「アイドル達に慕われて困っている?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509802732/
武内P「トイレに、行かせてください」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509882262/
武内P「クローネの皆さんに挨拶を」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1509970245/
武内P「あだ名を考えてきました」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510055875/
俺P「ちょっとヤダ、何よ!」市原仁奈「!?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510144572/
武内P「結婚するなら、ですか」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510232193/
武内P「起きたらひどい事になっていました」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510316855/
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 21:44:58.91 ID:0kXFt9DTo<> いつも、自分が何をどれだけ書いたかわからなくなってたのでスレタイとURLを貼らせて頂きました
コテ酉はありませんが、後々俺が書いたって俺自身がわかりゃ良いかなー、と
こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう
おかげで、良い「SSスレ」が書けたと思います <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 21:53:16.71 ID:0kXFt9DTo<> HTML化依頼出してきます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 21:55:42.36 ID:xKUJfkQR0<> 毎日書いてくれてありがとう楽しかったです。
乙
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 22:05:33.69 ID:ihGXX+0lo<> 乙〜
まだまだ次も期待してる <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 22:26:41.82 ID:BMIm6bhY0<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/11/30(木) 23:06:40.72 ID:76xBTRqlo<> おつおつ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/01(金) 01:30:34.58 ID:UCZ3RoLdo<> 最高だった
次も期待 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/01(金) 03:38:08.86 ID:hfAoFFVH0<> おつ
他は何と無くわかったような気もしたけどオカマもだったか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/01(金) 05:52:42.92 ID:6RTyA3/yo<> おつ
次も期待 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/01(金) 09:07:49.43 ID:pLIze4CXo<> おつ
17歳(うさぎ)のおっぱいはどうなんですかねえ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/02(土) 13:42:27.15 ID:FJPTAJNgo<> おっつん <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/03(日) 02:06:50.23 ID:1+PQRvVCo<> 面白かった
次も期待 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/12/06(水) 19:39:47.28 ID:L++U7Ja8o<> ちょいテスト
死ね
殺す
http://www.geocities.jp/korowinu/lupin3rd.swf?msg=%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%B3%E4%B8%89%E4%B8%96%0AGifted%20Cinderella%0A%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%AC&fnt=2 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/06(水) 19:41:34.70 ID:L++U7Ja8o<> http://www.geocities.jp/korowinu/lupin3rd.swf?msg=%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%B3%E4%B8%89%E4%B8%96%0AGifted%20Cinderella%0A%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%AC&fnt=2 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/06(水) 20:10:07.03 ID:L++U7Ja8o<> テスト終
俺のChromeだとひっかかったけどIEなら普通に問題ねえかな? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2017/12/06(水) 22:34:16.22 ID:4ZJiHYISO<> >>934-936
死ね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/06(水) 22:50:29.76 ID:L++U7Ja8o<> sageとも併用出来るのか!
せんきゅう! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/06(水) 23:05:11.04 ID:gRHqTUPno<> >>938
上は何?
火狐だと見れない <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/06(水) 23:10:19.22 ID:L++U7Ja8o<> どっちもルパン三世のタイトルメーカーのURLだよー
ググってトップにきたやつ試してみたんだけど、昔使ったのと違ってパッと開けっかなぁ、と
使うかわからないけど一応試しで、一番伸びてて埋めやすい自スレでテストしちった <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/08(金) 08:27:27.47 ID:P+1fOjWnO<> スレを乱立せず同じスレで書きつづけるSS書きの鑑は久しぶりにみたな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/09(土) 09:45:29.31 ID:gBAq8OyOo<> 最近満たされてただけに武内Pロスが辛い <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/10(日) 21:07:08.92 ID:yXp2Ooj6o<> 目的は達成したし、スレもあとちょっとなので書きます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/10(日) 21:22:59.39 ID:yXp2Ooj6o<> 「アイドルの気持ちがわかるのか」
今西部長にそう問いかけられた時、私は返す言葉を持たなかった。
部長の言葉が、私の心に突き刺さった。
私はあくまでもプロデューサーで、アイドルの、年頃の少女達の気持ちはわからない。
無言で首を横に振る私に、部長は言った。
「ならば、やってみると良い」
その時の私には、部長の言葉の意味がわからなかった。
だが、翌日からアイドル達のレッスンに半ば無理矢理同行させられ、
彼女達と同じようにボイスレッスンやダンスレッスンを受けさせられ、すぐに理解した。
部長は、私をプロデュースしようと言うのだ。
私の抵抗も虚しく、日々は過ぎていった。
始めた当初は踏めなかったステップも今では得意だし、
ボイスレッスンに関しては元々才能があったのか他のアイドル達からも賞賛を浴びる程だった。
レッスンを続ける中、しばしば専務が顔を見せるようになった。
私が懸命に頑張る姿をジロジロとひとしきり眺めたらポエってくるので、
嫌々ながらもポエり返すと満足そうに微笑んで帰っていった。
そして、遂に今日は私のデビューLIVE当日で、なんとセンターを務める事になっていた。
アイドルの衣装に身を包んだ私を激励するアイドル達。
そんな私達を良い笑顔で見ながら、部長は言った。
「やってみて、どうだったかね」
無言で首を縦に振る私に、部長は言った。
「アイドルの気持ちはわかったかね?」
今西部長にそう問いかけられた時、私は返す言葉を持たなかった。
私の拳が、部長の頬に突き刺さった。
衣装のスカートが、フワリと揺れた。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/10(日) 21:29:43.00 ID:Nh8DttEio<> >>944
> 衣装のスカートが、フワリと揺れた。
ヴォエ!!!!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/10(日) 21:31:52.29 ID:XT6Hpe8aO<> まさかの女装アイドル
しかし涼ちんという先例があるしウケるのか…?
むしろ346に男性アイドル部門ができたってことで訳あってアイドルデビューする武内Pの話を <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/10(日) 21:39:03.14 ID:HWx2NEkbo<> 180もあるでかいアイドルなんてありえないんだよなあ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/10(日) 21:44:58.46 ID:yXp2Ooj6o<>
もう私……アイドル辞める!
こう、プロデューサーに言ったのは私の中ではとても恥ずかしい過去だ。
思い出すと今でも顔が赤くなるのを抑えられないし、叫びたくなる。
「……すみません」
私をあの時引き止めてくれたプロデューサー。
大恩人である彼が、今は申し訳なさそうに頭を下げていた。
あの時の私は、世間知らずで無鉄砲だった。
けれど、今の私は違う。
みんなと一緒に、プロデューサーと一緒に階段を登ってきたのだ。
今の私は、人気、知名度共にトップアイドルの仲間入りをしていると思う。
主演した映画は興行的に大成功を納めているし、今度の朝ドラのヒロインもやる予定だ。
舞台の方は撮影が忙しくて出演する機会は減ったけれど、それでも続けている。
私は、この人が居たからこそこうして成功出来た。
なのに、プロデューサーは私の担当を降りたいと申し出ているのだ。
どうして? 何故? わからない、全然わからないよ。
「本田さんは……とても、頑張っていると思います」
プロデューサーの言葉はいつも真っすぐで嘘偽りは無いし、本心から言っているのだろう。
だから、尚更わからなかった。
「しかし……その、今の本田さんはアイドルというか……ですね、はい」
アイドルに決まってるじゃん!
歌も……あれ? 最後に歌ったのっていつだっけ?
踊り……あれ? やっべ、振り付けどんなんだっけ?
あ、あれあれ? 最近、お芝居関係の仕事しかした記憶がないぞ?
「もう私……アイドル辞めてた?」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/10(日) 22:02:31.96 ID:yXp2Ooj6o<> 「島村卯月、頑張ります♪」
笑顔と共に、プロデューサーさんに向かって言った。
迷っていた私を導いてくれたプロデューサーさん。
無表情なプロデューサーさんも、私が笑顔を向けると自然と表情が柔らかくなる。
「はい、頑張ってください」
聞く人によっては、冷たい返しなのかもしれない。
けれど、私にとってはとても心強い励ましの言葉だ。
自信があると言っていた笑顔を忘れかけていた私に、
プロデューサーさんは笑顔を思い出させてくれた。
頬を指で無理矢理釣り上げ作った、とっても不器用な笑顔で以て。
だから、私はこっそり誓った。
プロデューサーさんの前では、絶対に笑顔で居よう、って。
だって、プロデューサーさんが私を選んでくれた理由が、笑顔だから。
「はいっ♪」
私に出来る、とびっきりの、最高の笑顔。
今度は、絶対に忘れたりなんかしない。
「良い、笑顔です」
プロデューサーさんが、私を見て微笑んだ。
「……あぅ」
私は、笑顔を忘れない。
だけど、出来ない時も稀にある。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/10(日) 22:10:13.68 ID:e6cBJqO5O<> >>947
お前きらりんルーム連れてかれるぞ… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/10(日) 22:23:48.95 ID:yXp2Ooj6o<> ちゃんと見ててよね。
私は、以前そう言った。
プロデューサーはその言葉に頷いたし、きっとその約束は守られているだろう。
けれど、本当に見ているか不安になるのも事実だ。
だから、私はプロデューサーが言った言葉が本当か確認している。
「ねえ、この前のトライアドのLIVEの時の話なんだけど」
「ええ。とても、素晴らしいLIVEでした」
熱心に語る様子を見るに、ちゃんと見てくれていたようだ。
また、別の時。
「ねえ、前回のラジオのフリートークの話なんだけど」
「はい。渋谷さんらしさが出ている、とても良いトークでした」
プロデューサーの語りを聞くに、ちゃんと聞いていたようだ。
また、別の時。
「……」
「? 渋谷さん、どうかされましたか?」
「ふーん。まあ、悪くないかな」
私の視線にすぐ反応したから、セーフにしとこう。
そして、ある時。
「渋谷さん……あの、言いにくいのですが……あまり、見ないで頂けますか……」
プロデューサーは、私から目を逸らしながら言った。
おわり
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/10(日) 22:51:07.69 ID:yXp2Ooj6o<> 「清純派路線でプロデュースして欲しい、と」
私の申し出に、プロデューサーさんは難しそうな顔をした。
無理を言っているつもりは無いんだけど、この人にとっては難題のようだ。
「新田さん……本気で仰っているのでしょうか……?」
本気に決まってるじゃない!
私だって、まだ19歳なんですよ、プロデューサーさん!
思えば、今までの私の扱いは他の子と違っていた。
他の子達が可愛い路線なのに、私だけセクシー路線なのだ。
シンデレラプロジェクトで、私だけがセクシー。
「お願いします」
プロデューサーさんの目をまっすぐ見つめ、言った。
「……申し訳、ありません」
しかし、無情にもプロデューサーさんの返事は期待したものではなかった。
彼は、これからも私のプロデュース方針を変える気は無いらしい。
こんなにも必死に、こんなにも本気で頼んでいるのに。
「……」
けれど、プロデューサーさんは本当に申し訳なさそうな顔をしていた。
プロデューサーとは言え、この人も会社人なのだ。
きっと、私のプロデュース方針に関して自由のきかない所もあるのだろう。
「ごめんなさい、なんだか無理を言っちゃったみたいで」
「……いえ、こちらの力不足です」
これ以上、プロデューサーさんを困らせるのはよそう。
仕方ないのだ、私がセクシー路線でいる事は、変えられない。
346プロダクションの方針ならば、従う他に道は無い。
「私には、いえ、346プロでは……これ以上清純派路線のプロデュースは出来ないのです」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/10(日) 23:21:23.77 ID:iiBsBfST0<> まさかの落語みたいなオチ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/10(日) 23:46:21.49 ID:yXp2Ooj6o<> 「おはようございます、プロデューサー」
「ドーブラエ ウートラ アナスタシーヤ」
プラヂューセル……違う、プロデューサーが、ロシア語で挨拶してきました。
私は、それに日本語で返しました。
「ハラショー! とても、良い発音です♪」
「良い、笑顔です」
「……あっ!」
意識していないと、自然とラッシーヤ……違う、ロシア語が、出てしまいます。
けれど、今のはしょうがない、です。
だって、プロデューサーの……ロシア語が、とても素晴らしかったから。
顔が、悔しくて、クシャリとなりました。
「アナスタシアさん……あまり、無理はなさらないでください」
「いいえ、私、頑張ります! もっと、日本語を上手になりたい」
「……」
私は、前から思っていました。
もっと、私の日本語が上手なら、もっと色んなお仕事が出来る。
もっと、沢山の事に……挑戦して、アイドルとして成長出来る。
だから最近は、考えるのも、ロシア語混じりじゃなく全部、日本語でしています。
プロデューサーがロシア語で挨拶してきたのも、私がお願いしたから、です。
釣られて私がラ……ロシア語で反応しないよう、試すため。
「アナスタシアさん、私は……言葉よりも大切な物があると思います」
「でも……」
「お気持ちはわかります。しかし、焦ってはいけません」
「……」
「ハラショーと言った時のアナスタシアさんの笑顔は、言葉に関わらず、良い笑顔だと思いました」
言われて、気付きました。いえ、思い出しました。
私がアイドルになった時に言われた、褒められたのは、笑顔だと。
やっぱり、プロデューサーはすごい、です。
こういう時は、アー、お礼を言わなくっちゃ。
「――スパシーバ!」
ありがとうございます!
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/10(日) 23:50:52.75 ID:yXp2Ooj6o<> タイピングも遅くなって、集中も続かないなら、1レスで終わらせれば良いと気付きました
こんな感じで1000目指していこうと思います
おやすみなさい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/10(日) 23:59:06.11 ID:dq8UzDb0o<> アーニャはロシアに連れて帰らないといけないからね
プロデューサーもロシア語覚えないと <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/11(月) 02:49:17.55 ID:9YABzO0Xo<> ロシアに帰るとタイマー発動するぞ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/11(月) 05:41:24.71 ID:dN/WTs4Zo<> ちゃんみお女優になっててワロタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/11(月) 14:57:34.19 ID:5y5HcG0go<> 「煩わしい太陽ね」
いつも通りの、朝の挨拶。
ここは、私が私らしくいられる、大切な場所。
「闇に呑まれよ。宴は未だ開かれることはない。今はその翼を休める時」
「わっ、我が友……?」
しかし、今日は様子が違っていた。
いや、私が私らしくいられる場所ではあるんだけど、様子が変なの!
「どうした、我が友よ。無垢なる瞳に困惑の色が浮かんでいるが」
プロデューサーが変!
まるで、いつもの私みたいな言葉遣いで……。
「く、くくく……! 遂に、秘術を理解し意思を伝える力を得たようね」
「然り。我らの魂の共鳴はより輝きを増し、漆黒の光はより多くの迷える魂を導くだろう」
「〜〜〜っ!」
言の葉を交わした所、我が友は我との繋がりをより強固なものとするため、
魔導書を読み漁り、闇の世界へと至ったという。
其の献身たるや、さしもの我も心動かされ、光の道へ誘われる所であった。
我が友の容貌に、地の底から響くような低い声が合わさり、
紡がれる言の葉の調べは、まるで禁忌の呪いの如く我が心の臓に杭を打ち付けていった。
……しかし、光に照らされた魂の開放は長く続かなかった。
「一刻の猶予も無い」
夢とは覚めるもの……恐れていた、覚醒の時が来た。
「我が此の侭では、堕天使の翼は完全にもがれてしまうだろう」
「何でよ!? そんな事言わんと! 今のプロデューサー、カッコ良かとです!」
正直、たまらんもん!
「今の問いかけが、そのまま答えです」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/11(月) 18:26:32.51 ID:87pRyzAQO<> 蘭子の熊本弁あいらしかー <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/11(月) 21:05:27.44 ID:CPDaxxvOO<> 正直言ってたまらん <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/11(月) 23:26:39.26 ID:5y5HcG0go<>
働かざるもの食うべからず、っていう言葉があるけどさ。
杏はそりゃちょっと言い過ぎ何じゃないかと思うよ。
誰だって、働かないで食べていけたらそりゃあ良いと思うって。
毎日ゲームにネットに、ダラダラ過ごせたら最高だよねー。
「双葉さん、ダンスレッスンの時間です」
でも、この人はいつも杏を沢山働かせようとするんだよ。
酷いと思わない? 他にもアイドルはいっぱい居るじゃんか。
杏はさ、出来るだけ働かず、出来るだけ儲けたいのにー。
「いやー、ちょっと歩くだけの力が出なくてさ、杏も困ってるんだよー」
「……」
「レッスンには参加したいんだけどねー、いやー、困った!」
プロデューサーには悪いと思うよ?
今も、いつものように右手を首筋にやって、困った顔しちゃってるしね。
だけど、ダンスレッスンって大変なんだよ、マジで。
疲れる事をしに行くために、歩いて疲れるなんて最早拷問だよ、拷問!
「……それでは、どうぞ」
プロデューサーは、そう言うと杏に背中を向けてしゃがんだ。
おいおい、杏は小さいとは言え花も恥じらう17歳の乙女なんだよ?
いくらなんでも、その提案には乗れないなー。
「レッスンに参加したいと仰る双葉さんの希望を叶えるのが、私の役目ですから」
……こいつはプロデューサーの技ありかな。
レッスンルームに着けばちゃんとやる、って言質を取られた形になっちゃった。
「それに、楽をするのはお嫌では無いと思いまして」
なるほど、確かに言う通り……もう、参った参った!
杏の負けだよ! あわせ技一本ってやつだよ!
全くもう、最近のプロデューサーは、杏の扱いが上手くなった気がするよ。
「しょうがないなぁ……飴くれる?」
よっこいしょと背中に体を預けながら、二つ目の飴をねだってみた。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/12(火) 00:18:06.71 ID:DzwIZtGwo<>
初めは、無表情で、背も高くて、何を考えてるかわからなくて。
引っ込み思案な私にとって、プロデューサーはその……はい。
「緒方さん? どうか、されましたか?」
「いっ、いえ!……何でもない、です」
「そう、ですか。何かあれば、すぐ仰ってください」
「はい……ありがとうございます」
うぅ……見てるのが、バレちゃいました。
何となく恥ずかしくなって、俯いちゃったけど、変に思われちゃったかな。
わかったのは、プロデューサーがとっても不器用な人なんだな、って事です。
変わったのは、皆と一緒に頑張ってきて、私も頑張ろうって思えるようになった事です。
だから、今の私はプロデューサーを信頼してるし、そう思えるようになった事が嬉しいです。
だけど、プロデューサーはどう思ってるんだろう?
撮影の時に失敗しちゃった私達のために謝ってる姿を見た時、胸が締め付けられる思いでした。
あの後は結局うまく行ったけど、今度また失敗したら?
今度こそ見捨てられちゃうかもしれないと思うと……。
プロデューサーさんは、他の子の担当もいっぱいしています。
今度は二期生のプロデュースも始まるらしいし、もっと忙しくなると思います。
皆とってもキラキラしてて、私はその内見捨てられちゃうんじゃないか、って不安です。
そうならない様に、とっても頑張ってるし、四葉のクローバーもいっぱい集めてます。
私は、昔も今もプロデューサーが怖いです。
全然逆の気持ちのはずなのに、怖いんです。
私が、この気持を外に出す事はありません。
こんな風に思ってるなんて知られて、もしも見捨てられたらと思うと……。
だって、絶対大丈夫なんて言い切れる事なんて、無いです。
お父さんとお母さんだって……。
「プロデューサー……私、頑張りますね」
「? はい、頑張ってください」
私、一生懸命頑張ります。
アイドルをやるのは楽しいし、皆が怖がる仕事も精一杯やろうと思います。
だから、
見捨てないで、くださいね?
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/12(火) 00:55:38.20 ID:DzwIZtGwo<> 「プロデューサーさん、クレープ買って来ました〜」
「三村さん……その、あまり間食をなさるのは」
「美味しいから大丈夫ですよー」
この人は、私のプロデューサーさん。
仕事は中々に出来るが、いつも私が甘いものを食べるのを邪魔してくるのが玉に瑕だ。
しかし、私はその障害を取り除く方法を遂に見つけた。
「イチゴ味とティラミス味なんですけど、どっちにしますか?」
「……」
プロデューサーさんは、その容姿に似合わず甘い物が好物だったのだ!
こうやって、一緒に食べようと買って来てしまえば無碍に断る事はない。
一口どうぞと誘うのではなく、丸々一つ与えてしまうのが突破口なのだ。
「そうですね……三村さんのオススメはどちらでしょうか?」
「うーん、イチゴも甘すぎないし、ティラミスも上品な甘さで……迷っちゃいますー」
「成る程……しかし、三村さんは何故それをご存知で?」
「っ……!?」
――謀られた。
プロデューサーさんは、私が甘いものに対して嘘がつけないのを利用したのだ。
私は、カロリー制限のためにプロデューサーさんに食べた物をリスト化し提出している。
それを元に栄養士との相談し、適切なカロリー計算の元、食事と甘味のバランスを取っていた。
……そう、表向きは、だ。
当然、バランスを保っている程度の甘味では私は満足出来なかったし、
自己申告制という穴だらけの隙間に、ケーキやクッキー、クレープが入り込むのは当然の事。
この店のクレープも、開いている穴に飛び込んできた内の一つだった。
「そ、それは……昔食べた事があって……」
「正直に言えば、甘い物の制限を少し緩めようと思います」
「!?」
――なんという、甘い罠だろう!
絶対嘘に決まっているのに、正直に話そうと思わざるを得ない!
だって、隠れてコソコソ食べるのも美味しいけど、堂々と食べる方がもっと美味しいのだ!
心を落ち着けるため、イチゴ味のクレープを一口パクリと食べる。
駄目、まだ足りない……ティラミスの方も……う〜ん、美味しい〜♪
よし……美味しいから大丈夫だよね!
しかし、私が何か言う前に、既に制限が厳しくなるよう手配は終わっていたらしい。
プロデューサーさんは、微塵も甘くは無かった。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/12(火) 07:25:54.81 ID:COj1j3vdO<> >>963
怖い。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/12(火) 17:26:30.17 ID:y6kSf8epO<> この世界線では二期生が化け物揃いという事実
チエリエルとって食われそう <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/12(火) 22:45:23.37 ID:DzwIZtGwo<>
「諸星さん」
「にょわー! Pちゃんのおかげで、せふせーふ☆」
きらりんは、他の皆よりもとーっても背がおっきいの!
でも、Pちゃんはそんなきらりんよりちょーっぴり背がおっきいんだゆ!
だから、いつもこうやって頭がゴッツンしそうな所はおせーてくれるのです☆
「諸星さん」
「はいっ! きらりん、今日もハピハピ、お仕事頑張るゆ☆」
それに、きゃわいい衣装も着せてくれて、アイドルとして活躍させてくれるんだゆ!
きらりんは、おっきいからこんなきゃわいい衣装は似合わないと思ってたの。
だけど、Pちゃんはいつもきゃわいいって褒めてくれるの! うっきゃー! 恥ずかすぃー!
「諸星さん」
「Pちゃん、きらりんに任せて!」
そんなPちゃんのお手伝いをしたいって思うのは、トーゼンだゆ☆
Pちゃん、ちょーっとおしゃべりが苦手みたい!
だから、その分きらりんがいっーぱいしゃべって、皆でハピハピするにぃ☆
「Pちゃん」
「はい。とても素晴らしい、良いステージでした」
うっきゃー! Pちゃんに褒められちゃったにぃ☆
ステージがキラキラしてて、きらりんもキラキラして、とーっても楽しかったゆ☆
これからも、いーっぱいLIVEしたいです! ノンスト―ップ、きらりん☆
「Pちゃん」
「ええ、諸星さんらしさが出ている、とても可愛いらしい服装だと思います」
うぇへへ! Pちゃんに、きゃわいいって言われちゃったにぃ☆
今日のきらりんの私服は、とーってもカラフルなのです!
きらりん特製のキラキラコーデ、Pちゃんもお気にでとーってもハピハピ☆
「Pちゃん」
「諸星さん。いつも、ありがとうございます」
……にょわー、先に言われちゃったにぃ。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/12(火) 22:54:53.07 ID:0VAFqs4mo<> 武きらは良いものだな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/12(火) 23:30:22.50 ID:DzwIZtGwo<> アタシは今、チョー怒ってる!
なんでそんな事でって思うかもしれないけど、しょうがないじゃん!
「ミンナ、カブトムシを集めるのはカリスマJCっぽくないって言うんだよ!」
「それは……」
あ、Pくん困ってる。
やっぱり、Pくんもカブトムシとるのは駄目だって思うのかなー。
お姉ちゃんも、ご、ゴキブリと一緒にするくらいだもん。
うー、全然違うのに! カブトムシ、チョーカッコイイのに!
「それは……困りましたね」
「……やっぱり、Pくんもそう思う? シール集めだけにした方がイイ?」
……Pくんもそう思うんなら、やっぱりやめた方がイイのかな。
「いえ、その必要はありません」
「へっ?」
「城ヶ崎さんの大切な個性の内の一つを諦めてしまうのは、勿体ないと私は考えます」
「でも……」
だって、カリスマってミンナの最先端でしょ?
それなのに、ミンナがカリスマっぽくないって言うんなら……。
「私が困ると言ったのは、城ヶ崎さんのカリスマが、その程度で揺らいでしまうのか、という事です」
「そんなコトない! だって、アタシはPくんがプロデュースしてるカリスマJC、城ヶ崎莉嘉だよ!」
「……それを聞いて、安心しました」
あっ、Pくん笑った!
……でも、そっか……そうだよね!
ミンナに言われて変わるんじゃなく、アタシのカリスマでミンナを変えていかないと!
「ありがとPくん! アタシ、わかったよ!……えへへ、Pくんのおかげ♪」
「お役に立てたようで、何よりです」
「早速、ミンナにカブトムシのカッコよさわかってもらうため、いっぱい捕まえて事務所で放し飼いするね☆」
目指せ100匹! カブトムシプロジェクト、ファイトー! おー!
「待ってください! 城ヶ崎さん! 城ヶ崎さーん!」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/13(水) 00:12:40.95 ID:oWndwSxWO<> そろそろ下品ゲージがたまってる時期やないか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/13(水) 00:17:38.14 ID:9djDVpheo<> ぶっちゃけウンコしたい、リズミカルにウンコしたい
けれど、CP全員1レスSS書くまでは我慢します <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/13(水) 01:44:52.27 ID:9djDVpheo<> 「ねぇねぇ、プロデューサー」
「はい、何でしょうか」
あのね、最近プロデューサーの表情がわかるようになったんだ!
今は、ちょっとお疲れみたい……心配だなぁ。
「大丈夫?」
「……はい、皆さんの笑顔のためですから」
「えへへ、そっか♪」
プロデューサーが好きなのは、笑顔なんだ。
だから、プロデューサーの前では笑顔でいるようにしてるの!
そうすればプロデューサーも嬉しいし、笑顔のために頑張らなくていいでしょ?
「良い、笑顔です」
「うんっ!」
それにね、笑いかけると、プロデューサーも笑うんだよ!
皆はわかりにくいって言ってるけど、どうしてだろう?
すっごくわかりやすいと思うんだけど……えへへ、独り占めしてるみたい!
「ねぇねぇ、プロデューサー」
「はい、何でしょうか」
あのね、最近よく聞く言葉があるんだけど、あんまり意味がわからないの。
だけど、みりあみたいな子の笑顔が好きな人の事、こう言うらしいんだ!
「えへへ、プロデューサーってロリコンだよね♪」
「……」
あれ? おかしいなぁ……笑いかけてるのに、全然笑ってくれない。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/13(水) 02:38:20.31 ID:uHf6dPl4o<> ロリに母性を求めて何が悪い!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/13(水) 03:14:01.77 ID:5ptp0GuIo<> みりあちゃんは天然メガトン級
武内Pきっとこの世の終わりみたいな顔してるんだろうなはぁはぁ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 15:28:54.55 ID:qZqdRYado<>
「……もう、限界だと思います」
Pチャンが沈痛な面持ちで俯いている。
周りの皆もそう言っていたし、みくも薄々は気付いてたの。
だけど、今までの積み重ねがあったから。
そのおかげで、今のみくがあったから。
「ネコキャラ……やめなきゃ、なのかな」
今まで、沢山のお仕事をやってきた。
すっごくキラキラして、とっても楽しかった。
ありがとう、Pチャンのおかげだよ。
だから、そんな悲しい顔をしないで?
「次は何キャラにしようかにゃー……って、にゃあじゃないよね、えへへ」
「前川さん……」
Pチャンと目が合う。
思わず出ちゃった口調に、みく自身も戸惑っちゃう。
そっかぁ、ネコチャンが大好きだからネコキャラにしたけど、
みくの中でこのキャラはこんなに大きいものになってたんだ。
ありがとね、ネコキャラ。
今まで、本当にありがとう。
「ねえPチャン。次は何キャラが良いと思う?」
泣いてなんかいられない。
みくはアイドル、前に進まなきゃ!
「前川さん、魚関係の仕事はそんなに嫌ですか?」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 15:43:23.85 ID:qZqdRYado<>
「プロデューサー、次のアスタリスクの曲はクールタイプでお願いします!」
「多田さん?」
さっき、ちょっとした言い合いになった。
いつものことだと皆は笑っていたけど、今回ばかりは譲れない。
だって、ユニット曲が片方の属性だけだなんて不公平だ。
「みくちゃんはキュートで、私はクールです。だから、クールタイプのユニット曲も!」
「……少し、お待ち下さい」
みくちゃんは可愛い。
だけど、みくちゃんの属性の曲だけ出すなんて贔屓だよ。
プロデューサーは、必死に手元のパソコンを覗き込んでいる。
これは……もしかして期待出来るんじゃない!?
「……」
プロデューサーの、いつもの右手を首筋にやる癖。
困った時に出るその癖をしているという事は……やっぱり駄目なのかな。
「……!」
と、思いきや……プロデューサーは顔を両手で覆い、肩を落として俯いてしまった。
その落ち込み様は今まで見たことがない程で、私は慌ててプロデューサーに駆け寄った。
「ど、どうしたんですかプロデューサー!?」
「……申し訳、ありません……!」
クール曲を出せない事をこんなに申し訳なく思ってくれるなんて。
……駄目だ! プロデューサーにこんな思いをさせちゃ!
私にはロックな熱い魂があるじゃないか! タイプがなんだ!
私は、私だ!
「……多田さんは……ずっと、キュートタイプだと思っていました」
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 16:30:43.32 ID:qZqdRYado<> 書きます
武内P「キスマーク?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 16:32:12.58 ID:qZqdRYado<> 美嘉「いやー、カリスマJKだったら、キスマークの一つや二つ、ね」
武内P「……はぁ」
美嘉「ねぇ、アンタはどう思う?」
武内P「どう……と、言われましても」チラッ
未央「おお、助けを求める目」
凛「面白そうだから、少し様子を見ようか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 16:35:08.02 ID:qZqdRYado<> 美嘉「だからさ、たまにはキスマークをつけた方が良いかな、って」
武内P「いえ、アイドルにそういった事は……」
美嘉「でもさ、ギャルだったら普通じゃない?」
武内P「いえ、しかしアイドルですので……」チラチラッ
未央「すっごい見てくる」
凛「うん、チラ見ってレベルじゃないね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 16:37:37.20 ID:qZqdRYado<> 美嘉「アイドルだったら駄目、かぁ」
武内P「はい、良い事ではないと私は思います」
美嘉「じゃあさ、アイドルじゃないアタシがキスマークつけてたら?」
武内P「……は、はぁ」ジッ
未央「もうこっちから目を逸らさなくなったね」
凛「美嘉、照れくさいのか気付いてないね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 16:39:59.34 ID:qZqdRYado<> 美嘉「アタシが普通のJKでさ、キスマークつけてたら……」
武内P「……」
美嘉「あ、アンタはどう思う?」
武内P「……」ジーッ
未央「いたたた! 視線が痛い!」
凛「美嘉を気遣って口に出せないからって、顔怖すぎ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 16:42:14.28 ID:qZqdRYado<> 美嘉「ねえ、答えて」
武内P「……一般的な意見でよければ」
美嘉「一般的か……まあ、それでいいよ」
武内P「……」ジーッ!
未央「ここで、部屋から出たらどうなると思う?」
凛「変なこと言わないで。視線、更に強くなったから」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 16:44:50.27 ID:qZqdRYado<> 美嘉「一般的には、どう思うの?」
武内P「そうですね……城ヶ崎さんも、そういった事をするのかと、少し、ショックかも知れません」
美嘉「そういった……うーん、き、キスくらい普通じゃない?///」
武内P「……はい?」チラチラッ
未央「ここに来て困惑」
凛「目線、定まってないね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 16:48:35.43 ID:qZqdRYado<> 美嘉「き、キスして移ったリップが、服についちゃうとかさ★」
武内P「あの……城ヶ崎さん」
美嘉「シャインリップだと、日の光で目立っちゃうかな?」
武内P「……」タスケテクダサイ
未央「目は口程に物を言うって、こういう事だね」
凛「……しょうがない、そろそろ助けようか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 16:52:30.86 ID:qZqdRYado<> 未央「はいはい、ストーップ!」
美嘉「み、未央?」
凛「美嘉、プロデューサー困ってるから」
美嘉「そ、そう?」
武内P「……」
未央「うんうん! 美嘉ねぇにあんなに情熱的に迫られたら、困るに決まってんじゃん!」
美嘉「そ、そっかなー?///」
凛「それに、キスマークがつくのは男の人だけだよ。移るほどリップなんてつけてられないし」
未央「……」タスケテ!
武内P「……」ムリデス! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 16:56:11.73 ID:qZqdRYado<> 美嘉「……べ、別に? それくらい知ってたし?」
凛「誤魔化さなくて良いよ。美嘉がウブなの、皆知ってるから」
美嘉「ちょっ、ちょっと凛!?」
未央「あの……美嘉ねぇはともかく、しぶりんはマジ?」
凛「? 何が?」
美嘉「アタシはともかくって……何の話?」
未央「……」
武内P「……」
美嘉・凛「?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 16:59:44.39 ID:qZqdRYado<> 武内P「……すみません、私は会議がありますので」
未央「まあまあ! まあまあ落ち着こうよ!」
ガシッ!
武内P「っ……!?」ホンダサン、ハナシテクダサイ!
未央「っ……!」ニガサネー! ゼッタイ、ニガサネー!
凛「二人共、何遊んでるの?」
美嘉「アタシ達、何か変な事言ってた?」
武内P・未央「いえ、別に」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 17:04:09.47 ID:qZqdRYado<> 美嘉「あっ、もしかしてキスマークの話は恥ずかしかったとか?★」
凛「そうなの? ふーん、未央も可愛い所あるね」
未央「へっ!?」
美嘉「もー、照れちゃって★ このこのー★」
凛「そっか、だから最初は話に入っていかなかったんだ」
未央「……」
未央「……?」ワタシ、コイツラ、ブットバス、オーケー?
武内P「……!」ノー! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 17:08:35.45 ID:qZqdRYado<> 美嘉「ニュージェネのセクシー担当がそれじゃ情けないぞー★」
凛「まあ、未央が自分で言ってるだけだから」
美嘉「そうなの? じゃあ、凛がセクシー担当しとく?★」
凛「やめてよ、もう。でも……まあ、悪くないかな」
未央「んああああああ!」
武内P「本田さん! 落ち着いてください、本田さん!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 17:13:47.24 ID:qZqdRYado<> 未央「二人共! キスマークって、そうじゃないから!」
美嘉・凛「はっ?」
武内P「待ってください! 二人には、刺激が強すぎます!」
美嘉・凛「へっ?」
未央「海より広い私の心も、ここらが我慢の限界だよ!」
武内P「……そ、それでは、私は会議に」
ガシッ
未央「まさか、逃がすと?」
武内P「っ……!?」タスケテクダサイ! ダレカ、タスケテクダサイ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 17:19:11.66 ID:qZqdRYado<> 美嘉「キスマークがそうじゃないって……どういう事?」
凛「そうだよ。ちゃんと説明して」
未央「キスマークって言うのは、リップとかそういうのの跡じゃないんだよ!」
美嘉・凛「はぁ?」
未央「こう、キスというか吸い跡なの! わかる!?」
美嘉・凛「わからない」
未央「んああああああ! プロデューサー、何とかしてよ!?」
武内P「……いえ、私にはとても」
ガチャッ
ちひろ「……どうしたんですか? 大きな声を出して……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 17:25:02.71 ID:qZqdRYado<> ・ ・ ・
ちひろ「……成る程。なんとなくお話はわかりました」
美嘉「キスマークの話をしてるのに吸い跡とか……おかしくない?」
凛「未央、からかわれてムキになるのはやめなよ」
未央「ちひろさん! この理不尽な屈辱、どうしたら良いと思う!?」
ちひろ「……そうですね。あっ、プロデューサーさん」
武内P「? はい、何でしょうか」
ちひろ「んっ」
ちゅううううううう!
武内P「んあっ!?」ビクンッ!
未央・美嘉・凛「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 17:30:13.98 ID:qZqdRYado<> ちひろ「……んっ」
ちゅぽんっ!
武内P「うっ……く、せ、千川さん!? せっせせ、千川さん!?」
未央・美嘉・凛「!?……!?」
ちひろ「……」ホラ、コレヲミテクダサイ
グイッ
武内P「……!?」
ちひろ「……」コレガ、キスマークデス
未央・美嘉・凛「……」
未央・美嘉・凛「……」ハイ、ワカリマシタ
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/14(木) 18:05:28.97 ID:/qA2ag68O<> 下ネタじゃないじゃん、なんで(お疲れ様でーす) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/14(木) 18:06:10.25 ID:D8j/cnAJo<> 一人勝ちィ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 18:06:10.48 ID:qZqdRYado<>
プロデューサーさんは、とても真面目な方です。
「千川さん」
けれど、見ていてちょっと危なっかしい所もあります。
とっても頑固で、自分を曲げないのがそう思う原因でしょうか。
常務――今は専務ですが――に食って掛かったと聞いて、ヒヤッとした事もあります。
「千川さん?」
プロデューサーさんは、アイドルの子達を一番に考えています。
自分の事は二の次で……全然、自分を大事にしません。
私はその事が同僚として嬉しくもあり、個人としてはとっても腹立たしいです。
仕事熱心なのは良いですけど、いつかそれで倒れてしまうんじゃないかと心配になります。
「あの……千川さん?」
そして、この人は、アイドルの子達との線引きを明確にしています。
だから、絶対にアイドルの子達に手を出さないので、その点は安心です。
それがもどかしいと思う子も居るかも知れません。
けれど、だからこそプロデューサーさんは素敵なんだと、私は思います。
「千川さん」
「はっ、はい!?」
「何か……考え事ですか?」
いけない、私ったら仕事中に何を考えてるのかしら。
プロデューサーさんの事を考えてました……なんて、言えるわけないじゃない!
ど、どうしましょう……?
「え、ええと……プロデューサーさんは、周りが素敵な女の子だらけなのに、真面目だなぁ、って」
「……はい?」
「だって、可愛いアイドルに囲まれてるんですよ? そう思うのが普通です」
「私はプロデューサーです。アイドルに手を出す事は、絶対に有り得ません」
プロデューサーさんは、とても真面目な方です。
でも、私はアイドルじゃない……事務員なんですよ、プロデューサーさん。
おわり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 18:07:30.25 ID:qZqdRYado<> >>994
ウォーミングアップです <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/12/14(木) 18:37:54.16 ID:aTYGJ/V6O<> アップしたまま終わりそうじゃん!おつ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 20:04:56.60 ID:qZqdRYado<> 武内P「便秘、ですか」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1513243315/ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2017/12/14(木) 20:05:30.71 ID:qZqdRYado<> 1000! <>
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