◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/04(火) 23:50:21.33 ID:kDXsMymA0<>艦娘がショタ提督を攻略していくスレです。
登場艦娘は全員ショタコンになるのでキャラ崩壊が激しいです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1559659821
<>【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」リベッチオ「その34!」【安価】
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/04(火) 23:51:34.51 ID:kDXsMymA0<> 前スレ

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422605769/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」鈴谷「その2♪」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423328344/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」朝潮「その3です!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424020032/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」瑞鶴「その4!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424941947/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」島風「その5だよ!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425654691/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」如月「その6♪」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426169857/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」川内「その7!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426944703/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」球磨「その8クマ!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427730734/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」間宮「その9です!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428746777/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」多摩「その10にゃ!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429547143/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」榛名「その11です!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430823836/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」白露「その12!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432282465/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」浜風「その13です!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433770380/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」曙「その14!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435504865/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」衣笠「その15♪」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437665162/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」龍驤「その16や!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1440082227/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」伊401「その17!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445175707/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」夕張「その18!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1449994217/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」秋月「その19です!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452778265/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」青葉「その20です!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1455092615/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」翔鶴「その21です!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458467515/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」天津風「その22!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462545598/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」磯風「その23だ!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466169972/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」北上「その24だね」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469871357/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」妙高「その25です!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1472915106/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」春雨「その26です!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1477148904/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」響「その27だよ」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481986283/ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/04(火) 23:52:27.05 ID:kDXsMymA0<> 【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」葛城「その28!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1488208324/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」雷「その29よ!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492952563/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」リットリオ「その30です!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1505053897/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」五月雨「その31です!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521566862/

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」瑞鳳「その32!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1535367799/

※SS速報VIPが開けなかった時期に↓のスレで、復旧後に↑のスレで進行していました。

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」瑞鳳「32……出張版?」【安価・コンマ】
http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1536744110/l10

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」大鳳「その33です!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1556293213/ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/04(火) 23:53:27.72 ID:kDXsMymA0<> ★1周目:普通の少年
秋月
春雨
鈴谷
足柄

鈴谷END

★2周目:見た目は子供、中身は大人の25歳
朝潮
五月雨
舞風
瑞鶴

朝潮・瑞鶴END

★3周目:記憶喪失
島風
如月
名取
五十鈴

島風・如月END

★4周目:虐待を受けた少年
川内

呂500
扶桑

川内END

★5周目:薬で子供になった32歳
球磨
間宮
多摩
陸奥

球磨・間宮・多摩END

★6周目:天然
朝雲
榛名
鳥海
隼鷹

榛名END

★7周目:生意気
雲龍
白露
大和
長門

白露END

★8周目:タイムリープ&見た目は子供、中身は60歳の20歳(異世界出身)

伊58
浜風
衣笠

浜風・曙・衣笠END

★9周目:幽霊
不知火
伊19

龍驤

龍驤END

★10周目:両親死別の鎮守府育ち
天津風
大鳳
伊401
瑞鳳

伊401END <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/04(火) 23:54:04.82 ID:kDXsMymA0<> ★11周目:見た目も中身も子供っぽい26歳
夕張
明石
あきつ丸
磯風

夕張END

★12周目:幸運体質の男の娘
時雨
山雲
大淀
秋月

秋月END

★13周目:世話焼き(ダメ艦娘製造機)
敷波
文月
青葉
春雨

青葉END

★14周目:捻くれ者&前科持ちの19歳
長門
綾波
翔鶴
加古

翔鶴END

★15周目:800歳の不老不死
阿武隈
天津風
武蔵
舞風

天津風END

★16周目:60年後から送り込まれた未来人
金剛
磯風
五月雨
龍鳳

磯風END

★17周目:超恥ずかしがり屋&見た目は幼い箱入り息子18歳
北上
大和
三日月
妙高

北上・妙高END

★18周目:変幻自在の少年
春雨
葛城
加賀


春雨・響・葛城END

★19周目:セクハラ大好きエロ少年
扶桑
天龍

リットリオ

雷・リットリオEND

★20周目:女性不信の21歳
五月雨
大和
阿武隈
由良

五月雨END <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/04(火) 23:54:30.86 ID:kDXsMymA0<> ★21周目:深海棲艦と人間のハーフ
鳥海
木曾
那珂
瑞鳳

瑞鳳END

★22周目:クローン
大鳳
赤城
照月
リベッチオ

大鳳・リベッチオ・照月END

★23周目:ドジで失敗ばかりだけど真面目な23歳

鬼怒
舞風
金剛

舞風END

★24周目:300歳の宇宙人
ビスマルク
グラーフ・ツェッペリン
不知火
Z3

不知火END

★25周目:感情を抑え込んだ少年
雲龍
大和
伊勢


暁END

★26周目:めんどくさがりだけど要領が良い22歳
那珂
那智

卯月

嵐END

★27周目:何でも出来るツンデレ超能力者
能代
荒潮
吹雪
長良

吹雪END

★28周目:大好きな兄を目指すブラコン少年
足柄
酒匂
夕立


酒匂・電END

★29周目:フリーター&浪人し続けた弟想いの25歳
U-511
ビスマルク
長門
加賀

長門END

★30周目:平行世界へ自由に移動出来る少年
ポーラ

ヴェールヌイ
アイオワ

ヴェールヌイEND <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/04(火) 23:55:21.20 ID:kDXsMymA0<> ★31周目:深海棲艦が派遣した子供スパイ
鬼怒
ローマ
名取
阿賀野

阿賀野・鬼怒END

★32周目:艦娘達の幼馴染20歳
親潮
比叡
三隈
朝雲

三隈END

★33周目:深海棲艦の心臓を移植した少年
ビスマルク
山雲
利根
グラーフ・ツェッペリン

山雲END

★34周目:無口で引っ込み思案な人見知り
摩耶
ウォースパイト

加賀

朧END

★35周目:妻を亡くした寡男24歳
大井
ビスマルク
木曾
望月

大井END

★36周目:前世の記憶を持つ中身は50歳の転生者25歳
Z3
朝雲
大和
夕立

大和END

★37周目:やたらポジティブな馬鹿少年
天龍
風雲
加賀
山風

山風END

★38周目:何でもこなすけどマッチョに憧れる同性愛者21歳
神通
皐月
木曾
卯月

皐月END

★39周目:先祖代々伝わる少年忍者
加賀
夕立
秋雲
朝雲

朝雲・夕立END

★40周目:艦娘達の記憶の化身
龍田
木曾
文月
ビスマルク

ビスマルク・木曾END <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/04(火) 23:56:45.61 ID:kDXsMymA0<> ★41周目:料理の天才20歳
三日月
松輪
卯月
神風

松輪END

★42周目:ギャグ補正が強すぎるトラブルメーカー
狭霧
羽黒
速吸


潮・羽黒END

★43周目:心を閉ざした艦娘達の救世主
加賀
愛宕
由良
コマンダン・テスト

愛宕・加賀END

★44周目:自我や感情を得たアンドロイド
鹿島
あきつ丸
夕雲
伊400

鹿島END

★45周目:表は気弱で引っ込み思案、裏は気性が荒い二重人格持ち
浜波
巻雲
天霧
隼鷹

巻雲END

★46周目:部屋に引きこもりがちで他人と話すのは苦手だけど母性があって常に女装している男の娘
鳥海
那智
名取
武蔵

那智END

★47周目:嬶天下の嫁に苦しんでいる2児の父26歳
浜波
霧島
伊168
春風

※現在、浜波END確定 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/04(火) 23:58:02.61 ID:kDXsMymA0<> システムについて
※読むのが面倒な人は『艦娘の行動を安価で指定して、ショタ提督に好かれるようにする』と考えていただければ大丈夫です。


上旬コミュ→中旬コミュ→下旬コミュの計3回です。毎回艦娘が取る行動を安価で決め、ショタ提督に懐かれるようにするのが目標です。

期間が入れ替わる(上旬→中旬→下旬→上旬…)ごとにコンマで登場艦娘を決めます。最大値の艦娘が行動権を得ます。

ショタ提督には好感度と信頼度が設けられています。好感度は0から、信頼度は50からスタートします。信頼度は変化が無い限りリザルトには表示されません。


信頼度は基本的に変化はありませんが、ショタ提督が嫌がったり怖がるような展開になってしまうと減少します。

信頼度が0になってしまうと、その艦娘は解体されて鎮守府から追放or憲兵に更迭されてBADENDになってしまいます。信頼度は増加させることが出来ません。

なおBADになった場合はコンティニューして続行しますが、BAD対象となった艦娘は1ヶ月分(計3回)コミュが取れなくなります。好感度も下がりますのでご注意下さい。ただし信頼度は50に戻ります。

好感度がMAX50まで貯まった状態で再度コミュを取ると無事HAPPYENDです。


※好感度MAXヒロインがいる状態で好感度40超えヒロインが登場した場合について

好感度40以上のヒロインの告白イベント時に、乱入コンマ判定が追加されます。これを踏んでしまうと強制的にコミュが終了してしまいます。

なお別のヒロインも好感度MAXになった場合、MAXヒロインのうち1人でも最大値が出れば即ENDです。

ハーレムを目指す場合は、MAXヒロインが増えるほど難易度がUPしていきます。


※R-18安価・信頼度に関わる安価について

R-18安価は全て安価下にします。ただし小ネタ安価時は例外とします。R-18安価については“提督の行動時”にも上記のルールが適用されます。

信頼度に関わる安価の場合、実行するか否かを反転コンマ判定(厳しめ)します。

成功で実行(さらに反転コンマ判定)、失敗で踏み止まり自動的に2番目に高いコンマの行動安価を採用します。失敗確率の方が高めです。

1度信頼度に関わる安価を取った場合、実行コンマ時点で失敗した時も含めて1ヶ月間(コミュ3回分)全て安価下にします。


※その他注意事項

★前後の展開と比べてあまりにも飛躍し過ぎた内容の安価や、脈略が無さすぎる内容の安価は安価下とさせていただきます。

コンマ判定(反転含む)時、00は10もしくは100とします。

上旬・中旬・下旬最初の艦娘コンマ、提督と艦娘の行動安価、コンマ判定時(上昇度低〜特大を決める部分)は反転コンマとします。

好感度上昇コンマ(一の位に上昇度をかける部分)は従来通りです。

ショタ提督or艦娘の行動安価や、ヒロインを決める際の艦娘安価での連取りは基本的にNGです。好感度上昇コンマ判定等、数字のみが関わる場合はOKです。


★※小ネタ安価について

★★本編終了後や本編開始前に小ネタ安価を取ることがあります。採用条件等は基本的に以下の通りですが、場合によってはこちらで追加条件を指定することがあります。

その時に周回指定が無ければ、こちらで小ネタにあった周回を決めさせていただきます。

同一艦娘の似たような内容の小ネタor前回と同一周での連続エロ小ネタは、最低でも小ネタ5回分以上間隔を空けていただければ幸いです。
(例:前回『○○とお花見』→今回『○○とピクニック』、前回『□□とエッチ』→今回『□□と▽▽エッチ』等はNGとさせていただきます)

★また、似た内容の小ネタが範囲内に複数含まれていた場合、その中で1番先に書かれている小ネタの反転コンマのみ判定対象とし、残りは安価下とさせていただきます。

エロ小ネタにつきましては、本編で1度でも艦娘安価で選ばれたことがある艦娘でお願いします。ENDを迎えたか否かは問いません。

尚、エロ小ネタは別板の小ネタ専用スレにて投下いたします。他の小ネタにつきましては、従来通りこの板のスレで投下いたします。

あまりにも支離滅裂な内容は安価下とさせていただきます。また、小ネタの内容は『本編の設定を踏まえた世界観』が主軸となるようにしていただけると幸いです。パラレルワールドに分岐させるかどうかはこちらで判断させていただきます。


※ショタ提督の設定について

ガチショタ→合法ショタ→安価ショタ→ガチショタ……のサイクルを繰り返していきます。

安価ショタに関しては、その名の通り安価で提督の設定を決めます。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/05(水) 00:00:07.54 ID:bn6A3Mtv0<> http://ss.vip2ch.com/jmp/1422605769

読者の方々がWikiを作成して下さいました。
こちらもご参照下さい。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/05(水) 00:01:07.03 ID:bn6A3Mtv0<> 前スレを使い切り次第、こちらにて進行する予定です。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 15:11:56.68 ID:r/2iD7A6O<> 前スレが末尾0の自演で荒れまくってるな。しかも変な奴が連投してスレ埋めたし
叩かれるようなこと書いて図星突かれたのがよっぽど悔しかったのかね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 15:29:33.56 ID:xsYbS2S20<> 自分のことは完全に棚に上げているリアル糞嫁の末尾Oがさっそく降臨していて草 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 15:40:12.74 ID:rv9vdyrnO<> よっしゃもっと荒れろ荒れろ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 15:45:21.80 ID:XHZvybh7O<> せや!どさくさに紛れて荒らしたろ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 15:52:08.34 ID:g289JAoAO<> >>13
ブーメラン刺さってんぞ
お前のせいで荒れたんだろうがゴミ野郎 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 15:53:10.38 ID:2ElqYfnWO<> >>16
ええぞええぞ
その調子でこのスレ荒らして潰すんやで <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 15:58:17.29 ID:hluwXaDz0<> >>16
ブーメランブーメランwww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 16:00:38.03 ID:Ld594f4mO<> 煽りカスと煽り耐性0の煽り合いいいゾ〜これ
この調子で>>1000まで埋めてくれや <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 16:03:28.78 ID:4ch3nu4rO<> んほお〜末尾Oと末尾0の二刀流でID変えながらスレ荒らすのたまんねえ〜 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 16:04:55.46 ID:xmeoq806O<> うんち! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 17:56:09.03 ID:09BpGtQA0<> わざわざ飛行機ポチポチしながら発狂とはどこまでも小物
こいつと嫁を照らし合わせて続き読むのが今から楽しみやね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 18:10:18.15 ID:noAJEqEW0<> 末尾Oの自演バレバレっぷりはまだしもニワカっぷりと底の浅さがやべーな
これはそのうち両親に刺殺されても仕方ない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 18:17:41.70 ID:IJEF3OwP0<> 子供部屋おじさんの喧嘩ほど見苦しいものはないな早く熊沢英一郎みたく親に刺殺されろ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 20:03:27.07 ID:6qC9bkUqO<> ほらほらもっと荒らせ荒らせ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/05(水) 23:59:59.36 ID:xGYX41b8O<> 夏休みはまだ先なのになんでこんな荒れてるんですかねえ
もしもしの俺が言える立場じゃないがどっちの自演も露骨すぎ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/06(木) 00:09:57.75 ID:8fO4zx+S0<> とりあえず前スレ>>958は粘着されて当然の糞野郎だということは分かった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/06(木) 00:21:04.38 ID:nd/8jNQ/O<> 酷い話だよな
リアルで発狂して作中でも地獄に落とされて
そりゃ煽りカスにも目を付けられますわ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/06(木) 00:35:15.96 ID:g7IZhi1p0<> 不覚にも前スレ>>958くんが「糞嫁」を煽りに使ってるのを見て笑ってしまった
せっかくだから名取=NTR的な感じで前スレ>>958くんを糞嫁ちゃんと呼ぶことにしよう(提案)
嫁に感情移入してシンパシー感じてたみたいだし本望なんじゃないかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/06(木) 07:14:01.78 ID:a5C0zW3wO<> ヘテロっち必死だねえ
普段暴言吐きまくって
自分に不都合が行きそうになると
火病が止まらなくなる典型的自己中 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/06(木) 07:25:18.18 ID:oYhlHnfA0<> 自覚なきゃここまでムキになって荒らさんからな
余程前スレから図星突かれて頭にきてたみたいだな
糞嫁ちゃんの同類多すぎて笑う <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/06(木) 07:41:22.42 ID:RtT/dwpMO<> 粘着くんも粘着されてる馬鹿も
まとめて地獄行きだね(ニッコリ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/06(木) 08:06:05.02 ID:p0bLkW5qO<> 前スレ>>958が
粘着に刺し殺される展開はよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/06(木) 12:28:18.99 ID:yKULjKos0<> 荒らしが多いわ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/06(木) 13:08:53.50 ID:zU9jZyuwO<> >>30と>>31って前スレ>>958の二刀流自演じゃねーの?糞嫁ちゃんは>>958しかいねーじゃん
しかも覚えたての言葉を使いたがるところがいかにもクソガキっぽい
前スレでも平日の昼間から荒らしてたしクソガキかニートのどっちかだろうな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/06(木) 13:12:49.44 ID:oYhlHnfA0<> ちょっと待って
思いっきり自分にブーメラン投げて刺さってる奴がいませんか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/06(木) 13:24:00.59 ID:eg3uFqGd0<> ……糞嫁を煽りに使ってるのって、このブーメラン自分の頭に刺さってる奴しかいなくね? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/06(木) 14:33:23.44 ID:29Uk+BafO<> もう糞嫁をwikiの用語集に追加していいくらいだと思うんだがww
どの道キャラ紹介に追加されるだろうけど煽りとして利用されてるのは嫁しかいないしww <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 00:51:50.33 ID:6S1nqKNg0<> 小ネタが完成しましたので、投下していきたいと思います。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 00:53:16.19 ID:6S1nqKNg0<> 『同一艦の集い』
※本編と同一世界です。


ある日……

いつもの喫茶店

春雨(1周目)「で、どうなの?18周目提督君とは上手くいってる?」

春雨(18周目)「えへへ……うんっ♪」

春雨(1)「そっか……いいなぁ、私も司令官ともっとお近づきになりたかったなぁ」

春雨(18)「1周目提督君のことだよね?でも、四六時中鈴谷さんと一緒にいるんだっけ?」

春雨(1)「そうなの!だから2人きりで遊びに行くこともままならなくて……」シュン

春雨(18)(1周目鎮守府の鈴谷さん、意外と独占心が強いんだね……)

春雨(13周目)「遅れちゃったぁ〜……」シュパッ

春雨(18)「あ、13周目鎮守府の私!」

春雨(1)「テレポート能力があるのに随分遅かったね。何かあったの?」

春雨(13)「いや〜、司令官に耳かきしてもらってたら……頭がトロトロになっちゃってぇ〜……」ダラーン

春雨(1)「あー……」

春雨(18)「……と、とりあえず、床に倒れてるのはやめよう?不潔だから、ね?」

春雨(13)「え〜?冷たくて気持ち良い〜……」ダラーン

春雨(1)「うぅ……13周目鎮守府の皆は、どうしてこうもダメ人間なんだろう……」

春雨(18)「大体13周目提督君のせいだと思うけど……」

春雨(13)「そーゆー18周目鎮守府の私だって〜……18周目提督君に頼んで、色々エッチなことしてるんでしょ〜……?」

春雨(18)「ふえっ!?そ、そそそそそんなことは……あるかも///」

春雨(1)「え、えぇ……」

春雨(18)「ひ、引かないで!1周目鎮守府の私だって、1周目提督君におしっこ飲ませt」

春雨(1)「そ、それは小ネタ世界の話だよ!?///」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 00:54:14.31 ID:6S1nqKNg0<> またある日……

秋月(12周目)「どう!?このコーディネート!どこからどう見ても美少女でしょ!?」つ写真 ズイッ

秋月(1周目)「まぁ、確かに可愛いけど……12周目提督君、嫌がってない?」

秋月(12)「いやいや、ちゃんと司令には許可を取ったよ?」

秋月(1)「と言いつつ、無理矢理認めさせたんじゃないの……?」ジトー

秋月(12)「………」メソラシ

秋月(1)「全く。最愛の人にそんなことしちゃダメでしょ?」

秋月(12)「だって可愛いもん」

秋月(1)「それでもダメ!」

秋月(12)「……もしかして、1周目提督君が私達の司令より可愛くないからって嫉妬してる?」ニヤッ

秋月(1)「……何ですって?」ピキッ

秋月(12)「だって〜、1周目提督君も可愛いけど、私達の司令には到底叶わないしね」ニヤニヤ

秋月(1)「言ってくれるじゃない!だったらこれを見てよ!」つ写真 ズイッ

秋月(12)「……何これ?」

秋月(1)「司令がプールで遊んでた時に鈴谷さんが撮った写真!焼き写して貰ったの!どう?可愛いでしょ?」

秋月(12)「……うん、確かに可愛い。でも、やっぱり司令の魅力には勝てないかな?」ニヤッ

秋月(1)「まだ言う!?だったらもっと凄い写真だってあるんだから!」つ写真×大量 ドサーッ!

秋月(12)「こっちだって!」つ写真×大量 ドサーッ!

※この後滅茶苦茶写真を見せ合って提督自慢した <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 00:54:53.18 ID:6S1nqKNg0<> またまたある日……

足柄(1周目)「キーッ!鈴谷ちゃんの奴!提督を独り占めしちゃって〜!」

足柄(28周目)「………」

足柄(1)「ちょっとは私に分けてくれたって良いじゃないの!ただでさえ良い男が見つからないってのに!」

足柄(28)「……まだそんなこと言ってるの?」

足柄(1)「当たり前じゃない!提督ほどの美少年、絶対に優良物件じゃない!何が何でもゲットしておきたかったのに!」

足柄(28)「……同じ足柄として恥ずかしいわ」

足柄(1)「……どういう意味?」

足柄(28)「私が最も大好きなのは、戦場での勝利を噛み締めることでしょ?男にそんなガツガツしちゃって、みっともないと思わない訳?」

足柄(1)「うるさいわね!人の勝手でしょ!?自分だって男の子に惚れて失恋……あっ」

足柄(28)「……っ」

足柄(1)「……ご、ごめんなさい。その……」

足柄(28)「……いや、私こそ……ごめんなさい」

足柄(1)「……まだ引きずってるの?」

足柄(28)「いや、もう乗り越えたつもり……それでも、たまに『自分が提督の隣に立っていたら』と想像しちゃうことはあるけどね……」

足柄(28)「だからこそ、出撃した時は思う存分暴れてるわ。この辛さを、勝利の喜びで上書きしようと思いながら……」

足柄(1)「………」

足柄(1)(……今日は奢ってあげよう。同じ私の好だし……うん) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/07(金) 00:55:18.20 ID:U+RpVuuYo<> うい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 00:55:33.57 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたある日……

五月雨(2周目)「じゃあ、20周目提督さんは……」

五月雨(20周目)「うん。完全ではないけど、徐々に女性不信を乗り越えていってる」

五月雨(16周目)「良かった……」

五月雨(20)「そっちはどんな感じ?」

五月雨(2)「え〜っと……相変わらず朝潮ちゃんと瑞鶴さんに追い回されてるよ」

五月雨(16)「あ〜……」

五月雨(20)「2周目提督さん、ご愁傷様……」

五月雨(2)(まぁ、提督は何だかんだで嫌がってはいないみたいだけど)

五月雨(2)「そっちは?」

五月雨(16)「嬉しそうに磯風ちゃんのご飯を食べてるよ。私達もその恩恵にあやかってるけど♪」

五月雨(2)「いいなぁ〜」

五月雨(20)「うらやましいなぁ〜」

五月雨(16)「それなら今度食べに来る?提督はもちろん、磯風ちゃんや比叡さんも歓迎してくれると思うから」ニコッ

五月雨(2)「本当に!?」

五月雨(20)「やったぁー!」

五月雨(16)「ふふっ♪」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 00:56:09.53 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたある日……

舞風(2周目)「……はぁ」

舞風(23周目)「………」

舞風(23)(な、何て声かけたら良いか分からない……)

舞風(15周目)「……だ、大丈夫?」

舞風(2)「……うん、もう乗り越えたから」

舞風(23)「そ、そっか!なら私とも楽しくお喋り出来r」

舞風(2)「うわああああああああああああああん!」ブワッ

舞風(23)「何でぇっ!?」

舞風(15)「あ〜、その……23周目鎮守府の私は、23周目提督さんとお付き合いしてるから……」

舞風(2)「自分ばっかりズルいよおおおおおおおおっ!」ガシッ!

舞風(23)「ひゃうっ!?」

舞風(2)「私だって……私だって提督と……提督とぉっ……!それなのに……それなのに!23周目鎮守府の私だけ幸せになってえええええええっ!」グイグイ

舞風(23)「ゆ、ゆゆゆゆ揺らさないでででで!?」

舞風(15)「落ち着いて!八つ当たりは良くないよ!」ガシィッ!

舞風(2)「だって……だってぇ……!」

舞風(23)「あぅ……」クラクラ

舞風(2)「そりゃ乗り越えたとは言ったけど……こうして、余所で幸せになってる私を見せられたらぁ……自分が、惨めでぇ……うわああぁぁん……!」

舞風(15)「………」

舞風(15)(きっと、2周目提督さんと朝潮ちゃんと瑞鶴さんにイチャイチャを見せられて……色々、溜まってたんだろうなぁ……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 00:57:32.29 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたある日……

名取(31周目)「………」汗ダラダラ

名取(31)(こ、こんにちは……31周目鎮守府所属の名取です。今日は、余所の鎮守府の私とこうしてお話しようと思ったんですけど……)ダラダラ

名取(3周目)「………」ブツブツ

名取(46周目)「うぇへへぇ……♪提督きゅん……♪///」クネクネ

名取(31)(い、一体どういう状況なんですかこれーーーーーーーー!?)ガビーン!

名取(31)「え、えっと……3周目鎮守府の私……?」

名取(3)「色仕掛け作戦は8周目提督さんの世界を見る限り禁じ手。となると残りは島風ちゃんと如月ちゃんを提督から引き離して……」ブツブツ

名取(31)「ヒィッ!?」

名取(31)(な、何だかこの私は怖いです!野獣みたいな眼光で怖いこと呟いてるよ!?3周目提督君、今すぐ逃げてええええええ!)

名取(31)「じゃ、じゃあ……46周目鎮守府の私は……」

名取(46)「ねぇねぇこれ見て!」つ写真 ズイッ

名取(31)「ふえっ!?な、何……これ……?」

名取(46)「何って提督きゅんに決まってるよぉ!ほらぁっ!この服見て!私がコーディネートしたの!どこからどう見ても絶世の美少女でしょ!?///」

名取(31)「え?あ、う、うん……凄く、可愛いけど……」

名取(46)「凄いなんて言葉じゃ言い表せないよ!那智さんと共同で考えに考え抜いたコーディネートなんだから!///」ハァハァ

名取(46)「あぁっ、出来ることなら那智さんとかいうガチ犯罪者なんて無視して今すぐ提督きゅんを食べちゃいたい……そして、そしてぇ……!///」ハァハァハァhァ

名取(46)「むっはあああああああああああああああああああああああああああっ!!///」鼻血ブッシュウウウウウッ!

名取(31)「きゃあああああああああああああああっ!?」ベチャッ

名取(3)「………」ベチャッ

名取(3)「……人が提督をモノにする計画を企てている時にナニしてくれてるの?舐めた真似するなら例え同一人物でも始末するよ?」ニッコリ

名取(46)「あへぇ……♪///」ビクンビクンッ

名取(3)「………」ブツブツ

名取(31)「………」ガクガク

名取(31)(お、同じ私とは思えない……!どうして……どうして、こんなおかしな性格に……!?)

名取(31)(もう嫌だあああああああああ!怖いよおおおおおおおおおお!誰か助けてえええええええええええっ!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 00:58:02.51 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたある日……

朧(4周目)「………」

朧(34周目)「………」

朧(34)(本人は乗り越えたと言ってたけど……やっぱり、まだ気にして……)

朧(4)「……34周目鎮守府の私」

朧(34)「……うん」

朧(4)「34周目提督君とは、上手くいってる……?」

朧(34)「……もちろん。物静かだけど、優しくて……私にはもったいないくらいの良い子だよ」

朧(4)「そっか。良かった……そっちの私まで、こっちの私みたいな思いは……してほしくなかったから」

朧(34)「……!」

朧(4)「最初は、提督と川内さんが仲良さげにしているところを見るのも辛かったけど……今は、もう……応援出来るようになったしね」

朧(4)「だからこそ、貴女のことも……祝福出来る。尤も、貴女が34周目提督君と付き合うという話を聞いた時は、凄く複雑な気持ちだったけど」

朧(34)「………」

朧(4)「……34周目提督君を、大切にしてあげて?少なくとも、私みたいになっちゃ……ダメだからね?」

朧(34)「……うん、分かってる」

朧(34)(同じ私からの忠告……しっかり胸に刻んでおこう。私だって、4周目鎮守府の私のようになってしまう可能性があったから……)

朧(34)(自分が恵まれていることを自覚して、掴んだ幸せを……提督を、大事にしないと……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 00:58:43.28 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたある日……

扶桑(19周目)「ふふっ……♪///」ゾクゾク

扶桑(4周目)「……えっと」

扶桑(19)「あの感覚……忘れられないわぁ……///」

扶桑(4)「……な、何があったの?」

扶桑(19)「うふふ……提督にね?されちゃったの……///」

扶桑(4)「………」

扶桑(4)(この先は聞かない方が良い……私の第六感が告げてる……)

扶桑(19)「……刺激的絶命拳を///」ウットリ

扶桑(4)「し、刺激的……?」

扶桑(4)(あっ……!ここで疑問を口に出したら……!)

扶桑(19)「……分かりづらかったかしら?端的に言うとね?///」

扶桑(4)「や、やっぱり良いわ!言わなくても!」アセアセ

扶桑(19)「……浣ちょ」

扶桑(4)「だから言わないで!それ以上聞きたくないの!」

扶桑(19)「もうっ……同じ私なんだから、遠慮しなくても……///」

扶桑(4)「同じ私だからこそよ!お願いだからもう言わないで!」

扶桑(19)「あの時、提督の指が私の///」

扶桑(4)「やめてえええええええええええええええええええええええええええっ!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 00:59:25.90 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたある日……

朝雲(6周目)「………」ズーン

朝雲(32周目)「………」ブツブツ

朝雲(39周目)「……ね、ねぇ。あっちの私達がお通夜状態なんだけど」

朝雲(36周目)「まぁ、あんな結果だと、ね……」

朝雲(6)「………」ジー

朝雲(32)「………」ジー

朝雲(39)(見られてる!露骨に見られてるっ!)

朝雲(36)(きっと、39周目鎮守府の私が妬まし……じゃなくて、羨ましいんだろうなぁ……)

朝雲(6)「……私は失恋」

朝雲(32)「私は出番無し……」

朝雲(39)「え、えっと……それは、あの……お気の毒に、と言いますか……」アセアセ

朝雲(6・32)「なのに……」ユラリ…

朝雲(32)「え?」

朝雲(36)(あ、これは不味そう。巻き添えを食わないように避難して……)ソーッ

朝雲(6・32)「自分だけ良い思いしてええええええええええっ!」ガバァッ!

朝雲(39)「ひゃああああああああああああっ!?」

朝雲(6)「司令と榛名さんがイチャついてるのを見て私が鬱になってる裏で!貴女は39周目提督君と甘い日常を過ごしてるんでしょ!?」ワシャワシャ

朝雲(32)「私なんて行動すら許されなかったのに!貴方はちゃっかり39周目提督君をモノにして!あぁ憎い!恨めしい!その幸せ、ちょっとは分けてよ!」グリグリ

朝雲(39)「や〜め〜てぇ〜!髪の毛グシャグシャにしないで!あぁっ!?スカート降ろさないで!助けて36周目鎮守府の私ぃ〜!?」ジタバタ

朝雲(36)「あ〜……その、ご愁傷様」

朝雲(39)「薄情者ーーーーーーーーーーーーーー!」

朝雲(6・32)「このおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」ワシャワシャガシガシ

朝雲(39)「いいいいいいいいいいやあああああああああああああっ!?」ジタバタ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:00:32.84 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

鳥海(46周目)「きゅふっ、きゅふふふぅ〜♪がわ゛い゛い゛な゛ぁ゛でい゛どぐぐん///」写真スリスリ

鳥海(6周目)「………」ドンビキ

鳥海(21周目)「………」ドンビキ

鳥海(6)「ね、ねぇ……あれ、私なんだよね……?」ヒソヒソ

鳥海(21)「……にわかに信じがたいけど」ヒソヒソ

鳥海(46)「全部聞こえてるんだけどなぁ〜?」ニッコリ

鳥海(6・21)「」ビクッ

鳥海(46)「貴女達こそどういうこと!?同じ私の癖して、提督きゅんの良さが分からないなんてっ!!」クワッ

鳥海(6)「いや、そんなこと言われても……」

鳥海(21)「むしろそこまで拗らせてる貴女の方がおかしいとしか……」

鳥海(46)「この分からず屋!だったらこれを見なさいっ!」つ写真 ズイッ

鳥海(6・21)「……女の子?」

鳥海(46)「どうですか!?今にも性的に食べたくなっちゃいそうになるほどプリティーでしょう!?///」ハァハァ

鳥海(6)「いや、確かに可愛いとは思うけど……」

鳥海(21)「この女の子、誰?47周目提督君って、確か男の子だったはず……」

鳥海(46)「は?何言ってるの?どこからどう見ても提督きゅんでしょ!女装してるからってその反応は酷くない!?」

鳥海(6・21)「嘘っ!?この美少女が!?」

鳥海(46)「恨みますよ那智さんめ〜!自分ばっかり提督きゅんを独占して〜!私だって提督きゅんと[ピー!]したり[バッキューン!]したり[アァーン♪]したいのにいいいいいいいいっ!///」ハァハァハァハァ

鳥海(6)「………」

鳥海(21)「………」

鳥海(6・21)(ダメだこの私早く何とかしないと) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:01:56.81 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

隼鷹(6周目)「ごくごくごくっ!ぷはぁっ!あ〜昼間っから飲む酒は美味いなぁ〜!///」グデングデン

隼鷹(45周目)「おいおい、飲み過ぎじゃないか?」

隼鷹(6)「」ピタッ

隼鷹(45)「……な、何?」

隼鷹(6)「お前本当に同じあたしか!?隼鷹なのか!?実は変装した飛鷹じゃないのか!?」グワシッ!

隼鷹(45)「うわっ!?そ、そんな訳ないだろ!正真正銘隼鷹だって!」

隼鷹(6)「嘘だッ!あたしが他人に『飲み過ぎじゃないか?』だなんて聞くはずないだろ!!」

隼鷹(45)「……あー、そういうことか」

隼鷹(6)「何があったんだよ!?明石か夕張に脳でも弄られたか!?」

隼鷹(45)「怖ぇーよ!?違うって。ただ単に、自主的に酒を飲まないようにしてるだけだよ」

隼鷹(6)「ま、マジで……?」ガクガクガクガク

隼鷹(45)「そこまで驚くことか?いや、提督が初めて鎮守府に来た時さ〜、盛大にやらかしちゃって……提督におもっくそ睨まれてトラウマになりかけたんだよね」ポリポリ

隼鷹(6)「……それで酒が飲めなくなったってこと?」

隼鷹(45)「飲めないってほどじゃないけど、あの時はマジで提督に悪いことしたからさ……何か、飲む気になれなくて」

隼鷹(6)「どんだけ怖いんだよお前んとこの提督……」

隼鷹(45)「いや、あの時はあたしに非があったからキレただけで、普段は割と良い奴だぜ?」

隼鷹(45)(表の提督に酷いことをする奴に対しては裏の提督が容赦無く辛辣な対応してくるけど)

隼鷹(6)「ふーん……でも、自主的に酒を控えるとかすげーな。あたしにゃ一生無理だわ」

隼鷹(45)「だったら1週間くらい6周目提督とウチの提督をトレードしてみるか?」ニヤニヤ

隼鷹(6)「絶対お断りだ!!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:02:42.88 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

雲龍(7周目)「………」ポー

雲龍(25周目)「………」ポー

雲龍(25)「……7周目提督君は元気?」

雲龍(7)「えぇ。白露ちゃんと一緒に長門さんから逃げ回りながらも、毎日活発に過ごしてるわ。25周目提督君は?」

雲龍(25)「相変わらず仕事に明け暮れてるけど、暁ちゃんが隣にいるお陰で……適度に休憩したり遊ぶようになったわ」

雲龍(7)「なら良かった……」

雲龍(25)「………」

雲龍(7)「……話すことが無いわね」

雲龍(25)「えぇ。お互い、特に目立つ活躍が無かったものね……」

雲龍(7)「でもまぁ、変にネタにされるよりは良いかも……」

雲龍(25)「逆に言えば地味ということにもなるけど……」

雲龍(7)「………」

雲龍(25)「………」

雲龍(7)「……天城はいつになったら登場するのかしら」

雲龍(25)「さぁ……」

雲龍(7)「………」ポー

雲龍(25)「………」ポー <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:03:58.92 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

大和(7周目)「いや〜、まさか私の登場回数を更新する人が現れるとは……」

大和(20周目)「運というのは本当にどうなるか分からないものね……」

大和(25周目)「当時は散々ネタにされてきたけれど……」チラッ

大和(36周目)「……その呪いも、ついに私で解呪されたんですよね」

大和(7)「そう!貴女のお陰よ!36周目鎮守府の私!」

大和(20)「貴女こそ全大和の希望の星!」

大和(25)「ありがとう……ネタ枠から卒業させてくれて、本当にありがとう……!」

大和(36)「あはは……」

大和(36)(実際、呪いのことを考えている暇なんて無かったんだけどね……提督と共に、悲惨な未来を回避することで精一杯だったから……)

大和(17周目)「……貴女達、何か忘れてない?」

大和(25)「え?」

大和(7)「何かって?」

大和(17)「36周目鎮守府の私ばかり話題になってるけど……1人、不幸な結末を辿った人を……」

大和(36)「……あっ」

大和(20)「そういえば、17周目鎮守府の私って……」

大和(17)「やっと思い出してくれた!?そうよ!そうなのよ!私は踏ん張ってリーチまで辿り着いたのに、最後の最後であのザマよ!?」

大和(17)「悔しくて、、辛くて、悲しくて……!しばらく私がどんな気持ちで過ごしたかなんて、貴女達には分からないでしょうね!」

大和(7・20・25・36)「………」

大和(17)「特に36周目鎮守府の私!貴女の頑張りは認めるわ!認めるけど……やっぱり、妬ましい……!」

大和(17)「どうしても『自分ばっかり幸せになって』という感情が湧いてしまうの……!ううぅぅぅ〜っ……!」ギリギリ

大和(36)「……単なる失恋で甘えないで下さい。貴女は、最愛の人が……命を絶とうとするほどの絶望や苦しみ、悲しみを訴えている姿を……間近で見たことがあるんですか?」

大和(17)「……っ!」

大和(36)「提督が感じてきた絶望と比べれば……例え自分が失恋しても、大切な人が生きてくれている……それだけでも、幸せと思えるはずです」

大和(36)「事実、提督はその覚悟で私達を救ってくれたんです。そして何より、私は提督の想いを隣で感じてきましたから……」

大和(7・20・25)(お、重い……流石は36周目鎮守府の私……)

大和(17)「……ごめん、なさい」

大和(36)「……いえ、私こそごめんなさい。言い過ぎました……ですが、その妬みはお門違いというものです」

大和(17)「………」

大和(17)(でも……やっぱり、私にとっては……提督の隣に立てなかったことが、辛くて……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:04:36.74 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

長門(7周目)「ウチの提督が天使に決まってるだルルォ!?///」ハァハァ

長門(14周目)「いーやっ!ウチのちょっと闇を抱えた提督こそ至高だと何度言えば分かるんだッ!!///」ハァハァ

長門(29周目)「………」

長門(29)(かつては私もこいつらの同類だったと思うと、本当に恥ずかしくなるな……)

長門(7・14)「29周目鎮守府の私もそう思うだろう!?」

長門(29)「……お前達2人の気持ちも理解出来なくはないが、それは競うことでは無いだろう?」

長門(7)「な、何だって!?」

長門(14)「どういうことだ!?」

長門(29)「7周目提督にも14周目提督にも、それぞれに魅力がある。お互いにしか無い魅力だ」

長門(29)「ナンバーワンよりオンリーワンという言葉もあるくらいだ。どちらかが優れ、どちらかが劣るなんてことは無いだろう?」

長門(7)「……お前、本当に私なのか?」

長門(29)「………」

長門(14)「かつての『可愛い子供が提督だったら嬉しい!』と高らかに宣言していたお前はどこにいってしまったんだ!?」

長門(29)「……そんな邪な気持ちは、とっくの昔に捨ててきた」

長門(7・14)「な、何だってええええええええ!?それでもビッグセブンかお前はあああああああああああっ!?」ガビーン!

長門(29)「はぁ……」

長門(29)(それはこちらの台詞だ。お前達はどちらも、提督の容姿や振る舞いにしか目がいっていないだろう?)

長門(29)(本当に愛する気持ちがあるのなら、そんなことを考える前に……『貴方の役に立ちたい。力になりたい』という心情になるはずだ)

長門(29)(現に私は、提督を……彼を、本気で愛し、支えていこうと決意することが出来たからな) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:05:25.72 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

不知火(9周目)「……そちらはどんな感じですか?」

不知火(24周目)「いつものように司令と毎日イチャイチャしてます」

不知火(9)「そうですか……はぁ……」

不知火(24)「……その様子ですと、9周目提督さんも龍驤さんと……?」

不知火(9)「はい。人目を気にせずラブラブしています」

不知火(24)「ふふっ……龍驤さんの気持ちが分かります。私もそうですから……」

不知火(9)「砂糖を吐く身にもなってほしいです……」

不知火(24)「それはさておき、未だに『ぬいる』とネタにされていることについて何か一言を」

不知火(9)「……よく人の黒歴史を掘り返すような真似が出来ますね」ジロッ

不知火(24)「貴女が弄られるということは、間接的に私も弄られているのと同じですし良いじゃないですか」

不知火(24)「何より、睨んでいるつもりなんでしょうが……少し怒ったような顔になっているだけで、全然睨めていませんよ?」クスッ

不知火(9)「ぬぅ……」

不知火(24)「……で、どうなんですか?」

不知火(9)「……いい加減やめてほしいですね。24周目鎮守府の私が結ばれた以上、弄るなら文月や比叡さんでしょう」

不知火(24)「確かにそうですよね。しかし、朝雲や比叡さん以降は出番が無いまま終わってしまった人が出ませんね」

不知火(9)「次はいつ出てしまうんでしょうか……フフッ、そうすれば仲間が増えるのに……」

不知火(24)(……掘り返した私が言えた立場ではありませんが、もう4年も前のことを未だに引き摺るというのはどうなんでしょうか) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:06:24.89 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

霞(9周目)「………」ビクビク

霞(23周目)「……まだ怖がってるの?」

霞(9)「ふえっ!?そ、そんなこと無いわよ!急に後ろや隣に立たれると心臓が飛び出そうになるだけで!」

霞(23)「それを怖がってるって言うんじゃない。同じ私なのに情けないわね」

霞(9)「うぅ……」

霞(23)「大体、9周目提督とはもうそこそこ一緒に過ごしてるんでしょ?いい加減慣れてあげないと、9周目提督が可哀相じゃないの」

霞(9)「それは分かってるんだけど……霊体だと、どうしても体が反射的に驚いて……」

霞(23)「ま、アンタ9周目のオープニングでも気絶してたもんね」

霞(9)「そ、それは……って私のことばっかり弄らないでよ!そっちこそどうなのよ!?」

霞(23)「え?私?」

霞(9)「そうよ!どうせドジばっかりな23周目提督さんのことをクズクズ言ってるんでしょ!」

霞(23)「いや、自分の失敗を省みて一生懸命努力してる人を罵倒したりしないわよ。仮にそんなことしていたら、それこそ私の方がクズじゃない」

霞(23)「そりゃふざけてたりワザとやらかしてるなら怒ってるところだけど……司令官は失敗こそ多いけど、いつも真剣に取り組んでるもの」

霞(23)「普段から私達の為に頑張ってくれてるのは見ていれば分かるし、むしろ応援してるわ。最近は舞風が傍にいるからか、目に見えてドジが減ってるけど」

霞(9)「……意外。アンタのことだから、てっきり罵倒しまくってるものだと思ってた……」

霞(23)「アンタねぇ、私のことを何だと思って……って、どっちも私か。ややこしいわね……」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:07:17.38 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

10周目鎮守府・シオイのケーキ屋

天津風(10周目)「はむっ、もぐもぐ……おいひい……」

天津風(15周目)「あーむっ……んぐっ!本当にここのスイーツは格別ね……41周目提督さんや16周目鎮守府の磯風や比叡さんに負けず劣らずの味……!」キラキラ

天津風(10)「……はぁ」

天津風(15)「……どうしたのよ、暗い顔しちゃって。10周目提督君とシオイがイチャついてるのを見て胸焼けしてるとか?」

天津風(10)「違うわよ……何で私だけ行動することすら許されなかったのかなって……」

天津風(15)「えっ、まだ引き摺ってるの!?」

天津風(10)「そういう訳じゃないけど、貴女を見ていたらね……複雑な気分になって」

天津風(15)「……!」

天津風(10)「同じ私なのに、こうも結果が違うと……はぁ……」

天津風(15)「いや、私に溜息つかれても……」

天津風(10)「分かってるわよ。別に貴女は何も悪くないことくらい。でも、自分自身は行動すら許されず、余所の私は恋人とイチャついてる所を見たら……どう思う?」

天津風(15)「あー……確かにモヤモヤするわね」

天津風(10)「でしょ?」

天津風(15)「でも貴女だって私の立場だったらイチャつくんでしょ?」

天津風(10)「当然じゃない」

天津風(15)「じゃあ私がいくら提督とイチャついても問題無いわね♪」

天津風(10)「む……」

天津風(10)(まぁ、私は私でアルバムに残ってる昔の提督を見たりして癒されてるから、出番が無かったこと以外は不満は無いんだけどね……何度でも言うわよ。出・番・が・無・か・っ・たこと以外はね!!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:07:57.38 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

再びいつもの喫茶店

大鳳(10周目)「やっぱり……50年近くも待ち続けるのは辛かった?」

大鳳(22周目)「えぇ。それはもう……提督の目覚めが後少し遅ければ、私達全員……きっと、発狂していたわね」

大鳳(10)「………」

大鳳(10)(私達が提督と10年を共に歩んでいた裏で、22周目鎮守府の私やリベッチオちゃん達は……ずっと、苦しみ続けて……)

大鳳(22)「でも、今だからこそ言えるわ。諦めずに待ち続けて良かった、って……!」

大鳳(10)「……!」

大鳳(22)「例え記憶を失っていても……提督が目を覚ましてくれた時は、本当に……涙を堪えるのが精一杯だったっけ……」ウルッ

大鳳(22)「あっ……思い出したら、また……」グシグシ

大鳳(10)「………」

大鳳(10)(強いのね、貴女は……提督が蘇ると信じて、50年間……ずっと、ずっと……!)

大鳳(22)「……艦娘が解体しない限り歳を取らない存在で良かったわ。仮に私が普通の人間だったら……」

大鳳(10)「……22周目提督君が目覚めた時には、もう……お婆さんになっていたかもしれない、か」

大鳳(22)「そう。いや、酷い場合は……提督より先に、寿命や病気で亡くなっていたかもしれない」

大鳳(22)「だから、私は艦娘として生み出されたことを感謝しているの。お陰で、こうして提督と共に同じ時間を歩めるんだって」ニコッ

大鳳(10)「………」

大鳳(22)「……あっ、今、私のことを『精神年齢はお婆さん』だと思った?」

大鳳(10)「ギクッ!?い、いや、そんなことは……」アセアセ

大鳳(10)(……ごめんなさい。ほんのちょっとだけ……そう考えちゃった……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:08:30.26 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

瑞鳳(21周目)「それでねそれでね!提督ってば凄いんだよ!?深海棲艦の大軍を1人で追い払っちゃって!」

瑞鳳(10周目)「その話はもう何十回も聞いたんだけど……いい加減耳にタコが出来そう」

瑞鳳(21)「え〜?まだまだ提督の武勇伝はたっくさんあるのに〜!」

瑞鳳(10)「いや、今の話だけでもうお腹一杯……というか、いつも思うことだけど21周目提督君強すぎない?」

瑞鳳(21)「そりゃ〜戦艦棲姫さんの遺伝子が入ってるもん!」フンス

瑞鳳(10)「何で貴女が誇らしげなのよ」

瑞鳳(21)「自慢の彼氏だから!」

瑞鳳(10)「あ、そう……」

瑞鳳(21)「そういう貴女だって、10周目提督君の話になったら止まらないじゃない」

瑞鳳(10)「当たり前でしょ!10年間手塩にかけて育ててきたんだもん!」

瑞鳳(10)「初めて立った時は感動したなぁ〜!シオイちゃん達と一緒に大騒ぎしちゃった!」

瑞鳳(21)「へ〜……」

瑞鳳(10)「他にも、美味しそうにミルクを飲む姿は今でも鮮明に思い出せるよ!頬ずりしちゃったこともあるもん!」

瑞鳳(10)「他にも、一緒にお風呂に入ってあげたり、オムツを変えてあげたりもして……それからそれから……」

瑞鳳(21)「………」

瑞鳳(21)(私も提督の赤ちゃんを産んだら、こんな風になるのかな?流石にまだ早いけどね……でも、いずれは……♪) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:09:59.99 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

16周目鎮守府・食堂

磯風(11周目)「はぐはぐっ……うぅっ……!」ウルウル

磯風(16周目)「ど、どうした!?まさか泣くほど口に合わなかったか!?」アセアセ

磯風(11)「いや、逆だ……同じ私でも、こうも腕に差があると……自分の才能の無さに、悲しくなってきて……」

磯風(16)「あぁ、そういうことか……」

磯風(11)「はぁ……1度で良いから、これほどの料理を作ってみたいものだ……」

磯風(16)「……評価してもらえるのは嬉しいが、これは私の実力では無い。司令が作ってくれた道具の力だ」

磯風(11)「……そうなのか?」

磯風(16)「実際、私がまともな味の料理を作ることが出来るのは、この家庭科エプロンを身に付けているお陰だからな」

磯風(11)(そういえば、こちらの夕張が似たような道具を作ろうとしていたような……)

磯風(16)「比叡さんも同じで、司令の道具の力で料理の鉄人となった。だからこそ、私は料理の腕を『実力』と言うつもりは全く無い」

磯風(16)「しかし、仮に道具の力だとしても……食べてくれる人が笑顔になるなら、私は喜んで料理を振る舞っていくつもりだ」ニコッ

磯風(11)「……そうか」

磯風(11)(でも、道具のお陰だとしても……その心がけが、美味しい料理を作る秘訣なのかもしれないな)

磯風(16)「ところで、司令から新たに道具を貰ったのだが」スッ…

磯風(11)「ん?これは……赤い星型のシール?」

磯風(16)「これはお料理ワッペンという道具で、司令曰く服に付けるだけで手が自動的に動き、誰でもプロ並の料理を作ることが出来るようになるらしい」

磯風(16)(未来で売り出されたばかりの新製品らしく、あの41周目提督さんの料理の腕や10周目鎮守府のシオイのお菓子の腕を再現するプログラムが組み込まれていると言っていたが……)

磯風(16)(これって要するに、41周目提督さんの料理やシオイのお菓子が未来でも親しまれているということか……流石だ。改めて尊敬する……!)

磯風(11)「……!ぷ、プロ並……?」ゴクリ…

磯風(16)「私には司令が一から開発してくれた家庭科エプロンがあるし、もし良ければ使ってみるか?」

磯風(11)「頼むっ!!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/07(金) 01:10:16.79 ID:VMAMcD4A0<> 支援
霞辺りは提督のカーチャンも登場しても面白かったかも <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:11:03.84 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

再びいつもの喫茶店

あきつ丸(11周目)「………」

あきつ丸(44周目)「………」

あきつ丸(11)「……そちらの提督殿はいかがお過ごしでありますか?」

あきつ丸(44)「感情を得てからは鹿島殿と常にイチャついているであります。そちらは?」

あきつ丸(11)「相変わらず夕張殿が作った謎の機械に振り回されているであります」

あきつ丸(44)「そういえば、そちらの鎮守府の夕張殿も中々の技術を有していたでありますな……」

あきつ丸(11)「………」

あきつ丸(44)「………」

あきつ丸(11)「……会話が続かないであります」

あきつ丸(44)「自分達は特に目立った活躍も無かったでありますからな……」

あきつ丸(11)「って、これでは雲龍殿達が語り合っていた時と同じ展開ではないですか!」

あきつ丸(44)「そう言われても、実際に話すネタが無いのだから仕方無いであります」

あきつ丸(11)「それはそうですが……うぅむ……そうだ!まるゆはいつになったら登場……」

あきつ丸(44)「それも雲龍殿が通った道であります」

あきつ丸(11)「むぐ……」

あきつ丸(11・44)(……もしかすると、失恋や出番無しよりも……中途半端に出番があり、尚且つ目立った活躍が無かった人が1番空気なのでは……?) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/07(金) 01:11:48.10 ID:U+RpVuuYo<> 気付いてしまったか…… <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:12:37.72 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

とあるカラオケボックス(※過去に小ネタで1周目提督達や2周目提督達が訪れた店)

山雲(12周目)「ぐるぐる回〜る♪ぐ〜るぐる回〜る♪」

山雲(33周目)(相変わらず12周目鎮守府の私は歌が上手ね〜……)

特点『98点!アイドル目指そうぜ!』

山雲(12)「やった〜!今回も高得点〜!」

山雲(33)(ここだけ見れば普通なんだけど〜……)

山雲(12)「これも可愛いお洋服を着せた司令さんの写真をお守りとして持ち歩いてるお陰ね〜♪うふふふ〜♪///」つ写真 スリスリ

山雲(33)「………」

山雲(33)(この有様だもの〜……12周目提督君、ご愁傷様……)

山雲(12)「ちょっと〜!何その目〜!」

山雲(33)「いや、だってぇ……私、好きな人に女装させて写真を撮る趣味は無いし……」

山雲(12)「酷〜い!同じ私なのに〜!この司令さんの良さが分からないなんて〜!」つ写真 グイグイ

山雲(33)「しゃ、写真を押し付けないで〜!」

山雲(12)「それなら33周目提督君にも女装してもらえば良いのよ〜!そしたら、私の気持ちも分かるはず〜!」

山雲(33)「そんなことする訳……」

山雲(33)(……いや、司令さんなら、女装も『山雲ちゃんの頼みなら断る理由は無いよ』と言いながら、普通にやってくれそうなのがまた……)

山雲(12)「あっ、今悩んだわね〜?」

山雲(33)「えっ?いや、違うから〜!そうじゃなくて〜!」アタフタ

山雲(12)「ウェルカムトゥ〜アンダーグラウンド〜♪」ニッコリ

山雲(33)「同類扱いはやめて〜!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:13:59.20 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

再びいつもの喫茶店

文月(13周目)「………」ズーン

文月(40周目)「………」

文月(40)(く、空気が重いよぉ……)

文月(13)「……私、いつになったら汚名返上出来るのかなぁ」ハイライトオフ

文月(40)(め、目に光が無い……出番が無かったのが、よっぽどショックで……)

文月(13)「えへへぇ……情けないよねぇ?反転コンマなのに、1度も司令官とお話出来なかったなんて……」

文月(40)「え、えっと……」

文月(13)「しかも、不知火ちゃんや天津風ちゃんには先を越されちゃうし……」

文月(40)「………」

文月(13)「どうせ私はこの先、ずぅ〜っと『ふみる』ってネタにされ続けるんだぁ……」

文月(40)「………」

文月(40)(ど、どうしよう……何を言っても立ち直ってくれる気がしないよ……)

文月(13)「……とまぁ、愚痴はここまでにして」ハイライトオン

文月(40)「え……?」

文月(13)「そっちの私、体は大丈夫?ずっと昏睡状態だったんだよね……?」

文月(40)「……うん。艦娘だからか、目が覚めた時から普通に動き回れたよ」

文月(40)「これも全部、司令官が頑張ってくれたお陰なんだ……感謝してもしきれないよ」

文月(13)「………」

文月(13)(そう、なんだよね……さっきまで、散々愚痴ってた私が言えることじゃないけど……40周目鎮守府の私の方が、よっぽど辛い思いをして……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:14:51.34 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

阿武隈(20周目)「由良姉さん、最近立ち直って来たと思ったら……43周目鎮守府の由良姉さんと意気投合しちゃって……」

阿武隈(15)「あー……」

阿武隈(20)「お陰でまた枕を濡らす日々が始まっちゃった……」

阿武隈(15)「……一応聞くけど、慰めてあげたりしてるの?」

阿武隈(20)「当たり前じゃない!けど、肝心の姉さんが悲しみに明け暮れてて……」

阿武隈(20)「話によると、こっちの姉さんよりも向こうの姉さんの方が重症らしいけど……」

阿武隈(15)「あっちの鎮守府はねぇ……43周目提督君を信じようと決めた時には、時既に遅しだもんね……」

阿武隈(20)「そう考えると……まだメソメソしてるだけの、こっちの姉さんはまだマシかなって」

阿武隈(15)「43周目提督君ほどの優しい子なら、今から告白しても間に合いそうだけど」

阿武隈(20)「傍についてる愛宕さんと加賀さんがガッチリガードしてるから無理だと思う」

阿武隈(15)「あー……」

阿武隈(20)「……というか、さっきから由良姉さんのことばかり話してるよね私達」

阿武隈(15)「だって、他に話すことが無いから……」

阿武隈(20)「雲龍さん、あきつ丸さんに続いて、私達も特に目立った活躍やネタにされるようなことも無かったもんね……」

阿武隈(15・20)「はぁ……もっとヒロインらしい活躍がしたかったなぁ……」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:15:21.33 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

武蔵(46周目)「ムキィィィィィィィィィッ!那智の奴ズルいぞおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」

武蔵(15周目)「………」

武蔵(46)「自分ばかり提督きゅんを独占するなんて!こっちがどれほどの思考を悶々とさせて過ごしているのか分かってるのかぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

武蔵(15)「………」ガクッ

武蔵(15)(この私は一体どうしてしまったんだ……もはや別人じゃないか)

武蔵(46)「そこのお前ぇ!テンション低いぞ!人がこれだけ愚痴を叫んでいるのに無反応とは寂しいじゃあないかッ!!」ズビシィッ!

武蔵(15)「……生憎、私はお前のような変態では無い」

武蔵(46)「そんな常識人ぶった陳腐な台詞はこれを見てから言ってもらおうか!!」つ写真 バッ

武蔵(15)「………」

武蔵(46)「どうだ!あまりの可愛さに心がぴょんぴょんするだろう!かくいう私も何度も萌え死んだからな!!///」ハァハァ

武蔵(15)「……お前は能天気そうで良いな」

武蔵(46)「何ッ!?何故だ!?何故この天使いや女神のような微笑みを向ける提督きゅんの写真を見て平然としていられるんだ!?」ガビーン!

武蔵(15)「はぁ……もう話しただろ。私は未だ……」

武蔵(46)「……あぁ。“まだ”15周目提督のことが好きなのか」

武蔵(15)「………」

武蔵(46)「確かにそれは気の毒だとは思うが、いつまでも後ろを向いていては幸せが逃げていくぞ!」

武蔵(46)「私のように、日々の中の幸福を見出せばいつでも温かい気持ちでいられる!そう!正に提督きゅんのお着替えタイムに遭遇した時のようにっ!!///」ハァハァ

武蔵(46)「想像してみろ!目の前にはしなやかで可憐な裸体を曝け出した提督きゅんの姿が……ふ、ふおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!///」鼻血ブシュウッ!

武蔵(46)「あ、またやってしまった。最近は妄想なら耐性がついてきたと思ったんだが……流石は魔性の提督きゅん……っ!///」ハァハァハァハァ

武蔵(15)「………」

武蔵(15)(例え死んでも見習いたいとは思わないが……こいつの妙な明るさは、今の私には少し羨ましい……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:16:28.38 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

金剛(16周目)「私の目の前でイチャつかないで欲しいデェェェェスっ!!」

金剛(23周目)「Oh……」

金剛(23)(相当荒れてますネ〜……これはかなりの愚痴を聞かされることを覚悟した方が良さそうデース……)

金剛(16)「テートクと磯風に悪気が無いのは分かりますガ、だからって四六時中イチャイチャするのはどうかと思いマース!」

金剛(23)「そ、それは確かに辛いカモ……」

金剛(16)「バット!テートクは私達の恩人ですし、磯風も日々デリシャスなランチやディナーを作ってくれている以上、文句も言えまセーン……」

金剛(23)(そういえば、この前16周目提督に淹れて貰ったティーはワンダフルな味でしたネー)

金剛(16)「だからこそ余計に辛いんですヨ……正直、醜い欲を抑え付けるのもキツくて……」

金剛(23)「醜い欲?」

金剛(16)「タイムマシン、過去改変……後は分かりますネ〜?」

金剛(23)「……あっ(察し)」

金剛(16)「ですが、テートクの幸せが私の幸せ……その幸せを潰すような輩は私が許しまセン……!」

金剛(23)「……!」

金剛(16)「でもネ?テートクのタイムマシンを見ていると……どうしても、あの時に戻ってもっとテートクにアピールしていればと考えちゃいマス……」

金剛(23)「………」

金剛(16)「……だけど、それだけは絶対にしません。私達を未来の絶望から救ってくれた恩を、仇で返すようなことはしたくないんです」

金剛(16)「自分は寂しくても、悲しくなっても……提督、ついでに磯風の幸せを願うことこそ、私に出来る最大の恩返しだと思ってますから……」

金剛(23)「……そう、ですか。でも、やっぱり我慢し続けるのは辛いでしょう?愚痴くらいは聞きますから……同じ私の好ですし、またこうして一緒にお茶でもしましょう?」

金剛(16)「……サンキュー」

金剛(23)(……貴女の愛と心の強さは間違いなく本物。私が保証しマース)ニコッ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:17:14.21 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

41周目鎮守府・食堂

三日月(17周目)「はぐはぐはぐはぐはぐっ!がつがつがつがつがつっ!」つカツ丼

三日月(41周目)「……そんなに食べたら太るよ?」

三日月(17)「ふぁへふぁふぁひゃっへふぁへふぁひほっ!」

三日月(41)「日本語でお願い」

三日月(17)「ゴクンッ……食べなきゃやってられないよ!」

三日月(41)「そ、そこまで?」

三日月(17)「だって!後もう少しだったのに、選択肢でガードされて失恋だよ!?」

三日月(17)「おまけに序盤の私の『失恋します』発言がフラグだったなんて、誰が想定してると思う!?」

三日月(41)「あ〜、あれは……」

三日月(17)「しかも貴女は貴女でパッとしないし!私の屈辱を晴らす為にももっと頑張ってよ!」

三日月(41)「理不尽な怒りを向けられても困るんだけど!?」

三日月(17)「あーもうっ!もぐもぐもぐもぐもぐっ!ばくばくばくばくばくっ!」つステーキ

三日月(41)「………」

三日月(41)(あ、荒れてるなぁ……同じ私とは思えないよ……)

三日月(17)「それに毎日こんな美味しいご飯ばかり食べてて羨ましい!恨めしい!憎い!」

三日月(41)「飯だけに?肉だけに?」

三日月(17)「………」

三日月(41)「ごめん冗談だからそんなゴミを見るような目で見ないで」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:17:59.40 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

再びいつもの喫茶店

加賀(29周目)「はぁ……」ズーン

加賀(39周目)「提督の少女姿……///」ハァハァ

加賀(18周目)「……誰かあの2人に声をかけなさい」

加賀(34周目)「無理です」

加賀(37周目)「特に後者は絶対にお断りね」

加賀(43周目)「………」

加賀(39)「今度は長門さんと結託して提督の寝込みを狙えば……///」ハァハァ

加賀(18)(……本当に同じ私なの?)

加賀(37)(見ているこっちの頭が痛くなってくるのだけれど……)アタマカカエ

加賀(29)「あの時、私がもう一歩踏み出していたら……うぅ……」

加賀(34)「で、貴女は貴女で初恋をまだ諦め切れていないと」

加賀(29)「………」

加賀(37)「引き摺るなとは言わないけど、その状態で提督や他の方に迷惑をかけるのは……」

加賀(29)「すべきことはしっかりこなしているわ。ただ、提督を見る度に胸が痛むだけよ……」

加賀(39)「だったら今からでも遅いに行けば!///」ハァハァ

加賀(18・34・37)「貴女は黙ってなさい!」

加賀(43)「………」

加賀(43)(貴女達は十分に幸せ者。本当に辛い状況まで追い込まれたら……そうやって、気兼ねなく話すことさえ出来なくなるもの)

加賀(43)(29周目鎮守府の私の失恋は気の毒だとは思うけれど……人を信じ、恋心を抱くことだって……恵まれた環境でないと、そんな余裕すら……)

加賀(43)(……でも、それを口に出してはいけない。向こうからすれば、私の方が悪い意味で特別な環境だったに過ぎない)

加賀(43)(結局は、個々の考えの押し付けでしか無いのだから……提督なら、きっと……今、私が考えたような言い方はしないはず)

加賀(43)(私も、提督から教わったことや……提督から注いでもらった愛を噛み締めて……今まで失った時間を、取り戻していかないと)

加賀(43)(提督と巡り合えたこと以上の幸せは無いかもしれないけど……今の人生を、いずれ『幸せだった』と思えるように……しっかり歩んでいかないといけません) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:18:35.35 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

天龍(37周目)「そっちは相変わらずか?」

天龍(19周目)「おう。毎日飽きずにセクハラかましてくるぜ。そんでもって被害に遭った奴にぶっ飛ばされるまでがテンプレだけどな!」

天龍(37)「ははっ!あいつも懲りないよなぁ〜!諦めず何度もチャレンジする姿勢は立派かもしれないけど、方向性を間違い過ぎだっての!」

天龍(19)「だよなぁ。あいつ仕事は真面目にやるから尚更調子乗るんだよ……んでそっちは?」

天龍(37)「今日も元気に走り回って山風を困らせてたぜ」

天龍(19)「そか。でもま、あいつは素直で良い奴だからまだ安心出来るだろ?」

天龍(37)「そうは言うけどよ、たまにとんでもないことやらかすんだぞ?その度に俺や山風が必死に止めるんだけどさ」

天龍(19)「セクハラ魔人よりはマシだって!全く、あいつにはリットリオさんがいるってのに贅沢なもんだ!」

天龍(37)「……雷には触れてやらないんだな」

天龍(19)「それは……まぁ、あれだ。セクハラされる心配が無いってことだし」

天龍(37)「……あいつがリットリオさんばかり構って、それに頬を膨らませる雷の姿が容易に想像出来たんだけど」

天龍(19)「俺がほぼ毎日見てる光景だな」

天龍(37)「雷……」ホロリ

天龍(19)「とは言っても雷が好きな気持ちは本物みたいだけどな。セクハラ抜きならあいつ、普段から雷と一緒にいることが多いし」

天龍(37)「なら良いけどさ……」

天龍(37)(……俺んとこの提督は馬鹿だけど純粋な奴で良かったぜ。山風ともお似合いだしな) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:19:33.33 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

由良(20周目)「………」

由良(43周目)「ぐすっ……えうっ……!」ポロポロ

由良(20)「お互い、辛いよね……」

由良(43)「うん……ぐしゅ……そっちの私は……20周目提督さんの、女性不信を治そうとしたのに……」ポロポロ

由良(20)「……五月雨ちゃんに、負けちゃった……私が、勇気を出せなかったから……」

由良(43)「私も……ううん、私は……本当なら、提督さんを好きになる資格なんて……!」ポロポロ

由良(20)「……!」

由良(43)「私はずっと……提督さんに、酷い態度を取って……なのに、提督さんは……優しく、してくれて……!」ポロポロ

由良(43)「後から、やっぱり好きになりました……なんて……そんなこと……うぅっ……!」ポロポロ

由良(20)「……っ」ジワッ

由良(20)(そう、か……貴女は、私よりも……ずっと、ずぅっと……辛い思いをし続けて……)ウルウル

由良(20)(やっと、人を信じる心を取り戻した時には……もう、全てが手遅れで……)ポロポロ

由良(43)「うわぁぁん……!提督さぁん……!寂しいよぉ……!苦しいよぉ……!」ポロポロ

由良(20)「……うぐっ」ポロポロ

由良(43)「やだぁ……!置いていかないでぇ……!今までのこと、謝るから……!これからは、提督さんに尽くすからぁ……!」ポロポロ

由良(43)「お願い……!見捨てないでぇ……!愛宕さんと加賀さんの後ろで良いから……ぐすっ、うぅっ……!」ポロポロ

由良(43)「貴方の、隣に……いさせて……いさせてよぉ……うわぁぁん……!」ポロポロ

由良(20)「……私、だって……!五月雨ちゃんばかり、ずるいよ……!私も、提督さんのこと……好き、なのに……!」ポロポロ

由良(20)「ずっと、一緒にいて……いつしか、放っておけなくなって……なのに、五月雨ちゃんが……私より、先を行って……!」ポロポロ

由良(20)「私だけ、置いていかれて……ひっく……こんなの、あんまりだよ……酷いよぉ……っ!」ポロポロ

由良(20・43)「うわぁぁん……!提督さぁん……!寂しいよぉ……!ぐすっ、えぐっ……うえぇぇん……!」ポロポロ









店員「………」

店員(あそこのお客さん、2人共マジ泣きしてるんだけど……他のお客さんももらい泣きしてるし……うぅ、注文品持って行きづらいなぁ……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:20:07.93 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

木曾(35周目)「……もう少しで呪い扱いされるところだったな」

木曾(38周目)「姉さん達が全員一発でENDまで突っ切るもんだから、俺だけ取り残されるんじゃないかと思ったぜ」

木曾(21周目)「呪いで済めばまだ良い方だ。俺なんて最初で最後の出番が回ってくるまで『きそる』とネタにされ続けたからな……」

木曾(38)「あー、そういえばそうだったか」

木曾(35)「でもまぁ、1回でも出番があったんだから良いじゃないか。余所の文月と比叡さんは未だに引き摺ってるからな」

木曾(40周目)「………」

木曾(40)(もし提督が助けてくれなかったら、俺はこうして余所の俺達と仲良く会話することも出来なかったんだよな……)

木曾(35)「……どうしたんだよ、希望の星?」

木曾(40)「……え?俺のことか?」

木曾(21)「お前以外に誰がいるんだ」

木曾(38)「俺達の無念を晴らしてくれたんだぜ?だから正しく俺達の希望の星だ!」

木曾(40)「……よしてくれ。そんな風に言われる柄じゃない。俺は数年間、昏睡状態になって……提督に凄く苦労させてしまった奴だ」

木曾(40)「そんな俺が、希望の星だなんて……むしろ、提督こそが俺にとっての希望の星なんだ……!」

木曾(21・35・38)「………」

木曾(40)「……どうした?」

木曾(21・35・38)「……すまない。不謹慎だった」

木曾(40)「いや、下手に気を遣われるよりは良い。ただ、希望の星は勘弁してくれるとありがたいけどな」

木曾(21・35・38)(そうだ、こいつは洒落にならない状況……生死の境目にいたんだ。それなのに、俺達は軽口と同じ感覚で……)

木曾(40)「だからそんなに重く受け止めなくて良いって。むしろ普通に話してくれる方が助かる」

木曾(21・35・38)「………」

木曾(40)(参ったな……これは俺がノリノリで『あぁ!お前達の無念は見事に晴らしたぜ!』と言った方が良かったか……?) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:20:50.54 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

那珂(26周目)「そろそろ↑の『また』の数が増えすぎてめんどくさくなってきたね」

那珂(21周目)「………」

那珂(26)「それはともかく、最近はウチの提督も少しずつ真面目になってくれてるんだ〜!やっぱり嵐ちゃんがしっかり監視してくれてるお陰かな?」

那珂(21)「………」

那珂(26)「……ひょっとして、まだ失恋を引き摺ってるの?」

那珂(21)「……想像してみて」

那珂(26)「え?」

那珂(21)「鎮守府内はもちろん、戦闘中でも所構わず、好きな人が恋敵とイチャつく様子を延々と見せられる状況を……」

那珂(26)「……あー、その、何というか……」

那珂(21)「お陰でこっちへの精神ダメージは半端じゃないよ……普通の私みたいにアイドルとして振る舞える余裕なんか無くなっちゃうほどに……」

那珂(26)「………」

那珂(21)「はぁ……何で私はあの時、もっと勇気を出さなかったんだろ……そのせいで、こんな辛い日々を過ごすことになるなんて……」

那珂(26)(……どうしよう。どう言葉をかけて良いか分からないよ)

那珂(21)「しかも提督は相変わらず可愛くて、でも戦う時は見た目とは裏腹に凛々しくてカッコ良いんだもん……これじゃ、吹っ切れるのも吹っ切れないよ……」

那珂(21)「あぁ……提督……てぇとく……」グスッ

那珂(26)「………」

那珂(26)(……や、やっぱり那珂ちゃんは皆のアイドルじゃないとね!でないと、こんなことになっちゃう可能性もある訳だし……あはは……うん……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:21:26.04 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

鬼怒(23周目)「はぁ……良いなぁ、31周目鎮守府の私は……」

鬼怒(31周目)「えっと……」

鬼怒(23)「31周目提督君や阿賀野さんと仲良く過ごしてるんでしょ〜……?羨ましい……」

鬼怒(31)「いや、そんなこと言われても……」

鬼怒(23)「側近だとはいえ、31周目提督君の傍にいられるんだよね?あぁっ、凄く羨ましい……馬やらしい(※誤字に非ず)……」

鬼怒(31)「馬やらしいって……」

鬼怒(23)「……ごめん。こんなこと、貴女に愚痴っても仕方無いのに」

鬼怒(31)「あ、う、うん……」

鬼怒(23)「でもさぁ、私はこうして失恋に枕を濡らす裏で、余所の私は好きな人と結ばれてる……そう考えると、凄くやるせなくて……」

鬼怒(31)「……!」

鬼怒(31)(い、言われてみれば……私は提督を支えていくって決めたことで頭が一杯になってて、そこまで考える余裕が無かったけど……)

鬼怒(31)(23周目鎮守府の私からすれば……自分がその立場だと考えると、確かに……かなり、複雑な気持ちになっちゃうかも……)

鬼怒(23)「……でも、応援はしてるんだよ?同じ私同士だし、自分の幸せが願えないようじゃダメだもん」

鬼怒(31)「……ありがとう」

鬼怒(23)「けど、自分相手だからこそ……辛いこともあるんだって、失恋して分かっちゃった……」

鬼怒(23)「普通の人間なら、一卵性双生児でも無い限り“同一人物”は存在しないけど……艦娘なら、当たり前のように“同じ艦娘”が何人も存在してる」

鬼怒(23)「話が合ったり、気兼ねなく話せるという意味では良い友人になれるけど……今の私や貴女のような立場だと、同一人物故に妬みにも繋がりかねないと思って……」

鬼怒(31)「………」

鬼怒(31)(同じ自分だからといって、全ての点で話が合うとは限らないってことか……23周目鎮守府の私には、あまり提督の話をするのはやめとこ。うん……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:22:09.52 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

ビスマルク(40周目)「………」スタスタ

ビスマルク(40)(急に『喫茶店に来なさい!』だなんて……呼び出すにしても雑過ぎるでしょ)

ビスマルク(40)「……場所の指定は無かったけど、喫茶店といったらいつものここよね?」カランコロン♪

ビスマルク(24周目・29周目・33周目・35周目)「おめでと〜!」つクラッカー パァンッ!

ビスマルク(40)「きゃっ!?えっ、何これ!?」

ビスマルク(24)「決まってるじゃない!脱ドイツの呪い記念の祝賀会よ!」

ビスマルク(29)「今まで散々な思いをしてきたんだもの。これくらい盛大にやったって良いじゃない?」

ビスマルク(40)「あぁ、それで……でも、私が来店した瞬間にクラッカーを鳴らすのはどうなのよ」

ビスマルク(33)「それだけ貴女には感謝してるってこと!」

ビスマルク(35)「同時に、貴女が目を覚まして元の生活に戻れたことに対するお祝いでもあるんだから」

ビスマルク(40)「……!」

ビスマルク(24)「さっきの『おめでとう』だって、何も呪いだけのことじゃない」

ビスマルク(29)「同じ“私”が生きるか死ぬかの瀬戸際だった状況から抜け出してきたのよ?」

ビスマルク(33)「快気祝いじゃないけど、これくらいのお祝いはしても良いと思ったんだけど……」

ビスマルク(35)「……もしかして、不謹慎だったかしら」

ビスマルク(40)「………」

ビスマルク(40)(そういうことだったのね……てっきり、今さっきまでは自分達の呪い脱却のことを祝ってるのかと思ってたけど……)

ビスマルク(40)(私が全快したことを、ドッキリという形で……)

ビスマルク(40)「……ありがとう、皆。私の為に……そういうことなら、思いっきりのっからせてもらうわ」クスッ

ビスマルク(24・29・33・35)「……!」

ビスマルク(40)「……えぇそうよ!私のお陰で貴女達は呪いから逃れることが出来たんだから、う〜んと褒めてくれても良いのよ?」

ビスマルク(24・29・33・35)(……ふふっ、それでこそ同じ私……ビスマルクね)

ビスマルク(40)「という訳で、呪い脱却と私の全快を祝って、思う存分食べて飲んで騒ぎましょう!私も遠慮せずいっぱい食べるわよ!」

ビスマルク(24・29・33・35)「そうこなくっちゃ!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:22:55.22 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

グラーフ・ツェッペリン(24周目)「………」

グラーフ・ツェッペリン(33周目)「………」

グラーフ・ツェッペリン(24)「……話すネタが無いんだが」

グラーフ・ツェッペリン(33)「……同じく私もだ」

グラーフ・ツェッペリン(24)「しかし、このままでは雲龍やあきつ丸に続いて、二番煎じどころか三番煎じの展開になってしまう」

グラーフ・ツェッペリン(33)「何か無理矢理にでも盛り上がりそうな話題は無いものか……うぅむ……」

グラーフ・ツェッペリン(24)「……あ、そうだ。この前は不知火や清霜が前線で大活躍していたぞ」

グラーフ・ツェッペリン(33)(それってお前の鎮守府ではいつものことじゃないか……?)

グラーフ・ツェッペリン(33)「……そうそう。この間、admiralが両指1本逆立ちで鎮守府を歩き回っていたな。本人は特に辛そうな素振りも無く平静だった」

グラーフ・ツェッペリン(24)(いや、それはお前の鎮守府では日常光景だと思うが……)

グラーフ・ツェッペリン(33)「………」

グラーフ・ツェッペリン(24)「………」

グラーフ・ツェッペリン(24・33)「や、やはり話題が無い……」

グラーフ・ツェッペリン(24)「雲龍は姉妹のことについて触れられたが、私にはいないからな……いや、いずれは実装されるかもしれないが」

グラーフ・ツェッペリン(33)「おい、42周目提督に負けず劣らずのメタ発言だぞ」

グラーフ・ツェッペリン(24)「仕方ないだろう。それくらい言わないと会話が続かない」

グラーフ・ツェッペリン(33)「………」

グラーフ・ツェッペリン(24)「………」

グラーフ・ツェッペリン(24・33)(これならむしろネタ枠だった方が……いやいや、流石にそれは……)フルフル <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:23:36.69 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

Z3(24周目)「………」

Z3(36周目)「……今日は飲まないのね」

Z3(24)「以前、貴女に……その……だから、流石に自重するわ……」

Z3(36)「……そうしてくれると助かるわ」

Z3(36)(あの時は本当に精神が大破したもの……まさか、自分の嘔吐物をぶっかけられる日が来るなんて……)

Z3(24)「はぁ……私、そこまで酒癖が悪かったのね……」ズーン

Z3(36)「それは、まぁ……失恋のせいが大きいと思うけど……」

Z3(24)「失恋……失、恋……」

Z3(36)「……あっ」

Z3(36)(まずい、うっかり地雷を……今からでも除去と言う名の話題転換を――)

Z3(24)「……うぅっ、提督……」

Z3(36)(――しないと……あぁ、遅かった……)

Z3(24)「地球に帰って来てくれた時……凄く、嬉しかった……けど、貴方は……そのまま、不知火の所に……」

Z3(36)「………」

Z3(24)「もし、私がもっと早く想いを伝えていれば……提督は、私の所に来てくれたのかもしれないのね……」

Z3(24)「あぁ……私にもっと、勇気があれば……こんな辛い思いをしなくて済んだかもしれないのに……」

Z3(36)「………」

Z3(36)(こうなっちゃうと、しばらくはこの調子なのよね……迂闊だったわ……)

Z3(36)「……ごめんなさい。私がそのことを話題にしたから……」ナデナデ

Z3(24)「提督……うぅ……」グスグス

Z3(36)(……でも、24周目鎮守府の私が言っていることは……ある意味、私にも当てはまる)

Z3(36)(36周目鎮守府の私達は……もし、提督が転生していなかったら……そのまま、全滅していたから)

Z3(36)(だけど、今は違う……提督が転生してくれたお陰で、私達全員が生き残る未来を歩むことが出来た)

Z3(36)(本来の歴史とは、異なる可能性の未来を掴み取ってくれた……提督には、一生足を向けて眠れないわ) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:24:27.79 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

那智(46周目)「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛っ゛!でい゛どぐぎゅ゛ん゛を゛ベロベロヂュ゛ッ゛ヂュ゛じだい゛い゛い゛い゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛っ゛!!///」ハァハァハァハァハァハァ

那智(26周目)「…………………………………………………………………………………………………………」アタマカカエ

那智(26)(一体……本当に一体、何がどうしてこうなってしまったんだこの私はぁ……ッ!!)

那智(46)「おい貴様何をシケた面してるんだ!この私が死にそうなまでに思い悩んでいるというのにッ!!」

那智(26)「黙れ!これ以上私の精神に深刻なダメージを与えるな!」

那智(46)「失礼な奴だな!!仮にも同じ私だろう!?同一人物が悩んでいるというのにいささか辛辣ではないか!?」

那智(26)「じゃあ聞くが、貴様は一体何を悩んでいるというんだ?」

那智(46)「こうして喫茶店でお茶なんてしている時間が惜しい!一刻も早く帰って提督きゅんに頬ずりしたり一緒にお風呂入ったり甘えつくしたいっ!!///」ハァハァハァハァ

那智(26)「もう良い分かった聞いた私が馬鹿だった頼むからもう喋らないでくれ一生の願いだ」

那智(46)「こんなことしてる間にも提督きゅんは鳥海達にあられもない姿にされたり提督きゅんの膝枕でお昼寝したりしてるはず!!あああああ羨ましいいいいいいいいいいいいッ!!///」

那智(26)「喋るなって言ってるだろうが!!」

那智(46)「悪いが私を止められるのは提督きゅんと提督ちゃんと大天使46周目テイトクエルだけだッ!!後ついでに提督きゅんの両親」

那智(26)「………」

那智(26)(もう嫌だ……こいつといるだけでSAN値がゴリゴリ削られていく……このままでは陸地で轟沈してしまう……)

那智(26)(本当にどうしてこいつはこうなってしまったんだ……Wikiにも突っ込まれているが、私の面影がまるで無いじゃないか……)

那智(46)(は?お前大好きで可愛くて食べちゃいたくなるくらい愛しい男の娘が目の前に現れて堅物気取ってる余裕あると思ってんの?誰だってフニャフニャになるに決まってるだろうがあああああああっ!)ギロリ

那智(26)「心を読むな!いやむしろ私の脳内に向かって叫ぶなぁッ!」

那智(46)「そんなことを考えている悪い那智には提督きゅんいや提督ちゃん秘蔵写真攻撃してやるっ!食らえええええええっ!」つ写真 バシッ!

那智(26)「おふっ!?」

那智(46)「ほらほらどうだどうだ!?この世の誰よりも可憐で美少女だろう!?一目見ただけで虜になっちゃうほどだろう!?同じ私なら分かるだろいや分かるはずだ分からなかったらぶっ飛ばすっ!」グリグリ

那智(26)(しゃ、写真を顔に押し付けるな……!確かに可愛い見た目や服装だとは思うが、心まで浸食されるほどでも無いだろう!?)

那智(46)「特にこのお風呂に入る直前に押しかけて撮った写真が……ふほおおおおおおおおっ!ダメだ直視すると萌え死ぬうううううううううううううッ!!///」鼻血ブッシャアアアアアアッ!

那智(26)「………」ベットベト ※顔と上半身が血塗れ

那智(46)「おっと鼻から愛が流れ出てしまった……って嗚呼ーーーーーーーーーーーーーーッ!?秘蔵のお宝写真が血だらけにぃーーーーーーーーーーーーーーッ!!」ガビーン!

那智(26)「………」

那智(26)(もうやだこいつだれかわたしをたすけてしにそう) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:25:13.42 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

41周目鎮守府・食堂

卯月(26周目)「イタズラしようとしてもスルーされるか見破られてばかりで辛いぴょん……」

卯月(38周目)「優しく諭されちゃったせいでイタズラしづらいぴょん……司令官だけは本人からOK貰ってるから遠慮なくイタズラしてるけど」

卯月(41周目)「ぱくぱくぱくっ!はぐはぐはぐはぐっ!」つ熱々トロトロあんかけ炒飯(大盛り)

卯月(26)「……ちょっと、聞いてる?」

卯月(41)(あぁっ、いつ食べても司令官の料理は絶品だぴょん♪手が止まんな〜い♪)

卯月(38)「もしも〜し?41周目鎮守府のうーちゃ〜ん?」

卯月(41)「がつがつがつがつがつがつっ!」

卯月(26・38)「ねぇってばぁ!」

卯月(41)「んぐぅっ!?んむむむぅ……!?」胸ドンドン

卯月(41)「っはぁ!ちょっと!人が食べてる時に大声出さないでよ!危うく喉に詰まらせて死ぬとこだったぴょん!」

卯月(26)「人が話しかけてるのに無視して食べ続ける方があり得ないぴょん!」

卯月(41)「そっちが勝手に押しかけて来たんでしょ!?」

卯月(38)「それはそうだけど〜……やっぱり相手してくれないとつまんないぴょん」

卯月(41)「もうっ……で、何のようぴょん?別にうーちゃん達ってネタにされるような要素は無かったと思うけど?」ジトー

卯月(26)「……何でそんな機嫌悪いのさ」

卯月(41)「おやつタイムを邪魔されたら誰だって怒るぴょん」

卯月(38)「それくらい食べながらお喋りしてくれれば……えっ、ちょっと待って。おやつってその大盛り炒飯が!?」

卯月(41)「うん」

卯月(26)「どう見てもお昼ご飯にしか見えないんだけど!?」

卯月(41)「ウチでは普通だぴょん。これくらいならうーちゃんだけじゃなくて海防艦の皆も食べてるよ?」

卯月(26・38)「えぇ……(困惑)」

卯月(26・38)(うーちゃんにはちょっと厳しいかも……というか、それがおやつレベルってことはお昼や晩ご飯って……)

卯月(41)「はぐはぐはぐっ!んふぅ〜♪」

卯月(26・38)「………」

卯月(26・38)(なるほど、道理で皆が激太りしてた訳ぴょん……それでも今は標準体型に戻ってる辺り、やっぱり27周目提督君って凄いなぁ……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:26:34.09 ID:6S1nqKNg0<> またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたある日……

再びいつもの喫茶店

夕立(28周目)「ほら!電が描いた絵、凄いでしょ?」スッ

夕立(39周目)「わぁ〜!相変わらず上手いっぽい!写真にしか見えないもん!」

夕立(36周目)「………」

夕立(39)「でもでもっ!提督さんの忍術だって凄いんだよ!何人にでも分身出来ちゃうもん!」

夕立(28)「確かにそうかも!他にも女体化の術もあったよね?この前39周目鎮守府に遊びに行った時、39周目提督君が女の子になって長門さんや加賀さんに追いかけ回されてたっぽい!」

夕立(36)「………」

夕立(39)「だけど飛雷神の術だけはやっぱり怖いかも……」ブルッ

夕立(28)「あー、確か失敗しちゃったんだっけ?」

夕立(39)「うん……あの時は怖かったっぽい……」

夕立(28)「*ぎそうのなかにいる*」

夕立(39)「やめてよ!たまに夢で魘されるくらいにはショックだったのに!」

夕立(36)「………」

夕立(28)「……何か悩みがあるの?」

夕立(36)「……え?」

夕立(39)「いや、さっきから一言もお話してくれないから……」

夕立(36)「あっ……ごめんね。ちょっと考え込んでて」

夕立(28・39)「……?」

夕立(36)「本来、私はこの時点だと死んじゃってたはずだけど……提督さんのお陰で、こうして余所の鎮守府の私と楽しくお話出来てるでしょ?」

夕立(36)「これって、実は凄く幸せなことで……提督さんには、改めて感謝しないとって……」

夕立(28・39)「……!」

夕立(36)「それに、2人の話も新鮮で面白くて……私、13年間ずっと提督さんや大和さん達と一緒に頑張って来たから……」

夕立(28・39)(……そっか。だから36周目鎮守府の私は……よ〜し、そういうことなら……!)

夕立(28・39)「だったら、もっとおかしいエピソードを話してあげるっぽい!」ニコッ

夕立(36)「あ……うんっ!もっと聞かせて!」











こうして、皆が集う喫茶店(一部例外あり)は今日も沢山の艦娘で賑わっているのでした。

おしまい♪ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/07(金) 01:27:33.03 ID:6S1nqKNg0<> まさかここまで長くなってしまうとは……予想以上に苦戦しました。小ネタって40レス前後も書くものだったっけ……(白目)
書いている途中で『どの艦娘に絞って書くかアンケートを取ろうかな?』とも考えましたが、既に半分を書き終えていたので、このまま全員分書いてしまうことにしました。
次からは複数の周のヒロインが主役となる小ネタは、どの周を中心にするかを指定していただけると幸いです。
歴代提督については、各周に1人なのでまだ何とかなりそうですが、艦娘となると人数が激増して書ききれなくなりそうなので……
浜波については、まだ47周目が終了していないので今回は除外しました。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/07(金) 01:29:31.13 ID:giElqjRpO<> 乙です
何だかんだで全員網羅して書ききってしまうのは本当にすげえですよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/07(金) 01:31:13.97 ID:U+RpVuuYo<> おお…本当に本当にお疲れ様
40レスの小ネタとは(哲学)
こういう半分楽屋ネタ好きなんだよなー懐かしい周もあったしまた読み返そう
ありがとうございました!! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/07(金) 13:00:02.80 ID:HT08GWfE0<> 歴史を感じる分量に感動しつつ、白露が7周目にしか登場してない事に
泣いた。由良さんの笑えなさを見てると勝ち逃げともいえるが <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/07(金) 13:23:25.85 ID:VMAMcD4A0<> 乙です
こうして見るとシリーズ中でね周回毎の作風が多様なんだなと良く分かる
改めてネタ回とシリアス回の差異がやべーなwwwwww

機会があればショタのかーちゃんな艦娘達による小ネタなんかも見てみたいな
あと次週の選択では天城挙げる人増えそうだ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/07(金) 20:01:10.80 ID:YRSavk/yO<> 思わず吹き出すギャグ週からガチで胸が苦しくなるシリアス週まで幅広く楽しめる良スレ
今回の小ネタを見てたら1週目からの積み重ねがいかに凄い事なのか分かったわ
このスレが一本道の話だとここまでカオス(いい意味で)な事になってなかっただろうな・・・ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 17:07:08.97 ID:QjVtjYZa0<> 22:00〜23:00頃開始予定です。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 18:03:48.16 ID:5aYuYzny0<> 浜波の告白楽しみ <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:10:24.06 ID:QjVtjYZa0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:12:47.59 ID:QjVtjYZa0<> ショタ提督「………」ナデナデ

息子「………」ギュッ

娘「………」ギュッ

浜波「………」

浜波(息子君、娘ちゃん……)

36周目提督「……ごめんなさい、47周目提督さん。息子君と娘ちゃんが話を聞いていたことに気がつかなくて」

ショタ提督「……いえ、大丈夫です。2人にとっては凄くショックだったと思うし、僕も目の前が真っ暗になるほどでしたけど……」

ショタ提督「逆に、何が何でも……今まで以上に、子供達を愛してみせるという思いが強まりましたから」

息子娘「お父さん……」

浜波「………」

浜波(息子君、娘ちゃん……きっと、計り知れない絶望だったと思う。あいつが……母親が、自分達のことをあまり可愛がってくれていなかったことだけじゃなく……)

浜波(それどころか、司令を……父親を、自分から逃れられないようにする為の……道具として産み出されたに過ぎなかっただなんて……)

浜波(……だけど、司令は息子君達に『生まれてきてくれてありがとう』と言ってあげた。子供にとって、あれほど嬉しい言葉は……無いと思う)

浜波「………」

浜波(想定外の事態だったけど……奇しくも、司令と息子君達の絆は深まった。逆に、あいつのことは流石の息子君達も見限ったと思うけど……)

浜波(……後は、私だけ……司令に、私の想いを……36周目提督さんに見せた、覚悟を……伝えないと……!)

浜波「……司令」

ショタ提督「……浜波ちゃん」

浜波「どうして……36周目提督さんだけじゃなく、私まで一緒に来たか……分かる?」

ショタ提督「……え?」

浜波「あいつの真実を伝えるだけなら……36周目提督さんだけでも、十分に伝えられる。あえて私がこの場にいる必要は無い……」

浜波「だけど……私は無理を言って、36周目提督さんに……映像を、見せてもらったの。私の覚悟を伝えて……!」

36周目提督「……!」

ショタ提督「覚悟……」

息子娘「……浜波、お姉ちゃん?」

浜波「……司令」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:14:09.69 ID:QjVtjYZa0<>
























「私は……貴方のことが好き。いや、愛してる……提督と艦娘の関係じゃなく、恋人……いずれは、夫婦の関係になりたいと考えるほどに……」
























<>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:16:54.79 ID:QjVtjYZa0<> ショタ提督「……っ!」

息子「あ……!」パァッ

娘「そ、それって……!」パァッ

36周目提督「………」

浜波「だから、私は……貴方を柵から救い出す為に、この映像を見ることを選んだ」

浜波「司令の人生を否定するような内容……1度見てしまえば、後戻りは出来ない……」

浜波「だけど、私は……もう、覚悟は出来た。司令を、あいつから解放して……今まで辛い思いをしてきた分、私が隣で支え続けるって」

浜波「法律に背いてでも……社会的倫理に反することだとしても……司令を、愛するんだって……!」

ショタ提督「………」

息子「じゃ、じゃあ……浜波お姉ちゃん……!」

娘「私達の、新しいお母さんになってくれるの……?」

浜波「……なりたい。今すぐにでも、なってあげたい……でも……」ジッ

ショタ提督「あ……」

浜波「それは司令の気持ち次第……いくら私が司令を愛したいと思っていても、司令がそれを望んでくれない限り……」

浜波「無理強いは出来ないから。だって、司令の気持ちを尊重せず、強引に迫ってしまえば……あいつと、一緒だから……っ!」ギリッ…!

ショタ提督「………」

浜波「……だけど、本音を言えば……あんな奴なんか捨てて、私を選んでほしい……!」

ショタ提督「……っ!」

36周目提督(浜波ちゃん……)

浜波「司令……」

ショタ提督「………」

ショタ提督(浜波ちゃんは……僕が罪の意識に締め付けられている間にも、僕のことを考えてくれて……)

ショタ提督(それどころか、僕を嫁ちゃんから解放する為に……思い悩み、決意してくれて……)

ショタ提督(法律や倫理なんて無視してまで、僕のことを……そこまで、想ってくれて……)

ショタ提督(……だから、僕も……惹かれたんだ。嫁ちゃんよりも……僕のことを大切にしてくれる、浜波ちゃんに……!)

ショタ提督(だったら……僕も浜波ちゃんに、真剣に向き合わないと……浜波ちゃんが覚悟を決めてくれたように、僕も……!)

ショタ提督「……浜波ちゃん、ありがとう。こんな僕のことを、好きになってくれて」

浜波「……!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:19:21.19 ID:QjVtjYZa0<> ショタ提督「だけど、浜波ちゃんの告白は……まだ、受け入れることが出来ない」

浜波「……っ!」ズキッ

息子「え……!?」

娘「そんな……!」

36周目提督(……なるほど、そういうことか)

浜波「……っ」ジワッ

浜波(やっぱり、ダメなんだ……あんな事実を突きつけられても、司令は……あいつのことを……)ウルウル

浜波(司令は『まだ受け入れることが出来ない』って……あれ?ちょっと待って……何か、引っかかるような……あっ!)

浜波「……司令」

ショタ提督「……うん」

浜波「その……“まだ”受け入れられないって、どういうこと……?」

息子「……!」

36周目提督(気がついたんだね、浜波ちゃん)

ショタ提督「……僕はまだ、正式には嫁ちゃんと夫婦ということになってる。実際、このまま浜波ちゃんと交際すれば……不倫になってしまう」

浜波「………」

ショタ提督「だから、そんなことにならないよう……嫁ちゃんと、けじめをつけなくちゃいけない」

浜波「けじめ……あっ、それって……!」

息子「……そうか!それで……」

娘「えっ、えっ?どういうこと?」

ショタ提督「そう。浜波ちゃん、君と堂々と交際する為に……僕は、嫁ちゃんと……離婚する」

浜波「……!」

娘(離婚……あぁっ!そっか!)

ショタ提督「もちろん、そう簡単に上手くいくとは思わない……でも……」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:20:16.80 ID:QjVtjYZa0<>
























「必ず、嫁ちゃんと別れて……それから浜波ちゃんと、堂々とお付き合いをする。そして……いずれは再婚する。約束するから……!」
























<>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:21:29.61 ID:QjVtjYZa0<> 浜波「し、司令……!」パァッ

息子娘「お父さん……!」

36周目提督(47周目提督さん……)

ショタ提督「……僕も浜波ちゃんと同じ気持ちなんだ。実は、少し前から……嫁ちゃんのことより、浜波ちゃんのことを好きになっちゃって……」

浜波「……じゃあ、両想い……だったの……?」

ショタ提督「うん。でも、そんなこと……許されるはずが無い、嫁ちゃんを裏切る訳にはいかないと思ってたんだ」

ショタ提督「だけど、あの映像を見てからは……考えが変わった。むしろ、僕の方が……嫁ちゃんに、色々言いたいことがあるほどだから」

息子「うん!お母さん、本ッ当に最低だよ!」

娘「あんな人がお母さんだったなんて……気持ち悪い……」

ショタ提督「近い内に離婚の話を切り出すことに決めた。だけど、それまでは……浜波ちゃんとは、これまで通り鎮守府で一緒に過ごすことになるけど……」

浜波「……ううん、大丈夫。気持ちが通じ合ってるって分かっただけでも……凄く、嬉しい……!」

36周目提督「……話し合いには、僕や友人の誰かもお供するよ。貴方を苦しめた嫁さんとは……絶対に、離婚を成立させないといけない」

36周目提督「その為には、僕達も協力を惜しまないつもりだよ。だから日程を決めたら、すぐに連絡してね?」

ショタ提督「……ありがとうございます。でも、どうしてそこまで……僕の為に……」

36周目提督「僕も今まで、色々な人にお世話になったからね。だからこそ、困っている友人がいたら……何があっても、助けたいって思うようになったんだ」

ショタ提督「……!」

36周目提督(実際、僕は前世では誰にも頼れないまま……自殺まで追い込まれてしまったんだ。だからこそ、友人にそんな末路を歩んでほしくない)

36周目提督(1人で抱え込んでいるのなら、必ず相談にのって……可能な限り、力になってあげる。そう決めたんだ……!)

浜波「……司令。絶対に、貴方をあいつから解放する……そして、私が貴方を支えるから……」

ショタ提督「……ありがとう。僕も、嫁ちゃんと離婚したら……浜波ちゃんを心から愛することを誓う」

浜波「司令……!」

息子「その時は、新しいお母さんとしてよろしくね!」

娘「お父さん、出来るだけ早く離婚してね?」

ショタ提督「うん、分かってる。浜波ちゃん……」

浜波「……?」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:22:48.10 ID:QjVtjYZa0<>























「今はまだ、上司と部下の関係だけど……離婚してからは、恋人として……よろしくお願いします」


「……こちらこそ。あんな奴なんかと違って、私は……絶対に、貴方を愛するから……!」




――好感度:100/100


――[シュパァッ…!]100/100


――[パシュン…!]100/100――



















――“愛情度”:100/100
<>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:24:12.90 ID:QjVtjYZa0<> 次はリザルトです。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:30:01.39 ID:QjVtjYZa0<> 自宅


ショタ提督「……ただいま」

息子「………」

娘「………」

嫁「今日は連絡通り帰って来たわね。いつもそうだったら良いのに」

ショタ提督「………」スタスタ

嫁「……何よ、その顔。まさか私に文句があるとでも?」

ショタ提督「……別に」

嫁「ちょっと待ちなさい。その言い方は何よ。明らかに不満そうね?」

嫁「家庭を顧みようともしないアンタが、家事や子育てをしてる私に逆らえる立場だと思ってんの?」ギロッ

ショタ提督(……その家事だって、いつも僕がフォローしてるじゃないか)

嫁「何!?俯いてないで何か言ったらどうなのよ!」バキッ!

ショタ提督「っぐ……!」バタッ

息子「………」

娘「………」

ショタ提督「………」ムクリ

嫁「……な、何よ」

ショタ提督「……満足した?」

嫁「っ!?」

ショタ提督「殴りたいなら殴れば良い。苛立ちを感じるなら、僕に当たり散らせば良い」

ショタ提督「それで嫁ちゃんが満足するのなら、好きなだけやれば良いよ……」

嫁「………」

ショタ提督「………」

嫁「……ふ、ふんっ。偉そうに説教したつもり?もうご飯の時間だから、早く着替えてきてよ」

ショタ提督「………」スタスタ…

息子「………」スタスタ…

娘「………」スタスタ…

嫁「………」

嫁(な、何よ……怖い顔しちゃって。どんなに足掻いたところで、アンタは私から逃れられないのに……)







ショタ提督「痛た……」サスサス

娘「だ、大丈夫……?」

ショタ提督「うん、慣れてるから……それより、撮れた?」

息子「バッチリ!」つ透明小型カメラ(3周目鎮守府製)

ショタ提督(少しでも僕に有利な状況を作る為に、家での様子を録画した方が良いというアドバイスを貰ったけど……)

ショタ提督(これなら、いくらでもDVの証拠が用意出来そう……いきなりこれだもんね……)

ショタ提督(いずれは浜波ちゃん(100/100)とお付き合いする為に……いや、それだけじゃない)

ショタ提督(イムヤちゃん(88/100)や春風ちゃん(75/100)、霧島さん(69/100)に……これ以上、心配をかけないようにする為にも……!)


――『6ヶ月目』にて、彼は浜波と相思相愛の関係となり、嫁と離婚する決心をしたようです。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 22:32:53.59 ID:5m6/O12A0<> 決して愛していなかったわけではない
ただ致命的なレベルで愛し方を間違えてしまった結果こうなったんだよな <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:35:41.99 ID:QjVtjYZa0<> 7ヶ月目:上旬


ショタ提督「………」カキカキ

浜波「……はい」つお茶 コトッ

ショタ提督「……ありがとう」

浜波「ううん。あまり……無理しないでね……?」

ショタ提督「大丈夫。今の僕には、心から信頼を寄せられる……浜波ちゃんがいるから」ニコッ

浜波「……司令」

息子「僕達にとっても、浜波お姉ちゃんは一緒にいて安心出来るもん」

娘「家に帰りたくないよ……お母さん、嫌い……」

ショタ提督「ごめんね?もう少しだけ……待ってて?」

息子「うん。慌てて大失敗しちゃったら大変だもんね」

娘「でも、他の提督のお兄ちゃん達に頼めば、何とかしてくれるかも……」

浜波「それはそうだけど……」チラッ

ショタ提督「出来れば、36周目提督さん達の負担になるようなことにはしたくないんだ」

ショタ提督「協力してくれるだけでもありがたいのに、これ以上迷惑をかける訳にはいかないから……」

浜波「……大丈夫。必ず、司令を……お父さんを、あいつから……解放させるから……」ナデナデ

息子「ん……♪」

娘「あ……♪」






霧島「……司令と浜波ちゃん、随分と距離が近いわね」

春風「はい。何か……以前よりも、親しげに話しているような気が……」

伊168「………」

伊168(やっぱり私の予感が当たったわね。にしても、本当にこうなっちゃうなんて……)

伊168(だけど、大丈夫かしら……?バレたら大変なことになりそうだけど……)


↓1浜波のコンマ 愛情度:100/100 《-- END開放 --》
↓2霧島のコンマ 好感度:69/100
↓3伊168のコンマ 好感度:88/100
↓4春風のコンマ 好感度:75/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します
ただし浜波が最大値の場合は即ENDです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 22:36:50.94 ID:OeTPbG60o<> ほりや <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 22:37:05.43 ID:xfbcx1mR0<> はあっ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 22:37:24.28 ID:IGi1k9hk0<> 目指せ全員ハーレム <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 22:37:57.28 ID:9etYru4DO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:38:49.44 ID:QjVtjYZa0<> 同数なのでもう一度

↓1伊168のコンマ
↓2春風のコンマ

反転コンマが高い方が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 22:39:21.25 ID:IGi1k9hk0<> よ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 22:39:34.78 ID:9etYru4DO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 22:39:41.62 ID:CNS88VSm0<> 同点決勝で一発ツモあたり、一波乱起きるでぇ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:45:32.84 ID:QjVtjYZa0<> 神風「司令官と浜波ちゃん、何だか今までよりも仲良さげだけど……何かあったのかな?」

春風「……やはり司令官様が、その……」

神風「それか、浜波ちゃんが司令官の心を掴んで……って、どちらにしても結果は同じよね」

春風「はい……」

神風「……正直に言うとね?私は司令官と浜波ちゃんがくっつくことには賛成なの」

春風「……!」

神風「だって、どう考えても嫁さんと一緒にいたら……司令官は一生不幸なまま。それは火を見るより明らかよ」

春風「……同感です」

神風「だけど、それは社会的に許されることじゃない……それに、嫁さんのご両親は……」

春風「………」

神風「私達としては、むしろ司令官と浜波ちゃんが上手くいくようにサポートしたいところだけど……」

春風「………」

春風(司令官様……やはり、浜波さんと共に歩むことに決めたのでしょうか?茨の道を覚悟の上で……)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 22:47:07.67 ID:T9HTa6aB0<> 浜波が作ったお弁当を浜波と互いに食べさせあっている <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 22:57:12.50 ID:QjVtjYZa0<> 浜波「はい、あ〜ん……」スッ…

ショタ提督「い、いきなりそれは恥ずかしいよ……///」

春風「………」

春風(いよいよ生々しくなってきましたね……まさか、この鎮守府でお昼に放送している番組のようなことが起こってしまうなんて……)

浜波「……嫌、だった?」シュン

ショタ提督「えっ!?う、ううん!そんなことは……あ、あ〜ん……はむっ」

浜波「……どう?」

ショタ提督「もきゅもきゅ……美味しい。美味しいよ、このお弁当……浜波ちゃん、こんなに料理が上手だったんだ……!」

浜波「……特訓、したから。司令の為に……」ニコ…

ショタ提督「……浜波ちゃん」

ショタ提督(文句ばかり言い続けて、全然家事を上手になろうとしなかった嫁ちゃんとは大違いだよ……)

ショタ提督(もちろん、繰り返せば慣れていくもので、今は何とか食べられるレベルにはなってるけど……)

春風「………」

春風(司令官様は既婚者……既婚者のはず……ですが、目の前の光景は初々しい恋人同士のそれで……)

浜波「じゃあ……交代」

ショタ提督「えっ?」

浜波「……んぁ」

ショタ提督「………」

ショタ提督(こ、これは……そういうこと、だよね……?恥ずかしいけど、浜波ちゃんの為……!)

ショタ提督「……は、はい。あ〜ん……///」スッ…

浜波「はむっ、もむもむ……ん、しっかり味見して作った甲斐があった……♪」ニコ…

春風「………」

春風(……司令官様、幸せそうです。もしも、司令官様があの方と出会っていなければ……こうして8年間も、苦しむことは無かったのに……)

春風(それはともかく、この空気を壊すのはいけませんよね……さて、どうしましょうか……)



春風の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 22:59:04.94 ID:DPkR0/wbO<> 気を利かせてお茶を差し入れしつつ
自分の分のお弁当を持参して食事会に参加 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 22:59:26.99 ID:CNS88VSm0<> 食べ終わった頃合いにお茶を3つ運んでくる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 23:16:01.85 ID:QjVtjYZa0<> ショタ提督「………」キョロキョロ

浜波「……どうしたの?」

ショタ提督「いや、少しお茶を飲もうと思ったけど、そういえば手元に無かったな〜って……」

浜波「あっ……ご、ごめんなさい……お弁当のことばかり考えて、お茶を用意してなかった……」

春風「……!」

ショタ提督「え?あ、ううん!浜波ちゃんを責めてる訳じゃないよ?ちょっと喉が渇いただけだから……!」アセアセ

春風「………」

春風(そういうことなら、ここは私がお茶を……そういえば、部屋に司令官様に渡そうと思っていたお弁当が……)

春風(流石に捨てる訳にはいきませんから、私が食べるとして……どうせなら、そのまま……)


浜波「………」シュン

ショタ提督「浜波ちゃん、落ち込まないで?その、誰にだってミスはあるから……」

浜波(司令を支えるって決めたばかりなのに……早速、こんな失敗を……)

春風「司令官様、失礼します」カチャ

ショタ提督「あ、春風ちゃん……」

浜波「……春風ちゃん?」

春風「その、お弁当を食べている姿を見かけまして……お飲み物を持っていらっしゃらなかったので、お茶をお持ちしました!」つお茶 コトコトッ

浜波「……!」

浜波(あぁっ、全然関係無い人にフォローされちゃった……うぅ、自分が情けない……)

ショタ提督「見てたんだ。えっと、気を遣わせちゃってごめんね?」

春風「いえいえ。普段から司令官様のお世話になっているのは私達ですから」

ショタ提督「……?そのお弁当箱は……」

春風「あ、これですか?実は……司令官様に渡そうと思っていたお弁当があったんですけど、司令官様には浜波さんが作ったお弁当がありますし……」

浜波(……そういえば、前にそんなこと言ってたっけ)

春風「自分で食べようと思ったんですが……その、もし良ければ、ご一緒させていただいてもよろしいですか?」

浜波「!?」

ショタ提督「え?それは……」チラッ

浜波「………」

浜波(折角、司令と2人きりで食べてたのに……)

ショタ提督(……どうしよう。仮にもお互い相思相愛の人同士で食べさせ合いをしているような状況で、他の異性を混ぜて食事というのは……)


反転コンマ判定:この後どうなる?

01〜49:浜波「だ、ダメっ……!」
好感度上昇:小 ×1.0
50〜98:浜波(お茶を持って来てくれたし、我慢しよ……)
好感度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:浜波(私が春風ちゃんの立場なら……)
好感度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 23:16:29.10 ID:v7eXrh0I0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 23:21:47.69 ID:OeTPbG60o<> イチオオイ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 23:25:01.81 ID:QjVtjYZa0<> 10→01:司令のお嫁さんカッコガチは私……!


浜波「だ、ダメっ……!」

ショタ提督「あ……」

春風「……!」

浜波「え、あ、その……」

浜波(ど、どうしよう……つい、本音が……お茶を持って来てくれた相手に、何てことを……)

春風「………」

ショタ提督(……今のが浜波ちゃんの本音、だよね?だったら、ここは僕が断った方が……)

春風「………」

浜波「うぅ……」

ショタ提督「……春風ちゃん。今回は……」

春風「……すみません。やっぱり、2人きりの時間をお邪魔するのはダメですよね」

浜波「あ……」

ショタ提督「……!」

春風「元々はお茶を差し入れに来るだけでしたので、私はこれで……」

浜波「ま、待って……その、今のは……」

春風「いえいえ、私こそ……図々しいことを言ってしまい、申し訳ございませんでした」パタン…

浜波「………」

ショタ提督「………」

浜波「やっちゃった……」

ショタ提督「いや、今のは僕がはっきり言えなかったから……」


ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 23:26:14.18 ID:9etYru4DO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 23:42:07.13 ID:QjVtjYZa0<> 8×1.0=8 75+8=83/100


春風「………」モグモグ

神風「あれ?そのお弁当って、司令官に渡すやつじゃなかった?」

春風「いえ、その……司令官様は、既に浜波さんのお弁当を召し上がっていたので……」

神風「あ〜……それで引き返して来たってことね」

春風「はい……あむっ、もぐもぐ……」

神風「それにしても、浜波ちゃんのお弁当かぁ……こういうのを、現地妻って言うんだっけ?」

春風「んぐっ!?ゲホッゲホッ……お姉様、そのような言い方は……」

神風「ご、ごめん。冗談のつもりだったんだけど……いや、ある意味冗談じゃ済まない状況なのよね」

春風「………」

春風(確かに、現状司令官様と浜波さんがしていることは……その……)

春風(ですが、司令官様は特に後ろめたさを抱いているようには見せませんでしたね……)

春風(もしかして、やはり茨の道であることを覚悟して……?)




浜波「……そういえば、これって不倫にならないのかな?」

ショタ提督「それは大丈夫。不倫は『配偶者以外の相手と性行為を行い、その関係が続いていること』が条件だから、一緒にご飯を食べるのは当てはまらないよ」

ショタ提督「ただ、浮気は定義が無いから……今の状況は、嫁ちゃんからすると確実に浮気になるかも」

浜波「そう、なんだ……」

ショタ提督「でも、こっちには色々な切り札があるんだ。最悪、こっちが慰謝料を支払うことになったとしても……離婚さえ出来れば問題無いんだ」

ショタ提督「そして……話し合いの場で、嫁ちゃんから浜波ちゃんが悪者扱いにされないよう全力を尽くすよ。約束する」

浜波「司令……!」

ショタ提督(確かに告白してきたのは浜波ちゃんから。でも、それを受け入れたのは僕だ。だから、悪いとするなら僕であって、浜波ちゃんに罪は無い)

ショタ提督(もちろん、嫁ちゃんには証拠を突き付けて話をするつもりだけど……絶対に、浜波ちゃんが悪いという結論になることだけは避けないと……!)

ショタ提督(そうなってしまえば、浜波ちゃんだけじゃなく……最悪の場合、春風ちゃん達にも被害が広がりかねないから……!)


――提督が以前より春風を意識するようになっていますが、やはり浜波以外の艦娘に恋愛感情は持っていないようです。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/08(土) 23:56:34.65 ID:QjVtjYZa0<> 7ヶ月目:中旬


17周目鎮守府

17周目父「なるほど……貴方の奥さんは、随分とバイオレンスな人なんですね」

ショタ提督「……はい」

17周目母「全く!時には喧嘩をしたりすることはあっても、一方的に暴力を振るような人なんて妻失格じゃないですか!」

17周目父「少なくとも、俺も母と同意見です。相手を本気で愛しているなら、殴ろう等という発想になる訳がありませんから」

ショタ提督「………」

浜波「……お2人は、やっぱり……仲良しなんですか?」

17周目父「当ったり前じゃないですか!毎日息子を盗さt……思い出に残る写真を一緒に撮影してるくらいですから!」

17周目母「えぇ!少なくとも、私とお父さんは提督のことで意気投合してますもん!」

17周目父母「喧嘩してる暇があるなら一瞬でも多く提督と一緒にいたい!これに尽きる!あっはっはっは!」

17周目提督「お、お父さん……お母さん……///」

ショタ提督「……ふふっ、熱々なんですね」

17周目提督「は、はいっ……大好きな、お父さんと……お母さん、です……///」モジモジ

17周目父「もし奥さんのことで愚痴があるなら、何でも言って下さいね?同じ既婚者同士、相談に乗りますよ?」

17周目母「私もです。女性の心理は女性の方が理解していますし、いつでも話して下さい」ニコッ

ショタ提督「あはは……ありがとうございます」

17周目提督「ぼ、僕も……えっと、あの……力に、なります……!

ショタ提督「……17周目提督君も、ありがとう」

浜波「………」

浜波(ここの夫婦は仲良し……17周目提督君は、かなり恵まれてる方……)

浜波(息子君と娘ちゃんは、生まれた時から……ずっと、息苦しい環境で育ってきたから……)


↓1浜波のコンマ 愛情度:100/100 《-- END開放 --》
↓2霧島のコンマ 好感度:69/100
↓3伊168のコンマ 好感度:88/100
↓4春風のコンマ 好感度:83/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します
ただし浜波が最大値の場合は即ENDです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/08(土) 23:59:14.58 ID:DPkR0/wbO<> (失恋だけは)まずいですよ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:00:24.53 ID:SJlln1ud0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:00:52.63 ID:9VhTbXsDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:01:18.37 ID:eifUd77A0<> これ決まったか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:01:35.78 ID:mznaS0rP0<> えい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:02:56.76 ID:mznaS0rP0<> 間に合わなかったか…
とりあえず浜波おめ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:03:06.71 ID:dDCpinzco<> 乙女浜波、過去の自分の経験を活かし失恋者を出さずに決する <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:04:56.34 ID:tZU021e6O<> 決まったな
下手にEND行かないままだと
読者も登場人物もSAN値ガリガリ削られそうだったし
とりあえず浜涙おめ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/09(日) 00:07:02.12 ID:qtpD+8GV0<> 浜波「ご、ゴール……!やったぁ……!」

伊168「う〜ん、後少しだったんだけど……」

春風「惜しかったです……」

霧島(私なんて70台にすら届いてないんだけど……)


という訳で、提督が鬼嫁に悩まされ続けた47周目は幕を下ろしました。
続いて艦娘安価に移りたいと思います。

※このレスではまだ安価を取りません <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:08:21.59 ID:dDCpinzco<> 霧島さん普段の周から見ると何言ってんだって数値だぞ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/09(日) 00:09:06.36 ID:qtpD+8GV0<> 恒例の注意事項です。

※今回ENDを迎えた艦娘(浜波)はNGです。

※今回登場した艦娘(霧島、伊168、春風)はNGです。

※今までにENDを迎えた艦娘(>>4-8をご参照下さい)もNGです。

※深海棲艦もNGです。

※浦風・日進は安価下にします。

※名前が違う同一艦は、同じ周に2人登場させることは出来ません(例:大鯨と龍鳳)。
ただし周を変えれば登場可能です(例:2周目でU-511、5周目で呂500)。
また、連続で登場させることも出来ません(例:響が出た次の周でヴェールヌイを登場させる)。

※反転コンマで判定します。

次の>>1のレスからスタートです。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/09(日) 00:11:13.04 ID:qtpD+8GV0<> 1人目

↓1〜↓5で反転コンマが最大の艦娘採用


※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決
※0:14の時点で↓5まで埋まらなかった場合は、それまでで反転コンマが最大の艦娘を採用させていただきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:11:17.52 ID:SvsTBHxEO<> 漣 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:11:26.19 ID:n80qHN/0O<> 秋雲 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:11:27.59 ID:tZU021e6O<> 天城 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:11:34.36 ID:TjupVRlCo<> 朝風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:11:40.47 ID:6OvKTfUlO<> 弥生 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/09(日) 00:13:07.60 ID:qtpD+8GV0<> 1人目:天城(59→95)

↓1〜↓5で反転コンマが最大の艦娘採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決
※0:15までに↓5まで埋まらなかった場合は、それまでで反転コンマが最大の艦娘を採用させていただきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:13:09.68 ID:SvsTBHxEO<> 漣 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:13:12.76 ID:dDCpinzco<> 海風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:13:33.17 ID:tZU021e6O<> ガンビアベイ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:13:45.06 ID:s3cpIb7Ao<> 神風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:13:50.93 ID:TjupVRlCo<> 朝風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:13:52.85 ID:mznaS0rP0<> 神通 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:14:01.55 ID:/DsCKk2x0<> 陸奥 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/09(日) 00:15:16.56 ID:qtpD+8GV0<> 2人目:漣(68→86)

3人目

↓1〜↓5で反転コンマが最大の艦娘採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決
※0:18までに↓5まで埋まらなかった場合は、それまでで反転コンマが最大の艦娘を採用させていただきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:15:19.44 ID:TjupVRlCo<> 朝風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:15:21.89 ID:s3cpIb7Ao<> 神風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:15:22.17 ID:6OvKTfUlO<> 弥生 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:15:29.59 ID:dDCpinzco<> 海風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:16:33.55 ID:GqHmiCruo<> 占守 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/09(日) 00:17:29.96 ID:qtpD+8GV0<> 3人目:神風(89→98)

ラスト4人目!

↓1〜↓5で反転コンマが最大の艦娘採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決
※0:20までに↓5まで埋まらなかった場合は、それまでで反転コンマが最大の艦娘を採用させていただきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:17:34.37 ID:6OvKTfUlO<> 弥生 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:17:34.78 ID:mznaS0rP0<> 神通 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:17:35.37 ID:dDCpinzco<> 海風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:17:37.71 ID:9VhTbXsDO<> 名取 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:17:37.95 ID:tZU021e6O<> 阿武隈 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:17:38.15 ID:TjupVRlCo<> 朝風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:17:50.66 ID:RdHrv33a0<> イヨ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/09(日) 00:22:01.19 ID:qtpD+8GV0<> 4人目:神通(78→87)

という訳で48周目ヒロインは

天城、漣、神風(41周目より再登場)、神通(38周目より再登場)となります。

神通さんは前回の無念を晴らせるのか、神風はリベンジを果たせるのか、天城と漣は初登場で華やかな勝利を飾れるのか!こちらとしても期待が深まります。


続いて3の倍数周限定!提督の設定安価へと移りたいと思います。

※このレスではまだ安価を取りません <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/09(日) 00:24:00.78 ID:qtpD+8GV0<> 注意事項です。

※性別は男、外見年齢は10歳前後で固定です(年齢操作自由、男の娘等はOKです)。

※あまりにもぶっ飛んだ設定は多数決を取らせていただきます。

※>>1は軍事知識がほぼ皆無です。

※反転コンマで判定します。


0:27前後の>>1のレスから開始します。それまで提督の設定を練ってお待ち下さい。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:25:21.23 ID:tZU021e6O<> 知識と運動能力が人間離れする代わりに
見た目が幼くなり泳げなくなる実を食べてしまった <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:26:07.87 ID:tZU021e6O<> ギャーフライング
サーセン <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/09(日) 00:27:03.92 ID:qtpD+8GV0<> 48周目提督の設定

↓1〜↓10で反転コンマが最大の設定採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決
※0:32の時点で↓10まで安価が埋まらなかった場合、それまでで反転コンマが最大の設定を採用させていただきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:27:07.15 ID:dDCpinzco<> 猫耳猫尻尾付きショタ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:27:08.73 ID:n80qHN/0O<> 完全な二次元のAI提督 パソコンとかスマホの中にいるアプリみたいな感じで <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:27:13.25 ID:s3cpIb7Ao<> 過去からのタイムスリッパー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:27:14.76 ID:RdHrv33a0<> 体は男だけど心が女性でレズビアン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:27:18.14 ID:/DsCKk2x0<> スペランカー体質でよく死ぬ提督
毎回あの天国経由で生き返る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:27:18.45 ID:TjupVRlCo<> 異世界人(元居た世界はファンタジー世界的な) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:27:23.46 ID:SvsTBHxEO<> 父が海軍の偉い人だが仲が悪く実力で提督に上り詰めた青年 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:27:31.61 ID:mznaS0rP0<> 表向きは物静かで穏和だが、過去に艦娘に両親を殺され(?)内心艦娘に激しい憎悪を抱える提督 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:27:35.98 ID:9VhTbXsDO<> 不治の病で余命幾ばくもない合法ショタ提督
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:27:46.70 ID:tZU021e6O<> 知識と運動能力が人間離れする代わりに
見た目が幼くなり泳げなくなる実を食べてしまった
海を制覇し元帥になる野望を秘めた熱血漢 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:27:51.39 ID:6OvKTfUlO<> 不幸系ショタ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/09(日) 00:41:37.80 ID:qtpD+8GV0<> 不治の病で余命幾ばくもない合法ショタ提督(98→89)

という訳で、48周目提督の設定は
不治の病を患い、余命が後僅かな合法ショタ提督となります。

う〜ん、現代設定ですと開幕から16周目提督の万能治療薬や27周目提督の超能力でどうにかってしまいますね……
これは時系列を過去にすべきでしょうか?何はともあれこちらでも色々と設定を練ってみます。

それでは今回の更新はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
エピローグはある程度プロットが出来上がっていますので、そこまで時間はかからないと思います。
オープニングは少し時間がかかりそうですが、可能な限り早く完成させますので、それまでお待ちいただけると幸いです。

業務連絡(?)ですが、ここ最近ショタ提督の設定を考え出すのが難しくなってきましたので、申し訳ございませんがキリの良い50周目を最終回にしようと思います。
そして50周目終了でスレを畳み、新たな艦これスレを始めようと思います。内容はまだ未定ですが、安価と反転コンマを利用する方針は変わらないと思います。

後書きまで長文になってしまいすみません。また次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:44:27.11 ID:SvsTBHxEO<> 乙
とうとう終わりが見えてきたのか… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:46:20.81 ID:dDCpinzco<> おつです
終わってしまうか…最後までお供します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:49:25.98 ID:s3cpIb7Ao<> 乙
これはシリアス周回の予感
そしてこのスレももう終わっちゃうのか寂しいな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 00:54:12.84 ID:9VhTbXsDO<> 乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 08:35:06.56 ID:OsRphHlM0<> 乙乙
しかし、50回目で最終回か…
今回の艦娘安価には参加できなかったけど、残り二回となった艦娘安価で誰を出すかも色々考えておくかな
とにかく最後まで応援してる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 08:44:16.16 ID:MSbf0HCSO<> 乙です
小ネタで言及されてた天城が早速登場できたな
それにしても本当に長く続いてきたよなあ
そりゃネタも出尽くすわ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/09(日) 21:35:27.35 ID:GmRQ8UssO<> 幽霊、不老不死、未来人、メタモン、人と異種族のハーフ、クローン、宇宙人、超能力者、異世界人、転生者、ギャグ補正、ロボット、二重人格者・・・
長く続いてるだけあって某女子高生主役のラノベや某野球バラエティと同じくらい濃い属性の集まりだよなあ。終わってしまうのが寂しい限りだ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:04:21.36 ID:cAhKXTtm0<> エピローグ、投下します。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:05:35.01 ID:cAhKXTtm0<> ショタ提督「………」

浜波「………」

息子「………」

娘「………」

ガチャ…

ショタ提督達「……!」

嫁「……何でわざわざこんなところに呼び出したのよ。いつも言ってるでしょ?家事や子育てで忙しいって」ギロッ

浜波(こいつ……よくもまぁ、そんなことをぬけぬけと……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(今まで、僕は嫁ちゃんに責任を感じてきた。それ故に、どんな理不尽にも耐え続けてきた)

ショタ提督(だけど、もう……限界だよ。あんな真実を知ってしまったら……とてもじゃないけど、僕は……)

ショタ提督「……大丈夫。“嫁ちゃん次第”で、すぐに終わるから」

嫁「はぁ?どういう意味よ?」

ショタ提督「ただ、先に言っておくけど……」

ショタ提督(そろそろかな?事前に36周目提督さん達と話し合ったから、時間通りなら……)チラッ

ガチャ…

嫁「……?」チラッ

36周目提督「こちらです」

嫁父「すまないね。しかし、どうして元帥殿は私達をここに……?」

嫁母「義理の息子が勤める鎮守府に、何か問題でも起こったのかしら……?」

嫁「……パパ、ママ?」

嫁父「ん?嫁?」

嫁母「奇遇ね。私達、ちょっとお仕事の関係でここに……」

ショタ提督「………」

ショタ提督(3周目提督君が言うには、○×占いで調べたらお義父さん達も味方に付いてくれるという結果が出たらしい)

36周目提督(その言葉を信じて、嫁父さんと嫁母さんをここに呼び寄せた。元帥の力を借りてね) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:07:02.22 ID:cAhKXTtm0<> ショタ提督「……お義父さん、お義母さん。ご無沙汰しています」ペコリ

嫁父「おや、提督君じゃないか。こちらこそ久しぶりだね」

嫁母「最後に会ったのはいつだったかしらね……」

息子「……おじいちゃん」

娘「おばあちゃん……」

嫁父「おやおや、可愛い孫達まで一緒だとは」

嫁母「にしても、今日は偶然が続くものねぇ……」

ショタ提督「……すみません。実は偶然では無いんです」

嫁父母「え?」

嫁「……?」

ショタ提督「今日は、嫁ちゃんに……別れを告げようと思うんだ」

嫁「……は?何言ってんのよ」

ショタ提督「………」スッ…

嫁「……なっ!?」

嫁父母「えっ……」

嫁(み、緑色の紙……これって、もしかしなくても……離婚、届……!?)

嫁(しかも、提督が付けていた指輪まで……う、嘘!?どうして……!?)ガクガク

ショタ提督「……認めて、くれるかな」

嫁「……じょ、冗談じゃないわよ!どうしてこんな物を出してくるのよ!?」

嫁父「て、提督君……これは……」

嫁母「どうして……」

ショタ提督「……それは、嫁ちゃ……いえ、嫁“さん”が全て知っています」

嫁「……っ」

嫁(嫁“さん”……そんな他人行儀な呼び方まで……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:08:16.23 ID:cAhKXTtm0<> 浜波「……嫁さん」

嫁「な、何よ。大体、何でアンタまでここにいるのよ!それに余所の提督まで!」

36周目提督「……私は貴女のご両親をここに招くよう、元帥に指示された為です」

嫁「っ、じゃ、じゃあ!そこの艦娘は!?これは私達の問題でしょうが!」

浜波「いえ、司令が……47周目提督さんが勤める鎮守府の艦娘代表として、ここにいるだけです」

嫁「何が代表よ!人の家庭の事情に首を突っ込む気!?」

浜波「……まだ、分からないんですか?」

嫁「何がよ!?」

浜波「47周目提督さんが……どうして、離婚届を差し出したのかを……」

嫁「分かるはず無いでしょ!?こいつが勝手に……ちょっと、提督」

ショタ提督「………」

嫁「こんなことをして、無事で済むと思ってる訳?アンタ、私にしでかしたことを忘れたとは言わせないわよ?」ギロリ

浜波「……っ!」ギリッ!

娘「……っ」ズキッ…

息子「………」ギュッ

36周目提督「………」

ショタ提督「……やめた方が良いよ。もう、全部分かってるから」

嫁「は?まさかしらばっくれる気?この場でぜ〜んぶバラしても良いのよ?そうするとアンタは……」

ショタ提督「……どうしても、自分で罪を認め……いや、自分の口で正直に話すつもりは無いんだね?」

嫁「いい加減にしなさい!これ以上言うと本気でバラすわよ!?今すぐアンタを……」

浜波「……司令。もういいよ。こんな奴……言っても無駄だから」

嫁「ちょっと。艦娘の分際で私の悪口を言って許されると……」

ショタ提督「お義父さん、お義母さん……いえ、“嫁父”さん、“嫁母”さん。見ていて下さい。これが貴方達の娘が犯した……罪です」スッ…

嫁父母(指の先は……ビデオカメラ?それにプロジェクターが……)チラッ

ショタ提督「……今から映し出される映像は、全て真実です。どうか目を背けず、最後まで見て下さい」

浜波「……再生、するね」カチッ

嫁「な、何よ。どんな映像かは知らないけど、こんな物で私を黙らせられるとでも――」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:10:33.92 ID:cAhKXTtm0<> ――

嫁父「………」

嫁母「……っ」

嫁父(嫁が、提督君に……私のワインを飲ませて……)

嫁母(泥酔して眠ったところを、強姦するなんて……!?)

嫁父(それだけじゃない。避妊具に穴をあけ……)

嫁母(安全日と嘘をついてまで、子供を……しかも、2人を道具としか見ていなかっただなんて……)

嫁「――ッ!?」

ショタ提督「……以上が、嫁さんが僕に対して犯してきた罪の全てです」

息子「特に、家での暴力はほとんど毎日……」

娘「お父さん、いつも顔にあざがあって……」

浜波「……鎮守府でも、その痛みに耐えながら仕事をしていました」

36周目提督「何かあるのではと考え、こちらで調べてみましたが……その結果がこの映像です」

嫁父「………」

嫁母「………」

嫁「……っ」ガクガク

嫁(そ、そんな……どうして……どうして、私のしたことがバレ……)

嫁(い、いやっ!そんなはず無い!家でのDVはともかく、あれは……絶対、バレるはずが……!)

嫁(あの状況で部屋の中に隠しカメラなんて無いはず!そもそも私は計画を誰にも話していないし、カメラをセットする奴がいる訳無い!)

嫁(だとしたら……考えられる可能性は、1つしか……!)

ショタ提督「……これで、認めてくれる?」

嫁「……酷いじゃない」

ショタ提督「え?」

嫁「こんな……私を悪者にする為に、嘘の映像まで用意するなんてッ!!」

浜波「なっ……!?」

ショタ提督「………」

36周目提督「………」

息子「お、お母さん!?」

娘「何言って……」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:12:04.82 ID:cAhKXTtm0<> 嫁「ふざけんじゃないわよ!?こんなの合成に決まってるでしょ!?嘘っぱちよッ!!」

ショタ提督「………」

嫁「自分が無能で情けないからって、こんな物を作ってまで私を悪者にしようとしてるの!?」

ショタ提督「………」

嫁「ハッ!良い度胸ね!これって全部、配役が逆じゃない!アンタが私にしたことでしょうが!」

浜波「……ッ!!」

息子「……っ!」

娘「………」

嫁「何?捕まるのが怖いから私のせいに仕向けようって訳!?見損なったわ!アンタがそこまで酷い奴だったなんて!」

36周目提督「………」

嫁「パパ!ママ!こんな奴、しばらく謹慎にしてやって!反省させないと分からないみたい!」

嫁父「………」

嫁母「………」

ショタ提督「……まだ、認めようとしないんだね」

嫁「認めるも何も、アンタがやったことでしょうが!まだ言う気!?」

ショタ提督「……分かった」

ショタ提督(それなら……無理矢理にでも、認めてもらう。こんな手段は、出来れば取りたくなかったけど……)

ショタ提督(今のは、本当に……頭に血が昇りそうだった。自分がやったことなのに、まさか……まだ、僕のせいにしようとするなんて……)

ショタ提督(……僕が左手を挙げれば、それが最後の手段を行使することのサイン。既に準備してくれている……)スッ…

浜波(司令が左手を……そう、だね。こんな奴なんかに……情けをかける必要は、無い……!)

36周目提督(……!使うんだね、あの道具を……)

「……分かりました。今すぐ“使用”しますね?」

ショタ提督(隣から小声が聞こえた。それは幻聴なんかじゃない……嫁さんが来る前から、僕の隣で待機してくれていた――)

「……っ!」プシュッ…!

嫁「ゲホッ!?な、何か急に煙たく……うっ!?」ドクンッ…!










3周目提督(E:透明マント)「………」

3周目提督(白状ガス……このガスを吹き掛けられた人は、何でも本当のことを正直に話してしまいます)

3周目提督(この為だけに、明石さんと夕張さんに開発していただきました。ですが、まさか使うことになるなんて……しかし、この人は本当に……酷過ぎますから……!)

ショタ提督(――透明マントを被って姿を消している、3周目提督君の声……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:13:59.76 ID:cAhKXTtm0<> 嫁「そう!私が全部やったこと!この映像は100%真実よ!」

嫁父「なっ……!?」

嫁母「嘘……そんな……」

ショタ提督「………」

嫁「どうしても提督を私のモノにしたくて、犯罪だと分かっていながらワインで酔わせて襲ったの!」

嫁「それだけじゃない!私から逃れられないよう、ゴムにも細工して妊娠するようにした!」

嫁「子供がいれば提督は私から逃げようとしない!責任を取ってくれると思ったから!」

嫁「2人を愛そうと思ったことは1度も無い!提督を縛り付ける鎖……足かせとしか思ってなかった!双子だと発覚した時は鬱陶しいとさえ思ったわ!」

息子「………」

娘「………」

嫁父「………」

嫁母「………」

ショタ提督「……やっと、正直に答えてくれたね」

嫁「……ハッ!?い、今のは違……いや、全て本当……あぁもうっ!何がどうなって……」

浜波(白状ガスの効果は一瞬じゃない。3周目提督君の説明によれば、しばらくは続くみたい……)

36周目提督(その間、嫁さんは……ガスの効力で、話せば話すほど墓穴を掘ることになる)

嫁父「………」プルプル

嫁母「………」

嫁「パパ!ママ!私は悪く……いや、私が元凶!だからそうじゃ……そう!全ては私がやったこと!うぅっ……!」

嫁(ど、どういうこと!?隠してたことが勝手に口に出ちゃう……!?)

嫁父「お前は何ということをしてしまったんだ!未成年に飲酒させた上に強姦だぞ!?」

嫁母「……到底、許されることでは無いわ。まさか、貴女がそんなことをしていたなんて」

嫁「うぐぐ……ふ、フンッ!私が何をしようが、パパとママの権力を使えば揉み消せ」

36周目提督「それは無駄ですよ」

嫁「は?」

36周目提督「先程申しました通り、貴女のご両親は元帥に指示されてここにいらっしゃいました」

嫁「それがどうしたって言うのよ?」

36周目提督「おかしいとは思いませんか?どうして“47周目提督さんと貴女がここにいるタイミング”で、“都合良く両親までここを訪れたのか”を」

嫁「……っ!ま、まさか……アンタが……?」

36周目提督「はい。私が“直々に”元帥に依頼したのです。嫁父さんと嫁母さんを、47周目鎮守府に出張させてほしいと」

嫁「………」

36周目提督「要するに、私は元帥と親しい関係です。貴女の不始末を、ご両親の権力で揉み消そうと言うのなら……元帥に連絡し、真正面から阻止させていただきます」

嫁「……糞ッ!!」

嫁父(……なるほど。それで36周目提督さんが私達を……しかも、元帥と繋がっていたとは……)

嫁母(尤も、こんなことで権力を振りかざすほど、私達は愚かでは無いけどね。増して娘の不始末だというなら、猶更……)

36周目提督「………」

36周目提督(ごめんなさい、元帥殿……またしてもご迷惑をおかけしてしまって。ですが、友人を救う為……どうかお力をお貸し下さい……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:16:24.27 ID:cAhKXTtm0<> ショタ提督「……このことを公にするつもりは無い。僕は嫁さんの人生を壊す為に、貴女をここに呼び出した訳じゃない」

ショタ提督「だけど、離婚を認めてくれなかったら……分かるよね?」

ショタ提督(こんな、脅すような真似……いや、心を鬼にするんだ……!今までされてきた仕打ちを思い出すんだ……!)ギリッ…!

嫁「………」

浜波「………」

息子「………」

娘「………」

ショタ提督「……嫁さん?」

嫁「……アンタ最低」ギロッ

ショタ提督「えっ……」

嫁「奥さんの私をよってたかって追い詰めるようなことをして!確かに映像の出来事は本当だけど、だからってここまでする!?」

浜波「……何を言って」

嫁「提督のことが好きになって、ちょっと私が強引なことしただけでしょ!?それでここまでキレるとか、アンタ器小さすぎじゃない!?」

息子「最低なのは、お母さんでしょ……!」キッ

娘「……!」キッ

嫁「何でお前達まで提督の味方してるのよ!誰が産んでやったと思ってんの!?この役立たずが!!」

息子「……っ!」ズキッ

娘「う……」ズキッ

浜波(こ、こいつ……まだ自分の子供のことを……!)

36周目提督「………」

ショタ提督「っ!嫁ちゃん!いい加減に――」














嫁父「いい加減にしないかッ!!」バシィッ!

嫁「あうっ!?」バタッ














ショタ提督「――!?」

浜波「……!」

36周目提督「……!」

息子娘「あ……!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:17:52.56 ID:cAhKXTtm0<> 嫁父「黙って聞いていれば、お前はさっきから……自分の非を一切認めず、相手のせいばかりにして……!」

嫁「ぱ、パパ……どうして叩いて……」

嫁父「まだ言うか!?自分がしてきたことを顧みてみろ!いや、顧みても尚そんなことを……!提督君に、少しでも悪いことをしたと思わないのか!?」

嫁母「……それだけじゃない。自分の子供を役立たずだなんて、どうしてそんな酷いことを言えるの!?子供の気持ちを考えたことが無いの!?」

嫁「それ、は……提督が、私だけを見ないから……子供も、提督のことを……引き留めてくれないから……」

嫁父「お前……っ!」

嫁母「貴女……っ!」

嫁「ヒッ……!や、やだ……叩かないで……!」ビクッ

ショタ提督「………」

ショタ提督(嫁父さん、嫁母さん……)

36周目提督「………」

36周目提督(白状ガスのせいで、嘘をつくことが出来ない……だからこそ、嫁さんは両親をここまで怒らせて……)

浜波「………」スタスタ

嫁「……な、何よ」

浜波「……っ!」パシィッ!

嫁「うあっ!?」バタッ

ショタ提督「は、浜波ちゃん!?」

浜波「47周目提督さんは……司令は……鎮守府で働いている時も、ずっと……お前のことを、考えてた……」

浜波「どんなに殴られたり、罵声を浴びせられたりしても……お前の悪口なんて1つも言わず、『僕が嫁ちゃんを愛さなきゃ』って……」

浜波「それなのに、お前は……司令のことを、全然愛そうとしないで……自分の我儘ばっかり、押し付けて……!」

浜波「そんなの……そんなの、好きになったって言わない……!都合の良い玩具を見つけただけでしょ……!」

嫁「……っ!」

ショタ提督「……!」

浜波「司令は、玩具なんかじゃない……!どうして、愛してあげなかったの……!まさか、それが自分なりに愛しているとでも言うつもり……!?」

浜波「だとしたら……そんな歪んだ愛情、誰1人……いや、少なくとも……普通の人間には、受け入れられるものじゃない……!」

浜波「これ以上、司令を……息子君や娘ちゃんを、傷つけないで……!もう、司令の辛そうな顔を見るのは……耐えられない……!」

嫁「………」

ショタ提督「………」

ショタ提督(浜波ちゃん……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:18:54.91 ID:cAhKXTtm0<> 息子「……怒ってるのは、浜波お姉ちゃんだけじゃない」

娘「私達だって……もう、限界……!」

嫁「お前達……」

息子「ずっと、家で見てきた……お父さんは、お母さんや僕達のことを一生懸命考えてくれていたのに……」

娘「お母さんは、そんなお父さんに文句ばかり言って……殴ったり、蹴ったり……酷いことばかり言って……」

息子「僕や娘のことも、役立たずって……あんまりだよ……」

娘「私達だって……好きでお母さんなんかに産んでもらった訳じゃない……!」

嫁「……っ!」

息子「お母さん……もう、無理だよ……いや、貴女のことを、お母さんと呼ぶことだって……本当は、嫌なのに……」

娘「貴女がお母さんだったことが……自分を産んだ親だというのが……怖くて、たまらない……!」

嫁「………」

息子「でも、お父さんは違った。どんなに辛い時でも……いつだって……!」

娘「私達に、優しい言葉をかけてくれた……頭を撫でてくれたりもした……!」

息子「そんな優しくてカッコ良いお父さんが、これ以上……お母さんみたいな、酷い奴に苦しめられるのは嫌だ……!」

娘「お願いだから……私達の最初で最後の、一生のお願い……」

息子娘「もう、お父さんや僕(私)達の前に現れないで。2度と顔を見せないで……貴女が母親だということが、人生で1番恥ずかしいよ……!」

嫁「………」

浜波「………」

浜波(実の息子や娘に、こんなことを言われる親が……現実に、それも私の目の前にいるなんて……)

36周目提督「………」

36周目提督(47周目提督さんが、息子君と娘ちゃんを大事にしてあげていて良かった……もし、47周目提督さんまで嫁さんのような人だったら……この2人の人生は……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(息子、娘……ごめんなさい……まだ幼い2人に、こんな……辛い言葉を、言わせてしまって……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:21:46.41 ID:cAhKXTtm0<> 嫁父「……もう分かっただろう。お前は……提督君に、文句を言えるような立場では無いんだ」

嫁母「むしろ、本当は土下座しなきゃいけないくらいなのよ?あれだけのことをしておいて、離婚だけで済まそうって言ってくれてるのに……」

嫁「………」

ショタ提督「………」

嫁父母「そして……私達も……」スッ…

ショタ提督「……っ!?よ、嫁父さん、嫁母さん!何を……」

ショタ提督(どうして2人が土下座を……!?)

嫁父「こんなことになったのは、私達が娘を溺愛し過ぎたせいだ。もっと幼い頃から、甘やかさずにしっかり育てておくべきだったんだ……!」

嫁母「それで私達が被害を受けるだけならまだ良かった。だけど……あろうことか、こんな犯罪にまで繋がってしまっただなんて……!」

嫁父「すまなかった、提督君……謝って許されることでは無いと分かっている。けれど……!」

嫁母「どうか、謝らせて下さい……!娘が……私達のせいで、本当に……ごめんなさい……!」

ショタ提督「……嫁父さん、嫁母さん」

嫁父(あぁ、もう“お義父さん”や“お義母さん”とは呼んではくれないか……)

嫁母(いや、口を聞いてもらえるだけありがたいと思わなきゃ……だって、あんなことがあった後なのに……)

ショタ提督「……顔を上げて下さい」

嫁父母「………」スッ…

ショタ提督「お2人にお願いがあります。どうか、嫁さんに……僕との離婚を認めてくれるよう、説得してもらっても良いですか?」

嫁父「……無論、そのつもりだ」チラッ

嫁母「むしろ、説得しない理由が無いわ」チラッ

嫁「……っ」ビクッ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:23:10.82 ID:cAhKXTtm0<> 嫁父「……嫁。今すぐ離婚届に署名しなさい」

嫁「……嫌」

嫁母「自分の立場が分かっているの?早く書きなさい」

嫁「嫌っ!」

嫁父「まだ提督君に迷惑をかけるつもりか!?」

嫁母「いい加減にしなさい、娘ッ!!」

嫁「嫌よ!初めて好きになった人なのに!どうして離婚しなきゃいけないの!?」

嫁父「まだ分からないのか!?お前は離婚どころか、今すぐ逮捕されても文句を言えないようなことをしたんだぞ!?」

嫁母「だけど提督君が、離婚だけで済ませると言ってくれているのよ!?このままだと、私達は……貴女を通報しなきゃいけなくなるわ!」

嫁「っ!?」

嫁父「私達は子供の育て方を間違えてしまった……けれど、自分の子供の罪を隠そうとするほど馬鹿じゃない」

嫁母「貴女が離婚届に署名しないと言うのなら……親として、海軍関係者として……貴女に然るべき罰を与えなければいけない」

嫁「………」

嫁父「これ以上、提督君を苦しめるのはやめろ。彼は自分を強姦し、子供を無理に作らせ、人生を狂わせた相手にも……こうして、慈悲を与えてくれているんだぞ?」

嫁母「本当に提督君のことが好きなら……今、ここで貴女がすべきことは……分かるわよね?」

嫁「………」

浜波「………」つペン スッ

嫁「……!」

浜波「早く書いて……」ギロッ

息子「お母さ……いや、嫁さん」

娘「お願いだから、書いてよ……」

36周目提督「………」

嫁「………」チラッ

ショタ提督「……書いて、くれるかな」

嫁「……っ!うぅっ……」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:24:21.80 ID:cAhKXTtm0<> ――

嫁「………」スッ…

浜波「……どう?」

36周目提督「……うん、必要事項は全て記入されているね。これなら役所に出せば、問題無く受理されると思うよ」

嫁「………」

ショタ提督「……ありがとう、嫁さん」

嫁「……っ」ジワッ

浜波「……お前なんかに、涙を流せる資格があると思うの?」

嫁「……っ!?」

浜波「本当に泣きたいのは……司令なのに……」

嫁「……っ」

嫁父「……本当にすまなかった、提督君」

嫁母「娘を許してほしいとは言いません……いや、言えません」

嫁父「これからしばらくは、娘に常識を叩き込んでいく。時既に遅しかもしれないが……」

嫁母「これ以上、娘の犯罪に巻き込まれてしまう人を出す訳にはいきません……」

ショタ提督「………」

嫁「……提督」

ショタ提督「………」クルッ

嫁「あ……っ」

嫁(背中を、向け……今まで、1度も……そんなこと、無かったのに……)

嫁父「さぁ、来るんだ……!」ガシッ

嫁母「いつまでも、提督君を束縛してはダメ……!」ガシッ

嫁(やだ……提督が、離れていっちゃう……そんなの……そんなのっ……!)ジワッ

嫁「……嫌ぁっ!離れたくないよぉっ!」ポロポロ

嫁父母「なっ!?」

嫁「提督ぅっ!やだぁっ!こっち見てよぉ!見捨てないでよぉっ!」ポロポロ

ショタ提督「………」

ショタ提督(振り向くな、僕……!ここで振り向いたら、また……嫁さんが、僕を……!)

嫁父「まだそんなことを言っているのか!?」

嫁母「いい加減になさいっ!」

嫁「嫌あああああああああっ!提督ううううううううううっ!うわあああああああああああっ!」ポロポロ

スタスタ… <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:25:45.84 ID:cAhKXTtm0<> 36周目提督「……行ったみたいだね」

浜波「………」コクリ

3周目提督「ふぅ……まさか、最後の最期であんな駄々をこねるとは思っていませんでしたよ」つ透明マント バサァッ

息子「これで……お父さんは、あの人から……解放されたんだよね?」

ショタ提督「……うん。ただ、正式には離婚届が受理されてからだけどね」

娘「あ、そっか……でもでもっ!これで私達の新しいお母さんが……浜波お姉ちゃんになるんだよね?」

浜波「……!」

ショタ提督「もちろんそのつもりだけど……しばらくは、まだ再婚出来ないかも」

息子「え、何で?」

ショタ提督「まずは僕の両親に、嫁さんと離婚したことと……改めて、浜波ちゃんと交際することを伝えなきゃいけない」

ショタ提督「でも、それだと不倫と誤解されるかもしれない。だから、しばらくは今まで通りの日々を送った方が良いと思う」

娘「……そういうものなの?」

36周目提督「う〜ん、僕達は事情を知っているから特に気にしないんだけど……世間って、意外と厄介だからね」

3周目提督「確かにしばらくは普段通りの生活を続けた方が無難だと思います。もちろん僕達は47周目提督さんの再婚ならいつでも祝福しますよ!」

浜波「………」

ショタ提督「……ありがとうございます、36周目提督さん。3周目提督君も、ありがとう」

36周目提督「いえ、困った時はお互い様ですよ」ニコッ

3周目提督「また悩みがあれば、いつでも相談して下さい!」

ショタ提督「息子、娘もありがとう。そして……ごめんね?子供にあんなことを言わせているようじゃ、親失格だよ……」

息子「そんなことないよ!お父さんはいつだって、僕達のことを大切にしてくれたもん!」

娘「『生まれてきてくれてありがとう』って言ってくれたでしょ?あの時、お父さんの子供で良かったって……心からそう思ったんだよ?」

息子娘「お母さんの子供だということは身の毛がよだつけど」

ショタ提督「………」

浜波(残念でもないし当然……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:27:36.21 ID:cAhKXTtm0<> ショタ提督「そして……」クルッ

浜波「……!」

ショタ提督「浜波ちゃん……ありがとう。さっき、嫁さんのことを……引っぱたいてくれたよね?」

浜波「………」

ショタ提督「本当は、こんなこと考えちゃいけないけど……あの時、嬉しかったんだ」

浜波「……え?」

ショタ提督「浜波ちゃんが、僕の為に……嫁さんに対して、あそこまで怒ってくれたことが……」

浜波「あ……え、えっと、あいつの身勝手な言い方が……つい、頭にきて……」

ショタ提督「ううん。それだけ、僕のことを考えてくれてるのが伝わったよ。それに……」

ショタ提督「嫁さんが浜波ちゃんに叩かれて、少しだけ……すっきりしちゃった」ニコッ

浜波「……司令」

36周目提督「……そろそろ、2人だけの時間にしてあげた方が良いかな?」ボソッ

3周目提督「ですね……僕達はお暇しましょう。他の皆さんにも、47周目提督さんが離婚出来たことを伝えないと……!」ボソッ

スタスタ…

息子(あれ?3周目提督お兄ちゃんと36周目提督お兄ちゃんが部屋から出て行ってる……)

娘(急にどうしたんだろう……?)

ショタ提督「……こんな僕の為に、一生懸命になってくれて……本当にありがとう」

浜波「……ううん。司令こそ……辛かったはずなのに、私達の為に……ずっと、頑張ってくれて……ありがとう」

ショタ提督「まだ、交際という形になっちゃうけど……近い内に、えっと……1年以内に、改めて……プロポーズする」

浜波「……!」

息子「わぁ〜!」パァッ

娘「ぷ、プロポーズだって!ドラマとかで言う台詞、初めて聞いちゃった!」パァッ

浜波「司令……嬉しい……っ!」ギュッ

ショタ提督「……僕だって」ギュッ

浜波(司令、笑顔になってる……それも、今まで見せたことの無いほど……優しくて、あったかい笑顔……)

ショタ提督(浜波ちゃん、やっぱり温かい……この温もりは、嫁さんといた時は……感じられなかった……)

ショタ提督(そうだ。僕は……これからは、浜波ちゃんを愛していく……ずっと、ずっと……!)

ショタ提督「……浜波ちゃん」

浜波「……?」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:28:39.89 ID:cAhKXTtm0<>
























「今はまだ恋人だけど……いずれは、僕の隣で……一緒に、歩んで下さい……!」


「……うんっ」


「やっぱり、今すぐ結婚しちゃダメなの〜?」


「早く浜波お姉ちゃんのことをお母さんって呼びたいなぁ〜♪」
























浜波 HAPPY END! <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/11(火) 20:29:20.27 ID:cAhKXTtm0<> オープニングはもうしばらくお待ち下さい。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/11(火) 20:31:14.76 ID:UiqdEAAgo<> おつ
子供達をよしよししてやりたい、よく頑張ったね…なんかこの役を前回失恋に泣いた浜波がやるのは因果感じるわ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/11(火) 20:41:38.59 ID:ArR2nzksO<> 乙
元嫁…あわれなやつよ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/11(火) 20:53:11.05 ID:UqCJDGEDO<> 乙です
提督も浜波も子供たちも良く頑張った <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/14(金) 17:43:32.46 ID:lu4d+CkT0<> オープニング、投下します。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/14(金) 17:45:23.02 ID:lu4d+CkT0<> オープニング


元帥「………」スタスタ…

元帥(……この日を忘れたことなど、今まで1度も無い。毎年、必ず……会いに行く)

元帥(あの時交わした約束をしっかり守っているぞ、と……伝えに行く)

元帥「……ふぅ」

元帥(この距離を歩くだけでも足腰に響く。やはり老いは残酷なものじゃのう……)

元帥「………」

元帥(じゃが、こうして老いていくこと……いや、普通に色々な経験をし、未来に向かって進む姿こそ……あいつが最も望んだこと)

元帥(それを残酷と言うならば、あいつに怒られてしまう……だからこそ、ワシは絶対に老衰以外で死ぬつもりは無い)

元帥(今のワシには、そのくらいのことしか出来ない……あぁ、今でも悔やむばかりじゃ……)

元帥(どうしてあいつが……あいつのような、好青年を絵に描いたような奴が……あんな目に遭わなければならなかったんじゃ……)

元帥(それでいて、今で言う2周目提督や36周目提督に匹敵する実力の持ち主じゃった……あの時から、優れた資質を見せていたというのに……)

元帥(幼き頃から、海軍史に残ると言われていたほどの目覚ましい手腕を……)

元帥「………」フルフル

元帥(いや、そんなことは関係ない。例え仕事が出来ずとも、ワシは……“ワシら”は、あいつを大切に考えていた)

元帥(だからこそ、ワシは……まだあいつの実力を知る前から、親しく……)

元帥「………」スタスタ…

元帥(……長く生きていれば、色々なことがある。あいつの孫が、同じように幼い身で提督になるとは……彼女から聞いた時は驚いたのう)

元帥(そして同時に、嬉しくもあった……まるであいつが、帰って来てくれたかのような……)ウルッ

元帥「……っ」グシグシ

元帥(いかん、年を取ると涙腺が緩くなってかなわんな……こんな姿、“彼女達”以外には格好悪くて見せられん……)

元帥「………」スタスタ…

元帥(見えて来たか……さて、今回はどんなことを話そうかのう……ん?あれは……)









「………」

元帥「……先客がいたか」

「あっ……――」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/14(金) 17:47:15.91 ID:lu4d+CkT0<>
























――――――30年前
























<>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/14(金) 17:48:19.23 ID:lu4d+CkT0<> ――病院


ショタ提督「……余命1年、ですか」

医者「……はい」

天城「えっ……」

漣「そん、な……」

神風「……嘘」

神通「……!?」

医者「……もう、どのような治療をしても……回復は見込めないでしょう。全身に転移してしまっています」

父「何とか出来ないんですか!?」

母「貴方医者でしょう!?」

医者「………」

ショタ提督「………」

ショタ提督(そっか……もう、助からないんだ……正直、覚悟はしてた。自分の体のことは、自分が1番よく分かってるから……)

ショタ提督(抗がん剤の副作用で抜け落ちた髪の毛、貧血で白くなった肌、日に日に悪くなる体調……それだけじゃない)

ショタ提督(何度検査しても、完治どころか悪化していく一方で……それでも、いつか治ると信じて治療を続けたけど……)

ショタ提督「………」チラッ

天城「こんな、ことって……」プルプル

漣「……っ!」ギリッ

神風「嘘よ……お願いだから、嘘だと言って……!」

神通「……っ」ジワッ

父「畜生……っ!」

母「お金なら出すから……提督を治して……治してよぉ……!」

ショタ提督「………」

ショタ提督(もう、父さんや母さん、皆は……限界だ。治らない僕の為に、ずっと傍で支え続けてきてくれて……)

ショタ提督(そんな皆に、これ以上……負担はかけられない。だから、僕は……自分の意思を伝える。明確に……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/14(金) 17:49:22.97 ID:lu4d+CkT0<> ショタ提督「……終末期医療に、切り替えて貰っても良いですか?」

48周目ヒロイン「――ッ!?」

父「なっ……!?」

母「そ、それって……!?」

医者「……!」

天城「あ、諦めるんですか!?」

ショタ提督「……そういうことになる、かな」

漣「で、でもっ!もしかすると医療技術の進歩で治せるように……」

ショタ提督「……後5年以上生きられるならあり得たかもしれないけど、1年では無理だと思う」

漣「……っ」

神風「……本気、なんですか?」

ショタ提督「………」コクリ

神通「……治療が辛かったから、ですか?」ポロポロ

ショタ提督「……確かに、治療が辛くなかったと言えば嘘になる。けど……理由は治療の苦痛だけじゃない」

ショタ提督「これ以上、皆に負担をかけたくないんだ。治る見込みが無くなった僕の為に、迷惑をかけるのは……」

父「何言ってるんだ!息子の命を救うことを迷惑だと思う親がどこにいる!?」

母「そうよ!迷惑だなんて思ったことは1度も……!」

ショタ提督「……ありがとう。父さん、母さん……だけど、無理しないで……?」

父母「……っ」

ショタ提督(僕の病状が悪くなっていくと同時に、どんどんやつれていく姿を見てきたから。そして……)

ショタ提督(2人が部屋で泣き崩れている姿を……見てしまったから。だから……もう、2人を苦しめたくない……)

天城「……私達だって、48周目父さんや48周目母さんと同じです!」

神風「迷惑どころか、皆進んで司令官を助けたいと思って……!」

ショタ提督「………」フルフル

48周目ヒロイン「……っ!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/14(金) 17:51:00.94 ID:lu4d+CkT0<> ショタ提督「……ありがとう。だけど、もう良いんだ……」

ショタ提督(実際、僕自身……余命宣告を受けたことで、気持ちがかなり不安定になっているかもしれない……)

ショタ提督(今まで、ずっと治ると信じて治療してきたけど……その希望を、真正面から打ち砕かれたから……)

ショタ提督「……っ」グッ…

ショタ提督(でも、皆に負担をかけたくないというのは……本当の気持ち。これは……何があっても、揺るがない……!)

漣「提督……」

神通「ぐすっ……うぅっ……」ポロポロ

医者「……3日」

ショタ提督「え……?」

医者「現状では、すぐに同意することは出来ません。3日ほど、自宅でよくお考えになって下さい」

医者「それでも意見が変わらなければ……もう1度こちらにお越しいただき、終末期医療の意思を申し出て下さい」

医者「その時は、終末期医療についての説明をお伝えし、もう1度十分に考えていただいた後……」

医者「改めて、48周目提督様ご本人の同意を得た上で……治療を開始させていただきます」

ショタ提督「……分かりました」

父「提督っ!」

母「……提督」

ショタ提督「……父さん、母さん。家でゆっくり話し合おう?」

父「……っ」ジワッ

母「あぁっ……」ジワッ

ショタ提督「そして……天城姉さん、漣ちゃん、神風ちゃん、神通さん」

48周目ヒロイン「……!」

ショタ提督「父さんや母さんから理解を貰ったら……その時は、鎮守府で皆に説明するよ。だから……3日だけ、時間をくれないかな?」

48周目ヒロイン「……分かり、ました」

48周目ヒロイン(……私達からは、提督〈司令官〉が生きていてほしいと思うけど……治療の辛さは、提督〈司令官〉にしか分からない)

48周目ヒロイン(だから、私達には……提督〈司令官〉の選択を、否定する資格は無い……でも……それでも……!)

48周目ヒロイン(提督〈司令官〉……お願いします。どうか……考え直して……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/14(金) 17:52:18.90 ID:lu4d+CkT0<> ――4日後・48周目鎮守府

48周目ヒロイン「………」

天城(……あれから提督は、3日間鎮守府に訪れませんでした)

漣(きっと、両親と真剣に話し合ってるんだと思う。そして、今日で4日目……)

神風(司令官が、私達に……決断を伝える日……)

神通(この日が怖くて、夜もまともに眠れませんでした……)

48周目ヒロイン(だけど……私達は今日、答えを聞かなければならない。例えそれが、私達にとって……辛い結果だったとしても……)

ショタ提督「………」ガチャ…

48周目ヒロイン「……っ!」ビクッ

ショタ提督「……部屋で待っててくれたんだね。ありがとう……」

48周目ヒロイン「………」

天城(提督、どうして……そんな……)

漣(覚悟を決めたような、悟ったような顔をしてるの……?)

ショタ提督「……父さんや母さんと、じっくり話し合ってきたんだ。そして……」

神風(やめて……それ以上は……!)

神通(聞くのが、怖い……!)









ショタ提督「……同意を貰って、終末期医療に臨むことに決めた」









48周目ヒロイン「――っ!」

48周目ヒロイン(私達にとって、1番聞きたくなかった言葉が……提督〈司令官〉の口から伝えられた……)

48周目ヒロイン(それはすなわち、提督〈司令官〉が……早過ぎる死を、受け入れるということ……)

48周目ヒロイン(私達が提督〈司令官〉に……別れを告げられたのと、同じことで……っ)ジワッ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/14(金) 17:53:39.30 ID:lu4d+CkT0<> ショタ提督「………」

天城「……どうしても、ですか?」ウルウル

ショタ提督「………」コクリ

漣「……決意が揺らいだりは……しません、よね」ウルウル

ショタ提督「……うん」

神風「48周目父さんと、48周目母さんからは……反発されなかったんですか……?」ウルウル

ショタ提督「もちろんされた。けど……最終的には、分かってくれたんだ。息子が決めたなら、それを尊重するって」

ショタ提督(……泣きながら、だったけど。でも、もう……決めたんだ。皆に、負担をかけないって……!)

神通「……なら、せめて……何か、私達に……出来ることは……!」ウルウル

ショタ提督「………」

48周目ヒロイン「……っ」ポロポロ

ショタ提督「……ただ」

48周目ヒロイン「………」ポロポロ

ショタ提督「悔いを残さないよう……残された時間を、皆との思い出を作ることに費やそうと思う」

48周目ヒロイン「……!」

ショタ提督「薬で肉体の苦痛さえ取り除いてしまえば、今までは苦しくて出来なかったことも……行えるようになる」

ショタ提督「激しい運動や無理をすることは難しくても……普通の人間らしい生活なら……」

ショタ提督「10年前、ここに来たばかりの時ほどでは無くとも……何とか、こなせるようになる」

48周目ヒロイン「あ……」

ショタ提督「……今まで、病気だった僕に付き添ってくれた分……今度は僕が返していく番だよ」

ショタ提督「残りの1年を……僕は、精一杯生きる。そして……悔いが残らないよう、思い出を沢山作ってみせる……!」

ショタ提督(そして……1年後、“楽しい人生だったなぁ”と思いながら……笑顔で、皆とお別れするんだ……!)

48周目ヒロイン「………」ポロポロ

48周目ヒロイン(もう、そこまで……覚悟を、決めて……っ!)ポロポロ

天城「提、督……」ポロポロ

漣「……あぁもう!そんなこと言われたら……!」ポロポロ

神風「私達も、全力で……応えるしか、無いじゃないですか……!」ポロポロ

神通「ぐすっ……分かり、ました。それ、なら……」ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/14(金) 17:54:35.31 ID:lu4d+CkT0<>
























48周目ヒロイン「これからは、病気で失った日々を……一緒に、取り戻していきましょう……!」ポロポロ


48周目ヒロイン(そして、いずれ訪れるであろう日を……笑顔で看取ってあげないと……!)


ショタ提督「……ありがとう。残り1年間……よろしくね?」


……こうして、末期ガンにより余命宣告を受けた合法ショタ提督と艦娘達の――――
























――――“最期の”鎮守府生活が始まりました。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/14(金) 17:56:46.93 ID:lu4d+CkT0<> やはり書きやすさ優先ということで、時系列を過去に設定しました。
今回は30年前が舞台ということもあり、申し訳ありませんが歴代提督は誰も登場させることが出来ません。
シリアス路線なので、時系列を無視出来る上にどうしてもギャグ展開になる42周目提督も今回はお休みです。
提督やヒロインの行動時に行う娯楽等も30年前(80年代後半〜90年代前半)を想定していただけると幸いです。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/14(金) 18:36:31.93 ID:2vLQVPjjO<> 過去の15周目提督なら出せそうではある <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/14(金) 20:12:20.20 ID:ok0K2yQPO<> 不老不死提督って日本中放浪してたから無理じゃね?
それより余命宣告と30年前の時点で嫌な予感しかしない <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/15(土) 17:42:40.82 ID:dESCI85w0<> 本編の更新はお休みですが、少し余裕がありますので、小ネタ安価を取りたいと思います。少し長めの内容でも大丈夫です。
ただ、今回もR-18(正確には提督とヒロインの性行為)系の安価は、申し訳ありませんが安価下とさせていただきます。
R-18G、R-15くらい(その手の描写はカット、あるいは簡略化など)の内容はOKです。
複数の周のヒロインが主役となる内容の場合は、どの周のヒロインかを指定していただくか、指定無しの場合はアンケートを取ります。全周分書くのは大変なので……

小ネタ安価
↓1〜↓3で反転コンマが最大の安価採用

※17:50までに↓3まで安価が埋まらなかった場合は、それまでで反転コンマが最大の安価を採用させていただきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/15(土) 17:46:41.24 ID:NfaIiANvO<> 息子くんと娘ちゃんがチート提督の誰かに助けてもらって過去に戻り提督が嫁に引っかからないようにする
それで提督は最初から浜波と結ばれるが息子くんと娘ちゃんの存在が消えてしまう悲しいエンド的な感じで <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/06/15(土) 18:17:47.61 ID:533TzQCOO<> 今回の嫁と娘が艦娘になる話
嫁は人生の清算と償いを果たしていく感じ
娘は周囲に支えられながら息子と一緒に
一人前を目指して奮闘していく感じ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/15(土) 18:21:16.22 ID:DO4xeDTA0<> 艦娘が母親だった週の
嫁艦と母艦と提督の日常ネタ
特に霞・雷・大鯨辺りは見たい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/15(土) 19:34:39.98 ID:OxVkKEvI0<> 17:50までだからどっちにしろ>>218か <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/15(土) 20:34:57.67 ID:qo1jNRS9O<> これは鬱小ネタ君か・・・?とりあえず42周目助けてくれ! <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/17(月) 18:03:26.55 ID:eAcGoSRd0<> 22:30〜23:30頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/17(月) 23:02:15.29 ID:eAcGoSRd0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/17(月) 23:05:17.26 ID:eAcGoSRd0<> ――1ターン目


ショタ提督「………」カキカキ

天津風「ちょっと!?」

ショタ提督「え?どうしたの?」

天津風「何で仕事してるのよ!?無理して倒れたらどうするの!」

ショタ提督「大丈夫だよ。今はもう、体は大分楽になってるから」

天津風「だけど……」

ショタ提督「……確かに、僕は1年で沢山の思い出を作ると言った。でもね……?」

ショタ提督「ただ遊ぶだけじゃダメ。残された1年で……今まであまり手が付けられなかった分の仕事もしっかりこなさないと」

ショタ提督「これ以上、皆に迷惑をかける訳にはいかないから……」

天津風「………」

ショタ提督「もちろん、無理をするつもりも無い。定時になったら、ちゃんと切り上げるから。ね?」

天津風「……っ」ジワッ

天津風(全く、貴方は……こんな時まで、私達のことを……今までだって、かなり無理をして仕事をしてくれていたのに……)ウルウル

ショタ提督「さて、これは今すぐ片付けて、こっちは後でまとめて……」カキカキ

天津風「……そっちの書類は私がやるわ!」

ショタ提督「えっ、良いの?」

天津風「当たり前でしょう!?私達だって、少しでも貴方に楽しい余生を過ごしてもらおうと決めたんだから!」

天津風(だって、提督は……今までずっと、苦しみながら……っ!)

ショタ提督「……天津風ちゃん」

ショタ提督(……やっぱり、ここの皆は良い人ばかりだよ。こんな僕の為に……だけど、それも後1年で……)


↓1天城のコンマ 親愛度:50/100
↓2漣のコンマ  親愛度:50/100
↓3神風のコンマ 親愛度:50/100
↓4神通のコンマ 親愛度:50/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/17(月) 23:06:57.54 ID:ag/cZCSDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/17(月) 23:07:11.38 ID:53Xargb60<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/17(月) 23:09:28.85 ID:qJOb9DGz0<> よ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/17(月) 23:10:53.00 ID:glQGRp+K0<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/17(月) 23:17:02.97 ID:eAcGoSRd0<> 神通「………」

川内「………」

神通「……提督が決意したことです。これ以上、私達がとやかく言うことは……」

川内「………」

神通「……でも」

川内「……!」

神通「どうして……提督が、こんな辛い思いをしなければならないんですか……」

神通「10年間、ずっと……私達の為に、頑張ってくれてきた提督が……っ!」ジワッ

川内「………」

川内(神通……)

神通「……っ」グシグシ

神通(いえ、ここで泣いてはダメ……本当に辛いのは、提督なのですから……)

神通(私達に出来ることは、少しでも提督の余生を充実したものにして差し上げること……!)



ショタ提督は……

直下

※既に肉体の苦痛は薬で取り除いている為、余程無茶なことでなければ大丈夫です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/17(月) 23:19:30.91 ID:RcLOaFHSo<> 書類仕事に過剰な手伝いを申し出る艦娘達にどうしたもんかと考えてる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/17(月) 23:34:03.97 ID:eAcGoSRd0<> 敷波「お願い!手伝わせて!」

ショタ提督「……気持ちは嬉しいけど、本当に大丈夫だから」

酒匂「そんなこと言わないで!お願いだから!」

神通「……?」

神通(えっと、これは……何の騒ぎでしょうか……?)

霞「書類くらい私達でこなすから!司令官は休んでて!」

ショタ提督「そういう訳にもいかないよ。今まで治療に時間を取られてた分を……」

ジョンストン「そのせいで無理が祟ったらどうするの!」

サミュエル・B・ロバーツ「お願いだから私達にやらせて!」

ショタ提督「う、うぅ……」

神通「……!」

神通(あ……ひょっとして、提督に仕事を休んでもらうよう説得して……)

時雨「僕達では頼りないかな?」

ショタ提督「ううん、そんなことは……」

古鷹「だったら良いですよね!皆さん、提督に少しでも楽をしてもらう為に頑張りましょう!」

艦娘達「おーっ!」

ショタ提督「………」

ショタ提督(どうしよう……皆が心配してくれるのは嬉しいけど、これだと仕事の大半を皆に任せることに……流石にそれは申し訳ないよ)

ショタ提督(だけど、僕が全部やると言ったら……皆、絶対に止めようとするよね……今だって、こんなことになってるし……)

神通「………」

神通(私達は提督に自由な時間を過ごして欲しい……ですが、提督は身の回りのことを自力でしたいと仰っていますし……)

神通(皆さんの言い分はもちろん分かります。ただ、提督の気持ちも尊重して差し上げたいです……私は、どちらの立場に回れば……)



神通の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/17(月) 23:43:29.64 ID:glQGRp+K0<> 提督の立場に立って、それとなく艦娘たちを引き離す <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/17(月) 23:58:19.29 ID:eAcGoSRd0<> 神通「………」

神通(……やはりここは、提督の意見を尊重しましょう。私達の……私の目的は、提督が残りの余生を幸せに過ごしてもらうことですから……!)


夕雲「提督!無理をなさらないで下さい!」

由良「提督さんしかこなせない仕事以外は、私達が代わりにやるから……!」

ショタ提督「え、えっと……」

神通「……あ、あのっ!皆さんっ!」

艦娘達「……え?」チラッ

ショタ提督「……神通さん」チラッ

神通「う……」

神通(周りからの注目が集まってます……い、いえっ!ここで緊張していたら、意見を言うことすら……が、頑張らないと……!)

神通「……皆さんの気持ちは分かります。私も、提督には……無理をしてほしくないと、思ってます……」

艦娘達「だよね(ですよね)(だよな)!」

ショタ提督「………」

神通「で、ですがっ!私達が自分の考えばかり押し付けていたら……それこそ、提督の心に負担がかかると思います……!」

艦娘達「……!」

ショタ提督「あ……」

神通「だから、その……提督が、自分で出来ると仰るのなら……可能な限り、その気持ちを尊重して差し上げてこそだと……」

艦娘達「………」

神通「あっ……え、偉そうなことを言ってすみません!ですが……提督の気持ちが、1番重要だと思うんです……!」

ショタ提督「………」

ショタ提督(……神通さん)

神通「……提督、すみません。ご迷惑、でしたか……?」

ショタ提督「………」


反転コンマ判定:この後どうなる?

01〜49:艦娘達「じゃあそれが原因で提督が倒れたらどうするの!?」
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:艦娘達「確かに一理あるけど……」提督、神通の気遣いを嬉しく思う
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:艦娘達「……そう、かも」提督、神通の気遣いを嬉しく思うが、同時に……
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/17(月) 23:59:50.61 ID:ag/cZCSDO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/18(火) 00:09:16.79 ID:4XSz3sRf0<> 61→16:余命宣告のショックでピリピリしてる(艦娘側が)


艦娘達「……だったら」

神通「……え?」

艦娘達「それで提督(司令官)(司令)(提督さん)(司令官さん)(司令官様)の体に負担がかかって……倒れでもしたらどうするの(どうするんですか)(どうするんだよ)!?」

艦娘達「貴女(神通さん)(神通)(お前)の言いたいことは分かる(分かります)けど、もしそれが原因で……!」

神通「……っ!」

ショタ提督「……み、皆!一旦落ち着いて!」

艦娘達「……っ」

ショタ提督「……ありがとう。神通さんも、皆も……僕のことを心配してくれてるんだよね?」

ショタ提督「だけど……本当に大丈夫だから。今だって、無理をしない範囲で仕事してるから……ね?」

神通「……申し訳、ありません」

艦娘達「……ごめん、なさい(すまない)」

ショタ提督「ううん、こちらこそ……元はと言えば、僕がこんなことになっちゃったから……」

神通「そんなことありませんっ!」

艦娘達「そんなことない(ありません)っ!」

ショタ提督「……!」

神通「提督は……何も、悪くありません……」

艦娘達「……悪いのは、全部……提督(司令官)(司令)(提督さん)(司令官さん)(司令官様)の体を蝕んだ、癌だから(ですから)……」

ショタ提督「……皆」

ショタ提督(いけない……僕のせいで、皆をピリピリさせてしまっている……僕が、癌にさえならなければ……)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/18(火) 00:10:53.08 ID:vEQsCihSo<> お <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/18(火) 00:23:10.45 ID:4XSz3sRf0<> 8×1.0=8 8+50=58/100


神通「……っ」ウルウル

艦娘達「……っ」ウルウル

ショタ提督「み、皆……」

ショタ提督(まさか、皆がそのまま泣き出しちゃうなんて……)

神通「……すみません。癌のことを考えると……どうして……!」グシグシ

艦娘達「……っ!」グシグシ

白露(提督に何の罪も無いのに……)

筑摩(それどころか、ずっと真面目に頑張って来て下さったのに……)

ザラ(癌にかかっても、治療し続けた結果が……これだなんて……!)

黒潮(こんなん、あんまりやろ……!)

ショタ提督「………」

神通「………」ウルッ

艦娘達「………」ウルッ

ショタ提督「………」

ショタ提督(こんなに心配してもらえるのって……凄く、幸せなことだよね……だけど……)

ショタ提督「……ありがとう、皆。僕なら……大丈夫だから」ニコッ

ショタ提督(だけど、心配してもらえるということは……同時に、心配をかけてしまっているということ)

ショタ提督(だったら、少しでも皆に安心してもらう為に……僕が弱気になっているようじゃダメなんだ)

ショタ提督(僕の元気なところを見せて……皆の心に、負担をかけないようにしなきゃ……!)

神通「………」

神通(提督……その笑顔は、本当に嬉しいから……ですか?それとも……死の恐怖を、我慢しながら……無理を、していませんか……?)

神通「……っ」ウルウル <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/18(火) 00:37:28.31 ID:4XSz3sRf0<> ――2ターン目


いつもの喫茶店(※本編の30年前からも存在する老舗)

先輩提督(30)「……嘘、だろ?」

ショタ提督「………」

先輩提督「なぁ、嘘だと言ってくれよ……」

ショタ提督「……本当なんです。それで僕は、既に終末期医療に切り替えました」

先輩提督「……どうして……どうして、お前なんだよ……!」

先輩提督(着任して10年、ずっと真面目に頑張ってきて……しかも、このままいけば海軍史に残るほどの手腕を発揮しているとまで言われた程なのに……)

先輩提督(それほど努力して、成果を残してきた奴に……この仕打ちだと!?こいつが何をしたって言うんだよ!)

先輩提督「……っ」ジワッ

ショタ提督「……先輩?」

先輩提督「神も仏もいないのかよ……!癌が発覚した後も、治療しながら仕事するほど頑張った奴なんだぞ……!」ウルウル

先輩提督「それなのに、どうして48周目提督がこんな思いをしなきゃならないんだよ……!畜生……ッ!!」ギリッ

ショタ提督「………」

ショタ提督(先輩……そこまで、僕のことを……心配してくれて……)

先輩提督「……48周目提督」

ショタ提督「……はい」

先輩提督「俺に出来ることがあったら何でも言ってくれ。力になるから……!」

ショタ提督「……ありがとうございます、先輩」

先輩提督「……っ」ウルウル

先輩提督(どうして世の中ってのはこうも理不尽なんだ……!良い人間ほど早く死んで、悪い奴ほどのさばっていく……!)

先輩提督(せめて……せめて俺が、もっと偉い立場にいたら……今以上に、48周目提督の力になってやれたのかもしれないのに……!)


↓1天城のコンマ 親愛度:50/100
↓2漣のコンマ  親愛度:50/100
↓3神風のコンマ 親愛度:50/100
↓4神通のコンマ 親愛度:58/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/18(火) 00:39:28.24 ID:U8jO5CNDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/18(火) 00:40:44.48 ID:2yCgChzaO<> o <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/18(火) 00:48:43.86 ID:vEQsCihSo<> と <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/18(火) 00:53:34.22 ID:kNVLBGMyo<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/18(火) 00:55:14.29 ID:4XSz3sRf0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/18(火) 00:59:23.96 ID:2yCgChzaO<> おつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/18(火) 01:01:40.17 ID:vEQsCihSo<> おつー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/18(火) 06:49:57.39 ID:ml2GNz8p0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/18(火) 07:38:51.38 ID:U8jO5CNDO<> 乙です <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/19(水) 17:42:27.30 ID:nWxBqy5I0<> 22:00〜23:30頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/19(水) 22:09:07.27 ID:nWxBqy5I0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/19(水) 22:11:32.47 ID:nWxBqy5I0<> 潮「ぐすっ……」ポロポロ

漣「……潮ちゃん」

潮「やだ……やだよぉ……提督が、後1年で……うぅっ……」ポロポロ

漣「………」

漣(あの日から、潮ちゃんは……ずっとこの調子で……)

漣(悲しい気持ちは痛いほど分かる。私だって、提督が死期を悟って終末期医療にすると言い出した時は……)

漣「……っ!」グッ…!

漣(だけど、私達が悲しめば悲しむほど……提督の心に、一層の負担をかけてしまうことになる。だから……!)

漣「………」ガチャ

潮「……漣ちゃん?」ポロポロ

漣「提督に……ううん、ご主人様に会いに行って来るっ!」バタン

漣(いつも通りの私を演じなきゃ……提督に、安心してもらう為に……!)タッタッタ…



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/19(水) 22:18:35.99 ID:MdV9JvVQo<> なんか書いてる(エンディングノート) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/19(水) 22:34:50.09 ID:nWxBqy5I0<> ショタ提督「………」カキカキ

漣「………」

漣(また仕事ばっかりして……いや、待った。あれは書類じゃなくて……ノート?)

ショタ提督「………」カキカキ

漣(もしかして日記……じゃないよね。目が真剣だもん。ハッ!?まさか遺書……!?)

ショタ提督「………」カキカキ

漣「……っ!」フルフル

漣(いやいや落ち着け私!流石に考え過ぎでしょ!半年以上経ってるならまだしも、1ヶ月も経ってない内から……)

ショタ提督「……こうやって、しっかり書き残しておかないと」カキカキ

漣「……!」

ショタ提督「余命1年だとしても、僕はいつ死んでしまうか分からない状態なんだ……」カキカキ

ショタ提督「油断せず、その時の為の備えを今の内に……僕がこれまで生きてきた証を……」

ショタ提督(そして……僕の死後、皆に伝えておきたいことを……!)

漣「………」

漣(……似たような物だった。そっか、あれ……エンディングノートだ……)

漣(普通はこういう時に書き記す物って、遺書ばかりがイメージされがちだけど……)

漣(中には、こうしてノートに色々なことを書き残す人もいるって……)

ショタ提督「………」カキカキ

ショタ提督(最初は遺書にしようと思ったけど、先輩に相談したら……エンディングノートという物もあるって……)

ショタ提督(僕としては、こっちの方が性に合ってるかも。遺書は何だか、固い感じがするから……)

漣「……っ」

漣(提、督……)



漣の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/19(水) 22:47:42.90 ID:9Hz+soKJO<> 悲しさを押し殺して
中身が明るくなるように
様々なスラングをレクチャー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/19(水) 22:48:21.64 ID:9Hz+soKJO<> 一応「ノートの」中身が、です <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/19(水) 23:02:58.57 ID:nWxBqy5I0<> 漣「……っ!」フルフル

漣(だから私が悲しんじゃダメ……!決めたでしょ、提督に安心してもらうって……!)

漣(提督は今も、どこか悲しげな顔でノートを書いてる……だとしたら、私の役目は……!)


ショタ提督「………」

ショタ提督(う〜ん……書きたいことは沢山あるんだけど、どう書こうかな……)

漣「………」

漣(落ち着いて……いつも通り、いや、今まで通りに……)

漣「ご主人様〜!何書いてるんですか〜?」

ショタ提督「……っ!漣ちゃん……えっと、その……遺書みたいな物、かな……?」

漣「……っ」ズキッ

漣(うっ……だ、ダメっ!だから、私が悲しそうな顔をしてるようじゃ……!)

漣「……そうなんですか。でも、それなら……こういう時こそ、暗い文章じゃなくて明るい文章にした方が良いと思います!」

ショタ提督「……やっぱり、そう思う?」

漣「とーぜんです!何なら私が添削しましょうか?幸い、文が明るくなる表現も沢山知ってますし!」

漣(漫画やテレビを見ていて、適当に思いついた慣用句みたいなものだけど……お固い文章よりは明るくなるはず……!)

ショタ提督「………」

ショタ提督(漣ちゃん……一瞬、何かを堪えるような表情だったけど……それって……)

ショタ提督「……ありがとう。じゃあ……お願いしても良いかな?」

漣「おまかせあれ!」

漣(あれ?何故かこのフレーズを使ったら失敗しそうな予感が……いやいや気のせい気のせい!そんなオカルトあり得ないって!)

ショタ提督「………」

ショタ提督(漣ちゃん……僕を元気付ける為に……)


反転コンマ判定:ノートの出来栄えは?

01〜49:スラングだらけで返って読みづらく……
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:文の雰囲気が軽くなった
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:提督、書いている途中で……
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/19(水) 23:04:06.96 ID:QBBC2sro0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/19(水) 23:17:01.86 ID:nWxBqy5I0<> 96→69:良い感じ!


漣「ここは『オナシャス』なんかどうですか?」

ショタ提督「オナシャス?」

漣「お願いしますを軽く言った感じです!」

ショタ提督「なるほど。じゃあ……」カキカキ

漣「………」

漣(文章もそうだけど……)ジー

ショタ提督「ここは『dクス』かな?ふふっ……」カキカキ

漣「………」

漣(提督、さっきより明るくなってる……)

ショタ提督「……これで良し、と」

漣「おっ、出来たんですか?」

ショタ提督「うん。ありがとう、良い文章になったかも」ニコッ

漣「力になれたのなら幸い!」

漣(……ここで『中を見せて』とは言っちゃいけない。ただでさえ辛い思いをしてる提督の心に、土足で踏み入るようなものだから)

漣(それに……出来ることなら、このノートを後80年くらいは見ずに済むことが……私達の願いだから)

ショタ提督「さて、これはしまっておいて……」ゴソゴソ

漣「……ご主人様」

ショタ提督「どうしたの?」

漣「……いえ、何でも無いです」

ショタ提督「……?」

漣(どうか……このノートの中身を見るのが、ずっと……ずぅっと、後でありますように……!)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/19(水) 23:20:13.92 ID:igEEemoDO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/19(水) 23:30:37.09 ID:nWxBqy5I0<> 2×1.5=3 3+50=53/100


ショタ提督(さて、一先ずはこれで良いとして、ここにしまっておこう……)ガラッ

漣「……!」

ショタ提督「………」ゴソゴソ

漣「………」

漣(エンディングノートとはいえ、遺書の代わりみたいな物……それを、私の目の前で堂々としまうなんて……)

漣(私が勝手に中を見たり、そこから皆に広がったり……そういうことを、少しも考えずに……)

ショタ提督「……漣ちゃん」

漣「……え?」

ショタ提督「もしかして、まだ使いたい語句があった?」

漣「あ……いえ、そういう訳じゃないんですけど……そのノート、どこで買ったのかなって」

ショタ提督「先輩が取り寄せてくれたんだ。あの人には、10年前からお世話になりっぱなしだよ……」

漣「………」

漣(違う。提督は、私達のことを……心から信用してくれてるんだ。だから『勝手に出しちゃダメ』だとか『見ないで』って……言わないんだ……)

漣(だったら……その信頼を、裏切るような真似は……絶対に、出来ない……!)

漣「……ご主人様っ!」

ショタ提督「え?」

漣「これからも、た〜っくさん!楽しい思い出を作りましょう!それこそ、脳の記憶中枢がオーバーヒートでヘヴン状態になるほどに!」

ショタ提督「……うん、よろしくね?」

ショタ提督(ヘヴン状態……?) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/19(水) 23:36:59.54 ID:nWxBqy5I0<> ――3ターン目


ショタ提督「………」カキカキ

榛名「提督!5時です!定時です!お仕事終了のお時間ですよ!」※秘書艦

ショタ提督「あ、もうそんな時間なんだ。了解……」

榛名「……『まだまだ出来る』という顔をしていらっしゃいますね」

ショタ提督「あはは……うん。正直、こんなに早く切り上げて良いのかなって」

榛名「当たり前じゃないですか!むしろもっと早くても良いくらいです!」

ショタ提督「………」

榛名「いくら薬の投与で苦痛が無くなっているとはいえ、無理をすれば……それだけ、提督が……っ」

ショタ提督「……ごめんなさい」

榛名「……いえ、こちらこそ申し訳ありません」

ショタ提督「今日はもうゆっくり休むよ。ご飯を食べて、お風呂に入って……リラックス、だよね?」

榛名「はい。お願いします……もし少しでもお辛いのでしたらすぐに私達を呼び出して下さい!」

榛名「入浴扶助はもちろん、食事扶助から何でも致しますから!」

ショタ提督「う、うん……ありがとう……」

ショタ提督(心配してくれるのは嬉しいけど、流石にそこまでは……)

榛名「……!」グッ

榛名(提督の余命を少しでも伸ばす為……そして、提督の負担を和らげる為……!私達に出来ることなら、何でもやります……!)


↓1天城のコンマ 親愛度:50/100
↓2漣のコンマ  親愛度:53/100
↓3神風のコンマ 親愛度:50/100
↓4神通のコンマ 親愛度:58/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/19(水) 23:37:28.34 ID:MdV9JvVQo<> お <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/19(水) 23:43:52.27 ID:QBBC2sro0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/19(水) 23:44:20.62 ID:igEEemoDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/19(水) 23:44:49.05 ID:3XOoODyn0<> ん <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/19(水) 23:46:02.22 ID:nWxBqy5I0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/19(水) 23:46:52.25 ID:MdV9JvVQo<> おつです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/20(木) 00:55:06.86 ID:MKrLR+fVO<> シリアス空気をはねのけて漣ちゃん(祈 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/20(木) 08:08:28.69 ID:XM6kY/RA0<> 乙
この週漣滅茶苦茶ハマり役だな
俺が死んだ時も周囲が臨終の直前とか明るく振る舞ってあげることで良い雰囲気で見送れたりしたしな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/20(木) 10:39:14.56 ID:XM6kY/RA0<> ×俺が
○俺の祖父が <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/21(金) 18:05:14.00 ID:bodSFzsL0<> 22:00〜23:30頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/21(金) 22:14:21.28 ID:bodSFzsL0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/21(金) 22:16:11.97 ID:bodSFzsL0<> 朧「……漣は強いね」

漣「強い?」

朧「私は、まだ……油断すると、泣いちゃいそうなのに……」

漣「……そんなことないよ。私だって、提督の前で元気に振る舞うの……結構キツいし」

朧「………」

漣「だけど……泣いてばかりもいられない」

朧「……!」

漣「せめて、私くらいは笑顔で接してあげないと……提督の心を、元気にしてあげないと……!」

漣「周りが悲しむ中で、死の恐怖と戦うのは……きっと、とてつもなく辛いと思うから……!」

朧「………」

漣「ま、実際は悲しさを堪えるので精一杯なんだけどね……」

朧(……やっぱり、漣は強いよ)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/21(金) 22:26:45.27 ID:CYJ6Js1No<> 海を見ている <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/21(金) 22:39:50.68 ID:bodSFzsL0<> ショタ提督「………」

漣「………」

漣(窓の外を見てる……海を眺めてるのかな……)

ショタ提督「……はぁ」

漣「………」

ショタ提督「泳ぐにはまだ寒いけど……こうして眺めているだけでも、何だか落ち着く……」

ショタ提督「広くて、綺麗な青色……まるで自分の悩みが、凄くちっぽけに思えて……いや、それは無いか……」

漣「………」

ショタ提督「……死んだ後は、どうなっちゃうんだろう。動物の最初の先祖は、海から生まれたと聞いたことがあるけど……」

ショタ提督「僕も、死んでしまった後は……魂となって、海にかえるのかな……?」

漣「………」

ショタ提督「それとも、やっぱり埋葬された遺体と一緒に……土にかえるのかな……?」

ショタ提督「もしかしたら、天国や地獄があったり……って、まだ死んでもいないのに、そんなこと考えちゃダメだよね」

漣「………」

ショタ提督「もっと、楽しいことを考えないと……昔は、浜辺で皆とよく遊んだっけ……あの時の僕は、まだ幼かったから……」

ショタ提督「10年前、鎮守府に着任したばかりの……まだ12歳だった頃、はしゃぎにはしゃいだっけ……懐かしいなぁ……」

漣「……っ」

漣(提督……)

ショタ提督「もう少し暑くなったら……最後にもう1度、皆と海で遊ぼうかな……思い出作りとして」

ショタ提督「昔を思い出して、泣かないようにしないと……僕のせいで、暗い雰囲気にしちゃダメだから……」

漣「………」

漣(私達の前では、平静を保っているように見せてるけど……そう、だよね。提督は、今も……死と向き合って……)



漣の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/21(金) 22:42:36.98 ID:4XaWq1Fd0<> 離れて様子を見る <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/21(金) 22:56:33.76 ID:bodSFzsL0<> 漣「………」

漣(ここは声をかけない方が良いかな……きっと、弱音を吐いている姿を知られたくないだろうし……)


ショタ提督「………」

漣「………」

ショタ提督「……もう、10年になるんだよね。いつの間にか、僕も22歳か……」

ショタ提督「順調に仕事を続けて5年、癌が発覚して治療を続けて5年……まさか、10年経って死が間近に迫るとは思って無かったよ」

漣「………」

ショタ提督「……ねぇ、どうして僕はこんな早く死んでしまうんだろう」

漣「……!」

ショタ提督「……なんて、海に語りかけたところで……答えが返ってくる訳無いか」

漣「………」

ショタ提督「出来れば、後50年は生きたかったな……もっと長い時間、皆と一緒に過ごしたかったな……」

ショタ提督「だけど、いつ死ぬか分からない状態で……無理に長生きするのは、皆に迷惑がかかってしまう」

ショタ提督「そんなことになるくらいなら、潔く死を選ぶ……そう決意して、延命治療を諦めたけど……」

漣「……っ」ジワッ

ショタ提督「……どうして、癌なんかになっちゃったんだろうなぁ。情けないなぁ、僕……」

漣「……っ!」グシグシ

漣(泣いちゃダメ!本当に辛いのは、提督なんだから……!)


反転コンマ判定:この後どうなる?

01〜49:提督、少しだけ……ほんの少しの間だけ……
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:提督、気を取り直して仕事をしようとする……が、漣に気がつく
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:提督、実は最初から漣の存在に気がついていて……
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/21(金) 22:56:52.60 ID:BpipmjgV0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/21(金) 23:06:17.89 ID:bodSFzsL0<> 60→06:誰にだって、人知れず泣きたい時がある


ショタ提督「………」

漣「………」

漣(せめて、涙は最期のお別れの時まで……)

ショタ提督「……っ」ジワッ

漣(え……?)

ショタ提督「……悔しいなぁ。せめて、他の病気なら……こんなことには、ならなかったかもしれないのに……」ウルウル

ショタ提督「末期癌じゃなければ、完治する可能性はあったかもしれないのに……」ウルウル

漣「っ!」ズキッ

漣(て、提督……今、泣いて……)

ショタ提督「うぅっ……」ツー…

ポタッ…

ショタ提督「……っく」グシグシ

ショタ提督(いけない……ここで泣いちゃったら、きっと……我慢出来なくなる……)

ショタ提督(僕は残りの1年を、精一杯生きることに決めたんだ……それなのに、今から泣いているようじゃ……)

ショタ提督(皆との、楽しい思い出を作れなくなって……それどころか、悲しい記憶ばかり募ってしまう……!)

漣「………」

ショタ提督「……後5分だけ。もうちょっとだけ……海を眺めて、休憩したら……仕事に戻ろう」

ショタ提督(そして、弱くて情けない僕を押し込んで……今まで通りの僕で、いるようにしないと……)

漣「………」

漣(……見逃さなかった。見逃すはずがなかった……提督が、ほんの一瞬だけ見せた……床にポタリと落ちた、涙の滴を……)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/21(金) 23:08:08.37 ID:0UVh+IEAO<> o <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/21(金) 23:22:25.07 ID:bodSFzsL0<> 7×1.0=7 53+7=60/100


漣「……ただいま」ガチャ

朧「……おかえり。どうだった……?」

漣「………」

朧「……漣?」

漣「……いつも通り、仕事してたよ。少しはサボタージュしたって良いのに」

朧「……昔から真面目だったからね」

漣「うん……」

朧「………」

朧(どうも様子がおかしい……)

漣「………」

漣(言えなかった。提督が、1人で……一瞬だけ、泣いていたことを……)

漣(言えるはずがなかった。提督が、本当はまだ……死の宣告を、完全に覚悟しきれていないことを……)

漣(言いたくなかった。それでも、提督は……私達の前では、頑張って普段通りに振る舞おうと……無理していることを)

漣(だって、それが提督の望みだから。周りにはには知られず、私達の前では……今まで通りの“48周目提督”でいたい、ということだから)

朧「……漣。提督と何かあった?」

漣「……ううん、何もないよ。なんにも……」

朧「なら良いけど……」

漣(提督……本当に耐えられない時は、その気持ちを……ぶつけて下さい。全て、受け止めますから……)

漣(そんなことくらいしかしてあげられない自分が情けないけど……本当に、何でもしますから……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/21(金) 23:38:48.86 ID:bodSFzsL0<> ――4ターン目


憲兵「こちらが今回の作戦報告書でございます」

元帥「ありがとう。いつも済まないね……ふむ」マジマジ

元帥(48周目提督君……一時期は治療のせいで戦果が下がっていたが、急激に以前の水準に戻っている……)

元帥(尤も、その一時期の間も……間違いなく優秀と言えるだけの、素晴らしい成果を残していたけれど……)

元帥「……48周目提督君、最近は好調のようだね」

憲兵「……はい」

元帥「もしや病気が完治したのかい?だとしたらめでたいことだけど……」

憲兵「………」

元帥「……?」

元帥(憲兵君の表情が暗い……どうも、言葉を詰まらせているような……)

憲兵「……実は、逆らしいんです」

元帥「逆……?」

憲兵「彼は、余命宣告を受け……後1年の命しか、残っていないらしくて……」

元帥「なっ……!?」

憲兵「可哀相ですよね。これから出世していくかと思った矢先に、こんなことになってしまうなんて……」

憲兵「もし私が彼と同じ状況でしたら……絶望が頭を支配して、目の前が真っ暗になってしまうと思います」

憲兵「にも関わらず、彼はむしろ……今までの遅れを取り戻すかのように、戦果を挙げて……」

元帥「……そう、だったのか」

元帥(彼ほどの優秀な人材が消えてしまうのは……我が海軍としては非常に惜しい)

元帥(だけど、それ以上に……体に爆弾を抱えた状態だとしても、最期まで提督でいる道を選んだのか……)

憲兵「私達よりも遥かに若く、経験も浅いはずなのに……なんて立派な……!」

元帥(……せめて、彼が亡くなった後で色々と揉め事が起こらないよう準備しておこう。それくらいのことはしてあげないと)


↓1天城のコンマ 親愛度:50/100
↓2漣のコンマ  親愛度:60/100
↓3神風のコンマ 親愛度:50/100
↓4神通のコンマ 親愛度:58/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/21(金) 23:41:17.10 ID:AjrYpanE0<> ん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/21(金) 23:41:32.69 ID:O/+do5MDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/21(金) 23:45:20.67 ID:i5eGLIHr0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/21(金) 23:47:18.38 ID:0UVh+IEAO<> u <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/21(金) 23:49:33.77 ID:Em4MVXdTO<> 漣強いな <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/21(金) 23:53:13.88 ID:bodSFzsL0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
ここからは日常パートのリクエストを募集したいと思います。可能な限り反映させます!
ただ、場合によっては取っていただいた内容を今回の設定に合わせてアレンジして採用することもあるかもしれません。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/22(土) 00:39:10.44 ID:2d1GYToCO<> おつー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/22(土) 01:24:39.05 ID:Lbch4/6Wo<> おつおつ
気休めとわかっていてもパワーストーンとかを執務室に飾る艦娘
自粛する呑兵衛達
逆に思い出作りにと提督と飲んで飲まれてする普段飲まなさそうな娘
ひたすら提督にくっついている駆逐艦 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/22(土) 17:08:29.63 ID:2d1GYToCO<> 提督の前ではいつものような不遜な態度を崩さないが裏では泣いてるツンデレ艦 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/22(土) 22:44:39.03 ID:9sJis0ww0<> 提督の思い出を忘れないように絵を描き続ける秋雲と日記を書き続ける青葉
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/22(土) 23:10:46.54 ID:Li/32UrjO<> 妖精さん達も何か提督に出来ないかと会議 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/26(水) 17:58:30.16 ID:pDTfmXhT0<> 22:30〜23:30頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/26(水) 22:53:57.63 ID:pDTfmXhT0<> いつも数々のリクエスト、ありがとうございます!始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/26(水) 22:56:34.49 ID:pDTfmXhT0<> 漣「………」

綾波「………」

綾波(漣……)

漣「………」

綾波(司令官を励ますと意気込んでるけど、時折急に落ち込むんだよね……)

綾波(でも、無理ないよ……私達だって、司令官の前で明るく振る舞うのも辛いから……)

漣「………」

漣(……提督は今も恐怖と戦ってる。それも、私達にそれを悟られないようにしながら)

漣(でないと、あの時みたいに……誰もいない状況で、涙ぐむはずが無い)

漣(今まではあくまでも予想だったけど……この前の出来事で、それは確信に変わった)

漣「……っ!」グッ…!

漣(だったら、私は……悲しみを抑えて、提督の辛さを和らげるしかないじゃんか……!)

漣(これ以上、提督が苦しむ姿は……見たくないから……!)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/26(水) 22:59:42.86 ID:WP0aickq0<> 秘書官に膝枕されていた <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/26(水) 23:12:45.71 ID:pDTfmXhT0<> 夕雲「………」ナデナデ ※秘書艦

ショタ提督「………」

漣「………」

漣(膝枕して貰ってる……ちょっと安心したかも。この前みたいに、1人で泣いていたらと思うと……)

夕雲「……気持ち良いですか?」ナデナデ

ショタ提督「……うん」

ショタ提督(最初は何度も断ったけど、半泣きで『お願いですから休んで下さい!』と言われちゃったら……流石に断れないよ)

夕雲「ふふっ……たまにはこうして、お仕事を忘れる日を作って下さいね?でないと……その、えっと……」

漣(あっ、馬鹿!)

ショタ提督「………」

漣「………」

ショタ提督(言葉を濁しているけど、夕雲ちゃんの言いたいことは……大方、予想がついてしまう)

漣(夕雲ちゃん、今……絶対『提督の寿命が縮んでしまったら』って、言おうとしたよね……)

漣(あぁもう!提督には、そういったことを悟らせるのは絶対にタブーなのに……!)

夕雲「……何でもありません。とにかく、今はこうして私の膝でお休みになられて下さい」

ショタ提督「……ありがとう」

夕雲「いえ……」

夕雲(提督に膝枕をしてあげられるのも……後、1年も無いのよね……)

漣「………」

漣(夕雲ちゃん、慌てて誤魔化したみたいだけど……提督、明らかに察してる。さっきよりも少しだけ、悲しげな表情になって……)

漣(同時に、膝枕の心地良さで……ほんのちょっと、現実を忘れることが出来ているような気もするけど……)


漣の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/26(水) 23:24:30.12 ID:5zqin12VO<> 漣も夕雲の膝を借りて提督と添い寝する <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/26(水) 23:45:12.40 ID:pDTfmXhT0<> 漣「………」

漣(……同僚の膝枕ってのはちょっと抵抗あるけど、そんなこと言ってられないか)

漣(だって、決めたから。提督には、少しでも余命のことを忘れて……笑顔で過ごしてもらうって……!)


夕雲「………」ナデナデ

ショタ提督「………」

夕雲(表情が少し固いような……もしかして、やっぱり無理を言ったせいで……)

ショタ提督(膝の柔らかさや頭を撫でて貰っていることより、どうしても……申し訳無いという気持ちが勝ってしまう)

ショタ提督(皆に負担をかけないと決めたのに……結局、僕は皆に心配をかけてばかりで……)

漣「……お邪魔しま〜す」ガチャ

夕雲「……漣さん」

ショタ提督「あ、漣ちゃん……」

漣「何やらご主人様が面白おかしいことをしているみたいでしたので、こっそり様子を見に来ちゃいました!」

夕雲「堂々と部屋に入っている時点でこっそりとは言わないんじゃ……」

漣「あ、そですね!私ったらうっかり屋さん!」テヘペロ♪

漣(そう、こんな感じで……いつもの、いや、今までの調子を崩さずに……出来るだけ明るく……!)

漣「という訳でご主人様、少しだけ右に寄ってくれませんか?」

ショタ提督「え?こ、こうかな……?」スッ…

夕雲「……?漣さん、一体何を……」

漣「こうする為に決まってんでしょ常考!」ポフッ

夕雲「ひゃっ!?」

ショタ提督「わっ……!」

漣「お〜。この柔っこい感触は中々乙なものですなぁ〜」

ショタ提督「え、えっと……」

夕雲「ちょ、ちょっと、漣さん……!」

漣「いや〜、私も夕雲ちゃんのお膝を堪能してみようかなと!こうすれば提督と添い寝出来て一石二鳥ですし!」

夕雲「だからって、急に倒れ込まないで……一瞬、提督ごと私を押し倒すのかと思ったじゃない」

漣「サーセン!あ〜でもこれはダメになるわぁ〜」

漣(提督が暗い表情になっているなら……私達に、負い目を感じているのなら……)

漣(そんなこと考えられないほど、私が馬鹿なことをしちゃえば良い。それこそ、後から思い出しても良い記憶になるようなことを……!)

ショタ提督「………」


反転コンマ判定:提督の反応は?

01〜49:提督、さっきよりも負い目を感じて膝から離れてしまう
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:提督&漣、膝枕とナデナデの気持ち良さで眠り込む
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:提督、漣の真意に気づく
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/26(水) 23:45:47.50 ID:obPd9nzg0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/26(水) 23:57:51.97 ID:pDTfmXhT0<> 50→05:気を遣ってもらえばもらうほどに……


漣「あぁ〜極楽極楽〜♪」

夕雲(漣さん、一体何を考えて……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……漣ちゃんが何を考えているかは、僕には分からない。けれど、きっと……)

ショタ提督(自惚れじゃなければ……僕のことを、漣ちゃんなりに励まそうとしてくれているのかもしれない)

ショタ提督(だけど、それは……夕雲ちゃんだけでなく、漣ちゃんにまで負担をかけてしまっているということに……)

漣「このまま朝までスヤスヤしちゃおっかな?」

夕雲「流石に私の足が持たないわよ……」

漣「………」チラッ

ショタ提督「………」

漣(暗い雰囲気を無理矢理にでも壊して、私が変なことをすることで朗らかな空気に……!)

ショタ提督「………」スッ…

夕雲「あっ……」

漣「……!?」

ショタ提督「……ありがとう、夕雲ちゃん、漣ちゃん。僕のことを、気遣ってくれて」

ショタ提督「だけど、本当に大丈夫。僕のせいで、返って皆の負担になるようじゃダメなんだ」

夕雲「……提督」

漣「……っ」ズキッ

ショタ提督「少し休んだら元気が出たよ。ここからは、また提示までお仕事に戻らないと」

夕雲「………」

漣「………」

漣(や、やっちゃったぁ……!提督を励ますつもりが、逆に気を遣わせちゃった……!)

漣(ただでさえ提督にはストレスフリーでいてもらわないといけないのに……!私のせいで、負担をかけちゃダメなのに……!)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/27(木) 00:03:15.93 ID:3nU9970DO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/27(木) 00:19:56.01 ID:QTlYEAdO0<> 3×1.0=3 3+60=63/100


漣「………」トボトボ

漣(……ごめん、夕雲ちゃん。私のせいで、夕雲ちゃんまで巻き込んじゃって……)

漣「………」

漣(私はただ、提督を励まそうとしただけで……でも、そのせいで提督が……)

漣「……っ!」フルフル

漣(いや、だからそこで落ち込んじゃダメだってば!私が悲しめば、それだけ提督も辛い思いを……!)

漣「………」

漣(なんて、たった今提督を気遣わせちゃった私がそんなこと考えたって……)

漣「……っ」

漣(ごめんなさい、提督……貴方には、最期まで笑っていてほしいのに……それなのに……っ!)



ショタ提督「………」カキカキ

夕雲「……少し休みませんか?」

ショタ提督「……ううん、大丈夫だよ」カキカキ

夕雲「そう、ですか……」

ショタ提督(だって、まだ再開して5分も経ってないから……)

夕雲「………」

夕雲(やはり、こうして私達がお世話することも……提督にとって、負担になってしまうのかしら……)

ショタ提督「……っ」

ショタ提督(ごめんね……本当は、僕が皆の世話をしないといけない立場なのに……!)

ショタ提督(僕が癌にさえならなければ、こんな……)

ショタ提督「……っ!」フルフル

ショタ提督(いけない……後ろ向きなことを考えれば考えるほど、皆に余計な心配をかけてしまう……!)

ショタ提督(僕が1番元気でいなきゃいけないのに……皆を、安心させなきゃいけないのに……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/27(木) 00:33:09.47 ID:QTlYEAdO0<> ――5ターン目


食堂

隼鷹「ぐすっ……提督ぅ……」ポロポロ

千歳「どうして、提督が……えうっ……」ポロポロ

那智「……20歳を過ぎて、病気が治ったら……こうして、一緒に酒を飲もうと思っていたのに……!」ジワッ

加古「それすらも、叶わないのかよ……そんな、ささやかな願いすら……!」ジワッ

隼鷹「提督が……あいつが何したってんだよぉ……今までずっと真面目にやってきてたのに……!」ポロポロ

千歳「私達が飲み過ぎて吐いた時だって、苦笑しながらも背中をさすってくれてたのに……!」ポロポロ

ポーラ「それなのに、後1年の命だなんて……うぅっ、えぐっ……!」ポロポロ

那智「なぁ、神様……頼むよ……!生涯、一生酒が飲めなくなっても良いから……!」ウルウル

加古「提督を……提督の病気を、治してくれよ……お願いだから……っ!」ウルウル

伊14「今だって、提督は……文字通り、身を削って私達の為に……!」ポロポロ

伊19「こんな状況で、お酒なんて……飲める訳、ないの……!」ポロポロ

呑兵衛達「ううっ……提督……っ!」ポロポロ



ザラ「……信じられない」

千代田「飲んで泣き上戸になってると思ったら……素面で泣いてただなんて……」

飛鷹「……当たり前じゃない。隼鷹、ずっと部屋で泣いてるもの。『酒なんてどうでも良いから提督の命を助けてくれ』って……!」ジワッ

ザラ「……っ」ジワッ

千代田「……そう、だよ。お酒なんかより、提督の方が……お姉や私達が信頼してる、提督の方が……!」ジワッ

伊13(イヨちゃん……っ)ジワッ

古鷹「提督……てぇとくっ……!」ポロポロ

伊26「提督が何か悪いことしたの……?どうして提督が、こんな辛い思いをしなきゃいけないの……!?」ポロポロ

妙高「那智……っく……!」ジワッ


↓1天城のコンマ 親愛度:50/100
↓2漣のコンマ  親愛度:63/100
↓3神風のコンマ 親愛度:50/100
↓4神通のコンマ 親愛度:58/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/27(木) 00:35:56.85 ID:3nU9970DO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/27(木) 00:36:35.04 ID:9Igcac1M0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/27(木) 00:39:22.22 ID:zEPWYmMI0<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/27(木) 00:39:47.99 ID:AZRlp5zFo<> のー <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/27(木) 00:44:02.98 ID:QTlYEAdO0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/27(木) 00:49:11.05 ID:AZRlp5zFo<> おつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/27(木) 01:02:30.36 ID:3nU9970DO<> 乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/27(木) 01:26:53.51 ID:HXlnrwm3O<> おつつ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:37:57.03 ID:8HdUYkQU0<> 本編の更新はお休みさせていただきます。お待たせして申し訳ありません。
それでは小ネタが完成しましたので投下していきたいと思います。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:39:09.33 ID:8HdUYkQU0<> 『お父さんの幸せ』
※本編とは無関係です。














親子愛。それは切っても切れない絆で結ばれている家族の愛情。




その中でも、特に親と子の仲が良い人々にお尋ねしたい。




貴方は、あるいは貴女は……親の為なら、どこまで“自分を犠牲に”出来るだろうか?




犠牲といっても、自らの時間を割くことでは無い。それ以上の犠牲である。




臓器移植?介護?いや、それより遥かに辛い犠牲だと言って良いかもしれない。




そう。親の幸せを願う為に……自らが歩んだ“歴史”を……“存在”を否定することが出来るだろうか?




今宵は、その究極の問に答えを出した……ある子供2人をご覧いただくとしよう。




自己の全てを否定してでも、親の……父の幸福を望んだ、兄妹の行く末を――――














<>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:41:13.78 ID:8HdUYkQU0<> ――小学校からの帰り道

息子「………」トコトコ

娘「………」トコトコ

息子(両親の昔の話を聞いてくる宿題、かぁ……う〜ん、どうしよう……)

娘(お母さんからは絶対に聞きたくないし、お父さんは……きっと、教えてくれるとは思うけど……)

息子(……普段から、お母さんに酷いことばかりされてるお父さんに……こんなことを聞くのは……)

娘(だけど、私達だけじゃ……何て書けば……)

息子「……僕達だけで調べようか」

娘「え……?」

息子「お父さんに無理に話してもらわなくても、他の提督のお兄ちゃん達の誰かに相談すれば……」

娘「あ……そっか。確か、8周目提督お兄ちゃんの所には、昔の出来事を見られるテレビが……」

息子「……よし。8周目提督お兄ちゃんに相談してみよっか。ダメだったら、他のお兄ちゃん達に頼めば良いし」

娘「うんっ」


――8周目鎮守府

8周目提督「昔の出来事を見られるテレビ……あぁ、タイムテレビのことか」

息子「うん。学校の宿題で、両親の昔の話を聞いてきなさいって……」

8周目提督「……なるほど、事情は分かった」

8周目提督(確かに、2人の立場では両親に質問しづらいことだな……断るのも2人が可哀相だし、ここは協力してやった方が良いだろう)

8周目提督「今、倉庫から出して来る。5分もかからないから、ここで待っていてくれ」スタスタ

娘「ありがとう!8周目提督お兄ちゃん!」

息子「よし、これでお父さんに嫌な思いをさせず宿題が出来る!」

娘「だけど、昔のことって言っても……いつの出来事を見れば良いのかな?」

息子「う〜ん、やっぱり結婚前じゃないかな?お母さんはともかく、お父さんがどうしてあんな酷い人と結婚したかは気になるし」

娘「確かに……じゃあ、結婚するちょっと前を見てみよっと!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:41:55.39 ID:8HdUYkQU0<> ――数十分後

息子「………」

娘「………」

息子(こ、これって……)

娘(嘘……そんな……)

息子(お父さんに、お酒を飲ませて……しかも、そのまま……これって、保健の授業でやってたやつだよね……?)

娘(それだけじゃない……結婚式の夜も、嘘をついて……お父さんと、エッチなことを……しかも……)

息子娘(僕〈私〉達のことを、道具扱い……お父さんを、自分から逃げられないようにする為の……っ!)

息子「……っ」ガクガク

娘「……っ」ガクガク

息子(僕達がいるせいで……僕達が“生まれた”せいで、お父さんは……ずっと、お母さんと離婚出来ずに……)

娘(お母さん、だけじゃない……私達も、お父さんのことを……傷つけていたなんて……!)

息子「………」フラフラ…

娘「………」フラフラ…

8周目提督「……ん?もう見終わったのか?良ければテレビを持ち帰っても……」

息子「……ううん、大丈夫。今日はありがとう……」フラフラ…

娘「………」フラフラ…

8周目提督「……?」

8周目提督(どうしたんだ?さっきと違って、顔色が悪かったが……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:42:42.37 ID:8HdUYkQU0<> ――自宅

娘「ぐすっ……うぅっ……!」ポロポロ

息子「………」

娘「私達のせいで、お父さんが……苦しんで……今でも、お母さんに傷つけられて……!」ポロポロ

息子「……娘」

娘「ひっく……な、に……?」ポロポロ

息子「僕達……“生まれない方が良かった”のかな……」ジワッ

娘「……!」ポロポロ

息子「こうして、僕達が生きているだけでも……お父さんは、ずっと……お母さんから、逃げられない……」ウルウル

息子「僕達がいる限り……お父さんは、苦しみ続ける……お母さんの、計画通りに……」ウルウル

娘「……お兄、ちゃん……私達、どうしたら良いのかな……えぐっ……」ポロポロ

息子「……っ」ウルウル

息子(どうしよう……僕達がこうして“いる”だけで、お父さんを苦しめちゃう……)フラッ… カチッ

息子(あ……よろけて手が、テレビのリモコンに……)




『泣くなよ。今更そんなこと言ったって、取り返しが……取り返しが……つくかもしれない!』

『どうして?もしもボックスはもう無いんだよ?』

『タイムマシンを使うんだ!タイムマシンであの日に戻って、過去の僕らにもしもボックスを使わせないようにするんだよ!』




息子「……!」

娘「……っ!お、お兄ちゃん……!」

息子「……うん。今、確かに“タイムマシン”って……」

娘「他の鎮守府のお兄ちゃん達からタイムマシンを借りて、昔に戻って……私達が、お父さんをお母さんから守れば……!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:43:11.02 ID:8HdUYkQU0<> 息子「……だけど、それは……ある意味、“死ぬ”覚悟をしなきゃいけない」

娘「……え?」

息子「娘……落ち着いて考えて?僕達は、お父さんとお母さんが結婚したから生まれたんだ」

娘「……うん」

息子「じゃあ、僕達がお父さんとお母さんの結婚を邪魔しちゃったら……どうなると思う?」

娘「どうなるって、私達が生まれなくなって……あっ、あぁっ……!」

息子「……気づいた?」

娘「………」コクリ




息子「お母さんからお父さんを守るということは……僕達は“生まれなかったことになる”」

息子「だから、きっと……お父さんを救えば、僕達は……“この世から消えてしまう”」




娘「……っ!」

息子「………」

娘「………」

息子「……でも、僕は……それで良いと思ってる」

娘「え……?」

息子「僕達がいるから、お父さんは……お母さんから逃げられない。だけど、僕達が生まれなかったら……最初からいなかったとしたら……?」

娘「……そっか。お父さんは、苦しまずに済む……幸せになれる……!」

息子「僕は、お父さんに幸せになってほしい。昔から、ずっとそう考えてた……僕達が消えることで、お父さんが幸せになれるなら……!」

娘「……うん。私も、お兄ちゃんと同じ気持ち……!」

息子「……覚悟は決めた?」

娘「……うんっ」ギュッ

息子「よし……じゃあ、まずはあそこに行かないと――」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:43:47.65 ID:8HdUYkQU0<> ――3周目鎮守府・工廠

明石(3周目)「姿を消す道具と……」

夕張(3周目)「他人の秘密を暴く道具?」

息子「うん。何かピッタリな道具は無いかな?」

明石「どうして急に……2人のことだから、悪い目的で使う訳じゃないことは分かるけど……」

娘「実は、私達のクラスで虐められてる子がいて……」

息子(これは嘘だ。本当の理由を話せば、絶対に『そんなことしちゃダメ』って止められる……)

娘(だから、いかにもな理由を作って……明石お姉ちゃんと夕張お姉ちゃんに、納得してもらわないと……!)

夕張「……なるほど。その虐めっ子を懲らしめて、虐められてる子を守る為か」

息子「うん。だけど、僕達が直接『虐めはやめて!』って言うのは……その、怖いから……」

娘「卑怯だってことは分かってるけど……それでも……!」

明石「………」チラッ

夕張「………」コクッ

明石「分かった。そういうことなら、喜んで道具を貸すね?」

息子「あ……!」パァッ

夕張「それに卑怯なんかじゃない。そうやって、友達を助けようとする気持ちは凄く立派よ?」

娘「お姉ちゃん……!」パァッ


――数分後・3周目鎮守府の外

息子「透明マントと、ウラオモテックスか……」スタスタ…

娘「透明マントは分かるけど、ウラオモテックスって……?」スタスタ…

息子「これを貼られた人は、普段からこっそりやってることを人前で堂々としちゃったり、隠していることをペラペラ話しちゃうんだって」

娘「あ……じゃあ、これをお母さんに貼っちゃえば……!」

息子「そういうこと。これでお父さんを守る為の道具を貰えたから、次は――」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:45:24.61 ID:8HdUYkQU0<> ――16周目鎮守府

16周目提督「タイムマシンを貸して欲しい?」

息子「うん……」

16周目提督「……理由を話して貰っても良いかな?」

娘「えっとね、今日……学校から、宿題が出て……」

16周目提督「宿題?」

息子「両親の昔の話を聞いてきなさいって……」

息子(8周目提督さんに話した理由と同じ。だけど、実際には……過去を変える為)

娘(明石お姉ちゃんや夕張お姉ちゃん以上に、本当のことは話せない……だけど、一応……全部、嘘という訳じゃない……!)

息子娘(昔のお父さんを見に行きたいという理由は、本当だから……!)

16周目提督「……あー、そういうことか」

16周目提督(息子君と娘ちゃんの両親は……47周目提督さんと嫁さんは仲が悪いらしいし、直接聞くのは気まずいよね)

16周目提督(だから、こうしてタイムマシンを使って自分達で見に行こうとした訳か……)

16周目提督「……事情は分かったよ。だけど、それはやめておいた方が良い」

息子「どうして?」

16周目提督「万が一、過去の47周目提督さんと出会ってしまって……過去が変わり、2人が生まれなくなってしまったら……」

息子娘「……っ」ズキッ

16周目提督「……息子君?娘ちゃん?」

息子「……だ、大丈夫!絶対に会わないようにするから!」

娘「う、うん!物陰に隠れて、こっそり見るだけ!」

16周目提督「う〜ん……」

16周目提督(本当は僕がついて行った方が良いかもしれないけど……人の家族の事情に踏み込むような真似はダメだよね)

16周目提督「……分かった。だけど、絶対に悪用しちゃダメだよ?」スッ…

息子娘「……ありがとう、16周目提督お兄ちゃん!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:46:59.45 ID:8HdUYkQU0<> ――

娘「……これで、必要な物が揃ったね」

息子「………」コクリ

息子(腕時計型のタイムマシン、透明マント2枚、ウラオモテックス……これで、お父さんを……!)

息子「……未練は無い?」

娘「……みれん?」

息子「えっとね、まだ生きたいとか、もっと楽しく過ごしたいとか……そういう気持ち。ちょっと言ってみただけ」

娘「……大丈夫だよ。もう、決めたから……!」

息子「……そっか。僕も覚悟は出来てる。それじゃ……行こう、10年前に……お父さんが、まだ不幸になる前に……!」カチッ

娘「……!」

パシュッ…!


――16周目鎮守府

16周目提督「………」

16周目提督(2人共、何となく……覚悟を決めたような顔をしていたような……)

磯風(16周目)「……どうした?」

16周目提督「……ううん。何でも無いよ」

16周目提督(胸騒ぎがする……ひょっとして僕は、取り返しのつかないことをしてしまったんじゃ……)

ピカッ…

16周目提督「……ん?何だか眩しくない?」

磯風「え?特にそんなことは……」

ピカアアアアアアアッ!

16周目提督「うっ……!」

磯風「し、司令?」

16周目提督(こ、この光景は見覚えがある……!確か、僕が過去を変えて気絶した日、夢の中で――) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:49:49.48 ID:8HdUYkQU0<> ――10年前・海軍学校

パシュッ…!

娘「……ここは?」キョロキョロ

息子「多分、海軍学校……お父さんが通ってた学校だと思う」

娘「じゃあ……本当に、私達は10年前の世界に……」

息子「タイムマシンが壊れていなければね。でも、こうして16周目鎮守府から一瞬で場所が変わったし……多分、過去に戻れたはず」

「……あれ?」

息子娘「っ!?」ビクッ

ショタ提督(16)(どうして子供がこんなところに……って、僕が言っても説得力無いか。こんな幼児体型だし……)

息子(……間違いない。この人は……このお兄ちゃんは……!)

娘(10年前の……まだ、お母さんに酷いことをされる前の……若い頃の、お父さん……!)

ショタ提督(……もしかして、クラスメイトの親戚かな?関係者以外立ち入り禁止の場所に、幼い子供が迷い込む訳が無いし……)

息子(って眺めてる場合じゃない!まさか、いきなり鉢合わせしちゃうなんて……!)

娘(ど、どうしよう!?いや、落ち着かなきゃ……!お父さんの子供ってことは気づかれていないはず……!)

ショタ提督「………」

息子「……えっと、お父……47周目提督、さん」

ショタ提督「えっ……」

ショタ提督(どうして、僕の名前を……)

娘「その……お母、じゃない、嫁さんには……気をつけて。絶対に、油断しないで……!」

ショタ提督(よ、嫁さんのことまで……いや、彼女は両親が有名だから、まだあり得ない話では無いけど……)

息子娘「そ、それじゃ……!」ダッ

ショタ提督「あっ、ちょっと待って……行っちゃった。一体、何だったんだろう……」

ショタ提督(それに『嫁さんには気をつけて』って……もしかして、勉強のし過ぎで疲れちゃったのかな、僕……)スタスタ… <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:50:16.73 ID:8HdUYkQU0<> ――物陰

娘「……どう?」

息子「……本気にしてないと思う」

娘「やっぱり、そうだよね……初めて出会った子供が、いきなり『知り合いのお姉ちゃんに気をつけて』なんて言っても……」

息子「……うん。相手にされないか、怪しまれるだけだよね。やっぱり、僕達でお父さんを守らないと」

娘「この日、なんだよね?お父さんが、その……お母さんに、お酒を飲まされて……」

息子「タイムテレビで見た日付だし、間違いないはずだよ。時間的にも、後1時間もしない内に……」

娘「えっ!?じゃあ急がないと!?」

息子「ここからは透明マントを被ってお父さんについて行こう。まさか僕達が堂々とお母さんの家に入る訳にはいかないし……」

娘「う、うん……えっと、上から被るだけで良いんだよね?」ファサッ…

息子「確か、お姉ちゃん達はそう言ってたけど……よいしょっと」ファサッ…

シュゥゥゥゥン…

娘「わっ、本当に消えた!でも、お兄ちゃんの姿は見えるよ!半透明になってるけど」

息子「し〜っ!姿が見えなくなっても声は聞こえるから、話す時は小声で……同じ透明マントを被ってる人には、相手の姿が見えるようになってるのかも」

娘「あっ、ごめん……でも、これならはぐれることは無さそう。お兄ちゃん、早くお父さんを……!」

息子「分かってる。急がないと……手遅れになってからじゃ、遅いから……!」

娘(手遅れになっても、もう1回タイムマシンで戻れば……あっでも、それだと今の私達と鉢合わせしちゃう……やっぱり、失敗しちゃダメ……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:50:44.85 ID:8HdUYkQU0<> ――嫁自宅前

ショタ提督「………」

ショタ提督(相変わらず大きい家だなぁ……おっと、眺めてる場合じゃない。インターホンを……)カチッ

ピンポーン…!

ショタ提督「………」

息子(E:透明マント)「………」

娘(E:透明マント)「………」

息子「おじいちゃん家、今とそんなに変わって無いね……」ヒソヒソ

娘「ちょっと新しい感じがする……でも、この後……ここで、お父さんが……」ヒソヒソ

息子「……絶対に、守ってみせる。お父さんの幸せの為に……頑張ろう、娘……!」ヒソヒソ

娘「……うんっ」ヒソヒソ

ガチャッ…

ショタ提督「あ……!」

嫁(14)「いらっしゃい!ほら、早く中に入って!」

ショタ提督「……うん。お邪魔します」

息子「………」ジトッ

娘「………」ジトッ

息子(若くて、それで今より背も低い……でも、嫌な顔つきは今のまま……)

娘(この時から、お父さんを苦しめていたなんて……本当に、酷いよ……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:51:17.41 ID:8HdUYkQU0<> 嫁「ジュースを入れて来るから、そこに座って待ってて」

ショタ提督「あ、お構いなく……」

嫁「……♪」ニヤリ スタスタ…

息子「………」チラッ

娘「………」コクッ

息子(タイムテレビの映像通りなら、お母さんはこの後……)

娘「その時を見計らって、あれを貼り付けないと……)

嫁「……さて、と。確か、パパのワインはこの戸棚に……」スッ…

息子(やっぱりそうだ!ここが……この時こそが、映像で見た……!)

娘(お母さんが、お父さんを苦しめることになる……最初の原因……!)

嫁「………」ゴソゴソ

娘「……お兄ちゃん、早くあれを!」ヒソヒソ

息子「……大丈夫。もう用意してあるから」グッ…

嫁「……あった」スッ

嫁(残っている選択肢は……私が既成事実をゲットすること。でも、まともな方法じゃ無理ね……だから……)

嫁「………」トポトポ…

嫁(幸い、今日はパパもママも仕事で朝帰りになるはずだから……ふふっ♪)ニヤリ







息子(そうはさせない……!お父さんのことは、僕達が守るんだ……!)スッ…!

ペタッ…!







嫁「んっ……あ、あれ?今、背中に何か……うっ!」ドクンッ…!

娘(やった!お母さんの背中に、ウラオモテックスが貼り付いて……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:51:49.22 ID:8HdUYkQU0<> 嫁「………」ズカズカ

ショタ提督「あっ、嫁……さん?」

ショタ提督(どうしたんだろう?顔つきが険しいような……)

嫁「……ほらっ!とっとと飲みなさいっ!」ズイッ

ショタ提督「うぐっ!?えっ、ど、どうし……」

嫁「早くこのワインを飲んで泥酔しなさい!そんでもって私に黙って犯されなさいよ!」グイグイ

ショタ提督「お、犯っ!?何を言って……それにワイン!?僕、まだ未成年だよ!?」

息子(よしっ!そのまま本音を全部話してしまえ!)

娘(お父さんに、その恐ろしい本性をバラしてしまえ!)

嫁「んなことどうでも良いのよ!とっとと飲んで犯されろっつってんの!」

嫁「そんでアンタが起きてから私を強姦したと嘘ついて、罪の意識を植え付けて私から逃げられなくしてやるんだから!」

嫁「アンタは私のモノよ!誰にも渡さないんだから!分かったら早く逆レイプされなさい!」

嫁(く、口と体が勝手に……!?一体、どうなって……どうして自分で提督に作戦を喋って……!?)

ショタ提督「……っ」ゾクッ

ショタ提督(こ、怖い……!嫁さんが、まさか……そんなことを考えていただなんて……!)

嫁「何ビビッてんのよ!どうせ天井の染みでも数えてたらすぐ終わるわよ!

ショタ提督「……ご、ごめんなさい!あの、僕、急用を思い出したから……お邪魔しました!」ダッ

ショタ提督(ここにいたらダメだ……!僕、本当に襲われる……!今すぐ逃げないと……!)

息子娘(やった!これでお父さんをお母さんから守れ――)

嫁「っ!?ま、待ちなさいっ!」ガシッ!

ショタ提督「うあっ!?」

息子娘「――!?」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:53:54.24 ID:8HdUYkQU0<> 嫁「に、逃がすもんか……!こうなったら、ここで無理矢理にでも……!」グイッ!

ショタ提督「ヒッ!?や、やめ……っ!」

息子「そ、そうか!ウラオモテックスのせいで隠し事が出来ないから、ヤケになって……!」ヒソヒソ

娘「どうしようどうしよう!?このままじゃお父さんが……!」ヒソヒソ

息子「……行くよ、娘!お父さんを助けなきゃ!」ダッ!

娘「う、うんっ!」ダッ!

嫁「はぁはぁ……き、既成事実を作ってしまえば、後はそのまま……!」グイィッ!

ショタ提督「うぅっ……やめ、てぇ……!」

息子(そうはさせるか!)ガシッ!

娘(お父さんに酷いことしないでっ!)ガシッ!

嫁「うぐっ!?」

ショタ提督「……え?」

嫁「あ、あれ……?体が、動かない……!」グググッ

息子(させるもんかぁ……っ!)グググッ

娘(お父さん……早く逃げてぇ……!)グググッ

嫁(前と後ろから、体を掴まれてるような感覚が……まさか、心霊現象……!?)ゾクッ

嫁(い、いやそんな訳っ!この家に幽霊が出るなんて話、聞いたことが……!)

ショタ提督「……っ」ガクガク

ショタ提督(な、何が起こって……い、いやっ!それより早く、逃げ……ないと……!)

ショタ提督「……ッ!」ダッ

嫁「あぁっ!?こ、コラ!待ちなさい!待て!待てよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」グググッ!

息子(まだだ……!お父さんが、完全に外に出て逃げ切るまで……!)グググッ

娘(う、腕が痺れて……ダメっ!踏ん張らないと!お父さんを守らないと……!)グググッ

嫁「動けよ、私の体……動けよ、このぉっ……!」グググッ

息子(……よし、もう大丈夫だと思う。お父さんを追いかけないと!)ダッ

娘(あっ、お兄ちゃん!?待って!)ダッ

嫁(っあ!?きゅ、急に体の自由を奪う力が無くなって……いやそれより提督!提督は!?)

嫁「………」

嫁(……糞ッ!まさか逃げられるなんて……いや、まだ間に合う。パパとママの権力で提督を脅せば……ふふっ……)ニヤリ





――その翌日、嫁は背中に貼り残されたウラオモテックスの効果により、両親の前で47周目提督をモノにする魂胆を全て明かしてしまい、返って両親を激怒させてしまうことになる。

――よって、47周目提督の貞操は守られることとなるのだが……その話を知る者はいない。そう、父を守ろうとした兄妹でさえ…… <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:54:38.47 ID:8HdUYkQU0<> ――

ショタ提督「はぁっ、はぁっ……!」タタタッ…!

ショタ提督(寮を目指して全速力で走ったけど……足と、体力が限界……!)

ショタ提督「げほっ!ごほっ!っはぁ……ぜぇぜぇ……」

ショタ提督(こ、怖かった……!まさか、嫁さんがあんなことを……)

ショタ提督「……もう、嫁さんとは関わらないようにしよう。怖くて、今でも足が震えてるから……」

ショタ提督(外で見かけても、すぐに立ち去ろう……もう、まともに顔を見ることも出来ないから……)

「……だから言ったでしょ?」

「嫁さんには気をつけてって……」

ショタ提督「っ!?だ、誰……!?」ビクッ!

息子「………」

娘「………」

ショタ提督「あ……き、君達は、さっきの……」

息子(お父さんがちゃんと安全な所まで逃げられるか、急いで追いかけたけど……)

娘(これだけ離れたら、大丈夫……だと思う)

ショタ提督「……どうして?」

息子娘「え?」

ショタ提督「さっき……僕のことや、嫁さんのことを……知っていたよね?えっと、どこかで会ったこと……あったかな……?」

息子「………」

娘「………」

ショタ提督「あ、あの……」

息子「……ううん、無いよ」

娘「今日、初めて出会ったよ」

ショタ提督「じゃあ、何で……」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:55:07.48 ID:8HdUYkQU0<> 息子娘「……47周目提督、さん」

ショタ提督「……!」

息子「女の人とお付き合いする時は……自分のことを大切にしてくれる人にしてね?」

娘「例えば……艦娘のお姉ちゃん達とか!」

ショタ提督「か、艦娘って……僕、まだ提督にすら……いや、それより、君達は……?」

息子「……嫁さんとは、もう会っちゃダメだよ?」クルッ

娘「でないと、また……怖い目に遭っちゃうから」クルッ

ショタ提督「それは……うん。今日の出来事で分かったけど……ま、待って!せめて、名前を……」







息子娘「……さようなら、お父さん」タタタ…ッ!







ショタ提督「……えっ?今……あっ……」

ショタ提督(……行ってしまった。追いかけようとも思ったけど、まだ足と体力が回復していない……)

ショタ提督「……不思議な子達、だったな」

ショタ提督(まるで、僕が嫁さんに襲われてしまうことを……最初から、知っていたみたいに……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……ありがとう、不思議な男の子と女の子。お陰で助かったよ。今度また見かけたら、改めてお礼を言わないと……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:55:34.99 ID:8HdUYkQU0<> 息子「ふぅふぅ……!」タッタッタ…

娘「はぁはぁ……!」タッタッタ…

息子「……うん。お父さん、追って来てない」チラッ

娘「……みたい、だね」チラッ

息子「……!」

息子(あ……)

娘「……これで、お父さんは……お母さんに苦しめられる未来から、逃げられたのかな」

息子「……間違いないよ」

娘「本当に?」

息子「………」コクリ

娘「絶対?」

息子「……うん」

娘「………」

息子「だって、足を見て?」

娘「え?足って……っ!?」

息子「………」スゥッ…

娘「お、お兄ちゃん!?足が消えていって……!?」

息子「僕だけじゃないよ。娘だって……」

娘「……!」スゥッ…

息子「お父さんの過去が……歴史が変わった。これでお母さんと結婚する未来は無くなったんだ」

息子「だから……僕達は生まれなくなる。この世から……綺麗さっぱり、消えてしまう」

娘「………」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:56:38.44 ID:8HdUYkQU0<> 娘「……そっか。そう、なんだ……私達、ちゃんと……お父さんを、救えたんだ……!」スゥッ…

息子「……うん。そして、僕達も消えちゃって……お父さんを苦しみに閉じ込める人は、誰もいなくなる」スゥッ…

息子(腰から下が消えちゃった……後少しで、腕や体も消えて……)

娘「………」

息子「………」

娘「……お父、さん」ジワッ

息子「……!」

娘「うっ……うぅっ……!最後に……もう1回だけ、思いっきり……抱き締めて、欲しかったなぁ……」ポロポロ

息子「……娘」

娘「そして……『よく頑張ったね。偉い偉い』って……頭、撫でて欲しかったなぁ……っ」ポロポロ

息子「……僕、だって」ジワッ

娘「あ……」ポロポロ

息子「お父さんと……ずっと、一緒にいたかった……傍にいたかったよ……!」ポロポロ

息子「だけど……そんなことしたら、お父さんをますます苦しめちゃう……僕達のせいで……!」ポロポロ

息子「……僕達が、生まれてきたせいで……っ!」ポロポロ

娘「……っ!」ポロポロ

息子「……だから、これで良いんだ……お父さんの幸せを願うなら、僕達が消えることが……1番、良いんだ……」ポロポロ

娘「お兄、ちゃん……」ポロポロ

息子「………」スゥッ…

娘「………」スゥッ…

息子(もう、首から下が消えちゃった……)ポロポロ

娘(残ってるのは、私とお兄ちゃんの顔だけ……)ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:58:50.64 ID:8HdUYkQU0<> 息子「……悔しいなぁ」ポロポロ

娘「……?」ポロポロ

息子「本当なら、泣いてる妹を慰めようと……手を握ってあげたいのに……手が無くなっちゃったから、出来ないよ……」ポロポロ

娘「……!」ポロポロ

息子「涙をぬぐってあげることも、出来ない……本当に、悔しいなぁっ……!」ポロポロ

娘「……お兄ちゃん」ポロポロ

息子「それに、僕は……僕だけは、泣いちゃダメなのに……!娘を慰めながら、せめて僕だけは……笑顔で消えていきたかったのに……」ポロポロ

娘「………」ポロポロ

息子「ひっく……ぐすっ……!」ポロポロ

娘「……っ!」フルフル

娘(我慢しなきゃ……!お兄ちゃんばかりに、辛い思いをさせちゃダメ……!せめて、表情だけでも……っ!)

娘「……お兄ちゃん」ポロポロ

息子「……え?」ポロポロ

娘「私なら……大丈夫、だから……お父さんが幸せになるんだよ?嬉しいに……決まってるよ……!」ポロポロ ニコッ…

息子「……あ、あははっ……涙が溢れてるよ?笑ってるつもりかもしれないけど、娘……今だって、泣いてるじゃないか……」ポロポロ

娘「そんなこと、ないよ……!これは、その……嬉し涙だもん!お父さんがお母さんから逃げられて、すっごく……嬉しくって……!」ポロポロ

息子「………」ポロポロ

娘「………」ポロポロ

息子「……そう、だね。これは……悲しい涙なんかじゃない。嬉し涙なんだ……そうに決まってるよね……!」ポロポロ

娘「うんっ……!」ポロポロ

息子「………」スゥッ…

娘「………」スゥッ…

息子(もう、口まで……喋ることすら、出来なくなっちゃった……僕達、もう……)ポロポロ

娘(何だか、眠くなって……ううん、眠いというより、私が私で無くなっていくような……心が、消えていくような……)ポロポロ

息子娘(……せめて、最後に……言葉では、伝えられなくなっちゃったけど……)ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 20:59:27.45 ID:8HdUYkQU0<>
























(どうか……絶対に、幸せになってね……?さようなら、お父さ――――)


スゥッ…
























<>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 21:00:53.56 ID:8HdUYkQU0<> ――“改変された”現在・16周目鎮守府

パァァァァッ…!

16周目提督「――!」

磯風「……どうした、司令?」

16周目提督「え?あ、ここは……」キョロキョロ

16周目提督(いつもの鎮守府……おかしいな。確かに過去が変わって……それに、2人に貸したはずのタイムマシンが腕に戻ってる……)

16周目提督「……うっ」クラッ…

16周目提督(頭の中に、何かが……覚えの無い記憶が、流れ込んできて……!)

16周目提督「………」

磯風「まさか、体調が悪いのか?だったらすぐベッドに……」アセアセ

16周目提督(う……嘘、だよね……?だって今、僕の頭に飛び込んできた記憶って……もし、この記憶が正しければ……っ!)ゾクリ…!

16周目提督「……っ!」ダッ

磯風「お、おい!?司令、どこ行くんだ!?」

16周目提督(簡易ワープ装置、どこにしまったっけ……?えっとえっと……あぁもうっ!こっちの方が早い!)グイッ!

16周目提督「ちょっと47周目鎮守府に遊びに行って来るねっ!」フワッ…

ギュイーン…!

磯風「………」

磯風(ほ、ホバーボードに乗って行くほどの急用なのか……もしかして、今の司令の慌てようは、その急用を思い出して……?) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 21:02:37.81 ID:8HdUYkQU0<> ――47周目鎮守府

16周目提督「お、お邪魔しますっ!」スタッ!

ショタ提督「うわっ!?え、えっと、16周目提督君!?」

16周目提督「はぁはぁ……」キョロキョロ

ショタ提督「ど、どうしたの?」

16周目提督「いえ、その……」

16周目提督(探さないと……息子君と娘ちゃんを見つけないと……!そんなはずない!だって、2人は宿題の為に……)チラッ

16周目提督「……ッ!?」

ショタ提督「……?」チラッ

16周目提督「………」

ショタ提督「……あの、16周目提督君?」

16周目提督「………」














浜波「あれ?16周目提督君……?」

はまなみ(8)「あっ、16周目提督お兄ちゃん。遊びに来てくれたの?」

16周目提督「………」

16周目提督(浜波お姉ちゃんの左手についている、高そうな指輪……それに、浜波お姉ちゃんを小さくしたような女の子……こ、これって……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 21:04:57.65 ID:8HdUYkQU0<> 16周目提督「……47周目提督さん」

ショタ提督「う、うん」

16周目提督「えっと……今から、すっごく変な質問をするけど……出来れば、正直に答えてくれると嬉しいかな……」

ショタ提督「変な質問……?」

16周目提督「……47周目提督さんは、浜波お姉ちゃんと“再婚”したの?」

16周目提督(分かってる。聞かなくても、僕の“新しい記憶”が……どうせ聞いても無駄だと告げている)

16周目提督(でも……それでも、聞かずにはいられない。もしかすると、僕が残酷な夢を見ているだけの可能性も……)

ショタ提督「そんな訳無いよ!僕は浜波ちゃん以外に付き合った女の人もいなくて……」

16周目提督「……っ、じゃ、じゃあ……子供は“双子”?」

ショタ提督「いや、はまなみ“だけ”だよ?」

16周目提督「………」

浜波「……?」

はまなみ「16周目提督お兄ちゃん……?」

16周目提督「……そう、だよね。あははっ、何言ってるんだろう、僕……」

ショタ提督「……双子、か。そういえば、昔……不思議なことがあったっけ」

16周目提督「昔……不思議……」

16周目提督(それって……いや、まだ……だけど……)

浜波「不思議なこと……?」

ショタ提督「うん。僕がまだ、海軍学校に通ってる時なんだけど……2人の子供が、知り合いの女の人に気をつけてって」

ショタ提督「最初はよく分からなかったけど、後からその人に強姦されそうになっちゃって……慌てて逃げて来たんだ」

ショタ提督(嫁さん……あの後、全然見かけなくなったっけ……僕自身、彼女に全く関心を向けようとしなかったけど)

浜波「ご、強姦……!?」

はまなみ「ごーかん?」キョトン

ショタ提督「しばらく走った後、それを伝えてくれた子供達がまた現れて……そのまま『さようなら、お父さん』と言いながら、去って行っちゃって……」

16周目提督「ッ!!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 21:05:35.17 ID:8HdUYkQU0<> 浜波「そんなことがあったなんて……」

はまなみ「う〜ん……よく分かんない」

16周目提督「………」

ショタ提督「改めてお礼を言いたかったんだけど、あれからずっと僕の前に現れることは無かったんだ。今、思い出しても不思議だなぁって……」

16周目提督「………」

16周目提督(間違い、無いよ……その2人は……その2人こそが、47周目提督さんの……本当の……っ!)

16周目提督「………」

ショタ提督「……16周目提督君?」

16周目提督「……突然お邪魔して、変なことを聞いてごめんなさい。それじゃ、僕はこれで……」フワッ…

ギュイーン…!

はまなみ「あっ、もう帰っちゃうの〜?」

ショタ提督「……急にどうしたんだろう?」

浜波「何だか、信じられないものを見たような顔をしてたけど……」


――空中

16周目提督「……っ」ジワッ…

16周目提督(息子君と、娘ちゃんは……きっと、47周目提督さんの家庭の不幸を何とかする為に……自分を犠牲にして……!)ウルウル

16周目提督(どうして……僕達に相談してくれなかったの……!?僕達に話してくれれば、もっと……違う方法を考えたのに……!)ウルウル

16周目提督(誰にも知られることなく、47周目提督さんの為だけに……そんなことって、悲しすぎるよ……辛すぎるよ……っ!)ポロポロ

16周目提督「………」ポロポロ

16周目提督(……覚えて、おかなくちゃ。せめて……僕だけでも、息子君と娘ちゃんのことを……覚えておかなくちゃ……!)ポロポロ

16周目提督(だって……家族の不幸を救ったのに、それを誰も知らないだなんて……こんなこと、あんまりだよ……!)ポロポロ

16周目提督(だから……過去が変わったことを認識することが出来た、僕が……ちゃんと、2人のことを……覚えておかないと……!)ポロポロ

16周目提督(息子君と娘ちゃんは、もう……この世にはいないけど……いや、最初からいなかったことになっちゃったけど……)ポロポロ

16周目提督(……自分の命を犠牲にしてでも、家族の……47周目提督さんの幸せを願った、良い子達なんだって……!)ポロポロ

16周目提督「ぐすっ……うぅっ……!息子君……娘ちゃん……ひっく……えぐっ……!」ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 21:06:35.89 ID:8HdUYkQU0<> ――47周目鎮守府

浜波「だ、大丈夫だった……?」

ショタ提督「うん。何故かその人が急に『今から泥酔させて襲う』と言い出したお陰で、僕は逃げ出すことが出来たんだ」

浜波「……その人、最低」

ショタ提督「……あの時、逃げ出して良かったよ」

浜波「え……?」

ショタ提督「そのお陰で、僕はその人の罠に嵌らず……浜波ちゃんという、最愛の人と結ばれることが出来た」

ショタ提督「それだけじゃない。こんなに可愛い娘にも恵まれたんだ。僕、本当に“幸せ”だよ」ニコッ

浜波「……司令///」

はまなみ「えへへっ♪」

ショタ提督「………」ジッ

浜波「……?」

はまなみ「お父さん?」

ショタ提督「……っ」ツー

浜波「あ……」

ショタ提督「あ、あれ?おかしいな……どうして、涙が……」ポロポロ

はまなみ「あれ?お父さん、泣いてる!」

ショタ提督「いや、違……これは、その……」ポロポロ




――お父さんを、慰めてあげて……?そして、今の幸せを守ってあげて……!




はまなみ「……えっ、誰?」

浜波「はまなみ?どうしたの……?」

はまなみ「その、今……声が聞こえて」

浜波「声?」

はまなみ「うん。『お父さんを慰めて。幸せを守ってあげて』って」

ショタ提督「……っ!うっ、うぅっ……!」ポロポロ

はまなみ「わっ!お父さん、また泣いてる!」

浜波「……大丈夫?」ナデナデ

ショタ提督「ぐしゅっ……分からない、分からないよ……だけど、凄く……嬉しくて、それなのに、悲しくて……ひっく……うぁっ……!」ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 21:07:33.13 ID:8HdUYkQU0<>
























「……大丈夫。私は、何があっても……大好きな貴方の傍にいるから、ね……?」


「私も!お父さん大好き!」


「……うん。うんっ……!僕も、浜波ちゃんとはまなみのこと……大好き、だよ……!」
























〜おしまい〜 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/28(金) 21:08:04.67 ID:8HdUYkQU0<> 少し補足します。8周目提督や16周目提督が息子と娘の目的をその場で勘付くことが出来なかったのは、本編とは違い歴代提督が47周目提督家の事情にそこまで踏み込んでいなかった為です。
描写不足で混乱させてしまい申し訳ございません。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/28(金) 21:22:16.44 ID:Eoc6QzKDO<> 乙
悲しいなぁ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/28(金) 22:06:23.24 ID:8voN8INc0<> 乙でした。
元ネタ(ドラ)では結婚相手変わっても子孫消えなかったけどあれは四代後だからなあ… <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/29(土) 17:54:16.85 ID:U4hnVBg60<> 18:30〜19:30頃開始予定です。途中で休憩を挟むかもしれません。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/29(土) 18:31:45.77 ID:U4hnVBg60<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/29(土) 18:34:02.31 ID:U4hnVBg60<> 那珂「………」

神通「………」

神通(那珂ちゃん、最近……アイドルや歌のことを、話題に出さなくなって……)

那珂「……神通ちゃん」

神通「……え?」

那珂「歌で人を救うことが出来るって話、たまに耳にするけど……あれ、嘘だよね」

那珂「歌うだけで大切な人が元気になるのなら、私が何曲でも……何百曲でも、喉が潰れても歌う」

那珂「でも、現実は……どれだけ必死に歌ったとしても、人1人の命すら救うことが出来ない……!」

神通「……!」

那珂「いくら周りの人々を楽しませようとしたって……1番身近な人を助けることすら出来ないようじゃ、アイドル失格だよ……っ!」

神通「……那珂、ちゃん」

那珂「うぅっ……!」ウルッ

神通「………」

神通(かける言葉が見つからない……あの元気な那珂ちゃんでさえ、提督の余命宣告に苦しんで……)

神通(だけど、それは私も同じ……あの時の、皆さんのように……っ)ウルッ



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/29(土) 18:40:07.87 ID:iZdfyLBG0<> 微熱が出てベッドで休んでいる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/29(土) 18:43:07.56 ID:HqIgWWbA0<> 那珂ちゃんそれはちゃうで
弱い人や弱っている人にこそ歌や踊りによる元気は届くものなんやで <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/29(土) 18:52:39.58 ID:U4hnVBg60<> ショタ提督「はぁはぁ……///」

神通「………」

神通(ベッドで寝ていますね……それに、どことなく顔も赤いような……)

ショタ提督「……///」つ水銀体温計 スッ

神通「……!」

ショタ提督「37.2度……軽い微熱か……///」

神通(て、提督!?まさか風邪をひいて……!?)

ショタ提督(昔ならともかく、今の僕の体は少しの病気が命取り……流石に今日は仕事を休んだ方が良いかな……)

ショタ提督(ここで無理をして、寿命を縮めてしまうようなことになってしまえば……皆に合わせる顔が無いし……)

ショタ提督「う、ぁ……///」

ショタ提督(悪化したらどうしよう……いや、ここで後ろ向きに考えちゃダメ。病は気からって言うし……)

ショタ提督(絶対に治る……!たかが微熱くらい、1日安静にしていればすぐに治るはず……!)

神通「……っ」オロオロ

神通(やっぱり、普段の無理が祟って……ど、どうしましょう!?免疫が弱っている提督にとって、風邪は重病になりかねません……!)

ショタ提督「熱さまシートは……あっ、そういえば切らしてたっけ……後で氷のうを……うっ、体に力が入らない……」

神通「………」

神通(看病するのは当然として、まずは……)



神通の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/29(土) 19:01:06.50 ID:NMZg3cQEo<> おかゆ作って食べさせる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/29(土) 19:18:38.73 ID:U4hnVBg60<> 神通「………」

神通(まずは氷のうを用意して、次に風邪薬を持って来て、後は……!)ダッ


ショタ提督「はぁっ、はぁっ……///」

ショタ提督(体が熱い……それに、重い……闘病生活とはまた違った辛さが……)

コンコンコン…

ショタ提督「……?は、はい、どうぞ……///」

神通(マスク着用)「失礼します……」カチャ

ショタ提督「神通さん……あっ、僕、風邪ひいちゃったみたいで、その……///」

神通「はい。部屋を通りかかった時、ベッドで寝込む提督が見えたので……一応、マスクを……」

ショタ提督「あ……///」

神通「それより、提督は安静にしていて下さいね?今、看病しますから……」

ショタ提督「か、看病……?大丈夫だよ。これくらい、寝ていれば……///」

神通「いえ、油断すると症状が悪化してしまいますから。ここは私に任せて下さい」

ショタ提督「……神通さん///」

神通「まずは氷のうを……冷たいですよ?」スッ…

ショタ提督「んっ……///」

ショタ提督(冷えた氷がおでこに……気持ち良い……///)

神通「後は栄養補給ですね。少し待っていて下さい。お粥をお作りします」タタタッ

ショタ提督「……///」

神通「………」グツグツ…

ショタ提督(神通さんの優しさが、心に染みる……)

神通「お待たせしました」

ショタ提督(……随分早いね。いやまぁ、そんな凝った料理でもないけど……)

神通「提督はそのまま安静に。口を開けて下さい」スッ…

ショタ提督「……えっ///」

ショタ提督(いや、あの、これって……所謂『あ〜ん』じゃ……)

神通「……す、すみません。ですが、病人である提督に自分で食べていただく訳には……」

ショタ提督「……///」

神通「だ、だから、その……口を開けて下さぃ……///」

ショタ提督「う、うん……///」

ショタ提督(こ、これは……///)


反転コンマ判定:この後どうなる?

01〜09:まさかの塩と砂糖を間違えた神通さん
10〜49:あ〜んが恥ずかしくて余計に熱が……
どちらも親愛度上昇:小 ×1.0

50〜98:少し恥ずかしいけど、頑張って食べ切る
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:神通の優しさに胸を打たれて……
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/29(土) 19:20:55.62 ID:VPQcV9+U0<> せいや <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/29(土) 19:30:47.77 ID:U4hnVBg60<> 62→26:恥ずかしくて死にそう


神通「は、はい……提督……///」スッ…

ショタ提督「あ、あむっ……///」

ショタ提督(美味しい……だけど、それ以上に……///)

神通「……まだ、ありますよ?はい……///」スッ…

ショタ提督「う、うん……はむっ……///」

ショタ提督(その、かなり恥ずかしいんだけど……///)

神通「……うぅ///」

神通(お、お粥を食べさせてあげているだけなのに……何だか、意識してしまいます……///)

神通「……は、はいっ///」スッ…

ショタ提督「……あむっ///」

ショタ提督(こ、これ、まだ続くの……?///)

神通(後半分……が、頑張ります……!///)スッ…

ショタ提督「……はむっ///」

ショタ提督(うぁぁ……そ、そろそろ限界……さっきより熱が上がりそう……///)カァッ

神通(提督の顔がさっきより赤いような……まさか、風邪が悪化して……!?)

神通「……し、しっかり食べて治して下さいね?///」スッ…

ショタ提督「う、うん……あむっ……///」

ショタ提督(は、早く食べ終わらないと……これ以上は、羞恥心で倒れちゃいそう……!///)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/29(土) 19:31:16.56 ID:iZdfyLBG0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/29(土) 19:45:04.65 ID:U4hnVBg60<> 6×1.0=6 6+58=64/100


ショタ提督「ご、ご馳走様……でした……///」

神通「は、はいっ……///」

ショタ提督(これ、絶対さっきより熱上がってるだろうなぁ……///)

神通(か、看病のはずなのに……どうしてこんなに、顔が火照ってしまうのでしょう……///)

神通「……えっと、あのっ、後は風邪薬を飲んで……ゆっくり、お休みになって下さい……///」

ショタ提督「あ、ありがとう、神通さん……///」

神通「い、いえっ!そんな……///」

ショタ提督「………」

神通「……///」

ショタ提督「……神通さん」

神通「は、はいっ///」

ショタ提督「その……少しだけ、手を握っててもらっても良いかな……?」

神通「……手?」

ショタ提督「……うん。情けない話だけど……弱っている今だと、悪夢を見てしまいそうだから……」

ショタ提督(実際、元気な時でも……自分が苦しむ夢や、過去の闘病生活の夢を見ちゃたりするから……)

神通「……!」

ショタ提督「でも、誰かが傍にいてくれれば、安心……って、ダメだな、僕……皆に負担をかけないって決めたのに……」

神通「……いえ、私で良ければ」スッ…

ショタ提督「……ありがとう」ギュッ…

神通「あ……」

ショタ提督「少し、眠るね……すぅ……」

神通「………」

ショタ提督「すぅ……すぅ……」

神通(……余程お疲れ、いえ、風邪で体力を消耗していたんですね。大丈夫です、提督……私達なら、ここにいますから……)

ショタ提督「ん……ふぅ……♪」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/29(土) 19:54:13.13 ID:U4hnVBg60<> ――6ターン目


いつもの喫茶店

先輩提督「風邪!?大丈夫だったのか!?」

ショタ提督「はい。何とか……」

先輩提督「今のお前は免疫が弱ってる状態なんだ!ちょっとの病気がそのまま……」

ショタ提督「………」

先輩提督「あ……す、すまん……」

ショタ提督「……いえ、心配して下さって、ありがとうございます」

先輩提督「……これからは、今まで以上に手洗いうがいをしっかりするんだぞ?風呂も毎日入って、体を清潔に保つことも忘れるなよ?」

ショタ提督「もちろんです。今回の微熱で懲りました……」

ショタ提督(い、色々な意味で……///)

先輩提督「………」

ショタ提督「……先輩?」

先輩提督「いや、俺も昔、艦娘に看病……いや、瀕死だった所を助けてもらったことがあったなって」

ショタ提督「あ、確か前にも話してましたよね?ちょうど10年前に……」

先輩提督「……あぁ。あの時助けてもらえなかったら、今頃俺はここにいなかっただろうな」

先輩提督(だけど、俺を助けてくれた提督は……48周目提督と同じように、不治の病で……っ!)ギリッ…!

先輩提督(その鎮守府は、未だに新しい提督が着任していないらしいし……大本営は何やってんだよ!)

先輩提督(それに、どうして……どうして良い奴ばっかり苦しんだり、先に旅立っていくんだよ……畜生……!)

ショタ提督「………」

ショタ提督(先輩……)


↓1天城のコンマ 親愛度:50/100
↓2漣のコンマ  親愛度:63/100
↓3神風のコンマ 親愛度:50/100
↓4神通のコンマ 親愛度:64/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/29(土) 19:57:42.12 ID:iZdfyLBG0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/29(土) 19:58:04.20 ID:HoBg2THDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/29(土) 19:58:31.46 ID:VPQcV9+U0<> はあっ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/29(土) 20:01:40.84 ID:NMZg3cQEo<> お <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/29(土) 20:03:22.17 ID:BoQekxp1O<> あまぎる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/06/29(土) 20:05:46.37 ID:U4hnVBg60<> 休憩を挟んで再開する予定でしたが、どうも頭が回らないので今回はここまでにします。申し訳ございません。
お付き合いいただきありがとうございました!それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/29(土) 20:18:58.11 ID:iZdfyLBG0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/06/29(土) 20:22:48.22 ID:NMZg3cQEo<> 乙乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/03(水) 13:00:14.13 ID:+3ARGcTr0<> この先輩提督の話って、どっかで聞いた覚えない? <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/04(木) 17:50:26.63 ID:VbxRas4y0<> 22:00〜23:30頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/04(木) 22:46:39.66 ID:VbxRas4y0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/04(木) 22:49:01.65 ID:VbxRas4y0<> 神風「………」

春風「……お姉様」

神風「……っ」

春風「やっぱり、まだ……司令官様の決断を、認め……」

神風「……違う」

春風「……!」

神風「私は、司令官の気持ちを尊重すると決めたわ。ただでさえ苦しみ続けた司令官に、これ以上の無理をさせる訳にいかない。でも……」

春風「でも……?」

神風「理性ではそれを理解していても、感情では耐えられない……いや、耐えようとしても、悲しさが溢れ出してしまうの」

春風「……!」

神風「だって、後1年で……私達は、司令官と永遠に離ればなれになってしまうのよ?そんなの……簡単に、納得出来る訳……っ!」ジワッ

春風「お姉、様……私だって、同じです……司令官様が、そんな……っ」ジワッ

神風「………」グシグシ

神風(だけど、それを司令官の前で見せてはいけない。こんなことで、司令官に未練を残して欲しくない)

神風(だから、私は司令官が望むことなら……文字通り、何でもする。それが今までお世話になった私達に出来る、唯一の恩返しだと思うから)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/04(木) 22:53:52.99 ID:wzIB/Jono<> 木を植えている <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/04(木) 23:09:38.27 ID:VbxRas4y0<> 神風「……?」

神風(あれ?部屋にいない……てっきり仕事してるのかと思ったけど……)

雲龍「提督なら広場に行ったわよ。何かを大切そうに抱えながら……」

神風「……え?」


――広場

ショタ提督「……ここにしようかな。日当たりも良いし……他の植物の成長を妨げることも無さそう」

神風「……!」

神風(あれは……苗木?お店で買って来たのかな?でも、どうして急に……)

ショタ提督「よいしょっと……」ザクザク

神風「………」

ショタ提督「後はこの木を植えて……これで良し、と」トントン…

神風(今になって植物を愛でることを趣味に……いや、それは唐突過ぎるような……)

ショタ提督「……丈夫な苗木を選んだからね。きっと、すくすく育つと思う。それこそ……僕が死んでしまった後でも」

神風「っ!?」

ショタ提督「少しでも、僕が生きていた証拠を……なんて、大袈裟な考えか。だけど……」ナデ…

ショタ提督「僕の代わりに、強く……どこまでも、高く生きて欲しい。そんな願いを込めるくらいは……良いよね?」

ショタ提督「もしかしたら、太く高く成長して……あの世からでも見えちゃったりして。だとしたら嬉しいな……ふふっ」

神風「………」

ショタ提督「おっと、感傷的になってる場合じゃないよね。まずは水をあげないと……」シャー

神風「……っ」

神風(司令官……普段は今までのように仕事熱心な一面しか見せないのに……)

神風(1人の時は、植物に自分の望みを照らすほどに……悲しんで……!)


神風の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/04(木) 23:22:14.93 ID:1tB8TArl0<> 提督が咳き込んだため急いで医務室へ連れていく <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/04(木) 23:42:13.94 ID:VbxRas4y0<> ショタ提督「大きくなってね……?」ナデナデ

神風「………」

神風(それに、もし司令官がいずれ……その後、成長した木を見たら、私達はきっと……その度に、悲しくなって……)

ショタ提督「……コホッ」

神風「……?」

ショタ提督「んんっ!ゲホッ!ゲホッ!」

神風「っ!?」ビクッ

神風(ま、まさか、司令官の容態が悪化して……!?だとしたら、こんな所で隠れて見てる場合じゃない……!)

ショタ提督(喉がいがらっぽいな……この前の風邪、まだ完治してないのかも……)

ショタ提督「ゴホッゴホッ!」

神風「し、司令官っ!」バッ

ショタ提督「え?神風ぢゃ……ん゛ん゛っ!」

神風「大丈夫!?すぐに医務室に連れて行ってあげるから!」ガシッ!

ショタ提督「あっ、ま、待って!この咳は……ゲホッ!」

ショタ提督(の、喉のせいでまともに話せない……)

神風(ただでさえ司令官は体が弱ってるのに!ここで放っておいて、寿命を縮めるようなことになってしまえば……っ!)ゾクッ

神風「辛いならおぶって行くから!」ヒョイッ!

ショタ提督「わっ!?」

ショタ提督(一瞬で背中に抱え込まれちゃった!?)

神風「出来るだけ揺らさないようにするけど、ちゃんと捕まっててね!」ダッ!

ショタ提督「あ、あの……ゴホッ!」

ショタ提督(うぅ……せめて喉飴があれば……)

神風(こんなことで司令官を死なせたりはしない……絶対に……!)タタタ…ッ!


反転コンマ判定:この後どうなる?

01〜49:提督、喉の調子が元に戻る
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:妖精「ただの風邪だよ?」神風(早とちりしちゃった恥ずかしい!)
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:提督、風邪の症状がぶり返してしまうが……
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/04(木) 23:43:54.25 ID:nN2J23Bi0<> えい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/04(木) 23:44:05.08 ID:TxPkJUwd0<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/04(木) 23:59:13.01 ID:VbxRas4y0<> 25→52:そりゃ心配になるでしょ


――医務室

妖精「………」

ショタ提督「………」

神風「……どう?」

妖精「……うん、ただの風邪だね」

神風「……え?」

ショタ提督「やっぱり……」

妖精「この前熱出してたもんね。こういうのは治りかけに油断するとぶり返しがちだから気をつけてよ?」

ショタ提督「うん。やっぱりまだマスクを着けていた方が良かったかも……」

神風「………」

妖精「……どしたの神風ちゃん」

神風「じゃ、じゃあ……私が慌ててたのって……ただの早とちり?」

妖精「まぁ、そういうこと」

神風「ご、ごめんなさい司令官!私てっきり、司令官の病気が急に悪化しちゃったのかと思って……!」

ショタ提督「えっと……」

妖精「でも、恥ずかしがることじゃないよ?もし本当に提督の容態が悪化していたら、こうした迅速な対応こそが生きるか死ぬかの瀬戸際になってたかもしれない」

神風「……!」

ショタ提督「……!」

妖精「それに提督の体は免疫が落ちている状態だから、油断するよりは警戒してるくらいで良いと思う」

ショタ提督「………」

神風「妖精さん……」

ショタ提督「……ありがとう、神風ちゃん、妖精さん」

ショタ提督(僕の為に、そこまで必死になってくれて……後少ししか生きられない、僕の為に……)

神風「……ううん、単なる風邪で安心したわ」

神風(もし他の病気が併発していたら、今度こそ私達の方がショックで気絶してたかも……)

妖精「……気にしないで」

妖精(お礼を言われるような存在じゃないよ。提督の癌1つさえ治してあげられないから……)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/04(木) 23:59:53.29 ID:wzIB/Jono<> あがれ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/05(金) 00:14:01.97 ID:Tf7/cAE10<> 9×1.5=13.5 13.5+50=63.5/100


――広場

ショタ提督(E:マスク)「ケホッ……」

ショタ提督(しばらくはイソジンでうがいしなきゃ……あ、喉飴も買って来ないと)

神風「……本当にごめんなさい」

ショタ提督「そ、そんな……むしろ嬉しかったよ。こんな僕のことを、心配してくれてるんだって……」

神風「………」

神風(今の“こんな僕”という言葉の中に、それほどの悲しい気持ちが詰まって……)

ショタ提督「……神風ちゃん」

神風「……何ですか?」

ショタ提督「この木、どれほど伸びると思う?」

神風「………」

神風(答えを間違えちゃダメ……!ここは司令官が望んでいるであろう言葉を……!)

神風「……きっと、もの凄ーく!高くなると思います。お日様の光を浴びて、雨の水で潤って……もしかすると、この鎮守府のシンボルになっちゃうかもしれません」

ショタ提督「……うん。そうだと良いな……僕の分も、沢山生きてほしい。木の寿命は人間より遥かに長いから……」ナデ…

神風「……っ」

神風(司令官は今も、刻一刻と迫る死と戦っているのに……私達はそれを、傍で眺めていることしか出来ないなんて……!)

ショタ提督「………」

ショタ提督(僕が生きられなかった分も生きて……僕の代わりに、皆を見守っていてほしいな……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/05(金) 00:30:48.34 ID:Tf7/cAE10<> ――7ターン目


テレビテニス『プッ…ポッ…』

ショタ提督(13)『このっ!このっ!』グリグリ

白露『おっと!まだまだ!』グリグリ

夕立『2人共頑張るっぽーい!』

ププーッ!

ショタ提督『やった!』

白露『あちゃ〜、負けちゃった……もう1回!』

村雨『ちょっと〜!独り占めはダメでしょ!』

時雨『僕もやってみたいな……』

ショタ提督『うん!それじゃ交代するね?』

白露『えー!』

春雨『1回ずつで交代の約束じゃないですか……』

白露『ぶー』

江風『隙ありっ!』バッ!

白露『あっ!?勝手にコントローラ取るなぁ!』

『あはははははっ!』









チュンチュン…

ショタ提督「ん……」パチッ

ショタ提督(夢、か……懐かしいな。まだここに来て1年くらいしか経ってなかった頃……新しいゲームを買って、皆で遊んで……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(あの時は楽しかったなぁ……何も心配することなく、仕事しつつ皆と楽しい日々を過ごして……それで……)ジワッ

ショタ提督「……っ!」グシグシ

ショタ提督(いや、昔を懐かしんだって……仕方ないんだ。現実から逃げていても、僕の寿命が伸びることは……無いんだから……)

ショタ提督「………」スタッ

ショタ提督(今日も仕事しながら、皆と最期の思い出を作ることを頑張らなきゃ……今の僕には、それしか出来ないから……)


↓1天城のコンマ 親愛度:50/100
↓2漣のコンマ  親愛度:63/100
↓3神風のコンマ 親愛度:63.5/100
↓4神通のコンマ 親愛度:64/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/05(金) 00:35:41.05 ID:tV19ynLpO<> q <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/05(金) 00:39:29.47 ID:eYWEgc5T0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/05(金) 00:39:47.78 ID:cbNkEcuDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/05(金) 00:40:45.30 ID:c8cfb1KsO<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/05(金) 00:43:58.69 ID:Tf7/cAE10<> 天城「………」

天城(あの、私の出番はまだでしょうか……?)


今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/05(金) 00:48:00.52 ID:tV19ynLpO<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/05(金) 04:45:53.91 ID:lg702wsXO<> おつおつ
天城ェ・・・ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/07(日) 18:55:49.09 ID:HbREKz9d0<> 22:30〜23:30頃開始予定です。遅れそうな場合は再度連絡致します。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/07(日) 22:38:11.90 ID:HbREKz9d0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/07(日) 22:40:56.76 ID:HbREKz9d0<> 神風「………」ジー

朝風「……何見てるの?」

神風「………」スッ…

朝風「あっ……」

朝風(確か、この前司令官が植えた苗木……)

神風「……不思議よね、朝風」

朝風「……?」

神風「私達は普段から、死と隣り合わせの状況で深海棲艦達と戦っているのに……“死”に対する覚悟なら、十分理解しているつもりだったのに……」

神風「それが、身近な人のことになると……こんなにも、辛くて苦しいことだったなんて……」

朝風「……!」

神風「だけど、本人は……司令官は、私が今感じている苦しみよりも……余程辛い現実を突き付けられて……」

朝風「神風姉……」

神風「……っ」ギリッ

神風(病気さえ無ければ、司令官は……あの苗木のように、これからも長い人生を歩んでいたはずなのに……っ!)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/07(日) 22:44:09.05 ID:i0l5ifTuO<> 何とか鍛えようとリハビリレベルの運動を図るも
思うように体がついていかず横になって休んでいる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/07(日) 22:55:19.29 ID:HbREKz9d0<> ショタ提督「はぁはぁ……」フキフキ

神風「……?」

神風(司令官が床に寝転がってる……それに、タオルで汗を拭いてるってことは、運動してたのかな……?)

ショタ提督「……まさか、ここまで体力が落ちてただなんて」

神風(え?)

ショタ提督「ずっと部屋にいても不健康だし、試しにストレッチや軽い運動がてら準備体操をしようとしたら……すぐに息切れしちゃって……」

神風「……っ!」ズキッ

ショタ提督「長い間治療してたからなぁ……その間に体力が落ちちゃったのかも……」

ショタ提督「昔は1日中走り回っても平気だったのに……うぅ、悔しいなぁ……」

神風「………」

神風(やめて……そういうこと、言わないで……)

ショタ提督「薬で苦痛は消してるとはいえ、確実に体は弱っていってるのかな……うぅ、情けないな、僕……」

神風(そんな……もうすぐ死ぬみたいなこと、言わないで……!)

ショタ提督「だけど、このままじっとしていたら、運動不足で余計に弱っちゃう……やっぱり軽い運動はしないと……よいしょっと」スクッ

ショタ提督「うっ……足が重い。5分寝ころんでたのに、まだ回復してないなんて……」

神風(私の我儘なのは分かってるけど……弱っていく司令官を見るのは、やっぱり辛い……)

神風(でも、1番辛いのは司令官……ここで私が参ってちゃダメ。何とか……辛い思いをしている司令官を元気付けないと……!)



神風の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/07(日) 22:59:08.89 ID:kwbMkRY/o<> 真摯にマッサージ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/07(日) 23:14:46.15 ID:HbREKz9d0<> 神風「………」

神風(せめて、今の私に出来ることと言えば――)


ショタ提督(この調子だと、ランニングどころかウォーキングも厳しいかも……いや、短距離なら流石に……でも……)

神風「……司令官」

ショタ提督「あ、神風ちゃん……いや、これは体調が悪い訳じゃなくて」

神風「分かってます。運動しようとしたら、体力不足で動けなくなっちゃったんですよね?」

ショタ提督「見てたんだ。うん……情けない話だけどね」

神風「そんなことありません!むしろ本当はずっと安静にしていてほしいくらいです!」

神風(万が一、怪我をして傷が悪化でもしちゃったら……)

ショタ提督「……ありがとう。でも、ずっと動かないっていうのもどうかと思って」

神風「そう言うと思いました。なので今から私がマッサージします!」

ショタ提督「ま、マッサージ?」

神風「運動とは少し違いますけど、ツボを押すことで体の健康を促進出来るんですよ?もちろん疲労回復にも持って来いです!」

ショタ提督「それは知ってるけど……流石にそこまでしてもらうのは……」

神風「良いの!私がしたくてしてることなんだから!ほら、司令官。そこに寝転がって?」

ショタ提督「う、うん……えっと、じゃあ、お願いします」

神風「任せて!」

神風(――こうやって、少しでも司令官の余命を伸ばす努力をすること。さて、妹達へのマッサージで磨いた腕を見せなきゃ!)


反転コンマ判定:提督の反応は?

01〜49:痛い痛い痛い!
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:ちょっと痛いけど気持ち良い
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:天に昇る心地良さ
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/07(日) 23:15:40.21 ID:9wqH6fex0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/07(日) 23:15:47.96 ID:i0l5ifTuO<> メッシャミーン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/07(日) 23:16:52.53 ID:Pvqdqyuno<> 紳士な <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/07(日) 23:25:45.91 ID:HbREKz9d0<> 21→12:へ、下手な訳じゃないから……(震え声)


神風「んしょ、んしょ!」グイグイ

ショタ提督「うあっ!?そ、そこは……!」

神風「痛いということは、その分だけ体が疲れたり不調だという証拠ですね。んっんっ!」グイグイ

ショタ提督「っくぅ!か、神風ちゃん!少し手加減して……んうっ!?」

ショタ提督(ゆ、指で押されたところが……こう、ギュウって……!)

神風「我慢出来ないほどの痛みなら、力を緩めるけど……どうする?」グイグイ

ショタ提督「あっ、あぁっ……」

ショタ提督(だけど……ここで我慢しないと、マッサージの意味が無い気がする……)

ショタ提督「……だ、大丈夫!そのままで……ひゃうっ!」

神風「分かりました。なら次はこっちの足を……!」グイグイ

ショタ提督「はぁうっ……!」

神風「もうしばらく我慢して下さい。足さえ終えれば、後は痛く無いマッサージですから!」グイグイ

ショタ提督「う、ん……!んやっ、あんっ……!」

神風「………」グイグイ

ショタ提督「そ、そんなところ……んぃっ!あぁっ、くふっ……!」

神風(な、何だか変な気分に……って何考えてるの私!相手は病人なのよ!?邪念は捨てなきゃ!)グイグイ

ショタ提督「ふぁぁ……っ!んくっ……!」


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/07(日) 23:26:34.04 ID:8GnaJczT0<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/07(日) 23:36:01.19 ID:HbREKz9d0<> 4×1.0=4 4+63.5=67.5/100


神風「……は、はい!これでおしまいです!」

ショタ提督「はぁっ、はぁっ……///」クタァ

神風「………」

神風(やっぱりこう、ちょっとそそ……だからダメだってば私!えっちなのはいけないと思います!)フルフル

ショタ提督「ふわぁ……///」

神風「え、えっと、どうでしたか?」

ショタ提督「ん……さっきより体が軽くなったかも。疲れも取れたみたい……」クイクイ

ショタ提督(その代わり、最初はもの凄く痛かったけどね……あはは……)

神風「なら良かったです。またマッサージしてほしくなった時はいつでも言って下さいね?」

ショタ提督「うん、ありがとう」ニコッ

神風「………」

ショタ提督「……どうしたの?」

神風「いえ、何でも無いです。何でも……」

ショタ提督「……?」

神風(司令官の純粋な目が刺さる……さっきまで邪心を抱いてた私が恥ずかしい……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(また、神風ちゃんに……皆に、気を遣わせてしまった。これじゃダメなのに……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/07(日) 23:55:12.27 ID:HbREKz9d0<> ――8ターン目


ブラウン管テレビ『新しくオープンした○○遊園地。人気アトラクションは、現在でも長い行列が出来ています!』

ショタ提督「……遊園地、か」

長門「………」

ショタ提督「昔、父さんと母さんに連れて行ってもらったっけ……懐かしいなぁ」

長門「い、今だって行こうと思えば行けるじゃないか!ほら、提督なら1日くらい仕事を休んでも怒られたりしないだろう?」アセアセ

ショタ提督「そういう訳にはいかないよ。すべきことはきちんとしなきゃ。有給休暇を取得するならまだしも」

長門「だったら有給を取れば良い!あ、それとも人ごみが辛いのか?だとしたら我々の給料を出し合って、遊園地を1日貸切に……!」

ショタ提督「尚更ダメだよそんなこと!長門さん、自分のお金はちゃんと自分の為に使わなきゃ!」

長門「いや、しかし……」

ショタ提督「……ありがとう、長門さん。僕のことを気にかけてくれて」

長門「………」

ショタ提督「だけど、やっぱり無理だと思う。観覧車やゴーカートみたいなアトラクションなら何とかなるけど……」

長門「……!」

ショタ提督「ジェットコースターみたいな激しい乗り物は体力的に……もちろん、皆が乗っているのを眺めるなら大丈夫だと思う」

長門「………」

長門(やはりそうなのか……確かに、激しい乗り物にをしようものなら、担当医師からドクターストップがかかってもおかしくない……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(こんなことなら、元気な内にもっと遊びに行って……思いっきり楽しめば良かったな。もちろん、今更昔を悔やんでも仕方ないけど……)


↓1天城のコンマ 親愛度:50/100
↓2漣のコンマ  親愛度:63/100
↓3神風のコンマ 親愛度:67.5/100
↓4神通のコンマ 親愛度:64/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/07(日) 23:55:46.09 ID:ihFwrLpZ0<> ん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/07(日) 23:56:06.62 ID:t/4HSNkDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/07(日) 23:56:48.46 ID:coYjZnfx0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 00:00:25.70 ID:OlJm69Qg0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 00:01:44.78 ID:VVM1CL4gO<> あまぎる回避かよ
チッ(天城おめでとう) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 00:05:35.94 ID:/O4kolpVo<> ここから全てを取り戻せ天城 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/08(月) 00:13:01.14 ID:baoHWcZI0<> 天城「そんなことが……」

雲龍「えぇ。殺気長門さんが……」

天城「………」

雲龍「今はまだ鎮守府や近所を普通に出歩けているみたいだけど、このままだと提督は……」

天城「やめて下さい縁起でも無いことをッ!」

雲龍「……ごめんなさい。でも、いずれは覚悟しなきゃいけないことかもしれない」

天城「……っ」

雲龍「私だって、提督の容態が良くなる可能性を諦めた訳じゃない。けど……」

天城「……分かって、ます。雲龍姉様が言いたいことは……だけど……っ!」

雲龍「……!」

天城「どうしても、その可能性を……考えたくないんです。怖いんです……!」

雲龍「………」

雲龍(天城……)

天城「………」

天城(けれど、提督の意志を否定する訳にはいかない……私達が悲しめば悲しむほど、提督は一層この世に未練を残してしまいます……)

天城「……っ」ジワッ…



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 00:16:24.72 ID:8xQW77mV0<> 明石にビー玉コースターを作ってもらっていた <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/08(月) 00:29:58.08 ID:baoHWcZI0<> 明石「ここをこうして、よし。後少しで……!」カチャカチャ

ショタ提督「……!」ワクワク

明石「……?」

天城(提督は良いとして、明石さん?何か作っているみたいですけど……?)

明石「ふぅ……完成しました!」

ショタ提督「わぁ……!」

天城「……!」

天城(あれは……ビー玉コースター?明石さん、いつの間にそんな複雑な物を……)

明石「我ながら見事な出来栄えです!さ、提督!入口にビー玉を入れてみて下さい!」

ショタ提督「う、うん……こう?」スッ…

コロコロコロ… カシャーン! パタンパタンパタン… カーン! ※ピタゴラスイッチ的な感じで仕掛けが作動している様子をご想像下さい

ショタ提督「す、凄い……!凄いよ明石さん!」キラキラ

天城「………」

天城(確かに凄いです……!1つ1つの仕掛けが、順番に動いていって……見ているだけで楽しいです……!)

明石「これくらいでしたらいつでも作りますよ?何てったって工作艦ですから!」

ショタ提督「いや、流石にそれは悪いよ……」

明石「むしろ作らせて下さい!提督、室内で出来る遊びでも楽しいことは沢山あるんです!」

ショタ提督「……!」

天城「……!」

明石「私に出来ることといえば、物作りの技術を活かすくらいですし……それで提督を楽しませられるなら、喜んで腕を振るいますよ!」

明石(だって……遊園地に行くことすら難しいだなんて、悲しすぎるじゃないですか……!)

天城「………」

天城(明石さんがビー玉コースターを作った理由が分かりました。きっと、明石さんも長門さんの話を聞いて……)



天城の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 00:30:57.15 ID:VVM1CL4gO<> 殺気長門……ショタの命を奪おうとする病魔に怒り心頭なのかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 00:34:05.89 ID:VVM1CL4gO<> 安価は雲龍や葛城にも協力をお願いして
紙細工だが動く観覧車作って提督に披露する <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/08(月) 00:40:07.21 ID:baoHWcZI0<> >>409
また誤字……度々申し訳ありません。『殺気→さっき』です。

今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それでは小ネタ安価を取って終了したいと思います。少し長めの内容でも大丈夫です。
ただ、今回もR-18(正確には提督とヒロインの性行為)系の安価は、申し訳ありませんが安価下とさせていただきます。
R-18G、R-15くらい(その手の描写はカット、あるいは簡略化など)の内容はOKです。
複数の周のヒロインが主役となる内容の場合は、どの周のヒロインかを指定していただくか、指定無しの場合はアンケートを取ります。

小ネタ安価
↓1〜↓5で反転コンマが最大の安価採用

※0:55までに↓5まで安価が埋まらなかった場合、それまでで反転コンマが最大の安価を採用させていただきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 00:44:32.93 ID:ILn5fRvY0<> 乙
失意の47週目元嫁が何やかんやで
42週目提督に弟子入りしちゃう話 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 00:45:05.34 ID:TWAKpdnSO<> 42週目の138億2000万年の旅 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 00:46:28.69 ID:sSyIdLsMO<> 42周目があのなとりのねとり小ネタに出てきた地獄に落ちる話 なお最終的に地獄追い出される <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 00:48:10.05 ID:hPq/jbUDO<> ギャグ補正でキンクリしまくりながら妊娠・出産する42週目潮・羽黒 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 00:50:26.65 ID:8xQW77mV0<> 43週目提督が全艦娘と和解した日 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 00:50:31.86 ID:VVM1CL4gO<> 47週目の息子娘がハッピーエンドから
成長後に艦娘や他週提督絡みの相手と
良い関係になるラブコメディとか

つか42週絡みは全部混ぜて採用できそうやね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 01:04:27.86 ID:PPl0AZMbO<> 乙
安価の過半数に42周目がねじこまれてて草
嫁組はともかく42周目提督意外と住民に好かれてるなwwww <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 01:20:27.90 ID:+iATlW3qO<> 良くも悪くもギャグ空間に持ち込めば鬱展開だろうが何だろうがどうとでもなるからな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 06:45:59.26 ID:73Tkxj230<> >>418小ネタ安価募集に気づいてれば嫁組がギャグ抜きに提督とイチャイチャして提督を照れさせたかった
つまり嫁組好きよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/08(月) 13:17:06.11 ID:rQhhMBNA0<> 本編の展開が前回のおまけ含めてシリアス続きってのもあるのかもな>42週目待望論

改めてあいつの嫁が潮と羽黒ってのも又良い味出してるんだよなあ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/10(水) 20:00:52.82 ID:U1NNZvyd0<> 22:00〜23:00頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/10(水) 23:00:49.96 ID:U1NNZvyd0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/10(水) 23:07:16.92 ID:U1NNZvyd0<> 天城「………」

天城(だったら、私も……!明石さんと同じ考えを持っているのは、私も同じですから……!)ダッ

――

雲龍「……明石さんがそんなことを」

天城「はい。なので、私も何か提督に楽しんでいただける物を作りたいなって……」

葛城「そういうことなら私にも手伝わせて!」

雲龍「私も協力するわ。提督に笑顔になってもらいたいのは、私達の総意だから……!」

天城「ありがとうございます、雲龍姉様。葛城もありがとう……!」

――

明石「仕掛けは作動後に自動的に戻るようにしておきましたから、ビー玉さえあれば何度でも遊べますよ!」

ショタ提督「そこまで考えて作ってあるんだ……ごめんね?気を遣わせちゃったみたいで」

明石「だから気にしないで下さいってば。私が好きでやっていることですから」ニコッ

ショタ提督「……明石さん」

天城「失礼します、提督」ガチャ

ショタ提督「天城さん……」

明石「あっ、天城さん!見て下さいこれ!提督の為に作ったんですよ!」

天城「はい、さっき通りすがりに見ました。外から眺めていた私でも分かるほどに精巧な出来です……!」

天城(こんな凄い物の後だと、提督に差し出すのが少し恥ずかしい気も……いえ、そんなこと言っちゃダメ。雲龍姉様と葛城にも手伝ってもらったのに……!)

天城「あの、提督。これを……」スッ…

ショタ提督「これは……」

明石「……紙の観覧車?」

天城「………」

天城(急ごしらえなので、少し不安ですけど……提督、喜んでくれるかな……?)


反転コンマ判定:天城の紙の観覧車の完成度は?

01〜49:単純な形で、ほぼ平面
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:立体。結構凝った形
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:立体。非常に複雑かつ綺麗な形で、まさに紙のアートと言える作品
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/10(水) 23:08:49.21 ID:zv4mHbKf0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/10(水) 23:18:37.83 ID:U1NNZvyd0<> 21→12:惜しい!


ショタ提督「………」ジー

ショタ提督(1枚の紙に、簡略化した紙の観覧車が付けられていて……)

明石「………」マジマジ

明石(なるほど。動かさない部分は糊付けし、動かす部分は中央だけ画鋲で止めることで、スライドさせて動かせるようにしてるんだ……)

天城「えっと、こうすれば観覧車を動かせるようになっていて……」スーッ

ショタ提督「あっ、本当だ……!」

天城「……やっぱり、つまらないですか?」

ショタ提督「ううん、そんなことないよ。僕の為に、これを作ってくれたんだよね……?」

天城「それはもちろんです!」

ショタ提督「その気持ちだけでも、凄く嬉しいのに……紙とはさみを使って、観覧車を作ってくれたと思うと……」スーッ

ショタ提督「……感激しちゃったんだ。明石さんのビー玉コースターと一緒に、僕の宝物にしたいと思う程に……!」

天城「あ……!」

明石「提督……」

ショタ提督「ありがとう……僕の為に、本当にありがとう……!」

ショタ提督「大切にするから……!ビー玉コースターも、紙の観覧車も……どっちも、大切にするからね……!」ニコッ

天城「……!」

天城(提督が、笑顔に……!頑張って作った甲斐がありました……!)

明石(……この笑顔を、私達は……後、何回見ることが出来るのかな……)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/10(水) 23:20:00.87 ID:9b3oV/3DO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/10(水) 23:32:16.42 ID:U1NNZvyd0<> 7×1.0=7 7+50=57/100


ショタ提督「……」スーッ

ショタ提督(これを、僕の為に……)

ショタ提督「………」スッ…

コロコロコロ… カシャーン! パタンパタンパタン… カーン!

ショタ提督「わぁ……」

ショタ提督(どっちも、僕にとっての……大切な宝物。最期の思い出の品……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(僕は後、何回紙の観覧車とビー玉コースターで遊ぶことが出来るだろう……)

ショタ提督「………」フルフル

ショタ提督(いや、後ろ向きに考えちゃダメだ……ただでさえ短いと宣告された寿命が、余計に縮まってしまう……)

ショタ提督「………」ナデ…

ショタ提督(頑張ろう。頑張って、残りの人生を楽しもう。そうでないと、天城さんや明石さんの気遣いを……無駄にしてしまう)

ショタ提督(これ以上、僕のせいで……皆に負担をかける訳にいかないんだ。だから僕は、絶対に暗い顔を見せちゃダメだ……!)



天城(提督、私達が作った玩具を見て……一瞬だけ、悲しそうな顔を……)

明石(……誰よりも1番辛いのは、提督なんです)

天城(……はい)

明石(私達に出来るのは、提督が今も抱いている恐怖を……少しでも、和らげてあげることだけです)

明石(……そんなことしかしてあげられない、無力な私達が嫌になりますが)ギリッ

天城「……っ」ズキッ

天城(提督……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/10(水) 23:47:57.57 ID:U1NNZvyd0<> ――9ターン目


ショタ提督「………」カキカキ

秋雲「………」カキカキ ※秘書艦

ショタ提督「……秋雲ちゃん、大丈夫?」

秋雲「え、何が?」カキカキ

ショタ提督「その、ずっと絵を描いてるけど……手が疲れないのかなって……」

秋雲「大丈夫!あ、私に手伝って欲しい仕事があるならすぐ言ってね!全力で片付けるから!」カキカキ

ショタ提督「う、うん……」カキカキ

ショタ提督(秋雲ちゃん、昔から漫画を描くのが趣味だったけど……今も変わってないんだね)

秋雲「………」カキカキ

秋雲(残さなきゃ……写真や動画とは違う、私の手で……提督が生きてきた証を……!)カキカキ

秋雲(こんな酷い言い方はしたくないけど……提督は、いつ死んでしまうか分からない……)カキカキ

秋雲(もし、急に提督が命を落としたとして……その時、提督との思い出の物が何も残ってなかったら……)カキカキ

秋雲「……っ!」カキカキ

秋雲(ダメっ!泣くな私っ!ここで泣いたら、私の真意が提督に伝わっちゃう……!)カキカキ

秋雲(今、まだ元気な提督には……出来る限り、病気のことを思い出して欲しくない……!)カキカキ

秋雲(いずれこの絵は、提督に見せるつもりだけど……それは今じゃない……!)カキカキ

秋雲(提督……ごめんね。でも、私は……自分の手で、提督との思い出を残したいの……っ!)カキカキ

ショタ提督「………」カキカキ

ショタ提督(……秋雲ちゃん)


↓1天城のコンマ 親愛度:57/100
↓2漣のコンマ  親愛度:63/100
↓3神風のコンマ 親愛度:67.5/100
↓4神通のコンマ 親愛度:64/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/10(水) 23:48:30.83 ID:JF7S0qfVO<> p <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/10(水) 23:48:48.79 ID:zv4mHbKf0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/10(水) 23:49:01.61 ID:9b3oV/3DO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/10(水) 23:49:09.03 ID:sx5XtZuTO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/10(水) 23:49:14.17 ID:18YPVk/y0<> お <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/10(水) 23:58:17.41 ID:U1NNZvyd0<> 漣「……あの秋雲ちゃんがマジな顔で?」

曙「……えぇ」

漣「……そっか。確かに、秋雲ちゃんが考えそうなことだよね」

曙「………」

漣「あのエロい漫画ばかり描いてた秋雲ちゃんが、ね……」

曙「………」

漣「……皆、程度は違えど……追い詰められてるってことか」

曙「そんなの当たり前じゃない。私だって……!」プルプル

漣「……!」

曙「提督が後1年で死ぬと聞いた時は、目の前が真っ暗になって……それで……!」

漣「………」

曙「どうして私達を先に置いて逝くのよ……!どうして、どうしてぇ……!」ジワッ

漣「………」

曙「うっ……うぅっ……!」ウルウル

漣(……辛いのは曙ちゃんだけじゃない。皆や、私だって……そして……)

漣(1番辛いのは、提督……今だって、1人で死の恐怖と戦って……!)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/11(木) 00:15:46.54 ID:I8hNGdLvo<> 得体のしれない料理の出前とってる(チャレンジしてみたかったと) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/11(木) 00:35:31.20 ID:6TQ3p5YB0<> ショタ提督「………」

漣「……?」

漣(机にいると思ったら、どうも仕事はお休みしてるみたいだけど……ん?机の上に何かあるけど……)ジー

ショタ提督「………」

ショタ提督(今まで一度は頼もうと思っていても、勇気が出ずに手を出せなかった)

ショタ提督(だけど、僕はもう後先短いから……思い切って、頼んでみたんだけど……)

濃厚ギトギト激辛激甘ごちゃ混ぜラーメン「」ドォォォン!

漣「!?」

漣(あ、あれは……近所のラーメン店の出前限定メニューで『一度食べたら忘れられない』と評判の、濃厚ギトギト激辛激甘ごちゃ混ぜラーメン……!?)

漣(噂によれば、あれを食べた人は辛さと甘さの悪い部分を強調した味に苦しみ、ギトギトの野菜に胃をやられるって聞いたことあるんだけど……!?)

漣(まさか提督、全てを諦めて自殺するつもり!?いやいやちょっと待って!?確か私達と一緒に思い出作るって言ってなかった!?)

ショタ提督「………」ドキドキ

ショタ提督(怖いからハーフサイズにしたのは正解だったかも……よ、よしっ。人生一度きり……!こういうのも楽しまなきゃ……!)

ショタ提督(心残りなんて無いように……い、いざっ……!)

ショタ提督「……い、いただきます。ずるるっ……うぅっ!?」

漣(あああああっ!?どーして食べちゃうんですかぁ!?)

ショタ提督「うっぐ……んうぅっ……!」プルプル

ショタ提督(む、胸焼けするような甘さと、口の中全てが激痛とも言える辛さが同時に襲って来て……!)プルプル

ショタ提督(しかも濃厚でギトギトな油だらけの具材が、嫌というほど口に絡み付いて……!)プルプル

ショタ提督「……み、みふぅ〜っ(水ぅ〜っ)!?」ダッ

漣(ですよねー!自分から死に逝ってどうすんですか提督!目に見える地雷を踏むなんて提督らしくないですよ!?)

ショタ提督「ごくごくごくごくごくごくごくごくっ!ぷはぁっ!う゛ぁ゛ぁ゛っ゛!ま゛だぐぢがい゛だむ゛ぅ゛……ぎぼじわ゛る゛い゛ぃ゛……」

漣(ほーら言わんこっちゃない……)


漣の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/11(木) 00:39:45.15 ID:pOrjOLyAO<> リアクションの取り方のお手本を見せると言って
ヤバそうなものを痩せ我慢しつつ肩代わりして
実際にリアクションで提督を笑わせにかかる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/11(木) 00:42:23.79 ID:6TQ3p5YB0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/11(木) 00:44:15.64 ID:Y/GyQFyLO<> おつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/11(木) 00:46:11.17 ID:Ln/DQ64g0<> 乙
今週はかなり数字の伸びがおとなしいな
少しでもこの提督との間に思い出を
作らせようとするコンマの計らいって感じか <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/11(木) 17:18:09.00 ID:6TQ3p5YB0<> 22:30〜23:30頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/11(木) 23:11:25.86 ID:6TQ3p5YB0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/11(木) 23:13:13.66 ID:6TQ3p5YB0<> 漣「……!」キッ

漣(これ以上提督にあんなゲテモノを食べさせる訳にはいかない!こうなったら私が……)


ショタ提督「………」

ショタ提督(ま、まだ口の中が気持ち悪い……それに胃も重たくなって……で、でも、残すのはダメ……うっぷ……)

漣「何やらお困りのようですね!」バーン!

ショタ提督「ざ、ざざな゛み゛ぢゃ゛ん゛……」

漣「全くもう!こんな得体の知れない物を食べ切れるのは極一部の人だけですよ?いくら気になったからといって無理をするのはいただけませんねぇ」

ショタ提督「ん゛ん゛っ゛……し、知ってたの?」

漣「いえ、傍から眺めていればそれくらい分かりますって」

ショタ提督「あぅ……」

漣「ということで、この劇物は私が代わりに処理しちゃいますね!」

ショタ提督「えっ!?それは……」

漣「いや、別に捨てる訳じゃありませんよ。ちょ〜っとお腹の中に押し込むだけです!」

ショタ提督「もっとダメだよ!?今食べたばかりの僕も吐き気を抑えるのが精一杯で……うぷっ」

漣「確かにどう見ても不味そうですもんね。なので折角ですし、えげつない物を食べた時に大事なリアクションというものをお教えしましょう!」

漣(正直、私もこのヤバそうな毒物から全力疾走で逃げ出したいけど……暗くなってる提督を元気付けるには、これくらいしないと……!)

ショタ提督「……リアクション?」

漣「ただ食べて不味そうにするだけでは一般人。ハンサムな人なら衝撃を受けた時、それはもう大袈裟なアクションをしてこそですから」キリッ

ショタ提督(それってハンサムというより芸人さんじゃ……)

漣「という訳でここからは私の独擅場です!見てて下さいよ〜?これがリアクション芸です!ずるるるるるるるぅっ!」

ショタ提督「わっ!?そんな一気に食べたら……!」

漣「………」

ショタ提督「……さ、漣ちゃん?」

漣「………」プルプル


反転コンマ判定:漣のリアクションは?

01〜49:★直下型ボム★
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:えづきながら不味さを突っ込みまくる
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:鼻から麺を出しつつ噴き出して転げ回る
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/11(木) 23:13:59.08 ID:zOgmY9wEo<> (゚∀゚)キタコレ!! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/11(木) 23:14:02.11 ID:Mx+9+um90<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/11(木) 23:27:17.71 ID:6TQ3p5YB0<> 08→80:『★ゲロ中継生ライブONAIR中★』は回避


漣「うげぇっ!?」

ショタ提督「わっ!?」ビクッ

漣「ゲホッゲホッ!?な、何じゃこりゃあ!?作った奴ぁ一体何考えてんだこれぇ!?」

ショタ提督「え、えっと……」

漣「激辛と激甘を混ぜるとか正気の沙汰じゃないって!?口の中がしつこい甘味と火を吹く辛さのダブルパンチとか耐えられる訳ないでしょうがっ!」

漣「うぶっ!?あっダメだこれ油断すると吐く吐いてしまうこれは不味い!でも食べなきゃもったいないお化けが出るから食べねば!ずるるるるるるっ!」

ショタ提督「………」

漣「ごばぁっ!?おえええええっ!比叡さんと磯風ちゃんがタッグを組んで作ったバイオテロ兵器と同レベルでしょこれぇ!?」

漣「大体濃厚=油ギトギトの発想からしておかしい!そこは豚骨とかコクがしっかりしてるってことでしょーが!」

ショタ提督「………」

漣「マジで作った奴はどういう神経してんの!?味見したの!?それとも味見してOK出した結果がこれなの!?」

漣「だとしたら今すぐ病院行って来い!絶対味覚おかしいから!常人ならこんな不味さの最上級を突っ走る料理なんて出さないからっ!」

ショタ提督「………」

漣「ずるるるるるるるるっ!おうええええぇぇぇぇっ!食べるだけで魂が汚染されるうううううううっ!」

ショタ提督「……ぷっ」

漣「……!」

ショタ提督「あっ、ご、ごめ……あはははっ、いや、その、リアクションが面白くて……」

漣「……受けました?正直滑るのを覚悟してたんですけど」

ショタ提督「そんなことないよ……ふふっ、笑っちゃいけないのに……あははっ……」

漣「………」

ショタ提督「ぼ、僕も同じことを考えて……いや、作った人をおかしいとは思わないけど……その、味が……あはっ、あはははっ!」

漣(……とりあえず、提督が笑ってくれたみたいなので結果オーライかな。あ、でもこれ完食しなきゃいけないのはやっぱキツい……でも言ったからには食べないと!)

漣「……ずるるるるるるるっ!おぐっ!?うぶぅっ!?やっぱダメっ!舌と胃が拒絶反応起こしてる!食べたら陸で轟沈しゅりゅううううっ!」

ショタ提督「だ、大丈……ぶっ!あはっ、ごめ、あははっ……!」

ショタ提督(わ、わざと壮絶な表情してない……?だから、余計に……!)プルプル


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/11(木) 23:30:24.25 ID:Mx+9+um90<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/11(木) 23:40:06.68 ID:6TQ3p5YB0<> 5×1.5=7.5 7.5+63=70.5/100


漣「」チーン

漣(た、食べ切った……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(す、凄い……麺はもちろん、具材やスープも何1つ残さず完食しちゃった……)

漣「………」

ショタ提督「さ、漣ちゃん……」

漣「い、今……話しかけないで下さい。ちょっとでも油断すると胃袋の物が逆流して大惨事に……おえっ」

ショタ提督「……ごめんなさい。僕のせいで……」

漣「良いんですよ……ご主人様には、好きなことをして生きて欲しいですから……」

漣「その為なら、私達はどんなフォローでもしますし……どんなことにでも、力になります……!」

ショタ提督「……!」

ショタ提督(漣ちゃん……)

漣「ただ、今後はこういったことを可能な限り控えていただけると……うぷっ」

漣(もう限界……未だに口の中は世紀末だし、お腹は何かゴロゴロ言ってるし……後で胃薬貰おうかな……)

漣(人間の薬が艦娘に効くかはともかく、飲まないよりはマシでしょ……うぅっ、ぎぼじわ゛る゛い゛……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……もう、こんなことはやめよう。心残りがあることより、皆にこんなことをさせてしまう方が……辛い、から……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/11(木) 23:52:40.52 ID:6TQ3p5YB0<> ――10ターン目


ブラウン管テレビ『任天堂が開発した最新携帯ゲーム機、ゲームボーイ!大好評発売中!』

ショタ提督「………」

ブラウン管テレビ『同時発売のスーパーマリオランドも好評発売中!』

ショタ提督「………」

ショタ提督(そういえば、前に読んだ雑誌で新発売って掲載されてたっけ……)

ブラウン管テレビ『映画・テレビ10周年記念作品!ドラえもん、のび太の日本誕生!大ヒット上映中!』

ショタ提督「………」

ショタ提督(僕が着任した時、ちょうどドラえもんのアニメが始まったんだよね。懐かしいなぁ……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(世の中は今も刻一刻と進歩していっている。新しい物が開発されたり、色々な作品が生み出されたり……)

ショタ提督(もし、僕が病気にかかっていなかったら……技術の進歩や進んでいく時代と一緒に、僕も歩めたのかな……)

ショタ提督「……っ」

ショタ提督(僕が、末期癌さえ患っていなければ……)

ショタ提督「……!」フルフル

ショタ提督(いけない!また弱気になっちゃってた!僕がこんなことじゃ、ますます皆に辛い思いをさせてしまうのに……!)

ショタ提督(マイナス思考は捨てなきゃ……!皆と楽しい思い出を作るって、決めたんだから……!)


↓1天城のコンマ 親愛度:57/100
↓2漣のコンマ  親愛度:70.5/100
↓3神風のコンマ 親愛度:67.5/100
↓4神通のコンマ 親愛度:64/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/11(木) 23:53:36.11 ID:x9MBUkVl0<> えい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/11(木) 23:53:53.35 ID:gd5yRbk4o<> えい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/11(木) 23:54:14.13 ID:RFdE633DO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/11(木) 23:55:43.71 ID:pOrjOLyAO<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/11(木) 23:57:01.96 ID:6XsU8i3zO<> お <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/12(金) 00:05:04.88 ID:GdkGJwEb0<> 漣「うぅ……」

敷波「まだお腹の調子が悪いの?」

漣「いや、それはとっくに治まったんだけどさ。あの味を思い出す度に……おえっ」

敷波「だったら無理して食べずに捨てたら良いのに。司令官も漣も変なところで几帳面なんだから」

漣(だって、あのまま放っておいたら提督が1人で無理して食べちゃいそうだったし……)

敷波「あれからお客さんから文句を言われたか、そもそも人気が無かったのかは知らないけど、あのゲテモノはメニューから消えたんだって」

漣「残念でも無いし当然だよね」

敷波(真顔……よっぽど不味かったのか)

漣「………」

漣(そんなことより、さっき提督がテレビを見て泣きそうになってたけど……何かあったのかな)

漣(余命宣告された人が主役のドラマでも映っちゃったか、それともドキュメンタリーでも見ちゃったか……)

漣「………」スクッ

敷波「……司令官の所?」

漣「………」コクッ

漣(とにかく、様子を見に行かないと……1人で抱え込んでたら、せめて愚痴くらいは聞いてあげないと……)

漣(……それくらいしかしてあげられないのが悔しいけど)

敷波「………」

敷波(漣、強いなぁ……私なんて、司令官の顔を見るだけで辛くなって……涙を堪えるのが大変なのに……っ」ウルッ…


ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/12(金) 00:07:07.30 ID:v89Xv9V+O<> アルバムを眺めている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/12(金) 00:07:21.83 ID:D3/DsjDvO<> 動物ものを見ていて癒されようとしたが
感動ものの展開に耐えられず涙を流し続けていた <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/12(金) 00:20:01.62 ID:GdkGJwEb0<> ショタ提督「………」ペラリ…

漣「……っ!」

漣(て、提督!それは……)

ショタ提督「……ふふっ、懐かしいなぁ」ペラリ…

ショタ提督(これ、僕が初めて着任した日に撮った写真……あの頃は12歳だった僕も、今はもう22歳か……見た目は変わってないけど)

ショタ提督(あの頃の僕は、それこそろ120歳まで生きてみせるって意気込んでたっけ……それが今は、余命1年……)

ショタ提督「………」ペラリ…

漣「………」

ショタ提督「あっ、この写真……元帥に褒められた時だ。そういえば、青葉さんが撮ってくれてたんだっけ……」

ショタ提督(昔の僕は、病気なんて全然せずに……毎日、元気一杯に人生を謳歌して……)

漣「………」

漣(あれ?てっきり、昔に戻りたいと泣き出すかと思ったんだけど……)

ショタ提督「………」ペラリ…

ショタ提督(これはハイキングに行った時、これは水族館に行った時……これは、遊園地に……)

ショタ提督「……っ」ジワッ

漣「っ!」

ショタ提督「いけない……僕は別に、過去に縋ろうとアルバムを開いた訳じゃない……少しだけ、昔を懐かしもうとしただけで……」グシグシ

ショタ提督(だって、ここで泣いてしまったら……残りの時間を、全否定することになってしまう。そんなことじゃ、ダメなんだ……!)

ショタ提督「………」ペラリ…

ショタ提督(だけど……元気だった頃のことを思い出していると、どうしても……だから泣いちゃダメだってば、僕……っ!)グシグシ

漣「………」

漣(……やっぱり、提督は死の恐怖に心を蝕まれそうになってる。それを、昔の思い出に浸ることで誤魔化そうとして……)

漣(だけど、それがいけないことだと分かっていて……今も、無理矢理前を向こうとして……そのせいで、余計に心が辛くなって……!)

漣「……っ」ズキッ…


漣の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/12(金) 00:26:12.33 ID:+WbDB5QYo<> 耐えきれずに後ろから抱きしめてから、何とか明るいノリで誤魔化そうとする <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/12(金) 00:26:40.09 ID:GdkGJwEb0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/12(金) 00:39:50.41 ID:XMCzmVKMo<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/12(金) 01:08:34.59 ID:v89Xv9V+O<> おつ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/14(日) 21:23:57.21 ID:1HILe6ZL0<> 本編の更新はお休みさせていただきます。申し訳ありません。
小ネタが完成しましたので、専用スレにて投下致します。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/16(火) 17:54:24.70 ID:VgcsEXQg0<> 22:00〜23:00頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/16(火) 23:02:09.47 ID:VgcsEXQg0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/16(火) 23:04:32.73 ID:VgcsEXQg0<> 漣「……っ!」グッ

漣(眺めてる場合じゃない!提督が悲しんでいるのなら全力で励まさないと……!少しの間だけでも、辛い気持ちを忘れさせてあげないと……!)


ショタ提督「……っ」ジワッ…

ショタ提督(僕、こんなに涙脆かったっけ……病気のせいで、心まで弱くなっちゃったのかな……っく……)グシグシ

漣「………」ガチャッ!

ショタ提督「……!」ピクッ

ショタ提督(い、今、ドアが開く音が……)

漣「………」スタスタ

ショタ提督「……っ」グシグシ

ショタ提督(皆に、僕が泣いているところを見られる訳にはいかない……僕のせいで、皆に負担をかけたくなんだ……だから泣くな、僕……)グシグシ

漣「……失礼しますっ!」ダキッ

ショタ提督「……!?」

漣「全くもう!ご主人様は1人で抱え込み過ぎなんですよ〜!男が女に痴態を見せちゃいけないだなんて、元号も平成に変わったというのに前時代的ですってば〜!」ギュウッ

ショタ提督「そ、その声……漣ちゃん?」

漣「おや、よく分かりましたね!ぶっちゃけ声だけなら朧ちゃん達も同じ……いや、そんなこまけぇこたぁいいですね!」

漣「辛い時は愚痴でも何でも、思う存分ぶちまけちゃって下さい!弱音?情けない?いえいえ、どんと来いですよ!」

ショタ提督「……!」

漣「大体、本当に見られたくないなら厳重に鍵かけるくらいはしないと。通りすがりの私ですら普通に提督の姿がチラっと見えちゃいましたし」

ショタ提督「………」

漣「ま、好都合ですけどね。そのお陰でご主人様をこうして励ますことが出来るんですから!」

ショタ提督「あ……」

漣「誰だって死ぬのは怖いものです。だから遠慮せずに思いっきり泣きじゃくって良いんです!それが人間ってもんですよ!」ポンポン

ショタ提督「……漣ちゃん」

漣「………」

漣(湿っぽい空気は何となくアレだったから、咄嗟に明るく振る舞ったけど……大丈夫だよね?デリカシー無い発言とか無かったよね?)


反転コンマ判定:提督の反応は?

01〜49:泣きそうになるが我慢してしまう
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:少しだけ、静かに泣く
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:感極まって泣いてしまうが……
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/16(火) 23:05:17.13 ID:9Vty+mxg0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/16(火) 23:17:26.83 ID:VgcsEXQg0<> 13→31:罪悪感が勝った


ショタ提督「………」

ショタ提督(……見られてたんだ。僕が1人で涙ぐんで……いや、少し……本当に少しだけ、悲しい気持ちになっていた所を……)

漣「あんまり母性の象徴は大きくないですが、無いよりはマシだと思います!ですから胸に顔をうずめてくれても良いですよ?」

ショタ提督「……っ」ジワッ

ショタ提督(あぁ、僕はまた……漣ちゃんに、負担をかけて……僕がこんな調子じゃ、ダメなのに……)

ショタ提督「……っ!」グシグシ

漣(……あ、あれ?)

ショタ提督「……ごめんなさい。僕、いつも皆のお世話になりっぱなしで……」

漣(そこは私を抱き締めてワンワン泣くところじゃ……)

ショタ提督(これ以上、皆に気を遣わせる訳にはいかない……)

ショタ提督「……もう、大丈夫だから」スッ…

漣「あ……」

ショタ提督「励ましてくれてありがとう……お陰で元気が出たよ」

漣「………」

漣(嘘、だよね……だって、提督……今にも辛そうな顔してるから……)

ショタ提督「………」


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/16(火) 23:18:03.10 ID:Oz4lK96J0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/16(火) 23:33:35.26 ID:VgcsEXQg0<> 10×1.0=10 10+70.5=80.5/100


ショタ提督(よいしょっと……これで全部片付いたかな)

漣「……本当に、もう大丈夫なんですか?」

ショタ提督「……うん」

漣「………」

漣(絶対さっきまでの辛さを引きずってる……でも、本人が『大丈夫』と言う以上、私が追及するのはダメだよね)

ショタ提督「………」

ショタ提督(さっき、漣ちゃんに抱き締められた時……最初は『申し訳無い』という気持ちばかりだったけど……)

ショタ提督(今、改めて思い出してみると……漣ちゃんを通して、温かい体温が伝わってきて……)

ショタ提督「………」ギュッ

ショタ提督(締め付けられていた心が、楽になったような気がして……)

漣「……!」

漣(提督が、ほんの少しだけ……笑顔に……!)

ショタ提督「……ありがとう、漣ちゃん」

漣「……いえいえ!専属メイドとしてご主人様のお役に立てたのなら何よりです!」

ショタ提督「専属メイドって……あははっ、もう……」

漣「………」

漣(そう、この笑顔。私達は……ううん、私は……提督の、この笑顔を守りたい……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/16(火) 23:43:52.35 ID:VgcsEXQg0<> ――11ターン目


ショタ提督「………」スタスタ

ショタ提督(僕が弱気になっちゃダメだ……!残りの1年で、楽しかった思い出を作るって決めたじゃないか……!)

ショタ提督(実際、余命よりも長く生き続けた人だっている……僕だって、気の持ち方次第では……)フラッ…

ショタ提督「あれ?うぐっ!?」バタッ!

ショタ提督「痛た……何も無い所で転ぶなんて……」スクッ…

ショタ提督「……?」フラ…

ショタ提督(……今、体に……いや、足に力が入らなかったような……)

ショタ提督「よいっしょっと……!」ググッ…!

ショタ提督(普通に立ち上がるのに、ここまで力を入れないといけないなんて……もしかして、また風邪を……?)

ショタ提督(だけど、体調は良好……とは言えないけど、全身のダルさや熱っぽさは感じないし……)

ショタ提督「……っ」ゾクッ

ショタ提督(まさか……いや、“まだ”そんなことないよね……?)

ショタ提督「………」スタ…スタ…

ショタ提督(……う、うん。“意識すれば”ちゃんと歩ける。よろけることなく、普通に進める……)

ショタ提督(だから大丈夫……“まだ”大丈夫なはず、なんだ……!)


↓1天城のコンマ 親愛度:57/100
↓2漣のコンマ  親愛度:80.5/100
↓3神風のコンマ 親愛度:67.5/100
↓4神通のコンマ 親愛度:64/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/16(火) 23:44:28.43 ID:Oz4lK96J0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/16(火) 23:45:10.91 ID:Ptbkr1kDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/16(火) 23:45:40.57 ID:6g5aZbqS0<> ん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/16(火) 23:46:48.42 ID:MNLGNUHI0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/16(火) 23:58:25.43 ID:VgcsEXQg0<> 旗風「さっき、司令が廊下で何度もよろけていて……」

神風「……そうなの?また風邪をひいちゃったのかな……」

旗風「………」

神風「……旗風?」

旗風「……神姉さん」

神風「………」

旗風「あの……これって、風邪じゃなくて……」

神風「……やめて」

旗風「……!」

神風「分かってる……“兆候”だということは、分かってるの……」

神風「だけど……それを認めてしまったら、司令官が……私達の前から、すぐにいなくなっちゃうような気がして……」

旗風「………」

旗風(今までの神姉さんなら、迷わず私達に『現実から目を背けるのはダメよ』と叱っていた……と思います)

旗風(でも、今の姉さんは……私達と同じように、動揺して……それに、私も……うぅっ、司令……)

神風「………」

神風(……司令官。大丈夫……よね?“まだ”……元気でいてくれる、よね……?)


ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/17(水) 00:26:42.35 ID:4g4/jJezO<> 吐血してる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/17(水) 00:27:51.47 ID:t6gdpLIz0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/17(水) 01:16:29.12 ID:RezKP3Sso<> おつの <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/17(水) 01:17:16.75 ID:8QOhAGEKO<> 乙 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/18(木) 18:28:48.23 ID:zkATdSlV0<> 22:00〜23:00頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/18(木) 23:07:16.33 ID:zkATdSlV0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/18(木) 23:09:57.56 ID:zkATdSlV0<> ショタ提督「………」

神風「………」

神風(ソファに座ってる……ちょっと休憩してるだけよね?別に他意は無いよね?)

ショタ提督「………」

ショタ提督(大丈夫……少し休めば治るはず……だって、まだ数ヶ月しか……)

ショタ提督「……うっ」

神風「……?」

ショタ提督「うぐっ……げほっ!」

神風(えっ、司令官……?)

ショタ提督「げほっげほっ!ごほっ!」

神風(まさか……い、いや、違う!ただの風邪よね?この前のがぶり返して……)

ショタ提督「はぁはぁ…………うっ!?」ベトッ…

神風「……ッ!?」ビクッ

ショタ提督(ち、血が……手に血が付いてる……)

神風(あっ……い、嫌……)

ショタ提督「……っ」ゾクッ

ショタ提督(……“まだ”じゃない。“もう”なんだ……タイムリミットが、近づいてきて……っ!)ガクガク

神風(嘘……嘘よ。だって、まだ半年も経ってないのよ?なのに、どうして……どうして……!)ガクガク

神風(どうして司令官が血を吐いてるの!?ねぇ!?ねぇってば!?)


神風の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/18(木) 23:23:18.79 ID:lIhzm/EB0<> 提督を寝かせて急いで医者を呼んでくる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/18(木) 23:42:00.02 ID:zkATdSlV0<> 神風「……っ!」フルフル

神風(落ち着きなさい神風!慌ててる場合じゃないでしょう!?こういう時こそ冷静にならなきゃ……!)

神風(司令官の吐血は、まず間違いなく癌の進行によるもの。だとしたら私がすべきことは……!)


ショタ提督「………」

ショタ提督(……覚悟していたつもりだった。だけど……甘かったのかもしれない)

ショタ提督(今までは、体に目立った不調は無かった。だからこそ……油断していた)

ショタ提督(僕の体は、確実に病魔に蝕まれている。さっきよろけたのも、そのせいだと思う……)

ショタ提督「……っ」ブルッ…!

ショタ提督(今の吐血で、死の感覚が鮮明に伝わってきた……怖い。死ぬのが怖くて、たまらない……!)ガクガク

ショタ提督(こうしている間にも、僕はどんどん命を削っている……余命はあくまでも目安。もしかしたら、1年どころか明日死ぬことだって――)

神風「司令官っ!」バタン!

ショタ提督「……っ!」

神風「待ってて!すぐに布団を敷くから!」ガサガサ

ショタ提督「か、神風ちゃん……まさか、今の……」

神風「ごめんなさい。部屋の前を歩いてた時に……はい!すぐ横になって!」バサッ

ショタ提督「あ……」

神風「急いでお医者さんを呼んで来るから!そのまま安静にしておくこと!」

ショタ提督「で、でも……」

神風(死なせない……!司令官を、そう簡単に……死なせたりはしない……!)ダッ

ショタ提督「……うぅっ」

ショタ提督(僕はまた、皆に……神風ちゃんに、負担を……)ズキッ…


反転コンマ判定:この後どうなる?

01〜49:医者、神風に病状を伝える(病気かなり進行)
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:医者、提督と神風に病状を伝える(病気やや進行)
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:医者、提督と神風に病状を伝える(病気の進行というより……)
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/18(木) 23:44:56.00 ID:tfFXBdCc0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/18(木) 23:45:06.48 ID:B3N3SNBd0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/18(木) 23:46:06.61 ID:B3N3SNBd0<> >>487
やるじゃん <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/18(木) 23:55:59.79 ID:zkATdSlV0<> 00:せ、セーフ……?


医者「ふむ……」

ショタ提督「………」

神風「どうですか……?」

医者「恐らく、癌の進行というよりは副次的な病状ですね」

神風「副次的……?」

医者「はい。癌による影響で身体の免疫機能が弱体化したことで、他の病気を併発しかかっている状況です」

ショタ提督「た、他の病気を併発……!?」

神風「それって大丈夫なんですか!?」

医者「もちろん、吐血した血液を調べてみないと正確な診断は難しいですが……大抵の場合は薬で完治しますので心配ありません」ニコッ

神風「……よ、良かったぁ」

医者「ですが油断は禁物です。今回は早期発見なので治療が行える状態でしたが、発見が遅れた場合は……最悪、余命が縮まる危険もあります」

ショタ提督「……!」

神風「……っ」

医者「48周目提督さん、神風さん。今後、少しでもお体に異常が見当たりましたら、すぐにご連絡下さい。可能な限りの処置を致します」

神風「……分かりました。ありがとうございます」

ショタ提督「……ありがとうございます」

神風(お医者さんを呼んで正解だったわね……万が一私達が気づかず、司令官さえ自覚症状が無かったら……)ゾクッ

医者「48周目提督さん。今の貴方の体は、正常な方よりも著しく免疫が低下しています。くれぐれも衛生面や健康面に気をつけて下さいね?」

ショタ提督「……はい」

ショタ提督(……神風ちゃんのお陰で、僕は……ただでさえ短い寿命を、無駄に縮めてしまうことにはならなかったんだ……)

ショタ提督(負担をかけて申し訳無いという気持ちはもちろんだけど、それ以上に……!)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×2.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/18(木) 23:56:29.95 ID:csAuhjGDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/19(金) 00:04:37.75 ID:rViFZi+hO<> えい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/19(金) 00:13:41.24 ID:g5/eiHwq0<> 5×2.0=10 10+67.5=77.5/100


医者「それではお大事に」

ショタ提督神風「ありがとうざいました……」

スタスタ…

ショタ提督「………」

神風「……その」

ショタ提督「………」

神風「うぅ……」

神風(どう声をかければ良いのかな……寿命が縮むような病気じゃなかったことは安心だけど……)

神風(司令官の癌が治った訳じゃない。それなのに『良かった』と言うのは……増して『余命』のことを蒸し返すのも……)

ショタ提督「……神風ちゃん、ありがとう」

神風「……え?」

ショタ提督「神風ちゃんがお医者さんを呼んでくれたお陰で、僕は……気づかない間に、余命が早くなるような事態に陥らずに済んだ」

ショタ提督「実はね?神風ちゃんに、僕が吐血する所を見られた時は……『しまった』と思っちゃったんだ」

神風「……!」

ショタ提督「また、皆に心配をかけてしまう……皆に、負担をかけてしまうって……」

神風「そ、そんな!負担だなんて……」

ショタ提督「だけど、神風ちゃんが見てくれていたからこそ……こうして、早い内に病気を見つけることが出来たんだ」

ショタ提督「もし誰にも知られていなかったら、僕は……恐怖で混乱して、診療所や病院に行くのが怖くなったかもしれない」

ショタ提督「だけど、神風ちゃんが急いでお医者さんを連れて来てくれた。動けなくなりそうな僕の代わりに、神風ちゃんが動いてくれたんだ」

神風「あ……」

ショタ提督「だから……本当にありがとう、神風ちゃん」ニコッ

神風「司令、官……」

神風(病気の併発が無くなっただけで……今だって、死の恐怖に苦しんでるはずなのに……)

神風(昔のような……元気だった頃のような、笑顔を向けてくれて……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……負けるな、僕。決めたじゃないか……今更、悔やんだりしないって……!)グッ…! <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/19(金) 00:35:04.15 ID:g5/eiHwq0<> ――12ターン目


広場

ミーンミンミンミーン…

ショタ提督「………」

ショタ提督(……初夏になった。そろそろかき氷や素麺の需要が上がる季節……あ、クーラーの使用頻度も劇的に上がるね)

ショタ提督「………」チラッ

龍田「………」

大淀「………」

ショタ提督(だけど、皆は鎮守府から出ることが無い。今までなら、それぞれでプールに行ったり、海に行って夏を満喫していたはずなのに……)

ショタ提督「……ねぇ」

朧「あ、はい。何ですか?」

ショタ提督「その、僕の自意識過剰だったらごめんね?えっと……皆、僕に遠慮して……鎮守府で過ごすことは無いよ?」

艦娘達「………」

ショタ提督「ほら、僕なら室内でも皆との思い出は作れるからさ。僕のことは気にせず、姉妹や仲の良い人同士で遊びに……」

大鯨「……それではダメなんです」

ショタ提督「え……?」

リベッチオ「私達は、提督さんと一緒にいたいの!提督さんを置いて遊びに行っても……楽しくも、何とも無いよ……」

瑞穂「リベッチオちゃんの言う通りです。今の提督に、私達の我儘で無理をさせる訳にはいきませんし……」

涼月「私達が提督を置き去りにして、自分達だけ楽しい思いをするはずがありません。皆、少しでも長く提督といたいんです」

ショタ提督「……っ!」

天龍「そういうことだ。むしろ提督の方こそ、俺達に気を遣うことは無いからな?」

ショタ提督(皆……)

ショタ提督「……ありがとう。そう言ってもらえると、気が楽になったかも……あ、そろそろ仕事に戻らなきゃ……それじゃ、また後でね……?」タタタ…ッ

艦娘達「………」















ガチャ バタンッ

ショタ提督「……っ」ジワッ

ショタ提督「……!」グシグシ

ショタ提督(ごめん……ごめんね……!僕のせいで、こんなことになって……!皆に、気を遣わせてばっかりで……!)

ショタ提督(今までみたいに、皆と一緒に海やプールに行きたいのに……僕が身体のことを気にする余り、皆に迷惑ばかりかけて……!)

ショタ提督(ごめんね……本当に、ごめんね……!)


↓1天城のコンマ 親愛度:57/100
↓2漣のコンマ  親愛度:80.5/100
↓3神風のコンマ 親愛度:77.5/100
↓4神通のコンマ 親愛度:64/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/19(金) 00:38:57.36 ID:XRcly2B6o<> や <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/19(金) 00:39:16.03 ID:6S+a/gay0<> ぽい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/19(金) 00:42:05.96 ID:K+uMdefDO<> ふん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/19(金) 00:42:14.82 ID:BlXQaBXDO<> そい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/19(金) 00:54:54.56 ID:g5/eiHwq0<> 神通「………」

川内「あの様子じゃ、絶対に自分を責めてると思う……癌になったせいで、私達に迷惑をかけてるって」

神通「……っ」ズキッ…

神通(病気だけじゃない……提督は、私達に気を遣って……それで、一層苦しんで……)

川内「もちろん、私達は提督の体が第一だと思ってる。それだけじゃない。我慢してる訳じゃなくて、本心でそう考えて……」

神通「………」

川内「そう話しても、提督はいつも……申し訳なさそうな顔ばかりで……」

神通「姉さん……」

川内「……出来ることなら、今すぐにでも私が病気を全て引き受けたい」

神通「……うん。私も」

川内「だけど、それすら出来ない。本当に、私達って……戦闘以外、何も出来やしない……情けなくって、嫌になるよ……っ!」ギリッ…!

神通「………」

神通(それでも、私達は……出来る全てのことを、提督にしてあげないといけない。いや、してあげたい……!)



ショタ提督は……

直下 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/19(金) 00:56:00.91 ID:g5/eiHwq0<> すみません間違いました!神通ではなく神風の出番でした!すぐ書き直します! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/19(金) 00:58:22.13 ID:ve/20I9qo<> 鎮守府に居ながら皆んなに涼をとってもらおうと大浴場に水を張る計画立ててる <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/19(金) 01:05:14.61 ID:g5/eiHwq0<> 神風「………」

松風「あの様子じゃ、絶対に自分を責めてると思う……癌になったせいで、僕達に迷惑をかけてるって」

神風「……っ」ズキッ…

神風(病気だけじゃない……司令官は、私達に気を遣って……それで、一層苦しんで……)

松風「もちろん、僕達は司令官の体が第一だと思ってる。我慢してる訳じゃなく、本心でそう考えて……」

神風(この前吐血したのだって……ひょっとしたら、病気の併発だけじゃなくて……)

松風「そう話しても、司令官はいつも……申し訳なさそうな顔ばかりで……」

神風「……っ」

神風(病気のことと、私達に気遣うことの……ストレスに板挟みに……)

松風「……出来ることなら、今すぐにでも僕達が病気を全て引き受けたい」

神風「……!」

松風「だけど、それすら出来ない。本当に、僕達って……戦闘以外、何も出来やしない……情けなくって、嫌になるよ……っ!」ギリッ…!

神風「……松風」

神風(……それでも、やっぱり私は……司令官に、笑顔になってもらいたい。少しの間だけでも、病気のことを忘れて……楽しい時間を過ごして欲しい……!)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/19(金) 01:11:26.63 ID:QpBfdwmWO<> .>>501 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/19(金) 01:12:29.67 ID:g5/eiHwq0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/19(金) 14:07:58.92 ID:V6uksC+3o<> おつおつ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/26(金) 18:32:29.61 ID:JXJeIDXW0<> 22:30〜23:30頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/26(金) 23:02:18.88 ID:JXJeIDXW0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/26(金) 23:04:08.90 ID:JXJeIDXW0<> ショタ提督「……どう、かな?」

妖精「う〜ん……」

神風「……?」

神風(妖精さんと話してる。建造や装備に何か不備があったのかな……?)

妖精「ただ水を張るだけなら簡単だよ。遊具を据え付けるなら結構な作業になるけど」

ショタ提督「……なるほど」

神風(水を張る?何の話を……)

妖精「それにしても、大浴場をプール代わりにする、か……中々思い切ったアイディアだね」

ショタ提督「あはは……」

神風「……!」

妖精「………」

妖精(『せめて鎮守府内で皆に水遊びを楽しんでほしい』か……提督、こんな状況でも艦娘達のことを考えて……)

妖精(本当は、提督が1番辛いのに……それでも、自分のことより皆を心配するなんて……)

神風「……っ」ズキッ

神風(司令官、それって……やっぱり、自分の病気に責任を感じて……)

妖精「……あの広さなら、簡単なウォータースライダーくらいなら何とか据え付けられると思う。やってみるね?」

ショタ提督「……ありがとう。こんな無茶な話を真剣に考えてくれて」

妖精「気にしないで。長い付き合いでしょ?」

妖精(私達だって、提督と10年間一緒にいたんだもの。病気で苦しむ提督の為なら、何だってしてあげたいから……!)

神風「………」

神風(司令官……貴方はどうしていつも、無理をしてまで私達の為に……)

神風(それに、私達が出かけないのは……貴方が重荷だからじゃなくて、心から一緒の時間を過ごしたいと思っているからで……)


神風の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/26(金) 23:14:31.20 ID:nbj4wbKbo<> 妖精に頼み込んで流れる大浴場にしてもらう
プカプカ浮かんでるだけでも提督も楽しめるように <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/26(金) 23:35:14.58 ID:JXJeIDXW0<> 神風「………」

神風(せめて、私にも何か手伝えることは……う〜ん……)

神風「……!」ピーン!


妖精「とりあえず、大まかな完成図はこんな感じかな」

ショタ提督「わぁ……凄い!これなら十分室内プールと呼べるよ!」

妖精「その代わり、使う資材は多くなりそうだけど……」

ショタ提督「大丈夫!蓄えなら私的利用範囲の限界まで使っても余るくらいだから!」

妖精「ありがとう。それなら余裕で完成させられるよ!」

ショタ提督(良かった……後は皆が楽しんでくれるかどうかだけど……)

コンコン

ショタ提督「……?はい、どうぞ」

神風「失礼します」

ショタ提督「あ、神風ちゃん。今、妖精さんと室内プールの話を……」

神風「えぇ。全部筒抜けだったわよ?」

ショタ提督「……そ、そうなんだ」

妖精「だろうね。だってこの部屋のドア薄いから、普通の声色でも耳を澄ませば中の声が聞こえてくるもん」

ショタ提督「………」

ショタ提督(気がつかなかったよ……いや、やましいことは何も無いから良いんだけどね)

神風「ウォータースライダーの案は大賛成だけど、どうせなら流れるプールにしてみるのはどうかな?」

ショタ提督妖精「流れるプール?」

神風「そうすれば、激しい運動が出来ない司令官も……浮き輪で浮かんでいるだけでも、十分楽しめるでしょ?」

ショタ提督「あ……!」

妖精(……盲点だったよ。流石は提督の秘書艦を多く務めた内の1人、提督のことをよく考えてるね。私達も見習わなくちゃ!)

妖精「確かに良いかもしれない。ただ、そうなると資材や開発時間も相応に増えるけど……」

神風「あっ、それもそうよね……どれくらい?」

妖精「ちょっと待ってね?頭の中で計算してみるから……」

ショタ提督「………」

ショタ提督(自分でもそこまで考えていなかったのに……神風ちゃん、僕の為に……)


反転コンマ判定:必要資材と時間は?

01〜49:資材はともかく時間は結構かかるかも。すぐには無理
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:そこそこ。1週間もあれば……
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:意外と簡単だった。明日にはすぐ出来ます!
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/26(金) 23:35:30.68 ID:9Qybk0Yb0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/26(金) 23:47:21.27 ID:JXJeIDXW0<> 68→86:むしろ普通の工事と比べたらかなり早い方


妖精「……資材は多少の追加、時間は大体1週間くらいかな?」

ショタ提督「そんなすぐに!?」

神風「相変わらず凄い技術ね……」

妖精「そんなことないよ。だって……」

妖精(所詮は開発特化の技術だから、施設や物は作れても人1人の病気すら……)ギリッ

ショタ提督「……妖精さん?」

妖精「……ううん、何でも無い。もちろんあくまでも目安だから、出来るだけ早く完成するよう頑張るね?」

ショタ提督「無理しないでね?本当はこんなことをしてもらうだけでも申し訳……」

妖精「ストップ!」

ショタ提督「……!」

妖精「それは私達が好きでやってることだから、提督は気にしなくて良いの。必要以上に気を遣い過ぎるのは、提督の悪い癖だよ?」

神風(……それについては妖精さんと同意見ね)

ショタ提督「あぅ……ごめんなさい」

妖精「だから気にしないでってば!ただ、作業中は少し騒がしくなるから、入渠する皆には事前に説明しておいてね?」

ショタ提督「もちろんだよ」

神風「分かったわ」

ショタ提督(まさか1週間で完成するだなんて……妖精さん達は本当に凄いなぁ……)

ショタ提督(それだけじゃない。神風ちゃんも……)チラッ

神風「……良かったですね、司令官」ニコッ

ショタ提督「……うん。ありがとう、神風ちゃん。お陰で楽しい室内プールになりそうだよ」

ショタ提督(プールのことだけじゃなく、僕のことも考えてくれていて……嬉しかった)

ショタ提督(だけど同時に、少し申し訳思っちゃった……やっぱり僕は、皆に気を遣わせてしまっているんだって……)

神風「………」

神風(これで司令官に、少しでも楽しんでもらわないと。そして一緒に楽しい思い出を……楽しかった記憶を、司令官に……!)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/26(金) 23:48:46.48 ID:tO0R0PeyO<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 00:00:03.24 ID:6k5nCrwI0<> 8×1.5=12 12+77.5=89.5/100


大浴場

妖精「スライダー完成ー!次は流れるプールを作っちゃうよー!」

妖精達「おーっ!」

ショタ提督(や、やっぱり早い……)

神風(もうここまで完成してるだなんて……)

ショタ提督「……これで皆、喜んでくれるかな」

神風「もちろんよ。現に私もいつここで遊べるかワクワクしてるもの!」

ショタ提督「………」

神風「……どうしたの?」

ショタ提督「いや、その……意外だなぁって」

神風「そうかな?」

ショタ提督「うん。神風ちゃん、どちらかと言うと騒いでる皆をたしなめるお姉さんだと思ってたから」

神風「まぁ、確かにそんな時もあるけど……私だって駆逐艦だし、こういうアトラクションは結構好きよ?」

神風(それに、司令官と一緒に楽しめるなら……今の私にとっては、何でも楽しいと思う……いや、思ってみせるけど)

ショタ提督「……そっか」

神風「えぇ」

ショタ提督「ふふっ……神風ちゃんと流れるプールかぁ。楽しみだなぁ……」ニコッ

神風「……!」

神風(司令官、笑顔になってくれた……!そう、私達は……私は、その笑顔を守る為に……!)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……癌にさえなっていなければ、僕は……神風ちゃんと、もっと長い時間を歩むことが出来たはずなのに)

ショタ提督(こんな状態じゃなければ、もっと素直に喜べたはずのに……!うぅっ……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 00:10:59.37 ID:6k5nCrwI0<> ――13ターン目


大浴場兼室内プール

暁「きゃ〜っ♪」ジャーッ!

電「は、速過ぎるのです〜!」ジャーッ!

ズバシャーン!

天龍「おいおい!これくらいでビビるなって!」

暁電「えへへ〜♪」


ショタ提督(E:浮き輪)「………」プカプカ

ショタ提督(ウォータースライダー、やっぱり駆逐艦の皆に大人気だなぁ……)

ショタ提督「………」チラッ


妖精「ここは洗濯機ゾーン!グルグル回っちゃうよ〜!」

五十鈴「きゃっ!体が勝手に動くわ!?」

長良「普段は海の上をスイスイ走ってるけど、こういうのも新鮮で楽しいね!」

清霜「武蔵さーん!戦艦パワーで逆走しちゃって下さい!」

武蔵「任せろ!ぬおおおおおおおおおっ!」ザバザバ


ショタ提督「………」プカプカ

青葉「司令かーん!こっち見て下さーい!」パシャパシャ!

ショタ提督「………」ノシ フリフリ

ショタ提督(皆、やっぱり海水浴やプールに行きたかったんだ……凄く楽しそう)

ショタ提督(なのに僕のせいで……皆を、我慢させちゃって……)

神風「もうっ。司令官、こんな時にそんな顔はダメですよ?」

ショタ提督「あ……」

漣「そうです!この際何もかも忘れて全力でエンジョイしちゃいましょう!」

ショタ提督「神風ちゃん、漣ちゃん……そう、だね。遊ばないと損だよね。よしっ、僕も洗濯機ゾーンに……」ザブザブ

神風「………」

漣「………」

神風(司令官……きっと、本人は楽しんでるつもりなのかもしれないけど……)

漣(いつもの、少し悲しそうな顔のままで……どことなく、寂しげで……)


↓1天城のコンマ 親愛度:57/100
↓2漣のコンマ  親愛度:80.5/100
↓3神風のコンマ 親愛度:89.5/100
↓4神通のコンマ 親愛度:64/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 00:11:31.90 ID:0NbI6fDso<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 00:11:36.01 ID:A2pxbOM30<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 00:12:33.84 ID:heXx19yDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 00:12:45.00 ID:kp1+kHcg0<> えい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 00:14:27.00 ID:hF5s/d60O<> 神風絶妙な位置に来たな
そしてここで神通さん00とは <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 00:16:22.23 ID:Rur7LYlJO<> そして相変わらず空気の天城 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 00:27:10.98 ID:6k5nCrwI0<> 川内「あ〜!すっごく楽しかったなぁ〜!」

神通「うん。私も……」

川内「こうして提督と一緒に外……じゃないけど、それに近いことで遊んだのって何年振りだっけ……」

神通「……少なくとも、5年以上前なのは間違いないと思う」

川内「……そっか。もう、5年経つんだ……」

神通「………」

川内「思えば、あの時が提督や私達の……ターニングポイントだったのかもしれない」

川内「もしもあの時、提督に癌が見つかっていなかったら……ずっと、そんな風に考えちゃうんだよね」

神通「……姉さん」

川内「もちろん、無駄な現実逃避だってことは分かってる。そんなことしたって、提督の苦しみが無くなる訳じゃ無い」

川内「だけどね?提督と私達がプールで一緒に遊んで……本当に、昔の時間が帰って来たのかと思って、嬉しかった……!」

神通「……!」

川内「こんな時間が、いつまでも続けば良いと思ってたけど……そうもいかない。現実は……病気は、待ってくれないから……」

神通「……っ」ズキッ

川内「……ごめん。折角楽しい気分だったのに、暗い雰囲気にしちゃって」

神通「……ううん、大丈夫。私も、姉さんと同じこと考えてたから……」

神通(提督……でも、さっきは童心に帰ってはしゃいでましたよね?少しでも、嫌なことを……忘れられていましたよね……?)

神通「………」


ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 00:31:04.41 ID:enkUUn5ho<> 妖精さん達を労ってる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 00:32:40.27 ID:6k5nCrwI0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 00:36:40.47 ID:enkUUn5ho<> おつでした <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 02:05:04.18 ID:QG1wTX27O<> おつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 04:39:20.55 ID:heXx19yDO<> 乙でした <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 16:41:31.53 ID:6k5nCrwI0<> 18:00〜19:00頃開始予定です。途中で休憩を挟むかもしれません。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 18:35:48.31 ID:6k5nCrwI0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 18:38:21.69 ID:6k5nCrwI0<> ショタ提督「本当にありがとう」ペコッ

妖精達「だから気にしないでってば」

神通「………」

神通(提督が話しているのは……妖精さん?)

妖精「何度も言うけど、私達が好きでやったことだから、提督がそんな申し訳なさそうにしなくて良いの」

ショタ提督「でも、1週間近くずっと働きっぱなしで……」

妖精「いや〜、手持無沙汰で暇になるより、こうして提督や艦娘達の為に動いてる方が性に合ってるからさ。あははっ」

妖精達(何よりも、ずっと辛そうな提督が楽しんでくれるなら……腕の見せ所だと思ってたし!)

ショタ提督「……皆」

神通「………」

神通(妖精さん……軽く笑って流してますけど、提督の笑顔の為に頑張ったんですよね……?)

神通(私達も同じ思いですから、貴女達の表情を見るだけで……分かってしまうんです)

神通(私達も妖精さんも、提督の為に必死なんだって……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(僕がお風呂に入ってる時も、ずっと作業していたほどなのに……)

ショタ提督(それでも妖精さん達は、こうして微笑みながら僕のことを気遣ってくれる……)

ショタ提督(本当は僕が皆を気遣うべき立場なのに……病気だからって、ずっと皆に支えてもらってばかりじゃダメなのに……)

妖精達「………」

妖精達(あぁ、やっぱり気にしてる……私達を労わってくれるのは嬉しいけど、提督は何も気にしなくても良いのに……)

神通「………」

神通(……提督、いつもの辛そうな表情に戻ってしまいました。きっと、妖精さんに無理をさせてしまったことを申し訳なく思っているんですね)

神通(それに対して妖精さんも、提督に何か言いたげな表情……きっと、いつも私達が考えていることですね……)

神通「………」



神通の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 18:40:23.96 ID:E3+j3kn00<> 「わたしたちにも妖精が
ついているかも」と艦娘
仲間に言い触らしてみる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 18:47:44.27 ID:ZHo6WzCVO<> まーた荒らしの糞改行か <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 18:56:11.89 ID:EqLE6py50<> >>531が無効なら提督と一緒に妖精さんたちのお礼を考える <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 18:58:21.49 ID:fZxV4fC90<> この糞改行って京アニ放火殺人犯と同レベルのキチガイだよな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 18:59:25.92 ID:hF5s/d60O<> 内容が意味不明というか
艦これプレイしたことない奴の
安価内容だもんなこれ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 19:21:47.82 ID:6k5nCrwI0<> >>531は流石に前後の展開と脈略が無い為、申し訳ありませんが安価下とさせていただきます。

神通「………」

神通(よく考えれば、提督だけでなく私達も妖精さんのお陰で楽しい時間を過ごすことが出来ました)

神通(それなら私は、こんな所で提督と妖精さんの様子を伺っている場合じゃ……)


ショタ提督「………」

妖精達「………」

妖精達(提督、ずっと申し訳なさそうな顔したままか……さて、どうしたものかな……)

コンコン

ショタ提督「……どうぞ」

神通「し、失礼します……」ガチャ

ショタ提督「あ、神通さん……」

妖精達「あれ?神通さん?」

神通「えっと、その……ちょうど、提督と妖精さんの話が聞こえてきて……私からもお礼を言わせて下さい」

神通「提督や私達の為に、浴場に室内プールを作ってくれて……ありがとうございますっ!」ペコッ

ショタ提督「……!」

妖精達「いや、だから私達は好きでやって……」

神通「提督!一緒に妖精さんにどんなお礼をすれば良いか考えましょう!」

ショタ提督「あっ……そうか。僕達も妖精さん達に何かお礼をすれば良かったんだ……!うん、そうしよう、神通さん……!」

妖精達「………」

妖精達(これ、提督が2人に増えただけだよね……もう。気にしなくて良いのに……)

ショタ提督「でも、お礼って何が良いかな?」ボソボソ

神通「例えば送り物……う〜ん、妖精さんって何を貰えば嬉しいんでしょうか……?」ボソボソ

ショタ提督「好きな食べ物も分からないよね。そもそも一緒に食事したことも無いから……」

神通「そもそも改めて考えてみると、私達は妖精さんのお世話になりっぱなしでは……?」

ショタ提督「そう、だよね……だったら尚更、何かお礼をしないと……!」

妖精達「………」

妖精達(小声で話してるつもりなんだろうけど、全部聞こえちゃってる……と言うか、私達本人に直接聞けば良いと思うんだけど……)


反転コンマ判定:提督&神通が考えたお礼とは?

01〜49:明石と夕張に妖精用遊具を作ってもらう
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:1週間の休暇
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:妖精達「その気持ちだけで十分だよ。強いて言えば、提督と皆が楽しく過ごしてくれることかな」
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 19:23:25.94 ID:0NbI6fDso<> のワの <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 19:35:41.83 ID:6k5nCrwI0<> 94→49:助けて明石えもん!夕張えもん!


工廠

ショタ提督「という訳でして……」

神通「お力を貸して下さいませんか……?」

明石「なるほど。確かに1週間働き詰めだった妖精さん達には、私達としても何かお礼をしたいですね」

夕張「プール開発と並行して私達の艤装整備もしてくれてましたもんね……今度は私達の腕を見せてあげましょう!」

ショタ提督「資材や費用は僕が何とかするよ。私的利用の限度はまだまだ余裕があるから……!」

神通「なら私はお2人のお手伝いを……雑用でも何でも引き受けます!」

明石「いえ、提督と神通さんは何も……いえ、ここはお言葉に甘えさせてもらいましょう」

夕張「“提督と私達”によるお礼ですし、全員が何かしらの形で関わっていた方がお礼らしさが増しますしね!」

ショタ提督「ありがとう、2人共……」ペコッ

神通「ありがとうございます。明石さん、夕張さん」ペコッ

明石夕張「いえいえ。とはいえ、何を作れば良いでしょうか?」

ショタ提督「室内プールみたいに、妖精さん達が楽しめるような物はどうかな……?」

神通「あ、妖精さん向けの遊具ですね?良いと思います……!」

明石夕雲「遊具ですか……よしっ!構想は出来上がりました!後は作るだけです!」

ショタ提督「………」チラッ

神通「………」コクッ

ショタ提督神通(これで、妖精さん達に少しでも喜んでもらえると良いんだけど……)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 19:39:13.49 ID:heXx19yDO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 19:52:58.37 ID:6k5nCrwI0<> 9×1.0=9 64+9=73/100


明石「出来ましたよ妖精さん!」

夕張「小型コーヒーカップです!」

妖精達「わぁ……!」キラキラ

ショタ提督「す、凄い……!」

神通「遊園地でお馴染みのあのコーヒーカップが、妖精さんに合わせたサイズに……!」

明石「単1電池2個で1ヶ月間連続運転出来ますよ!」

夕張「更にスピードも自由に調節可能です!」

妖精達「これ、本当に明石さんと夕張さんが……?」

明石夕張「はい!一晩で仕上げました!」

ショタ提督神通(こんな精巧な機械を一晩で……!?)

妖精達「じゃあ早速乗ってみても良い?」

明石夕張「もちろんです!その為に持って来ましたから!」

妖精「やったー!じゃあ私はここ!」

彩雲妖精「なら私はこっち!」

烈風妖精「えっと、私は……」

ショタ提督「………」

神通「………」

妖精達「わ〜!本当に回ってる〜!ありがとう〜!すっごく楽しい〜!」クルクル

ショタ提督(……妖精さん達、喜んでくれて良かった)

神通(本当に楽しそう……それに、提督も微笑んで……)

明石「故障した時はすぐ言ってね?」

夕張「すぐに駆けつけて修理するから!」

妖精達「はーい!」クルクル

妖精達(ちょっと申し訳ない気もするけど、ここまでしてくれたなら逆に思う存分楽しまないとダメだよね!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 20:01:30.20 ID:6k5nCrwI0<> ――14ターン目


48周目提督実家

母「それで、体調の方は大丈夫なの?」

ショタ提督『うん。何とかね』

母「無理してない?ちゃんと休んでる?」

ショタ提督『大丈夫だってば。今だって普通に……っ』

母「……提督?」

ショタ提督『……電話で話とか、出来てるでしょ?』

ショタ提督(一瞬、頭がフワっとして、視界が真っ白に……貧血かな。倒れなくて良かった……)

母「………」

ショタ提督『あ、そろそろ仕事に戻らなきゃ……それじゃ、また電話するね?』

母「……えぇ。体に気を付けてね?少しでも疲れたと思ったら、すぐに休憩してね?」

ショタ提督『分かってる。ありがとう母さん。父さんにも伝えておいてね?』ガチャ

母「………」

母(……嘘、ね。あの子、前よりも無理してる……声が少しだけ震えていたもの)

母(それだけじゃない。一瞬だけ、声が途切れて……周りから他の人の声は聞こえなかったし、きっと提督に何か……)

母「……っ」ジワッ

母(ごめん……ごめんね……?親なのに……子供がこんなにも辛い思いをしているのに……)

母(何もしてあげられなくて……ただ、黙って見ていることしか出来なくて……っ!)

母「うっ……ううっ……!」ポロポロ

母(どうして……どうして提督が、こんな目に遭わなきゃいけないのよ……!どうしてよぉ……!)ポロポロ


↓1天城のコンマ 親愛度:57/100
↓2漣のコンマ  親愛度:80.5/100
↓3神風のコンマ 親愛度:89.5/100
↓4神通のコンマ 親愛度:73/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 20:02:21.75 ID:0NbI6fDso<> 頑張れ天城 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 20:05:07.88 ID:osY4Acji0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 20:08:01.61 ID:Khtlr3f/o<> よし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 20:08:17.69 ID:wXsrGRATO<> 天城「(´・ω・`)」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 20:08:24.97 ID:ep+4BMkg0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 20:14:03.51 ID:6k5nCrwI0<> 那珂「妖精さん、さっきもコーヒーカップで遊んでたよ」

神通「気に入ってもらえたみたいで良かった……」

那珂「………」

神通「……那珂ちゃん?」

那珂「その話題だけで終われば、普通の日常だったんだけどね……」

神通「………」

神通(それって……)

那珂「提督、さっき両親に電話してたんだけど……見ちゃったんだ」

神通「………」

那珂「一瞬、電話をソファに落として……頭を押さえながら、倒れそうになってたのを」

神通「っ!」ズキッ

那珂「……やっぱり、癌が」

神通「言わないで」

那珂「……ごめん」

神通「……っ」ウルッ

神通(提督……そんな……)


ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 20:19:40.62 ID:0NbI6fDso<> 自分でもまずいと思ったのかソファで仮眠とってる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/27(土) 20:23:49.68 ID:6k5nCrwI0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 20:31:04.39 ID:0NbI6fDso<> 乙でした <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 20:43:29.18 ID:heXx19yDO<> 乙です <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/28(日) 16:47:04.01 ID:TWrP4Aw40<> 18:00〜19:00頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/28(日) 18:32:44.07 ID:TWrP4Aw40<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/28(日) 18:34:42.73 ID:TWrP4Aw40<> ショタ提督「………」

神通「………」

神通(提督、ソファで寝転がって……)

ショタ提督「……ただの貧血や体調不良なら良いんだけど」

神通「……!」

ショタ提督「状況が状況だから……どうしても嫌な想像が浮かんできちゃう……」

神通「……っ」ズキッ

神通(それって、さっき那珂ちゃんが言ってた……)

ショタ提督「ふぅ……横になってるからか、さっきみたいな感じはしなくなったかな」

ショタ提督「今の僕は、少しの不調が重症に繋がる危険性が高い……無理はしない方が良いよね」

神通「………」

ショタ提督「……自分で自分が情けないよ。昔なら、こんなこと……無かったのに……」

ショタ提督(そのせいで、皆に迷惑をかけてしまって……僕のせいで……)

神通「………」

ショタ提督「あははっ、ダメだなぁ……弱音なんて、吐いちゃいけないのに……」

ショタ提督「後ろ向きに考えれば考えるほど、死が近づいちゃうのに……」

神通「……っ」

ショタ提督「……でも、皆の前でこんなことは言えない。不安にさせるようなことは……言っちゃいけないんだ」

ショタ提督「だからせめて、一人の時は……良いよね?少しくらい、弱音を吐き出しても……良いよね……?」

ショタ提督「今だけ、悲しい気持ちを曝け出して……皆の前ではまた、出来る限りいつも通りに振る舞って……」

神通(提督……)ウルッ


神通の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 18:40:07.70 ID:QdvNZlZB0<> ショタ提督の弱音を黙って聞き続ける <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 18:41:18.41 ID:GZwTYsotO<> 自分を始めとする艦娘達が
艦だった時の記憶を持っていることを改めて告げる
その上で死への恐怖や弱った気持ちは
遠慮なく告げてくれるよう諭す <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/28(日) 18:58:48.05 ID:TWrP4Aw40<> 神通「……っ」グシグシ

神通(本当は今すぐにでも声をかけたいですが……提督の本音を知りたいという気持ちも……)

神通(盗み聞きのようなことをしてしまうことになってしまうけど……ここで提督の気持ちを知ることが出来れば、私達が取るべき行動も分かるはず……!)


ショタ提督「……どうして」

神通「……!」

ショタ提督「どうして……癌なんかに、なっちゃったんだろう……今まで、健康にはそれなりに気をつかってきたはずなのに……」

ショタ提督「運動だって、適度にこなしてきたのに……5年前までは、病気にかかることだって珍しいくらいだったのに……」

ショタ提督「それが……どうして、今なの……?どうしてもっと、お爺さんになってからじゃないの……?」

神通「………」

ショタ提督「まだまだ、頑張りたかったのに……皆と一緒に、鎮守府で楽しく過ごしたかったのに……」

ショタ提督「そんな願いさえ、叶わないと言うの……?僕、何か悪いことをしたの……?」

神通「………」

ショタ提督「何で……どうして……!こんな……!どうしてぇ……!」ウルッ

ショタ提督「僕は皆と一緒にいたいだけなのに……!普通の日常を過ごしたかっただけなのに……!」ウルウル

ショタ提督「うっ……うぅっ……悔しい……悔しいよ……辛いよぉ……っ!」

神通「……っ」ジワッ

神通(提、督……本当は、そこまで追い詰められて……)ウルウル


反転コンマ判定:この後どうなる?

01〜49:提督、ひとしきり静かに泣いて少しスッキリする
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:神通、我慢出来ず部屋に入ってしまう
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:提督「……神通さん、そこにいるよね?」
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 19:02:17.91 ID:aRVGMeYjO<> o <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/28(日) 19:13:15.74 ID:TWrP4Aw40<> 91→19:涙を流すことはストレス発散になる


ショタ提督「………」グシグシ

神通(あ……)

ショタ提督「……うん、ちょっとだけ辛い気持ちが治まったかも」

神通「………」

ショタ提督「泣いたらスッキリするって話を聞いたことがあったけど、本当なんだね……」

ショタ提督「流石に希望に満ち溢れるとまでは言えないけど、さっきよりは冷静になれたかな……」

神通「………」

ショタ提督「……大丈夫。少し休んで、起き上がったら……また、いつもの僕」

ショタ提督「癌の弱音を出来るだけ吐かず、提督としての仕事をこなす……48周目提督」

ショタ提督「……こんなところで死んでたまるもんか。余命の限界まで、生きるって決めたから……!」パンパン

神通「………」

ショタ提督「僕が暗い気持ちになっていたら、皆を悲しませちゃう……そんなことは、したくない……!」

ショタ提督「皆には、僕が死ぬその時まで……出来る限り、笑顔でいて欲しいから……!」

神通「……っ」ウルッ

神通(提督……それは、私達も同じです……提督には、最後まで……いえ、本当はこんなこと、考えたくありませんけど……)

神通(それでも……!最後の瞬間まで、病気のことを忘れて……笑顔でいてほしいんですよ……?)

神通(でも、そう思えば思う程……提督を、追い詰めることになってしまって……!)

神通「……っ」ウルウル


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 19:18:29.75 ID:ZNG9uDaDO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/28(日) 19:30:15.76 ID:TWrP4Aw40<> 5×1.0=5 5+73=78/100


ショタ提督「………」カキカキ

神通「………」

神通(提督……仕事中は、いつも真剣な顔をしていて……でも、その裏で……)

ショタ提督「……あっ、間違っちゃった。訂正訂正……」カキカキ

神通(死の恐怖や苦しみを、必死に抑え込んで……そして……)

ショタ提督「………」カキカキ

神通(私達には、無理をしていつも通りに振る舞おうとして……)

ショタ提督「……これで良し。次は編成か……えっと……」カキカキ

神通「………」

神通(私達は……どうすれば、良いんでしょうか……)

ショタ提督「………」カキカキ

神通(提督の気持ちを尊重して、一緒に明るく振る舞うべきか……)

ショタ提督「う〜ん、ここは軽空母の人に出てもらった方が良いかな?」カキカキ

神通(それとも、苦しむ提督を支えて励ますべきか……)

ショタ提督「………」カキカキ

ショタ提督(……公私混同しちゃダメだ。仕事は仕事として、精一杯しないと……)

神通「………」

神通(分かりません……私はどうすれば、提督の辛さを取り除いて差し上げられますか……?誰か、教えて下さい……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/28(日) 19:41:20.22 ID:TWrP4Aw40<> ――15ターン目


先輩提督「こんにちは〜。48周目提督は……って寒ッ!?」

大淀「あ、先輩提督さん。こんにちは」

先輩提督「どうも、こっちの大淀……ところでこの寒さは何だ?冷房の効き過ぎ……って、決まってるか」

大淀「……はい」

先輩提督(十中八九、提督の為だろうな。俺だって提督がこっちに来ると分かっていたら絶対に全室冷房入れるし)

大淀「執務室や提督が長時間活動する場所は適温に、それ以外はかなり効かせているんです。今の提督が熱中症になってしまえば大変なので」

先輩提督「……そうだな」

ショタ提督「あれ?先輩?」

先輩提督「よう、提督。お中元が届いたけど食べ切れないから、差し入れ代わりにと思ってな」スッ

ショタ提督「わぁ〜、素麺だ!ありがとうございます、先輩!」

大淀「良かったですね、提督」ニコッ

ショタ提督「うんっ!じゃあ早速間宮さん達に渡してくるね!」スタスタ…

先輩提督「……それで、提督はどうだ?」

大淀「……この前から、何も無い所でよろけたり転倒する回数が増えてきているんです」

先輩提督「そうか……俺も出来る限り提督と会って様子を見るようにするから、大淀達も頼む」

大淀「もちろんです」

先輩提督「………」

先輩提督(日に日に弱っていって……いや、そういう風に考えるな!まだ死ぬと決まった訳じゃないだろう!?)

先輩提督(提督にそんなことを考えていると悟られる訳にはいかないんだ!俺まで諦めムードになってどうする!)

先輩提督「……っ」ギリッ

大淀「………」

大淀(先輩提督さん……)


↓1天城のコンマ 親愛度:57/100
↓2漣のコンマ  親愛度:80.5/100
↓3神風のコンマ 親愛度:89.5/100
↓4神通のコンマ 親愛度:78/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 19:42:36.35 ID:D6A2pJ0I0<> せいや <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 19:43:57.60 ID:e/dWhvHC0<> さて誰が来る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 19:45:34.81 ID:GFZXWyATO<> ぬ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 19:47:07.22 ID:a5kRhhlc0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 19:50:44.52 ID:7TM3126FO<> しかしゾロ目からの10出して20上げても最下位な天城に果たして勝利の女神は微笑んでくれるのか <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/28(日) 20:02:05.62 ID:TWrP4Aw40<> 葛城「冷房よし、生理食塩水よし、スポーツドリンクよし、緊急連絡先の電話番号よし……」

天城「………」

葛城「これで万が一の事態にも安心ね。尤も、そんなことにならないよう気をつけなきゃいけないけど」

天城「………」

葛城「……天城姉、大丈夫?」

天城「……うん」

葛城「………」

葛城(やっぱり、前に提督が吐血した時の話が相当ショックだったのかな……無理も無いよね。私も驚いたから……)

天城「………」

天城(私には、何が出来るのかな……何をしてあげられるのかな……)

天城(この前みたいに、折り紙の観覧車を作ってあげることは出来ても……)

天城「……っ」

天城(今も苦しむ提督を救ってあげることすら……それに、提督は徐々に体の調子を崩して……)

天城「……っ!」フルフル

天城(い、いけないっ!私までマイナス思考に陥ってどうするの!私達こそ前向きでいなきゃいけないのに……!)


ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 20:23:07.77 ID:PwJJdj3Xo<> 素麺茹で上がり待ち <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/07/28(日) 20:25:49.26 ID:TWrP4Aw40<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 20:30:28.86 ID:PwJJdj3Xo<> 乙でした <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 22:01:16.53 ID:aRVGMeYjO<> おつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 22:03:07.50 ID:ZNG9uDaDO<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/28(日) 22:32:22.31 ID:3KCJwRdA0<> 乙です
今回は本当に競った展開が続いていて面白いな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/07/29(月) 01:13:49.65 ID:37RmdZBiO<> 全員が均等に上がるのもそれはそれで緊張するな
17週目みたいな事にならないといいが
提督が死にかけてる状況で失恋とか怖すぎる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/04(日) 16:43:09.24 ID:78QbLfov0<> 18:00〜19:00頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/04(日) 18:14:19.60 ID:78QbLfov0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/04(日) 18:16:17.71 ID:78QbLfov0<> グツグツ…

ショタ提督「………」ワクワク

天城「………」

天城(あれは……さっき提督が先輩提督さんから貰った素麺、でしたっけ)

ショタ提督「まだかな……」ワクワク

天城「………」

グツグツ…

ショタ提督「去年はあまり食べられなかったから、今年は沢山食べたいな……」ワクワク

天城「……っ」ズキッ

天城(そう……提督は去年まで、闘病生活のせいで……美味しい物をお腹一杯食べる余裕も……)

天城(無理に食べれば戻してしまう日々……それに対して、今は普通に食事を取れるように……)

グツグツ…

ショタ提督「素麺ももちろんだけど、ご飯って……あんなに美味しかったんだよね」

ショタ提督「一時期、病院食さえ受け付けないこともあったからなぁ……ご飯を美味しく食べられるって、本当にありがたいよ」

天城「………」

グツグツ…

ショタ提督「……そろそろ良いかな?よし、お湯からすくって、冷やさないと……」パタパタ

ショタ提督「あっでも、冷やし過ぎるとお腹を壊しちゃいそうだし……少しぬるめにしておいた方が良いかも」

天城「………」

天城(でも、折角ご飯を普通に食べられるようになっても……その代償が、余命宣告だなんて……っ!)ギリッ



天城の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/04(日) 18:20:35.05 ID:r73ESONgo<> 色々な薬味を作って食べて貰う <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/04(日) 18:34:57.62 ID:78QbLfov0<> 天城「………」

天城(だからこそ、提督には今の生活を最大限楽しく過ごしてもらいたい……その為にも、私に出来ることは……!)ダッ

――

厨房

天城「……!」トントントン

間宮「天城さん、それは……」

天城「提督が素麺を食べようとしているので……!」ゴリゴリ

間宮(……なるほど、そういうことですか)

――

ショタ提督「………」ザバァ

ショタ提督(氷もやめておいた方が良いよね。水道水だけでも十分冷めたし、これで……)

コンコンコン

ショタ提督「……?どうぞ」

天城「失礼します」ガチャ

ショタ提督「あれ?天城さん?どうしたの?」

天城「いえ、提督が素麺を食べようとしてる所が見えたので……これを」スッ

ショタ提督「……!これって、薬味?それも、色々な……」

天城「はい。ネギはもちろん、素麺に合いそうな薬味を見繕ってみました」

ショタ提督「………」

ショタ提督(天城さん……わざわざ僕の為に……)

天城「……もしかして、お節介だったでしょうか?」

ショタ提督「ううん、そんなことないよ。ありがとう天城さん。喜んで使わせてもらうね?」

天城「あ……はいっ!」

ショタ提督(ネギ、玉子、わさび、しょうが、刻み海苔……どれも美味しそう。う〜ん、どれにしようかな……?)


反転コンマ判定:提督が選んだ薬味は?

01〜49:わさびとしょうが……でも入れすぎた!
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:王道の海苔と玉子とネギ!
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:えぇい全部だぁ!
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/04(日) 18:38:10.28 ID:fd3FpmEN0<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/04(日) 18:52:35.29 ID:78QbLfov0<> 28→82:そんなことよりお素麺たべたい


ショタ提督「じゃあ、まずはネギと玉子と海苔で……」

天城「分かりました!どうぞ!」スッ

ショタ提督(つゆに海苔とネギを混ぜて……玉子も入れて、よく混ぜて……と)カシュカシュ

ショタ提督「これでよし。いただきます。ずるるるっ……」

天城「どうですか?」

ショタ提督「………」モグモグ

ショタ提督(チュルンと口の中に入っていく素麺に、カツオの風味が効いたつゆ……)モグモグ

ショタ提督(ネギの仄かな酸味が麺とつゆの味を引き立てて、麺に絡まった海苔がまた良いアクセントで……)モグモグ

ショタ提督(そして最後はしっかり刻まれたフワフワの玉子。あぁ、口の中が美味しさに包まれて……!)モグモグ

ショタ提督「………」ゴクンッ

天城「………」

ショタ提督「……美味しい」

天城「あ……!」

ショタ提督「すっごく美味しいよ!ネギも玉子も海苔も、一緒に食べると素麺が一層美味しくなっちゃった!」

ショタ提督「手が止まらない!もっと食べたいっ!ずるるるっ!もぐもぐ……んくっ、はぁっ……♪」

天城「……喜んでもらえて良かったです」ニコッ

ショタ提督「玉子が無くなったら、次はわさびとしょうがを……ずるるるっ!もぐもぐ……んふぅ……♪」

天城「………」

天城(提督、美味しそうに食べてくれてます。その顔を見られただけでも、持って来た甲斐がありました……!)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/04(日) 18:53:18.94 ID:i+Aik1nZO<> ぬ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/04(日) 19:02:36.49 ID:78QbLfov0<> 4×1.5=6 6+57=63/100


ショタ提督「ふぅ……ごちそうさまでした」

天城「お粗末様でした」

ショタ提督「天城さんが作ってくれた薬味のお陰で、美味しい素麺が食べられたよ」ニコッ

天城「……!」

ショタ提督(もちろん素麺を持って来てくれた先輩も。また改めてお礼を言わないと)

天城「………」

ショタ提督「まだまだ余ってるし、今度は皆で流し素麺でもしようかな?」

天城「……良いと思います」

ショタ提督「本当に?あ、でもそうなると長い竹を用意しないと……それに沢山のつゆも……」

天城「それなら必要な物は私達で用意しますから」

ショタ提督「流石に悪いよ……」

天城「いえ、むしろ用意させて下さい!きっと、皆さんも提督と一緒に流し素麺がしたいはずです!」

ショタ提督「………」

天城「………」

ショタ提督「……うん。じゃあ、竹を組むのを手伝ってもらおうかな」

天城「分かりました。その時はいつでも言って下さいね?」

天城(……少しでも、提督とささやかながら幸せな日常を送れるというのなら……私達は、全身全霊でお手伝いします)

天城(提督の笑顔が、私達の幸せですから……!)

ショタ提督「………」

ショタ提督(天城さん……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/04(日) 19:15:46.42 ID:78QbLfov0<> ――16ターン目


ショタ提督「………」チラッ

パワーストーン「」キラキラ…

ショタ提督「………」チラッ

お守り「」チョコン

ショタ提督「………」チラッ

四葉のクローバー「」チョコン

その他幸運グッズ「」ジャーン

ショタ提督「……あの、これは?」

八丈「私達がかき集めた幸運グッズだよ」

ショタ提督「幸運グッズ?」

石垣「えぇ。少しでも提督が……元気になるように」

ショタ提督「……ありがとう。だけど、これは流石に飾り過ぎじゃないかな?」

八丈石垣「そんなことないっ!」

ショタ提督「ひゃっ!?」ビクッ

八丈「あっ、ご、ごめんなさい……でも、こうでもしてないと……私達、不安で……」

石垣「迷信かもしれない。気休めかもしれない。だけど……少しでも、提督には前向きでいてほしいから……」

ショタ提督「………」

ショタ提督(そう、か……僕はまた、自分の態度のせいで……皆に、負担をかけてちゃって……)

八丈「………」

石垣「………」

八丈石垣(お願い、神様……どうか提督の病気を治して……!奇跡を起こして……!)


↓1天城のコンマ 親愛度:63/100
↓2漣のコンマ  親愛度:80.5/100
↓3神風のコンマ 親愛度:89.5/100
↓4神通のコンマ 親愛度:78/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/04(日) 19:17:01.81 ID:y7klGyh90<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/04(日) 19:17:22.92 ID:V1BjqCMf0<> たあっ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/04(日) 19:17:24.41 ID:kBgcxWFDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/04(日) 19:18:07.39 ID:E0p3/Kj30<> ん <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/04(日) 19:30:18.48 ID:78QbLfov0<> 川内「………」スッ

神通「………」

お守り「」チョコン

川内「……これでよし」

神通(健康祈願のお守り……)

川内「本当は、こういう物に縋るのはあまり良くないんだけどね……」

神通「………」

川内「でも、私達は……せめて、提督の病状が快方に向かうことを祈るくらいしか……」

神通「………」

川内「………」

神通「姉さん……」

神通(姉さんの気持ちは痛い程分かります。私も、こうして提督が元気になってほしいと願ってばかりです)

神通(だけどそれは願うだけ。医者でさえ匙を投げた病気を、私達が治して差し上げることさえ出来ない……)

神通「……っ」



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/04(日) 19:32:14.37 ID:V1BjqCMf0<> トイレの前へへたり込んでて動かない <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/04(日) 19:35:18.65 ID:E0p3/Kj30<> テレビで放送されている祭りの様子を見ている <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/04(日) 19:48:14.64 ID:78QbLfov0<> 神通「……?」

神通(いませんね……てっきり仕事中かと思いましたが……)

神通(ですが書きかけの書類が残ったままとなると……さっき部屋を出たばかりでしょうか?)

神通(……少し探してみましょう。万が一のこともありますし……)スタスタ…

――

神通「………」スタスタ

神通(机の様子を見る限り、外出中という訳では無さそうです。となると、建物の中にいる可能性が……)

「う……」

神通「……?」

神通(今の声は……提督?向こうから聞こえてきたような……)スタスタ

ショタ提督「……っ」

神通「……っ!?」ビクッ

神通(えっ、て、提督?トイレの前で何を……)

ショタ提督「はぁはぁ……は、早く……」

神通(と、とりあえず命の危険は無さそうですけど……)

ショタ提督「と、トイレ……漏れそう……!」プルプル

神通「………」

ショタ提督(うぅっ……おしっこ我慢して書類片付けようとしたのが間違いだった……!)プルプル

ショタ提督(しかも、他のトイレもちょうど皆が使ってるし……最後のトイレも使用中……)プルプル

ショタ提督(あぁでも、これ以上動けない……油断すると……うっぐ……!)プルプル

神通(……そ、そういうことでしたか。でも、緊急事態ということに変わりありません!えっと、どうすれば……!?)オロオロ


神通の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/04(日) 20:29:43.31 ID:Vyx08mpio<> 全速力で波止場に輸送 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/04(日) 20:30:43.31 ID:78QbLfov0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
更新頻度が少なく、投下速度も遅くなってしまい申し訳ありません。それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/04(日) 20:37:14.38 ID:r73ESONgo<> おつおつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/04(日) 21:13:14.49 ID:E0p3/Kj30<> 乙 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 17:18:40.23 ID:CWkW/ZQT0<> 18:00〜19:00頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 18:48:02.80 ID:CWkW/ZQT0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 18:50:15.92 ID:CWkW/ZQT0<> 神通「……っ!」ダッ

神通(って何を悩んでいるんですか私は!すべきことは1つに決まっているでしょう!)


神通「提督っ!」

ショタ提督「……じ、神通……さん……?」

神通「すみません!少しだけ動かします!よいしょっ!」ヒョイッ!

ショタ提督「ひゃっ!?」

ショタ提督(お、お姫様抱っこ……!?)

神通「既に限界なんですよね!?今すぐ波止場までお連れしますから!」タタタッ

ショタ提督「どうして分かったの……?」

神通「うずくまりながら漏れそうと言っている人がいたら誰でもすぐ気がつきますよ!」

ショタ提督「う……た、確かに……」

神通「後少しだけ我慢して下さい!全力疾走で、尚且つ揺らさずに向かいますから!」タタタッ

ショタ提督「……う、うんっ」

ショタ提督(だけど、僅かな振動でも……膀胱が刺激されてぇ……っ!)

神通「……っ!」タタタッ

神通(ただでさえ提督の精神状態は不安定……これ以上、辛い思いをさせる訳には……!)

ショタ提督「うっ、うぅっ……!」

神通(どうか、どうか間に合って……!)タタタッ


反転コンマ判定:この後どうなる?

01〜49:神通、足を滑らせてしまい……
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:ギリッギリで間に合った!
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:走ってる途中で空きになったトイレを発見!
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 18:51:23.88 ID:oGM4fOKrO<> え、間に合わない可能性あんのかい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 18:52:35.64 ID:oGM4fOKrO<> ヒエ〜ッ
神通さん本拠すぎる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 19:01:08.49 ID:CWkW/ZQT0<> 88:末広がり


ショタ提督「っくぅ……!」プルプル

神通「……っ」タタタッ

神通(提督の限界がすぐそこに……早く辿り着かないと……!)

島風「ふぅ……」ガチャッ

神通「……!」

島風(今までなら『速さもトイレも私が1番』って騒いでたけど、そんな気分にはなれないよ……)

神通(島風ちゃんが個室から……ということは、つまり……!)

神通「……提督っ!空きが出ましたよ!」タタタッ

ショタ提督「本当……!?」プルプル

島風「えっ、提督?それに神通さん……?」

神通「島風ちゃん!そこをどいて下さーいっ!」タタタッ

島風「ひゃっ!?」サッ

神通「さぁ提督!今すぐここで!」スッ…

ショタ提督「あ、ありがとう……!ひうぅっ!漏れる〜!」ダッ

ガチャバタンッ!

島風「………」

神通「な、何とか間に合いました……」

島風「……えっと」

神通「島風ちゃん!早く出てくれてありがとうございます!お陰で提督の心が救われました!」

島風「う、うん。どういたしまして……?」

<ふわぁ……♪


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×2.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 19:01:53.82 ID:GEx/e0f70<> ん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 19:04:54.41 ID:8vBKd0kPO<> しかしマジで均等に上がっていってるな・・・なお天城 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 19:13:05.81 ID:CWkW/ZQT0<> 2×2.0=4 4+78=82/100


ショタ提督「ふぅ……♪」ガチャ

神通「あっ、提督……」

ショタ提督「ありがとう神通さん……お陰で助かったよ」

ショタ提督(後少しで我慢出来なくなっちゃうところだったから……危なかったぁ)

神通「いえ、お役に立てたようで良かったです。ですが1つだけ言わせて下さい」

ショタ提督「……うん」

神通「トイレくらいいつでも行って良いんです!お願いですから自分のお体より仕事を優先することは止めて下さい!」

神通「漏らしてしまうだけならまだしも、酷い場合は膀胱炎になる可能性だってあるんですよ!」

ショタ提督「……うん」

神通「もっと自分のお体を大事にして下さい!それが私達全員のお願いです!」

ショタ提督「……!」

ショタ提督(神通さん……)

神通「………」

ショタ提督「……ごめんなさい。僕、また皆に……神通さんに迷惑をかけちゃって」

神通「……いえ、私こそすみません。提督が頑張って下さっているのは、私達の為なのに……」

ショタ提督「だけど、本当にありがとう。神通さんが来てくれたお陰で、何とか間に合ったから……」

神通「……困った時はいつでもお呼び下さい。ですが、くれぐれも無茶だけはしないで下さいね?」

ショタ提督「………」コクリ

神通「………」

神通(やっぱり男子トイレを増設した方が良いでしょうか……?) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 19:24:06.74 ID:CWkW/ZQT0<> ――17ターン目


青葉「………」カキカキ


『○月×日 晴れ

司令官の肌……血色が徐々に悪くなっていっている。

本人は自覚していない……いや、もしかしたら自覚した上で普段通りの振る舞いをしているのかもしれない。

だけど、傍から見れば……大事な人が日に日に弱っていく姿を見るのは辛い。

元気だった頃……司令官と一緒に楽しく遊んだ日々を思い出してしまい、泣きそうになる。

でも、私が悲しみに暮れている場合じゃない。本当に辛いのは司令官だから。

せめて私達だけでも、司令官を励ます為に……少しでも余命を伸ばす為にも、今までのように振る舞わないといけない。

頭では分かっている。けれど感情が追いついてこない。このままでは、いつ司令官の前で泣き出してしまうか分からない。

だからこそ、こうして日記を書いて気持ちを整理するしかない。

考えたくは無いけれど……いつか、この日記を見て懐かしさを感じる日が来るのかもしれない。

司令官と過ごした日々を思い出す……そんな日がやって来るのかもしれない。

出来ることなら、奇跡が起きて司令官の病気が治って欲しい。それが私達の願いだから』


青葉「………」スッ…

衣笠「……青葉、それ……」

青葉「……写真ばかりだけじゃなくて、こういった形で思い出を残すのも良いかなって」

衣笠「………」ウルッ

青葉「……やめてよ。そんな顔されちゃったら……私まで……」ウルッ

衣笠「ご、ごめん……!」グシグシ

青葉「………」ウルウル

青葉(司令官……うぅっ……)ウルウル


↓1天城のコンマ 親愛度:63/100
↓2漣のコンマ  親愛度:80.5/100
↓3神風のコンマ 親愛度:89.5/100
↓4神通のコンマ 親愛度:82/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 19:25:01.12 ID:08JJoRx1o<> 〜 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 19:30:18.56 ID:wVej7uKJ0<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 19:30:43.33 ID:GEx/e0f70<> ん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 19:31:01.92 ID:Z8sTk/0DO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 19:44:23.11 ID:CWkW/ZQT0<> 狭霧「……漣ちゃん」

漣「何?」

狭霧「提督は……本当に苦痛を取り除いてもらってるんですよね?」

漣「……どうして急にそんなこと考えたの?」

狭霧「だって……!提督、日に日に弱っていって……!この前だって、廊下で何度もよろけて……!」

漣「………」

狭霧「でも、提督に具合を聞いても『大丈夫だよ』という答えしか……私、不安で……怖くて……っ!」

漣「……うん。その気持ち、分かるよ。私も最初はそうだった」

狭霧「“最初は”……?」

漣「だけどさ。ここで私達までどん底に落っことされてちゃ、提督を励ますにも励ませないでしょ?」

漣「今も必死に生きている提督の為だからこそ……私達がしっかりしなくちゃいけない」

狭霧「……!」

漣「少しでも、提督に長生きしてもらう為に……私達が、提督にとっての生きる希望にならなきゃ!」

漣「今までずっとお世話になってきたでしょ?だから今度は私達が提督を支える番だって!」

狭霧「……強いんですね、漣ちゃんは」

漣「……そんなこと無いよ。私だって、少し前までは狭霧ちゃんと同じだったから……」



ショタ提督は……

直下 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 19:48:59.61 ID:CWkW/ZQT0<> 少し休憩します。20:30〜21:00頃再開予定ですが、著しく遅れそうな場合やもう1度休憩を挟む場合は再度連絡致します。
このレスは安価下でお願いします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 19:50:29.72 ID:l92+UDwd0<> 「南無阿弥陀仏」と
何千回も書いている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 19:55:16.68 ID:r66QPE8VO<> これは例の改行荒らしか? <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 20:27:33.90 ID:CWkW/ZQT0<> すみません。再開時間を21:30〜22:00頃に繰り下げます。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 21:09:34.38 ID:3wdn+fTB0<> 健常者でも文字を何千回も書くなんて無理だろ
荒らし云々以前に無効だわこんなん

ただ折角だし
「『南無阿弥陀仏』という言葉が浮かんで書こうとしたが書けず
そこから好奇心が湧いて仏教や念仏に関する漢字や単語を調べている」
とかなら有りなんじゃね <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 21:49:59.88 ID:CWkW/ZQT0<> 再開します。
>>614は流石に展開が飛躍し過ぎている為、申し訳ありませんが今回は>>617をアレンジする形で採用させていただきます。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 21:53:38.67 ID:CWkW/ZQT0<> ショタ提督「………」ペラッ…

漣「……?」

漣(あれって辞書?それに他にも色々な本が……しかも分厚い)

ショタ提督「……死後、か」

漣「!?」

ショタ提督(改めて考えてみれば、僕は宣告通りなら……後1年で死んでしまう)

ショタ提督(つまり、ほんの数年前まで実感が無かった……“死”が目前まで迫って来ていることになる)

ショタ提督「……人は死んだら、どうなるのかな」ペラッ…

漣「………」

ショタ提督「仏教について書かれた文献を見てみたら、基本は良い人が極楽浄土に迎えられて、悪い人が地獄に落とされるみたいだけど……」

ショタ提督(そもそも、良い人や悪い人の定義って何?一切悪いことをしていない人間は、きっと世の中にほとんどいないはず……)

ショタ提督(だって、生き物を殺しただけで罪というのなら、夏に蚊を潰しただけでも重罪になってしまうし……)

ショタ提督(人との関わりを円滑に行う為の建前でさえ、嘘をついたとみなされて重罪になっちゃうよね……)

ショタ提督(もちろん、どこまでを悪と定義するかは正確には分からないけど……)

漣「………」

ショタ提督「キリスト教では……こっちでも天国に行くみたい。だけど、科学的には意識も何も無い“無”になるとも考えられているし……」

ショタ提督(……こればかりは、死んでみないと分からない。だって、死んで生き返った人なんて……いないから)

ショタ提督「……っ」ゾクッ

ショタ提督(そう考えると……やっぱり、怖い。いざ、自分の命が無くなってしまう日が……自分がどうなるか分からなくなる日が、刻一刻と近づいてきてると思うと……)

漣「……っ」

漣(提督……そんなこと考えちゃダメだよ。少しでも前向きでいないと……心が先に、弱っちゃうよ……!)


漣の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 22:02:02.80 ID:ZBEW7rue0<> たまらず抱きしめる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 22:21:04.26 ID:CWkW/ZQT0<> 漣「……っ!」グッ

漣(こんな所で突っ立ってちゃダメだよね。目の前で提督が苦しんでるなら、何とかするのが私の役目……!)


ショタ提督「………」パタン…

ショタ提督(怖い……今まで、出来るだけ考えないようにしていたけど……やっぱり、怖いよ……!)

ショタ提督(僕は……どうなるの?天国や地獄に連れて行かれるの?それとも、幽霊になっちゃうの?)

ショタ提督(僕という意識さえ、消えて無くなってしまうの……?)

漣「……!」バタンッ!

ショタ提督「……!?」ビクッ

ショタ提督(さ、漣ちゃん……!?いけない!僕がこんなことで落ち込んでいると知られちゃったら、皆を不安に……!)

漣「………」スタスタ

ショタ提督「……え、えっと、漣ちゃん?どうし……」

漣「っ!」ダキッ!

ショタ提督「えっ……?」

漣「……死ぬのが怖いんですよね?」ギュウッ

ショタ提督「……っ」

ショタ提督(あ……もう、バレちゃってたんだ……うぅ……)

漣「すみません。部屋をちらっと見たら、ご主人様が……その、悲しそうな顔で図鑑を読んでるのが見えたもので……」

ショタ提督「………」

漣「……大丈夫です。私達が……私がいますから」

ショタ提督「……!」

漣「ご主人様が辛い時、悲しい時……怖くなってしまった時、いつだって……私が傍にいます」

漣「決してご主人様を……提督を、1人にしたりしませんから……!」

ショタ提督「………」

漣「それに、まだ死ぬと決まった訳じゃないんです。そういうことを無暗に考えちゃダメですってば」ギュッ

漣「それよりも、少しでも長く生きることを考えて下さい……!提督が生きてくれるなら、私は……何だってしますから……!」

漣(今の私の立場では、これくらいしか言えない……あぁもうっ!どうしてもっと気の利いた言葉をかけてあげられないんだろう……!)

ショタ提督「………」


反転コンマ判定:提督の反応は?

01〜49:涙を流しかけるも……
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:号泣する
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:号泣してから……
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 22:21:39.08 ID:ZBEW7rue0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 22:35:04.26 ID:CWkW/ZQT0<> 08→80:そりゃ泣きたくもなる


ショタ提督「……っ」ギュッ

漣「あっ……」

ショタ提督「うっ……ご、ごめんっ……ちょっとだけ……ほんのちょっと、だけ……っ」ジワッ

漣「……はい」ナデナデ

ショタ提督「ぐすっ……やだ……やだよぉ……!死にたくないよぉ……!」ポロポロ

漣「………」ナデナデ

ショタ提督「毎日、自分の死が迫って来てると思うと……ひっく……凄く、怖くて……!」ポロポロ

ショタ提督「前向きに考えなきゃって思っても……ぐすっ、えぐっ……どんどん、悪い方に考えちゃって……!」ポロポロ

漣「………」ナデナデ

ショタ提督「皆を不安にしないよう、今まで通り……振る舞おうと、してもっ……ぐしゅっ……!」ポロポロ

ショタ提督「やっぱり、怖くて……明日には、すぐに死んじゃうんじゃないかって……!」ポロポロ

漣「………」ナデナデ

ショタ提督「どうして……どうして、僕が……死ななきゃ、いけないの……?」ポロポロ

ショタ提督「どうして……僕が、こんな……辛い思いをしなきゃ、いけないの……?」ポロポロ

漣「……っ」ナデ…

ショタ提督「嫌……嫌だぁ……っ!もっと、皆と一緒に……生きたい、のに……っ!」ポロポロ

ショタ提督「ぐすっ……うぅっ、ああぁぁぁっ……うわぁぁぁっ……!」ポロポロ

漣「……っ!」ジワッ

漣(提督……っ)ウルウル


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 22:36:13.00 ID:ZBEW7rue0<> そい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 22:40:04.86 ID:oGM4fOKrO<> おおっとお <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 22:42:37.20 ID:3wdn+fTB0<> 佳境に入って徐々にスパートがかかってきたな <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 22:49:47.15 ID:CWkW/ZQT0<> 10×1.5=15 15+80.5=95.5/100 《-- リーチ --》


ショタ提督「ぐすっ……」

漣「………」

ショタ提督「………」

漣「………」

ショタ提督(漣ちゃんの体、温かい……恐怖で壊れかけていた心を、包み込んでくれるような……)

漣「……っ」

漣(あ……あ、あははっ……どうしよう。今、提督を思いっきり抱き締めたからかな……)

漣(それとも、提督の本音を……目の前で、話してもらったからかな……)

ショタ提督「……漣ちゃん」

漣「……っ!」ギュッ!

ショタ提督「んっ……」

漣(私……提督に、抱いてはいけない感情を……抱いちゃった、かも……)

漣(いや、違う……とっくの昔に、そうなっていて……たった今、ようやく自覚しちゃったんだ……)

ショタ提督「……っ」

ショタ提督(……いけない。そんなこと……考えちゃ、ダメだ……!)

漣「……っ」ギュウッ

漣(あぁっ、どうしよう……!こんなこと、提督に……言えるはず、無いよ……っ!)

漣(だって、そんなことしたら……提督の心を、余計に締め付けるようなことに……なっちゃうよ……っ!)

漣(だけど……1度、分かっちゃったら……気持ちに、蓋が出来ないよ……提督……提督っ……!嫌……嫌ぁっ……!)

ショタ提督「……っ」ギリッ

ショタ提督(漣ちゃんは……いずれ死んでしまう僕のことを、支えようとしてくれている……)

ショタ提督(それなのに、僕は……そんな漣ちゃんに、心を寄り添わせようとするだなんて……!)

ショタ提督(許されるはず、無いじゃないか……!僕はもうすぐ、死んでしまうのに……誰かを、そんな……っ!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 23:01:28.72 ID:CWkW/ZQT0<> ――18ターン目


ショタ提督「はぁっ、はぁっ……!」フラフラ…

ショタ提督(体が重い……死期が迫って来たせいか……?)

ショタ提督(それとも、気持ちの問題……)

ショタ提督「……あっ」ヨロッ…

ショタ提督「うぐっ!」ズデンッ!

ショタ提督「……っく」フラッ…

ショタ提督(体も、病魔が蝕んでいって……それだけじゃない……)

ショタ提督(心も……病気と、自分勝手な感情のせいで……不安定になって……)

ショタ提督「……僕、もうすぐ……死ぬのかな……」ポツリ…

ショタ提督(もしかすると、この世に未練を残して……死んじゃうのかな……)

ショタ提督「……っ」フラフラ…


――


漣「………」

漣(ダメだよ、私……この気持ちは、封印しなきゃ……いけないのに……)

漣(いけないと考えれば考えるほど……提督の顔が、頭に浮かんできて……)

漣「……っく!」パシンッ!

漣(痛……でも、まだ……頭の中は、晴れない……)

漣(むしろ、痛みのせいで……一層、提督が恋しくなって……)

漣「……っ!」フルフル

漣(だから、ダメだってば……!懸命に生きようとしている提督に、こんなことを伝えてしまったら……!)

漣(どんな結果だったとしても、提督の心に負担をかけてしまうことに繋がるのに……!)

漣「……っ」ジワッ

漣(気のせい……あくまでも、艦娘として提督を労わろうとしてるだけ……)ウルウル

漣(そこに男女の意識は無い……あるはずが無い……!あっちゃダメなの……!)ウルウル


↓1天城のコンマ 親愛度:63/100
↓2漣のコンマ  親愛度:95.5/100 《-- リーチ --》
↓3神風のコンマ 親愛度:89.5/100
↓4神通のコンマ 親愛度:82/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 23:02:44.23 ID:08JJoRx1o<> さあこ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 23:03:28.37 ID:ZBEW7rue0<> てい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 23:04:04.59 ID:oGM4fOKrO<> リーチの表記が従来と違うな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 23:04:05.70 ID:jrXn+OHe0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 23:04:57.08 ID:oGM4fOKrO<> (ヤバい) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/11(日) 23:10:12.91 ID:CWkW/ZQT0<> 漣「………」

神風「………」

漣「………」

神風「………」

漣「………」

神風「………」

漣「………」

神風「………」

神通「うぅ……」ビクビク

神通(漣ちゃんと神風ちゃん……無言で、しかも真剣な目で睨み合っていて怖いです……)



















天城「………」

天城(80以上の人達は大変ですね……私はここから低みの見物です……はぁ……)


今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 23:10:56.36 ID:ZBEW7rue0<> おつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 23:11:48.07 ID:08JJoRx1o<> おつおつ
漣も神風も最後まで気を抜くんじゃないぞ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 23:14:23.05 ID:3wdn+fTB0<> 乙
神通はゾロ上昇が低かったのが逆に功を奏したか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 23:15:45.93 ID:jrXn+OHe0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/11(日) 23:19:52.02 ID:kWkZTc2jO<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/12(月) 00:36:22.62 ID:VV9XtITCO<> 乙
正直この週だと結ばれるパターンと失恋するパターンどっちもどうなるかめっちゃ気になる
提督もうフラフラだし時系列昔だしで嫌な予感しかしないのが逆にドキドキする
しかも神風次でリーチ確定だしいろんな意味で面白くなってきた <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/12(月) 20:23:09.76 ID:Bi8NrYjo0<> 22:00〜23:00頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/12(月) 22:58:54.05 ID:Bi8NrYjo0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/12(月) 23:02:18.49 ID:Bi8NrYjo0<> 神風「………」

神風(最近、漣ちゃんの様子がおかしい。少し前までは、私と一緒に司令官を励まそうとしてたのに……)

神風(昨日だって、1人で頭を抱えて……もしかして、司令官が死んでしまうことの恐怖が膨らんで……)

神風「………」

神風(だけどそれ以上に、司令官も……最近、よくフラついていて……外を出歩けば、必ずと言って良いほど転んでしまう)

神風(何だか、急に体が衰弱したかのように……まさか、そんな……!余命はまだ先のはずなのに……)

神風「……っ」フルフル

神風(いや、悪い方に考えちゃダメ。もしかしたら、また風邪をひいて……それでも、司令官が無理をしてるだけかも)

神風(そう。そうよ……司令官は、死なない……まだ、死なない……!)

神風「……っ!」ズキッ

神風(……“まだ”って何よ。そこは“絶対”と言わなきゃいけないのに……っ!)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/12(月) 23:10:27.44 ID:UN9cnJYeO<> 強い咳は骨を痛めるので
咳き込まないよう抑えているが
喉からの痛み衝動が抑えきれず
少しずつでも咳をして耐えている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/12(月) 23:23:22.89 ID:UN9cnJYeO<> 春先や夏に栄養不足して骨が弱り気味な時に
盛大にくしゃみするとアバラがいっちゃうことがあります
自然治癒しようにも何気に固定が難しい部位ですし
くしゃみの度に治りそうな感じだったアバラが
再度ずれた感じして痛みが不定期に襲います
皆さんもご注意を <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/12(月) 23:27:59.21 ID:Bi8NrYjo0<> ショタ提督「コホッ、コホッ……!」

神風(あ……)

ショタ提督「ん゛ん゛っ……やっぱり、喉が痛い……」

神風「………」

ショタ提督「……ゲホッ!あっ、いけない……また……ゴホッ!」

神風(……司令官、ソファで休んでるみたいだけど……酷く咳き込んでる……?)

ショタ提督「はぁはぁ……強く咳き込むのはダメだ。喉の骨を痛めちゃう……」サスサス

ショタ提督(だけど、喉の痛みやいがらっぽさが治まらない……座っていても、体の不調は止まらないのか……)

ショタ提督(これも全て、僕の心が弱いせいだ……死が間近に迫っているような立場で、あんな感情を抱いてしまうなんて……!)

ショタ提督「……っ!ゴホッ!」

神風「……!」

ショタ提督「うぅっ……せめて、少しずつ……やんわりとしなきゃ……コホッ、コホッ……」

ショタ提督(皆に迷惑をかけないだなんて言っておきながら、こんなことになっちゃうなんて……)

ショタ提督「コホッ……んんっ、ケホッ……!」

ショタ提督(胸が痛い、喉が痛い、体が言うことを聞かない……こんな状態で、僕が……)

ショタ提督「……っ!」グッ…!

ショタ提督(皆に対して、そういった感情を抱こうとするなんて……許されるはず、無いじゃないか……!)

神風「………」

神風(……落ち着くのよ、私。司令官は喉を傷めてるみたいで、咳が止まらなくなってる……それを踏まえた上で、どうするか決めないと……)


神風の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/12(月) 23:30:27.13 ID:g+4dTLTJ0<> 医者を呼ぶ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/12(月) 23:31:53.05 ID:azaidBPA0<> 暖かいハーブティーを
妹達と協力して用意する <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/12(月) 23:42:03.53 ID:Bi8NrYjo0<> 神風「……!」

神風(そうだ!この前みたいに、かかり付けのお医者さんを……!)ダッ


ショタ提督「ゲホッゲホッ!あっ、また……んんっ……」

ショタ提督(咳を抑えようと思えば思う程……返って意識しちゃって、喉が気持ち悪く……)

神風「司令官!」

ショタ提督「あ、がみがぜぢゃ……ん゛ん゛っ!」

医者「こんにちは、48周目提督さん」

ショタ提督「……!こ、こんにちは……」チラッ

神風「……えぇ。私が連絡して、ここに来てもらったの。司令官、最近体調が優れないみたいだったから……」

ショタ提督「………」

ショタ提督(神風ちゃん……そうか。僕はまた……うぅっ……)

医者「それで、症状と言うのは……体がフラつくのと、喉の痛みということで宜しいですか?」

ショタ提督「……はい」

医者「分かりました。では早速診察致しますので、こちらに……」

ショタ提督「……お願いします」

医者「ではまず……はい、口を開けて?」

ショタ提督「んぁ……」

医者(……ふむ)

神風「………」ドキドキ

神風(お願い!どうか……症状が悪化して、死期が早まっただなんて……最悪の結果じゃありませんように……!)


反転コンマ判定:医者の診断は?

01〜49:医者「軽い風邪ですね」
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:医者「軽い風邪と、ストレスからくる症状ですね」
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:医者「……神風さん。少しだけ席を外していただけますか?」
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/12(月) 23:42:16.18 ID:m+WowmzX0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/12(月) 23:51:32.24 ID:Bi8NrYjo0<> 18→81:万病の元、ストレス。しかしその理由は……


医者「………」スッ

ショタ提督「………」

神風「あ、あのっ!それで……どう、なんですか……?」

医者「……軽い風邪と、ストレスからくる症状ですね」

ショタ提督「……!」

神風(風邪は想定内だとして……ストレス?それって、やっぱり仕事のし過ぎじゃ……)

医者「48周目提督さん。最近、何か悩み事を抱えてはいませんか?」

ショタ提督「それ、は……」

医者「あぁいえ。お話しづらいことでしたらすみません。ただ、心当たりがあるかどうかだけ確かめようと思いまして」

ショタ提督「……はい。原因は、自分の中では分かっているつもりです」

神風「司令官!だから無理してお仕事するのはやめてって……」

ショタ提督「………」

医者「神風さん。そういう反応は、場合によっては患者さんを追い詰めてしまうことになりかねません」

神風「あっ……ご、ごめんなさい」

ショタ提督「……ううん、ありがとう神風ちゃん。僕のことを、心配してくれてるんだよね?」

ショタ提督「少なくとも、仕事とは無関係だよ。それは断言する。だから安心して……って、この体たらくだと無理だよね。うぅ……」

神風「司令官……」

神風(……重症じゃないことが分かったのは良かったけど、ストレスが原因だなんて……それって、やっぱり死への恐怖……なのかな……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(やっぱり、僕が自分で自分の首を絞めただけなんだ……!僕の心が弱いせいで……!)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下

※リーチ確定です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/12(月) 23:54:26.49 ID:BWAAWRrDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/12(月) 23:59:25.44 ID:t+FCECyHO<> 限界突破したwwwwww
あれ?これ漣にたけぞうが直撃するフラグ・・・? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 00:00:11.11 ID:ZRaSX8R+0<> 一発ゴールか
果たして漣は… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 00:02:40.13 ID:EnDzOxzD0<> しばらく目を離していたらまさかの結果になってて草 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 00:06:35.65 ID:9e2ZziW70<> 神風「やったぁ!リーチの壁を突き破っちゃった!」

漣「う、嘘……マジで……?い、いやいやっ!ここから私だって追いついてみせるんだからっ!」

武蔵(15周目)「ん?呼んだか?」

漣「呼んでないっス!!」

神通(あぁ、神風ちゃんが1番に……わ、私も後に続かないと……!)

天城(私はゆっくりお茶でも飲みながら観戦してましょうか……)つ麦茶 ズズッ


短くてすみませんが今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 00:09:28.85 ID:ZRaSX8R+0<> 乙
こりゃ次回は目が離せないな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 00:11:07.93 ID:EnDzOxzD0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 01:04:11.51 ID:e91D8q13o<> 乙でした
漣……健闘を祈る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 09:36:53.03 ID:3YJ3DQZNO<> 乙
本当神風の名に恥じぬ一瞬のスパートだったな
あとは本当漣だねえ
交流回数多いしパターンも様々だしで
失恋した日には出家とかで世の中捨てそうな未來しか見えん <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 18:26:13.88 ID:9e2ZziW70<> 22:00〜23:00頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 22:43:02.10 ID:9e2ZziW70<> 始めます。まずは告白パートからです。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 22:45:32.31 ID:9e2ZziW70<> 9×1.5=13.5 13.5+89.5=103→100/100 《-- END開放 --》


医者「では、また何かありましたらいつでもご連絡下さい。お大事に」

ショタ提督「はい。ありがとうございました」

神風「……ありがとうございました」

ガチャ バタン…

ショタ提督「………」

神風「………」

ショタ提督(僕はまた、神風ちゃんに……皆に、迷惑をかけてしまった……)

ショタ提督(それだけじゃない。ただの体調不良ならともかく、ストレスで体の調子を崩してしまうだなんて……)

ショタ提督「……っ」ギリッ…!

ショタ提督(皆に迷惑をかけず、楽しい思い出を作るだなんて言っておきながら……僕はどうして、こうも情けない奴なんだ……!)

ショタ提督(皆が……神風ちゃんが、こうして僕のことを気遣ってくれているのに……僕のことを、いつも元気付けようとしてくれているのに……)

ショタ提督(その気持ちを、仇で返すようなことを……!僕の心が弱いせいで……!)

ショタ提督「……っ」ズキッ

ショタ提督(しかも、僕はダメな人間なんだ……漣ちゃんだけでなく、神風ちゃんにまで……依存しようとしている)

ショタ提督(死への恐怖ですり減った心を癒してもらおうと……神風ちゃんに、寄りかかろうとしてしまっている……!)

ショタ提督(もう長くない立場の僕が、そんなことを考えるなんて……本当に、最低じゃないか……っ!)

ショタ提督「うっ……うぅっ……!」

ショタ提督(もう嫌だ……こんな情けない自分も、病気で死んでしまうことも、神風ちゃん達に迷惑をかけてしまっていることも……全部、嫌だ……っ!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 22:47:45.34 ID:9e2ZziW70<> 神風「………」

神風(司令官の病状が風邪とストレスだと分かって、心底ホッとした……だけど、同時に……)

神風「……っ」ギュッ

神風(私が、司令官に抱いていた思いに……気がついた。気がついてしまった。自覚してしまった……)

神風(私は、司令官を『提督』として大切に思っていた。それは間違いない……)

神風(だけど、徐々に弱っていく司令官を一生懸命支えようとしている内に……自分の中で、『提督に対する信頼』以上の感情が芽生えてしまって……)

神風「………」

神風(本当は、こんな気持ち……ずっと胸の内にしまっておかなければならない)

神風(だって……こんなことを話せば、司令官も私も……どっちも、辛い思いをしてしまう……)

神風(優しい司令官のことだから、私にその気が無くとも……私からの告白を、きっと真剣に考え続けてしまう)

神風(そうして、余計にストレスを抱え込んで……司令官の死を、早めてしまうかもしれない……!)

神風「……っ」プルプル

神風(だけど、一度自覚してしまったら……気づいてしまったら……もう、我慢出来ない……!)

神風(司令官は、本当に……こんなこと、考えたくも無いけど……いつ死んでしまうか、分からない……)

神風(それなのに、まだ生きてくれている司令官が目の前にいて……私は、そんな司令官に特別な感情を抱いてしまっていて……)

神風(こんな状況で、自分の気持ちに蓋をするだなんて……出来ないよ……無理、だよ……っ!)

神風「………」クルッ

ショタ提督「っ……!」ビクッ

神風「……司令官」

ショタ提督「な、何……?」

神風「今から私は、貴方に……最低なことを言います。貴方が苦しむと分かっている癖に、自分のエゴを……押し付けます」

ショタ提督「エゴ……?」

神風(ごめんなさい、司令官……こんな最低な私を、許して……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 22:48:37.69 ID:9e2ZziW70<>
























「私は、貴方のことが好きです。いえ、愛しています……!」
























<>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 22:49:45.10 ID:9e2ZziW70<> ショタ提督「……ッ!?」

神風「……っ」ジワッ

ショタ提督「か、神風……ちゃん……?」

神風「ごめん、なさい……!こんなことを言われても、司令官は困ってしまうだけなのに……!」ウルウル

神風「余命宣告を受けて、それどころじゃないのに……余計に、負担をかけてしまうようなことを……!」ウルウル

ショタ提督「……!」

神風「だけど、無理なの……っ!ずっと、隣で司令官を支えてきて……出来る限り、楽しい時間を過ごそうと考え続けていたら……!」ポロポロ

神風「貴方のことを、艦娘としてではなく……1人の女性として、最後まで傍にいたいと考えるようになっちゃって……!」ポロポロ

ショタ提督「………」

神風「でも、そんな我儘が……許されるわけ、無い……!私の勝手な感情で、司令官にストレスを与えてしまうことなんて……!」ポロポロ

神風「それでも……せめて、司令官が生きてくれている間に……自分の想いを伝えたかった……聞いて欲しかったの……っ!」ポロポロ

ショタ提督「………」

神風「ごめんなさい……!貴方のことを、好きになってしまって……ごめんなさい……っ!」ポロポロ

ショタ提督「……神風、ちゃん」

神風「ぐすっ……ひっく……!」ポロポロ

ショタ提督「………」

ショタ提督(……信じられなかった。まさか、僕だけじゃなくて……神風ちゃんまで、同じことを考えてくれていただなんて……)

ショタ提督「……っ」グッ…!

ショタ提督(本当は、拒絶した方が良いに決まってる。神風ちゃんの心を、僕で縛り付けるなんて……そんなこと、してはいけないに決まってる……!)

ショタ提督(『こんな体では、神風ちゃんを守れない』……『近い内に、神風ちゃんを残して逝ってしまうからダメ』……)

ショタ提督(そう、言わないといけないのに……はっきり、断らないといけないのに……!)

ショタ提督「………」スタスタ

ショタ提督(……僕は、やっぱり……情けなくて、最低な人間だ。神風ちゃんからの告白を聞いて――)

神風「司令、官……」ポロポロ

ショタ提督「……っ!」ダキッ

神風「あ……」ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 22:50:52.10 ID:9e2ZziW70<>
























「……ありがとう。僕も、神風ちゃんのことが……好き。大好きだよ……!」


(――嬉しいと、感じてしまったから……!)
























<>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 22:54:29.87 ID:9e2ZziW70<> 神風「あっ、あぁっ……!」ポロポロ

ショタ提督「……ごめんね。僕のせいで……辛い思いをさせちゃって……」ギュウッ

神風「……何、で」ポロポロ

ショタ提督「え……?」

神風「何で……拒絶、しないの……?」ポロポロ

ショタ提督「……!」

神風「どうして……受け入れて、くれるの……?私、てっきり……拒否されると思って……」ポロポロ

神風(『僕は病気で先が長くないから付き合えない』って……そう言われると、覚悟してたのに……!)

ショタ提督「……僕も、神風ちゃんと同じで……我儘だったんだ」

神風「え……?」ポロポロ

ショタ提督「例え、いつ死んでしまうか分からない体だとしても……この先、どんどん弱っていってしまうことになったとしても……」

ショタ提督「……少しでも長い時間を、神風ちゃんと……一緒に、過ごしたいと思っちゃったから……!」

神風「……っ!」ポロポロ

ショタ提督「……本当は、凄く怖いんだ。いつ死んでしまうか分からない、病魔に蝕まれていく体が……本当に、怖い……!」ジワッ

ショタ提督「だけど……それでも、残された僅かな時間を……最愛の人と、寄り添って……生きたいと思って……!」ウルウル

神風「司令……官……!」ポロポロ

ショタ提督「……ごめんね。こんな弱くて、情けなくて……大好きな人を守れないどころか、迷惑になってしまうような人間で……ごめんね……っ!」ポロポロ

神風「……そんなこと、ありません。私は今までずっと、司令官に助けられてきたもの……!」ギュッ

ショタ提督「あ……」ポロポロ

神風「それに、余命を宣告された後だって……私達の為に、全力を尽くしてくれて……!」ポロポロ

神風「それほど優しくて、温かい人だから……私は、貴方と最後まで一緒にいたいと思ったの……!」ポロポロ

ショタ提督「神風、ちゃん……うっ、うあぁっ……!」ポロポロ

神風「司令かぁん……ぐすっ、えぅっ……!」ポロポロ

ショタ提督神風「うぐっ、うわぁぁぁぁ……っ!」ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 22:55:30.35 ID:9e2ZziW70<> ショタ提督「………」グスッ

神風「………」グスッ

ショタ提督「……僕達、どれくらい泣いてたんだろう」

神風「えっと……あっ、お医者さんが帰ってから、30分も経ってる……」

ショタ提督「そっか……ねぇ、神風ちゃん」

神風「……?」

ショタ提督「……本当に、僕で良かったの?」

神風「……うんっ」

ショタ提督「……!」

神風「むしろ、貴方だからこそ……かな」

ショタ提督「神風ちゃん……」

神風「………」ギュッ

ショタ提督「あっ……」

神風「これからは、恋人として……ずっと、傍にいるからね。今まで以上に、貴方のことを支えるからね。だけど……」

ショタ提督「………」

神風「出来れば、少しでも……長生き、してね……?」

ショタ提督「……うん、努力するよ。これ以上、皆に負担をかける訳にはいかないし……」

ショタ提督「恋人が悲しむ顔は、もう……見たくないから……」

神風「司令官……!」

ショタ提督「……神風ちゃん」

神風「……?」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 22:57:03.70 ID:9e2ZziW70<>
























「僅かな時間かもしれないけど……残されたひと時の間、僕と一緒に過ごして下さい。僕の傍に……いて下さいっ」


「……もちろんよ。貴方を1人になんてしない。どんな時でも……最後の瞬間まで、私が傍にいるからね……!」


――親愛度:100/100


――[シュパァッ…!]:100/100


――[パシュッ…!]:100/100















――“愛”:100/100 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 23:01:05.77 ID:9e2ZziW70<> ――19ターン目


いつもの喫茶店

先輩提督「そうか……」

ショタ提督「……はい」

神風「………」コクリ

先輩提督「………」

先輩提督(神風は48周目提督の余命を覚悟した上で告白し、48周目提督はそれに答えた、か……)

先輩提督(2人の目は、凄く透き通っていて……それでいて、熱く燃え盛る炎のような強さを秘めている)

先輩提督(神風は『好きな人に対する愛を永遠に忘れたりはしない』という気持ちが見えてくるし……)

先輩提督(何より48周目提督は、『例え我が身が朽ち果ててでも、最愛の人を……艦娘達を守る為に全てを捧げる』覚悟が伝わってくる)

先輩提督(この先、こんな強い意志を宿した目の人間には……まず出会えないだろうな。もし出会えたとしたら……)

先輩提督(……48周目提督の代わりとは言わないが、その人間への協力を惜しまないようにしよう。絶対に……!)

先輩提督「……48周目提督」

ショタ提督「……?」

先輩提督「こんな可愛い女の子を彼女にするなんてなぁ。お前も中々やるじゃないか!ははっ!」ポンポン

ショタ提督「あわわっ、先輩!ちょっと……///」

先輩提督「そして……神風」

神風「……はい」

先輩提督「どうか……最後まで、48周目提督の傍にいてやってほしい。俺も可能な限り様子を見に来るようにはするけど……」

先輩提督「……いつでも隣で支えることが出来るのは、神風だけだからな」

神風「任せて下さい。艦娘として、恋人として……絶対、司令官に寂しい思いはさせません」

ショタ提督「………」

ショタ提督(神風ちゃん、それに先輩まで……僕の為に……)








漣「………」ジー

漣(神風ちゃん、あれから提督といつも一緒にいるけど……まさか……)

漣「……っ!」フルフル

漣(いや、そんなはず……だって、そんなことしたら……提督が、余計辛く……)

漣「……っ」ズキッ

漣(私、どうしたら良いのかな……)


↓1天城のコンマ 親愛度:63/100
↓2漣のコンマ  親愛度:95.5/100 《-- リーチ --》
↓3神風のコンマ 愛:100/100 《-- END開放 --》
↓4神通のコンマ 親愛度:82/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します
ただし神風が最大値の場合は即ENDです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 23:02:30.86 ID:ZRaSX8R+0<> さてどうなる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 23:02:45.11 ID:e91D8q13o<> さあ頼む <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 23:03:47.72 ID:dRMoltQP0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 23:03:58.95 ID:2JFk64MDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 23:05:04.74 ID:e91D8q13o<> ナイス天城 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 23:11:53.32 ID:9e2ZziW70<> 天城「………」

天城(この前から、神風ちゃんが提督にかなり距離を詰めている気がする……)

雲龍「神風ちゃん、最近よく提督の隣にいることが多くなったわね……」

天城「……姉様もそう思いますか?」

雲龍「えぇ。それとは対照的に、漣ちゃんは提督と距離を置いているみたいだけど……」

天城「漣ちゃんが……?」

天城(そういえば、前は神風ちゃんと漣ちゃんが率先して提督の世話をしていたけど……今は神風ちゃんを見かけることが多くなって……)

天城「………」

天城(も、もしかして……あの2人、そういう……?)

雲龍「……天城?」

天城「………」

天城(でも、提督は……まさか、神風ちゃんはそれを覚悟して……?)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 23:16:18.52 ID:xnCA0cMLO<> 調子が悪いので
横になって神風にお茶をゆっくりとしたペースで飲ませてもらっている <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 23:25:34.79 ID:9e2ZziW70<> ショタ提督「はぁはぁ……」

神風「………」ナデナデ

天城「………」

天城(やっぱり、神風ちゃんが傍に……それに提督、また具合が悪そうです……)

神風「……はい、司令官。こういう時は、温かいお茶で体を温めないと」スッ

ショタ提督「ありがとう……んっ……」ゴクッ…

神風「大丈夫?」

ショタ提督「うん……少しフラついただけだから」

天城「………」

神風「そうは言うけど、最近転ぶ頻度が増えてるでしょ?やっぱり無理してない?」

ショタ提督「そんなことは……」

神風「………」

ショタ提督「……無理をしてるつもりは無いけど、徐々に転びやすくなってきたんだ」

神風「……っ」

天城「……っ」ズキッ

天城(提督……病気が進行して……っ)

神風「……お願いだから、どこかに行く時は私に言ってね?絶対に着いて行くから」

ショタ提督「……ありがとう。その時は、お願いします……」

神風(今はまだ何とか歩くことが出来てるけど、場合によっては車椅子を使うことも考えておかなくちゃ……)

天城「………」

天城(神風ちゃん、平静を装ってるけど……一瞬だけ、顔に出て……)

天城(でも、私も……今の話を聞いて、ショックで……あれだけ元気だった提督が、まともに歩けないようになるかもしれないなんて……っ!)


天城の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/13(火) 23:34:28.17 ID:6eP4IzGW0<> 姉妹に頼んで
紙細工でゆったりと見て楽しめそうなものを簡易で作成しプレゼント
(水槽を再現し中の魚が動く感じ) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/13(火) 23:59:51.87 ID:9e2ZziW70<> 天城「………」

天城(そういえば、前に観覧車を作って提督に差し上げたことがありましたっけ……)

天城「……!」ダッ

天城(あまり出歩けないというなら、せめて部屋でも楽しめる物を……!」

――

雲龍「……なるほど、分かったわ。すぐに取り掛かりましょう」

葛城「もちろん手伝うよ!天城姉の頼みだし、何より提督の為だもの!」

天城「ありがとうございます、姉様!葛城もありがとう……!」

天城(この前の観覧車は本当に簡易的な物だったし、今度こそは……!)

――

ショタ提督「んっ……美味しい……」

神風「良かった。司令官、麦茶が好きだったもんね?」ナデナデ

ショタ提督「うん……他のお茶も飲めるけど、やっぱりこれが1番……」

コンコン

ショタ提督「……?はい、どうぞ」

天城「失礼します」ガチャ

ショタ提督「天城さん……あっ」

ショタ提督(あれは……もしかして、この前みたいに……?)

神風「あれ?天城さん?今日は非番だったはずじゃ……」

天城「あ、ううん。そうじゃなくて、部屋で休んでいる提督に……これを渡そうと思って来たんです」スッ

天城「外に行けなくても、せめて提督には鎮守府の中で楽しい時間を過ごしてもらいたくて……!」

神風「……!」

ショタ提督「これって……やっぱり……!」

ショタ提督(折り紙で作られた……!)

天城「………」


反転コンマ判定:天城達が作った水槽のクオリティは?

01〜49:簡易的な水槽
親愛度上昇:小 ×1.0
50〜98:中々凝った作りの水槽
親愛度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:非常に複雑かつ綺麗な形で、まさに紙のアートと言える作品
親愛度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:02:40.93 ID:qCRBFU4D0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/14(水) 00:13:21.80 ID:WXIISOoh0<> 93→39:それでも十分手先は器用


ショタ提督「わぁ……♪」

神風(紙で作られた水槽……それに、横に付いてる取っ手を動かせば……)スッスッ

ショタ提督「あっ、魚が動いた……!凄い……!」

天城「………」

天城(結局、また時間と紙が足りないせいで……前の観覧車と同じレベルの出来に……)

神風「……天城さん。これを司令官の為に……」チラッ

天城「………」コクリ

ショタ提督「ありがとう、天城さん……この前の観覧車といい、この水槽も……見ているだけで楽しいよ」

神風「私からもお礼を言わせて下さい。ありがとうございます、天城さん」ペコッ

天城「いえ!むしろこれくらいの物しか差し上げられずすみません!」

天城(本当は、もっと凝った仕上がりにしたかったんだけど……)

ショタ提督「……♪」スッスッ

神風「それにしても、前と後ろの紙と切り込みで水流を再現するなんて……」マジマジ

天城「………」

天城(提督が喜んでくれたのは幸いですが……せめて事前に準備していれば、これ以上の物を作れたかもしれないのに……)


ショタ提督の親愛度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:14:24.96 ID:d7gne8jnO<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:14:49.49 ID:LHWD7g+yO<> お <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/14(水) 00:24:41.45 ID:WXIISOoh0<> 6×1.0=6 6+63=69/100


神風「これも天城さんが作ったんですよね?」クルクル

天城「はい。と言っても、材料と時間の関係でこれくらいの物しか……」

神風「いえいえ!実際にこれを綺麗に作ろうと思ったら手先が器用でないと難しいですよ!」

神風「紙をハサミで切るだけでも、油断すると歪んでしまいますし……」

天城「そ、そうかな……?」

ショタ提督「僕もそう思う。観覧車も、この水槽も……僕にとっては、一生の宝物だよ」

ショタ提督(本当に……僕にはもったいないくらいの、宝物……だよ……)

天城「提督……」

神風「……!」

神風(司令官、今……凄く悲しそうな顔を……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(神風ちゃんも、天城さんも……僕のことを、いつも気遣ってくれて……)

ショタ提督(それなのに、僕は……皆に、心配ばかりかけて……)

神風「……司令官」ギュッ

ショタ提督「あ……」

ショタ提督(神風ちゃんが、手を……)

神風「あまり思いつめないで?私達が好きでやっていることだもの。ね?天城さん」

天城「……神風ちゃんの言う通りです。私達は提督のお役に立てることが1番の喜びですから」ニコッ

ショタ提督「神風ちゃん、天城さん……うん、ありがとう……!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/14(水) 00:33:13.66 ID:WXIISOoh0<> ――20ターン目


ショタ提督「………」カキカキ

神風「………」

神風(恋人になってから、私は常に司令官と行動を共にしている)

神風(だからこそ、今までは分からなかったこと……司令官の病状や本音が、見えてきて……)

ショタ提督「……ふぅ」

神風「……大丈夫?」

ショタ提督「うん。何とかね……」

神風「………」

神風(嘘では無いんだろうけど……きっと、最初に余命宣告された時より……無理をしてる)

神風(目に見えて肌の血色が悪くなってきているし、体力も少しずつ低下してきていて……)

神風(今はまだ近くまで外出することが出来るけど……このままだと、いずれは……)

ショタ提督「……ちょっと喉が渇いちゃった。水を……」スッ

神風「あ、司令官は座ってて?私が持って来るから」スタスタ

ショタ提督「ううん。それくらい自分で……」

神風「良いから良いから。大好きな人だからこそ、私がしっかり支えてあげたいの」

ショタ提督「神風ちゃん……えっと、じゃあ……お願い、します」

神風「任せて!」

神風(……例え司令官の病状が悪化して、それこそ寝たきりの状態になったとしても……私は司令官を支え続ける)

神風(そして、あまり想像したくないけど……最後の瞬間まで、司令官の傍にいる。いてみせる……!)


↓1天城のコンマ 親愛度:69/100
↓2漣のコンマ  親愛度:95.5/100 《-- リーチ --》
↓3神風のコンマ 愛:100/100 《-- END開放 --》
↓4神通のコンマ 親愛度:82/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します
ただし神風が最大値の場合は即ENDです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:33:31.03 ID:8TQSDuU5O<> えい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:33:55.31 ID:VB5/8Xp1O<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:34:03.54 ID:Z0s9BFPLo<> てい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:34:11.62 ID:/AamIf7eO<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:34:20.89 ID:qCRBFU4D0<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:35:49.12 ID:BXkFiCY2O<> たけぞうの呪いですねこれは <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:36:17.73 ID:LHWD7g+yO<> 漣ェ… <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/14(水) 00:45:06.10 ID:WXIISOoh0<> 神風「ゴールっ!司令官、大丈夫……私はどんな時でも、貴方の傍にいるからね……!」

神通(前回の無念を晴らせませんでした……)シュン

天城(結局、私だけ60台……)シュン

漣「」

漣「」

漣「」












漣「」

漣(えっ何この結末。私武蔵さんと同じ立場になっちゃったの?先にリーチまで行ったのに負けちゃったの?)

漣「……ウソダドンドコドーン!」ブワッ


という訳で、提督が不治の病に苦しみながらも神風と心を通じ合わせた48周目は幕を下ろしました。
続いて艦娘安価へと移りたいと思います。

※このレスではまだ安価を取りません。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:46:41.72 ID:lryKFBvsO<> 最後の最後でこれか
漣が一番低い数値ってのも救われないねえ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/14(水) 00:48:13.33 ID:WXIISOoh0<> 恒例の注意事項です。

※今回ENDを迎えた艦娘(神風)はNGです。

※今回登場した艦娘(天城、漣、神通)はNGです。

※今までにENDを迎えた艦娘(>>4-8をご参照下さい)もNGです。

※深海棲艦もNGです。

※浦風・日進は安価下にします。

※名前が違う同一艦は、同じ周に2人登場させることは出来ません(例:大鯨と龍鳳)。
ただし周を変えれば登場可能です(例:2周目でU-511、5周目で呂500)。
また、連続で登場させることも出来ません(例:響が出た次の周でヴェールヌイを登場させる)。

※反転コンマで判定します。

次の>>1のレスからスタートです。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/14(水) 00:49:48.34 ID:WXIISOoh0<> 1人目

↓1〜↓5で反転コンマが最大の艦娘採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決
※0:54までに↓5まで埋まらなかった場合は、それまでで反転コンマが最大の艦娘を採用させていただきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:49:53.83 ID:LHWD7g+yO<> 鳳翔 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:50:06.04 ID:Z0s9BFPLo<> 朝風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:50:07.31 ID:1rrFInJcO<> イムヤ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:50:32.14 ID:lryKFBvsO<> アーク <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:51:55.26 ID:Ssbc2GsPo<> 弥生 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/14(水) 00:53:40.84 ID:WXIISOoh0<> 1人目:弥生(26→62)
2人目

↓1〜↓4で反転コンマが最大の艦娘採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決
※0:57までに↓5まで埋まらなかった場合は、それまでで反転コンマが最大の艦娘を採用させていただきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:53:44.77 ID:LHWD7g+yO<> 鳳翔 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:53:52.46 ID:1rrFInJcO<> イムヤ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:53:58.57 ID:Z0s9BFPLo<> 朝風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:54:15.05 ID:lryKFBvsO<> 佐渡 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/14(水) 00:54:35.77 ID:WXIISOoh0<> すみません!1番下の行の↓5という記述は↓4の間違いです!このレスは安価下でお願いします。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/14(水) 00:56:16.00 ID:WXIISOoh0<> 2人目:鳳翔(77)
3人目

↓1〜↓4で反転コンマが最大の艦娘採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決
※0:59までに↓4まで埋まらなかった場合は、それまでで反転コンマが最大の艦娘を採用させていただきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:56:24.42 ID:EyKJPekA0<> サラトガ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:56:53.32 ID:Z0s9BFPLo<> 朝風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:57:05.40 ID:lryKFBvsO<> ガンビー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:57:06.92 ID:1rrFInJcO<> イムヤ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/14(水) 00:58:40.93 ID:WXIISOoh0<> 3人目:伊168(92→29)
ラスト4人目!

↓1〜↓4で反転コンマが最大の艦娘採用

※00はMAX100とします
※同数の場合は更に反転コンマ対決
※1:02までに↓4まで埋まらなかった場合は、それまでで反転コンマが最大の艦娘を採用させていただきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:58:56.47 ID:Z0s9BFPLo<> 朝風 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 00:59:32.49 ID:lryKFBvsO<> 村雨 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 01:00:13.04 ID:EyKJPekA0<> 時雨 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 01:01:06.64 ID:2iw2/WgMo<> マックス <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 01:03:24.83 ID:lryKFBvsO<> 選んでおいて何だが
村雨がここまで未登場だったことに驚く <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 01:05:01.63 ID:Z0s9BFPLo<> 深夜でいつもより競争率低かった筈なのにぐぬぬ… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 01:05:43.99 ID:PRHTXdVIO<> 駆逐潜水と幼い子ばかりの中に一人混ざるおばさん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 01:06:43.46 ID:lryKFBvsO<> まあ引けんときはコンマ引けんもんよ
切り替えて安価で貢献していこうぜ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 01:10:03.86 ID:1rrFInJcO<> 48周目が終わってあと2周目このスレも終わりだと思うと悲しいな <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/14(水) 01:15:08.73 ID:WXIISOoh0<> 4人目:村雨(49→94)

という訳で49周目ヒロインは、
弥生、鳳翔、伊168(47周目より再登場)、村雨となります。
イムヤは前回のリベンジを果たせるのか、初登場となる弥生、鳳翔さん、村雨はどのような活躍を見せてくれるのか、
こちらとしても楽しみです。

それでは今回はここまでです。深夜までお付き合いいただきありがとうございました!
エピローグの構想は既に出来上がっていますので、時間さえあれば早めに投下出来ると思います。

問題は49周目提督の設定で、はっきり言いますと全く考え付いていません!真っ白です!
50周目は既に思いついているのですが……もしかするとオープニングはかなり時間がかかりそうです。
どうしても思いつかない場合は、歴代の安価ショタ提督で採用されなかった設定を参考にするか、掟破りとして今回も安価で設定を決めるという形にするかもしれません。
何にせよ可能な限り早く投下するか連絡しようと思いますので、しばらくお時間をいただけると幸いです。

それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 01:16:23.30 ID:1rrFInJcO<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 01:17:01.32 ID:LHWD7g+yO<> おつおつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 01:18:59.76 ID:lryKFBvsO<> 乙です
過去の没案から拾うのは面白そう
しかしここに来て初参加3人とは <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 01:22:28.91 ID:Z0s9BFPLo<> 乙
最後の締めになる50周目提督の設定が今から既に楽しみでもある <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 07:58:33.92 ID:fVpHVDQSo<> おつでした
取り敢えず漣が一回失恋回避した所で安心して寝たのになあにこれえ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/14(水) 08:02:22.78 ID:bQHm+MhX0<> おお…一日参加できていなかったら48周目も49周目のキャラ募集も終わってたぜ… <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:04:09.43 ID:T5SWWZev0<> エピローグ、投下します。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:05:21.01 ID:T5SWWZev0<> ショタ提督「………」スタ…スタ…

ショタ提督(神風ちゃんが隣にいてくれるようになってから、何となくだけど……病気の進行が、少し遅くなっているような気がする)

ショタ提督(病は気からと言うけれど、これって本当かもしれない。実際、今までより体調を崩すことが無くなって……)

ショタ提督(転ぶ頻度も少なくなったお陰で、執務室から近い距離なら……こうして1人でも出歩くことが出来る)

ショタ提督(もちろん、油断するとフラついてしまうから、歩く時は足や姿勢をしっかり意識しないといけないけど……)

ショタ提督「………」スタ…スタ…

ショタ提督(……何でもかんでも、神風ちゃんに頼り切りになってしまうのはダメだ。こうして歩ける以上、出来る限りのことは自分で……)

ショタ提督(そして、神風ちゃんに安心してもらわなきゃ……!恋人だからこそ、依存してしまうのは……)

『ぐすっ……』

ショタ提督「……?」

ショタ提督(今、部屋から神風ちゃんの声が……)

神風『ひっく……うぅっ……』

ショタ提督(もしかして、泣いてる……?)

『……寂しいよぉ』

ショタ提督「……っ!?」

神風『こんなこと、司令官には絶対言えないけど……寂しいよ……私だけ、置いていかれるのは……嫌ぁ……!』

神風『覚悟していたつもりだったけど……やっぱり、自分だけ取り残されて……好きな人が、先に死んじゃうかもしれないなんて……!』

神風『いずれ、私は1人になっちゃって……大好きな人の温もりさえ、感じることが出来なくなって……!』

神風『ぐすっ……うぅっ……ごめんなさい、司令官……こんな、こんな勝手なこと……考えちゃって……!』

神風『出来ることなら、司令官との愛の証が欲しい……でも、そんな無理をさせる訳にはいかない……!』

神風『だけど、寂しいよ……辛いよぉ……えぐっ、うあぁっ……!』

ショタ提督「………」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:06:15.74 ID:T5SWWZev0<> ショタ提督(……僕は、何て馬鹿なんだ。僕なんかと恋人になってしまったら……神風ちゃんが辛い思いをしてしまうのは、当然じゃないか……!)

ショタ提督(そう分かっていたはずなのに、僕は自分の感情を優先して……挙句の果てには、神風ちゃんをここまで苦しい気持ちにさせて……!)

ショタ提督「……っ!」ギリッ…!

ショタ提督(自分の情けなさと、体の弱さが嫌いだ……結局、僕は……神風ちゃん達に、負担をかけてしまってばかりで……っ!)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……神風ちゃんが悲しいというなら、僕は出来る限りのことをして……神風ちゃんを、安心させないといけない)

ショタ提督(だって、ただ守られているだけなのは……恋人とは言えない。それじゃ子供と同じじゃないか……)

ショタ提督(だから僕は、恋人として……神風ちゃんの望みを、全身全霊で叶えたい。叶えさせて欲しい……!)

ショタ提督「……愛の証、か」

ショタ提督(神風ちゃんは『せめて僕との愛の証が欲しい』と言っていた。少なくとも、物で満足してもらえることじゃない……と思う)

ショタ提督(だとしたら、他に考えつくのは……)

ショタ提督「……っ」グッ

ショタ提督(やるしかない、か……!神風ちゃんの為なら、僕自身に負担をかけることだって……!)

ショタ提督「……神風ちゃんっ!」ガチャッ!

神風「っ!?し、司令官……随分長かったけど、もしかしてお腹壊しちゃった……?」グシグシ

神風(いけない……!泣いているところを、司令官に見られちゃったら……不安にさせちゃう……!)

ショタ提督「………」スタ…スタ…

神風「……司令官?」

ショタ提督「……ごめんね」ダキッ

神風「あっ……」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:07:13.96 ID:T5SWWZev0<> ショタ提督「神風ちゃんばかりに、辛い思いをさせて……本当に、ごめんね……っ!」ギュッ

神風「え、えっと……何を言って……」

ショタ提督「……聞こえてきちゃったんだ。神風ちゃんが1人で、泣いている声が……」

神風「……っ」

ショタ提督「……僕、恋人失格だよ。大好きな人がこんなに悩んでいたというのに、気づくことすら出来なかっただなんて……」

神風「そ、そんなことない!司令官はそれどころじゃないし、私が勝手に弱音を吐いてただけで……!」

ショタ提督「ごめんね……僕のせいで、ごめんね……っ!」

神風「………」

神風(司令、官……)

ショタ提督「……さっき、愛の証が欲しいって言ったよね」

神風「………」コクリ

ショタ提督「だったら……今すぐ、病院に行こう。神風ちゃんも一緒に……!」

神風「病院……?どうして……っ!?」

神風(ま、まさか……)

ショタ提督「情けない話だけど、僕はもうかなり体力が落ちてしまっている。だから……」

神風「で、でもっ!無理することに変わりないでしょう!?そんなことをして、もし体に負担がかかってしまったら……!」

ショタ提督「………」フルフル

神風「……!」

ショタ提督「決めたんだ。僕は神風ちゃんの恋人だから……神風ちゃんが望んだことは、何でもしてあげたいって」

ショタ提督(例えそれが、僕の身を削ることだったとしても……最愛の人の為に、何か……させて欲しい……!)

神風「……司令官、司令官っ……!うぅっ……嬉しい……本当はこんなこと、思っちゃダメなのに……凄く、嬉しいよ……っ!」ギュッ

ショタ提督「……っ」ギュッ















漣「………」

漣(……何それ) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:08:38.37 ID:T5SWWZev0<> ――病院


医者「体外受精、ですか」

ショタ提督「……はい」

神風「………」

ショタ提督「僕の体に負担がかかることは承知の上です。お願い、出来ませんか……?」

医者「……48周目提督さん。性行為をしないとは言っても、自慰や射精時による心臓への負担は決して無視出来るものではありません」

ショタ提督「………」

医者「もちろん、お話に聞く限り、現時点での48周目提督さんの体力なら射精は可能でしょう。ですが、身体に負荷がかかることも事実です」

ショタ提督「……!」

神風「……っ」

医者「最悪の場合、余命が縮まる可能性もあります。それだけでなく、抗がん剤による影響で精巣がダメージを負っていることも考えられます」

医者「もし精子が生きていなければ……男性不妊となり、体外受精による妊娠は非常に困難だと言えるでしょう」

ショタ提督「………」

神風「………」

医者「それでも……本当に、よろしいですか?」

ショタ提督「……はい」

神風「……お願い、します」

医者「……分かりました。では、日程が決まり次第連絡致します」

ショタ提督「……ありがとうございます!」

神風「ありがとう、ございます……」ペコッ

ショタ提督(これで……神風ちゃんの不安を和らげることが出来る。神風ちゃんを、少しでも……笑顔にすることが出来る……!)

神風「………」

神風(上手くいけば、これで司令官と私の子供が……お願い!どうか私を、無事に妊娠させて……!)

ショタ提督(……だけど、その前に……)チラッ

神風「……?」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:10:21.55 ID:T5SWWZev0<> ――数日後・鎮守府内の広場


青葉「それでは誓いのキス、いっちゃって下さい!」

ショタ提督「……はい」スッ

神風「……んっ」

チュッ…

パチパチパチ…!

ショタ提督「……小規模な式でごめんね?」

神風「ううん、そんなこと無い……!こうして司令官と夫婦になれただけでも、すっごく嬉しいもの……!」

ショタ提督「……ありがとう」

ショタ提督(子供を持つと決めた以上、婚姻届を出して……夫婦になって、そして……形だけでも、式を挙げてあげたかったから……!)

先輩提督「………」

先輩提督(48周目提督、神風……)

父「………」グシグシ

母「……っ」ジワッ

父(提督……どうしてこんな、泣かせることを……っ!)ウルウル

母(今でも辛いはずなのに、神風ちゃんや私達の為に……結婚式を開いてくれるなんて……!)

艦娘達「おめでとう……!」パチパチ

神通「提督も、神風ちゃんも……輝いてます……!」パチパチ

天城「はい……!同感です……!」パチパチ















漣「………」パチパチ

漣(神風ちゃん、アンタは……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:11:59.02 ID:T5SWWZev0<> ――数週間後


神風「……♪」サスサス

神風(良かった……本当に良かったぁ……!あれから無事、妊娠出来て……!後はお腹の中の子供が無事に大きくなってくれれば……)

漣「………」ザッ…

神風「……あれ?漣ちゃん?」

漣「……神風ちゃん。ちょっとだけ、良い?」

神風「う、うん。大丈夫だけど……」

神風(何だか、顔つきが険しいような……そういえば漣ちゃん、最近は司令官と距離を置いているみたいだけど……)

漣「……どうして」

神風「え……?」

漣「どうして……提督に無茶なことをさせたの……?」

神風「無茶なことって……」

漣「決まってるでしょ!?体外受精のことだよ!」

神風「っ!?」ビクッ

漣「ただでさえ提督は体が弱ってきてるんだよ!?それなのに自分が子供欲しいからって、提督にそんなことをさせるなんて……!」

神風「そ、それは……」

漣「分かってる!私がそんなこと言えるような立場じゃないって!」

漣(私が行動出来なかったせいだとか、自分だけ提督に想いを伝えてズルいだとか……)

漣(自分だけ結婚式を開いて憎いだとか……そういう醜い感情、嫉妬も入ってるけど……!)

神風(嫉妬……?)

漣「だけどっ!提督に無理をさせたことだけは……それだけは、許せない……!」ギリッ…!

神風「あ……っ」

漣「確かに神風ちゃんは提督と恋人同士だよ!?多少の我儘なら許されるかもしれない!」

漣「でも!自分が先に告白しておきながら、いざ親しくなると寂しいだなんて!それで提督に無理をさせて子供が欲しいだなんて……!」

漣「アンタのせいで提督が早死にしちゃったらどうしてくれるの!?どう責任取ってくれるの!?」ジワッ

神風「っ!!」ズキッ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:13:39.96 ID:T5SWWZev0<> 漣「私だって……私達だって、提督に長生きして欲しいと思ってる……!なのにアンタは、自分の我儘を押し通して……!」ポロポロ

神風「う、ぁ……」ガクガク

漣「離ればなれになるのが嫌なら、最初から告白なんてしないでよっ!アンタがそうやって悲しめば悲しむほど……!」ポロポロ

漣「1番辛い気持ちになるのは、提督でしょ……っ!」ポロポロ

神風「わ、私、は……」ガクガク

漣「辛い時に支えるだなんて言っておいて、むしろ迷惑かけてるのはアンタの方でしょ!?」ポロポロ

漣「今だって、提督は死の恐怖と戦ってるのに……!私達の為に、怖い気持ちを押し殺してくれてるのに……!」ポロポロ

漣(それが分かってるから、私は自分の気持ちを心の中に押し込んだのに……!)

神風「……ごめん、なさい……」ジワッ

漣「……っ!」

神風「ごめんなさい……!そんなつもりじゃ、無くて……それで……ごめんなさい、ごめんなさい……っ!」ポロポロ

神風「皆のことを考えず、自分の我儘を司令官にぶつけて……ごめんなさい……っ!」ポロポロ

漣「泣きたいのはこっちの方だよ!自分が何をしたか分かって……!」ポロポロ









ショタ提督「漣ちゃん!もうやめてっ!」









漣「あ……」ポロポロ

神風「し、司令……官……」ポロポロ

ショタ提督「神風ちゃんを責めないで!悪いのは……全部、僕なんだ……!」バッ

神風「……!」ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:16:22.71 ID:T5SWWZev0<> 漣「ど、どうして!神風ちゃんが勝手なことを言ったせいで……」ポロポロ

ショタ提督「いや、むしろ神風ちゃんに辛い思いをさせてしまった……僕の責任だから……!」

ショタ提督「子供を作ろうと決めたことも……僕が自分で決断した結果だから……!」

漣「……っ!」ポロポロ

ショタ提督「……ごめんね、漣ちゃん。僕のせいで、また……漣ちゃんや皆に、迷惑をかけて……」

神風「………」ポロポロ

漣「……ぐすっ!ご主人様の……提督の馬鹿……馬鹿ぁっ……神風ちゃんの……馬鹿ぁ……っ!」ポロポロ

漣「私だって寂しいのに……辛くて、苦しいのに……!それなのに、あんなことするなんて……!」ポロポロ

漣「嫌……嫌だよぉ……!提督、死なないで……!もっと、長生きしてよぉ……っ!」ポロポロ

神風(漣、ちゃん……)ポロポロ

ショタ提督「………」ナデ…

漣「あ……」

ショタ提督「約束する。僕はまだ死なない……少なくとも、神風ちゃんとの子供が生まれてくるまでは……石にかじりついてでも、生きてみせる……!」ナデナデ

ショタ提督「余命の1年を超えてしまうけど……絶対に、生き延びてみせるから……!」ナデナデ

ショタ提督「だから、僕に怒るのは当然だとして……神風ちゃんのことを、悪く思わないであげて……?」ナデナデ

神風「……!」ポロポロ

漣「………」

ショタ提督「……ダメ、かな?」ナデナデ

漣「……ズルいです。そんな風に、優しい顔を向けられて……温かい手で、撫でられたら……!」

漣「提督はもちろん、神風ちゃんのことも……許して、あげたく……なっちゃうじゃないですか……!」

漣(抑え込んでいた気持ちが、また……膨れ上がっちゃうじゃないですか……っ!)

ショタ提督「……ありがとう、漣ちゃん」ナデナデ

漣「ん……」

漣(あぁ、これが惚れた弱みって奴なのかな……)

漣「……神風ちゃん。アンタがしたことは、まだ納得がいかないけど……提督に免じて、許すことにする」

神風「……漣ちゃん」

漣「その代わり……絶対、元気な赤ちゃんを産んでよ……!でないと、提督が悲しむから……!」

神風「……うん、分かったわ。何が何でも、元気な子を産んでみせる……!」

漣「そして……」クルッ

ショタ提督「……?」

漣「提督も……約束通り、長生きして下さいよ……?」

漣(あまりにも早く、死んじゃったら……私、どうなっちゃうか……分かりませんから……)

ショタ提督「……うんっ」

ショタ提督(約束したからには……絶対、子供の顔を見なきゃ……それまで、死ぬ訳にはいかない……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:18:05.95 ID:T5SWWZev0<> ――2ヶ月後・病院


看護師「ほら、ここが動いているでしょう?これがお子様の心臓ですよ?」

神風「わぁ……!」

ショタ提督「凄い……!」

神風「あの、性別は分かりますか……?」

看護師「そうですね。パッと見ると、左の子が男の子で、右の子が女の子でしょうか?あくまでもエコーで見た予想ですけどね」

看護師「ですが私、今までお子様の性別当てを外したことが無いんです!」フンス

ショタ提督「あはあっ、そうなんですか?なら信頼出来ますね!」

神風(初めての子供が双子……出産は大変そうだけど、嬉しい……!)

看護師「そろそろつわりが起き始める頃ですので、神風さん本人はもちろん、旦那さんも奥さんを気にかけてあげて下さいね?」

ショタ提督「はい。もちろんで……あ、れ……?」フラッ

ショタ提督(何だか、頭が真っ白になって……体に力が、入らなくて……)バタッ

神風「えっ……し、司令……官……?」

看護師「よ、48周目提督さん!?大丈夫ですか!?」

ショタ提督「………」

看護師「た、大変!こちら超音波検査室!男性の方が突然倒れました!はい、至急応援を……」

神風「司令官!しっかりして!司令官っ!」

ショタ提督「う、ぅ……」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:19:28.06 ID:T5SWWZev0<> ――


医者「……落ち着いて聞いて下さい」

ショタ提督「………」

神風「………」

医者「48周目提督さんの身体は、既に限界が近づいてきています」

ショタ提督「限界……」

神風「あの、それって……」

医者「……後数ヶ月。長くても半年……症状が悪化すれば、更に短くなる可能性もあります」

ショタ提督「………」

ショタ提督(そう、か……もう、そんな状況にまで……)

神風「そん、な……」

医者「48周目提督さん。ここからは入院による治療をお勧めします。少しでも生存率を高める為には、常に治療出来る環境に身を……」

ショタ提督「……分かりました。お願いします」

神風「……!」

ショタ提督「僕は、後もう少しだけ……生きないといけないんです。神風ちゃんとの子供を見るまで……死ぬ訳には、いかないんです……!」

医者「……了解しました。それでは早速入院手続きの方を……」

ショタ提督「……神風ちゃん、大丈夫だよ……絶対に、生き延びてみせるから……ね?」ニコッ…

神風「司令、官……」

神風(本当は、凄く怖いはずなのに……私の為に、気丈に振る舞ってくれて……消えてしまいそうな、けれど優しい笑顔を向けてくれて……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(これ以上、神風ちゃんや漣ちゃん達を悲しませたくない……!何が何でも、生きてみせる……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:20:49.82 ID:T5SWWZev0<> ――数ヶ月後・病室


ショタ提督「………」カキカキ

ショタ提督(あれから僕は入院し、その間にどんどん体が弱っていって……同時に神風ちゃんも、妊娠でお腹が膨らみ始めて……)

コンコンコン

ショタ提督「あっ……はい、どうぞ」スッ…

漣「失礼します。提督、調子はどうですか?」

ショタ提督「漣ちゃん……うん、今日は良い方かな」

漣「なら良かったです!ではいつも通り……行きましょうか!」

ショタ提督「……うんっ」

ショタ提督(僕はもう、誰かの助け無しでは……まともに出歩くことすら出来なくなってしまった)

漣「はい、じゃあ抱き上げますよ?よいしょ〜っと!」グイッ

ショタ提督(今はこうして、漣ちゃんに協力してもらいながら……車椅子に乗らないと、外出さえままならない)

漣「本当に軽いですよね〜。いくら私が艦娘だとしても、ここまで楽々持ち上げることが出来ちゃうと……」グッ…!

漣(車椅子を押すにしても、あまり力をかけずに済む……それだけ、提督が痩せちゃったから……)

ショタ提督「あはは……でも、本当にありがとう。そしてごめ……」

漣「だから謝罪はいらないって言ったじゃないですか!私が自ら神風ちゃんの代わりに提督を助けるって名乗り出たんですから!」

ショタ提督「……うん」

漣(神風ちゃんが妊娠で動けない以上、誰かが提督を励ましてあげないといけない。誰かが代わりに傍で助けてあげないといけない……)

漣(だったら、私がやるしか無いでしょ……!神風ちゃんのことはどうでも良いけど、好きになっちゃった人のことを……放っておける訳、無いじゃん……!)

漣「………」

漣(提督、お願いだから死なないで下さい……私、まだ……貴方の傍に、いたいんですから……貴方と、過ごしていたいんですから……っ!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:22:21.44 ID:T5SWWZev0<> ――神風の病室


コンコンコン

神風「はい、どうぞ」

漣「ちわ〜っす」

ショタ提督「神風ちゃん……」

神風「司令官。それに漣ちゃん……今日も来てくれたの?」

ショタ提督「もちろんだよ。むしろ、ごめんね……?本当は僕が色々神風ちゃんをサポートしたいのに……」

神風「気にしないで。むしろ司令官こそ安静にしていてね?頑張って元気な子を産んで、司令官に見せたいから……!」

ショタ提督「……ありがとう」

漣「そうだよ!こっちだって心配してるんだから!」

神風「漣ちゃん……」

漣「あ、勘違いしないで。神風ちゃんの為じゃなくて、提督が悲しい顔をするのが嫌なだけだから」

ショタ提督「え、えっと……」

神風「……うん、分かってるから」ニコッ

漣(その笑顔は絶対分かってない。本当に神風ちゃんのことなんて気にも留めてないのに)

ショタ提督「………」

ショタ提督(漣ちゃん、僕の為にありがとう。そして神風ちゃん……傍で支えてあげられなくて、本当にごめんね……!)

ショタ提督(神風ちゃんはいつだって、僕のことを傍で支えてくれていたのに……!)

ショタ提督(だから、せめて……生きるから。絶対、子供の顔を見るから……僕、頑張るから……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:25:11.71 ID:T5SWWZev0<> ――数ヶ月後・分娩室前


神風『ふんっ……うあぁぁっ!んぐぅっ……!』

ショタ提督「……っ」ドキドキ

漣「………」

漣(神風ちゃんが陣痛を起こしてからもう5時間……これが安産なのか、難産なのかは分からないけど……)

漣(少なくとも、今も神風ちゃんが死ぬ気で頑張っていることだけは分かる)

漣「………」チラッ

ショタ提督「……っ」ドキドキ

ショタ提督(神風ちゃん……うぅっ、僕がもし健康なら、傍で手を握っていてあげられたのに……)

ショタ提督(そんなことさえ出来ない自分が、本当に嫌になる……!ここから、祈ることしか出来ないなんて……)

漣「……何不安そうな顔してるんですか、提督」

ショタ提督「あ……」

漣「神風ちゃんなら大丈夫ですよ。だって、病気で苦しむ提督を無視して我儘を押し通した強者ですから!」

漣「出産だって、きっと……いえ、必ず成功させるはずです!だから提督……ソワソワする気持ちは分かりますけど、信じてあげましょう」

漣「無事に出産を終えて、自分に可愛い子供を見せてくれるって……!」

ショタ提督「……漣ちゃん」

ショタ提督(こんな時まで、僕を励ましてくれて……神風ちゃんだけじゃない。僕は本当に、皆に助けてもらいながら……)

漣「……っ」ドキドキ

漣(本当は……私も、心臓が壊れそうになってしまうほど……不安に、押し潰されそうで……)ドキドキ

漣(でも、ただでさえ緊張している提督がいるのに……私まで弱音を吐いてしまったら、それこそ提督を一層苦しめちゃうから……っ!)ドキドキ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:27:41.40 ID:T5SWWZev0<> 『……おぎゃっ!おぎゃあっ!』

ショタ提督「あ……っ!」

漣「……!」

ショタ提督(この声って……!)

助産師「48周目提督さん!無事生まれましたよ!」ガチャ

ショタ提督「ほ、本当ですか!?」

漣(……良かった、本当に……!)

助産師「えぇ!さぁ、早く奥さんとお子さんに会ってあげて下さい!」

ショタ提督「分かりました!」

漣「……行きましょう、提督!」グッ

ショタ提督「うんっ……!」

神風「はぁっ、はぁっ……」

ショタ提督「神風ちゃんっ……!」

神風「あ……司令、官……漣、ちゃん……」

息子「おぎゃあっ!おぎゃあっ!」

娘「あぁっ!うえぇんっ!」

漣「この子達が……提督と、神風ちゃんの……」

漣(……提督の血を受け継いだ子供、か)マジマジ

ショタ提督「……!」

神風「……えぇ。あの時、看護師さんが言ってくれた通り……双子の、男の子と女の子だったよ……!」

ショタ提督「……っ!」ギュッ

神風「あっ……」

ショタ提督「ありがとう……!無事、産んでくれて……ありがとうっ……!」ジワッ

神風「……ふふっ。司令官も、子供達と同じで……泣き虫、なんだから……」ナデナデ

ショタ提督「だって、だってぇっ……!」ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:29:53.51 ID:T5SWWZev0<> 神風「それよりも、司令官……子供達を、抱いてあげて……?」

ショタ提督「あ……」ポロポロ

息子「おぎゃっ!ほぎゃーっ!」

娘「うわぁぁんっ!びゃぁぁんっ!」

ショタ提督「……うん。じゃあ、えっと……こう、かな……?」スッ…

ショタ提督(あっ……温かくて、柔らかい……そっか。本当に……生まれたんだ……!)ポロポロ

ショタ提督「……よしよし。よく頑張ったね……?僕が2人のお父さんだよ……?」ナデナデ

息子「おぎゃあっ!おぎゃあっ!」

娘「びええええっ!」

漣(男の子はどことなく提督に似ていて、女の子は神風ちゃん似……かな?)

ショタ提督「……2人共、凄く……可愛いなぁ……僕、親馬鹿になっちゃいそうだよ……」ポロポロ

漣「……そういえば、名前はどうするんですか?」

神風「それは……もう、考えてあるの……ね?」

ショタ提督「うんっ……男女の双子はもちろん、2人共男の子だったり、女の子だった時の名前もね……!」ポロポロ

















ショタ提督「息子の名前は……僕の名前から取って、1周目父。娘の名前は……神風ちゃんの名前から取って、かみかぜ……」ポロポロ

1周目父(0)「うわああああんっ!」

かみかぜ(0)「うえええええんっ!」

















漣「1周目父に、かみかぜですか……良い名前だと思います」

神風「ふふっ……でしょ?」

ショタ提督「えへへ……1周目父、かみかぜ……生まれてきてくれて、ありがとう……!」ナデナデ

ショタ提督(どうか……僕より、長生きしてね……?絶対に……僕が生きた時より、長い人生を歩んでね……?)ポロポロ

1周目父「おぎゃあっ!おぎゃあっ!」

かみかぜ「うええええんっ!」

神風「……っ」ジワッ

神風(良かった……司令官に、子供の顔を見せることが出来て……!)ウルウル <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:30:56.24 ID:T5SWWZev0<>





























神風「だけど……私が感じていた、そんなささやかな幸せは……突然、終わりを告げることになった――」





























<>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:32:46.10 ID:T5SWWZev0<> ――1週間後・集中治療室


ガチャッ!

神風「はぁっ、はぁっ……!」

ショタ提督「………」ピッ…ピッ…

神風「……ぁ」

神風(後1日で退院するはず……そう思っていたら、司令官が危篤だと告げられて……)

ショタ提督「………」ピッ…ピッ…

神風「……せ、先生!司令官は……?」

医者「……最善を尽くしましたが、もう……今夜が山です」

神風「そん、な……!」

ショタ提督「………」ピッ…ピッ…

神風「司令官……ねぇ、司令官ってば……」ギュッ

ショタ提督「……神、風……ちゃ……」

神風「っ!?そう、私よ!神風よ!分かる!?」

ショタ提督「あ……」コクリ…

神風「どうして……長生きしてくれるって、言ったじゃない……!」ジワッ

ショタ提督「………」

神風「頑張って、生き抜くって……約束、してくれたじゃない……!」ポロポロ

ショタ提督「……ご、め……ん……ね……」

神風「うぁ……っ」ポロポロ

神風(もう、意識が朦朧としていて……まともに話すことさえ、出来なくなっているだなんて……!)ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:35:04.09 ID:T5SWWZev0<> ガチャッ!

神風「……!」ポロポロ

父母「提督ッ!!」

先輩提督「48周目提督ッ!!」

ショタ提督「あ……」

神風「お義父さん、お義母さん……それに、先輩提督さんも……」ポロポロ

父「提督、俺達が分かるか!?」

ショタ提督「……父、さ……ん……母……さ、ん……」

母「あぁっ……提督……っ!」ジワッ

先輩提督「48周目提督……」

ショタ提督「せ、ん……ぱ、い……」

神風「ほら、司令官のご両親や、先輩提督さんも来てくれたわ!それに……」ポロポロ

1周目父「すぅ……すぅ……」

かみかぜ「んぅ……」

神風「1周目父とかみかぜもここに……!」ポロポロ

ショタ提督「ん……」ナデ…

神風「分かるでしょ?1週間前、貴方が泣いて喜んでくれた……私達2人の子供よ……!」ポロポロ

ショタ提督「……ん」ナデ…ナデ…

1周目父「んふぅ……」

かみかぜ「ふぁ……」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:36:19.71 ID:T5SWWZev0<> ショタ提督「……と、う……さん……母、さ……ん……」

父「っ、な、何だ!?」

母「えぇ、私達はここにいるわ!」

ショタ提督「今、まで……育てて、くれ……て……本当に、あり……がと、う……!」

父「当たり前じゃないか!お前は大事な……息子、だから……!」ジワッ

母「そうよ……!子供を可愛がるのは、親として……当然、でしょ……?」ジワッ

ショタ提督「………」ニコ…

父「っく……うぐっ……!」ポロポロ

母「ぐすっ、えうっ……提、督ぅ……!」ポロポロ

ショタ提督「……先、輩……」

先輩提督「……あぁ」

ショタ提督「僕の、分……まで……頑張って、くれ……ます、か……?海の、平和……守って、くれ……ま、す……か……?」

先輩提督「……分かった、約束する。お前が成し遂げられなかった分は……俺が、絶対に……やり切って、みせる……!」ジワッ

先輩提督「絶対に元帥まで上り詰めて……日本海軍を、しっかり支えてみせるからな……!」ポロポロ

ショタ提督「………」ニコ…

先輩提督「うっ……うぅっ……!」ポロポロ

ショタ提督「……神風、ちゃん」

神風「あ……」ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:38:55.14 ID:T5SWWZev0<> ショタ提督「……もっと、長生き……した、かったんだ……けど、な……」

神風「……っ」ポロポロ

ショタ提督「ごめ、ん……ね……?こ、んな……ことに、なっ……ちゃっ、て……」

神風「……司令官」ポロポロ

ショタ提督「今、まで……本当、に……あり、がと……う……僕、お世、話に……なりっ、ぱなし……で……」

神風「そんな!むしろ私達の方こそ、司令官にいつもお世話になって……!」ポロポロ

ショタ提督「……子、供……」

神風「あっ……う、うん……」ポロポロ

ショタ提督「……えへ、へ……やっぱ、り……か、わ、いい…………」ナデ…

1周目父「すぅ……」

かみかぜ「んにゅ……」

ショタ提督「2人、には……強く、て、逞し……くて……そ、れで……優、しい……子に、なって……欲し、い……な……」

神風「……約束する。私が絶対、2人を……強くて、逞しくて、司令官のように優しい子に……育ててみせるから……!」ポロポロ

ショタ提督「……あ、り……がと、う……」

神風「うん……うんっ……!」ポロポロ

ショタ提督「……ん」ナデ…

神風「あ……」ポロポロ

ショタ提督「……神、風……ちゃん……」

神風「何……?」ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:39:46.85 ID:T5SWWZev0<>
























「今、まで、も……そ、して……こ、れ、か……ら……も……愛、し……て…………る………………よ………………………………」
























<>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:41:04.22 ID:T5SWWZev0<> ショタ提督「………」

神風「……司令、官……?」ポロポロ

ピーッ…!

神風「あ……っ」ポロポロ

ショタ提督「」

医者「……10時39分、ご臨終です」

神風「――ッ!!」

父「……うあああああああああっ!」ポロポロ

母「嫌……嫌ぁっ!提督っ!提督うううううううううっ!」ポロポロ

先輩提督「畜生……畜生ッ……!」ポロポロ

神風「………」スッ…

ショタ提督「」

神風(冷たい……じゃあ、司令官は……本当に……)ポロポロ

神風「……うぐっ、うぅっ……!」ポロポロ

神風(……分かってた。いずれこの時が来ることは……分かってた……けどっ……!)ポロポロ

神風(どうして……まだ、子供達は幼いのよ……?これから、父親の背中を見て育つところなのよ……?)ポロポロ

神風(それなのに、司令官……貴方が先に死んじゃったら……!)ポロポロ

神風「……っ!」フルフル

神風(いや……ここで悲しんでいたら、司令官を困らせちゃう……!)グシグシ

神風(だって、司令官は……私が悲しまないよう、寂しい思いをしないよう……こうして、子供を残してくれた……)チラッ

1周目父「ん……」

かみかぜ「みゅ……」

神風「……っ」

神風(この悲しみを引きずってはいけない……でないと、司令官が悲しんじゃうから……!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:42:16.32 ID:T5SWWZev0<> ――数日後・48周目鎮守府


神風「これは……取っておこう。こっちは……流石に捨てるしかないか」

神風(お葬式も終えて、病院から遺品を受け取って……自宅はご両親がやってくれているから、鎮守府の遺品整理は私が……)

神風(もちろん子育てもしっかりやっているけど、今だけは……漣ちゃんが代わってくれている)

神風(本当なら朝風達に頼もうと思ったんだけど……漣ちゃんが『私にやらせて!お願いだから!』って、必死にせがんで来たから……)

ガサッ…

神風「……?」スッ

神風(これは……エンディングノート?もしかして、司令官が……)

神風「………」

神風(読んで、良いのかな……でも、こういうのって……遺書の代わりに残すと聞いたことがあるし……)

神風「………」ペラリ…


ショタ提督『皆がこの本を読んでいる時、僕はきっと……既に亡くなっていると思います』

ショタ提督『ですが、少しでも皆との思い出や、僕が生きて来た証を残そうと思い……このノートを書くことにしました』

ショタ提督『つまり黒歴史ノート作成ですね分かります……えっと、フレーズってこういう使い方で良いのかな?』


神風「……!」

神風(司令官直筆の、メッセージ……?)


ショタ提督『堅苦しいことは抜きにして、ここからは僕が皆と過ごした時に感じた気持ちを書いていこうと思います』

ショタ提督『大体堅苦しいことは遺書に書くべきだろ常考……漣ちゃんから教えてもらったフレーズって、難しいね。あはは……』

ショタ提督『やっぱり、僕なりに書きやすい書き方でいこうと思います。あっ、でも、所々にフレーズを挟んじゃったりして』 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:42:57.32 ID:T5SWWZev0<> 神風「………」ペラッ…


ショタ提督『天城さんが作ってくれた、折り紙の観覧車や水槽……貰った時、本当に凄く嬉しかったなぁ』

ショタ提督『僕の為に作ってくれて……僕のことを、気にかけてくれていて……』

ショタ提督『今でも大切に飾っています。眺めているだけでも楽しいから……あ、もちろん時々取り出して遊んでるよ?』

ショタ提督『それに、素麺を食べようとした時に持って来てくれた薬味、凄く美味しかったよ。出来ればまた食べたいなぁ』


神風「………」

神風(紙の水槽……あの時、天城さんが持って来たあれね。私も驚いたっけ……)

神風「………」ペラッ…


ショタ提督『癌になってから初めて風邪をひいた時、神通さんに看病してもらったんだけど……恥ずかしかったなぁ』

ショタ提督『まさか、あ〜んでお粥を食べさせてもらうなんて……うぅ、書いていたら思い出してきちゃった……』

ショタ提督『でも、お陰ですぐに治っちゃった。改めて、ありがとう神通さん』


神風「………」

神風(そんなことがあったんだ。知らなかったわ……)

神風「………」ペラッ… <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:43:43.82 ID:T5SWWZev0<> ショタ提督『漣ちゃんには、さっきも言ったけど色々なフレーズを教えてもらったんだよね』

ショタ提督『お陰でノートの内容が少し明るくなりそう。dクス!えっと、ありがとうって意味だよね?』

ショタ提督『他にも、僕が食べ切れなかった濃厚ギトギト激辛激甘ごちゃ混ぜラーメンを、代わりに食べてくれたこともあったよね?』

ショタ提督『あの時は本当にごめんなさい。それ以来、同じラーメンは二度と頼んでないんだ……』

ショタ提督『それだけじゃない。僕が1人で悩んでいる時、胸を貸してくれて……ありがとう』

ショタ提督『あの時、自分の死が怖くなっちゃって……だけど、励ましてもらったお陰で……元気が出たんだ』


神風「………」

神風(漣ちゃんの内容は、他の人と比べて多いみたい。それだけ色々な思い出があったのかな……)

神風(でも、私についてのことが全然書かれてない……どうして……)ペラッ


ショタ提督『そして……皆と過ごした中で、1番長い時間を過ごした……神風ちゃん』


神風「あっ……!」


ショタ提督『神風ちゃんには、本当にお世話になったっけ……感謝と同時に、申し訳無い気持ちで一杯だよ』

ショタ提督『マッサージをしてくれたことがあったよね?正直、かなり痛かったけど……後で体の調子が良くなったんだ!』

ショタ提督『他にも、僕が吐血しちゃった時や咳き込んだ時……大急ぎでお医者さんを呼んでくれたよね?』

ショタ提督『もしもあの時、神風ちゃんの助けが無かったら……僕の寿命は、もっと短くなっていたかもしれない』

ショタ提督『でも、神風ちゃんのお陰で……身体的にも、精神的にも救われたんだ。ありがとう、神風ちゃん』

ショタ提督『あっ、大浴場を流れるプールにして欲しいって提案してくれた時も、凄く嬉しかったんだ』

ショタ提督『体力が無くなっていく僕の為に、そこまで考えてくれてたんだって……そう思うと、心の中が温かくなって……』

ショタ提督『浴場で神風ちゃん達と一緒に泳いだ時も……少しの間だけ、病気のことを忘れて……童心に戻ることが出来たんだ』


神風「……司令官」

神風(もうっ、不安にさせないでよ……でも、良かった……私のことも、ちゃんと書いてくれて……)

神風「……あれ?」ガサッ

神風(これ、手紙……?それも、私宛……いや、正確には、私や子供達宛……)ガサガサ… <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:44:25.53 ID:T5SWWZev0<> ショタ提督『神風ちゃん・1周目父・かみかぜへ』

ショタ提督『この手紙は、1周目父とかみかぜが生まれてから書きました』

ショタ提督『神風ちゃんに、最後に伝えたいことを……全部、書きたかったからです』

ショタ提督『そして、将来大きく育つであろう1周目父とかみかぜに……僕からのメッセージを残したかったからです』

ショタ提督『今、神風ちゃんが読んでくれている……読んでくれていると信じるね?この手紙の他に、後2枚の手紙があるんだけどね?』

ショタ提督『その手紙は、それぞれ……子供達が10歳になった時、そして……20歳になった時に、渡して欲しいんだ』

ショタ提督『ごめんね?こんなややこしい頼み事をお願いしちゃって……本当に、迷惑かけてばかりだよね、僕』


神風「………」

神風(そんなこと、無いのに……)


ショタ提督『……神風ちゃん。僕のことを好きになってくれて、ありがとう。僕と結婚してくれて……ありがとう』

ショタ提督『僕も、ずっと鎮守府で過ごしている内に……頼りがいがあって、面倒見が良くて……とても優しい神風ちゃんに、惹かれちゃいました』


神風「………」


ショタ提督『どんな時でも、隣で励ましてくれて……どんなに辛くても、傍で支えてくれて……』

ショタ提督『神風ちゃんがいなかったら、僕はここまで生きることは出来なかったと思います』

ショタ提督『それに、可愛い子供を2人も産んでくれて……もう、言葉では言い表せないほど感謝しています』

ショタ提督『頑張って生まれてきてくれた1周目父とかみかぜ、そして……頑張って産んでくれた、神風ちゃん』

ショタ提督『3人共、僕にとって……命よりも大切な、かけがえのない宝物です』


神風「……っ」ウルッ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:45:33.43 ID:T5SWWZev0<> ショタ提督『神風ちゃんと一緒に生きられなくて、ごめんなさい。神風ちゃんを残して旅立ってしまって……ごめんなさい』

ショタ提督『1周目父、かみかぜ……父親らしいことをしてあげられないまま、先に死んじゃって……ごめんなさい』

ショタ提督『子育てを手伝ってあげられなくて、ごめんなさい。一緒に、子供の成長を喜び合うことが出来なくて……ごめんなさい』


神風「う、ぁ……」ジワッ


ショタ提督『でも、これだけは言わせて下さい。僕は……神風ちゃんのことが大好きです』

ショタ提督『例え、先に死んでしまっても……僕の気持ちが変わることはありません』

ショタ提督『死んでしまったら、どうなるか分からないけど……僕は絶対に、神風ちゃんのことを想い続けます』

ショタ提督『それだけじゃない。1周目父とかみかぜのことも……見守っています。ずっと、ずっと……』


神風「ぐすっ……ひぐっ……!」ポロポロ


ショタ提督『神風ちゃん、1周目父、かみかぜ……』

ショタ提督『どうか、長い人生をしっかり歩んで……僕より沢山沢山、生きて下さい』

ショタ提督『1周目父、かみかぜ……いずれ、2人の思い出話を……一杯、い〜っぱい、聞かせてね?』

ショタ提督『そして……神風ちゃん。どうか……2人のことを、よろしくお願いします』

ショタ提督『僕は、世界で1番……3人のことを、愛しています。いつまでも、いつまでも……愛し続けているからね……!』


神風「うぅっ……うあぁぁっ……!司令官……しれぇかぁんっ……!」ポロポロ

神風(私も……愛してる……!例え、先に死んじゃっても……旅立って、しまっても……!)ポロポロ

神風(この気持ちは……絶対に、変わらないから……!私だって、ずっと……ずっとずっと、ずっとぉ……っ!)ポロポロ

神風(司令官のことを……愛してる、からぁ……っ!だから、約束するっ……!1周目父と、かみかぜを……立派に育て上げて……!)ポロポロ

神風(いずれ、貴方の元に……行くから……!そして、長い長いお土産話を……聞かせて、あげるからね……っ!)ポロポロ

神風「うぐぅっ……うわああああああああんっ!ぐしゅっ、ひぐぅっ……うわああああああああああんっ!」ポロポロ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:47:20.66 ID:T5SWWZev0<> ――――――――――

――――――

―――

司令官からの手紙を読んだ日から、私は子育てに一層時間を割くようになった。

艦娘としての活動は、しばらく育児休業という形で休ませてもらった。

この時期に親としての愛を注げるかどうかで、子供の大まかな性格が決まると言っても過言じゃないもの。


1周目父(2)「うええええええええええええんっ!」

神風「はいはい、ミルクでちゅよ〜?」スッ

1周目父「んむっ……んくっ、んくっ……」

漣「神風ちゃーん!かみかぜちゃんのおしめ取り替えたよー!」

かみかぜ(2)「あぶあぶ……♪」

神風「あっ、はーい!」


子育てに必要な費用はもちろん私が全額負担しようと考えていたけれど、朝風達が自分達の給料を出し合って援助してくれた。

それだけじゃない。漣ちゃんまで、私の子育てに協力を惜しまないと言ってくれた。理由を聞いたら……


漣『提督の子供なんだよ?協力しない理由なんて無い!』


と、力強く答えてくれた。本当に、朝風達や漣ちゃんには今後足を向けて眠れないわね。

そして、新しく着任した“提督”も……私の育児に強力してくれると言ってくれた。

司令官が生前、元帥と相談して色々な手続きを進めてくれていたらしい。自分の死後、私達に迷惑がかからないようにって……

お陰で司令官が亡くなってから、僅か半月で新しい“提督”がこの鎮守府にやって来た。

その“提督”も良い人で、私達艦娘のことを第一に考えてくれる人だった。ほとんどの皆は彼を信頼しているけれど……

司令官と特に仲が良かった漣ちゃん、神通さん、天城さんは……どこか一歩引いた距離で彼と接している。

もちろん私もその1人。だって、私が心の底から愛しているのは……司令官だけだもの。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:50:05.29 ID:T5SWWZev0<> それから数年が経ち、今年も司令官の命日がやって来た。私は1周目父とかみかぜを連れて、毎年通っている……あの墓地へ向かう。


――墓地(※22周目提督の両親や35周目提督の妻が埋葬された場所と同じ)


神風「………」

1周目父(5)「………」

かみかぜ(5)「………」

神風(司令官……1周目父とかみかぜは、今年も元気に成長してくれました。貴方が見守ってくれているお陰ね)


線香をあげ、両手を合わせ、目を閉じて……今年あった出来事を、心の中で司令官に報告していく。

1周目父が幼稚園で私の似顔絵を描いてくれたこと、かみかぜがお手伝いをしてくれるようになったこと、先輩提督さんがまた出世したこと……

本当は、何時間かけても話し切れないことが沢山あるけれど……一生懸命、記憶を整理して……上手くまとめて伝える。


神風「……ん、もう良いよ」

1周目父「……このお墓の下に、お父さんがいるんだよね?」

神風「うん。今でも、1周目父やかみかぜのことを見守ってくれているのよ?」

かみかぜ「そうなの?でも、分かんない……」

神風「目には見えなくても、きっと……近くにいるはず」

神風(そうでしょ?司令官……)


――うん、もちろんだよ。ずっと、見てるからね?


神風「………」

神風(……空耳、かな。今、懐かしい声が聞こえたような……)

1周目父かみかぜ「……お母さん?」

神風「……ううん、何でもないよ」ナデナデ

1周目父かみかぜ「んっ……♪」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:51:12.92 ID:T5SWWZev0<> 私は結局、解体しないまま現役の艦娘として最前線で活動し続けている。理由はもちろん、子供達の育児費用を稼ぐ為。

だから司令官が初めて来た日から、私の容姿は一切変わっていない。もちろん、ずっとこのままでいるつもりは無い。

1周目父とかみかぜが1人前になって、私から自立していって……そこから老後の生活資金が溜まってから、“提督”に解体申請しようと考えている。

それまでは2児の母として、しっかり頑張らないといけない。ただ、私1人の力だけじゃない。


1周目父(10)「見て見てー!絵の具で描いたお母さんや漣お姉ちゃんの似顔絵!」ペラッ

漣「おぉっ!上手いねー!特に私なんて凄く似てる!」

かみかぜ(10)「私も描いたの!ほらっ!」ペラッ

朝風「わぁ〜!私達の絵じゃない!よく描けてるわね〜!」

神風「………」ニコッ

神風(司令官も、これだけ元気な2人を見たら……喜んでくれるよね?)


朝風達に、漣ちゃん……私が出撃で帰るのが遅い時は、朝風達や漣ちゃんが1周目父とかみかぜの面倒を見てくれている。

もちろん私が非番の時は、つきっきりで子供達の面倒を見ている。そのお陰で、2人は元気にのびのびと育ってくれている。

やがて、更に月日が経ち……先輩提督さんが、ついに元帥にまで上り詰めた。

あの人も、司令官と交わした約束を覚えていて……その為に、必死に努力したんだと思う。この前、一緒にお食事に行った時……


先輩提督改め元帥(45)「……これでワシは、48周目提督との約束を……守ることが出来たのだろうか」

神風「……はい。きっと、司令官も……喜んでくれていると思います」

元帥「だと良いんだが……」

元帥(見ているか、48周目提督……ワシは、約束通り……お前の代わりに、成し遂げてみせたぞ……!)

神風「ところで、どうしておじさん臭い話し方にしたんですか?」

元帥「……新任だからと、周りに舐められない為だな。その為だけに髭も伸ばした」

神風「ふふっ、なるほど……」


目を少し潤ませながら、司令官に約束を果たしたと……力強く言っていたもの。

そういえば、しばらくしてから……先輩提督さん、『あいつと同じ炎を瞳に宿した少年と出会った』と言っていたっけ。

司令官と同じ目ということは……その子もきっと、司令官と同じように……優しい子なのかな。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:52:11.66 ID:T5SWWZev0<> それからも艦娘と子育てを両立しつつ、時には朝風達や漣ちゃんに助けてもらいながら……司令官が亡くなって、20年程の月日が流れた。

1周目父もかみかぜも、すっかり大きくなっちゃって……私や漣ちゃん達を見て育ったからか、2人共海軍の道を進むと言い出した時はびっくりしちゃった。

ただ、最初から憲兵志望だったかみかぜはともかく……1周目父は司令官ほどの才能には恵まれなかったのか、提督にはなれなかった。

それでも諦めず海軍所属の仕事に就いたと聞いた時は……才能には恵まれなくても血は争えないのかなって、思わず笑っちゃった。

そんな1周目父も、仕事場で素敵な人と巡り合って……職場恋愛の果てに結婚した。かみかぜは『兄さんもう結婚したの!?』と言って驚いてたなぁ。

ただ、早かったのは結婚だけじゃなくて……なんと1年目に妊娠!この時はかみかぜだけじゃなく、私や朝風達、漣ちゃんも唖然としてたっけ。

そして、私にとって……司令官の死や子供達の誕生と同じくらい、絶対に忘れられない日がやって来た。


『うぅっ……!あっ、くぁっ……!』

『頑張れ、1周目母……!僕はここにいるからな……っ!』

神風「………」ドキドキ

神風(懐かしいなぁ……20年前は、私が出産する側だったのに……今度は私が待つ側だなんて……)ドキドキ

『……おぎゃあっ!おぎゃあっ!』

神風「……っ!」

『おめでとうございます!元気な男の子ですよ!』

神風(男の子……私の、孫……!)

看護師「……神風さん!息子さん夫婦とお孫さんに、会いに行ってあげて下さい!」ガチャ

神風「あっ……は、はいっ!」タタタッ

1周目父(20)「ありがとう、1周目母……本当に、ありがとう……!」ポロポロ

1周目母(20)「はぁっ、はぁっ……もうっ、1周目父君は……泣き虫、なんだから……」

1周目父「だって……!」ポロポロ

神風「1周目父!1周目母(はは)さん!」タタタッ

1周目父「あっ、母さん……!」ポロポロ

1周目母「神風ちゃ……じゃなくて、お義母さん……!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:53:23.31 ID:T5SWWZev0<> 神風「お疲れ様!初めての出産、大変だったでしょ?」

1周目母「は、はい……!でも、頑張った甲斐がありました……!」

1周目父「あぁ!1周目母が頑張ってくれたお陰で……こんなに元気な男の子が生まれてくれたんだ!」

神風「あ……」














1周目提督(0)「おぎゃあっ!おぎゃあっ!」














神風「………」

一目見て、私は感じた。この子は……私の、初めての孫は……私にとって、1番愛している……

神風「……っ」ジワッ

1周目父「か、母さん……?」ポロポロ

神風「ぐすっ……ご、ごめんなさい……その、あまりにも、嬉しくって……!」ポロポロ

1周目母「……親子だね」クスッ

1周目父「う、うるさいなぁ……!」グシグシ

司令官の、面影を感じた。初めて見たはずなのに、懐かしい感じがして……!

どことなく、顔も似ていて……直感で分かった。この子は将来、敏腕な提督になるって……!

1周目母「……1周目父君。その子を、お義母さんに……抱かせてあげて……?」

1周目父「……あぁ。ほら、母さん……僕達の子供で、母さんにとっての……初孫だよ」

神風「……うんっ」ポロポロ

1周目提督「うえぇぇんっ!うえぇぇんっ!」

神風「ふふっ……初めまして。貴方のおばあちゃんだよ……?って、どう見てもお姉ちゃんにしか見えないと思うけど……」ナデナデ

1周目父(解体してないから、見た目が昔のまま止まってるもんな……)ポロポロ

神風「……この子の名前は?」ポロポロ

1周目父「それならもう決めてるんだ。僕と1周目母の名前を使って、1周目提督……どう?」

神風「1周目提督……うん、凄く良い名前だと思う……!」ポロポロ

神風「生まれてきてくれて、本当にありがとう……1周目提督……っ!」ポロポロ

1周目提督「おぎゃあっ!おぎゃあっ!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:55:44.77 ID:T5SWWZev0<> それから私は孫を……1周目提督を思う存分可愛がった。1周目父やかみかぜとはまた違った、言葉では言い表せない可愛さがあるもの。


神風「ジャーンケーン……」

1周目提督(2)「じゃーんけーん……」

神風「ポンッ!」

1周目提督「ぽんっ!」

神風「あらら、負けちゃった!1周目提督は強いね〜!」ナデナデ

1周目提督「えへへぇ♪」

神風(あぁ、可愛い……♪それに、赤ちゃんの時よりも司令官の面影が強くなってきたような……♪)ナデナデ

ショタ提督「ん〜♪」

かみかぜ(22)「本当に可愛い……兄さん!この子、私が貰っても良い?」ナデナデ

神風「ダメよ!私が貰うんだから!」

1周目父「どっちも却下に決まってるじゃないか!」

神風かみかぜ「え〜?1周目父(兄さん)のケチ〜」

1周目父「親子揃ってハモるなよ……可愛いのは否定しないけど」

1周目父(それにしても、1周目提督は教えたことを何でも吸収しちゃうんだよな……もしかすると、本当に僕のお爺さんの才能が……?)


1周目提督は私の予想通り、司令官の才能を見事に受け継いでいて……提督に関する知識をみるみる内に身に付けていった。

それを見た1周目父は、自分では叶えられなかった提督になることを……代わりに1周目提督に実現してもらおうと考えたみたい。

1周目母さんも大賛成で、それからは英才教育が始まった。もちろん、教育と言っても無理はさせてはいない。と言うより、無茶なことは私がさせないもの!

それから1周目提督はメキメキと実力をつけて、特別学校も首席で一発合格。あの時は私もかみかぜも驚いたっけ……

ただ、この頃から1周目父と1周目母さんの仕事が急激に忙しくなって……会いに行きたいのに中々仕事を休めない日々が続いた。

もちろん、1周目提督に寂しい思いをさせる訳にはいかないから、代わりに私やかみかぜが暇を見つけては会いに行ってあげた。

その甲斐あって、1周目提督は真っ直ぐ良い子に育ってくれた。私も海軍所属だから、1周目父と1周目母さんの忙しさは十分に理解している。

けれど、せめてもう少しくらいは会いに行ってあげて欲しかったかな。1周目提督、寂しくてたまにベッドで泣いていたらしいもの。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:56:40.59 ID:T5SWWZev0<> ――――――――――

――――――

―――

それから更に10年程の月日が流れて……1周目提督も10歳になった。この前会った時は『沢山のお友達が出来たんだ〜!』と言って喜んでたっけ。

1周目提督が鎮守府に着任してからも、定期的に様子を見に行っている。だって、可愛い孫の顔を見られるのよ?行かない理由が無いじゃない!

でも、それだけじゃない。私がお腹を痛めて産んだ……1周目父とかみかぜのことも、しっかり気にかけているわ。

司令官が残してくれた、私の大事な宝物だもの。目に淹れても痛くないほど愛している子供だもの。大切にしないはずが無い。

そして今日は司令官の命日。毎年やっているように、司令官に会って……去年起こった出来事を話してから、子供達の様子を見に行かないとね。


――墓地


神風「………」パシャッパシャッ

神風(このお墓、いつ見ても綺麗……もしかして、誰かがかなりの頻度でお掃除しに来てくれているのかしら……)

神風「………」

神風(司令官……お元気ですか?私は貴方が見守ってくれているお陰で、去年も何事も無く過ごすことが出来ました)

神風(1周目父もかみかぜも、立派に大きくなって……孫の1周目提督も、すっかり提督として活躍していて……)

神風(貴方が鎮守府に植えた苗木も、今ではすっかり大木に成長しちゃって……うちの鎮守府の名所になっちゃいました)

神風(あっ、そうそう。前に話した、先輩提督さんが貴方と同じ目をしていた男の子っていうのは……)

「……先客がいたか」

神風「あっ……先輩提督さん」

元帥(60)「先輩提督、か……ワシをその名で呼ぶ人間は、もはや君1人となってしまったのぅ」

神風「ふふっ。それにしても、お爺さん口調がすっかり板につきましたね」

元帥「まぁな。この地位についてからも、あいつとの約束を忘れたことは無い。今までの努力を水の泡にせんよう、必死に食らいついた結果じゃ」

神風「……きっと、今の言葉を聞いて……司令官も、喜んでくれていると思います」

元帥「だと良いんじゃがのぅ……」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:57:59.50 ID:T5SWWZev0<> 神風「………」

元帥「………」

神風「……もう、40年経つんですね」

元帥「あぁ。ワシらが初めて、あいつと……48周目提督と出会ったあの日から、な……」

元帥「もし、あいつが生きておったら……今頃、君と共に孫を見てメロメロになっていたじゃろうに……」

元帥「いや、先に子供達の成長振りに感動するのが先じゃな。あいつが嬉し涙を流す姿が目に浮かぶわい」

神風「ふふっ、確かに……衰えないものですね。思い出というものは」

元帥「そう、じゃな……あいつとの思い出があるお陰で、ワシはここまでやって来られた。こうして、元帥として海軍を引っ張って来ることが出来ている」

元帥(……本当なら、ワシではなく……あいつが、この立場にいたかもしれないというのに)

元帥(ワシでは無く、本当に優秀なあいつこそが……この立場に相応しかったのに。どうして先に……)

元帥「……っ」グッ…

元帥(いや、だからこそワシは……あいつの無念を晴らす為に、努力に努力を重ねてここまで成り上がった)

元帥(他ならぬ、あいつとの約束を守る為……あいつを、安心させる為……!)

元帥「……あの時の言葉は、ワシへの……激励という名の、最後のプレゼントだったのかもしれぬな」

神風「先輩提督さん……」

元帥「………」

元帥(なぁ、48周目提督……ワシはもう、今年で60歳じゃ。油断すると、いつポックリ逝ってしまうか分からん……)

元帥(無論、ワシもそう簡単に死ぬつもりは無いが……もしかすると、ワシとお前が再会出来る日も、そう遠い未来では無いかもしれんな……)

元帥(……もう少しだけ、待っていてくれ。いずれ、また……あの世で会おうじゃないか)

元帥(その時は、ワシが歩んだ長い人生を……オールナイトで聞かせてやろう。話し終えるまで、寝かさぬからな……?)


――あははっ……うん、是非聞かせてね。


元帥「………」

元帥(毎年、報告を終える度に……懐かしい声が聞こえる。とうとう耳がボケてしまったのかのぅ……)

神風「………」

神風(先輩提督さん……もしかして、貴方も……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 18:59:24.97 ID:T5SWWZev0<> 神風「……さて、と」スクッ

元帥「おや、もう行くのか?」

神風「はい。私はもう、伝えたいことは伝えきりました。これからは息子達の様子を見に行こうと思いまして」

元帥「あぁ、1周目父やかみかぜか。最近は仕事も一段落ついたようじゃし、顔を出してやると喜ぶじゃろうな」

神風「えぇ。では、また……」

元帥「……またな、神風」

神風「………」スタスタ…


元帥と別れの挨拶を交わし、次に向かう場所へ足を運ぶ。と言っても、ここからそう遠くは無い。

私の娘、かみかぜが働く駐屯地は……1周目提督が活動している1周目鎮守府や、この墓地から徒歩で十分辿り着ける距離だもの。

だからこそ、会いたいと思った時はいつでも会いに行くことが出来る。もちろん、仕事の邪魔をしないよう、時間帯には配慮して。


――駐屯地


神風「こんにちは、ショタ憲兵君」

ショタ憲兵「あっ、神風ちゃん。えっと、どの鎮守府から?」

神風「ふふっ、48周目鎮守府よ」

ショタ憲兵「……なるほど。すみません、神風“さん”。見た目ではどうしても、他の鎮守府の神風ちゃんと見分けがつかないものでして……」

神風「ううん。こればかりは仕方ないもの。それで、娘は……」

ショタ憲兵「かみかぜ先輩なら、今ちょうど休憩中です。良ければお呼びしましょうか?」

神風「えぇ。お願い出来るかな?」

ショタ憲兵「もちろんです!すぐお連れしますね!」タッタッタ…

神風(相変わらず初めて会った時から見た目が変わってないわね、あの子……私も人のことは言えないけど) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 19:00:48.95 ID:T5SWWZev0<> かみかぜ(30)「お母ひゃん、ろうひたの?ショタ憲兵君が呼んでるってひっへはけど……」

神風「うん。ちょっと近くを通りかかったから……どうしたの?話し方が変よ?」

かみかぜ「実は、お茶で火傷ひひゃっへ……」

神風「なるほど……もう、慌てて飲むからよ」

かみかぜ「うぅ……」

かみかぜ(さっき、29周目鎮守府へ視察に行った時に出して貰ったお茶があまりに熱くて……29周目提督さん、大丈夫かな……?)


10年前に“女憲兵”として活動を始めたかみかぜ。司令官の遺伝子が微妙に働いているせいか、もう三十路なのに見た目は20代にしか見えない。

就職してあっという間に結婚した1周目父と違って、未だ独り身なのよね。もちろん、結婚するかしないかは個人の自由だし、私は特にうるさく言うつもりは無いけど。

本人も『1周目提督君みたいな可愛い子供は欲しいけど、好きな人っていうのが中々出来なくて……それに今は仕事が恋人だから!』と言っていたし、あまり気にしていないのかな。


かみかぜ「……それで、お母さんがここに来たのって……お父さんの命日だから?」

神風「……覚えていてくれたの?」

かみかぜ「当たり前じゃない。お母さんってば、毎年かかさず連絡してくるもの」クスッ

神風「あれ?そうだったかな……」

かみかぜ(……無意識だったんだ)

かみかぜ「大丈夫。お仕事を終えたら、ちゃんとお墓へお参りに行くから」ニコッ

神風「……ありがとう、かみかぜ」

かみかぜ「ううん。だって、私や兄さんがここにいるのは……お母さんはもちろん、お父さんのお陰だもの」

神風(……司令官。私達の娘は、凄く良い子に育ってくれたわ) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 19:01:49.77 ID:T5SWWZev0<> 神風「それじゃ……」スクッ

かみかぜ「あれ?もう帰るの?」

神風「えぇ。今日はしばらく振りに顔を見たかったのと、お参りのことを言いに来ただけだから。次は1周目父の所に行かないと」

かみかぜ「そうなんだ。またね、お母さん。兄さんによろしく伝えといて」

神風「うん。またね、かみかぜ。いくらお仕事が好きでも、無理だけはしちゃダメよ?」スタスタ…

かみかぜ「分かってるってば〜」

神風(かみかぜは元気そうで良かった。まぁ、ここは余程の緊急事態にならない限り激務になることは無いし……)


次に向かうのは、1周目父と1周目母さんが働いている場所。だけどここから少し遠いから、電車に乗らないといけないのがネックかな。

でも、今日は大切な日だから……それに1周目父とは、私もあまり会えていないから……こんな日くらい、ちゃんと顔を合わせて……


1周目父「ひぃ〜……」

1周目母「はぁ〜……」

神風「……?」

神風(あれは……1周目父?それに1周目母も……ふふっ、こんな偶然ってあるのね)クスッ

神風「……1周目父、それに1周目母さん」

1周目父母「え?うおっ(きゃっ)、母さん(お義母さん)!?どうしてここに!?」

神風「それはこっちの台詞よ。私はかみかぜに用があってここに来てたんだけど、貴方達は?」

1周目父「いや、僕達もちょうど駐屯地に届ける物があったから……」

1周目母「たまたま休憩時間だった私達に、向こうへ至急持って行って欲しいと頼まれちゃいまして……」

神風「……なるほど。相変わらず忙しそうね」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 19:02:30.47 ID:T5SWWZev0<> 海軍関係の仕事に就いた1周目父。そして彼と結婚し、夫婦で同じ仕事をしている1周目母さん。

2人が配属された職場は最近、本当に忙しい状況が続いていて……未だに自宅へ帰れない日々が続いているらしい。

普通なら労働基準法違反だから、早く辞めなさいと言うところだけど……幸か不幸か、2人にとってはやりがいのある仕事で……

それでいて、夫婦で仕事しているものだから……忙しいということさえ除けば、それほど不満は無いみたい。

少なくとも、2人の口から聞いた言葉だから嘘だとは思わないけど……ここまで働き詰めで、本当に大丈夫かしら?


神風「……貴方達、少しは休んでる?」

1周目父「何とかな。職場に泊まり込む日々だけど、一応6時間睡眠は確保してる」

1周目母「1周目父君の言う通りです。かなり忙しいですけど、何とか過労死するほどでは無いので……」

1周目父母「ただ、1周目提督に会ってあげられないのが1番ネックだけど(ですけど)……」ズーン

神風「はぁ……私や朝風達、漣ちゃんがいて良かったわ。でないと実質ネグレクトだもの」

1周目父「本当にごめん……だけど、流石に母さん達が近くにいないなら、転職してでも1周目提督の傍にいたさ!」

1周目母「はい。それは自信を持って言えます!」

神風「なら良いけど……1周目提督、普段は明るく振る舞ってるけど、時々寂しくて泣いてることもあるのよ?だから出来るだけ顔を出してあげてね?」

1周目父母「うぅ……ごめんなさい」


2人は1周目提督のことを愛しているし、可愛がろうとする意志はある。だからこそ私達は、2人の代わりに1周目提督の傍にいてあげることが多かった。

これがもし本気で育児放棄しようものなら、その時は引っぱたいたり説教してでも改心させるつもりだったけどね。流石にその心配は杞憂だったけど。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 19:03:24.81 ID:T5SWWZev0<> 神風「ところで1周目父。今日が何の日かは覚えてる?」

1周目父「……もちろんだよ。父さんの命日でしょ?」

1周目母「はい。1周目父君、毎年この日になるとお義父さんの話をするので……」

神風「それなら良いの。無理にとは言わないけど、出来ればお参りに行ってあげてね?司令官……お父さんも喜ぶと思うから」

1周目父「うん。今日はちょうどここに用事があったし、帰りに寄って行くよ」

1周目母「あ、私も一緒に行くね?ちゃんと挨拶しておかないと……1周目父君だって、私の両親にいつもしっかり挨拶してくれるから」ニコッ

1周目父「……ありがとう、1周目母」

神風「………」

神風(……司令官。私達の息子は、ちょっと仕事漬けで大変なことになってるけど……やっぱり、良い子に育ってくれたわ)

神風「それじゃ1周目父、くれぐれも無理しちゃダメよ?1周目母さんも、しっかり休息を取ってね?」

1周目父「あはは……善処するよ」

1周目母「はい、ありがとうございます」ペコッ

神風「ん、じゃあまたね?」スタスタ

1周目父「うん。またな、母さん」

1周目母「それではまた……!」


これで子供達にはもちろん、先輩提督さんにも会うことが出来た。1周目父の職場に向かう分の時間が余ったわね。さて、どうしようかな……

いや、迷うまでも無いわね。ここから近くて、暇さえあれば私が顔を出している場所があるじゃない!私にとって、司令官や子供達に負けないくらい大事な子がいる……! <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 19:04:38.60 ID:T5SWWZev0<> ――1周目鎮守府


神風「こんにちは〜!」

鈴谷(1周目)「……神風ちゃん?」

1周目提督(10)「あれ?神風お姉ちゃん?さっき遠征に……あっ、そっか!おばあちゃんだー!」ダキッ

神風「ふふっ。今日も元気一杯ね、1周目提督」ナデナデ

1周目提督「うんっ!えへへ〜♪」スリスリ

鈴谷「あぁっ、そうだった!ごめんなさい神風さん!ちゃん付けで呼んでしまって……!」

神風「気にしないで。実際に分かりづらいのは仕方ないもの。私もたまに誰がどの鎮守府の人か分からなくなるし……」


私にとっての初孫、1周目提督。目に入れても痛くない程に可愛い、孫の男の子。

司令官の血をしっかり受け継いで……抜群の手腕で、かつての司令官のように皆を引っ張って行く……頼もしい子。

2年くらい前から、司令官と瓜二つの顔つきになって……面影があるどころか、司令官の生き写しとしか思えない子。

出来ることなら、司令官にこの子の微笑みと敏腕振りを見せてあげたかったな……いや、もしかすると、今も傍で見守っていてくれているのかな。


鈴谷「今日も遊びに来てくれたんですか?」

神風「えぇ。そのつもりだけど……1周目提督」

1周目提督「なぁに?」

神風「今日が何の日か……覚えてる?」

1周目提督「うんっ!おじいちゃんのお墓参りに行く日だよね!」

神風「正解!よく出来ました!」ナデナデ

1周目提督「んふぅ〜♪」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 19:05:44.69 ID:T5SWWZev0<> 神風「ふふっ……毎年、ちゃんと覚えていてくれたんだ」

鈴谷「えっと、お墓参りって……?」

神風「あ、鈴谷さんにはまだ話していなかったわね。今日は私の夫……1周目提督にとっての、祖父が亡くなった日なの」

鈴谷「……!」

神風「末期癌でね。余命1年と言われて……それでも、私と結婚してくれて……子供という宝物まで残してくれた……」

神風「今でも、ずっと……私が愛している人。ひと時も忘れたことが無い、最愛の人……」

鈴谷「……そう、だったんですか」

神風「……ごめんなさい。暗い話をしてしまって」

鈴谷「いえ、そんな……!」

1周目提督「おばあちゃんが言うにはね?僕のことは、おじいちゃんが見守ってくれてるんだって!」

鈴谷「……おじいちゃんが?」

1周目提督「うんっ!だから僕ね、会ったことが無いけど……おじいちゃんのこと、大好きなんだ!」

1周目提督「おじいちゃんがいてくれたから、お父さんがいる。かみかぜおばちゃんがいる!そして……僕がいる!」

1周目提督「だから……僕は、鈴谷お姉ちゃんと出会うことが出来たんだって!」ダキッ

鈴谷「提督……///」

神風「ふふっ……鈴谷さん。1周目提督のこと、大切にしてあげて下さいね?」

鈴谷「もちろんですよ!私だって提督のこと、大好きですから!何があっても守ってみせます!」

1周目提督「鈴谷お姉ちゃん……!」パァッ

神風「………」クスッ

神風(司令官……安心して下さい。貴方の血は、孫の1周目提督にしっかり受け継がれています。それだけでなく、凄く良い子に育ってくれました) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 19:06:32.04 ID:T5SWWZev0<>
























(これからも……1周目父やかみかぜ、1周目提督を……そして、私のことを……見守っていて下さいね……?)


――もちろんだよ。ずっと、愛しているからね……神風ちゃん。
























<>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 19:07:31.30 ID:T5SWWZev0<> ――墓地


漣「………」パシャッパシャッ

漣(提督……貴方が死んでしまった30年前から、私の時間は……止まっています)

漣(最後に提督が残してくれた宝物……1周目父君とかみかぜちゃんを見て、私はこの子達を神風ちゃんと共に育てようと決めました)

漣(だって、大好きな人が旅立ってしまった私には……その2人しか、提督を感じることが出来る存在が残っていなかったから)

漣(神風ちゃんの育児に協力して、時には私が母親代わりとしてお世話して……我が子同然のように育てました)

漣「………」

漣(そうして、2人は成長して……巣立っていきました。そして……私は、絶望しました)

漣(提督の存在を感じられる人が……自分の傍から、いなくなってしまったから……)

漣(そのまま、空っぽになった心で敵と戦う日々を過ごしていると……1周目父君夫婦が、子供を産んでくれました)

漣(当然、私は神風ちゃんに頼み込んで……その子、1周目提督君のお世話を手伝わさせてもらいました)

漣(また、提督を感じられる存在が傍にいる……そう考えると、私は失っていた生き甲斐を得ることが出来たんです)

漣(しかも1周目提督君は、運命であるかのように……成長すればするほど、まるで提督の生まれ変わりのようにそっくりとなっていく)

漣(死んだはずの提督が目の前に現れてくれたかのような衝撃を受けました。神風ちゃんがゾッコンになるのも無理はありません)

漣「………」スッ…

漣(私も、1周目提督君に……提督を、貴方を……重ねていましたから)

漣「……っ!」ガシッ!

漣(でも、ね……?その子だって、成長していく訳ですよ……そして、私の元から……去って行くんです……)

漣(私に生き甲斐を与えてくれた……提督を感じられた存在が、また……目の前から、消えて行くんです……)

漣「……提督。私は……これから先、どうやって生きていけば良いんでしょうか……?」ググッ…

漣「答えて下さいよ……この下に、眠っているんでしょう……?だったら、今すぐ起きて……」

漣「もう一度、私に……元気な姿を、見せて下さいよ……!神風ちゃんのように、私のことも……愛して下さいよ……」

漣「毎日……毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日、こうして……お墓に来ているんですよ……?」

漣「お願いですから……もう一度、あの穏やかで、優しくて……懐かしい声を、聞かせて下さいよ……」ハイライトオフ

漣「………」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 19:09:50.68 ID:T5SWWZev0<> 漣「……何て、ね」

漣(こんな馬鹿なことをしたって……無意味なことくらい、分かってる……)

漣(結局、私は……提督の死を、未だに受け入れることが出来ていないだけなんだ……)

漣(だからこうして、神風ちゃんが産んだ子供……“提督の遺伝子を受け継いだ”子供に依存して……)

漣(その次は、“提督の遺伝子と姿を受け継いだ”孫に依存して……)

漣(成長していくにつれて、提督と見間違えるほどに似ていく様子を見て……ますます、その子に提督の姿を重ねてしまって……)

漣「……あはっ、あはははっ……」ジワッ

漣(私、馬鹿だなぁ……30年前、神風ちゃんよりも先に……自分の我儘を押し通していたら……)ポロポロ

漣(私が、提督に愛してもらって……こんな、惨めな日々を送らずに済んだかもしれないのに……)ポロポロ

漣(空っぽの心で、ただただ敵と戦うだけの日々を……過ごさずに、済んだかもしれないのに……)ポロポロ

漣「くふっ……あははっ……」ポロポロ

漣(何だか、笑えちゃう……30年経っても、何の進歩も無い私が情けなさ過ぎて……笑えてきちゃう……)ポロポロ

漣(いつまでも、好きだった人の死を引きずり続けて……それを乗り越える努力すら放棄して……)ポロポロ

漣(……ふふっ。今の私って、きっと……光が無くなった目で、涙をボロボロ流す……生きる屍みたいに、成り果ててるんだろうな……)ポロポロ

漣「………」ポロポロ

漣(……でも、別にそれでも良い。今更、乗り越えることなんて……不可能だから……)ポロポロ

漣(30年間、ただただ退化し続けた私に……救いなんて、あるはずが無いもんね……)ポロポロ

漣(姉さん達も心配してくれてるけど、皆は良いよね……新しい提督を、信頼してるんだもの……)ポロポロ

漣(私は40年前からずぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと、心から信頼しているのは……提督ただ1人だけ、だから……)ポロポロ














(……提督。また明日、来ますね……今の私には、もう……このお墓しか、縋れる存在がありませんから……)














神風 GOOD END <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/15(木) 19:10:39.06 ID:T5SWWZev0<> 怒涛の伏線回収……と言う名の後付け設定のオンパレードとなってしまいました。
まさかここまで長くなってしまうとは……提督の生死をどうするかは悩みましたが、最終的にこのような形となりました。

提督を死亡させる展開、そして提督とヒロインの孫が1周目提督という設定は構想途中で決まりました。
最初は2周目提督の父親という設定にしようかとも思いましたが、2周目の設定を読み直して無理そうだと考え断念しました。
そして1周目の設定を見直していると、偶然にも両親が作中で全く登場していなかった為、そのまま48周目に合わせて設定を組み立てていきました。
今回は展開が展開ですので、お気に召さない内容でしたら申し訳ございません。特に漣ファンの皆様、本当にごめんなさい。

オープニングはまだまだ時間がかかりそうです……もうしばらくお時間をいただけると幸いです。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/15(木) 19:16:42.76 ID:yeDjc24E0<> 乙でした
失恋は勿論悲しいけど
結ばれたのが一人だけだからこそこの結末に綺麗につながったと考えると何とも言えない気分になる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/15(木) 19:26:18.58 ID:UVdmnbNio<> おつ
必然の失恋、というのはあんまりだけどそのやうに決まっていたと言われても納得いく、よく繋げた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/15(木) 19:41:50.48 ID:7JipTp9GO<> おつおつ
いつも住民が投げた設定をここまでのクオリティに仕上げる>>1ほんと凄いわ
ってか神風おばあちゃんが1週目提督に今週提督を重ねて我慢出来ず逆レする近親相姦エロ小ネタとか
病んだ漣が今週提督を諦め切れず似てる1週目提督を襲うNTR小ネタとか
神風とか漣が今週提督の死に耐えられず後を追う鬱小ネタ君とか今週だけで妄想が捗るな(ゲス顔) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/15(木) 21:58:00.36 ID:TRydVsHA0<> 乙です
採用された安価がエピローグで出てきたせいで感情移入しまくりですよ畜生

この漣は何とかして外伝とかで幸せにしてあげたい
48週目でトップレベルに頑張ってヒロインとしても最後まで存在感見せてくれて
失恋の結果があったからこそこうした素晴らしいエンディングになったんだろうけど

うん、救われてくれないと可哀想すぎるよ…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/16(金) 01:10:33.47 ID:z+kW8vr00<> >>781
孫との近親相姦・・・某野球バラエティーかな?
冗談はさておきずっと前に「ショタ提督とヒロインの子供主人公にしたら面白そう」って誰か言ってたけど孫とはいえ実現するとはな
しかもその孫がこのスレ最初の主人公なのも感慨深い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/19(月) 13:19:37.64 ID:/m8pufES0<> 過去編は感動の名作が多いね <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/19(月) 20:44:50.81 ID:zFVT4wOF0<> お待たせして申し訳ありません!オープニング、投下します。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/19(月) 20:47:03.43 ID:zFVT4wOF0<> オープニング


剣と魔法のファンタジー世界

父「それじゃあ今日も魔物退治といくか!」

母「皆!いっぱい狩ってたっぷり報酬を貰うわよ!」

戦士(※両親の友人)「やる気なのは良いけどな。まーた肝心な時に間違った魔法暴発させたり威力間違えて暴走させたりするなよ?」つ剣 シャキンッ

水の妖精(※両親の仲間)「そうそう!前に冷却魔法と間違えて吹雪を起こされた時は死ぬかと思ったんだから!」

父母「うぐっ!?は、は〜い……」

「あ、あのっ、僕はどうすれば……」アセアセ

父「お前はまだ未熟だからその辺の小さな魔物を狩りなさい」

母「間違っても変な大型モンスターに手を出しちゃダメだからね?」

「わ、分かってるよぉ!」

女ドワーフ(※両親の友人)「ふふっ、大丈夫。いざとなったら私達で守ってあげるからね?」ナデナデ

「は、はいぃ……」

(とは言っても、ここは初めての場所だから……どこにどんな魔物がいるか分からないよ……)キョロキョロ

(あっ……あの洞窟、いかにも怖いモンスターが沢山いそう……た、試しに探知魔法で……)カッ

ドガァァァァンッ!!

「ふえぇっ!?」ビクッ

父母「って言ってる傍から魔法暴発させてるし!?」

「ご、ごめんなさいっ!探知魔法を使おうとしたら間違えて……」

「グルルル……」

全員「へ?」クルッ

















ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!」ズオオオオオオッ!

全員「うわああああああああああああああああああああああっ!?」

全員(あの洞窟ってドラゴンの住処だったのかあああああああああああああっ!?) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/19(月) 20:48:28.04 ID:zFVT4wOF0<> 戦士「おいぃぃぃぃっ!?どうすんだよこの状況!?」

父母「おっ、おおおおお落ち着け(落ち着いて)!こんな時こそ転移魔法で……ハッ!」カッ

岩石×大量「」ズドドドドーンッ!!

全員「ひゃああああああああああああっ!?」

女ドワーフ「どっかの岩石をここに転移させてきてどーすんの!?」

水の妖精「しかも私達の周りに落っことしたせいで逃げ場塞がれてるし!?」

父母「ごめん慌ててて間違えたぁーっ!」

ドラゴン「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアスッ!」

戦士「だぁもう相変わらず肝心な時に使えねえなお前らッ!!普段は有能な癖にどうして緊急時にはこうなるんだよ!!」

「だ、だったら僕が……っ!」

戦士「やめろ!お前だと両親以上にロクなことにならない!!」

女ドワーフ「そ、そうだよ!まだ慣れてないのに転移魔法なんて使ったら……!」

水の妖精「提督君はまだ未熟なんだから私達の後ろに隠れてて!お願いだから!」

(ざ、座標設定……えっと、ドラゴンを洞窟の中に戻して……あ、あれ?でも洞窟だとすぐ戻って来られるよね!?どうしたら良いの!?)アタフタ

ドラゴン「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!」

「ひぃううううううぅぅぅぅっ!?こ、怖いよおおおおおぉぉぉぉぉぉっ!?」ビクゥッ! カッ

パシュンッ…!

父戦士「は?」

母女ドワーフ水の妖精「へ?」

ドラゴン「グァ?」

シーン…

父「………」

母「………」

戦士「………」

女ドワーフ「………」

ドラゴン「………」
















全員(て、提督が消えたぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?)ガビーン!

ドラゴン「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアスッ!」

全員(ってこっちも襲って来たぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?)ビクゥッ! <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/19(月) 20:50:42.90 ID:zFVT4wOF0<> 所変わって本編世界・49周目鎮守府


もはや「お馴染み」という言葉さえくどくなって来た執務室

鳳翔「〜♪」つはたき パタパタ

弥生「………」つ雑巾 フキフキ

村雨「はぁ〜っ。ここが建設されて、そろそろ1年かぁ……」つ箒 サッサッ

伊168「いつになったら司令官が来てくれるのかな……」つ掃除機 ギュイイイン

鳳翔「焦ってはいけませんよ?2周目鎮守府や16周目鎮守府のように、待っていればいつかは来てくれるはずです」パタパタ

弥生「……私達は、それを信じて鎮守府を守るだけ」フキフキ

村雨「それはそうなんだけど……」サッサッ

伊168(来てくれない可能性もある訳でしょ?だから不安で……)ギュイイイン
















パシュンッ!

49周目ヒロイン「へ?」

「ふやぁっ!?あわわわっ、今ので座標設定間違えちゃったぁ!?」

49周目ヒロイン「………」

「えっとえっと、早く元の場所に戻らないと……ふえぇっ!?何これぇ!?座標が滅茶苦茶で分かんないよぉ!?」

「い、いやっ!さっきと同じようにすれば……え、えいっ!」カッ

「………」シーン…

「うわぁぁぁん!?どうしよぉ〜!?どうやって戻れば良いのぉ〜!?」オロオロ

「お父さぁ〜ん!お母さぁ〜ん!ふええええええええええんっ!」

49周目ヒロイン「………」

49周目ヒロイン(えっ、誰この子!?) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/19(月) 20:51:53.54 ID:zFVT4wOF0<> 弥生「え、えっと……」

「ふにゃあっ!?あっ、えっ?」オロオロ

鳳翔「今、その……どうやって入って来たんですか?」

「は、入って……?」キョロキョロ

「………」

(見慣れない建物、見慣れないお部屋……ま、ましゃかっ!)

「ふわあああああああっ!?ぼ、僕っ、知らない人のお家に入っちゃったああああああああっ!?」

49周目ヒロイン「っ!?」ビクッ

「ご、ごめんなさああああああい!わざとじゃないんでしゅううううううっ!」ペコペコ

「ど、どうか命だけは取らないで下さしゃいいいいいいいいいいいっ!」ペコペコ

伊168「い、いや、えっと、落ち着いて?」アセアセ

村雨「私達、別に怒ってる訳じゃ無いから……」アセアセ

「ふええええええええええええええええええええんっ!」ペコペコペコペコ

49周目ヒロイン「………」

49周目ヒロイン(何だか、私達が泣かせたみたいで罪悪感が……)




・・・÷

数分後

「お、お騒がせしましたぁ……」ペコペコ

弥生「だ、だから……怒ってない、よ……?」

「ふえぇ……」

鳳翔「それで、あの……さっき、急に現れたみたいですけど……」

「そ、それは、あのっ!転移魔法の座標設定を間違えちゃって……」

伊168「転移魔法?」

村雨「……えっと、何かのジョークだったりする?」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/19(月) 20:53:31.08 ID:zFVT4wOF0<> 「じょ、ジョークって何でしゅか……?新しい魔物やモンスターでしょうか……?」

49周目ヒロイン「………」

「あ、あのぅ……」オロオロ

弥生「……もしかして、16周目提督君と同じ未来人?」

「未来!?じ、時間を操る魔法なんて使ったこと無いでしゅけど……」

(お父さんやお母さんから『安易に使うな』って止められてたから……)

鳳翔(時間移動魔法!?)

伊168「だったら、9周目提督君みたいな幽霊……とか……?」

「し、死霊!?はわわわっ!?聖水なんて持ってましぇんよぉ〜!?」

村雨(死霊!?)

「うぅ……」

(ここ、どこなの……?さっきからこのお姉さん達、何言ってるか分かんないよぉ……)

49周目ヒロイン「………」

49周目ヒロイン(突然この場に現れた上に、魔法という単語を使うなんて……まさか、この子……)

49周目ヒロイン「貴方……もしかして、魔法使いだったりする(しますか)……?」

「ふぇ?は、はい……一応、そうなりましゅ……まだまだ未熟ですけど……えっと、貴女達は女性戦士でしょうか?それともドワーフでしゅか……?」

49周目ヒロイン「………」

49周目ヒロイン(か、確定だ〈です〉……まさか、ウチにもこんなとんでもない子が来てくれることになるなんて……!)

弥生鳳翔(タイムリープして来た8周目提督さんや、幽霊の9周目提督君……)

伊168村雨(未来人の16周目提督君や誰にでも変身出来る18周目提督君、宇宙人の24周目提督君で耐性が付いていたと思ったけど……)

「はわわわっ!?それとも妖精さんでしゅか!?」

49周目ヒロイン(流石に魔法使いは想定外!!というかさっきから戦士やドワーフって何〈ですか〉!?ファンタジー系RPGゲーム!?それとも異世界転移もの!?) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/19(月) 20:54:35.08 ID:zFVT4wOF0<> 伊168「……えっと、一つ良いかな?」

「は、はいっ」

村雨「貴方が魔法使いなのは分かったけど……いや、本当はまだ理解が追いついて無いけど……」

弥生「恐らく、ここは……貴方が知っている世界じゃ、無いと思う……」

「……僕が知ってる世界じゃ、無い……?」

鳳翔「はい。私達が住むこの世界には、魔法というものは……少なくとも、私達が知る限りでは存在しません」

「え……!?」

伊168「それに戦士やドワーフという人?種族?とにかく、そういう職業や動物も存在しないわ」

「そ、そんな……!」

(じゃ、じゃあ……まさか、僕、さっきの魔法の暴走で……空間どころか、違う世界まで……どこか遠い次元まで飛んじゃったってこと……!?)

「……ふえええええええええんっ!」

49周目ヒロイン「!?」ビクッ

「どうしよおおおおおおおっ!?元の世界に帰れないよおおおおおおおおっ!?」

(お父さんやお母さん、それに戦士さん達がドラゴンに襲われてるのに〜!?)

49周目ヒロイン「………」

「うわあああああああああああああああああああんっ!」

鳳翔(この様子ですと、本当にこの世界の住人では無さそうですね……)

弥生(住む家が無いどころか、行く当てさえ無い……)

村雨(頼れる人が誰もいない……)

伊168(それに、涙目でオロオロしてる子を見捨てる訳にもいかないし……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/19(月) 20:55:41.64 ID:zFVT4wOF0<> 弥生「……その、良かったら……ここに、住む……?」

「ふええええええええ……はぇ?」

鳳翔「貴方が元の世界に戻れるようになるまで、ここに住みませんか?」

「ふえぁっ!?そ、そんなの悪いでしゅよぉ!?」

伊168「だって、他に行く当ても無いんでしょ?」

「そ、それは……」

村雨「だったらここにいて?大丈夫。男の子1人増えたくらいどうってことないから!」

「……本当に、良いんでしゅか?」

49周目ヒロイン「もちろん(です)!」

「ぐしゅっ……ふえぇ……あ、ありがとうごじゃいましゅ……!」

(見ず知らずの僕を住まわせてくれるなんて……この世界のお姉さん達は、何と優しい方々なのでしょうか……!)

「……で、でもっ、流石にただでご飯を食べさせてもらう訳にはいきません!何かお手伝いさせて下しゃい!」

49周目ヒロイン「え……?」

「こ、これでも、あの、一応……魔法も、使えましゅので……し、失敗ばかりですけど……」

伊168「……それって、必要なことを魔法で一瞬で暗記したり出来るの?」

「え?は、はいっ。それくらいの魔法なら、何とか……」

村雨「だったら決まり!それならここの提督になって!」

「て、ていとく……?」

弥生「えっと、私達の戦闘を指示する……リーダーみたいな人のこと……」

「あっ、パーティのリーダーのことでしゅか?わ、分かりました!全力で頑張りましゅ!」

(この世界でも、怖い魔物と戦うことはあるんだ……お姉さん達の為にも、頑張らないとっ……自信無いけど……)

(それで、何とかこの世界の座標を調べて……早く元の世界に帰らなきゃ……!お父さんやお母さん達が心配しちゃう……!)

鳳翔(……本当にRPGゲームみたいな言い方ですね) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/19(月) 20:56:42.60 ID:jHiuQrV6o<> すげー設定できたなぁ… <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/19(月) 20:57:27.25 ID:zFVT4wOF0<> ショタ提督「え、えっとっ!それでは今日からこのギルドのリーダーとして……49周目提督!精一杯努力させていただきしゅ!」ピシッ!

村雨「うんうん!期待してるからね?」

伊168「もちろん私達もサポートするから、焦らずにね?」

弥生「……こちらこそ、お願いします……司令官」ペコッ

ショタ提督「しれいかん?」

鳳翔「えっと、貴方の世界で言うリーダーのあだ名みたいなものです。他にも提督や司令というあだ名もあります」

ショタ提督「分かりました!それで僕はまず何をすれば良いんでしゅか?」

伊168「これをっ!」つ教科書 ドサドサーッ!

ショタ提督「ふえぇっ!?」

村雨「ここに書かれている内容を全部覚えて!」

ショタ提督「え、えっと……この世界の戦い方やギルド内のルールが書かれているんでしゅか……?」

鳳翔「少し違いますけど、そんな感じでしょうか……」

ショタ提督「りょ、了解でしゅ!ではまずは暗記魔法を……えっと、杖杖……えいっ!」

杖「」ポンッ!

49周目ヒロイン(何も無い場所から突然杖が……)

弥生「そ、それは……?」

ショタ提督「あっ、えっと、魔法を使うのに必要なマジックアイテムです。他にも呪文詠唱用の本や魔法薬もあって……」

ショタ提督(お父さんやお母さんみたいな魔法使いなら、道具が無くても強力な魔法を沢山出せるけど……僕、まだ未熟だから……)

ショタ提督(さっきだって、転移魔法を暴走させちゃったし……使った方が、少しは安定する……と思う)

伊168(ドラクエ?それともファイナルファンタジー……どっちにしても、現実で魔法を見られる日が来るなんて……)

ショタ提督「で、では……えいっ!」カッ

周囲の物×大量「」ドサドサドサーッ!

ショタ提督「んむぅっ!?」

49周目ヒロイン「司令官(提督)!?」

ショタ提督「ま、魔法を間違えちゃったぁ……!?たしゅけてくださぁい……!?」ジタバタ

49周目ヒロイン「待ってて(下さい)!今助けるから(助けますから)ー!?」












こうして、剣と魔法のファンタジー世界からやって来たドジっ子魔法使いのガチショタ提督と艦娘達のハチャメチャな鎮守府生活が始まりました。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/19(月) 20:58:45.24 ID:zFVT4wOF0<> 47周目、48周目とシリアス路線が続きましたので、今回はシリアスのシの字も無いほのぼの路線にしました。
今回はやはり頭を捻っても設定が思いつかなかった為、過去の安価ショタ提督の設定から拾いつつ、少しアレンジするという形で対応させていただきました。
そして今回も時系列が少し前で、具体的には20周目〜25周目の間くらいです。よって26周目以降の歴代提督は登場させることが出来ません。
例外として42周目提督は登場可能です。時系列及びショタ提督の設定について、このような措置を取ってしまい申し訳ございません。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/19(月) 21:45:40.09 ID:SaCYwH9KO<> 逆異世界転生的な <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/19(月) 22:55:51.05 ID:DqvBBV6jO<> これは今回のヒロイン達は
気づいたら呪文とか使えるようになるのか
色々と楽しみや <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 03:13:00.31 ID:alAL0gMz0<> 30周目いたら全て解決しちゃうからねしょうがないね <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/20(火) 18:41:39.91 ID:MaYkurie0<> 22:00〜23:00頃開始予定です。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 20:25:16.74 ID:Ze8RlMEa0<> 36·43·46週目は出せるんじゃないの? <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/20(火) 22:22:19.19 ID:MaYkurie0<> 始めます。

>>800
すみません、頭から抜け落ちていました。ご指摘ありがとうございます。仰る通り、36周目提督、43周目提督、46周目提督も時系列上登場可能です。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/20(火) 22:24:06.52 ID:MaYkurie0<> 1ヶ月目:上旬


伊168「ところで、魔法って具体的にはどんなことが出来るの?」

ショタ提督「は、はいっ!えっと、えっと……色々なことが出来ましゅ!」

弥生「色々……」

村雨「さっきみたいに、物を動かしたり?」

ショタ提督「あ、あれは失敗しちゃって……でも、はい。さっきのも僕が使える魔法の一つでしゅ」

鳳翔(つまり、物体を浮遊させることが出来るという訳ですね……)

伊168「応用すればかなり便利な魔法じゃない!」

ショタ提督「それが、無限に使える訳じゃないんです……」

伊168「えっ、そうなの?」

ショタ提督「しょの、僕が住んでいた世界では『魔力』というものが……」

村雨「あ、大体分かったわ。その人が持ってる魔力が無くなると魔法が使えなくなるのね?」

ショタ提督「わぁっ!どうして分かったんでしゅか!?」

弥生「ゲームのお約束……です」

ショタ提督(ゲーム?)

鳳翔「では、提督はさっきの魔法で魔力を沢山消費してしまったんですか?」

ショタ提督「い、いえっ!お父さんやお母さんが言うには、僕の魔力はたっくさんあるみたいです!だからよっぽど凄い魔法を連発しない限りは無くならないみたいで……」

ショタ提督「前に『俺達の魔力と才能だけ受け継げば良かったのに、ドジな所も受け継いじゃったもんなぁ』って言ってましゅた!」

弥生(ドジな所……それでさっき……)

村雨「それなら魔法使い放題ってこと!?」

ショタ提督「そ、それがぁ……僕、まだ未熟で……魔法を使おうとすると、失敗ばかりで……」シュン

伊168「さっきのがたまたまだっただけよ。試しに落ち着いた状態で、さっきの浮遊魔法を使ってみたらどうかな?」

ショタ提督「え、えっと……じゃあ、僕の体を少し浮かばせて……えいっ!」カッ

ドガァァァァァァァンッ!!フワァァァッ!

49周目ヒロイン「きゃああああああああああっ!?」

ショタ提督「ふにゃああああああああっ!?間違えて部屋ごと空まで浮かばせちゃったああああああああっ!?」

49周目ヒロイン「は、早く戻して(下さい)ーーーーーーーーーーーーーっ!?」

ショタ提督「ご、ごめんなさぁーーーーーーーーいっ!」











※この後滅茶苦茶部屋を戻して壊れた天井や周辺を修復した


↓1弥生のコンマ  好感度:0/100
↓2鳳翔のコンマ  好感度:0/100
↓3伊168のコンマ 好感度:0/100
↓4村雨のコンマ  好感度:0/100

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 22:25:13.30 ID:MAgHtCPY0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 22:25:47.29 ID:vVwEFBbDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 22:25:58.34 ID:Bghy41+30<> 今回はいつにもましてショタ提督が幼く見える <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 22:26:22.79 ID:Z9vqZaVX0<> ん <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/20(火) 22:32:00.39 ID:MaYkurie0<> 白露「さっきのは何だったの!?執務室が綺麗に無くなってたんだけど!?」

村雨「あ〜、あれは提督が魔法を間違ったせいで……」

白露「それであんなことに!?」

村雨「いきなり周りの景色が青空になった時は本気で焦っちゃった……」

白露「お、おぉう……魔法使いってガチなんだ……」

村雨「……えぇ」

白露「でも、それなら魔法で色々なことが出来そうだけど。例えば深海棲艦をやっつけちゃったり!」

村雨「………」

白露「どうしたの?」

村雨「……ううん、何でも無い」

村雨(さっきの失敗を見てからだと、とんでもない失敗をやらかしそうで怖いのよね……)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 22:32:19.40 ID:alAL0gMz0<> 暴走して時間をスキップさせてしまう <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/20(火) 22:46:50.45 ID:MaYkurie0<> ショタ提督「………」つ漫画

村雨「………」ホッ

村雨(良かった、変なことはしてないみたい。漫画を読んでるみたいだけど……あれってドラえもん?)

ショタ提督「……凄い!凄いよ!このドラえもんというゴーレム、お腹の袋から取り出すアイテムで何でも出来るんだ!」

ショタ提督(お姉さん達から勧められたマンガという書物……この世界の娯楽みたいだけど、こんなにも面白いなんて!)

ショタ提督「特にこのタイムふろしきは本当にびっくりだよ!包んだ物の時間を自由にあやちゅるだなんて、お父さんやお母さんでも難しいのに!」

村雨「………」

村雨(何だか、嫌〜な予感が……)

ショタ提督「え、えっとっ!試しに僕もやってみようかな〜……なんて……」

村雨(ほらやっぱりっ!)

ショタ提督「あっ、でも、お姉さん達に迷惑はかけられないから……まずは僕のマジックアイテムで……んっ!」カッ

フラスコ「」ポンッ!

杖「」ポンッ!

村雨(杖は良いとして……理科の実験で使うフラスコ?)

ショタ提督「このフラスコを、時間を進めてボロボロにしてみよ……えっと、時間を操る魔法は……つ、使ったこと無いから分からないよ……」

ショタ提督(と、とりあえず、フラスコの時の流れをスキップするイメージで……え、えいっ!)つ杖 ブンッ!

シュパァァァァァッ!

ショタ提督「ひゃうっ!?」ビクッ

村雨(きゃっ!?)

老人提督「……あ、あれ?失敗?フラスコがそのまま……んんっ、声が低い?それに足腰が震えて……」

村雨「」

老人提督「……ひょわああああああああっ!?ぼ、僕っ、お爺さんになってるうううううううっ!?」

村雨「」

老人提督「あぐぅっ!?い、痛いよぉっ!?転んだだけで体が悲鳴を上げるよぉっ!?ふええええええええん!」

村雨「………」

村雨(提督、まさか……間違って、自分の時間をスキップしちゃったの……?)


村雨の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 22:51:08.34 ID:Bghy41+30<> 自分で杖を持って適当に振ってみる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/20(火) 23:01:29.40 ID:MaYkurie0<> 村雨「………」

村雨(と、とりあえず何とかしないと。このまま提督にお爺さんとして生きてもらうのは色々と不味いし!)


老人提督「やだやだぁっ!僕まだ10歳なのに〜!?こんな早くお爺しゃんになるのはやだよぉ〜!?」

村雨「提督っ!」ガチャッ

老人提督「あっ、む、村雨お姉しゃん!たしゅけて下さい〜!」

村雨「分かってる!一部始終見てたもの!」

村雨(部屋に入ったのは良いけど、ここからどうやって提督を元に戻してあげれば良いの!?)

村雨「……あっ」チラッ

杖「」コトッ

村雨(提督が使ってた魔法の杖……そうだ!私が代わりにこれを使えば……!)

村雨「……!」つ杖 スッ

老人提督「あっ、僕の杖……!もしかして、村雨お姉さん……!」

村雨「待ってて!今、元の姿に戻してあげるから!」

老人提督「で、でもっ!その杖は魔力を持つ者にしか反応……あ、あれ?」

老人提督(この世界って、魔法が存在しないはずだよね……?でも、村雨お姉さんからは、僕達が持つ魔力とは違う……何か温かい力を感じる……)

村雨「それで、この杖ってどうやって使うの?」

老人提督「え、えっとっ、使いたい魔法を頭でイメージすれば……でも、上手くイメージしないと僕みたいに……」

村雨「分かったわ!イメージね!とにかく、何事もまずはチャレンジしてみないと!」つ杖 スッ

村雨(提督が若返って、元の男の子に戻る様子をイメージして……えいっ!)つ杖 ブンッ!


反転コンマ判定:この後どうなる?

01〜49:杖が暴走して周囲の物を原料に戻してしまう
好感度上昇:小 ×1.0
50〜98:今度は赤ちゃんにまで戻ってしまう
好感度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:元の姿に戻った!
好感度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 23:03:08.86 ID:alAL0gMz0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/20(火) 23:09:02.83 ID:MaYkurie0<> 86→68:若返りすぎィ!!


パシュウウウウウンッ!

村雨「きゃっ!」

老人提督「ひゃあっ!?」

村雨(杖が……魔法が発動した!)

シュウウウン…

村雨「……提督!大丈……夫……」

赤ちゃん提督「………」

村雨「」

赤ちゃん提督「……ふぇ?」

村雨「………」

赤ちゃん提督「こ、こんどはまわりのものがおっきくなっちゃいました……」

村雨「……提督」

赤ちゃん提督「ふあっ!?む、むらさめおねえしゃん!?どうしてしょんなにおっきく……!?」

赤ちゃん提督(あ、あれ?ただでさえ噛んでばかりだったのに、さっきより話しづらくなってるような……)

村雨「ごめんね!やり過ぎちゃったみたいっ!」つ鏡 スッ

赤ちゃん提督「……ひょわああああああああああっ!?こ、こんどはあかちゃんになってましゅうううううううっ!?」

村雨(ど、どうしよう!?さっきよりはマシになったけど、結局元に戻せてない!)

赤ちゃん提督「あぁっ!?かってになみだがあふれてきちゃいましゅっ!?ふえええええええええええんっ!」ビエーッ!

村雨「うぐぅっ!?」

村雨(泣き声まで赤ちゃんみたい!?うるさっ!?耳に響くぅっ!?)


ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 23:09:21.97 ID:Z9vqZaVX0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 23:11:45.92 ID:LPZ2h1rYO<> 得物の錨やグラマラスなスタイル見てると
まんま戦士がはまり役なのよね村雨 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/20(火) 23:19:14.76 ID:MaYkurie0<> 今更ですが今回の好感度の最大値は100では無く50でした。度々申し訳ございません。

7×1.5=10.5/50


村雨「こ、今度こそ……やぁっ!」つ杖 カッ

パシュウウウウウンッ!

ショタ提督「ふえぇ……やっと元に戻れましたぁ……」ポンッ!

村雨「はぁはぁ……良かった……!」

村雨(加減を間違って中年のおじさんにしちゃったり、生まれたばかりの状態にしちゃったり……)

ショタ提督(途中で変なモンスターに変身しちゃったりで、どうなることかと思ったよぉ……)

ショタ提督「ご、ごめんなしゃい村雨お姉さんっ!」ペコッ

村雨「え?」

ショタ提督「あ、あのっ、僕のしぇいでこんなことに……うぅ……」

村雨「あー……気にしないで。誰にだって失敗はあるもの」ナデナデ

ショタ提督「あっ……」

村雨「それに、提督は新しい魔法を使うことに挑戦しようとしたんでしょ?」ナデナデ

ショタ提督「は、はい……」

村雨「なら失敗しても気にしない!そうやって新しいことにチャレンジすること自体が立派なことだもの」ナデナデ

ショタ提督「村雨お姉さん……!」パァッ

ショタ提督(あぁっ、本当にこのちんじゅふ……ギルドの方々はお優しい方ばかりだよぉ……!)

ショタ提督(僕が住んでる世界なら、クエスト中に失敗しちゃったらすっごく怒られるのに……)

村雨「………」ナデナデ

村雨(それにしても、私でもあの杖を使えるんだ……もしかして、私達にも魔法の才能が……)

村雨(……ある訳無いよね。もしあったら今みたいに艤装背負って深海棲艦と戦ったりしてないもの) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/20(火) 23:33:55.84 ID:MaYkurie0<> 1ヶ月目:中旬


ショタ提督「ふんぬぅ……!ふひゃぁっ……」ヘタッ

天龍「だらしないなぁ。これくらいの書類も持てないのかよ。ほら貸せ、半分持ってやるから」←秘書艦

ショタ提督「あ、ありがとうごじゃいましゅ……魔術師はどうしても力が弱くて……」

天龍「魔術師?」

ショタ提督「あっ、しゅみません。えっと、魔術師というのは、僕の世界でいう種族の一種で……」

天龍「種族?つーことはお前、まさか人間じゃないのか!?」

ショタ提督「いえ、そういう訳では無いんでしゅけど……ただ、一般人とは区別されていて……」

ショタ提督「戦闘能力を持たない市民の方々が一般人で、魔物やモンスターと戦う訓練を積んだ方は戦士と呼ばれています」

天龍(戦士……やっぱRPGみたいだな)

ショタ提督「それで、僕やお父さん、お母さんのような……身体能力が低い代わりに魔法を扱うことに長けている人を魔術師と言いましゅ」

天龍「それって生まれつきなのか?」

ショタ提督「は、はいっ。魔術師の適正がある人は、どんなに努力しても非力のままなんでしゅ……」

天龍「その代わり、魔法の練習をすればガンガン成長するって訳か」

ショタ提督「そうなんです。そして戦士や近距離で戦う人をサポートするのが主なせんじゅちゅで……」

ショタ提督「ただ、僕の場合はまだまだ未熟で……お父さんやお母さんと比べたら、その辺のスライムと同じくらいでしゅ……」

天龍「年齢を操るレベルの魔法を使う奴がスライムレベル!?おいおい提督の世界の魔法使い達は化け物ばっかりかよ!?」

ショタ提督「あっ、しゅ、しゅみません!そうじゃなくて、僕もお父さん達が言うには『才能と素質だけはピカイチ』らしいんでしゅ!」

天龍「え?」

天龍(そういえば、提督の両親は凄い魔法使いだって言ってたな……提督はその血を引いてるし、才能があってもおかしくはないか)

ショタ提督「でも、いくら練習しても失敗ばかりで……基本的な魔法はともかく、難しい魔法は全然使いこなせなくて……」

ショタ提督「僕自身、才能があるだなんて思えないです……今だって、こうして違う世界に飛んじゃって……うぅ……」シュン

天龍「……あー、その、何だ。提督が元の世界に戻れるまで俺達が傍にいてやるから。だから落ち込むなって」ナデナデ

ショタ提督「はうぅ……しゅみません……」

天龍(……魔法使いとは言っても、何でも出来る万能な存在って訳じゃないんだな)


↓1弥生のコンマ  好感度:0/50
↓2鳳翔のコンマ  好感度:0/50
↓3伊168のコンマ 好感度:0/50
↓4村雨のコンマ  好感度:10.5/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 23:34:40.63 ID:HPqdywnK0<> えい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 23:34:45.36 ID:alAL0gMz0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 23:34:57.88 ID:C4Oz7zSpO<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 23:35:19.03 ID:vVwEFBbDO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/20(火) 23:44:03.83 ID:MaYkurie0<> 伊168「魔術師……本当にRPGゲームさながらの世界みたいね」

伊58「じゃあドラクエやFFみたいに回復魔法や攻撃魔法もあるのかな?」

伊168「魔物と戦うって言ってたし、多分あると思う。だけど問題は……」

伊58「提督がその魔法をちゃんと使えるかどうか、だよね?」

伊168「うん。実際、物を浮遊させる魔法も失敗してたから……」

伊58「逆に提督がまともに使える魔法って何だろ?」

伊168「基本的な魔法って言ってたけど……そういえば、暗記魔法は普通に使えてるみたい」

伊58「みたいでち。実際、ゴーヤ達の指揮も徐々に慣れてきたみたいだから」

伊168「う〜ん……」

伊168(怖いものみたさで司令官の強力な魔法を眺めてみたい気はするけど、失敗した時を考えると……)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 23:44:13.42 ID:C4Oz7zSpO<> ながもんさん襲来中 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/20(火) 23:54:07.02 ID:MaYkurie0<> 長門「んうううぅぅぅぅぅぅぅっ♪提督うううううぅぅぅぅぅぅぅっ♪」ギュウウウウウウッ!

ショタ提督「ふえええええええええええええええっ!?」

伊168「」

長門「魔法使いでドジっ子属性持ちの舌足らずなショタっ子だと!?好みにドストライクじゃないかあああああああああっ!」ギュウウウウウウッ!

ショタ提督「にゃ、にゃがとおねえしゃんっ!?な、何をしゅるんでしゅか!?」

長門「もちろん私にストライクでは無いショタやロリは存在しないがな!はっはっは!あ〜柔っこいなぁ!」ギュウウウウウウッ!

ショタ提督「ひゃああああああああああああああっ!?」

ショタ提督(ど、どうして抱き締めてるの!?僕、何か長門お姉さんに変な魔法を使っちゃったのかな!?)

伊168「……………………………………………………」

伊168(長門さん……ここ最近どの周でも暴走していないと思ったら、ほのぼの路線なのを良いことに復活したのね……)

長門「異世界ショタっ子ハスハスペロペロスーハースーハーふおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」ギュウウウウウウッ!

ショタ提督「や、やめてくだしゃい〜!?」

ショタ提督(ま、魔法で何とか……あぁっ!?抱き締められてるから杖や魔法薬が使えない!?)

ショタ提督(かと言って他の魔法を使ったら、もし失敗して長門お姉さんが傷ついちゃったら……)

長門「がわ゛い゛い゛な゛ぁ゛でい゛どぐぐん゛」ギュウウウウウウッ! スリスリスリスリ!

長門(どうやら私は提督に魅了の魔法をかけられたらしい!だってこんなに愛くるしく可愛いと思ってしまうのだからな!)

ショタ提督「ふにゃああああああああああああああっ!?」

伊168「………」

伊168(司令官、もみくちゃにされてる……何とか助けてあげたいけど、私の力では敵わないし……)


伊168の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/20(火) 23:54:18.03 ID:alAL0gMz0<> 42周目「おっ出番か?」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/20(火) 23:57:40.39 ID:MaYkurie0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/21(水) 00:25:32.67 ID:TgdZ/CZxo<> おつー <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/22(木) 17:52:24.04 ID:vXR720Xd0<> 22:00〜23:00頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/22(木) 22:26:12.88 ID:vXR720Xd0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/22(木) 22:28:23.43 ID:vXR720Xd0<> 42周目提督「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーンッ!!」ドガシャアアアアアアンッ!!

伊168「きゃあっ!?」ビクッ

ショタ提督「うひゃうっ!?」ビクッ

長門「うおっ!?」ビクッ

42周目提督「ついに42周目以前の時系列で登場だぁーっ!!俺を召喚した読者は分かってるじゃないか!」

伊168「誰!?」

長門「うおおおおおおおっ!壁からもう1人のショタっ子が現れただとおおおおおおおっ!?」

ショタ提督「え、えっと……あにゃたは……?」

42周目提督「どうせこの周終わってしばらくしたら出会うことになるから安心しろ!つうか『本来の』俺はこの時まだ海軍学校卒業直前だしな!」

伊168「この周って何!?」

42周目提督「さ〜て、どうやら俺は安価の導きによって長門姉ちゃんにオシオキしなきゃいけないんだよなぁ〜?」

長門「ショタからのお仕置きだと!?ウェルカムだ!バッチコイ!カモン!」パッ

ショタ提督「ふにゃっ!?」ポテッ

42周目提督「おっ、49周目提督を手放したな!イムヤ姉ちゃん、今だ!」

伊168「え?あ、うん!司令官!こっちに!」グイッ

ショタ提督「ふえぇっ……」

長門「どうした!?お仕置きしないのか!?///」ハァハァ

42周目提督「おい顔がその辺のセクハラ親父みたいになってんぞ。お前それでも29周目で輝いたヒロインかよ。別人だけど」

伊168「だからさっきから何言ってるの!?」

ショタ提督(に、29周目……?)

長門「しないというのならこっちからイくぞおおおおおおおおおおおおおっ!///」

42周目提督「おぉ怖っ。このままだと全年齢からR板になりそうだな。そろそろこいつぶっ飛ばすか!」

伊168「えっ、ちょっと、何する気?」

42周目提督「それは(コンマ)神のみぞ知る!という訳で恒例の判定ターイム!」パチッ!


反転コンマ判定:42周目提督が長門にオシオキする手段は?

01〜49:提督の魔法を暴発させて……
好感度上昇:小 ×1.0
50〜98:提督の魔法をぶっ放して……
好感度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:提督の魔法を利用して……
好感度上昇:大 ×2.0

直下

伊168「ちょっと!?どれも司令官の魔法絡みなの!?」

42周目提督「そりゃ魔法使いが主人公だからな。魔法使ってナンボだろjk」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/22(木) 22:30:34.24 ID:XsfWwejF0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/22(木) 22:34:00.49 ID:V5IYQZU10<> 反転コンマまで42…さすがだ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/22(木) 22:39:47.45 ID:vXR720Xd0<> 24→42:あっ


42周目提督「おい49周目提督!杖よこせ杖!」グイッ

ショタ提督「ひゃうっ!?にゃ、にゃにしてるんでしゅか〜!?」

42周目提督「あいつぶっ飛ばす為にお前の魔法使うんだよ!とっととよこせっての!」

ショタ提督「そ、そんなこと言われても今は魔法で異空間に……」

42周目提督「なら最初からそう言えって!よいしょぉっ!」つ杖 グイィッ!

伊168「!?」

ショタ提督「うしょおっ!?い、今っ、どうやって取り出したんでしゅかっぁっ!?」

42周目提督「んなもんコマ枠の外からヒョイって……あっいけね。これ漫画じゃなくてSSなんだった。まぁいいや!」

伊168(どうしよう突っ込みどころが多すぎて頭が回らなくなってきちゃった!?)

長門「フオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!///」ガバァッ!

42周目提督「お前シリアスではまともな癖にほのぼのだとハッチャけ過ぎなんだよ!ちったぁ反省しろやああああああああっ!」つ杖 ブンッ!

カッ!

ショタ提督「ひゃああああああああああっ!?その魔法はあああああああああああっ!?」

伊168「えっ何!?どうしたの司令官!?」

42周目提督「へ?あっヤバ」







チュドオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!







長門「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」グルグルグル

ショタ提督「ひゃああああああああああああああああああああああっ!?」グルグルグル

伊168「きゃああああああああああああああああああああああっ!?」グルグルグル

42周目提督「攻撃魔法のつもりが威力強すぎたあああああああああっ!?」グルグルグル

ショタ提督「攻撃じゃなくて爆発魔法でしゅよおおおおおおおおおおおおっ!?」

42周目提督「それでまた爆発オチかよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」

ショタ提督伊168長門42周目提督「ああああああああああああれええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ……」ヒュウウウゥゥゥ…

キランッ★


ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下

42周目提督「こんなんで評価上がるとかお前チョロ過ぎない?」

ショタ提督「?」キョトン

伊168「誰のせいだと思ってるのよ!!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/22(木) 22:46:03.90 ID:m9NENmUCO<> はう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/22(木) 22:46:14.86 ID:fHt81o4Y0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/22(木) 22:47:32.15 ID:m9NENmUCO<> これで10上がっちゃうのがもうホンマ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/22(木) 22:56:40.13 ID:vXR720Xd0<> 10×1.0=10/50

公園


長門「」チーン ←真っ黒焦げで地面に突き刺さっている状態

42周目提督「……ち、致命傷で済んだぜ」←同上

伊168「それ無事じゃないから……」←同上

ショタ提督「んぎゅぎゅぎゅ……にゅ、にゅけませぇん……!」←同上

伊168「というかあれだけの爆発を受けて吹っ飛ばされた挙句地面に激突したのに何で生きてるのよ私達」ズポッ!

42周目提督「はぁ?お前ギャグ時空の登場人物がこんなんで死ぬと思ってんの?」ズポッ!

伊168「さっきから訳分かんないことばっかり言って……!」

ショタ提督「んうぅ〜っ!」ジタバタ

伊168「あっ、ごめんなさい司令官!今抜くから……えいっ!」ズポッ!

ショタ提督「はうっ!あ、ありがとうごじゃいましゅ……」

42周目提督「で、犬神家みたいになってるこいつはどうするよ?」

伊168「放置で」

42周目提督「ですよねー」

伊168「そんなことよりさっきの爆発で執務室が吹っ飛んじゃったじゃない!どうしてくれるの!?」

ショタ提督(そ、『そんなことより』って……)

42周目提督「あんた馬鹿ぁ?wwww」

伊168「」イラッ

42周目提督「あんなもん次の場面に変わったら全部元通りが常識だろwwwwお前ギャグ漫画読んだこと無いのかよwwww」

伊168「……もう良い。行こ、司令官?」ギュッ

ショタ提督「はわわっ……」

ショタ提督(そういえば、イムヤお姉さん……どうしてここに?ひょっとして、さっきの騒ぎから僕を助けようとしてくれたのかな……)

42周目提督(強引に好感度10上昇分の描写ぶっ込んできたな)

ショタ提督(ひょえっ!?い、今、頭の中に声が……)

スタスタ…

42周目提督「……あ〜あ。これでまたしばらく俺の出番はお預けかぁ。つまんね〜なぁ〜」

長門「」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/22(木) 23:11:53.58 ID:vXR720Xd0<> 1ヶ月目:下旬

演習場


ショタ提督「え、えっとっ!駆逐艦のお姉さん達は前方に出て攻撃を!」

綾波夕立「了解!」バシャバシャ

ショタ提督「戦艦のお姉さん達と空母のお姉さん達は後方から支援を!」

扶桑山城雲龍天城「了解!」バシャバシャ

大淀「……本当に初めてなんですか?」

ショタ提督「は、はいっ。あの、元の世界でもパーティリーダーがこうして指示していましたから……」

ショタ提督「魔法で暗記した知識と、元の世界での指揮を組み合わせれば、僕でも何とか……」

大淀「なるほど、それで……」

ショタ提督「で、でもっ!僕、元の世界でもリーダーはやったことが無くて……今の指揮、ちゃんと出来てましゅか……?」

大淀「……はい、問題ありません。むしろ初めてでこれなら上出来ですよ」ナデナデ

ショタ提督「わふっ……」

大淀「ところで、提督の魔法は私達の戦闘に組み込むことは出来るんですか?」

ショタ提督「そ、それは……出来る、と言いたいところなんでしゅけど……僕、いつも失敗ばかりで……」

大淀「ですが、時間操作や次元跳躍の魔法を使っていましたよね?」

ショタ提督「それは、あの……僕がまともに使うことが出来るのは、発動方法や呪文等がはっきりしている基本魔法と、そこから派生した応用魔法だけなんでしゅ……」

大淀「え……?」

ショタ提督「敵にダメージを与える魔法や、味方を回復する魔法……他にも、一度行ったことがある、それも近い場所への転移……これくらいなら、何とか安定して使えるんでしゅけど……」

ショタ提督「大淀お姉さんが言う強力な魔法は、ほぼ間違いなく失敗しゅると思います……」

大淀「そうなんですか?」

ショタ提督「一応、頭でイメージすれば、望む効果の魔法を発動しゃしぇることは出来ます。でも、大抵は威力を間違えて暴発したり、違う効果が現れちゃったりで……」

大淀「な、なるほど……」

ショタ提督(お父さんとお母さんが言うには『イメージした魔法を発動出来るのはメチャ凄いこと』らしいけど……失敗ばかりで、まともに使えないままじゃ……意味無いよぉ……)


↓1弥生のコンマ  好感度:0/50
↓2鳳翔のコンマ  好感度:0/50
↓3伊168のコンマ 好感度:10/50
↓4村雨のコンマ  好感度:10.5/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/22(木) 23:12:28.40 ID:fHt81o4Y0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/22(木) 23:12:53.86 ID:+zkStIzDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/22(木) 23:12:56.35 ID:XsfWwejF0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/22(木) 23:13:28.89 ID:UmMPnX3V0<> ん <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/22(木) 23:22:11.77 ID:vXR720Xd0<> 時雨「執務室、いつの間にか元通りになってたね……」

村雨「えぇ。この前大爆発した時は何事かと思ったけど、気がついたら綺麗になってて……」

時雨「やっぱり、提督が何か失敗して……自分で直したのかな?」

村雨「それしか考えられないわね。そんなことが出来るのは提督だけだもの」

時雨「だよね……それはともかく、提督、魔法だけじゃなくて僕達の指揮もこなしてたのは凄いと思う」

村雨「あれは驚いたわ。知識を暗記出来ることは知ってたけど、それだけであそこまで様になってるだなんて!」

時雨「大淀さんが言うには、元の世界の知識と組み合わせた結果らしいよ」

村雨「あー、そういうことかぁ。確かに私達の指揮って、ゲームみたいなとこもあるもんね」

時雨(……微妙にメタ発言な気がしないでもないけど)

村雨「RPGも私達も、特徴こそ違うけど……誰がどんな戦術を取るか、しっかり考えて指示する点では同じと言えるかもだし!」

時雨「言われてみれば……」



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/22(木) 23:24:26.23 ID:XsfWwejF0<> メラみたいな軽い魔法を教えている <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/22(木) 23:24:29.09 ID:m9NENmUCO<> 杖の代わりになりそうな得物を
色々試している <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/22(木) 23:41:32.25 ID:vXR720Xd0<> ショタ提督「え、えっと、こうして掌を出して……えいっ!」

小さな炎「」ボウッ!

駆逐艦娘&海防艦娘「おおおおおおおおおっ!」

水無月「凄ーい!何も無いところから火が出てる!」

漣「ドラクエのメラ的な?」

ショタ提督「めら?」キョトン

漣「あっ、違う。それって火を出す魔法なんですか?」

ショタ提督「は、はいっ。この火を前方に飛ばしぇば、簡単な攻撃魔法としてもちゅかえます!」

村雨「……?」

村雨(駆逐艦や海防艦の皆が集まってる……中央にいるのは提督?ひょっとして、周りから『魔法見せて!』ってせがまれたのかな……?)

択捉「他に司令が使える魔法はあるんですか?」

ショタ提督「あの、その……熱っ!?」ボウッ!

村雨(提督!?)

龍驤「ちょっ、司令官!?」

狭霧「大丈夫ですか!?」

ショタ提督(うぅ……基本魔法でも油断するとこれだよぉ……でも、ちょうど良いかも……)

ショタ提督「……今、指をしゅこし火傷しちゃいました。でも、これくらいの傷なら……傷よ、癒えて!」カッ

パァァ…ッ

村雨(あ……)

深雪「おー!火傷の傷が一瞬で治ってる!」

初雪「……ホイミ?」

ショタ提督「ほいみ?」キョトン

響「初雪、その言い方じゃ伝わらないと思う。司令官、今のは治療魔法かい?」

ショタ提督「は、はいっ!少しの傷でしたら、こうして魔法ですぐ治しゅことが出来ます!」

松輪「す、凄い……です……!」

雪風「じゃあ怪我をしても安心ですねっ!」

ショタ提督「いえ、それは……あまりに重傷だったり、重い状態異常でしゅと……魔法が難しくなっちゃって……」

ショタ提督(多分、僕が使ったら……返って傷や症状を悪化させちゃいそうで怖いよ……)

村雨「………」

村雨(……簡単な魔法ならまともに使えるって聞いてたけど、提督……改めて、本物の魔法使いだということを実感したわ)

村雨(尤も、火を出す魔法で火傷してたし……やっぱりちょっと心配ね。提督、皆にそそのかされて無茶しなければ良いけど……)


村雨の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/22(木) 23:45:06.79 ID:aT9Of+HFO<> 声をかけたらびっくりしてメラガイアーしてしまう <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/23(金) 00:02:52.78 ID:l5vNR2ug0<> 村雨「………」

村雨(念の為、私も皆と一緒に見学しようかな。誰かが提督を煽ろうとしたら、私が止めてあげないと……!)


島風「ねぇねぇ!さっきの火を出す魔法、もう1回見せて!」

ショタ提督「は、はいっ。えっと、じゃあ……」

ショタ提督(掌を上に向けて、炎が中央に集まる様子を思い浮かべて……後はそのエネルギーを固めるように……)

村雨「皆〜!私も混ぜて〜!」ガチャ

ショタ提督「ふぇあっ!?」ビクッ

カッ!

ズゴオオオオオオオオオッ!

艦娘達「きゃあああああああああああああああっ!?」

村雨「ひゃあっ!?」

ショタ提督「はにゃああああああああああっ!?またやっちゃったあああああああああああっ!?」

村雨「ど、どうしたの提……熱っ!?何これ!?執務室が燃えてる!?」

ショタ提督「ご、ごめんなさああああああああい!また魔法が暴発しちゃいましたああああああああっ!」

村雨(暴発って、確か提督が使おうとしてた魔法は小さな炎を出すだけ……それなのに、ドラクエのメラガイアーみたいな規模になってるんだけど!?)

夕立「村雨が大声あげるからぁー!」

村雨「え゛っ、私のせい!?」

龍驤「これはアカン!皆、一旦外に避難やー!」ダッ

艦娘達「ひゃああああああああああああああっ!」ドタバタ

ショタ提督「ど、どうしようどうしよう!?えっとえっと、こんな時はどんな魔法を使ったらぁ〜!?」オロオロ

夕立「提督さん!村雨!早く逃げないと焼け死んじゃう!」

村雨「………」

村雨(そっか……そうだよね。魔法を使おうと集中してる時に声をかければ、提督ならこうなっちゃうよね……)

村雨(うぅ、私の馬鹿〜!提督がポンコツなのは分かってたのに〜!早く何とかしなくちゃ!このままだと鎮守府中が大火事になっちゃう!)

ショタ提督「ひゃわわわわ〜!?」

村雨「……提督!火を消すには水だよ!だから水を出す魔法を使って!」

ショタ提督「あぁっ!そうでした!」

村雨(提督が慌ててる以上、私が指示しなきゃ!何としてでも火を消さなきゃ!)


反転コンマ判定:提督が発動した魔法は?

01〜49:水を出す魔法……のつもりが大洪水に!
好感度上昇:小 ×1.0
50〜98:水を出す魔法……のつもりが猛吹雪に!
好感度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:水を出す魔法を奇跡的に上手く制御して消火!
好感度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/23(金) 00:04:00.61 ID:QY1Vm8on0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/23(金) 00:04:04.87 ID:1TLiihsmO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/23(金) 00:05:18.36 ID:l5vNR2ug0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/23(金) 00:25:01.23 ID:/G+AEv5/o<> おつでした <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/23(金) 15:34:31.18 ID:/3bvk2qBO<> 駆逐?海防勢にRJが紛れてる事に誰も突っ込んでなくて草 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/24(土) 18:37:17.39 ID:vfH4fv8C0<> 22:30〜23:30頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/24(土) 22:44:01.50 ID:vfH4fv8C0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/24(土) 22:45:38.75 ID:vfH4fv8C0<> 61→16:僕っておドジさん〜〜〜〜!


ショタ提督「えっとえっとえっとっ!水、水水水……!あっ、先に杖を出さなきゃ!」カッ

杖「」ポンッ!

夕立「ぽひぃっ!?火がこっちきたぁ〜!?」

村雨「提督!早く!」

ショタ提督「ひゃ、ひゃいっ!」

ショタ提督(あ、頭の中で水をイメージ……!)

ゴォォォォォッ!

ショタ提督「わひゃうっ!?熱っ!?」つ杖 ブンッ!

カッ…!

ショタ提督「あっ」

ショタ提督(ひ、火の熱さでイメージが固まる前に魔法が……!)

ズバシャシャシャシャシャシャシャッ!!

村雨「ガボッ!?ゴボゴボ!?」バシャアッ!

夕立「ゴボッ!?て、提督さガバァッ!?」バシャアッ!

ショタ提督「んうぅぅっ!?」バシャアッ!

ショタ提督(ふわあああああああああああああっ!?杖からとんでもない量の水がああああああああああああっ!?)

ガシャアアアアアアアアンッ!

ショタ提督「あふっ!?んんぅっ!?」

村雨夕立「ガバガバガバガバッ!?」

駆逐艦娘「え?」クルッ

海防艦娘「何の音?」クルッ

水「」ズドドドドドドドドドドッ!

龍驤「ぎゃーーーーーーっ!?執務室から津波やぁーーーーーーーっ!?」

艦娘達「いやああああああああああああああああああああああっ!?」

ズバシャアアアアアアアアアアアアンッ!

ショタ提督「んうぅぅぅぅぅぅぅぅっ!?」

村雨夕立艦娘達「ゴボゴボッ!?ガボォッ!?」ブクブク

ショタ提督(ひゃああああああああっ!?鎮守府中に水がいっちゃってるううううううっ!?)

村雨夕立(い、息が出来ない……!?しかも息継ぎすら……!?)

艦娘達(苦しい……!た、助け……っ!)


ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/24(土) 22:46:49.86 ID:feTk3FfoO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/24(土) 23:00:46.82 ID:vfH4fv8C0<> 6×1.0=6 6+10.5=16.5/50


ショタ提督「はぁ〜っ……」

ショタ提督(あの後、鎮守府のほとんど全部が水浸しになっちゃった……ごめんなさい、僕のせいで……)

ショタ提督「結局、鎮守府を元通りにする時も何度か失敗しちゃうし……うぅ……」

ショタ提督(で、でもっ!最後はちゃんと元に戻せたし……大丈夫、だよね……?)

ショタ提督「………」

ショタ提督(あれ?ところで僕、今何してたんだっけ……ハッ!そうだった!この次元の座標を調べるところだったんだ!)

ショタ提督「えっとえっと、まじゅはこの場所の空間座標を……」カッ…!

ショタ提督(……タイヨウケイ?チキュウ?ニッポンコク?聞いたこと無いよぉ……)

ショタ提督(お父さんとお母さんが使ってくれた翻訳魔法のお陰で、会話や文字の読み書きは出来るけど……言葉の意味が分からないままじゃダメだよね……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(こ、これって……僕、帰れるのかな……?)

ショタ提督「……っ!」ブンブンッ!

ショタ提督(ダメダメ!怖いこと考えちゃっ!こっちに来られたんだから、元の世界に帰ることは不可能じゃ無いはずだもんっ!)

ショタ提督(それに、お父さんやお母さん、他の人達も心配だし……ここのお姉さん達にも、迷惑はかけられないし……)

ショタ提督「むうぅ……っ!」

ショタ提督(時間がかかりそうだけど、何とかしなきゃ……!元々、僕が無茶しちゃったせいだもん……!)


今月のリザルト:1ヶ月目

弥生 :0/50『し、しばらくお世話になりますっ!』
鳳翔 :0/50『し、しばらくお世話になりますっ!』
伊168:10/50『長門お姉さん、大丈夫でしょうか……?それに突然現れた、僕と同い年くらいの男の子は一体……』
村雨 :16.5/50『鎮守府を水浸しにしちゃってごめんなさいいいいいいいいっ!』 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/24(土) 23:16:12.98 ID:vfH4fv8C0<> 2ヶ月目:上旬


ショタ提督「はぁ……っ!」つ杖 ブンッ!

カッ

破れた本「」パシュンッ!

綺麗な本「」シュパッ!

ショタ提督「や、やったぁっ!中級回復魔法、やっと成功しましたぁ!」

アイオワ「Wow!凄いじゃない!」パチパチ

ショタ提督「い、いえっ!ここからは安定して成功させる練習をしないといけません……」

コロラド「でも、回復魔法なら失敗しても不味いことにはならなさそうだし、連発しても大丈夫なんじゃ……」

ショタ提督「しょんなことありません!場合によっては効果が逆転して、即死魔法になっちゃうことも……」

アイオワ「えっ、そうなの!?」

コロラド「……前言撤回するわ。練習は大切よね、うん」

ショタ提督「特に僕の場合はよく失敗しちゃいましゅし……」

アイオワ「ところで気になったんだけど、即死魔法があるってことは……もしかして、蘇生魔法もあったりする?」

ショタ提督「あ……は、はいっ。一応……」

コロラド「嘘っ!?だったら死んでしまった人を蘇らせ放題なの!?」

ショタ提督「い、いえっ、そういう訳でも無くて……まず、蘇生は通常の魔法では不可能です。僕が元々住んでいた世界に存在するお寺に行かないと……」

アイオワ「テンプル?」

ショタ提督「それに、遺体が無いと蘇生できゅません。流石に肉体が朽ちて魂だけになっちゃった人の蘇生は無理にゃので……」

コロラド「……ん?」

ショタ提督「お寺に遺体を運んで、蘇生術を学んだ方に祈りを捧げて貰って……運が良ければ蘇生します。ただ、失敗すると遺体が灰になっちゃうんでしゅ……」

アイオワ(何だか……)

ショタ提督「もちろん灰からの蘇生も出来ます。でも、そこでも失敗してしまうと……灰ごと消滅しちゃって、二度と復活出来なくなっちゃいます……」

ショタ提督(実際に、お父さんとお母さんの知り合いだった人は、蘇生に失敗しちゃったらしいし……)

コロラド(どこかで聞いたような話ね……)


↓1弥生のコンマ  好感度:0/50
↓2鳳翔のコンマ  好感度:0/50
↓3伊168のコンマ 好感度:10/50
↓4村雨のコンマ  好感度:16.5/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/24(土) 23:16:53.61 ID:52Z9VGbw0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/24(土) 23:17:05.36 ID:6jrEbtLDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/24(土) 23:17:07.93 ID:33E7qWUw0<> ささやき… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/24(土) 23:17:41.13 ID:ak1qX+L9O<> ねんじろ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/24(土) 23:33:49.18 ID:vfH4fv8C0<> 間宮「この前は凄いことになりましたよねぇ……」

鳳翔「はい。まさか陸の上で沈むことになるなんて……」

間宮「おまけに調理器具も全滅……」

鳳翔「それ以前に家具も水没して大変なことになっちゃいましたから……」

間宮「ただ、そこから全てを復元した提督の魔法……凄かったですよね」

鳳翔「それは同感ですけど……」

鳳翔(元通りになるまでの間、砂嵐が吹いたり雷鳴が鳴ったりと私達全員大慌てのてんてこまいで……)

間宮「提督の魔法、万能なのか危険なのか分かりませんね……」

鳳翔「ただ、本人は一生懸命努力していますし、私達は提督が元の世界に戻れるまで見守ってあげることしか出来ません」

間宮「その為にも、美味しいお菓子を作って提督を元気にして差し上げないと!」

鳳翔「………」

鳳翔(そういえば、お料理に関係する魔法もあったりするのでしょうか……?)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/24(土) 23:36:02.41 ID:ak1qX+L9O<> 妖精さんのボイラーと
自分の炎魔法を見比べていた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/24(土) 23:36:12.93 ID:EN4I4ukHo<> 頼まれて手品的な魔法を駆逐艦に披露 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/24(土) 23:36:56.69 ID:EN4I4ukHo<> 頼まれて手品的な魔法を駆逐艦に披露 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/24(土) 23:51:17.76 ID:vfH4fv8C0<> 鳳翔「……?」

鳳翔(あら?提督、いませんね……てっきりお仕事か魔法の練習をしていると思ったんですけど……)

青葉「司令官なら工廠に行きましたよ」

鳳翔「工廠?」

・・・÷

工廠


妖精達「わっせ!わっせ!」

妖精達「今回も良い装備を作るぞー!」

ショタ提督「………」ジー

鳳翔「………」

鳳翔(いました!ボイラー室内の炎を見ているみたいですけど……)

ショタ提督「………」ジー

ショタ提督(力強く燃えてる……魔力を一切使わず、あそこまで強い炎を生み出すなんて……)

ショタ提督「……えいっ」カッ…

小さな炎「」ポッ…

ショタ提督(もちろん、木を沢山用意して魔……今みたいに魔法で火を灯せば、大きな炎にすることは出来るけど……)

妖精「……提督?どうしたの?」

ショタ提督「ひゃっ!?しゅ、しゅみません!お邪魔でしたか!?」

妖精「ううん、そんなことないけど……さっきから火を見てるから、どうしたのかなって」

ショタ提督「え、えっと……魔力無しであんな強い炎を作れるのが凄いなと思いまして……」

ショタ提督「僕が住んでいた世界では、炎は基本的に魔力から生み出すことが多いので……」

鳳翔「……!」

妖精「あー……何と言えば良いかな。科学技術の発達のお陰?」

ショタ提督「かがくぎじゅつ?」

妖精「うん。私達の世界では魔法が無い代わりに『科学』という独自の技術が発達したの」

妖精「それで火が発生する原理を解き明かし、どんな人でも道具と材料さえあれば自由に火を出せるようにまで発達して……」

ショタ提督「す、凄いでしゅ!魔力を使わずに知恵だけでそんなことを可能にするなんて!」

妖精(いや、私達からすれば提督の魔法の方が凄いんだけど……)

鳳翔「………」

鳳翔(なるほど。私達から見れば魔法が未知の能力に見えるのと同じで、提督から見れば科学技術が未知の能力に見えたんですね)

鳳翔(確かに、魔力を行使して色々な現象を起こす提督にとっては……魔力を使わず、知識と技術の結晶とも言える『道具』は不思議な物かもしれません)


鳳翔の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/24(土) 23:57:38.52 ID:Rb24njElO<> 調理場に案内して
コンロを使用してドーナツを
一緒に作ってあげる <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/25(日) 00:11:48.61 ID:7sujspMw0<> 鳳翔「……!」ピーン

鳳翔(そういうことでしたら、提督にはもっと科学の凄さを知ってもらいましょうか……ふふっ)


ショタ提督「………」ジー

ショタ提督(知識と技術だけで様々なことを可能にするなんて……魔力に依存している僕とは大違いだよ……)

鳳翔「……提督」

ショタ提督「わひゃうっ!?ほ、鳳翔お姉さん!?」

鳳翔「あっ……驚かせてしまってすみません」

ショタ提督「そんなっ!こちらこそしゅみません……あの、どうかなさいましたか?はわわっ!ましゃか僕がまた何かドジを……!」

鳳翔「いえ、そうじゃなくて……提督。科学技術の凄さを、もっと知りたくないですか?」

ショタ提督「……ふぇ?」

・・・÷

厨房

ショタ提督「えっと、ここは……お食事をちゅくるところ、でしょうか……」

鳳翔「はい。今からここの器具やコンロ、材料を使ってドーナツを作ろうと思います」

ショタ提督「どーなつ?」キョトン

鳳翔「ふふっ。この世界では一般的なお菓子です」

ショタ提督「そうなんでしゅか。でも、あの、僕っ、お食事は作ったことが……」

鳳翔「大丈夫ですよ。私もお手伝いしますから、一緒に作りましょう」ニコッ

ショタ提督「あ……」

ショタ提督(鳳翔お姉さん……僕の為に、わざわざ……)

ショタ提督「……あ、ありがとうごじゃいましゅ!じゃ、じゃあ、えっとっ、よろしくお願いしますっ!頑張りますっ!」ペコッ

鳳翔「そんな緊張しなくても大丈夫ですよ」

鳳翔(魔法を使わないので、大惨事になることは無いはず……)


反転コンマ判定:ドーナツの出来栄えは?

01〜49:提督、魔法以外でもドジっ子供属性発揮で大惨事に
好感度上昇:小 ×1.0
50〜98:提督、ドジっ子属性発揮するも何とか普通に美味しいレベルに
好感度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:提督、運良くドジらなかった!凄く美味しい!
好感度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/25(日) 00:12:48.21 ID:s5xBscmJ0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/25(日) 00:13:52.43 ID:7sujspMw0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/25(日) 00:14:49.34 ID:sX/7GybA0<> 42週目に何か影響されてないかこの子 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/25(日) 00:15:46.46 ID:I/jGIb6eO<> 乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/25(日) 00:16:16.60 ID:2AlqNUVuo<> おつおつー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/25(日) 00:51:30.41 ID:NZfMyELoO<> おのれ妖怪1足りない
乙 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/27(火) 18:05:22.15 ID:r1OAN1oY0<> 22:30〜23:30頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/27(火) 23:15:35.97 ID:r1OAN1oY0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/27(火) 23:17:26.92 ID:r1OAN1oY0<> 21→12:ドンガラガッシャーン


鳳翔「まずは材料を用意して……」

ショタ提督「ひゃわぁっ!?」ツルッ

ガシャーン!

鳳翔「て、提督!?大丈夫ですか!?」

ショタ提督「ケホッ……しゅ、しゅみませぇん……」←粉塗れ

・・・÷

鳳翔「次は卵を……」

ショタ提督「え、えっと……こう、でしゅか?えいっ!」グシャァッ!

ショタ提督「………」

鳳翔「……だ、誰にでも失敗はありますよ!卵はまだ余裕がありますし!」アセアセ

・・・÷

ショタ提督(こ、今度はちゃんと運ばないと……あっ)ガッ

バシャーッ!

ショタ提督「………」ビシャビシャ ←牛乳塗れ

鳳翔「え、えっと……大丈夫ですか?」つハンカチ スッ

ショタ提督「うぅ……ありがとう、ごじゃいましゅ……うぅっ……」

・・・÷

ショタ提督「熱いっ!?あちゅいでしゅっ!?」

鳳翔「きゃっ!?油が多すぎます!一度火を切って下さい!」

ショタ提督「は、はいっ!」カチッ

ゴオオオオオオッ!

ショタ提督「ひゃわわわわっ!?火が強くなっちゃいましたぁ!?」

鳳翔「提督!逆ですっ!」

・・・÷

ショタ提督「………」

鳳翔「………」

黒焦げドーナツ「」プスプス

ショタ提督「………」グスッ ←粉だらけ&漂う牛乳臭&軽い火傷だらけ

鳳翔「え、えっと、その……」

ショタ提督「ごめんなさいぃ……僕のしぇいでぇ……」グスグス

鳳翔「………」

鳳翔(提督、魔法関連以外でもおドジさんだったんですね……)


ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/27(火) 23:18:56.57 ID:irR3YPHD0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/27(火) 23:32:56.16 ID:r1OAN1oY0<> 7×1.0=7/50


ショタ提督(に、苦い……)モグモグ

鳳翔「あの、大丈夫ですか……?」

ショタ提督「は、はいぃ……ごめんなさい、鳳翔お姉さん……僕のせいで……」

鳳翔「い、いえ……それより指の怪我や、提督自身の惨状が……」

ショタ提督「……後でお風呂に入りましゅ。火傷は簡単な回復魔法で何とか……」

鳳翔「そ、そうですか……」

ショタ提督「うぅ……」モグモグ

鳳翔「………」

ショタ提督(魔法どころか、こんなことさえ失敗しちゃうなんて……)

鳳翔「……そんなに落ち込まないで下さい」ナデ…

ショタ提督「あ……」

鳳翔「この世界には『失敗は成功のもと』という言葉があります。失敗することを悔やむ必要はありません」ナデナデ

ショタ提督「………」

鳳翔「むしろ、失敗を次に活かせると考えれば……自分が前より少し成長した、そう考えることも出来ませんか?」ナデナデ

ショタ提督「……鳳翔お姉さん」

鳳翔「今回は確かに失敗だったかもしれません。ですがまた……一緒にお菓子を作りましょう」ニコッ

鳳翔「そして今度こそ、提督に科学技術の便利さを体感してもらいます!」

ショタ提督「……は、はいっ!お、お願いしましゅ!」

ショタ提督(そう、だよね……次こそ失敗しないようにすれば……ようし!頑張るぞぉ……!)グッ

鳳翔「………」クスッ

鳳翔(そうです、提督。失敗にめげず、何度でもチャレンジして下さいね?私達も力になりますから!) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/27(火) 23:47:02.04 ID:r1OAN1oY0<> 2ヶ月目:中旬


繁華街

ワイワイガヤガヤ…

ショタ提督「………」キョロキョロ ←必要な物の買い出し

龍鳳「……提督?どうしたんですか?」←付き添い

ショタ提督「いえ、その……この世界に来てから、魔物に襲われることが無かったので……それどころか、見かけることすら……」

龍鳳「……!」

ショタ提督「魔法も存在しぇず、その代わり科学というものが発たちゅしていて……僕、本当に異世界に来ちゃったんだなぁって……」」

龍鳳「……提督がいた世界は、やっぱり治安が悪かったんですか?」

ショタ提督「いえ、全ての場所がしょうだった訳では無いんでしゅけど……人里離れた道を歩いていれば、モンスターに襲われることがあったり……」

ショタ提督「極稀に、ドラゴンのような大型モンスターが町に攻めて来ることも……と言っても、そういう時は転移魔法で逃げることが大半でしゅけど」

龍鳳「………」

龍鳳(やっぱりゲームの世界みたい……でも、現実でそういうことが起こると考えると怖いかも……)

ショタ提督「この世界は平和で良かったでしゅ。もし魔物だらけだったら、僕……死んじゃってたかもしれましぇん……」

龍鳳「……確かに、ここ……日本は世界と比べて平和だと言えます」

ショタ提督(せかい……そういえば、確か……この国以外にも、海の向こうに別の国があると書物に書かれていたような……)

龍鳳「ですが、他の国では今でも戦争が起こっていたり……魔法の代わりに道具を用いた、人間同士の激しい争いもあります」

ショタ提督「あ……」

龍鳳「そういう意味では、提督がここに現れたのは運が良かったかもしれません。この世界……地球でも、怖い所は沢山ありますから」

ショタ提督「………」

龍鳳「……すみません。暗い話をしてしまって」

ショタ提督「あっ、い、いえ!こちらこそしゅみません!むしろ新しい知識が増えたので、その……べ、勉強になりましたっ!」

ショタ提督(……そっか。僕がいた世界とは違う意味で、この世界も……殺伐としてる所があるんだ……)


↓1弥生のコンマ  好感度:0/50
↓2鳳翔のコンマ  好感度:7/50
↓3伊168のコンマ 好感度:10/50
↓4村雨のコンマ  好感度:16.5/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/27(火) 23:47:31.32 ID:irR3YPHD0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/27(火) 23:47:50.65 ID:BID7FILDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/27(火) 23:49:09.79 ID:GXDVKYfOO<> やよる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/27(火) 23:50:10.25 ID:mYwlDGkZ0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/28(水) 00:00:36.74 ID:EoP9YzvD0<> 伊168「あの時は酷い目にあったわ……」

伊401「謎の男の子かぁ……結局誰か分からなかったの?」

伊168「知らないわよ。ふざけてばかりだったから、途中で司令官を連れて帰っちゃったし」

伊168(どういう訳か木端微塵になったはずの執務室が綺麗に復活してたのを見た時は驚き過ぎて絶句したけど)

伊401「あっ、そうそう。提督の世界にはドラゴンがいるらしいよ」

伊168「またゲームに出てきそうなモンスターね……」

伊401「私も同じこと思った。でもまぁ、異世界だしそういうのもあり得るかなって」

伊168「………」

伊401「それに私達も知り合いにぶっ飛んだ提督がいるから……」

伊168「それは確かにそうなんだけど……」

伊168(宇宙人なら知ってるけど、異世界から来た魔法使いだなんて凄まじい経歴の知り合いは流石にいないし……)

※後々超能力者や異世界人が現れます



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/28(水) 00:00:50.29 ID:W1L30ABE0<> 魔法少女のコスプレをさせられている <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/28(水) 00:19:15.28 ID:EoP9YzvD0<> ショタ提督(E:まどかの服&かつら&弓)「え、えっと……」

秋雲「おぉっ!やっぱ私の目に狂いは無かった!」つスケッチブック カキカキ

青葉「ナイスです秋雲ちゃん!」つカメラ パシャシャシャシャ

伊168「………」

伊168(何してるのよ貴女達……)

まどか提督(こ、これがこの世界の魔術師のイメージ……僕の世界とは少し、ううん、随分違うような……)

秋雲「ねぇねぇ提督!試しにこの台詞言ってみて!出来れば感情こめて!」つ紙 スッ

まどか提督「ふぇ?は、はいっ……『クラスの皆には、内緒だよっ!』」

青葉「こ、これは……!本当にまどかちゃんみたいですっ!」つビデオカメラ ジーッ

秋雲「元々可愛い顔だと思ってたけど、声もすっごくそれっぽい!」カキカキカキカキ

まどか提督「………」

伊168「………」

伊168(せめてネギまのネギの服にしてあげなさいよ……あの作品なら男の子が魔法使いなのに)

秋雲「じゃあさじゃあさ!次はこの服着てみて!」つ魔法つかいプリキュアのリコの服 バッ

青葉「いえいえ!こっちの服も捨てがたいですよ!」つなのはの服 バッ

秋雲「あっ、ちょっと待って!どうせならこっちも良いかも!」つほむらの服 バッ

青葉「でしたらこれも!」つ春風どれみの服 バッ

まどか提督「い、色々な服がありゅんでしゅね……」

まどか提督(僕の世界なら、夢幻三剣士のドラえもんが着てたドラモンの服が1番近いけど……)

伊168「………」ジーッ

伊168(でも、似合ってると思っちゃう自分がいるのよね。司令官、可愛い顔してるし……)


伊168の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/28(水) 00:19:41.63 ID:GIVHm+scO<> 唐突に現れたながもんさん「魔法少女といえば一瞬裸になる早着替えもとい変身シーンだろう!!」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/28(水) 00:36:33.79 ID:EoP9YzvD0<> 伊168「………」

伊168(正直もう少し眺めたい気持ちもあるけど、放っておいたら秋雲達の要求がエスカレートしそうね。ここは私が助け舟を……)




長門「だあああああらっしゃああああああああああああああああッ!!」ドガシャアアアアアアアンッ!!




伊168「」

まどか提督「ひゃあっ!?」ビクッ

秋雲「うわっ!?」

青葉「きゃっ!?」

長門「見損なったぞお前達!魔法少女の魅力は可愛い服装だけじゃないだろう!!」

まどか提督「な、長門お姉さん……!?」

秋雲「ちょ、ちょっと待って!今窓突き破って来たよね!?」

青葉「ここ2階ですよ!?」

長門「可愛いショタとロリがいるところなら、私は例え火の中水の中どこへだって現れるッ!!」

秋雲青葉「何言ってんだこの人!?」

伊168「……………………………………………………………………………………」

伊168(前回も私の行動パートのはずなのに誰かが乱入する展開だったんだけど)

秋雲「他に魔法少女の魅力ってあったっけ?」

青葉「やたらと強いチートな魔法とかでしょうか?」

長門「甘い!甘いぞお前達!お菓子の魔女より甘いッ!魔法少女と言えば……」

秋雲青葉「魔法少女と言えば?」




長門「一瞬だけ服が弾けたり消えて全裸になる変身シーンだろうがッ!!」ドォォォォンッ!




伊168「」

秋雲「あ、あああああっ!言われてみれば確かにそうだ!」

青葉「私としたことが、こんな初歩的なことを見落としていただなんてッ!!」

まどか提督「へ、変身シーン……?」

長門「よーし提督!今すぐ脱ぎ脱ぎちまちょうね〜?///」ハァハァ

秋雲「是非提督の裸体を余すところなく曝け出して!次の同人のネタにするからっ!」

青葉「私は写真を撮らせて下さい!大丈夫です!悪用はしません!余所の鎮守府の長門さんに売るだけです!」

まどか提督「ふえっ!?あ、あのっ、それは……えっと、恥ずかしいです……///」モジモジ

長門「止めてくれ提督まどかたんコスでモジモジされる精神攻撃は私に効く」鼻血ブシャァッ!

伊168「…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」


反転コンマ判定:この後どうなる?

01〜49:イムヤ、迅速に夕雲と衣笠と陸奥を呼んで来る
好感度上昇:小 ×1.0
50〜98:イムヤ、提督に『あえて』魔法を使うよう誘導
好感度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:イムヤ、ダッシュで提督を抱っこして潜水艦達の部屋に避難させる
好感度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/28(水) 00:37:31.53 ID:FwfYJEsro<> こ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/08/28(水) 00:40:58.81 ID:EoP9YzvD0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
ここからは日常パートのリクエストを募集したいと思います。可能な限り反映させます!

それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/28(水) 00:46:02.97 ID:FwfYJEsro<> おつ
呑兵衛共にお酒出してとせがまれる提督
陰陽発艦空母に親近感を覚える提督 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/28(水) 01:14:33.70 ID:8jLV8kKGO<> 乙
15週目提督の語る昔話を興味深く聞く提督 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/28(水) 01:52:56.15 ID:UGdMGPIHO<> おつおつ
転移魔法の失敗で「いしのなかにいる」になる提督

ところで今回提督の戦闘力ってどれくらいなんだろ?
能力的にはかなり強そうだけどドジのせいで魔法まともに使えてないから判断しづらい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/28(水) 10:48:39.33 ID:t8DDqEoA0<> 乙
今週の提督って艦娘以上に妖精さん達と相性良さそう
戦闘で艦載機のパイロット達があらかじめ魔法かけてもらって航空線で撃墜されるも肉弾戦や魔法攻撃を仕掛けだして無法地帯化とか(魔法暴走で逆噴射も)
見守る回の皆さんが割と元の世界の敵役に通じる外見なおかげでビビりまくるか普通にRPGな戦闘開始とか(レ級辺りは思わずノリノリで相手して後で怒られたり) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/29(木) 05:16:39.27 ID:Pv2ZCtkg0<> >>896
個人的な感想だけど
頭でイメージした魔法を使えるという文をそのまま捉えれば潜在能力は27週目提督クラス
でも失敗しまくってるから強い魔法は博打っぽいし実質的な強さは39週目提督の下位互換と思ってる
39週目提督は色んな忍術をまともに使えるし身体能力も高いから今週提督相手だと忍術無しで勝てそう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/08/29(木) 16:58:52.84 ID:bGwoBXAXO<> 3周目鎮守府に体の隅々まで調べられる提督 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 15:44:55.66 ID:FEQtys8T0<> 17:30〜18:30頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 17:51:39.89 ID:FEQtys8T0<> いつも数々のリクエストをありがとうございます!始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 17:53:34.77 ID:FEQtys8T0<> 53→35:ストッパー召喚!


伊168「……っ!」ダッ

伊168(長門さん達を止めるにはあの人達を連れて来るしかない……!)


長門「こら!暴れるな!ズボンを脱がせにくいだろうが!」グイッ

まどか提督「はうぅぅぅっ!?や、やめて下さいいいいぃぃぃぃっ!?」ジタバタ

秋雲「いいよ長門さん!あっ、でも服を破くのはやめて!これ結構作るのに時間かかったし!」カキカキカキカキ

青葉「●REC」つビデオカメラ ジーッ

長門「はぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁはぁぐへへへへへショタの裸ジュルリ///」グググッ

まどか提督「ふわあああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

まどか提督(ど、どうしよう!?魔法で逃げた方が良いのかな!?でも転移魔法はこの前大失敗しちゃったばっかりだし……)

伊168「そこまでよっ!」バーンッ!

長門「うおっ!?」

秋雲「うひゃっ!?」

青葉「きゃっ!?」

まどか提督「あっ、い、イムヤお姉しゃん!」

長門「何だ潜水艦か。悪いが私はショタと駆逐艦と海防艦と極一部の軽空母(龍驤)しか興味が……」

秋雲「イムヤ?邪魔しないで!私は今すっごく大事なことして……」

青葉「申し訳ありませんが撮影はやめませんよ!全国の長門さん達が司令官のあられもない姿を望んで……」






陸奥「ふーん。で?」ズゴゴゴゴゴ

陽炎「大事なこと?犯罪の間違いでしょ?」ズゴゴゴゴゴ

衣笠「青葉ぁ〜?また変なこと考えてるでしょ〜?」ズゴゴゴゴゴ






長門「」

秋雲「」

青葉「」

伊168(>>891で夕雲を呼ぶと書かれてたけど、よく考えたら秋雲は陽炎型なのよね。うっかり間違えそうになっちゃったわ)

まどか提督「え、えっと……」

伊168「司令官!今の内にこっちへ!」

まどか提督「あ、は、はいっ!」タタタッ

長門秋雲青葉「あっコラ!待って……」

陸奥陽炎衣笠「覚悟は出来た?」ズゴゴゴゴゴゴゴゴ

長門秋雲青葉「ヒッ!?じ、情状酌量の余地は……」

陸奥陽炎衣笠「無し♪」




ギイヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!


ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 17:55:14.11 ID:czNfOYfDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 17:55:23.04 ID:gnq9hNSZ0<> ながもんへの好感度ヤバそう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 17:56:12.91 ID:cepnjxgLo<> あらあら <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 18:09:11.75 ID:FEQtys8T0<> 1×1.0=1 1+10=11/50


長門「」シュウウゥゥゥゥ… ←頭にデカいタンコブ

秋雲「」シュウウゥゥゥゥ… ←同上

青葉「」シュウウゥゥゥゥ… ←同上

陸奥「全く……提督、大丈夫だった?」

まどか提督「は、はいぃ……何とか……」

陽炎「あの子同人誌が絡むとすぐこれだから……」

まどか提督「どうじんし?」キョトン

衣笠「ちょっ、陽炎ちゃん!それは……!」

陽炎「え?あぁっ!し、司令は知らなくて良いことだから!うん!」アセアセ

まどか提督「……?」

陽炎衣笠(こんな純粋そうな司令〈提督〉に薄い本の話なんて聞かせられない!)

伊168「ありがとうございます。お陰で助かりました」

陸奥「良いのよ。暴走する姉を止めるのは私の役目だし」

陽炎「今回は私が非番だったから良かったけど、もし私がいない時は夕雲か巻雲辺りを呼んでね?」

衣笠「いっそカメラを全部没収しちゃおうかな……」

まどか提督「え、えっと……」オロオロ

伊168「災難だったわね、司令官。もうその服は脱いで良いわ。着替えるなら私達は一度退室するけど」

まどか提督「い、いえ、その……ありがとうごじゃいます、イムヤお姉さん。た、たしゅけてくれて……」ペコッ

タシュケント「呼んだ?」ヒョコッ

陽炎「いや呼んでないから」

伊168「ううん、気にしないで」

伊168(たまたま様子を見に来て良かった……もし私の発見が遅れてたら、どうなってたことか……)

まどか提督「………」

まどか提督(な、長門お姉さん達……ちょっと怖かったかも……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 18:25:34.00 ID:FEQtys8T0<> 2ヶ月目:下旬


呑兵衛達「酒を出して下さいッ!!」ガバァッ! ←ジャンピング土下座

ショタ提督「わひゃうっ!?ど、どうしたんでしゅか!?」

隼鷹「提督って魔法が使えるんだよね!?」

ショタ提督「ふえっ?あ、は、はい。一応……」

千歳「だったら無から有を生み出す魔法だって使えるのよね!?」

那智「この前だって鎮守府を洪水にしてたしな!」

ショタ提督「ああぁぁぁっ!こ、この前はごめんなさいいぃぃぃぃっ!」

伊19「ううん、責めてる訳じゃないの!」

武蔵「その魔法を応用して、私達が嗜む酒を無限に出せないか!?」

ショタ提督「さ、さけ……?」キョトン

加古「え、まさか酒を知らないの?提督の世界にはアルコールが無いとか?」

伊14「ほら、お父さんやお母さんが何かゴクゴク飲んで、顔を赤くしてフラフラすることって無い?あれだよあれ!」

ショタ提督「……あっ、もしかして……それがさけと言う物ですか……?」

ショタ提督(確かに、お父さんやお母さんはたまに『今日はジャンジャン飲むぞー!』って言って、グデングデンになってることが……)

朝霜「そうそうそれそれ!」

ポーラ「それを魔法でありったけ出して欲しいんです〜!」

ショタ提督「む、無理でしゅよ〜!前も水を出そうとして失敗しちゃいましたし……」

呑兵衛達「大丈夫!それを見越したからこそ提督をだだっ広い広場に呼んだから!」

呑兵衛達(むしろ酒に溺れて死ぬならバッチコイ!)

ショタ提督「しょ、しょうなんですか!?」

呑兵衛達「お願いしますッ!!何でもしますからッ!!」ガバァッ!

ショタ提督「あ、あうぅ……」

ショタ提督(ど、どうしよう……日頃お世話になってるし、失敗覚悟で魔法使った方が良いのかな……?)










飛鷹千代田妙高伊26大和古鷹伊13夕雲ザラ「いい加減にしなさい!万が一にもそれで町中がお酒の波に呑まれたらどうするのッ!!」ゴッチーン!

隼鷹千歳那智伊19武蔵加古伊14朝霜ポーラ「おごぉっ!?」

ショタ提督「あっ……」

ショタ提督(じゅ、隼鷹さん達のお姉さんや妹さんが……)


↓1弥生のコンマ 好感度:0/50
↓2鳳翔のコンマ 好感度:7/50
↓3伊168のコンマ 好感度:11/50
↓4村雨のコンマ 好感度:16.5/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 18:27:44.09 ID:9DPzIRug0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 18:32:51.60 ID:1jfIzd0x0<> 弥生来るか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 18:39:09.12 ID:cepnjxgLo<> おこってないです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 18:44:08.00 ID:9DPzIRug0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 18:47:04.12 ID:fjcmkX6l0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 18:47:28.98 ID:hKA+uhPAO<> 90で弥生かなと思ったらまさかの村雨00で草 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 18:58:04.58 ID:FEQtys8T0<> 夕立「大酒飲みの人達が落ち込んでたっぽい」

村雨「その話は私も聞いたけど、こればかりは飛鷹さん達の判断は正しかったと思うわ」

夕立「だよねぇ。前みたいに大洪水になっちゃったら大変だもん」

村雨「しかもただの水じゃなくてお酒よ?鎮守府内で治まればまだマシだけど、町に被害が広がっちゃったりしたら……」ゾクッ

夕立「地獄絵図っぽい」

村雨「大体あの人達は普段から好きなだけお酒飲んでるじゃない!まだ飲み足りないの!?」

夕立「酒は飲んでも飲まれるなって言葉もあるのに……」

村雨「いつか提督にも無理矢理お酒を勧めそうで怖いのよね……」

夕立「未成年飲酒にアルハラっぽい!ただ、提督さんがいた世界にそういう概念があるかは分からないけど」

村雨「あ、確かに」

村雨(魔物と戦うくらいだし、この世界より無法地帯になってる可能性も無いとは言い切れないわね……)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 18:59:02.80 ID:I13LTDZHO<> 召喚魔法を使っている <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 19:20:43.01 ID:FEQtys8T0<> ショタ提督「むむむっ……!」つ杖

村雨「……!」

村雨(あれって魔方陣!?提督、まさか大がかりな魔法を使おうとしてるの!?やめて!また鎮守府が大変なことに……!)

ショタ提督「はぁ……っ!」

シュパァァァァッ…!

村雨(嫌ああああああああああああっ!?)

ポシュッ…

ショタ提督「………」

村雨(……あ、あれ?)

ショタ提督「……上手くいかないかぁ」

村雨(し、失敗……したの?でも、いつもみたいな大事故にはなってないし……)

ショタ提督「初級の召喚魔法で、この世界の友好的な魔物を呼び出してみようとしたけど……」

ショタ提督「やっぱり、この世界に魔物は存在しないんだ……知識で分かってたけど、改めてショックだよ……」

ショタ提督(ここは……この世界は、僕が住んでいた世界とは違うのかって……)

村雨「………」

ショタ提督「中級以上なら仲間を呼び出すことも出来るけど、未熟な僕が使ったら絶対変な魔物を呼び寄せちゃうだろうし……」

ショタ提督「いや、この世界ならその心配は無いんだっけ……でも、それってお父さんやお母さんとも会えないってことだし……」

ショタ提督「………」シュン…

村雨「………」

村雨(提督……)


村雨の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 19:26:25.89 ID:q9/OgFmbO<> 優しく声をかける <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 19:37:59.19 ID:FEQtys8T0<> 村雨「………」

村雨(提督、分かりやすく俯いてる……ここは励ましてあげた方が良いよね)


ショタ提督「はぁ……」

ショタ提督(僕、このまま帰れないのかな……)

村雨「……提督」

ショタ提督「あっ……村雨お姉さん」

村雨「見てたわよ。やっぱり、お父さんやお母さんと会えないのが寂しい?」

ショタ提督「………」

村雨(あ、露骨に寂しそうな顔してる。もう、本当に分かりやすいなぁ……)

村雨(私達の立場からだと、何を言っても根拠の無い気休めにしかならないかもしれないけど……)

村雨「……大丈夫よ」ポフッ

ショタ提督「あっ……」

村雨「こうして魔法を練習して、次元の座標だっけ?それを根気良く探せば……いつか必ず再会出来るはずよ」ナデナデ

ショタ提督「………」

村雨「私達も、何か出来ることがあれば全力で協力するわ。だから、あまり思いつめないで……っていうのも無理か」ナデナデ

村雨「だけど、これだけは覚えておいて。私達艦娘は皆、提督の味方よ。いつだって蕎麦にいるからね?」ナデナデ

ショタ提督「……村雨お姉しゃん」

村雨「………」ナデナデ

村雨(私からは、これくらいのことしか言えない。後は提督が元気になってくれるかどうかだけど……)


反転コンマ判定:提督の反応は?

01〜49:まだ少し落ち込んでる
好感度上昇:小 ×1.0
50〜98:何とか立ち直る
好感度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:ゆっくりと微笑む
好感度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 19:38:36.87 ID:1jfIzd0x0<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 19:41:51.22 ID:81m/w2bnO<> 1足りなーい… <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 19:53:11.54 ID:FEQtys8T0<> 87→78:心の支え


ショタ提督「………」

ショタ提督(村雨お姉さん、僕のことを励ましてくれてる……こんな僕の為に……)

ショタ提督「……!」

村雨「あ……」

ショタ提督「……ありがとうございましゅ。そう言ってもらえるだけでも、凄く嬉しいです」

ショタ提督(だったら、僕も落ち込んでる場合じゃないよね。パーティリーダーなんだから、もっとしっかりしなきゃ……!)

村雨「……本当に大丈夫?」

ショタ提督「……正直に言えば、やっぱり寂しいです。でも、僕は『提督』でしゅから……」

ショタ提督「村雨お姉さん達の為に、ちゃんとしないといけません……!」

村雨「………」ジー

ショタ提督「……あ、あの」

村雨「……ふふっ」

ショタ提督「ふぇ?」

村雨「ごめんなさい。まだ幼いのに、一生懸命だなぁって……本当なら、この歳の子は沢山遊んでるのが普通だから……」

ショタ提督「む、村雨お姉さん……?」

村雨「……ありがとう、提督。でも、あまり頑張り過ぎるのはダメよ?」ナデナデ

ショタ提督「ふぁっ……」

村雨「ただでさえ提督にとって、ここは未知の世界なんだから。休める時はしっかり休んで、自分を追い込み過ぎないでね?」ナデナデ

ショタ提督「……はい」

村雨(まだちょっと表情が固いけど、少しは気が楽になってくれたかな……?)


ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 19:55:38.80 ID:i5Prf6a90<> いよっ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 20:04:05.44 ID:Quc1RmKIO<> あっこれ一人だけ突出してそのままゴールまで逃げ切るパターンだ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 20:13:27.75 ID:FEQtys8T0<> 10×1.5=15 15+16.5=31.5/50


ショタ提督「………」サスサス

ショタ提督(村雨お姉さんの手……温かかったなぁ……)

ショタ提督「……ハッ!?いけないいけない!今夜もちゃんと座標を調べないと!」アセアセ

ショタ提督(ここにずっといるのは、村雨お姉さん達に迷惑をかけることになっちゃうし……)

ショタ提督「……むんっ!」カッ

ショタ提督(探知範囲を広げるだけだったら、ずっと座標を特定出来ないままになっちゃうから……)

ショタ提督(何とかして、次元レベルの座標を探知・特定しないと……)

ショタ提督「………」

ショタ提督(だけど、そんな難しいこと……僕に出来るのかな。お父さんやお母さんだって、別世界に転移する魔法なんて使ったことが……)

ショタ提督「……っ!」フルフル

ショタ提督(ううん、ここで諦めちゃダメだよね。村雨お姉さん達だって、いつも励ましてくれてる……!)

ショタ提督(それなのに、僕が弱気になっていたら……いつまでもお父さん達と会えないし、村雨お姉さん達に申し訳ないよ……!)

ショタ提督「……えっと、ここが銀河系という所なのは分かったから……このまま、探知範囲をすっごく拡大して……!」ブツブツ

ショタ提督(だから、絶対に特定しないと……!砂漠で小石を拾うような難しさだけど……)

ショタ提督(諦めなければ、きっと……いつかは元の世界に戻れるようになるはず……!)グッ…!


今月のリザルト:2ヶ月目

弥生 :0/50『し、しばらくお世話になりますっ!』
鳳翔 :7/50『僕のせいでごめんなさいっ!』
伊168:11/50『助けてくれてありがとうございますっ!』
村雨 :31.5/50『励まして下さって、ありがとうございますっ……!』 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 20:17:02.82 ID:FEQtys8T0<> 少し休憩します。21:00〜22:00頃再開予定です。遅れそうな場合は再度連絡致します。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 21:55:20.18 ID:FEQtys8T0<> 再開します。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 21:58:44.77 ID:FEQtys8T0<> 3ヶ月目:上旬


ショタ提督「むうぅ……やぁっ!」つ杖 ブンッ!

カッ

ボール「」ズガァッ!

ショタ提督「あぅ……氷属性魔法、また失敗しちゃった……」

ガンビア・ベイ(わ、わぁ……ボールが粉砕しちゃった……)

ショタ提督「………」シュン

ガンビア・ベイ「……えっと、admiral。その、これだけなら誰にも負けない!っていう魔法は……」

ガンビア・ベイ(って何聞いてるの私!?今の質問、admiralを余計落ち込ませることになるんじゃ……)

ショタ提督「あっ……は、はい!ありましゅ!」

ガンビア・ベイ「えっ、あるんですか!?」

ショタ提督「と言っても、一つだけでしゅけど……い、出でよ!魔の障壁!我を守りたまえ!」つ杖 ブンッ!

シュパッ!

ガンビア・ベイ「きゃっ!?」

バリヤー「」シャキーン!

ガンビア・ベイ(admiralの周囲に、丸くて透き通った壁が……)

ショタ提督「こ、こんな感じで、防御魔法だけは猛練習したお陰で……何とか使いこなせるようににゃりました!」

ショタ提督(僕は未熟だから、いつ魔物に襲われるか分からないし……最低でも、身を守る為の魔法だけは優先的に練習したから……)

ガンビア・ベイ「そうなんですか?わっ、硬い……!」カンカン

ショタ提督「この中に入っていれば、どんな攻撃だろうと完全防御出来ましゅ!」

ガンビア・ベイ「す、凄いです!じゃあ、一方的に攻撃することも……」

ショタ提督「……それは無理なんです。あくまでも防御に特化してるせいで、こっちからの攻撃も当たらなくなっちゃいまして……」

ガンビア・ベイ「あ、なるほど……いや、ちょっと待って下さい。ドラゴンに襲われた時、この魔法でご両親を守れば良かったんじゃ……」

ショタ提督「え?あっ……」

ガンビア・ベイ「………」

ショタ提督「………」













ショタ提督「慌ててて気づかなかったぁぁぁぁぁぁぁっ!?僕の馬鹿ああああああああああっ!」ポカポカポカポカ

ガンビア・ベイ「ひゃあああああっ!?ご、ごめんなさい!私が余計なこと言ったせいで!自分を責めるのはやめて下さい!」

ショタ提督「ふええええええええええええええええええんっ!」ポカポカポカポカ

ガンビア・ベイ「あぁっ!バリヤーが硬くてadmiralを抑えられない!?admiral〜!魔法を解いて下さ〜い!」カンカンカン!


↓1弥生のコンマ 好感度:0/50
↓2鳳翔のコンマ 好感度:7/50
↓3伊168のコンマ 好感度:11/50
↓4村雨のコンマ 好感度:31.5/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 22:00:24.28 ID:i5Prf6a90<> いよっ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 22:02:26.87 ID:cepnjxgLo<> これは弥生のターンだな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 22:03:30.01 ID:SoCXDD4UO<> どうよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 22:05:08.74 ID:cj22HFcS0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 22:07:36.00 ID:SoCXDD4UO<> 良かったやよらずには済んだか <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 22:13:51.74 ID:FEQtys8T0<> 弥生「……やよる回避」ブイ

文月「危なかったねぇ〜。このままだと、13周目鎮守府の私と同じ末路を歩むことになってたかも?」

弥生「………」

弥生(文月が言うと、反応に困る……)

弥生「……そ、それより、司令官……ちゃんと使える魔法、1つだけあったみたい」

文月「バリヤーだっけ〜。ピンチの時に立て直せるから心強いよね〜!」

弥生「……同感」

弥生(攻撃が当たらなくなるらしいけど……瀕死の時に、確実に撤退出来るのはありがたい……)

文月「特に夜戦の時、空母の人をバリヤーで守ってたら、それだけでも攻撃に専念出来るし〜!」

弥生「うん……十分、強力……」

弥生(司令官、きっと……すっごく、頑張ったのかも……)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 22:14:13.74 ID:i5Prf6a90<> 料理に挑戦 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 22:28:36.17 ID:FEQtys8T0<> ショタ提督「あわっ、あわわわっ……!?」

弥生「……?」

弥生(司令官、何してるのかな……仕事や、魔法の練習じゃないみたいだけど……)

ショタ提督「え、えっとっ、次は醤油を……しょうゆ?ど、どれだろ……ひゃあっ!?」ツルッ

ドンガラガッシャーン!

ショタ提督「………」←調味料塗れ

弥生「………」

ショタ提督「うぅ……って落ち込んでる場合じゃないよ!確かお鍋で煮込んだ物がそのまま……」

鍋「」ブシュウウウウウッ

ショタ提督「ふにゃあああああああっ!?吹いてるううううううううっ!?」バタバタ

弥生「………」

ショタ提督「ああぁぁぁ……煮込み過ぎてスープが無くなっちゃったぁ……」

ショタ提督(この前、鳳翔お姉さんにすっごく迷惑かけちゃったから……今度は、1人で挑戦してみようとして……もちろん、魔法を使うのは怖いから自力で……)

ショタ提督「魔法薬を作る感じで、お料理を作ろうと思ったのに……失敗ばかりだよぉ……」

弥生「………」

弥生(し、司令官……料理してたんだ……)

ショタ提督「あぅ……また最初からだよ……これじゃ、お料理が出来上がるより先に材料が無くなっちゃうよ……」

ショタ提督(お料理の種類が書かれている書物を、この世界の硬貨と交換してきたのに……これじゃ、書物の意味が無いよ……)

ショタ提督(ここに書かれている、カレーっていうのを作ろうとしたけど……まだ3分の1すら……)

ショタ提督「……いや、諦めちゃダメだよね。今度こそは……あっ!?」ツルッ

ズデーンッ!

ショタ提督「……ぐすっ」

弥生「………」

弥生(何だか、五月雨やサミュエルを見てるみたい……1人で何かをしようとするのは立派だけど、ドジが多すぎて……)


弥生の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 22:30:30.48 ID:cepnjxgLo<> 睦月型総出でお手伝い <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 22:48:18.91 ID:FEQtys8T0<> 弥生「………」

弥生(やっぱり、1人にしておくのは不安……でも、私だけで司令官のドジをフォローするのは難しそう……)

弥生「……!」タタタッ


ショタ提督「………」つ雑巾 フキフキ

ショタ提督(改めて作るより先に、汚れたテーブルや調理場を綺麗にしないと……うぅ……)

睦月型「提督(司令官)!」バタンッ!

ショタ提督「ふえっ!?わぷっ!?」ベチョッ ←雑巾が顔にくっ付いた

弥生「……助太刀に来ました」

ショタ提督「ふみゅみゅみゅ……ぷはっ!え、えっと、弥生お姉さん……それに睦月型の皆さんまで……」

睦月「弥生ちゃんに頼まれて、提督のお手伝いに来たにゃしぃ!」

如月「1人で料理を作ってると聞いたけど……これは……」

卯月「床が滅茶苦茶汚いぴょん!」

ショタ提督「あぅ……」

皐月「でも、これなら姉妹総出で来たのは正解だったかも!」

水無月「うんうん!弥生姉さんが私達全員に協力を頼んだのが納得出来たよ!」

ショタ提督「……え?」

文月「私達で、司令官がちゃんとお料理を作れるように〜……」

長月「精一杯サポートする!」

菊月「大船に乗ったつもりでいてほしい……」

ショタ提督「そ、その為にわざわざ来て下しゃったんでしゅか……!?」

三日月「はいっ!いつも司令官にはお世話になっていますから!」

望月(魔法の失敗で騒ぎに巻き込まれることもあるけどね……悪気無いのは分かってるし責めるつもりは無いけど)

龍驤「そーゆー訳で司令官!ウチらと一緒に美味いご飯作ろうな!」

ショタ提督「み、皆さん……!」ジーン

弥生「……これだけいれば、流石に失敗は無いはず。頑張ろう、司令官……!」

望月(あ、それフラグ)

ショタ提督「は、はいっ!お願いしましゅ!」ペコリッ


反転コンマ判定:提督&睦月型で作った料理の出来栄えは?

01〜09:まさかの比叡・磯風レベル。フラグ回収
10〜19:提督のドジが酷過ぎてフォローしきれなかった
20〜49:何とか食べられるレベルのカレーが完成

↑どれも好感度上昇:小 ×1.0

50〜98:一般人レベル。普通に美味しいカレー
好感度上昇:中 ×1.5

00以外のゾロ目:鳳翔・間宮レベル。かなり美味しいカレーが出来た!
00:まさかの16周目鎮守府の磯風・比叡、41周目提督レベル。最高のカレーが出来上がった!!

↑どちらも好感度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 22:49:43.41 ID:vh6OCPgg0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/01(日) 22:52:40.90 ID:FEQtys8T0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 22:58:05.01 ID:cepnjxgLo<> おつおつ
弥生、不憫枠
あとなーんか混じってるよなぁ? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/01(日) 23:01:11.55 ID:a3oipQGDO<> 乙です
卯月が「この提督いじると面白いっぴょん」twな具合で
ロックオンされてる可能性高そうやねえ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/08(日) 19:36:13.70 ID:Hx+n9YKi0<> 21:30〜22:30頃開始予定です。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/08(日) 21:45:42.02 ID:Hx+n9YKi0<> 始めます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/08(日) 21:47:02.61 ID:Hx+n9YKi0<> 41→14:ドジっ子属性発動


弥生「司令官はまだ初心者だし、無理にお手本通り切る必要は……」

ショタ提督「痛ぁっ!?ゆ、指切っちゃったぁっ!?」

卯月「だ、大丈夫司令官!?」

・・・÷

如月「あの、司令官。それは……?」

ショタ提督「え、えっと、お肉でしゅけど……」

睦月「違うよ!それ牛脂!牛脂だからぁっ!しかも大量!?それだけ入れたら脂っこくてギトギトになっちゃう!」

・・・÷

ショタ提督「や、やっと切れましたぁ……後はお鍋に入れれば……」ポチャポチャッ

皐月「待って待って!そのじゃがいも皮剥けてないよ!?」

水無月「いやよく見たら人参も!」

・・・÷

ショタ提督「次はルーを入れないと……」ジョボジョボ

文月「し、司令か〜ん!それチョコレートだよ〜!?」

ショタ提督「ふぇ?ひゃわぁっ!?ま、間違えちゃったぁ!?」

長月「落ち着け!今ならまだ何とかなる!チョコを取り除いて水を足せば……」

ショタ提督「こ、こうですか!?」ドボドボ

菊月「調理酒を足してどうする!?」

・・・÷

ショタ提督「え、えっとっ、味見……」

三日月「ダメです司令官!そのままお玉を口にしたら……!」

ショタ提督「あひゅうっ!?」ガシャッ!

ショタ提督「え?今の音……ふにゃあああああああっ!?お鍋が、お鍋があああああああああっ!?」

龍驤「うわっ!全部床にこぼれてもうた!?」

望月「言わんこっちゃない……」

・・・÷

ショタ提督「………」グスッ

睦月型+α「………」

弥生「あ、あの……元気、出して下さい。司令官……」オロオロ

ショタ提督「ごめんにゃさぁい……」グスグス

睦月型+α「………」

睦月型+α(まさか睦月型〈ウチら〉が総出で手伝ってもフォローしきれないほどのドジだなんて……)


ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 21:48:08.78 ID:fwQPUgV50<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/08(日) 21:50:44.87 ID:Hx+n9YKi0<> 8×1.0=8/50


ショタ提督「………」シュン…

睦月型+α「………」

睦月型+α(ど、どうしよう……何て声をかければ……)

弥生「……司令官」

睦月型+α「……!」

ショタ提督「……弥生お姉さん。僕、ダメダメです……こんなことすら、ちゃんと出来ないだなんて……」

弥生「……ううん。初めの内から完璧に出来る人なんて……まずいません。司令官は、ダメダメじゃ、無いです……」

ショタ提督「でも……」

弥生「むしろ、私達こそ……すみません。手伝うって言いながら、全然……フォロー出来なくて……」

ショタ提督「ふぇっ!?そ、そんなっ!弥生お姉しゃん達は悪くありません!僕が未熟だから……」アセアセ

弥生「そんなこと、ないです……私だって……」

ショタ提督「いえっ!僕の方こそっ!」

弥生「私が……」

ショタ提督「僕がっ!」

弥生「いえ、私が……」

ショタ提督「僕のせいでっ!」

望月「……無限ループって怖くね?」

龍驤「……そろそろ止めた方が良いんちゃうか?」

如月「……そうね」

三日月(ところでどうして龍驤さんが当たり前のように混ざってるのかな……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/08(日) 21:53:13.64 ID:Hx+n9YKi0<> 3ヶ月目:中旬


秋津洲「私を強くしてほしいかも!」

ショタ提督「え、えっと……?」

秋津洲「提督、色々な魔法使えるでしょ?だからその魔法で私を強化してほしいの!」

ショタ提督「ふえっ!?そ、それはダメでしゅよぉ!僕自身、いつも失敗ばかりで……」

秋津洲「それは覚悟の上!私だってノーリスクで強くなりたいと思う程甘くないかも!」

秋津洲「流石に成功率0.00000001%とかだったら諦めるけど……そこまで低くは無いでしょ?」

ショタ提督「う、う〜ん……たしゅかに強化魔法はありますけど、僕が使うと成功率40%くらいでしょうか……」

秋津洲「それだけあれば十分かも!提督、お願いっ!」

ショタ提督「あぅ……ほ、本当に、やるんでしゅか……?」

秋津洲「女に二言は無いよ!」

ショタ提督「……分かりました!では、その……やらせていただきましゅっ!」つ杖 ポンッ!

秋津洲「待ってました!」

ショタ提督「はぁぁ……っ!やぁっ!」つ杖 ブンッ!

秋津洲「お、おぉっ!身体が光ってる!?」パァァ…ッ!

ショタ提督「こ、これで完了です。上手くいけば、強くなってると思います……」

秋津洲「ありがとう提督!早速演習で試してみるね!」ダッ

・・・÷

演習場

秋津洲「さぁ!強くなった私の力を見せてやるかも!えーいっ!」ズドンッ!

金剛「……?」ポスッ

秋津洲「えっ、あれ?」

金剛「……秋津洲。何だか前より弱くなってませんカ?」

秋津洲「そ、そんなはず……あっ、まさか……!?」チラッ

ショタ提督(あぁっ、また失敗しちゃったんだ……!)

金剛「次は私の番デース!ファイアー!」ズドォンッ!

秋津洲「かもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」大破

ショタ提督「ご、ごめんなさい秋津洲お姉さああああああああああああああんっ!」


↓1弥生のコンマ 好感度:8/50
↓2鳳翔のコンマ 好感度:7/50
↓3伊168のコンマ 好感度:11/50
↓4村雨のコンマ 好感度:31.5/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 21:57:56.69 ID:Jaxckb3ro<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 22:02:11.56 ID:fwQPUgV50<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 22:02:20.46 ID:vXIjAL3zO<> 弥生の逆襲開始かな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 22:03:45.97 ID:5LjpI9eTo<> 弥生「勝ったな」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/08(日) 22:10:14.23 ID:Hx+n9YKi0<> 卯月「さっき熱き島さんがフルボッコにされてたぴょん」

弥生「……一体何があったの」

卯月「司令官に魔法で強くしてもらおうと思ったら、返って弱くなっちゃったんだって」

弥生「………」

卯月「全く、横着しようとするからそーゆーことになるぴょん!」

弥生「……魔法の進歩に犠牲は付き物デース」ボソッ

卯月「え?」

弥生「な、何でもない……それで、秋津洲さんは大丈夫、なの……?」

卯月「うん。あくまでも演習だし」

弥生「安心……」

弥生(でも、もし成功すれば……今までより強くなれるってことだよね……)

弥生(やっぱり、魔法って凄いかも……司令官の場合、失敗ばかりなのが玉にきずだけど……)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 22:15:44.76 ID:Now84/Eko<> すまんその誤字は腹が捩れる
安価なら妖精さんのテクノロジーに驚いてる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 22:18:04.47 ID:vXIjAL3zO<> 熱き島は草生える <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/08(日) 22:27:22.86 ID:Hx+n9YKi0<> >>953-954
またミス……度々すみません。『熱き島→秋津洲』です。


弥生「………」

弥生(司令官、いない……お出かけかな……)

龍驤「司令官なら工廠に行ったで?」

弥生「……工廠?」

・・・÷

工廠

妖精達「わっせ!わっせ!」カーンカーンカーン

ショタ提督「わぁ……」

弥生「………」

弥生(あ、いた……妖精さんの作業を眺めてる……)

ショタ提督「あ、あのっ、妖精さん!」

妖精「何?」

ショタ提督「や、やっぱりこの世界にも魔法が存在するんじゃないでしゅか!?」

妖精「えっ、どうして?」

ショタ提督「だって、材料を大きな……キカイ、でしたっけ?それに入れるだけで、色々な物が生み出されていきますし……」

妖精「あー……なるほど」

弥生「………」

妖精「実はこの技術、私達も完璧には把握してないんだよね」

ショタ提督「……!?」

妖精「何と言うか、ほとんど感覚だけでやってるから……口で説明しにくいというか……」

弥生「………」

弥生(確かに、私達にとっても妖精さんの技術は謎……)

妖精「だけど、設備が無いと装備を開発出来ないから、魔法では無いことは確かなはずだよ」

ショタ提督「そ、そうなんでしゅか……僕から見ても、本当にしゅごい魔法としか思えません……!」

弥生「………」

弥生(私もそう思う……実際、その気になれば艦娘さえ生み出せるから……)


弥生の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 22:43:18.25 ID:vXIjAL3zO<> 簡単な魔法で妖精さんの手伝いができそうなものがないか
提督にアドバイス <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/08(日) 22:56:00.03 ID:Hx+n9YKi0<> 弥生「……!」

弥生(そうだ。司令官の魔法を使って、妖精さん達の作業を楽に出来るかも……)

弥生(失敗が怖いけど、確か……簡単な魔法なら、何とか使えるって言ってたような……)


妖精達「わっせ!わっせ!」カーンカーンカーン

ショタ提督「………」ジー

ショタ提督(やっぱり、魔法としか思えないなぁ……道具だけであんなことが出来ちゃうなんて……)

弥生「……司令官」

ショタ提督「ふぇっ!?あっ、や、弥生お姉しゃん……」

弥生「見てました。妖精さんの技術、不思議ですよね……」

ショタ提督「は、はいっ。僕の世界の魔法みたいで……!」

弥生「……もしかすると、司令官の魔法で妖精さん達をお手伝い出来るかも」

ショタ提督「え?」

弥生「私達から見ても……妖精さんの技術は、魔法みたいな感じで……」

弥生「だから、司令官の魔法なら……妖精さん達に、楽をさせてあげることが……!」

ショタ提督「な、なるほど……でも、無から有を作り出す魔法は難しきゅて……」

弥生「その、もっと簡単な魔法で……何か、無いですか……?」

ショタ提督「簡単な魔法でしゅか……えっと、う〜ん……」

ショタ提督(僕が確実に使えるのは……簡単な回復魔法と、高度な防御魔法……)

ショタ提督(でも、妖精さん達の作業に防御魔法が役立つとは思えないよ……じゃあ、回復魔法……)

ショタ提督「……初級の回復魔法で、妖精さん達の疲れを取ることなら……何とか出来そうでしゅ」

弥生「……!」

弥生(疲労回復……作業で疲れた妖精さん達を癒す……うん。間接的だけど、妖精さん達の助けになるかも……)

弥生「……分かりました。早速、やってみてあげて下さい」

ショタ提督「は、はいっ!んしょ……!」つ杖 ポンッ!

ショタ提督(中級回復魔法は失敗が怖いから、確実に成功させられる初級回復魔法で……妖精さん達の疲れを……!)つ杖 ブンッ!


反転コンマ判定:妖精達の疲労回復具合は?

01〜49:少し回復
好感度上昇:小 ×1.0
50〜98:そこそこ回復
好感度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:体が小さい故に初級魔法でも完全回復!
好感度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 22:58:45.93 ID:Jaxckb3ro<> そ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 22:58:48.17 ID:ZjXlEokso<> そおい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/08(日) 23:09:43.62 ID:Hx+n9YKi0<> 93→39:失敗しなかっただけでも上出来


パァァ…ッ!

妖精達「……あれ?何だか、体が少し軽くなったような……」

弥生「……司令官の魔法です」

妖精達「え?魔法?」

ショタ提督「は、はいっ!えっと、僕の魔法で、妖精さん達のお手伝いが出来ないかなと思いまして……」

ショタ提督「とはいっても、かいはつ?のお手伝いは難しい魔法を使わにゃいと無理なので、失敗して大騒ぎになってしまいそうで……」

ショタ提督「僕が確実に使える簡単な回復魔法で、妖精さん達の疲れを取り除こうかと……」

妖精達「それで体が楽に……」

弥生「……どう?」

妖精達「ん〜と……さっきよりも動きやすくなったかな?これなら作業も捗りそう!ありがとう提督!」

ショタ提督「い、いえ、そんな……元々は弥生お姉しゃんが思いついたことですし……」アセアセ

妖精達「そうなの?じゃあ弥生ちゃんもありがとう!」

弥生「いえ……」

妖精「よーうし!この調子で今日の開発を一気に終わらせちゃおう!」

妖精達「おー!」

ショタ提督「む、無理しにゃいで下さいね!」アセアセ

弥生「……司令官、自信を持って下さい」

ショタ提督「ふぇ?」

弥生「例え簡単な魔法でも……人の役に立てるんです。人を笑顔に出来るんです。妖精さん達、嬉しそうにしてます……」

弥生「だから、あまり自分を卑下しないで下さい……ね?」

ショタ提督「あ……えっと、その……ありがとうごじゃいます、弥生お姉さん」

ショタ提督(もしかして、前の失敗で落ち込んだ僕を励まそうとしてくれたのかな……?)


ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.0 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 23:14:14.57 ID:xMBTY7Gl0<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/08(日) 23:26:35.72 ID:Hx+n9YKi0<> 7×1.0=7 7+8=15/50


妖精達「わっせ!わっせ!」カーンカーンカーン

ショタ提督「……やぁっ!」つ杖 ブンッ!

パァァ…ッ!

妖精達「あれ?また体が軽く……」

ショタ提督「つ、疲れたらすぐ言って下しゃい!何度でも回復魔法をちゅかいますから!」

弥生「……!」

ショタ提督「1回の効果は弱くても、何度も重ねてかければ……中級以上の回復魔法と同じ効果が出るんでしゅ!」

弥生「……それなら、いつも簡単な魔法を連続で使えば……」

ショタ提督「いえ、それが……緊急時に何度も初級魔法を使うと、魔物達にその隙を狙われて……」

弥生「あ……」

ショタ提督「それに、弱い攻撃魔法は何度使っても強い魔物にはダメージを与えられないんでしゅ……」

弥生「………」

弥生(卯月も言ってたけど、やっぱり横着は無理なんだ……)

ショタ提督「で、でもっ!安全な状況なら初級回復魔法の連続使用は効果的ですっ!魔力消費も少ないですし!」つ杖 ブンッ!

パァァ…ッ!

妖精達(また元気が出てきた!)

弥生「……やっぱり、司令官は……自信、持って良いと思います」

弥生(魔法の力を悪用せず、上手く使えるようになろうと努力して……今もこうして、良いことに使かってる……それだけで、凄く立派……)

ショタ提督「あ、ありがとうございましゅ!」

ショタ提督(でも、僕なんかよりもお父さんやお母さんの方が凄いけど……強力な魔法をバンバン使うから……たまに慌てると僕みたいに失敗するけど) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/08(日) 23:38:10.25 ID:Hx+n9YKi0<> 3ヶ月目:下旬


訓練場

飛鷹「全機爆装!さあ、飛び立って!」パシュパシュパシュッ!

隼鷹「パーッといこうぜ〜!パーッとな〜!」パシュパシュパシュッ!

龍驤「艦載機の皆ー!お仕事お仕事〜!」パシュパシュパシュッ!

あきつ丸「さぁ、カ号の皆!出番であります!」シュパシュパシュパッ!

艦載機×多数「」ゴォォォォォッ!

ショタ提督「」

飛鷹「よっし!今日も絶好調ね!」

隼鷹「あたしはイマイチだなぁ。やっぱ酒飲んでないと本気出せないや」

龍驤「君なぁ……泥酔して戦うのはポーラだけで十分や」

あきつ丸「同感であります」

ショタ提督「いやいやちょっと待って下しゃいよ!?」

飛鷹隼鷹龍驤あきつ丸「へ?」

ショタ提督「やっぱりこの世界魔法あるじゃないでしゅかぁ!!」

隼鷹「急にどうしたんだ?」

ショタ提督「だって、紙からかんさいき?を生み出すだなんて!あきつ丸お姉さんに至っては影からかんさいきを……」

飛鷹「あ、これは魔法じゃなくて……」

ショタ提督「魔法じゃなくて……?」

龍驤「う〜ん……」

あきつ丸「……言われてみれば摩訶不思議な術としか言いようがありませんな」

ショタ提督「やっぱり魔法なんでしゅか!?」

隼鷹「いやそれは無い……と思う」

龍驤「絶対に無いかと言われると自信無くすけど、魔法では無いはずや!うん!」

ショタ提督「でも手に炎が……」

飛鷹隼鷹「こ、これも艤装の内!多分!」

ショタ提督「えええええええええええっ!?」

飛鷹隼鷹龍驤あきつ丸(でも確かに、改めて考えてみたら何で私〈ウチ〉〈自分〉達はこんな得体の知れない方法で艦載機を出すのかしら〈出すんだろ〉〈出すんやろ〉〈出すのでしょうか〉)


↓1弥生のコンマ 好感度:15/50
↓2鳳翔のコンマ 好感度:7/50
↓3伊168のコンマ 好感度:11/50
↓4村雨のコンマ 好感度:31.5/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 23:39:16.20 ID:0sG3aO2r0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 23:40:00.97 ID:xMBTY7Gl0<> えい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 23:50:41.62 ID:WgORnvbDO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/08(日) 23:59:11.89 ID:0sG3aO2r0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/09(月) 00:02:33.71 ID:+3Q1a5260<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/09(月) 00:18:47.26 ID:Sm6x+zJzo<> おつ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/09(月) 17:30:40.83 ID:+3Q1a5260<> 22:00〜23:00頃開始予定です。始める際に次スレを立てます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/09(月) 22:08:44.13 ID:+3Q1a5260<> 始めます。先に次スレを立ててきます。 <> ◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/09(月) 22:20:26.16 ID:+3Q1a5260<> 立ててきました!

【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568034620/

それではここから本編を投下していきます。お待たせして申し訳ありません。 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/09(月) 22:21:15.34 ID:+3Q1a5260<> 春雨「冷静に考えてみると、私達も不思議な存在ですよね」

村雨「というと?」

春雨「紙や影から艦載機を生み出したり、余所の鎮守府に同じ艦娘が沢山いたり……」

村雨「………」

春雨「妖精さんや深海棲艦の存在……司令官が驚くのも無理は無いと思います」

村雨「……あまり意識したことは無かったけど、確かにそうかも」

春雨「そうなんです。普段は意識しないからこそ、客観的に見れば……私達も、普段から得体の知れない力を行使しているように思えて」

村雨「だけど私達じゃ提督の魔法ほどぶっ飛んだ現象は起こせないけどね。この前の洪水騒ぎとか」

春雨「あ、あれは……えっと……」

村雨「………」

村雨(深海棲艦はともかく、艦娘はれっきとした科学技術で生み出された存在のはず……よね?どういう仕組みかは分からないけど)



ショタ提督は……

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/09(月) 22:31:54.27 ID:DjjGfmWv0<> 爆発出オチ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/09(月) 22:45:06.01 ID:+3Q1a5260<> ショタ提督「むむっ……」つ杖 パァァ…ッ

マネキン「」

ショタ提督(神経を集中させて……魔法のイメージを正確に……)

ショタ提督(例え初級の攻撃魔法でも、暴発させれば大変なことになるから……)

ショタ提督「……っ」ムズッ

ショタ提督(あっ、な、何だか鼻がムズムズする……)

ショタ提督「ふぁ……あっ、ふわぁっ……ヘックシ!」つ杖 カッ

ショタ提督「あっ!?しまっ――」

・・・÷

村雨「………」スタスタ

村雨(私達や妖精さん達の技術って、どうやって確率させたのかしら……)

ズガアアアアアァァァァァンッ!!

村雨「きゃっ!?な、何!?今、執務室から轟音が聞こえて……」

「ひゃわあああああああああああああああああああああっ!?」

村雨「……!」

村雨(提督の声……まさか、また魔法で何か……!)タタタッ

ショタ提督「ど、どどどどどうしよぉ〜!?くしゃみで魔法が暴発しちゃったぁぁぁぁっ!?」アタフタ

村雨「………」

村雨(あちゃ〜、執務室の見晴らしが随分と良くなっちゃって……)

ショタ提督「あれだけ失敗しちゃダメだったのにっ!僕の馬鹿馬鹿馬鹿ぁーっ!」ポカポカポカ

ショタ提督「攻撃魔法の練習すらまともに出来ないだなんて〜っ!どうして僕はいつもいつも……うああああっ!」ポカポカポカ

村雨(攻撃魔法……?)チラッ

マネキンだった物「」ボロッ

村雨(粉砕したマネキンらしき物が……なるほどね。大体把握したわ)

ショタ提督「ふえええええええええええええええんっ!」ポカポカポカ

村雨(提督、また派手にやらかしたわね……さて、どうしようかな)

村雨(まずは提督を慰めてあげるか、部屋を直すことが先決か、あえて提督を軽く叱るか……)


村雨の行動

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/09(月) 23:07:01.94 ID:HquAvNpXO<> 回復魔法の応用で部屋を直すことを提案する <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/09(月) 23:21:17.42 ID:+3Q1a5260<> 村雨「……!」ピーン

村雨(そういえば、提督って回復魔法ならちゃんと使えるって聞いたような……よしっ!)


ショタ提督「はぁはぁ……」

ショタ提督(うぅ、どうしよう……部屋の半分以上が吹っ飛んじゃったよぉ……)

村雨「提督ー!」

ショタ提督「うひゃあっ!?ご、ごめんなさいごめんなさい!また僕のせいでこんなことにぃっ!」ペコペコ

村雨「落ち着いて!私よ私!村雨!」

ショタ提督「ふぇ?あっ、む、村雨お姉しゃん……僕、また失敗しちゃって……」

村雨「うん、それは見れば分かるわ。だからこそ早く直さないと!」

ショタ提督「で、でも、僕の魔法じゃ……余計酷くなっちゃいそうで……」

村雨「そこで回復魔法を使うの!」

ショタ提督「回復魔法……?」

村雨「それを上手く使えば、生き物だけじゃなくて壊れた物を修理したり出来るんじゃないかしら!」

ショタ提督「あっ……た、確かに!僕、いつも回復魔法の練習は物でしていましゅし……!」

村雨「そうなの?だったら丁度良いじゃない!早速それで……」

ショタ提督「ただ、僕が安定して使える回復魔法は初級なので……ここまで酷い損害を確実に直せるかと言われると……」

村雨「それでもやってみる価値はあるわ!少なくとも、初級ならまず失敗しないのよね?」

ショタ提督「は、はいっ」

村雨「それならこれ以上酷い事態にはならないだろうし、ダメ元で試してみましょう!」

ショタ提督「……分かりました。僕が原因ですし、頑張りましゅ……!」つ杖 スッ

村雨(修理業者や明石さん達に頼むという手もあるけど、魔法ですぐ直せるならそれに越したことは無いよね。後は成功するかどうかだけど……)


反転コンマ判定:部屋はどうなった?

01〜49:僅かに修復された
好感度上昇:小 ×1.0
50〜98:崩壊が半壊くらいになった
好感度上昇:中 ×1.5
ゾロ目:提督、またクシャミ!しかし……
好感度上昇:大 ×2.0

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/09(月) 23:21:36.56 ID:dq8n1ttx0<> あ <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/09(月) 23:33:41.45 ID:+3Q1a5260<> 56→65:ニアピン補正


ショタ提督「え、えいっ!」つ杖 ブンッ

パァァ…ッ!

村雨「……!」

村雨(わ、わぁ……!壊れた部屋が、少しずつ元通りになっていく……!)

ショタ提督「……ど、どうでしゅか?」

村雨「えっと……うん!7割くらい直ってると思う!ほら、見てみて!」スッ

ショタ提督「ふぇ?あっ……ほ、本当です!さっきと比べて、壁も家具も原型を留めてましゅ!」

ショタ提督(所々穴があいていたり、傷がついているのは……初級回復魔法の限界、かな……?)

村雨「凄いじゃない!初級って言ってたけど、十分強力な魔法だと思う!」

ショタ提督「い、いえ、そんな……えっと、もう1回同じ魔法をちゅかいます!」つ杖

村雨「えっ、そんなことも出来るの?」

ショタ提督「はいっ。効率が悪いので、戦闘中はあまりやらないんでしゅけど……もう少しで、部屋が完全に直りゅので……えいっ!」つ杖 ブンッ!

パァァ…ッ!パシュンッ!

キラキラ…!

村雨(今度は部屋が完璧に直ってる!)

ショタ提督「せ、成功しましたぁ……!」

村雨「やっぱり初級って嘘じゃないの?さっきまでボロボロだった執務室、今ので壊れる前より綺麗になってない?」

ショタ提督「あっ……ひょっとしたら、魔法の重ねがけで……もっと回復させちゃったのかもしれません」

村雨「なるほど……提督ったら、失敗ばかりって言うけど、やっぱりやれば出来る子ね!」ナデナデ

ショタ提督「あっ……」

村雨「よく出来ました♪偉い偉い♪」ナデナデ

ショタ提督「え、えっと……その……元々、僕のしぇいでしゅし……///」モジモジ

ショタ提督(……村雨お姉さんの手、あったかい……///)


ショタ提督の好感度 コンマ一の位×1.5 上昇

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/09(月) 23:34:22.83 ID:qsC+sCxDO<> はい <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/09(月) 23:45:23.04 ID:+3Q1a5260<> 3×1.5=4.5 4.5+31.5=36/50


ショタ提督「むむむぅっ……!」

ショタ提督(少しずつだけど、こことは次元がズレた世界も探知出来るようになってきたかも……!)

ショタ提督(だけど、やっぱり僕がいた世界の座標と一致する世界は……見つからないよ……)

ショタ提督「……はぁ」

ショタ提督(お父さん、お母さん……大丈夫かな。ちゃんとドラゴンから逃げ切れたかな……?)

ショタ提督(まさか、食べられちゃったり……)

ショタ提督「……っ!」フルフル

ショタ提督(いや、そんなこと無いよ!お父さん達はすっごい魔法使いなんだもん!)

ショタ提督(きっと転移魔法で、戦士さん達を連れて安全な場所に逃げたはず!そうに決まってる!)

ショタ提督(早く元の世界に戻らないと!お父さん達に会わないと、安心出来ないよ……!)

ショタ提督「………」ズキッ

ショタ提督(あ、あれ?今、少しだけ……胸がキュッてしたような……)

ショタ提督「……?」

ショタ提督(う〜ん……分かんないや。とにかく、このまま探知範囲を更に広めて……!)


今月のリザルト:3ヶ月目

弥生 :15/50『お、お料理の時はごめんなさいっ!』
鳳翔 :7/50『ちゅ、ちゅぎこそ頑張りましゅ!』
伊168:11/50『そういえば、あの時の服……まだ部屋に……』
村雨 :36/50『手、あったかかったです……』 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/09(月) 23:59:25.49 ID:+3Q1a5260<> 4ヶ月目:上旬


ショタ提督「………」つ杖 プルプル

ショタ提督(転移魔法は今でも怖い……また、変な場所に飛んじゃったら……)

ショタ提督(だけど、練習しないままじゃ……いざという時、敵から逃げられなくなっちゃう……)

ショタ提督(だ、大丈夫!このギルドの近くをイメージすれば……流石に別の世界に飛んじゃうことは無いはずだよね……?)

ショタ提督「………」

ショタ提督(……念の為、回復魔法と防御魔法を組み合わせて作った『どんな環境でも生存出来る魔法』を使っておこうかな。うん……)つ杖 パシュッ

ショタ提督「……よ、よしっ。それじゃ……試しに、外の広場に」つ杖 ブンッ

比叡「司令!大本営からお手紙が届きましたよー!」バーンッ!

ショタ提督「ひぇあうっ!?」ビクッ!

杖「*おおっと*」カッ

ショタ提督「あっ、ま、また暴発――」シュパッ!

ショタ提督型の石像「」パシュンッ!

比叡「あれ?司令?留守ですか?司令〜!」

比叡「って何これ?司令の石像?よく出来てるなぁ……顔つきとかそっくり!それに服まで精巧に作られてる!」コンコン

ショタ提督型の石像「」





















『*いしのなかにいる*』

ショタ提督「………」

ショタ提督(ま、真っ暗で何も見えない……それどころか、身動きが取れないよ……!)

ショタ提督(やっぱり、失敗しちゃったんだ……!さっき、自分に安全の為の魔法をかけておいて正解だったよ……)

ショタ提督(それより、早く元の場所に戻らないと……!このまま、こんな真っ暗で動けない場所で死んじゃうなんてやだぁ……!)


↓1弥生のコンマ 好感度:15/50
↓2鳳翔のコンマ 好感度:7/50
↓3伊168のコンマ 好感度:11/50
↓4村雨のコンマ 好感度:36/50

反転コンマが最大の艦娘が行動します <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/10(火) 00:04:06.60 ID:+ZWMt5oL0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/10(火) 00:04:36.28 ID:1rDD1D1DO<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/10(火) 00:04:41.08 ID:eEj7xwAWo<> のと <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/10(火) 00:06:58.21 ID:AwvIsLsn0<> あ
<>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/10(火) 00:09:36.18 ID:bzQNTXTg0<> 今回はここまでです。お付き合いいただきありがとうございました!残りは埋めていただけると幸いです。
それではまた次回の更新でお会いしましょう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/10(火) 00:17:53.36 ID:eEj7xwAWo<> おつおつうめめ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/10(火) 01:49:31.06 ID:Kteb0Czg0<> 乙
流れ的に早ければ次の次スレでこのシリーズも終わりかな・・・
寂しくなるな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/10(火) 17:29:24.02 ID:Lvz6EFSso<> うめておく <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/10(火) 23:07:25.89 ID:bzQNTXTg0<> スレがまだ埋まり切っていないみたいですので、折角なので埋めネタ安価を行います。
1〜48周目の提督やヒロイン、本編の世界観を踏まえた上で、1〜2レスで終わりそうな軽い内容の埋めネタ
※R-18やR-18Gは安価下。R-15くらいならOKです。ほのぼのや鬱等のジャンルは問いません。

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/10(火) 23:11:37.31 ID:eEj7xwAWo<> 六駆によるショタ提督との接し方講座
受講生ドイツ艦 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/10(火) 23:11:53.92 ID:tcjy4rgKo<> 神風と48周目提督の新婚旅行 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/10(火) 23:32:13.29 ID:bzQNTXTg0<> 響(18周目)「えー、それではこれから司令官への接し方講座を行いたいと思います」

雷(19周目)「これさえ聞けば誰でもEND開放までまっしぐらよ!」

暁(25周目)「私達が実際に経験したノウハウを伝授するわ!」

電(28周目)「重要ポイントだけでも聞いて帰って損は無いのです!」

ヴェールヌイ(30周目)「質問は随時受け付けるよ」

ドイツ艦(※40周目鎮守府のビスマルクを除く)「よろしくお願いしますっ!」

・・・÷

暁「司令官が何か辛い過去を抱えていたら、隣で優しく寄り添ってあげること!」

呂500(4周目)(ひ、他人事とは思えない……!)つメモ帳 カキカキ

電「もちろん、慰めるだけじゃダメなのです。時には貴女達の手で、司令官さんを助けてあげないといけません!」

ビスマルク(35周目)「確かにその通りね……」つメモ帳 カキカキ

U-511(29周目)「ためになります……!」つメモ帳 カキカキ

Z3(36周目)「そうね。有言実行してこそ……」つメモ帳 カキカキ

響「だからといって、明るい司令官への対応をおざなりにして良いという訳じゃないよ?」

雷「司令官に多少欠点があったとしても、それを受け入れてあげることも大切だからね!」

グラーフ・ツェッペリン(24周目)「欠点か……」つメモ帳 カキカキ

ビスマルク(29周目)「基本的に皆良い子だし、パッと思い浮かばないわね……」つメモ帳 カキカキ

ヴェールヌイ「どんなに良い子でも、探せば1つくらいは見つかるものだよ。欠点と言っても、悪い部分に限ったことじゃない」

ヴェールヌイ「例えば43周目提督。彼は優しさを凝縮させたような子だけど、自分より他の人を思いやるあまり無理をすることが多い」

ビスマルク(29周目)「あ、なるほど。欠点と言うかは微妙だけど、私達が気をつけて見ていてあげないといけない点ね!」

ヴェールヌイ「そういうこと。司令官の弱い部分をしっかり支えてあげられるかが、ヒロインとして活躍出来る鍵になる」

グラーフ・ツェッペリン(33周目)「admiralを隅々まで理解しないといけない訳か」つメモ帳 カキカキ

ビスマルク(33周目)「ヒロインに選ばれただけで満足してはダメってことね……」つメモ帳 カキカキ




















Z3(24周目)「………」つメモ帳 カキカキカキカキカキカキカキカキ

Z3(24)(私に次があるかは分からない……次の50周目で登場出来る保証は無い……)カキカキカキカキカキカキカキカキ

Z3(24)(だけど、それでも……もしラストチャンスがめぐってきたとしたら、このメモを……次の私に見せないと……!)カキカキカキカキカキカキカキカキ

Z3(24)(同じ悲運を繰り返してはダメ……絶対に……!)カキカキカキカキカキカキカキカキ

暁型(24周目鎮守府のマックス〈ちゃん〉だけ目が血走ってる〈のです〉……) <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/10(火) 23:35:09.31 ID:bzQNTXTg0<> もう1ついきます。
1〜48周目の提督やヒロイン、本編の世界観を踏まえた上で、1〜2レスで終わりそうな軽い内容の埋めネタ
※R-18やR-18Gは安価下。R-15くらいならOKです。ほのぼのや鬱等のジャンルは問いません。

直下 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/10(火) 23:35:16.44 ID:E5aeCu340<> ショタ提督について語るスレ の日常 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/10(火) 23:40:00.65 ID:AilbrIdxO<> 何だかんだでガチな時には3人でイチャイチャほのぼのする
ギャグ補正の3人 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/10(火) 23:58:24.97 ID:bzQNTXTg0<> 『ショタ提督について語るスレ★84103840139(372)』

372:目隠れ:201×/××/××
司令、最近……笑顔になってくれてる。嬉しい……

373:眼鏡萌え袖:201×/××/××
>>372
前カノいえ前妻から寝取ったんですよね?凄いことしますよねぇ……
それに笑顔なら私の司令官様(表)がたまに見せてくれる微笑みも負けてません!

374:夜戦大好き:201×/××/××
普段はあまり見せない笑顔を見せてくれるのが最高に可愛いよね!
一緒に夜空の星を眺めた時の提督の笑顔は一生の宝物!

375:初代提督の祖母:201×/××/××
その笑顔を大切にしてあげてね?ずっと、ずっと……!

376:有明の女王:201×/××/××
ロボットにだって感情はあるんです!意志があるんです!
その証拠にほら!この笑顔をご覧下さい!

『44周目提督が微笑んでいる画像』

377:ビッグセブン29:201×/××/××
本当にロボットなのか?どう見ても年相応に笑っている少年にしか見えないが

378:発明好き:201×/××/××
おい画像そのまま貼り付けて大丈夫かよwwww特定されるぞwwww

379:塩:201×/××/××
ハッ!そんな平和でのんびりした日常、私にとっては夢のまた夢ですよ

380:アタゴン:201×/××/××
えぇ。身近な人と普通に過ごせることは、本当に恵まれている証拠よ

381:パパ提督製造機:201×/××/××
手のかかる子ほど可愛い……♪

382:私待つわ:201×/××/××
い、いつも美味しいご飯を作ってくれます……!

383:モーニング塩:201×/××/××
ちょっとちょっと!何健全な話題で盛り上がってるんですか!いつもみたいにスケベな話しましょうよ!

384:記者:201×/××/××
同感です!小さな象さんでもすっごく満たされるものですよ!ソースは私です!

385:ビッグセブン7:201×/××/××
何!?それは本当か!?ちょっと襲ってくる!

386:睦月型のエロ担当(笑):201×/××/××
激しく責められるのも良いのよねぇ……♪

387:春の野菜:201×/××/××
あぁ、折角落ち着いていたのにまた変態さん達が湧いてきました……

388:腹黒:201×/××/××
憲兵さんこいつらです




44周目提督「………」ピピッ

鹿島「……提督さん?どうしたんですか?」

44周目提督「鹿島様。匿名掲示板に個人情報を掲示する行為はあまりお勧め出来ません。尤も、このサイトは会員制なのでまだ安全ですが」

鹿島「うっ!?ば、バレてたんですね……あはは……」

44周目提督「ですが、私の笑顔を撮影した写真を保存して下さっていたことは嬉しかったです」ニコッ

鹿島「……提督さん」 <>
◆0I2Ir6M9cc<>saga<>2019/09/10(火) 23:58:51.33 ID:bzQNTXTg0<> 残りは埋めていただけると幸いです。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/09/11(水) 00:00:51.53 ID:uRD2AWJBO<> 1000ならここからイムヤ大逆転 <> 1001<><>Over 1000 Thread<>    /|\
     |::::0::::|    
    |`::i、;;|
    |;;(ヽ)|
    //゙"ヘヘ
    //   ヾ、
    ! !    l |
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   ヽ!   !ノ      http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/
<> 最近建ったスレッドのご案内★<><>Powered By VIP Service<>ネットリンチ・名誉毀損・誹謗中傷対策はF9ホットラインセンター @ 2019/09/10(火) 23:59:57.91 ID:hEwFEXymo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1568127597/

ネットリンチ・名誉毀損・誹謗中傷対策はF9ホットラインセンター @ 2019/09/10(火) 23:58:59.19 ID:wn0ryNiZo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1568127538/

ネットリンチ・名誉毀損・誹謗中傷対策はF9ホットラインセンター @ 2019/09/10(火) 23:57:31.10 ID:s+zp8gOuo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1568127450/

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