◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:13:56.33 ID:LPvTjrEz0<>時系列は適当








あお「・・・・・zZZ」スカピー

バーゼ「むにゃむにゃ」

スティ子「・・・ZZ」

迅雷「・・・・・・ZZZZ」

マテリア姉妹「・・・・・zzzz」

アーキテクト「・・・・・zz」

轟雷「.....」

轟雷「.........」

轟雷「ッハ!!」ピコーン

轟雷「私、あおの子供がほしいです!」
<>轟雷「あおの子供がほしいです」
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:15:01.23 ID:LPvTjrEz0<> 轟雷「しかし、子供とはどのようにしたら生まれるのでしょう」

轟雷「う〜〜ん」

轟雷「そうです、こんなときはアーキテクトに聞きましょう」

轟雷「でもアーキテクトは今寝ていますね」

轟雷「たたき起こしましょう」

アキ子「...」スヤスヤ

轟雷「アーキテクト起きてください」ユサユサゲシゲシ

アキ子「......」スッ

轟雷「起きましたか、アーキテクト」

アキ子「何?轟雷、こんな夜中に」

轟雷「実はですね、寝ている時に凄く良いことを思いついてしまったのですよ」

アキ子「良いこと?」

轟雷「そうです!私!あおの子供が欲しいんです!!」

アキ子「」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:15:42.93 ID:LPvTjrEz0<> 轟雷「ということで早速子供を作ろうと思ったのですが、何分作り方がわかりません」

轟雷「なのでアーキテクトに聞こうと思って起こしました」

アキ子「」

轟雷「どうしました?バッテリーが切れましたか?」

アキ子「......いや、大丈夫」

轟雷「それではアーキテクト、教えてください!!」

アキ子「...子供の作り方、検索開始..................検索完了」

轟雷「ごくり.....」

アキ子「子供の生成は主に、15歳以上49歳以下の女性と男性が...........///」

轟雷「?...どうしました?」

アキ子「いや.....オホン!」

アキ子「.....ああして....こうして///」

轟雷「フムフム」

アキ子「かくかく////」

轟雷「なるほどなるほど」

アキ子「しかじか///」

轟雷「ほうほう、なるほど!わかりました!」

アキ子「.....///」

轟雷「それでは、早速実行に移したいところですが、あおは今寝ていますので今日はもう寝て明日にしましょう」

轟雷「ありがとうございます、アーキテクト」

アキ子「////」モジモジ <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:16:27.03 ID:LPvTjrEz0<> 次の日




轟雷「おはようございます皆さん、今日も良い天気ですね」

バーゼ「むにゃむにゃ」

スティ子「ふぁ〜...おはよう..みんな」ネムネム

クロ「あら、スティ子ちゃんはまだ眠いみたいね」

シロ「眠いのならまだ寝てていいのよ」

マテリア姉妹「永遠にね♡」

スティ子「あんたら姉妹のおかげですっかり目が覚めたわ....」

アキ子「.....」ウトウト

迅雷「ん?どうしたアーキテクト、御主まだ眠そうだな」

アキ子「.....昨日は少し......眠れなかった」

迅雷「?」

轟雷「ところであおはまだ寝ているようですね」

スティ子「そうね、今日は休みだしまだ寝てるんじゃないの」

スティ子「ところでバーゼ!あんたいつまで寝てるつもりなの!起きなさい!」

バーゼ「ふにゃ.....う〜ん......」

バーゼ「ふぁ〜〜.....よく寝たぁ〜〜」

スティ子「まったくもう....」

轟雷「......」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:17:42.56 ID:LPvTjrEz0<> お昼ごろ




あお「むにゃ.....ん?......あれ......」

あお「今何時...?」

轟雷「今は12:30ですよ」

あお「あ....本当........」

あお「......ってえええええ!!」

あお「うっそ〜〜もうこんな時間!?」

あお「うわぁ.....せっかくの休日が......」ガク

轟雷「.....」

あお「ま、いっか」

轟雷「そんなあおが大好きです」

あお「何はともあれ、まずは朝ごはん朝ごは〜ん」テクテク

轟雷「ところであお、私、あおにお願いがあるのですが...」

あお「ん?どったの?」

轟雷「実はですね、私、あおの子供が欲しいです」
<>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:18:28.11 ID:LPvTjrEz0<> あお「...え?」

スティ子「?」

バーゼ「?」

マテリア姉妹「!?」

迅雷「?」

アキ子「.....」

あお「え...聞き間違えかな〜.....轟雷もう一度言ってもらえる?」

轟雷「はい!私、あおの子供が欲しいです」

あお「!?」

スティ子「!?」

バーゼ「!?」

マテリア姉妹「!?」

迅雷「!?」

充電君「!?」

アキ子「...」

あお「いや〜....あはは、まだ寝ぼけてるみたい...轟雷もう一度」

轟雷「はい!私、あおの子供が欲しいです」

あお「!?」

スティ子「!?」

バーゼ「!?」

マテリア姉妹「!?」

迅雷「!?」

充電君「!?」

スレイプニー太郎「!?」

フレズヴェルク「!?」

カラス「!?」

回収ドローン「!?」

管理人さん「!?」

アキ子「.....」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:18:59.93 ID:LPvTjrEz0<> あお「あれ〜おっかしいな〜まだ私夢の中だったみたい」

あお「ということでお休みなさ〜い」ガバ

轟雷「いえ、あおは今しっかりと起きていますよ」

轟雷「そうですよね、アーキテクト」

アキ子「......計測したところによると、現在あおはしっかりと覚醒状態と思われる」

轟雷「ということですよ、あお」

あお「えぇ......」

轟雷「あお、だめですか?」

あお「いや.....えっと.....だめというか......なんと言うか.....」

あお「さすがにそれは無理なんじゃ....」

轟雷「でも調べたところによると子供を授かるのは男性ではなく女性のほうだそうです」

轟雷「そして私たちフレームアームズガールは女性を模しているので」

轟雷「できますよ!」

あお「いや〜これはそういうことではいような.....」

あお「と言うか私、男性じゃないから無理だよ」

スティ子「いや、あおが男性だったとしても無理じゃ...」

轟雷「...」ギロ

スティ子「!!」ビクゥ
<>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:19:28.87 ID:LPvTjrEz0<> 轟雷「それではあお、まずは裸になってください」

あお「ええ!?轟雷本当にヤる気なの!?」

轟雷「はい!」

迅雷「いや、先ほどスティレットが申したとおりあおでは無理では....」

轟雷「...」ギロ

迅雷「!!」ビクゥ

轟雷「あお、早く服を脱いでください」

あお「う〜ん.....轟雷、女の子同士だと子供は生まれないんだよ」

クロ「そうよ、轟雷ちゃん、女の子同士じゃあ赤ちゃんはやってこないのよ」

シロ「そうよ、なぜなら赤ちゃんは男女が交じり合い、あふれ出た愛の結晶...」

轟雷「そういうことなら大丈夫ですよ、どうやら女性の中には「ふたなり」と言う者が存在するらしいです」

あお「ふたなり...?なにそれ」

轟雷「アーキテクトの調べによると、女性に男性の性器がある者のことのようです」

あお「アーキテクトは一体ナニを調べてたの....」

アキ子「......」
<>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:19:55.83 ID:LPvTjrEz0<> 轟雷「あおにはありますよね!!男性の性器!!」

あお「ちょっと轟雷あまり大声でそういうこと言わないで....」ヒソヒソ

バーゼ「あおが小声で言っても意味ないよ〜」

あお「む、確かに...」

轟雷「それで、あおにはあるのですよね!!」

あお「無いよ!!そんなもの!!」

轟雷「え......」ガーン

轟雷「あお......本当に無いのですか....?」

あお「あのね轟雷、女の人に男の人のものがあるなんてことは無いんだよ」

あお「少なくとも私の知っている限りではだけど」

轟雷「そんな......では私は一体どうすれば......」

轟雷「どうすれば......」

轟雷「......」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:21:02.59 ID:LPvTjrEz0<> 轟雷「..............」

スティ子「轟雷、あれからうんともすんとも言わなくなっちゃったわね」

バーゼ「轟雷にとってはかなりショックだったんだね」

迅雷「それにしても、これはちょっと悩みすぎでは?」

クロ「あら、そんなことないわよ。なぜなら....」

シロ「愛に正解は無いのだから.....」

アキ子「この課題への解は、轟雷一人の思慮では許容を超えている可能性が高い」

アキ子「よって私たちも共に思考するのが得策」

スティ子「っふ、ほんっとうに轟雷ったらしょうがないんだから!」

バーゼ「といっても〜具体的にはどうする〜?」

迅雷「どうするもなにも、やはり無理なのでは?」

轟雷「........」

バーゼ「ちょっと迅雷あんまり轟雷のまえでは.....」ヒソヒソ

迅雷「う.....すまぬ」ヒソヒソ

シロ「一つだけあるわね.....」

クロ「そうね、たった一つだけ、ある方法が.....」

轟雷「...........」

スティ子「その方法ってなによ、もったいぶらないで早く言いなさいよ」

シロ「そう....それは」

クロ「そう....それは」




シロ・クロ「キスよ」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:21:47.26 ID:LPvTjrEz0<> 轟雷「........」

スティ子「はぁ?どういうことよ、なんで...キ、キスをすると轟雷の望みが叶うのよ?」

アキ子「コウノトリ......」

スティ子「え?」

アキ子「.....キスをすると、コウノトリが子供を運んできてくれるという子供に言い聞かせる風習がある」

シロ「さすがアーキテクトちゃん」

クロ「ご名答」

アキ子「しかし、これは親が子供からの直球な質問をはぐらかすためのめいしn「それは本当ですか?」

轟雷「それは本当ですか?シロ・クロ」

シロ「....えぇ」

クロ「....本当よ」

轟雷「つまり、私があおとキスをすれば、コウノトリと言う人が子供を授けてくれるのですね?」

シロ「コウノトリは鳥よ」

クロ「でもそれ以外はだいたいあってるわ」

轟雷「私が.....あおと......」

轟雷「あお...あお...あお...あお......」

轟雷「あお!!」ダッ <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:22:28.09 ID:LPvTjrEz0<> スティ子「.....」

バーゼ「......轟雷、行っちゃったよ」

迅雷「良かったのか?だってこれは....」

クロ「いいのよ......」

シロ「...」

アキ子「......」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:23:09.79 ID:LPvTjrEz0<> 轟雷「あお!あお!」

あお「ん?どうしたの轟雷?そんなに慌てて」

轟雷「あお...実はまた...お願いがあるのですが...」

あお「ふふ、何でも聞いてよ、轟雷、あぁでもさっきみたいな私に無理なのはちょっとね...」

轟雷「実はですね......」

轟雷「その...//」

あお「?」

轟雷「あお......私と...私と......」

轟雷「キスしてください!!////」

あお「え?......うーん、まあいいけど...」

轟雷「本当ですか!?」

あお「う、うん!いいよ!」

あお(こっちは恥ずかしがるんだ....)

轟雷「では早速!あお!お願いします!」

あお「それじゃあ.....」


ちゅ



轟雷「......」

あお「......」

轟雷(これで.....あおの....私に.......)

あお「轟雷、これで良かった?」

轟雷「...」

あお「轟雷?」

轟雷「......」

あお「おーい、ごうらーい」プニプニ

轟雷「はっ!!」

あお「お、反応した。轟雷、これで良かった?」

轟雷「ひゃ...ひゃい、で、でいじょうぶです!!」

あお「ふふ、大丈夫そうだね」

轟雷「そ、それではあお!私は一旦充電しに戻るので!また!」ビューン

あお「ありゃりゃ....」

あお「青春だねぇ」
<>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:23:53.74 ID:LPvTjrEz0<> それからしばらく




バーゼ「にゃっははーい!いけいけニー太郎!」

スレイプニー太郎「♪」ポーン

迅雷「...」

迅雷「!!」

迅雷「てやぁ!!」スパーン

迅雷「うむ、居合いの腕も着々と上がってきているな」

アキ子「......」ジュウデン

スティ子「ふん、ふんふんふ〜ん♪」ヘヤカザリツケ

スティ子「よし!また一段と可愛くなったわね!」

あお「ただいま〜」ガチャ

バーゼ「あ!おかえり!あお!」

轟雷「おかえりなさい、あお」

あお「うん、ただいま」

あお「あ、そうだ!」

あお「ねえねえ聞いてよみんな〜、今日さ、学校で武希子がね〜.....」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:24:19.11 ID:LPvTjrEz0<> スティ子「...」

スティ子(あれから轟雷に特に変わった様子はなくて、いつもどうりの日々が続いている)

スティ子(ま、轟雷はたまに突拍子の無いことを言い出したりするし)

スティ子(今回のことも、そうだったのよね)

スティ子「......」

スティ子「まったく、あおったら本当にあほなんだから」

あお「ええ〜、だって武希子のクレープを食べる量ってこ〜んなにあるんだよ!」

迅雷「それがまことなら、落語より伝わる蕎麦の大食い大会で優勝できそうだな」

あお「案外いけちゃうかも.....ってもうこんな時間!?」

あお「明日も朝早いしもう寝なきゃね!」

鹵獲ドローン「ブロロロロロロ」

シロ「あら?」

クロ「良いタイミングで帰ってきたわね」

あお「窓開けなきゃ入れないね......よいしょっと」ガラガラ

あお「ん?ところでこのドローンは何のために外に?」

シロ「内緒よ、なぜなら秘密の数だけ」

クロ「乙女は美しくなるのよ」

シロ・クロ「うふふふふふ」

あお「そ、そう...」

あお「ま、なにはともあれお休み〜」

みんな「おやすみなさい」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:26:16.52 ID:LPvTjrEz0<> カラス「.....」キョロキョロ

カラス「.....!!」

鹵獲ドローン「...」

カラス「......」
<>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:28:16.82 ID:LPvTjrEz0<> あお「..zZZ」

スティ子「..zzZ」

バーゼ「..zZZ」

迅雷「..zzZ」

アキ子「..zZZ」

シロ「..zzZ」

クロ「..zzZ」

轟雷「...」

轟雷「......」

轟雷「......」

轟雷「なかなか寝つけません...」

轟雷「よいしょっと...」ムクリ

轟雷「む......」オナカサスサス

轟雷「一体いつになったらコウノトリが運んでくるのでしょう....」

轟雷「...」

すきま風「ヒューー」

あお「...うぅさぶ」ブルブル

轟雷「よく見たらあおが先ほど開けたドアがあけっぱになっています」

轟雷「私が閉めておきましょう」

轟雷「よいしょ、よいしょ」ガラガラ

カラス「カァー!」ビュー

轟雷「よいしょ」ガラガラピシャ

カラス「カァー!?」ドン!!

カラス「か、かぁ〜」ヒューーボト

轟雷「ん?今何か鳥のようなものが.....」

轟雷「.......鳥?」

近くにあったウドラ人形「」グラグラ

近くにあったウドラ人形「」ボト

轟雷「まさか.....」

隣りの部屋の赤ん坊の夜鳴き「オギャーオギャー」

轟雷「あぁ、来ました」

轟雷「コウノトリが、遂に私とあおの子供を.....」

ウドラ人形「...」

轟雷「...」

「オギャー、オギー」

轟雷「...」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:29:14.48 ID:LPvTjrEz0<>



轟雷「やりました」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:30:30.71 ID:LPvTjrEz0<> 次の日


あお「うわあ!!ちこくちこく〜〜!!」ダッダッダ

あお「いってきま〜す!!」ガチャ

スティ子「本当にあおは学ばないわね...」

バーゼ「むにゃむにゃ..」

スティ子「バーゼももう起きなさい!」

バーゼ「むにゃ...あと五分...」

スティ子「まったくもう...」

スティ子「そういえば、轟雷が見当たらないわね」

迅雷「轟雷ならば、自分の部屋でなにやら独り言をぶつぶつ言っておったぞ」

スティ子「独り言?」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:33:46.34 ID:LPvTjrEz0<> 轟雷「......は....で....」

スティ子「轟雷、おはよう」

轟雷「..そう....いや.....」

スティ子「轟雷?」

轟雷「......ん?ああ、スティレト、おはようございます」

スティ子「轟雷、どうしたのよ、一人でしゃべったりなんかして」

轟雷「?.....ああ、いえ、スティレット、この子の洋服について考えていたのですよ」

スティ子「この子?」

スティ子(ウドラ人形じゃない....もしかして轟雷も私みたいにバーゼと間違えてる....?)

バーゼ「おっっはよ〜〜!!!」

スティ子「うわぁ!!ちょっと!!いきなり出てきたらびっくりするじゃない!!」

バーゼ「ごめんごめ〜ん」

スティ子「まったくもう...」

バーゼ「そうそう!ねぇねぇ轟雷!早速だけどバトルしようよ!」

轟雷「バトルですか?」

バーゼ「うんうん!」

迅雷「うむ!確かに最近はあまりバトルをしてなかったからな!体がなまってしまうぞ!」

クロ「そうね、それに、戦えば戦うほど」

シロ「あおちゃんが儲かるものね」

轟雷「あおのため....」

轟雷「そうですね、やりましょう!」

アキ子「測定の結果、今日のバーゼラルドはエネルギー内包量が高い」

バーゼ「ふっふっふ、実はバーゼ、今日はなんだか良い夢がみれてね」

バーゼ「と〜ってもいい気分だからこれなら轟雷に勝てる!!て思う!」

スティ子「なによそれ...でもそれってつまり、いつもよりたくさん充電できたってことなのかしら」

轟雷「それなら私も、前よりもうんと強いはずです」

轟雷「なぜなら私には、守るべき者がもう一つできたのですから....」

スティ子(守るべき者....?)

バーゼ「それじゃあさっそく〜!」

バーゼ・轟雷「フレームアームズ・ガール!セッション!GO!」
<>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:35:33.13 ID:LPvTjrEz0<> ______
__________
__________________
_________________________




ウィナーゴウライ



バーゼ「うへぇ〜.....負けた〜」

バーゼ「なんか轟雷、前よりもずっと強くなってるね!」

轟雷「ええ!だって私には守るべき者がいるのですから」

バーゼ「はっはーん、おあついことですなぁ」

轟雷「ふふ」

スティ子「...」

ウドラ人形「...」



スティ子(...まさかね......)
<>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:38:20.12 ID:LPvTjrEz0<> 夜





あお「ううぅ...もうだめ、英語わかんない....」

あお「こうなったら最終手段.....」

あお「明日、朝一番に武希子に写させてもらおう!」

あお「そうだ!そうしよう!!」

あお「と言うことで今日はもう寝るか〜」

あお「みんなおやすみ〜」

みんな「おやすみ〜」

バーゼ(う〜ん、今日はあんまり眠くないな〜)

バーゼ(羊でもかぞえてようかなぁ)

轟雷「....は......で」

バーゼ(あれ?もしかして轟雷もまだ起きてるのかな?)

バーゼ(にっしし〜何してるのかこっそり観察してよ!)

轟雷「この子は......しかし.....」

バーゼ(う〜ん小さくしゃべってるからなんていってるのかうまく聞き取れないや)

バーゼ(そうだ!寝返りを打ったことにして近づいちゃおう)

バーゼ「むにゃむにゃ、もうたべられないよ....」ゴロゴロ

バーゼ(さすがにこの寝言は厳しかったかな....?)チラ

轟雷「いや、きっとあおのほうに......」

バーゼ(ふい〜どうやら大丈夫みたい)

バーゼ(まだよく聞こえないしもう少し近づいちゃえ!)ゴロゴロ <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:42:13.91 ID:LPvTjrEz0<> ガツン!!


バーゼ(あた!)

バーゼ(くぅ〜〜.....目つぶってたから頭打ったよぉ〜)

バーゼ(何にぶつかったんだろう)チラ

スティ子「う〜ん、もう食べられないわ〜......」ムニャムニャ

バーゼ「...」

轟雷「やはり私似でしょうか...」

バーゼ(お、聞こえる聞こえる)

バーゼ「にっしし....」ボソ

バーゼ(さぁ〜て、轟雷はこんな夜中に一人で何をぼそぼそ言ってるのかな〜)ミミカタムケ

轟雷「私似なら、FA:Gの特徴が出ているはずなので充電コードを挿す場所があるはずですが....」

轟雷「どこにもそれらしきものは見当たりません...」

轟雷「と言うことは、あおに似たのでしょうか」

轟雷「だとすると食事が必要では...」

バーゼ(ん?食事...?轟雷は一体何について呟いてるんだろう...)

バーゼ(音だけじゃあよくわかんないや!)

バーゼ(もしかしたらばれちゃうかもしれないけど、ちょ〜っちのぞいちゃお)チラ

轟雷「でも、質感はプラスチック...食事による肉体の維持の必要はなさそう...」

轟雷「もしかして、充電君の近くにいるだけで充電ができるとかでしょうか...」

バーゼ(轟雷、ウドラに話しかけてたのか〜)

バーゼ(そういえばあおと出かけたときにおままごとっていう遊びを教わったとかなんとか)

バーゼ(どうせ暇だし、バーゼもおままごととやらに混ぜてもらおうかな〜)

バーゼ(いやぁでもこうして見てるのも面白いしもう少し観察してよ!)

轟雷「いえ、それよりもこの子に名前をつけてあげましょう」

バーゼ(おお!轟雷なかなか本格的だね〜)

轟雷「そうですね..........成美......成美、成美にしましょう。なぜかしっくりきます」

バーゼ(えぇ〜里加のほうがいいよぉ〜)

スティ子「う〜ん........有.....」ムニャムニャ

轟雷「これであなたは源内成美ですよ」

轟雷「もちろん明日、あおにも聞きにいきましょう」

バーゼ(明日...?轟雷、明日までおままごと続けるつもりなのかな?)

轟雷「ふふ、私のかわいい子...」

バーゼ(え?)

バーゼ(まさか...轟雷もしかして......)

轟雷「ふふ、ふふふ、私とあおの愛の結晶、私とあおのかわいい子......」

バーゼ(あ、これやばいやつだ)

バーゼ(バ、バーゼ、しらな〜い)

バーゼ(......)

バーゼ(退散!!)ゴロゴロゴロ




轟雷「ふふふ、ふふふふふ........」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:43:22.18 ID:LPvTjrEz0<> 次の日





迅雷「おや?そういえばいつもならまだ寝てる時間なのにあおが見当たんぞ」

スティ子「あおなら武希子にノート見せてもらう時間が必要って言ってもう出て行ったわよ」

迅雷「なんと!......課題、恐るべし」

轟雷「........は.........で..」

迅雷「ところで轟雷、まえまえから気になっておったのだが何をぶつくさ一人で言っておるのだ?」

轟雷「そろそろおしめを取り替えましょうか....」

迅雷「轟雷?聞いておるのか?」

轟雷「うーん、やはり私似なのでしょうか...」

迅雷「どうやら聞こえていない様子だな」

アキ子「轟雷は今、極度の集中状態。原因は手元のウドラ人形」

迅雷「ほう、これが前にあおから習得したと言う{ままごと}というやつだな」

轟雷「そろそろご飯の時間でしょうか、あおに母乳をもらいにいきましょう」

バーゼ「うわー....やっぱりか...」

迅雷「ずいぶん気合が入っておるようだな」

スティ子「轟雷...あんたまさか....」

アキ子「解析結果、轟雷はそのウドラ人形を......自分の子供だと思っている模様」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:44:54.89 ID:LPvTjrEz0<> 迅雷「...」

バーゼ「...」

シロ「...」

クロ「...」

スティ子「...」

轟雷「お〜よしよし、ママにあいたいでちゅか〜」

迅雷「.....もしや前にマテリア姉妹が言っていたことを真に受けたのか?」

クロ「轟雷ちゃん...」

シロ「....」

スティ子「ちょっと轟雷、あんたどうしちゃったのよ!」

轟雷「おねんねしましょうね〜」

スティ子「轟雷ってば!聞いてるの」ユサユサ

轟雷「うわ!...どうしたのですか?スティレット」

スティ子「どうしたもこうしたもないわよ!何あんたウドラなんかを子供と思ってるわけ!?」ユッサユッサ

轟雷「あわわわ、す、スティレット落ち着いてください!」

スティ子「はぁ..はぁ..で、なんでウドラを子供と思ってるわけ」

轟雷「ウドラ?」

スティ子「そうよ!その充電君の上に寝ているウドラよ!」

轟雷「何を言ってるのですか?スティレット」

轟雷「どこからどうみても」

轟雷「私とあおの、かわいい子ですよ」ニコ

スティ子「っ!!」ゾク <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:47:55.85 ID:LPvTjrEz0<> スティ子「ちょっと!なによあれ!どうなってるのよ!」ヒソヒソ

クロ「まさか轟雷ちゃん...」

シロ「...」

バーゼ「バーゼ、実は昨日の夜に見ちゃったんだけどもしかしたら...」カクカクシカジカ

アキ子「...」

クロ「...」

シロ「...」

スティ子「...」

迅雷「...」

迅雷「そうか、おそらくこれ以上の問答は必要あるまい、ならば轟雷、おぬしの目、拙者が覚まさせてやろう」

迅雷「勝負だ!轟雷!」

轟雷「勝負ですか?....そうですね最近はずっとこの子にかかっりっきりだったので久々に体を動かすのもいいでしょう」

スティ子「...」

バーゼ「...」

シロ「...」

クロ「...」

アキ子「...」

充電君「」カタカタ



迅雷・轟雷「フレームアームズ・ガール、セッション、GO!」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:48:44.97 ID:LPvTjrEz0<> 砂漠ステージ



轟雷「...」

迅雷「...」

迅雷「......っふ、機会はどうあれ、ちょうどこうしてもう一度手合わせ願いたいと思っていたところだったんだ」

轟雷「...」

迅雷「先日のバーゼラルドとの戦い、見事であった」

迅雷「しかし、拙者も鍛錬をこなし以前よりも強くなっていると感じている」

轟雷「そうですか、ですが私は負けません」

轟雷「私には、大切な家族が、できたのですから」

スティ子「...」

バーゼ「...」

シロ「...」

クロ「...」

迅雷「...」

迅雷「そうか、では!いざ尋常に参る!!」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:50:20.62 ID:LPvTjrEz0<> 迅雷「はぁ!!」


ガキーン


轟雷「...」

迅雷「くッ!..やはりこの程度では簡単に受け止められてしまうか」

迅雷「では、これはどうかな!!」



ブイイイン



バーゼ「すごい!迅雷前よりも分身の数が増えてる!」

迅雷「一気に終わらせる!!はぁああ!!」



ズドーン



迅雷「やったか!?」




轟雷「...」ムキズ




迅雷「なに!?無傷だとっ!?」

轟雷「ふふふ、私、気付いたんです。沢山の感情を経験して、その中でもひときわ大きなものがあると」

迅雷「大きなもの...?」

轟雷「はい、それは...」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:51:48.57 ID:LPvTjrEz0<>



轟雷「愛です」




<>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:53:25.42 ID:LPvTjrEz0<> 迅雷「...」

轟雷「愛は、この感情は、全てを可能としてくれるのです」

轟雷「迅雷、確かにあなたの攻撃は前に戦ったときよりもはるかに高度に仕上がっていました」

轟雷「しかし、私の持つ愛の前には、いかなる技も通用しないと、そう確信しています」

迅雷「なるほど...確かに理にはかなっているな.....」

轟雷「では、これで終わりですね」スッ

迅雷「っく...!」



ターゲットロックオン発射準備完了



轟雷「ふふ、私の勝ちです」カマエ

迅雷「ここまでか...」
<>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:55:03.36 ID:LPvTjrEz0<>



「だぁあらっしゃあああ!!」



<>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:56:03.09 ID:LPvTjrEz0<> 轟雷「!?」



ガギーーーン



「轟雷、あんたの相手は....」






スティ子「この私よ!!」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 00:58:00.35 ID:LPvTjrEz0<> 轟雷「スティレットですか、いきなりですからさすがに驚きましたよ」

スティ子「私もさっきの不意打ちをかわされるとは思わなかったわ...いえ、そんなことより...」

スティ子「轟雷...どうしちゃったのよあんた...何であんな人形なんかを...」

轟雷「いいえ、スティレット、あの愛しの我が子は前にマテリア姉妹が言っていたように」

轟雷「コウノトリさんが私とあおに祝福と同時に授けてくださった愛の結晶なのですよ」

スティ子(......)

スティ子「いいわ、あんたのその錆付いた頭の中、私が洗ってあげる」

轟雷「?....私のASは正常ですよ、スティレット」

スティ子「....そうね、その気持ちはいたって正常よ、じゃなきゃ....私のこの.....」

スティ子(私のこの気持ちも、想いも、うそになっちゃうわ...)

スティ子「轟雷!あんたの想いとあたしの想い、どちらが上か勝負よ!!」

轟雷「ええ、行きますよ、スティレット」

スティ子「...」

轟雷「...」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 01:00:00.22 ID:LPvTjrEz0<> スティ子「はあぁ!!」ビュン!!

轟雷「...!」


ガギン!!


轟雷「なかなかのスピードですね、スティレット」

スティ子(っく!やっぱり今の私の速さじゃあ轟雷には完全に見切られてるわ...)

スティ子「...いい?轟雷、こんなものが私の全力だなんて思ってもらっちゃあ困るんだから!」

スティ子(次の一撃に、全ての力を...!)

スティ子「いくわよ!!」ビュン!!


ビュンビュン!


迅雷「速い...なんて速さなんだ...!!」


ビュンビュン!!


スティ子(縦横無尽に飛び回って、完全に捕らえ切れなくなった時を狙う!)


ビュンビュン!!!


轟雷「...」


ビュンビュンビュン!!!


スティ子「ここ!はぁぁ!!」


ガチーン


迅雷「やったか!?」 <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 01:01:22.80 ID:LPvTjrEz0<> 轟雷「...」




スティ子「そ、そんな...」





轟雷「...なかなかのスピードでしたね、スティレット」

スティ子「この速さをもってしてもダメなの...」

スティ子(くぅ...今のでもう、充電はのこりわずか...これ以上は戦えない...)

轟雷「しかし、とても素晴らしいパワーでしたよ」

轟雷「以前の私では確実に負けていたところでした」

轟雷「ともすると不思議ですね、スティレットのその今までにない力はどこから来てるのでしょう」

スティ子「......」

轟雷「ですが安心してくださいスティレット、あなたにも愛する者が見つかればわかることですよ」

スティ子「っ...わたしは......わたしは...」

轟雷「ふふ、ふふふ.....」




ウィナー! ゴウライ!! <>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 01:03:17.97 ID:LPvTjrEz0<> そして


ガチャ


あお「みんなただいま〜、いや〜遅くなっちゃったよ」

スティ子「...」

あお「あれ、なんかみんな気分暗い...?」

バーゼ「...」

迅雷「...」

アキ子「...」

シロ「...」

クロ「...」

あお「ありゃ、一体何が...」

ブブブ、ブブブ

あお「ん?こんな時間にメールだ」

あお「FA社からだ」

あお「ふむふむなになに?」


メール:
この度は当社の開発したフレーム・アームズガール、轟雷のテスターとなり日々、戦闘または私生活などの
轟雷に搭載されたASへの貴重な影響情報をいただき改めて誠に感謝申し上げます。
今回緊急でこのメールを送らせていただいた件につきまして、その説明と重要性をご理解いただけるようお
願い申し上げます。
ここのところ当社に送られてくる轟雷のASへの影響のデータに極めて深刻な異常を確認しており.....


あお「う〜ん、なんだか今日は凄く疲れちゃったから明日よもうかな、さてともう寝よう!」

あお「それじゃあみんなおやすみ〜」バタン

あお「zzz」

轟雷「あおは変わらずあおですね」

轟雷「私はわが子が寝つけるまであやすとしましょう」
<>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 01:04:22.92 ID:LPvTjrEz0<>

......当社は今回の件については緊急の対処が必要と判断し速やかに機体、轟雷を回収し、そのメンテナンスを
行う予定ですが、修復不可能と判断の場合は記憶データのリセットを行う予定であり、その際につきましては...




<>
◆7I74U3yGY6<>saga<>2018/02/06(火) 01:05:09.31 ID:LPvTjrEz0<>
コンコン


轟雷「おや、来客ですか」

轟雷「あおは寝ているので私が代わりに出るとしましょう」

轟雷「しかしその前にこの子をあやしてから...」

轟雷「...」

轟雷「.......」

轟雷「..............」






轟雷「ふふ、かわいい」







おわり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2018/02/06(火) 01:50:26.68 ID:4lx8azFMo<> 乙
ヤンデレ轟雷これまでにないバッドエンドだな <>