以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 10:47:43.17 ID:JUaAko0N0<>
酒場

ガヤガヤ
アラ イラッシャーイ


客「(あの2人、かっこいい//...)」



カウンター

賢者「勇者って今どこいんの?」

召喚士「どこでしょうね?」

賢者「はやく見つけて終わらせてぇな」

召喚士「王いわく『酒場で待て』とのことですよ」

<>愛について 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 10:50:08.00 ID:JUaAko0N0<>
賢者「な、王サマは副メイド長ともヨロシクやってるんだろ?」

召喚士「ええ。召喚した偵察が、帰り際にパンパンしてるのを見たと。まだまだ現役ですね」

賢者「あいつもスキモノだよな。取り憑かれてんじゃねぇの?」

召喚士「その通り淫魔です。取り憑かれてるのは副メイドですが」

賢者「女で国が傾くのも時間の問題だな。上層部も腐ってやがるし」

召喚士「世間とはそういうもの。それを1番理解してるのは賢者じゃないですか」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 10:51:06.81 ID:JUaAko0N0<>

賢者「マスター召喚士さまにゃ、およびはしねぇよ」

召喚士「そんなことはありません。マスターはお互い様ですし、力の差は公式に互角ですから」

賢者「ああ、お前が敵じゃなくて本当に安心する」

召喚士「ですね。私たちが戦うと国1つ無くなるくらいじゃ済みませんから」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 10:52:35.70 ID:JUaAko0N0<>

賢者 「…勇者は今ごろ淫魔退治、だろうな」

召喚士「副メイド長とヨロシクやってるんでしょうね」ニッコリ

賢者「勇者も男だもんなー」

召喚士「ええ。添え膳食わぬは、ですから」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 10:53:39.62 ID:JUaAko0N0<>

王城
物置小屋

副メイド長「んっ…」ジュワー

勇者「(こいつは淫魔だな。王ともしてるのか。魔王の影響はもうここまで来ている)

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 10:54:37.25 ID:JUaAko0N0<>

酒場


賢者「もう一杯飲むか?」

召喚士「ええ。賢者はバーボン?」

賢者「ああ。さんきゅ」スッ ジュボッ

召喚士「すみません。同じものを」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 10:55:38.73 ID:JUaAko0N0<>

ルイーダ「はーい。イケメンが2人もいると客が増えるから助かるわぁ」

賢者「釣った魚にもエサを与えたらどうだ?」フーッ

ルイーダ「今は恋より、強いメンツ集めの方が大事なの。そんな暇がないのよ」

賢者「時間は作るもんだぜ?」

ルイーダ「そうね、世界が終わったら考えても良いわ」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 10:56:27.34 ID:JUaAko0N0<>

賢者「俺らがいる限り、世界は終わらねぇよ」

ルイーダ「フフフ、そうね。ん、あーら!いらっしゃーい」テクテク

召喚士「フラれちゃいましたねー」

マチルダ「お、おまたせしました//」

召喚士「ありがとうございます」スッ

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 10:57:55.86 ID:JUaAko0N0<>

マチルダ「あ、あ、は、はいっ//」スッ スッ

賢者「あれれー?顔赤いよー?マチルダちゃん」

マチルダ「そ、そんあこと、ないです!」

賢者「あー噛んじゃった」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 10:59:17.19 ID:JUaAko0N0<>

マチルダ「ば、バカにしないでください!」

賢者「だって可愛いんだもん。な?召喚士」

召喚士「ええ。とても魅力的です」ニッコリ

マチルダ「えっ///」ポッ

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:00:41.90 ID:JUaAko0N0<>

賢者「あー、お湯沸かせるな、この色。カワイー」

マチルダ「う、うるさいです!」

召喚士「ふふ。彼、悔しいんですよ。気にしないでくださいね」

賢者「聞こえてるっつうの」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:01:29.98 ID:JUaAko0N0<>

マチルダ「賢者さん、チャラいからこわいです」

賢者「そりゃあれだ、女性の扱いに長けてるってやつだ」

マチルダ「それに実は本命以外、全く興味ないし」

召喚士「さすがですね。賢者、バレてますよ?」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:02:51.20 ID:JUaAko0N0<>

賢者「そんなことはない。俺はマチルダちゃんじゃなきゃダメなんだー」キラーン

マチルダ「色目禁止です!」

召喚士「賢者、これ以上色目使ったら」ニコッ

賢者「こえーな、ったく…わーった。俺の負け」

マチルダ「///」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:04:02.04 ID:JUaAko0N0<>

カランコロン

大男「…」
テクテク…


ルイーダ・マチルダ「いらっしゃませー」

賢者 召喚士 「…」

賢者「召喚士。フードのデカいやつ」

召喚士「ええ。ですね」

賢者「マチルダちゃん」

マチルダ「何ですかー?また―」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:05:13.95 ID:JUaAko0N0<>

賢者「バリア!」

ドゴーーン!!

マチルダ「きゃああああ!!!」

賢者「あいつの波動に間に合ったな」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:06:07.41 ID:JUaAko0N0<>

ガヤガヤ
キャアアアア 

マチルダ「…あ、あれ?怪我してない…?」

賢者「今はカウンターの下に隠れてな。そいつは俺のキスじゃなきゃ解けねぇから」

マチルダ「…や、やっぱりチャラい…//」スッ


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:07:28.14 ID:JUaAko0N0<>

大男「ガオオオオオオオ!!!!」

召喚士「シヴァ、街のみんなを頼みますよ」ボッ シヴァ召喚

賢者 「相変わらずグッとくるセクシーさだぜ」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:08:19.88 ID:JUaAko0N0<>

ルイーダ「みんな、裏から逃げて!!」

召喚士「ルイーダさん!シヴァと安全な場所へ!彼女は無事です!」

ルイーダ「ありがと!分かったわ!」タッタッタッ


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:09:22.51 ID:JUaAko0N0<>

大男「グオオオオオ!!!!」バキッ! ガシャン!! ガコーン!!!

キャアアアアア ミンナ!コッチヨ!!! ダダダッ

賢者「あーあ。また派手にやっちゃって」

召喚士「賢者、あれはゴブリンの子供です。誰かに操られてます」

賢者「分かった」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:10:06.11 ID:JUaAko0N0<>

召喚士「まずは呪いを解きますか?」

賢者「ああ。そのあとシヴァを合流させる。セクシーで慈悲深いときちゃあ、思春期にはたまらねぇだろ」

召喚士「賢者も好きですね、分かりました」スッ

大男「ゴオオオオオオ!!!」ダッダッダッダッ

賢者「来たな、ゴブリンジュニア。…お前の夢はなんだ?」

召喚士「大地を護らんとし、我が敬意する大地の怒りよ…」ブツブツ…


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:10:54.47 ID:JUaAko0N0<>

王城
物置小屋


副メイド長「はぁはぁ、アっ、はぁハぁ…」ビクビク

勇者「(ボディタッチだけで20回もイけば、あとは-)」

副メイド「ゆ、勇者様…ワ、わたくしだけ触レらレ果てるのハ心苦しく思いまス…しカもユビさキだケ…ど、どうカ、ユ、勇者様も私ととモに…」

勇者「そうだな。まずは服を完璧に整えてくれ。そいつをビリビリに破いて首を絞めながら無理やり好き勝手に何度も中に出す。俺が背負っている想いを受け止めてくれないか」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:11:22.38 ID:JUaAko0N0<>

副メイド「なんて美しく素敵な御言葉/// わたくシ、喜ンでお受け致します。たっぷりと、ワたくしの中にお出シくださいマセ」スッ トトノエ

勇者「できたか?」

副メイド「…はい。整イました。どうカ、よろしくお願い致しマす」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:13:54.43 ID:JUaAko0N0<>

勇者「…ああ。マホトム。ボミエ。」 スウッ- モタレ ネカセ

ポワワワーーーワン

淫魔 「ちょ、チョットぉ‼」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:14:22.92 ID:JUaAko0N0<>

勇者「出てきたな。悪いがお前に飲ませるモノはないんだ」

淫魔 「トイてよっ‼」

勇者「まだ残るその余韻ごと、あの世に送ってやる」

淫魔「ヤダぁ!!!」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:15:30.61 ID:JUaAko0N0<>

勇者 「…お前、人に憑いてないそのまんまの方がエロいな」

淫魔 「えっ///」

勇者「だから次はそのままで来いよ」ギュッ

淫魔「あ、ちょ、ンっ////」ビクン!!! ……スゥゥゥーー


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:16:00.18 ID:JUaAko0N0<>

勇者「(…MPで副メイドの身体とメンタルのケアを…3日目に覚め、痛み依存症はなし、今よりもマシな自分を選んで楽になりな)」…サッ

勇者 … スッ

テクテクテク…


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:17:31.98 ID:JUaAko0N0<>

王城
王 室間


大臣「国王、つい先ほどルイーダの酒場が襲われたようです」

王「…待たせた2人はどうした?」

大臣「はい。彼らのおかげで幸いケガ人もなく、死人も出ておりません。勇者とはまだ合流していないようですが」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:18:52.32 ID:JUaAko0N0<>

王「なら良い。そいつら2人が死んだら、次を用意しておけ」

大臣「…かしこまりました」

王「それと、あの酒場の女どもを明日の夜、俺の寝室に連れて来い」

大臣「…承知しました」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:19:38.62 ID:JUaAko0N0<>

王「あとひとつ」

大臣「はい」

王「あの精力剤を用意しておけ。フェニックスの尾とエリクサー、メタルスライムの身体を混ぜたヤツだ」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:20:11.27 ID:JUaAko0N0<>

大臣「はい。明日午後のティータイムに、服薬剤としてご一緒にお持ち致します」

王「頼むな」

大臣「はい。…それでは失礼します」


テクテク

ドア パタン


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:21:04.49 ID:JUaAko0N0<>

大臣書斎

コンコン


大臣「開いている」

ガチャ

勇者「よう」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:21:42.09 ID:JUaAko0N0<>

パタン

大臣「何の用だ?」

勇者「少しイライラしてるな」

大臣「何の用だと聞いている」

勇者「そう怒るなよ」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:22:42.74 ID:JUaAko0N0<>

大臣「お前は何してる…俺は忙しんだ」

勇者「今どき忙しくないのはニートくらいだぜ。…チンタラして邪魔する代わりにケアルラかけてやるよ」スッ

大臣 「…」 スーッ


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:23:26.73 ID:JUaAko0N0<>

勇者 「…お前には遊びがない」

大臣「…それで?」

勇者「親友の顔を見て、少しは落ち着いたか?」

大臣「…ああ。助かった…すまない…感謝する。だが…良い話以外は聞きたくない」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:25:00.44 ID:JUaAko0N0<>

勇者「そりゃあ、難しい話だ。お前んとこの副メイド、淫魔付きだったからな」

大臣「…やっぱりそうか」

勇者「気付いてたか」

大臣「ああ。魔王は混血を狙って、血から国を滅ぼそうとしてる」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:27:41.10 ID:JUaAko0N0<>

勇者「若い頃から闇の力に打ち勝てる人間は少ないからな」

大臣「世の中、お前みたいな人間だけじゃない」

勇者「俺は強くないぞ。戦場じゃ、誰もが英雄や勇者だ」

大臣「だがお前は選ばれた」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:29:10.67 ID:JUaAko0N0<>

勇者「選んだのはお前だろ。勇者プロジェクトの責任者さんよ」

大臣「時代がお前を必要とした。それがたまたま幼馴染だっただけだ」

勇者「俺は羊使いで十分幸せだったけどな」

大臣「分かってる。俺にも、もちろん責任はある。お前を今のロールにさせたこと。だからこそ、俺にしかできないことをやる」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:29:51.06 ID:JUaAko0N0<>

勇者「…この国を変えるのが、お前の役割か?」

大臣「ああ。呆れるくらいの難題だが…ニートでボーッとしてるよりは生きてる実感があるからな」

勇者「羊使いはニートじゃない」

大臣「はは。分かってる。”のんびり”を皮肉っただけだ」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:30:38.15 ID:JUaAko0N0<>

勇者「やっと笑ったな。お前は笑ってるほうが似合うぜ。難しい顔よりも」

大臣「そりゃ、難しくもなる。そういう現状だ」

勇者「…そうだな。それと、副メイドはもうケアしてある。淫魔は冥土へ送りメイドの卵巣はリセットさせた」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:31:54.14 ID:JUaAko0N0<>

大臣「そうか…ありがとな。もう念のため、の手は打っておいた。国が滅んだら子育てどころではない。母体の食料確保すら難しくなる。大丈夫だ。大したことじゃない」

勇者「…男から生まれることもないんだな?」

大臣「男が持つ生殖機能の場合、召喚以外、必ずメスの母体が必要になる」


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/04(木) 11:32:35.29 ID:JUaAko0N0<>

勇者「ほう、逆にお前が淫魔にウツツを抜かすことはないのか?」

大臣「お前じゃねぇんだよ、ったく。俺はプレイボーイじゃない」

勇者「はは。良い顔してるぜ」



つづく
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2019/07/27(土) 11:07:17.30 ID:MqnGUbYeO<> おつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2019/07/30(火) 10:43:01.92 ID:Vperdwsl0<>

保守

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