以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>saga<>2020/01/01(水) 20:36:18.95 ID:/f0KrbTt0<>

ざざーん…… ざざーん……

波の音がする……

ざざーん…… ざざーん……

風太郎「ん……ここは……?」

目をこすりながらあたりを見渡した。俺は砂浜にいた。

風太郎「うっ、痛っ」

体中が痛いが、幸い大きな怪我はなさそうだ。

ここはどこだろうか。俺はなぜここにいるのだろか。記憶を少し整理してみよう。

俺は上杉風太郎。今日は3月20日だ。日本時間で……そう、俺達は卒業旅行のために日本から南半球に飛行機で向かっていた。

季節はまだ春なのにこの暖かさと、高く昇った太陽が、ここは日本ではないことを示唆している。

目的地についたのだろうか……

だが、何かがおかしい。体が痛く、服は海水で濡れたのか湿っている。

思い出そう……

そう、飛行機の中で……<>【五等分の花嫁】風太郎「五つ子と無人島ライフ」【安価・コンマ】 ◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/01(水) 20:38:25.79 ID:/f0KrbTt0<>
四葉「上杉さん!初めて日本の地を離れた感想はどうですか!」

風太郎「まだ飛行機の中だろ」

四葉「でも国境は超えましたよ!上杉さんの記念すべき初海外旅行!絶対、思い出に残る1ページにして見せます!」キラキラ

二乃「ちょっと四葉、張り切りすぎよ。たかが海外で」

一花「私達はちょいちょい行ってたもんね。お父さんのお金で」

五月「でも今回は、バイトで貯めた私達のお金で、初めての旅行ですよ!テンション上がります!美味しいお店探しは任せてくださいっ」

三玖「南洋……リゾート……今回は水着選びもバッチリ」

二乃「今回は海外だし、プールの時より攻めた水着用意したわよ。今から楽しみ?」

風太郎「うっ……」

四葉「ちょっと二乃!」

二乃「冗談冗談。手出さないから安心しなさいよ。それより四葉も結構気合入れた水着買ってたじゃない?彼にみせるために」

四葉「もーっ、からかわないでっ」

風太郎「……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 20:40:57.99 ID:/f0KrbTt0<>
一花「でも、本当に最後なんだね。私達、6人で遊びに行くのも」

三玖「4月からはみんなばらばら」

五月「……なんだか寂しくもありますね」

二乃「なーに辛気臭いこと言ってるのよ!別に今生の別れってわけじゃないんだから。お盆は実家に集まる約束でしょ!」

五月「そうですね。お母さんのお墓参りには必ず」

一花「うん」

二乃「ところでアンタ達、いつ結婚するのよ」

風太郎・四葉「!!」

一花「お姉ちゃんも気になるぅ〜!式の予定決まったら早めに知らせてね。女優は忙しいんだからっ」

風太郎「気が早いぞ、お前らっ!」

四葉「上杉さんと結婚……お、恐れ多い…!」

三玖「四葉、結婚したら合法的にらいはちゃんを妹にできるよ」

四葉「結婚しましょう!上杉さん!」

風太郎「まてまて、色々おかしいだろっ!?」


機内で賑やかに盛り上がり、普段はクールな俺も自然にテンションが上っていた。

この旅行のために現地のガイドブックを読み尽くし、上杉風太郎謹製(手書き)の卒業旅行のしおり(100ページ超え)を全員分作ったくらいだ。

最後にあいつらと思い出を作れること。そして、何よりあいつの笑顔が見れること……楽しみで仕方がなかったんだ。
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/01(水) 20:42:20.04 ID:/f0KrbTt0<>
それから徐々に記憶が蘇ってきた。

みんな騒ぎ疲れて、すやすやと眠っていたが、俺は興奮で、昨日徹夜で眠れなかったのに、窓の外をぼんやりと眺めていた。飛行機は雲の上を飛んでいた。場所はどこだろうか。赤道近くだったと思う。

ドン!と大きな音がして、機内が揺れた。

乗客は皆、目を覚ましてあたりを見渡した。

すぐに目の前に天井からマスクがおりてきた。

機内にアナウンスが流れた。慌てずに機長・乗員の指示に従って行動するよう日本語と英語での指示だった。

俺は窓の外を見た。主翼からもくもくと黒い煙が吹き上がっているのを。機内に悲鳴がこだました。

俺は気が動転しながらも、マスクを口につけて、隣の四葉や他の連中にも同じ様にするよう指示した。

高度がぐんぐん下がっていくのが機内にいてもわかった。

もう一回、ドン!と大きな音がして、飛行機は大きく右に傾いた。

機内が静かになった。全員、祈っていたと思う。祈ることしか出来ない。

その時、俺の視界の端に入ったのは、主翼が大きく欠けて、エンジンに火が吹いている光景だった……
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 20:43:18.06 ID:/f0KrbTt0<>
風太郎「とんだ卒業旅行だな……ハハハッ……」

俺は砂浜から体を起こした。幸い、大きな怪我はないようだ。全く奇跡である。航空機の事故から生還できる確率は宝くじに当たるようなもんだ。

飛行機はおそらく海に墜落したのだろう。それから俺は海にほうり出され、この砂浜に漂着したのだ。

あたりを見渡した。ヤシの木が生い茂っている。外国のどこかだ。近くに集落があればいいが……

足を引きずりながら宛もなく木陰の方へと向かった。日差しが暑かった。

冷静になると、あいつらの顔が思い浮かんだ。一花、二乃、三玖、四葉、五月……

俺が卒業旅行なんて誘わなければ、こんなことに巻き込まなくて済んだ。

風太郎「くそっ……」

ただやるせなく、そうつぶやくと、俺はぼんやりと海を眺めた。あの大事故だ、おそらくみんなは……

嫌なことを想像してしまう。
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/01(水) 20:46:35.13 ID:/f0KrbTt0<>

風太郎「ん?」

そんな時、少し離れた浜辺に何かが打ち上げられているのに気がついた……

人間のようだ……

海流の流れで、この海岸に俺と同じように打ち上げられたのだろう。

俺は急いでそこへ駆け寄った。

心の中で、あいつらであってくれ、と願いながら。

近づくに連れて、期待は徐々に確信へと変わっていた。大きさと服装からは、男ではない。女子だ。海藻が絡まっていて、髪型や服装はよくわからないが、背格好はあいつらによく似ている。

風太郎「一花!二乃!三玖!四葉!五月!」

声をかけながら駆け寄った。あの事故でよく助かってくれた。それが、俺にはなんとも嬉しかった。


↓1 漂着したのはだれですか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 20:47:14.50 ID:a6jw1BVSo<> 三玖 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 20:47:27.75 ID:MbkBTAGdo<> 二乃 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 20:48:21.20 ID:rEvGIjk90<> これ別に誰だろうと一緒じゃね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 21:10:46.59 ID:/f0KrbTt0<>
???「んっ……」モゾッ

生きている。俺は逸る気持ちで体にまとわりついた海藻を取り除いた。

風太郎「おい、大丈夫か!」

???「あれ……私は……」

風太郎「三玖!三玖だよな!?俺だ、上杉風太郎だ!俺たち、飛行機に乗っている時に、事故に巻き込まれてっ!」

三玖「フータロー……?どういうこと?」

三玖が生きていた。三玖が助かった。それだけで、この時俺は体の力が安心して抜けていくのを感じた。

……

三玖を発見した。
中野三玖 ステータス
精神力D 知力A 協調性B 体力E 料理D

精神力 6/10
体力  5/10 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 21:16:40.24 ID:/f0KrbTt0<>
三玖「つまり、飛行機が墜落してここに漂流したんだね」

風太郎「ああ」

三玖「他のみんなは?」

風太郎「……わからん。俺も目が覚めてから大して時間が経っていない」

三玖「そう……」

三玖は元気なくうずくまった。飛行機が墜落して助かる可能性の方が低い。最悪の事態はどうしても想像してしまう。

風太郎「まだ諦めるのは早い。俺とお前が助かったということは、俺達の席の近くにいた奴らは比較的生存率が高いといえるだろう」

風太郎「そして俺とお前がここに流されたということは、他の連中も海流の関係で近くに流された可能性は高い。つまり、生きている可能性は十分にあるんだ」

三玖「ほんと?」

風太郎「ああ。簡単なロジックだ。諦めるのは早いぞ。俺探してくるから!」

三玖「ちょ、ちょっとフータロー?」

風太郎「お前はここで待ってろ。絶対に他の奴ら見つけて戻ってくるから!」

三玖「一人にしないで……怖い」

風太郎「じゃあ一緒に探すか」

三玖「うん」


俺たちは近くの海岸をくまなく探した……

↓1 何を発見しましたか?(コンマ)
1-3:サバイバルナイフ 4-6:真水の入ったペットボトル 7-9:弁当箱 0:四葉のリボン
ゾロ目(ボーナス):リボン以外全部
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 21:23:46.46 ID:aZtjMZcDO<> はい <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/01(水) 21:38:03.27 ID:/f0KrbTt0<> 夕暮れ時まで俺たちは海岸沿いを探し回った。

三玖「見てフータロー!あそこ!」

風太郎「おお、三玖!でかした!」

三玖「ペットボトル3本……これで3日間は飲水に困らないかも」

風太郎「これも飛行機の積荷、だよな……」

……

しかし、他の姉妹どころか、人影すら見つけることは出来なかった……

風太郎「くそっ、どこだよ……」

三玖「待って、フータロー……」

風太郎「もうちょっとあっち側探してみようぜ」

三玖「ごめん、足がもう……限界かも……それに、日がくれてきたし、今日はもう……」

三玖が申し訳なさそうに提案してきた。

遭難初日、丸一日探し回って成果がペットボトル3本だけでは納得出来ない。しかし、日がくれてからこの未知の場所で姉妹を探し回ることが理に叶っているのだろうか。

浜辺の奥には広大なジャングルが広がっている。奥から、聞いたこともないような鳥のギャオッギャオッという鳴き声が聞こえてくる……

三玖「ここがどこかわからないけど、夜は危ない。遭難した時はまず自分の安全を第一に考えるべきだと思う」

三玖「日が沈む前に、安全な寝床を探した方がいい」

↓1 
@三玖の提案を採用する
Aさらに遠くのエリアを探し回る(コスト 三玖の体力-2 リターン 姉妹発見率10%)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 21:46:08.82 ID:SoxgUCzAo<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 21:57:23.20 ID:a6jw1BVSo<> 1 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/01(水) 22:02:53.00 ID:/f0KrbTt0<> 三玖「落ち着いて、フータロー。姉妹を想う気持ちは私も同じだから。でも、大丈夫。きっとみんな生きているよ」

三玖「信じよう。だって、姉妹で一番体力のない私だって助かっているんだから」

三玖「きっと今頃四葉はサバイバルの準備をしている。一花や二乃だってどんな場所でも逞しくやっていけるよ」

三玖「五月は……」

風太郎「あいつは腹をすかせてそうだな」

三玖「フフフ」

風太郎「サンキュー、三玖。そうだよな。まずは俺たちが生き残ることだ」

三玖「うん」

……

日がくれる前に、俺達は雨風を凌げそうな場所を探した。未知のジャングルに入るのは勇気がいる。

三玖は俺に体をピッタリ寄せてきた。俺も足がすくむ思いだが、男として三玖をリードしなければならない。

風太郎「ここ、どうだろう?」

大きな木に自然に穴が空いて、人が二人ほど入れそうな洞になっている。

三玖「うん、上出来」

そこらへんで集めた木の葉を床に敷き、俺達は野宿をすることにした。

……

第1日目 ステータス

三玖(みんな大丈夫かな……)
精神力 6/10 体力 5/10

アイテム:ペットボトルの水(残り3)

…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 22:18:16.95 ID:/f0KrbTt0<> 2日目

風太郎「眠れた?」

三玖「……」フルフル

風太郎「だよな……」

俺たちが見つけた木の洞は意外と心地よかった。

しかし色々な心配事が尽きず、まともに眠ることはできなかった。

みんなの安否が一番心配だ。そして、何より俺たちがこれからこの南のジャングルで生きていけるのか。

そもそもここはどこだ。外国のどこかの島なのか、大陸の一部なのか、場所は皆目検討がつかない。だが、この探索した範囲内に人の暮らす痕跡は見当たらなかった。

もうすでに捜索隊が遭難地点付近をくまなく探してくれていることだろう。なんとか俺たちが生存していることを伝えたい。

三玖(フータローと一晩……緊張して眠れなかったとは言えない……)

風太郎「さて、今日こそみんなを探しに行こうか!」

三玖「待って、フータロー。みんなを探しに行くのは大事だけど……水はあるけど、食料はないんだよ」

三玖「サバイバルの基本。@安全な寝床Aきれいな水場B食料。どれも大事。今はまだ大丈夫だけど、お腹空いてきたらみんなを探すどころじゃなくなる」

風太郎「ふむ……」

三玖「海岸沿いは食料が少ない。ジャングルの中は食料が多いけど、危険もあると思う。どうする?」

↓1 午前中は何をしますか?
@ 海岸沿を探索する
A ジャングルの中で食料を探す
B 水場を探す(発見率50%)

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 22:19:04.01 ID:5yQR6DQW0<> 2 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/01(水) 22:32:41.33 ID:/f0KrbTt0<>
風太郎「そうだな。まずは食料を探そう。腹が減っては戦は出来ぬだ」

三玖「料理は任せて」

風太郎「未知の食材と三玖の料理のコラボ……胸が踊るぜ」

俺たちはジャングルの奥へと歩を進めた。

少し歩くと日が入らないような鬱蒼とした密林が広がる。

三玖「虎とかいたらどうしよう……」

風太郎「ヒッ!こ、怖いこと言うな……!」

三玖「フータロー、足が震えている」

風太郎「し、心配するな……そうそうジャングルに虎なんていない……ここは安全な南の島だ……」ブツブツ

俺達はジャングルで食料を探し回った。

↓1 コンマ
1-3:1日分の食料ゲット 4-6:2日分の食料ゲット 7-9:3日分の食料ゲット 0:大型肉食獣の足跡を発見(精神力-1)
ゾロ目ボーナス:水場も発見

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 22:39:43.04 ID:SoxgUCzAo<> あ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/01(水) 22:53:33.24 ID:/f0KrbTt0<>
三玖「フータロー、木の実見つけた」

風太郎「さすが三玖!俺の一番の生徒だ!」

三玖「食べられるかな?これ……」

風太郎「ふむ……一見、赤いブドウのような形だ……どれ」パクッ

三玖「!」

風太郎「んっ。これは……美味しい!ほんのり甘酸っぱく、それでいてジューシーな果実!舌はしびれないし、毒はなさそうだ!」

三玖「よかった……ここらへん一体にたくさん成っている。もって帰れるだけ、もって帰ろう」

風太郎「おう!」

食料の確保に成功した。およそ2日分のエネルギーになりそうだ。

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/01(水) 23:01:41.86 ID:/f0KrbTt0<>
午前中、食料の確保に成功したため、午後からはいよいよ姉妹の捜索だ。

せっかく確保した食料や水を他の動物に荒らされたら目も当てられないし、三玖の体力を温存してもらうため、彼女には寝床で留守番してもらうことにした。

絶対に見つけなくてはという使命感もあるが、海岸沿いを歩いて遭難場所の地理を把握するのも重要だ。

人里を見つけるのも優先度が高い。俺は幸い英語を話すことができる。なんとか現地人とコミュニケーションをとって、救助さえ呼べれば一気に生存率は上がる。

意を決して、俺は海岸沿いを捜索した。

↓1 何を発見しましたか?(コンマ)
1-3:サバイバルナイフ 4-6:医薬品キット 7-9:二乃の髪飾り 0:四葉のリボン
ゾロ目(ボーナス):リボン以外全部

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 23:06:54.55 ID:H9HkW9Vuo<> ほい <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/01(水) 23:21:51.13 ID:/f0KrbTt0<> 俺は遭難地点から少し遠くの海岸をくまなく探索した。

風太郎「ナイフに医薬品……すごい役に立ちそうなモノを見つけたぞ」

風太郎「やはり飛行機からいろいろな道具が海岸に流れ着いているみたいだ」

日が沈みそうになるまで探し、十二分な収穫を得た。

風太郎「ん?」

俺は足元に紫色の蝶のようなものを見つけた。

風太郎「これは…!」

恐る恐る手に取る。見覚えがあった。忘れようがない。これは二乃の髪飾りだ。

風太郎「二乃!近くにいるのか!!」

大声を出して呼びかける。返事はない。波の音が聞こえるだけだ。

だが、この近くに二乃が流れ着いた可能性は高い。一縷の希望に足が震えた。

漂流してまもないから近くにいる可能性はある。もしかしたら俺達と同じようにジャングルの中に寝床を探して入ったかもしれない。

それか、同じく姉妹を探して海岸沿いをうろついているか。

早く探すべきだ。しかし、もう日が暮れそうだ……三玖には日が沈むまでに帰ると約束している。

この時、俺は二乃を探し続けるべきか、三玖のもとに帰るべきか、少し悩んだ。

↓1 どうしますか?
@ このまま二乃捜索を続行(コスト 三玖の精神力-2 リターン 二乃発見率50%)
A 今日は一旦ベースキャンプに帰る
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 23:23:30.40 ID:5bcweDyqo<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 23:23:42.10 ID:5yQR6DQW0<> 1 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/01(水) 23:43:06.38 ID:/f0KrbTt0<>
二乃の事は心配だが、今日は一旦、三玖の待つキャンプに戻ろう。

……

三玖「遅い!」プンスコ

風太郎「悪い悪い」

日が沈む前になんとか三玖のところに戻ったが、彼女はご機嫌ななめだった。

三玖「心配だったんだよ。このままフータローが帰ってこなかったらどうしようって……日が沈んでも帰ってこなかったら探しに行こうとも思った」

風太郎「でも、代わりに色々見つけたぞ。サバイバルナイフに、医薬品」

三玖「すごい収穫だね」

風太郎「それに聞いて驚くな。なんと、こんなものも見つけた!」ジャジャーン

三玖「それは……二乃の……」

風太郎「ああ。これであいつもこの近くに漂流している可能性が高いことが示された。明日はいよいよ二乃を本格的に捜索だ」

三玖「……でも、確実じゃないよね……墜落した時、外れただけかもしれないし……」

風太郎「うっ」

三玖「大丈夫かな、二乃……毎朝メイクしないと学校にも行けないし、毎日お風呂入らないと我慢出来ない子なのに」

不安にさせてしまったためか、三玖が少しだけネガティブになっていた。

風太郎「大丈夫だ。あいつの強さは姉妹のお前が一番知っているだろ。信じよう」

三玖「うん。ありがとう、フータロー。信じなきゃね、姉妹だもん」

三玖を励まし、ペットボトルの水と手に入れた木の実を食べて夜を越した。

流石に今日は疲れて俺は深い眠りに入った。ジャングルには奇妙なカエル達の鳴き声が響いていた。


……

第2日目 ステータス

三玖(フータロー……やっぱり頼りになる)
精神力 6/10 体力 5/10

アイテム:ペットボトルの水(残り2)、木の実(残り1)、サバイバルナイフ、医薬品キット

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/01(水) 23:57:27.92 ID:/f0KrbTt0<>
第3日目

日が昇ったあと、俺たちは支度をして、二乃の髪飾りを発見したところへ向かった。

三玖「ここ?」

風太郎「ああ。目印に置いた石もある。ここらへんを中心にもっと探そう」

三玖「暑い……日に焼けそう」

風太郎「天気がいい日が続いて助かっているけどな。休み休み、それぞれ二乃の手がかりを探そう。俺はジャングルの方、お前は海岸沿いを探してくれ。太陽が一番高く昇ったら、この目印のところ集合な」

三玖「うん、わかった。フータロー、気をつけてね」

風太郎「大丈夫だ、今はこいつもある」

懐からサバイバルナイフを取り出して、ギラギラと光った刃を太陽の光にかざした。これである程度の危険生物と戦える……と信じたい。

三玖「過信は禁物」

三玖に別れを告げて、俺はジャングルの中へ向かった。足元が悪い。注意深く進まなくては。

お互い、午前中いっぱい付近を捜索した。

↓1 何を発見しましたか?(コンマ)
1-3:食料(1日分) 4-6:人の足跡 7-9:死体 0:大型肉食動物の足跡
ゾロ目ボーナス:食料と人の足跡を発見 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/01(水) 23:57:39.30 ID:z83LR6bvo<> ん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 00:04:09.95 ID:9xTw4t/1o<> 死体…モブのよね?
他の姉妹のとかじゃないよね? <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 00:08:40.52 ID:SPbsqjWP0<>
ここらへんのジャングルは、俺たちが寝床を見つけた場所と違い、足元がぬかるんでいる。

そして生暖かい嫌な風が、鬱蒼と生い茂った樹木の向こう側から流れてくる。

俺は身震いをした。とてもここでサバイバルはしたくない。多分、二乃も同じように感じるはずだ。

引き返そうと何度も思ったが、万が一二乃がここらへんに寝床を見つけている可能性を考えると時間いっぱいは探してみようと思った。

注意深くあたりを見渡す。

風太郎「ん?」

なにかの足跡のようだ。人間の顔ほどの大きさ。あまり時間は経っていない。

背筋が凍る。

遠くでなにかが蠢く音がした。大きな何かが、密林の低木をかき分けるような音だった。

ここに長居してはいけない。そう直感した。

俺はゆっくりと踵を返して、三玖との待ち合わせの場所に戻ることにした。

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 00:21:26.07 ID:SPbsqjWP0<>
三玖「私の方は何も見つからなかった」

三玖「フータロー?さっきから様子が変だよ?」

風太郎「あ、ああ……大丈夫だ」

三玖「ジャングルの中にはなにかあった?」

風太郎「動物の足跡があった……」

青ざめた俺を心配そうに三玖が覗き込んでくる。

風太郎「四足動物の……結構大きい奴……ネコ科だと思う……虎かもしれん」

三玖「!」

風太郎「帰るか、三玖……」

三玖「待って。二乃がいるかもしれないんだよ。ここの近くに」

三玖「ならなおのこと、早く探さなきゃ!」

遭難時には自分の安全第一と説いた三玖だったが、この時はあからさまに動揺していた。
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 00:23:23.80 ID:SPbsqjWP0<>
だが、ここには二乃がいる根拠はあまりないのだ。彼女の髪飾りが漂着していただけで、全く別のところに二乃は流れついたかもしれない。

それか、ここには流れ着かなかったか……

いろいろな可能性が頭をよぎる。答えはない。

このまま、身の危険を犯して二乃をこのエリアで探すことが正しいのか。
それとも、まずは自分の身を守ることを優先するべきなのか。

三玖「行こう、フータロー。二乃を探しに」

三玖は前のめりになっている。

↓1 どうしますか?
@ジャングルを再度捜索する
A三玖を宥めて一旦ベースキャンプに戻る(コスト 三玖の精神力-1)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 00:23:49.16 ID:I25qqYV9o<> 1 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 00:42:07.19 ID:SPbsqjWP0<>
風太郎「そうだな。二乃がいる可能性があるんだ」

俺は心を奮い立たせた。右手でナイフの柄を強く握った。

風太郎「探そう。もう一度、ジャングルを。三玖はここで待ってろ」

三玖「嫌。私も行く」

風太郎「駄目だ。絶対に帰って来るから……お前は待っていてくれ」

三玖「フータロー……」

風太郎「日が沈むまでに俺が帰らなかったら、もとのキャンプの方へ帰るんだ。そして、救助隊を待て」

三玖「……」

風太郎「頼む。絶対に帰るから」

三玖「……約束だよ」

風太郎「ああ!任せろ!!」 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 00:44:12.84 ID:SPbsqjWP0<>
……

三玖の前では男らしい姿を見せたが、内心は恐怖との戦いだった。

腰を引きながら一歩一歩、ジャングルを進む。程なくして先程の足跡のところに戻ってきた。

ギ―ッ ギーッ

風太郎「うわっ」

コウモリの鳴き声だった。ジャングルの中をカラスほどの大きさのコウモリが飛び交っていく。

ビクビクしながらも、俺は前に進んだ。このジャングルの中に、二乃がいるかもしれないのだから。

↓1 何を発見しましたか?(コンマ)
1-3:何も見つからなかった 4-6:人の足跡 7-9:程よい洞窟(キャンプ地) 0:虎
ゾロ目ボーナス:二乃を見つけた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 00:47:31.66 ID:9xTw4t/1o<> ほいさ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 00:48:10.57 ID:9xTw4t/1o<> やったぜ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 00:50:29.79 ID:I25qqYV9o<> やるじゃん <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 01:07:48.13 ID:SPbsqjWP0<>
奥に進むほど、鬱蒼と木々が生い茂る。

風太郎「ん?」

ふと地面を見ると、足跡があった。人の足跡だ。比較的新しい。

俺は足跡をたどった……

足跡はところどころ途切れていたが、10分ほど追うと、洞窟を見つけた。そこにつながっているようだ。

近くには小さな河が流れている。

風太郎「おーい!誰かいるかー!二乃―!」

俺は大声を出しながら洞窟へと向かった。

洞窟の影からもぞもぞ何かが動くのが見えた。

???「フー君……?嘘……夢……?」

風太郎「夢じゃない!俺だ!上杉風太郎だ!」

二乃「フー君!フー君!ほんと!本物だわっ!!」

洞窟から二乃が出てきて、抱きついてきた。俺も思わず、二乃を思いっきり抱きしめた。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 01:09:36.45 ID:SPbsqjWP0<> 二乃は泣いていた。

二乃「不安だったんだからぁ!こんな、ジャングルで一人ぼっちでっ……!馬鹿、馬鹿、馬鹿ぁ!」

風太郎「よしよし。安心しろ。お前、髪飾り1つ海岸に落としただろ。それが偶然見つかって、追ってきたんだ」

二乃はしばらく抱きついたまま離れなかった。

風太郎「三玖もいるぞ。あいつは海岸で待っている。さあ、行こう。三玖のところへ」

二乃「うん……」グルルルルッ

抱きついたまま、二乃のお腹の音が聞こえた。

風太郎「腹減っただろ。食料もあるからな」

二乃「ごめん、安心して、腰が抜けて立てないわ……背負って、フー君……」

風太郎「やれやれ」

二乃を背中に乗せて、俺は来た道を戻ることにした。幸い二乃は軽くて助かった。

二乃「好き……好きよ……私の王子様……」

帰り道、何度も二乃が耳元で囁いてきたが、俺は聞こえないふりをした。

二乃を発見した。
中野二乃 ステータス
精神力B 知力D 協調性E 体力C 料理A

精神力 7/10
体力  3/10
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 01:26:07.54 ID:SPbsqjWP0<>
海岸で三玖と二乃も感動の再開を済ませたあと、日が沈みかかっていたので、俺達はもともとのキャンプ地に戻った。

二乃「えっ……あそこ虎いたんだ……」ガクガク

風太郎「ああ。もうあのジャングルには近づきたくないぜ」

三玖「二乃はなにか手がかりを見つけた?」

二乃「ううん。気がついたら浜辺に打ち上げられていたわ。色々付近を探したんだけど、何も見つからなくて。

   とりあえず、川沿いに歩けば街が見つかると思って、海に注ぐ小川から森の中に入ったのよ。

   そしたらちょうどいい感じの洞窟があったから、そこで……水はあったけど、ご飯はなかったわ。

   ん。美味しいわね、この果物」モグモグ

二乃「で、アンタ達は2日間ふたりっきりだったんだ」

風太郎「ああ。なんとかジャングルの中で、居心地のいい、この木の洞を見つけてな……食料を探しながらお前達を探していた」

三玖「まさか生きているとは思わなかった。さすが二乃、しぶとい」

二乃「何よ。さっき再開した時は大泣きしていたくせに、憎まれ口叩いちゃって」

三玖「二乃も泣いていたからおあいこだよ」

二乃「ところでアンタ達、二人っきりの時、変なことしていないでしょうね」

三玖「変なこと……///し、してないもんっ…!まだ……」

二乃「そっか。良かったわ」

ご飯を食べ、水を飲み、日が沈んだあとは寝床で寝るだけだ。

2人でなんとか過ごせるスペースに二乃が加わるとかなり狭く感じる。

二乃「おやすみなさい、フー君」

真ん中の俺に二乃と三玖が抱きついてきて、相当暑苦しい。そろそろ次の拠点、食料と水場を探さないといけないかもしれない……


第3日目 ステータス

三玖(二乃……生きててよかった)
精神力 6/10 体力 5/10

二乃(助けてくれてありがとう、フー君、三玖)
精神力 7/10 体力 3→4/10 (※寝床と水と食事があれば5までは自然回復します)

アイテム:ペットボトルの水(残り1)、木の実(残り0)、サバイバルナイフ、医薬品キット
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 01:36:51.29 ID:SPbsqjWP0<>
続く

・ 以上のような感じで安価とコンマで風太郎が五つ子と無人島ライフを過ごします
・ 一応、目標は無人島からの脱出です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 09:07:43.15 ID:e7BvqHUXo<> おつ
きたい <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 16:54:28.01 ID:SPbsqjWP0<>
第4日目

朝。

二乃「きれいな水場が欲しいわ。飲水も少なくなってきたし、そろそろ体きれいに洗いたい」

三玖「それは同感だけど、ご飯が大事。食べ物ないと元気が出ない」

二乃「もう私達、4日くらい体洗ってないのよ。そろそろ匂いきつくなってきたわ。服も洗いたいし」

二乃「というわけで、フー君、水場を探しにいくわよっ!」

三玖「ちょっと二乃、仕切らないで。優先すべきは食料。今のうちに食料を確保した方がいいと思う」

二乃「むむむっ……」

三玖「……フータローの判断を尊重したい。どうする?」

風太郎(どちらの意見も一理あるが……午前中の行動はどうしよう)

↓1
@二乃と水場探し
A三玖と食料探し
Bその他自由 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 17:07:33.99 ID:e7BvqHUXo<> 2 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 17:27:10.99 ID:SPbsqjWP0<> 風太郎「確かに水場は大事だがまずは食料だ」

三玖「フータロー…!」

二乃「……」

風太郎(正直どちらも大事だから結局午後には探さないといけないんだけど、まずは三玖の意見を尊重しよう)

風太郎(多人数のサバイバルにおいて何より大事なのは多分人間関係……)

風太郎(ここまで一緒に頑張ってきた三玖の意見をいきなり蔑ろにしたら、落ち込みそうだからな)

風太郎「二乃はこのキャンプで待っていてくれ。衣料品や残り少ない水をネズミとかから守るのも大事な仕事だ。あと、この近くの枯れ木を集めておいて欲しい」

風太郎「お前にはとってきた食料を料理してもらう大事な役割もあるからな」

二乃「…!わかったわよ、私に任せて。ふたりとも、気をつけてね」

三玖「料理は私の仕事……」ムッ…

風太郎「まあまあ、早速食料を探しに行くぞ。お前のセンスを頼りにしている」

三玖「うん。任せて」

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 17:30:35.06 ID:SPbsqjWP0<>
こうして俺たちは以前、木の実を見つけたエリアの近くまで行った。

三玖「木の実……2日前まではたくさん成っていたのに……」

風太郎「動物に全部食われてるな……」

三玖「どうしよう。もっとジャングルの奥に行けば食料あるかもしれないけど」

もちろん、危険もある。

三玖「それとももう少しこの一帯を探す?」

↓1 どうしますか?
@ 安全なエリアで食料探索(リターン少 リスク少)
A 未知のエリアで食料探索(リターン大 リスクあり) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 17:33:29.76 ID:VdmVzAlGo<> 2 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 17:42:53.21 ID:SPbsqjWP0<>
風太郎「虎穴に入らずんば虎子を得ずだ。もう少し奥を探してみよう」

三玖「……」

三玖は怖がっている。ジャングルの奥は鬱蒼としている。

風太郎「大丈夫だ。はぐれないようにしっかり俺の手、握っていろ」

三玖「……うん」ギュッ

俺たちは恐る恐る、未知のエリア、ジャングルの奥に一歩足を踏み入れた……

↓1 何を発見しましたか?
1-3:2日分の食料ゲット 4-6:3日分の食料ゲット 7-9:地図ゲット 0:大型肉食獣の足跡を発見(精神力-1)
ゾロ目ボーナス:水場も発見 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 17:48:34.56 ID:+LddtwpL0<> あ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 18:09:44.67 ID:SPbsqjWP0<>
三玖「フータロー!あそこ見て!」

風太郎「おおっ…!」

ジャングルの奥にはバナナの木が生い茂っていた。

風太郎「でかした、三玖!これは3人で食べても十分な量だ!」

このジャングルには意外と食料が豊富なようだ。果実ばかりであるが、十分なエネルギーになる。

俺と三玖はこのエリアのバナナを手当たりしだい収穫した。3日分の食料になりそうだ。

……

風太郎「これは二乃も喜ぶぞ。でも料理には向いていないな。でも、果物は生でも食べられる。満足だ」

風太郎「そろそろ帰るか。二乃も待っているし」

三玖「……」

風太郎「どうした?三玖?」

三玖「フータロー。遭難してから、色々ありがとう……この食料も、フータローがいないと……私一人だったら勇気がなくて、ここまで来れなかった」

突然足を止めて三玖がお礼をしてきた。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 18:13:10.12 ID:SPbsqjWP0<>
風太郎「気にするなって。俺も一人ぼっちだったらここまで耐えられなかったかもしれん」

風太郎「最初にお前が近くにいて、助かっている。家庭教師の最初の頃も、お前がいたから二乃や五月が喧嘩したときもなんとか続けられたんだ」

三玖「私、フータローの役に立っていた?」

風太郎「ああ。間違いない」

三玖「やっぱり優しいね、フータローは……私はその優しさに……ねえ、フータロー。お礼、させて」

風太郎「ん?」

そう言いながら三玖は顔を赤くして、体を寄せてきた。

三玖「フータローも……男の子だもんね。この遭難生活、私を守ってくれて、二乃を見つけてくれて、すごい男らしかったよ」

耳元で三玖がささやくように言った。

風太郎「お、おい、三玖……冗談はよせ」

三玖「冗談じゃないよ。女の私にできるお礼したい……溜まってるの、処理してあげる。体はずっとお風呂入っていなくて、汚いから……口で……」

そう言いながら三玖は俺のズボンに手をかけ、股の前にしゃがみこもうとした。

風太郎「ちょ、ちょ、ちょっと!それはまずいんじゃないですかね……」

三玖「何が?」

風太郎「いや……倫理的に」

あたりに生暖かい風が吹いていた。木の上に止まった鳥が興味深そうに俺たちの方をじっと見ていた。

三玖のお礼……やはり、こいつは色々暴走しがちだ。さて、どうしたものだろうか……

↓1 三玖のお礼を受け取りますか?
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 18:16:22.65 ID:dGydMiwrO<> 受け取る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 18:17:51.13 ID:dGydMiwrO<> あ、やっぱり体洗えるまではいいとか言って断るで
もう取っちゃったし変更ダメならこのままで <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 18:32:38.97 ID:SPbsqjWP0<>
風太郎「いや、三玖……やめよう。倫理的に……倫理的に駄目だ」

三玖「倫理なんて知らない」

風太郎(しまった、こいつにはもっと倫理の授業をするべきだった…!)

気がついた時にはあとの祭りだった。三玖は俺のズボンを下ろして、パンツからイチモツをまさぐり出した。

三玖「フータローも期待しているじゃん」

風太郎「ぐっ……」

俺も男だ。三玖と4日間生活して、日に日に濃くなってくる三玖の女の匂いを意識し始めた頃合いだった。

すっかり硬くなっていたそれを、三玖は手で優しく包みこんだ。

風太郎「風呂入っていないから……俺のも汚いぞ」

三玖「うん……すごい、獣のような匂い……嫌いじゃないよ」チュッ

風太郎「はうっ」

三玖の柔らかい唇が敏感になった先端に触れて、俺は思わず声を上げてしまった。
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 18:40:24.19 ID:SPbsqjWP0<>
三玖「んっ……れろれろっ……ちゅぷちゅぷっ」

静かなジャングルの奥に、淫靡な音が響く……

三玖「はむっ……じゅぽじゅぽっ……んっ、じゅぽっ」クポクポ

三玖は愛おしそうに俺のを咥え込み、離さなかった。

風太郎「うっ、で、出る……!」

三玖は涙目になりながら上目遣いで頷いた。

遭難して初めて、気が抜けた気がした。ここまで張り詰めていたものすべてを、三玖の口の中に吐き出した。

風太郎「はぁ、はぁ……す、すまん、思いっきり……」

三玖「すごいっ……濃いよ……」ゴクッ

風太郎「ちょっと、三玖、これは飲んじゃ駄目だっ!倫理的に!」

三玖「久しぶりの動物タンパク質……美味しかった。ごちそうさま」

三玖は微笑みながら口で俺のをもう一度きれいに舐め回したあと、立ち上がって膝についた泥を払っていた。

俺は呆然と、三玖の体を見つめていた。

三玖「また、溜まってきたら教えて……お礼ならいつでもするから」

栄養を与えて三玖の体力が1アップした。
精神力 6/10 体力 5→6/10

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 18:42:36.27 ID:SPbsqjWP0<>
二乃「遅い!二人で何していたの!」

三玖「何ってナニ?」

二乃「ちょっと、あんた……!フー君大丈夫だった?(三玖という名の)獣に襲われなかったわよね?」

風太郎「あ、ああ……そんなことより、これを見ろ!バナナだ!」

二乃「わっ。フー君のバナナ……!これで当面の食料問題解決だわっ!」

三玖「ジャングルの危険なエリアで見つけてきた。二乃も感謝して」

二乃「か、感謝しているわよ……いつも……ありがと」

二乃は照れくさそうにお礼を言った。

二乃「それじゃあ午後は水場探しよね?」

風太郎「……うーん」

思わず三玖のお礼を受けてしまったせいで、体に倦怠感が残っている。とはいえ、ここで怠ける訳にはいかない。

午後からは何をしよう。

↓1 何をしますか?
@二乃と水場探し
A他の姉妹を求めて海岸沿いを探索
Bその他自由
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 18:43:11.82 ID:I25qqYV9o<> 1 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 19:01:06.40 ID:SPbsqjWP0<>
風太郎(そろそろきれいな水場がほしいな。体も汚れてきたし、飲水も心もとない)

風太郎(ここは二乃の言う通り、まずは水場だ。今日は水場を確保して、明日から本格的に姉妹の捜索に移ろう)

風太郎「じゃあ三玖はお留守番だ。二乃、行くぞ」

二乃「はーい」

三玖「ふたりとも気をつけて」

三玖に見送られて、二乃と一緒に、ジャングルの奥地へと繰り出した。ここまで探索したのと別のエリアだ……

二乃「一花や四葉、五月は元気にやっているかしら……」

風太郎「意外と食料の多いジャングルだ。五月は逆に太っちまわないか心配だぜ」

軽口を叩くのが精一杯。三人が生きている保証もない。でも、そう信じないことには場が持ちそうになかった。

彼女たちを探すことも大事だ。しかし、自分たちが救出されるための行動もそろそろ考える必要はある。

二乃「水場を見つける前に言っておくわ、フー君。こんな状況だからじゃないけど、あの告白から私の気持ち、変わってないから」

風太郎「……」

俺は必死にあたりを見渡し、耳を澄ませた。

二乃「ちょっと聞いている!?結局、あんたは私の事、選ばなかったけど、私はまだ……!」

風太郎「少し黙れ。あっちの方から……水が流れる音がする!」

二乃「ほんと!?」

風太郎「ああ、間違いない、行くぞ!」

↓1 発見出来たのは……
コンマ
偶数:きれいな泉(新しいキャンプ地) 奇数:汚い水たまり
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 19:04:37.78 ID:+LddtwpL0<> さっこい <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 19:18:21.14 ID:SPbsqjWP0<>
風太郎「おおっ!二乃!こっちだ!水がある!」

二乃「ちょっと、置いてかないでよっ……はぁっ、はぁっ……あっ……」

俺たちの眼前に広がっていたのは、鬱蒼としたジャングルの中で少し開けた場所であり、そこにはサラサラとした透明な泉が湧いているようだった。

あたり一面は花畑のようになっている。その側には小さな洞窟もあり、雨風も凌げそうで、まさに絶好のキャンプサイトだった。

二乃「やったわっ!すごい、フー君!」

風太郎「これで水問題はクリアだぜ!」

俺と二乃は手を取り合って小躍りした。これでサバイバルが少し楽になる。

風太郎「ここをキャンプ地としよう。さっそく、三玖呼んで来ようぜ!」

二乃「ちょっと待って。一刻も早く……水浴びしたいわ」

風太郎「あのなぁ、三玖来てからでもいいだろ」

二乃「いいじゃない。まだ時間は余裕あるし。フー君も一緒に水浴びしましょ?」

そう言いながら二乃は泉の畔でおもむろに服を脱ぎ始めた。

風太郎「ま、待て待て!お、俺、ちょっとそこら辺見回ってくるからっ。」

二乃の裸を見てしまわないよう、手で目を隠してその場をあとにした。

二乃「何よ……私が誘ってるのに……」

三玖に一抜きしてもらったあととはいえ、この状況で裸を見るのは少し危険な気がした……
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 19:29:16.06 ID:SPbsqjWP0<>
三玖「久しぶりに水浴び……気持ち良かった」

二乃「この洞窟もジメジメしていなくていい塩梅ね」

久しぶりの水浴びで体もきれいになり、リフレッシュできた。

これでしばらく余裕をもってこのジャングルを探索できる。

なんとかしてここから無事脱出しなければ。姉妹を見つけるのも大事だが……

二乃「クシュンッ」

三玖「二乃、大丈夫?」

二乃「うん。ちょっと長い間水に使って体冷えちゃったみたい。南国とはいえ、夜の寒さは応えるわ」

三玖「火も欲しい……フータロー、出して」

風太郎「俺はドラえもんじゃない」

二乃「木を擦ればいいじゃない」

風太郎「火は……まあ、また明日だな……」

三玖「頑張って。火をおこしたら、今度はもっと……お礼してあげるから」

そう言いながら三玖がウインクしてきた。俺は慌てて顔をそむけた。食料探しのあとから、まともに三玖の顔を見ることが出来ない……


……


第4日目 ステータス

三玖(フータローの大きかった……///)
精神力 6/10 体力 6/10

二乃(なんだか三玖とフー君、怪しいわね)
精神力 7/10 体力 4→5/10 (※寝床と水と食事があれば5までは自然回復します)

アイテム:バナナ(3→2)サバイバルナイフ、医薬品キット
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 19:49:18.18 ID:SPbsqjWP0<>
第5日目 曇り

朝起きると、眩しい日差しはなく、空がどんよりとした雲に覆われていた。

ここに来てから初めての事だ。明日には雨が降りそうだ。雨が降る前に今日はできることを色々済ませなくては。

きれいな水場の近くに拠点を移して今の所順風満帆だが、足りないものは多い。

三玖「火が欲しい……」

二乃「温まりたいわ……」

ふたりとも、火を欲しがっている。道具があればいいけれども、道具なしで火を起こすのは容易じゃないだろう。

それに、食料も心もとなくはある。さらに、雨が降る前に探せるものは探して起きたい。やることはたくさんあるが、何をしよう……

↓1 午前中は何をしますか?
@ 頑張って火を起こす(成功率10% 成功したら三玖がお礼してくれます)
A 海岸沿いを探索する(道具発見の可能性あり 姉妹の手がかり発見の可能性あり)
B その他自由 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 19:50:57.05 ID:dGydMiwrO<> 2 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 20:10:43.96 ID:SPbsqjWP0<>
二乃と三玖には安全なキャンプ地で待機してもらうことにした。

ふたりとも汚れた服の代わりとしてヤシの葉っぱや木の蔓を探し集めて服を作ると張り切っていた。

俺は一人、海岸に出た。

水平線の果まできれいに見える。ここは絶海の孤島なのではないかという不安が湧き出てきた。

遭難してから5日目。未だに捜索隊が近くを探している気配もないし、ここらへんに現地民の集落の気配もない。

風太郎「気を強く持て、上杉風太郎。こんなところで諦めちゃ駄目だ」

一人になると、あいつの顔が浮かんでくる。四葉……俺にとって特別な相手。こうして躓きそうな時、あいつが側にいてくれればどれだけ救われることか。

しかし嘆いても始まらない。俺の使命は、まずは四葉にとっても大事な二乃と三玖を守ることだ。

午前中は海岸沿いを探索した……

↓1 何を見つけましたか?(コンマ1桁)
1-3:釣り竿 4-6:眼鏡 7-9:ヒトデ 0:四葉のリボン
ゾロ目ボーナス:リボン以外全部
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 20:12:07.82 ID:ujh0PJeJO<> はい <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 20:43:22.68 ID:SPbsqjWP0<> 収穫はボロい釣り竿一本だった。だが、上手く修繕すれば魚を釣ることもできそうだ。

火をおこせる魔法のアイテムは都合よく転がっていなかった。

風太郎「ただいま」

二乃・三玖「おかえりなさい」

風太郎「わっ、お、お前ら……」

キャンプ地に帰ると、南国の大きな葉っぱを編み込んで作った服を来た二乃と三玖が出迎えてきた。

服というよりは、ただの腰巻きと、胸を隠すだけのもので、臍も出ており、露出が多い。

二乃「どう?結構自信作なのよ」

三玖「私は葉っぱを集めた」

二乃は器用で色々なモノを作ることができるみたいだ。

二乃「もちろん、フー君用のも作ったわよ。はい、これ。さあ着替えてみて」

風太郎「いや……しかし、露出が……サバイバルでは肌を出さないのが原則で……」

二乃「何言ってるの?ジャングルの原住民は一花みたいに基本裸じゃない。彼らが生活できて、私達に出来ないわけないわ」

三玖「それに、フータロー、ずっと同じ服着ているから臭い」

風太郎「ぐっ……!それはお前らも同じだっただろ!言わない約束だったのに……」

二乃「早く着替えてきれいなフー君になって頂戴」

俺は物陰で、二乃の作ったヤシの葉っぱの服を着替えた……文明の匂いが消えるのを感じる…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 20:47:22.90 ID:5FNHcGep0<> 釣り竿:針と糸があれば釣りができるから食料問題がマシに
 針が無いなら中ほどで折って火付け用の弓に改造もできる

眼鏡:フツーの眼鏡は凹レンズだから光を集めて着火はできない
 老眼鏡は凸レンズらしい、五月の情報になるか?

ヒトデ:食えるの?食うの? <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 20:52:24.10 ID:SPbsqjWP0<>
午後も探索に出かけようとしたら、二乃に呼び止められた。三玖は近場で服用の葉っぱを探しているとのことだった。

二乃「ちょっと、フー君。三玖に聞いたわよ」

風太郎「え?」

二乃「昨日……食料探しの最中。どういうことか、説明して頂戴」

風太郎(三玖の奴、何も次の日に二乃にバラすこともないだろ……!)

風太郎「い、いや、あれはだな……三玖が無理やり……お礼と言って……」

二乃「ふーん。でも三玖はフー君も拒否しなかったって言ってたけど」

二乃のご機嫌が斜めだ。確かに、あの時は俺もどうかしていた。極限状態で、平時の倫理感が失われていたのだ。

生死をかけたサバイバルの最中に、三玖にあんな誘いをされたら、男なら流されてしまう。むしろそのまま押し倒さなかった俺の倫理力を褒めて欲しい。

二乃「ずるいわ……私だって、あなたに十分なお礼、出来ていないのに」

風太郎「いや、お礼もういい」

二乃「駄目よ。一人ぼっちで死にかけだったところを助けて貰ったんだから!お礼しなくちゃ私の気が済まないわっ!」
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 20:53:27.97 ID:SPbsqjWP0<>
風太郎「しかし……」

四葉の顔が頭をよぎった。

風太郎「倫理的に、どうなんだろう……」

二乃「はあ?倫理とか知ったこっちゃないわよ」

二乃「ねぇ、フー君。お礼させてよ……私にも……」

そう言いながら二乃が腕を俺の首に絡めてきた。体がぐっと近づく。二乃の柔らかい部分が俺の胸板に触れた。

二乃「ここじゃ男のあなたに随分助けられているんだから……これくらい、させて……いいわよ。フー君……」

風太郎「待てっ……」

二乃「どんなお礼がいい?」

↓1 二乃にどんなお礼をしてもらいますか?(お礼受け取り拒否も可能:コスト 二乃の精神力-1)

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 20:55:34.47 ID:I25qqYV9o<> パイズリ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 21:23:47.51 ID:SPbsqjWP0<>
風太郎(ここで断ったら二乃の機嫌を損ねてしまいそうだ)

風太郎(三玖にはOKしたのに、二乃にNGだったら……)

風太郎(このサバイバルで大事なのはチームの和だ)

風太郎「そこまで言うなら……頼む」

二乃「♥」

俺は腰巻きを下ろして、イチモツを二乃の前に出した。二乃が体を擦り寄せて来てからそこに血流が集まって、すでに硬くなっている。

二乃「どうしてほしい?」

俺は近くの岩に腰掛けて、二乃に胸を出すように命じた。

二乃「……」プルプル

たわわな二乃の乳房がむき出しになる。南国だからこそ、野外で見ても自然なことに見えるが、二乃は顔を真赤にしていた。

風太郎「それで……そう、挟むようにして」

開いた足の間に二乃を入れて、胸で奉仕してもらう。

風太郎「うっ、んっ……」

二乃「はぁ……はぁ……」

柔らかい二乃の絹肌の感触が伝わってくる…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 21:24:41.66 ID:SPbsqjWP0<>
二乃「あんた、こういうのが好きなんだ。あの子にもさせてた訳?」

風太郎「それは、ノーコメントで……」

二乃「ずっと見てたもんね、私達のおっぱい……なんか先っぽから出てきたわよ♥」

風太郎「ああ、気持ちいぞ、二乃っ」

二乃「っ♥んんっ♥」

風太郎「出るっ……」ドピュッ

……

風太郎「はぁ……はぁ……」

二乃「すごい青臭い……これがフー君の……食べていい?」

風太郎「ああ……」

二乃「苦いわ。三玖、よくこれ飲んだわね」

二乃はそう言いながら胸にこびり付いた精液を指ですくい、愛おしそうに舐めた。

二乃「どう?気持ちよかった?」

風太郎「ああ、たまらん……」

二乃「それじゃあきれいにするわね。口で……すればいいんでしょ?んっ♥」

二乃は、尿道に残った精液も吸い出すようにしゃぶってきれいにしてくれた。そこまでは求めていなかったが……

二乃「サービスよ♥……さあ、三玖のところに戻りましょ」

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 21:25:59.49 ID:SPbsqjWP0<>
いきなり二乃のお礼を受けて、体が気だるいが、空の雲はどんどん厚くなってきている。雨が降る前に最後の一仕事をしたいところだ……

風太郎(午後からは何をしよう……)

↓1
@頑張って火を起こしてみる(成功率10%)
A海に釣りに行く
B少し遠くの海辺を探索に行く
C○○を探す(自由)

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 21:30:18.06 ID:5FNHcGep0<> 4 五つ子の手がかりを探す <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 21:44:49.96 ID:SPbsqjWP0<>
雨が降る前に。雨がすべてを流してしまう前に、手がかりを探そう。

俺はもう一度海岸へ向かった。

だだっぴろい砂浜が広がっている……水平線の果てから波がゆっくりとこの浜辺まで届く……

ここはどこだろうか。

俺は当てもなく、海岸線を歩いた。

風太郎「おーい、一花ー」

風太郎「四葉ー」

風太郎「五月ー、聞こえたら返事してくれー」

風太郎「おおぉい」

風太郎「どこだー」

声は虚しく、波の音にかき消されていく。返事はなくてもいい。でも、手がかりだけは見つけたい。

その一心で、俺は日がくれるまで海沿いを歩いた。

↓1 何を見つけましたか?
1-3:ヒトデ 4-6:星の髪飾り 7-9:死体 0:四葉のリボン
ゾロ目:島の地図
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 21:45:19.25 ID:VdmVzAlGo<> てー <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 21:58:59.34 ID:SPbsqjWP0<>
とても手がかりらしきものはありそうもない。

不可能だ。もう遭難から5日ほど時間が経過している。助かっている可能性は現実的にみてのぞみは薄い。

諦めて自分たちがここから脱出することを考えるのが合理的だ。

……いや、違う。確かに可能性は限りなくゼロに近い。だが、三玖と二乃が助かっている以上、近くの席に座っていた他の姉妹も助かった可能性は高いのだ。

ここで諦めたら、俺の帰りを待つ二人に申し訳が立たない。

俺は祈る気持ちで砂浜を探した。

風太郎「ん?」

夕暮れ時、足元で何かが光った。

風太郎「これは……」

星の形をした髪飾り。

風太郎「五月!五月ぃ!!!ちかくにいるのかぁ!!おーいっ!おーいっ!」

あらん限りの声を張り上げる。だが、その声は虚しくジャングルにこだました。

風太郎「はぁ……はぁ……っ、くそっ……どうする……今日はこのまま引き上げるか……それとも、もしかしたらこの近くに五月がいるかもしれない」

風太郎「砂の中にこの髪飾りが埋まらなかったのは奇跡だが、もしかしたら数日以内にここらへんを五月が歩いていて落とした可能性も」

風太郎「だとしたら、雨が降る前に、五月を保護したい。あいつが一人でこの広大なジャングルでサバイバルができるとは思えん」

風太郎「雨の中の行動は体力を消耗する……もちろん夜に五月を見つけるのも難しいが……」

風太郎「でも、二乃と三玖には日がくれるまでに帰ると伝えている。このまま、五月を探すべきか……?」

↓1 五月の捜索を続行しますか?
@続行 (発見率 10%)
A今日は撤退


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 22:04:35.98 ID:XFA2PXi0O<> 2 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 22:17:17.93 ID:SPbsqjWP0<>
五月の事は心配だが、俺は踏みとどまった。

二乃や三玖に大きな心配をかけるのは駄目だ。俺が帰らなかったらきっとあいつらは俺を探しに出てくる。夜のジャングルは危険も多い。

五月を見つけた結果、二人を失うことになったら、取り返しがつかない。

ここは五月を信じよう……待っていてくれ。また、探しにくるから……

……

三玖「確かに、これ五月の……」

風太郎「ああ。夕暮れ直前に少し遠くの海岸で見つけたんだ。本当に、こんな小さいのが見つかったのは奇跡だぜ」

二乃「希望が見えてきたわね」

風太郎「ああ。これで明日は晴れてくれればいいんだが」

夜、ポツポツと雨が降り始める。洞窟があって助かった。体が濡れば急速に体温を消耗していく。

五月もいいねぐらを見つけられていればいいが……

そんなことを祈りながら、俺は眠りについた。


……

第5日目 ステータス

三玖(五月、空かせていないかな……)
精神力 6/10 体力 6/10

二乃(フー君の味がまだ喉にこびり付いているわ……)
精神力 7/10 体力 5/10 

アイテム:バナナ(2→1)サバイバルナイフ、医薬品キット
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 22:31:25.64 ID:SPbsqjWP0<> 第6日目 大雨

朝、起きると外は滝のような雨が降っていた。

熱帯気候特有のスコールだ。雨と土の匂いでむせ返りそうになる。洞窟の中にいても、息苦しくなるほどだ。

二乃「これは、五月を探しに行くどころじゃないわね」

三玖「うん……」

洞窟の中に、三玖と二乃が集めた葉っぱを敷いて布団代わりにしているが、熱帯気候といえど日が当たらぬと少し肌寒い。

こんな時に火があれば、なんて救われるだろう。

遭難第6日目、俺達は洞窟の中で野ネズミのように息をひそめていた。

三玖「暇……」

二乃「暇ね……」

風太郎「……」

二乃「フー君、なにかしたいことない?」

二乃と三玖が寒いのか体を擦り寄せてくる。柔らかい部分が、体に当たる……

三玖「ねぇ……フータロー……しようよ」

三玖が耳元で囁いてくる。

このサバイバル生活を続けると、徐々に倫理が失われていくのを感じる。薄暗い洞窟の中で、二人はすっかり雌の顔をしていた……

↓1 洞窟で何をしますか?(自由) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 22:34:00.68 ID:VdmVzAlGo<> 雨のせいにして寒い所を言い合い温め合う <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/02(木) 22:53:38.89 ID:GDQrmUsD0<> 皆生きて合流させたいなぁ、そう上手くはいかんだろうけど <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 23:00:23.90 ID:5FNHcGep0<> チョイチョイ出てくる死体が怖い <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 23:01:50.04 ID:SPbsqjWP0<>
三玖「フータロー……温めて……」

風太郎「どこが寒いんだ?」

三玖「ここ……雨で……濡れてる」

クチュッ……

三玖「んぁ……」

二乃「フー君のここ……温かいわ……」スリスリ

三玖「二乃……ずるい。私も触りたい」スリスリ

二乃「はぁ……はぁ……」

三玖「んっ……そこっ……」クチュクチュ

風太郎「温かいな、三玖」

三玖「指、気持ちいよ……」

二乃「ねぇ、私も温めてよ……んっ」ヌチュッ

三玖「ちょっと二乃……私が先」

二乃「フー君、擦ったらもっと温かくなるわよ?」
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 23:02:55.78 ID:SPbsqjWP0<>
風太郎「おう……」

外は雨が降り続けている。すべてを洗い流す大雨の中で、俺達はただの動物にゆっくりと戻っていった。

気がついたら二乃も、三玖も、葉っぱ作ったボロの服を脱いでいた。俺も……裸だった。

三玖「あぁ……気持ちい……温かい……」

二乃「ああんっ、乱暴にしないでぇ……優しく……お願い、フー君……」

二人は媚びながら俺を体中を使って温めてきた。

次第に、お互い温め合うようにして口を使って体を舐め合う。

お互いの体のことを知る時間は無限にあった。次第に、二乃と三玖の境界がゆっくり溶けてなくなっていき、それから俺と二人の間の境もなくなっていくような感覚があった。
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 23:04:43.69 ID:SPbsqjWP0<>
二乃「フー君、寒いところ教えて……」

風太郎「お前が今握っているとこ」

三玖「おちんちん、握っているの私。温めて欲しい?どこで?」

風太郎「三玖の一番寒いところで……どこだ?」

三玖「お腹の奥。寒い……挿れるね……んっ」

二乃「ちょっと、三玖ぅ……次は私よ……」

三玖「駄目っ。私のだもん……」

二乃「ああんっ、フー君、ちょっとぉ……なんとかしてよぉ……切ないわ……」

三玖「あっ、あっ、あっ……あっあっあっ、あっあっ、あっ、あっ」

三玖「イクッ…」

二乃「次私ね……温かいの奥にたっぷり頂戴、フー君……好きよ……」

……


第6日目 ステータス

三玖
精神力 6/10 体力 6/10

二乃
精神力 7/10 体力 5/10 

アイテム:バナナ(1→0)サバイバルナイフ、医薬品キット <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 23:05:35.18 ID:SPbsqjWP0<>
第7日目 天気判定

↓1 
コンマ50以上で雨が止む <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 23:06:44.69 ID:ZB7HTq0w0<> ん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 23:06:48.33 ID:5FNHcGep0<> ぬ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/02(木) 23:14:14.41 ID:GDQrmUsD0<> 素晴らしきコンマ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/02(木) 23:36:41.97 ID:SPbsqjWP0<> 第7日目 晴れ

二乃「いい天気ね!」

三玖「昨日の大雨が嘘みたい」

二乃「ちょっと、フー君!外はカラカラの晴天よ!ほら、シャッキとしなさいよ」

三玖「そう。今日こそは五月を探そう」

風太郎「あ、あぁ……お前ら元気だな……」

一日中二乃と三玖を温めた影響で、体中が痛い……元気ごと吸い取られたような感じだ。

二乃「ん?どうしたの?私の顔じっとみて」

風太郎(成り行きだったけど……こんな状況だからこそ、男としてコイツらをしっかり守ってやらないと駄目なんだよな)

風太郎「三玖、二乃……!俺、責任は取るから……!」

三玖「プッ。フータロー、相変わらず自意識過剰」

二乃「そんな当たり前の事いちいち言わない。私もアンタに尽くすって決めたんだから。さあ、なんとか五月を見つけるわよ!」

風太郎「そうだな」

雨の一日を経て、俺達の絆は深まった……

風太郎(しかし、今は食料がゼロだ……数日は飯抜きでも耐えられるが、五月を見つけた時に飯がないと、あいつ怒りそうだぞ)

風太郎(どうしよう)

↓1 午前中は何をしますか?
@ 食料を探しに行く
A 五月を探しに行く
B その他自由 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/02(木) 23:38:12.15 ID:ZB7HTq0w0<> 1 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 00:09:27.81 ID:BkF81X170<>
風太郎「とはいえまずは食料だよな。午前中は食料探し、午後から五月探しでいいな?」

三玖「意義なし」

二乃「……いいけど、希望があるわ」

風太郎「希望?」

二乃「そろそろ、果物じゃなくてタンパク質が欲しい。要するにお肉が食べたいの」

風太郎「……」

三玖「二乃……それはみんな同じ気持ちだけど、肉は……難しいと思う」

三玖「まず動物は捕獲が難しいし、生で食べるのは危ない。火がないとお肉は食べられない」

二乃「そんなことわかっているわよ。でも、いつまでも果物で満足は出来ない。栄養バランスのことも考えなきゃ」

二乃「ずっと果物生活だと、徐々にメンタルに来るわよ……」

二乃の言うことも一理ある。そうだ。短期間のサバイバルなら果物でも乗り切れるが長期戦になるなら、タンパク質は必要だし、長期間保存できるような食料を探す必要はある。

それに火がないと調理が出来ない……色々やるべきことはあるのだ。

風太郎「わかった。二乃の言うことは一理ある。少しタンパク質のあるものを狙ってみるのもありだ……」 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 00:11:47.11 ID:BkF81X170<>

サバイバル生活7日目。ここからは栄養バランスを重視して食事を確保していく必要がある。

無人島の食物(暫定)
捕獲レベル1 木の実、キノコ、芋虫、バッタ、蛙、野草、木の根っこ
捕獲レベル2 バナナ、山芋、カニ、貝、ネズミ、小型魚(釣り)、山菜
捕獲レベル3 野鳥(小)、中型魚(釣り)
捕獲レベル4 猪、野鳥(大)、猿、大型魚(釣り)
捕獲レベル5 虎、鰐、???

・ 上記のリストから食物を狙うことができます。
・ リストにない生物も選ぶことが出来ます(難易度は適当)
・ 火がないと食べられないものもあるし、食中毒になるリスクのあるものもあります
・ 捕獲レベルの高い生物の中には危険なやつもいます

↓1 食料は何を狙いますか?
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 00:12:20.37 ID:47iXUa5Wo<> 中型魚 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 00:27:53.80 ID:BkF81X170<>
風太郎「じゃあ今回は釣りで食料を狙うか」

せっかく手に入れた釣り竿の出番だ……ただ、針がないので尖らせた小さな木の枝に餌の芋虫を差して糸をたらしただけの簡単な作り……

勉強ばかりしてきて釣りなど素人の俺がいきなり魚を釣れるのか……難易度は高そうだ。

しかし、成功した時のリターンは大きい。海魚ならさばいて生で食べられるだろう。

俺は浜辺から海に向かって竿を出した……

↓1 コンマ
1-3:釣果なし 4-6:ヒトデ 7-9:小魚(1日分) 0:中型魚
ゾロ目ボーナス:カニゲット <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/03(金) 00:28:12.79 ID:FuUdWcs40<> キノコはこの状況下だったら手出せないな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 00:28:14.10 ID:tUS8DU/Wo<> い <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 00:34:30.09 ID:9kkUzZkgo<> 海に向かってナニを差し出したのかと思ってしまった <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 00:47:16.81 ID:BkF81X170<>
風太郎「ただいま」

二乃「おかえりなさい。どうだった?」

風太郎「中型魚は無理だったけど、ちっこいのは3匹釣れたぞ」

三玖「それでも十分すごいよ」

二乃「やるじゃない、フー君。見直したわ」

風太郎「二乃、さばいてくれ。刺し身で食おう」

二乃「久しぶりに、バナナ以外のご飯ね…!」

二乃がサバイバルナイフで魚をきれいに刺し身にしてくれて、俺達は久しぶりの肉にありついた。

魚肉で淡白だが、舌にもちっと絡みつく食感がたまらない。

二乃「フー君……私のお願い聞いてくれて、ありがとう」

二乃の笑顔、それが今回の何よりの報酬だった。

魚を食べて二乃の精神力がアップした。精神力7→8。

<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 00:49:25.31 ID:BkF81X170<>
五月捜索編に続きます

今日はもう寝ます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 00:50:41.65 ID:WbDkZiVd0<> 精子ってたんぱく質の割合高いよな二乃 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 06:12:51.74 ID:cIjoA582o<> 面白い
期待してます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 19:52:24.47 ID:VXOwKTwC0<> 期待 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 21:18:06.17 ID:BkF81X170<>
二乃と三玖には留守番をしてもらい、俺は雨の日の前に五月の髪飾りを見つけたポイントまで向かった。

昨日の天気が嘘のように、海は穏やかに凪いでいた。

ここにきてから船や飛行機は見当たらない。

助けを呼ぶ方法も考えていかないといけないが、まずは五月だ。

俺は海岸から内陸のジャングルへ歩を進めた。

……

熱帯のみたことない植物が俺を出迎える。木と木の間を、鮮やかな色彩の鳥が飛び交っている。

サバイバルナイフを片手に、慎重に俺は歩を進めた。

……

↓1 何をみつけましたか?
1-3:焚き火の跡 4-6:星の髪飾り 7-9:動物の骨 0:大型肉食獣の足跡
ゾロ目:五月発見 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 21:22:22.21 ID:WbDkZiVd0<> ぬぅ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 21:23:18.20 ID:1w8OaWOAO<> 惜しい <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 21:33:22.20 ID:BkF81X170<> 風太郎「これは…!」

ジャングルの中の開けた広場に、焚き火の跡を見つけた。

昨日の雨で消えてしまっているが、割と新しいもののように見える。

俺達と同じく、飛行機事故で遭難した者がここでビバークをしたのだろうか。

風太郎「五月ー!五月ー!いるかー!」

大声を上げるが、返事はない。ジャングルの中に声が虚しくこだまする。

五月のものかはわからないが、これは期待できそうだ……

時間はまだある。もう少し奥へ進んでみよう。

……

雨でところどころぬかるんでいる。水たまりにボウフラがわいたのか、顔にまとわりつく蚊が鬱陶しい。

風太郎「五月―!一花ー!四葉ー!いるかー!おーい!」

未知のジャングルで大声を上げながら進むのは良くない動物もおびき寄せてしまいそうだ。しかし、彼女たちに声を届かせたかった。

……

↓1 何を見つけましたか?
1-3:五月 4-6:星の髪飾り 7-9:大型肉食獣の足跡 0:死体
ゾロ目:五月発見 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 21:33:46.06 ID:OqtYFxflo<> ん <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 21:39:15.79 ID:BkF81X170<>
風太郎「ん?」

足元でキラリと光るものを見つけた。

風太郎「これは……五月の髪飾り……」

海からここまで髪飾りが流されてくることはない。五月もここに漂流している。それを確信した。

そして、近くにいる。胸の鼓動が抑えられなかった。

風太郎「五月―!五月ー!どこだー!五月ー!」

ざざざ……

森の奥で何かが動いた音がした。かまっている余裕はない。一刻も早く五月を見つけなくては。

↓1 何を見つけましたか?
1-6:五月 7-9:大型肉食獣の足跡 0:死体
ゾロ目:四葉のリボン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 21:40:21.40 ID:1w8OaWOAO<> あい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 21:43:13.37 ID:OqtYFxflo<> おおっと <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 21:44:19.59 ID:3Tc3MCS8O<> ひぇ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/03(金) 21:44:29.01 ID:FuUdWcs40<> アカン <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 21:52:05.80 ID:BkF81X170<>
無我夢中で俺はジャングルの奥へ進んだ……

風太郎「はぁ……はぁ……五月、どこだ……」

ここにきて不要と切り捨てた運動能力の不足のために、足が限界に達そうとしていた。

風太郎「ふぅ……少し休憩するか」

ジャングルの中の少し開けた場所で、俺は腰を下ろした。

何はともあれ、五月が近くにいる。五月が生きている。それを確信出来たのは大きな収穫だ。今日中に絶対に五月を見つけてみんなのところに帰ろう。

二乃や三玖はびっくりするだろうな。とはいえ、大飯食らいが一人増えたら食料を取るのも大変だ。

風太郎「フッ……」

五月のことを考えたら元気が出てきたので立ち上がり、捜索を再開しようとした。

風太郎「ん?」

その時、俺は視界の端に何かを見つけた。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 21:53:46.51 ID:lZRt+tWgo<> まあ姉妹の死体とは書いてないから… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 21:56:30.87 ID:WbDkZiVd0<> フラグ立てるな <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 22:05:30.47 ID:BkF81X170<>
誰かが、木の側に座っていた。

五月しかいない。俺があんなに大声を張り上げていたのに、返事をしないとは不届きなやつだ。

それとも気がついていなかったのだろうか。

俺は驚かせてやろうと、静かにそこへ近づいた……

異臭がした。

それが最初の、違和感だった。

そいつは微動だにせず、座っていた。背中は木に持たれかかっているようだ。

泥で汚れていて、もとの服はよくわからないが、背格好は若い女に見えた。

長い髪の毛が顔にかかっていた。

風太郎「おい、五月!俺だ!上杉だ!」

返事はなかった。この時、俺の口の中から一斉に唾液が引いて、口の中が異常にカラカラになるのを感じた。

そいつは、座っていた。静かに……
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 22:07:31.88 ID:BkF81X170<>
風太郎「冗談だよな、おい」

震えが止まらない。体が全身全霊で、これ以上それに近づくのを拒否する。

一歩進む度に耐え難い腐臭がする。目を凝らすと蝿が集っていた。

風太郎「五月!!!」

俺の大声に驚き、蝿たちが一瞬、体から離れたが、名残惜しげにまたすぐに肉を求めて彼女の体にたかる。

風太郎「あぁ……ああ!!!!」

気が狂いそうだ。いざ現実として……それを見るのは。遭難した直後は覚悟していたことなのに、現実として突きつけられるのは耐え難い。

だが、まだそれが五月と決まったわけじゃない。飛行機の中には多くの乗客がいた。その一人かもしれないじゃないか。

俺は必死に、別の解答を用意した。そうだ……これは五月じゃない。

風太郎「でも、近くに落ちていたのは間違いなく、五月の髪飾りだ」

その現実を、俺は受け入れる事はできるのだろうか……

↓1 死体の顔を確認しますか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:09:04.49 ID:attzkr5TO<> はい <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 22:22:49.59 ID:BkF81X170<>
それでも確認しなければならない。

二乃と三玖にどう伝えるべきか。日本で帰りを待つ五月の父親や、おじいさんになんて伝えるべきか。

そんな事を考えながらも、五月であれば形見の1つはもっていってやらないと思い、俺はその体に近づき、長い髪をかきあげて顔を見た。

風太郎「……南無三」

若い女の人だ。顔はガスで腫れ上がっていた。

風太郎「五月……じゃない」

肩の力ががっくりと抜けた。しかし、それでも胸の動悸は収まらなかった。彼女にだって帰りを待つ人が日本にいるのだ。

俺は首にかかった、その女の人のパスポートを取り出して、五月ではないことを再確認しつつ、

生きて帰れれば彼女の家族に渡すために、髪の毛を一房切り取ってそのパスポートと一緒にポケットに入れた。

風太郎「これは絶対、日本にもって帰ります。だから、せめて安らかに」

俺は手を合わせた。

……

それから俺は体の力がガクッと抜けてしばらく近くで休んだあと、この先どうするか考えていた。

太陽が西に傾きつつあった。これ以上探すと二乃と三玖の待つキャンプ地に帰るのは日が沈んでからになる。夜の行動は極力避けた方がいい。

しかし、近くに五月がいる可能性がある以上……諦める訳にもいかない。

だが、これ以上探して、待っているのは……受け入れがたい、現実なのかもしれない。

↓1 五月の捜索を続行しますか?

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:24:33.19 ID:WbDkZiVd0<> 続行 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/03(金) 22:28:18.05 ID:FuUdWcs40<> あっぶねー! <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 22:34:50.24 ID:BkF81X170<>
俺は折れそうな心に鞭を打って立ち上がった。

待っているのが受け入れがたい現実でも、五月は見つけたい。五月を見つけなければ俺は前に進めない。

俺はさらにジャングルの奥へ歩を進めた。まもなく日が暮れる。ジャングルの奥は生者を飲み込む闇に包まれつつあった……

↓1 何を見つけましたか?
1-6:五月 7-9:大型肉食獣の足跡 0:大型肉食獣の糞
ゾロ目:五月

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:35:30.57 ID:tUS8DU/Wo<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:36:00.39 ID:Qg9Z2gkK0<> へい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:36:16.40 ID:pJDKsx2po<> 五月ちゃんハードすぎやろ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:38:42.55 ID:/useepY9O<> 無事での遭遇率低下かこれは <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 22:46:07.20 ID:BkF81X170<>
風太郎「おーい、五月ー……」

ジャングルの奥は生暖かい風でざわめいていた。

木の根で足を取られないよう注意深く歩く。この広大な熱帯のジャングルで人を探すのは途方もなく大変だ。

キッ キッ キッ

風太郎「うおっ」

高い木の枝に、猿が1匹いた。ニホンザルほどの大きさ。手は長く、毛は白く、見たこともない南方の猿だ。

襲われたらこのサバイバルナイフで戦うしかない。だが、喧嘩もしたことがないのに野生動物に勝てる自信は……なかった。

俺は猿から目線を切らさぬよう、じっと身構えた。猿は興味深そうにしていたが、程なくジャングルの奥へ消えていった。

風太郎「ふぅ」

一息つき、また歩を進める。

風太郎「ん?」

ぬかるんだ泥地に、足跡を見つけた。大きな獣の足跡。まだ比較的新しいようだ……

俺は生唾を飲み込んだ。大きな四足獣の足跡……ここはヤツの生息地だ。こんな危険な場所に五月はいるのだろうか……

いるとしたら、一刻も早く見つけなくては。

だが、日はもうとっぷり暮れて、星空の薄い明かりが届くだけだ。

何もかもが不気味なジャングルの夜……このまま探し続けるべきだろうか……

↓1 どうしますか?



<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:47:00.06 ID:1w8OaWOAO<> やる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:47:07.29 ID:pJDKsx2po<> 探索続行 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:47:08.20 ID:W1TMVmiEo<> 一度捜索を切り上げる <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 22:51:10.80 ID:BkF81X170<>
俺は休まず歩をさらに奥へ進めた。

この1日で随分と奥に進んできた。

一応、二乃と三玖には、今日は帰れない場合がある旨を伝えている。その場合も俺を探さずに絶対にキャンプ地にとどまるように厳命している。

とはいえ、不安が募ってきた。ジャングルは奥に進めば進むほど生暖かくなってくる。

暗い闇の中で動けるのはこれが最後だろう……

↓1 何を見つけましたか?
1-3:五月 4-9:大型肉食獣の糞 0:虎
ゾロ目:五月
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:51:41.81 ID:OqtYFxflo<> にゃーん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:52:32.41 ID:/useepY9O<> セーフ!
あっぶねえ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/03(金) 22:52:59.09 ID:FuUdWcs40<> やっとキタ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:54:29.61 ID:1w8OaWOAO<> クッソ有能 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 22:57:13.33 ID:BkF81X170<>
五月の状態

↓1 コンマ
50未満:五月「ご飯…温かいごはん…お腹いっぱい食べたい……」→憔悴状態で動けない
50以上:五月「お腹ペコペコですぅ〜」 →お腹が減って元気はない
ゾロ目:五月「目をこらせばいろいろな食材があるんですよ、ジャングルには」→ジャングルに適応

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:58:05.48 ID:1f8kKSST0<> うぇーい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 22:59:25.47 ID:OqtYFxflo<> 夜に肉食獣の近くで動けない、か…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 23:07:35.83 ID:WbDkZiVd0<> なに、最悪プータローの精力を分けてやればイケるでしょ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 23:11:27.34 ID:BkF81X170<>
五月を探しながら、俺は今晩の寝床も探し始めた。

これ以上夜を動くのは危ないだろう。ジャングルの肉食獣は夜行性だ。爪と牙を持たない人間が見つかればひとたまりもなく奴らの餌だろう……

風太郎「この洞窟は良さそうだな……」

人間が一人入れるくらいの小さい穴だった。五月探しはここらへんで切り上げて今夜はここを寝床にしようと思ったときだった。

風太郎「!」

洞窟の中で何かが動くのが見えた……野生動物だろうか……

俺は息を飲んだ。先程の足跡の主かもしれない。

「……誰……ですか……一花……?」

洞窟の中から声が聞こえた気がした。気の所為だろうか……

俺はゆっくりと洞窟へ近づいた。

洞窟の穴の中に、泥だらけになって人が丸まっていた。

風太郎「五月?」

五月「うえ……杉……君……?嘘……?」

風太郎「五月だな!!良かった!俺だ、上杉風太郎だ!助けに来たぞ!」

五月を発見した!!
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 23:21:31.59 ID:/useepY9O<> 割と真剣に精液飲ませた方が良いんじゃねこれ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 23:22:37.73 ID:BkF81X170<>

五月はこのサバイバル生活でかなり憔悴しているようだった。頬がげっそりと痩せこけ、目に光がなかった。

俺は再開を喜んだが、五月は喜ぶ元気もないようだ。

五月「もう何日も、食べてません……お腹が……すきましたし……水もなくて……」

危なかった。見つけるのが遅れていたら五月は限界だったかもしれない。危険を犯して夜探したのは正解だった。

風太郎「安心しろ。俺が来た。ここよりも安全な場所にキャンプ地がある。二乃と三玖もいるぞ!」

五月「あ、あぁ……良かったぁ……」

風太郎「お、おい!五月!気をしっかり保て!」

安心したのか、五月の目が閉じそうになり、俺は慌てて彼女を揺さぶった。

脈をとったが、弱々しい。かなり衰弱している。食料不足もそうだが、脱水状態だ。おそらく、この洞窟に身をひそめていたのだろう。

昨日の雨で水は飲んだだろうが、人間は水無しで1日以上は持たない。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 23:24:02.49 ID:BkF81X170<>
五月「あっ……上杉君……お迎えですか……宿題ならやりましたよ……月が……きれいですね……」

風太郎「月は出てないぞ!しっかりしろ、五月!助かる、お前は絶対助かるから!」

五月「聞いて下さい……一花が……あっちにいます……」

風太郎「一花!?一花がいるのか!」

五月「……」

風太郎「起きろ、五月!」

駄目だ。かなり消耗している。少なくとも、早く水を与えないと危ない状態だ……だが、この夜のジャングルで水場を探すのは相当な危険を伴う……

五月「……」

考えろ、上杉風太郎。五月を救うために、俺はどうするべきか……

↓1 どうしますか?
@夜のジャングルで水場を探す(ハイリスク・ハイリターン)
Aおしっこを飲ませる
B精液を飲ませる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 23:24:24.47 ID:pJDKsx2po<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/03(金) 23:25:14.25 ID:W1TMVmiEo<> 空腹は最高の調味料とは言う <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/03(金) 23:28:40.98 ID:BkF81X170<> 急用のため、一旦小休止します <> ◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 14:19:48.27 ID:l/ZHOnUY0<>
まずはエネルギーだ。五月に俺のエネルギーを分け与えねば。

俺は以前、三玖の体力が回復した経験を思い出した。

風太郎「五月、少し待て。今美味しいもの食わせてやるから」

五月「おいしいもの……?天ぷら蕎麦がいいです……」

美味しいという言葉に反応して、五月はうっすら目を開けた。

だが問題は……そのうまいものを絞り出せるかどうかだ。

五月は俺にとって良き友人だが、彼女を女として見たことはない。

風太郎(思い出せ……!五月の女の部分を……)

俺は必死に五月の枕みたいなお腹の感触を思い出していた。

↓1 勃起判定
コンマ50以上 勃起成功
コンマ49未満 勃起失敗 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 14:28:04.15 ID:om0YJTvKo<> イケぇ! <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 14:35:27.66 ID:l/ZHOnUY0<> 風太郎「……」シコシコ

五月「美味しいごはん……まだですか……」

風太郎「駄目だぁー!。どうしても……勃たん……」

五月のお腹の感触の思い出では勃たなかった。

五月「……」

風太郎(このままでは五月がやばい!なんとかしなければ……)

↓1 どうしますか?
@夜のジャングルで水場を探す(ハイリスク・ハイリターン)
Aおしっこを飲ませる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 14:37:50.97 ID:SSid68KVo<> 2 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 15:08:37.41 ID:l/ZHOnUY0<>
風太郎「かくなる上は……これしかない」

脱水症状で衰弱している五月の命をとりあえず保つ方法……

命の源である精液ほどのエネルギーはないが、とりあえず急場は凌ぐ水分の迅速な補給なら方法はある。

脱水時には真水より電解質の入ったポカリスエットなどの飲料が良いという。

その組成は凡そ失われた汗に似ており、さらに汗の組成は尿と類似している。

つまり、俺の尿は……

風太郎「五月、とりあえずポカリスエットを飲みたいか?」

五月「飲みたいです!」

風太郎「よし、それじゃあ口を開けろ」

五月「はい」

五月の前に、俺のポカリスエットのノズルを出した。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 15:15:02.12 ID:l/ZHOnUY0<>
五月はもうろう状態のために、気がついていない。真面目な五月にこんなことをしたら、怒鳴られるかそのまま噛みちぎられてしまうかもしれない。

俺はゆっくり、五月の口の中にノズルを挿し込んだ。

風太郎「ゆっくり出すぞ、こぼすなよ」ジョボジョボ……

五月「んっ……んっ…」ゴクゴク

五月は物欲しそうに喉を鳴らしながら温かい水分を飲み下した。

風太郎「ふぅー……」ジョボジョボ……チョロチョロ……

五月「んくっ、んっ……ぷはっ……」

重度の脱水時にいきなり冷水を飲ませるとショックになる場合があるが、人肌に温まっているのもちょうどいい塩梅である。

五月「美味しかったぁ」

風太郎「そ、それは良かった……」

五月は満足そうに目を閉じて、すやすやと寝息をたて始めた。なんとか急場はしのいだが、残念ながら栄養分は含まれていない。

明日はなんとかこの腹ペコモンスターにご飯を与えねば。


第7日目 ステータス

三玖(フータロー……帰って来なかったけど、大丈夫かな)
精神力 6→5/10 体力 6/10 ※一緒にいないと精神力が徐々に低下していきます。

二乃(フー君を信じて待ちましょう。それが私達の努めよ)
精神力 7→6/10 体力 5/10

五月(お腹が減って力が出ません……)
精神力 2/10 体力 1/10


アイテム:サバイバルナイフ、医薬品キット
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 15:29:39.19 ID:l/ZHOnUY0<>
第8日目

風太郎「起きろ、五月。朝だぞ」

五月「ふぁい……あれ?なんで上杉君が……」

五月に小便を飲ませたあと俺たちは洞窟の中で抱き合うようにして眠った。

五月の冷えた体を温めるために止むを得なかったが、抱き枕のような感触に俺も安心して眠ることが出来た。

ここら辺はジャングルの奥地だ……危険な獣の足跡もあり、長居はしたくない。

キャンプ地に置き去りにした二乃と三玖のことも心配になる。

風太郎「助けに来たんだよ、一応」

五月「夢じゃなかった……」ポロポロ

風太郎「二乃も、三玖も無事だ。お前も無事で良かったよ」

五月「二人も!良かったですぅ……じゃあ一花は…!?一花と会いませでしたか!?」

風太郎「一花……」

五月「実は3日前まで私、一花と一緒にいたんです」 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 15:30:31.57 ID:l/ZHOnUY0<>
五月の口から衝撃的な言葉が飛び出した。一花が生きて漂着した。その事実に俺は飛び上がりそうになった。

風太郎「一花は…!無事なんだな!?」

五月「それが……わかりません。このジャングルに来てから一緒に過ごしていましたが……食べられるものが、ほとんど見つからなくて」

五月「私は動けなくなってしまって……一花が、ご飯探してくるからって言って」

五月「それっきり……私のせいですっ。私が、情けないから。私が、もっと体力があれば……!」

一花がこの近辺にいる。これは有力な情報だった。五月の食料も探し、一花も見つけなければならない。

やることは山積みだ。さらに、早く三玖達に俺たちの無事を伝えなければ。

風太郎「自分を責めるな、五月。一花なら大丈夫だ。あいつは逞しいからな。なんと言っても長女だ。絶対に無事だ。俺が探すから……お前はとりあえずここにいろ」

五月「……はい」

五月を洞窟に残して俺は外に出た。

ジャングルの奥は、鬱蒼としている。夜よりは危険は減っただろうが、ここらへんが危険な大型肉食獣の生息域なのは変わりない。

このエリアから三玖達のいるキャンプ地への往復は1日かかる。五月は歩いて動くこともできなさそうだ。

今の五月をこのまま放置することは出来ない……あいつらはなんとか頑張るだろう。信じよう。

五月を元気にしつつ、一花も探す。最初の行動はどうするべきかな……

↓1 何をしますか?
@食料を探す
A水場を探す
B一花を探す <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 15:31:43.17 ID:dlj8ylJUo<> 1 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 15:41:16.14 ID:l/ZHOnUY0<> まずは飯だ。五月を元気にする必要がある。五月が元気になって歩けるようになれば、三玖や二乃のところに連れていける。

五月「上杉君、行かないでくださいっ。もうひとりは…・…怖いです」

洞窟から出た俺の足に五月がすがりついてきた。

風太郎「でも、ご飯が必要だろ。なんとかうまいもの獲ってくるから、おとなしく待ってろ」

五月「そう言って、一花は帰ってきませんでした」

ジャングルの奥から、奇妙な鳴き声がした。猿の鳴き声だと思うが、人間の断末魔にも聞こえて、鳥肌がたった。

俺達は無言でその場に固まっていた。

その鳴き声は二度としなかったが、嫌でも足がすくむ。しかし、動かないことにはふたりともここで野垂れ死ぬだけだ。

風太郎「行ってくるぞ。お前はここで待ってろ。そうだ。なにか食いたいものはあるか?」

五月「……焼き肉」

風太郎「は?」

五月「焼き肉が食べたいですぅ!」

風太郎「却下!」

無人島の食物(暫定)
捕獲レベル1 木の実、キノコ、芋虫、バッタ、蛙、野草、木の根っこ
捕獲レベル2 バナナ、山芋、カニ、貝、ネズミ、小型魚(釣り)、山菜
捕獲レベル3 野鳥(小)、中型魚(釣り)
捕獲レベル4 猪、野鳥(大)、猿、大型魚(釣り)
捕獲レベル5 虎、鰐、???

↓1 食べ物は何を狙いますか?(リストに無いものでも可です ※ジャングルの奥地なので釣りは難しいです) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 15:58:53.02 ID:SSid68KVo<> バナナ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 15:58:58.69 ID:P+vlfNUio<> バナナ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 17:43:30.64 ID:l/ZHOnUY0<>
風太郎(ここは無難に捕獲難易度の低いバナナを狙おう)

風太郎(甘いもの食べれば少しは元気になるだろ)

俺はジャングルの中でバナナの木を探した……

↓1 何を見つけましたか?
1-3:バナナ(1日分) 4-6:バナナ(2日分) 7-9:肉食動物の糞 0:人間の足跡
ゾロ目:上記+水場発見 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 17:47:25.22 ID:RHreqzczO<> ん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/04(土) 18:16:00.69 ID:Plt+nmIZ0<> ハッピーエンド狙った方が良質なエロ見れるから、ちゃんとした安価取りに行ってるのは面白いわ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 18:18:12.60 ID:l/ZHOnUY0<> ジャングルの中で注意深く耳を澄ます。向こう側から水の音がする。

俺は慎重に草木をかき分けて水の流れる音の方へと向かった……

小川が流れていた。水は澄んでいて、飲めそうだ。

小躍りした後にあたりを見渡すとバナナも少し生えていた。これで今日の飢えと乾きは凌げる。何と幸運な一日だ。

……

五月「美味しい〜〜!」

五月「空腹は最高の調味料といいますが、本当ですね。ただのバナナが、こんなに甘くて、美味しいなんて」

五月「それに、お水!くぅ〜〜!乾いた体に染み渡りますっ」ゴクゴク

五月の笑顔が見れた。それが何よりの幸せだ。

五月の体力と精神力が1回復した。

五月「ごちそうさまでした。それにしても上杉くんすごいですね。すっかりジャングルに適応しているじゃないですかっ」

風太郎「まあな。でもここまで本当にラッキー続きで。何はともあれ、お前らが無事で良かった」

五月は元気になってきた。もしかしたらこの危険地帯を抜け出して、一緒に三玖達の待つ安全なエリアまで帰れるかもしれない。

午後からはどうしよう……

↓1 何をしますか?
@さらに食料を探す
A一花を探す
B五月と一緒に三玖達の待つキャンプ地へ帰る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 18:20:03.55 ID:kt+kmqNC0<> 3 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 18:43:06.30 ID:l/ZHOnUY0<>
風太郎「五月、立てるよな」

バナナを食べて体力を回復したのか、五月は立ち上がることが出来た。

風太郎「聞いてくれ。このエリアは危険だ。お前を探している最中、危険な動物の足跡を見つけた」

風太郎「三玖達が待つキャンプ地はここに比べて比較的安全だし、食料もそこそこある」

風太郎「早急にここを離れて、みんなのところへ帰ろう」

五月「駄目です」

風太郎「え?」

五月「一花がいます。この場所の近くに……私のために、食料を探しに行った一花が!」

風太郎「あ、あぁ……」

俺は目をそらした。そうだ。一花のことも考えねばならない。

五月「もしかしたら、今この瞬間にも一花がここにたくさんのご飯を持って帰ってきてくれるかもしれません」

五月「その時、私がいなければ……それに、元気になったら私も一花を探そうと思っていたんですっ」

風太郎「ま、待て!お前じゃ食料は見つけられないし、この危険なジャングルで猛獣と遭遇してしまうかもしれないんだぞ。俺が来るまで死にかけだったのは誰だよ!」

五月「ですがっ……!私のために、危険を犯している一花を放っておく訳にはいきません」

風太郎「馬鹿野郎、お前が探しても無理だ!お前は一刻も早く、三玖たちがいる安全なところに行かないと駄目なんだよ!」

五月「な、なんですって……」

五月は拳を強く握りながら、目を赤くして怒っていた。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 18:45:08.67 ID:l/ZHOnUY0<>
風太郎(言い過ぎた……)

五月「三玖と二乃のことが心配なのはわかります。あなた一人でまずは帰って、私達の無事を伝えて下さい。私は、一花を見つけるまで、ここを動きませんっ!」

風太郎「わがまま言うな!」

五月「動きませんったら動きませんっ!」

やはり俺たちは相性が最悪なようだ……五月の奴、少し元気になった途端これだ……

どうするべきだ……五月を説得するか。それとも、俺一人で帰るか……いや、それは危なすぎる。中途半端に元気になった五月が、一花を探そうとしてまた行方不明になりかねん。

だが、二乃や三玖のことも心配だ……それに、確かに一花をこの危険なエリアに放置する訳にもいかない。

どれも大事だが、優先順位を決めなくては……

↓1 どうしますか?
@五月を説得して一緒に帰るように頑張る
A五月のワガママに付き合って一花を探すことにする(キャンプ地に帰るのは延期)
B五月を残してまずは三玖のところへ報告に戻る
Cその他自由
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 18:47:29.64 ID:xiodazRlO<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 18:50:17.99 ID:oCV4gfvxo<> まぁ一花探した方がいいよね

いつ死体になるか分からないし <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 19:03:01.96 ID:l/ZHOnUY0<>
風太郎「はぁ〜〜〜」

五月「……」ムスッ

五月は頬を膨らませて怒っている。

風太郎「仕方ないな……一花と一緒に帰るか」ポリポリ

五月「!」パアッ

長男の悲しいサガだ……末っ子の我儘には弱い……

風太郎「だが約束してくれよ。次俺が帰ると言ったら、どんな状況であれ一緒に帰る事。今回だけだぞ」

風太郎「一花の事はお前と同じくらい大事だが、現実と向き合わないといけないこともある」

風太郎「俺がお前の安全を守れないと判断したら撤退するからな。いいな?」

五月「……はい」

五月はバツが悪そうに頷いた。

……

午後は五月を洞窟に残して一花の捜索を開始した。

頭の片隅には常に昨日の夜に見た大型肉食獣の足跡がよぎる……いつどこで奴と遭遇するかわからないのだ。

サバイバルナイフ一本でどうにかなる相手ではないだろう。

緊張しながら俺はジャングルの奥へと足を一歩進めた。

↓1 何を見つけましたか?
1-3:人間の足跡 4-6:木の実(1日分) 7-9:大型肉食獣の糞 0:虎
ゾロ目:一花発見! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 19:03:48.08 ID:O019vLhs0<> あ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 19:18:23.11 ID:l/ZHOnUY0<>
風太郎「うっ」

獣の濃い匂いがした。

一気に心拍数が跳ね上がった。ジャングルの奥の湿地だ……俺は動きを止めてあたりを見渡した。

気配がした。何かがいる。ジャングルの茂みの中に……

近くの地面にどす黒い糞が転がっていた。匂いの正体はこれだ。まだ乾いていない。つい先程まで、ここに何かがいた。

喉が異常に乾く。これ以上は進めない。本能が全力でサイレンを鳴らす。

今すぐに引き返せ。ここは人間の入っていい領域じゃない。

俺はゆっくり、後退りをするように、時間をかけてその場を離れた……

……

日が暮れた。ひどく疲労した。まだ十分にこのエリアを探しきれていないが、これ以上は危ない気がする……

一花は無事だろうか。こんな場所で、人間は長くは生きられないんじゃないか。嫌な予感だけがする……

一花が帰ってこなかったのは……もう……

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 19:19:57.89 ID:l/ZHOnUY0<>
五月「どうでしたか?」

風太郎「駄目だ、見つからなかった」

俺は五月の待つ洞窟に戻った。

五月「そうですか……」

五月はとても残念そうにうなだれた。

五月「でも、また明日がありますよね。今日はもう寝ましょうか」

五月はそういい、微笑んだ。胸が締め付けられる。これ以上、ここで、一花を探すのが正しいのか。俺は確信が持てなかった。

第8日目 ステータス

三玖(今日もフータロー、帰って来ない)
精神力 5→4/10 体力 6/10 ※一緒にいないと精神力が徐々に低下していきます。

二乃(探しにいくべきかしら?)
精神力 6→5/10 体力 5/10

五月(上杉くん……わがまま言ってごめんなさい……)
精神力 3/10 体力 2/10

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/04(土) 19:20:14.77 ID:Plt+nmIZ0<> oh・・・ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 19:32:18.19 ID:l/ZHOnUY0<>
第9日目 晴れ

五月「上杉くん、朝です。朝ですよ」

風太郎「ん……もう、朝か……」

昨日の捜索で相当精神に疲労が溜まっていたようだ。俺はぐっすり眠っていた。

五月「ですから……少し離れて下さい……そんなに抱きしめられると、痛いです……」

風太郎「わっ、わっ、あぁ、す、すまんっ」

小さな洞窟でなんとか二人が身を寄せあって入れるほどの広さしかない。

必然、俺達は密着して……気がついたら、俺は五月を枕のように抱きかかえていた。

五月「……///」
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 19:33:38.59 ID:l/ZHOnUY0<>
三玖たちと離れて3日目。相当心配していることだろう。あいつらのことも心配だ。だが、一花の事は頭を離れなかった。

ここで撤退したら、もう二度と会えないんじゃないか。そんな予感さえある。

だが、あれほど近くに獰猛な気配を感じさせられてしまうと……恐怖が、俺のすべてを飲み込んでしまいそうだ。

風太郎「五月……相談が……」

五月「そういえば昨日の夜、いい事を考えたんです」

風太郎「いいこと?」

五月「ええ。昔お母さんから聞いたことがあります。野生動物は火を恐れると。松明を持ちながら探せば、安全ですし、一花からも発見しやすいはずです!」

五月「それに火があれば、美味しいごはんも……!」

風太郎「ふむ……」

その提案は確かに一理ある。だが、問題は、火を起こすことができるかだ。

俺は昔、一花と倉庫に閉じ込められた時、木をこすることで火を起こせたこともある。あれと同じ道具を作って頑張れば……

だが、危険であることに変わりはないし、火を起こすのにも時間がかかる。一花を探すのに並行して食料も探さねばならない。

午前中はどうしますか?
↓1 
@頑張って火を起こしてみる(成功率50%、火があれば野生動物との遭遇率低下)
A一花を探しに出かける
B一花を諦めて撤退する

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 19:34:13.32 ID:J6VZe1+Qo<> 2 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 19:39:52.29 ID:l/ZHOnUY0<>
時間が惜しい。一刻も早く一花を探して、ここを立ち去りたい。

風太郎「却下。火を起こす自信がない。そんなことしている間に日が暮れちまう。早く一花見つけね―と」

五月「……そうです、よね」

風太郎「……一応、火起こしの道具だけは作っていくから。俺が捜索している間、お前が頑張って火を起こしてくれ」

五月「!」

可能性は少しでも上げておく。五月にもそろそろ仕事をしてもらわないとならない。

俺はチャチャッと乾燥した木の板と木の枝、蔦を使って原始的な道具を作った。奇跡を信じるしかない。でも、一花と閉じ込められたときも奇跡は起きた。

願うしかない。一花が無事であるという奇跡を。

俺は、再び、ジャングルの奥へと歩を進めた。

……

↓1 何を見つけましたか?

1-3:人間の足跡 4-6:キノコ(1日分) 7-9:虎 0:食べかけの死体
ゾロ目:一花発見!

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 19:40:04.26 ID:SSid68KVo<> あ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 19:45:37.38 ID:l/ZHOnUY0<>
ゆけどもゆけども、一花は見当たらない。人間の痕跡さえない。

こんな奥地に一花は本当にいるのだろうか。疑問さえ湧いてくる。

風太郎「一花ー……」

風太郎「一花ー……」

風太郎「好きだぞー……」

ジャングルの風がざわめくだけだった。そんな冗談を言えば、一花がひょっこり現れてくれるんじゃないか。そんなまじないにさえ縋りたくなる。

風太郎「ん?」

足元にキノコが生えていた。見た目は真っ白な松茸のような、なかなか大きめのキノコだ。

風太郎「キノコ……食えるかもしれないから持っていくか」

俺はキノコをゲットした。

午前中の捜索はそこで切り上げて、五月のいる洞窟へと戻った。あいつが火を起こす奇跡を見せてくれることを信じて……

↓1 五月の火起こし判定
ゾロ目で着火成功 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 19:46:01.88 ID:P+vlfNUio<> は <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 19:46:18.24 ID:O019vLhs0<> ゾロ目ぇ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 19:46:24.75 ID:oCV4gfvxo<> すごい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 19:46:49.09 ID:O019vLhs0<> >>183
すげぇw <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/04(土) 20:03:05.30 ID:Plt+nmIZ0<> 素晴ら <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 20:03:29.06 ID:l/ZHOnUY0<>
風太郎「ん?」

洞窟に近づくと白い煙が立ち上っているのがわかる。

俺は小走りで駆け寄った。

五月「おかえりなさい」

五月が洞窟の前に座っていた。五月の目の前には、焚き火がある……

五月「えへへ、火、ついちゃいました」

風太郎「五月……抱きしめていいか?」

五月「ちょ、ちょっと近づかないで!顔が怖い!」

ここに遭難してから初めてみる火だ……赤々と燃えがっている。それを見ただけで、俺の中の不安が、少し吹き飛んだ気もした。

★五月が火起こしスキルをゲットした!五月がいる限りいつでも火を起こすことができる★
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/04(土) 20:04:33.16 ID:Plt+nmIZ0<> 逆に気づいてこっち来てくれんかな <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 20:06:48.28 ID:l/ZHOnUY0<>
五月「ところでなにか一花に関する手がかりはありましたか?」

俺は首を振った。

風太郎「だが、いいもの拾ったぞ」

俺は先程拾ったキノコを取り出した。

風太郎「これ食えるか教えてくれ、MAY」

五月「うーん……見たことないキノコですね……国内の主要な食べられるキノコはわかるんですが……外国のまではちょっと」

風太郎「そうか……」

五月「でも、お腹ペコちゃんです。よく見たら、白いスギタケに似てなくもないですね。食べられるかもしれませんっ!」

風太郎「だ、大丈夫か?」

五月「焼けば大丈夫だと思いますよ。幸い、火もありますし!」

五月はノリノリだ。不安だが、食の事は五月に任せた方が良さそうだ……

俺たちは焼いたキノコを食べた。

↓1 コンマ
50未満:五月「まずっ……便所の床を拭いた雑巾の味……」 精神力-1 体力+1
50以上:五月「ゥンまああ〜い!濃厚な汁がぎゅっと身に詰まって、それでいてこの柔らかさ、さながらこのキノコはジャングルのシャリアピンステーキですっ!」 精神力+1 体力+2
ゾロ目:食中毒になった 一日動けない…… 精神力-1 体力-1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 20:07:10.38 ID:kt+kmqNC0<> た <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 20:17:26.74 ID:l/ZHOnUY0<>
五月「まずっ……便所の床を拭いた雑巾の味がします……」

風太郎「ん?そうか?食えりゃなんでもいいだろ。そこそこ旨いな」←貧乏舌

風太郎「ほら、お前も贅沢言ってないで食え。体力は大事だ」

五月「ううっ……私がこんな糞不味いご飯食べないといけないなんて……舌が死にます……」モグモグ

五月の精神力が1下がった。体力が1アップした。

……

火を起こしたことで、この洞窟周囲の安全性が確保された。

ただし、まだ危険はすべて去ったわけではない。木の油を使って松明を作り、午後は再度一花の捜索に出ることにした。

松明を掲げながら、ジャングルのお口へと足を踏み入れた……

↓1 何を見つけましたか?
1-6:人間の足跡 7-9:怪しげなキノコ(催淫効果あり) 0:虎
ゾロ目:一花発見! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 20:18:00.58 ID:vRylnjRAO<> あ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 20:31:54.13 ID:l/ZHOnUY0<> 午後いっぱい、ジャングルの奥を探したが、一花の痕跡は見当たらない。

俺はがっくりうなだれて、日が沈む前に撤退することにした。いくら松明があるとはいえ、危険な動物の動きが活発になる夜間の行動はなるべく避けたい。

風太郎「ん?」

足元にまたキノコを見つけた。紫色のシメジのようなキノコだ。また食べられるかもしれない。

俺はキノコを懐に入れて、五月の待つキャンプ地へ戻った。

……

風太郎「今回も駄目だった。もう捜索2日目だ」

五月「……おつかれ様です」

一花のことについて、それ以上の話はなかった。どこかで踏ん切りはつけないといけない。

それを伝えるのは男の俺の役目かもしれない。だが、俺も、まだ一花を諦めたくはなかった。

あいつは今も、このジャングルの闇夜の中で生きている……そう信じることしか出来ない。

夜、俺と五月は焚き火の炎の側で寄り添ってぼんやりと炎を見つめていた。

なんという安心感だろう。ジャングルの夜で、炎があるとないとでは全然違う。

風太郎「そういえば、さっきキノコまた拾った」

五月「さっきの不味いキノコじゃないですね」

風太郎「これ、食える?」

五月「……シメジに似てます。匂いは……美味しそうです。多分、食べれますね」

風太郎「俺は、腹いっぱいだから食べていいぞ。少ししか取れなかったし」

五月「では、お言葉に甘えて!」

五月は遠慮なく、キノコを焼いて食べた……
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 20:47:11.95 ID:l/ZHOnUY0<>
夜も更けていく……ジャングルの空に、大きな満月が昇っていた……

風太郎「おい、五月、火の番は俺がしとくから、洞窟の中で休んでろ」

五月「……」

五月は俺に寄り添ったまま、無言で離れない。こころなしか、五月の体が熱い。

五月「上杉くん……月がきれいです。このジャングルに来て、初めて、そう思いました」

風太郎「……」

五月「一花も、二乃も、三玖も四葉もどこかでこの月を見ているんでしょうかね」

風太郎「そうだな」

五月「上杉くん」

五月は顔を近づけてじっと俺の目を見てきた。頬に紅がさしている。目がとろんとしており、俺は深くにもあの鐘の前でキスをしてきた五月を思い出してしまった。

風太郎「そろそろ寝た方がいい。お前は、少し勘違いしている。このジャングルで、頼れるのが俺しかいないから……」

五月「勘違いじゃありませんよ。だって、さっきからずっと体が熱いんだもん」

そういいながら五月は俺の手を握った。

五月「そうだ。お礼していませんでしたねっ。絶体絶命の私を助けてくれたお礼を……そのっ、今、しますか?」

風太郎「……いや、待て。どうしたんだお前」

五月「フフフッ……緊張しないでいいよ、風太郎。お礼、何がいいかなっ」

↓1 お礼は何にしますか?(自由)


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 20:51:48.60 ID:x2+d9UezO<> シックスナインwith飲尿とかありですかね
お礼で提案しない気がするけど <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 20:52:51.40 ID:P+vlfNUio<> 飲尿プレイにはまったわけですね <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 21:34:06.68 ID:l/ZHOnUY0<>
風太郎「いや、お礼と言われても……」

五月「じゃあ私が勝手にしますから。上杉くんは力抜いて横になって下さい」

風太郎「ま、待て、うおっ」

五月に押し倒される形で、俺は地面に倒れ込んだ。

五月の柔らかい体が密着してくる。そのまま、五月は俺の上に乗り、俺の敏感なところを手で触り始めた。

顔の前に五月の股がある。蒸れた匂い。フランスの青カビチーズのような香りだ……

だが、それは俺の鼻腔のフェロモン受容器を物理的に殴ったような衝撃で、俺の本能を否応なしに刺激してくる。

五月「逞しいっ……それじゃあいただきますっ」

風太郎「うおっ」

硬くなったそこが温かいものに包まれるのを感じる。五月は体を揺すらせ、俺のを咥え込み、音を立ててしゃぶり始めた。

隣で焚き火がパチパチと音を立てていた。

五月とはいえ、ここまで愛おしく奉仕されると俺も燃えがってきた。

五月に腰を挙げさせ、ズボンを下ろした。五月の使い込まれていない秘所が目の前にある……

俺はそこに舌を這わせた。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 21:35:30.32 ID:l/ZHOnUY0<>

五月「あっ」

小さい悲鳴を上げて、五月が体を震わせた。恥垢を舐め取るように、執拗に五月の求める。その度に、五月の奥からドロっとした濃い汁が溢れてくるのがわかる。

処女のくせになんて淫乱なんだ。前々からムッツリスケベだとは思っていたが……

五月「あっ、あっ、そこっ」

風太郎「おい、口がお留守だぞ。お礼なんじゃないのか?お前ばかり気持ちよくなってどうするんだよ」

五月「はいっ、ごめんなさいっ……ん、ぬぽっ」

お互い、小一時間、貪るように求めあった。五月はすっかり腰砕けになり、疲れ果てたのか、口の動きがおざなりになる。

その度に五月の大きな尻を叩いた。

五月「ひゃっ……すみませんっ、がんばりますっ……」クポクポ

初めてだから仕方ないとはいえ、五月の口技は勉強と同じで要領が悪く、いつまで立っても俺はイケそうもない。

風太郎「おい……そろそろ萎えちゃうぞ」

五月「んっ、んっ、じゅぽっ、じゅぽじゅぽっ」クポクポ
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 21:36:36.82 ID:l/ZHOnUY0<>
五月は一心不乱にしゃぶっていた。そうしているうちに次第に、別のモノを催してきた。

五月「んはっ、あっ、ひゃうぅ」ビクンッ

五月の充血した陰核を吸う度に鳴き声を上げて、口奉仕が止まるようになってきた。

もう、俺も限界だった。

風太郎「五月。そろそろ出すから。咥えてくれ……」

五月「ふぁい?んっ」

風太郎「ジャングルでは貴重な水分だぞ。一滴こぼさず飲めよ。こぼしたら明日飯抜きだ」

五月「それは困りますっ!」

風太郎「うっ、出る……」シャーッ……

五月「ファッ!?んっ、んぐ、んぐ、ごくごくっ」

五月は俺の先から勢いよく出される小水を必死に飲み下した。

五月「ごくっ……ぷはぁっ……なんてもの、飲ませるんですかっ……!」

風太郎「昨日お前の命を救ったんだぞ。あの時、美味しいって言ってたじゃないか」

五月「うそっ うそですっ……」カタカタ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 21:38:13.30 ID:l/ZHOnUY0<>
五月は受け入れられないのか、体を震わせていた。

風太郎「ほら、MAY、レビューしてくれ」

五月「うっ……ううっ……喉が焼けそうなくらい熱くて……たまらないですっ……ご、ごちそさまでしたっ」

優等生の五月には刺激が強すぎたか。俺の体の上で呆然としているのがわかる。

風太郎「ほら、お前も出せ。それでおあいこでいいだろ」

五月「出せって!ちょっと、ありえないっ!お、男の人の前で……男の人の顔の上で……するなんてっ」

風太郎「うるさい、いいからだせっ」ジュプッ

五月「ああんっ!!」

舌先で陰核と膣口の間の穴をぐいっと押し込むと五月は嬌声を出した。それからしばらく、五月のそこを口で吸ったり、指を入れたりして刺激し続けた。

五月「も、もう許してっ……駄目ぇ……」ビクンッ

五月の体の力が抜けて、全体重を俺に委ねた後、そこから温かいのが勢いよく吹き出してきた。俺もそれをこぼさぬように吸い取ろうとするが、どうしても解剖上、溢れ出してしまう。

五月「はぁ〜〜」ジョボジョボ

五月も溜まっていたようで、たんまり出した。味は……ノーコメントだ。貧乏舌だが、これは美味しいとは言えない……

五月「はぁっ、はぁっ、んんっ」

最後に丁寧に五月の穴を舐めて拭き取って、俺達の行為は終わった。

五月は無言で洞窟の中へ入っていった。俺は、余韻に浸りながら、一晩中、うたた寝をしながら焚き火の番をした。


第9日目 ステータス

三玖(いい加減帰ってきて……フータロー……切ないよ)
精神力 4→3/10 体力 6/10 ※一緒にいないと精神力が徐々に低下していきます。

二乃(どこで何してるのよ、馬鹿!)
精神力 5→4/10 体力 5/10

五月(あれを飲ませるなんて……どうかしています)
精神力 3→2/10 体力 3→4/10
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 21:44:54.28 ID:l/ZHOnUY0<>
第10日目 晴れ

風太郎「お、おはよう……」

五月「……」

朝から五月はご機嫌ななめだった。あれは五月から誘ってきたのに……

五月「昨日の事!忘れて下さい。私も、どうかしていました。あのキノコです!あのキノコが全部悪いんですっ!」

風太郎「そ、そうか…?もののせいにするのは良くないと思うぞ?」

五月「馬鹿!」

……

五月を発見して随分とここに長居している。そろそろ本当に三玖や二乃のことが心配になってきた。

だが、一花のことも……もう少しな気がする。この近くは結構徹底的に探しているんだ。もし一花がいきているとすれば……見つかってもおかしくないくらいは探したんだ。

朝の支度を始める俺に、五月は何も言わなかった。

俺が命をかけて、精一杯このジャングルを探している姿は、彼女の心を打ったはずだ。

あとは……俺が決めろ、ということか。

↓1 どうしますか?
@一花を探す
A五月と一緒に三玖達のキャンプに帰る
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 21:45:41.90 ID:IshubKQZo<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 21:50:47.47 ID:kt+kmqNC0<> これでダメなら戻ろ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 21:54:07.34 ID:l/ZHOnUY0<>
俺の計算では……まだ三玖と二乃は大丈夫だ。あそこのエリアには食料は割と多くあったし、危険な動物の痕跡もなかった。きれいな水場もある。

あいつらなら、俺を信じてまだ待ってくれる。ここで諦めて帰ったら、あいつらに合わす顔がない……!

風太郎「そろそろ行くか」

五月「……」

風太郎「今日はあっちの方、探して見るから。お前は火の番頼んだぞ」

五月「……っ、はい!」

五月の顔がこころなしか嬉しそうだった。

……

今日はジャングルのさらに深くに歩を進めた。

そろそろ、一花の手がかりが欲しい。なんでもいい。どんな結果であれ、俺は受け入れる覚悟は、この数日で出来ていた。

ただ、納得したいだけなんだ。

↓1 何を見つけましたか?
1-6:人間の足跡 7-9:食べかけの死体 0:虎
ゾロ目:一花発見! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 21:54:33.57 ID:P+vlfNUio<> ほ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 21:56:32.32 ID:kt+kmqNC0<> 南無 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/04(土) 22:07:03.18 ID:Plt+nmIZ0<> 流石にもう無理か? <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 22:19:03.36 ID:l/ZHOnUY0<>
一歩一歩、慎重に進んでいく。

一花の無事を心で念じながら。それは祈りだった。

彼女と出会ってから、これまでの出来事、これまでの会話、全てを思い出しながら。

ジャングルの空気がどんどん重くなっていく。気がつくと、先程まで聞こえいた鳥の鳴き声も止んでいた。

静かだ。

それから、匂いがしてきた。

思わずえずく。これまで嗅いだことのないような強い匂いだ……

それでも、俺は前に進んだ。足は鉛のように重かった。これから、どんな現実が目の前にあろうと、俺はそれを見る義務がある。

<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 22:21:15.69 ID:l/ZHOnUY0<>
そこは少しだけ開けていた。

風太郎「あっ…………」

そこに無造作に転がっていたのは……

ジジジジジ……ジジジジジ……

無数の黒い虫が、それに集っていた。それは腐りかかっていた。

風太郎「あぁ、あぁぁ……」

猿だ。なにかに食われた猿の死体だ。腐っている。下半身が欠けている。腹は裂かれて、中身がこぼれている。

一匹目の猿は、むごたらしい死体だった。

その奥に、また別の猿の食われかけの死体があった。ここは、墓場だ。このあたりの、肉食獣が、猿を食った。

食いきれずに残った骸は、ここに運ばれ、捨て置かれる。何匹もの猿の、食いかけの死体がそこら中に転がっているのだ。

異常な光景だった。この光景は、俺は多分、死ぬまで忘れない。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 22:22:29.98 ID:l/ZHOnUY0<>
「これ以上、先に進んではいけないよ、フータロー君」

その奥から、声がした気がした。

「私のことは、もういいから」

風太郎「一花!いるのか!一花!!!」

ジャングルの、温かい風が、凪いだ。

墓場の向こう側で、何かが動いた。茂みの奥から、そいつの眼がこちらをじっと見つめている。

俺は息を飲んだ。ここは、生者が立ち入ってはいけない場所だ……

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 22:23:59.43 ID:l/ZHOnUY0<>
手ぶらで帰った俺に、五月は何も言わなかった。

あそこを探すことは出来ない。あそこに長くとどまると帰ってこれない気がした。

午後から、俺は何もやる気が起きず、ただぼんやりと焚き火の側に座っていた。

五月も、何も言わず、俺の側にいてくれた。

何もしないジャングルの一日は、ただ無性に長かった。

……

第10日目 ステータス

三玖(もう我慢出来ないっ)
精神力 3→2/10 体力 6/10 ※一緒にいないと精神力が徐々に低下していきます。

二乃(馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿、なんで戻ってこないのよ)
精神力 4→3/10 体力 5/10

五月(上杉くん、ありがとう)
精神力 2/10 体力 4→3/10
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/04(土) 22:24:01.21 ID:Plt+nmIZ0<> あれ?BADエンド入った? <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/04(土) 22:26:44.14 ID:l/ZHOnUY0<>
今日はここまでです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 22:28:27.58 ID:fAsrQvlpo<> おつ
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 22:29:00.03 ID:kt+kmqNC0<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 22:30:23.74 ID:P+vlfNUio<> 乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/04(土) 22:34:59.37 ID:Plt+nmIZ0<> 乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 22:47:18.96 ID:om0YJTvKo<> おつおつ
仮にバッドエンドになっちゃったとしても
できればどこかの地点からやり直したいなぁ
やっぱり全員生還エンドが見たいじゃん?
現状痕跡も見つかってない四葉の存在も気になるし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 22:56:19.74 ID:vRylnjRAO<> 普通に声がした気がしただけだし自体は全部猿だったんだから違うでしょ
洗濯して話ならともかく、流石に運でどうにもならないのは良くないと思うわ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/04(土) 23:06:08.36 ID:kt+kmqNC0<> 全員生存ルートは2周目のつよくてニューゲームとかでやればいいよ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 12:58:13.00 ID:XSQbyOi50<>
第11日目 曇り

朝起きると空はどんより曇っていた。明日には雨が降りそうだ。

ジャングルでの雨は身動きが取れなくなる、滝のようなスコールになることもある。

今日、三玖達のところに帰らなければ最悪数日間移動できないかもしれない。

三玖と二乃が無事かもそろそろ心配になってきた。

しかし……一花を……

俺はジャングルの奥を見つめた。この、広大な密林のどこかで、今なお一花が助けを求めて俺を待っているかもしれない。

五月は、今日も何も言わなかった。俺の判断に、全てを委ねるという事だろう。

一花を見つけられる可能性は少ない。ただ、明日には雨が降る。探すなら今日が最後のチャンスだ。


何かを選ぶ時は何かを選ばない時だ。全てを得ようとするなんておこがましい事かもしれない。

↓1 どうしますか?
@一花を探す
A五月と一緒に二乃と三玖の待つキャンプ地に帰る <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 13:00:54.55 ID:8IR/i9KrO<> 2 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 13:23:45.97 ID:XSQbyOi50<>
風太郎「立てるか、五月。帰ろう。三玖達が待つキャンプに」

五月「……はい」

五月は前のようにダダはこねなかった。

俺たちの間に、それ以上の会話はなかった。

支度を済ませ、ジャングルを一旦海岸沿いまで引っ返す。途中、なんども五月が小休止するため、随分と時間がかかった。

五月「はぁ、はぁ……待ってくださいっ……もう、足が……」

風太郎「この海岸をあっちの方へ2時間くらい歩いたところに目印あるから。そこからジャングルの奥へしばらく進めばきれいな水場があって、そこに二乃と三玖がいるぞ」

五月「お腹もすきましたぁ」

風太郎「ほら、途中で拾った木の実、食え」

五月を介護し、励ましながら俺たちは途中、浜辺をゆっくり進んだ。

何度も俺は後ろ髪をひかれるように振り返った。

三玖や二乃のこともこれ以上放っておくと危ない。結局あのまま探して見つからず、二人を危険にさらしたら丸損だ。

だからこの選択が間違っていたものとは思わない。

しかし、そんなロジックで割り切れるものではなかった。

<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 13:50:52.33 ID:XSQbyOi50<>

五月「はぁ、はぁ、もう無理ぃ」

風太郎「頑張れ、もう少しだぞ!」

すでにあたりは暗くなり始めている。一雨降りそうだ。その前に、なんとか帰りたい。

五月「喉、カラカラですっ……水、水っ」

ジャングルで飲める水を探すのは一苦労だ。

風太郎「あと1時間くらい歩いたらうまい水飲めるから、頑張れ!」

五月「はぁ、はぁ……上杉くん、そのっ……お願いがあります」

風太郎「もう飯はないぞ!」

五月「その……飲ませて下さい……もう、喉が限界です……」

風太郎「ん?」

五月「おしっこ!溜まってたら下さい!っ……///」
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 13:58:25.84 ID:XSQbyOi50<>
風太郎「あ、あぁ……いいけど……」

五月は恥ずかしいのか顔を手で隠しながら、口を開いて膝をついた。

五月の口の中に、給水のノズルをゆっくり挿し込む。

風太郎「出すぞ……」

ジョボジョボ…

五月「んっ、んっ、んっ」ゴキュキュ

風太郎「ふー、終わりだ」ブルッ

出し終わった後、五月は口をすぼめて、尿道に残ったのを吸い出した。さすが五月、貪欲だ……

五月「ぷはぁっ……ご、ごちそうさまでした……」

風太郎「元気出たか?」

五月は無言で立ち上がり、歩き始めた。

……
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 14:04:41.75 ID:XSQbyOi50<>
風太郎「ただいまー……」

二人が待つ洞窟に帰ってきた。数日間放っておいたから、ふたりとも無事だろうか……

二乃「……」

三玖「……」

二人は洞窟の中で、無言で待っていた……

風太郎「遅くなってすまんっ」

三玖「……」ポロポロ

二乃「……遅い」ポロポロ

ふたりとも泣き始めた。相当心配をかけてしまったようだ。

二乃「どこで何していたのよ!なんですぐに戻ってこないのよ、馬鹿ぁ!」

三玖「何度も、何度も探しに行こうと思った。でも、フータローの言いつけどおり、ここでずっと待っていたんだよ」ポロポロ

風太郎「悪かった。でも、その代わりに……見つけてきたから」

五月「二乃、三玖……本当に、無事だったんですね……」ポロポロ

二乃「!」

三玖「い、五月ぃ……」

それから三人は抱き合って、お互いに生きて会えたことを泣きながら喜び会っていた。

邪魔者の俺は、一人、泉の畔でぼんやりとジャングルの方を見つめていた。

一花のことが俺の頭を離れなかった。もし、ここに一花もいたら。俺も泣けただろうか……

第11日目 ステータス

三玖(フータロー、無事で本当に良かったぁ……)
精神力 2/10 体力 6/10

二乃(フー君、お疲れ様)
精神力 3/10 体力 5/10

五月(今日は安心して眠れそうです……)
精神力 2/10 体力 3/10

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 14:10:03.59 ID:qbUB57a9o<> 2 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 14:18:01.84 ID:XSQbyOi50<>
第12日目 雨

朝から大雨だった。

洞窟の中は、俺が留守の間、二乃と三玖が足元に葉っぱを敷いたりして快適になっていた。

食料も昨日まで二人で頑張って木の実を探して飢えはしのいでいたらしい。しかし、残っている食料はなかった。

俺は思案にふけっていた。雨が上がったあとどうするべきか。

そろそろこのジャングルから脱出するための何らかの方法を模索しないといけない。

ここまで色々探索したが、未だに人間の集落の痕跡はみつからない。

ここは無人島なのではないか。そんな懸念さえある。

なんとかSOSを出したい。

そして、頭を過るのは四葉のことだった。ここに来てからまだ四葉の手がかりさえつかめていない。

飛行機が墜落したあと、あいつは無事だったのだろうか。ここに運良く流れ着いてくれていればいいのだが……

いや、流れ着いたとしても、生き残っているだろうか。人一倍体力のある四葉だけれども、馬鹿だから心配だ。

そんなことを考えながらぼんやりしていた。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 14:19:13.08 ID:XSQbyOi50<>

雨の日は暇だ……二乃や三玖はちらちらこちらを見ている。

だが、五月の手前、この前のように襲いかかるのは自重しているみたいだ。

五月は元気がなさそうだった。一花の話は、ここに来てからしていない。五月の中でも、一花の事が消化しきれていないのだろう。

一花のことを考えると気が滅入ってくる。

暇だ……もっと楽しいことを考えよう。このジャングルで、精神力の摩耗は、判断力低下に直結して、それは生命の危険に直結する。

雨で体が冷えてきた……

↓1 何をしますか?
@二乃を抱く
A三玖を抱く
B五月を抱く
Cその他自由(風太郎の体力が消耗しているため、多人数は対応出来ません)

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 14:21:22.29 ID:wa8j/vEDO<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 14:23:49.04 ID:rHa+Richo<> 火起こし <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 14:55:17.62 ID:XSQbyOi50<>
風太郎「三玖、こっちおいで」

三玖「……!」

三玖を手招きした。三玖は子犬のようにいそいそと寄ってきた。

冷えた体を温めるように、三玖の体を抱きしめた。

三玖「んっ♥」

久しぶりの三玖の体だった。華奢だが、女らしく出るところは出ている。

ボリュームのある胸とお尻の肉を揉みながら、俺達は何度も口づけをした。

三玖「んっ♥はぁっ♥」チュッチュッ

三玖のキスは激しい。三玖は本能のままに、俺の口の中に舌を入れて弄ってくる。

引っ込み思案で恥ずかしがり屋の三玖は、変なところで大胆だ。

洞窟の中に、俺と三玖が口を貪り合う音が響く……

三玖「フータロー……好きだよ」

耳元で三玖に囁かれると、俺の股間はすぐに硬くなった。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 14:56:32.89 ID:XSQbyOi50<>
三玖「あんっ♥」

今度は三玖を押し倒して、首筋、鎖骨、乳房、乳首を求めるようにキスしてしゃぶった。

三玖「フータロー……寂しかったの?」

ちゅぱっ、ちゅぱっ……

このサバイバルで、俺は飢えていた……誰かに甘え、慰めてほしかった。それくらい、五月と過ごして一花を探すのは過酷だったのだ。

三玖「よしよし、よしよし」

三玖に頭を撫でられながら、俺は彼女の大きなおっぱいをしゃぶり続けた。

ちゅぱっ、ちゅぱっ……

三玖「はぁ♥はぁっ♥んっ♥」

三玖も気持ちよさそうにくぐもった声を漏らした。三玖の母性をたっぷり堪能した後、彼女の股間に手を挿れると、すでに濡れていた。

風太郎「はぁ、はぁ……」

三玖「んんっ♥」ビクッ

そんな三玖の体の上に乗り、膣内にゆっくり硬くなったのを挿し込んだ……
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 14:57:33.73 ID:XSQbyOi50<>
雨の一日は長い。

三玖「あっ♥あんっ♥はぁっ、あっ、あっ♥」ヌポヌポ

温かい三玖の膣内をゆっくりかき回すように擦った。時折、三玖が軽く達して、絞るように膣で締め付けてくる。

それ以外の強い刺激は極力与えずに、長く楽しめるように、間間に動かず膣内で長い休憩をはさむ。

三玖「んっ♥」チュッ

休憩中は代わりに三玖とのキスを上の口で楽しんだ。

三玖は女の顔になっていた。三玖は体を使って俺に媚びてくる……普段はクールで冷たい眼差しの三玖がこんな熱くなるなんて……

俺の体力では、射精できるのは1日1回が限度だ。だから、その一回を最高の時にできるよう、俺達は体を使ってお互いをゆっくり温めあった。


…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 15:00:03.41 ID:XSQbyOi50<>
三玖「はぁっ、;あんっ、あんっあんっ♥」パチュッパチュッ

そろそろ限界も近くなってきた。俺は少しずつ腰を動かすスピードを上げる。

長い時間をかけて、理解した三玖の膣内をかき回す。

三玖「あんあんっ♥あぁ〜〜♥あぁっ、イクッ♥」

風太郎「我慢しろ、三玖」パチュッパチュッ

三玖「うんっ♥あんっやっ♥そこっ、駄目っ、イクッイクッ♥」

風太郎「はぁーっ、はーっ」ズポズポ

三玖「イクッ♥イクってば、フータロー、そこっ♥いいっ、イクッ♥」

風太郎「はぁーっ、はぁーっ」パンパン

三玖「イッ、やっ、あんっ;あんっ♥あんあんあんっ、ああぁっ♥イクッ♥」

三玖はだらしないあえぎ声を出しながら、腰を浮かせて俺の絶頂を迎えようとしていた。

三玖「今日はっ……あっ♥駄目っ、だめぇっ、あっ♥んんっ♥」

風太郎「はぁ、はぁ」パンパン

三玖「きちゃうっ、駄目っ、イクッ♥駄目な日だよっ、あんっ♥できちゃうっ♥」

風太郎「え?」パンパン

そろそろ限界に近い……三玖の体も溶けそうなほど熱かった。このままこの中で全て出せたら……本能は、そうしろと言っている。

しかし……

↓1 どうしますか?
@膣内射精
A膣外射精(三玖に飲ませて体力1回復させることが出来ます) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 15:02:09.83 ID:KJdL6io4o<> 1 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 18:48:59.17 ID:XSQbyOi50<>
風太郎「うっ」

理性ではわかっているが、本能が上回った。

三玖「ッ〜〜〜〜♥」ギューッ

三玖と強く抱き合いながら、俺は三玖の一番深いところで果てた。

長いこと我慢した分、自分でも帰ってこれないのではないと錯覚するくらい、長い射精だった。

三玖「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」

風太郎「ハァ、ハァ……」

出し切った後も、いつまでもこのまま繋がっていたかった。

ただ、少しずつ頭が冷えてくると、とてつもないことをしでかしたと後悔した。

無責任な膣内射精……これで三玖が孕んでしまったら……倫理的にアウツ。

たとえ俺たちが無事救助された後でも、出来てしまったものは取り返しがつかない。

風太郎「す、すま……」

謝ろうとする俺の口を三玖が手で塞いだ。

三玖「責任取ってよね♥」

風太郎「……任せろ」

そう答えるしかない。俺の責任は、こいつらを守って、日本に帰る事だ。それ以外のことを考えるのは一旦やめよう。


第12日目 ステータス

三玖(♥)
精神力 2→4/10 体力 6→5/10 (※エッチをすると精神力が回復します)

二乃(明日は私の番よね……)ドキドキ
精神力 3/10 体力 5→4/10

五月(はわわっ、何ヤッてるんですか、三玖に上杉くん!)ドキドキ
精神力 2/10 体力 3→2/10 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 18:50:27.70 ID:XSQbyOi50<> 第13日目 天気判定

↓1 
コンマ50以上で雨が止む <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 18:51:51.66 ID:Pl9nbntho<> はい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage saga<>2020/01/05(日) 18:52:13.31 ID:sH+QRWaT0<> 恐怖におびえて、生き恥晒せぇ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 18:53:05.06 ID:BKnwkMMCo<> このゾロ目はクリティカルないんだっけ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/05(日) 18:54:18.89 ID:gwkoQ0sa0<> ゾロ目で全員発情とかしないのかな… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 18:59:35.48 ID:1PnKb+Ai0<> 全員発情よりは姉妹のどっちか発見のがうれピー <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 19:02:50.47 ID:XSQbyOi50<>
第13日目 雨

朝起きるとまだ外は土砂降りだった。

食料の備蓄がない。ただ、この雨の中外で食料を探すのは難しそうだ。

洞窟の中で皆、沈黙していた。

昨日の情事の後、三玖と話すのも気まずかったし、近くで姉妹に見られながらは冷静になるととても恥ずかしい。

「はぁ……はぁ……」

誰かの息遣いが雨の音に混じって聞こえてくる。

洞窟の中は発情した女の匂いで満ちていた。

昨日、あれだけ三玖の膣内にぶちまけたのに、また俺の股間は滾るように熱くなってきた。

↓1 何をしますか?
@二乃を抱く
A三玖を抱く(※連続で抱くと嫉妬で他の姉妹の精神力が下がります)
B五月を抱く
Cその他自由(風太郎の体力では、特殊ケース以外、多人数は対応出来ません) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 19:04:13.99 ID:1PnKb+Ai0<> にの <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 19:44:35.16 ID:bhmEhFIvO<> 俺の見間違いでなければ雨は病んでるはずでは? <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 19:46:38.62 ID:XSQbyOi50<> >>247
すみません、間違えました。
安価だけこなしてから晴れることにします。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 20:04:57.91 ID:XSQbyOi50<>
暗がりの中で二乃と目があった。

二乃の目はとろけて、上目遣いで俺を誘っていた。

風太郎「二乃……こっち来い」

二乃「!」

数日間留守にして不安にさせた分、埋め合わせをするのが俺の務めだろう。

二乃の体を抱き寄せると、すでに全身は熱を帯びていた。

二乃「あんなの見せられたら興奮しちゃうわ……フー君、私にも熱いの頂戴」

風太郎「ッ……!」

二乃はそう囁いた後、強引に俺の唇を奪ってきた。

風太郎「ンンッ、ぷはっ……」

二乃「覚悟しなさい。絶対に気持ちよくしてあげるから。んっ♥」チュッ
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 20:05:43.21 ID:XSQbyOi50<>
久しぶりの二乃の唇の感触に、俺のは嫌でもいきり勃ってしまう。

三玖とのも違う、情熱的なキス。全身全霊で男を求めているのがキスだけで伝わってくる。

二乃「はぁ、はぁ……フー君はじっとしてて……」チュッチュッ

風太郎「くっ……」

二乃は耳たぶを甘噛し、首筋を舐め、胸板を撫でてきた。二乃の愛撫だけで、気をやりそうになる。

最初はあれだけ俺のことを毛嫌いしていた二乃が、上目遣いで媚びて俺の反応を伺いながら乳首を愛おしそうに舐めて、吸ってくる。

二乃「あっ♥」ビクッ

二乃の乳首をつまむと喉の奥から甘い声を出した。

二乃「やめてっ……敏感になってるんだから……最初は私の番よ……今までキツくあたってた分、お返しするわ」

そういいながら二乃は顔を股ぐらにうずめ、口でしゃぶり始めた。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 20:06:52.47 ID:XSQbyOi50<>

二乃「んっ、んっ」グッポグッポ

愛情たっぷりにフェラチオしながら、二乃は尻を振り媚びていた。

二乃「優しいキミも好きだけど……ワイルドなのはもっと好き……太くて逞しいわ、フー君……」チュプチュプッ

二乃の舌が優しく俺の裏筋をなぞる。五月と違って器用な二乃の口奉仕は絶品だった。

それにあの生意気だった二乃が、俺の汚い場所をしゃぶっているのは痛快だった。あの頃ほとほと手を焼いていた頃を思い出し、少し笑いが溢れた。

ちゅぱちゅぱ……ちゅぷっ、ぬちゅっ、ぐぽぐぽ……ちゅぱちゅぱ……

狭い洞窟の中に、二乃が奉仕する音が響く……俺は二乃の頭を撫でて、二乃の自慢の髪をいじりながら、こいつとのこれまでを振り返った。
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 20:08:08.64 ID:XSQbyOi50<>

風太郎「おい、二乃、もうそろそろ……」

二乃「ぷはっ……どう?フー君♥気持ちいいでしょ?」

風太郎「どこで覚えたんだよ、こんなテク」

二乃「下手だったら……嫌われちゃうと思って。一人で……練習してたわ」

風太郎「何で練習してたんだ?」

二乃「通販で……男の人の形したの買ったのよ……」

風太郎「誰ので想像しながら、練習した?」

二乃「もちろん、フー君のよ……毎晩、部屋で一人でしてたわ」

風太郎「その分勉強しろよ!」

二乃「何よ!いいじゃない……練習の成果はばっちり、でしょ?」

そういいながら二乃は四つん這いになって尻を出し、俺を誘った。

二乃の口技を受けて、俺のは今にも爆発しそうだった。

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 20:09:34.37 ID:XSQbyOi50<>

二乃「あっ、あっ、あっ、あっ♥」パンパン

風太郎「ふーっ、ふーっ……」パンパン

二乃「ちょっ、激しっ、加減っ♥手加減してっ♥」パンパン

昨日の三玖とのがゆっくりお互いを確かめ合うような行為だとしたら、二乃とのそれは、体をぶつけ合う動物的なセックスだった。

いじらしい二乃のケツを掴みながら後ろから激しく犯した。

二乃「やっ、あんっあんっ、ああんっ!!っ、きちゃう、きてるっ♥」パンパン

二乃「ひぃっ、おっ、おっおっ♥もうっ無理っ、イクッ!イクッ♥」パンパンパンパン

肉を打ち付け合う音が洞窟内に響く。

俺もそろそろ限界に近くなってきた。二乃は突かれながら獣のように喘ぎ始めた。

三玖の時は思わず膣内に出したが……二乃にはどうしよう。

↓1 どうしますか?
@膣内射精
A膣外射精(二乃に飲ませて体力1回復させることが出来ます)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 20:11:06.42 ID:rHa+Richo<> 1 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 20:25:53.96 ID:XSQbyOi50<>
風太郎「イクぞ!二乃!いいな!」パンパン

二乃「ッ、あぁぁ〜〜〜!」ビクンッ

二乃の体が反り返った瞬間、膣内が痙攣したように俺のを離さなかった。

風太郎「ぐっ、うっ」

俺は思わず、二乃の膣内で気をやってしまった。昨日あれだけ出したというのに、こぼれてしまうほどの量が出た。

風太郎「はぁーっ、はぁーっ……」ズポッ

二乃「ひうっ♥」ジョロジョロ……

二乃はケツを出しながらだらしなく果てて小便を垂れ流していた。

思わず、二乃にも膣内射精をかましてしまった。これで二乃を孕ませたらどうなってしまうのだろう。

二乃のお父さんの顔が浮かんで俺のは小さくなってしまった。

二乃「フー君……好きよ……」

それにしても二乃の膣内はいい具合だった……俺は余韻に浸って、二乃と抱き合い、まどろもうとした。

……

三玖「おつかれのところ悪いんだけど、もう晴れているよ」

五月「お腹ペコペコです。ご飯はまだですか?」

風太郎「何!?」

気がつくと雨はやみ、洞窟の外は眩しかった。

一日も無駄には出来ない。俺は気だるい体に鞭を打って洞窟の外に出た。

これからは脱出のことや、行方不明の二人の捜索のことも考えなければならない。でもその前にはまず食料が必要だ……

午前中は食料を探すことにした。何を探しにいきますか?
↓1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 20:35:04.30 ID:d+DM/nzC0<> 山芋 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 20:35:54.52 ID:qbUB57a9o<> カニ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 20:40:44.49 ID:fE6eGdQN0<> 五月ェ…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 20:46:20.42 ID:XSQbyOi50<>
そろそろ木の実やバナナだけの生活はきつくなってきた。

ボリュームのある飯が食べたい。

俺はジャングルの山奥へと進み、山芋を探すことにした。

芋なら保存も可能だ。なんとか安定した食料を確保したい。俺は生物の教科書で一度見たことのある、山芋の蔦を探した。

……

↓1 何を発見しましたか?
1-3:山芋(3日分) 4-6:山芋(6日分) 7-9:野生の山羊 0:肉食獣の足跡
ゾロ目:山芋9日分 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 20:50:19.20 ID:d+DM/nzC0<> あ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 20:56:38.29 ID:qbUB57a9o<> ぐええ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 20:56:51.15 ID:Pl9nbntho<> 全滅エンドの兆しが…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 20:57:43.05 ID:XSQbyOi50<>
俺たちのキャンプ地の周辺は比較的安全なエリアだ。

これまで他のエリアで見かけた大型動物の痕跡は見かけなかった。だから少し油断していたのだと思う。

俺は警戒を薄めて山芋取りに集中した。しかしなかなか見つかるものではない。

太陽が高く登るまで探し、一旦休憩のためにキャンプ地に戻ろうとしたときだった。

足元を見て、悪寒がした。

大きな四足獣の足跡がある。それも、ここを通過してさほど時間は経っていない。

一気に全身から汗が吹き出た。そして、動悸がしてきた。

食い殺された、猿たちの死体がフラッシュバックする。

そうだ。ジャングルは全て繋がっている。このジャングルに安全な場所などないのだ。

俺は静かに場所を離れ、急ぎ足で、キャンプ地へ向かった。

あいつらが、心配だった。

獣の足跡は途中で途切れていたが、俺の来た方向、キャンプ地に向かっているような気がしてならなかった。

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 20:58:56.93 ID:rHa+Richo<> 五月に火付け頼むしかないかな <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 21:08:32.36 ID:XSQbyOi50<>
風太郎「二乃!三玖!五月!」

風太郎「無事でいてくれ……!」

祈る思いで水場についた時、洞窟の前には白い煙が立ち上っていた。

風太郎「みんな、無事か!」

三玖「血相変えてどうしたの、フータロー。二乃は腰痛いって言って寝込んでるけど」

風太郎「ほっ」

獣はこのキャンプ地を襲わなかったようだ。

五月「上杉くんが食事を獲ってくるのにそなえて、火を起こしておきました!やっぱり、火を通さないと美味しいごはんは食べられませんっ」

五月の食欲からくる判断が功を奏したのかもしれない。俺のみた足跡の主は、この火を見て撤退したのだろうか……

風太郎「五月……抱きしめていいか?」

五月「ちょ、近づかないで!不潔!」

風太郎「ガーン」
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 21:10:15.61 ID:XSQbyOi50<> しかし、肉食獣に俺たちがここにいることを知られた可能性があるのは事実だ。

このキャンプ地も安全とはいえなくなってきたかもしれない。

いずれ他の姉妹を探したり、脱出を考えるのであればもっと海岸沿いに集落を探したりする必要もある。

いつまでもここに留まれないのは事実だ。

そして長距離移動のためにもまずは食料で体力を確保しなければならない。

三玖「火があれば調理できる。料理は任せて」

三玖も張り切っている。五月は腹が減って元気はなさそうだ。

ここは男として、なんとか食料を獲ってこなければ。


↓1 午後は何を探しますか? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/05(日) 21:12:57.46 ID:LLG22VtH0<> 姉妹の探索しつつ食料探し <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 21:14:26.09 ID:d+DM/nzC0<> 山芋 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 21:32:11.62 ID:XSQbyOi50<>
せっかくだ。ここは他の姉妹の捜索もしよう。

食料も探す、姉妹も探す、両方やらなくちゃあならないのが家庭教師の辛いところだな。

とはいえ、一花の遭難していると思われるエリアは遠い。

そもそも四葉がここに漂着した保証もないが……色々探すならまずは海岸沿いだな。

……

海は凪いでいた。海鳥の鳴き声も聞こえる。

なにか手がかりや有用なアイテムが流れ着くのは海岸だが、その分食料は少なめだ。

俺は海岸の捜索を開始した……

↓1 何を見つけましたか?
1-3:カニ(1食分) 4-6:貝(1食分) 7-9:マシェットナイフ 0:大型肉食獣の糞
ゾロ目:四葉のリボン <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 21:34:06.70 ID:1PnKb+Ai0<> んが <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 21:34:46.86 ID:6Lij9xo2O<> コンマ神の機嫌や如何に <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 21:35:49.96 ID:GxbcmJz3O<> もうめんどくせぇし虎狩って食おうぜ(蛮族感) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/05(日) 21:44:50.62 ID:5Qr1ModG0<> 今日の神はご機嫌ナナメ! <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 21:51:41.06 ID:XSQbyOi50<>
風太郎「あぁ……」

海岸で見つけたのは食料でも、姉妹の手がかりでもない。

俺たちのキャンプ地の近くの海岸にもヤツの痕跡があった。

縄張りであると誇示するように、巨大な糞が目立つ場所に置いてあった。

まだ湯気が立っている。これは警告かもしれない。この場を立ち去れという、異分子の俺たちへの、ジャングルの王からの表明だ。

今日はこれ以上は無理だ。サバイバルナイフ一本で肉食獣に勝つことができるか?答えは……想像しただけで寒気がする。

俺は周囲に耳をそばだてながら、静かにキャンプ地へ帰った。

……

俺の青ざめた顔を見て、空腹な五月も黙り込んでしまった。

火があるからキャンプ地は比較的安全だと思いたいが、いつ奴がここに襲撃をかけてくるかわからない。

今日は寝ずの番だ。みんなの事は俺の命をかけても守る。

……

第13日目

三玖(フータロー……顔が怖いよ……)
精神力 4/10 体力 5→4/10 

二乃(フー君……無理はしないで)
精神力 3→5/10 体力 4→3/10

五月(本当にお腹がすきました…)
精神力 2/10 体力 2→1/10

アイテム:サバイバルナイフ、医薬品 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 22:05:26.75 ID:XSQbyOi50<>
第14日目 晴れ

幸い、夜間に獣の襲撃はなかった。

だが、終始なにかに見られている感覚があった。獲物を狙うような、粘っこい獣の視線だ……

このキャンプ地は危険になりつつある。早く脱出した方がいい。

三玖「フータロー!五月の様子が!」

朝、五月は寝込んでいた。

五月「私は、大丈夫です……」

二乃「顔青白いわよ?大丈夫じゃないわっ!」

五月「……はぁ、はぁ……」

五月の呼吸が浅くて弱い。

ここ数日、飯を食っていない影響だ。体力が危険な水準まで低下している。

三玖と二乃はパニックに近い状態だ。
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 22:07:17.29 ID:XSQbyOi50<>
こんな状態の五月を連れて移動することもままならない。俺も泣き出してしまいそうになった。

二乃「ご飯が、ご飯がないと五月が危ないわっ!なんとかしなさいよ!」

三玖「でもっ、フータローは頑張っていた。頑張っているんだよ、二乃!」

二乃「なら私が獲ってくる。ここの近くにいい木の実の自生地があるのよ。あっちの方よ」

二乃は俺が昨日、あいつの足跡を見つけた方角を指差した。二乃に行かせる訳にはいかない。

だが、俺も、ヤツのことを想像すると吐き気がしてくる……

俺は少し焚き火の側で考えをまとめた。どう考えても、今日、食料が必要だ。五月を救うために、危険を承知で……

風太郎「行ってくる。お前ら、洞窟の中で身を潜めていろ。絶対外に出るな。ここはもう危ない」

二乃「……っ」

二乃は何かをいいたそうにしていた。三玖は心配そうに、俺と二乃の顔色を伺う。

五月「……私の事は、いいですから……みんなで、安全な場所へ……」

二乃「馬鹿!」

二乃が五月をブッた。

二乃「信じなさい。フー君は絶対、あんたを見捨てない。絶対、美味しいごはんを獲ってきてくれるんだから!」

二乃の信頼が今は重い。

頭を、あの選択がよぎった。何かを選ぶ時は、何かを選ばない時。

だが、今は、まだその時じゃない……

俺はサバイバルナイフを片手に、ジャングルの山奥へ足を踏み入れた。


↓1 食料は何を探しますか?
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/05(日) 22:08:51.04 ID:2Hx7K49/0<> 肉 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage saga<>2020/01/05(日) 22:09:48.88 ID:fE6eGdQN0<> 木の実 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 22:15:24.01 ID:XSQbyOi50<>
肉だ。五月を超回復させるには肉が一番いい。

動物の肉が欲しい。

一晩、徹夜で周囲を警戒して、俺の脳内のアドレナリンが暴走していた。

このジャングルには様々な動物がいる。あの凶暴そうな肉食獣の足跡以外にも、山羊や鹿と思われる足跡もこれまで見かけていた。

ただ狩りは危険も伴うので、これまで避けていたが、そうは行っていられない。

俺は、狩りをすることにした。

ジャングルの奥地で、動物を探した……

↓1 何を発見しましたか?
1-3:ネズミ 4-6:山羊 7-9:何もみつからなかった 0:猿
ゾロ目:虎
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:15:45.33 ID:BKnwkMMCo<> ほ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:16:11.87 ID:BKnwkMMCo<> ファンブルやないけ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:16:36.98 ID:rHa+Richo<> チーン、逝きますた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:19:10.93 ID:1PnKb+Ai0<> なーに戦って勝つだけや <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:19:51.96 ID:GxbcmJz3O<> 逆に考えな、ここでヤっちまえば当面の危機も回避できて万々歳だぜ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage saga<>2020/01/05(日) 22:21:37.20 ID:fE6eGdQN0<> あばばばば <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:23:27.72 ID:S6Ip05KT0<> このスレのコンマ神意地悪すぎません? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:24:14.94 ID:8cU5U/ni0<> 下手に姉妹ロストする位なら
フータローが先にゲームオーバーになる方が諦めつけやすいわ
何やねん0→0→ファンブルゾロって <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 22:33:38.17 ID:XSQbyOi50<>
時間をかけて、動物を探す。

獣道を見つけ、それを追っていく。

だが、何も見つからない。俺の足音で野生動物は逃げているのかもしれない。

風太郎「クソッ……早く見つけなきゃ、五月が危ないのにっ……」

俺はこの時、焦っていた。

風太郎「ハァ、ハァ、ハァ……」

そして、疲れていた。この過酷なジャングルのサバイバルで、知らず知らずのうちに精神を摩耗していたのだ。

判断力は鈍り、眼の前の目に見えない獲物だけを追っていた。

追った先が、ヤツの餌場だとも知らずに。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:34:08.21 ID:d+DM/nzC0<> デスリスクハイリターン <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 22:38:37.66 ID:XSQbyOi50<>
風太郎「あっ、あっ、あぁ……」カタカタ

虎「……」

とうとう、俺は14日目にして、このジャングルの絶対王者と相対した。

奴はゆうゆうと、足元の、先程屠ったと思われる山羊の肉を貪っているところだった。

目線があった時、奴は口を獲物から離した。口には、臓物を咥えている。

血の強烈な匂いがする。

間近にみると、虎は巨躯だった。獰猛な牙が生えており、毛並みは艷やかだった。

こいつは王だ。そして、俺は……

眼前の虎を前に、俺の足は震えを止めなかった。

話し合いが通じる相手ではない。俺の脳内で全ての細胞が総動員し、心臓はフル稼働して、全身の神経がさざなみたっている。

闘争か、逃走か。

俺の本能は逃走しろ!逃走しろ!逃走しろ!と叫んでいるようだ。俺は、汗ばんだ手でサバイバルナイフを握った。

俺には牙がある。だが、まだ獲物も狩ったことのないような貧弱な牙だ。リーチもない。

サバイバルナイフ一本で戦って勝てるのだろうか。しかし、逃げたところでジャングルで虎に追われれば……待っているのは……

一花を探している時に見つけた、猿の墓場を思い出した。


虎は俺の動きを待っているように見えた。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 22:39:32.83 ID:XSQbyOi50<>
とても大事な選択ですので、先に3票を得たほうにします。
・ DEAD ENDありです。失われた命は蘇りません。

↓1
@闘争
A逃走

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:41:24.32 ID:CxmvxIV+o<> 恐怖してる状態だとどっち選んでも死にそうだよねぇ

1で <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:41:46.02 ID:KJdL6io4o<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:41:56.23 ID:/q9C3UxNo<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:42:13.61 ID:qltNXHWRO<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/05(日) 22:42:33.39 ID:2Hx7K49/0<> 背中を見せるのはやばいから1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:43:37.73 ID:GxbcmJz3O<> 逃げてもコンマで後ろからパクりだし、マジレスすると肉食獣は逃げる奴追うやん

1 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 22:57:06.96 ID:XSQbyOi50<>
風太郎「ふー……」

大きく息を吸い込み、俺はナイフを前に出して構えた。

背中を見せれて逃げれば、奴は俺を獲物と判断して追ってくるだろう。

俺は獲物じゃない。この惑星の頂点捕食者はだれだ?

答えはヒト科ヒト属ホモ・サピエンス。

月まで飛ばすロケットを作り、この星の生物を百回滅ぼしてなお足りない爆弾を作り、数多の生物を絶滅に追いやり、この星のありとあらゆる場所で好き勝手に獲物を喰らい、クソを垂れる。

俺もその一員だ。その最強生物が、こんな辺鄙な土地の低能な四足獣ごときに負けるか?

否。

さらに俺は、学年成績常に上位、全国模試3位(本気を出せば満点で1位)、有名大学へ進学し、エリートとなり、らいはに何不自由ない生活を送らせつつ、誰もが羨む素敵な彼女と、最高の結婚式を迎える未来が確約されている。

ホモ・サピエンスの中でも上位に位置するのが、この俺、上杉風太郎だ。

種を代表して、負けるわけにはいかない。

風太郎「かかってこいやァ!!!!!オラァ!!!」

俺は闘争を選択した。

↓1 虎の反応は……
コンマ偶数:襲いかかってくる 奇数:ジャングルの奥へ立ち去っていく
(ゾロ目はボーナスありです) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:58:10.42 ID:1PnKb+Ai0<> ほ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 22:58:17.40 ID:NaZXFfL9o<> へい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/05(日) 22:58:27.29 ID:gwkoQ0sa0<> ゾロ目こい! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:00:14.01 ID:NaZXFfL9o<> さあバトルぜ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:05:06.39 ID:d+DM/nzC0<> 虎殺しは生きていたッッッ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:07:36.68 ID:BKnwkMMCo<> 越後の龍vs甲斐の虎 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 23:08:44.12 ID:XSQbyOi50<>
虎はくぐもった唸り声を出した。

そして、一歩、また一歩、間合いを詰めてきた。

俺は瞬き1つせず、虎のスキを伺った。

だがジャングルの王にスキなどあろうはずがない。

俺の頭脳が高速回転する。そして、後悔を始めた。このサバイバルナイフ一本で、野生の虎に勝つことなどできるはずがない。

足がすくむ。虎は一歩ずつせまり、いよいよ、俺のサバイバルナイフの間合いに近づいてきた。

俺が、生唾を飲み込んだ瞬間だった。

虎は俺の方へと飛び跳ねてきた。

↓1 
コンマ偶数:DEAD コンマ奇数:サバイバルナイフでカウンター成功
ゾロ目:虎の脳天にナイフが突き刺さり一撃必殺 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:08:59.39 ID:BKnwkMMCo<> 必殺 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:14:43.56 ID:GxbcmJz3O<> かっけぇ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:18:05.06 ID:FI/6z73OO<> いけるでこれは…! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:20:13.41 ID:NaZXFfL9o<> まだ一撃が決まっただけである
危機的状況に変わりはない <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 23:20:18.51 ID:XSQbyOi50<>
風太郎「ヂャオラァ!!」

無我夢中で体が動いた。ナイフが何かの肉をえぐった感触がある。

風太郎「ぐっ……」

鈍痛がした。俺も、虎に一発食らったようだが、致命傷には至らなかったようだ。

虎は飛び跳ねて、再び間合いを取ってきた。俺の刃は、ヤツの頬を少しかすめたに過ぎなかった。

アドレナリンが吹き出る。

風太郎「ふーっ……」

息を整え、俺は再度、先程と同じ構えを取った。

虎は警戒している。へんてこな猿が、自分と同じ鋭い牙で反撃してきたことに驚きを覚えているようだ。

王が王たる所以はなにか。それは警戒心の強さだ。

危険に満ち溢れたジャングルに君臨する過程で、様々な脅威と戦って勝ち残ったのはその牙や爪の力ではない。

何よりも慎重で、時に臆病でさえある、それがヤツの最も強い武器だ。

奴がすぐに俺たちのキャンプを襲わなかったのも、火を警戒したからだろう。

虎の王は、未知の脅威に対して、まだリスクを犯すべきでないと判断したのかもしれない。

奴は、静かにジャングルの森の中へと帰って行った。

俺は生き延びた……
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:22:30.72 ID:d+DM/nzC0<> でも食料が <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:23:30.91 ID:rHa+Richo<> 仕方ないから精子食わせるか <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 23:37:20.59 ID:XSQbyOi50<>
風太郎「はっ、はっ……ははは……!」

風太郎「生きている。生きているんだ……!」

戦いに勝った。この絶体絶命な状況を打開したのだ。これを勝利と言わずなんと言う?

脳の中を快楽物質が駆け巡り、ショートしそうだ。勃起も収まらない。

虎に追ったダメージは、肩から腹まで、爪痕として、皮膚と一部の筋肉を切り裂いたようだ。血は出ているが、痛みも感じなかった。

虎の食いかけの山羊肉の残りをいくらか頂戴して、俺はこの死闘の地を後にした。

虎との戦いで、生き残り、食事を奪った。

その事実が、俺に大きな自信を与えた。このジャングル、14日目にして、俺は捕食者への仲間入りをしたのだ。

これからは怯えるだけの上杉風太郎ではない。

上玉の雌を囲いながら、ジャングルで生き抜く、雄へと成ったのだ。

風太郎「フハハハハ!」

俺は変なテンションになって、三玖達が待つ、キャンプ地へと帰った。

今夜は勝利の宴だ。肉も、女もある。


・ 山羊肉をゲットした。
・ 虎を追い払い、エリアの安全を確保した。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:38:07.49 ID:Pl9nbntho<> (過信アカン) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:40:21.34 ID:CxmvxIV+o<> 破傷風待ったなし <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:40:27.80 ID:FFScyBgUO<> 二と三に正気に戻してもらえばヘーキヘーキ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:42:46.30 ID:NaZXFfL9o<> 虎返り討ちしたらこうなるわな、しかもナイフで <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:42:47.92 ID:d+DM/nzC0<> 戦国上杉家の血が騒ぎますぞ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:43:46.94 ID:rHa+Richo<> 四葉こいつ引っ叩いていいぞ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/05(日) 23:43:56.47 ID:XSQbyOi50<>
・ 今日はもう寝ますので続きは後日になります。

闘争に勝利した後で風太郎は昂ぶっており、鎮める必要があります。
↓1−3 風太郎が三玖達に要求するプレイを募集します。
虎に勝って肉を獲ってきたので三玖達は何でも言うことを聞きます。複数プレイも可能になっています <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/05(日) 23:44:48.70 ID:gwkoQ0sa0<> トリプルパイズリ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage saga<>2020/01/05(日) 23:45:25.53 ID:fE6eGdQN0<> 中出し乱交 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/05(日) 23:45:32.17 ID:2Hx7K49/0<> アドレナリンドバドバで痛みを感じにくくなってるだけだぞ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:45:48.67 ID:d+DM/nzC0<> レズプレイさせつつ交互に突く <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/05(日) 23:46:01.77 ID:5Qr1ModG0<> 調子こいて死ぬ未来しか見えん <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/05(日) 23:57:23.25 ID:rHa+Richo<> そういや医薬品キット持ってたな
悪運の強い奴め、乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/06(月) 00:01:45.87 ID:8a35Mm3so<> 乙
一夜空けたら冷静になって謝ろう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/06(月) 00:05:31.72 ID:+GBh0Z/s0<> 謝るところまでの一連で
3人とも完全にメスとして堕ちる(確信) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/06(月) 14:41:08.06 ID:a6bDm2YA0<> サバイバル状況下でガチで死ぬ寸前のところを
大怪我負ってまで命繋げて救った相手とか
元々憎からず思ってるならば一生付いていくレベルよね <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 22:44:54.47 ID:+anfoEpsO<>
キャンプに戻ると、三玖達3人は洞窟の中で身を縮こまらせていた。

俺の無事を確認するや否や、二乃と三玖は飛びかかってきた。

三玖「フータローっ……!心配したんだからっ!」

二乃「どうしたのよ、その傷っ!まさか、やられたんじゃないでしょうね!」

ふたりとも負傷した俺を見て心配そうにしていた。

風太郎「安心しろ、かすり傷だ……ほら、肉だぜ」

五月「!!!」

三玖「なんの肉?」

風太郎「山羊肉。獣臭いけど、ないよりマシだろ」

二乃「料理は私に任せて。そこら辺に生えてる野草を使って上手く臭みを取るわ」

風太郎「ああ、任せた」

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 22:46:39.97 ID:+anfoEpsO<>
五月「はふはふっ、ここにきてから久しぶりの肉です……!ああぁ……アミノ酸が体に行き渡りますぅ〜〜!」

二乃が下拵えした肉をただ枝に差して焼くだけの原始的な料理。

だが、ここに来て一番美味しい食事だった。

俺たち4人は肉を貪るように食べた……

三玖「ふー……お腹いっぱい」

二乃「幸せね。久しぶりに、まともな食事を食べたわ……それにしてもフー君、すごいじゃない。虎に勝つなんて」

風太郎「フハハ!これからは越後の龍と呼んでくれ!」

三玖「それは調子乗りすぎ」

二乃「でも、とってもワイルドだわっ。ねぇ、ねぇ、フー君……さっきから、ずっと勃ってるわよ」

五月「……///」

三玖「なんだかいつもよりおっきいね」

野生の肉を喰らい、俺の中の男はかつてないほど昂ぶっていた。

二乃が作ったヤシの葉の腰巻きから飛び出すように、俺のははちきれんばかりに怒張している。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 22:48:34.58 ID:+anfoEpsO<>
二乃と三玖はおもむろに服を脱ぎ、裸になり、俺の体に絡みついてきた。

二乃「お・つ・か・れ♥」ペロペロ

三玖「こころなしか、フータロー、筋肉ついてきている……マッチョなフータローも好き♥」ペロペロ

二乃と三玖は俺の爪傷を愛撫するように、舌で舐めた。

二乃「はぁっ……ホント、大好きっ……虎に勝つなんてサイコーよ……フー君っ」

三玖「守ってくれてありがとう。今日は何でも……いいよ」

二乃と三玖の全身全霊の奉仕は楽しみだったが、俺はまだ満足していなかった。

風太郎「なんか1人足りないよな」

五月「っ……」ビクッ

五月もまとめて俺の女にしてやりたかった。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 22:49:55.96 ID:+anfoEpsO<>
三玖「五月、感謝しないと」

二乃「あんた、フー君に嫌われたらこのジャングルで生きていけないわよ。お肉獲ってきてくれて、虎から守ってくれるんだから」

五月「くっ……」プルプル

五月は随分と葛藤しているようだった。このジャングルに来る前も、五月の俺に対する感情は他の姉妹と少し違ったように思う。

あくまで友人。五月は姉と俺の仲を応援する恋のキューピッド。自分がその舞台に立つことは最後までなかった。

それはあいつへの義理だったのかもしれない。

だが、俺が無言でじっと五月を見ていると、五月もいよいよ観念したのか、服を脱ぎ、ジャングルの空の下で裸体をさらけ出した。

スタイルのいい姉妹の中でも、肉付きがよく柔らかい、男好きする体をしている……

五月「わ、私は、一体、何をすればっ……」

風太郎「ほら、こっちこい」

俺は足を五月の前で広げた。

風太郎「そのケツみたいにでかい胸を使って気持ちよくしろ」

五月「!」

この群れのボスは俺だ。それをわからせるために五月に強い口調で命じた。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 22:56:24.67 ID:+anfoEpsO<>
ずちゅっ……ずちゅっ……

五月の拙いパイズリが始まった。二乃と三玖は俺の体を舐めながら、時に五月を応援するようにおっぱいを重ねてきた。

次第に、三人そろってのパイズリに移行する。

柔らかい感触が俺のを刺激するが、物理的な刺激より、この光景が俺の脳を揺らした。

五月「ど、どうですか?気持ちいいですか?」

風太郎「ああ、最高だぞ、五月」

五月、二乃、三玖、それぞれのおっぱいの感触をチンコで感じ、覚えながら、俺は彼女たちの夢のような奉仕を堪能した……

二乃「ねぇねぇ、フー君……もう、私は準備ばっちりよぉ」

三玖「私も……」

風太郎「よし。五つ子ゲームするぞ。今は三つ子だがな……三人とも、ケツ出して四つん這いになれ」

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 22:57:27.07 ID:+anfoEpsO<>
大きな桃尻が3つならぶ光景は、壮観だった。

風太郎「んん〜どいつが三玖かなぁ」スリスリ

「ひゃうっ♥」

風太郎「ん〜、こっちは二乃かぁ?」スリスリ

「ああんっ!」ビクッ

お尻を突き出させて、俺はちんこを入り口に擦りつけて、その感触だけで誰かを当てる。それが俺の考案した新しい五つ子ゲームだ。

ここにきて何回か堪能した二乃と三玖のは大体反応でわかる。ふたりとも早く入れてほしそうに、腰を浮かせながら入り口を引くつかせてくる。

一方、真ん中の尻はまだ硬く、怯えていた。しかし、まだ男を知らない初な五月の女穴は、俺が硬くなったそれをこすりつける度に、じわっと湿ってきた。

風太郎「決めた。最初は五月だ」

「!」ビクッ

大きな尻の腰骨を強く掴み、俺は硬くなったそれをゆっくり前に進めた。

「あっ、あっ……駄目ぇ……上杉くん……許して……」
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 22:58:39.19 ID:+anfoEpsO<>
五月の懇願を無視して、俺はゆっくりと未開の五月の穴を掘り進み、時間をかけてその最奥まで到達した。

風太郎「はぁ……はぁ……」

二乃「五月、おめでとう」

五月「……」プルプル

風太郎「辛抱たまらん、動くぞ、五月」ズププ

五月「あっ……」

戦いに勝ち、男を上げて女を抱く。あの堅物の五月が、こうもあっさりと俺に股を開き、今地に伏せてあえいでいるのは、五月も俺を男と認めたからだ。

五月「おっ、おあっ、おおおっ♥」パンパン

風太郎「どうだ、五月!俺のちんこは!」パンパン

五月「あっ、やだっ、んっ♥気持ちいっ♥ああんっ♥」パンパン

五月は気持ちよさそうに喘ぎはじめた。生意気だった五月を屈服させた征服感に俺は酔いしれていた。

<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 23:04:11.75 ID:+anfoEpsO<>
五月「あぁーっ、あぁーっ♥&」ビクンビクン

風太郎「うっ、膣内に出すぞ、五月っ、受け止めろッ!」

一発目は初ものの五月の膣内にぶちかました。

風太郎「ふーっ……」ヌポッ

一番濃い射精を決めて五月を絶頂に沈めた後も、俺のはまだ勃っていた。

三玖と二乃の尻が物欲しそうに揺れている。すっかり発情して、肌も赤らんでいた。

このままただ犯してもつまらない。

風太郎「おい。まずは二人で乳繰り合え」

三玖「えっ…」

二乃「……」ゴクッ

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 23:05:55.21 ID:+anfoEpsO<>
三玖「あっ、やめてっ、二乃っ……」

二乃「んっ、ちゅぷっれろれろっ、ちゅぷちゅぷっ、ぷはっ」

三玖「やだっ……私達、姉妹なんだよっ」

二乃「姉妹だからこそよ。相手の気持ちいいところもよく分かるわ」

三玖「汚いよっ、そこっ、舐めるなんて、ああんっ♥」

二乃は三玖の敏感なおまんこをじっくりと攻めていた。

二乃「三玖に汚いところなんてないわ。なかなか姉妹のアソコをこうしてまじまじと見ることもないけど……アソコの形まで瓜二つね、私達」

二乃「どーお、フー君?そっくりでしょ?」

風太郎「見た目はな。でも中身は結構違うぞ」ズポッ

二乃「あんっ♥いきなりは反則よっ♥」

風太郎「馬鹿みたいに濡れてるな。そして生意気に締め付けてくる……二乃のツンデレマンコだ」ズポズポ
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 23:08:53.72 ID:+anfoEpsO<>
二乃「そこっ……イクッ」

風太郎「そうそう、ココが弱いのは姉妹共通だな。深いところノックすると奥から白くドロッとした本気汁出して感じやがる……」ヌポッ

二乃「あっ……抜かないで……」

風太郎「ほら、三玖、手で広げておねだりしろ」

三玖「はい……三玖のお馬鹿なおまんこを……フータローの……立派なおちんちんで気持ちよくして下さいっ」クパァ

風太郎「たいへんよくできました」ズポッ

三玖「あっ」ゾクッ

風太郎「三玖のは俺のをトロットロに咥えこんで離さない卑屈な馬鹿マンコだ。ほら、ココがいいんだろ?」ズポズポ

三玖「あっ、やっ♥フータロー、いじめないでっ♥」

風太郎「ほら、二乃、休んでないで一緒に三玖を責めるぞ」

二乃「んっ……感じてる三玖、可愛いわっ……」チュッ

三玖「二乃ぉ……」チュッチュ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 23:12:22.37 ID:+anfoEpsO<>

三玖と二乃が手をつなぎながら口づけを始めた。俺は三玖の膣内を一通り堪能した後、二乃をまた突き上げた。

二乃「はうんっ♥フー君、激しっ、あんあんあんあっ♥あぁっ、あ〜〜っ、あッ、三玖、今はやめてっ」

三玖「さっきの仕返し。二乃、乳首感じやすいんだね」コリコリ

風太郎「いいぞ、三玖っ、こいつの膣内、またとろけてきたっ」ヌポヌポ

三玖「フータローが喜んでいるから、もっといじるね」チュパチュパ

二乃「はぁ〜〜っ、もう、イヤぁ〜〜〜!馬鹿になるっ♥これ以上お馬鹿になるのはいやぁ〜〜〜♥」

二乃の情けない声がジャングルに響く。あたりはすっかり暗くなっていた。

二乃と三玖の膣内にそれぞれ一発ずつ射精を決めた後は、気絶した五月を叩き起こして、五月を二乃と三玖に責めさせながら滅茶苦茶に犯した。

……

五月「あー……あー……」ビクンビクン

風太郎「ふーっ……五月の真面目マンコも大分ほぐれていい具合の馬鹿になってきたなぁ」

二乃「ちょっと、五月、痙攣しちゃってるわよ、大丈夫なの?」

三玖「色々出しちゃいけないもの、出ちゃってる……」

風太郎「次はお前らの番だ。今夜は寝かさないぞ」

二乃・三玖「……」ゴクッ
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 23:15:55.94 ID:+anfoEpsO<>
そこから俺は日が昇るまで、本能のまま3人の雌を犯して、全て膣内に出した。

最後に二乃と三玖をノックアウトさせ、汁まみれになった三人を泉で洗って洞窟にほうりこみ、俺は一人、朝焼けのジャングルの風を肌で感じて勝利の味を最後に噛み締めた。

体の熱が引いていくのがわかる。上杉風太郎の人生で、最も馬鹿なことをした夜だった。

……


第14日目

三玖
精神力 4→5/10 体力 4→5/10 

二乃
精神力 5→6/10 体力 3→5/10

五月
精神力 2→3/10 体力 1→5/10

アイテム:サバイバルナイフ、医薬品

※肉を食い、宴をしたことで、全員の体力が5まで超回復した。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/06(月) 23:20:11.90 ID:h0/pct3x0<> ・・・さっ、他の姉妹探そうか(白目) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/06(月) 23:31:23.89 ID:hSI9phbf0<> 強くなりたければ食らえッッッ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 23:40:54.33 ID:+anfoEpsO<>
第15日目 晴れ

風太郎「すまん。昨日は俺、どうかしていた」

二乃「……」

三玖「……」

五月「……」

調子に乗って林間学校の旅行の時を遥かに上回るテンションで乱交してしまったのだ……

お互い冷静になると、相当反省することがある。

五月「無責任な男……出来たらどうするんですか。まだこぼれて来ますよ……お腹から、あなたの子種が……」

三玖「パイズリまでは許した。でも、レズプレイはナシ」

二乃「随分とひどい五つ子ゲームしてくれたわね。もう一回、同じゲームしたら握りつぶすわよ」

風太郎「……すまん」
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/06(月) 23:42:20.57 ID:+anfoEpsO<>
三玖「でも二乃、ノリノリだった」

二乃「何よ、アンタも私にキスされて感じてたじゃない」

三玖「感じてなんかないもんっ」

二乃と三玖がいつもの微笑ましいポカポカ喧嘩を始めたところで、俺は五月と目が合った。

昨日、俺はこいつと――

五月は慌てて俺から目をそらした。しかし、チラチラと物欲しそうに俺の股間を見ている……五月の食欲が、性欲に転換されたら……

俺は、多分、虎ではなく五月に食い殺されてしまうかもしれない。そんな一抹の懸念を抱きながら、俺は空を仰いだ。

風太郎「ん?」

上空を何かが飛んでいる。

風太郎「おい!あれを見ろ!」

三玖「あっ……」

二乃「飛行機だわ!」 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/07(火) 00:02:32.82 ID:2cWTZC5CO<>
中型のプロペラ機が、俺達のジャングルの上を、飛んでいく。

ここに来て、初めてだ。俺達の頭上を、飛行機が飛ぶのは。旅客機の航路を外れた、相当辺鄙な南洋の島かとも恐れたが……

あれはもしかして、救助隊か。旅客機が墜落した後、死体が見つからない俺達を探しに、今まさに国際的な枠組みの救助隊が活発に捜索をしているのかもしれない。

その手がやっとここまで届いたんだ!

風太郎「おおぉーい!ここだー!俺達はここだー!五月、早く、焚き火の煙をもっと立ち上らせろ!」

五月「は、はい!」

五月は慌てて焚き火に空気を吹き込んだ。

二乃「おーい!私達はここよー!助けてー!」

飛行機が飛んでいったのは僅かな時間だったが、確かに俺達の上を飛んでいた。

焚き火の煙に気がついてくれただろうか。だとすれば、助けはそう遠くない未来にやってくるだろう。

一縷の希望が出てきたことに安堵した。


↓ さて、これからどうしよう。

@救助を待ちつつしばらくこの安全なキャンプ地にとどまり、狩りを楽しむ →ジャングルの王者フータロールート
A脱出のための準備を本格的に開始する → 生きて祖国の大地を踏むハッピーエンドルート
Bいなくなった他の姉妹の捜索を本格的に開始する → 俺はお前達五人が好きだ、トゥルーエンドルート

・ 一応今後の大まかな方針を決める大事な安価なので、先に3票得たものにします
・ 条件を満たせない場合などは途中で変更もありえます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/07(火) 00:03:58.97 ID:TBoOLuqco<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/07(火) 00:04:28.10 ID:Qx296CF4o<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/07(火) 00:04:49.21 ID:q4c6rCmW0<> 3 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/07(火) 00:07:28.97 ID:N8MhcuNbo<> 満場一致だね <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/07(火) 01:00:32.55 ID:2cWTZC5CO<>
第15日目 昼

今日の午前中は海で魚と貝を獲ってきた。

二乃が美味しくムニエルにして、三玖と五月がキャンプ地近くのジャングルで拾ってきた山菜や木の実などの山の幸と合わせて、遭難生活で最も豪勢な食事だった。

ジャングルでの生活が軌道に乗りつつある。

このままここで耐えながら、救助を待つのもいい。また、脱出するためになにか大きな目印をこのジャングルに作ってもいい。

色々希望も見えてきた。しかし、昼の間、皆無言だった。

こいつらは多分、片時も忘れた事はないだろうし、俺だって常にあの二人の事は考えている。

一花と四葉。

あいつらは今、どこで何をしているのだろうか。

一花と四葉の話題は、いつの間にか俺達の中でタブーになっていた。それでも、皆が二人のことを思っているのは、沈黙の度にひしひしと伝わってきた。

このまま助かって日本の地を踏んでも……それから先、俺達は心から笑える日が来るのだろうか。

風太郎「探そう」

俺は、誰に向けてでもなく、呟いた。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/07(火) 01:02:09.55 ID:2cWTZC5CO<>
誰も何も答えなかった。

過酷な道だ。もう遭難してから15日が経過している。

五月が遭難して、一花と別れた危険なエリアで、彼女がこの長期間生存している可能性は絶望的だ。

四葉に至っては、ここに流れ着いたのかすらわからない。

風太郎「お前らに言っておく。俺はまだ諦めていない。一花と四葉と俺達、6人揃って初めてこの試練を乗り越えられると思っている」

風太郎「誰が欠けてもだめだ。明日から、俺はまた長期間の捜索に出かける。五月を探していた時のようにな」

皆、一様に沈黙していた。

二乃「……私は反対だわ」

沈黙を破ったのは二乃だった。

二乃「アンタが五月を探して帰って来ない間、私と三玖は二人っきりでずっとこのジャングルの暗闇に怯えていたの」

二乃「このジャングルはまだまだ危険なはずよ。アンタもこの前みたいに運良く、生き残れるなんて思い上がらないことね」

虎に裂かれた胸の傷がズキと痛む。

二乃「私達の命は、フー君に助けられて、今も守られている。アンタがいなくなったら……私達も、このジャングルで全滅よ」

二乃「そういう結末を、一花も、四葉も絶対に望まないと思うわ」

誰よりも姉妹想いの二乃が言うからこそ、言葉が重かった。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/07(火) 01:03:48.26 ID:2cWTZC5CO<>
"助けに行くなど綺麗事で、二人は死んでいるから諦めて4人での脱出を目指すべき"

これをその場で言うのは、相当な覚悟がいるはずだ。

二乃はそれを言ったんだ。三玖も、五月も、無言で、二乃を肯定した。

「姉妹の私達が言うんだから、部外者のキミも諦めていいんだよ?」

そういう優しさが、三玖と、五月の眼差しからにじみ出ていた。

風太郎「馬鹿野郎!俺は諦めないぞ、コノヤロウ!」

五月「駄目ッ!」バシッ

五月が思いっきり俺の頬を打った。

五月「あなた、まだわからないんですか!もうっ、一花も、四葉もっ……!」

三玖「それ以上、言わないで、五月!……言葉にしたら、受け入れなくちゃいけなくなるから……」

二乃「三玖っ……」ギュッ

三玖「二乃ぉ……悲しいよぉ……苦しいよぉ……ずっと、胸が痛いよぉ……」ギュッ

大粒のナミダを零す三玖を二乃が抱きしめた。五月は唇を噛んでいる。

その日、俺達は口をきかなかった。俺は、洞窟の外でぼんやりと星空を眺めていた。

彼女たちの想いを受けてなお、俺は二人を探すことにとらわれていた。それが俺にとって、今すぐにするべきことだと。

…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/07(火) 01:05:07.97 ID:2cWTZC5CO<>
第16日目 朝

出立の準備を整え、俺は最後にこのキャンプに残す3人に挨拶をするために声をかけた。

この地は俺が虎を退治して当分安全なはずだ。木の実や山菜も豊富にあるし、いざとなればそこら中にいるカエルや虫を獲って食えばいい。

三人で寄り添えば、精神力の消耗も少ないはず。

風太郎「行ってくるぞ。しばらく帰らないからな」

……

洞窟の中から返事はない。

これが最後の別れになったら、とても寂しいが、一花と四葉が俺を呼んでいる。

俺は30分くらい洞窟の前で待ったが、諦めてキャンプ地を離れようとした。

「待って!」

声がした。

二乃「私達も付いていくわ」

三玖「うん。昨日、3人で話し合って決めた」

五月「あなたばかりに頑張らせる訳にはいきませんよ」
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/07(火) 01:08:51.27 ID:2cWTZC5CO<>
三人とも勇ましいことを言うが……

風太郎「却下」

五月「な、なんでですか!?」

風太郎「足手まといだ。お前ら3人分の食料確保や、安全確保も俺がしないと行けないんだぞ。それを未知のジャングルで行うことが、どれだけ負担だと思っている」

風太郎「お荷物だ、シッシ」

二乃「何よ!私達の覚悟、無駄にするわけ!?」

二乃の顔が真っ赤だ。

三玖「フータロー……お願い。一人で行かないで……」ポロポロ

みんな泣き始めた。これだから女は嫌なんだ。こんな弱くて、ジャングルでの戦いについてこれるとは思えん。

五月「予感があるんです。あなた一人で行かせたら、もう絶対帰ってこないって……」

二乃「そうよっ。今のアンタ、死相が出てるわ。虎を追い払って、自信過剰になって、また戦って……次は、死ぬわよ」

三玖「フータローの側に誰かいたほうがいい。キミは誰かを守りながらのほうが、強いよ……」

五月「全員とはいいません。この中の、誰かを、お供に連れて行って下さい。そうでなければ、絶対に、ここから行かせませんからっ」

そう言って五月達は俺の体にひっついてきた。

誰か一人を選ばないと意地でも行かせてくれそうにない。どうしよう……


↓1 誰をお供に捜索にでかけますか?

@三玖「料理は任せて。自信がある」
A二乃「どの口が言ってんのよ。本当に美味しいご飯を作れるのは私よ!」
B五月「火を起こせます。代わりに、美味しいご飯を用意して下さい!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/07(火) 01:12:29.38 ID:q4c6rCmW0<> 1 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/07(火) 02:12:47.95 ID:cxwKMcdVO<> 寝ます。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/07(火) 02:14:10.08 ID:EcSl6B3q0<> おつ、期待 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/10(金) 08:38:51.84 ID:VfQ0kW/uo<> 朝だぞ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/10(金) 10:34:38.85 ID:glyGtmaZO<> これが歳をとるということか
(80時間睡眠) <>
◆Apm3hr9XbLXp<>sage<>2020/01/11(土) 12:09:39.66 ID:34+1hbD50<>
すみません、三玖がフータローから卒業したショックで寝込んでいました
続きはもう少しで書きます <>
◆Apm3hr9XbLXp<>sage<>2020/01/11(土) 12:27:10.33 ID:34+1hbD50<>
俺は三玖と一緒に二人を探すことにした。

まずは浜辺に向かった。

南洋の海が水平線の果てまで続いている。

眺めていると海の向こう側に吸い込まれてしまいそうだ……

三玖「探そう。私、あっちの方探すから、フータローはそっち」

風太郎「おう」

俺達は手分けをして、浜辺を探した……

↓1 何を見つけましたか?
1-3:カニ 4-6:なまこ 7-9:大型のマチェットナイフ 0:リボン
ゾロ目:上記全部ゲット <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 12:33:41.06 ID:SGrnVBHLo<> えい <>
◆Apm3hr9XbLXp<>sage<>2020/01/11(土) 13:00:00.41 ID:34+1hbD50<>
風太郎「疲れた」

昼過ぎまで付近の浜辺を探したが俺は手がかりを見つけることは出来なかった。

徒労に疲れて俺はヤシの木の陰に座ってぼーっと青い空を眺めていた。

日本の空よりずっと高い……これは夢だ……俺達がこんな場所でサバイバルをしているわけがない……

……

三玖「……タロー、フータロー!」

風太郎「ひゃっ」

肩に生ぬるい感触があり、俺は飛び起きた。

目の前にヤシの葉で胸と股を隠しただけの三玖がたっていて、俺は慌てて飛び起きた。

風太郎「三玖……?お前、どうしてそんな格好……」

胸の動悸が収まらない。俺はさっきまでこいつらに家庭教師をしていた。

一花は居眠りするし、二乃は言うことを聞かないし、三玖は無口だし、四葉は馬鹿だし、五月は要領が悪い。

ほとほとこの5つ子に手を焼きながらも、彼女たちの成長を一番側で見守れて、俺は幸せだった。

それでふと、気を抜いて居眠りしただけなのに……まだ、夢を見ているのか……

三玖「フータロー、目を覚まして。ほら。なまこ獲ってきた」

風太郎「……あ、ああ……よくやったな、三玖」

まだ胸の動悸は収まらなかった。どうしても、ここが現実だと認めたくないようだ。俺の心臓は…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 13:02:04.25 ID:34+1hbD50<>
夕方、浜辺で三玖がなまこ料理を振る舞ってくれた。

料理といっても、生のなまこを下処理して内蔵を取り出し、身を海水で洗っただけの刺し身だ。

三玖「ごめん。調味料も何もないから、こんな料理しか作れなかった」

昔、三玖が作ったオムレツよりはましだが見てくれも少し悪い。。

しかし三玖の作る料理は見た目じゃなくて中身だから、心配はしていない。

俺は、三玖のなまこをつまんだ……


↓1 お味は……
コンマ 50未満 風太郎「このなまこは出来損ないだ、食べられないよ」 
コンマ 50以上 風太郎「三玖の努力は最高の調味料だ、旨い!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 13:10:52.79 ID:Io3IWvs20<> ほれ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 13:40:13.09 ID:34+1hbD50<>
風太郎「ん……んっ!旨い!」

風太郎「なまこの新鮮な風味と、海の塩味がここまで上手くマッチしているとは!」

風太郎「下拵えが丁寧で、いい仕事をしているよ、三玖」

風太郎「それにお前の努力は最高の調味料だ」

三玖「フータローが喜んでくれて嬉しいっ」ダキッ

風太郎「ちょ、ちょっと食ってる途中だ!」

三玖「もう我慢できない。フータロー……デザートはどうする?」

風太郎「デザート……」

三玖のメロンのような大きな2つの胸が目の前にあった。

三玖「♥」

風太郎「い……いただきます」チュパッ

三玖「あんっ♥フータローのスケベ♥」

なまこ料理の後、俺は三玖という名の極上のデザートを食べた……

※やる気がアップした!次の手がかり発見率アップ!


第16日目 ステータス

三玖(フータロー、元気出てくれて嬉しいっ)
精神力 5→6/10 体力 5→6/10 

二乃(なんで私を選んでくれなかったのよ)
精神力 6→5/10 体力 5/10

五月(みんな無事であることを祈ります)
精神力 3/10 体力 5→4/10 ※五月はメンタルが強いですが、腹減りには弱いです

<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 13:47:05.51 ID:34+1hbD50<>
第17日目 晴れ

俺達はキャンプ地から少し離れた浜辺へと進んだ。

昨日の日中は途中でうたた寝してあまり探せなかったが、今日は頑張ろう。

ここは現実だ。夢ではない。俺のすぐ側には三玖がいるんだ。こいつのためにも俺が頑張らなくては。

風太郎「今日はここら一帯を探すか」

三玖「うん」

俺達はこのエリアの浜辺をくまなく探した……

↓1 何を発見しましたか?
1-3:カニ 4-6:大型のマチェットナイフ 7-9:リボン 0:人の足跡
ゾロ目 上記全部 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 13:49:52.29 ID:BpQAfxKs0<> なんかこい <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 14:07:30.90 ID:34+1hbD50<>
捜索を初めて数時間。

俺は目を皿にして浜辺を探した。

一花や四葉をなんとかして見つけたい。その一心だ。

ここに流れ着いて17日、あいつらのことを思わなかった日はない。

特に四葉の事は……四葉は俺にとって特別な相手だ。

あいつがいたから俺は家庭教師を続けられたし、高校生活を楽しく過ごせた。いつも俺のことを支えてくれて、楽しませてくれた。

四葉が恋しい。四葉に会いたい。今すぐ、四葉を抱きしめたい。

風太郎「四葉、四葉、四葉……」ブツブツ

三玖「……」

俺は念じながら、浜辺を探した。 <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 14:08:50.05 ID:34+1hbD50<>
その祈りが通じたのか。浜辺の岩に引っかかった一枚の布切れに目が止まった。

風太郎「ん?」

それは妙に明るい緑色をしていた。俺は、この色に見覚えがあった。

慌てて駆け寄り、その布をとった。

流れ着いてから時間がたったのか、雨風でボロボロになっていたが、これは四葉のだ。四葉のリボンだ!

俺の脳細胞全てが歓喜を上げる。遭難して17日目にして、いよいよ四葉の手がかりを手にれたのだ。

このリボンが流れ着いたということは、四葉本体もここに流れ着いた可能性は高い。

四葉が生きている。

風太郎「うおぉぉぉぉぉ!!!!」

俺は海に向かって吠えた。

三玖「フータロー、ど、どうしたの?」

風太郎「見てくれ、三玖!!見つけたぞ!!あいつの手がかり。あいつもここに流れ着いたんだ!」

俺は興奮していた。ここに流れ着いたのであれば、サバイバルのために近くのジャングルに潜んでいる可能性は高い。

ここからあのジャングルを草の根分けても探し出してやる。

三玖「ほんと!?」

三玖も驚いたようすだ。

風太郎「ああ、見てみろ!これだ!まごうことなき四葉のリボンだ!」

俺は懐にしまったリボンを取り出して三玖に見せつけた。


↓1 三玖の反応
コンマ 50未満 三玖「……それ、四葉のじゃないよ」
コンマ 50以上 三玖「四葉のリボン。本物」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 14:18:39.13 ID:6JsXwkOyo<> と <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 14:42:05.79 ID:34+1hbD50<>
三玖「……それ、四葉のじゃないよ」

風太郎「えっ」

三玖「姉妹だからわかる。四葉のリボンはもう少し色が鮮やかだし、ここら辺がちょっと膨らんでいる」

三玖「これ、私が昔捨てたリボンに似ている……四葉に見た目はそっくりだけどよく見たら違うまがい物」

三玖はじっとそのリボンを見つめていた。

風太郎「だが、これは四葉のだ!俺だって……四葉の事は……つ、付き合っていたんだからな!」

風太郎「お前らの知らない四葉だって……知っているんだぞ……これは四葉のだ」

三玖「違う。これは四葉のじゃない」

三玖は強く否定した。ここまで姉妹に否定されると、俺の自信も歪んでくる。

四葉への愛……それが俺の目を曇らせたのだろうか。四葉を絶対に見つけたいという願いが、このリボンを俺の目に四葉のものに見せかけているだけなのだろうか。

もし四葉のリボンだと信じるのなら、俺はこれからこの近くのジャングルの中で四葉を探すべきだ。

だが、四葉のものでないとしたら、それは全く無駄になる。浜辺沿いに手がかり探しを続行した方がいい。

どちらが正しいのだろうか……

↓1 どうしますか?
@ 四葉のリボンだという最初の直感を信じてジャングルの捜索へ
A 三玖の判断を重視して浜辺探し続行
B その他自由 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 14:48:22.58 ID:P4ztKDjAO<> 3
一花も探しつつジャングルへ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 15:11:07.31 ID:34+1hbD50<>
三玖の言う通りかもしれない。

だが、いつまでもこの浜辺を捜索するわけにはいかない。

この先、四葉の手がかりが都合よく落ちている保証はないのだ。なら、この僅かな俺の直感を信じて、四葉を探すためにこのジャングルに足を踏み入れるべきだ。

さらに、このエリアは、一花と五月が別れたエリアに近い。もしかしたら一花もこのジャングルにいるかもしれない。

風太郎「これが四葉のか、どうかはわからない」

風太郎「でも、四葉の可能性が1%でもあるなら、俺達はあのジャングルを探すべきだと思う。そう思わないか、三玖」

三玖「……うん」

三玖も覚悟を決めて頷いた。

俺達は浜辺での捜索を終了し、この僅かな手がかりをたよりに、ジャングルの中の姉妹探しに入ることにした。

<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 15:11:59.07 ID:34+1hbD50<>
未知のエリア。

熱帯特有の濃密な木々が生い茂っている。

ジャングルの中には見たことのない樹や色鮮やかな昆虫、爬虫類がそこかしこにうごめいていた。

風太郎「三玖、手を離すなよ」

三玖「うんっ」

三玖と手をつなぎながら、俺達はジャングルの奥へ一歩一歩進んだ。

ただ、どうしても三玖を連れながらだと、移動するスピードは遅くなる。

三玖「ハァ、ハァ、フータロー、ちょっと、休憩っ」

風太郎「わかった」

三玖「ふーっ……暑いね」

お互い熱帯のジャングルを歩き回り、汗まみれだ。

まだ昼下がりだが、安全な寝床も、水場も食料も確保出来ていない。一花と四葉の捜索も大事だが、これらを確保しなければ長期的にこのエリアで生存するのは難しい。

俺は三玖の小休止に付き合いながら、考えた……

↓1 何を優先的に探しますか?
@一花 A四葉 B寝床 C水場 D食料

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 15:14:43.22 ID:PSufEbSAo<> 2 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 15:15:32.57 ID:SFeI8pq+O<> まずは拠点だ、水場と悩むが寝床にする <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 17:35:46.50 ID:N08+ZazyO<> なんで後先考えずに推しに走っちゃうの <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 18:21:15.00 ID:F1mxxCxTO<> >>379
あまり気を立てなさんな、次の一、二手で合流できれば強行軍が結果的に正解になる
逆に一、二手で合流できなければ結構な損になるかもだけど

ただ救助の可能性が示唆されてるからそれまでに五つ子全回収したい人の焦りも酌んであげて <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 19:41:36.18 ID:34+1hbD50<> いや、それより先に四葉を探すべきだ。

四葉を探しているうちに、寝床も水場も食料も見つかるチャンスがある。

風太郎「三玖、休憩は十分したよな。早く行こうぜ。四葉を探しに」

三玖「ま、待って……」

風太郎「四葉どこだー!四葉―!」

俺達はジャングルを進んだ。四葉を追って……

三玖「フータロー……なんかココらへん、変だよ」

風太郎「ああ。今までと趣が違うな」

これまでのエリアは多かれ少なかれ獣の足跡があった。

だが、ここらへんに獣の足跡は少なく、代わりによく蛇をみた。余裕があればこいつらを捕えて飯にできるかもしれない。

風太郎「三玖、蛇は料理できるか?」

三玖「できるわけない。でも頑張る」

俺達は蛇が生息するエリアを探した……

↓1 何を見つけましたか?
1-3 美味しそうな蛇 4-6 寝床となりそうな洞窟 7-9 人の足跡 0 毒蛇の巣
ゾロ目:四葉 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 19:42:44.96 ID:BpQAfxKs0<> あ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 19:51:38.18 ID:34+1hbD50<>
俺達は日が暮れるまでジャングルを歩き回ったが四葉どころか人の足跡さえ見つけられなかった。

まあ焦る必要はない。初日から見つかるとは思っていない。根気のいる作業だ。

三玖「ハァ、ハァ、ハァ……」

風太郎「三玖、あそこにいい感じの洞窟があるぞ」

三玖「ほ、ほんと……ハァ、ハァ」

風太郎「あそこで一泊しよう」

三玖「うんっ」

三玖はなれないジャングルを歩き回ったために疲れているようだった。

ここで洞窟が見つかったのはラッキーだ。夜のジャングルで寝床がなければ危険に身を晒さないければならない。

夜、俺達は洞窟の中で眠った……


第17日目 ステータス

三玖(疲れた)
精神力 6/10 体力 6→5/10 

二乃(なんとかキャンプ地近くで食べられそうな木の実や雑草は見つけているんだけど……)
精神力 5→4/10 体力 5/10

五月(お肉が食べたいです……)
精神力 3/10 体力 4→3/10  <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 20:03:48.50 ID:34+1hbD50<>
第18日目 晴れ

ジャングルの朝は早い。

不気味な鳥の鳴き声で起こされる。ただ、ここでは1秒の無駄も出来ない。

キャンプ地に取り残した二乃や五月を考えると、1周間以上に渡る探索は難しい。

この探索でなんとしても四葉を見つけたい。その思いは日に日に強くなっていった。

風太郎「三玖、朝だぞ。起きろ」ユサユサ

三玖「うん……」

三玖の顔色は少し悪かった。

風太郎「大丈夫か?」

慣れないジャングルを食料と水なしで1日歩き回って元気でいろと言うのもおかしい話だが……

三玖「頑張って四葉を探す、だよね?」

風太郎「それじゃあ行ってくるから、お前はここで待機な」

三玖「え!わ、私もついていくっ」

風太郎「いや、せっかく安全そうな洞窟あるんだから……ここを拠点に探し回ろうと……三玖は、疲れていると思うから、休んでろ」

三玖「それじゃあ私がついてきた意味がない。目は2つより4つあったほうが、四葉を見つけやすいと思う」

正直、このジャングルの中で三玖と歩き回るのはリスクも大きいし、探す範囲も狭くなるし、三玖の体力の消耗も激しいから避けたいところだ。

だが、三玖はついて来ると強く主張してきた。

もしかしたら、一人ぼっちでここに取り残されるのが怖いのかもしれない……

どうしよう……

↓1 どうしますか?
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 20:08:34.90 ID:N08+ZazyO<> 水メインで探索 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 20:09:18.18 ID:BpQAfxKs0<> いけね、こういうことじゃないのか
置いていくで <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 20:42:45.17 ID:34+1hbD50<>
風太郎「駄目だ。お前はここで休んでいろ」

三玖「嫌っ!」

風太郎「……なぁ、三玖……どうしてそんなに俺を困らせるんだよ……」

三玖「あっ」

風太郎「俺はお前の事を大事に思っている。一緒に探しに来てくれたのはありがたいが、この危険なジャングルでお前を連れ回してなにか取り返しのつかないことがあったら」

風太郎「俺は二乃や五月に会わせる顔がない。四葉や一花にも怒られちまう」

風太郎「だから、おとなしくここにいてくれ」

三玖「……帰ってくる?もし、四葉を見つけても……私のところに」

三玖「例えば、四葉と私、どちらかしか助けられない状況になった時」

三玖「フータローは、私の事、置いていかない……よね?」

風太郎「!」

俺はつばを飲み込んだ。

以前、一花を探した時、彼女を見つけることを諦めて五月と三玖、二乃をとって撤退したことがある。

あの時、俺はとてつもない罪悪感に押しつぶされそうになっていた。

何かを選ぶ時は、何かを選ばない時だ。

三玖はじっと俺の目を見てこういった。

三玖「私と四葉、どっちを選ぶの?」

↓1 なんて答えますか?
@三玖 A四葉 Bその他自由

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 20:46:06.77 ID:6hGz+I9Wo<> どっちも選ぶ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 21:03:30.37 ID:34+1hbD50<>
風太郎「どっちも選ぶ」

三玖「え?」

風太郎「あの時は四葉を選んだが……俺は、お前ら5人全員が好きだ」

風太郎「その思いは今でも変わりない」

三玖は顔を赤くして黙り込んだ。

風太郎「それじゃあ行ってくるから。おとなしく待ってるんだぞ」

三玖「うん……」

なんとか三玖を傷つけずに済んだ。だが、実際に選ばないといけないときもある。

あらゆる残酷な想像に耐えておけ、上杉風太郎。現実は無慈悲に突然訪れるものだから……

俺は四葉と三玖、二人を天秤にかけながらジャングルの捜索を再開した……

↓1 何を見つけましたか?
1-3 水場 4-6 人の足跡 7-9 美味しそうな蛇 0:毒蛇の巣
ゾロ目 四葉 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage saga<>2020/01/11(土) 21:04:19.70 ID:4qfp29m40<> 地獄送りの曲芸 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/11(土) 21:04:45.45 ID:8rfaMFOt0<> とりゃ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 21:27:35.24 ID:+Ka+Bbv/o<> ああん <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 21:30:40.46 ID:34+1hbD50<>
風太郎「四葉、四葉、四葉……」

俺は四葉の名前を念じる。あいつの無事を祈りながら……

風太郎「ん?」

三玖を残した洞窟からほどなく行くと、景色が一層薄暗くなってきた。

ジメジメしている……

俺は緩めずあたりを見渡す。

足元に一日匹の蛇がいた。

赤と黒の縞模様の、体調2mはあろうかという大きな蛇だ。

そいつが首をもたげて、じっと俺の方を見ている。

俺は一瞬で緊張状態に入った。

俺の動物としての本能が、こいつが毒蛇だということを知らせてくる。赤と黒は警告色だ……

このジャングルで、こいつに咬まれたら……

ぞっとする。簡易的な医療品しかないこの地で咬まれては命はない。

俺は蛇を刺激しないようにゆっくり撤退した…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 21:36:09.74 ID:34+1hbD50<>
その日はそこかしこで蛇を見かけた。

その度に俺は心臓を鷲掴みにされたような緊張で、ヘトヘトに消耗させられた。

本当にこんな場所に四葉と一花はいるのだろうか。

しかし、この近くのエリアに四葉のリボンがあったんだ。それが、俺が今ここで彼女たちを探している理由だ……

だが、このジャングル、奥に進めば進むほど、色艶やかな蛇を見かける。

どうしても慎重にならざるを得ない。この日の探索は思うように進まなかった。

……

三玖「おかえりフータロー」

洞窟の中で三玖が待っていた。

三玖「今日の収穫は?」

風太郎「すまん」

三玖「いいんだよ……でも、喉乾いた、かな」

風太郎「……」

三玖「フータローも、だよね。ごめん、無理言って。明日からは私も探すの手伝うよ」

風太郎「駄目だ!」

三玖「!!」ビクッ

風太郎「あ。大声出してすまん。とにかく、お前は、ここにいろ……ここは俺が思った以上に危ないエリアかもしれない」
<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 21:40:39.87 ID:34+1hbD50<>
第18日目 ステータス

三玖(フータロー、疲れているのかな……でも、喉乾いた……)
精神力 6/10 体力 5→4/10 

二乃(なんだか胸騒ぎがするわ)
精神力 4→3/10 体力 5/10

五月(無理はしないでくださいね、上杉くん)
精神力 3/10 体力 3→2/10 
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 21:41:39.52 ID:WqJLZp7Vo<> 五月の体力が…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 21:46:35.58 ID:34+1hbD50<> 第19日目 晴れ

連日暑い日が続いている。

朝起きると、三玖の顔色がまた悪くなっていた。

風太郎「おい、大丈夫か、三玖!」

三玖「気にしないで。フータローは、頑張って四葉を」ハァハァ

呼吸が浅い。脱水症状だ。2日近く水を飲まなければこうなる……

ジャングルで水場の確保はとにかく大事だ。

風太郎「待ってろ、三玖。今日は水も見つけてきてやるから!」

四葉探しに加えて水も探す……この毒蛇の巣があるエリアで……

俺も疲労が溜まっている。俺は道中で見つけた植物の茎から水をすすりながら捜索を続けた。

↓1 何を見つけましたか?
1-3 水場 4-6 人の足跡 7-9 毒蛇 0 四葉
ゾロ目:上記に加えて毒蛇 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 21:47:18.08 ID:+Ka+Bbv/o<> お <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 21:47:19.03 ID:WqJLZp7Vo<> いけ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 21:50:14.43 ID:nYk4ANiGO<> 五月死ぬんじゃないかこれ……? <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 21:55:53.18 ID:34+1hbD50<>
風太郎「うっ」

まずは水場だ。そこから四葉……そう考え、あたりを探すと、遠くから水の流れる音がかすかに聞こえた。

俺はその方向へ向かった。

だが……その行く先に、蛇がいた。

赤と黒の警告色。蛇はとぐろを巻き、俺の方をじっと見ている。

舌をチロチロ出して、口を開いて牙を見せつけてくる。

あれで咬まれたら最後だ。警告なんだ。これ以上、この蛇の地を荒らすなと。

人間に立ち入ってはいけないのだと。

俺は恐れをなして、ゆっくりと後ろに下がった。

蛇たちは俺達の存在に気がついたのだろう。ここから先の探索は、徐々に危険になる……

その日、俺は早々に探索を終了して三玖の待つ洞窟に戻った。

<>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 21:57:21.05 ID:34+1hbD50<>
三玖「ハァ、ハァ……」

風太郎「三玖!」

三玖「ハァ、ハァ……ハァ……」

三玖は舌を出して喘いでいた。

三玖「水……水……」

俺はあの時、毒蛇を恐れて撤退した自分を恥じた。そうだ。三玖は脱水だ。なんとかして、一刻も早く水を手に入れなくてはいけないのに、なぜ逃げた。

でも、あそこで俺が咬まれたら……俺の判断は間違っていない。だが、三玖の脱水が危険な域に達しているのは事実だ。

今日中になんとか水を飲ませなくては危ない。だが……水場はまだ見つかっていないし、外には毒蛇が増えてきた……

俺は、三玖をここに連れてきたことを後悔し始めていた。

↓1 どうしますか?
@ 危険を承知で水場を探す
A おしっこを飲ませる
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 21:57:56.91 ID:WqJLZp7Vo<> いち <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 22:08:29.95 ID:34+1hbD50<>
風太郎「待ってろ、三玖!絶対、水場見つけてくるからっ!」

俺は洞窟の外へ出て、水場の探索へ向かった。さっき毒蛇がいたところだ。あそこの近くに水場がある。

リスクは承知している。だが、それ以外に道はない。

……

先程毒蛇を遭遇した場所の近く。確かに水音がする。

近くを小川が流れているようだ。なんとか、水を汲みたい。

だが、やはり、そこの通り道にはあいつがいた。毒蛇だ。毒蛇がとぐろを巻いて俺に警告する。

”ここは俺達の土地だ。立ち去れ"

ヤツの目はそう言っているようだった。

俺はサバイバルナイフを構えた。

虎とは違う。蛇だ。勝てるチャンスはあるが、リスクもある。ここで毒蛇に咬まれて倒れたら……俺も、三玖も……

ここで野垂れ死にだ。俺の体は俺だけのものじゃない。三玖、二乃、五月、みんな俺がいないと生きていけないんだ。

俺はゆっくり考えた……蛇は視線を俺から離さない。奴を倒さねば、水場にはたどり着けなさそうだ……


↓1 重要な選択です 最初に3票得たので
@毒蛇と戦う(勝率50% 50%で咬まれます) 
A水場を諦めて撤退する(その場合、この毒蛇エリアの捜索を断念してベースキャンプに戻ることになります。三玖にも汚いおしっこを飲ませることになります)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 22:12:44.95 ID:nYk4ANiGO<> 1 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 22:14:28.72 ID:WqJLZp7Vo<> 1
飲尿プレイの趣味はないのでー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 22:16:26.07 ID:IAEGLHpw0<> 1
戦国上杉家の血が騒ぎますぞ <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 22:26:29.41 ID:34+1hbD50<>
腹を決めた。ここで毒蛇を倒す。そして水場を確保する。

サバイバルナイフを構え、俺は一歩前に出た。

毒蛇の間合いだ。

勝負は一瞬で決まるだろう。

風太郎「フーッ……」

深く息を吸って気を整えた。

蛇が飛びかかってたらその首を一撃で切り落とす。

俺ならできる。虎を撃退したときのことを思い出せ。

蛇は首を大きくもたげて、飛びかかる体勢をとった。

走馬灯が見えた。あいつらに出会った日の事から始まり、四葉と想いを交わした学校祭の日の事まで……

そこから先の走馬灯が見える直前

蛇が大きくその体を跳ねて俺の方に飛びかかってきた。

↓1
コンマ50未満 蛇に咬まれてしまう
コンマ50以上 咬まれる前に蛇の首を切り落とす
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 22:27:18.41 ID:WqJLZp7Vo<> 風林火山! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 22:27:21.41 ID:IAEGLHpw0<> ハァアアアアア!! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 22:27:59.23 ID:SFeI8pq+O<> う、上杉殿ぉぉ!!!! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 22:29:47.38 ID:nYk4ANiGO<> 全員ダメじゃねえか…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 22:30:42.48 ID:pLW7kCNOO<> ここまで全員OUT <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 22:33:31.25 ID:Io3IWvs20<> オマエモナー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 22:34:02.87 ID:nYk4ANiGO<> コンマが極端すぎるんだよ!(責任転嫁) <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/11(土) 22:39:38.46 ID:34+1hbD50<>
蛇は俺の首めがけて飛んできた。

風太郎「オラァ!!」

そのタイミングに合わせてナイフを振った。

俺のナイフは蛇の頭を……

捉えたと思った。時間の流れがゆっくりだ。

しかし、蛇は宙で静かに軌道を変えたのだ。

しまった。ヤツの狙いは俺の首じゃなかった。

ナイフは虚空を切った。

そして、蛇は俺の足をカブりと一噛みした。

風太郎「ぐおおぉぉぉ!!」

咬まれた。蛇に咬まれた。咬まれた、咬まれた、咬まれた。

風太郎「くそったれ!」

俺はすぐに噛み付いた蛇の体にナイフを突き立てて、奴を殺した。

そして、蛇の頭を肉ごとナイフで切り取った。血が吹き出る。

風太郎「クソッ、クソッ、クソッ……あー、クソッ!」

俺は泣きそうな声を出しながら咬まれたところを口で吸って、可能な限り毒を吸い出した。

もうだめだ。これ以上は進めない。

毒蛇は一匹だけではなかった。よく見ると、近くにまた一匹の蛇がいた。コブラだ。そうだ、ここは毒蛇の楽園なんだ……こんな場所を探した自分を呪った。

そして、迫りくる死の恐怖に、奥歯をガチガチ震わせながら、俺は三玖の待つ洞窟に戻った…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 22:41:24.21 ID:WqJLZp7Vo<> 血を飲ませよう <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/11(土) 23:44:00.58 ID:nYk4ANiGO<> もうダメか…… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/12(日) 01:06:16.28 ID:2EJHeYH00<>
三玖「フータロー……」

風太郎「すまん。水は手に入らなかった」

三玖「そっか」

もう外はすっかり暗くなっていた。洞窟の入り口から大きな月が見える。

風太郎「悪かったな、三玖」

三玖「言わないで。ここまでよく頑張ったよ、フータローは」

風太郎「サンキュ」

咬まれたところかが腫れ上がっていた。視界にもやがかかっていくのを感じる。

細胞が壊れていく。このジャングルの奥地で毒蛇に咬まれたらどうしようもない。

風太郎「三玖、月が綺麗だな」

三玖は微笑み、俺の頭を撫でた。

らいはは元気にやっているだろうか。親父、あんまり親孝行できなくてすまんな。

風太郎「三玖……いるか?」

視界が滲んできた。頭が休みたがっている。もうここまでか……

風太郎「一花……四葉……もうすぐお前らのところに……行くから」

風太郎「三玖……先にすまん」

俺の目を、三玖の優しい手が閉じた。三玖の温かい体に包まれながら、俺は静かに眠りについた。

…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 01:09:40.74 ID:gps2iKQ00<> 生還セズ… <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/12(日) 01:11:09.40 ID:2EJHeYH00<>
エピローグ

あの痛ましい事故から10年の月日がたった。

らいは「お兄ちゃんの年齢追い越してもう随分たつね」

らいは「お父さん最近腰悪くしちゃって大変。またお酒ばっかり飲んで、お医者さんにいつも注意されてるの」

らいは「お兄ちゃん、天国で元気にやってる?お母さんと会えたかな?みんなと仲良くやってる?」

らいは「私は元気にやってるから。心配しないで」

上杉家の墓には彼の骨はない。名前だけが刻まれた墓碑の前で、らいはは手を合わせた。

四葉「らいはちゃん」

らいは「お久しぶりです」

四葉「……私も、お線香上げていいかな」

らいは「うん。私もこの後、皆さんのところにご挨拶いきますね」

四葉も墓碑の前で手を合わせた。

四葉「上杉さん。今でも時々夢に見るんです。あなたが一花や二乃、三玖、五月たちとどこか南の島で元気に暮らしている姿を」

四葉「大変な事故でしたね。私はあの後、海を浮かんでいるところ、奇跡的に救出されたんです」

四葉「だからきっと、上杉さんもどこかで生きているんじゃないかな―って。意外とひょっこり帰ってきたり……

   上杉風太郎、恥ずかしながら帰って参りました。なーんて、夢みたいな話ですよね、あはは」

四葉「私は私で元気にやっています。みんなをよろしく頼みましたよ」


南無阿弥陀仏 END <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 01:19:21.00 ID:zJVbkOfRo<> なんてこった…… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 01:25:53.75 ID:V/kMe2BOO<> これどうなる?
某野球ゲー形式でデータ削除? <>
◆Apm3hr9XbLXp<>saga<>2020/01/12(日) 01:28:16.21 ID:2EJHeYH00<> お付き合い頂いた方、読んで頂いた方、ありがとうございました。

ハッピーエンドを書きたかったのですが毒蛇に咬まれて助かるのは違うだろと思ったのでこうなりました。
もしまた機会があればよろしくおねがいします。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 01:45:40.14 ID:Ro98LSiH0<> おわりかーい もうちょっとがんばってくださいよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 01:53:47.08 ID:zJVbkOfRo<> >>355からもう一回やり直そうぜ
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 04:17:15.11 ID:9h7P68Vfo<> まあ>>1は一言もやり直すとじゃ言ってないからな
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 10:03:12.72 ID:mrNO5kc4O<> このまま終わらせるのはもったいないな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 19:14:10.37 ID:M679XmVX0<> 面白かった乙 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/12(日) 20:35:10.22 ID:IjtwzUPoO<> 仮に再開するならば難易度をもうちょい緩和しても良さそうかな
コンマ以上に姉妹の体調管理がシビアすぎる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/20(月) 03:10:49.75 ID:V8L31HhW0<> ほいさ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/24(金) 17:19:49.16 ID:1WsV5u/kO<> 救いはないんですか!? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/24(金) 20:19:19.45 ID:vI4lOzKGO<> 無いdeath <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/25(土) 09:51:45.61 ID:xhM57LLhO<> 死人が蘇るなんてそんなオカルト有り得ません <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/26(日) 09:23:26.81 ID:Pp4Pj7UYO<> マジでもっかいやり直してくれ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/27(月) 00:01:10.11 ID:VLG/QwTEO<> 頼むよ〜(他力本願) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/27(月) 02:25:20.37 ID:ow52qvxqO<> 何卒、何卒もう一回お願いします <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/28(火) 10:09:16.68 ID:RmtxslXyO<> 続けてくれてもええんやで?(人任せ) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/28(火) 14:28:04.40 ID:W4C4I21r0<> 後生だ、続きを頼む <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/01/30(木) 00:59:03.41 ID:mMVlFuys0<> 続きをたのむ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/30(木) 01:30:45.86 ID:3i8rfvRfO<> しつこいな
自分でスレたてて書けよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/31(金) 19:20:56.59 ID:xDsSQ43WO<> オナシャス!(他力本願) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/01/31(金) 20:02:02.16 ID:YLTdVXG6o<> 流石にうざい諦めろ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/02/02(日) 20:12:26.80 ID:9P847RQhO<> ハッピーエンドが見たかった…
悲しいが、しょうがないね… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2020/02/03(月) 11:07:52.63 ID:3IHP86uI0<> いい加減にしろageんなチンカス <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/03/05(木) 22:30:29.58 ID:4+v51MGX0<> age <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<><>2020/12/20(日) 20:55:18.11 ID:wkQFWEFCO<> 続きは来年発売のゲームで! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします<>sage<>2021/02/15(月) 01:34:15.39 ID:ucrJiNE7o<> う <>