無料アクセスカウンターofuda.cc「全世界カウント計画」
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫メニュー■ ■VIPService (VIPサービス)■
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みはできません。。。
HTML化した人:横▲
男「後部座席に違和感が…」 お引越し
1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 00:40:19.28 ID:1uO1gWM0
ニュー速で書いてたら落ちるしこっちの方がいいよって言われたのでお引越し…

趣味で書いてるので見て見ぬ振りして頂けると助かります…
2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 00:43:23.78 ID:ue7FZTg0
こっちの方が俺としては安定してかけると思うからいいと思うな
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 00:50:08.49 ID:1uO1gWM0
もしや前回から…?

前スレのあらすじ

男と女の子が次の街を目指しているそうです
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 00:54:43.88 ID:1uO1gWM0
女の子「そろそろ休憩にしませんか?もう5時間位運転してるじゃないですか」

男「まだまだ大丈夫だよー」

女の子「相変わらず運転好きですね」

男「まぁな、俺を癒してくれる唯一の趣味だ」

女の子「他に何か無かったんですか?」

男「他に?そうだなぁ…」
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 01:00:07.29 ID:1uO1gWM0
男「あぁ、カラオケも趣味かな」

女の子「よく行くんですか?」

男「うん、基本6時間くらいで」

女の子「大勢で行くんですか?」

男「え?一人だよ」

女の子「え…?」

男「新しく覚えた歌を歌うのが楽しみなんだー」

女の子「そ、そうなんですか」

男「うん、最初は突撃で俺の歌を聞けぇ!!て言うのがいつもの流れ」

女の子(それ、誰も聞いてないんじゃ)
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 01:05:26.57 ID:1uO1gWM0
男「最近はアニソンも良作揃いでねー」

女の子(この人…友達いないのかしら?」

男「どした?」

女の子「いいえ、なんでも」

男「そうか?」

女の子「前々回の街で私と一緒に行きましたよね?」

男「ほとんど俺が歌ってたけどね…そういえば誰かと行くなんて初めてだった」

女の子(やっぱり…)

男「やっぱり誰かと居るのは楽しいな」

女の子「えぇ、それは同意だわ」
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 01:08:39.37 ID:1uO1gWM0
女の子「また行きたいわね」

男「そうだな、次はお前の歌ももっと聴きたいし」

女の子「下手なの知ってるでしょ…」

男「下手と言うか…残念?」

女の子「怒りますよ」

男「いやいや、声はいいのになーっと思って」

女の子「そ、そうかしら」

男「あぁ、後は音程だな」

女の子(頑張ろうかしら…)
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 01:11:24.17 ID:1uO1gWM0
女の子「よし、次の箱開けようかしら」

男「まだ食玩あったのか…」

女の子「心配しなくてもラムネはあげますよ?」

男「そんな心配してねーよ!!」

女の子「何が出るかしら」

男「お前こそもっと女の子らしい趣味持ったほうがいいんじゃね…?」
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 01:14:34.09 ID:1uO1gWM0
女の子「何ですか」

男「いや、お前は何か趣味あるのかなぁと」

女の子「私は多趣味としてその方面では有名ですよ?」

男「どの方面だよ…」

女の子「…どこかしら?」

男「いや、俺に聞くなよ」
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 01:17:44.82 ID:1uO1gWM0
男「で、結局お前の趣味ってなんなんだ?」

女の子「その時によって変わるわね」

男「そうか、それじゃぁ今は?」

女の子「あなたをいじめる事かしら?」

男「今すぐ他の趣味探せ」

女の子「面白いからしばらく変えないわ」

男「俺が面白く無いよおおおおおおおおおお!!」

女の子(やっぱりこの人の反応は面白いわね)
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 01:23:00.31 ID:1uO1gWM0
男「むぅ…もう30分は止まってるぞ…」

女の子「動く気配が無いですね」

男「困ったなぁ」

女の子「身動き取れないからどうしようもないですしね」

男「うー…運転させろー」

女の子「我慢してください」

男「はーい…」

女の子(またテンション下がってますね…)
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 01:28:25.96 ID:1uO1gWM0
ここならずっと下げでもいいのかな…?

女の子「ビスケットまだありますけど食べますか?」

男「いや、それは危険だ」

女の子「!!、な、何故ですか?」(まさか一週間前の物とばれた?)

男「ビスケットを食べてるの喉が渇く」

女の子「?、まぁそうですね」

男「そして飲み物を飲みたくなる」

女の子「生理現象ですから」

男「しかし今この道路は停滞状態、つまり!!」

女の子「…」

男「トイレに行けない!!」

女の子「…そうですね」

男「そんなどうでもいいみたいな顔しないでくれよおおおおおおおおおお!!」
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 01:32:54.74 ID:1uO1gWM0
男「やっぱりビスケットくれ」

女の子「流石の私も驚きの早さで意見変えましたね」

男「いや、やっぱり食べたいという本能には勝てなかった」

女の子「そうですか…それではどうぞ」

男「ありがと」

女の子「いえいえ…たくさんあるのでどんどん食べてください」
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 01:37:24.01 ID:1uO1gWM0
男「しかしこのビスケットうまいな」

女の子「そうですか」

男「お前は食べないのか?」

女の子「いえ、私はいいです」

男「そうか?それじゃ全部食べるぞ?」

女の子「えぇ、どうぞどうぞ」
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 01:41:44.42 ID:1uO1gWM0
男「む…休憩用の車線か…」

女の子「どうします?夜までまだ時間ありますが」

男「そうだな…それじゃぁここはスルーしよう」

女の子(次まで何時間かかるのかしら)
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 01:45:15.71 ID:1uO1gWM0
男「むぅ…また目が疲れてきたな」

女の子「それじゃぁまた目薬を…」

男「いや!!目薬はもういい!!」

女の子「そうですか…残念です」

男「そんなに俺をいじりたいか」

女の子「趣味ですから」

男「だからその趣味やめろよおおおおおおおおおお!!」
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 01:52:09.10 ID:1uO1gWM0
明日早いので寝ます…見つけやすいように上げさせてください…
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 07:47:42.50 ID:YqwR5EDO
男「暇だなー」

女の子「もうずっと動いて無いですね…」

男「いくら道がここしかないとはいえ、なんか不自然だな…」

女の子「そうですね」

男「何があったんだ?」
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 07:52:55.45 ID:YqwR5EDO
女の子「ここはあなたの歌でも聴いて暇を潰しましょうか」

男「何でそうなる!?」

女の子「私が聴きたいからでしょうか?」

男「やだよっ」

女の子「どうしても?」

男「ど、どうしても」
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 08:25:31.64 ID:YqwR5EDO
女の子「あなたの歌声好きなのになぁ」

男「!!」

女の子「だめかしら?

男「…わかったよ、そのかわり大人しくしてろよ」

女の子「えぇ、わかったわ」
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 09:21:05.27 ID:YqwR5EDO
男「〜俺は普通に怠ける♪」
男「〜躊躇い、どれくらい♪」

男「〜溢れる、溢れる♪」

女の子「相変わらずアニソン好きですね」

男「俺のレパートリーの六割くらいだからな」

女の子「残りは何ですか?」
男「キャラソンとゲームの歌」

女の子「…」
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 09:31:30.69 ID:YqwR5EDO
男「〜もう5時ぴったん♪」
男「〜感じる世界を♪」

男「〜ダメ、ダメ♪」

女の子「見事にキャラソンだけですね」

男「何でわかった」

女の子「…まぁ、私も好きなので」
23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 09:52:15.31 ID:YqwR5EDO
男「〜…あれ?」

女の子「…」

男「寝たか…」

男「さて…起きるまでにどれくらい進めるか…」
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 10:01:00.28 ID:YqwR5EDO
女の子(寒い…)

男「〜♪」

女の子(あの人の声…何か安心するなぁ)

男「〜♪」

女の子(もう少し…このまま…)
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 10:19:23.34 ID:YqwR5EDO
男「休憩所か…」

男「少し休んで行くか」

男「寝てる間に着いてたらこいつもつまらないだろうしな」

女の子「…」スー、スー
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 10:34:42.68 ID:YqwR5EDO
女の子(やっぱり寒い…)

男「ん…起きたか?」

女の子(暖かそう…)

男「!!」

女の子「お邪魔…しま…す」スー、スー

男「またか…これ何とかならないかなぁ」
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 10:37:39.59 ID:YqwR5EDO
男「とりあえず毛布を…

女の子「ん…」

男「…起こしちまいそうだな」

男「いいか…このまま寝よう…」
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 11:01:22.73 ID:YqwR5EDO
女の子「…」

男「…」

女の子「ん…いつの間にか寝てたのね」

女の子「…何で運転席にいるのかしら」

女の子「まぁいいか…あら?」

女の子(何かダルい…気のせいかしら)
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 11:10:02.08 ID:YqwR5EDO
男「…ん?」

女の子「あら、おはよう」

男「起きてたのか」

女の子「えぇ」

男「…それで、何でまだ上に乗ってるんだ?」

女の子「重かったかしら?」
男「そんな事無いが…」

女の子「それはよかったわ」
男「いや、そういう問題じゃ無いだろ…」
30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 11:52:03.35 ID:YqwR5EDO
男「それじゃぁ行くか」

女の子「えぇ」

男「一日経ったのにまだ混んでるな…」

女の子「そうね…」

男「?」(何か元気ない?)
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 12:17:52.53 ID:YqwR5EDO
男「目標の半分も進んでない…」

女の子「…」

男「これじゃぁ次の街着くの本当に何時になるのか…」

女の子「…」

男「…どうした?」

女の子「え、なにかしら?」
男「何かおかしいぞ?」

女の子「失礼ね、おかしいなんて」

男「そうか?うーん…」

女の子「…」
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 12:18:56.27 ID:YqwR5EDO
男「目標の半分も進んでない…」

女の子「…」

男「これじゃぁ次の街着くの本当に何時になるのか…」

女の子「…」

男「…どうした?」

女の子「え、なにかしら?」
男「何かおかしいぞ?」

女の子「失礼ね、おかしいなんて」

男「そうか?うーん…」

女の子「…」
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 13:10:21.65 ID:YqwR5EDO
男「絶対変だ」

女の子「何がかしら?」

男「お前だよ」

女の子「そうかしら」

男「何か顔赤いぞ」

女の子「そう?緊張してるのかしら?」

男「え?」

女の子「こんな素敵な男性が近くに居るんだもの」

男「な、何を」

女の子「冗談よ」

男「また弄ばれた…」
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 13:33:55.49 ID:YqwR5EDO
男「そんな事はどうでもいいんだった」

女の子「そうですか」

男「…お前、ちょっと熱測ってみろ」

女の子「!!、断固拒否します」

男「いいから測りなさい、救急箱に入ってるだろ」

女の子「むぅ…」
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 13:48:44.76 ID:YqwR5EDO
女の子「…」ピピピピピ

男「貸して」

女の子「あ」

男「三十九度…やっぱり熱あるじゃねーか」

女の子「…大した事無いわ」
男「あるだろ!!」

女の子「そうかしら?」

男「…俺のせいだ」

女の子「え?」

男「街まで急ごう」
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 14:10:42.72 ID:YqwR5EDO
男(油断した…やっぱり布団かけておくべきだった)

女の子「薬飲んだんだから慌てなくても大丈夫よ」

男「お前に何かあったらどうするんだよ、用心に越した事は無いだろ」

女の子「…心配してくれるのね」

男「当たり前だろ」

女の子「そう、それは嬉しいわね」

男(急がないと…早く!!)
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 14:25:47.56 ID:YqwR5EDO
男「…」

女の子「ねぇ…」

男「なんだー?」

女の子「私は大丈夫だから…」

男「そんな事無いだろ、大人しくしてな」

女の子(なんか…怖いくらい切羽詰まってるわね…)
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 14:37:45.40 ID:YqwR5EDO
女の子(心配してくれるのは嬉しいんだけどなぁ)

男「進まない…」

女の子「ねえ」

男「ん?」

女の子「何かお話しましょう」

男「急にどうした?」

女の子「あなたと話してると落ち着くの…ダメかしら?」

男「…奇遇だな、俺もだ」

女の子「よかった、それじゃぁお話しましょう」

男「あぁ」
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 14:55:29.66 ID:YqwR5EDO
女の子「前の街でお風呂に入った時にね―…」

男「…」

女の子「そしたら私―…」

男(逆に負担になってたのか…)

女の子「どうしたの?話聞いてる?」

男「あぁ、聞いてる聞いてる」

女の子「本当?それでね―…」

男(…ごめん、な)
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 15:16:40.50 ID:YqwR5EDO
女の子「やっぱりあなたと話してると落ち着くわ」

男「そうか、それはよかった」

女の子「あなたは?」

男「あぁ、楽しいよ」

女の子「そう…」

男「ほら、もう寝てな」

女の子「えぇ、そうするわ…おやすみなさい」

男「あぁ、おやすみ」
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 15:30:24.17 ID:YqwR5EDO
男「落ち着こう…慌てても仕方ないし」

男「心配されちゃうし」

男「とりあえずゆっくり休んでくれよ」
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 15:53:08.17 ID:YqwR5EDO
男「やっぱりこいつと話をしてないと暇だなぁ」

男「早くよくならないかなぁ」

男「…やっと進み始めた、こんなんで大丈夫なのか?」
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 16:37:06.67 ID:YqwR5EDO
女の子「んー…おはよう」

男「起きたか、おはよう」

女の子「どれくらい進みましたか?」

男「あまり進んで無いな」

女の子「そう」

男「体調はどうだ?」

女の子「だいぶ楽になったと思う」

男「そうか、とりあえず体温もう一回測って」

女の子「わかった」
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 16:41:47.12 ID:YqwR5EDO
女の子「三十八度ね」

男「下がったか…よかった」
女の子「えぇ」

男「でも念のためにまだ安静にしてろよ?」

女の子「はい」

男「次休憩出来そうな所あったらそこで飯にしよう」

女の子「わかったわ」
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 16:49:38.57 ID:YqwR5EDO
男「よし、ここでいいかな?」

女の子「そうね」

男「何なら食べれそう?」

女の子「基本的にどんな状態だろうと何でも食べれるわ」

男「流石の胃袋だな…」

女の子「褒め言葉として受け取っておきます」
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 16:55:14.53 ID:YqwR5EDO
バイト行ってきます…
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 20:01:17.70 ID:Gv7asMSO
し・え・ん
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 20:54:08.03 ID:Sfbymsko
なんでまとめ貼らないん?
まとめ嫌なら最初から貼るかせめて旧スレurl貼った方がいいと思うよ
ご新規さんお断りならわざわざ長編続ける意味が分からん
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/06(日) 21:22:49.87 ID:0Yi6yQDO
>>48
>>1
50 :12009/12/06(日) 23:46:08.39 ID:YqwR5EDO
1です、URLの張り方とか知らなくて…初心者で申し訳無いです…
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 23:55:10.09 ID:YqwR5EDO
支援ありがとうございます
ゆっくりですが書いていきます…


男「とりあえず食料を確認しよう」

女の子「そういえばこのラーメンとかどうやって作るつもりなのかしら?」

男「あぁ、トランクにカセットコンロが積んであるからそれで」

女の子「まだ私の見つけて無い物が…また漁らなければならないわね」

男「お願いだからやめて…」
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/06(日) 23:57:08.80 ID:YqwR5EDO
男「お…うどんあるぞ、食べるか?」

女の子「えぇ」

男「それじゃぁちょっと待ってろ」
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 00:14:22.53 ID:tmphd6DO
男「〜♪」

女の子(そういえばあの人が料理作るの初めて見るわね)

女の子(焼肉の時は焼いてる所しか見てないし)

女の子「お手並み拝見ね!!」
男「大人しくしてなさい」

女の子「うー…」
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 00:23:01.31 ID:tmphd6DO
男「ほれ、出来たぞ」

女の子「美味しそう…」

男「いやいや、味付け醤油と味の素だし卵とうどんしか入ってないし」

女の子「それだけ出来れば充分よ!!」

男「…お前、やっぱり」

女の子「それ以上言ったら怒ります」

男「…」
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 00:27:01.08 ID:tmphd6DO
女の子「美味しいわ」

男「それは何よりで」

女の子「こういう時はシェフを呼ぶのが習わしと聞いたことあるわ」

男「それは迷信だ」

女の子「そうなの?残念ね」
男「というか、俺目の前にいるじゃん」
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 00:37:32.09 ID:tmphd6DO
女の子「ごちそうさまでした」

男「食器は置いといていいから薬飲んで」

女の子「えぇ」

男「あぁ、固形のやつじゃ無くて粉の方ね」

女の子「なんですって…?」
男「どした?」

女の子「な、何でも無いわ」
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 00:44:57.47 ID:tmphd6DO
女の子(これ、確か凄い苦いやつよね…)

女の子(でも飲まないと)

女の子「…」サラサラ

女の子「!!」ケホッ、ケホッ

男「どした!?大丈夫か!?」

女の子「何でも、無いわ…」ケホッ、ケホッ

男「そんな事無いだろ!!」

女の子「本当に大丈夫…驚いただけよ…」

男「え?」
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 00:51:56.74 ID:tmphd6DO
女の子「思いの外苦かったもので、ご心配かけました」

男「…苦いのダメなのか?」
女の子「えぇ、ダメね」

男「それじゃぁこっちのシロップのやつにするか?」

女の子「そんな子供っぽいもの嫌よ」

男「難儀な生き方だな…」
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 01:12:29.93 ID:tmphd6DO
男「よし、そろそろ行くか」
女の子「そうね」

男「もう大丈夫か?」

女の子「えぇ、もう完治したと言ってもいいわ」

男「そうか、そりゃよかった」

女の子「少し残念ね」

男「ん?何で?」

女の子「せっかくだからもっと優しくされたかったわ」

男「いつも優しいと思うけど」

女の子「いつもとは…ちょっと違うわね」

男「?」
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 01:26:40.83 ID:tmphd6DO
男「久しぶりに進んでるな」
女の子「そうね」

男「しかしまだまだ先は長そうだなぁ」

女の子「私のせいで時間を取ってしまったものね…」

男「それは仕方ないだろ?気にするなよ」

女の子「…わかった」
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 01:41:37.18 ID:tmphd6DO
女の子「そういえばあなたはご飯食べたんですか?」

男「あぁ、お前が寝てる間に食べたよ」

女の子「そうですか、それでは質問なんですが」

男「なんだー?」

女の子「私のお菓子が減ってるのですが」

男「ギクッ」

女の子「…食べたんですね?私が熱で食べれない間に」

男「いや、その、美味しそうで…つい、な」

女の子「言いたい事はそれだけですか?」

男「助けてえええええええええ!!」
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 01:58:59.33 ID:tmphd6DO
男「何も殴る事無いじゃないか…」

女の子「当然の報いです」

男「…今思ったんだが」

女の子「なんでしょうか?」
男「お前って基本的に短気だよな?」

女の子「!!」

男「ん?」

女の子(そんな風に思われるなんて、これは由々しき事態です…払拭しなければ)
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 09:01:00.84 ID:tmphd6DO
女の子「というわけで払拭させていただきます」

男「それは言ってもいいのか?」

女の子「まぁまぁ、それより喉渇きませんか?」

男「そういや渇いたな」

女の子「ジュース飲みますか?オレンジのやつですよ」

男「それじゃぁ貰おうかな」
女の子「はい、どうぞ」

男「ありがと」

女の子「どうですか?」

男「あぁ、美味しいよ」

女の子「ふぅ、何とか払拭できましたね」

男「…」
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/07(月) 10:25:12.72 ID:R2wcppc0
しえん
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 11:38:14.06 ID:tmphd6DO
支援感謝です

男「わかったわかった、お前は短気じゃないよ」

女の子「当たり前です、今更です」

男「そうですか…」

女の子「えぇ」

男(意地っ張りでもある、と)
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 11:45:46.40 ID:tmphd6DO
女の子「あなたはのんびりした性格よね」

男「そうだなぁ」

女の子「でもいざという時は頼りになりますよね」

男「そ、そうかな?」

女の子「えぇ、とても」

男「…」

女の子「どうしました?」

男「いや、お前に褒められ慣れてないから」
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 11:54:27.44 ID:tmphd6DO
女の子「そうですか?」

男「少なくともお前からは」
女の子「褒めてますよ?」

男「嘘だ!!」

女の子「それではこれから褒めて差し上げます」

男「マジで!!」

女の子「えぇ」

男「お願いします!!」

女の子「…えぇっと」
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 11:58:56.42 ID:tmphd6DO
女の子「その、ですね」

男「…」

女の子「何と言ったらいいのか…」

男「…」

女の子「…すみません、特に無かったです」

男「やっぱりそうなるのか…」
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 12:13:09.21 ID:tmphd6DO
女の子「いや、一日考えれば何かあると思いますよ」

男「どんだけ無いんだよ!!」
女の子「任せて下さい、必ず見つけてみせます」

男「何その使命感!?惨めになるだけだからやめてよ!!」
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 12:20:26.52 ID:tmphd6DO
女の子「それではどうぞ」

男「ん?何?」

女の子「ここは私を褒める流れにシフトするのかと」

男「何でそうなるんだよ!?」
女の子「いいから、褒めてください」

男「わがままな…」

女の子「それは褒め言葉ですか?」

男「違うよ!!」
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 12:27:44.52 ID:tmphd6DO
男「そうだなぁ…かわいい」
女の子「!!」

男「ダメか?」

女の子「ま、まだまだですね」

男「そうか、難しいな」

女の子(び、びっくりした)
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 12:37:41.41 ID:tmphd6DO
男「後は…」

女の子「も、もういいです」
男「そうか?」

女の子「えぇ…」

男「?、何か息荒いぞ?」

女の子「何でもないです…」
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 12:44:11.72 ID:tmphd6DO
女の子「もう山一つ越えたかしら?」

男「そうだな、こっちの山は短いからもうすぐだ」

女の子「そう」

男「どんな街かなぁ」

女の子「楽しそうね」

男「そうじゃ無ければこんな所まで来ないよ」

女の子「えぇ、本当にそうね」
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 13:09:35.78 ID:tmphd6DO
女の子「暖かくなってきたわね」

男「もう随分降りてきたからな」

女の子「もう雪も無いわ」

男「残念か?」

女の子「…少し」
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 13:18:51.39 ID:tmphd6DO
男「前の街に残ればよかったか?」

女の子「それは嫌よ」

男「言うと思った」

女の子「でしょうね」

男「それじゃぁ進みますか」
女の子「えぇ」
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 16:21:05.32 ID:tmphd6DO
男「やっと着いた…」

女の子「長かったわね」

男「あぁ、正直疲れた…」

女の子「お疲れ様です」

男「ありがと…」

女の子「もう夜ね」

男「宿あるかなぁ」

女の子「?、車で寝ればいいんじゃないですか?」

男「ダメだ、お前病み上がりなんだから」

女の子「…」
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 16:29:11.11 ID:tmphd6DO
女の子「どうでした?」

男「ここもダメだ」

女の子「そうですか…これで三軒目ですね」

男「あぁ」

女の子「何処も混んでますね」

男「なんでだろうな」
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 16:41:47.87 ID:tmphd6DO
男「困ったなぁ…」

女の子「あ、あそこにホテルありますよ?」

男「ん?…!?ダメだ!!あそこは絶対ダメ!!」

女の子「なんでですか?」

男「そ、それは…その…」

女の子「もう他に無いみたいですし、あそこに決定で」

男(マジか…)
79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 16:50:13.50 ID:tmphd6DO
男(まさか本当に入るとは)
女の子「あれ?受付何処でしょうか?」

男「こ、このホテルは受付無いんだよ」

女の子「それじゃぁ何処で料金払うんですか?」

男「部屋で…

女の子「へぇ、珍しいですね」

男「いや、わりとあるよ…ははははは」

女の子「?」
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 16:57:52.94 ID:tmphd6DO
女の子「どうしました?さっきから挙動不審ですよ?」

男「何でもないよ!!気にしないで!!」

女の子「はぁ…」

男「この部屋…だな」

女の子「そうね」

男「入るぞ…」

女の子「?、どうぞ」
81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 18:29:38.91 ID:tmphd6DO
女の子「…あの」

男「なんだ?」

女の子「なんでそんなに離れてるの?」

男「気にしないでください…」
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 20:03:57.95 ID:tmphd6DO
女の子「さて、お風呂に入りますか」

男「!!」

女の子「先に入ってもいいでしょうか?」

男「ど、どうぞ…」
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 20:13:43.68 ID:R2wcppc0
   +
+  ∧_∧ +
 +(0゚・∀・)
  (0゚つと) +
+ と_)_)+
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 20:26:15.92 ID:tmphd6DO
男「…」

男「今風呂に入ってるんだよな…」

男「いやいや!!俺は何を考えて!!」

男「…少し覗くくらいなら」
女の子「覗いたら死にますよ」

男「…」
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 20:33:24.20 ID:tmphd6DO
>>83 …?


男「…よし」

男「行く、俺は行くぞ!!」

男「死んでも行く!!」

女の子「では死んでください」

男「え…」
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 20:52:55.92 ID:tmphd6DO
男「…うーん」

女の子「起きましたか?」

男「俺はいったい…?」

女の子「覚えて無いんですか?」

男「何を?」

女の子「都合のいい頭ですね…」
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 22:14:39.30 ID:tmphd6DO
女の子「いいでしょう、教えて差し上げます」

男「あ、あぁ」

女の子「あなたはまず私の裸を覗こうとしました」

男「!!、いや、それはその…」

女の子「…そこまではよかったのですが」

男「…え?」
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 22:52:53.04 ID:tmphd6DO
女の子「その後あなたはケモノのように私を…」

男「えっ!!」

女の子「私は抵抗も出来ずに…」

男「そんな…」

女の子「そして私は…うぅ」
男「…」

女の子「?」
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 22:54:01.87 ID:tmphd6DO
女の子「その後あなたはケモノのように私を…」

男「えっ!!」

女の子「私は抵抗も出来ずに…」

男「そんな…」

女の子「そして私は…うぅ」
男「…」

女の子「?」
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 22:55:46.57 ID:tmphd6DO
あぅぁ、間違えた…
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 23:01:17.85 ID:tmphd6DO
男「そんな事があったなんて…そんな…」

女の子「…?」

男「わかった!!」

女の子「何がですか?」

男「俺が責任取ってお前を幸せにしてみせる!!」

女の子「え?」

男「俺のせいでお前が…」

女の子「あの、何か勘違いしてませんか?」

男「…?」
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 23:14:21.31 ID:tmphd6DO
女の子「私は何とも無いですよ?」

男「え、でもさっき俺がって」

女の子「えぇ、相当驚いたんでしょうね…いきなり転んでしまうなんて」

男「抵抗出来ずにってのは?」

女の子「勢いに勝てず思わずあなたに蹴りを放ってしまいました、ごめんなさい…まさか気絶するなんて」

男「…」

女の子「それで仕方なく私がベッドまで運んで…ってどうしました?」

男「…いや、何でもないです」

女の子「?」
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 23:17:24.06 ID:tmphd6DO
男「よし!!そろそろ行こう!!すぐ行こう!!」

女の子「急にどうしたんですか?」

男「何でもない!!早く行こう!!」

女の子「はぁ…わかりました」

男(よかった…本当に…)
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/07(月) 23:59:08.03 ID:tmphd6DO
男「さて、何処に行こうか」
女の子「あら?何かしら、あの貼紙」

男「ん?イベントみたいだな…」

女の子「面白そうね」

男「行ってみるか?」

女の子「えぇ」
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 00:04:38.74 ID:GQJX2wDO
男「結構人集まってるな」

女の子「そうね」

男「どうやら何かのコンテストみたいだな」

女の子「芸?」

男「みたいだな、客を一番盛り上げた奴が優勝か…」

女の子「それは楽しみね」

男「お?これは…」

女の子「?」
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 00:14:02.07 ID:GQJX2wDO
男「飛び入り参加出来るみたいだぞ」

女の子「それが?」

男「出てみないか?」

女の子「嫌よ、目立つのは苦手なの」

男「優勝すれば豪華景品らしいぞ」

女の子「…なにかしら?」

男「ここから少し行った街にある遊園地の優待券とホテルのペア宿泊券」

女の子「…出るだけなら」
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 00:23:07.92 ID:GQJX2wDO
受付「登録完了しましたー」
女の子「あなたとは敵同士ね」

男「まぁ、一応な」

女の子「負けませんよ」

男「いや、俺達が争ってどうする」

女の子「そうですか?」

男「目的忘れてないよな…?」

女の子「…何でしたっけ?」
男「…」
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 07:32:46.95 ID:GQJX2wDO
男「まずはあいつからか」

女の子「まずは皆様の中から五人ステージへ――」

男「お?」

女の子「この中からカードを一枚ずつ――」

男「以外と出来てるな…これは強敵…じゃなかったすごいな」
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 07:35:52.89 ID:GQJX2wDO
女の子「ふぅ…疲れたわ」

男「お疲れさん」

女の子「ありがとう、あなたは最後?」

男「あぁ、正直緊張するな」
女の子「頑張ってください」
男「おう」
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 07:40:29.37 ID:GQJX2wDO
男「おぉ、すっげー」

女の子「火噴いてるわね」

男「あの人もすごいな」

女の子「あんな大きな一輪車に乗れるなんて」

男「あはは、ありゃ傑作だなー」

女の子「漫才まで…レベル高い高いですね」

男「そうだな、これは厳しい」

女の子「勝てるかしら?」
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 07:43:42.33 ID:GQJX2wDO
男「遊園地行きたいか?」

女の子「?、えぇ」

男「そうか…わかった」

女の子「?」

男「さて、俺の番だな」

女の子「そうね」

男「それじゃぁ行ってくる」
女の子「えぇ」
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 07:45:34.75 ID:GQJX2wDO
女の子「大丈夫かしら…」

女の子「あら?これは…」

女の子「!!」

女の子「すごい…こんな事が…」
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 07:49:52.04 ID:GQJX2wDO
女の子「まさか本当に優勝するなんて…」

男「本当にな」

女の子「しかし…あなたに負けるなんて」

男「最後だったし運がよかったんだよ」

女の子「アンコールまでされておいて何を…」

男「俺もあれは驚いたな」

女の子「アニソンでも感動させるなんて、あなたの歌本当にすごいわね」
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 07:53:00.05 ID:GQJX2wDO
男「でも、やっぱりお前のお陰だな」

女の子「え?」

男「お前が褒めてくれたら歌に自信持てた」

女の子「そうかしら?」

男「そうだよ」
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 07:58:19.61 ID:GQJX2wDO
女の子「でも、少し残念ね」
男「なにが?」

女の子「あなたの歌を知ってるのは私だけだったのに」

男「そうだなー、まさかあんな大勢の前で歌うなんてな」

女の子「私だけ、知っていた…」ボソッ

男「ん?」

女の子「なんでも無いわ」
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 08:01:20.79 ID:GQJX2wDO
女の子「しかし負けたのは悔しいですね」

男「いいだろ、遊園地は行けるんだから」

女の子「そうですけど…」

男「さ、行こう」

女の子「…次は負けません」
男「案外負けず嫌いだな…」
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 09:03:20.66 ID:GQJX2wDO
男「やっぱ車は落ち着くな」
女の子「本当に車の中好きね」

男「あぁ」

女の子「もう車に住めばいいんじゃないかしら」

男「今がまさにそんな状態だけどな」

女の子「そういえばそうでしたね」
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 09:11:03.65 ID:GQJX2wDO
女の子「隣の街ってどれくらいかかるんですか?」

男「車で一時間くらいかな」
女の子「そうですか」

男「ホテルには連絡いれたから、着いたらすぐ泊まれるし遊園地は明日にしよう」

女の子「そうね」
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 09:13:54.66 ID:GQJX2wDO
女の子「ねぇ」

男「なんだー?」

女の子「今日ステージで歌った歌、もう一回歌って」

男「なんで?」

女の子「聞きたいの」

男「?、いいけど」
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 09:50:41.08 ID:GQJX2wDO
男「〜手は離さないよ♪」

女の子「…」

男「どした?」

女の子「いえ…なんでもないわ」

男「そうか?」

女の子(私って、結構独占欲強かったのね)
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 10:11:07.83 ID:GQJX2wDO
女の子「そろそろお腹すいたわね」

男「そうだなー…」

女の子「どこか入れる所無いかしら?」

男「お…あそこにファミレスあるぞ」

女の子「行きましょうか」

男「そうだな」
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 10:28:05.74 ID:GQJX2wDO
男「さて、何にするか」

女の子「…」ピンポーン

男「またか!!」

女の子「決めるの遅いですよ」

男「席着いて10秒だぞ!!そんな早さで決められるか!!」

店員「ご注文はー?」

男「あああああああー、もう!!ハンバーグ!!」

店員「は、はぁ」

女の子「ペペロンチーノを」
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 10:35:57.23 ID:GQJX2wDO
女の子「店員さん、引いてましたよ」

男「誰のせいだ!!」

女の子「あなたが変な声出すからです」

男「お前のせいだろおおおおおおおお!!」

店員「お、お待たせいたしました…」

男「…」

女の子「…」

男「ごめんなさい…」
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 10:55:31.92 ID:GQJX2wDO
男「うぅ…早く出たい…」

女の子「まぁまぁ、ゆっくりしていきましょう」

男「もう居づらいんだよ!!」
女の子「…」

男「早く食べよう…」
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 11:05:35.62 ID:GQJX2wDO
女の子「さて、パフェを頼みましょうか」

男「なんでだよ!!早く行こうよ!!」

女の子「いいじゃないですか、あなたもケーキとかどうですか?」

男「…食べる」
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 11:11:12.65 ID:GQJX2wDO
店員「ご注文どうぞ」

女の子「チョコレートパフェ一つ」

店員「はい、かしこまりました」

男「あ、それと――」

店員「は、はい」ビクッ

男「…チーズケーキ一つ」

店員「はい」

女の子「…」

男「…本当にごめんなさい」
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 11:17:20.20 ID:GQJX2wDO
男「もう嫌だ…」

女の子「大丈夫ですか?」

男「店員さん、俺が話しかけただけでビビってた…もうヤダ死にたい…」

女の子「そのうえチーズケーキ、きっと心の中で失笑ですよ」

男「それ以上言うなああああああああああ!!」
118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 11:32:13.84 ID:GQJX2wDO
男「ケーキうまー」

女の子「相変わらず立ち直り早いですね」

男「まぁな!!」

女の子「それにしてもパフェ来ないです…」

男「そういえばそうだな」

女の子「いくらなんでも遅いです」

男「店員さんに聞いてみるか」ピンポーン
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 11:46:41.19 ID:GQJX2wDO
店員「どうなさいましたか?」

男「あの――」

店員「は、はい」ビクッ

男「注文したパフェがまだ来ないんだけど」

店員「!!、申し訳ありません!!直ぐにお持ちします!!」

男「…」

女の子「ど、どうかしたの…?」プルプル

男「笑ってるんじゃねええええええええ!!」
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 11:51:39.69 ID:GQJX2wDO
店員「大変お待たせいたしました!!」

女の子「パフェー」

店員「あの、本当に申し訳ありませんでした!!」

男「あ、あぁ…もういいですから…」

店員「は、はい!!失礼いたします!!」

男「…」

女の子「完璧に怖がられてますね」

男「言うなって言っただろおおおおおおおお!!」
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 11:53:30.53 ID:GQJX2wDO
バイトです…
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/08(火) 13:23:27.87 ID:7sWEgIDO
頑張れ
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/08(火) 13:56:47.50 ID:xGjdqUDO
江頭?
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 14:12:11.11 ID:5uvreUSO
毎日休まず黙々と書き続ける>>1はすごいと思う
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 14:12:34.81 ID:umcvQQM0
しえん
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 15:09:10.27 ID:GQJX2wDO
バイト終わりました、支援ありがとうございます…
江頭とは一体…?


ご飯食べながらゆっくり書いていきます
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 15:19:02.78 ID:GQJX2wDO
男「俺ってそんなに怖く見えたかなぁ?」

女の子「そうね…あ、このクッキーの所おいしい」

男「そうかぁ…そうだよな」
女の子「えぇ…あら?下はアイスになってるのね」

男「あんなに大きな声出したからなー!!」

女の子「まったくね…あ、アイス溶けてきた」

男「俺の話し聞けえええええええええ!!」

女の子「なんですか?うるさいですよ」

男「はい…ごめんなさい…」
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 15:28:36.43 ID:GQJX2wDO
女の子「ごちそうさまでした」

男「行こうか…」

女の子「元気ないですね、どうしたんですか?」

男「今更そんなこと聞く!?」
女の子「もしかして傷付いてるんですか?」

男「当たり前だろ!!」

女の子「てっきりあなたはあのような言葉攻めが好きなのかと」

男「そんなこと…無い…よな?」

女の子「いや、私に聞かれても」
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 16:34:23.18 ID:GQJX2wDO
ガンNEXTオモシロ


男「もうファミレスは嫌いだ…」

女の子「ファミレスは悪くないですけどね」

男「そうだけど…」

女の子「これからは自重してください」

男「お前もな!!」
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 16:46:11.96 ID:GQJX2wDO
女の子「今どの辺りですかね?」

男「んー…聞いた話し通りなら後10分くらいで次の街だよ」

女の子「そうですか」

男「ん?」

女の子「どうしました?」

男「雨だ」
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 17:39:13.50 ID:GQJX2wDO
男「…」ブツブツ

女の子「…あの」

男「雨怖い…雨怖い…」

女の子「本当にメンタル面弱いですね」

男「仕方ないだろ!!雨だぞ!!」

女の子「はぁ…こんなんで大丈夫かしら…」
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 17:51:37.85 ID:GQJX2wDO
学校…

男「早くあがれよー…」

女の子「大丈夫ですか?」

男「ダメかも…」

女の子「そのようですね」

男「うぅー…」

女の子「…」
133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 19:08:51.62 ID:GQJX2wDO
女の子「…」

男「ん?」

女の子「…よし、次」

男「何してるんだ?」

女の子「てるてる坊主です!!」

男「…」

女の子「?、なんですか?」
男「いや何でもない、頑張ってね」

女の子「はい、任せてください!!」

男(…やる事出来て嬉しいのかな?)
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 19:52:11.95 ID:GQJX2wDO
女の子「〜♪」

男「テンション高いな」

女の子「そうね」

男「…なぁ、いい事思いついたんだが」

女の子「なにかしら?」

男「お前、見た目てるてる坊主みたいだから…」

女の子「なんですって?」

男「何でもないです…」
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 20:58:56.40 ID:GQJX2wDO
男「いい作戦だと思ったのに…」

女の子「まだ言いますか」

男「だめかなぁ」

女の子「ダメです!!大体どこに吊すのよ」

男「…木?」

女の子「この雨の中?私を吊して置いてくと?」

男「あ、いや、その」

女の子「たぁっ!!」

男「いってええええええ!!」
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 21:55:39.99 ID:GQJX2wDO
男「死ぬかと思った…」

女の子「あなたが失礼な事言うからです」

男「はい…ごめんなさい…」
女の子「…置いてかれたら寂しいじゃないですか」

男「お前が?」

女の子「あなたが、です」

男「そりゃそうだ」
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 22:59:40.99 ID:GQJX2wDO
女の子「…雨が弱くなった気がします」

男「ん?本当だ」

女の子「どうですか!!」

男「あぁ、本当にすごい効果だ」

女の子「そうでしょう」

男「よくやったぞ!!てるてる坊主!!」

女の子「…私は?」
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 23:07:23.06 ID:GQJX2wDO
女の子「むぅー…」

男「てるてる坊主って効果あるんだなー」

女の子「…」

男「正直あまり期待してなかったんだけどなー」

女の子「うぅぅぅぅ…」

男「さすがに驚いたな、凄いぜてるてる坊主!!」

女の子「なー!!わー!!」

男「!!、何だ急に!?」
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 23:15:06.39 ID:GQJX2wDO
女の子「私!!」

男「…え?」

女の子「私も頑張りました!!」

男「何をだ?」

女の子「え…っと、てるてる坊主作ったわ!!」

男「あぁ、そうだな、だが作っただけであって止めたのはてるてる坊主だ」

女の子「なー…うー…」
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 23:24:14.03 ID:GQJX2wDO
女の子「もういいです…わかりました…」

男「は?」

女の子「ていっ!!」ブチブチ

男「あ、お前てるてる坊主様に何を!!」

女の子「雨なんか降ればいいのよ…降ればいいわ!!」

男「…え?」ポツポツ

女の子「え?」ザーッ
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 23:28:38.79 ID:GQJX2wDO
男「本当に降りやがった…」
女の子「え、えと…どうですか、私を怒らせるとこうなるのです!!」

男「しまった…お前が超能力使えるの忘れてた」

女の子「そ、そう、それです超能力です!!」

男「俺が悪かったから止めてくれええええええええ!!」

女の子(いや…そんな事言われても)
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 23:33:22.89 ID:GQJX2wDO
男「止めてくれよー…」

女の子「嫌です」

男(やばいな…完全に怒ってる)

女の子(まずいですね…まさか本当に降るなんて)

男「頼むよー」

女の子「絶対に嫌です!!」

女の子(仕方がないです、このままいきましょう)
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 23:43:51.15 ID:GQJX2wDO
男「もうだめだー…雨怖いー…」

女の子「いい気味です」

男「いいもん…もうすぐ着くから…」

女の子(何とか乗り切りましたね)

女の子(雨が降るなんて、自分の事ながらよくわからないわね)

男「見えた!!」

女の子「結局もうすぐ夜ですね」

男「仕方ないだろ!!スピード出せなかったんだから」
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/08(火) 23:56:57.07 ID:GQJX2wDO
男「ホテルはどこだー?」

女の子「あの大きいやつじゃないですか?」

男「さすがに大きすぎじゃないか?」

女の子「でも名前は同じよ?」

男「…それ、正解じゃね?」
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 00:21:55.63 ID:QhxW0oDO
男「まさかこんな大きなホテルに泊まる日が来るとは」

女の子「えぇ、そうね」

男「お前はあまり驚かないんだな」

女の子「…このくらいなら何回か」

男「マジか」

女の子「えぇ」

男「俺はワクワクしてきたぜ!!」

女の子「それじゃぁ行きましょう」

男「おう!!」
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 00:26:47.69 ID:QhxW0oDO
男「すっげー…部屋広すぎだろ」

女の子「二人じゃもったいないレベルね」

男「そうだな…おぉ、液晶テレビだ」

女の子「大きいわね」

男「…」

女の子「もう前のような番組は見ないでくださいね」

男「み、見ないよ!!」

女の子「怪しいですね」
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 00:50:02.83 ID:QhxW0oDO
男「ベッドも大きいぞ!!」

女の子「そうね」

男「照明も大きい!!」

女の子「えぇ」

男「眺めも凄いぞー!!」

女の子「…」

男「…ちょっとテンション上げすぎた」

女の子「え?ちょっと?」
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 07:37:56.41 ID:QhxW0oDO
女の子「晩御飯はバイキングだそうですよ」

男「へー、それは楽しみだ」
女の子「まだ少し時間ありますね」

男「どうするか」

女の子「一階に卓球出来るところがありましたよ」

男「ヤダ」

女の子「え?」

男「勝てない、ヤダ」

女の子「そ、そうですか…」
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 09:37:11.96 ID:QhxW0oDO
男「さてどうしよう」

女の子「テレビゲームあるわよ」

男「お、本当だ」

女の子「やりますか?」

男「やるー」

女の子「カセットは…」

男「これにしよう」

女の子「それは…?」
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 10:46:57.53 ID:QhxW0oDO
男「よし、ここも買い占めだー」

女の子「あ、私が買おうと…」

男「君にはこれをあげよう」
女の子「ウィルス!!カードがー!!」

男「目的地到着ー」

女の子「強すぎる…」
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 10:52:42.60 ID:QhxW0oDO
女の子「もうやめましょう…」

男「まだ十年目だよ?」

女の子「ご飯の時間ですよ」
男「そうか、忘れてた」

女の子「早く行きましょう」
男「おっけー」
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 11:45:04.79 ID:QhxW0oDO
男「すっげ、和・洋・中全部揃ってる」

女の子「なかなか豪華ですね」

男「どれから食べようか…っておい」

女の子「なんでしょうか?」
男「なんだその山盛りな皿」
女の子「もちろん私が食べる分です」

男「こいつ、本当に底が知れないな…」
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 11:52:38.93 ID:QhxW0oDO
バイト休みになってしまった…


男「いただきます」

女の子「いただきます」

男「量だけじゃなく、味も最高だな」

女の子「おいしいわね」

男「これならいくらでも入りそうだ」

女の子「そうね」

男(…こいつなら本当に全部食べそうだな)

女の子「さすがにそこまでは無理よ」

男「!!、そ、そうだよな」

女の子「精々半分が限界ね」
男「いや、それ十分凄いから」
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 11:55:26.65 ID:QhxW0oDO
男「それ美味しそうだな」

女の子「あげませんよ」

男「仕方ない、取りに行ってくる」

女の子「はい」

男「さて、どこかな…」

?「あら、あなたは…」

男「ん?あなたは…」
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 11:59:24.47 ID:QhxW0oDO
元同僚女「久しぶりじゃない、元気にしてた?」

男「ご無沙汰です、まぁ見ての通り元気ですよ」

元同僚女「それは何よりで」
男「それじゃ…」

元同僚女「あ、待って」

男「何でしょうか?」

元同僚女「他の皆も来てるの、会っていかない?」

男「いや、僕は…」
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 12:04:37.74 ID:QhxW0oDO
元同僚女「いいじゃない、少しくらい」

男「いや、その…」

元同僚女「こっちよ」

男「あ、ちょっと!!」

女の子「ちょっとすみません」

元同僚女「え?」

男「え?」

女の子「何してるんですか?こっちですよ?」

男「あ、あぁ」

元同僚女「あの…」

女の子「失礼します」

男「そ、それでは」

元同僚女「ちょっと!!…行っちゃった…」
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 12:10:32.76 ID:QhxW0oDO
女の子「…」

男「助かったよ、ありがとう」

女の子(あの女の人…誰だったんだろう)

男「お前が来なかったら危なかったよ」

女の子(随分親しげだったけど…)

男「あのー…」

女の子(女の人と付き合った事無いって言ってたから…もしかして前の職場の?)

男「おーい」

女の子「!!、なんでしょうか?」

男「そろそろ手を離してもいいんじゃないか?」

女の子「!!」
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 12:14:50.02 ID:QhxW0oDO
女の子「そ、そうですね、申し訳ありません」

男「いや、いいんだけどさ」
女の子「…」

男「…」

女の子(何か聞くタイミング逃してしまいました)

男「もう部屋に戻ろうか」

女の子「えぇ、そうね」

女の子(…もし前の職場関係だとしたら聞かない方がいいわよね)
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 12:30:48.09 ID:QhxW0oDO
男「さて、風呂でも入るか」
女の子「お先にどうぞ」

男「あぁ、悪いな」

女の子「…やっぱり気になるわね」

女の子「どうしようかしら」
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 12:43:37.84 ID:QhxW0oDO
女の子(とりあえず知り合いなのは確かよね)

女の子(結構綺麗な人だったなぁ…)

女の子(気になる…でもやっぱり…)

男「どうしたんだ?」

女の子「!!」

男「?」

女の子「何でもありません、お風呂入ってきます」
161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 12:54:45.88 ID:QhxW0oDO
女の子(やっぱり聞いてみよう)

女の子「あのー」

男「よっ、とっ」

女の子「…ゲームですか?」
男「あぁ、これがなかなか難しくてな…あ、俺の甲羅が!!」

女の子「…」

男「もう遅いから先に寝てな、明日は遊園地だぞー」

女の子「そういえばそうでしたね」

男「忘れてたのかよ」

女の子「いろいろありましたからね」

男「いろいろ?」

女の子「何でもありません、おやすみなさい」

男「おやすみー…あ、落ちた」

女の子(…もう気にして無いのかしら?)
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 13:34:18.71 ID:QhxW0oDO
男(まさかこんな所で会うなんてな)

男(どうしたものかね…)

男(あいつも気になってるみたいだが…また気を使ってるな)

男(とりあえず明日は会わないように早く出よう)
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 14:18:21.84 ID:QhxW0oDO
男(今思えばあの頃はいい思い出無いな…)

男(残業と雑務の思い出しか無いな)

男(挙げ句の果てにあんな事になるなんてな)

男(…それでも好きだったのにな、あの仕事)

男(でも、もう…)

女の子「呆れましたね」

男「!!」
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 14:24:00.87 ID:QhxW0oDO
男「呆れたって…なにが?」
女の子「もう朝ですよ、ずっとゲームやってたんですか?」

男「え…あ!!本当だ」

女の子「まったく…今日は遊園地ですよ、緊張感が足りません」

男「いや、遊園地は緊張感持って行く所じゃないだろ」

女の子「何か言いましたか?」

男「いえ、何でもないです…」
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 14:27:09.52 ID:QhxW0oDO
女の子「それでは私は先に下で朝食を食べてますのであなたも準備が出来たら来てくださいね」

男「はい…」

女の子「…好きなら、やり直せばいいじゃない」

男「ん?どうした?」

女の子「何でもありません、急いでくださいね」

男「お、おう」
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 14:30:42.35 ID:QhxW0oDO
女の子(つい無責任な事を言ってしまいました)

女の子(それにしても…まさかあの人に好きな人がいたなんて…)

女の子(これはなんとかしないといけませんね)

女の子(うまくいけばあの人も…)

男「お待たせ…どうした?考え込んで」

女の子「いえ、この鮭塩が足りないと思いまして」

男「そうか?」

女の子「えぇ」
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 14:52:33.50 ID:QhxW0oDO
女の子「さて、次は…」

男「まだ食べるのか」

女の子「当たり前じゃない」
男「程々にしとけよ?アトラクションに乗って気持ち悪くなるからな」

女の子「大丈夫よ」

男「…これ以上は見込み無いと思うけど」

女の子「何か言いましたか?」

男「あ、いや…何でも…」

女の子「あなたって人は…」
元同僚女「あ、よかった、まだ居た」

男「あ」
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 15:04:09.24 ID:QhxW0oDO
男「ど、どうも」

元同僚女「おはよう…この子は?」

男「えーっと…」

女の子「妹です」

元同僚女「へぇ、妹なんていたんだー」

男「え、まぁ…はい」

女の子「よろしくお願いします」

元同僚女「かわいい妹さんね」

男「はぁ…ありがとうございます」
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 15:09:25.58 ID:QhxW0oDO
男(おい)コソコソ

女の子(なにかしら?)

男(急に妹ってなんだよ)

女の子(怪しまれない為です)

男(怪しまれないって?)

女の子(それは…あなた、正直に知らない子とでも言う気?)

男(それは…)

女の子(自分の為にも我慢してください)

男(わ、わかった)
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 16:10:04.75 ID:QhxW0oDO
元同僚女「何を話してるの?」

男「いえ、なんでも」

元同僚女「そう?」

女の子「えぇ」

男「それで、何でしょう?」
元同僚女「あ、そうそう、あなたたち今日遊園地行く?」

男「?」

女の子「えぇ、行きます」

元同僚女「私も一緒に行っちゃダメかな?」

男「え?」

女の子「…」
171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 16:46:45.14 ID:QhxW0oDO
元同僚女「私、ここには仕事で来たのよ」

男「仕事、ですか」

女の子「…」

元同僚女「それで今日は休みなんだけど、折角だから遊園地に行きたいの」

男「はぁ」

元同僚女「でも一人で行くのも寂しいし、よかったら一緒に行かないかなって」

男「えーっと…」

元同僚女「ダメ?」

男「そのー…」

女の子「いいですよ」

男「!!」

元同僚女「本当!?ありがとう!!」
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 17:11:07.73 ID:H7/KE.I0
しえん!
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 17:27:38.44 ID:QhxW0oDO
支援ありがとうございます…学校なので書くの遅くなります

元同僚女「それじゃぁ準備してくるわね」

男「あの!!」

女の子「…」

男「おい!!なんで…」

女の子「たまにはいいじゃないですか」

男「そういう問題じゃ…」

女の子「いいから行きますよ」

男「ちょ、なんでこんなことに…」

女の子(これはチャンスです)
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 18:35:39.48 ID:QhxW0oDO
女の子(このチャンスを逃すわけにはいきませんね)

男「どうしよう…」

女の子(この人も緊張しているようですね)

男「困ったなぁ…」

女の子「大丈夫ですよ」

男「何がだよー…」

女の子「私がついてますから」

男「!!」

女の子「だから、安心してください」

男「わ、わかった」

女の子(これで弱点のメンタル面は大丈夫ね)
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 20:00:26.70 ID:QhxW0oDO
女の子「それでは行きましょう」

元同僚女「おー」

男「お、おう」

女の子「すぐ目の前なので歩いて行きましょう」

男「珍しいな、お前が歩こうなんて」

女の子「そうでしょうか?」
男「あぁ」

女の子「まぁいいじゃないですか、それより早く行きましょう」

元同僚女「あの子元気ねー」
男「遊園地ですから、テンション上がってるんじゃないですかね?」

女の子(このミッションにミスは許されません、慎重に行動しなければ)
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/09(水) 20:22:57.64 ID:tEC1R2DO
もどかしい……
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 20:47:59.67 ID:QhxW0oDO
学校終わった…寒い…


男「到着ー」

元同僚女「じゃぁチケット買いに行こ」

男「いや、俺達はチケットいらないんですよ」

元同僚女「え?どういう事?」

女の子「実はですね――」
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 21:08:35.97 ID:QhxW0oDO
女の子「――というわけです」

元同僚女「なるほどねー、そんな事があったんだ」

女の子「えぇ」

元同僚女「それにしても凄いね」

男「え?」

元同僚女「歌上手だったんだ、知らなかったよ」

男「そんな、大した事無いですよ」

元同僚女「今度聞かせてよ」
男「えーっと…」

女の子「本当に大した事無いですよ、期待する程でも無いです」

元同僚女「えー」

男「そ、そう、こいつの言う通りです」

女の子「そうですよ」

元同僚女「そっかー」

女の子(そう、あの歌は私だけの――)

女の子(…あれ!?私は何を言ってるのかしら!!)
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 21:22:00.16 ID:QhxW0oDO
女の子(まずいわね…ついあんな事を言ってしまったわ)

女の子(今日の私はお手伝い役です!!)

女の子(ここからは完全サポートですよ!!)グッ

元同僚女「面白い動きする子ね」

男「普段はあんなんじゃ無いんですけどね、どうしたんだろう…」
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 21:45:54.96 ID:QhxW0oDO
女の子「まずはあれに乗りましょう!!」

男「ジェットコースターか、お前にしてはいいセンスだ」

女の子「一言余計です」

元同僚女「私ジェットコースター好きなのよねー」

男「そうなんですか、僕もです」

元同僚女「気が合うわね」

女の子(いい感じです)

女の子「それでは乗りましょう!!」
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 21:53:15.04 ID:QhxW0oDO
男「ジェットコースターはやっぱり一番前だよな」

女の子「それではお二人が一番前に乗ってください」

元同僚女「いいの?」

女の子「どうぞどうぞ」

元同僚女「ありがと、それじゃぁ乗るね」

男「お前絶叫系苦手なだけじゃ」

女の子「いえ、実は乗った事無いのでワクワクしています!!」

男「そうか…それなら前の方が」

女の子「いえ、今は自分の役目に徹しようかと」

男「役目?」

女の子「なんでも無いです」
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 22:22:48.38 ID:QhxW0oDO
女の子(完璧…完璧な作戦です!!)ガタンガタン

女の子(我ながら怖いくらいの策士です!!)ガタンガタン

女の子(これなら簡単に事を運べそうですね)ガタンガタン

女の子(後は…あら?)キー

女の子「きゃああああああああああああ!!」
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 22:32:16.16 ID:QhxW0oDO
男「…大丈夫か?」

女の子「ダメ…もうダメよ…死んじゃう…」

元同僚女「本当につらそうね」

男「今冷たい物買ってきてやるから待ってろ」

元同僚女「あ、私が行くよ」
男「いや、俺が」

女の子「!!、二人で行ってきてください」

元同僚女「え、でも」

女の子「クレープも売ってるそうなので」

男「なんだと!?それは行かないと!!」

元同僚女「?」

女の子「その人はクレープで両手一杯になるのでお願いします」

元同僚女「わ、わかったわ、行きましょう」

男「はい!!」
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 22:38:17.39 ID:QhxW0oDO
女の子「ふふふ…こんな状態でも任務を成し遂げるなんて、流石私です…」

女の子「これは進展する、絶対進展します」

女の子「完璧です…ふふふ」
女の子「うぅ…気持ち悪いです…」
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 22:53:19.10 ID:QhxW0oDO
男「まったく、だから食べ過ぎるなと言ったのに…」

元同僚女「お兄ちゃんは大変だねー」

男「あ、あぁ、そうですね」
元同僚女「今までも苦労した?」

男「そうですね…毒舌だしわがままだしよく食べるし」

元同僚女「それは大変だー」
男「でも、やっぱり一緒に居ると楽しいんですよね」

元同僚女「シスコン?」

男「そ、そんな事無いですよ」
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 23:04:21.02 ID:QhxW0oDO
男「ほら、買ってきたぞー」
元同僚女「はいこれ」

女の子「ありがとうございます」

男「少しはよくなったか」

女の子「あなたが両手一杯に持っているクレープを食べればもっとよくなります」

男「だが断る」

女の子「むぅぅ」

元同僚女「本当に仲いいね」
女の子「!!」

男「そうですか?」

女の子「そ、そんなこと無いですよ!!」

男「…だそうです」

元同僚女「本当に面白いねー」
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 23:40:16.91 ID:QhxW0oDO
女の子(いい感じに打ち解けてきましたね、後一押しです!!)

男「次はどれにしようか?」
元同僚女「何がいいかなぁ」
女の子(私の経験上、あれが最適ですね)

女の子「あれにしましょう」
男「あれって…」

元同僚女「お化け屋敷?」
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/09(水) 23:51:12.29 ID:QhxW0oDO
男「お前、大丈夫なのか?」
女の子「何がですか?」

男「お前お化け苦手だろ?」
女の子「私は入りませんよ」
男「え?」

女の子「お二人でどうぞ」

男「どういう事――」

元同僚女「早く入ろうよー」
男「は、はい」

女の子「頑張ってください」
男「?」
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 00:05:49.12 ID:ue7bXcDO
女の子「さて、入りましたね」

女の子「これは期待大です」
女の子(前一緒に入った時…あの時のあの人は…)

女の子「いやいや、そんな事考えてる場合じゃ無いです!!」

女の子「やっと役に立てる日が来たの…完遂してみせます!!」
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 00:14:24.25 ID:ue7bXcDO
女の子(まだかなぁ…)

女の子(…いくら何でも遅すぎじゃ無いでしょうか?)

女の子「し、仕方ないですね…私も行きましょう」
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/10(木) 00:37:30.34 ID:w8VLtwDO
女の子再びKOかwwww


支援
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 00:50:18.22 ID:ue7bXcDO
支援感謝です

女の子「うぅ…勢いで入ったけど…」

女の子「暗いし不気味だし…早く出たいわ…」

女の子「いやダメよ!!あの二人を見つけないと…あら?」

女の子「人…あの二人かしら?」

お化け1「わー」

女の子「!!」
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 01:06:02.15 ID:ue7bXcDO
女の子「て、撤退です!!」

女の子「…ここまで逃げれば大丈夫ですね」

女の子「早く出ましょう…」
女の子「こっちでいいのよね…?」
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 01:14:07.69 ID:ue7bXcDO
お化け2・3・4「わー」

女の子「いやああああああああああ!!」

お化け5・6・7・8「がー」

女の子「こっち来ないでえええええええ!!」

お化け9「わ…あれ?」

女の子(そうよ…何も正直に歩く事無いわ、隠れながら行きましょう)
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 01:22:49.14 ID:ue7bXcDO
女の子(ゆっくりゆっくり)コソコソ

女の子(もうすぐ出口ね)コソコソ

女の子「出れたわー!!」

女の子「ふふふ…お化け屋敷も大した事無いですね」

女の子「…あら?そういえばあの二人は?」
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 01:33:35.33 ID:ue7bXcDO
女の子「参ったわね…はぐれてしまったわ」

女の子「…まぁいいわ、二人でいなくなったなら」

女の子(これであの人も仕事に…あら?)

女の子「あの人がいなくなったら、私どうすればいいのかしら?」

女の子「…今考えても仕方ないわね」

女の子「なるようになるわ、あの人と出会った時のように」
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 01:45:07.02 ID:ue7bXcDO
女の子「暇ね…」

女の子「先にホテルに戻ろうかしら」

女の子「…迎えに着てくれるかしら?」

元同僚女「あ、いたいたー」
女の子「あ」

元同僚女「探したよー」
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 01:54:26.13 ID:ue7bXcDO
女の子「ご迷惑おかけしました」

元同僚女「いいのよ、行きましょ」

女の子「…あの」

元同僚女「なに?」

女の子「あの人…お兄ちゃんの事どう思ってますか?」

元同僚女「どう…ねぇ」
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 01:57:04.14 ID:ue7bXcDO
元同僚女「いい人だと思うわよ?優しくて思いやりもある」

女の子(よかった…うまくいってるみたいね)

元同僚女「でもねー」

女の子「?」

元同僚女「流石に不正はいけないわよねー」

女の子「!!」
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 02:02:26.67 ID:ue7bXcDO
元同僚女「まさか彼があんな事するなんてねー」

女の子「…」

元同僚女「横領はまずいわよね、それはクビにな――」

女の子「…って」

元同僚女「え?」

女の子「黙ってください!!」
元同僚女「!?」
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 02:09:18.98 ID:ue7bXcDO
女の子「あなたはあの人の事、信じてあげられなかったんですか!!」

元同僚女「だ、だって証拠も出てるのにそんな――」

女の子「証拠?そんな物ですぐあの人が悪いと決め付けるんですか!?」

元同僚女「だって、仕方ないじゃない」

女の子「!!…この――」

男「ストップ、そこまで」

女の子「!!」
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 02:14:06.56 ID:ue7bXcDO
女の子「止めないでください!!」

男「俺の為に言ってくれてるんだよな?ありがとう」

女の子「…」

元同僚女「あの…」

男「すみません、僕の妹が迷惑かけました、失礼します…行こう」

元同僚女「あ、ちょっと!!」
女の子「…」
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 02:20:34.97 ID:ue7bXcDO
男「まったくお前は…」

女の子「…ごめんなさい」

男「急にキレるなんてお前らしくないな…どうしたんだ?」

女の子「…わかってくれないから」

男「?」

女の子「あの人も、あなたの事信じてくれない、わかってくれない…だから」

男「…そっか」

女の子「…えぇ」
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 02:42:56.56 ID:ue7bXcDO
女の子「結局、失敗しちゃったなぁ…」

男「なにがだ?」

女の子「あなた、あの人の事好きみたいだったので仲を取り持とうかと」

男「…お前は急に何を言ってるんだ?」

女の子「え?」

男「あの人とは同じ職場で働いてた、それだけだよ」

女の子「そうなの?」

男「あぁ」

女の子「本当に?」

男「しつこい!!」

女の子「そう、なんですか…」
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 02:50:04.60 ID:ue7bXcDO
眠い…


女の子「そうなの…よかったわ」

男「何が?」

女の子「な、何でもないです」

男「?、今日は本当に変だな」
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 02:53:56.80 ID:ue7bXcDO
寝よう…


男「とりあえずホテル戻ろうか」

女の子「そうね」

女の子(私が読み違えるなんて)

女の子(よくわからない人ね、本当に)
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 08:10:15.44 ID:Vb3/Fqk0
支援
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 12:01:32.69 ID:ue7bXcDO
支援感謝です

ケータイ復活


のそのそ書きます
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 12:05:23.21 ID:ue7bXcDO
女の子「これからどうしましょうか?」

男「そうだなぁ…何も考えてないな」

女の子「とりあえず西か南に行けるみたいですね」

男「どっちがいい?」

女の子「…西ですかね」

男「じゃぁ西の方の道行くか」

女の子「えぇ」
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 12:13:35.03 ID:ue7bXcDO
男「…おい」

女の子「何でしょうか?」

男「明らかにこの道間違えじゃないか?」

女の子「どうしてですか?」
男「また渋滞じゃねーか!!」
女の子「そうですね」

男「お前に任せた結果がこれだよ!!」
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 12:17:34.10 ID:ue7bXcDO
男「別にいいんだけどね…」
女の子「じゃぁ言わないでください」

男「また俺の扱いが…」

女の子「お兄ちゃんと呼ばれる方がいいですか?」

男「悪い気はしない!!」

女の子「…」

男「引くのかよ!!」
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 12:21:30.91 ID:ue7bXcDO
女の子「それじゃぁ言いますよー」

男「来い!!」

女の子「お兄ちゃん」

男「…」

女の子「どうかしましたか?」

男「足りない…」

女の子「え?」

男「何かが足りない!!」

女の子「…」
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 12:24:25.45 ID:ue7bXcDO
男「もっとこう…心を込めてくれ」

女の子「はぁ…わかりました」

男「それじゃぁもう一回!!」
女の子「お、お兄ちゃん!!」
男「くはっ」

女の子「どうですか?」

男「わ、わんもあ」

女の子「三回目からは有料です」

男「なん…だと?」
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 12:57:43.72 ID:ue7bXcDO
男「いくらだ!!」

女の子「払うんですか、予想外です」

男「男にはやらなければならない時がある…」

女の子「とりあえず、それは今じゃ無いと思います」

男「…あれ?」
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 13:07:41.91 ID:ue7bXcDO
男「というわけでお願いします」

女の子「まぁ…いいですけど、それじゃぁ行きます」

男「ちょっと待て、今シチュエーションを考える!!」

女の子「…何ですかそれ」

男「大事な事なんだ、とても」

女の子「かっこよく言わないでください」

男「いいからちょっと待ってて」

女の子「はい」
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 13:32:46.68 ID:ue7bXcDO
男「決めました」

女の子「聞きたくないですが、どうぞ」

男「ツンデレで」

女の子「…え?」

男「ツンデレ」

女の子「…前に言ったと思いますけど、私ツンデレは苦手です」

男「それがいい!!」

女の子「は?」

男「何でもないです」
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 13:45:01.29 ID:ue7bXcDO
男「お願いします」

女の子「プライド0ですね…」

男「プライドで飯が食えるか!!」

女の子「そうですか…」

男「というわけで」

女の子「わかりましたよ…行きます」

男「おう!!」
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 14:22:35.38 ID:ue7bXcDO
少年カラオケ中…


女の子「お、お兄ちゃん」

男「はい!!」

女の子「えと…お兄ちゃんなんてだいっきらい!!」

男「いきなり!?」

女の子「や、やり直します」
男(別によかったんだが、やってくれるのか
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 14:43:55.78 ID:ue7bXcDO
女の子「今度こそ、行きますよ」

男「どうぞ!!」

女の子「お兄ちゃん、今何してるの?」

男「見ての通り運転です」

女の子「ふーん…ねぇ、そんなことより遊ぼうよ」

男「!!」

女の子「べ、別に私が遊びたいからじゃなくて、お兄ちゃんが寂しそうだったから…勘違いしないでよね!!」

男「な…」
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 14:48:14.04 ID:ue7bXcDO
女の子「どうでしたか?」

男「…」

女の子「あの…」

男「これだ!!」

女の子「わっ、びっくりしました」

男「凄いぞ!!いつかのヤンデレなんか目じゃ無いレベルだ!!」

女の子「はぁ…褒められてるんでしょうか?」

男「もちろんだ!!」

女の子「そうですか、ありがとうございます」
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 15:23:56.44 ID:ue7bXcDO
女の子「もういいでしょうか?」

男「あぁ…これ以上は俺が危険だ…」

女の子「そ、そうですか…」
女の子(それって危ないの私なんじゃ…)

男「ん?どうした?」

女の子「いえ、なんでも」
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 16:24:37.29 ID:ue7bXcDO
男「しかし勿体ないな」

女の子「なにがですか?」

男「いい妹になりそうなんだがな」

女の子「そうでしょうか?」
男「あぁ、俺が言うんだから間違いない」

女の子「それは逆に怪しいですね」

男「俺、信用無いの忘れてた…」
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 16:27:12.60 ID:ue7bXcDO
女の子「妹になって差し上げてもいいですよ」

男「本当か!?」

女の子「えぇ、ただし妹になるからには妹としての権利をいただきます」

男「権利?」

女の子「えぇ」

男「なんだそれ?」
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 16:30:50.92 ID:ue7bXcDO
女の子「その1、兄は妹の所有物として扱う」

男「俺は物か!?」

女の子「その2、兄は妹の言うことを従順に聞く」

男「今度は奴隷か!!」

女の子「その3、妹は魔法少女」

男「それは権利とは違う!!ただの設定だろ!!」

女の子「文句が多いですね」
男「俺が悪いの!?」
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/10(木) 17:04:55.11 ID:PRBTe2DO
面白い 期待
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 18:53:21.26 ID:ue7bXcDO
女の子「以上の条件を飲めば妹になってもいいですよ」

男「遠慮します」

女の子「…私では不満ですか」

男「いや、そういうわけじゃ無いんだけど」

女の子「そうですか?じゃぁなんでですか?」

男「それはだな…」

女の子「それは?」

男「お、俺には勿体ないと思って」
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 18:57:00.33 ID:ue7bXcDO
女の子「そうですか…それもそうですね」

男「そうだろ?」

女の子「わかりました、それではあなたには一流の兄になってもらいましょう」

男「…今度は俺ですか」
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 19:03:00.74 ID:ue7bXcDO
女の子「その1、兄は妹のピンチに0.5秒で駆け付ける」

男「人外じゃねぇか!!」

女の子「その2、兄は妹の買い物には全て出資する」

男「それ兄じゃなくておじさんだろ!!危ない意味で!!」

女の子「その3、兄はファンタジー世界の英雄」

男「もう兄妹じゃないよ!!つか妹が魔法使いで兄が英雄とか欲張りすぎだろ!!」

女の子「以上が兄の条件です」

男「…俺に出来ると?」

女の子「頑張ってください」
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 19:20:39.68 ID:ue7bXcDO
男「兄になるのは辞退させていただきます…」

女の子「そうですか、残念です」

男「本当にな…」

女の子「それでは私も妹になれないという事ですね?」

男「まぁ、そうなるな」

女の子「そうですか…」
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 20:49:54.69 ID:ue7bXcDO
学校終わったー


女の子「あなたの妹というのもなかなかいいかも知れないわね」

男「そうか?」

女の子「えぇ、楽しそうだわ」

男「そうか」

女の子「でも週一くらいでいいわ」

男「え、なんで」

女の子「それはー…まぁいいじゃない」

男「何か傷付くぞそれ!!」
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/10(木) 20:52:00.94 ID:OcDTEBco
おかえり
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 20:56:31.67 ID:ue7bXcDO
女の子「兄妹だと今のような関係も少しは違う感じになってると思います」

男「そうか?」

女の子「はい」

男「今の感じがいいのか?」
女の子「…そうね、今のままがいいわ」

男「そうか」
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 21:02:38.81 ID:ue7bXcDO
ただいまです


女の子(そうよね、無理に今の状況を無理に変える必要なんか無かったわ)

女の子(この人が前の職場に戻ってもいいとは限らないし…)

女の子(これで、いいのよね?)

男「渋滞進まないー」

女の子「何とかしてください」

男「いや、無理だから!!」
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 21:30:31.16 ID:ue7bXcDO
男「あー…進まないー…」

女の子「我慢です」

男「でもー…暇ー…」

女の子「それではしりとりでもしますか」

男「えー…でも俺弱いからなー…」

女の子「じゃぁやりますか」
男「俺の話聞いてくれ」
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 21:33:02.92 ID:ue7bXcDO
男「じゃぁ俺から行くぞ」

女の子「り、からどうぞ」

男「じゃぁ…リンパ腺!!」

女の子「ん、ですね…ん?」
男「ん?」

女の子「…」

男「…」
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 21:36:20.31 ID:ue7bXcDO
女の子「やっぱり私から行きます」

男「はい、ごめんなさい」

女の子「ではオーソドックスにりんご」

男「ご…ゴング!!」

女の子「ぐーぐる」

男「ルビー」

女の子「ビール」

男「ルビー!!」

女の子「…」

男「…あれ?」

女の子「やっぱりやめましょうか」

男「そうだな…」
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 21:50:06.84 ID:ue7bXcDO
男「うー…あー…」

女の子「本当に暇そうですね」

男「お前は平気なのか?」

女の子「えぇ、見たこと無い景色を見るのは楽しいわ」

男「そうかー、俺はもうこの景色は見飽きたな…全然動かない…」

女の子「だらし無いですね、もっとやる気出してください」

男「無理ー」

女の子「それは困りましたね」
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 21:54:35.55 ID:ue7bXcDO
女の子「何かやる気が出る方法は無いんですか?」

男「…ゲーム」

女の子「え?」

男「ゲーム、やりたい」

女の子「車の中じゃ無理ですよ」

男「前方右側を見よ」

女の子「なんですか?あれ」
男「ネカフェだ」

女の子「ねかふぇ?」
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 21:58:31.23 ID:ue7bXcDO
女の子「ここは何をする施設なんですか?」

男「ネット、ゲーム、ビリヤード、ダーツなど様々な遊びを提供する施設でございます、姫」

女の子「姫ってなんですか気持ち悪いです」

男「…」

女の子「でも楽しそうね」

男「行くか?」

女の子「と言いつつもう右折準備万端ね」

男「まぁな!!」

女の子「それでは行きましょう」
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 22:11:12.41 ID:ue7bXcDO
店員「いらっしゃいませー」
男「そういえばカード作らないといけないんだった」

女の子「そういうものなの?」

男「会員制だからな」

女の子「そう」

男「すみません、初めてなんですけど」

店員「それではカード作りますのでこちらに記入をお願いします」
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 22:17:20.51 ID:ue7bXcDO
女の子「えーっと…」

男(…そういえばこいつの名前すら知らない訳だが今なら)

女の子「分かってると思いますが覗いたら命の保障は無いですよ」

男「ですよねー…」

女の子「ここと、ここと…」
男(気になる…)
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 22:39:31.17 ID:ue7bXcDO
DQ3面白い…同時に出来たらいいのに…


男(こっそり見ればばれないかな…?)

男(慎重に、慎重に…)

女の子「それ以上は許しませんよ」

男「はい…」
243 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 22:48:28.06 ID:ue7bXcDO
女の子「出来た」

店員「それではお預かりします、それと身分証明出来る物をお願いします」

女の子「それじゃぁこれで」
店員「お預かりします、少々お待ちください」

男「何を渡したんだ?」

女の子「…保険証です」

男「ふーん」
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/10(木) 23:02:08.13 ID:ue7bXcDO
女の子「あなたはもうカードあるのね」

男「まぁな、ここの他にも後5種類程」

女の子「すごいわね…」

男「社会人ならこの位結構いると思うぞ」

女の子「なんで?」

男「家帰るの面倒とか、飲んで終電逃した時とか使うからな」

女の子「あなたは?」

男「前者かな」
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 00:07:04.28 ID:Tm65/kDO
店員「登録完了しました、続いてご利用時間をお願いします」

男「そうだなー…6時間で」
女の子「…それって朝までじゃないかしら?」

男「そうだな」

女の子「そんなにやる事あるの?」

男「あぁ、足りないくらいだ」
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 00:31:00.50 ID:Tm65/kDO
男「ドリンクバー付いてるから飲み物取りに行こう」

女の子「えぇ」

男「さて、何を飲もうか」

女の子「これなら一つしか無いですね」

男「どれだ?」

女の子「緑茶です!!」

男「…」

女の子「どうしたんですか?」

男「何か…お前って女らしく無いよな」

女の子「!!」
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 00:36:46.29 ID:Tm65/kDO
女の子「じょ、冗談です」

男「え?」

女の子「やっぱりオレンジジュースですよね」

男「子供っぽいんだな」

女の子「!!」

男「?」

女の子「もう何ならいいんですか!!」

男「逆ギレかよ!!」
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 00:46:06.17 ID:Tm65/kDO
男「まぁ…正直何でもいいんだが」

女の子「…」

男「えっと…あえて選ぶならコーヒーとか」

女の子「そうですか、ではコーヒーにします」

男「そうですか…」

女の子「それじゃぁ行きましょう」

男「あぁ」
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 01:01:07.15 ID:Tm65/kDO
男「よし!!ゲームだ!!」

女の子「どれをやりましょうか?」

男「そうだな…まずはこれだな」

女の子「パーティーゲームですか」

男「一緒にやろうぜ」

女の子「いいですよ、やりましょう」
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 01:03:34.00 ID:Tm65/kDO
女の子「…何ですかその株の買い方」

男「そういう戦術だ」

女の子「うぁ、このゾーン高い物件ばかりです」

男「踏んだら痛いぞー」

女の子「あ…1…」

男「ごちそうさまです」
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 01:13:00.41 ID:Tm65/kDO
女の子「あぁ、私の買ってた株が暴落です」

男「今のうちにここを買い占めてー」

女の子「うっ…また一歩も進めない状況に…」

男「乗っ取り乗っ取りー」

女の子「あ、それ私の物件です!!」

男「もう遅いっ」

女の子「なんと大人気ない…」
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 01:15:14.44 ID:Tm65/kDO
女の子「うぅ…ダントツのビリです…」

男「まぁこんなもんか」

女の子「というか全部買い占めって、どんなプレイしたらこんな事が…」

男「次のやろうぜー」

女の子「今度こそ…」
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 01:18:16.35 ID:Tm65/kDO
男「いくぞー」

女の子「どうぞ」

男「よっ」

女の子「なっ、こんな変化するボール初めて見ました」

男「ただのカーブだろ」

女の子「次こそ…あ、打ち上げた」

男「はいアウトー」

女の子「ま、まだここからです」

男「ほれほれー」

女の子「当たらないー…」
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 01:37:25.00 ID:Tm65/kDO
男「読み切った」

女の子「またホームラン…これで12回連続…」

男「どんどん来ーい」

女の子「なんか、バッティングセンターみたいですね…えいっ」

男「ほい」

女の子「13回連続…」

男「これはもうコールドだな」

女の子「先が見えたので次のやりませんか…」

男「最後までやるのがスポーツマンシップってやつだ」

女の子「うぅぅ…」
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 01:39:59.70 ID:Tm65/kDO
女の子「250対0…もう別のスポーツみたいですね」

男「結局コールドか、最終回までやりたかった」

女の子「そんな事したらたぶん泣いちゃいますよ…」

男「仕方ないな、それじゃ次だ」
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 01:45:50.43 ID:Tm65/kDO
女の子「ツイストサーブ!!」
男「その程度の変化じゃだめだな」

女の子「あ、逆サイドに…」
男「すぐ真ん中寄らないと」
女の子「むぅ…えいっ」

男「甘いな」

女の子「ボレー!?」

男「油断したな」

女の子「攻略法が見つからない…」
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 08:37:43.55 ID:Tm65/kDO
また寝てたー…


男「ほれー」

女の子「1セットも取れない…」

男「お前本当にゲーム弱いな…」

女の子「仕方ないでしょ、一ヶ月に一回くらいしかやらないしそんなに種類やってないのよ」

男「そうなのか」

女の子「あなたはどのくらいやってるの?」

男「家にゲーム機無いからネカフェ来た時寝るまで」

女の子「それでこの実力…」
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 08:45:03.22 ID:Tm65/kDO
男「お前漫画とか読むの?」
女の子「多少は」

男「ここなら読み放題だから何か選んでくれば?」

女の子「そうなんですか、それではちょっと行ってきます」

男「おーう」
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 08:49:44.74 ID:Tm65/kDO
女の子「戻りました」

男「お、それか」

女の子「はい、主人公の女の子が好きでして」

男「キメ台詞がかっこいいよな、一度死んでみろ!!だったか」

女の子「だいたいあってます」

男「あれ?でもお前怖いのダメなんじゃ」

女の子「漫画とかは大丈夫なんですけどね…」

男「そういうもんなの?」

女の子「はい、正直自分でも不思議です」
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 08:57:05.15 ID:Tm65/kDO
女の子「あなたはパソコンですか」

男「おう、最近やってなかったからな」

女の子「これは?」

男「まぁ、モンスターを狩ってレベルを上げるよくあるタイプの奴だな」

女の子「レベル上げって大変なんですか?」

男「まぁなー、転生前ならそんなでも無いけど転生すると俺のペースじゃ三日で1レベルくらいしか上がらないな」

女の子「そんなに…」

男「オンラインゲームなんてそんなもんだよ」
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 09:04:05.90 ID:Tm65/kDO
女の子「キャラクターの名前とかどうやって決めるんですか?」

男「インスピレーションかアニメやゲームのキャラから借りるとかかな」

女の子「あなたのキャラクターは?」

男「ゲームのキャラクターの名前だな、○ボタンでガッツが続く限り連続攻撃出来るいい奴だった」

女の子「はぁ」

男「でも仲間にするとフリーバトルが出来なくて靴を自分で作らないといけないのが面倒だったな」

女の子(全然話についていけないわね…)
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 09:50:05.16 ID:Tm65/kDO
女の子「何か光ってますね」
男「レベルがカンストするとこうなる」

女の子「どれくらいかかったんですか?」

男「1年くらいかなぁ」

女の子「それって早いんですか?」

男「さぁ…ずっとソロだったし」

女の子「!!」

男「ん?」

女の子「いえ、何でも無いです」

女の子(ネットゲームって一人でやる物じゃ無いのでは…)
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 10:14:19.66 ID:Tm65/kDO
男「さてと…ん?」

女の子「…」スー、スー

男「寝ちゃったか」

男(最近寝入りが早いな…やっぱり疲れてるんだろうか?)

男(俺は慣れてるけどやっぱり慣れてないと長時間車に乗るのは疲れるよな)

男(…連れ回してて大丈夫なんだろうか?)

男(でもこいつが望むなら俺には止められない…)

男(でも、本当にいいのかな?)
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 10:19:22.38 ID:Tm65/kDO
男(いや…結局俺の勝手だな)

男(俺が一人になりたくないだけだ)

男(このままじゃダメなんだろうなぁ)

男(でももう少し…もう少しだけ…)
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 10:45:41.16 ID:Tm65/kDO
男「おーい」

女の子「ん…」

男「もう出る時間だぞー」

女の子「あら…私寝てたの…?」

男「あぁ、2時間くらいな」
女の子「そう…」

男「それじゃ行くぞ」

女の子「はい」
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 11:07:34.96 ID:Tm65/kDO
男「やっぱり久しぶりのゲームはいいな、癒される」

女の子「私は負けっぱなしで全然癒されてないですけどね」

男「二人でやることに意義があるんだよ」

女の子「私とやるよりコンピューターとやった方が歯ごたえありそうですけどね」

男「まぁ、確かにな」

女の子「…次は負けません」
男「本当に負けず嫌いだな」
女の子「あなたもね」
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 12:12:04.62 ID:Tm65/kDO
男「そういえば」

女の子「なんでしょうか?」
男「お前結局コーヒー飲んでないよな」

女の子「!!」

男「前に苦いのは苦手って聞いたな」

女の子「そ、それは…ですね」
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 12:27:17.63 ID:Tm65/kDO
女の子「仕方ないでしょ!!」
男「また逆ギレですか」

女の子「大体あんな苦い物飲める方がおかしいんです!!」

男「おい、コーヒー大好きっ子の俺に謝れ」

女の子「むしろあなたが謝ってください」

男「なんでだよ!?」
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 12:35:25.41 ID:Tm65/kDO
女の子「私はオレンジジュースが好きです」

男「それは出会った時に何となくわかってる」

女の子「そんな昔の事よく覚えてますね」

男「お前が忘れすぎなんだよ…」

女の子「そうでしょうか?」
男「自覚無しとは…」
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 12:50:21.54 ID:Tm65/kDO
女の子「失礼ですね、私は一昨日の事くらいまでなら余裕で覚えてますよ」

男「随分最近だな」

女の子「じゃぁ一昨日と8時間前で!!」

男「本当か?」

女の子「うっ…」

男「本当だな?」

女の子「…はい」

男「それじゃぁ一昨日の昼何食べた?」

女の子「…少々お待ちください」
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 12:56:04.21 ID:Tm65/kDO
女の子(一昨日は遊園地に行った…お昼は…)

女の子(おかしい…お昼頃の記憶が曖昧だわ)

女の子(これは…)

男「そろそろお答えください」

女の子「ら、らーめん…」

男「残念、正解はタイミング逃して食べてないでした」

女の子「!!」
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 13:13:11.46 ID:Tm65/kDO
男「じゃぁ俺がハンバーグ食べたファミレスでお前何食べた?」

女の子「チョコレートパフェです」

男「いや、パスタの方…」

女の子「チョコレートパフェです」

男「そうだな、チョコレートパフェだったな…はぁ」
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 13:32:24.29 ID:Tm65/kDO
男「何でパフェは覚えてる」
女の子「これを見てください」

男「メモ帳?」

女の子「これは今まで食べたパフェを記録したものです」

男「そんな事してたのか」

女の子「あのパフェはなかなかでした…」

男「その話、長くなるのか?」

女の子「特にあのクッキーがー…」

男「もう聞いてないし…」
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 14:06:59.10 ID:Tm65/kDO
女の子「このパフェはですねー」

男「へいへい…」

女の子「聞いてますか!?」

男「聞いてるよー」

女の子「その調子だと聞いてませんね」

男「聞いてるってー」

女の子「そうですか?それでですね」

男(…長い)
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 14:49:21.25 ID:Tm65/kDO
女の子「まぁ、こんなところですかね」

男(1時間は話してたぞ…)
女の子「これであなたも立派なパフェ好きです!!」

男「いや、逆にパフェはしばらくいい…」

女の子「あら?」
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 14:58:05.85 ID:Tm65/kDO
女の子「というわけでパフェが食べたくなりました」

男「当店では取り扱っておりません」

女の子「どこかにレストラン無いかしら」

男「そんな都合よく転がってるわけ無いだろ」

女の子「じゃぁ出してください」

男「出来るか!!」
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 15:03:21.35 ID:Tm65/kDO
女の子「むぅぅ」

男「わかったわかった、探すからとりあえず我慢してくれ」

女の子「…仕方ありませんね」

男「本当、わがままなんだから」

女の子「また、言いましたね」

男「うっ…」
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 16:51:11.01 ID:Tm65/kDO
アニメイト行ったらお金が飛んだ…


男「痛い…」

女の子「そうでしょうね」

男「誰か俺にやさしくしてくれ…」

女の子「それは無理じゃないでしょうか」

男「なんで?」

女の子「私が許しません」

男「何でだよおおおおおおおおおお!!」
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 16:53:26.03 ID:Tm65/kDO
男「しかしお前の暴行にも慣れてきたな」

女の子「聞き捨てなりませんが、慣れてしまいましたか」

男「?」

女の子「ついにあなたもそっち側の人間に…」

男「何故そんな話に!?」

女の子「大丈夫です、私はあなたの性癖とかそういうのどうでもいいですから」

男「追い撃ちかけるなあああああああああああ!!」
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 16:56:16.51 ID:Tm65/kDO
女の子「レストラン無いですねー…」

男「そうだなー」

女の子「もっとやる気を出して探してください」

男「そんな事言われてもな」
女の子「それでは見つけたらお礼を差し上げます」

男「なんだ?」

女の子「…その時考えます」
男「…」
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 16:59:24.15 ID:Tm65/kDO
男(これはチャンス)

男「それじゃ見つけたら俺のお願いを聞くってのはどうだ?」

女の子「いいですけど、お願いってなんですか?」

男「それは見つけてからだ」
女の子「はぁ…そうですか」
男「俄然やる気が出てきたぜ!!」

女の子「頑張ってください」
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 18:29:24.08 ID:Tm65/kDO
学校…
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/11(金) 18:32:05.99 ID:Agosp.DO
>>282
いってらノシ
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 18:51:37.00 ID:AcE9JU20
前スレから追いついた

支援
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 20:29:36.26 ID:Tm65/kDO
学校オワター、支援感謝です


>>284 前スレからとは…ありがとうございます


のろのろ書いていきます
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 20:39:34.52 ID:Tm65/kDO
女の子「無いですね…」

男「見つけてみせる、絶対にだ」

女の子「本気すぎて怖いです」

男「む?」

女の子「どうしました?」

男「今、建物の間にそれっぽいの見つけた」

女の子「本当ですか?」

男「俺の眼に狂いは無い!!」
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 20:41:45.80 ID:Tm65/kDO
男「あった!!」

女の子「本当にあるとは…」
男「これから俺の事は千里眼と呼んでくれ」

女の子「邪鬼眼の間違いじゃなく?」

男「違うよ!!」
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 20:43:42.01 ID:Tm65/kDO
男「よし、入るぞ」

女の子「はい、千里眼さん」
男「…」

女の子「どうしました?千里眼さん」

男「…やっぱりやめよう」

女の子「なんでですか?千里眼さん」

男「俺が悪かったからやめてええええええええええ!!」
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 20:46:57.22 ID:Tm65/kDO
女の子「最初から言わなければいいのに」

男「本当に言うと思わないだろ…」

女の子「いえ、あなたの言うことを聞く約束だったので」

男「え?」

女の子「さっきので終わりですね」

男「!!」
290 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 20:50:07.09 ID:Tm65/kDO
男「断固抗議する!!」

女の子「却下です」

男「だが断る!!」

女の子「相変わらずの執念ですね…」

男「お前が折れるまで、俺は抗議するのをやめない!!」

女の子「…わかりましたよ」
男「やったああああああああああ!!」

女の子「…」

男「そんな冷たい眼で見るなよおおおおおおおお!!」
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 20:53:59.49 ID:Tm65/kDO
女の子「それで、結局何がお望みなんですか?」

男「うむ、ずばり!!」

女の子「ずばり?」

男「妹キャラリターンズだ」
女の子「…」

男「そんな眼をしても今の俺には効かん」

女の子「あなたって本当に…」

男「だがそれ以上言うな!!傷付くぞ!!俺が!!」

女の子「…」
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 20:57:23.37 ID:Tm65/kDO
男「ファミレスに入ってる間はずっとだぞ?」

女の子「こんな辱め初めてです」

男「なにそれエロい」

女の子「…」

男「あ、ちょ、ごめ…ぎゃあああああああああ!!」

女の子(この人、本当に大丈夫なのかしら…)
293 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 21:00:56.42 ID:Tm65/kDO
男「では行こうか」

女の子「さっきのダメージを物ともしない上に素晴らしい笑顔ですね」

男「当たり前だ!!俺の夢が再び!!」

女の子「そうですか…」

男「では契約通り頼んだぞ」
女の子「承知しました」
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 21:08:01.53 ID:Tm65/kDO
店員「いらっしゃいませー」
男「二人で、禁煙」

店員「こちらへどうぞー」

女の子「…ねぇ」

男「…」

女の子「あの…」

男「…」

女の子「…お兄ちゃん」

男「なんだ?」

女の子「早速やめたいです…」

男「ダメ」
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 21:17:11.03 ID:Tm65/kDO
男「さぁ、何食べる?」

女の子「…イス」

男「ん?なんだって?」

女の子「オムライス」

男「!!」

女の子「ど、どうしたの?えっと…お兄ちゃん」

男「いい…いいぞ!!」

女の子「?」

男「完璧な選択だ、その調子で頼む」

女の子「はぁ…」
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 21:33:17.46 ID:Tm65/kDO
店員「注文お伺いします」

男「和風ハンバーグとオムライス一つずつ」

店員「かしこまりましたー」
女の子「…」

男「どうした?元気無いぞ?大丈夫か?」

女の子「そのお兄ちゃんキャラやめてください」

男「何を言ってるんだ?俺はお兄ちゃんだぞ?」

女の子「すっかりなりきってる…」

男「さぁ妹よ、もっと甘えていいぞ」

女の子「もう嫌…」
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 21:37:38.48 ID:Tm65/kDO
店員「お待たせいたしましたー」

男「来たぞ」

女の子「えと…わーい、美味しそう!!」

男「ナイスだ!!」

店員「…」

女の子「な、なんでも無いので…」

店員「は、はい、失礼します」

男「さ、食べよう!!」

女の子「はい…」
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 21:41:20.18 ID:Tm65/kDO
男「どうだ?美味しいか?」
女の子「う、うん、すっごく美味しいよ、お兄ちゃん!!」

男「そうか、それはよかった」

女の子「はぁ…」

男「いいなぁ…こういうのいいな!!」

女の子(もう変態の域ですねこの人…)
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 21:43:52.67 ID:Tm65/kDO
男「俺も食べたいな」

女の子「いいよ、お兄ちゃん」

男「じゃぁお願いします」

女の子「え?」

男「わかっているな?」

女の子「何がですか?」

男「このシチュエーション…何をするべきかわかっているな?」

女の子「…まさか」
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 21:53:40.66 ID:Tm65/kDO
男「さぁ来い!!」

女の子「本当にやらないとダメですか?」

男「お前は、なんだ?」

女の子「妹です…」

男「ならばわかってるはずだ」

女の子「うぅ…何でこんな事に」
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 22:02:38.02 ID:Tm65/kDO
女の子「それではいきますよ…」

男「おう!!」

女の子「お、お兄ちゃん!!あーん!!」

男「…うまい」

女の子「そ、そう、よかったわ」

女の子(精神的にもう限界です…)
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 22:07:28.34 ID:Tm65/kDO
女の子「パフェ頼もう…」

店員「ご注文どうぞー」

女の子「フルーツパフェとモンブランとチョコレートケーキを」

男「そんなに食べるのか」

女の子「当たり前です!!この精神攻撃を乗り切るには糖分か足りな過ぎます!!」

男「そんな大袈裟な」

女の子「よく言いますね…」
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 22:10:31.78 ID:Tm65/kDO
店員「お待たせしましたー」
男「うまそうだな」

女の子「あげませんよ」

男「いいじゃないか、少しくらい」

女の子「許すとまたやらされそうなので嫌です」

男「それは妹としてどうなんだ?」

女の子「現代の妹なんてこんなものですよ」

男「リアルだな…」
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 22:13:54.63 ID:Tm65/kDO
女の子「美味しいです」

男「…」

女の子「そ、そんな眼をしてもあげませんよ」

男「頼むよー、一口だけ!!」
女の子「しかしですね…」

男「もうこんなチャンス無いかもしれないからいいだろー」

女の子「…わかりましたよ」
男「お前、本当にいい妹だな」

女の子「もうどうにでもなれです…」
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 22:24:43.72 ID:Tm65/kDO
女の子「はい、お兄ちゃん、あーん」

男「あーん!!」

女の子「これもどうぞ」

男「あー、ん」

女の子「最後にこれもどうぞ」

男「ちょ、早…」

女の子「あーんです」

男「もご…もご…」
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 22:27:06.97 ID:Tm65/kDO
男「苦しい…死ぬかと思った」

女の子「ごめんなさいお兄ちゃん!!大丈夫?」

男「…」

女の子「あ、あの」

男「いい!!もう全部許す!!」
女の子「…そうですか」

男「あぁ!!」
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 22:56:41.14 ID:Tm65/kDO
男「ところで」

女の子「なんですか?お兄ちゃん」

男「もう素でお兄ちゃんって呼んでるな」

女の子「なっ!?」

男「お前も立派な妹になったなぁ」

女の子「も、もう我慢できません…奥の手です!!」

男「奥の手?」
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 23:25:59.58 ID:Tm65/kDO
女の子「あなたは忘れているようですね」

男「何をだ?」

女の子「私は妹…つまり!!」
男「つまり?」

女の子「妹としての権利!!そしてあなたには兄の条件があるのです!!」

男「…何だっけそれ?」

女の子「あれ!?」
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/11(金) 23:38:05.11 ID:Tm65/kDO
プッチンプリンウマー


女の子「ですから私はー…」
男「さて、そろそろ行くか」
女の子「え」

男「支払いしとくぞー」

女の子「ちょ、ちょっと待ってー…」

男「俺に任せろー」

女の子「うぅ…逃げられました…」
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 00:03:32.48 ID:PzEAUwDO
女の子「もう本当に一生やりません…」

男「えー、何でだよ」

女の子「聞く必要無いと思うのですが」

男「まぁそう言わずまた頼むよ」

女の子「断固拒否させていただきます」
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 00:33:04.73 ID:PzEAUwDO
男「さて、さっさと次の街に向かうかぁ」

女の子「しかし道が混んでますね」

男「そうだなぁ…」

女の子「何か、私達渋滞に捕まってばかりじゃないでしょうか?」

男「そうだなー…何かの呪いか?」

女の子「…そうかもしれませんね」

男「え?」
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 00:58:01.84 ID:PzEAUwDO
女の子「私は今の状態がいつまでも続けばいいと思っているわ」

男「ほー?」

女の子「つまり、必然的にあなたの運転時間は長くなるわ」

男「そうだな」

女の子「しかし道路には限りがあるわ」

男「そりゃそうだ」

女の子「それを無理矢理延ばす為の渋滞なのよ」

男「そっかー」

女の子「えぇ」

男「…」

女の子「…」

男「そんな呪いいらねええええええええええええ!!」
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 01:19:35.76 ID:PzEAUwDO
男「お前、超能力だけじゃなくて呪いも扱うのか…凄いな」

女の子「いえ、呪いは違うと思いますが…」

男「いや、もう俺には呪いとしか思えない」

女の子「相変わらず思い込んだら凄いですね」

男「お前の呪いって何したら払えるんだ?」

女の子「そうですねー…」
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 01:28:30.30 ID:PzEAUwDO
女の子「まず、私に優しくするといいと思います」

男「具体的に!!」

女の子「うーん…あ、ジュース飲みたいです」

男「自販機どこだあああああああああああああ!!」

女の子(本気で信じるなんて…)

女の子(この人、オカルト系は全部信じるんですかね?)
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 01:49:25.52 ID:PzEAUwDO
男「姫!!オレンジジュース買って参りましたぞ!!」

女の子「えっと…ご苦労様です」

男「次は何がご所望で!?」

女の子「お菓子が食べたいです」

男「承知致しました!!すぐにコンビニを見つけます!!」

女の子(流石にやりすぎですかね?)

女の子(…いえ、ファミレスでは酷い事になりましたからね、ここは復讐させていただきます)
316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 02:12:13.47 ID:PzEAUwDO
男「コンビニはどこだー!!」
女の子(単純にも程があると思いますが…)

男「あ、姫!!コンビニを発見しました!!」

女の子(この人はもう極地って感じですよね)

男「待っていてください姫!!俺が買ってきますから!!」
女の子「いえ、自分で選びたいので自分で行きます」

男「自分から動くなんて、流石姫です!!」

女の子「…」
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 02:34:00.50 ID:PzEAUwDO
女の子「これと、これと」

男「姫!!俺がお持ちします!!」

女の子「…あの」

男「なんですか!?」

女の子「店内でその呼び方はやめてください」

男「失礼しました!!黙ってます!!」

女の子「…」

男「…」

女の子(本当に面白いわねこの人、ちょっと面倒だけど)
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 10:33:21.24 ID:PzEAUwDO
女の子「…」

男「次はどうしましょか!!」
女の子「もういいと思うけど」

男「それじゃぁ呪いは?」

女の子「解けたと思います」
男「そうか、よかったー」

女の子(流石にこれ以上は申し訳ないですからね)

女の子(…大事にされてるみたいで悪い気はしなかったですけど)
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 10:35:58.09 ID:PzEAUwDO
男「…おい」

女の子「なんでしょうか?」
男「俺の呪いは解けたんだよな?」

女の子「えぇ」

男「それで、今の状況は?」
女の子「見事な渋滞ですね」
男「なんでだよおおおおおおおおおおおお!!」
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 10:38:40.89 ID:PzEAUwDO
女の子(まぁ、普通に考えたらそうですよね)

男「何故だ…何故にこうも…」

女の子(ここはごまかしますか)

女の子「単純に考えて」

男「?」

女の子「運が悪いんじゃ無いでしょうか?」

男「…確かにそうかもな」

女の子「?」
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 10:51:25.40 ID:PzEAUwDO
男「今思えばツイてないよなー」

女の子「なにがですか?」

男「お前がこの車に乗ってから」

女の子「!!」

男「でもさー」

女の子「…私は」

男「ん?」

女の子「私は、やっぱり迷惑かけてたんですね」
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 10:55:54.37 ID:PzEAUwDO
男「いや、そうじゃ無くて…」

女の子「私は結局…」

男「落ち着けって、俺の話を聞け」

女の子「?」

男「俺は、ツイてないが後悔はしてないぞ?」

女の子「でも…」

男「それに、お前と出会えたのは俺にとってすごいツイてる事だ」

女の子「!!」

男「そのせいでしばらくツイてないだけだろ、だから気にする必要は…」

女の子「…そう、ですか」

男「あぁ、そうだな」

女の子「…わかりました」
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 11:18:12.80 ID:PzEAUwDO
女の子「そうですよね」

男「え?」

女の子「私に出会えるなんて人生で一度あるか無いかくらいの奇跡です」

男「…」

女の子「なのでもっと喜んでいただいてもいいですよ?」

男「調子に乗るなああああああああああああ!!」
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 11:39:14.84 ID:PzEAUwDO
男「お前はその性格をもう少し何とかした方がいいと思うんだ」

女の子「この手の話何回目ですかね?」

男「そもそもお前はだな…」
女の子「あ、そうだ、おせんべいも買ったんですが一枚どうですか?」

男「お、食べる」

女の子「どうぞ」

男「ありがとう!!」

女の子「…あなたはずっとそのままでいいです」
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 12:15:18.58 ID:PzEAUwDO
男「せんべいウマー」

女の子「そうですか」

男「この醤油がなんとも…」
女の子「そうですか」

男「調度いい固さだし…」

女の子「そうですか」

男「…日本人はやっぱりせんべいだよな」

女の子「そうですか」

男「…もっと」

女の子「?」

男「もっと反応しろよおおおおおおおおお!!」
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 12:33:17.04 ID:PzEAUwDO
男「お前は会話を盛り上げる気は無いのか!?」

女の子「そう言われましても、私そういうのは苦手でして」

男「これはまずいな…」

女の子「なにがですか?」

男「俺が寂しい」

女の子「は?」

男「俺が、寂しい」

女の子「いえ、聞き取れなかったわけじゃなくて」

男「大事な事なので」

女の子「はぁ…」
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 12:53:49.46 ID:PzEAUwDO
男「というわけで盛り上げてくれ」

女の子「そんな急に言われましても」

男「大丈夫、お前ならできる!!」

女の子「…根拠は?」

男「特にない!!」

女の子「…」

男「どうした?」

女の子「いえ、何でもないです、頑張ります」

男「おう!!」
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 13:17:00.90 ID:PzEAUwDO
男「それじゃぁ基本的な会話からいくぞ」

女の子「どうぞ」

男「今日はいい天気だな」

女の子「そうですね」

男「しかし少し寒いな」

女の子「そうですね」

男「明日は雨かなー」

女の子「そうですね」

男「違うって言ってんだろおおおおおおおおおおお!!」
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 13:33:33.85 ID:PzEAUwDO
男「お昼の番組じゃ無いんだぞ!!もっと言う事あるだろ!!」

女の子「いえ、そもそも会話が苦手なので」

男「コミュニケーション能力皆無か!!」

女の子「…それはあるかもしれませんね」

男「そんな悲しい事自分で認めるなああああああああああ!!」
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 13:44:58.54 ID:PzEAUwDO
男「もっと頑張ろうぜー…」
女の子「これでも努力してるんですけどね」

男「お前前にご近所で評判の何とかって言ってただろ」

女の子「申し訳ありません、過去は捨てるタイプですので」

男「いや、捨てすぎだろ」

女の子「そうでしょうか?」
男「せめて日常会話くらい保存しておこうぜ…」

女の子「私のHDDはそんなに容量無いので」

男「いくつくらいだよ」

女の子「2Mくらいですかね?」

男「SD以下ですか…」
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 14:05:18.98 ID:PzEAUwDO
女の子「過去を振り返ってもいい事なんて無いですよ」

男「またお前は…」

女の子「あるのは黒歴史ばかりですよ?」

男「!!」

女の子「中学生の頃、あなたは友達が欲しくて体育の時間…」

男「言うなあああああああああ!!ていうか何で知ってるんだよおおおおおおおおおお!!」

女の子(適当に言ったのにまさか当たるとは)
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 14:22:37.69 ID:PzEAUwDO
女の子「さらに給食ではー」
男「うわああああああああああああ!!」

女の子「合唱コンクールではー」

男「やめろおおおおおおおおおおおお!!」

女の子「そして卒業式でー」
男「ぎゃあああああああああああああああ!!」

女の子(この人、本当に黒歴史ばかりですね…少し不安です)
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 14:42:09.08 ID:PzEAUwDO
男「過去なんて嫌いだ…過去なんて…」

女の子「すっかりネガティブモードですね」

男「タイムマシーンを用意しろ!!ちょっと過去の俺を矯正してくる!!」

女の子「そうすると今の自分が無くなっちゃうんじゃないですかね?」

男「なん…だと?」
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 14:58:11.81 ID:PzEAUwDO
女の子「まぁまぁ落ち着いてください」

男「お前のせいだぞ…」

女の子「なにがですか?」

男「お前が俺の過去の醜態をえぐるように話すから!!」

女の子(勝手に落ち込んだだけだと思いますが)

男「責任取れえええええええええ!!」

女の子「はぁ…どうやって?」

男「それはー…どうやって?」

女の子「私に聞かないでください」
335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 15:32:00.88 ID:PzEAUwDO
女の子「そうですねー…」

男「…」

女の子「まぁ、これからが楽しければそれでいいのでは無いでしょうか?」

男「逆転の発想だな」

女の子「過去なんてどうでもいい事なのよ!!」

男「…お前は絶対過去の過ちを繰り返すタイプだな」

女の子「あなたもね」
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 15:52:02.36 ID:PzEAUwDO
女の子「あなたは今の自分が嫌いなんですか?」

男「せめてもっとイケメンだったらよかったなと思ってる!!」

女の子「外面的な事は人生やり直すしか…」

男「おい」

女の子「いや、でも、今のままでも全然大丈夫だと思いますよ?」

男「ならば俺の目を見て言ってくれ」

女の子「…拒否します」

男「もうそれ答えじゃねぇかあああああああああ!!」
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 16:11:05.40 ID:PzEAUwDO
男「俺はもう自分に自信が持てないよ…」

女の子「あなたにはまだ運転テクニックが残ってるじゃないですか」

男「!!」

女の子「そこは自信持ってください」

男「そうだ…俺には、俺にはまだ車がある!!」

女の子「…」

男「俺はこの車と一生生きていく!!」

女の子「それは寂しい人生ですね」

男「何でいつもぶち壊すんだよおおおおおおおおおおお!!」
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 16:29:26.58 ID:yYjGj9ko
男の台詞って落ちの部分だと高い確率で母音の連接になるな。
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 16:30:05.42 ID:PzEAUwDO
男「またお菓子か」

女の子「えぇ」

男「お前って本当にお菓子好きだな」

女の子「そうね、あなたは好きじゃないの?」

男「普段あまり食べないと前に…言ったっけ?」

女の子「あなたも仲間入りね」

男「なんのだよ!?」
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 16:33:42.19 ID:PzEAUwDO
>>338 多分1のボキャブラリーが少ないんですよ!!
申し訳ないです…


女の子「未来に生きるというのも悪くないでしょう?」

男「いやいや、何話を大きくしてるの?そんな大きな話じゃないからね?」

女の子「私は未来の為にお菓子を食べてるのです!!」

男「そして横に…」

女の子「横に?」

男「なんでもないです」
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 16:35:58.48 ID:PzEAUwDO
女の子「…」ポリポリ

男「…」

女の子「…」ガリガリ

男「…」

女の子「…」シャリシャリ

男(俺は何か試されてるのか?)

女の子「ツッコミはまだですか?」

男「じゃぁボケろよ!!」
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 16:41:11.81 ID:PzEAUwDO
女の子「わからなかったですか?」

男「音だけで理解出来ると…?」

女の子「最後の所はりんご食べてました」

男「え、俺にもくれよ」

女の子「もう無いです」

男「…つか、どこにツッコミ入れるんだ?」

女の子「…無いですね」

男「俺達、もう少し考えて発言した方がいいかもな…」
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 16:44:49.87 ID:PzEAUwDO
女の子「失礼ですね、私はよく考えてる子だとご近所でも」

男「だからそのご近所って何処だよ!?」

女の子「えーっと…自宅から3kmくらいですかね?」

男「やっぱりこいつ何も考えてねぇな…」
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 16:50:51.30 ID:PzEAUwDO
女の子「私は考えるより感じる方が得意です」

男「奇遇だな、俺も自分はそうだと思い込んでる」

女の子「思い込んでるだけですか」

男「実際自分の事なんかよくわからないからな」

女の子「そうですね、私もあなたの事を理解する気がありません」

男「それ、意味、違くない?」

女の子「そうでしょうか?とりあえず泣かないでください」

男「はい…」
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 17:15:34.46 ID:PzEAUwDO
男「ひどいイジメを受けた」
女の子「イジメじゃ無いですよ、人聞きの悪い」

男「言葉も暴力だ!!」

女の子「では物理的なのがいいですか?」

男「そんな事言ってないよ!!」

女の子「そうですか、残念です」

男「背筋が寒くなったぜ…」
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 17:25:03.88 ID:PzEAUwDO
男「俺も言葉責めに挑戦したい」

女の子「遠慮します」

男「なんでだよ!!」

女の子「あなたには無理です」

男「まだわからないだろ!!」
女の子「では、やっていただきましょうか」
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 17:29:27.20 ID:PzEAUwDO
男「えーっと」

女の子「…」

男「お前って、ちょっと太ったよな」

女の子「!!」

男「それとー…え?」

女の子「万死に値します!!」
男「ちょっとま…ぐはっ!!」
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 17:36:30.94 ID:PzEAUwDO
男「冗談だったのに…」

女の子「冗談でも許されません」

男「でも最近慣れたのかあまり痛くない!!不思議!!」

女の子「ついに覚醒してしまいましたか…」

男「え?」

女の子「それではこれからはもう少し強くしますね」

男「やめて!!」
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 18:01:08.63 ID:PzEAUwDO
男「何か、疲れてきた…」

女の子「もう長時間の運転に耐えられないくらい身体が…」

男「いや、そうじゃ無くて…」

女の子「あなたの余命も…」
男「おいおい」

女の子「後70年くらいあるようです」

男「長っ!!つかわかるのか!?」

女の子「いえ、あなたならそのくらい余裕かなと」

男「え、何かありがとう」
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 18:09:16.84 ID:PzEAUwDO
女の子「一応占い的な事なら出来ますよ」

男「へー、どんなのが?」

女の子「予言とか予知とかですかね」

男「それは占いじゃない!!」
女の子「違うんですか?」

男「全然違うぞ…」

女の子「それじゃぁ星でやるのは?」

男「おぉ、占いっぽいな、やってくれ」
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 18:14:21.95 ID:PzEAUwDO
女の子「やってもいいのですが…」

男「どうした?」

女の子「一つ条件が」

男「またか…俺は何もしないぞ」

女の子「いえ、そうじゃなくて」

男「じゃぁなんだ?」

女の子「昼間は出来ません」
男「…もうこの話題はやめよう」

女の子「はい」
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 18:27:05.42 ID:PzEAUwDO
男「…」

女の子「…」

男「あのさ」

女の子「なんでしょうか」

男「お前景色見てるだけで本当に飽きないのか?」

女の子「飽きませんが、今は別作業中です」

男「何してるんだ?」

女の子「あなたの手帳を拝見してます」

男「またかよ!!」
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 18:33:44.28 ID:PzEAUwDO
女の子「やっぱり中学生じゃ無くても絶賛黒歴史作成中ですね」

男「今すぐ閉じてくれ」

女の子「まぁまぁ、これなら小説家として食べていけるレベルの作品ですよ?」

男「え?」

女の子「この入社初日のくだりとか特に…」

男「あれは本当に大変だったんだぞ!!」

女の子「書き方も秀逸ですよね、心情が出てます」

男「そ、そうか?」

女の子「この調子で頑張ってください」

男「いきなり編集みたいな喋り方だな…」
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 18:35:37.14 ID:PzEAUwDO
女の子「内容も面白いですし、かなりいい線行ってると思います」

男「そうか…俺、もしかして文才あるのかな?」

女の子「いえ、ネタとしてのセンスがあるのかと」

男「そんなセンスいらねぇよ!!」
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 18:38:34.74 ID:PzEAUwDO
男「俺はネタキャラなのか…?」

女の子「極めればいいと思います」

男「そんなもん極めたく無いよ!!」

女の子「面白いと思うのに」
男「俺は平凡に生きさせてもらう!!」

女の子(もう手遅れだと思いますが黙ってましょう)
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/12(土) 18:39:39.28 ID:PzEAUwDO
バイト…行ってきます…
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 02:27:58.49 ID:gkMou6AO
追いついた支援
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 08:41:09.31 ID:ZxqHVcDO
板探してたら寝てた…支援感謝です


のっそり書いて行きます…
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 08:44:26.14 ID:ZxqHVcDO
女の子「あなたの言う平凡とはどのようなものでしょうか?」

男「そうだなぁ…」

女の子「…」

男「今のような生活かな」

女の子「それって、平凡なのでしょうか?」
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 08:48:36.88 ID:ZxqHVcDO
男「よく考えると違うな」

女の子「ですよね」

男「俺には無理なのだろうか…」

女の子「まぁ、こっちの方が楽しいので私は好きですけど」

男「それが問題なんだが…」
女の子「?」
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 09:08:55.04 ID:ZxqHVcDO
男「そういえばさー」

女の子「何かしら?」

男「すっごい今更なんだけど」

女の子「えぇ」

男「お前、学校いいのか?」
女の子「!!」

男「どうなんだ?」

女の子「ふ、冬休みです」

男「へー、随分早いんだな」
女の子「そうですね」
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 09:12:19.53 ID:ZxqHVcDO
男「学校に通ってるお前とか想像出来ないな」

女の子「そうでしょうか?」
男「どんな感じなんだ?」

女の子「そうですね…まず遅刻します」

男「いきなり不安だな…」
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 09:27:46.52 ID:ZxqHVcDO
女の子「あと、よく寝ます」
男「おい…」

女の子「お気に入りは裏庭でした」

男「…」

女の子「どうしました?」

男「お前も友達いなかったんじゃね?」

女の子「まぁ、そうですね」
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 09:31:44.80 ID:ZxqHVcDO
男「友達欲しくなかったのか?」

女の子「いえ、そもそも私あまり教室行かなかったですし…」

男「え?」

女の子「えと、なんでもないです」

男「?」
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 09:39:57.02 ID:ZxqHVcDO
男「成績はどうだったんだ?」

女の子「数字で人は計れないと偉い人が言ってたそうです」

男「おーけー、悪かったと」
女の子「うっ…」
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 10:12:33.20 ID:ZxqHVcDO
男「お前やっぱり勉強出来なかったんだなー」

女の子「あなたはどうだったんですか?」

男「数字で人は計れなー」

女の子「あなたもじゃないですか!!」
367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 10:17:57.69 ID:ZxqHVcDO
男「なんか、あれだな」

女の子「なにかしら?」

男「普通、こういうパーティーだと一人は頭いい奴がいるはずなんだが」

女の子「それじゃ勉強してください」

男「ヤダ勉強嫌い」

女の子「それじゃ諦めましょう」

男「いや、お前は諦めるなよ…」
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 10:48:31.08 ID:ZxqHVcDO
男「得意科目とか無かったのか?」

女の子「あ、一つありますよ!!」

男「お、なんだ?」

女の子「給食です!!」

男「それは科目じゃねぇよ!!」
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 11:00:59.87 ID:ZxqHVcDO
男「勉強、勉強的な意味で」
女の子「そう言われましても…」

男「何か無いのか?」

女の子「理数科はすぐ寝ますし文系は読解力が足りない…」

男「…」

女の子「あ、体育得意です」
男「そうか…よかったな…」
女の子「なんですか?その目」
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 11:10:23.15 ID:ZxqHVcDO
男「おかしいなぁ」

女の子「なにがですか?」

男「俺の予想じゃお前は理系だと思ってた」

女の子「そうなんですか?」
男「うん」

女の子「残念ながら数学は一番苦手です」

男「…お前、本当に体育会系だな」
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 11:45:38.91 ID:ZxqHVcDO
女の子「そういうあなたは何が得意だったんですか?」

男「俺?…古文とか?」

女の子「…それこそ意外です」

男「俺は文系の大学だったから」

女の子「…あれ?大学?」
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 12:09:40.91 ID:ZxqHVcDO
女の子「大学ってなんですか?」

男「知らないのか?」

女の子「いえ、知ってますけど」

男「じゃぁ何で聞くんだよ」
女の子「いえ…信じられなくて…」
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 12:17:06.33 ID:ZxqHVcDO
男「前に働いてた会社の入社条件が大卒以上でさー」

女の子「…」

男「あの会社入るのずっと夢だったから…頑張ったんだけどなー」

女の子「!!、それは」

男「いや、いいよ、何も言わないで」

女の子「…はい」
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 12:33:04.00 ID:ZxqHVcDO
女の子「大学ではどんな生活してたの?」

男「バイト」

女の子「え?」

男「バイトで稼いでた記憶しかない」

女の子「…それでよく出れましたね」

男「皆やってたよ?」

女の子「…え?」
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 12:37:09.16 ID:ZxqHVcDO
女の子「どんなバイトしてたの?」

男「教授の手伝いとか」

女の子「…内容は?」

男「色々あったなぁ、ピラミッド見に行ったりアマゾンの秘境を求めたり」

女の子「…それ、ただの旅行じゃないですか?」

男「…あ!!そうだったのか!!」

女の子「…」
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 12:56:42.83 ID:ZxqHVcDO
男「そうか…あのじじいめ…俺を利用しやがって…」

女の子「あ、あの」

男「あ…いや、なんでもない」

女の子「ならいいのですが」
男「あぁ、ごめん」
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 13:04:57.42 ID:ZxqHVcDO
女の子「講義で思い出はないの?」

男「そうだなー…難しかった」

女の子「…」

男「いや、お前と違ってやる気はあったよ?わからないだけで」

女の子「そうですか…」

男「信じてないな?」
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 13:12:01.25 ID:ZxqHVcDO
男「お前と違って居眠りはした事無いし」

女の子「!!」

男「しかも皆勤だぜ?」

女の子「なんと…」

男「どうした?」

女の子「いえ、正直その辺りは予想通りです、あなた結構きっちりしてるので」

男「そうかな?」

女の子「後は整理整頓だけですね」

男「はい…」
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 13:30:02.34 ID:ZxqHVcDO
男「俺、実は首席で入ったんだぜ?」

女の子「いくら私でもその程度の嘘はわかりますよ」

男「いや、本当だよ!!」

女の子「証拠の提示をお願いします」

男「それはー…無いけど」

女の子「…」
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 13:38:56.26 ID:ZxqHVcDO
男「うぅ…信じてくれない…」

女の子「当然です」

男「唯一のパートナーなのにー…」

女の子「!?」

男「俺の信用はそこまで…」
女の子「し、信じます」

男「え?」

女の子「信じてあげます」

男「本当?」

女の子「えぇ」

男「…急にどうしたんだ?」
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 14:02:41.49 ID:ZxqHVcDO
男「お前はなんだかんだで優しいな」

女の子「そうかしら?」

男「うん」

女の子「…相手によるんじゃないかしら」

男「そうか…つまり俺は特別という事だな!!」

女の子「そう、ね」

男「お…今度は素直だな」

女の子「そ、そうかしら?」
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 14:22:59.33 ID:ZxqHVcDO
女の子「あなたは誰にでも優しいわよね」

男「そうか?」

女の子「えぇ」

男「そんな事無いと思うけど…」

女の子「私が言うのだから間違い無いわ」

男「そうか」

女の子「えぇ」

女の子(それが少し問題なのだけど)
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 14:36:44.46 ID:ZxqHVcDO
女の子「私、あなたが何処の誰とも知れない女に引っ掛かるんじゃないかと心配だわ」

男「お前はかーちゃんか!!」
女の子「そんなに年取ってるようにみえるかしら?」

男「いや、そういう意味じゃ無くて…物の例えだ」

女の子「あらそう、でも母は失礼だわ」

男「何ならいいんだよ?やっぱ姫か?」

女の子「それも遠慮します…」
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 14:48:28.49 ID:ZxqHVcDO
男「で、何がいいんだ?」

女の子「まだ言いますか…」
男「まぁまぁ」

女の子「そうですね…」

男「…」

女の子「ご主人様なんてどうかしら?」

男「そう呼んだら俺完璧に従者じゃねーか!!」

女の子「む、わがままですね」

男「だからお前に言われたくねえええええええええ!!」
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 15:14:06.58 ID:ZxqHVcDO
男「俺は俺の人権を取り戻す運動をしようと思う」

女の子「あると思いますけど?」

男「いや、このままじゃ俺の発言力は無くなってしまう!!立てよ国民!!」

女の子「車の中で立たないでください」

男「あ、はい、ごめんなさい…」
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 17:32:46.71 ID:ZxqHVcDO
女の子「私はあなたの言う事ちゃんと聞いてると思うけど?」

男「そうだったか?」

女の子「えぇ、自信があるわ」

男「例えば?」

女の子「そうね…あなたのお願いで妹キャラとかやったじゃない」

男「そういえば…あれはいいものだった!!」

女の子「…」

男「あれ?いつも真後ろに座ってるのに何で対角線に移動したのかな?」

女の子「いえ、気にしないでください」

男「そうか?」

女の子(迂闊な発言だったわ…またやらされる危険があるというのに…)
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 17:35:17.71 ID:ZxqHVcDO
女の子「とりあえず、結果私はいい子と」

男「うーん…何か納得いかない…」

女の子「無理矢理納得してください」

男「それでいいのか?」

女の子「しばらくはごまかせます」

男「…」
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 17:37:25.73 ID:ZxqHVcDO
男「さて、そろそろ街に着きたいのだが…」

女の子「さっき標識見たら後50kmらしいですよ」

男「…マジ?」

女の子「マジです」

男「このペースじゃまた夜だぞ…」

女の子「本当に運が…」

男「言うな…悲しくなる…」
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 17:41:15.18 ID:ZxqHVcDO
女の子「まぁ、時間なんていいじゃないですか」

男「でもなぁ…遅くなりすぎると宿が…」

女の子「前に泊まった所みたいに24時間入れるホテルにすればいいんじゃないかしら?」

男「!!」

女の子「たくさんあるのよね?」

男「いや、ダメ!!絶対ダメ!!」

女の子「なんでかしら?」

男「何でもいいからダメなものはダメ!!」

女の子「むぅ…」

男(知らない分タチ悪いな…)
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 17:44:08.81 ID:ZxqHVcDO
男「とりあえず急がないと」
女の子「さっきから微動だにしませんけどね、この渋滞」

男「あぁ、つか何か旗振ってる人が…警察?」

女の子「!!」

男「事故かな?」

女の子「そ、そうね」

男「?、どうした?」

女の子「なんでも無いわ」

男「?」
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 17:47:17.17 ID:ZxqHVcDO
男「どうやら事故で確定だな」

女の子「それにしても酷いわね…」

男「トラックとトラックか…車一台通れるスペースがあるのが奇跡だな」

女の子「でも動かないわね」
男「何でだろうなー」
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 17:50:00.98 ID:ZxqHVcDO
男「ちょっと聞いてみるか」
女の子「!!」

男「あの、すみません」

警察「なんでしょうか?」

男「事故みたいですけど何が?」

警察「あぁ、事故のせいで地盤が緩んでね、危険だからしばらく通行禁止だよ」

男「そ、そうですか…わかりました」
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/13(日) 17:51:24.34 ID:ZxqHVcDO
バイトダー
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/13(日) 20:06:02.65 ID:7oXR4Joo
パー速に来てたのか
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 10:28:49.36 ID:t2CsRwDO
男「困ったなぁ…って、どうした?」

女の子「な、何がかしら?」
男「いや、急に毛布かぶってるから」

女の子「寒くなってきたので」

男「あぁ、もう夜になっちまうなー」

女の子「そうね…」
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 10:31:49.09 ID:t2CsRwDO
男「聞いたところ一日は動けないらしいが…」

女の子「どうしましょうか」
男「今から戻ってもなぁ」

女の子「それじゃぁ待ちましょうか」

男「そうだなー」
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 10:38:26.57 ID:t2CsRwDO
男「しかしこれはつらいな…」

女の子「?」

男「暇だ!!」

女の子「それじゃぁトランプでもやりますか?」

男「やる」

女の子「じゃぁ準備します」
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 11:08:14.95 ID:t2CsRwDO
女の子「何をやりましょうか?」

男「ばば抜きに決まっている」

女の子「そうですか」

男「あぁ、言っておくが俺は強いぞー」

女の子「それは楽しみです」
男「高校時代は仲間内で勝ちすぎて最終的に俺抜きになったくらいだ!!」

女の子(それって仲間外れになっただけじゃ…)
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 11:40:09.88 ID:t2CsRwDO
男「まずい…」

女の子「リーチです」

男「ババ引け!!」

女の子「残念ながらあなたは大事な事を忘れてます」

男「な…」

女の子「あなたの思考など私はお見通しです」

男なん…だと?」

女の子「右側がババですね?」

男「!!、そんな事無いよ!!」
女の子「じゃぁ左いただきます」

男「あ」
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 11:55:15.34 ID:t2CsRwDO
女の子「所詮私の敵では無かったですね」

男「もう一回!!」

女の子「いいですよ」

男「次は負けないぞ!!」

女の子「それ、負けフラグです」
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 12:04:55.37 ID:t2CsRwDO
女の子「28連勝ー」

男「もう一回!!」

女の子「もう飽きてきたのですが…」

男「負けない、次は負けないから」

女の子「まぁ…いいですけど」

男「俺のターン!!」
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 14:10:54.94 ID:t2CsRwDO
女の子「40連勝の大台です」

男「何で勝てないんだ…」

女の子「他のやつにしましょうよ」

男「そうだな…」
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 14:14:38.73 ID:t2CsRwDO
女の子「スピード!!」

男「うりゃ!!」

女の子「早い…」

男「俺の反応速度はお前の三倍だ!!」

女の子「また無駄な所で才能を…」

男「無駄じゃ無いよ!!」
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 14:21:30.39 ID:t2CsRwDO
女の子「これじゃ運動神経とか関係ありませんものね…」

男「ふっ…始まった時点で勝負は決まっていたのさ」

女の子「かっこよく言ってますが、そこ数字間違ってます」

男「…ちょっと見てなかっただけだよ!!」

女の子「どこまでもかっこつかない人ですね…」
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 14:23:01.50 ID:t2CsRwDO
女の子「次は何にしますか?」

男(俺に有利な競技は…あれしかないな)

男「神経衰弱やろうぜ」

女の子「いいですよ」
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 14:24:53.64 ID:t2CsRwDO
男(こいつの記憶力は皆無だからな、これは勝ちゲーだ)

女の子「ワンペアー」

男「!?」

女の子「あなたの番ですよ」
男「あ、あぁ」

男(ど、どうなってる!?)
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 14:28:22.79 ID:t2CsRwDO
女の子「見えます…」

男「!?」

女の子「これと、これ」

男「また当たった!?」

女の子「私には簡単すぎますね、このゲーム」

男「こいつ、本当に見えてるだろ…」
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 14:32:17.45 ID:t2CsRwDO
男「よし、やめだ!!」

女の子「いいですけど…」

男「男は黙ってポーカーだったな、うん」

女の子「私、女なんですけど…」

男「男はポーカー強ければいいんだ、うん」

女の子「…別に、いいですけど」
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 15:24:17.18 ID:t2CsRwDO
男「ツーペア!!」

女の子「ワンペアです」

男「俺の勝ちだな」

女の子「…もう一回です」

男「盛り上がってきたぜ!!」
女の子「あ、ロイヤルストレートフラッシュです」

男「…物凄い勢いで萎えたわ」
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 15:27:45.94 ID:t2CsRwDO
男「もうトランプはいいや…」

女の子「暗くなってきましたしね」

男「飯にするかー」

女の子「まだ食材ありますか?」

男「秘密兵器、ラーメンだ!!」

女の子「随分前に見つけてますけどね」
411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 15:30:37.98 ID:t2CsRwDO
男「今日は豚骨醤油です、姫」

女の子「私が作りましょうか?」

男「いや、俺がやるから待ってて」

女の子「…ここはやっぱり女として料理する場面だと思うのです」

男「そうなのか?」

女の子「えぇ」

男「じゃぁお願いします」

女の子「任せてください!!」
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 15:32:58.52 ID:t2CsRwDO
女の子「では始めます」

男「張り切ってるな」

女の子「はい、インスタントは初めてなので!!」

男「…」

女の子「どうしました?」

男「いえ、お願いします」

女の子「はい」

男(流石にインスタントでミスは無いだろう…)
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 15:34:43.37 ID:t2CsRwDO
女の子「まずは水をー」

男(大丈夫だよな?)

女の子「で、麺をー」

男(いい感じだ)

女の子「で、粉末を…」

男「ちょっと待てええええええええええ!!」
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 15:37:10.05 ID:t2CsRwDO
女の子「どうしました?」

男「粉末は一番最後!!麺が柔らかくなってから!!」

女の子「そうなんですか?」
男「袋の裏に作り方書いてあるから読んで…」

女の子「私は説明書は読まないタイプなので」

男「読まなかった結果がこれだよ!!」
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 15:40:01.90 ID:t2CsRwDO
男(忘れてた…そういえばこいつ、野菜切るのも失敗してたな…)

女の子「あぁ、沸騰してます!!」

男「…」

女の子「とりあえず落ち着いて火を止めて…あら?この後は?」

男「やっぱり俺がやるよ…」
女の子「むぅ…」
416 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 15:42:58.99 ID:t2CsRwDO
女の子「いえ、最後までやらせてください」

男「?」

女の子「料理くらいしないと…」

男「しないと?」

女の子「他に活躍の場が無いです」

男「いや、別にいいと思うけど」

女の子「…それに、女の子らしい所をたまには見せないと」

男「ん?」

女の子「なんでもないです」
417 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 15:44:58.09 ID:t2CsRwDO
女の子「完成です!!」

男「おぉ、すごい」

女の子「そ、そうですか?」
男「あぁ、完璧に麺がのびてる」

女の子「…」

男「まぁ俺は柔らかい方が好みだからいいけど」

女の子「料理は気持ちです!!」

男「何で急に料理語ってるんだよ!?」
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 15:48:19.55 ID:t2CsRwDO
男「いただきます」

女の子「味はどうですか?」
男「ん?あぁ、ちゃんと出来てるよ」

女の子「そ、そうですか…よかった」

女の子(これで少しは…)
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 16:30:05.16 ID:t2CsRwDO
男「しかしお前って…」

女の子「!?」

女の子(早速効果がー…)

男「もう少し、家庭的になった方がいいと思うぞ」

女の子「…え?」

男「インスタントラーメンは今時小学生でも作れるんだから、もっと料理の練習した方がいいと思うぞ?」

女の子「…」

男「?」

女の子「おかしいです!!」

男「え?何が?」

女の子「いえ…こちらの話です…」
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 16:34:22.21 ID:t2CsRwDO
女の子(おかしいですね…ここはもっと…)

女の子(料理出来るんだ、とか褒められる所のはず…)

女の子(しかし何故…?)

女の子(…あ、もしかしてあれ失敗だったのかしら?)

女の子「いえ、私に失敗はありえないはずです!!」

男「急にどうした?」

女の子「いえ…」
421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 17:52:20.22 ID:t2CsRwDO
映画ダー
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 20:16:17.35 ID:uTcoIRA0
映画ねたばれすんなよな?
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 20:56:12.08 ID:t2CsRwDO
ワンピース見ました

幼女可愛いよ幼女

…ゆっくり書いていきます
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 21:07:28.40 ID:t2CsRwDO
女の子「私も食べよう…」

男「自分で作れるかー?」

女の子「大丈夫よ、もう作り方もわかったわ」

男「作る前にわかってくれ…」
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 21:42:01.34 ID:t2CsRwDO
女の子「えーっと…」

男(こいつ、本当に料理苦手なんだな)

男(学校に通っているって言ってたけど…)

男(調理実習とか無かったのか?)
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/14(月) 22:09:33.28 ID:t2CsRwDO
女の子「トッピングとかしたら美味しいかしら?」

男(初心者のそれは地雷だぞ!!)

女の子「そうね…これと…これと…」

男(中身が気になる…)
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/15(火) 00:28:49.42 ID:7yKWjgDO
女の子「できたー」

男「果てしなく不安だ…」

女の子「何か?」

男「いえ…」

女の子「いただきます」

男「大丈夫かなぁ」
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/15(火) 01:26:18.15 ID:7yKWjgDO
女の子「おいしい」

男「なん…だと?」

女の子「流石私です」

男「俺にも一口くれ」

女の子「足りなかったですか?」

男「いや、まぁ、うん」
429 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/15(火) 01:28:36.81 ID:7yKWjgDO
女の子「ではどうぞ」

男「ありがと」

女の子「どうですか?」

男「…うまい」

女の子「?、何か納得してない顔ですね」

男「いや、俺の時もこの調子で作って欲しかったなと思って」
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/15(火) 02:15:17.51 ID:7yKWjgDO
女の子(失敗しましたね…最初からあの味を出せればもっと…)

男「しかし、お前もちゃんと料理出来るんだな、見直したぜ」

女の子「今更です」

男「これなら毎日食べられるな」

女の子「!!」
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/15(火) 03:00:49.20 ID:7yKWjgDO
男「いい嫁さんになりそうだ」

女の子「わ、私がですか?」
男「あぁ」

女の子「そうですか」

男「まぁ、お前の花嫁姿は想像出来ないけどな」

女の子「花嫁姿…」
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/15(火) 03:33:43.63 ID:7yKWjgDO
男「やっぱり花嫁とかに憧れるか?」

女の子「それは…女の子ですし」

男「そうか、案外乙女だな」
女の子「案外は余計です」

男「お前はウェディングドレスより着物が似合いそうだな」

女の子「そうでしょうか?」
男「あぁ、見てみたい」

女の子「機会があれば」

男「そりゃ楽しみだ」
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/15(火) 08:57:26.18 ID:7yKWjgDO
男「そろそろ眠いな」

女の子「そうね、寝ましょうか」

男「あぁ、そうだな」

女の子「それじゃぁ前にー」
男「ちょっと待て」

女の子「?」
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 13:04:19.59 ID:P0YKlgDO
昨日の昼から書けなかったのですが何でだろう…
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 13:05:41.75 ID:Y1hJQ.AO
鯖代引き落とせて無かったんだって
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 13:06:26.33 ID:P0YKlgDO
男「外には警察がいるから」
女の子「それが?」

男「見られたらまずいだろ、常識的に」

女の子「あなたにそんな度胸無いと思いますけど」

男「無いけど!!ダメだろ!!」
女の子「…」
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 13:08:44.58 ID:P0YKlgDO
>>435 そんな事が…
…お金かかってたんですね
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 13:13:49.25 ID:P0YKlgDO
女の子「わかりました、それでは後ろで寝ます」

男「あぁ、そうしてくれ」

女の子「それではおやすみなさい」

男「おやすみ」
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 13:27:50.45 ID:P0YKlgDO
男(まったく…寒いからといって普通男と一緒に寝るか?)

男(俺だって男だ、問題が…)

男(…起きねぇか、俺だし)
男(なんか悲しくなってきた…さっさと寝よう…)
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 13:35:50.89 ID:P0YKlgDO
女の子(寒いです…)

女の子(しかし一緒に寝れないとなると…)

女の子(どうやってこの寒さを乗り越えましょうか)

女の子(…そういえばトランクにあれがありましたね)

女の子(今こそ使う時です)
441 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 13:49:25.92 ID:P0YKlgDO
女の子(あった、これです)
女の子(上からでも問題無いですよね?)

女の子(そっちの方が暖かそうですし)

女の子(暖かいわ…これで寝れます)
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 13:55:02.51 ID:P0YKlgDO
男「朝か…」

男「さて…そろそろ状況も変わった頃だろう」

男「あいつは…毛布に包まってるか」

男「とりあえず聞きに行くか」
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 14:05:24.24 ID:P0YKlgDO
男「すみません」

警察「はい?」

男「今、どうなりました?」
警察「あぁ、昼には通れるよ」

男「本当ですか?よかった」
男「戻ってあいつに知らせよう」
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 14:19:27.39 ID:P0YKlgDO
男「おーい…まだ寝てるのか」

女の子「…」

男「こいつ、本当に起こしても起きないよな」

男「仕方ない、起きるまで待つか」
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 15:07:14.32 ID:P0YKlgDO
女の子「ん…」

男「やっと起きたか…」

女の子「今…何時…?」

男「11時」

女の子「もうそんな時間?寝すぎたわ」

男「本当にな」

女の子「もう通れる」

男「いや、昼まで無理だってさ」

女の子「そう」

男「その前に飯に…!?」

女の子「?」
446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 15:19:55.94 ID:P0YKlgDO
男「お前…その格好なんだ?」

女の子「寒かったのでトランクから出しました」

男「トランクにあったのか?」

女の子「把握してなかったのですか?」

男「記憶に無い…」
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 15:35:47.98 ID:P0YKlgDO
女の子「暖かいですよ?」

男「だからってお前…着ぐるみは無いだろう」

女の子「だめですか?」

男「…」

女の子「?」

男「いや、やっぱり可愛いからありだ!!」

女の子「相変わらずの思考ですね」
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 15:56:47.26 ID:P0YKlgDO
男「しかし恐竜の着ぐるみなんていつの間に積んだんだ?」

女の子「さすがに私もびっくりな積み荷です」

男「うーん…」

女の子「まぁいいじゃないですか」

男「そうだなー…つか、いつまで着てるんだ?」

女の子「…気に入ったので」
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 16:00:53.78 ID:P0YKlgDO
男「せっかく着てるんだからちょっと鳴いてみてくれ」

女の子「何でそうなるのかわかりませんが、いいですよ」

男「それじゃどうぞ」

女の子「がおっ!!」

男「全然怖くないな」

女の子「私も正直酷いと思いました、すみません」
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 16:03:13.92 ID:P0YKlgDO
女の子「いたずらする子は食べちゃうぞー」

男「それは違う恐竜だ」

女の子「ファイアーボール!!」

男「キングでも目指してるのか?」

女の子「私、もう…ゴールしても…」

男「それ以上は危険だ、つかそれ恐竜と違う」
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 16:06:46.63 ID:P0YKlgDO
女の子「今思ったのですが」
男「なんだ?」

女の子「私、キャラクター変わりすぎじゃないですか?」

男「そうか?俺は今まで通りだと思うけど」

女の子「そうですか?」

男「あぁ、相変わらず訳がわからん」

女の子「…」
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 17:15:24.41 ID:P0YKlgDO
給食ウマウマ


男「ん…動き始めたか」

女の子「そのようですね」

男「やっと次の街に向かえるな」

女の子「えぇ」

男「まぁ、後半日くらいかかりそうだが…」

女の子「…」
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/16(水) 18:35:15.55 ID:eli9sQDO
給食のカレー食べたい
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 21:15:54.55 ID:H5f1ozE0
20km/hで走っても半日あれば150km行くだろうと。休憩含めて。
隣の街との距離が分からん
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/16(水) 21:18:16.98 ID:chWgYpQo
少しずつ動き始めただけで、未だに大渋滞なんだろう
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 21:31:39.18 ID:P0YKlgDO
学校オワター、ガンNEXTヤッテター

>>453 今日はすきやきでした

>>454 >>455 あまり考えてませんでした…申し訳ないです…

ゆっくりですが書いていきます
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 21:56:14.06 ID:P0YKlgDO
男「暑くないのか?」

女の子「調度いいくらいです」

男「そうか…俺は見てるだけで暑いぞ…暑苦しい」

女の子「では運転に集中してください、そうすれば見えません」

男「そうか、それは名案だ」
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 22:06:43.68 ID:P0YKlgDO
男「…」

女の子「…」フラフラ

男「…おい」

女の子「はい?」

男「動くな!!」

女の子「なぜでしょう?」

男「ミラーにちらちら映ってるんだよ!!」

女の子「それは申し訳ありませんでした、気をつけます」
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 22:18:15.89 ID:P0YKlgDO
男「…」

女の子「…」ソワソワ

男「…あのー」

女の子「なんですか?」

男「動かないのも、その、寂しいというか…」

女の子「どっちですか」

男「じゃぁ、動いてください…」

女の子「…」
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 22:26:26.27 ID:P0YKlgDO
女の子「どうです?恐竜に見えてきましたか?」

男「そうだなー…どちらかと言うとトカゲ?」

女の子「退化してるじゃないですか」

男「え?トカゲって恐竜がトカゲになったんじゃね?つまり進化だろ?」

女の子「え?」

男「またこのパターンか…」
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 22:39:01.30 ID:P0YKlgDO
男「この会話は決着着かないからやめよう」

女の子「そうですね」

男「あぁ、そうだ」

女の子「…でもトカゲは許せません」

男「は?」

女の子「たぁっ!!」

男「いってぇ!!」
462 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 22:44:54.62 ID:P0YKlgDO
男「後頭部が…」

女の子「私は恐竜です」

男「いや、人間だから」

女の子「凶暴ですよー」

男「それは元から…ゲフンゲフン」

女の子「取り扱いには気をつけてくださいね」

男「取説ないの?」

女の子「自分で覚えてください」

男「そうか、困ったなぁ」
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 22:48:37.21 ID:P0YKlgDO
男「俺、恐竜飼ったこと無いからなぁ」

女の子「それはそうでしょうね」

男「つか全人類だろうな」

女の子「というか、飼われてるつもりはありません」

男「え?」

女の子「強者の方が上、つまり今は私の方が上です!!」

男「おーけー、車降りろ」

女の子「謝りますから止めないでください…」
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 22:54:57.89 ID:P0YKlgDO
女の子「恐竜と言えば肉ですよね」

男「いや、バトルだろ」

女の子「バトルしますか?」
男「やっぱり肉だよな!!」

女の子「というわけでお肉食べたいです」

男「流石に焼肉屋は無いだろう…次の街着いたらな」

女の子「では我慢します」

男「…頼むから街入る前にそれ脱いでくれないか?」

女の子「え?」
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 23:00:38.51 ID:P0YKlgDO
男「まさかその格好のままのつもりだったんじゃ無いだろうな?」

女の子「だめでしょうか?」
男「どんだけ気に入ってるんだよ!!」

女の子「そんなに変ですか?」

男「そりゃ着ぐるみ着た女が街中歩いてたら変だろ…」

女の子「そうでしょうか?」
男「…こいつ、かなりズレてないか?」
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 23:05:25.34 ID:P0YKlgDO
女の子「ズレてるとは失礼ですね、私は最先端ですよ」

男「いやそれはない、少なくとも俺の知ってる最先端は着ぐるみ着ない」

女の子「あなたの知ってる最先端ってなんですか?」

男「WindowsXPとか」

女の子「Windows7というのがあってですね…」

男「…え?」
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 23:07:50.32 ID:P0YKlgDO
男「結局お互い最先端はわからない、と」

女の子「そもそも最先端と言ってる時点で負けですよね…」

男「もっと早く気がつくべきだった」

女の子「仕方ないですよ」

男「いや、着ぐるみは仕方なく無いだろ」
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 23:09:46.25 ID:P0YKlgDO
男「さぁ、脱げ!!」

女の子「セクハラです」

男「そう言えば逃げられるとでも?」

女の子「うっ…」

男「諦めろ」

女の子「…わかりましたよ」
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 23:17:09.26 ID:P0YKlgDO
女の子「…」

男「おい」

女の子「今度はなんでしょうか?」

男「それはこっちの台詞だ!!」

女の子「見ての通り、お面です」

男「何故着けたし」

女の子「…これも、お気に入りなので」

男「?」

女の子「いえ、何でもありません、気分です」
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 23:24:54.61 ID:P0YKlgDO
男「仕方ない、お面は許そう」

女の子「ありがとうございます」

男「しかし、何でそんなに気に入ってるんだ?」

女の子「…やっぱり覚えて無いですよね」

男「何が?」

女の子「いえ、気にしないでください」
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/16(水) 23:54:17.59 ID:P0YKlgDO
男「下り坂ー♪」

女の子「下り坂好きなんですか?」

男「大好きだ、愛してると言っても過言じゃ無いな」

女の子「前もそんな事言ってませんでしたか?」

男「あぁ、言ったな」

女の子「…愛人ですか」

男「印象悪い事言うなよ!!」
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 00:20:16.74 ID:J1IrHQDO
男「俺がドリフトと言うものを見せてやろう」

女の子「結構です」

男「何で?」

女の子「…怖いじゃないですか」

男「それを聞いて俄然やる気になったぜ!!」

女の子「え!?」

男「…と思ったが、この渋滞でやったら自殺行為だっったぜ」

女の子「…よく考えて発言とか言ってましたよね」

男「…ごめんなさい」
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 00:53:27.83 ID:J1IrHQDO
バーミヤンの真ん中で急に携帯電源落ちた…大丈夫かな…


女の子「この下り坂長いですね…」

男「俺はその方が嬉しいけどな」

女の子「何でそんなに好きなんですか?」

男「下に向かっていく感じがいいよね」

女の子「…それ、激しくマイナス思考じゃないですか?」

男「なん…だと?」
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 01:19:54.09 ID:J1IrHQDO
女の子「もっとポジティブになるべきです」

男「前に失敗してなかったか…?」

女の子「上り坂好きになりましょう」

男「疲れるじゃん」

女の子「…」

男「上り坂疲れるよ」

女の子「そうですよね、上り坂なんてだめですよね」

男「俺達もうだめなんじゃね?」

女の子「そんな気がします」
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 01:27:25.76 ID:J1IrHQDO
男「下り坂が終わってしまった」

女の子「もうすぐ次の街ですか?」

男「下り坂が…」

女の子「楽しみですね、どんな街でしょうか?」

男「下り坂〜…」

女の子「そんなに好きですか…」

男「また来るからな!!待ってろ!!」

女の子「戻る気ですか」

男「下り坂の為ならば!!」

女の子「…愛人にご執着ですね」

男「人間やっぱり前だけ見るべきだよな!!」

女の子「…」
476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 01:36:39.26 ID:J1IrHQDO
男「到着ー」

女の子「また夜ですね」

男「この時間じゃ泊まれる場所無いだろうなぁ」

女の子「ホテル…」

男「それはもう言うな!!」

女の子「?」

男「過剰に反応している自分が情けない…」
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 01:44:46.96 ID:J1IrHQDO
男「どうするか…」

女の子「私は車でもいいですよ?」

男「何か無いかな…お?」

女の子「スーパー銭湯?」

男「24時間やってるみたいだな」

女の子「入るんですか?」

男「あぁ、行こう」
478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 01:55:49.64 ID:J1IrHQDO
女の子「部屋あるのかしら?」

男「まぁ、和室借りられるから何とかなるだろう」

女の子「そうですか」

男「さ、行くか」

女の子「どこにですか?」

男「とりあえず銭湯だし、風呂だな」
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 02:16:02.25 ID:J1IrHQDO
寝る…寝る…
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 10:49:05.77 ID:J1IrHQDO
男「おかしい…」

女の子「何がですか?」

男「今の俺達の状況を言ってくれ」

女の子「お風呂から出た所ですね」

男「あぁ、そうだ」

女の子「何かおかしい点が?」

男「非常に重要な事だ」

女の子「?」

男「イベントが何も無かったじゃ無いかああああああああああああ!!」

女の子「…」
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 10:54:07.85 ID:J1IrHQDO
女の子「何が望みだったんですか」

男「そりゃ、間違えて女湯に入ったり覗こうとして見つかったり混浴に入ったり」

女の子「全部バッドエンドじゃ無いですか」

男「え!?」

女の子「現実でやったら逮捕です」

男「…あれ?前に混浴入ったよな?」

女の子「…あの時はあまり意識して無かったので」
482 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 10:55:12.63 ID:J1IrHQDO
バイトダー、全然書いてない…
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 14:15:51.00 ID:J1IrHQDO
オワター


男「仕方ない…飯にしよう」
女の子「賛成です」

男「何にするか…ん?」

女の子「…」

男「どうした?」

女の子「お肉は?」

男「…あ」
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 14:27:44.70 ID:J1IrHQDO
女の子「焼肉のバイキング?」

男「時間内で好きな肉を好きなだけ食べれるんだよ」

女の子「時間内?」

男「ここは2時間みたいだな」

女の子「2時間…お肉…食べ放題?」

男「まぁ、そうだな」

女の子「それは楽しみです」
男「俺も楽しみだよ…お前がどんだけ食うか」
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 14:50:08.13 ID:J1IrHQDO
女の子「この中から好きなの取っていいんですよね?」

男「あぁ」

女の子「それじゃぁ、鳥とカルビと…」

男「意外と少ないな」

女の子「牛タンとロース…」
男「…気のせいだったな」
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/17(木) 15:27:19.72 ID:CuA4TEDO
支援
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 15:27:51.00 ID:J1IrHQDO
女の子「焼きますよー」

男「見てるだけで気持ち悪い量だな」

女の子「どんどん焼いてください!!」

男「はいはい…」
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 15:46:03.54 ID:J1IrHQDO
支援感謝です


女の子「もうそろそろいいでしょうか?」

男「そっちのやつ食べていいぞ」

女の子「いただきます」

男「スペース足りねぇぞ…」
女の子「そっちの取りますからそこで焼いてください」

男「…早過ぎる」
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 15:49:09.38 ID:J1IrHQDO
女の子「次の焼けるまで時間あります?」

男「そうだな」

女の子「では今のうちに…」
男「どこ行くんだ?」

女の子「追加のお肉取ってきます」

男「…」

女の子「ゆっくり焼いててください」

男「…つか俺食ってねぇよ」
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 16:05:26.48 ID:J1IrHQDO
男「まったく…食い過ぎじゃないのか?」

女の子「問題無いわ」

男「俺はもういい…」

女の子「まだ一皿ですよ?」
男「焼くので忙しいんだよ!!」

女の子「ご苦労様です」

男「ありがと…」
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 16:33:38.10 ID:J1IrHQDO
男「もう5皿目だぞ…」

女の子「お肉少なくなってきました」

男「こんな時間にお前が来るってわかってたらもっと用意してただろうな」

女の子「いつでも用意しておくべきです」

男「んな無茶な…」
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 18:21:38.27 ID:J1IrHQDO
ドッジボール大会中…


男「こっち焼けたぞ」

女の子「この皿に乗せてください」

男「こっちは?」

女の子「この皿です」

男「どう違うんだ?」

女の子「タレのやつとそれ以外のやつです」

男「なるほど」
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 18:39:51.52 ID:J1IrHQDO
女の子「次のやつ取ってきます」

男「まだ1時間だぞ…」

女の子「もうそんなに?これは急がないと」

男「もう飽きれ越えて尊敬するよ…」

女の子「ありがとうございます」
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 19:21:27.81 ID:J1IrHQDO
女の子「飲み物も欲しいですね」

男「ドリンクバーあるぞ」

女の子「そうなんですか、では取ってきます」

男「飲み物まで…もう化け物クラスだな」
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 19:35:36.24 ID:J1IrHQDO
女の子「お待たせしました、これどうぞ」

男「俺の分?」

女の子「ずっと焼いてて暑いだろうと思いまして」

男「あ、ありがと」

女の子「いえ」

男「よし!!焼くぞ!!」

女の子(単純ですね)
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 20:14:02.88 ID:J1IrHQDO
女の子(計画通りです、これで私は食べる事に集中…)

男「あ、肉無くなった」

女の子「え?それじゃぁ私が…」

男「いや、俺が取ってくるから待ってて」

女の子「わかりました」

女の子(ジュース一杯で予想以上の効果ですね)
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 20:17:26.53 ID:J1IrHQDO
男「取ってきたぞー…って、おい」

女の子「ありがとうございます、どうしました?」

男「お前の左手にあるのは?」

女の子「お米ですね」

男「米も食べるのかよ…」

女の子「当然です、焼肉には白いお米です」

男「わかるけどさ…」
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 20:20:50.73 ID:J1IrHQDO
男「お前、明らかに前の時より食べてるよな?」

女の子「今回は時間以外無制限ですので」

男「普段はあまり食べてないじゃないか」

女の子「…そういえばそうですね」

男「何で普段はあれだけで平気なんだ?」

女の子「なんででしょう?」
男「…」
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 20:23:55.11 ID:J1IrHQDO
男「後30分だぞ」

女の子「では、本気を出しますか」

男「いや、食事に手抜きとかあんの?」

女の子「リミッター解除です!!」

男「な!?」

男(浴衣の帯を緩める…だと!?)
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 20:56:19.69 ID:J1IrHQDO
男(冷静になるんだ…いつもここで慌てるから失敗するんだ)

男(そう、帯が緩んで浴衣が開けてるだけ…それだけだ)

男(…)

女の子(何か視線を感じるような…?)
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 20:59:34.47 ID:J1IrHQDO
男(こいつ、前も思ったが本当に着痩せするよな)

男(今回はそれがなんとも言えないエロさを…)

男(いやっ、考えるとまたあいつに叩かれる…なるべく見ないように…)

女の子「ドリンクバー行ってきます」

男「え!?あ、あぁ」ビクッ

女の子「?」
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 21:21:37.56 ID:J1IrHQDO
男「後10分だぞー」

女の子「では最後にデザートを」

男「太るぞ」

女の子「…」

男「太るぞ」

女の子「でも食べます!!」

男「お前すごいよ…」
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 21:24:05.49 ID:J1IrHQDO
女の子「小さいクレープもありますよ」

男「取り行ってくる」

女の子「早いですね…」

男「そこに、クレープがあるというならば!!」

女の子「そうですか」

男「行ってきます!!」

女の子「行ってらっしゃい」
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/17(木) 21:39:51.25 ID:J1IrHQDO
女の子「大漁ですね…」

男「クレープをメインにするべきだと思う」

女の子「そういうお店は無いんですか?」

男「クレープバイキング…流石に聞いたこと無いな」

女の子「残念ですね」

男「あぁ、あったら毎日でも行くのにな」

女の子「病気になりますよ…」
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 07:14:11.49 ID:oNF0y2DO
女の子「ごちそうさまでした」

男「食べ過ぎだろ…」

女の子「そうね、クレープ好きと言っても8個は食べ過ぎよ」

男「お前だよ!!」

女の子「そうかしら?」

男「少なくとも俺十人分は食ってるぞ…」

女の子「あなたが少食なのよ」

男「お前が大食いなんだよ」
506 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 07:15:55.08 ID:oNF0y2DO
男「和室借りてきたぞ」

女の子「布団敷いておきますね」

男「あぁ、ありがと」

女の子「シーツと、枕とー」
男「二組敷けよ」

女の子「…何言ってるんですか、当たり前です」

男「今の間はなんだ」
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 07:21:56.73 ID:oNF0y2DO
男「お前って本当に寒がりだよな」

女の子「そうね、寒いのは嫌いだわ」

男「これからもっと寒くなるぞ?」

女の子「それは大問題だわ」
男「つか、今だにワンピースで行動してるのが問題だ」

女の子「…」
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 07:25:35.46 ID:oNF0y2DO
女の子「それでは明日は服を買いに行きたいわ」

男「またワンピース買う気じゃないだろうな?」

女の子「いえ、上着を買おうかと」

男「そうか、わかった」

女の子「それじゃおやすみなさい」

男「おやすみ」
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 07:40:36.51 ID:oNF0y2DO
男「…まぁ、こうなる気はしてたけどね」

女の子「…」スー、スー

男「もうこの程度じゃ俺は動揺しない…はっ!?」

男(そういえばこいつ今は浴衣だったな…しかも帯を緩めて…)

男(落ち着け!!状況の把握が先決だ!!)
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 07:45:14.99 ID:oNF0y2DO
男(毎回この抱き着き方だな…)

男(俺を人形と勘違いしてるんじゃないか?)

男(この癖何とかならないかな…)

男(…毎回反応してる俺もどうかと思うが)
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 08:19:03.69 ID:oNF0y2DO
男「起きてくれないかなぁ」
男「おーい」

女の子「…」スー、スー

男「…もう一回寝よう、きっと時が解決してくれる」
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 08:28:42.01 ID:oNF0y2DO
女の子「朝ね…」

女の子「まだ寝てる?」

男「…」

女の子「もう10時ね」

女の子「…疲れてるみたいだし、買い物は一人で行きましょう」
513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 08:33:06.27 ID:oNF0y2DO
女の子「あった、ここね」

女の子「どんな上着がいいかしら?」

女の子「そういえば前に…」
女の子「探してみましょう」
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 08:48:51.86 ID:oNF0y2DO
少し前の車内


男「お?」

女の子「どうしました?」

男「あそこを見ろ!!」

女の子「女子高生ですか」

男「いや、服だ服」

女の子「あの上着ですか?」
男「あぁ、ああいうのいいよな」

女の子「…」
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 08:53:55.61 ID:oNF0y2DO
女の子「こんな感じの…」

女の子「でも色が、というかサイズ合いませんね」

女の子「困りましたね…あら?」

女の子「これなら…」
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 08:56:20.37 ID:oNF0y2DO
男「んー…」

男「外が明るい…って、もう昼!?」

男「おい起きろ!!寝過ぎ…あれ?」

男「あいつ…どこいった?」
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 09:13:05.74 ID:oNF0y2DO
男「どこ行ったんだ?」

男「まったく…勝手に行動しやがって…」

男「仕方ない、探すか」

男「しかしあいつが無断でいなくなるとは」

男「…いや、そういえば遊園地でもいなくなってたな」
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 09:16:18.20 ID:oNF0y2DO
男「外に行ったのか?」

男「風呂に行ったわけでは無いようだ、着替え置きっぱなしだし」

男「荷物そのままだから帰ってくるよな?」

男「でも一人にしておくのは心配だな」

男「…外行くか」
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 09:23:37.49 ID:oNF0y2DO
女の子「いい感じです」

女の子「これならあの人も…」

店員「あのー」

女の子「な、なんでしょうか?」

店員「サイズ合って無いですけどよろしいでしょうか?」

女の子「はい、問題無いです」

店員「それでは袋にー」

女の子「あ、そのままでいいです」
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 09:48:52.76 ID:oNF0y2DO
女の子「さて、戻りましょうか」

女の子「あの人も起きた頃でしょう」

女の子「この上着、どう思うでしょうか?」

女の子「…流石にこの体型じゃ女子高生と差がありますけど」
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 10:09:52.47 ID:oNF0y2DO
男「見つからない…」

男「む?あれはクレープ屋じゃないか!!」

男「総員戦闘準備!!突撃だ!!」

男「すみません!!」

店員「は、はい」

男「チョコとイチゴとパイナップル一つずつ!!」

店員「少々お待ちください」
男「三分間待つ!!」

店員「…」
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 11:05:47.17 ID:oNF0y2DO
男「ウマウマー」

男「素晴らしい、やはり昼はクレープだな」

男「いや、朝も夜もクレープでいい」

男「よし、次のクレープだ!!」
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 11:21:17.95 ID:oNF0y2DO
女の子「あら?いないわね」
女の子「どこに行ったのかしら?」

女の子「ま、まさか私を心配して探しに…?」

女の子「…まぁ、どうせお風呂ですね、待ってましょう」
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 11:43:12.76 ID:oNF0y2DO
女の子「遅いですね」

女の子「お風呂ならもう帰ってきてもいい頃のはず」

女の子「まさか本当に私を…?」

女の子「仕方ないですね、探しに行きましょう」

女の子「…仕方なく、です」
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 11:54:10.00 ID:oNF0y2DO
風強い…自転車しんどい…

男「チョコバナナクレープ!!」

店員「500円です」

男「バリバリー!!」

店員「やめて?」

男「わかってるね!!」

店員「お客さん、食べ過ぎじゃないですか?」

男「大丈夫、あいつよりは…」

男「…やっべ、忘れてた」

店員「?」

男「…まぁいいか!!チョコパインも!!」

店員「少々お待ちください」
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 12:40:15.58 ID:oNF0y2DO
女の子「どこに行ったのかしら?」

女の子「手がかりが無いと探し出せない気が…」

通行人1「この先のクレープ屋さん美味しいらしいよ」

通行人2「へー、食べてみたいなー」

通行人3「行ってみよー」

女の子「…まさか」
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 12:44:21.25 ID:oNF0y2DO
女の子「あの人の事だからありえますね」

女の子「行ってみましょう」
通行人4「おい、あっちのクレープ屋で凄い奴見たぞ」

通行人5「どんな?」

通行人4「クレープ何個も抱えて凄い速さで食べてるんだ、あれは人間技じゃねぇ」

通行人5「そりゃ凄いな、その女」

通行人4「いや、それがさ、食べてる奴男なんだよ」

女の子「…これは確定ですね」
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 12:47:40.48 ID:oNF0y2DO
女の子「…」

男「兄ちゃん!!イチゴもう一個!!」

店員「そろそろやめといた方が…」

男「クレープ食えないくらいなら俺は死ぬ!!」

店員「はぁ…わかりました、待っててください」

男「おう!!」

女の子「…何をしているんですか?」

男「!?」ビクッ
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 12:52:58.18 ID:oNF0y2DO
男「いや、これはー…あれ?その上着…」

女の子「あなたが寝ていたので一人で買いに行ってたのです」

男「そ、そうだったのか」

女の子「あなたは何故ここに?」

男「お前がいなかったから探しに…」

女の子「それで、探してるうちにクレープ屋を見つけ目的を忘れて食べていたと?」

男「いや、忘れてないよ?途中で思い出したよ」

女の子「…そうですか」

男「!!」
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 12:53:54.06 ID:oNF0y2DO
バイトの時間です…
531 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 19:45:08.55 ID:oNF0y2DO
終業式オワター


女の子「つまり、あなたは私よりクレープを優先したと?」

男「いや、これには深い訳が…」

女の子「訳とは?」

男「えーっと…えーっと…」
女の子「時間切れです!!」

男「げふっ」ドサッ
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 19:47:57.82 ID:oNF0y2DO
男「今までで一番痛いぞ…」
女の子「当然です、半分の力でやりましたから」

男「これで半分…だと…?」
女の子「…期待して損しました」

男「期待?」

女の子「なんでもありません!!」

男「ぐはっ!!」
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 19:51:08.68 ID:oNF0y2DO
女の子「戻りますよ!!」

男「でも、クレープが…」

女の子「持ち帰りしてください!!」

男「それじゃぁチョコバナナクレープを5個」

店員「…」

女の子「…」
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 19:58:30.74 ID:oNF0y2DO
女の子「まったく、そんなにクレープがいいですか」

男(ヤバいな、こいつ怒ると手が付けられないからな…)

女の子「クレープに負けるなんて心外です」

男(ここは収まるまで様子を見てよう)

女の子「…せっかく、あなたの好みの上着を探してきたと言うのに」

男「え?」
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 20:05:44.80 ID:oNF0y2DO
女の子「もっと上着についてリアクションしてくださってもいいと思います」

男「あ、あぁ…似合ってると思うぞ」

女の子「ありがとうございます」

男「白色のロングコート…可愛いな」

女の子「あ、ありがとうございます」

男(よし、後一押し…ん?)
男「何かそれ、長すぎないか?」

女の子「!!」

男「ロングコートといってもそれは流石に…」
536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 20:23:01.28 ID:oNF0y2DO
女の子「…ったんです」

男「え?」

女の子「私の身長に合うサイズが無かったんです!!」

男「!?」

女の子「このコートだって本当はロングじゃ無いのに無理矢理…」

男(やべぇ、また地雷踏んだ)
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 20:28:17.26 ID:oNF0y2DO
女の子(まぁ、最後は予定外でしたが…)

女の子(とりあえず作戦成功ですね)

女の子(可愛いって、言ってもらえましたし…)

女の子(やっぱりこれを選んで正解です!!)

男(何か喜んでる?)
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 20:36:58.17 ID:oNF0y2DO
女の子(…そういえば、褒められてるのって、上着だけですよね)

女の子(またこのパターンですか!?)

女の子(やっぱり、この人私に興味無いのかしら?)

女の子(いえ…別にいいのですけど)

女の子(何か悔しいです)
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 20:42:12.44 ID:oNF0y2DO
女の子「もう、早く戻りますよ!!」

男「また怒ってるし…」

女の子「なんですか?」

男「なんでもない」

女の子「そうですか」

男「本当によくわかんねー奴…」
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 20:50:25.02 ID:oNF0y2DO
男「戻ったらどうするか…」
女の子「とりあえずお風呂です」

男「そうだな…俺も走って汗かいたし」

女の子「走ったんですか?」
男「あぁ」

女の子「私を探す為に、そこまで…」

男「あ、あぁ」

女の子「少し、嬉しいです…」

男(本当はクレープ買ってたら手持ちの金無くなってATMまで走っただけだが黙ってよう…)
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 21:05:35.09 ID:oNF0y2DO
女の子「着替えどれにしましょうか」

男「どれって、白のワンピースしか無いだろ」

女の子「…わかってないですね」

男「?」

女の子「一つ一つ違いがあるのです、これは肩が紐で結んであるタイプ、これは」

男「…いや、やっぱり全然変わらないだろ」

女の子「…ですよね、これにします」

男「それじゃ行くぞ」

女の子「えぇ」
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 22:31:39.50 ID:oNF0y2DO
男「昨日はイベント全く無かったからな…」

男「今日こそ何かやってみせるぜ!!」

男「…と言い続けて30分」
男「何も無いな…どうしよう」

女の子「諦めるなんてどうですかー?」

男「うお!?そっちまで聞こえてるの!?」

女の子「まぁ、あれだけ大声で言ってれば…」
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 22:49:18.58 ID:oNF0y2DO
男「くそっ、このままでは終われん…」

男「何か…何か手は無いのか?」

男「ん?これは!?」

男「壁に穴!?これでいける!!」

男「…」ドキドキ

男「あれ?誰もいない!!」

女の子(逃げて正解ですね…店員さんに言っておきましょう)
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 22:51:43.44 ID:oNF0y2DO
男「結局何も出来なかった…」

女の子「それはよかったです」

男「くっ…俺が不甲斐無いばっかりに…」

女の子「凄い落ち込んでますね…」

男「皆…ごめんな…」

女の子「皆って誰ですか?」
男「…誰だろう?」

女の子「…」
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 22:56:00.22 ID:oNF0y2DO
男「あ、ちょっとこっち向いてくれ」

女の子「はい?」

男「もらった!!」パシャッ

女の子「あ!!また写真を!!」
男「風呂上がりの一枚、いただきました」

女の子「わ、渡してください!!」

男「だが断る」

女の子「むぅぅ…」

男「まぁまぁ、旅の記録だと思ってくれ」

女の子「…それでは不公平です」

男「え?」
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 22:57:33.44 ID:sE8qpv20
支援
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 22:59:42.63 ID:oNF0y2DO
女の子「というわけで、二人で撮りましょう」

男「何で浴衣に着替えてるんだ?」

女の子「雰囲気出るじゃないですか」

男「まぁ、いいけど」

女の子「それじゃいきますよー」

男「おう」

女の子「1+1はー?」

男「古っ!!」

女の子「…」パシャッ
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 23:01:47.00 ID:oNF0y2DO
支援ありがとうございます

女の子「変な顔してますよ」
男「げっ…本当だ」

女の子「失礼な事言うからです」

男「も、もう一回…」

女の子「ダメです」

男「くっ…せっかくのチャンスだったのに…」
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 23:10:14.29 ID:oNF0y2DO
男「よし、これでおっけー」
女の子「何してるんですか?」

男「撮った写真をファイルにな」

女の子「写真好きなんですか?」

男「んー…好きというか…どうなんだろ?多分好き」

女の子「そうですか…あら?」

男「どうした?」
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 23:12:49.35 ID:oNF0y2DO
女の子「…覚えの無い写真があるのですが」

男「そ、それは!!」

女の子「どういう事でしょうか?」

男「いや、その…つい撮りたくなって、今では反省している」

女の子「なんですか、その犯人の自供みたいな言い方」

男「あぁ、後悔はしてないからな」

女の子「してください!!」
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 23:16:17.09 ID:oNF0y2DO
女の子「これは後悔していただくしか無いようですね…」

男「おい、何で右腕を振りかぶってる」

女の子「わかってますよね?」

男「お、落ち着け!!」

女の子「大丈夫です、手加減は忘れてません」

男「え?」

女の子「私、左利きなので」
男「いやそれ結局痛いってぎゃあああああああああ!!」
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 23:23:41.36 ID:oNF0y2DO
男「痛い…」

女の子「そうですか」

男「…今思い出したんだが」
女の子「何でしょうか?」

男「お前、左利きなんだよな?」

女の子「はい」

男「前のスポーツ対決、確か右手使ってなかったか?」

女の子「えぇ」

男「…どういう事?」

女の子「ハンデです」

男「ハンデ貰ってあの結果…だと?」
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 23:29:22.32 ID:oNF0y2DO
男「お前、本当に底が知れないな」

女の子「ありがとうございます」

男「お前を本気で怒らせないように気をつけるよ…」

女の子「そうしていただけるとありがたいです」

男「どうしたら怒らない?」
女の子「え?急に言われると困りますね…」

男「そこを何とか、命に関わる問題なんだ」

女の子「…そこまで言いますか」
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/18(金) 23:43:48.55 ID:oNF0y2DO
女の子「そうですねー…」

男「何か無いのか?」

女の子「特に無いですけど、一つだけ」

男「なんだ?」

女の子「体型の事言われると怒ります」

男「そりゃ難しいな!!」

女の子「どういう意味ですか?」

男「あ…」
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 00:07:51.13 ID:dyuzH.DO
地震多過ぎ…


男「よし、そろそろ行くか」
女の子「目的地は?」

男「うーん…あ、そうだ」

女の子「クレープはもうダメです」

男「…ですよね」
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/19(土) 00:24:16.57 ID:3XsrzQDO
伊豆、というか静岡のあたりに住んでるのか
支援
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 00:32:49.31 ID:dyuzH.DO
支援感謝です

ソ、ソンナコトナイヨ…!!


男「クレープ…」

女の子「そんな顔してもですね…」

男「美味しかったなぁ…あのクレープ…」

女の子「…クレープ屋さん、行きますか?」

男「!!、行く!!」

女の子「それでは行きましょう」

男「おう!!」
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 00:38:24.68 ID:dyuzH.DO
男「クレープ!!」

店員「おや、あなたは…」

女の子「今回は少なめにしてくださいね」

男「わ、わかってるよ…」

店員「何にしますか?」

男「とりあえずイチゴを5…」

女の子「…」ジー

男「…3個で」
559 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 00:46:54.78 ID:dyuzH.DO
女の子「満足ですか?」

男「少し足りないけど…まぁ」

女の子「それでは行きましょう」

男「おーぅ…」

女の子「その前に…すみません、私はチョコバナナ一つ」

男「お前も食うのかよ!!」
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 00:54:35.96 ID:dyuzH.DO
男「俺にも一口くれ」

女の子「いっぱい持ってるじゃない」

男「今俺が持ってるのはイチゴだ」

女の子「…まぁ、いいですけど、どうぞ」

男「ありがと、いただきます」

女の子「…」

男「ん?どうした?」

女の子「いえ、なんでも…」
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 01:01:14.92 ID:dyuzH.DO
ヤバイ、今大きいの来た怖いぞ…


女の子(この人、本当に意識してないですね…)

女の子(顔…近い…)

男「やっぱりチョコはうまいな」

女の子「!!、そうね」
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 01:18:40.06 ID:dyuzH.DO
男「仕方ない、今回はこれくらいにしておいてやろう」

女の子「悪役台詞ですね」

男「さて、今度こそ行こう」
女の子「どちらに?」

男「とりあえず日用品が足りないから買いに行こう」

女の子「わかりました」
563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 01:33:35.21 ID:dyuzH.DO
男「さて、まずは…」

女の子「あ、たこ焼きの屋台です」

男「すみません、たこ焼き一つ」

女の子「早過ぎます…」
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 01:39:53.24 ID:dyuzH.DO
女の子「私はたいやきを」

男「む、俺もたいやき!!」

女の子「…」

男「なんだ?」

女の子「いえ、なんでも」

男「?」

女の子(私の、分けてあげるのに…)
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 01:47:36.69 ID:dyuzH.DO
男「よし、今度こそ買い物するぞ!!」

女の子「はい、かごとカートです」

男「ありがと、ほれ」

女の子「?」

男「あれ?乗らないの?」

女の子「…」

男「あ、ごめんなさ…ぐほっ」
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 01:50:08.83 ID:dyuzH.DO
女の子「あなたは私をからかって楽しいですか?」

男「いや…そういうわけじゃ…」

女の子「じゃぁ痛いのが好きなんですか?変態さんですね」

男「…おい」

女の子「なんでしょうか?」
男「今の言葉、もう一度頼む」

女の子「…やっぱり変態さんです」
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 02:00:03.27 ID:dyuzH.DO
女の子「これと、これと…」
男「そんなに買うのか?」

女の子「備えあれば憂い無しです」

男「また年に似合わない台詞を…」

女の子「あなたも年齢のわりに…」

男「言うな!!」
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 02:08:00.18 ID:dyuzH.DO
男「それ取ってくれ」

女の子「はい」

男「後はー…あれは!?」

女の子「なんですか?」

男「鉄板だ」

女の子「それがどうしたんですか?」

男「これがあればコンロでクレープ焼ける!!」

女の子「…もう病気ですね」
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 02:16:39.25 ID:17/WcXAo
地震のテロップ見たよ
震度5は大きいよね

しえん
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/19(土) 03:13:25.67 ID:3XsrzQDO
よく地震がきたらまず火を止めるって言うけど
ぶっちゃけ強い揺れの時はそんな余裕無い
下手すれば倒れた鍋ややかんのお湯がかかったりしてあっちっちってなる

コンロとかストーブ消すのは揺れが収まった後で十分だから
まずは机の下とかに避難するのが先決だぞ

毎日お疲れ支援
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 08:24:35.44 ID:dyuzH.DO
支援感謝&心配してくださってありがとうございます

寝るという解決策を取りました、マジコワカッタデス…
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 08:26:33.63 ID:dyuzH.DO
男「こんなもんでいいか?」
女の子「…はい」

男「ん?まだ何かあるか?」
女の子「まぁ、本当は言いたく無いのですが」

男「なんだ?」

女の子「クレープの材料買ってません」

男「あ…」
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 08:30:21.17 ID:dyuzH.DO
男「危なかったぜ…」

女の子「…」

男「買ってなかったら即死だったぜ」

女の子「まさか本当に忘れてるなんて…」

男「仕方ないだろ、鉄板買った時点で何か満足してたんだよ!!」

女の子「気持ちは察しますけど…」

男「ほら、もう行くぞ!!」

女の子「はい」
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 08:35:02.92 ID:dyuzH.DO
店員「こちらどうぞー」

男「お、ラッキー」

女の子「ん…」

男「あ、悪いな」

女の子「いえ」

店員「妹さん、買い物のお手伝いですか?偉いですねー」

女の子「…」

男「はぁ、まぁ…」

女の子「…いえ、ありがとうございます」
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 08:38:58.17 ID:dyuzH.DO
女の子「やはり周りの方からは兄妹にしか見えてないようですね」

男「ん?まぁそうだな」

女の子「…ちょっと、がっかりです」

男「!?」

女の子「どうしたんですか?」

男「ど、どういう風に見られるのがいいんだ?」

女の子「私が妹というのは納得出来ないので姉弟ですかね」

男「…ですよねー」
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 08:45:33.30 ID:dyuzH.DO
女の子「あなたは妹の方がいいですよね?」

男「妹キャラは好きだが…妹はいらないかな」

女の子「どうしてですか?」
男「気にしないでくれ…」

女の子「?」
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 08:48:16.69 ID:dyuzH.DO
男「姉ってのも憧れるよな」
女の子「そうなんですか?」
男「あぁ、弟にデレデレな姉もいいし、厳しい姉に叱られたいし」

女の子「…」

男「おい、何で距離を取る」
女の子「いえ、またやらされそうなので逃げようかと」
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 09:32:27.12 ID:dyuzH.DO
男「そんな事しないよ」

女の子「そうですか、よかったです」

男「お前のキャラじゃないからな」

女の子「そうでしょうか?」
男「あぁ、お前は妹だよ」

女の子「…そうですか」
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 09:54:56.56 ID:dyuzH.DO
女の子「でも、やっぱり妹は納得出来ませんね」

男「なんでだよ?」

女の子「前に妹キャラやりましたよね?」

男「やったな、あれはよかった」

女の子「それが嫌なのです」
男「え?」

女の子「あなたの接し方に寒気が」

男「…ひでぇ」
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 09:56:51.80 ID:dyuzH.DO
女の子「それに…妹だからという理由で可愛いがられても」

男「え?」

女の子「いえ、何でもありません」

男「?」

女の子「早く行きましょう」
男「そうだな、行くか」
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 10:13:48.55 ID:dyuzH.DO
男「忘れ物は無いかー?」

女の子「私は大丈夫よ」

男「それじゃ出発ー」

女の子「次はどっちに?」

男「あそこを右に行くか左に行くか…」

女の子「それじゃぁ…」

男「まて!!」

女の子「?」
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 10:16:00.58 ID:dyuzH.DO
男「あそこを見ろ!!」

女の子「青くてでっかい…本屋さん?」

男「あぁ」

女の子「行きたいんですか?」

男「最近行ってないからな」
女の子「それでは行きましょうか」

男「おう!!」
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 10:36:40.14 ID:dyuzH.DO
女の子「凄い量の漫画本ですね」

男「おお!!これ新刊出てたんだ」

女の子「もう聞いてないですね…」

男「む…これ、まだ連載してたんだ」

女の子「…仕方ありません、待ってましょう」
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 10:49:05.76 ID:dyuzH.DO
男「おぉ、こんなところで探してた本に出会えるとは」

男「これは面白いのか?買って見よう」

男「これはー!!」

女の子「…元気ですね」
585 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 10:51:47.84 ID:dyuzH.DO
女の子「…暇ですね」

女の子「あら?こっちは?」
女の子「洋服売ってるみたいですね」

女の子「ちょっと見てみましょう」
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 11:07:12.04 ID:dyuzH.DO
男「こんなもんかなー?」

男「あいつは?どこ行ったんだろ?」

男「…まぁいいか」

男「DVDも見に行こう!!」
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 11:47:17.59 ID:dyuzH.DO
女の子「この服は…!!」

女の子「この服も…この服はもう下着じゃないですか」

女の子「今はこういうのが流行ってるんでしょうか?」

女の子「あら…この服…どこかで?」
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 11:50:47.56 ID:dyuzH.DO
男「これテレビでも見たんだよな…」

男「でもDVDだと修正無くなってるしなぁ」

男「あ、このDVD特典で声優のオフ話入ってる!!」

男「悩むな…悩むなら買うんだ!!」

男「よし、次だ!!」
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 11:53:09.65 ID:dyuzH.DO
女の子「思い出しました」

女の子「これ、入り口のポップの女の子が着てた服です」

女の子「となると…これはもしかして…」

女の子「噂に聞いたこすぷれ服?」
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 12:29:04.11 ID:dyuzH.DO
ヤバイまた地震来た…


女の子「これもどこかで見たことありますね…」

女の子「あ、これはダンスの…」

女の子「…見てどうする訳でも無いですが、興味が出て来ました」

女の子「あの人は大丈夫でしょうか?」
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 12:51:16.22 ID:dyuzH.DO
男「お、このRPG続編出てたのか」

男「でも携帯機…これは大丈夫なのか?」

男「最近のゲームは携帯機ばかりだな」

男「…まぁ、今の状況じゃ携帯機しか出来ないから調度いいか」

男「せっかくだから本体ごと買うか!!」
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 13:10:55.31 ID:dyuzH.DO
男「買い過ぎたかもしれん…」

男「だが後悔はしていない!!」

男「しかしあいつ居ないな」
男「あと行ってないのはこっちだが…」

男「…まさかな」
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 13:47:44.48 ID:dyuzH.DO
女の子「これ、可愛いです」
女の子「でも、あの人はこういう服好きなのでしょうか?」

女の子「いえ、別にいいんですけど、でも…」

店員「試着してみますかー?」

女の子「え、あの…」

店員「着てみるだけでもいいのでー」

女の子「…そ、それではお願いします」

店員「こちらですー」
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 14:13:48.39 ID:dyuzH.DO
女の子「これは…なかなか」
女の子「でもちょっと派手でしょうか?」

女の子「何か…私には似合わない気がします…」

女の子「でも、可愛い服ですよね」

女の子「…また服だけ褒められそうです」
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 14:23:01.10 ID:dyuzH.DO
男「流石にここにはいないよな…?」

男「でも一応…確認の為」

男「そう!!確認の為だ、確認!!」

男「しかし何歳になってもこのコーナーに入るのは緊張するな…」

男「よし、行くぞ!!」
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 14:45:18.28 ID:dyuzH.DO
男「やっぱりいないか…」

男「そ、そうだよな、居るわけ無いよな!!」

男「それじゃ出よう…」

男「…やっぱり、少しだけ見ていこう」

男「参考!!参考の為!!」

男「…さっきから言い訳ばかりだな、俺」
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 14:51:27.21 ID:dyuzH.DO
男「凄い…凄いぞ!!」

男「でも怖い!!何か怖い!!」
男「ユートピア!!…だめだ何言ってるんだ俺は…」

通行人「…」

男「ま、周りの目も怖い…」
男「撤退!!やっぱり撤退だ!!」

男「早くあいつを見つけなければ…」
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 14:53:56.61 ID:dyuzH.DO
女の子「買ってしまいました…」

女の子「何か凄く失敗したような…でもサイズが合う服なんて久し振りですし」

女の子「普段着には出来ませんけど、時々着るくらいなら…」

女の子「…着るタイミングが思い付きませんね」
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 14:55:34.00 ID:dyuzH.DO
男「あれ?こっちにも道が」
男「コス服…流石にいないか」

女の子「あ、発見です」

男「いるのかよ!!って、え?」

女の子「どうしました?…あ」

男「その格好…」

女の子「やってしまいました…」
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 14:57:31.69 ID:dyuzH.DO
男「いい!!」

女の子「…え?」

男「黒髪ロングにゴス…お前センスあるな」

女の子「えと…ありがとうございます」

男「待てよ…これなら…」

女の子「?」

男「ちょっとこっち来い」

女の子「なんでしょうか?」
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 15:01:18.30 ID:dyuzH.DO
男「あった、これだ」

女の子「それは?」

男「眼帯だ!!」

女の子「それをどうするんですか?」

男「着けてくれ」

女の子「え?」

男「いいから何も言わずに着けてくれ!!」

女の子「はぁ…いいですけど」
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 15:37:39.80 ID:dyuzH.DO
女の子「これでいいですか?」

男「あぁ…完成だ!!」

女の子「完成?」

男「これでお前も立派な電波系少女に!!」

女の子「何でそうなるんですか!?」
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 15:41:04.70 ID:dyuzH.DO
男「しかし、完璧な着こなしだな」

女の子「嬉しく無いです!!」
男「え?なんで?」

女の子「だって…あら?」

女の子(着こなしって…もしかして褒められてるのは私なのでは?)

男「どうしたんだ?」

女の子「い、いえ、何でもないです」
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 15:43:23.30 ID:dyuzH.DO
男「とりあえず今日一日その格好で」

女の子「断固拒否します」

男「なんでだよ?」

女の子「それはー…恥ずかしいというか…」

男「恥ずかしがる事なんか無いぞ!!」

女の子「そ、そうですか?」
男「あぁ!!」
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 15:45:47.71 ID:dyuzH.DO
男「そもそも電波系に恥じらいとか無いと思う!!」

女の子「…あなたの言葉を真面目に受け取った私がバカでした」

男「という事は着てくれるんだな?」

女の子「だから、何でそうなるんですか!!」
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 15:50:17.46 ID:dyuzH.DO
男「そうと決まったら他のオプションも買わないとな!!」

女の子「まだ何も決まってません!!」

男「まぁまぁ、騙されたと思って」

女の子「既に完全に騙されているような気がします…」

男「待ってろ!!俺が買ってきてやる!!」

女の子「やめてください!!」
男「わかってきたな」

女の子「え?何がですか?」
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 15:52:30.77 ID:dyuzH.DO
男「という訳で買ってきました」

女の子「本当に買ってくるとは…」

男「さぁ、着けるぞ」

女の子「絶対に嫌です」

男「抵抗しても無駄だ!!」

女の子「どんどん悪役になってますね…」
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 16:26:58.45 ID:dyuzH.DO
エイデン子供多過ぎだろ…


女の子「わかりましたよ…」
男「じゃぁ?」

女の子「着けます」

男「よし、それじゃぁ…」

女の子「いえ、自分でやります」

男「…」
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 16:35:27.13 ID:dyuzH.DO
女の子「これでいいでしょうか?」

男「む、違う!!」

女の子「え?」

男「お前、適当に着けただけだな?」

女の子「よくわからないので…」

男「やっぱり俺がやる!!」

女の子「…好きにしてください」
610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 16:39:45.81 ID:dyuzH.DO
男「これは少し傾けてー」

女の子「…」

男「これは胸の所に…」

女の子「あ、どこ触って…」
男「動くな、ずれる」

女の子「…はい」

女の子(何でこんな事に…)
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 17:11:53.95 ID:dyuzH.DO
男「これでよし!!」

女の子「やっと終わりましたか…」

男「やっととは大袈裟な」

女の子「もう30分経ってますよ…」

男「いやぁ、チョーカーの位置がなかなか決まらなくてな」

女の子「何処でもいいですよ…」

男「何処でもいいとは…そんなんで真のー…」

女の子「もういいです…」
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 17:24:22.33 ID:dyuzH.DO
女の子「この頭の上の小さな帽子必要なんですか?」

男「もちろん」

女の子「このシルバーアクセもですか?」

男「あぁ、何かありそうだろ?」

女の子「多分私には何も無いです…」

男「そんな事言うなよ、自分を信じようぜ!!」

女の子「何で私励まされているのでしょうか?」
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 17:27:06.07 ID:dyuzH.DO
男「何か、今のお前なら魔法使っても違和感無いな」

女の子「そうでしょうか?」
男「あぁ、黒魔法とか」

女の子「…」

男「嫌か?」

女の子「ちょっと、イメージが…」

男「じゃぁ召喚魔法だな!!」
女の子「…」
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 17:32:43.23 ID:dyuzH.DO
女の子「あの、着替えても…」

男「だめだ!!」

女の子「…」

男「せっかくなのに勿体ない」

女の子「そうですか…」

男「疲れてる?」

女の子「えぇ、とても…」
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 20:36:42.20 ID:dyuzH.DO
冬休みスゲー、つい寝てしまう…

男「〜♪」

女の子「ご機嫌ですね…」

男「まぁな!!」

女の子「私は一刻も早く日付が変わって欲しいです」

男「そんな事言うなよー」

女の子「言いたくもなります…」
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 20:43:50.20 ID:dyuzH.DO
男「さて、結局ここを右に行くのか左に行くのか…」

女の子「では右に…」

男「待て!!」

女の子「どうしました?」

男「前はお前に任せて大渋滞だった、今回は逆を行かせてもらうぞ!!」

女の子「…まぁ、いいですけど」

男「じゃぁ左行くぞ!!」

女の子「はい」
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 20:46:53.31 ID:dyuzH.DO
男「…」

女の子「…」

男「何故だ、何故にこうも…」

女の子「また大渋滞ですね」
男「何でだよおおおおおおおおおお!!」
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 20:52:17.78 ID:dyuzH.DO
女の子「本当に運が悪いですね」

男「もう本当に呪いだろこれ…」

女の子「そうかもしれませんね」

男「もう渋滞は嫌だ…」

女の子「大丈夫です、今回は準備万端です」

男「そういう事じゃ無いんだよおおおおおおおお!!」
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 20:59:59.17 ID:dyuzH.DO
男「仕方がないので後部座席を鑑賞しようと思う」

女の子「しないでください!!」

男「いいじゃないか」

女の子「は、恥ずかしいです…」

男(恥ずかしがる姿も可愛いな…)
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 21:08:29.39 ID:dyuzH.DO
女の子「見ないでくださいー…」

男「今更だな」

女の子「ずっと言ってます…」

男「いい加減慣れろよー」

女の子「無理です」

男「うーん」
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 21:12:38.03 ID:dyuzH.DO
男「じゃぁ設定を付けよう」
女の子「突然なんですか?」
男「普通にその格好してるから恥ずかしいんだ、つまり…」

女の子「つまり?」

男「無理矢理設定を付けて成り切れば恥ずかしくないはずだ!!」

女の子「な、なるほど」

男(まぁ、普通にコスプレだけどな、混乱していて気がついていない)
622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 21:42:03.63 ID:dyuzH.DO
女の子「何がいいでしょうか?」

男「そうだなぁ…魔界勇者なんてどうだ?」

女の子「…それはどういうジョブですか?」

男「まず、エクスカリバーを…」

女の子「いえ、やっぱり説明はいいです…」
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 22:07:25.98 ID:dyuzH.DO
男「それじゃぁ人形なんてどうだ?」

女の子「契約しないと力が出ないです」

男「フレッシュなー…」

女の子「こんな格好じゃ無かったと思いますが」

男「アイドルにならないか」
女の子「流石に無理があると思います…」
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 22:13:27.74 ID:dyuzH.DO
また揺れた…マジデコワイ…


男「何ならいいんだ?」

女の子「急に聞かれましても」

男「うーん」

女の子「というか、何でこんな事で悩んでるのでしょうか…」
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 22:22:51.26 ID:p9ineSk0
逆に考えるんだ

自分が[禁則事項です]で揺らしてると
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 22:29:15.51 ID:dyuzH.DO
男「そういえばお前超能力使えたよな?」

女の子「え、えぇ」

男「それでいこう」

女の子「どういう事ですか?」

男「この前見たアニメ何だが」

女の子「?」

男「超能力魔法少女テスラちゃんというのがあってだな」

女の子「超能力なのか魔法なのか科学なのかわかりにくいタイトルだな…」
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 23:00:39.24 ID:dyuzH.DO
>>625 その発送は無かった…いやわからないです申し訳無いです…


男「時は2015年…一人の少女が世界を救う為ー」

女の子「結構近未来ですね」
男「魔法のステッキ、ソード・オブ・フォーチュンでー」

女の子「無理矢理未来的な設定入れてるうえにそれスティックじゃ無いです」

男「悪の組織を倒していく話だ」

女の子「ここまで超能力の話皆無ですね…」
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 23:13:44.25 ID:dyuzH.DO
漢字間違えた地震怖いもうだめだ…


男「そのアニメの主人公のテスラちゃんがな、調度電波系でな」

女の子「はぁ…?」

男「自分を超能力者と信じているわけだ」

女の子「え、超能力要素そこだけですか?」

男「うん」

女の子「そのアニメ…すぐ打ち切りになりそうですね」

男「今250話でまだ放送中だよ」

女の子「信じられません」
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 23:19:35.59 ID:dyuzH.DO
男「という訳で、テスラちゃんになってくれ」

女の子「いや、私そのキャラクター知らないんですが…」

男「大丈夫、お前雰囲気とか似てるから」

女の子「設定聞く限り嬉しく無いですね…」
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 23:25:41.55 ID:dyuzH.DO
男「そういえばトランクに漫画があるはずだ」

女の子「私は見てませんが」
男「ケースに入ってる」

女の子「…これでしょうか?」

男「それを読んで勉強してくれ」

女の子「何故そこまで…」
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 23:29:31.86 ID:dyuzH.DO
女の子「…」

男「どうだ?」

女の子「こういう漫画は読んだ事無いですが、なかなか…」

男「そうだろー?」

女の子「でも、理解出来ない設定ばかりですね…」

男「…」
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/19(土) 23:57:11.02 ID:dyuzH.DO
女の子「この悪の組織は結局何がしたかったんですか?」

男「地球温暖化から地球を守るために太陽炉を作る為に主人公が持つ石が欲しかったんだ」

女の子「…主人公は何で石を渡さないんですか?」

男「知らない人にいきなり石をよこせと言われて渡すわけ無いだろ?」

女の子「この人達…悪の組織じゃ無いのでは」
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 00:13:03.07 ID:sJ5mw.DO
女の子「この漫画、何と言いますか…いいとは思いますけど」

男「なんだ?」

女の子「私にはやはりレベルが高いかと…」

男「そうか?一部で大人気だぞ?」

女の子「一部って?」

男「中学生」

女の子「…」
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 00:30:00.18 ID:sJ5mw.DO
女の子「しかし進みませんね」

男「そうだな…」

女の子「ゆっくり読めるからいいのですけどね」

男「その為の渋滞だったのか!?」

女の子「違うと思いますけど…」
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 00:35:51.14 ID:sJ5mw.DO
女の子「…」

男「ん?」

男(三巻…あのシーンか?)
男(あのシーンは感動だよな、俺も魅入ったなぁ)

女の子「この女の子が敵の幹部を許すシーン…」

男「やっぱりそこか、そこは俺もー…」

女の子「何で許したんでしょうか?よくわからないです」

男「…そうか」

女の子「どうしたんですか?」

男「何でもない…」

女の子「?」
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 00:40:47.20 ID:sJ5mw.DO
女の子「とりあえず5巻まで読みました」

男「それじゃぁ早速!!」

女の子「目が疲れました」

男「…お菓子食べるか?」

女の子「いただきます」
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 00:48:09.19 ID:sJ5mw.DO
男「ん?そのビスケットの食べ方…」

女の子「な、なんですか?」
男「ビスケットを二つに割って片方ずつ食べる…テスラちゃんと同じ!!」

女の子「えぇ、ちょっと練習です」

男「案外乗り気だな」

女の子「そ、そんな事無いですよ」
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 01:00:53.63 ID:sJ5mw.DO
女の子「というか、こんな格好してるのって私くらいですよね…」

男「そんな事無いと思うぞ?」

女の子「?」

男「前後の車見てみな」

女の子「何か…車に大きな絵が?」

男「そうだ」

女の子「全部アニメのキャラクターのようですね」

男「乗ってる人もあの格好はコスプレだろう」

女の子「珍しい事があるものですね」

男「そうだな」
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/20(日) 01:23:11.33 ID:oyjOeoDO
ぶっちゃけお前の住んでる家がよっぽど古くない限り
震度3〜5程度で倒れたりはしない
安心しろ
ソースは新潟でここ数年何度も地震に遭った俺

まあ揺れは慣れる
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 01:32:39.37 ID:sJ5mw.DO
>>639 ありがとうございます、団地とか大丈夫ナノカナ…

女の子「お菓子美味しいです」

男「チップスも開けたのか」
女の子「食べないとやってられないのです…」

男「精神追い込まれすぎだろ」

女の子「誰のせいですか!!」
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 01:53:27.43 ID:sJ5mw.DO
男「大丈夫か?」

女の子「完全復活です」

男「そうか、それじゃぁ早速勉強の成果を見せてくれ!!」

女の子「…やらないとダメなんですか?」

男「あぁ」

女の子「拒否出来ないでしょうか?」

男「泣くぞ!!」

女の子「そんな脅しされましても…」
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 02:02:08.31 ID:sJ5mw.DO
女の子「世界の平和とかどうでもいいです」

男「!?」

女の子「どうしました?」

男「それは60話でのテスラちゃんの台詞だ、まさかいきなり始めるとは」

女の子「ち、違いますよ!!」
男「よろしい続けろ」

女の子「もう何を言っても無駄ですね」

男「それは23話の!!」

女の子「…」
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 02:10:13.26 ID:sJ5mw.DO
女の子「もう喋るのやめようと思います」

男「なん…だと?」

女の子「私には荷が重いようなので…」

男「そんな事言わずに話そうぜ、お前と話してないと渋滞のストレスが」

女の子「私は別のストレスが溜まってますけどね…」
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 02:39:17.05 ID:sJ5mw.DO
男「では、お願いします」

女の子「はい…えーっと、わ、私の名前はテスラちゃん!!」

男「いいぞいいぞ」

女の子「普段は超能力少女、でも敵が現れたら変身して魔法少女に!!」

男「そこで決めポーズ…ってやべ!!前進んでる!!」

女の子「…終わりましたけど」

男「な、見てない!!もう一度やってくれ」

女の子「絶対に嫌です」
645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 02:57:07.38 ID:sJ5mw.DO
サッカー面白くなってきた

男「くっ…俺とした事が…見逃すとは…」

女の子「危なかったです」

男「まぁいいや…次に期待しよう」

女の子「まだやるんですか」
男「当たり前だ!!」

女の子「まぁ、あなたが面白いと言うならやりますけど…」
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 03:01:32.01 ID:sJ5mw.DO
女の子「テスラさんは魔法使う時呪文とか唱えないんですか?」

男「あぁ、面倒だから唱えない」

女の子「それでいいのでしょうか…?」

男「お前は唱えたいのか?」
女の子「…遠慮します」
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 03:11:38.96 ID:sJ5mw.DO
女の子「決め台詞とかあるんですか?」

男「あぁ、あるよ」

女の子「どんな台詞なんですか?」

男「今日も一応ジャスティス完了!!」

女の子「一応と付ける辺りがかなりリアルですね…」

男「まぁ、1クール目は嫌々やってたからな」

女の子「…それってもしかしていくつもあるんですか?」

男「うん、毎クール変わってるから」

女の子「…」
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 03:20:54.67 ID:sJ5mw.DO
女の子「き、今日も一応ジャスティス完了!!」

男「ポーズが違う」

女の子「え?」

男「右手を斜め上に伸ばして左手は曲げて…そんな感じだ」

女の子「…え、もう一回ですか?」

男「うん」

女の子「…」
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 03:24:03.52 ID:sJ5mw.DO
メッシが入れた…オワタ…


女の子「ではいきます」

男「どうぞ!!」

女の子「今日も一応ジャスティス完了!!」

男「パーフェクトだ!!」

女の子「…何か悲しくなってきました」

男「俺はテンション上がってきたよ!!」
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 03:31:09.31 ID:sJ5mw.DO
女の子「そういえばテスラさんは最初眼鏡掛けてましたね」

男「あぁ、敵に僅か4話で敵に壊されたけどな」

女の子「それで疑問なんですが」

男「なんだ?」

女の子「眼鏡って事は目が悪かったんですよね?」

男「そうだな」

女の子「じゃぁ何で今眼帯着けてるんですか?」
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 03:41:18.38 ID:sJ5mw.DO
男「ふっ、説明しよう!!」

女の子「わんわん?」

男「実はテスラちゃんの目には隠された秘密があったのだ!!」

女の子「なんだってー」

男「彼女の目には強力な魔翌力が(略)そしてその魔翌力を抑える為に眼鏡を(略)」

女の子「そんな事がー」

男「そして今は眼帯でその魔翌力を抑えてるという訳だ」

女の子「…面倒なので適当にリアクションしてしまいました」

男「そんな気はしてた!!」
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 03:45:21.86 ID:sJ5mw.DO
男「しかしお前、本当に似合ってるな」

女の子「ありがとうございます」

男「激しく俺得だ」

女の子「それはよかったです」

男「という訳で次のポーズを」

女の子「…はい」
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 03:49:05.79 ID:sJ5mw.DO
女の子(凄いテンション上がってますね…)

女の子(自分がファンのアイドルに会えたとか、そんな気持ちなのでしょうか?)

女の子(それなら頑張ってやらなければ)

女の子(こんな事でもこの人の為になるようですし)

女の子「でも、このポーズは恥ずかしいです…」

男「そのポーズ無くしてテスラちゃんは成り立たないのだ」

女の子「そうですか…じゃぁ頑張ります」

男「頑張れ!!」
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 03:52:22.37 ID:sJ5mw.DO
女の子(今思えば、この人は今私では無くてテスラさんしか見えてないのでは?)

女の子(それはちょっと悔しいです…)

女の子(でも、この格好なら後ろを振り返ってくれますし…)

女の子(いつもは運転で忙しくて、前しか見てませんから…)

女の子(見ててもミラー越しですし)
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 03:54:01.60 ID:sJ5mw.DO
女の子(前向きに考えましょう)

女の子(この人は今私を必要としてくださいます)

女の子(それだけで…いいと思います)

女の子(いいですよね?たぶん)
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 09:32:22.10 ID:sJ5mw.DO
男「しかし…さっきから変な車多いな」

女の子「そうね」

男「この辺じゃ流行ってるのか?」

女の子「嫌な流行ね」

男「今のお前が言うか」

女の子「うっ…」
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 09:35:55.52 ID:sJ5mw.DO
女の子「痛っ…」

男「どうした!?」

女の子「いえ、ポーズの練習をしていたら頭が天井に…」

男「何!?見せてくれ!!」

女の子「今はちょっと…」

男「頭だよ、強くぶつけたんじゃないか?」

女の子「あ、そっちですか、ポーズの方かと…」

男「いいから、見せて」

女の子「はい…」
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 09:51:11.17 ID:sJ5mw.DO
男「で、練習してたポーズは?」

女の子「変身する時のポーズを」

男「是非後で見せてくれ」

女の子「またぶつけそうなのでやめておきます…」

男「…」
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 10:00:31.27 ID:sJ5mw.DO
男「んー…いよいよ周りが変な空気だ」

女の子「逆に私達が浮いてますね」

男「もしかして…」

女の子「なんですか?」

男「…まぁ、とりあえず進もう」

女の子「?」
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 10:09:22.96 ID:sJ5mw.DO
女の子「何かこの格好にも慣れてきました」

男「それはよかった」

女の子「お菓子を食べてれば何とか乗り切れそうです」

男「お前の原動力はお菓子だよな…」

女の子「そ、そんな事…無いと思います」
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 10:16:19.79 ID:sJ5mw.DO
朝マックウマウマー


男「何か定期的に動いてるな」

女の子「そうですね、信号待ちでしょうか?」

男「いや、順番待ちだろうな…」

女の子「何の順番ですか?」
男「駐車場」

女の子「駐車場?」
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 10:21:32.13 ID:sJ5mw.DO
女の子「面白い車ばかりですね」

男「この状況だからそう言えるんだろうな…」

女の子「この車もああいう風にしてみてはどうでしょうか?」

男「俺にそんな勇気無い…」
女の子「可愛いと思いますけど?」

男「いや…まぁ、何でもない」

女の子「?」
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 10:31:50.40 ID:sJ5mw.DO
女の子「そういえば」

男「なんだー?」

女の子「テスラさんって、魔法のステッキ持ってましたよね?」

男「あぁ、持ってるな」

女の子「あれは買わなかったんですか?」

男「前に買ったのがトランクに入ってる」

女の子「…」

男「引かれるのは想定の範囲内だ!!」

女の子「…」

男「そこまで引かなくてもいいだろおおおおおおおおお!!」
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 10:38:50.77 ID:sJ5mw.DO
女の子「これが…」

男「魔法のステッキ、ソード・オブ!!」

女の子「長いので魔法のステッキでいいです」

男「名前は大事だぞ!!」

女の子「面倒じゃないですか、ステッキでもいい位です」

男「その台詞はー」

女の子「もうそれはいいです」
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 10:43:36.92 ID:sJ5mw.DO
女の子「この人達はどこを目指してるのでしょうか?」

男「そうだなぁ、二次元とかかな」

女の子「え?」

男「まぁ、気にするな」
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 10:52:09.16 ID:sJ5mw.DO
女の子「このボタンなんですか?」

男「押してみな」

女の子「あ、光りました」

男「そこで台詞!!」

女の子「超時空魔法少女テスラ、今日もー」

男「…」

女の子「…いえ、何でもないです」

男「もう完全に成り切ってるな」

女の子「ち、違いますよ…」
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 11:18:53.90 ID:sJ5mw.DO
男「テスラちゃんの主題歌があってだな」

女の子「知りません」

男「これがいい歌なんだよ」
女の子「そうなんですか」

男「という訳で…」

女の子「覚えません、歌いません、踊りません」

男「また心を読まれた!?」

女の子「…」
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 11:25:43.73 ID:mQ1qo4Q0
お話書く人はメル欄にsaga入れたほうがいいかもね
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/20(日) 11:55:13.65 ID:sJ5mw.DO
>>668 アドバイスありがとうございます


女の子「とりあえずこのステッキはしまっておきますね」

男「なんで?」

女の子「自分を見失いそうなので…」

男「なんだそれ?」

女の子「気にしないでください…」
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 12:05:22.57 ID:sJ5mw.DO
女の子「お腹減りましたね」
男「お菓子食べてただろ!!」
女の子「別腹です」

男「…じゃぁ何か食べるか」
女の子「はい」
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/20(日) 12:08:40.77 ID:sJ5mw.DO
いきなり忘れてた…申し訳ないです…


男「何食べるんだ?」

女の子「料理は難しいですね…」

男「まぁ、お前じゃ…な」

女の子「…動いてるから、という意味だったのですが」
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 12:17:50.22 ID:sJ5mw.DO
映画見てきます
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage saga]:2009/12/20(日) 13:24:59.76 ID:fmXDPMDO
>>672
行ってらっしゃーいノシ

あと、sageじゃなくてsagaね
sagaをメル欄に入れると
死ね
デブ
殺す
などがモザイク入らず言えるw
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/20(日) 13:54:50.47 ID:oyjOeoDO
パー速の仕様の詳細はここ参照↓
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/kako/1194/11940/1194090094.html

面白がって
こなあああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいい
とか遊ばないように
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 15:23:13.79 ID:sJ5mw.DO
映画終わりました、通りすがりのライダーマジカッケー

教えて頂きありがとうございます、参考になりました
見間違えてて申し訳ないです…
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 16:18:42.42 ID:sJ5mw.DO
ガンNEXTボロ負けした…輝ツヨス…


女の子「前の方が見えてきましたね」

男「そうだな」

女の子「お祭りでしょうか?凄い人です」

男「まぁ、祭だな…」

女の子「?」
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 16:43:04.65 ID:sJ5mw.DO
女の子「こみけ?」

男「知らないか?」

女の子「聞いた事ならありますけど…」

男「まぁ、自作の漫画とかゲームを売買する場所…で合ってると思う」

女の子「自作ですか、凄いですね」

男「…行きたいか?」

女の子「行ってみたいです」
男「そうか…わかった」

女の子「?」
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 16:53:50.98 ID:sJ5mw.DO
男「後少しなんだけどなー」
女の子「駐車場満車みたいですね」

男「これは待つしか無いか」
女の子「そうですね」
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 16:56:18.81 ID:sJ5mw.DO
女の子「あ、空車に」

男「すぐ満車になるよ」

女の子「本当です…」

男「まぁ、まだ昼だし気長に行こう」

女の子「わかりましたよ」
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 17:00:23.39 ID:sJ5mw.DO
男「待ってるだけだと暇だな」

女の子「そうですね」

男「この時間を利用してキャラ作りの練習だ!!」

女の子「何でそうなるんですか!!」

男「お前、その格好で行ったらコスプレにしか見られないぞ」

女の子「うっ…」

男「さぁ、練習だ」
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 17:02:50.22 ID:sJ5mw.DO
女の子「着替えるという選択肢は…」

男「俺がいるんだぞ?」

女の子「…」

男「諦めて練習だ」

女の子「本当に買って失敗です…」
682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 17:07:00.83 ID:sJ5mw.DO
男「そこで視線!!」

女の子「こうですか?」

男「いい感じだ!!」

女の子「ありがとうございます」

男「次は振り返りでー」

女の子「…私は何処に向かっているのでしょうか?」

男「会場だろ?」

女の子「そういう意味じゃ無いです…」
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 17:14:45.68 ID:sJ5mw.DO
男「もうすぐだな」

女の子「そうですね」

男「準備はいいか!?」

女の子「何の準備ですか?」
男「心の準備しないと大変な事になるぞ」

女の子「どういう意味ですか?」

男「行けばわかるか」
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 17:23:29.26 ID:sJ5mw.DO
男「やっと入れるな」

女の子「長かったです…」

男「まぁ、この時間じゃ仕方ないな」

女の子「あ、あそこ空いてます」

男「おっけー」
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 17:25:37.22 ID:sJ5mw.DO
男「戸締まりおっけー」

女の子「…あの」

男「ん?」

女の子「その格好、なんですか?」

男「これ?執事服」

女の子「…何でそんな服持ってるんですか?」

男「今更そんな事聞くか?」
女の子「そうですね、今更でしたね…」
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 17:28:36.94 ID:sJ5mw.DO
男「それじゃ入るか」

女の子「広い会場ですね…迷いそうです」

男「入口でパンフ買うから大丈夫だと思う」

女の子「パンフレットを買うんですか?」

男「まぁ…参加費みたいな物かな…500円とかだけど」
女の子「…それって」

男「言うな!!絶対に言うなよ!!」
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/20(日) 17:30:17.29 ID:sJ5mw.DO
受付「入口こちらでーす」

男「ほい」

受付「どうぞー」

男「どうも」

女の子「何か慣れてますね」
男「そ、そんな事無いぞ?」
女の子「怪しいですね」

男「い、行くぞ!!」

女の子「えぇ」
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 17:32:57.05 ID:sJ5mw.DO
女の子「凄い人数ですね…」
男「まぁ、こんなもんだよ」
女の子「人に酔いそうです」
男「俺から離れるなよ?」

女の子「は、はい」

男「俺も命の保証は出来ないからな」

女の子「…そんなに危険なんですか?」

男「まぁな…」
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 17:35:20.73 ID:sJ5mw.DO
女の子「あそこ、凄い行列ですね」

男「人気サークルなんだろうな」

女の子「サークル?」

男「あー、何と言うか…」

女の子「?」

男「本を作るグループみたいなもんだ」

女の子「なるほどです」

男「さ、行くぞ」

女の子「見てきます」

男「あ」
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 17:37:52.65 ID:sJ5mw.DO
女の子「凄いです、綺麗な絵…」

男「離れるなって言っただろ」

女の子「あ、そうでした、ごめんなさい」

男「移動するぞー」

女の子「はい」

男(あれの中身を見せる訳にはいかないな…)
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 17:41:49.65 ID:sJ5mw.DO
女の子「これは?」

男「自作グッズだ」

女の子「凝った作りですね」
男「そうだな」

女の子「これは何に使うんですか?」

男「鞄に着けたりするんだよ」

女の子「そうなんですか」

男「欲しい?」

女の子「いえ、鞄無いので」
男「…そういえばそうだったな」
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 17:46:00.76 ID:sJ5mw.DO
男「ここはゲーム売ってるコーナーだ」

女の子「ゲーム作るなんて凄いですね」

男「あまり奥行くなよ?」

女の子「何でですか?」

男「それはー…」

男(危ないゲームがいっぱいあるから、とは言えないよな…)

男「人が多くて迷うだろ?」
女の子「そうですね、では次に行きましょう」

男「ふぅ…」
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 18:08:32.11 ID:sJ5mw.DO
女の子「あっちにカメラ持った人が大勢いますね」

男「あぁ、撮影用のブースだ」

女の子「撮影?」

男「あそこでコスプレ服のお披露目&撮影するんだ」

女の子「何であそこじゃ無いとダメなんですか?」

男「まぁ、荒れるからかな」
女の子「?」
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 18:46:06.95 ID:sJ5mw.DO
男「行ってみるか?」

女の子「でも、この服だと撮られるんじゃないかしら?」

男「まぁ、かなり高確率で」
女の子「私、写真って苦手なのよ…」

男「いきなり撮られる事は無いと思うから、断れば大丈夫だよ」

女の子「そうですか?」

男「あぁ」

女の子「それじゃぁ、行ってみたい…です」

男「おっけー、じゃぁ行こう」
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 18:48:37.13 ID:sJ5mw.DO
女の子「皆さん、凄い格好です」

男「クオリティ高いな」

女の子「あ、あの服見た事あります」

男「アニメ化したからな」

女の子「あの人は髪の色が凄いですね…緑です」

男「あれはカツラだよ」

女の子「なるほど、納得です」

男(楽しそうだなぁ)
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 18:55:27.09 ID:sJ5mw.DO
カメコ「すみません、一枚いいですかー?」

女の子「あ、えと…」

男「ごめんなさい、こいつ撮られるのダメなんで」

カメコ「え」

男「ほれ、行くぞ」

女の子「え、えぇ」
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 18:57:43.35 ID:sJ5mw.DO
男「ちゃんと断らないとダメだぞー」

女の子「ご、ごめんなさい」
男「押しが強い奴だと押し切られるぞ?」

女の子「はい…」

男「…次はちゃんと断れよ?」

女の子「頑張ります」
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 19:04:38.58 ID:sJ5mw.DO
カメコ「あ、一枚ー」

女の子「ごめんなさい」

男「よし、慣れてきたか?」
女の子「えぇ、見てるだけならとても楽しいわ」

男「それはよかった」

カメコ「すみませんー」

女の子「…ごめんなさい」

男「…人気だな」
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 19:11:59.65 ID:sJ5mw.DO
南海キャンディース面白かったのに得点低い…


男「お、あれは」

女の子「どうしました?」

男「テスラちゃんのライバルのフレちゃんとミング君だ!!」

女の子「…凄いネーミングセンスですね」

男「見に行こう」

女の子「えぇ」
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 19:15:30.94 ID:sJ5mw.DO
男「すっげー、完成度高いな」

女の子「凄い派手ですね」

男「目立ちたがり屋な設定だからな」

女の子「何故磁束の人が目立ちたがり屋な設定…」

男「おぉ、ポーズまで!!」

女の子「この人が一番楽しんでるのでは…?」
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 19:20:53.88 ID:sJ5mw.DO
コス姉さん「あれ?もしかしてテスラちゃんのコスですかー?」

女の子「えと…そんな感じです」

コス兄さん「こっちの彼は敵の執事三号ですか?」

男「いえ、悪魔な方です」

女の子「違うんですか!?」

コス姉さん「いいコンビですね」
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 19:23:32.52 ID:sJ5mw.DO
男「ここ付け替えると三号ですよ」

女の子「無駄に凄い機能ですね」

コス兄さん「面白い人達だ」
コス姉さん「せっかくだから一緒に撮りませんか?」

女の子「え!?」

男「どうする?」

女の子「…あなたも入るなら」

男「決まりだな」
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 19:28:24.69 ID:sJ5mw.DO
コス友「撮りますよー」

男「ほれ、笑え」

女の子「テスラさんはあまり笑わないキャラかと」

男「写真撮る時位笑うだろ」
女の子「…それもそうですね」

男「それじゃカメラの方向いて」

女の子「はい」
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 19:50:05.27 ID:sJ5mw.DO
女の子「あ、ありがとうございました」

コス姉さん「こちらこそありがとうね」

男「それじゃそろそろ」

カメコ「すみませーん」

女の子「え?」

男「げっ…」
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 19:55:04.38 ID:sJ5mw.DO
カメコ「こっちにも視線お願いしますー」

女の子「え!?えと…」

男「まずいな、連鎖したか」
女の子「連鎖?」

男「撮ってるとよくあるんだよ、次から次へと」

女の子「そんな…」

男「まずいな、多い…これはばよえ〜んまであるぞ!!」

女の子「何ですかそれ?」

男「今はツッコミしてる場合じゃ」

女の子「それならボケてる場合でも無いです」

男「…ごめんなさい」

コス兄さん「いいコンビだね」

男「…」

女の子「…」
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 19:59:31.09 ID:sJ5mw.DO
男「それじゃぁ俺達逃げますんで、ありがとうございました!!」

コス兄さん「え?」

コス姉さん「ちょっ」

男「行くぞ!!」

女の子「え?きゃぁっ!!」

男「すんませーん、通りまーす!!」
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 20:08:47.11 ID:sJ5mw.DO
男「どいてどいてー」

女の子「お、降ろしてください!!」

男「お前本当に軽いな、あんなに食ってるのに」

女の子「今関係無いじゃないですか!!」

男「通りますよー!!」

女の子「あうー…恥ずかしい…」
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 20:10:47.09 ID:sJ5mw.DO
男「よし、出れた」

女の子「早く降ろしてください!!」

男「あぁ、忘れてた、悪い」
女の子「忘れてたって…」

男「よし、気を取り直して」
女の子「ちょっと…インターバル…ください…」

男「ん?それじゃぁこっちだ」

女の子「何でまた抱えるんですか!?」
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 20:17:12.24 ID:sJ5mw.DO
男「ここが休憩所だ」

女の子「降ろして!!」

男「あぁ、また忘れてた、ごめん」

女の子「失礼ですよ!!急に抱えるなんて!!」

男「急いでたから、つい」

女の子「つい、で抱えられる私の身にもなってください…」

男「え?俺抱えられるの?」
女の子「そういう意味じゃ無いです…」
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 20:18:47.20 ID:sJ5mw.DO
女の子「あら…?」

男「ステッキならここだぞ」
女の子「あ、よかった…ありがとうございます」

男「お前が慌てて落とすから拾っておいたぞ」

女の子「あなたのせいです!!」
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 20:25:44.66 ID:sJ5mw.DO
男「ほれ、飲み物買ってきたぞ、りんごジュース」

女の子「ありがとうございます」

男「俺はちょっとそっち行ってるから」

女の子「え?私も行きますよ?」

男「やめとけ」

女の子「何でですか?」

男「喫煙所」

女の子「大丈夫です」
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 20:27:51.07 ID:sJ5mw.DO
男「本当について来るとは」
女の子「だって、今離れるのは…不安なんです」

男「…そうか」

女の子「そうね」

男「…」
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 20:31:28.02 ID:sJ5mw.DO
男「悪かったな」

女の子「何がですか?」

男「人が多いのわかってたのに連れてきて」

女の子「それは私も入る前にわかってた事です」

男「そうだけど…」

女の子「だからいいんです」
男「…そうか」

女の子「えぇ」
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 20:35:13.57 ID:sJ5mw.DO
パンクブーブーオモシロイ


男「よし、行くか」

女の子「まだ見てない場所がありますね」

男「どこだ?」

女の子「パンフレットにあるここなんですけど」

男「!?」

女の子「どうしました?」

男「そこはダメだ!!」
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 20:47:44.11 ID:sJ5mw.DO
女の子「さっきから行ってはいけない場所ばかりですね」

男「お前を連れていく訳にはいかないんだよ…」

女の子「だから、何でですか?」

男「それはだな…えーっと…」

女の子「答えられないなら行きますよ」

男「あ、待て!!」
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 20:55:42.45 ID:sJ5mw.DO
女の子「この先です!!」

男「俺は止めたからなー…」
女の子「何があるのか楽しみです」

男「ははっ、俺は後でお前に叩かれるのが怖いよ…」

女の子「随分テンション低いですね?」

男「俺もこんなテンションでこのブース来るのは初めてだ」
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 20:58:06.16 ID:sJ5mw.DO
女の子「本を売ってるだけじゃないですか」

男「中身は見るなよ?」

女の子「それはフリですか?」

男「違う!!」

女の子「少しだけいいじゃないですか…あら?この表紙は?」

男「あ」
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 21:04:45.22 ID:sJ5mw.DO
Wiiリモコンの電池切れた…


女の子「これは…!?」

女の子「少しだけ…」

女の子「…!?」

男「わかりやすい反応だな」
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 21:23:47.94 ID:sJ5mw.DO
女の子「ここは危険です!!早く戻りましょう!!」

男「だから言ったのに…よっと」

女の子「だから抱えないでくださいー!!」
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/20(日) 21:34:32.87 ID:sJ5mw.DO
女の子「まったく、最低です」

男「やめとけって言っただろ!!」

女の子「まさか、あんな…あんな…」

男「もしもーし…」

女の子「!?」

男「いってええええええええ!!」

女の子「急に背後に回らないでください!!」

男「お前はプロかよ…」
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 09:00:57.21 ID:D2U8u6DO
男「気晴らしに他のブース行こうぜ」

女の子「そうね…」

男「実は一度見てみたいサークルがあってだな…」

女の子「やっぱり詳しいですね?」

男「ま、まぁ、いいじゃないか、行こう」

女の子「えぇ」
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 09:08:31.37 ID:D2U8u6DO
男「ここだ」

女の子「綺麗な絵です」

男「昔見た事があってな、あの時は感動したなー」

女の子「あら?これは?」

男「どうした?」
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 09:16:28.18 ID:D2U8u6DO
男「これは…テスラちゃん!!」

女の子「マイナーと言ってましたね」

男「すげー」

女の子「夢中ですね」

男「おぉ!!」

女の子「…」
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 09:24:24.74 ID:D2U8u6DO
女の子「…」

男「…」

女の子「あのー…」

男「…」

女の子「完全に集中してますね」

女の子「…他の所に行ってみましょう」
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 09:41:57.63 ID:D2U8u6DO
女の子「あそこの行列、短くなってますね」

女の子「もう館内の人も随分減りましたね…」

女の子「これならもう一人でも…」

女の子「…いえ、やっぱり戻りましょう」

女の子「広い場所に一人というのは、寂しいですから」
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 09:58:55.83 ID:D2U8u6DO
女の子「終わりましたか?」
男「ん?何処行ってたんだ?」

女の子「いえ、ちょっと」

男「そうか?終わったよ」

女の子「それじゃぁそろそろ行きますか?」

男「そうだな」
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 11:20:10.32 ID:D2U8u6DO
女の子「人が少なくなると寂しいものですね」

男「まさに祭の後って感じだな」

女の子「駐車場も空きばかりです」

男「泊まり禁止だからな」

女の子「え?」

男「明日もあるんだよ」

女の子「…皆さん元気ですね」
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 11:22:59.31 ID:D2U8u6DO
男「それじゃ行くか」

女の子「えぇ」

男「もう夜だな…まぁ渋滞してなければすぐに次の街着くだろう」

女の子「渋滞してなければ…ですか」

男「してるんだろうなぁ!!あれだけの車が一斉に帰るんだから!!」

女の子「頑張ってください」
男「…うん」
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 11:24:43.80 ID:D2U8u6DO
男「俺、渋滞してるんだろうなぁとか言っとけば逆に空いてると思ってたんだ」

女の子「そうですか」

男「で、今の状況は?」

女の子「見事としか言いようが無い位の渋滞です」

男「ですよねー…はぁ…」
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 11:31:47.73 ID:D2U8u6DO
男「さて、何時間かかるかな」

女の子「皆さん車で来てるって事は、結構遠いという事で…」

男「言うな!!泣きたくなる!!」

女の子「わかりました」

男「早く着かないかなぁ…」
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 11:42:57.32 ID:D2U8u6DO
女の子「この箱何ですか?」
男「ゲーム機」

女の子「いつの間に?」

男「前の街で買ったんだよ」
女の子「あぁ…あそこですか…」

男「どうした?」

女の子「いえ、ちょっと…思い出したく無い事が」

男「?」
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 11:53:13.79 ID:D2U8u6DO
前の街


女の子「やっぱりこの服買うのはやめましょう」

女の子「あの人は好きそうですけど…流石に…」

店員「あら?好きな人がいるんですか?」

女の子「い、いえ、そういうのじゃ無いです!!」

店員「だったらこういういつもと違う服で勝負してみるのもいいと思いますよ」

女の子「だから、そういうのじゃ…」

店員「でも、気になるんだよね?」

女の子「ま、まぁ…少しは気になる…かもしれませんが」

店員「だったら勝負するべきです!!」

女の子「そ、そうでしょうか?」

店員「えぇ♪」

女の子「それじゃぁ…買います!!」

店員「ありがとうございまーす♪」
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/21(月) 12:01:00.31 ID:0cyJlkMo
C
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 12:03:05.01 ID:D2U8u6DO
女の子「何であんな言葉を真に受けたのでしょうか…」

男「ん?何が?」

女の子「いえ、ただ私って案外単純なんだな、と」

男「え?今更?」

女の子「…」

男「あれ?急に俺の頭持って何を…ぎゃああああああああ!!」
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 12:06:18.85 ID:D2U8u6DO
4っていいですね、好きな数字です

男「くらくらする…」

女の子「世界一単純なあなたに言われたく無かったです」

男「俺って世界一だったのか!?」

女の子「…えぇ、間違いなく」
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 13:10:25.31 ID:D2U8u6DO
冬休みなのに学校ダー…
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/21(月) 14:05:45.19 ID:.UGfTIDO
マダ冬休ミジャナイカラ学校ダー
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 15:20:58.84 ID:D2U8u6DO
学校オワター

>>737 お疲れ様です…


男「そのゲームやってみるか?」

女の子「いいの?」

男「いいぞー」

女の子「それじゃぁ、やってみたいです」
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 15:41:11.23 ID:D2U8u6DO
女の子「可愛いペンギンです」

男「罪人だけどな」

女の子「むぅ…1マス届かないです」

男「投げろ投げろ」

女の子「議題が否決されました…」

男「力づくで行け!!」
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 15:45:36.48 ID:D2U8u6DO
女の子「なかなか頭脳戦なゲームですね」

男「シミュレーション系好きなのか?」

女の子「苦手ですけど大好きですね」

男「そうか」

女の子「あ、背後から攻撃されました…」

男「…やりたくなってきた」
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 15:47:39.66 ID:D2U8u6DO
男「ちょっとやらせてくれ」
女の子「大丈夫なんですか?」

男「しばらく動きそうに無いからな…」

女の子「それではどうぞ」

男「ありがと」

女の子「…」

男「…無言で見られるとやりづらいな」
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 15:52:08.19 ID:D2U8u6DO
男「ここはタワーでー」

女の子「さくさく進みますね」

男「敵を強くしてー」

女の子「賄賂ですか」

男「範囲攻撃で作業ゲー突入!!」

女の子「凄い早さでレベルが…」
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 15:54:15.84 ID:D2U8u6DO
女の子「凄い慣れてますね」
男「リメイク前にやり込んでるからな」

女の子「?、一度やったのにまた買ったのですか?」

男「それは言ってはいけない事だ」

女の子「そうなんですか?」
男「あぁ」

女の子「そうですか…わかりました」
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 15:58:49.50 ID:D2U8u6DO
男「もうメインストーリーは楽勝だな」

女の子「敵とのレベル差が十倍って…」

男「よし、裏ステージ行こう」

女の子「…これは相当やり込んでますね」

男「もう俺の敵はいないな」
女の子「ゲームで言ってもむなしいだけだと思います」

男「…」
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 16:26:59.55 ID:D2U8u6DO
男「あ、進みはじめた」

女の子「そうですね」

男「持ってて」

女の子「はい」

男「んー…これは信号間に合わないな」

女の子「そうですか」

男「まぁ、ゲームやって体力回復したし、気長に待つぜ」

女の子「…うらやましい体質ですね」
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 19:35:51.16 ID:D2U8u6DO
冬休みコ(ry


男「…ん?」

女の子「…」スー、スー

男「寝てるのか?」

男「人混みで疲れたのかな」
男「…服そのままでいいのかな、こいつ」
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 19:41:57.66 ID:D2U8u6DO
男「また寝ぼけて前に来たりしないだろうな…」

男「あの癖何とかして治してくれないかなぁ」

男「今やられたらマジでヤバいからな…」

男「いや、運転中で危ないからで別に深い意味は…」

男「って、俺は誰に言い訳をしてるんだ…」

男「…運転に集中しよう」
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 19:45:56.16 ID:D2U8u6DO
男「…今ならばれないよな?」

男「見られたらまた怒られそうだけどなー」

男「まぁ、その時は大人しく怒られよう」

男「調度止まってるし…」

男「…いや、やっぱりやめよう」

男「写真苦手って言ってたし、何か理由があるかもしれないからな」
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 19:53:05.50 ID:D2U8u6DO
男「…」

女の子「…」スー、スー

男「綺麗な髪だよな」

男「手入れしてる所見ないけど、俺が見てない所でやってるのかな?」

男「…深く考えるのはやめよう、意識しそうだ」
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 20:07:30.38 ID:D2U8u6DO
男「意識しないようにしなければ」

男「俺はこいつの保護者みたいなもんだしな」

男「こいつの事は何もわかってないが、守ってやらないとな…」

男「…あまり必要無さそうだが」
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 20:12:20.11 ID:D2U8u6DO
女の子「…ん」

男「起きたか?」

女の子「…」スー、スー

男「まだか…」

男「会話が無いのは寂しいなぁ」

男「しかし、そろそろこいつの事も知っておきたいな」
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 20:14:48.99 ID:D2U8u6DO
男「こいつ、聞いても絶対に答えないからなぁ」

男「ここはあれしかないな」
男「俺の得意な妄想で!!」

男「…そうか、寝てるからツッコミ無いんだった」

男「ツッコミが無いと困るな…身動き取れねぇよ」
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 20:15:35.00 ID:lcdDAwAO
どうでもいいけど何でメル欄が「saga」になってるの?
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 20:18:22.95 ID:D2U8u6DO
男「とりあえず整理しよう」
男「こいつが乗ってるのに気が付いたのは周りに民家の無い道路」

男「会社を出た俺が止まった場所はコンビニの一回のみ」

男「こいつが乗れるタイミングは会社かコンビニのどちらか」

男「会社はありえないよな?つまりコンビニで買い物中に忍び込んだのかな」
755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 20:35:28.60 ID:D2U8u6DO
>>753 前に入れた方がいいと聞いたのですが…
もしかしてまた間違ってるのでしょうか…?
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 20:38:48.71 ID:kKg2TEDO
間違ってないよ
ただ、この話では「死ね」とか使わなそうだし、変換されても解るしいいんじゃね?
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 20:41:01.19 ID:D2U8u6DO
男「しかし、何で車に忍び込んだのかがわからないな」

男「遠くに行きたいと言っていたな」

男「何で知らない他人の車何かに乗ったんだ?」

男「誰でもよかったのか俺の車を狙ったのか…」

男「…誰でもよかったんだな、俺の車を狙う意味が見つからん」
758 :(・∀・)[sage]:2009/12/21(月) 20:41:51.97 ID:DbhVdQDO
>>755
間違ってはないよー
パー速でメル欄にsaga入れないと
[ピーーー](しね)
[ピザ](でぶ)
[ピーーー](ころす)
ってなる

モザイク消しつつ下げたいならsagaとsageを一緒に入れればおk
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 20:51:43.41 ID:D2U8u6DO
先の事考えてないので使わないとは言い切れませんが…無くてもあってもいいって事でしょうか…?

1 が こんらん した!!

頭弱くて申し訳ないです…
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 20:59:57.01 ID:D2U8u6DO
外そう…外しても特定簡単だから大丈夫ですよね…?
つか体感出来る地震が248回とかヤバイダロ…
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 21:04:35.90 ID:D2U8u6DO
男「あの辺りに住んでたのかな?」

男「でも民家は見当たらなかったよな…?」

男「というか俺の車以外見なかったが、どうやってあそこに?」

男「…謎が増えて無いか?」
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/21(月) 21:07:28.39 ID:DbhVdQDO
>>759
まぁ、そういうことwwww
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 21:09:18.11 ID:D2U8u6DO
コタツミカンウマー


男「とりあえずわかってる事を上げよう…」

男「まずー…Sだろ?」

男「次はー、超能力者か、これはヒントになりそうだ」

男「世間知らずな感じがあるよな…施設から逃げてきたとか?」

男「でもゲームとかも時々やってたみたいだから家があったと考えられる…」

男「…あれ?結局わかってない?」
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/21(月) 21:14:19.31 ID:DbhVdQDO
>>759
まぁ、そういうことwwww
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 21:19:23.49 ID:D2U8u6DO
男「とりあえず確定している事は…」

男「こいつが来てからツイてない事だな」

男「俺渋滞とか無縁だったはずなのに…」

男「それともこれが普通なのか?」

男「…今思えば実家がある街とあの街以外知らないな」
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 21:37:49.08 ID:D2U8u6DO
男「だめだ…結局よくわからん」

男「問題無いと言えば無いけど、やっぱり知りたいよな」

男「何とか聞き出す方法は無いか…」

女の子「何をですか?」

男「いや、お前の素性をだな…」

女の子「女の子の過去を漁るのはいけないと前に言ったような気がします」

男「そうだよなー…ん?」

女の子「おはようございます」

男「急に起きんな!!びっくりするわ!!」

女の子「寝起きに大声出さないでください」

男「…ごめんなさい」
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 21:40:05.77 ID:D2U8u6DO
女の子「すみません、気がついたら寝てました」

男「いや、いいんだけど」

女の子「…そんなに私の事気になりますか?」

男「まぁな」

女の子「…秘密、です」

男「だよなぁ…」
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 21:49:15.64 ID:D2U8u6DO
女の子「あ、大変です」

男「どうした?」

女の子「電源つけたままだったのでゲーム機の電池が切れてしまいました…」

男「そうか」

女の子「ごめんなさい…」

男「大丈夫、座席の下側にコンセント挿せる場所あるよ」

女の子「…これでしょうか?」

男「そこで充電しといて」

女の子「はい」
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[saga]:2009/12/21(月) 21:49:17.63 ID:BuP3Jic0
>>760
テスラがまた出てくるなら「魔力」が「魔翌力」になったりするから
かなり不意に変換されることになると思う

まぁ一度何が何に変わるのかだけ把握してからやるといいかも
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 21:53:25.88 ID:D2U8u6DO
>>769 ありがとうございます、その時は気をつけます

女の子「今思ったのですがこの車改造してあるんですか?」

男「内装がオーダーメードなんだよ」

女の子「そうなんですか」

男「前に同僚乗せた時はセンス悪いとか言われたなぁ」

女の子「…」
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 21:57:26.83 ID:D2U8u6DO
麻婆ラーメンウマウマ


女の子「同僚の方とお出かけとかしてたんですか?」

男「いや、飲み会の送迎とか残業して終電無くなった奴送ったりかな」

女の子「それって…」

男「タクシーで帰らせるのも悪いしな」
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 22:01:55.99 ID:D2U8u6DO
男「どうせ俺は家に帰る以外無いからな」

女の子「それでよかったんですか?」

男「さぁな…今じゃもうわからないな」

女の子「そうですか…」

男「結局俺もお前も淋しがり屋って事だな」

女の子「…私は、違います」
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 22:03:36.34 ID:D2U8u6DO
男「違うのか?」

女の子「私は、一人でも平気でしたから」

男「過去形?」

女の子「今は…少しつらいと思えます」

男「そうか…」

女の子「えぇ」

男「変わるもんだな」

女の子「自分でも不思議です」
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 22:07:05.11 ID:D2U8u6DO
男「お前、この車降りたいと思った事無いの?」

女の子「無いわね、自分で選んだんですもの」

男「選んだ?」

女の子「えぇ」

男「でも俺の事知らなかったんだよな?」

女の子「知らなかったです」
男「じゃぁ何で?」

女の子「言ったはずですよ…秘密です」
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 22:12:24.73 ID:D2U8u6DO
男「お前って冷え症なんじゃね?」

女の子「急に話題が変わって正直反応しきれません」

男「とりあえず当たりそうな所から埋めていこうと思って」

女の子「そうですか…でも女の子にそういう事聞くのは失礼です」

男「じゃぁ逆にお前が自分の事語れよ」

女の子「それって厨…」

男「やっぱいい!!」
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 22:14:17.69 ID:D2U8u6DO
女の子「冷え症では無いと思いますけど」

男「結局答えるのかよ」

女の子「これ位ならいいんじゃ無いかと急に思いまして」

男「でもお前寒がりだろ?」
女の子「冷え症ってそういう意味じゃ無いと思いますが…」

男「…あれ?」
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 22:31:38.53 ID:D2U8u6DO
男「しかしこんな夜中にこの行列はシュールだな」

女の子「絵が書いてある車ばかりですものね」

男「対向車もびっくりだな」
女の子「どんな風に思われるのでしょうか?」

男「俺の嫁発見!!とかじゃね?」

女の子「え?」

男「なんでもない」
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 22:38:42.79 ID:D2U8u6DO
女の子「そういえば今何時ですか?」

男「んー?深夜1時」

女の子「それじゃぁ私、結構寝てましたね」

男「そうだなー」

女の子「お腹減りました」

男「あれ?」

女の子「どうしました?」

男「いや、なんでもない」

女の子「?」

男(慣れたのか?日付変わったら着替えるという事を忘れてる?)
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 23:01:16.68 ID:D2U8u6DO
女の子「大変です」

男「なんだー?」

女の子「お菓子が無くなってしまいました」

男「そうか、それは大変だな」

女の子「…リアクション薄いですね」

男「んー…少し眠くてな…」
女の子「…そっちの方が大変です」
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 23:11:34.57 ID:D2U8u6DO
女の子「大丈夫なんですか?」

男「任せろ、俺は無事故だ…今の所」

女の子「休憩した方がいいのでは」

男「会話してれば大丈夫だと思う」

女の子「そうですか…頑張ります」

男「俺も頑張る…」
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 23:14:23.05 ID:D2U8u6DO
女の子「何の話にしましょうか?」

男「何でもいいぞー」

女の子「それでは私の1500時間の話を…」

男「いつの話だよ!!どんだけ話したいんだよ!!」

女の子「だめでしょうか?」
男「…いや、いいんだけどさ」
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 23:21:07.94 ID:D2U8u6DO
男「そういえば」

女の子「なんでしょうか?」
男「お前、ゲームは月1位のペースだったんだよな?」

女の子「そうですね」

男「どうやって1500時間もやったんだ?」

女の子「それがですね、買った時三ヶ月程暇を頂いたんですよ」

男「…それで?」

女の子「睡眠を一日二時間に押さえたらあっという間でした」

男「…お前の方が廃人じゃねーか」
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 23:26:07.63 ID:D2U8u6DO
女の子「やり始めるとなかなか止まらなくて」

男「止まらなすぎだろ」

女の子「最終日は一日中寝てましたね」

男「そりゃそうだ…」

女の子「それでは本編ですが」

男「え、まだ続くの?」
784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 23:49:20.52 ID:D2U8u6DO
女の子「始めたばかりの時は遠距離武器が最強だと思ってたんですよ」

男「俺は今でも信じてる」

女の子「気がついたら盾を持って槍で撃ってました」

男「お前には似合わないような気がするな」

女の子「そうでしょうか?」
男「お前はもっと身軽にだな…」

女の子「…いつまで経っても操作が上達しないので回避出来ないんですよ」

男「答えは、盾しか無かったと」
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 23:54:18.33 ID:D2U8u6DO
女の子「素材集めには苦労しました、何回も同じクエストを…」

男「俺は苦労した記憶無いなぁ、欲しいと思った素材はすぐ手に入った」

女の子「…ゲームでは運よかったんですね」

男「そんな俺がツイてないみたいな!!」

女の子「みたいな?」

男「…ツイてないですね、ごめんなさい」
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/21(月) 23:59:43.05 ID:D2U8u6DO
男「獣系は全般的に苦手だったなぁ」

女の子「私もあの動きは嫌いです」

男「あと雪山に出てくる王者、ありゃ無理だ」

女の子「あれはトラウマになります…」

男「集会所にいるNPCの女の子をナンパしようとしたり」

女の子「それは無いです」
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 00:09:21.85 ID:zfWmGIDO
女の子「縛りプレイとかもやったんですよ」

男「どんな?」

女の子「防具無しでクエスト行ってみたり道具持たないで行ったり」

男「そりゃいいスリルだな」
女の子「なかなかでした」

男「防具無し…他の人に見られたらどうしようというスリルが…」

女の子「そっちですか!?」
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 00:14:16.33 ID:zfWmGIDO
女の子「眠気はどうですか」
男「いい感じに凌げてるな」
女の子「それはよかったです」

男「だがそろそろ次の話題だ」

女の子「なんでですか?」

男「ドラゴンの話は俺にはついていけない領域だった」

女の子「…」
789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 00:18:09.41 ID:zfWmGIDO
女の子「次は何を話しましょうか?」

男「そうだなー…そういえばこれも古い話なんだが」

女の子「はい」

男「果汁系のジュースはやっぱりレモン系が一番だと思うんだ」

女の子「…え?」
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 00:20:28.11 ID:zfWmGIDO
女の子「りんごが一番ですよ」

男「いや、レモンだな」

女の子「どうあっても譲らない、と?」

男「そうだな」

女の子「…この話題広げようが無いのでは」

男「俺もそう思った、反省はしている」
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 00:22:16.39 ID:zfWmGIDO
男「俺達って食べ物、飲み物に関しては好み合わないな」

女の子「そうですね」

男「何なら合うか探してみようぜ」

女の子「…完全に深夜のファミレスなノリですね」
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 00:25:26.05 ID:zfWmGIDO
男「焼鳥はタレか塩かの話をしようかと思うんだが」

女の子「断然塩ですね」

男「なんで?」

女の子「タレって、食べにくいじゃないですか」

男「そうか、そういうパターンもあるな…案外深いぞ」

女の子「深いと思うレベルが浅いですね…」
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 00:33:07.47 ID:zfWmGIDO
男「やっぱり食べ物の好みは人それぞれだと思うんだ」

女の子「また急に終わらせましたね」

男「何か、お前の意見を聞くと自分の好みに自信が持てなくなって…」

女の子「そこは頑張ってくださいよ…」
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 00:42:13.91 ID:zfWmGIDO
男「次はー…好みのタイプについてとかどうだ?」

女の子「アニメキャラはダメですよ」

男「よし次の話題を探すか」

女の子「…」
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 00:47:31.75 ID:zfWmGIDO
男「話題が尽きてきたぞ…」
女の子「そうですね」

男「寝ちゃだめだ…寝ちゃだめだ…寝ちゃ…」

女の子「限界のようですね」
男「まだだ…まだ終わらんよ!!」

女の子「何とかしないと…」
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 00:55:08.48 ID:zfWmGIDO
女の子「どうしましょう…」
男「あーあー…もう…」

女の子「こうなったら、最終手段です!!」

男「むー…ん?」

女の子「たぁっ!!」

男「ぐはっ…」

女の子「…あら?」

男「…」

女の子「お、起きてください!!」
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 01:05:16.89 ID:zfWmGIDO
男「今、一瞬記憶が無いんだが…」

女の子「ね、寝てたんですね、危ないです」

男「そうだな、悪かった…ごめん」

女の子「え、その…はい」

男「何か目が冴えてきた、頑張るよ」

女の子「はい…ごめんなさい…」

男「何で謝るんだ?」
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 01:08:08.23 ID:zfWmGIDO
女の子「あ、下り坂ですよ」
男「本当だ!!」

女の子「凄いテンションの上がり方です」

男「今行くぞー!!」

女の子「…愛人ですものね」
男「もうそれは忘れろよ!!」
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 01:12:04.42 ID:zfWmGIDO
女の子「下り坂って事はもう少しですかね?」

男「今までと同じなら、な」
女の子「今度はどんな街ですかね?」

男「きっといい街だよ」

女の子「そうですね、楽しみです」
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 01:15:52.84 ID:zfWmGIDO
女の子「あ、そうだ」

男「何だ?」

女の子「クレープ作ってみようかと」

男「お前…運転中の車内でなんて無茶を」

女の子「動いてないから大丈夫かと」

男「今、傾いてるんだぞ」

女の子「そういえばそうですね」

男「俺、チョコのやつ食べたい」

女の子「…結局食べたいんですね」
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 01:18:41.59 ID:zfWmGIDO
よし、ご飯食べよう…


女の子「えーっと、これを混ぜて」

男(…しまった、こいつにやらせるのは少し、いや結構不安が)

女の子「そんな失礼な事考える人にクレープは無いですよ」

男「ごめんなさい」

女の子「クレープの事になると素直ですね…」
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 01:33:01.36 ID:zfWmGIDO
女の子「出来ましたよ」

男「待ってました
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 01:35:01.30 ID:zfWmGIDO
ミスッターモウダメダー

寝よう…今日はダメダ…
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/22(火) 14:57:41.88 ID:ckhoHIDO
昨日だったか一昨日だったかに
VIPに男と少女(超能力持ち)のssがあったけど
>>1じゃないよな……?
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 15:37:28.04 ID:zfWmGIDO
寝過ぎた…

>>804 1は最近ここにしかいないので別の方です…


ヨシカコウ
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 15:39:34.40 ID:zfWmGIDO
女の子「出来ました」

男「待ってました!!」

女の子「どうぞ」

男「やっぱりクレープは出来立てだよな!!見た目はともかく」

女の子「…」
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 15:41:50.97 ID:zfWmGIDO
男「お、普通にうまい」

女の子「ありがとうございます」

男「…信じられない」

女の子「何がでしょうか?」
男「この見た目でよくこんな味が」

女の子「…」

男「あ、いや、見た目も味があっていいな!!」

女の子「…」

男「…ごめんなさい」
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 15:46:07.72 ID:zfWmGIDO
男「クレープ食べたら元気出てきた」

女の子「それはよかったです」

男「また作ってくれ」

女の子「…あなたが作った方が綺麗に出来ますよ」

男「まだ気にしてるのか…」
女の子「別に気にしてません」
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 16:06:01.96 ID:zfWmGIDO
男「お前も料理上達すればいいんだけどな」

女の子「いいですよ、今のままで…」

男「でも、料理出来ないとお嫁に行くとき苦労するぞー?」

女の子「!?」
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 16:08:40.44 ID:zfWmGIDO
男「女の子はやっぱり料理出来ないと」

女の子「そうですか」

男「うん」

女の子「出来る女の方が好きですか?」

男「まぁ、そうだな」

女の子「…じゃぁ、頑張ります」
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 16:16:26.93 ID:zfWmGIDO
女の子「上達するにはどうすればいいでしょうか?」

男「回数を重ねるしか無いな」

女の子「あなたもそうやって上達したんですか?」

男「そうだな、一人暮らしだったし」

女の子「作ってくれる方は…」

男「それ聞くか?」

女の子「…ごめんなさい」
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 16:39:00.25 ID:zfWmGIDO
男「もう少しだなー」

女の子「…」

男「何してるんだ?」

女の子「料理の練習です」

男「いや…素振りじゃ上達しないと思うぞ」

女の子「え?」
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 16:40:53.38 ID:zfWmGIDO
男「実際やらないと感覚わからないからな」

女の子「それは困りましたね」

男「この車に積んである物じゃ練習出来ないしなぁ」

女の子「どうしましょう」

男「まぁ、焦る事は無いと思うぞ」

女の子「…そうですか」

男「?」
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 16:44:09.77 ID:zfWmGIDO
女の子(料理が出来る女の方が好き…)

女の子(それでは私より好みの女性が大勢いると言う事で…)

女の子(早く何とかしなければ…)

男「だから、素振りじゃ上達しないって」

女の子「これは、違います」
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 16:48:17.20 ID:zfWmGIDO
女の子(焦っても仕方ない…そうですよね)

女の子(二人きりなのですから、ライバルなんてー…)

女の子(…あら?私は何を考えているのでしょうか?)

女の子(何か混乱してきました…)

男「おい、挙動不審になってるぞ」

女の子「き、気にしないでください」

男「?」
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 17:02:55.46 ID:zfWmGIDO
男「ん?何か急に進みが早くなった?」

女の子「どうやら車線が増えたようですね」

男「という事はもうすぐ街か」

女の子「そうですね」

男「長かったな」

女の子「お疲れ様です」

男「まだだ!!停めるまでが運転だ!!」

女の子「遠足みたいですね」
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 17:11:41.21 ID:zfWmGIDO
女の子「結構大きな街ですね」

男「そうだな、今までで一番じゃ無いか?」

女の子「迷子にならないでくださいね」

男「お前がな!!」
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 17:25:12.49 ID:zfWmGIDO
女の子「あなたが働いていた街は大きかったのですか?」

男「まぁ…都会だったからな」

女の子「そうですか」

男「俺は会社と家の往復しかして無かったから、狭い世界だったけどな」

女の子「遊べる場所、無かったんですか?」

男「俺が帰る時間には何処も営業終了だよ」

女の子「なるほど…」
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 17:40:47.53 ID:zfWmGIDO
女の子「夜のお店とか行かなかったんですか?」

男「な!?急に何を!?」

女の子「何か変な事言ったでしょうか?」

男「…え?」

女の子「深夜までやってる飲み屋さんとか行かなかったのかと」

男「そ、そういう事か…びっくりした」

女の子「?」
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 17:53:27.49 ID:zfWmGIDO
男「俺、酒はあまり強く無いんだよ」

女の子「それは知ってます」
男「だから飲み会の時は仕事か運転役って事で逃げ回ってたなぁ」

女の子「それは事実なのでは…」

男「そうだな…」
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 18:08:36.55 ID:zfWmGIDO
男「さて、まずは腹ごしらえだ」

女の子「クレープ食べたじゃ無いですか」

男「クレープは別腹だ!!」

女の子「そうですか…でもこの時間に開いてるお店って?」

男「ファミレス発見」

女の子「…」
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 18:24:12.09 ID:zfWmGIDO
女の子「このファミレス、前にも?」

男「チェーン店だな」

女の子「なるほど」

男「それじゃ入るぞー」

女の子「はい」

男(もう今の格好完全に意識してないな)
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 18:36:32.00 ID:zfWmGIDO
店員「いらっしゃいませー」
女の子「二人です」

店員「…」

女の子「?」

店員「あ、失礼しました、喫煙ですか?」

男「禁煙で」

店員「ではこちらへどうぞー」
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 18:40:36.27 ID:zfWmGIDO
女の子「店員さん、どうしたのでしょうか?」

男「まぁ、気にしない方がいいよ」

女の子「そうでしょうか?」
男「あぁ」

女の子「…何か、笑ってませんか?」

男「気にするな」
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 18:56:35.30 ID:zfWmGIDO
女の子「決まりましたか?」
男「押すなよ」

女の子「…」

男「絶対に押すなよ」

女の子「はい」ピンポーン

男「振りじゃねーよ!!」
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 19:06:47.36 ID:zfWmGIDO
男「またこのパターンか…」
店員「お決まりでしょうかー?」

女の子「ワカドリ一つ」

男「ど、ドリア一つ…」

女の子「特選隊?」

男「何でそうなる!?」

店員「以上でよろしいでしょうか?」

女の子「はい」

男「冷静な店員さんでよかった…」
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 19:13:01.22 ID:zfWmGIDO
男「少しは待ってくれよ」

女の子「一刻も早く食べたいので」

男「どんだけ食べるの好きなんだよ」

女の子「そうですね…あなたの次位ですかね」

男「は?」
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 19:15:10.08 ID:zfWmGIDO
男「俺より上はあるのか?」
女の子「秘密です」

男「それくらい教えてくれよー」

女の子「…自分でも整理出来てないので」

男「じゃぁどういう基準で順位をつけてるんだ?」

女の子「優先度ですかね」

男「じゃぁ俺が注文決めるの待ってくれよ…」
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 19:18:59.10 ID:zfWmGIDO
男「…料理出てくるの待ってる時間って長く感じないか?」

女の子「そうですね」

男「でも食べるのにかかる時間は短く感じる…不思議!!」

女の子「よく噛んで無いんじゃないですか?」

男「…」
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 19:25:46.62 ID:zfWmGIDO
女の子「よく噛むと消化にいいと聞きますね」

男「そうだなー」

女の子「曖昧ですよね、何回噛めばいいのでしょうか?」

男「んー…十回位じゃね?」
女の子「それは無いと思います…」
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 19:53:57.33 ID:zfWmGIDO
男「何で俺達は料理来てないのにこんな話してるんだ?」

女の子「そうですね…」

男「お腹が急速に減ってきた」

女の子「メニューでも見て暇潰しでも」

男「そうだなー」

女の子「…」

男「…さらに加速した!!」
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 19:57:06.91 ID:zfWmGIDO
男「まだかなー…」

女の子「遅いですね」

男「またあのパターンか?」
女の子「そうかもしれませんね」

男「まぁ…急いでる訳でも無いし…待とう…」

女の子「見た感じもう待てない状況に見えますが…」
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 20:03:49.17 ID:zfWmGIDO
女の子「あまり混んでませんね」

男「そうだな…この時間だし」

女の子「静かな感じでいいです」

男「うん…腹の音が響きそうだな」

女の子「…暗いですね」

男「照明ならついてるぞ」

女の子「いえ、あなたが、です」
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 20:10:42.57 ID:zfWmGIDO
女の子「元気出してください」

男「無理だ…もう限界だ…」
女の子「どうしたら出ますか?」

男「そうだな…顔を食べさせてくれ」

女の子「セクハラです」

男「まさかのツッコミだぜ…」
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 20:12:27.16 ID:zfWmGIDO
女の子「やっぱり店員さん呼びましょう」

男「やめるんだー」

女の子「どうしてですか?」
男「もう…店員さんに嫌われたくない」

女の子「まだあれを引きずってるんですか?」

男「トラウマになったんだよ!!」

女の子「…」
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 20:23:04.22 ID:zfWmGIDO
女の子「仕方ありません、店員さんを信じましょう」

男「そうだ、俺はここの店員さんがやってくれる人だと信じてる」

女の子「…まぁ、やってくれる店員さんだったらもう料理出てると思いますが」

男「だろうな…」
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 20:31:45.60 ID:zfWmGIDO
男「俺は…ここまでのようだ…」

女の子「しっかりしてください」

男「俺が倒れた時は…故郷で待ってる婚約者に…愛してると…」

女の子「!?」

男「ん?」

女の子「い、いえ、何でも無いです!!」
838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 20:54:30.29 ID:zfWmGIDO
女の子(婚約者…と言いませんでしたか?今)

女の子(まさか…この人にそんな方がいたとは…)

女の子(これは…いけませんね)

女の子「すぐに故郷に帰るべきです!!」

男「何だ?急に」
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 21:01:48.44 ID:zfWmGIDO
女の子「生きて帰ってください!!」

男「何か…話が大きくなりすぎじゃないか?」

女の子「だって、婚約者の人が…」

男「そうだな…それ位…欲しい…な」

女の子「?、よく聞こえません」

男「婚約者…位…欲しかった…がくっ」

女の子「!?」

女の子(今、婚約して欲しかったと言いました?)
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 21:03:34.49 ID:zfWmGIDO
女の子「します、しますから起きてください!!」

男「無理ー…眠いー…」

女の子「寝たらダメです!!」
男「そうだな…ファミレスで寝るのはよくないな…頑張るよ」

女の子「頑張ってください!!」

男「おう…」
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 21:19:21.85 ID:zfWmGIDO
店員「申し訳ありません、お待たせいたしました」

男「来た!!」

女の子「いただきます」

男「いただきます!!」

女の子「あ、そんな急いで食べると…」

男「!?」

女の子「喉に詰まると言いたかったのですが」

男「た、助け…て…」
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 21:39:11.95 ID:zfWmGIDO
女の子「大丈夫ですか?」

男「おじいちゃんに会って来たぜ…」

女の子「よく帰ってこれましたね」

男「俺はまだやってない事が沢山あるんだ、こんな所で…」

女の子「それって…」

男「はいはーい、お前はそういう事言っちゃダメだよー」
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 21:47:55.97 ID:zfWmGIDO
男「ウマウマー」

女の子「バルサミコ酢?」

男「いらないよ!!」

女の子「元気になってよかったです」

男「ん、ありがと」

女の子「わ、私が困りますから」

男「え?」

女の子「あ、えと…」

男「あぁ、運転手いなくなるもんな」

女の子「…そういう意味じゃ無いのですが」
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 22:03:55.16 ID:zfWmGIDO
女の子「ごちそうさまでした」

男「足りないな…追加するか」

女の子「そうですね」ピンポーン

男「もう決めてる俺に死角は無かった」

女の子「…」

男「何で残念そうな顔してるんだよ!!」
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 22:26:03.50 ID:zfWmGIDO
店員「お待たせいたしました」

男「グラタン一つ」

女の子「あ、私もグラタンを」

男「それじゃぁ二つ」

店員「かしこまりました」

男「同じとは珍しいな」

女の子「そうですね」
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 22:58:12.70 ID:zfWmGIDO
男「…さて、追加したわけだが」

女の子「そうですね」

男「また遅いな…」

女の子「何ででしょうか?」
男「流石に怪しいな…」

女の子「そういうお店なんですかね?」

男「意味わかんねぇよ…」
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 23:05:56.26 ID:zfWmGIDO
女の子「待ってる間暇ですね」

男「暇潰しにメニュー見てろ」

女の子「暇潰しになりませんね」

男「さっきお前が言ったんだろ!!」

女の子「言いましたか?」

男「お前、都合悪い時だけ忘れてないか?」

女の子「そんな事無いですよ」
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/22(火) 23:51:09.45 ID:zfWmGIDO
男「さて、どうしよう…」

女の子「もう暇潰しにつまようじの先端折るのも飽きました」

男「…それ、ただの嫌がらせだろ」

女の子「そんな事無いですよ」
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 00:10:56.50 ID:tm4a8kDO
男「少ないとは言っても人いるな」

女の子「そうですね」

男「あれはカップルか?」

女の子「そのようです」

男「食べさせてるな、見てる方が恥ずかしい」

女の子「…前、私にやらせましたよね?」
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 00:36:26.11 ID:tm4a8kDO
男「まだ外は暗いな」

女の子「そうですね」

男「もうすっかり冬だからなぁ」

女の子「そういえば今日は何日ですか?」

男「…日付位確認しとけ」
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 00:49:58.78 ID:tm4a8kDO
女の子「カレンダー見る機会が無かったので」

男「そういえばそうだな」

女の子「で、何日なんですか?」

男「23日だよ」

女の子「そうなんですか…あら?」

男「ん?どうした?」
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 01:05:47.75 ID:tm4a8kDO
女の子「今月って十二月ですよね?」

男「そうだな、それが?」

女の子「いえ、何でもないです…」

男「そうか?」

女の子(という事は明日は…)
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 01:25:29.48 ID:tm4a8kDO
ヨシネヨウ…
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/23(水) 03:59:41.98 ID:cwv5G.AO
本当に淡々と書き続けるな
尊敬に値する
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 07:27:10.88 ID:tm4a8kDO
>>854 ありがとうございます


女の子(…いえ、何も意識する必要は無いじゃないですか)

女の子(自然にしてればいいんです、いつも通り…)

女の子「あ、あの!!」

男「急に大声出してどうした?」

女の子「あ、いえ、ごめんなさい…」
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 07:33:14.16 ID:tm4a8kDO
女の子(わ。私は何を焦ってるのでしょうか?)

女の子(自然に…自然に…)
男「で、どうした?」

女の子「あのですね…」

男「うん」

女の子「明日ってお暇ですか!?」

男「俺が忙しいように見えるか?」

女の子「…私は何を言ってるのでしょうか?」

男「俺に聞くなよ…」
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 07:36:16.40 ID:tm4a8kDO
男「明日何かあるのか?」

女の子「え?」

男「ん?」

女の子「あ、はい、少し行きたい所が…」

男「どこに?」

女の子「えと…お買い物に行きたいです」

男「何買いに行くんだ?」

女の子「それはー…」
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 07:40:27.06 ID:tm4a8kDO
女の子「ま、まぁ、いいじゃないですか」

男「…怪しいな」

女の子「そ、そうですか?」
男「…まぁいいや、じゃぁ明日は買い物に行くか」

女の子「はい!!ありがとうございます!!」

男「やっぱり何か変だな…」
女の子「…」
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 07:44:58.26 ID:tm4a8kDO
女の子(怪しまれてしまいましたが、何とかなりましたね)

女の子(別に私は…何と言うか)

女の子(そう、日頃のお礼がしたいだけであって)

女の子(別に特別な事がしたい訳じゃ…)

男「また挙動不審になってるぞ」

女の子「気にしないでください…」
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 07:48:06.36 ID:tm4a8kDO
女の子「…」

男(急に黙ったな)

男(こいつ、時々おかしな行動するよな)

男(本当によくわからん奴だな…)

女の子「…」

男「料理遅いな」

女の子「そ、そうですね!!」
男(…本当にどうしたんだ?)
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 07:52:43.22 ID:tm4a8kDO
男(まぁ、こういう時は何言っても無駄だからな)

男(またしばらくすれば元に戻るだろ)

男(気にしないようにしよう)

男(…それにしても、今回はいつもより怪しい動きだな)
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 07:55:47.15 ID:tm4a8kDO
男「思ったんだが」

女の子「何でしょうか?」

男「グラタンとドリアだったらドリアの勝ちだよな?」

女の子「基準がよくわかりませんが私はグラタン派ですね」

男「また意見が分かれたようだな」

女の子「そのようですね」
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 08:12:56.49 ID:tm4a8kDO
男「確かにエビは美味しいと思う」

女の子「同意です」

男「だがペンネより米だろ!!」

女の子「私もお米は好きなのですが…」

男「好きならドリアを…」

女の子「でも、やっぱりエビですよ」

男「じゃぁドリアにエビが乗ってたら?」

女の子「ドリアの勝ちですね」

男「…お前が好きなのはグラタンじゃ無くてエビなんだな」
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 08:32:17.97 ID:tm4a8kDO
男「やっぱりチェーン店でも内装は違うな」

女の子「そうですね」

男「あの壁にある絵は何だろう?」

女の子「創設者が書いた絵のようです」

男「ん?って事はこの店って?」

女の子「看板に本店って書いてありました」

男「本店…だと?」
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 08:50:52.35 ID:tm4a8kDO
男「本店て書いてあると緊張しないか?」

女の子「そうでしょうか?」
男「何か高そうなイメージが…」

女の子「前の店と同じ値段ですよ」

男「そしてテーブルマナーが求められる…」

女の子「…」
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 09:02:35.25 ID:tm4a8kDO
グレイセスマジオモシロイ


男「お前ってテーブルマナーしっかりしてるよな」

女の子「そうでしょうか?」
男「うん」

女の子「ファミレスでマナーも何も無いと思いますが…」

男「そうか?」

女の子「むしろ私はあなたのような食べ方がいいと思います」

男「俺?」

女の子「はい」

男「…厳しい道程だぞ」

女の子「じゃぁやめます」

男「え?諦め早過ぎじゃね?」
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 09:12:35.30 ID:tm4a8kDO
男「男はやっぱり豪快に食べないとな」

女の子「そういうものなんですか?」

男「あぁ、そうだ」

女の子「では女の子はどうすればいいのでしょうか?」

男「優雅に食べるんだ」

女の子「…難易度に差があるような気が」

男「気のせいだ」
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 09:28:24.51 ID:tm4a8kDO
女の子「私も豪快に生きてみたいです」

男「お前は豪快というか猛者だよな」

女の子「何ですかそれ?」

男「いや、気にしなくていい」

女の子「?」

男(無論、攻撃的な意味で…)
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 09:44:42.58 ID:tm4a8kDO
店員「お待たせいたしました」

女の子「来ましたよ」

男「よし、早速食べよう」

女の子「あ、グラタンはー」
男「っ!!」

女の子「熱を保ちやすいので気をつけてと言いたかったのですが」

男「もっと早く言ってくれ…」
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 09:58:18.17 ID:tm4a8kDO
男「舌火傷した…」

女の子「ネタですか?」

男「違うよ!!…痛い…」

女の子「お水取ってきます」
男「いや、自分で行く…」

女の子「そうですか」
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 10:06:27.51 ID:tm4a8kDO
男「何とか食べられそうだ」
女の子「それはよかったです」

男「よし、いただきます!!」
女の子「どうですか?」

男「…冷めてる」

女の子「そうでしょうね…」
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 10:18:21.29 ID:tm4a8kDO
男「悔しいのでもう一品頼もうと思う」

女の子「私は構いませんが…」

男「よし、それじゃぁ…」

女の子「…」ピンポーン

男「おい!!今回はまだ決めて無いぞ!!」

女の子「あら?そうだったんですか?」

男「満足そうな顔しやがって…」
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 10:38:52.34 ID:tm4a8kDO
男「お前、絶対確信犯だよな」

女の子「何がですか?」

男「ボタン押すの」

女の子「それはそうでしょう、うっかり押しているとでも?」

男「いや、それは無いと思うが…」

女の子「じゃぁいいじゃないですか」

男「よくねぇよ!!」
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 10:53:38.38 ID:tm4a8kDO
店員「お待たせいたしました」

男「ミートパスタ一つ」

女の子「サラミピザ一つお願いします」

店員「かしこまりました」

男「ピザ…か」

女の子「?」

男「いや何でもない」
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 10:59:14.91 ID:tm4a8kDO
男「ピザと言えば十回言う遊びがあったな」

女の子「ありましたね」

男「懐かしいなぁ」

女の子「あなたなら何回でも引っ掛かりそうですね」

男「そんな事ー…あった…かな?」

女の子「…」
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 11:20:03.79 ID:tm4a8kDO
男「お前はそういうの引っ掛からないんだろうな」

女の子「いえ、私も苦手ですよ」

男「へぇ、意外だな」

女の子「あんな早口で十回も言えませんよ」

男「そっちかよ!?」
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 11:37:04.29 ID:tm4a8kDO
男「お前、早口言葉とか苦手なのか?」

女の子「苦手です」

男「本当に意外だな…いつもスラスラ喋ってるのに」

女の子「ゆっくり話すのは大丈夫なんです」

男「これは…やってもらうしか無いな」

女の子「え?」
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 11:59:40.72 ID:tm4a8kDO
男「赤巻紙青巻紙黄巻紙」

女の子「凄いですね、言えてます」

男「さぁ、どうぞ」

女の子「?」

男「お前の番だ」

女の子「い、嫌です」

男(これは期待出来る)
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 12:13:07.34 ID:tm4a8kDO
男「さぁ言うんだ」

女の子「わかりましたよ…い、いきます!!」

男「どうぞ!!」

女の子「赤巻紙青紙巻黄きき巻」

男「…」

女の子「…」

男「…器用な噛み方だな」

女の子「…褒め言葉として受けとっておきます」
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 13:11:28.95 ID:tm4a8kDO
男「では次だ」

女の子「当たり前のように次に行きますね…」

男「バスガス爆発」

女の子「それは短くて簡単そうですね」

男「そうだろう?」

女の子「任せてください!!」
男「ではどうぞ」
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 13:39:28.71 ID:tm4a8kDO
女の子「行きますよー?」

男「おう!!」

女の子「バスガスばくはうっ!!」

男「…」

女の子「…」

男「ん?急に口押さえて、どうした?」

女の子「…」ボソボソ

男「舌噛んだ?」

女の子「…」コクコク
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 14:05:45.32 ID:tm4a8kDO
男「大丈夫か?」

女の子「…」フルフル

男「困ったな…」

店員「お待たせいたしました」

女の子「!?」

男「素晴らしいタイミングだな…」

店員「?」
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 14:14:25.24 ID:tm4a8kDO
男「ピザ冷めるぞー?」

女の子「…」フルフル

男「無理…か」

女の子「…」ジー

男「な、何だよ?」

男「俺だけ食べてずるいと言いたいのか?」

女の子「…」コクコク

男「…だが食べる!!」

女の子「!!」
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 14:27:34.17 ID:tm4a8kDO
男「まだ無理か?」

女の子「…」コクコク

男「それじゃ冷めるともったいないし俺が食べよう」

女の子「!?」

男「ん?どうした?」

女の子「…」フルフル

男「…あぁ、そういう事か」
女の子「…」コクコク

男「大丈夫、俺はまだ食えるよ」

女の子「!?」

男「いただきまーす」

女の子「!!」
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 14:57:43.10 ID:tm4a8kDO
男「うっめー」

女の子「!!」バンバン!!

男「ん?どうした行儀悪い」
女の子「!!」グイグイ

男「ん?食べれるか?」

女の子「…」

男「…いただきます」

女の子「!!」
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 15:07:28.38 ID:tm4a8kDO
女の子「…」

男「どうした?落ち込んでるみたいだけど」

女の子「!!」

男「何で俺を指差すんだよ」
女の子「…」

男「うーん…あ、そうだ」

女の子「?」
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 15:21:55.03 ID:tm4a8kDO
男「ボールペンと…紙はー…このアンケート用紙の裏使えばいいか」

女の子「?」

男「ほら、これで字を書けば通じるぞ」

女の子「!!」コクコク
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 15:36:45.86 ID:tm4a8kDO
女の子「…」サラサラ

男「なかなか達筆で」

女の子「!!」

男「なになに…勝手に食べないで?」

女の子「…」コクコク

男「もう全部食ったぞ」

女の子「!?」
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 16:07:19.95 ID:tm4a8kDO
男「まだ痛いのか?」

女の子「…」コクコク

男(…何か、小動物みたいだな)

女の子「?」

男「ずっとこのままでもいいかもしれない」

女の子「!?」
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 16:32:23.81 ID:tm4a8kDO
女の子「…」サラサラ

男「それは困る、か…まぁ確かにお前と話せないのは寂しいな」

女の子「!!」

男「どうした?」

女の子「…」フルフル

男「何でもないって事か?」
女の子「…」コクコク

男(…やっぱり勿体ないな)
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 16:46:50.88 ID:tm4a8kDO
男「お前が手も足も出ない状態ってのも珍しいな」

女の子「…」サラサラ

男「ヘンタイって…いや、そういう意味じゃねぇよ」

女の子「…」ジー

男「疑われてるんですね、わかります…」
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 17:15:26.98 ID:tm4a8kDO
男「さっきから思ってたんだが」

女の子「?」

男「お前、本当に小動物みたいだな」

女の子「!?」

男「お前が普段より小さく見える」

女の子「…」サラサラ

男「あぁ、すまんな、目が疲れてるのかよく見えない」

女の子「!!」
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 17:31:04.15 ID:tm4a8kDO
女の子(私が反論出来ないのをいい事にやりたい放題とは…)

女の子(これは何とかしなければいけませんね…)

女の子(何かいい手は…)

女の子(…あれでいきましょう)
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 17:44:54.10 ID:tm4a8kDO
女の子「…」サラサラ

男「ん?何を書いて…!?」

女の子「…」サラサラ

男「や、やめろ!!それは俺の日記の!?」

女の子「…」サラサラ

男「謝る!!謝るからやめてえええええええええ!!」
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 17:58:47.45 ID:tm4a8kDO
男「ごめんなさい…ごめんなさい…」

女の子「…」

男「調子乗ってました…本当にごめんなさい…」

女の子「…」サラサラ

男「ん?」

女の子「…」サラサラ

男「まだ書くのかよ!?」
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 18:13:44.26 ID:tm4a8kDO
男「えぇい、こうなったら!!」

女の子「あ」

男「ボールペンが無ければ…って、あれ?」

女の子「どうかしました?」
男「…喋ってる?」

女の子「あ、本当です」
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 18:19:45.34 ID:tm4a8kDO
男「さ、さて、俺はちょっとお手洗いにー…」

女の子「逃げれるとでも?」
男「に、逃げるなんて人聞きの悪い」

女の子「諦めてください」

男「…はい」
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 18:32:42.11 ID:tm4a8kDO
女の子「さて、食べ損ねたので注文しましょうか」ピンポーン

店員「ご注文でしょうか?」
女の子「はい、マルゲリータピザ一つ」

店員「かしこまりました」
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 19:02:41.86 ID:tm4a8kDO
女の子「また時間が掛かるのでしょうか?」

女の子「まぁ、急いで無いと言っていたので大丈夫でしょう」

女の子「ところで、喋らないのですか?」

男「今…ちょっと…無理…」
女の子「そうですか」
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 19:06:21.06 ID:tm4a8kDO
女の子「もう大丈夫ですか?」

男「やった張本人に言われるとは…」

女の子「反省はしています」
男「後悔はしてないんですね、わかります…」
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 19:08:31.01 ID:tm4a8kDO
女の子「本当はつまようじで攻めようかと思ったんですけど」

男「どんなプレイだよ!?」

女の子「いろいろ考えた結果が」

男「己の拳…か」

女の子「グーじゃ無いですよ?」

男「足だったからな…」
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 19:16:38.02 ID:tm4a8kDO
男「というか、まだ食うのか」

女の子「あなたに食べられてしまいましたからね」

男「謝っただろー…」

女の子「食べ物の恨みは恐ろしいですよ」

男「あぁ、恐ろしかったな…」
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 19:37:19.81 ID:tm4a8kDO
他板見たら自分が暇人だと気がついた…モウダメジャネ…


男「回復が…追い付かない…だと?」

女の子「無理矢理それっぽい感じにしないでください」

男「ごめんなさい」

女の子「いっそ熱湯を飲ませるとかにすればよかったです」

男「…」ガクガク

女の子「…冗談ですよ?」

男「冗談に聞こえねぇんだよ!!」
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 19:41:54.58 ID:tm4a8kDO
女の子「流石にやりませんよ」

男「本当だろうな…?」

女の子「私を疑うんですか?」

男「胸に手を当ててみな」

女の子「?」

男「…いや、俺のじゃねぇよ」

女の子「あ、そうだったんですか、失礼しました」

男「本気で驚いたぞ…」
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 19:45:20.67 ID:tm4a8kDO
女の子「当ててみました」

男「そして考えるんだ、自分が疑われるような事をしたのか」

女の子「…」

男「どうだ?」

女の子「してませんね」

男「お前反省してるんじゃねぇのかよおおおおおおおおお!!」
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 19:48:21.31 ID:tm4a8kDO
女の子「何を反省していたのでしょうか?」

男「お前の記憶力が羨ましいよ…後ろ向きな意味で」

女の子「前しか見てないからこうなったんです」

男「お前が言うなよ!!」
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 19:54:27.43 ID:tm4a8kDO
男「お前の事をこれからニワトリとー…」

女の子「…」スッ

男「む、無言で立ち上がろうとするのはやめてくれ」

女の子「はい」

男「何で俺は過去から学ばないのだろうか…」
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 19:58:32.49 ID:tm4a8kDO
女の子「もっと可愛い名前がいいです」

男「それなら!!」

女の子「テスラさんはダメですよ」

男「…何がいいかなー」

女の子「…」
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 20:01:42.25 ID:tm4a8kDO
男「そうだなー…13でいいんじゃね?前に後ろ立った時ー…」

女の子「却下です」

男「まだ説明中だろ」

女の子「通ると思うんですか?」

男「…無理だな」

女の子「では次の考えてください」
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 20:07:01.42 ID:tm4a8kDO
女の子「アニメキャラは禁止です」

男「俺のネタが無くなっちゃうよ」

女の子「…私の名前をネタで付けると?」

男「あ、いや、そういう意味じゃ…」

女の子「…」

男「ぎゃっ…あ、足が…」
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 20:13:38.15 ID:tm4a8kDO
男「拳王とかどうだ?」

女の子「ここは王政じゃ無いですよ」

男「却下する理由そこか…」
女の子「もっとリアリティあるやつにしてください」

男「リアリティ…ねぇ」
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 20:18:16.30 ID:tm4a8kDO
男「うさぎ」

女の子「イメージが違うと思うのですが」

男「そうか?よく寂しいとー…」

女の子「だ、ダメです!!」

男「そうか…」

女の子「…」
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 20:22:40.68 ID:tm4a8kDO
男「あ、いいの思いついたぞ!!」

女の子「な、何でしょうか?」

男「ライオン!!」

女の子「…」

男「あ、あれ?何で怒って…?」

女の子「万死に値する言葉です!!」

男「くはっ…また足を…」
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 20:35:51.82 ID:tm4a8kDO
男「ライオン…いいじゃないか…」

女の子「私は可愛いのが好きなんです」

男「また無茶してキャラに無い言葉を…」

女の子「ほ、本当ですよ!!」
男「じゃぁお前、ライオンと猫どっちが好きだ!!」

女の子「ね、猫です!!」

男「お前今戸惑ったな?」

女の子「き、気のせいじゃないですか?」
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 20:44:27.49 ID:tm4a8kDO
男「それじゃ犬とかどうだ」
女の子「それはどちらかと言えばあなたのイメージね」

男「そうか?」

女の子「お手」

男「はい!!」サッ

女の子「…」

男「お、俺は…何を…」
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 20:48:36.28 ID:tm4a8kDO
女の子「調教は順調です…」
男「おい!!今サラッと怖い事言わなかったか!?」

女の子「何の事でしょうか?」

男「くっ…俺は人間として生きていくぞ!!」

女の子「…いつまで持ちますかね?」

男「マジで寒気が…」
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 20:56:42.41 ID:tm4a8kDO
女の子「さて、話を戻しましょう」

男「あぁ、名前ね、忘れてた」

女の子「そろそろ決めてください」

男「お前が文句言ってるんだよ!!」

女の子「申し訳無いです」

男「もうお前反省0だろ…」
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 20:59:51.65 ID:tm4a8kDO
終わりが見えないドウシヨウ


男「んー…」

女の子「動物は諦めますか」
男「そうだなー」

女の子「何にしましょうか」
男「…というか、思ったんだが」

女の子「何でしょうか?」

男「お前、俺が付けた名前で呼ばれたいのか?」
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 21:01:44.00 ID:tm4a8kDO
女の子「…」

男「まさかここまでやっといて嫌とか言わないよな?」

女の子「いえ…そんな事は…」

男「本当だな?」

女の子「…えぇと」
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 21:06:00.10 ID:tm4a8kDO
店員「お待たせいたしました」

女の子「あ、ピザです」

男「ちっ…逃がしたか」

店員「?」

女の子「あ、気にしないでください、この人ちょっと…その…」

店員「はぁ、かしこまりました…」

男「…ひでぇ」
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/23(水) 21:13:07.23 ID:YQWXKKgo
見てるぜ
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 21:19:45.25 ID:tm4a8kDO
>>921 男だけどいいですかいやごめんなさい何でもないです


女の子「綺麗な店員さんですね」

男「少し男っぽいけどな」

女の子「どうですか?ああいう人」

男「好みの話は終わったんじゃ…?」
923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 21:24:01.37 ID:tm4a8kDO
女の子(明日は大事な日です)

女の子(少しでも情報を集めておいて損は無いはずです)

女の子(いえ、あくまで今後の参考にですよ?)

女の子(今後何も無いですけど、無いですけど!!)
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 21:28:49.60 ID:KjG9M.A0
>>921
俺は男でも別にへいk[あぼーん]
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 21:32:29.47 ID:tm4a8kDO
女の子「で、どうなんですか?」

男「まだ言うか」

女の子「気になりますもの」
男「そうだなー…ちょっと違うかな」

女の子「そ、そうですか」

男「何で安心してるんだ?」
女の子「気にしないでください!!」

男「気になるとか気にするなとか忙しい奴だな」

女の子「ほっといてください…」
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 21:42:14.42 ID:tm4a8kDO
>>924 みなぎって!!…コナイ


女の子(よかったです、私には身長的に無理ですからね)

女の子「では、どのような方がいいんですか?」

男「もういいだろ」

女の子「聞きたいんです!!」
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 21:49:05.62 ID:tm4a8kDO
男「随分食い下がるな…気にしてどうするんだ」

女の子「いえ、特に考えてませんが…」

男「じゃぁいいじゃないか」
女の子「…でも、聞きたいです」
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 22:15:00.70 ID:tm4a8kDO
女の子「教えてください!!」
男「そう言われてもなぁ…」
女の子「どうなんですか?」
男「いや、そういえば好みとか深く考えた事無いからな…」

女の子「こういうのがいいな、位でもいいですから」

男「うーん…」
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 22:19:56.40 ID:tm4a8kDO
男「あえて言うならば…」

女の子「言うならば?」

男「スカート」

女の子「え?」

男「スカートが似合う女の子は可愛いと思う」

女の子「そ、それはワンピースじゃだめですか!?」

男「何故そこでワンピース」
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/23(水) 22:50:39.31 ID:rNEfYUDO
終わりがないssでもいいんじゃない?
このssには超展開とかヤマとか似合わなそうだし……
だらだらとでも続けてくれ


あ、地震収まったか?
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 22:51:29.86 ID:tm4a8kDO
女の子(スカート…これは難しいですね)

女の子(私は持って…あら?)

女の子(そういえば今の私スカートです!!)

女の子「す、スカートいいと思います!!」

男「だよなー」
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 23:01:42.48 ID:wYZGy2AO
見てるから頑張れ
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 23:02:02.86 ID:tm4a8kDO
>>930 板がオワルヨ…地震収まりました、ありがとうございます


男「でも、お前はワンピースが似合ってるよな」

女の子「そ、そうでしょうか?」

男「まぁ、今の格好もいいけどな!!」

女の子「…それはあなたの趣味です」

男「あれ?そういう話じゃなかったか?」
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 23:07:11.49 ID:tm4a8kDO
>>932 男だけd(ry


女の子(褒められました…)
男「またぼーっとしてるな」
女の子「そんな事無いです」
男「ピザ食べないのか?」

女の子「あ、そうでした」

男「…やっぱりぼーっとしてる」
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 23:11:45.49 ID:tm4a8kDO
女の子「ピザ美味しいです」
男「…おい」

女の子「なんですか?」

男「ピザは切って食べる物だったと思うが」

女の子「!?」

男「お前…」

女の子「ちょっと忘れてただけです!!」

男「そこまで忘れたか…」
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 23:20:24.57 ID:tm4a8kDO
何か重い…?


女の子「動揺なんかしてません!!」

男「いや、俺はまだ何も言ってない」

女の子「!?」

男「お前大丈夫か?」

女の子「わ、私は元気です!!」

男「もうダメだろ…」
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 23:23:55.11 ID:tm4a8kDO
女の子(冷静になりましょう…)

女の子(その為には!!)

女の子「…」ピンポーン

男「…デザートですか、お姫様」

女の子「えぇ」

男「クレープ無いかな」

女の子「無いですね」

男「…」

女の子「さっき食べたじゃないですか!!」
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 23:28:02.28 ID:tm4a8kDO
店員「…ご注文どうぞ」

女の子「イチゴパフェを」

男「俺チョコパフェ」

店員「…かしこまりました」
女の子「店員さん、呆れてますね」

男「お前が呼びすぎなんだろ…」
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 23:38:59.13 ID:tm4a8kDO
女の子「あの店員さん笑わないですね」

男「そりゃお前、こんな深夜に元気な店員さんがいるかよ」

女の子「そういうものですか?」

男「それじゃ、こんな時間に俺みたいな店員に会いたいか?」

女の子「あなたみたいな…店員?」
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 23:41:43.83 ID:tm4a8kDO
少女妄想中…

男「いらっしゃいませー!!」
女の子「…」

男「何名様でしょうか!!」

女の子「一人です」

男「ですよね!!おタバコは?」

女の子「禁煙で」

男「かしこまりました!!こちらへどうぞ!!」

女の子「…この時点で既にウザいですね」

男「え?何が?」
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 23:50:31.17 ID:tm4a8kDO
女の子「…」ピンポーン

男「お待たせいたしました!!ご注文でしょうか?」

女の子「えぇ、カルボナーラを一つ」

男「かしこまりました!!ゆっくりしてってね!!」

女の子「…既に帰りたいですね」

男「お前の中の俺ってそんなに酷いの?ちょっと実況してくれよ」

女の子「あなたの為にやめておきます」

男「…」
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 23:54:08.16 ID:tm4a8kDO
男「お待たせいたしました姫!!カルボナーラでございます!!」

女の子「いただきます」

男「俺が食べさせましょうか?」

女の子「いえ、結構です」

男「それでは奥で待機していますので!!」

女の子「これは…酷い…」

男「おい、妄想の中でまで俺をいじめるなよ」

女の子「むしろ攻撃を受けてるのは私です…」

男「妄想の中の俺つえぇ…」
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/23(水) 23:56:59.51 ID:tm4a8kDO
女の子「デザートを頼みましょう」ピンポーン

男「何でしょうか!!姫!!」

女の子「チョコパフェを…」
男「クレープがオススメです!!姫!!」

女の子「いえ、パフェを…」
男「クレープ!!美味しいですよ!!」

女の子「…もうクレープでいいです」

男「かしこまりました、少々お待ちください!!」

女の子「…折れました」

男「マジかよ、妄想の中は俺無双じゃん」
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 00:02:55.02 ID:IIZssYDO
男「お待たせいたしました!!クレープでございます!!」
女の子「いただきます」

男「姫!!やっぱり俺が食べさせてあげます!!」

女の子「だから、結構ですって…」

男「遠慮しないで!!さぁ!!」
女の子「で、でも…」

男「俺に任せてください!!」
女の子「…汚されました」

男「妄想の中の俺逃げろおおおおおおおお!!」
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 00:12:58.37 ID:3Qx.F3Ao
°  .☆  ゚   °   ゚     ゚
 ° ,个、           °         。
  ノ ♪ミ   ゚   。 このスレの住人も楽しいクリスマスが過ごせますように…
 イ 彡※ヽ    °                   °
.ノ,● ※☆ミゝ゚       ゚    ゚ 。       。
彡 ※,, †,, ヘ
ν※ ,,★,,※ ∧_∧∧_∧ ゚    ゚    ゚        。   °
⌒⌒i⌒i⌒ ( ・∀・) ´∀`)
┬┬┬┬┬--つ☆⊂-つ†O┬             ☆ ▲ °
‐┼┼┼┼┼‐┼┼┼┼┼┼            ゚ ヽ(・・)(・・)/ ゚
┼┼┼┼┼┼‐┼┼┼┼┼┼    ゚         (  )  )
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2009/12/24(木) 01:41:30.52 ID:opa7y2DO
>>945
お主、コカトリスのとこにもいたな
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 07:25:21.08 ID:IIZssYDO
>>945 クリスマスッテオイシイノ?

>>946 コカトリスって何でしょうか…?

終わりそうに無いけど書こう…書こう…
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 07:27:11.18 ID:IIZssYDO
女の子「やっぱり深夜の店員さんはテンション低くていいです」

男「そうだろ?」

女の子「というかあなたに店員さんは無理だったんですよ」

男「なん…だと?」

女の子「想像してみましたけど…酷かったです」

男「お前の方が酷いよ!!」
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 07:28:24.93 ID:IIZssYDO
男「でも、お前が店員っていうのもいいかもしれない」

女の子「え?」

男「見てみたいな」

女の子「そうですねぇ…」

男「待て」

女の子「はい?」

男「俺が妄想する」

女の子「…」
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 07:31:47.23 ID:IIZssYDO
男妄想中…

女の子「い、いらっしゃいませ、お兄ちゃん…」

男「いらっしゃいました!!」
女の子「席までご案内します」

男「あ、俺喫煙…」

女の子「お兄ちゃん…タバコ吸うの…?」

男「今やめた!!体に悪いからダメだよね!!」

女の子「うん!!それじゃぁ禁煙席に一名様ご案内です」

男「これは…」

女の子「だらしない顔してますけどどうしたんですか?」
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 07:35:19.54 ID:IIZssYDO
女の子「こちらです…」

男「ありがと」

女の子「お兄ちゃん、メニュー決めてあげる」

男「お願いします!!」

女の子「えっとね…このドリア美味しいよ?」

男「じゃぁそれにしようかな」

女の子「それじゃぁ作って来るから待っててね」

男「おう!!」

男「…いいぞいいぞ」

女の子「あの、変な事想像してませんよね?」
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 07:37:40.58 ID:IIZssYDO
女の子「お待たせ…きゃっ!!」コケッ

男「危ない!!」サッ

女の子「あ、ありがとう、お兄ちゃん」

男「大丈夫?怪我無かった?」

女の子「お兄ちゃん、優しいんだね、大好き!!」

男「ははは、やめろ、もー」
女の子「…久しぶりに気持ち悪いですね」
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 07:40:21.37 ID:IIZssYDO
女の子「ドリアです」

男「いただきます!!」

女の子「あ、待って」

男「?」

女の子「私が食べさせてあげる」

男「お、お願いします!!」

女の子「うん!!」

男「素晴らしい…」

女の子「あのー…早く現実に帰ってきてくださーい…」
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 07:43:04.47 ID:IIZssYDO
女の子「待っててね」フーフー

男「うん」

女の子「はいお兄ちゃん、あーん」

男「あーん!!」

女の子「美味しい?」

男「最高だ!!」

女の子「本当!?嬉しい!!」

男「ぐふっ…」

女の子「おぉ、ついに妄想の中の私が攻撃を?」

男「あぁ…ある意味攻撃だ…」

女の子「?」
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 07:47:13.51 ID:IIZssYDO
女の子「お兄ちゃん、デザートは食べる?」

男「うん」

女の子「それじゃぁ作ってくるね」

男「え、まだ決めてないけど…」

女の子「クレープでしょ?」
男「凄いな、何でわかったんだ?」

女の子「私、お兄ちゃんの事なら何でも知ってるんだから!!」

男「…」

女の子「ダメです…もう完全に妄想の住人になってます…」
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 07:51:52.35 ID:IIZssYDO
女の子「出来たよ、お兄ちゃん」

男「おぉ、クレープがこんなに沢山!!」

女の子「はい、あーん」

女の子「いっぱい食べてね!!」

男「いただきます!!」

女の子「美味しい?」

男「もちろんだ!!」

女の子「よかったぁ」

男「…」

女の子「これはもう帰って来ないですかね…?」
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 08:33:37.20 ID:IIZssYDO
男「ごちそうさまでした!!」
女の子「あ、あの…お兄ちゃん!!」

男「ん?なに?」

女の子「もう一つクレープ作ってくるから、待っててくれる…?」

男「おう!!」

女の子「じゃぁ作ってくるね!!」
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 08:36:34.38 ID:IIZssYDO
女の子「お、お待たせ…いたしました…お兄ちゃん」

男「なっ!?」

女の子「あの…その…」

男「自分に…生クリーム…だと!?」

女の子「!?」
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 08:39:16.36 ID:IIZssYDO
女の子「お、お兄ちゃん…わ、私を…食べて!!」

男「いただき…ぎゃあああああああ!!」

女の子「…」

男「足…足があああああああ!!」

女の子「何故か危険を感じたので見てみたら…最低です!!」

男「うぎゃあああああああああああ!!」
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 08:41:19.48 ID:IIZssYDO
男「妄想まで覗かれるとは…」

女の子「まったく…妄想とはいえ、私に何て事をさせるんですか!!」

男「いいだろー、妄想なんだから」

女の子「よくないです!!」
961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 08:45:30.65 ID:IIZssYDO
女の子「あなたはもう救い難いレベルですね…」

男「それは褒めてるのか?」
女の子「褒めてません!!」

男「何でそんなに怒るんだよ」

女の子「あなたとはじっくり語り合う必要があるようですね…」

男「ま、待て、語るなら言葉で…ぬぎゃああああああああ!!」
962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 08:47:15.98 ID:IIZssYDO
男「俺の足…もうダメかも知れん…」

女の子「いつも通り手加減はしました」

男「嘘だ!!」

女の子「本気だったら気絶してますよ」

男「…そういえば前に気絶させられたな」
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 08:51:08.99 ID:IIZssYDO
男「でも、こんなファミレスいいなぁ」

女の子「どうやら本気でやらないとダメなようですね…」

男「じょ、冗談だ」

女の子「まったく…」

男「…まぁ、半分本気だが」
女の子「では私も半分本気で」

男「にぎゃあああああああああああ!!」
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 08:53:44.48 ID:IIZssYDO
男「これで半分とか…ありえないだろ…」

女の子「大丈夫ですか?」

男「大丈夫じゃねぇよ!!」

女の子「それはよかったです」

男「よくねぇよ!!」
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 08:57:31.03 ID:IIZssYDO
男「本当にお前って…」

女の子「そこから先は言わない方がいいですよ」

男「何という恐怖政治…国民に逃げられるぞ」

女の子「…逃げるんですか?」

男「俺は国民というか家来だから逃げないな」

女の子「そうですか…よかったです」

男「…」
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 08:59:26.51 ID:IIZssYDO
男「しかしお前の国家もよさそうだな」

女の子「また妄想するんですか?」

男「俺の特技だからな」

女の子「…」

男「いくぜ!!」
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 09:02:18.06 ID:IIZssYDO
男「就任、おめでとうございます」

女の子「ありがとう」

男「それでは国民に就任の挨拶を…」

女の子「はい」

男「どうぞ!!」

女の子「お兄ちゃんー…」

女の子「ストップ!!」

男「ぐがああああああああああああ!!」
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 09:06:58.94 ID:IIZssYDO
男「早過ぎるだろ!!」

女の子「何でいきなりお兄ちゃんなんですか!!」

男「だって…そっちの方がいいだろ?」

女の子「よくないです!!」
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 09:10:38.14 ID:IIZssYDO
女の子「さっきから何で私は妹キャラなんですか!!」

男「俺が好きだからだ!!」

女の子「理由になってません!!」

男「それじゃぁ全国の男が望んでいるからだ!!」

女の子「望んでません!!」
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 09:17:24.52 ID:IIZssYDO
男「それじゃぁ何を望んでいるんだ?」

女の子「それは人それぞれじゃ…?」

男「!!、そういう事か!?」

女の子「?」

男「つまりお前が一人でいろんな役をやれば!!」

女の子「何でそうなるんですか!!」

男「ぐえっ…足ぃ…」
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 09:25:42.41 ID:IIZssYDO
男「くそっ…妄想しようにも覗かれては…」

女の子「諦めてください」

男「仕方ない…あれしかないな」

女の子「…?」

男「あ!!あれは何だ!?」

女の子「…それは小学校までです」

男「ダメ、か…」

女の子「通じると思ったんですか…?」
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 09:36:01.71 ID:IIZssYDO
女の子「本当に考えが甘いですね」

男「お前もう俺の心を読むの禁止!!」

女の子「それは出来ませんね」

男「え?」

女の子「そうするとあなたが何を考え出すかわかったものじゃないですから」

男「や、やましい事は考え無いよ!!」

女の子「怪しいです…」
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 09:41:18.41 ID:IIZssYDO
男「…今思ったんだが」

女の子「何でしょうか?」

男「お前って普段から俺の心読んでるのか?」

女の子「いえ、疲れるので普段は使ってません」

男「ほぅ…?」
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 09:44:52.39 ID:IIZssYDO
男(つまり疲れさせればこっちのもん…)

女の子「…念のために言っておきますが」

男「ん?」

女の子「本気を出せば一日位余裕です」

男「…こりゃ無理だな」
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 09:51:46.60 ID:IIZssYDO
男「流石に超能力相手じゃ勝てないな…」

女の子「…よく超能力なんて信じますね」

男「だって実際に当たってるんだから信じるしかないだろ?」

女の子「そうですか」
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 10:01:03.30 ID:IIZssYDO
男「それに」

女の子「?」

男「俺はそういうのあった方が面白いと思うしな」

女の子「…何処かの団長みたいですね」

男「それは言うな!!」
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 10:11:19.87 ID:IIZssYDO
男「久しぶりにあれ見せてくれよ」

女の子「なんですか?」

男「スプーン曲げるやつ」

女の子「これはお店の物なので」

男「戻せば問題無いだろ?」
女の子「…戻すのは苦手でして」

男「そうなのか」
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 10:28:08.15 ID:IIZssYDO
男「それじゃぁ他に何か…」
女の子「あの…」

男「そうだ、このボールペン使って何か出来ないか?」

女の子「ボールペン…ですか」

男「無理か?」

女の子「ちょっと貸してください」
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 10:38:16.77 ID:IIZssYDO
男「出来るか?」

女の子「そうですね、それでは…」

男「紙?」

女の子「…」サラサラ

男「あれ?何も書けて無いぞ?」
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 10:45:21.88 ID:IIZssYDO
女の子「ではいきます」

男「?」

女の子「えいっ」

男「おぉ、文字が!!」

女の子「どうですか?」

男「凄いけど…ヘンタイは無いだろ」

女の子「事実です」
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 11:00:57.26 ID:IIZssYDO
女の子「たいした事無い技ですが」

男「いや、凄いよ」

女の子「そうでしょうか?」
男「うん、他に何か無い?」
女の子「…まぁ、いいですけど」
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 11:10:54.34 ID:IIZssYDO
女の子「それじゃぁとっておきです」

男「待ってました!!」

女の子「何かもう、合いの手が宴会みたいですね…」

男「そうか?」

女の子「まぁいいですけど…」
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 11:20:39.22 ID:IIZssYDO
女の子「んー…」

男「お?」

女の子「…っ」

男「ボールペンが揺れてる?」

女の子「たぁっ!!」

男「跳ねた!?」

女の子「こ、こんな感じです…」

男「すっげー、もう一回やって!!」

女の子「…は、はい」
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 11:28:17.28 ID:IIZssYDO
女の子「ていっ!!」

男「おぉ!!」

女の子「ふぅ…」

男「前から聞きたかったんだが」

女の子「なんですか?」

男「お前って何かする時声出すよな?」

女の子「言われてみればそうですね」

男「…それって必要なのか?」

女の子「…」
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 11:29:25.86 ID:IIZssYDO
女の子「気合い!!」

男「?」

女の子「こっちの方が気合いが入るんです!!」

男「そういうものなのか?」
女の子「はい」
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 11:31:14.79 ID:IIZssYDO
男「そうか…超能力は気合いなのか」

女の子「違うと思います…」
男「じゃぁ声出さなくても出来るのか?」

女の子「わかりませんね」

男「じゃぁやってみてくれ」
女の子「いいですけど…」
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 11:34:55.57 ID:IIZssYDO
女の子「いきますよ…」

男「おう」

女の子「…」

男「お?揺れてる」

女の子「…」

男「来るか?」

女の子「!!」

男「え?」

女の子「あ」

男「いってぇええええええええ!!」
988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 11:37:10.40 ID:IIZssYDO
男「眉間に…眉間にボールペン刺さった…」

女の子「すみません、コントロールミスしました」

男「やっぱり気合いって大事なんだな…」

女の子「そのようですね」

男「これからも気合い入れて頑張ってくれ…」

女の子「それは違うと思いますが…」
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 11:55:49.76 ID:IIZssYDO
男「しかし、物を動かすなんて凄いな」

女の子「そう、ですか…?」
男「あぁ、レベルにすると2とかかな?」

女の子「何のレベル、ですか…?」

男「いや、気にしないでくれ」
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 11:57:34.92 ID:IIZssYDO
男「ん?」

女の子「…」

男「凄い汗だな、大丈夫か?」

女の子「気にしないで、ください」

男「そうか…」

女の子(ちょっと…調子に乗りました…)
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 11:59:45.28 ID:IIZssYDO
女の子(また、やってしまいました…)

女の子(喜んでくださって嬉しかったから…)

女の子(そんな人、今までいなかったから…)

女の子(ちょっと…やりすぎましたね)

女の子(すぐに回復しないと…心配されてしまいます…)

女の子「…」ピンポーン

男「!?」
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 12:01:53.23 ID:IIZssYDO
男「まだ来てないのに追加するのか!?」

女の子「えぇ…ちょっと…」
店員「…申し訳ございません、パフェはもう少々時間が」

女の子「いえ、ドリンクバーを…」

男「あ、俺も喉渇いてるんだ、二つ」

店員「かしこまりました」
993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 12:08:45.17 ID:IIZssYDO
女の子「それでは取りに行きましょうか…」

男「俺が取ってきてやるよ」
女の子「いえ、悪いですから」

男「いいって、いいもの見せて貰ったし」

女の子「…そうですか」
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 12:10:04.82 ID:IIZssYDO
男「何にする?」

女の子「…りんごジュース」
男「言うと思った、じゃぁちょっと待ってな」

女の子「お願いします…」
995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 12:12:28.91 ID:IIZssYDO
女の子(優しくされてしまいました…)

女の子(たぶん、自覚無しでやっているのでしょう…)

女の子(本当に…よくわからない人ですね…)

女の子(もっと…わかりたいです…もっと…)
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 12:13:43.58 ID:IIZssYDO
男「ほれ、取ってきたぞ」

女の子「ありがとうございます」

男「…」

女の子「…ん」

男「もう飲み終わったのか!?」

女の子「えぇ」
997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 12:15:04.20 ID:IIZssYDO
男「お前は飲むのも早いんだな…」

女の子「…喉渇いてただけです」

男「俺には無理だよ…」

女の子「取ってきます」

男「行こうか?」

女の子「いえ、大丈夫です」
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 12:16:56.00 ID:IIZssYDO
男「本当にりんごジュース好きだな…」

女の子「えぇ、まぁ」

男「少し飲み過ぎなんじゃないか?」

女の子「そんな事無いですよ」

男「…もう二杯目空にしといてよく言うな」

女の子「…また取ってきます」
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 12:19:40.56 ID:IIZssYDO
女の子(さっきは疲れていて変な事を考えてしまいました…)

女の子(別に…気にする事じゃ無かったです)

女の子(でも…嬉しかったのは確か、ですよね)

女の子(…考えるのはやめましょう)

女の子(どうせ、考えてもわからないんですから、この人は)
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします2009/12/24(木) 12:22:36.56 ID:IIZssYDO
1000来ました…見てくださった方、ありがとうございました


続きあったら書く無かったら爆発するいや何でも無いです


次立てたら…また…です…
1001 :1001Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
http://ex14.vip2ch.com/part4vip/

1000超えたのでHTML化の依頼をするでござるの巻
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1246374465/l50

1002 :最近建ったスレッドのご案内★Powered By VIP Service
仕事バックレちった @ 2009/12/24(木) 10:43:45.96 ID:rrlbigSO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1261619025/

眼鏡うp サンタさん… @ 2009/12/24(木) 09:06:31.54 ID:ZoPE2AAO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1261613191/

もう少しで年越しだNE!なカイジのスレ 56チョコ目。 @ 2009/12/24(木) 08:37:13.39 ID:bxkoSDco
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1261611433/

会社を辞めて、旅に出ようと思う @ 2009/12/24(木) 06:37:39.61 ID:1WWgdoso
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1261604259/

檸檬と海の思い出話 @ 2009/12/24(木) 06:30:58.19 ID:vu6.iIAO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1261603858/


Powered By VIPService http://vip2ch.com/




Pastlog.cgi Ver2.0
Powered By VIP Service
Script Base by toshinari