以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府)<>sage saga<>2011/06/16(木) 19:56:58.74 ID:lZhSlu1d0<>厨二病患者隔離スレへようこそ!
そしてこのスレを開いてくれて有り難う!
ルールを読んだ後は厨二病の病状をより悪化させて遊ぼう

【基本ルール】 荒らしは全力で華麗にスルー!
※荒らしに反応した人も荒らしです。

チート無双、無理やりな防御&回避、確定攻撃は禁止!
※1酷い場合は注意しましょう!
 ただし煽るようなキツい言い方は好ましくないです。
※2たまには攻撃に当たりましょう!
 いつもと違うスリリングな闘いをしてみよう!

老若男女に人外キャラまで自由にどうぞ!
※好きなキャラを演じてスレの世界を楽しもう☆
 ただし鬼だから怪力、天使だから空を飛ぶ等は勿論なし!

一言「書き込む前に更新すると幸せになれるぞ!!」

さあ!空気を読んでを妄想を爆発させよう!

只今の能力授与スレ→http://yy72.60.kg/test/read.cgi/vipdetyuuni/1306148385/
@wikiURL→http://www26.atwiki.jp/vipdetyuuni/
vipが落ちてるときは避難所へ→http://yy72.60.kg/vipdetyuuni/
<>厨二な能力やるからそれ使って闘いましょう 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>sage<>2011/06/16(木) 20:20:26.02 ID:6AziPnMt0<> >>1に乙を <> 【無刀暗殺】無刀(徒手空拳)での人体破壊術に長けた武芸者<>sage saga<>2011/06/16(木) 20:24:37.01 ID:lZhSlu1d0<>
【日が沈み、人気の少なくなってきたある公園】
【街灯に照らされる下、一人の少女がそこへやってきた】

【中学生位だろうか、少女は小柄な体躯をしていた】
【ブルース・リーを連想させる、サイドに黒いラインのはいった黄色いトラックスーツに身を包んだ彼女は】
【きょろきょろと公園内を見渡した後、空いていたベンチへと向かい、腰掛けた】

「――や ら な い か 

……なんちゃって、えへへ」

【公園のベンチ、ということで思い出したのだろう】
【キリッとした顔でそんなことを呟いた後、一人彼女は笑みを零した】
【要するに、少女は暇を持て余していた】 <> 【夢幻鬼道】@wik<>sage saga<>2011/06/16(木) 20:27:20.28 ID:K7Qw+cSMo<> />>1乙です <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/16(木) 20:31:01.02 ID:xpS8c2qD0<> />>1乙です <> 【黒鉄之鎌】《Dark Metal Sickle》<><>2011/06/16(木) 20:32:51.99 ID:+3/Y5bK9o<> ーー路地裏

何かが俺の中を覆い尽くす、何かが俺に語りかける、何かが俺を喰らい尽くす
何かが…いや…待て………

フフ……そうだ……コレが本当の、自然体の……私そのもの……

理性と言う邪魔な物を喰らい尽くす、そして私の本当の姿に、体が求めている物を……
フフ…そうだ…これでいい……狂気そのもの理性が消し飛ぶ…狂気そのもの…

私は狂気……私の本能でありコレこそが私………

欲求………コレが私の望む欲求……フフ…フハハッ…………アハハハッ!!!!!!

最高だ………この感覚……神よ……私の使命果たせていただきます…母よ私の此の姿…見ていてください
父よ……コレが本当の私です……………

「アハハハハハハハッ!!!!!何だッ!此の感覚……」
「何故我慢していたのだ……何故己を偽っていたのだッ!!フフッ…アハハハッ!!!」

男が居る、そしてもう一人、男だったものが居る、否、人であった物、今まで息を生命があった物
男は其れを見つめている、大声で、何か叫びながら、大粒の涙を流しながら、

なぜだこんなに気持がいいのに、こんなにも素晴らしい、そんな感覚を手に入れたのに、何故だ、何故俺は泣いている
何故、此の男に情けをかけているのだ…まだだ…まだ足りない……まだ俺じゃない

本当の俺じゃない…………フフッ……俺の邪魔をするな………俺の欲求を抑えるな………理性など…いらぬ……
全てを飲み込む……

君が必要だ………

狂気……そう君が……理性を吹きとばせ……私を感じさせろ……

「ああああああああああっ!!!!神よ!母よ!父よ!!!!!私は何なのだ!!私は何のために生れたのだ!!!アハハハッ!!アーーーーーーハハハッ…………」

「…………………俺はなんなんだ?」

大声で、路地裏で、男がそう叫ぶ、ソシテその風が、男の羽織るそのコートを飛ばすのだ、
そのコートは逃げるように、その理性を失いつつあるその男から逃げるように
否、誰かに助けを求めるかのように、此の男を止めてくれと、そう言うように、大通りにまで、風に運ばれる

血で赤く染まった、真っ白なロングコート、人通りの多いその場所に運ばれる
暗い、暗いその路地裏から、風にのって運ばれるのだ

/1乙です!、そして絡み募集中です、 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/16(木) 20:38:17.32 ID:xUA3fkba0<> >>3
(えー…)
【ちょうど公園に入ってきた普通そうな青年、少女から見える位置でげんなりした顔をした】
【ショートカットしようと公園に入ったのだが謎の少女が進行ルート上にいた】

【ほんとこの街の少女はすごいなぁと思ったとさ】

(…なるべく目を合わせないように)
【できるだけ相手の目を合わせないようにそっぽを向いて少女が座っているベンチを通り過ぎようとする】

/1乙 <> 【無刀暗殺】無刀(徒手空拳)での人体破壊術に長けた武芸者<>sage saga<>2011/06/16(木) 20:45:25.53 ID:lZhSlu1d0<> >>7

「……え?」

【公園に入ってきた青年が、げんなりとした顔でこちらを一瞥した】
【そしてそっぽを向いて、明らかに自分を避けて通り過ぎようとしていることに少女は気付くと】
【嫌な汗を流しながら慌ててベンチから立ち上がった】

「い、いや! 違うから、違うからね!? なんちゃって、って最後にボク言ったでしょ!? お、おーい!?」

【勝手にあらぬ誤解を招いているのは嫌なので、青年の背に彼女は必死に呼びかけた】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/16(木) 20:51:04.23 ID:xUA3fkba0<> >>8
【早く公園に出ようと思いでかいリュックを揺らして出口へ向かおうとしたら…】

「あっ…ええ、別に自分は他人の指図なんてしないので安心を、後このことは言いませんから」
【顔だけを少女に向けて明らかに強張った笑い顔で汗を掻きつつ少女を安心させようとする】

【この街にノンケも食べてしまう人、しかも女性がいるなんて驚きだ】
【敬語で話し、早く公園から離れるように努力をする】 <> 【無刀暗殺】無刀(徒手空拳)での人体破壊術に長けた武芸者<>sage saga<>2011/06/16(木) 21:01:08.08 ID:lZhSlu1d0<> >>9

「ちょ……ちょ、ちょい待った! ストップ! タンマ!」

【完全に距離を取られている。二重の意味で】
【金色のショートヘアを風に靡かせながら、慌てて走ってベンチから青年のもとへと向かった】

「だ、だから違うってば! 人に言う言わないじゃなくて、あーもう!」

【どう言えば目の前の明らかに引いている青年からこの下らない誤解を解くことが出来るのか】
【阿部さんの物真似なんてしなきゃよかった、と少女は髪を両手で掻き乱した】

「っていうか、なんで敬語!? 明らかにボクの方が年下なのに!」

【強張った笑顔と敬語などで彼女が安心出来るわけも無く、嫌な汗を流しまくっている】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/16(木) 21:09:51.88 ID:xUA3fkba0<> >>10
【ストップと言われたので回れ右をする、両掌を少女に見せるように】

「だっ大丈夫、今日起こった事実は壁に頭をぶつけてでも忘れるから」
【相手と真正面で対面するが冷や汗と引きつった笑顔をして少女を見ないように横目でどこかを見る】

「あっ…そうだったんですか、いや、この街じゃ見た目が子供でも中身が大人な人がたくさんいてつい…」
【ゆっくりと、ゆっくりと後ろに下がりつつ弁解、実際自分より年上で見た目が幼い者を見たのは事実なのだ、だがこの少女が年下でも敬語だが】
【とにかくここから出ておいしい物を腹いっぱい食べたい、そう心に願う青年であった】 <> 【無刀暗殺】無刀(徒手空拳)での人体破壊術に長けた武芸者<>sage saga<>2011/06/16(木) 21:19:14.40 ID:lZhSlu1d0<> >>11

「い、いや、自分から壁にぶつけてもあんまり記憶とか飛ばないから……」

【相手の引きつった笑顔を見ると、少女は何だか悲しい気持ちにさえなってきた】
【胸に手を当て、一度大きく息を吐き出す】

「落ち着け、ボク……。冷静になるんだ……」

【恐らく心の中で呟いているつもりのなのだろうが、焦っているためか普通に口に出ていた】

「あ、あのね。ボク、ちょっと漫画の真似事をしてただけなんだよ。
 だから、ボクはあなたが思っているような、その、アレじゃないから……さ」

【一歩青年に近づき、見上げ、彼の目を真っ直ぐに捉えて、切に言った】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/16(木) 21:19:32.46 ID:TYyjKY0IO<> 【帝國】
【その国土の端っこ。まだまだ主要な都市部には程遠いこの場所。】

「ふう…さってと…刃抜きもできたし…」

【あぜ道の橋の大岩に腰掛け、刀を差し直す人物がいた。】
【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【この国の人間は和服を好む。彼女もそれに習い、黒の和装だ。】
【そして左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは、これもこの国ならそこまで珍しくない。左腰にたった今差した真新しい一振りの刀。それらのせいで、】
【少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

「…そろそろ行くかな…」

【懐に忍ばせた一本の妖刀…短くしたそらは、耐えず冷気を放っており、】
【女を心地よく冷やしていた。その証拠に、】
【彼女の周りだけ、まるでクーラーを当てがっているかのように涼しい。】
【伸びをして立ち上がり、歩き出そうとした。】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/16(木) 21:26:38.53 ID:xUA3fkba0<> >>12
「はい、冷静になります」
【口に出た台詞に返事をする、ボクと言う言葉を自分に向けられたと勘違いしたようだ】
【本来年上の人が使う言葉だがこの街に慣れた青年は…】

「よし、わかりました、自分は誤解をしたようです、ごめんなさい」
【自分も真剣な表情をして話をする、顔から出る冷や汗と引き腰をしているが気にしない】
【敬語をがんばって使いながら話をまとめようとする】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/16(木) 21:32:55.30 ID:MZ9Q1vBq0<> >>13
「おわあ……どこだここ?」

『ふむ、迷子というやつか』

【ボーっと歩き続けるうちに変な場所に来てしまった】
【その出で立ちは異様…かな?】
【一人は男。身長が高く、寝癖が目立つ。よく見るとイケメンである。彼女欲しい】
【一匹は蛇。長さは一メートル歩かないかだが、首が八つもある。血が欲しい】

「マジ困っちゃいますね。キサラスさん」

『様だろ』

「ええっ」

【そんな会話を繰り広げながら黒い和装の女性の横を通りすぎようとした】 <> 【無刀暗殺】無刀(徒手空拳)での人体破壊術に長けた武芸者<>sage saga<>2011/06/16(木) 21:34:51.31 ID:lZhSlu1d0<> >>14

「へ? あ、うん?」

【微妙にどこか会話がおかしい気がする、が】

「……! よ、よかった! 分かってくれればいいんだよ。
 ごめんなさいなんて言うほどじゃないけどね、へへっ」

【誤解が無事解けたことに安堵し、相手の冷や汗や引き越しにはまるで気が付かなかった】

「あ、そうだ。ここまで絡んどいて、自己紹介しないと失礼だよね。
 ボクは霧灯 明星(むとう あかり)。
 よろしくっ」

【笑顔で名乗り、右手を差し出して握手を求めた】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/16(木) 21:40:16.24 ID:xUA3fkba0<> >>16
「自分の名前は弓指 卓矢です、後怪我の治療もしているので機会があれば」
【おそるおそる手を握る、青年の手は汗で浮き出ていた】
【一応自分のやっていることも言っておく】

「では自分は行きます」
【握手と自己紹介を終えた瞬間後ろを向けて逃げるように出口へと向かう】
【青年も頭ではわかっているが体は…、何事もなければ青年は夜の闇に溶け込むだろう】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/16(木) 21:42:17.80 ID:TYyjKY0IO<> >>15

「…ん?」

【深緑の鞘を称える刀は新しい。傷一つないため、女に馴染んでいなかった。】
【鞘走らないように慎重に位置を正すと、ふと声が聞こえて振り返った。】

「……」

「はあ?…ヤマタノオロチ…?」

【確か伝承では相当大きく、八つの谷、峰にまたがるほど、と言われたらしいのだが、】
【目の前のそれはどう見ても小さい。女は首を傾げ、訝しげに呟き、後ろから蛇に視線を送っていた。】 <> 【無刀暗殺】無刀(徒手空拳)での人体破壊術に長けた武芸者<>sage saga<>2011/06/16(木) 21:50:23.47 ID:lZhSlu1d0<> >>17

「へえ、怪我の治療? お医者さんか何かなんだ?」

【青年の背負っているリュックサックには医療器具が詰まっているのだろうか】
【と少女は推測してみる】

「え、あっ、ちょ……」

【手汗びっちゃりな握手を交わした直後、逃げるようにして去っていく青年に】
【少女は別れの言葉も告げられずにいた】

「……」

【青年が消えて行った夜の闇を、彼女はしばらくの間呆然と眺めた後】

「絶対まだ誤解してるじゃんかあああああああああ!! ちくしょおおおおおおおおおおおお!!!」

【もう夜の公園のベンチで阿部さんの物真似はやめよう――】
【そう心に誓いつつ、夜空に向かって絶叫した】

/絡み乙でした! <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/16(木) 21:51:00.59 ID:MZ9Q1vBq0<> >>18
『はっ!』

【蛇は振り向いた。ヤマタノオロチと言う単語も聞こえてはいたが、それとは別の理由で】
【蛇は感じていた。女性が所持している刀からの妖気を、ひしひしと感じていた】

『お主。それは妖刀だな?感じるぞ、妖気を』

「おい………」

【男は困惑していた。なんで怖そうな人に声をかけるんだよ、と】
【もとより何故か危ない事件やなんやに巻き込まれやすかったが、この蛇のせいでその回数は格段に増えた……気がする】

『その刀。随分とお主にご執心のようだ。ははは。傑作だな。妖刀が人間に飼いならされるとは!』

【最初は女性に、途中からは刀に語りかけている】
【尤も彼女の刀に意志があるかは不明だが】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/16(木) 22:02:09.50 ID:TYyjKY0IO<> >>20

「は…?」

「…これのこと?」

【帯刀している刀は妖刀の「模造品」である。ゆえに、】
【相手が見抜いたのは懐にいれてある短剣であるだろうと、】
【女は予想し、それを取り出した。長さ30センチ程度の刀身が鞣した牛革に収められており、】
【全体から冷気を霧のように絶え間なく放っている。】

「執心…ねえ…っとと!」

【すると、】
【その刀から怒気のような禍々しい魔翌力が、】
【蛇に向けて放たれた。あまり魔法由来のことに関しては疎い女でも、】
【感じることができるくらい強く、そして「鋭い」ものである。】

「……こら。」

【ピシャッと短剣を叩く。こんなので治まるのか疑問だったが、】
【少しづつ妖気が薄れて行っていた。最後には元のように完全になくなる。】

「……」

「…何よあんた…文句あるの?ええ?」

【すると、相手の視線に気づき、】
【女は短剣を弄びながら男に声をかけた。ぶっきらぼうな物言いは、】
【この人物の悪癖である。どうしても、】
【棘のある言葉使いしかできないのだ。】 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/16(木) 22:05:00.44 ID:z9I7JC3Zo<> 【路地裏】

【社会から嫌われた爪弾き者から裏社会の人間、さらには殺人鬼や化け物まで巣くうこの世界の路地裏。】
【普通の人間ならよっぽどの事が無い限り寄りつかないこの正に闇の世界。】
【弱い者から絞られ、暴力を振るわれ、そして喰われる様なこのどす黒く汚い世界を一人の青年が壁伝いに歩いていた。】
【左手の平には大きな風穴が空き、切り裂かれた学園の制服の右脚と右腕からは緑と赤が混じったグロテスクな傷口が見える。】
【右手が動かせず左手の平も動かない。挙げ句右脚も動かす事の出来ない青年は左手を使い、ズルズルと足を引きずり歩いていた。】

……クソ…!あの野郎が…!

【ある能力者との戦闘でこの様な重傷を負い、この路地裏を彷徨く青年はどう考えても喰われる側。】
【しかし青年は喰われない。喰らう事が出来ない生き物だった。強力な毒を持った大蛇の様に。】
【何故青年がこんな所をこんな状態で彷徨き彷徨うか。それは勿論と言うべきか、闇医者と呼ばれる様な人間を見つける為である。】
【しかしそんな人間がそう簡単に見つかる筈も無く、今日もただ悪戯に路地裏で時間を潰すのみだった。】
【この青年にこれから起こる事は何か、そして青年はソレに対し、どうするか、もしくは何も起こらないか。】
【それはまた神のみぞ知る。】 <> 【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki<>sagesaga<>2011/06/16(木) 22:08:06.40 ID:2eu41JFV0<> 【夜の公園】
【誰もいない(であろう)この公園にやってきたのは、1人の女】

【クリーム色の長い髪、白く長いワンピース。そして、近づけば分かるオッドアイ】
【そんな女は、街頭の真下にあるベンチに座り、ある本を読み始めた。】

【「世界の神話 6」である。ノリで始めた世界の神話シリーズがココまで続くとは中の人もびっくりである。】

――フフ、やはり興味深いな、この本。
人間が神にどのような考えを持っていたのかが分かるようだ…。

【と、説明口調で話す。虚空に向かって。つまり独り言である。】

【さて、公園に入ってくる者なら分かるだろう、街頭の真下にいるある意味異質な存在。】
【多分であるが、入ってくるのならすぐに気付くであろう。】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/16(木) 22:15:38.15 ID:TYyjKY0IO<> /すいません飯オチです <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/16(木) 22:16:13.47 ID:MZ9Q1vBq0<> >>21
『図星か?これは面白い』

【襲いくる魔力にも余裕綽々であり、八つの首の内、五つがゲラゲラと笑っている】
【残りの三つは『やれやれ…』的なリアクションをとり、他の首を宥めたりしている】

『…従順だな。お主にどんな魅力を見出しているのやら』

【話しているのは主に右から三つ目の首である。それ以外にも人格はあるはずなのだが、今まで声を発したことはない】
【ちなみに声は女性のものである】

「うぇ!?俺!?も、文句なんて滅相もない!………おおー…」

【改めて女性の顔をマジマジと見る】

(うーん…合格点…いや理想的と言っても過言ではない。怖いけど)

【非常に失礼なことを考えていた】

『そういえばお主。さっき私を見て「ヤマタノオロチ」といったな?』

【舌を前後に出し入れしている。癖である】
【そしてその場で少し立ち上がる、と言うのは語弊があるが。首を持ち上げ、目線を上げた】
【目を細めて女性を見る右から三番目の首】

『あんな腑抜けと一緒くたにするな。反吐が出るわ!』

【どうみても格下なのだが。もしかしたら格上なのかもしれないのでなんともいえないが…】
【腑抜けと評されたヤマタノオロチが少し可哀想である】 <> 【天魔双翼擬態】@wiki<>sage<>2011/06/16(木) 22:16:16.19 ID:5Xt651+ro<> >>22
――エウー?

【―――青年の背後から聞こえてくるのは間の抜けた声、いや、鳴き声が一つ、それは疑問の色を含んでいた】
【それの発信源は少女、色白なんてのを通り越した程に真っ白な肌、まるで白ペンキを肌に塗りたくったかのようなくらい】
【カメラのレンズを彷彿とさせるくらいに真っ黒な両の瞳、まるで壊死してしまった眼球を骸骨の穴に突っ込んだかのようなくらい】
【そんな少女は青年へと視線を向け、二つの視線の焦点を相手の頭へと合せながら、首を右に傾けていた】

【積もるは疑問、路地裏に人が入ってくるのはあんまり無いことなので、何故ここに人間がいるのかやや不思議に思えたのだ】
【しかし、それを自力で解決する様な知能は無いのか解答は自らでは得られず、相手へと視線で疑問を投げかけるだけのみ】
【少女の体からは酷く鼻を刺激する様な悪臭が漂う、腐敗臭、汚臭、それらが全て織り混ざったかのようなデスメタルを奏でる】
【その身なりは臭いから想像できる程に汚く、上記した真っ白な肌も黒くくすんで見えてしまっているのが現状であった】 <> 【黒鉄之鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/16(木) 22:19:46.08 ID:+3/Y5bK9o<> >>6
/取り下げで、申し訳ないです! <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/16(木) 22:20:49.21 ID:MZ9Q1vBq0<> >>24
/おっと了解です <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/16(木) 22:33:09.22 ID:TYyjKY0IO<> >>25

【どうも見る限り、それぞれの首が独立しているらしい。】
【笑ったり宥めたりと、随分違う性格のようだ、と、女は感心した。】

「…あ、そう。」

【短剣を懐に戻してから、左手を手持ち無沙汰に、】
【腰の刀に置いた。硬質な小さな音が響く。】

「……」

「…ねえ。なんなのこの蛇。」

【人語を話す時点でどうも普通では無い。妖気を見抜いたのも、】
【また然りである。鎌首をもたげるヤマタノオロチを指差し、】
【女は男に聞いた。】



/お待たせしましたっ! <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/16(木) 22:34:27.59 ID:z9I7JC3Zo<> >>26
【青年の頭を支配するのはあの能力者への憤怒。自らを散々馬鹿にした挙げ句この様な身体にしたあの女。】
【自らに歯向かう人間は全て格下能力者という歪んだ思想を持つ青年にはどうにも耐えられなかった。】
【何故こうなった。何故自分がこんなな身体になっているんだ。なんでだ。なんでなんでなんで。】
【青年の頭を覆い尽くすは疑問の嵐。何故自分はあんな格下能力者に敗けたのか。そんな歪んだ思想。】

………あぁ?

【そんな青年の背後から一つの声が聞こえてきた。いや、これは声と言えるのだろうか。どちらかと言えば鳴き声に近い。】
【振り向いてみれば病的なまで真っ白な肌を無理矢理黒くした様な肌を持つ少女と見えているのかも分からない真っ黒な眼球を持った少女。】
【そして同時に鼻をつんざく様な悪臭。その身なりはその臭いに相応しく、薄汚いというレベルではなく汚らしかった。】

…俺に何か様か?

【思わず鼻をつまみながら、吐き捨てる様にくぐもった声でそう言い放つ青年。】
【普通なら失礼極まり無いのだがここは路地裏。常識なんてミンチにして捨てる様な場所だ。問題ない。】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/16(木) 22:39:33.30 ID:MZ9Q1vBq0<> >>29
『……血が欲しい』

「唐突だなおい!」

【もちろんあげない。今はあげる理由がない】

「なんなのって言われてもなあ…俺もよくわからねえ。首が八個もある時点で普通じゃねえが…」
「喋るし、血をくれくれするし、刀になるしな。わけわからん」

『失礼な。私がいなければ死んでいてもおかしくはないのだ。感謝し敬え』

「……横暴だし」

【げんなりしながら女性の問いに答えた。答えになっていないが】

/おかえりなさい! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/16(木) 22:45:04.80 ID:TYyjKY0IO<> >>31

「…刀になる…か。」

【普通なら驚くべきところだろうが、しかし女はあまり表情を変えなかった。】
【それもそのはず。刀になる生き物を見たのは二回目である。】
【信じられないかもしれないが、一度目は剣化する「人間」を見たのだ。】
【そのときは目を疑った。数日間信じられなかったりした。】

「ふうん…じゃああんた。一体何物なの?」

【と、同じ質問を、】
【今度は「蛇に」ぶつけてみる。】 <> 【監命獄締】絶世の美貌の吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/16(木) 22:53:15.82 ID:+3/Y5bK9o<> どれ程の時がたっただろうか、朝日が昇り、そしてその明るく眩しいその太陽が沈むまで
辺りは暗闇、空には太陽の其の光によって照らされる月

そして月に照らされる此の世界、その月の光は平等だ、自分から当たろうと思えば直ぐに当たれる
月が隠れるときは、皆その光を見ることは出来ない
人間とは勿体無い、こんなに美しいその光景があるのにその時に寝ているのだから………

「ああーーーやっと………フフフッいいわねぇ…やっぱり外って…」

そして人が寝床に入る頃、動き出す者たちも居る、
カエルの鳴き声、虫のざわめき、数々の動物たち、人が活動していない時間
其の者たちの楽園がやってくる、

そして此の者も……その一人である…………
全身真っ白な吸血鬼、彼女の時間がやってくる…………

何をしているか?其れは手に持っているワインの瓶、それを手に持ち月見酒、の予定である
何処か月が見えるいい場所を、探して女は歩いている、
独り言を喋りながら、どこか場所を探しているのである
<> 【天魔双翼擬態】@wiki<>sage<>2011/06/16(木) 22:55:08.51 ID:5Xt651+ro<> >>30
【首を右に傾けたまま、返事を返しすらせずにじーっと、じーっと見つめ続け、けれどそれ以上の行動は起こさない】
【まるで浮翌幽霊、悪霊でも背後霊でもない、ただそこら辺をうろついては自分の興味と好奇心だけが原動力の存在】
【だが、少女は能力者にも怪我人にも人間にすら興味を示さない、ではなぜここで相手をじっと見つめているのか?】

【ハイエナは、いや、野良猫は弱った動物を狙う】

【少女の一番の楽しみといえば『食欲』一択に限る、それは生きる上では絶対的に捨てれない概念であり、捨てるのは生命を放棄するのと同じ】
【その腐った視線を近くのゴミ箱へと一度投げ入れるが、中にあるのはいつも食べていて飽きてしまった酸っぱく苦い生ごみばかり】
【しかし、目の前には珍しく新鮮な―――肉―――が転がっているのだ、それも手負いの虎らしく仕留めれる確率も普段よりあるのであろうのは目に見えて明らか】
【唇の端からぽたっと雫が一つ垂れ落ちる、それは強めの粘度を持っていて少女の食事への貪欲さを表現している様でもあった】

――ゥー……アア

【一歩、右足を踏み出す―――右手が相手の方へとそっと伸ばされ、その汚い右手は遥かに格上であるはずの相手の左手首を掴もうとするだろう】
【相手がどういった経歴を経てこんな路地裏へと堕ちてきたのかは知らないが、そんな高い所にいた人物には路地裏がどんなところか想像できるのだろうか?】
【ただ暗いだけではない、湿っているだけではない、闇市場とか暴力組織が潜んでいるわけではない……"ココ"は能力者の世界なのだ】
【魑魅魍魎が建物の陰に隠れ、森を歩けば狼男に襲われ、街道を歩けば狂人に刺され、空を飛べば怪鳥に連れ去れる、そして路地裏にはこの"野良猫"なのだ】
【とある厨二病患者は『うぇるかむとぅーあんだーぐらうんど……』なんてキザな台詞を言ったらしいが、代わりにこの少女が歓迎してくれるらしいのである】

【とはいえ、少女としては人間なんてクソ不味いものよりもマシなものが食べたいと言う気もあった、人間は臭くて固くて食べにくいのであらしい】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/16(木) 22:56:03.73 ID:MZ9Q1vBq0<> >>32
「あれ?驚かないのか?…まあ妖刀持ってるもんな」

【違う理由で納得した】
【しかし剣化する人間とは……中の人の持ちキャラであった人物である】

『私か。私は長き時を生き続ける神聖な生き物。名はキサラスという』
『どうだ?私と血の契約を交わす気はないか?…ないだろうな』

【一応勧誘してみるも、契約に応じる可能性はほぼゼロと言っても過言ではないだろう】
【だって理由がないもの】

『蛇は古来より神聖な生き物として扱われてきたのだ。だがバカで愚かな奴らのせいで蛇を恐れる者も出てきた』
『その愚か者の代表格がヤマタノオロチ。人間を食し、脅し、挙句の果てには酔っ払い、斬られる』
『バカとしか言えん』

【そのてん、私は完全契約主義者だ。無闇に噛みついたりはしないぞ。絶対にな】
【と付け加え、自分の方が何倍も格上なのだと説明した。結構子供っぽい】 <> 【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki<>sagesaga<>2011/06/16(木) 22:58:53.19 ID:2eu41JFV0<> >>23
/まだ募集中 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/16(木) 23:02:11.07 ID:TYyjKY0IO<> >>35

「いや、あんたと似たようなのを見たことあるのよ。…以外といるらしいわね…生きた刀ってのは…」

【そのまま立っているのも疲れるので、】
【女はそばにあった木に寄りかかった。】
【腕を組み、相手の話を聞く。血の契約…とは先ほどの、】
【蛇の発言からして血液をよこせ、と言うことだろう。女は思考する。】

「…契約したらどうなるのよ。」

【こちらの利点になるようなことがあるのなら、】
【考えはいことは無い、とでも言わんばかりに、】
【計算高い彼女は聞いた。】

「なるほどねえ…なんか妙に説得力あるわね…」

【話を聞いてポツリ。】
【そらを見上げると、朧月が光を注いでいた。】 <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2011/06/16(木) 23:04:01.17 ID:GGjnQYoBo<> >>23
(いいですか?) <> 【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki<>sagesaga<>2011/06/16(木) 23:06:22.89 ID:2eu41JFV0<> >>38
/どうぞー!
/戦闘になったら戦闘心沈静化させますがねww <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/16(木) 23:07:25.68 ID:zPz21iVa0<> >>33

【川のすぐ近くで何故かあるベンチに腰掛ける男が1人】
【よく見れば、土で出来ているのに気付く】

「折しも、今宵は15日。月齢も満ちた今日の月
 どうしてこの朧月夜を楽しまない事がありましょうや」

【15日とは、旧暦である】
【雲の合間にぼんやりと浮かぶ月】【流れに映える柔らかな円】

「酒はありませんが、このような折には
 扇を取り替えるようなお方でも現れるのでしょうかねえ」

【と、暢気に干し肉を食んでいる】
<> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/16(木) 23:12:04.08 ID:MZ9Q1vBq0<> >>37
「へ?そうか……って、ええ?ん?……つまりコイツみたいなのがもう一人ってことか?」

『コイツ?』

「キサラスさん」

【様だろ?と更に訂正をいれる蛇。非常に厚かましい】

『契約すれば刀になった私を扱える。尤も定期的にくれなければ意味はないがな』

「闘う前だけじゃだめなの?」

『別に闘う前は普通の肉でいい。わざわざ契約しなくてもな』

「えっ。そうだったのかよ!」

【まさかの事実。無駄に血を与えていたようだ】

『…未だに蛇神信仰なるものも存在してはいるが、規模は格段に小さい。別にどうでもいいことだが』

【血をくれるのならば誰でもいいのだった】
【シュルシュルと男に螺旋状に巻き付いていく蛇。特に抵抗しない男】
【多分、よくあることなのだろう】 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/16(木) 23:14:52.43 ID:z9I7JC3Zo<> >>34
【青年の思考はまた別の物へと塗り替えられ、そしてまた違う対象に対して思考を開始し始める。】
【何の返事も返さない。ある意味この路地裏では当たり前かもしれないがしかし、それに含まれた意味が段違いだ。】
【目の前の人間。いや、人間と呼べるのだろうか。唇の端から零れ落ちるソレは人間らしさの欠片も無い。】
【仮に人間だとしても食欲のみに突き動かされ、人を喰らおうとするのは人間の中でも青年とはまた別のカテゴリーにはいる。】
【世の中には食人鬼何て言う物がいる。グール等の怪物達がソレに当てはまる。そして時折人間にも使われる。】
【この手負いの能力者が本来の自分と同程度かそれ以上の怪物と戦う事になったらどうなるか。】
【勿論胃の中に収まりこの怪物の栄養として生命活動を手伝う事になる。まったく、冗談では無い。】

【纏まらない青年の思考。動かない左手の平に右手が絡んだ。いや、掴まれた。食人鬼、怪物に。】

う、うわぁぁぁ!!!!くそ!離せ!

【一瞬のうちに青年は落ち着きを失い左腕を上下左右、滅茶苦茶に振り回し始めた。ソレは完全に思考を失った行動。】
【此の青年はこの裏路地、裏世界をテキストとして、情報として知っていた。裏路地の危険性を。】
【しかしいざ接触するとなると訳が違う。違い過ぎる。戦闘の時とはまた違う、捕食される恐怖を青年は全身で感じていた。】 <> 【血槍晶銃】血を吸う槍の名手。吸った血を媒介に相手の能力を開放する。E:サンライトハートもどき・デザートイーグル@詳細wiki<>sage<>2011/06/16(木) 23:15:40.78 ID:GGjnQYoBo<> >>23
【無精髭を生やした男は彷徨っていた。ここ数日間、何も食べていない…生きる意志があまり無いのだ】
【それでもあまりやつれていない風貌はさすがと戦場を生き抜いてきた猛者であろう】
【背負っている槍は赤黒く輝いており、男の本体とと錯覚するほど精気に満ちているように見える】
【そんな男が公園に歩みだしたのは単純に寝床探しである。男はその際になぞの姿を発見する】
【あまり興味が無かったが、なぜか足は少女のほうに向かっていく…まるで引き寄せられているかのように】

……おい、餓鬼。こんな時間に何をしている。本は屋内で読め。視力を悪くする。

【男は死んだ魚の目で少女を見下げた】 <> 【監命獄締】絶世の美貌の吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/16(木) 23:19:00.06 ID:+3/Y5bK9o<> >>40

その河川敷の近くの道、底を女は歩いていた、何か素敵な場所を探して
するとどうだろうか、美しく、儚い朧月それが綺麗に見える其の場所が有るでは無いか

女は其の場所に足を運ぶのであった

「あらあら…いい所があったじゃない…フフフッ今日はここかしら…」
「ん……?」

どうやら先客が居たようだ、その夜目から見るその男は肉を食し、土で出来た其の椅子に座って月を観ている
一番いい場所ではないか、何故こんな場所に人間がいるのだ、
しかし其の場所は女が諦められない、そんな考えから、男の方向へ足を運んだ

元々身長も高い、其れに加えヒールである
身長の高い、その絶世の美貌を持ったその吸血鬼が
男に近づくのであった…………

「横……いいかしら……………?」
はい……完璧に猫をかぶっております、こんな口調ではありません
女はワインを手にかざし男に話しかけるのであった <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/16(木) 23:19:54.45 ID:TYyjKY0IO<> >>41

「そそ。私その刀と打ち合ったことがあるのよ?」

「使い手もすごい腕だったし…いいコンビだったわねえ…」

【数回戦ったが、その全てが引き分けであった。女は、】
【この国出身のあの剣術家を思い出し、しばし懐かしむように目を細めた。】

「ははあ…なるほどね…」

【そこで、女は暫く黙った。相手の声にも上の空である。】
【仮に契約したら、刀はこれで四本目だ。もちろん、】
【多いことに越したことは無い。つまり、】
【状況的には契約をしたら利益が生じることになる。しかし…】

「いや…だめね…」

「私の相棒≠ェ嫌がるわ。ねえ?そうでしょう?」

【するすると巻きつくヤマタノオロチに目を合わせた。】
【最後の言葉は独り言である。自身の懐に目を向け、】
【確認するように言ったのだった。】 <> 【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki<>sagesaga<>2011/06/16(木) 23:27:05.74 ID:2eu41JFV0<> >>43


【そんな、初対面にしては酷いだろう言葉を掛けられ、上を向くとそこには男。】
【無精髭に…背中の赤黒い槍がかなり目立っている。】

【女は、男の風貌には一切動じず、答える。】

…すまないね。
私は、暗いところで本を読むと視力が悪くなるような人間じゃないんだ。
ココで読んでいるのは、この場所が気に入っているからさ。

【なにやら意味深な言葉。】
【といっても、女は「目は悪くならないから大丈夫」と言いたかったらしいのだが。】
【そして、大人のような声だ。これで女が「少女」ではないことが分かるだろうか。】

…そういう君は…こんなところに、こんな時間に一体何をしに来たんだい?

【そして、質問を返した。】
【神ではあるまいし。公園に何の用事だろうか。】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/16(木) 23:28:00.74 ID:MZ9Q1vBq0<> >>45
「はあ……」

【刀を扱う基本知識はあるが、格段に強いわけではない彼は何も言うことが出来なかった】
【まあ、そんな彼でもヤ○ザを蹴散らしてしまえるほどになるのだから相当な刀になるのだが】

『血、それと安心感を貰うことになるな』

【血も安心感も放っておけば回復するのでそんなに問題はない。多分】
【案外安い買い物かもしれなかった】

『……元来、妖刀同士は反発しあうものだからな。それに二本も妖刀を持つというのは贅沢にもほどがある』

「ついていけねえ」

【完全に蚊帳の外である】
【剣の名使い手でもなければ妖気も感じられない彼に口を挟む余地はなかった】
【よって、大人しく蛇にまかれているしか出来なかった】

<> 【天魔双翼擬態】@wiki<>sage<>2011/06/16(木) 23:28:41.77 ID:5Xt651+ro<> >>42
―――ヒャァッ……!!!

【―――簡単に振り切られてしまった少女、危険の『き』の字くらいしかなかった感が否めない、右腕は上へと大きく吹き飛ばされ】
【そのまま後ろへとドサリと尻餅を着いてしまい、右手で痛めた部分へと手を伸ばしていき、その部分を撫でながら目を瞑っていた】
【結構強めに打ったらしい、それに見ての通りガリガリに痩せていて大して肉も無いので衝撃が骨に直に伝わりやすいのである】
【筋肉が少なければ力だった少ない、その結果として能力に依存気味だったであろう青年にすら容易に振り切られてしまったのである】

――エゥー……

【口から零れ落ちる涎を左手で拭いながらふらふらーっと立ち上がると、少し情けなさを帯びた二つの瞳が再び相手を見つめる】
【一応、奥の手は存在するのであるが極力として使いたくは無いのである、知性無くともデメリットがあるとなればそれを躊躇してしまう】
【かと言って、食事が取れないのは正に直接的な死活問題……少女はそこで悩んでいるらしく、中々再びの行動に移そうとはしなかった】
【しかし、結果は見えている、食欲だけが原動力ならば直に食欲が勝に決まっているのだ、そうなれば少女が特殊な行動に移るのも確定的】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/16(木) 23:36:21.17 ID:TYyjKY0IO<> >>47

「ま…あんたは良く分からないかしら?剣客になったらどれくらいすごいか感じられるのにねえ…」

【相手の顔を見て一言。それから蛇の話を聞く。なるほど、】
【隙の無い発言と、一本筋の通ったその姿勢は、別な観点からみるとヤマタノオロチより格上なのかもしれない。】

「フフ…そうね。それに私にはこいつしかいないわ。」

「一番しっくりくるのよ。重さから振り具合、柄の太さから…何から何までね。」

【再び短剣を取り出し、軽く投げては取り、を繰り返した。】
【その後暫くして、女は、】

「さて…そろそろ行こうかな…夜が明ける前に街の方に着きたいし……」

「それじゃあね。」

【と別れの挨拶を述べてから、歩き出そうとする。】
【このまま何もなかったら、やがて闇にその姿を消すはずだ。】 <> 【血槍晶銃】血を吸う槍の名手。吸った血を媒介に相手の能力を開放する。E:サンライトハートもどき・デザートイーグル@詳細wiki<>sage<>2011/06/16(木) 23:42:52.07 ID:GGjnQYoBo<> >>46
【黒いコートを羽織った傭兵という印象を受ける風貌の男が女性に話しかける】
【なかなか奇妙な光景だが…?互いに動じない雰囲気を放っておりかなりの軋りを感じる】
【そんな折、女が不思議な言葉を吐いた】

……なるほど、特殊な眼球の持ち主か。その目玉はただの飾りじゃないってわけか。
だが、それでもここで餓鬼一人がいるのは危険だ。俺みたいな浮浪者に襲われるしな。

【自身を浮浪者と自虐する男、言葉には怒気は無く…ただ気だるさが残る】
【正直かまいたくないが理由あって絡んでいるといった調子だ】
【そして女は続いて自分の意義を説いてきた。まぁ確かにこっちのほうが異常ではあるが】

……寝に来た。それだけだが。この公園で蚊に刺されず寝られるのはそこのポジションしかないんだ。いいから譲れ。

【男はコートの内ポケットの手を入れる。雰囲気からして銃を取り出しそうな雰囲気を出しながら】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/16(木) 23:43:14.20 ID:MZ9Q1vBq0<> >>49
「剣客かあ…モテるかな…」

【動機が不純すぎた。きっと強くはなれないなこれ】

『戦闘中に喧嘩されても面倒だろう?得物がいうことを効かないのは致命的だからな』

【蛇は完全契約主義者なので血と安心感さえもらえれば言うことは効く。絶対にだ】
【だが、先ほどのように相手の妖刀と喧嘩することはあるかもしれない。それは女性も望まないことだろう】

「あ、そう?じゃ、また〜」

【ふりふり手を振る】
【去っていく女性を見て思いだす】

「あああああああああああああ!!!迷子なんだってやあああああああ!!」

【頭を抱えて叫ぶ。その叫びはもしかすれば女性に聞こえているかもしれないが……?】 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/16(木) 23:43:27.26 ID:z9I7JC3Zo<> >>48

…は?

【まさに拍子抜けだ。こうも簡単に振りほどけるとは思っていなかった。一瞬、頭にハテナマークが浮かぶ。】
【先程までの恐怖は何だったのか。恐らく本能か何かだろう。食べられる事を望む生き物などどこにもいない。】
【一瞬だけポカンとした表情を浮かべたがすぐに真剣な表情に切り替わる。油断なんてしている暇はない。】
【もしも喰われたらどうするのだ。それに相手は得体の知れない生物。関わらないに越した事は無い。】

よ、よし…来るなよ…そのまま動くな………

【言葉も通じるかどうか分からない相手にそう言いながら背を向け、出来るだけ早くその場から離れようと壁伝いに歩き出す。】
【確かに青年今まで能力に依存してきたが今回ばかりは余り関係ない。幾ら鍛えようと片足ではロクに速度は出ないだろう。】
【つまり、遅い。歩き出せば簡単に追いつく事ができ、後ろからブス!何て事も簡単に出来る様な速度だ。】
【勿論、青年はしっかりと後ろに意識を向けながら歩き続けている。幾ら怯えようとも、やはり青年は裏路地の人間。】
【気を抜いた人間から死んでいくなど、とうに分かりきっている事だった。】 <> 【天魔双翼擬態】@wiki<>sage<>2011/06/16(木) 23:55:37.10 ID:VuEpRuRro<> >>52
【えうえうと声に成らない音を喉から零しながらこれからどうしようかと考えている少女、怪我人相手に力負けしている様ではどうしようもない】
【生憎と凶器の類いは持っていないのである、そんな人間の文明利器を利用することは怪物には到底真似できない行動なのだ】
【掴むのすら不可能ならば噛みついたって同じ、ヘタをすれば目などを潰されたり顔面を殴られかねない、痛いのは極力避けたい】
【困った、非常に困った、そしてお腹が減った―――目の前にご馳走があるのに食べれないもどかしさほど機嫌を突く要因は無い】

――エゥ……アッ!

――オーオォー……!!アーィー……!!

【そして、歩き出した相手に少し驚きつつも慌てて相手へと駆け寄り、常に1mくらいの距離を空けながら相手の後を付いて回る】
【まるで目の前にニンジンを釣り下げられた馬である、青年がニンジン―――もしかしたら永遠に追いかけ回すかもしない、そんな雰囲気がある】
【抱きつくか、それならばまだ振りほどかれ難いはず……しかし、青年が反撃に移ったら避けれるはずがない、一瞬で返り討ちである】
【ああ、そんなことよりもおなかすいた、もうかえりうちでもいいんじゃないかな……でも、しにたくはないし……おなかすいた】 <> 【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki<>sagesaga<>2011/06/16(木) 23:57:45.28 ID:2eu41JFV0<> >>50

まぁ…そういうこと。

…何、自衛できる「モノ」位は持っているさ。
でも…君には敵いそうに無いね。

【またも、意味深そうな言葉、女はこういう言い回しが好きである。】
【「モノ」とは能力のことだが、男は気付くだろうか?】

【傭兵という言葉がピタリと当てはまるその男。】
【自らを浮浪者と言うが、その槍からして、例え浮浪者だとしても見当はつかないだろう。】

そんな容姿だったら、戦いて蚊も君を刺しに来ないのではないかい?

…あぁ、冗談だよ。君がそう言うなら、私は他のところでこれを読もうじゃないか。

【蚊は、人間の睡眠の妨げになる。】
【それは知っていた女、席をすぐに立とうとするが少しジョークを入れたくなり。】
【冗談をかます女だったが、男はコートのポケットに手を入れる。】
【何か、武力行使をするのだろうかと思い、すぐさま本を閉じ、立ち上がった。】

さ、どうぞ。 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/16(木) 23:58:52.02 ID:TYyjKY0IO<> >>51

「は?」

【ざりざり、と土をかいて歩いて行く女だったが、】
【相手の叫びを聞いて振り返る。】

「………」

「……こっちよ…一緒にくる?」

【と聞いた】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 00:05:54.32 ID:ZnoTgGM40<> >>55
「おお!!救いの女神様がっ!」

【蛇に巻き付かれたままで女性のもとへ走っていく】
【安堵する男】

「いやー…助かります…」

『情けない』

「黙れ!この糞蛇が!」

【蛇は無言のまま巻き付く力を強くする】
【縄で思いっきり縛られたような痛みが走り回る】

「おい!いてててて!すみませんっした!痛いって!」

『……………』

【そして無言のまま力を弱める。もう少しで内出血するところだったぜ!】
【改めて安堵の表情を浮かべる男。女性の方を向き…】

「彼氏とかいるんですか?」

【と、何気なく聞いた】 <> 【血槍晶銃】血を吸う槍の名手。吸った血を媒介に相手の能力を開放する。E:サンライトハートもどき・デザートイーグル@詳細wiki<>sage<>2011/06/17(金) 00:11:07.20 ID:Xn+i71X2o<> >>382
【相手はどうやら能力者のようだ、そして自衛できるタイプ……】
【すこし気になる、敵いそうに無いと言っているが…謙遜だろう】
【事実、自身が武力行使をちらつかせてあっさり退く辺り、事を荒立てたくない正確なのかもしれない】
【こういった手合いは実力者であることを疑うほうが早い。そして極力触れないこと…男は退いた女のベンチに座った】

蚊は生きるためになら必死だ。危険を冒してでも刺しにくる。寝ているなら獅子もウサギも一緒だ。
……まぁ確か血液型によっては蚊は寄らないらしいが…お前何型だ?

【そういって女性一人分空けたベンチに招こうとする…どうやら隣にこいということらしい】
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 00:11:10.03 ID:MRKovX8IO<> >>56

「…大袈裟な…」

【微かに表情を崩しながら女は答えた。】
【そうしていると蛇がキツく巻きついているでは無いか。】
【やはり高位な妖蛇は力も強いのか、と、】
【そんなことを考えてしまう。相手が安堵するのを見て、歩き出す。あぜ道なので、】
【まだ道が悪いが、そんなの彼女にとっては慣れた物だった。】

「んー…ん?」

「彼氏…フフ…いるわよ。」

【と、今までにない表情。歩きながら得意げに、】
【女は言った。「かっこいいんだから、」と付け加える。】 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 00:13:28.65 ID:KI06yTHfo<> >>53
【何なんだあの生き物は。】
【こちらをジッと見つめたり手を出したり追いかけたり。自分は玩具にでもされているのだろうか。それともやはり食料なのか?】
【言葉は理解出来るのだろうか。能力者では無いのだろうか。人間なのだろうか。化け物なのだろうか。】
【青年の思考がこの状況の把握のためにフル回転される。しかし無理。ほとんどの人間には無理だろうから青年を責める事は出来ないが。】
【何か自分に出来る事は無いのか?能力を使用しての足止めか?いや、下手に刺激して凶暴化でもしたら…】

なんだよ…なんなんだよ…あの化け物…

【青年の悲壮な言葉が洩れる。しかしソレに答える人間などいない。いる筈が無い。どうしようにも無い。】
【このまま追い掛け回され続けるのだろうか。そして弱った所を喰われるのか、殺されるのか、はたまた別の何かか。】
【分かり様も無い。分かりたくも無い。ならばどうするか。一度は捨てたプランの再浮上だ。】

く、来るな!この化け物がぁ!

【左手の何かを投げつける様なモーション。勿論何も持っていないしそもそも持つ事も出来ない。】
【しかしその光は怪物の方へとと向かっていった。と言っても狙いもクソも無いので当たる確率は低そうだが。】
【特異物質の針。それをモーション中に実体化、発射した。これがどんな結果をもたらすかは次の展開次第。】 <> 【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 00:22:00.62 ID:MVtcWbcU0<> >>57

寝ているなら、獅子も兎も一緒、か。
中々面白い言葉だね。

血液型? 私はB型だよ。
人間の血液は何型が刺されやすくて、何型が刺されにくいのかな。
非常に興味があるよ。

【なるほど、「寝る」という行為の中では、誰しもが無防備な状態だからか。】
【そう女は思う。それにしても、良くそんな言葉を思いつくなぁと感心。あまり意味は無いが。】

【神にも血液はあるらしい。同時に血液型も。命の源である点も一緒である。】
【といっても根本的に構造は違うらしく。呼称としては「B型」だが、人間の血液ではない。】
【だから、蚊も刺しに来ない。という裏設定。】

【「すまないね。」と、男が空けたベンチにお礼を言いながら座る。】
【そして先ほどまでと同じように、手に持った分厚い本を読み始めた。】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 00:22:19.87 ID:ZnoTgGM40<> >>58
【ちなみにこの蛇は力が強いわけではない】
【もちろん普通の蛇よりは強いが、常識の範囲内である。それで十分だが】

「oh...」

【orz】
【彼氏はいた。しかもカッコいいらしい。ダメだ】
【それなりにイケメンな彼だが、何故か彼女がいたことは一度もない。つまるところ残念なイケメンなのである】

「へ、へえ…や、やっぱりですか…綺麗ですからね…あなた……」

【OTZ】
【心中を察せられたのか蛇には憐れなものを見るような、汚物を見るような、可哀想な人を見るような目で見られた】
【八つの首が全て彼をそんな目で見つめている。正直いうと怖い】

『バカだな』

【そんな中、男を嘲笑する首が一つ。僕らのキサラス様だぁ!】

「…………」

【そしてぐうの音も出ない男。がっくりと項垂れている】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 00:28:47.59 ID:MRKovX8IO<> >>61

「あんたも…なかなかかっこいい顔してるじゃない。彼女の一人や二人いるんじゃないの?」

【男の容姿は、少なくとも彼女が見てきた中でかなりのレベルを誇っていた。】
【世の女性はほっとかないだろうな、と女は思う。】

「ん?…綺麗?どうかしら。」

「こいつのおかげでみんな避けるわよ?どっちかというと醜いんじゃないかしらねえ。」

【と、指差す先には左目の裂傷。】
【事実彼女を避ける人間は多い。目が合っただけで泣かれたりもした。】

「…あんた…なかなかはっきり言うわね…」

【蛇に向かって一言。】
【八つの首。つまり16の目が同じ雰囲気を纏っているのは壮観である。】

「あ…あの辺ね…よし着いた。」

【そうこうしている内に、明るくなる。】
【落ち着いた雰囲気のこじんまりした街並みが、】
【二人の前に広がっていた。】 <> 【天魔双翼擬態】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 00:30:40.17 ID:aJkiSm+7o<> >>59
【少女の目はその動きを目視していた、何も持っていないにも関わらず行うそのフォーム】
【この世に意味の無い行動など何一つとして無い、それも何か特別な意味を持つに決まっているのである】
【不思議であれば、奇怪であればあるほど、それはつまり重要な意味を持つのは鉄則なのだ】
【しかし、少女の低能な脳味噌では理解できず―――――――――】

【――ガシャンッ】

「Defensive system online」

「SecurityLevel"Alpha" standby」

【少女の背中からは黄金色に輝く天使を思わせるような大きな翼が広がり、それは鉄をも凌駕する硬度を持ってして少女を包む】
【まるで黄金の全方位盾、目の前で翼の端と端を合わせて隙間なく全面を防御したのである、上と下は空いているのは仕方ないが】
【それが特異物質だろうと、こちらとて現実世界に存在する物質の翼ではないのだ、如何なる攻撃をも防ぐ鉄壁の翼は針を弾き飛ばしてしまう】

――ウゥ……アウ……!

【ガシャッとまるで鉄を扱うかのような音を鳴り響かせながら翼の防御を開くと、少女は早歩きで相手へと近寄ろうとしだしたのである】
【その瞳は少し恨みを込めたかのような、どちらが最初に喧嘩を売ったのかすらわかっていないかのように相手へと歩み寄ろうとすると】
【相手が逃走できないように―――相手ごと翼の盾を閉じようとする、つまりは自分と相手を翼の盾の内側に閉じ込めようという算段なのである】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 00:32:26.43 ID:MdAjEM20o<> 【深夜の公園にて】

...。
【欠伸を噛み殺しつつ大樹の根元に腰掛ける少年がひとり】

【目先まで伸びた銀髪の奥では、淡い灰色の双眸が眠た気に彷徨っていた】
【身長は小学生程度、このような時間帯外で見かけるには、大凡似つかわしく無く】
【夕暮れ時には帰路についていそうな物だが、生憎彼には帰る当てもなく、こうしていたわけだった】

【ふと、ぼんやりと空を見上げる。...月は雲に覆い隠され、星もぼやけてしまっている】
【何だか嫌な夜だ。...といっても、彼がとる行動は明日に備え寝る。その一択なのだが】

【今度は噛み殺す事なく、大きく欠伸をする。もぞもぞと身体を動かし楽な姿勢をとりながら、】
【意識が途切れるのを待ち、ぼんやりと前方を眺める】

/凍結になりそうですが、それでも良ければ...っ <> 【血槍晶銃】血を吸う槍の名手。吸った血を媒介に相手の能力を開放する。E:サンライトハートもどき・デザートイーグル@詳細wiki<>sage<>2011/06/17(金) 00:38:47.90 ID:Xn+i71X2o<> >>60
【女の血液型はB、男はOである。残念なことにOもBも刺されやすいのだ】
【まぁOが刺されやすいのだが。まぁ女性は刺され難いらしいから女性のほうはあまり刺されないほうでいいのだろう】
【もっとも裏設定など、知ったことではないのだが】

常識だ、寝るときが無防備じゃない生物など居はしまい。居たとしてもあくまで人間で言うテントや焚き火程度の防衛策だ。
簡単に突破される。生物は安全な場所を選んで眠るのが一番楽だ。まぁ俺みたいなのには関係はないが

B型は二番目に刺されやすいそうだ。半分迷信だがな。だが蚊にとっては栄養価もあるし重要な問題なのだろうな。
蚊取り線香があれば最初から関係ないが……この辺りには売っている店がないようだ…くそが

【女性が隣に座った、読んでいる本は…神話?変な物を読んでいる】
【高尚というものから離れて久しいこの男にとっては読み物は情報誌かポルノくらいしかない】
【よくて戦術書か武器の指南書。それは当の昔に読み飽きた。すでにエキスパートと呼ばれる以上余計な知識は要らない】
【こんな本のどこが楽しいのか……男はチラ見していた……】

【だんだんと虚ろ虚ろになっているのがわかるであろう】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 00:40:51.91 ID:ZnoTgGM40<> >>62
「はは…いたらよかったんだけど……ゼロですよ……」

【そういって右手でわっかを作る。ゼロ】

「いやいや、片目がないなんて些細な問題ですよ!見た目的にはだけど」
「生活は不便だろうなあ…」
「てか俺もコイツのせいで最近は目すら合わせてもらえませんぜ…」

『私と目が合うことは多いぞ』

「どうでもいいわ!」

【一応蛇は♀なのだが、流石の彼でも女の蛇と目があっても全く嬉しくはない】

『実際コイツはバカだからな。今更遠慮もなにもない』

「ちょww」

【話しながら彼の頬を先の方が二つに分かれた舌でなめまわす。意外と仲は良いのかもしれない】
【懐くことはありえないが】

「うおお!街だっ!」

【しかし、この時彼は気が付かなかった】
【帝國から出ようとしていたのにもかかわらず、寧ろ深みに入っていたことに……】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/17(金) 00:48:34.51 ID:Qtg3IJ1B0<> >>44

/遅くなりました
 /それでもよろしければ
  
/30分いなかったら、寝たものと思ってください

【隣に、お客様が参られる】
【ちらと見ると、それはそれはかなりの美人である】
【まるで体が光り輝くようである】
【横に座っても良いかという質問に】
【男は即答した】

「構いませんよ、この月夜は分かち合えぬほど狭いものではありませんしねえ」
「それに、葡萄酒の一つでも欲しいと思っておりましてねえ」

【男は右に寄って、空間を作った】
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 00:49:00.04 ID:MRKovX8IO<> >>66

「ありゃ…それは意外ね…」

【世の中には不可思議なことがある物だ。本当に、】
【人間という物は分からない。】

「んー…そう?ありがとね。お世辞でも嬉しいわ。」

【と女は笑う。左目はやはり全く動いておらず、】
【右目が氷のように蒼いのに対し、左目の瞳は死んだ魚のように、】
【まるで光がなかった。】

「ま、16個もあるなら一つぐらい合うでしょ。数が違うじゃ無いの。」

【そういいながらキョロキョロ。】
【宿を探していた。】 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 00:52:28.71 ID:KI06yTHfo<> >>63
【凝縮する事でこの世に存在する全ての物体を原子レベルで破壊し融解させる特異物質。物体なら敵では無い。】
【根底から破壊して融解させる事が出来る。それが青年の絶対的な自信の象徴、心の支えであった。】
【今までどんな物体でも融かしてきた。破壊してきたのだ。実体験なのだから間違いは無い。ならあれは何だ?】
【この特異物質はこの世に存在しない物質。故にこの世の物質は全て破壊する、常識はずれの物質の筈なのだが…】

な、なんなんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!

【何故効かない。何故其処に立っている。何なんだ何なんだ何なんだ。あの怪物は一体何だ。何者だ。】
【歩み寄る。殺される。喰らわれる。嫌だ、死にたくない。ここから逃げ去りたい。もう嫌だ。】
【青年は特異物質の操作を開始した。背中に羽状に汲み上げられた物質は青年に金色の翼を与える。】
【自分の翼と相手の翼が酷似している事など目に入らなかった。ただひたすら操作に集中する。】

う、うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

【それは怪物が翼を広げた瞬間だった。青年の身体が宙へと浮かんだのは。贋物の翼が喚声したのは。】
【眼下には黄金の羽を持つ化け物。この光景は夢では無い。空中で特異物質の翼が羽ばたいている。】
【これが一番の証拠だ。圧倒的な集中力を必要とする羽が。その難しさが現実味を帯び過ぎていた。】
【青年は羽を大きく羽ばたかせると敗北を認め…所謂逃走を謀った。青年にとって初めての逃走を。】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 00:57:51.45 ID:ZnoTgGM40<> >>68
『バカだからな』

「バカバカいうな」

【実際、言い寄ってきた女性は何人もいるのだが、男の暴走やらなんやらで機会を失っているという。バカだった】
【まず嬉しすぎて暴走とかするなよ】

「お世辞じゃないっすよ!!はっきりいって彼氏がいなかったら…その…まあアレです。どストライクです」

【彼は気さくに話せる女性の方がモジモジしているのより好みだった】
【モジモジしているのも嫌いではないが】

「毎日一緒なんだよなあ…」

『不服か?十六つの目で睨むぞ』

「怖いからやめて」

【宿を探す女性の姿を横目に捉えた】

「あ、ありがとうございました!では俺はここらへんでー…」

【深々と頭を下げ、お礼を言い、自分もとりあえず宿をさがそうとキョロキョロしながら去って行こうとする】
【声をかけられれば音速で振り返るが】 <> 【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 00:58:51.97 ID:MVtcWbcU0<> >>65

安全な場所。人間なら建物の中かな。
人間は、建物を作ってそこに住まうことで、安全と共に安心を手に入れると言う。
外敵や不快感から身を守るというのは、同時にそれらがやってこない安心を手に入れることだからね。
といっても、100%ではないけど。

【長ったらしく言っているが、簡単に言うと「やっぱり安全が一番だよね。」ということである。】
【そして女は、やはりこの男、浮浪者か。とも思った。最後の言葉からだ。思ったからといって、態度が変わるわけでもないが。】

私は、あまり血液型と何かの関係性を信じて居ないんだ。血液型と性格とか。
どちらにしろ、人間の血液が吸われると言うのは人間という種類全体の血液に栄養があるということだろう。

ふむ、確かに蚊取り線香は見かけないね。どうせここは蚊が来ないのだから、いいじゃないか。

【そんなことを言いながら本を読んでいると、男がチラ見していることに気がついた。】

神話というものは実に興味深いんだ。
古代の人間達の想像力の豊かさがうかがえる。
神と人間は数回会っただけかもしれないが、それだけでココまで想像力を発揮して、人物像などを描くというものは凄いと私は思うんだ。

【さり気無く、「神は存在する」といっている女。まぁ、女自体神なのだからしょうがないか。】
【そんな小難しいような易しいような言葉を言っているが、男は虚ろ虚ろ。】
【女はそんな様子を知っているが、まだ聞いているだろうと思い、話し続ける。いや、聞いてないだろうに。】 <> 【監命獄締】絶世の美貌の吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/17(金) 00:58:57.33 ID:rkOWRGC3o<> >>67

丁寧な言葉で、その横に座っていいと、
なにか何を考えているのか掴めない、そう云う特徴的な薄い顔
その男性の言われるがまま、女は横に腰掛けた

「ええ、あなたがとってもいい場所にいるものだから…お言葉に甘えさせて頂こうかしらね…」
「それと……グラスは無いけど勘弁してね、フフッ」
そして女はワインの栓を手に持っていたコルク抜きで器用に空け男に渡すのであった
グラスは無い、其れはそうである、もともと女は一人で飲みに来たのだから、
一人で月を見ながら飲もうとしていたのだから

「でも、珍しいものねぇ、こんな時間に外で月を観ている男がいるなんて……」

そう言いながらも女はもう一本、ワインの瓶を取り出して、自身のグラスに注いでいた

/私ももしかすると寝てしまうかもしれないですので、その時はまた適当に〆か凍結でもご自由にお願いします… <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 01:04:11.26 ID:MRKovX8IO<> >>70

「…なんだかんだ言っても仲良さそうね…あんた達」

【二人のやりとりを見てポツリ】
【妙に息があっているように思える。】

「フフ…そっか…」

【こういうやりとりにはあまり慣れておらず、】
【女は合間に頷いた。】

「ん…そっか。それじゃあね。」

「また縁があったら会いましょう?そっちの蛇も。」

【去る背中にそう声をかけてから、】
【女もまた歩き出した。】



/乙でしたっ! <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 01:04:55.10 ID:ZnoTgGM40<> >>73
/乙ありでした! <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/17(金) 01:10:08.97 ID:Qtg3IJ1B0<> >>72

【女性が隣に腰掛ける】
【鼻にすっと魅力的な香りが漂う】

「私の目が正しかったようで
 証明して頂き感謝します」

【ボトルを受け取り、呷った】
【美酒である。持ち主に負けず劣らず】
【肴に先の干し肉を齧り】【開いている手で干し肉の袋を差し出した】

「このように、月が愛でたいほどの夜なのに、家にこもるほうが信じられませんよ
貴女様も似た様なものでは?
ついでに、肴に足るかは判りませんがどうぞ」

【葡萄酒をグラスに持つ姿もまた、並び立つもの無く美しい】
【女性的というよりかは、美術品のようである】 <> 【血槍晶銃】血を吸う槍の名手。吸った血を媒介に相手の能力を開放する。E:サンライトハートもどき・デザートイーグル@詳細wiki<>sage<>2011/06/17(金) 01:13:05.45 ID:Xn+i71X2o<> >>71
【男は女性の話を聞く、まぁ安全を求めるのは当然である】
【スリルを楽しむなど、切迫した状況を切り抜ける手段でしかない…それは元傭兵である男もそうだ】
【まぁこの話はおいておこう、話題がループしそうだ】

性格に関しては同意だ、高々血で性格を決められては敵わない。
DNAも親兄弟と関連性を持つ手段でしかないからな。でなければサラブレットから屑は生まれないだろうよ、
まぁ、人間はそれだけがとりえなのかもしれないな……

タバコの煙で追い払えるならそれに越したことはないが…蚊取り線香はこの手の道具で一番有効だ。
俺としたことが、数ヶ月前に切らしてしまったようだ…

【自虐しつつも寝ないようにタバコを口にくわえる、火はつけない。危ないから】

…神が居たとして、俺なんかと話をするわけないからな。神様から選ばれて仕事ができるなら苦労はしないけどよ。
武器にも心が宿っている、わからねえやつはわからねえが…神様がいると信じられるやつは一種の才能なんだろうよ。
本当に神を感じられるのは、天才ってな。

【事実、この男は隣に居る女性が神であることを知らない。あわよくばこのまま手を出そうとする始末だ】
【まぁ世俗にまみれた生活のほうが気が楽でいい、そう考えている】 <> 【天魔双翼擬態】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 01:15:07.05 ID:oPytrdaIo<> >>69
【空へと逃走を図る青年―――少女はそれを不満げに見つめるだけであった、食欲も空腹もある】
【しかし……問題は自分の翼と相手の翼がかすった時なのだ―――こちら側の黄金の翼、それの先端部が少し融解している】
【先程の針は確実に防げた、それは非条理に対して非条理で防御をしたのだから、これは当然の話】
【だが、逆を言えば非条理の防御に対して相手が非条理の攻撃をしてきたも同然でもあるのだ、つまりは―――パワーバランスの問題】

――……アゥ

【残念ながら死の危険性を感じてしまった、ならば深追いをする訳にはいかず、近くのゴミ箱を漁るしかないのであった】
【次はもっと美味しい者に会える事を祈るしかできないのである、願わくばあんな非条理な存在にはお会いしたくない】
【黄金の翼は光の粒子となって消え散ると、少女はあくびを一つのんびりと吐いた、そして少女は思う―――今日も平和だ―――と】


/絡み乙でしたー!時間的都合によりここでっ
/うまくロールできなくてごめんなさい……次、また絡む機会があれば是非挽回をしますのでッ! <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 01:18:46.92 ID:KI06yTHfo<> >>77
/いえいえ!全然楽しかったですー!こちらこそ変なとこありませんでしたかね?
/ともかく絡みあり乙でしたー! <> 【監命獄締】絶世の美貌の吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/17(金) 01:27:37.49 ID:rkOWRGC3o<> >>75
確かに此の男の居る位置は、月の下のその住人、吸血鬼
にとっても、それはそれは素晴らしく、その男のそのセンス、実に良いものであるとそう感じるのである

ワインを渡し、その手前に現れたのは干し肉であった、女は吸血鬼、血を主食とする者
食べれないわけではない、だが食べたくない、その乾ききった、血の流れも感じさせないその物を
女は其れを嫌っていた、血を感じさせないその物を

「折角のご好意だけど、私はそれは好きじゃない、好意だけ…うけとっておくわ…フフッ」
そしてその男の瞳を凝視するのである、その真っ白いその瞳で

「そうねぇ……私も月は好きよ…愛しいくらいにね、」
「フフッ……そんなところかしら?あなたも旨いのね…久しぶりにそんな人間と会った気がするわ…アハハッ」

ここまで、大人な者にあった物久しぶりである、
今までは子供としか出会っていなかった、いやそちらのほうが多かった
ババァと呼ばれることが多かった
だから、ついつい本音の汚い口調であった常にイライラしてたのだ
今宵は静かに酒が飲めそうだ、女はそう思っていた

<> 【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 01:33:37.66 ID:MVtcWbcU0<> >>76

そう、血液は単なる情報でしかないはず。性格など、後々形成されていくもの。
だから私は信じないんだ。むしろ、「血液型で性格が分かる」という情報で、自分の性格が変わってしまう気がしてね。

ふむ、タバコの煙でも十分嫌がる気もするが…そうは行かないらしいね。
昔の偉人は良く考えたものだ。というより、良く発見したものだな。それが蚊取りに効くと。
全く、発想力には感服しかしないよ。

【タバコに火をつけないのを不思議に思いながら、女は男の言葉に答える。】
【よもや、この風貌の男が「危ないから」などということを考えているとは思いもしない。】

それはどうかな。神はいつだって気まぐれさ。
フフ、まぁ実際に会ってみないとわからないだろうけどね。

【女は、「目の前に神がいるのに」と心の内で男を笑うことは無い。】
【なぜなら、人間にとってそれが当たり前だから。当たり前のことを当たり前に言って何が悪いというのだろうか。】
【それが、神である女にも分かっているからこそ、女は男に共感できる。】
【この女も、最近、人間界での生活も楽しいと考え始めたのだ。】 <> 【白銀の頂に坐す襠】 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 01:39:45.84 ID:rGo96bBs0<> 店員『お客様、ご注文は?』

サクレとご飯と醤油を頼むし!し!

【ーーー……ファミレス、暖色系の外灯に包まれた店内は豪華な内装を少しでも思わせる仕組みか】
【ステーキの身を焦がす油音、イタリアンらしいトマトの酸味を効かした匂い、チーズの芳醇な香り】
【そんな中、白髪着物の少女はご飯と冷菓を頼む、邪道極まり無い邪道を往く挑戦者】
【ーーー……時は数刻を刻む、すれば大盛りの白米に、隣に並ぶ場違いのサクレッ】
【この際、ファミレスでサクレ頼めるの?バカなの?と言うツッコミはあまりにも無粋ですね、ハイ】

サクレを開けまして ご飯に醤油とサクレを“どぅばどぅば”だしー!!!

客・店員『『!!?』』

【其れは驚愕、共に、恐怖、悪寒の色に晒される焦燥に包まれる店内の雰囲気】
【この世の物と思えぬ眼差しで見張る、食物に同じ食物を併せたと信じたく無い異物感】
【其の名も……ーーーS・K・G(サクレかけご飯)】

んまァーーいし!!

客・店員『『!!?』』

【好評らしいです。皆も試そう!SKG!】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/17(金) 01:40:06.47 ID:Qtg3IJ1B0<> >>79

【男が、袋をしまうと、じっと目を見つめられた】
【その目の美しさにも、また情欲を感じさせぬほどのものがある】

「私の好みを押し付けて申し訳ありません」

【月に目を合わせて、そう言った】

「月に愛しさをも感じるとは、随分なことで」

【言葉を区切るように、ボトルを呷った】

「お褒めにあずかり、光栄です
しかし、この街には月をめでる方と出会えて、杯を交わせるとは
日々の憂いが洗い流されるようですよ」

【名月と、美酒と、美女と】
【ここまであつらえのいい酒の席というのも中々無い】 <> 【血槍晶銃】血を吸う槍の名手。吸った血を媒介に相手の能力を開放する。E:サンライトハートもどき・デザートイーグル@詳細wiki<>sage<>2011/06/17(金) 01:47:38.77 ID:Xn+i71X2o<> >>80
【男はこの女性が自分とはまったく違う世界に生きていることを確信した】
【さっきから哲学的なことを言っているような気がする女性を餓鬼とは呼べなくなった】
【大体男はそこまで深くは考えない、あくまで自分の人生経験を述べているのに過ぎないのだから】

まぁ、血を欲する理由は納得できるがね……見ていると高翌揚してくるのは因果なのかもしれないな。
血がすべてを形成するわけでもないが…少なくとも異能は血液に影響しているらしい。

【そういって赤黒い槍が呼応しているが女性はまず気づかないであろう】
【武器の声など、才のある男にしか聞こえないのだから】

タバコの煙は有毒なだけだ。毒があるくらいで蚊がひるむわけじゃない。
虫に感情があればそうかもしれないがな…ただの毒じゃ生物は死なんよ。
抗体があるからな。それでも蚊取り線香には抗えない…まったく不思議だ。

まぁ、そういった気まぐれも神の仕業なのかもな……

【男はそういって限界を迎えたのか、寝息を立て始めている】
【女性に手を触れない辺り、地味に紳士だったのかもしれない】

<> 【監命獄締】絶世の美貌の吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/17(金) 01:50:21.28 ID:rkOWRGC3o<> >>82
女は久しぶりの此の猫かぶり、何時もは
ナメんじゃねーぞ!ガキが!
とか言っちゃったりしているのだが今日は女モードだったりする

「いえいえ、気にする事はないの、私の好みなど、誰にも分かるはずがないからね…フフッ」

女はそのグラスのワインに口を付け、ゆっくりその液体を喉に通すのであった
そして、女は、またワインをつぐ、その空になったグラスを傾けて、

「……それはうれしいわねぇ…私もこんな場所を取っておいてくれるなんて…今日は運がいいみたいね…」
「貴方とも会えたしね…フフッ」
はい…口からでまかせとはこの事である、まったくそう言うことなど思っては居ない、
只、月の下で、ワインを飲めればいい、その程度

「そんなことより此の椅子どうしたのかしら?珍しいわね…土で出来ているなんて…」
「周りには土を掘った形跡もない…最初から…あったのかしら?」

周りは暗いのだ、其の様に周りを見てもしっかりと見えるはずがない、
だが女は見えるのだ、人ではない物だから、その目で辺りを見渡して
その疑問に思ったことを、目の前の男性に問うのであった <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/17(金) 02:00:25.51 ID:Qtg3IJ1B0<> >>84

【目の前の方の本性が、如何なるものかを知らず、ただ目の前の女性との語らいを楽しむ男である】
【時折肉を挟みながら、呑んで話している】

「私も、幸運を感謝しなければなりませんよ」
「勿論、この名月と貴女様にも」

【心からの言葉である、酒と話題を提供してくれたことへの感謝もある】

「この椅子ですか、私の異能で少しばかり、ね。にしても夜目が利く方だ
まるで夜が住処のようで」

【能力を使ったことをあっさりとバラす】
【最後の言葉は、褒め言葉の比喩として使ったものである】 <> 【聖夜静鐘】《サイレント・ナイト》 ハンドベルを召喚する神様 @wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 02:05:49.76 ID:MVtcWbcU0<> >>83

血を見るとテンションが上がるのは、わからないことは無いね。
赤という色にも影響してくるだろうし。相手を傷つけたという征服感も欲しているんだろうかな。
なるほど、確かに異能と血液は関係があるだろう。調べる価値はありそうだ。

【槍がそれに呼応しているとは知る良しも無く。ましてや「声」が聞こえるはずも無く。】

そういうモノなのか。ふむ、実に興味深いね。
でもね、虫にも感情は無いとはいえないだろう。有るかもしれない。
しかし、蚊取り線香も不思議なものだね。うん、今日は興味深いものが色々とありすぎたよ。

【そして、男は一言言った後、寝息を立て始める。】
【女は、何故か持っていた鉛筆とメモ用紙に何かを書くと本を閉じ、そのまま立ち上がった。】

フフ、神はきっかけを与えただけさ。
気まぐれなのは人間達の方だよ。神も気まぐれな人、多いけどね。

【そう呟いて、男のポケットに何を書いた紙を入れると、そこを立ち去った。】
【紙には、こう書かれている。】

「楽しい話、ありがとう。 エネン=ルナ=アルト」

【男がその紙に気付くのは、いつになるか知らないが。】

/乙でした! <> 【血槍晶銃】血を吸う槍の名手。吸った血を媒介に相手の能力を開放する。E:サンライトハートもどき・デザートイーグル@詳細wiki<>sage<>2011/06/17(金) 02:07:47.85 ID:Xn+i71X2o<> >>86
(乙でした!!) <> 【監命獄締】絶世の美貌の吸血鬼@Wiki<>sage<>2011/06/17(金) 02:18:11.18 ID:rkOWRGC3o<> >>85
たまにはこう言う事も悪くない、何時もイライラばかりしてたから
何時も喧嘩腰でいろいろ対応してたから
たまには良いのだ、こんな事をしても、それが気分転換にもなり、
さらに自身が女である事を思い出させるのだ、今までが酷すぎた、だが、今は女である、
その事を楽しんでも良い、流れに任せて、暫く様子でも観るかと、そう思う所存である

「フフフッ、そんなに褒めて何が欲しいの…?ワインしか…出ないわよ…フフフッ」
酒は大量に有るのだ、此の女が住むところが酒場であるから、看板も無い酒場、普通ではまず見つけられないそんなところ

「へぇ…異能……見せてほしいわね…そのあなたの力…」
能力者…今まで何人かとはあってきた、否、彼女自体もそうなのだが…自分意外にもそういう能力を持つ
そんな人間が居ることは知っていた、だから驚く理由もない

だがその力、その力には興味があったのだ、これは事実であり、本当のこと

こんな所で、こんな時間に、月を見る、少しばかりの血の匂い、体に染み付いたその匂い
そんな彼が一般人の筈など無いと、最初から分かっていたのかも知れないのだが…だから、声をかけたのかもしれないのだが…
それは女も解らない、体が勝手にその方向に向いたから、何か感じたのだろう、其の男に

「夜が住処…フフッあながち間違いじゃないわね…夜目が効くのは当たり前…夜の住人だから…フフフッ」
男が比喩の表現でその言葉を使ったのだとしても
女は実際に夜の住人、月明かりの下でしか生きられない、そんな吸血鬼
そういう意味深な、そんな言葉を吐きながら

その比喩表現、その言葉に、言葉を返した、そう女は夜の住人、吸血鬼である <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<><>2011/06/17(金) 02:37:30.90 ID:Qtg3IJ1B0<> >>88
【男にも、十分な愉しみを与えるこの逢瀬
日ごろのあれやこれやに悩まされていたことも忘れて
今この時に、男は居る】

「褒めるような所しかないから言っているのですよ?
それと、今宵の酒はこれ一本で十二分です。美酒といえども、潰れるほど酔えば安酒と変わりませんから」

【元々、男はあまり酒の飲める男では無い
ボトルの酒も、4分の1も減っていないと見える】

「異能といっても、私は華の無いちょっとしたものですよ」

【言って、男は指を鳴らして土の人型を前方に召喚する】

「何か妖刀を持っているわけではありませんしね」

【少し、愉快そうに言った】

「夜の住人とは、中々に幽雅ですねえ。
貴女様のような方なら、それこそ夜の女王の位にでも居るのでしょうか」

【これもまた例えなのに、どこかで吸血鬼が夜の王とでも聞いて使っただけだろう】
【正体は、全く知らないで言っているのである】
【その勘の理由は、男の衣服を代え、体も清めた男からする血のにおい故なのかもしれない】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/17(金) 06:41:37.49 ID:Qtg3IJ1B0<> >>88

/>>89は裏に返してくださいね
  <> 【監命獄締】@wiki<><>2011/06/17(金) 09:51:30.90 ID:EYlpZinIO<> >>90
/寝てしまいました...返信しておきましたので裏でご確認を.... <> 【熱素掌握】<><>2011/06/17(金) 15:55:40.21 ID:amqbnGcGo<> 【────胡乱な熱を孕んだ大気を舞う一陣の蒼風は鴉の如く黒い髪を揺らし、純白の制服は踊る】
【額に透明な粒が浮かんだ小柄な少女は、水に飢えた犬に似た口元に青のアイスをちびり、と齧り】

【憐憫な桜の花弁は既に地面に溶け、青々と潤しい青葉が変わりに木を緑に染めるこの季節】
【とある街の中心部に佇む公園には人影は少なく────小柄な少女はベンチに座り気怠げに】

「…………あぁぁぁ……暑い、けど家も暑い……夏とか死ぬんじゃないかな私」
<> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>sage<>2011/06/17(金) 16:20:42.08 ID:WK2ah5Zd0<> >>92

【人影が少ない公園に、入ってくるものが一人】
【高校生くらいだろうか、ランニングとジーパンを着ていて、暑い夏にちょうどいい格好だ】

【黒い髪はわずかな風に少しなびき、赤い眼は手元のアイスを見つめる】
【手に持ったアイスはバニラ味である】

暑い〜暑い〜、ならばアイスを食えばいい〜

【適当に作った歌など歌いながら歩いている】
【ひとしきり歌い終わると、今度は少女に目をやって】

暑そうだねぃ

【と声をかけた】

/まだ居るはずっ <> 【熱素掌握】<><>2011/06/17(金) 16:30:04.09 ID:amqbnGcGo<> >>93

「……うるさい、暑い────あの子ぜったいにバカ……」

「……てか、話しかけられたし」

【風に混じる雑音の中において青年の暑苦しい声は少女の鼓膜を叩き】
【手に握る棒アイスを食べ尽くした少女は瞳を僅かな嫌悪に歪め半月の形へ】

「……」

【そして、青年の紡がれた質問に対し少女は首を横へ傾け守るのは沈黙】
【少女の視線の先には虚無が浮かび、拒絶の意思は……青年に届くのだろうか?】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/17(金) 16:35:44.38 ID:WK2ah5Zd0<> >>94

(え、なにこの子返事してくれねーよこんにゃロー)

【返事をしてくれないことにかなりのショックを受けるも】
【そこはぐっと堪える。いきなり女の子を怒るわけにはいかないとの考えからだ】
【だが、このだんまり少女を何したい彼は、ちょうどまだ食べてなかったアイスを渡す】

暑いんなら、食べれば?おごるよ

【そして、近くのアイス屋を指差す】
【食いたいんなら買ってやる、とでも言うのか】
【アイスなんぞ何本も食べれるものではないのだが】

/ちょっと次遅れます <> 【熱素掌握】<><>2011/06/17(金) 16:46:31.37 ID:amqbnGcGo<> >>95
【少女の静かなる拒絶にも屈する事の無い青年の態度、言葉に……あぁ】
【額から頬に垂れるのは苛つきの意思により零れ落ちた汗、漏れる溜息】

「……あのさぁ、」

【少女は熱により僅かに溶け粒が浮かぶ鼻先の冷気の塊を見つめる】
【磨かれた黒水晶の瞳には、アイスと同じ様に冷たい冷気が浮かび上がる】

「一体なにか私に用なの? それとも新手のナンパかなにか?」
「それだったら、マジごめんね。私には既に彼氏とかいるし」


「それと正直、あんな変な歌を歌いながらのナンパは不審者として警察呼ばれるよ?」

/了解しました! <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/17(金) 17:13:18.89 ID:WK2ah5Zd0<> >>96

ふえ?ナンパ?変な歌?

【少女の言葉に対して、怒りを覚える訳でもなく、訳が分からないといった様子の少年】
【別にワザとやってるわけではないし、止めようとして止められるものではないのだ】

なんだか分かんないけど、食べないの?

【ちょっと、っていうかかなり落ち込んだ少年】
【自分の無意識の善意を否定されたのが悔しいのだろう】

........百歩譲ってナンパはともかく、きみ彼氏なんていんの?

【また失礼なことを言うこの少年】
【女の子に対する思いやりが偏っている】

/ただいまです <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 17:19:12.58 ID:MRKovX8IO<> 【帝國】
【その国土の端っこ。まだまだ主要な都市部には程遠いこの場所。】

「…まだまだ田舎ね…」

【舗装されていないあぜ道を歩く人物がいた。】】
【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【この国の人間は和服を好む。彼女もそれに習い、黒の和装だ。】
【そして左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは、これもこの国ならそこまで珍しくない。】
【深緑の鞘に入れられた真新しい一振りの刀。それらのせいで、】
【少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

「…ま、この道を真っ直ぐ行けばそろそろ…」

【懐に忍ばせた一本の妖刀…短くしたそらは、耐えず冷気を放っており、】
【女を心地よく冷やしていた。その証拠に、】
【彼女の周りだけ、まるでクーラーを当てがっているかのように涼しい。】
【女は帝國の中心部目指して歩き続ける…】 <> 【熱素掌握】<><>2011/06/17(金) 17:32:44.85 ID:amqbnGcGo<> >>97

【再び吐き出された溜息は疑問の色で心を染める青年の声と共に大気の中に】
【溶けて、消えて、シャボン玉の様に、青年に緩慢に向けられた瞳には呆れの黒】

【少女は、完全に体重を預けたベンチから、揺さぶる様に体を動かし背を伸ばし】
【不意に────一本、二本少女の白く細い指は挙げられ頬に浮かんだのは哀れみで】

「まず第一に、人から貰う物を食べるなんてただの馬鹿に違いないでしょ」
「そして第二に見ず知らずの人、それも何故が急に話しかけた人に教えるぅ?」

【そして、少女は指を倒し、浮かび上がった欠伸の息を隠し、瞳の淵に溜まる雫を掬い取る】

「ねぇ、君って結構馬鹿でしょ? と言うか馬鹿だよね?」
「まぁいいや、可哀想な馬鹿な人に構うのも暇つぶしにはイイかもねぇ」


「ねぇ、お馬鹿なお兄さんの名前はなんて言うの?」 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/17(金) 17:43:18.12 ID:WK2ah5Zd0<> >>99

誰が馬鹿だよバーカお前なんか公衆トイレにいった後紙がなくて尻も拭けない状況に陥っちゃえ

【何故ここまで怒るかというと】【一に知らない人から食べ物をもらった事があるから】
【二にその人が今は友達だから】【三にただむかついたから】
【そんな感じで非常にガキくさい怒り方をした後、キリッと顔を整えて】

朝月昇。ショーもない男

【と、ちょっといつもよりカッコつけて挨拶した】
【いつもこんな感じだが】

でもって俺は馬鹿じゃねんだよ可哀そうでもねーよ <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/17(金) 17:47:55.41 ID:+qzilBs/0<> 【日が傾き、そろそろ夕方といった時間帯】
・・・・・・・・zzz
【川原で眠る、一人の男がいた・・・・最近は暑くなってきたからな】
【大方川の近くは涼しいからサボるのに最適だとでも思ったんだろう、もはや何も言わぬ】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 17:57:10.64 ID:MRKovX8IO<> すいません>>98取り消しで。 <> 【影磔遊戯】影で束縛@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 17:59:23.95 ID:UWv4zWtAo<> >>101

【そんな、男の眠る河原を通りがかる...一人の少女がいた】

【身長は中学生程度が精々で茶色っぽい髪はショートボブに切りそろえられている】

【涼しくなってきたこの時間帯、ビニール袋片手に散歩へと繰り出していた、のだが】
【少女は目的地である其処に眠る、一人の男を発見】

...♪

【僅かに表情を緩めながら、河原を降りていく】
【再び河原を上り男の隣へと腰を降ろす頃には、ビニール袋は相当な重量になっていた】

こんな所で寝てると...

【相手を刺激しないよう小さな声で呟くと、ビニール袋から...石、を取り出し】
【そして、それを転がらないよう試行錯誤しながら、男の身体の上に乗せていく。】 <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 18:02:12.45 ID:KI06yTHfo<> 【大通り】

【一組の男女の命が消え去った。悲鳴が上がり、散っていく大勢の群衆達。そして群衆から上がる悲鳴。】
【今、この場は殺戮の真っ只中にあった。様々な人間が頭蓋をかち割られ、悲鳴を上げ、地に倒れ伏し、死ぬ。】
【大通りの人間は逃げ惑い、騒ぎ、助けを求めて死んでいく。頭骨を岩の矢によってかち割られ。】
【其の惨劇はたった一人の男性によって行なわれていた。黒のスーツに身を包み、首からゴーグルを提げた男性の手によって。】

君達に罪は無いがこれも世界の幸福のためなのでね。悪いが死んでくれたまえ。

【腰が抜け、怯え、竦む目の前の男性に悟す様にそう言うと男の顔面を掴み、岩石の矢を発射する。】
【割れる頭蓋、飛び散る血、脳漿、岩石の破片。また一つ、命の灯火は天に昇り、消え去っていった。】
【それでも男は止まらない。殺戮、殺戮、殺戮。ただひたすらに世界の幸福を望みながら殺戮を犯し続ける。】
【警察は今、やっと動き出した所だろう。恐らく到着までには時間がかかる。】
【とは言え此処までの大騒ぎ。気付かない人間は少ないだろう。外にいれば、容易に此の状況を見る事が出来る。】

/死愛ぼせう <> 【熱素掌握】<><>2011/06/17(金) 18:02:20.56 ID:amqbnGcGo<> >>100

【僅かに少女の頬が膨れた、僅かに少女の
瞳が落ちた……そして零れ始めたのは】
【けらり、と。けらり、と。甲高い少女の笑い声で……自らの掌で太腿を叩き暫しの間】

「は、…ははは………やぁやぁうん久々にこんなに笑った やっぱり君は……」

【笑いの衝動の間に下げられていた頭を上げれば───再び少女の円状の瞳の淵には輝きが】
【少女は、先程と同じ様に拭ったのは指の先、今だ僅かに笑いに震える頬を片手で抑えて……】

「実に馬鹿で、どうしようもない位哀れだねっ!」
「何故かって?……はは……ッだってあの悪口の低レベルさと」
「わざわざ自分の名前を言う時にカッコつけて…もうっ…また……ハハハハハハ」

【笑いの衝動は止まらない、それはまるでバネを巻いた車の様に、収まるまでは】

「ハ ハ ハ ハ ハ ッ ッ !」
「あ、…ふふ、そうそう私は…み、水無瀬カリン……ははは、だめお腹痛い」

/遅れました… <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/17(金) 18:05:54.34 ID:MRKovX8IO<> 【公園】

「……はっ!」

【ズンッ】
【一人の少女が八極拳の形打ちをしていた。】
【十七歳くらいの一人の少女。】
【ショートカットの髪。】
【着古したようにくたびれた藍色の道着、】
【その上から黒い春用の薄手のコートを袖を通さずに羽織っている。】
【足を動かすたんびに、履いている下駄がカラコロとくぐもった、】
【優しい音を奏でた。】

「…しっ!!15勝7敗3引き分け!」

【踏み込む音が響く。】
【なかなかその動作は手馴れており、】
【彼女がその拳法を体得しているのがわかる。】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/17(金) 18:09:30.10 ID:WK2ah5Zd0<> >>105

.........コ・ロ・ス

【遂にブチ切れスイッチが入ってしまう少年】
【そりゃまぁここまで笑われりゃ止まらないというやつだ】
【ここまで切れるのも初めてである】

アハハハハハははははは

【完全に人の話など聞いてないといった様子で】
【体への負担も何もかんも全てかなぐり捨てたアッパーを打ちこむ】

俺は哀れじゃねェンだよォォォォォljkiazmfbnvdgmhbdgv!!!!!!

【最早言葉すらしゃべれないレベルの負担をかけながらも拳は止まらない】
【さすがに死にはしないだろうが】
【でもやっぱりガキな奴である】

/へーきですよ <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/17(金) 18:11:30.78 ID:+qzilBs/0<> >>103
zzz・・・・・・zzzzz・・・・・・
【やはり川の近くは涼しいのか、気持ち良さそうにぐっすりと眠っている様子】
【しかし、そんな夢心地の中に居た男に、ある異変が起こる】
zzzz・・・・・ん・・・・んん?
う〜ん・・・・・・・
【心なしかなんだか体が重くなったように感じる、何なんだ一体】
【ついさっきまではフワフワと空を飛ぶようないい気分だったのに、今は背中に石を乗せて飛んでいる気分】
【なんだかあまり良い心地ではないな・・・・思わず小さく唸り声を上げている】
むむ・・・・・・zzzzz
【しかし気にせずに眠り続ける男、深い眠りに就けばこの重さから逃れられるとでも思っているのか】
【物理的にちゃんと重くなってるのにねえ・・・・】 <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 18:16:02.25 ID:VuEKRKl20<> >>104

「――よお」

【阿鼻叫喚の大通りに、一人の青年がやってきた】
【酒飲みのようにふらついた足取りの彼は、惨劇の中心にいる男性の、十五メートル程離れた位置から声をかける】

「何やってんの、おっさん。随分と楽しそうじゃねーか」

【青年の無造作な灰色の髪が、血肉の臭いの混じった風で靡いた】
【彼は学ランの上に、赤い血とは正反対の真っ白な着流しを着崩して着ていた――その白い着流しも、幾人かの鮮血で少し染まってはいるが】
【そして彼の左腰には、一本の木刀が差されていた】

「……」

【青年は濁った目で周囲をもう一度見渡した後、相手の返事を待った】 <> 【影磔遊戯】影で束縛@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 18:21:11.77 ID:UWv4zWtAo<> >>108
【暫く後、小さく唸り声を上げる】
【流石に起きるか―――?手を止めて、男の様子を伺った、が】

...あら、すごい

【再び夢の世界深奥へと潜り込んでいくようで。目覚める気配は遠のいていく】
【呆れた様な声を発して男を見下ろし。先程声を顰めた自分の配慮が、馬鹿みたいだ】

【少女は袋の中から、今度は一つの紙袋を取り出し、自身の隣へと置くと】
【ビニール袋を男の顔の上で、逆さまに。中から小石が挙って降り掛かる】

【怪我をする様な大きな石は入っていないが起こすには十分か―――と。】
【如何に男を起こすかに思慮を割くあまり、初対面の相手への自制心は、お休みしてしまっているようだ】
【それこそ小石をぶつけたくらいでは、現れないくらいに。】 <> 【熱素掌握】<>sage<>2011/06/17(金) 18:23:56.87 ID:amqbnGcGo<> >>107

【あぁ──少女の耳を突く鋭さを持つ甲高い嘲笑の中青年から紡がれてしまった怒りに染まる殺害予告】
【とうとう青年の体は本能に従いて暴力に動く、僅かに踏み込まれた足が地面を蹴り上げる音が重く響く】

【──握られ赤く染まる拳は鋼鉄の如く硬く握られて、荒れ狂う形を持たない言葉と共に振るあげられ──】

「……ありゃ、やりすぎ──………」【空気を切り裂き進む拳に対し少女の行動は──至極単純】

【全身に感じる地面の硬さ、可憐な唇には砂が付き歯を噛めは砂利が砕ける音、味は酷くまずくて】
【青年の怒りの鉄拳は、少女の咄嗟の判断、地面に転がり避ける行動で、ベンチに当たり響くのは何の音?】

「──た。感じな気がしないことも無いけれど……おーい馬鹿なおにいさーんもしかして怒っている?」

【少女の声は、青年の真横から鳴り響き】【立ち上がった少女の瞳は僅かな恐れにはたりと染まり──ふと】
【──ふと、先ほどまで少女が座っているベンチより、白く朧げな雲が立ち上がり、ゆっくりと大気に消えてく】 <> 【熱素掌握】<>sage<>2011/06/17(金) 18:29:08.66 ID:amqbnGcGo<> >>111
おっと、読み間違え…あっぱーでした

【青年の怒りの鉄拳は、少女の咄嗟の判断、地面に転がり避ける行動で、ベンチに当たり響くのは何の音?】を

【青年の怒りの鉄拳は、少女の咄嗟の判断、地面に転がり避ける行動で、空気を裂く音が哀れに響きわたった】で

お願いします!! <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 18:30:27.10 ID:KI06yTHfo<> >>109
やぁ、少年

【男は突然話しかけてきた少年にどんなリアクションを起こす訳でも無くそう返した。どういう訳でも無い、気さくに。】
【血に染まった黒いスーツはしかし赤色を目立たせる訳でも無く青年の着流しとは正反対のただ艶の無い黒色を放っている。】
【群衆はチャンスとばかりに足を動かす速度を速めやはり散り散りに、統率のない動きで各人各々の目的地へ向かい、逃げ惑う。】
【一旦殺戮の手を止め、少年の方へと向き直り、顎に手を当てて思考する。そして数秒後に少年へと言葉を吐く。】

ふむ、私はおっさんと呼ばれる様な歳では無いと思っていたのだがな
まぁ君が言うのならまぁ私はおっさんなのだろう。仕方が無い。

【そう淡々と言い返す。最も重要な事を勿体ぶる様にそう言うと青年へと手の平を向ける。】
【此の動作、この殺戮を見ていたのなら何を意味するかわかるだろう。少年を見据える男。】
【そして唐突にそれは放たれた。手の平で構成され、撃ち出されたのは岩石の矢。それは真っ直ぐに青年の木刀へと向かう。】
【それが直撃すれば最悪木刀は破壊される。それからどうなるか、此の男には知るよしも無いのだが。】 <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/17(金) 18:34:27.48 ID:+qzilBs/0<> >>110
【だんだんと体にのしかかってきた重みが気にならなくなってきた】
【男の意識は更に深い、深いまどろみへと落ち込んでいき、体は再び浮遊気分・・・】
zzzzz・・・・・・・ウプッ!
イテ!イッテテテテテ!
【だったのだが、顔の上に小石をバラバラと落とされて、流石に痛みで目を覚ました模様】
【すぐに顔を腕で覆い隠し、顔への小石による爆撃を避ける男、腕に小さな固体が当たる感触がする】
【幸い顔に傷はないようだが、良い子は眠っている人にこんなことをしては駄目だぞ!】
な、何をするだー!許さん!
【おっと、どうやらいきなり小石を落とされたことに怒りを覚えたようだ、勢いよく立ち上がりながら大声で叫んだ】
【そしてすぐさま周囲を見回して、一体どこのどいつがやったのか目をギラギラとさせながら探していた】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/17(金) 18:35:30.98 ID:WK2ah5Zd0<> >>111

コロスコロスコロスなにがなんでもォォォhbgxmzzbnxgvcm

【ベンチを殴った痛みも、ベンチから出る煙も、少年には関係無い】
【とりあいず、一発殴ろうとしている】

【のだが、少年はその場に倒れ伏せる】
【ただでさえ生命力を削るものなのに、人外並みの威力で使ったのだ、無理もない】

うぅぅぅ、お腹すいた......

【でもそれをお腹すいたで済ませられたのは、まぁちょっとした幸運ということで】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/17(金) 18:36:43.89 ID:WK2ah5Zd0<> >>115

/間違えました、むなしく空気を殴る事になったのも、でした <> 【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】<>sage<>2011/06/17(金) 18:37:31.86 ID:wWxcyt1B0<> 【――とある路地裏】

【人通りの少ないこの道だがこの時だけは様子が違う】

【道にバタバタと人が倒れている】

【そしてその先にひとつの人影】
【その人影は手を舐めるような仕草をとっていた】

【そして、柄の悪そうな低い声があたりに響く――】

――血が、足りねえなぁ......

【そしてまた新たな人影を探してウロウロしている】


/死合い募集します <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 18:43:40.81 ID:VuEKRKl20<> >>113

「……!」

【これまでの殺戮を目撃していた青年は、男の掌の動作が何を招くのかすぐに理解できた】
【狙いは自身の左腰――木刀なのだろう】
【すぐさま彼は木刀を振り抜いた後、体を右に僅かに動かすことで岩石の矢を回避した】

「……ああ、仕方のねえことだよ。ところでおっさん」

【木刀を右手に下げ、青年は問いかける】

「これ、何のためにやってんだ? ちょっとナギさんには意味不明な感じなんだけど」

【彼は手ぶらの左手を広げ、周囲を指し示した】
【大量殺戮など、おおよそ常人のするようなことではない。つまり、青年の問いかけは無意味とも言える】
【しかし、彼は今男と話がしたかった。今の内に自分に男の気を惹かせ、この惨劇から逃げ切ろうとする者達の時間稼ぎである】 <> 【影磔遊戯】影で束縛@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 18:48:33.94 ID:OA8yoi4Mo<> >>114
【今度こそ、と投下した小石は確かに効果があった様だ】
【男を起こす事に、成功する。少女は男の方へ向けていた身体を戻し、楽な姿勢をとる。...と】

..だれがやったのかしら。見当も付かないわね。

【男はいきなり立上がり、声を荒げた。どうやら怒らせてしまったようだ】

【至極当然の反応である。少女は何事も無かったかの様に、穏やかな笑みを浮かべ男を見上げた】

【状況からすれば犯人は確定しているのだが、男は如何な反応を返すのだろうか?】
【男の身体からぼとりぼとりと落ちた小石の一つを拾い上げると、川に向って投げる。】
【それはぼちゃん、と。間抜けな音を立てて沈んでいった】 <> 【熱素掌握】<>sage<>2011/06/17(金) 18:51:52.58 ID:amqbnGcGo<> >>115

【──危険な状況だがしかし少女の頬が歪むは……遊びを楽しむ子供に似た楽の笑みで】
【ベンチから噴出し天に上がる白い朧は、その姿を更に増大させ──少女は指を……されど】

【ふと、青年の体が地面に崩れ落ちる音が鼓膜を叩き、少女の瞳に理性の光が舞い戻る】

「……おっとっと、危うくやるところだった……」

【そして少女の呟きと共に、ベンチから湧き上がる白い朧は数瞬の空白の後に消え去り──】
【白い朧を見届けた少女の瞳は、地面に倒れ空腹の調べを鳴らす体を眺めるのは──笑色】
【再び、震え始めた頬を今度は押さえる事などしない、──声が、声が漏れ始め……ハハハと】

「…ふあはは、──は は は は は は 。なんでなんでッ??? 倒れちゃうわけ?ねぇねぇお馬鹿さん」
「ねぇ、ねぇ、あたしをあれしてこれしちゃんじゃなかったの? ……──あぁ、満足した、うん楽しかった」

【大気に克明に響き渡った笑い声は、風に乗り世界にのり、僅かに周囲を人々を集め始め、視線が】
【倒れる高校生と、大爆笑する小柄な彼女という奇妙な光景に降り注ぎ始め、声を消さずに少女は背中を向けて】

「じゃあ、馬鹿なお兄さんの相手にも飽きたし──もう帰っちゃうね! ──暑さも結構増しになってきたしぃ」

【最後に、青年に掛けた言葉をたった此れのみ】【少女は好奇心の染まる視線を浴びながら軽やかに──何処に消えた】

/絡み、ありでした!!

<> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 18:52:22.59 ID:ZnoTgGM40<> >>117
「あら、カニサンだわ」

【血を舐める人物を遠目にそんなことを呟く女性が一人いた】
【カニサンとは『カニバリズム』を親しみをもって『さん』付にしたのである】

「きゃー!!」

【渾身の悲鳴を上げる。完璧な演技です】
【これで相手はこちらを発見できるだろう】

「だ、だれかー!」

【今の距離では確認できないかもしれないが、女性は無表情。別に本当に恐ろしくて悲鳴をあげ、助けを求めているわけではない】
【自分が相手に対して恐怖を抱いていると思わせるためのフェイクである】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/17(金) 18:53:44.76 ID:doqyuUzIO<> >>106再募集 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 18:54:07.33 ID:nu7bXBft0<> 【どこかにある公園】
【の横にある通り】
【大通りとは違い、人通りの少ないそこには、少しだけ異色の物があった】

【カキ氷の屋台である】

「……今日はそろそろ止めにするか」

【屋台の中には、目付きが悪い青年が一人でそこに立っており、退屈そうに頬杖をついている】
【何やら、見た事の無い奇妙な形をしたカキ氷機が一台と、蓋がついたバケツが一つ】
【恐らくカキ氷のシロップが出てくるであろう機械が一台】
【一個100円と書いた紙が屋台に貼り付けられているだけの、地味な屋台である】

【元々地味な屋台を、この時間帯にこの通りで出すのは無謀だったというか】
【売れ行きは良く無さそうである】 <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 18:59:26.85 ID:KI06yTHfo<> >>118
ふむ、一言で言うのなら…

【振り抜かれた木刀。それに併せて首に提げていたゴーグルを目元まで持っていき、装着する。】
【生まれつき弱い視力等を補整する為の道具だ。これが無ければ戦闘など出来はしない。敵の動きに目が追い付かないのだから。】
【そして群衆へと数発、そちらを見ずに岩石の矢を発射する。それは正確に群衆の頭蓋を割り、脳を満たす血液を吐き出させる。】
【そしてソレを青年の方へと向ける。そしてすぐさま放たれる数発の岩石の矢。今度は正確に、青年の脳を抉ろうと襲い掛かる。】

世界の幸福の為だ。

【男は口元を三日月型につり上げ、歪んだ笑みを浮かべた。と言っても目元は軍用ゴーグルにより確認出来ない。】
【そして青年へと一歩。歩み寄る。そして青年が矢の連撃を耐え切った瞬間…木刀を掴もうと試みる。】
【最も、青年が矢の連撃に耐え切る事が出来たらの話なのだが。青年が剣の達人なら矢を切り落とす事も出来よう。】 <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/17(金) 19:02:01.28 ID:+qzilBs/0<> >>119
・・・・うん?
【誰かの声が聞こえてきた、男はもう一度キョロキョロと辺りを見回してみる】
【ふと視線を下げてみると、そこには一人の少女が微笑んでいた、そして少女以外周囲に人は見当たらない】
【この状況から考えると、少女が犯人であることは間違いない、それ以外なら一体なんだってんだ】
(フッ、子供か・・・・・あまりに小さすぎて気づかなかったぜ)
(明らかにすっとぼけている様子だが・・・・フッ、俺はこんな小さなことで怒るような人間ではないんでな)
(ここは一つ、子供であることに免じて許してやるかな・・・・フッ)
【少女を見つめながら、男はなんだかキザな微笑みを浮かべていたそうな、なんなんだこいつは】
おや、あなたは誰がやったか知らないのですか?不思議ですねえ
こんなに僕の近くにいたのなら、怪しい人影の一つや二つは見かけてもおかしくはないと思うのですが
もしかしてあなたもお昼寝をしていたとか?なんてね、ハハハ
【うわ何このわざとらしい笑い、どう考えても犯人わかってるよね?嫌味か】 <> 【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】<>sage<>2011/06/17(金) 19:04:41.41 ID:wWxcyt1B0<> >>121
蟹? おれは蟹というより蠍だけどな......

【遠くの声に気づき、受け答えをする】
【しかし勘違いをしていることには気づいていない】

女か......。

【悲鳴と容姿から女だと推測するが、表情までは見えていなかった】

――今日はご馳走ばっかじゃねえかあああ!!!!

【そして悲鳴を聞くや否や、相手の元まで走って近づこうとする】
【とはいえ距離があるので目をつけた女性に近づくにはまだ数秒かかるだろう】 <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 19:14:35.15 ID:VuEKRKl20<> >>124

「ん、な……っ!」

【まるで花瓶でも割るかのように、群衆の頭蓋を割る男に驚愕する】
【しかし、驚いている暇など無かった。今度は自身に岩石の矢が襲い掛かる】

「意味わかんねえ……よッ!」

【右手に下げていた木刀を逆袈裟に斬り上げ、一発目の岩石の矢を打ち砕く】
【さらに木刀を先の軌道に返すようにして、二発目の矢を地面に打ち落とす】
【そして三発目も同じように――青年は全ての岩石の矢を、砕き、叩き落として見せた】
【岩石の矢が割れやすかったというのもあるが、この一連の剣劇を可能にしたのは】
【ほぼ自動操縦である青年の能力と木刀、その腕前だからなのだろう】

「――!」

【が、矢を落とすことに集中していたため、男が接近していることには気がつかなかった】
【男に木刀の先端を掴まれる。青年はすぐさま木刀を引いて、相手の手から逃れようとした】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 19:14:37.11 ID:ZnoTgGM40<> >>126
「おお、簡単に釣れた」

【相手に聞こえない大きさで呟く】
【そして相手が迫って来たので表情も作り、瞳には涙を浮かべる】
【女優にでもなればいいのに】

「きゃー!食べられる―!」

【確かに叫んでいるのだが、全く逃げようとはしないしどことなく棒読みである】
【相手が近づいて来ても逃げることはない。寧ろ近づく】

「あわわわわ…」

【両手を目にやり、泣き出す…フリをする】 <> 【影磔遊戯】影で束縛@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 19:16:45.54 ID:OA8yoi4Mo<> >>125
【どうやら男は、立ったまま思考を巡らせているようで】
【何やら微笑みなど浮かべながら、こちらへと話しかけてくる】

そうそう、私もさっきまで寝ていたから...。
【どうやら犯人だと思われている様子。実際そうだし、バレない方が不自然ではある】

【男に対して悪戯っぽい微笑みで返し、脇の紙袋をお腹の上に、両手で抱く様に】
【少女もまた、この状況でやり過ごせると思っている筈もなく...要は、遊んでいるのだった】

【この男がまた怒り出すのかどうなのか、分からないが。どちらでもいいかなー、なんて】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/17(金) 19:26:31.54 ID:WK2ah5Zd0<> >>120

なめてんじゃねぇぞ......クソが

【去っていく少女の方に】
【悪役らしい捨て台詞を残しながら】
【彼も去って行った】

/遅くなりましたが絡み乙でした <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 19:27:00.67 ID:KI06yTHfo<> >>127
ほう。なかなかの腕前だね。

【歪んだ笑みを浮かべる男、狂人。相手の剣の腕前に感嘆したかの様にそう言うと木刀を掴んだ瞬間、矢を放つ。】
【当たれば少なくとも先が折れる等の被害が出るがさて、青年の木刀はどうなっているだろうか?】
【まぁそれは此の男には知るよしも無い。間髪入れずにまた岩石の矢を四本、接近しながら放つ。】
【此の男に躊躇など無い。自分がする事は正しいと、素晴らしい事だと思い込んでいるからだ。それだけで人を[ピーーー]のに戸惑いが無くなる。】

そうだろうね。君の様な年端もいかぬ少年には分からない事だろう。

【目元は隠れ、その黒い瞳はどんな表情をしているか、全くと言っていい程分からない。】
【ただ口が歪に吊り上がっている事が唯一の男の表情を見る為の判断材料。それ以外には何も掴めない。】
【そしてやはり歩みを止めず青年へと近付いていく。青年の木刀の射程距離に入ろうと全く気にせずに。】 <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/17(金) 19:27:38.96 ID:+qzilBs/0<> >>129
(ほう、軽くいなしてくれたな・・・・今ならまだ許してやろうと思ったが)
【いやお前さっき子供だから許そうとか考えてただろうが、なんなんだこの心変わりは】
(まあいいさ、要はこの子に自分が犯人だと認めざるを得ない証拠を突き出せばいいだけだし)
(ククク・・・・泣きながら謝罪させてやるぞ・・・・小娘め・・・・!)
【なんというか、もう、思考がてんで駄目な男であった】
そうですか・・・・それなら仕方ありませんね
【納得したかのような表情をしつつ、小さくため息をつく男】
【しかし視線はさりげなく紙袋に目をつけていた、アレに証拠はあるかな?】
ところで、その紙袋には何が入っているのでしょうか?
ちょっと気になるのですが
【紙袋を軽く指差しつつ、さりげな〜く少女に近づいていく、何を考えてんだか】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 19:29:16.68 ID:nu7bXBft0<> >>123
/まめしば「ねぇ知ってる?>>123って、まだ募集してるんだって」 <> 【影磔遊戯】影で束縛@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 19:37:12.82 ID:OA8yoi4Mo<> >>132
【男の決意諸々大人げない様な思考など、少女は知る由もなく】
【納得した様な表情で溜息を吐く男を、少し詰まらなさそうに見つめいた】

...これ?

ああ、これはね.......っ
【紙袋を指差され。視線を下に、開きっぱなしの口から中身を確かめる】

【生憎この中には、少女が河原で食べる為に購入した焼き芋しか入っていない...ハズだった】
【ビニール袋に石を溜めたときに入ってしまったのだろうか、2、3個の石が、袋の中に見える】

【そろりそろりと近づいてくる男には気付かず、どうした物かと一考】

今日食べる予定だった、焼き芋が入ってるの。...お兄さんもどう?
【トカゲの尻尾切り。...ではないが、焼き芋を分け与える事に依って、有耶無耶にしようと試みる】
【尤もその調子で接近していればその前に、中身が視界へと滑り込んでくるかもしれないが】 <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 19:41:50.15 ID:VuEKRKl20<> >>131

「グっ……」

【至近距離から岩石の矢が放たれ、木刀の先が折れた】
【四分の一程が折れてしまっただろうか――何発もの矢を叩き落とした直後なのだから無理は無い】
【間髪入れずに放たれた四本の矢を、青年は右手に持った木刀に無理矢理引っ張られるようにして勢いよく後退し】
【地面を転がるようにしてそれらを回避した、いや、一発が左肩に直撃した】

「おれは少年じゃあ、ねえよ……」

【左肩に走る激痛に顔を歪ませながらも立ち上がり、前を見据える】
【右手の破損した木刀を一瞥し、静かに再召喚を心の中で念じた】

「分かる分からねえじゃねえ……てめーの思想を人に勝手に押しつけてんじゃねえよ!」

【男が木刀の射程距離に入った瞬間、青年は右手を、木刀を前へと勢いよく突き出した】
【先が折れているが気にしない。男はもうすぐそこまで来ているのだ】
【狙いは男のかけているゴーグルである。男のゴーグルが何を意味するのかは彼には分からなかったが】
【戦闘中にかけているということは何かしら意味があるのだろう。そう考えての行動だった】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 19:47:52.25 ID:doqyuUzIO<> >>123

【そこへ現れるとある人物。】
【一人の豊かな長い黒髪が印象的な若い女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【そして左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは左腰の深緑の鞘に納められた一本の新品の太刀。それらのせいで、】
【少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

「…ふうん…かき氷ねえ…」

【以前会ったことをすっかり忘れている彼女。】
【一瞥してから通り過ぎようとした。】 <> 【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】<>sage<>2011/06/17(金) 19:49:39.87 ID:wWxcyt1B0<> >>128
泣いたってもうおせぇよばばあ!!!

【果てしなく失礼な口ぶりで段々と近づいていく】

【そして、ターゲットである女性の三メートルほど前から飛び上がる】
【元々人外である少年のジャンプ力は並みの人間をはるかに凌駕し、3m近く飛び上がっていた】

【狙いはしゃがみこんでいる相手への踏みつけ】
【相手の演技など気づかずに警戒もなく飛び込んでいった】 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/17(金) 19:52:41.42 ID:dnNRTS9D0<>
【ある公園の青いベンチ】
【降ろすと鎖骨あたりまである長めの黒い髪、黒いノースリーブのパーカー、7分袖の黒と紫のボーダーTシャツに白のカーゴパンツ】
【夜の闇の中で、そんな格好の少年が俯いている】

「……」

【どうやら、眠っているらしい】
【少年の傍、2,3メートルあたりによれば、彼の寝息が聞こえてくるだろう】
【長めの紐を肩にかけた鞄を、ぎゅっと抱いている】

/死合い以外なんでも募集です <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 19:53:50.29 ID:KI06yTHfo<> >>135
やはり木刀だね。何の仕掛けも無い様に見えるが。

【左肩に直撃した石の矢。四分の一を折りとる石の矢。まずまずの結果だ。このまま戦力を削ぎ続けよう。】
【感情の籠もらない声でそう言うと唐突に木刀が目元の軍用ゴーグルへと襲い掛かる。繰り出される突きを、首を捻り回避する。】
【これを破壊されたら男は戦闘どころの話では無くなる。幾ら狂人と言えど弱点への警戒はある程度している。】
【だから簡単に回避する事が出来た。幾ら達人と言えど予備動作が無ければ突きなどと言う攻撃は出来ないだろう。】

私は押し付けているつもりは一欠片も無いのだがね。
やはり君は少年だ。

【そう言うと突きを繰り出したばかりの青年の腹辺りから二発、岩石の矢を発射する。恐らく青年は硬直状態。】
【だが無理矢理避ける事は可能だ。無理矢理身体を横に動かせば岩の矢は青年の背後へとぶち当たる。】
【青年はどう出るのだろうか。無理矢理回避するか?甘んじてソレを受けるか?それとも別の何かか?】 <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/17(金) 19:55:39.70 ID:+qzilBs/0<> >>134
へえ、焼き芋ですか
いいですね、僕大好きなんですよ
【とても嬉しそうに笑顔を浮かべて、男は少女に向かって言った】
【なんだかおやつ貰って喜ぶ子供みたいな感じ、能天気そうなイメージも与えられるだろう】

【・・・・・表向きは】

いただけるのなら一つ、頂いておきましょうかね?

【距離は十分、これだけ接近すれば証拠品を暴くのは・・・・容易い】
【男は変わらぬ笑顔を浮かべつつ、少女の視界を遮るように左手を目の前に差し出し】
【そして右手を実にさりげなく、少女からは見えないように己の懐に入れた】

【次の瞬間、懐からあまりにも早すぎる、一筋の銀の閃光が走った】
【閃光は少女が抱えていた紙袋の表面に切込みを入れるように走り、楕円の軌道を描きつつ男の背後へと消えていく】
【ほんの僅か、ほんの一瞬の出来事、もしも少女が男の全身を視界に入れていたのなら、もしかしたら気づくかもしれない】
【男の右腕が、いつの間にか男の背後に回されていることに】

【隠された右手にはナイフが握られていた、つまり紙袋に当たっていれば・・・・】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 19:55:39.77 ID:nu7bXBft0<> >>136
「……ん」

【ふと、通りかかる相手に気付いた青年】
【顔を上げ、ジーッと凝視する】

(……どこかで会ったような……)

【忘れていた!】
【しかしまあ、気のせいであろうという結論に達し、また頬杖を突く】

(にしても、変な格好したおばさんも居るもんだなぁ」

【とか何とか、途中から口に出ている……相手と自分との距離的に色々と怖いが、青年は口に出している事に気付いていない】
【自分で食べるカキ氷でも作ろう、と立ち上がり、通り過ぎる相手も気にせず、奇妙なカキ氷機とバケツを使い始めた】 <> 【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】<>sage<>2011/06/17(金) 19:56:07.70 ID:wWxcyt1B0<> >>137
/すみません読み間違えました><
「しゃがみこんでいる」の部分なしでおねがいします <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 19:59:52.54 ID:ZnoTgGM40<> >>137
「……本当に単純だこれ」

【まず未成年にばばあは酷い】
【なんの警戒もなく踏みつけこようとする少年を軽く横にずれて躱し、立ち上がる】

【そして右手でピストルの形を作り、少年のこめかみに置く】
【両手をあげろ!みたいな状態である】

「粋がってんじゃねえぞ餓鬼が」

【無表情のまま、もう涙はでていない。演技だし】

「動いたら頭がパーンだから気を付けてね」

【少年に優しく忠告。内容は全く易しくないが、しないよりはましだろう】
【もっとも少年からしてみれば、ただ指を当てられているだけなのでなんてことないように思えるかもしれないが】
【もちろん少年が少しでも―――不条理なほどほんの少しでも―――動けば指からはビームが発射されるだろう】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 20:01:53.51 ID:doqyuUzIO<> >>141

【普通ならそのまま通り過ごすのだが、】
【不運なことに相手の呟きが聞こえてしまった。】
【足を止め、視線を合わせる。】

「…なにい…?」

「…何あんた…喧嘩売ってんの?」

【気温は結構高いのだが、彼女は何故か涼しげで、】
【女の周りだけ心地よい冷気が漂っていた。】 <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 20:04:11.81 ID:VuEKRKl20<> >>139

「い゛……ッ」

【突きを避けられ、大きな隙が生まれてしまった――その直後、青年の腹部に岩石の矢が襲い掛かった】
【重い衝撃を堪え様とするも、突きを繰り出すために多少前屈みになっていたため、それは不可能だった】
【青年の体は吹っ飛び、木刀は右手から離れ、宙に投げ出された】

「うァ、グ、げほっ……!」

【男から少し離れた位置に仰向けに倒れ、腹からこみあげてくる物に咽せ返った】
【左手で腹上から岩石をどかし、再び立ち上がろうとするが、今の時点では上半身を少し起こし、男を睨みつけることしか青年には出来なかった】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 20:05:17.92 ID:SRK7yFeLo<> 『ハッピーバースデイ ハッピーバースデイ おめでとう、わたし』『今日も12歳の誕生日ね、わたし』
『え?わたしはお城を作ってるのよ? わたし』 『──直ぐに、わたしの前に白馬に乗った王子様がやって来るのよ』

でっぷりと脂肪を溜め込んだ艶やかな黒髪の中年女性が小規模な公園の小規模な砂場に居る。
其の汗に塗れた顔を振り乱しながら、砂で奇妙な程に精巧な砂の城を作っている。
三十歳程鯖を読んでいる事が伺える其の皺の寄った顔に相反する様に、小奇麗なロリータファッションに身を包み、座り込んでいた

────人通りの少なくない道に隣接されている其の公園は、帰途をより短いものにしようと、
公園を横切っているが、彼等の眼に先程の中年女性の姿は映らないようで
皆、一様に”飽き飽きした”と、何かに訴えかねない程に鬱屈した表情を其の顔に浮かべており
とある青年の携帯からアニメの音楽が流れても、とある女子高生が五月蝿い位に大きな声で携帯電話に向かって話していても
其れ等を飲み込む様に、雑音と雑踏がザリザリと削る様に其の場を侵食していた。

───────……コツーン!

「……此の様に、見事、透視が出来ましたーっ!」

中年女性の陣取る砂場の横あたりで一人の男が、行き交う人々に垂直な方向を向いて、何かをしていた。
彼が、言っている様に、彼が行っていたのは透視。 
彼は、其の眼に着けられた皮と鉄で出来た、大仰しい目隠しを外す様子も無く、目の前にある文字を言い当てたのであった
──────最も、此の奇術は彼の周りを飛び交う『不可視の効果が付加された魔眼』からの映像によるものなのであるが。

彼が、彼に視線が向いているとは到底思えない程に無関心な一般人に向かって、奇術師のお約束
見事、云々の件(くだり)を高らかと、空々しく言い放つ前に、打ち鳴らした杖は
黄金色に輝き、自己の主張を荒々しく伝えているのであった。

//途中風呂落ちやらを挟みますが
//其れでも宜しければ!!  何でも対応です!! <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 20:05:40.24 ID:nu7bXBft0<> >>144
「……は?」

【鼻歌を歌いながらカキ氷を作ろうとした所で相手と目が合う】
【しかし、相手が何かを言ったタイミングで、カキ氷機がカキ氷を精製し始めた】
【電動とかそういうレベルを超えてカキ氷を作る機械の音に、相手の声が掻き消されたようで】
【"喧嘩"の部分が聞こえなかったらしく】

「…あ、はぁ、まぁ、カキ氷売ってるz…ますよ?」

【自分が今売っているのはカキ氷、と考えた結果、こんな返し方になった】
【この状況だと、挑発しているようにしか聞こえないのは仕方の無い事だ】 <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 20:09:16.78 ID:KI06yTHfo<> >>145
/次遅れます!ごめんなさい! <> 【聖華烈譚】《インフレイムス》 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 20:15:44.12 ID:GFyJnsJ5o<> >>138

ふっ、とぉ…ここ通ると近いんだよな

【フェンスを飛び越え公園に現れた女、近道の為ここを通りかかったらしい】
【左手には厚そうな聖書を抱え、首には十字架のペンダントをぶら下げている】
【纏った黒い衣装はどこからどう見ても修道服。女は違う事無き修道女で】

【今日のメシは何にしようか、なんて考えつつベンチの付近を通りかかった時だ。ふと不可解な音が聞こえて】
【不思議に思い辺りを見回してみれば特に注意もしなかったベンチに伏す男、これが原因か?】
【まさか、と思い近づいてみて】

…寝てらぁ…

【それが発信源と分かるやいなや、信じられないといった様子で呟いた】

どーすっかな…コイツ

【修道女なら修道女らしく、何かをすべきであろうが、生憎修道女は性格が悪く、面倒見が悪い】
【どうせ寝ているし、気づかれないうちに行けばいいか、等と逃げの考えをするが…葛藤して、その場から動かないでいた】

<> 【影磔遊戯】影で束縛@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 20:16:02.68 ID:HvmQc0nco<> >>140

...それは、よかった
【純粋...に、見える笑みを浮かべる男】
【まさか納得したのか...?自分で説明しておきながら、少々訝しむ】
【...が、まあそれならそれでいいだろう、と。相手の演技には気付いていないようで】

【唐突に視界を遮る様に差し出されるが、特に気にしておらず】
【ああ、やっぱり一人で全部食べたかったなあ...】【そんな事を考えながら】
【そのまま袋の中から焼き芋を取り出そうと、した】

...ッ

【一瞬。一瞬後に、どさどさどさという音。】
【袋の中から石が雪崩れる音だった。そして指先に走る、鋭い衝撃】
【視線を向けてみれば、うすーく指先が切り裂かれていた。...と、なれば】

...だめじゃない、ひとの物斬りつけたりしちゃ。

焼き芋は、没収ね
【悪事がバレたものの悪怯れる様子もなく、薄い笑みを浮かべて男を見上げ。】
【掴んだままの焼き芋を取り出すと小さな口で食べ進めていく。その人差し指は小さく出血しているが、気にもせず】
【男の顔に映るのは怒りの色か、それとも...】

/遅れましたごめんなさい.... <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 20:17:15.71 ID:VuEKRKl20<> >>148
/遅れる旨、了解です! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 20:17:48.35 ID:doqyuUzIO<> >>147

【ピキーン】
【と頭の中で音がしたような気がした。】
【煽りや挑発に弱い彼女にとって、相手の発言は、】
【油を並々注いだ大鍋に火の付いたマッチを入れるようなものである。】

「…あ、そう。」

「…ま、新入り≠燻獅オたいところだし、売られた喧嘩は喜んで買うわ。」

【妙に穏やかにそう言うやいなや、】
【女は左足で一歩踏み出し、刀の鍔口を切る。】
【金属が擦れる一瞬の音の後、剣を男の股関節めがけて抜刀した。】
【超高速の居合い抜き≠ェ、男に放たれようとしたのだ。もっとも、】
【仮に直撃した場合、普通なら鮮血が飛ぶことになるのだが、】
【女の刀は「刃抜き」つまり刀身が潰されている。】
【まともに当たったとしても、命の別条は無い。ただし場所が場所なだけにあれだが…】

/すいません次ほんの少しだけ遅れます。 <> 【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】<>sage<>2011/06/17(金) 20:17:53.65 ID:wWxcyt1B0<> >>143
アァ? チッ
【相手にかわされたことを理解し、舌打ちしながら着地した】

演技とか、ますます食えねえババアだ......

【失礼に失礼を重ねている状態だった】
【こめかみに指を突きつけられて大人しくなる】

【――こともなく、少年は全身に力を込める】
【すると身体の内側から赤黒い甲殻のようなものが全身に現れる】
【さらに手にはハサミ、背中には先端が鋭い尻尾のようなものが出現する】

【その時間は刹那の一瞬】
【姿は面妖で、たとえるなら蠍男といった感じだった】

頭がパーンはてめえだよ!!

【そして相手の顔面目掛けて右手のハサミを突くようにして、攻撃しようとする】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 20:19:34.79 ID:tZ6vTqyQ0<> 【街中を一人で散策している少女】

【周りから見れば普通の少女なのだが少し異常な点がある】
【その異常な点というのは少女のすぐ真横に人一人が簡単に入れそうな大きさのハエトリ草が少女に合わせて動いているのだ】
【まだ地面に何か埋まってるらしく少女の後に着いて行くたびに何かを叩きつけるような音と地面が解ける音が木霊している】

「フリーゲルトお腹空いてない?お夕飯の時間にでもしましょうか?」
【少女がそういうと地面から無数の触手が地面を砕きウネウネと飛び出ている】
「そう、お腹空いたのね。」

「でも・・・・夕飯忘れてきちゃったどうしよう・・・・」
【触手が力なくだらんと垂れさがる】
【どうやら落ち込んでしまったらしい】

「でも、今の時間に人食べちゃ駄目よ・・・煩い人たちがまた家に来ちゃうから。」 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/17(金) 20:22:15.66 ID:dnNRTS9D0<> >>149
【誰かが近くにいる】
【夢と現実の……どちらかというと夢よりの世界でそれを感じ取る】
【感じ取ってしまうと段々と現実の世界に意識が寄って行き】

「……ふ……」

【小さく声を出してから、腕を上に突きあげてぐっと伸びをする】

「……おはようございます」

【近くに、見知らぬ女性がいることに気がつき、寝ぼけた頭で朝使うべき挨拶を向ける】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 20:23:09.97 ID:nu7bXBft0<> >>152
「……え?」

【ようやく相手の言葉がまともに聞き取れたらしい】
【一瞬冷や汗をかくと】

「いや、喧嘩何か売ってませ―――」

【とここまで言ってから、何か金属音のような物】
【おや?と考える間も無く】

「―――ぐぉァッ!!?!?」

【悲鳴にならない悲鳴を上げながら、相手の"居合斬り"に当たる】
【痛みに地面に崩れ落ちた後、辺りをのたうち回る】

【かなり痛そうである、というかかなり痛い】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 20:27:47.70 ID:ZnoTgGM40<> >>153
「ババア?未成年ですけどー。え?なに?ロリコンなの?きっもー」

【無表情のまま失礼返し】
【別にババアと言われてムカついたわけではない。言い返すのがデステニー】
【……わけわからん】

「わー。すごいすごーい。すごくきもい」

【絵にかいたようなテキトーさで驚いて、罵った】
【こんなのは別に珍しくもない…こともないが、彼女の度肝を抜くには全然インパクトが足りない】
【相手の攻撃を咄嗟にしゃがんで回避し、また少年の頭に向かって狙いを定め、右手でビームを発射】
【更にそれから遅れて少年の死角から少年の足目掛けて左手でビームを発射する】
【一発目は相手の気を逸らせるためのフェイク。二発目こそが本命である。機動力を削ごうという訳である】 <> 【聖華烈譚】《インフレイムス》 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 20:30:58.91 ID:GFyJnsJ5o<> >>155

お…おはようだと…?

【余りにも自然に言う様にまさか自分が間違っているのではと錯覚し、一度空を見上げて太陽を確認してみるが】
【何度確認してもやはり太陽は見られない。間違いなく今は「夜」だ。故に、その挨拶の言葉に妙な不合致感を抱いて】
【懐疑の念とともに「おはよう」の言葉を発した。もしかしたら彼は寝ぼけているのかもしれない、とか思って】

…疲れてんのか?野良寝するとはよ…

【まぁ、別に自分としては風邪を引いてしまおうが気にしないのだが、曲がりなりにも修道女なので一応】
【「一応」声をかけたまでだ、と弁明して】
【そして左手に持った聖書を広げ、ページをパラパラとめくりながら】

それとも何か悩みか?
今なら拙者がタダで説教してやるぞ?どうだ、迷える子羊よォ?

【何故か偉そうに笑みながら問う。さも自分が高位のように】 <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/17(金) 20:31:03.01 ID:+qzilBs/0<> >>150
・・・・・しまった

【男の表情が見る見るうちに青ざめていく、別に袋を切ったことに気づかれたから、というわけではない】
【袋ではなく人を傷付けてしまったこと、少女の指を僅かながらも切ってしまったことが、男の顔色を変えた原因となった】
【元より証拠を暴くためだけにナイフを振るったのだ、少女を傷つけるつもりなんて欠片もなかったのに】

す・・・すいません!大丈夫ですか!?
あなたに怪我を負わせるつもりは・・・・!

【もう雪崩落ちた石やら、焼き芋は没収だといったことはどうでもよさそうだ、頭の中は後悔と罪悪感で一杯だろう】
【やれやれ、涙目で謝罪させてやるなんて歪んだ決意はどこにいったのやら・・・】

す、すぐに!すぐに手当てを!

【あたふたと慌てふためいた様子で、ナイフをその辺に放り投げてはガサガサと己の懐を探る】
【そして取り出したのはハンカチであった、ハンカチとティッシュの所持は紳士の身だしなみ(キリッ】
【なんて余裕を見せる暇はないが、男は片手にハンカチを取り出し、もう片方の手で少女の手を取ろうとした】
【怪我した指にハンカチを巻きつけるつもりだろうな・・・】 <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 20:32:53.95 ID:KI06yTHfo<> >>145
ふむ。避けなかったかい。

【木刀は青年の手から離れ、宙に投げ出された。青年は岩の矢を受け、地に倒れ伏す。思い通りの結末だ。】
【ゴーグル越しに青年を見つめる。彼は今、一時的な不幸に因われているだろう。それに憐れみの視線を送る。】
【しかし、だがしかし一時的な不幸など不幸の内に入らない。青年には剣の才能がある。それだけで男にとっては幸運と言える事だった。】
【こちらを睨み付ける青年へと手の平を向ける。狙いは勿論青年の頭部。ソレをかち割るために、狙いを定める。】

では、死んで貰おうか。なに、君の死は無駄にはならない。
君が死んだ分だけ世界の人間が少しづつ幸福になるのだ。

【歪んだ思想は留まる所を知らず、増長し続ける。肥大化したその思想は歪んだ笑みを浮かべる口元からハッキリと判別出来る。】
【そして一発、岩の矢を生成し青年の顔面に向けて、その命を刈り取るために射出する。風を切り、発射される矢。】
【回避は出来なくは無い速度だ。こみ上げる物に噎せ返る青年はどう動くだろうか?このまま死んでしまうのだろうか?それとも…】

//遅れてごめんなさい! <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/17(金) 20:37:02.70 ID:dnNRTS9D0<> >>158
「……?」

【未だ寝ぼけているらしい、目は開ききっていないしなんだか虚ろだ】
【それでも女性の仕草を不思議に思ったのか、その顔のまま首を傾げた】

「え……ん……」

【女性――良く見れば、彼女は修道女のような姿をしている――に問いかけられ、徐々に記憶を取り戻し始める】
【確か自分は、散歩の途中この公園へやってきてベンチで休憩して……】
【修道女の言葉と自分の先程見ていた夢を思い浮かべると、どうやら寝ていたようだ】

【やっと意識がはっきり、目もぱっちりしてきた】

「いや……遠慮しときます」

【目の前で聖書を捲り、偉そうな笑みを浮かべる修道女の質問に首を横に振る】
【自分は悩んでもいないし、タダであっても彼女に説教される必要はない】
<> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 20:37:57.48 ID:MVtcWbcU0<> 【夜。能力者御用達の公園に、今日もまた1人来訪者が。】

【それは女だった。】
【癖のある銀髪、Tシャツジーパンという格好】
【しかし衣類には上下とも、銀色に鈍く光るリングが付けられている。】
【Tシャツには裾付近に、ジーパンには側面に、大量。そして自らも、同じ色のアクセサリーをたくさん。】

【簡潔に言うと、奇妙。 またの名を、奇抜。】

【さて、その女は公園内にある簡易休憩所のベンチに座った。】
【テーブルとベンチ、それに屋根がついたアレ。】

…ふぅ…。疲れたぁ…。

【そんなことを言いながら、テーブルに突っ伏す女。】
【弟探しも、結構な時間が過ぎていた。】

/死合以外でお願いします。 <> 【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】<>sage<>2011/06/17(金) 20:39:51.94 ID:wWxcyt1B0<> >>157
それで未成年? かなりフケ顔じゃねえか人生苦労してんだなぁ!!

【身体を捻り回転するようにして顔に来たビームをかわす】
【そして死角からの足元の攻撃を回転によって勢いのついた尻尾を使い】
【ギリギリのところで弾くようにしてぶつける】

おいおい、ただの人間ふぜいが粋がってんじゃねえぞ!!

【さっき言われたような言い回しで言い返す】

【喋りながら地面を蹴り、勢いをつけて相手に膝蹴りを放つ】

【それが当たれば、そのまま右手をハンマーのようにして相手の頭上に振り下ろすだろう】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 20:46:15.97 ID:ZnoTgGM40<> >>163
「苦労してるわ。あなたの三倍くらい。いややっぱり全然苦労してないわ」

【老け顔だったっけ?まあいいか】
【とりあえず攻撃はどちらもはずれた】

「うが」

【少年の蹴りが鳩尾に思いっきり当たりきっと少年の予想以上の距離を吹っ飛んでいく】
【お陰で追撃は免れた】

「けほっ」

【地面にうつ伏せで倒れ込み、口からドロドロした赤い液体をドバっと吐き出す。吐血である】
【そしてそのまま動かなくなる。死亡した】

【指ーム】死亡







【というのは嘘で】
【所謂、死んだふりである。神経を集中させて少年が近づいてくるかどうかを窺っている】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 20:46:35.95 ID:doqyuUzIO<> >>156

【一瞬だけ虚空を舞った刀は、相手に打ち当たった瞬間、】
【翻り、鞘に収まっていた。女はのたうつ相手に冷徹な視線を向けると、】

「…誰が変わった格好だ!!ええ!?」

「もう一回言って見なさいよ!こらあ!!」

【と、畳み掛ける様に言った。】


/お待たせしましたっ! <> 【聖華烈譚】《インフレイムス》 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 20:47:53.59 ID:GFyJnsJ5o<> >>161

ようやく事態が分かってきたってカンジだな…
ほれ、寝るなら家で寝な。最近は治安が悪りぃからな

【朧気な視線や、浮き気味に言葉を紡ぐ様にやっと目が覚めたのだと気づいて】
【ぶっきらぼうな言葉遣いではあるが寝るのならば帰宅するように、と催促】

要らねえか…悩んでねえなら別にいいんだけどよ

【パタリ、聖書を閉じる。挟まれた空気は押し出され少しの勢いを以て出ていき、それは修道女の頬を撫ぜた】
【流れた風は古い紙が持っていた古い匂いを運び、修道女の長めの前髪を靡かせると同時に鼻腔へ入り、聖書の古さを改めて伝えた】

【少しだけ口を尖らせ、感じる残念な気持ち。此処で言う説教とは別に叱るという意味ではなく、とある題に対し色々と深く考えるという意味で】
【珍しく抱いた親切感をいとも簡単に断ち切られたことが言うまでもない感情の原因である。面倒が無くなったと思って少しでもその気持を紛らわせたかったが】
【どうも上手く行かなかった。やはり、少しの嫌な気分が残って】

……なら、もう要は無いかもな

【無気力そうに呟いた】 <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 20:47:58.03 ID:VuEKRKl20<> >>160

「……」

【腹部の激痛に耐えつつも、無言で青年は自身の左腰に右手を添える】
【自分が死んだ分だけ世界の人間が少しずつ幸福になる】
【全く持って、意味が分からなかった。何か言い返そうと彼は思うが、歯を食いしばることしか今は出来ない】

「……!」

【岩の矢が発射された瞬間、地に落ちた折れた木刀が音も無く消えた】
【それと同時に、左腰の帯に新しい木刀が召喚される】
【左腰に添えた青年の右手は木刀の柄を掴み、すぐさま木刀は、木刀の意思に従って振り抜かれ】
【青年に迫りくる岩の矢を叩き、弾き飛ばした】

「ふざけんなよ……」

【青年の右腕が動き、木刀がゆっくりと天に向かって突き出される】
【それに引きずられるように、青年は立ち上がった】

「おれが死んで、世界の人間が少しづつ幸せになるだって……?」

【口の端から一筋の血を流しながらも、彼は言う】

「冗談もほどほどにしてほしいぜ、おっさん。どっかの誰かさんのために、おれは死んでやるつもりはねえ。
 おれはおれが幸せになるためだけに、生き続けてんだよ」

【木刀の切っ先を、男へと向ける】
【吐血しかけた青年の口は、まだ自分が屈しないことを示しているのか、不敵に笑みを作っていた】

/おかえりです! <> 【影磔遊戯】影で束縛@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 20:48:02.45 ID:HvmQc0nco<> >>159

...?
【焼き芋の甘い味を口中で噛み締めながら】
【どんな風な反応を男が見せてくれるのかと見上げてみれば、予想外】

【てっきり怒られるものと思っていたのだが、...】

...大丈夫。
【男は手に付いたキズについて、慌てているようだった】
【悪戯した上こうも謝られては流石にバツが悪く、短く青年に言葉を投げ掛けて】
【男に手をとられそうになると、遠慮するべきとは思えども行動には移さず】
【指に巻き付けられようとするハンカチをありがたく享受することにした】

...ごめんなさい。
【一段落、だろうか。少女は口を開き、ぽつりと謝罪の言葉を漏らした】
【視線は、ずっと変わらぬ流れを見せる河原へとバツ悪そうに向けられている】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 20:52:39.22 ID:nu7bXBft0<> >>165
【しばらく地面をのたうち回った後、痛みが少しだけ引いたタイミングを見計らい、青年は虚空から錠剤の薬を取り出す】
【それをゴクリと無理矢理口に押し込む】

【飲んだ薬は"即効性の超痛み止め薬"である】
【痛みを止めるだけなので傷などにはあまり意味が無いのが難点だが、痛みだけならすぐに消え去る代物だ】

【ふぅと大きなため息をつき、ゆっくりと立ち上がって、体の埃をパンパンと払い落とす】
【そして、ふぅーと、今度は大きな深呼吸をした後、相手の方に向き直り】


「いくらでも言ってやるわこの常識外れババァがぁぁぁぁ!!!」


【ビシッと人差し指で相手を指差しながら大声で言い切った!】
【恐らく、急な攻撃にキレたのだろう】
【冷静に考えれば、剣を持った相手を挑発するなんて論外だが、今の青年は怒りで周りが見えなくなっているようだ】 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/17(金) 20:56:14.37 ID:dnNRTS9D0<> >>166
「ああ……そうですね。ありがとうございます」

【口は悪いが自分の身を按じてくれているのであろう彼女の言葉に、ふんわりとした笑顔でお礼をいう】
【そしてつい先日ヤクザっぽい人に絡まれたことを思い出し、無意識に頷いていた】

【聖書を閉じた修道女の仕草をぼーっと見ている】
【寝起きで、あまり気力が沸かないのだろう】

【彼女の仕草を見ているとなんだか少し悲しそうな様な気がしないでもないような】
【まあとにかくそんな風に見えてなにか言わなければと思ってしまった】

「あ、えっと……」

【声をかけたはいいものの、なにか話題があるわけでもお願いがあるわけでもなく】
【そのまま口を閉じてしまった】
<> 【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】<>sage<>2011/06/17(金) 20:58:48.99 ID:wWxcyt1B0<> >>164
あ〜あ、ただ食われてりゃあこんな苦しい思いせずにすんだのにな
ってあら? もう死んじまったか

【笑いながら死体だろう存在に近づいていく】

【―――が、】

でも一応用心のために痺れさせておくか.....

【そう相手に声をかけるようにして、少年は両手を地面につけ四つんばいのような形を取る】

【すると少年の背中にある尻尾が相手目掛けて自転車並の速さで伸びて行く】

【このまま動かなければ、女は尻尾が刺さり毒の影響でしばらく動けなくなるだろう】

/毒の規定は2レス分だったと思います。
/↑が厳しい場合は1レス分でもかまいません>< <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 20:59:27.46 ID:doqyuUzIO<> >>169

「なによ…」

【妙に治るのが早いな…女は立ち上がる相手を見つめながら、】
【そんなことを考えていた。緩慢な動作で腕を組む。】

「な……っ!」

「い、いきなり人をバカにする奴に「常識はずれ」とか言われたく無いわ!!この不良が!!」

【堪忍袋の緒が切れたようで、】
【負けずに言い返す女。】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 21:00:47.63 ID:MVtcWbcU0<> >>162
/これ無しで…スミマセン。 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 21:02:16.04 ID:ZnoTgGM40<> >>171
「………」

【なにか刺さった】
【途端に体から力が抜けていく。声は出さない】

【死んだように動かないが、口からは血がドクドク流れ出ている。出血多量で死ぬのではないだろうか】

(はあ…ま、ビーム出すだけなら問題なさそうだし、ま、いっかー)

【結構楽観視していた】

/了解です! <> 【聖華烈譚】《インフレイムス》 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 21:02:43.55 ID:GFyJnsJ5o<> >>170
【男は起きたし、特に迷っていることもなく説教の必要もないらしいのでここら辺が潮時らしい】
【もう御暇して、自分が帰るべき場所へ向かおうかと――そう思った矢先のことだった。振り返った直後に、男の声】
【今度は何か用でも有るのか、と思い振り返ってはみるものの一向に話そうとしない様子に、よくある「中身のない呼び止め」なんだな、と分かって】

…ミリアだ。見ての通りの修道女さ、因みにアカデミーに居候させてもらってるよ

【珍しく自分の方から名乗って見せた、珍しいというのは修道女はあまり人との付き合いをしない性分であり、名のやり取りということをあまりしないからで】
【なのに名乗った、というのは最近アカデミーで会った人たちと色々と話しをしたおかげでその性格が少しだけ、柔らかくなったからだ】

【まぁ、アカデミーと言ったところで何も無いんだろうな、と。薄い希望すら抱かず、ただ呟く程度で】 <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 21:03:24.62 ID:KI06yTHfo<> >>167
ほう、その木刀は能力による産物だったのだね。気付かなかった。

【青年が手元に木刀を召喚した瞬間、その現象を解析、再現する。どうやら発動には時間がかかるようだ。】
【立ち上がる青年。しかし男の狂気は留まる所を知らない。そんな物は関係ないとばかりに青年へと手の平を向ける。】
【青年の言葉にしかし顔色一つ変えない男はゴーグル越しに相手を見据える。フラフラの青年は不敵な笑みを浮かべ、立っていた。】
【そしてまた岩の矢を三発、青年へと発射する。落とされるだろうか。そんな事は知るよしも無いし知る事は出来ない。】
【そして青年に、淡々とまた言葉を吐き出す。感情が全く籠もらないその声は今も健在。全く動揺の一つもしていない。】

ふむ、やはり君とは分かりあえないね。

【手の平を降ろし、そう言う男はゴーグルを上にズラす。攻撃の結果は知るよしも無い。だが思い込む事は出来る。】
【こんな状態の青年が此の矢を避けきれる事は出来ないという油断。それがこの狂人の思考の片隅に存在した。】
【殺したと思い込んだ。思い込んでしまった。それがどんな結果をもたらすか…それは青年の行動次第。】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 21:04:53.68 ID:nu7bXBft0<> >>172
【相手の言葉にますますヒートアップ】
【ピキピキという音を脳内に響かせながらも相手を睨みつける】

バカをバカと言って何か悪いか!このバカが!

【こいつは子供か】

つーかちょっとボソッと呟いただけで人間の急所思い切り攻撃する奴がいるか!
しかも不良じゃねーし!どう見ても不良じゃねーし!

【確かに目を隠せば不良じゃないかもしれない】
【だけど目で全て駄目になっている感じがする】 <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/17(金) 21:05:02.83 ID:+qzilBs/0<> >>168
・・・・よかった、深くはないようですね

【少女の手を取り、人差し指の傷の様子を眺めてみた】
【薄く、赤い線が一つスッと入ったかのような傷、薄皮一枚切ったといった感じ】
【深い傷ではなかったことに、少し安堵したかのような表情を浮かべた】

・・・・いえ、こちらこそ本当に申し訳ない
紙袋を駄目にしてしまいましたし、それに怪我まで負わせてしまって・・・・
本当に、なんと言ったらいいか・・・・

【しかし男の表情は、再び罪悪と申し訳なさに満ち溢れたものへと】
【そりゃね、いくらなんでも凶器振り回して人の物を勝手に壊した挙句傷つけるとかね】
【悪戯されていたとしても、これはどう考えても男の方がお釣りが来るレベルで悪い、最低だ!】
【本当にどうしてこんなのがジェイル員なんだろうか・・・理解に苦しむ】

【でもまあ、やることだけはパパっとやるようで】
【男は手際よく少女の指にハンカチを巻きつけて、ちんまりとちょうちょ結びで最後の締め】
【これで傷口に外気が触れることはないだろう】 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/17(金) 21:07:05.35 ID:dnNRTS9D0<> >>175

【修道女が振り向くが、こちらから話せることはなにもなく】
【気まずい沈黙が流れることを予想して不安で胸がちくちくとしていたのだが】

【彼女の方から声をかけてくるとは思わなかったのか、修道女の声に驚きと嬉しさの混ざった表情をした】

「そ、蒼希です。俺もアカデミーに住んでます」

【まさかこんなところでアカデミーに住んでいる人物に出会うとは、彼女に声をかけられる以上に予想しなかった出来事だ】
【驚きに目が先程よりも大きく開く】

【そして、ああそうかこの人も能力者なんだなと親近感と安心感を感じで、へにゃりと笑った】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 21:08:18.51 ID:tZ6vTqyQ0<> >>154
/まだ募集しちゃってます! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 21:09:54.34 ID:doqyuUzIO<> >>177

「その言葉そっくりあんたに返すわ!あほ!!」

【言い返す女。】
【こういう時左目の傷が役に立つ。一層彼女の、】
【睨みの鋭さを増幅させていた。】

「ふん。私に聞こえたのが運の尽きだったわね!!」

「うるさい!!不良!!今度は「叩く」んじゃなくて「斬り落として」やろうか!!あァ!?」

【と、コートの内ポケットに手を入れた。】 <> 【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】<>sage<>2011/06/17(金) 21:13:39.32 ID:wWxcyt1B0<> >>174
あらら、完全にしんじまったみてぇだな

【そのままのんびり近づき、相手の右腕を踏みつけて腕を折ろうとする】

一応用心だ......、またさっきみたいに演技だったじゃ癪だしな

【そう笑いながら、何度も何度も踏みつけていく】

次は左腕......

【また同じように左腕を踏もうとする】 <> 【聖華烈譚】《インフレイムス》 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 21:14:38.85 ID:GFyJnsJ5o<> >>179

そうか蒼希、お前も―――


――――なんだと…?

【極自然にアカデミーに住んでいるという言葉が聞こえた。最初は全く気にならないほどに自然だったのだが】
【不思議と嬉しがる様子にはて、と思い思い返して初めて、彼もアカデミーに人間なんだと理解し】
【二度目の、信じられないといった様子で声を発す。まさか、こんなところでアカデミーの人に会うとは】


ああ、何だその…拙者も帰るところだ、行くなら行こうぜ
そうか、テメェもアカデミーの人間たぁな…

【男の所属を知ればそれまでの態度は少しでも変えざるを得ない。少なからず彼とは繋がりを持っているわけで】
【先程までの少し尖った様子は鳴りを潜め、少しだけ明るくなったような印象に変えつつ、そして男にある提案を持ちかけた】
【どうせ行き先が同じなら、二人で行かないか――と。】 <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/17(金) 21:14:44.26 ID:loV+MtwTo<> >>154

少女の姿を見咎め、それに近づく男が一人
その足取りは迅速で、表情は限りなく無に近いながらもどこか険しい
視線が向かう先は、少女の隣にあるハエトリ草
男の胸中には何か穏やかならぬ思いがあった

「お前は―――何をしている?」

若干言い淀みながらも、そう問いかけた
少女とハエトリ草を交互に見やりながら男は立ち止まる
黒のコートが、足を止めた勢いで舞い上がった <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 21:15:20.69 ID:VuEKRKl20<> >>176

「……」

【放たれる岩の矢に対する青年の行動は、バックスウェーだった】
【上半身を後方にずらして体幹を狙ってきた二発の矢を回避し、下半身に向かってきた三発目は難なく木刀で叩き落とす】

「そうだな」

【男がゴーグルを上にずらしたのを合図に、青年の足が地を蹴った】
【そして彼は右手で構えた木刀に引きずられるようにして、実際、引きずられて男へと向かっていた】
【剣道でいう、すり足が近いだろうか。青年の足が地を蹴ったのは最初の軸足だけで、後は地面を滑走するようにして――】

「おれもてめえとは、分かり合えないと思うぜ」

【「そこだけは同意だわ」】
【実際に走るよりも遥かに素早く距離を詰めた青年は、今し方手の平を下した方の、肩口に向かって思いっきり木刀を叩きつけようとする】
【急所の一つである、肩口。このまま強打されれば、その腕は上げることが難しくなるかもしれない】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 21:15:21.53 ID:nu7bXBft0<> >>181
ハッハーン、アホにアホといわれても何も感じないなぁぁ!!

【相手の左眼の傷も見えていない】
【本当にただキレているだけの青年】

ババア、あんたには圧倒的に"我慢"が足りないぜ!

【と叫び、相手が内ポケットに手を入れるのを見て】
【一瞬たじろぐ……】

【訳も無く】

あ?やれんのか?ババアにやれんのかよォ!?あァ!?

【すぐに叩けるように両手を構える】
【剣を持った奴に、便利商品で立ち向かうとは、無謀とは恐ろしい】 <> 【影磔遊戯】影で束縛@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 21:18:07.02 ID:HvmQc0nco<> >>178

...もう、こんな筈じゃあなかったんだけど...
【申し訳無さそうな顔をする男、その表情を見ているとやはり、】
【少女にも罪悪感が込み上げてくる。...日が沈む様に、暗くなっていく二人の雰囲気】

...ま、そんな事より

【何とか払拭すべく、少女は薄い笑みを作り出し】
【半分に割れた焼き芋の片一方を、空いた腕で男に差し出す】

これは、ハンカチのお礼。...お話でもしましょうよ。...例えば貴方のナイフの腕前の事、とか
【結局渡す事になってしまったが、こうなっては惜しくも無い】
【寝ている男の隣に態々近寄って起こし始めたのも他愛ない雑談でもと思っての事だったのだが、随分長い寄り道だった】
【異常に早かったナイフさばきについてさり気なく話題に上げたりなどしながら、男を見やり】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 21:18:55.56 ID:ZnoTgGM40<> >>182
「……………」

【右腕はもう痺れが取れても動かせないだろう】
【もちろん激痛を味わっているが、演技続行。それに動かせなくてもビームを撃つだけならばできるのだ】

【そして左腕も折られる。無表情のまま、口からは多量の血を流している。演技は続行】
【チャンスは相手が自分を食べようとしたとき】

(あっはははははは!!たのっし!マジサイコーだこれ!!)

【何故か心の中で大笑いしていた】 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/17(金) 21:19:17.75 ID:dnNRTS9D0<> >>183

「……」

【先に驚いていたので、彼女の驚く姿は冷静に見つめている】
【人が驚く姿は、なかなか面白いものだと気付く】
【笑い声をあげたりしては失礼だろうと思い、心の中で少し微笑むだけに留めるが】


「はい!」

【修道女の申し出に、笑顔で頷く】
【そして、ベンチからそっと立ち上がる】
<> 【絶触人形】<>sage<>2011/06/17(金) 21:20:38.06 ID:amqbnGcGo<>
【水の様な冷やかな、大気が世界を包むのは初夏の入り口、三日月が妖艶に輝く夜】
【全てに平等に降り注ぐ白銀色の月光は、暗き闇に包まれた公園に佇む彼らも優しく照らす】

「……ごめんなさいね、こんな時間で」
【悲しみに染まる声は、純白のワイシャツ、黒色のスリムパンツ、胸元にはシルバーが光る男性で】

『別に大丈夫、マスターもこんな時間につき合わさせてごめんね…』
【夏場の太陽の様な温暖色の声で返すのは、長袖の髑髏柄、ジーパンを履いた少年で】

【月が天へ昇っていく宵の口、薄闇に包まれる公園において人の気配は酷く少なく】
【世界を揺らしながら進む風に遊ばれて動く遊具の鳴き声は酷く悲しげな雰囲気を孕む】
【そのような──身をくすぐる様な不気味さが漂う公園で、少年は遊び、男性はそれを眺めて──】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 21:22:02.69 ID:doqyuUzIO<> >>186

【で、取り出したのは】

「あ、そう。いいのね。どうなっても知らないから。」

【大剣≠ナある。】
【正確には刃渡り30センチくらいの短い剣だったのだが、】
【女がそれを持った瞬間に、瞬時に身の程もある大きな片刃の剣に変わった。】

「さて―――――――――――後悔すんなよ!!!」

【右手に持ったそれを刃を上にして肩に担ぎ、】
【文字通り「斬り落とす」ため、左足で一歩踏み込もうとする。】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 21:22:33.03 ID:tZ6vTqyQ0<> >>184

【男が近づいてくるのには気が付いていない】

「駄目よフリーゲルト、この街で人なんか襲っちゃ・・・」
【ハエトリ草に言い聞かせるように呟く】
「ご飯だったら家に帰ったら沢山あるわ。」

【突如男に声をかけられる】
「あら・・・・こんばんわ。」
【笑顔で挨拶をする】

「私は・・・お散歩してただけよ、それが何か?」
【そう伝える指名手配犯の少女】

【ハエトリ草の周りではうねうねとした触手が海草のように揺れながら静止している】 <> 【聖華烈譚】《インフレイムス》 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 21:24:42.77 ID:GFyJnsJ5o<> >>189
【こちらの驚く様子にただ微笑むだけ、という反応が少しだけ気に食わなかったがさほど気にするほどでもなく】
【元気な返事に気を許し、一度だけ温和な表情を見せて軽く息を漏らすと、少年が立ち上がるのを確認し、歩き出す】

んじゃ、行くか。近道がいいか?遠回りがいいか?

【半ば冗談程度に尋ねた。勿論近道すれば直ぐにつく。遠回りをするということは】
【少しの時間、この修道女と共にしなければならないという意味ではあるが】


…因みに、お前幾つだよ?

【ふとこんな質問をしてみる。というのも(修道女にとっては)一見、どこか幼さが残るように見えたから】 <> 【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】<>sage<>2011/06/17(金) 21:25:56.35 ID:wWxcyt1B0<> >>188
ふぅ......、じゃあ下ごしらえも済んだことでいただきますか

【恍惚とした笑みを浮かべながら、蠍となった少年は】
【尻尾で相手の背中を指し女を持ちあげる】

【この時、食品の味をこれ以上悪くしないために尻尾から毒は出さないようにしていた】

.....いただきます

【両手のハサミを合わせるような動作を取る】
【そして左腕から女に噛み付き食べようとする】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 21:29:07.16 ID:nu7bXBft0<> >>191
あぁいいぜ来いやぁぁぁ!!!

【テンションがおかしい】
【相手が取り出したのは……細い剣】
【あの程度なら余裕、と鼻で笑った途端】

……え?ちょ……

【細かった剣は一瞬で、大の大人が扱えるかどうかというぐらいの大剣へと変化した】
【状況の処理に頭が追いついていないにも関わらず、相手はこちらに一歩踏み込んできた】
【大剣の構え方からして、真上から真下に叩き落す攻撃を繰り出すつもりだろう】

【あれ?死ぬんじゃね?】

あばっばっばばばばbっばば

【慌てながら意味の分からない呪詛を叫ぶ】
【そして両手をタンタンと二回】

【青年の前に現れたのは、37インチの黒い壁……テレビである】
【青年と相手を阻むように、数個のテレビが並んだ】

【これで大剣の攻撃を止める事は出来るのだろうか】 <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/17(金) 21:29:09.11 ID:+qzilBs/0<> >>187
【こんなはずじゃなかったというのは、この男にとっても同じことだ】
【まったくとんだアクシデントを起こしたな・・・・大人しく許すなりなんなりしておけばよかったのに】
【毎度毎度いらんことばかりしやがって・・・・!ま、過ぎたことはしょうがない】

え、ああ・・・・礼を言われるようなことではありませんが・・・
ありがとうございます・・・・

【こっちが悪いことしたのに、お礼をされる筋合いはないというかなんというか】
【しかしちゃっかりと焼き芋の片割れを受け取る男だった、もうちょっと遠慮を知れ】

僕のナイフの腕前ですか・・・・・?
いえ、あれはただ振っただけ別に腕がいいというわけではないのです
ただ能力を使っただけでして・・・・

【なんだかモジモジとした様子で答える男、なんだよ気持ち悪いなあ】 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/17(金) 21:30:39.90 ID:dnNRTS9D0<> >>193
【女性が歩きだすと、数歩分遅れて彼女について行く】

「……ど」

【どっちでも、と言いかけて口を閉じる】
【優柔不断なところは、普段から直さなければいけないと思っている自分の短所だった】

「じゃあ、少し遠回りしませんか……?」

【アカデミーにいても、アカデミー内の人間と関わることのあまりない少年である】
【能力者というだけでも親近感があるのに、更にアカデミーの人間でもある彼女と時間を共有するのは少年にとっては価値あることなのだろう】


「えっと……」

【自分の歳も即答できないのか。少し考えるように目を逸らしてから】

「14です」

【左手の指を一本、右手の指を四本たてて女性に向けながら言う】
<> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 21:30:46.37 ID:KI06yTHfo<> >>185
な…!?

【背後から聞こえる声。それを確認するため振り向く前に右肩口に激痛が走る。堅い物で殴れらた様な鈍痛。】
【男の思考は一瞬、一瞬だけ停止した。視界がぶれ、気がつけば身体から力が抜け、地に倒れ伏していた。】
【すぐに分かった。この痛みはあの木刀による物だと。それ以外に考えられない。自分の愚かさに歯を噛み締める。】
【右腕は動かない。ならば左腕だ。振り向き様に一発、岩石の矢を青年に撃ち込む。しかしゴーグルの無い状態だ。】
【逃げ惑う人間を撃ち抜くのは簡単だが立ち向かう人間にはこうはいかない。狙いの定まらないソレを避けるのは容易だ。】

油断していたよ…

【座り込んだままそう言うとフラリと、ゆっくり立ち上がる。右腕は…駄目だ、動かせない。今ので右肩は完全に動かなくなった。】
【左手でゴーグルを再度目元まで持っていき、視界を安定させ、眼球を保護する。此の間は全くの隙だらけ。】
【痛みにより正常な判断が出来なくなった男は其処まで気を回す事が出来なかった。最悪…死に繋がるというのに。】 <> 【互信光臨】 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 21:31:26.65 ID:rGo96bBs0<> 灯「………怜火、怜火ぁー、こんなの拾ったよ」
怜『うわッ、まんまエ●本じゃねェーかッ!つーか、こっち寄せんなッ』
灯「おほぅ、乳が大きいのぅ、大きいのぅ♪」
怜『それ、自分のと比べて悲しくなんねェ?』
灯「………」

ーーー……今日も夜の街中は平和です。二人が『ヒーロー清掃活動中』なんて襷を付けながら
火鋏でエロ本、挟むなり、地道な世直しを実行している最中です。
世間ではボランティアと言いますが、ボランティアはヒーローから派生した言葉らしいでs嘘です。
黒髪金髪対象的で、何処か似ている二人組、仲は良い方じゃないでしょーかね

灯「ふーんだ、脂肪なんて肩が重いだけじゃまいか!」 (ポイッ
怜『いや、捨てんなよ』
灯「おっ!また雑誌発見!なになに? “巨乳”ナースの過激n……」 (ポイッ
怜『だーかーらー、捨てんなッ#』

名目上宣伝らしいけど、傍から見たら対して宣伝になって無い気がしますね。
……そもそも戦闘御用なヒーローなのでありますが
まぁ、平和なれば其れが一番でしょう、出番無いヒーローが、平和乱れねぇかなー、とか言ったら。
もう其れは唯の戦闘狂ですもの。 <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/17(金) 21:31:40.84 ID:loV+MtwTo<> >>192

男の耳に入ってくる、何とも物騒な言葉
そして、自分の方へと向けられた笑顔を見て―――思い出す
指名手配リストにあったかもしれない少女だ、と
自身の正義ばかり優先して、D.O.T.A.として活動する事が少なかった為にうろ覚えなのだが

「こんばんは―――ああ、そんな時分だ。
 散歩の途中だったかい? 邪魔して悪かったね。
 なあに、ただ一つ正直に質問に答えてくれればい良い」

「お前は―――悪か?」

じっと少女の目を見据え、低い声で問いかける
回答の間違いを許さないという無言の圧力を放ちながら <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 21:35:14.00 ID:ZnoTgGM40<> >>194
「…………」

【体の痺れが幾分かとれた】
【麻痺していたのが元に戻ったので痛みがさらに増す。が、演技は完璧なままだ】

(きたきたあああ!!)

【左腕が今まさに食われようとしている。これにニヤリと――心の中で――笑い】
【少年に感づかれないように密かに指も共に少年の口に含ませる】
【そして―――――】

 はいバカぁー

【この一言は口に出していない。こんなところで失敗するわけにはいかないのだ】
【少年の咥内でビームを乱射する。躱すことはほぼ不可能で、体内への直接攻撃】
【これに少年は耐えることが出来るのだろうか…?】 <> 【聖華烈譚】《インフレイムス》 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 21:38:26.30 ID:GFyJnsJ5o<> >>197
…いいぜ、じゃ遠回りと行こうか

【恐らく曖昧な返事をしかけたのだろう。一瞬答えるのを躊躇った様子からなんとなく把握して】
【きっと言い直したのにはなにか理由があるのだろうとは思うが、特に詮索する必要もないのでそのまま、答えを受け止め】
【口元に少しの勝気な笑みを溜めつつ、コツコツと靴音を響かせ街道を進む】

14か…若ぇな

【およそ想像していた年齢に近い答えだった。予想はしていたがしかし現実のそうだと知ると、やはり少しの心配が生まれて】
【今やアカデミーという繋がりを持ってしまえば放っておくことなど到底できなくなってしまい】

悩みとか一杯あるだろ?困ったこととか、どうにもなんねぇこととか

【殆ど勝手なイメージではあるが、心配そうに尋ねて】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 21:38:46.08 ID:tZ6vTqyQ0<> >>200

【男が D.O.T.Aの隊員だなんて微塵も思っていない】
【まずD.O.T.Aの存在自体知らないみたいだ】

「邪魔だなんて思ってないわ、暇だったからちょうど良かった
良かったらお茶でもどうかしら?」
【さりげなくお茶に誘う】
「あ・・・・・でもこんな時間だものね・・迷惑だったらごめんなさい。」

「私?私は______良く分からないの。」
【男のほうを向いて不思議そうな顔をする】
【少女の中には善悪の概念があまりないのだろう】

「じゃあ、お兄さんは悪なのかしら?」
【男に質問し返す少女】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 21:38:49.74 ID:doqyuUzIO<> >>195

「ん、…んん?」

【「女が」「片手」で「大剣」を扱っていると言う時点で異様な光景であったが、】
【それを上回るくらいの光景が目の前に展開される。それをみると、】
【女は「何か」引っかかるものがあった。と言うのも、】
【前に一度見たような気がしたのだ。当たり前である。彼女は、】
【目の前の青年と一度会っているのだ。】
【だが、剣を振るのに集中している女。思考は、】
【次の瞬間にはもう、頭の片隅に追いやられ、そして消える。】
【重心を下げ、右手に力を込めた。】

「―――――――ふざけてんのか!?ええ!?」









【相手の読み通り、初撃は上から下に大剣を振り下ろす「兜割」のような、】
【攻撃である。女の腕力に加え、剣自身の重量も伴ったその一撃は、】
【「虎」ののしかかりのような破壊力があるだろう。】
【まずは召喚されたテレビを渾身の力で「粉々」にしようとした。】
【威嚇の意味も含めている。】 <> 【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】<>sage<>2011/06/17(金) 21:39:55.23 ID:wWxcyt1B0<> >>201
ッ!!!!!

【ビームを直接受け、口や体内にほとばしる焼けるような痛みに耐え切れずに左腕を吐き出す】

がぁっ!! ぐああ......!!

【喉をやられたらしく、まともに喋ることは出来ない】

【そして胸元を押さえたまま、倒れこんでしまう】 <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 21:41:38.28 ID:VuEKRKl20<> >>198

「はっ……」

【ついに一発、打つことが出来た】
【左肩と腹部が痛みで痺れているにも関わらず、やっと反撃出来たことに青年は笑みを零した】
【一瞬、その緩んだ隙に岩石の矢が放たれたが、これを回避するのは容易だった。木刀で叩き落とすまでもない】

「――んだらぁあああ!!」

【距離を詰めているというのに丁寧にゴーグルの位置を戻すという隙を、好機を、青年が見逃すはずもなかった】
【木刀の柄を両手で握りしめ、大きく振り上げる】
【左足で踏込み、絶叫と共に今度は男の左肩を狙い、全力で木刀を叩きつけようとする】 <> 【影磔遊戯】影で束縛@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 21:41:55.15 ID:HvmQc0nco<> >>196
..ま、元はと言えば私の―――

【そこまで言って、やめた。】
【元はと言えば自分の所為だから...と言うには流石に抵抗が在ったようで】
【確りと結ばれたハンカチに視線を落した後、その腕で焼き芋の片割れを再び掴んだ】

へえ...貴方も、能力者なんだ?

【意外といえば意外。口許に薄く微笑みを作って、相槌をうつと焼き芋を口に運び】
【再び口から離す時には、左手で唇を拭って】

どんな能力なのかしら。
【少々興味深気な表情で、男へと訊ねた】 <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 21:43:40.77 ID:VuEKRKl20<> >>206
/訂正します。狙ったのは左肩ではなく、左肩口です <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/17(金) 21:46:32.50 ID:loV+MtwTo<> >>203

「別にどんな時間でもお茶は構わないのだが―――」

急にお茶に誘われた事に驚きつつ、曖昧な言葉を返す
拍子抜けした、と言うべきか

「良く分からない、か」

少女の言葉を繰り返し、悩むような表情になる
生憎と男の手持ちには何の端末も無く、正確に指名手配犯か確認するには問答で聴き出すしかなかった
何とも間抜けな警察官である

「僕が―――かい?」

相手の言葉を聞き、少しおどけた様に口元も歪ませた

「悪い冗談だ。僕は――――正義だよ」 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/17(金) 21:46:39.90 ID:dnNRTS9D0<> >>202
「はい」

【修道女の返答に、にこりと笑う】
【それから彼女の口元に違和感を感じて見つめてみると、なんだか笑っているような?】
【どもでもいいか、と考えることは放棄して彼女の足音に合わせるように足を交互に出す】

「まあ」

【若い。彼女がいくつぐらいかはわからないが、自分よりは年上だろう】
【そして、それを彼女に訊くのは失礼になりそうなので、やめておく】

【自分の年齢で能力者であることになにか考えることがあったのか、修道女が心配そうに尋ねてくる】

「えっと……」

【しゃべっていいのかと少し悩んでから、先程のことを思い出し口を開く】

「その、前は能力者だからって嫌がられたりしてたけど……あの……この街は能力者の人も案外多いし……」

【何度かどもりながらだが一生懸命しゃべっているのは伝わるだろう】

「友逹とかもできて……今はわりと大丈夫です」

【言いきってからそれの裏付けというか、それを証明するためにもう一度笑顔を見せてみる】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 21:47:25.66 ID:SRK7yFeLo<> //>>146でもう一度だけ募集っ
//フロオチングの可能性も消えうせましたン <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 21:50:38.59 ID:nu7bXBft0<> >>204
【やはり読み通りの攻撃】
【しかし】

【威力は読みの斜め上を行った】

……

【並んだテレビが全て軽々と粉砕されるのを唖然とした様子で見つめる】
【パーツの一つ一つが、まさに粉になるまで粉砕された所でテレビはその場から消える】

【ふと我に返ると、この状況、かなりヤバい】
【急いで手を叩く】
【単純な力技でゴリ押しされるとなると、真正面からぶつかっても勝つ見込みは少ない】
【という事で青年が出したのは、一個の植木蜂】

【中には、土と泥水の中間のような物が入っている】
【それを躊躇い無く相手に向かって投げると、後ろに何とか下がって距離を取ろうとする】

【まぁ、ちょっとした嫌がらせ兼煙幕(笑)攻撃である】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 21:51:47.48 ID:ZnoTgGM40<> >>205
「あれれ〜?どうしたの〜?たかが人間になんで悶絶させられてるの〜?」

【なんとかチャンスをものにできた。口から血を吐き出しながらフラフラ立ち上がる】
【そして無表情なまま少年を見下す】

「はっははは。無様だねぇ。カニサン」

【折れた左腕を無理やり動かし、五本の指全てからビームを発射する】
【狙いは勿論倒れ込んだ少年。そして遠慮なしの最大出力。まともに当たれば体を貫通するほどの威力である】 <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 21:54:43.10 ID:KI06yTHfo<> >>206

…っ!ああああ!!!

【ブレる視界がようやく定まった所で見えたのは青年が木刀を振り上げる所だった。男の左肩口に直撃する。】
【が、男もただ打たれるだけの脳無しでは無い。それが直撃した瞬間、左手から岩石の矢を発射する。】
【しかしそれは咄嗟の行動のため、青年に向けて撃つという酷く曖昧な物だった。勿論、狙いを定めた物よりも幾分か避けやすい。】
【しかしこれで青年に反撃する術は無くなった様に思えた。しかし男の悪運がここで働いた。手元にあるのは木刀。】

くくく…どうやらこの木刀は自動で動いてくれるようだね…

【先程解析、再現した青年の木刀を召喚するという行動。それは結果的に男に反撃の手段を与える事となった。】
【手元にあるのは自動で動く至極便利な木刀。勿論木刀事態の腕前は落ちるし男に剣術の心得はない。】
【しかし両腕の動かない此の状況では男としては多少の救いになった。これで何とかする事は出来ないだろうか。思考を巡らす。】 <> 【聖華烈譚】《インフレイムス》 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 21:55:34.09 ID:GFyJnsJ5o<> >>210
拙者も避けられてた時期が有る。っつーのは少し荒れてた時の話だけどな
そこから逃げて、今じゃこのザマだ。だけど嫌いじゃねえよ、今

【過去を深くは話そうとしない。しかし嫌われてた時期があった修道女としては少年の過去がよく分かり】
【厚い理解を示しつつ言葉を返す。そして、今はだいぶ落ち着いて、この生活が好きだ、とも言って】

悩みは人を惑わす。だが人を強くする
悩みに悩むな、少年。悩むことは人としてあるべき姿だ
悩めるうちに沢山悩んどけよ?ああ、因みにこれ拙者の知人の言葉だけどな

【人差し指を軽く左右に振りながら説く。これが所謂説教というヤツである】
【少し得意げに言う、その様は何処か嬉しそうで、温かい人らしかった】 <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/17(金) 21:56:01.46 ID:+qzilBs/0<> >>207
・・・・?

【何か言いかけていたようだが、男は特に気にせず、焼き芋を頬張ることにした】
【多分、小石は誰が落としたのかとか頭の中からすっ飛んでるんだろうな・・・】

そうですね、単純な能力ですが・・・・

【焼き芋片手に辺りの地面を見回し、小石を一つ見つけると空いた手でそれを拾った】
【すると男は川へと向かって、小石を振りかぶる格好をすると・・・】

自分の体の動きを10倍速にする、それだけですよ

【ヒュン、と弾丸のようなスピードで、小石が川の上を飛んでいく】
【そしてそのまま小石は対岸へと飛んでいき、土手にズボッとめり込んだ】
【単純ゆえに凄まじいこと・・・・投げた本人は、手首をフラフラと振っていた】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 21:57:08.47 ID:tZ6vTqyQ0<> >>209

「そう・・・・じゃあまた今度お茶でもしましょう。」
【ニコッとほほ笑むその姿には指名手配犯の面影は感じられない】

「でもね、何て言えばいいのかな・・・・指名手配犯?私ってそれみたいなの。」
【指名手配犯であることを自分で言及する少女】
【指名手配の意味がよくわかってないらしい】

「そのおかげでフリーゲルトの食事代が全く掛からないの、警察さんって本当に親切なのね」
【何の悪びれもなく自分の言葉に悪意を込めてしまっている】
「あ・・・・・でも、時々警察さんは私を捕まえて何処かへ連れて行こうとするの。」
【困った顔をする】

「お兄さんはとっても良い人なのね。」
【安心して笑みを浮かべる】

「でもね、世の中には怖い人が沢山いるの。」
【自分の両腕で肩を抱き怯えたジェスチャーをする少女】 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/17(金) 22:02:08.94 ID:dnNRTS9D0<> >>215
【修道女の言葉を、彼女の目を見ながらじっくりと聞く】
【彼女の過去についてはわからないが、きっと、自分と相応もしくはそれ以上のなにかがあったのだろう】
【そんな彼女でも、過去を乗り越え、現在の生活を好いているという】

【それに満足そうに頷く少年】

「はい!」

【修道女の――というより彼女の知人の――言葉を胸に響かせて、一度笑顔で頷いて見せる】
【少し、得意げな彼女の姿を見ながら微笑ましく思う】
【何度も自分の事を心配そうにしていた姿も見たし、口は悪いが優しい人なんだろうなと感じた】
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 22:02:21.48 ID:doqyuUzIO<> >>212

「ん……?」

(…やっぱり…どっかで…)

【大剣はテレビを破壊してからそのまま地面に突き刺さる。】
【相手を訝しげに見つめ、後少しのところで結論が出そうになるが、】
【何ともタイミングが悪い。植木鉢に気を取られてまた思考が飛んだ。】

「ったく…小賢しい。」

【大剣を跳ね上げ、それを峰で壊した。泥水が微かに、】
【コートにかかり、女は嫌そうな顔。】
【再び構え直して、相手を見つめる。距離を取るのは普通に成功するはずだ。】 <> 【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】<>sage<>2011/06/17(金) 22:04:11.19 ID:wWxcyt1B0<> >>213
がはッ、げほげほッ!!!

【喉の焼けるような痛みに咳をしながらも、相手を睨み返す】
【しかし、虚勢を張るも咥内のダメージが大きかったらしく、うまく身動きが取れない】

【そして女からはビームが放たれる】
【何とか避けようとするもの、右腹にビームをうけ腹から大量に出血する】

じ......じぐしょう

【口からも血反吐を吐き、倒れこんでしまった】

(くっそ、ここで終わりっぽいな......)

【段々と意識が遠くなっていく少年は】
【最期に女に向かって尻尾を伸ばし、刺そうとする】

【―――そして力尽き、完全に息が絶えてしまった】


【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】死亡 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/17(金) 22:05:34.31 ID:zlA784pk0<> >>199
まだいるでしょうか? <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/17(金) 22:07:45.47 ID:loV+MtwTo<> >>217

「そう、だな」

一応の返事はするものの、それが果たされる事は無いだろう

「ああ、成程。指名手配犯―――か、うん」

大きく首肯しながら、少女の言葉に相槌を打つ
――が、内心では冷汗を大量に流していた
確かに自身が警察である事は明かしていないが、それでもこうも堂々と言い張るとは

「フリーゲルト――というのがその草の名前か。
 ――君を捕まえるのが、彼らの仕事なのだろう」

まるで他人事のように、恰も世間話の一環であるかのように会話を続ける
だが、既に胸中は決していた
この少女を黙って見逃すわけには、いかない

「――残念ながら、僕は君に取っての良い人になれそうも無いよ」

大きく頭を振り、相手の言葉を否定する
良い人ではいられない―――敵であるのだから

「怖いかい? でも、それが―――僕等が勤める警察の正義なんだ」

まるで子供に優しく言い聞かせるように穏やかな口調で、しかしきっぱりとそう言い放った <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 22:07:59.36 ID:VuEKRKl20<> >>214

「っと……」

【男の左肩口を打った瞬間、咄嗟に放たれた一発の岩の矢】
【それは咄嗟に顔をずらした青年の右頬を掠めて、どこかへと飛んで行った】

「何……? おれの木刀が――」

【まさか奪われたのか】
【一瞬そう思ったが、右手に下げた自身の木刀を見て、安堵する】
【となると、能力をコピーされたのだろうか】
【男の台詞からして、この能力が木刀に意思を持たせるものと理解できているようだ】

「だったら、どうする?」

【青年は再び、口元に小さな笑みを浮かべ、問いかける】

「てめえに剣の腕があるのかどうか知らねえが……。
 長年愛用し、付き合ってきたおれよりも……その木刀、使いこなすことが出来るのか?」

【意思のある木刀】
【確かに自動では動くが、今の男の両腕だと、木刀を振るたびに痛みは増していくことだろう】
【青年は木刀を右手に下げ、男を見据えている】 <> 【聖華烈譚】《インフレイムス》 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 22:08:35.93 ID:GFyJnsJ5o<> >>218

ああ、いい返事だ

【こちらに視線を向ける少年の瞳、澄んでいて、綺麗で。きっとそれは純粋で無垢のカタマリなんだろうと感じて】
【自分を理解し認めてくれるその存在の、その元気な声に今度は確かな笑みを浮かべつつ、褒めるように呟いて】
【そうして歩みを進めていけば、目の前に漸く現れたアカデミー。見慣れた光景の、今の帰るべき場所である。】

着いたな。思ったよりも時間がかかったな…

さて、じゃ拙者はここで。また何かあるんならそん時は適当に呼んでくれ
適当なときに駆けつけてやるよ

【言葉を聞くだけでは少し頼りがいの無さそうな曖昧な言葉だが、しかしその視線は真剣で、頼ってこいと言ってるようなもので】 <> 【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki<>saga<>2011/06/17(金) 22:09:41.34 ID:t5SUghzb0<> >>211
/まだおkですか? <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 22:10:42.05 ID:ZnoTgGM40<> >>220
「ふふ……不意打ちサイコー」

【相手はこちらの攻撃をもろに喰らったようだ。勝った】
【だが、彼女も無傷なんかでは決してなく、寧ろ外傷の程度でいえば彼女の方が酷いくらいだった】

「お土産もーらい」

【少年の最期の攻撃は右腕に直撃し、丸ごと持っていかれた。右肩から下が消え去った】
【それでも無表情の鉄仮面。口からは血が垂れ流され続けている】

「じゃあな。餓鬼」

【右手は捨て去り。口からの血はそのままに、その場を後にした】

/絡み乙でした!! <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 22:12:08.69 ID:nu7bXBft0<> >>219
【こちらは、相手の事を感付きもしていない】
【あのまま直接自分を追撃されなかっただけマシだろう、と煙幕の必要性を自分で無理矢理作った】

【そして青年は手を構え……一瞬集中し、二回叩く】

んじゃ、今回ご紹介するのはぁこちらァ!

【次は、植木蜂と同じように青年の手の中に現れた】

【口の字をした、灰色の機械のような物で、上にボタンのような物がついている】
【青年はこの機械を取り出すと同時に、野球ボールも一つ出していた】
【そして、口の字の部分に、野球ボールをはめ込み、相手に向ける】

【ある物を知っていれば、ここで相手は感付くかもしれない】

……"手動ピッチングマシーン"

【ニヤッと笑うと、左手で機械を持ち、右手でボタンを思い切り叩こうとする】
【叩けたのなら、中の野球ボールは思い切り発射されるだろう】
【青年は衝撃で大きく後ろに仰け反る】

【とはいえ、流石に手動であり、速度はそれほどでもない】
【その上、たかがピッチングマシーンなので、当たり所が悪くも無い限り、痛いだけで済む】 <> 【影磔遊戯】影で束縛@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 22:12:33.49 ID:NZrUXJcEo<> >>216
【男が不意に、小石を拾ったかと思えば】

...ッ

【凄まじい早さで飛んでいく小石。】
【それは対岸まで届き、土手に突き刺さると、漸く止まった】
【10倍、と言葉だけ聞いても実感が湧かないが成る程】
【目の当たりにしたものは間違いなく、強力なものであった。僅かに、目を細め】

それだけ...でも、おもしろそう。
【焼き芋を一口齧りつつそんな呟きを、飄々と手首を振る男に向けて投げ掛けると】

私のかげ、とどっちが強いのかしら...ね

【言葉通り面白そうな表情で、ぽつりと呟きを零した】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 22:13:01.51 ID:doqyuUzIO<> >>227
すいません!飯落ちです!すぐ戻ります! <> 【死爆鎖蠍(デ・ス・トルーカー)】<>sage<>2011/06/17(金) 22:13:39.69 ID:wWxcyt1B0<> >>226
/こちらこそ、久しぶりのロールでかなり遅レスで稚拙な文章申し訳なかったです><
/そして乙&ありでしたー <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/17(金) 22:14:09.04 ID:dnNRTS9D0<> >>224
【返事の仕方を褒められて、へへと少し照れたように笑う】
【それから少し、ほんの少しあるけば最早我が家とも呼べる存在であるアカデミーが目に入る】

「はい。ありがとうございます」

【適当適当と繰り返された曖昧な言葉ではあったが、彼女の視線は真剣そのもの】
【目には目を真剣には真剣で。少年の方は口調まで真面目に、お礼とお辞儀をする】

「じゃあ。今日は楽しかったです」

【にこりと笑って、修道女に軽く手を振り、自分の部屋のある方へ向かって歩きだす】

/絡みあり乙でした!
<> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 22:15:00.91 ID:SRK7yFeLo<> >>225
//全然無問題です!! <> 【互信光臨】<>sage<>2011/06/17(金) 22:15:25.48 ID:rGo96bBs0<> >>221
/済まぬ、反応遅れた、居ますぜ <> 【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki<>saga<>2011/06/17(金) 22:17:52.44 ID:t5SUghzb0<> >>232
/お、ありがとうございます。
それと、周りを飛び交っている魔眼って一般人にも見えます? <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 22:18:42.56 ID:tZ6vTqyQ0<> >>222

「ねぇ、お兄さん。」
【何の意味もなくただ目の前の男を呼んでいるだけの少女】

「ええ・・・・でも、私指名手配犯の意味がわからないの。」
【困った顔をして男を見つめる】
「いろんな人に追われるから鬼ごっこみたいなものなのかしら?」

「でもね、拳銃を撃ったりするのはやり過ぎだと思うわ。」
【ため息を付き、お手上げだということをジェスチャーで表す】
「孤児院の先生が言ってた通りだわ、男の子っていつまで経っても子供なのね」

「あら・・・残念、でもお兄さんが悪い人でも構わないわ。」
【安心感を与えるように男に向かってほほ笑む】
「でも、いつから警察の人が私を追う鬼になったんだろう・・・・」

「お兄さんも私を何処かに連れて行こうとするの?」
【一瞬本気でおびえた目になる少女】

「でも、お兄さんはいつもの人たちとは違って私とお話ししてくれたわ。」
【男が警察だとは信じたくないらしい】
「だからね、お兄さんはきっと鬼じゃない・・・そうよね?」

【まるで自分に言い聞かせるかのように呟く】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 22:18:58.60 ID:SRK7yFeLo<> >>234
//一応見えないっす!
//あれー、ぼやけてるなーってのはよく見ると分かる感じです。はい <> 【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki<>saga<>2011/06/17(金) 22:20:07.15 ID:t5SUghzb0<> >>236
/うい、了解しました。じゃあ絡ませていただきますねー <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/17(金) 22:20:07.76 ID:zlA784pk0<> >>199
『ギャーーー!!??』
【突然彼女達の近くにある定食屋から中年男性の叫び声がする】

【定食屋前にいる人々は驚き定食屋ののれんを注目、一体何があったのだろうか?】 <> 【聖華烈譚】《インフレイムス》 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 22:20:34.50 ID:GFyJnsJ5o<> >>231
拙者としては「いいヤツ」と話せて良かったぜ

【それは少年を知った修道女の実直な感想。普通に人としていい奴だ。変人(修道女判定)が多いアカデミーの中では特に良い人で】
【真剣に挨拶する様や真面目な様子は彼への信頼や、それに近い感情を抱かせる。彼と知り合いになれてよかったな、と。】
【笑んで手を振り、部屋へ戻って行く少年にはコチラも同じように手を振り、笑みで見送った】

さぁてと…明日はどーすっかな

【まだ明日までは数時間有るというのにそんなことを考える。今日、少年にあったことで明日が楽しみになったからだろう】
【翌日への淡い希望や期待を胸に、修道女は自然に、そして無意識のうちに言葉を紡いでいた】
【少年が見えなくなると、修道女は同じく自分の部屋へと移動していき――暗いアカデミーに一角へ消えて行った】

/乙でした! <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 22:20:43.50 ID:SRK7yFeLo<> >>237
//YEAH!! <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 22:21:48.24 ID:nu7bXBft0<> >>229
/大丈夫だ、問題無い(キリッ <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 22:23:08.73 ID:KI06yTHfo<> >>223
無いよりはマシだろう?

【両腕の痛み。そんな物はとうに分かり切っている事だ。しかしそんな物は耐えられればどうという事は無い。】
【青年の剣術にかなう筈が無い。それも分かり切っている事だ。しかしやらなければならない。やらなければ此の男は潰える。】
【歪んだ夢を胸に抱えたまま、ひっそりと死亡する事になる。そんなのは幾ら狂人だろうと嫌がるに決まっている。】
【やるしかないのだ。自分の腐り切った、叶う筈の無い夢を達成するためには。戦うしかない。】

私はまだ[ピーーー]ないのでね!

【そう言うと、地面を蹴った。木刀に引っ張られながらも青年へと駆け、木刀を振りかざしながら襲い掛かった。】
【勿論腕の痛みもある。これが青年へ対する事実上最後の一撃となりそうだ。これを防がれれば対抗する手段は無い。】

世界の幸福のために!死んでくれたまえ!

【木刀を振り上げる。全くの素人の構えだ。基本からしてなっていない。青年には遠く及ばない。】
【しかしそれを振り降ろした。木刀のアシストを受けながら、腕の痛みに耐えながら全力で振り降ろした。】
【勿論、青年には避けるのは簡単だろう。その身体が五体満足の状態ならの話だが。】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 22:24:44.41 ID:doqyuUzIO<> >>227

「……」

【すると、相手が何かを持っているではないか。】
【それが何なのか、女は知らない。今まで男が取り出したものからして、】
【日用品の類だろうか。すると…】

「…は?」

【ボコ、と野球ボールが女の左足に当たった。】
【しかし、痛みには慣れている彼女。複雑骨折その他何回も、】
【死ぬような激痛を経験してきた女だ。痛いことは痛いが、】
【このくらいならまだ我慢できた。】

「…何あんた…やる気あるの?ないの?」

【小さく剣を揺らし、尋ねる。】


/お待たせしましたっ! <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/17(金) 22:26:22.25 ID:+qzilBs/0<> >>228
面白い・・・・ですかね?
それなりに悪用はしていますが

【ちょっと腑に落ちないといった様子の男、自分では面白い能力とは少しも思ってはいない】
【これは言っていないことだが、1男は0倍速の世界を認識できないので、この能力を非常に単純なことにしか使うことが出来ない】
【基本的にやることも大雑把であるし、応用が利きづらい能力だと思っている模様】

・・・・言っておきますが、模擬戦は受け付けませんよ?
この能力はそれほど何度も使えませんし
それに、僕はなるべく女性や子供は傷つけたくありませんので・・・

【なんとなく、もしかしたら模擬戦に誘っているんじゃないかと思って、男は先に釘を刺しておいた】
【しかし少女を怪我させた後にその言葉はどうだろうか・・・・ちょっと信頼できないぞ】 <> 【獣皇武神】生物の部位を発現させ、その能力を最大限に利用出来る E:猫爪剣/不殺ナイフ/地竜石<>sage<>2011/06/17(金) 22:32:39.97 ID:ZtOUFq4ro<> >>226

「―――――」

その遺体を見付けたのは、まったくの偶然だった
いや、必然だったのかもしれない。人外にだけ通じる運命線が男をその場に導いたとも考えられる


 手が、 足が、 体が、 心が、 連鎖するように震えていく


目頭が熱を持つ。心が焼け付く
限界まで握り締められた拳を、壁に打ち付ける。それでも怒りが収まらなかった

少しの時間が経って

男は同胞の遺体をそっと担ぎ上げた。そして頭部を狂暴な野犬へと変化させる
咽るような血の匂いの中に在った1つのニオイをしっかりと記憶し、静かにその場を去った
その瞳は、決して温和とは言えない様相だった

/遺体回収&復讐フラグ建てソロール <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/17(金) 22:32:42.16 ID:loV+MtwTo<> >>235

「お兄さん――と呼ばれる年齢じゃないぞ」

そんな訂正などどうでもよかったが、反射的に言葉を返してしまった

「鬼ごっこ、では無いよ――指名手配に意味は無いさ。重要なのは、捕まえる事が出来るかどうか」

目の前にいる指名手配犯の少女は、何も状況を理解できていない
その事を実感する度に、男の中に動揺が駆け巡る

「そう、だな。男ってのは何時までもガキのまま変わりはしない」

自分自身もそうなのだ、正義に縋って何時までも生き続けている――内心でそう実感
その想いを思い返した事で、現状を激しく叱咤したくなる
(何を呑気に世間話を続けているのだ……僕はっ)

「――君が、悪事を働いてしまったからなのだろう?」

少女が、その身を追われるきっかけになった事を明確に理解していないと知り、呆れてしまう

「そうだね。何処にも―――連れて行かない。
 正義を通すためには、鬼にならなくちゃいけないんだ」

至極残念そうに頭を振る
D.O.T.A.に、収監の決まりは存在しない
全ては隊員自身の裁量に任せられているのだ
ならば男は―――その場で悪を処刑するしかないのだ <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 22:34:10.84 ID:nu7bXBft0<> >>243
【当たった】
【これで相手は痛がるはず……だが】

……は?

【まったく痛がる様子を見せない相手】
【口をポカーンと開けて驚いた様子】
【しかし、この手動ピッチングマシーンは役に立たないようだ】

【いい武器だと思ったのに……と心の中で残念がる】

ハハハ……やる気?もちろんあるともさ……

【ピッチングマシーンを投げ捨て、今度は袋のような物を取り出した】
【何かがまんぱんに詰まった様子の袋を両手でほぐし、中の物を潰している】

【青年から攻撃する様子は無いが、相手をジーっと睨んでいる】 <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 22:34:46.91 ID:VuEKRKl20<> >>242

「……まあ、確かにな」

【再び、木刀の柄を両手で握る】
【剣の切っ先を、真っ直ぐに男に向ける】
【青年の赤色の双眸が、鋭く男を捉えた】

「ああ、おれもまだ死ねないね」

【腹部と左肩に、重い痛みが走る】
【が、木刀の柄を握りしめることでそれに耐え、彼は男を待ち構えた】

「てめーに殺されたここにいる奴らのために! おれに倒されろ!」

【男の台詞と被るように、青年が吠える】
【男の、全力で振り下ろされた木刀を、青年は同じ木刀で受け止めた】
【そして】

「うおらぁあ!!」

【力任せに男の持つ木刀を弾き飛ばそうと、逆袈裟に切り上げた】 <> 【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki<>saga<>2011/06/17(金) 22:37:26.83 ID:t5SUghzb0<> >>146

【―――それなりに人通りのある道】
【半ば雑音と雑踏が支配するその場所を、一人の少年が通りがかった】

【白。――そう形容するのが相応しい、否、そう形容せざるを得ない肌と髪の少年だ。】
【唯一色を宿すのは、その真っ赤な瞳。一見して、アルビノの類であると想像させるに難くない容姿だ】

【しかし、そのある種現実離れしているとも言える少年の服装は、極めて一般的であった】
【一言で言えば、制服。少年が通う『学園』の制服を、何ら改造することもなく、そのまま着ている】


【――その少年が通りがかったのは、とある公園】
【人通りの少なくない道に隣接された、見る限りは一般的な公園である】


「『ハッピーバースデイ ハッピーバースデイ おめでとう、わたし』」
「『此の様に、見事、透視が出来ましたーっ!』」

【敷地内にいる人々を、除いては。】

【いや、奇術師だけならば、まぁ一般的といえなくも無いのだ。】
【問題はその横の砂場に陣取っている中年女性だ。何事かをブツブツ呟きながら砂のお城を作っている。異常に精巧だ。何故かゴスロリだ。】

【なんともシュールな光景だ。なぜ、奇術師にゴスロリ(中年女性)なのだろう。】
【しかし人間、と言うかこの少年。人一倍好奇心が強いようで、その光景に見入っている。】

【奇術師の周りを飛び交っている魔眼には、気付くはずもなく】
【奇術師の行った透視をすごいなぁとは思いつつ、しかしそれよりもこのシュールな組み合わせに何とも言えない気分になっている】 <> 【互信光臨】 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 22:38:38.37 ID:rGo96bBs0<> >>238
灯・怜『「!!?」』

灯「今の、悲鳴はただごとじゃぁ無い、よね?」
怜『何かトラブルか、事件か、とりあえず見なきゃ解らねェ! 行くぞ!』
灯「そう言えば貧乳嗜好の本もあったけど、どうしよう!」
怜『とっとと捨てれッ! じゃなくてゴミ袋に入れろ、な!』

火鋏と襷を適当な場所に置き、定食屋に歩を赴く二人、その先に待ち構えるものは……ーーー?
怜火は、一瞬だけ通報を考えもしたが、先ずは現場を押さえる事を先決としていた。
さすがはヒーローと言うべきか、悲鳴があがってから数秒経たずに行動に移す迅速さ果敢さは
一人前と言えようか、早々と集う野次馬の波を掻き分け、扉を開ける。

灯「ーーー……御用改めで御座る!!」 (ガラガラッ
怜『いや、私ら、新撰組じゃねーからな?』

灯火は扉を開けるなり腰に手を当てて、連れられて怜火も
ババーン!と背面辺りに浮かび上がりそうな、堂々な登場、いきなりのボケとツッコミに
何処ぞの漫才組が野次に来た訳では無い、もちろん、現場を押さえる為だ。
怜火は会社用の支給品携帯をスタンバッてます。 <> 【輪舞回生】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 22:40:35.50 ID:KR7TA8Z8o<> 【薄暗い空き地】

【少女は顔に付着した返り血を腕で拭っていた】


貴方が悪いのよ。
私を[ピーーー]から。


―――つい。ね…?


【泥まみれのスーツを着た肉の塊が地面に転がっている】
【その死体に見向きもせずに、持っている拳大の石をぽいと投げ捨てる】
【石の下半分は赤黒い液体に浸されて、凶悪な雰囲気をかもし出していた】

これからどうしようかしら。
ねぇ。蛇原田さん。
自由を謳歌するには。何をすればいいのかしら。

【月光を鈍く反射する蛇を腕に巻きつけ、独り言のように問いかける】
【その話し声が近くを通れば聞こえるかもしれない】

/なんでもっ <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 22:41:05.29 ID:tZ6vTqyQ0<> >>246

「そう・・・・・じゃあ小父さん。」

【新しい呼び名に訂正する】

「そう、じゃあ私は一生追われるのね・・・・」
【呆れたようにため息を付く】
「そんなことして飽きないのかな?それともそんな事して楽しいの?」

【何も理解できていない】
【ただ少女は自分が生きていくために仕方なく人を殺しているのだから】

「悪事・・・・それは放火の事それとも強盗?・・・もしかして殺人の事を言っているの?」
【これ以上はないだろうという犯罪の種類を少女は自らの口で言っていく】
【全て実行した事なのだろう】

「そう・・・・・・わかった、だったらお兄さんは餌にもしないし殺しもしない」
【そう告げるや否や手を二回たたく少女】
【地面から触手のほかに大きなウツボカズラが二本出てくる】

「だから約束して、今度お茶してくれるって。」
【そう告げるとハエトリ草の後ろに隠れる少女】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 22:42:35.26 ID:doqyuUzIO<> >>247

「あ、そう。」

【しかし、熱しやすく冷めやすいのも、またこの人物の癖であった。】
【何度か剣を振ったら、そもそもの目的を忘れてしまったのかもしれない。】

「…何か私は無くなってきたわ。興が削がれちゃった。」

【やる気なさそうにそう呟き、大剣を小さくする。】
【そして内ポケットに戻した。】 <> 【影磔遊戯】影で束縛@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 22:44:21.35 ID:NZrUXJcEo<> >>244
...面白く、ない?

【どうやら納得がいっていない様子の男に、小首を傾げてみせ】
【おかしいなあ...という風に、曖昧な笑みを向けた】

【10倍速で動けるとなれば、見える世界も常人とは違うのだろう】
【様々な制約が在るという事も知らず、少女の想像は漠然とした、そんなもの】

私だって、模擬戦なんてやるつもりは無いわ。...疲れるし
【少し意外な言葉が男の口から飛び出し、少女は直ぐさま否定の意を表し】
【好戦的な類いでもなく、興味は在っても戦意は無かった。一般的な、女の思考といえるだろう】

さ、私はそろそろ帰ろう、かな。

....そうだ、お兄さん。貴方に夢が在るなら此処に来てみて。
【予め【企業】の位置を記しておいたメモの切れ端を、ひらりと土手に落した】
【誰彼構わずこういった事をしている訳でも無く、この男の事に若干を超える興味を持った様子】
【併し今日は、タイムリミット。焼き芋の最後を見届け飲み込むと、立ち上がった】

...それじゃ、”また今度”

【軽く手を青年に向けた後、踵を返す。声を掛けられなければ..振り向く事なく、帰路につくだろう】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/17(金) 22:47:57.63 ID:zlA784pk0<> >>250
『いでででででで!!』
「………」ギリギリ
【彼女達が現場に入りまず目に入るのは店員にアームロックをかけている青年だろう】
【青年は全く普通の服装だが目立つのは彼が背負っているでかいリュック、これで彼を思い出す人は多い】

『いででで! やめて!』
「自分が頼んだメニューが全部品切れと言う店長にアームロックをかけてはいけないという法律がどこにある」
【青年は眉をキリリとしながら喋る、まぁこういう事になった原因は先程青年が静かに言ったことで大体わかるだろう】 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 22:51:11.23 ID:nu7bXBft0<> >>253
……え?

【相手が急に冷めたので、驚いた様子の青年】
【袋の中の物を砕く手を止める】

【しかし相手が冷めた事で、こちらもだんだんと冷えてきた様子】
【だが、営業中に急に攻撃された上、ちょっと挑発しただけで真剣まで振るってくるというのは】
【すぐには許しがたい事だ】

【そこで青年は、物凄い嫌がらせを思いついた】

……とう!

【青年は袋の口を開け、相手に向かって投げた】
【その袋が相手の足元に着地した瞬間……袋から、白い煙のような物が凄い勢いで広がるはずだ】

【中に入っていたのは、学校やらで使う、チョークである】
【それを砕いた物は粉となり、地面に思い切り叩き付ければ、その粉が広がり、煙になるわけだ】

【チョークを砕いた物を、連射出来るような武器にでもしようと思っていたがこうなったら嫌がらせの道具である】
【袋を投げた瞬間、青年は相手に背を向けて思い切り走り出すだろう】 <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/17(金) 22:51:36.88 ID:loV+MtwTo<> >>252

「ああ、それで構わないし―――何なら僕の名前を教えよう」

訂正された呼び方を肯定しつつ、何とはなしにそう提案する

「当然そうなるな。それが、彼等の仕事であり、信念であるのだ。
 君が今日明日を生きようとする願望と同じような物さ」

生きる事と仕事とでは、イコールで結ばれる物では無いかも知れない
それでも信念を貫き通せない辛さは、生物的な死となんら変わらぬ苦痛だと男は考えていた

「……それら全てだ。全く、君はどうしようもないな」

呆れたように肩を竦めながら、呟く
そうも堂々と言われては、真正面から怒る気力も湧かない

「お茶は構わないさ。でも―――君を、僕がこのまま逃がすと思うかい?」

大きなウツボカズラを視界に収めながら、少女を見つめ続ける
ハエトリ草その物を見通すかのように鋭い視線で <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 22:56:26.25 ID:KI06yTHfo<> >>248
なぁ…!?

【手元の木刀は受け止められ、袈裟がけに切り上げられた。木刀は宙を舞い、青年の後方でカランカランと音を立てた。】
【男は呆然としていた。剣の腕の差は分かっていた。弾かれる事も、想像する事は難しくない。青年が呆然とした理由はもっと別の事。】
【この様な自分より幾らか年下の人間に殺されると言う事実に男は呆然としていた。余りにも早い自分の終わりに。】
【青年の木刀がゴーグルを掠め、それもまた男の後方へと飛んでいき、ガシャッと機械的な音を立てる。】

私は…こんな小僧に…?

【青年の顔を、焦点の合わない瞳で見つめる。見れば見る程自分よりも年下にしか見えなかった。】
【そんな青年に敗ける、殺されるという事実に現実味が感じられない。しかしこれはれっきとした事実。】
【男は抵抗は無駄だと悟り、その身体から力を抜き、青年の一撃を、待った。現実味を得られないまま。】

/次遅れます… <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/17(金) 22:58:29.94 ID:+qzilBs/0<> >>254
・・・・まあ、こればっかりは経験しないとわからないかも

【経験することなんて出来ないだろうけど・・・・さりげなくそう呟いた】
【こればっかりは見ただけではわからないのだ、自分がいつの間にか行動している経験なんて、そうそうあるものではない】
【長い時間をかけてやっとこさ力加減が出来るようになったのだから・・・】

それはありがたい、僕もあまり得意なほうではありませんので・・・

【相手が一般人でよかったと、胸を撫で下ろす男、能力を持っている時点で一般人じゃない気がするが】

え?あ、はい
えっと・・・・ここですか・・・・?

【ひらひらと落ちてくるメモの切れ端を、土手に駆け寄りながら掴む】
【初めて見る住所のため、男は少し小首を傾げたそうな】
【夢が在るなら・・・・?安眠枕でも売ってくれるんだろうか】

ああ、はい
縁があればまた会いましょう

【そして男も少女に向かって別れの言葉を告げて、軽く手を振り、その背中を見送るのだった】

/絡みありがとう&お疲れでございました〜 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 22:59:26.43 ID:SRK7yFeLo<> >>249

此の奇術師こと彼の足元に置かれている、ブリキで一部の隙も無く構成されている
缶切り上部に完璧に穴を開けられた空き缶に数度、乾いた音がする。

うわー!とか、すげー!とか、そう言った意味合いからの献金ではない。
所謂、乞食と呼ばれる人々を見た時の様な、赤い羽根募金を集めている高校生を見た時の様な
其処に、金を入れるらしき物体があるから、十円、或は100円を投げ込むのだろう。
───奇術師こと彼は其の高らかと上げられた声が虚しく響き、彼の顔で数少ない露出部こと口元が少し歪む。

………コツ………

「………更に、目隠しを厚くして、もう一度透視を行って進ぜようっ」

『12歳と11785日の誕生日だよ? わたし』 『明日も誕生日だね!』
『明日は、12歳と11786日の誕生日!』 『えへへへ うへへへ ハッピーバースディ ハッピーバースディ』

キャラを定める事を諦めたらしい此の奇術師は、横に陣取るロリータ中年に眼もくれず
───実際は、眼をくれると色々と面倒が起こりそうだから……が正解なのであるが
其の、皺の寄った顔を振り乱し、異常なまでに深い笑みを其の顔に湛え
正に、太った豚。 もしくは、笑う牛。 笑い声を端的に表しているはずの文章は本来の笑い声と若干異なる。
彼女の本当の笑い声は、正に、豚がブヒブヒと鳴いている様である

──────…コツーン!!

「セヤセヤセヤセヤァーっ!!   此処に書かれてある文字は……『愛憎』」
「…………フフフフフ どうです………正解でしょう?」
「─────………イッツァ イーエスピーっ!!!」

『えへへへへへへへへ    わたしのわたしの王子様は、どこかしら〜?』

明らかに、懐から取り出した紙を、其の内容を見ずに正解する奇術師こと彼。
しかし、頭の良い、良くない、を問わずに、突っ込みどころが何処であるか…など自明である。
大仰しい声で、高らかに宣言する……………のだが

─────中年女性が、狂った様に笑い、自分が作ったお城の中身を穿り返しているのだ。
         ………王子様は、お城の中に居るから………だろう。
          贅肉と共に、顔の周辺にある、弛んだ皮も揺れ動く <> 【影磔遊戯】影で束縛@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 22:59:35.77 ID:NZrUXJcEo<> >>259
/絡み、有り難うございましたー!遅レスすいませんでした <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 23:02:26.16 ID:tZ6vTqyQ0<> >>257

「じゃあ、まずは私の名前から教えるわね。それが礼儀だものね」
【そういうと少し深呼吸する】
「私の名前は『ロゼ・ブリーゲル』小父さんのお名前は?」

「ふーん、大人って難しいのね・・・・」
【興味なさそうに地面を見て呟く】
「でも、信念を貫けないと大人は死んじゃうのね・・・・可哀想」
【大人を哀れみ悲しそうな表情になる】

「でもね、私がこれをすると褒めてもらえたわ。」
【過去の事を思い出し嬉しそうな笑みを浮かべる】
「褒められることはいいことよね?」

【鋭い視線を向ける男を悲しそうに見つめる】
「フリーゲルト、殺しちゃ駄目よ。この小父さんは餌じゃないからね」

【植物にそう告げると、地面から粘々とした無数の触手が男を捕えんとばかりに向かっていく】

「私はまだ捕まりたくないわ・・・・」
【俯きながら呟く】
「だから________ごめんなさい」 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/17(金) 23:05:27.38 ID:doqyuUzIO<> >>256

「また…」

【ワンパターンね、と女は呟き、】
【腰の模造刀でそれを払う。バサ、と音がして…】

「………」

【女は真っ白になった。いや、正確には髪が粉まみれになったのだ。】
【オマケに器官に入り、盛大にむせる。喘息の持病を持っているため、】
【それが再発しそうになった。】

「あ、あの野郎…」

【もう相手は見えない。】
【完全に振り切られてしまった。】
【女はギリギリと歯を食いしばる。直接的な戦闘力では、】
【自分が勝っているかもしれないが、】
【今回は相手の作戦勝ちだ。まさかチョークが降り注ぐとは、】
【女も思うはずがない。】

「次会ったら…必ず…」












「殺―――――――――――し―――――――――――て―――――――――――や―――――――――――る」












「……ケホッ」

【恐ろしいくらい濃密な殺気を吹き流しながら、】
【女はそう呟き、踵を返した。】



/乙でしたっ!!
/まさかチョークとはww <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 23:05:47.57 ID:MVtcWbcU0<> 【夜。能力者御用達の公園に、今日もまた1人来訪者が。】

【それは女だった。】
【癖のある銀髪、Tシャツジーパンという格好】
【しかし衣類には上下とも、銀色に鈍く光るリングが付けられている。】
【Tシャツには裾付近に、ジーパンには側面に、大量。そして自らも、同じ色のアクセサリーをたくさん。】

【簡潔に言うと、奇妙。 またの名を、奇抜。】

【さて、その女は公園内にある簡易休憩所のベンチに座った。】
【テーブルとベンチ、それに屋根がついたアレ。】

…ふぅ…。疲れたぁ…。

【そんなことを言いながら、テーブルに突っ伏す女。】
【弟探しも、結構な時間が過ぎていた。】

/使い回しですが…。
/死合以外でお願いします。 <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 23:05:55.74 ID:VuEKRKl20<> >>258

「……小僧じゃねーよ。伊弉諾(イザナギ)だよ」

【舌をベッと出して今更青年は名乗った】
【少年と呼ばれるのはまだしも、小僧呼ばわりは嫌だったようだ】

「……」

【呆然と体から力を抜かす男の様を黙って彼は一瞥すると】
【木刀を男の胸に突き刺す訳では無く、右手に下げ、男の隣を歩いて通り過ぎて行き】

「そんじゃま、おれの勝ちってことで」

【男の後方に落ちた複製の木刀を左手を伸ばして拾い上げて】
【首だけ振り向き、小さな笑みを男に向けた】

/了解です <> 【互信光臨】 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 23:06:03.48 ID:rGo96bBs0<> >>255
怜・灯「『………』」
灯「これは……?」
怜『トラブル、の方だな、一方的な、面倒だし公務執行妨害として通報しても良いがァ……』
灯「顔見知りですものねー」
怜『はぁ……しゃーねェーわなァ、コリャ』

いっその事、帰ってしまうのも吝かでは無いものの、目の前で暴力行使、果ては如何なる理由でも
店内に、迷惑を掛ける行為にはヒーローとして向かわねばならない。
例え小さな事柄も、選り好みせず真摯にして全力で打ち込む、此即ち、ヒーロー道である!
怜火が先陣を切りながら容赦無いアームロックに対し、解除させる様に引っ張るべく
怜火と灯火が、青年の両肩を掴み掛かろうとする。

灯・怜「『はい、そーこーまーでー!!!』」

灯「おたく、公務執行妨害で終身刑ですぜ?」
怜『いや、そんなに罪重く無ぇから。』

一方的な暴力であったので、青年の方を中心に、掴み語り掛けていた。
店長へは、後々に通報される前に、代わりに謝罪するつもりである。
警察沙汰は両者ともに望まないであろうし、ましてや、事が収まらないと解決にもならない。 <> 【警戒口調】@wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 23:10:27.29 ID:nu7bXBft0<> >>263
【煙が広がる、ぼふっという音が背後から聞こえる】
【ふと後ろを振り返ると、真っ白の粉末が、煙のように、相手の周囲を覆っていた】

じゃなおばさんっ!

【おぞましい殺気を感じつつ、スタコラサッサとその場から立ち去ったのであった】

/絡みありがとうございました! <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/17(金) 23:12:16.94 ID:loV+MtwTo<> >>262

「僕の名前は梶原 勇礼だ」

短く簡潔に、しかし堂々とした声色でそう返した

「難しくなんて無いさ。ただ少し動きにくくなっただけ。
 可哀想―――か。そうかも知れないね、辛い事だよ大人になるってのは」

少女の表情を見ながら、そう呟く
どこか諦観してしまったかのような表情・声色であった

「褒められた? ―――誰に、だい?」

笑みを浮かべる少女を見てぞくりと寒気を走らせながら、怪訝な表情で問いかける

「――全く、僕らしくも無い」

自身を捕らえようとする触手を見て後退しながら、誰に言うとでも無くそう呟いた

「謝る必要なんて、無いさ。ただ後悔してくれればいい」 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/17(金) 23:14:06.62 ID:zlA784pk0<> >>266
「食いモンのうらみh…おおっと」
【静かなる怒りを吐き出そうと思ったら乱入、その者達を見て】

「…! おっ、久しぶりだねぇ」
【キリっとした顔つきが一変、優しい青年の顔になった】
「でっ、いきなりでわるいんだけどはなしてくれない? この人にどんぶりの旨さを3時間くらい語りたいんだよ」
【冗談か本気かわからないことを優しい顔をしたまま語る】 <> 【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki<>saga<>2011/06/17(金) 23:15:40.57 ID:t5SUghzb0<> >>260

【まあ、なんというか。】

【やたらとテンションの高い――というより若干キャラが定まっていない奇術師と。】
【これまたテンションの高い――というか異常なテンションの中年女性(ゴスロリ装備)と。】

【どちらも恐ろしくキャラが濃い、のだが―――若干、中ゴス(中年女性ゴスロリ装備の意)が押し気味であって。】
【なんか、さっきから砂のお城を穿り返している。狂ったように笑いながら。最早若干ホラーである。】


「(…これは、直視したら――――)」

【ヤられる。いや、何をヤられるかは知らないが。】
【そんな本能的直感にも似た何かで中ゴスの危険性を感じ取り、奇術師を見るべく中ゴスを視界から外―――外せない。】

【中ゴスが陣取っているのは、奇術師の横の砂場。奇術師を見ようとしたら、どうあっても中ゴスは視界に入ってくる。】
【これはちょっと―――困る。】
【困りはするが、しかし奇術師の行う手品――否、奇術と言うべきだろうか――を、もう少し見たいと言う気持ちもあり】

【見物料としてブリキ缶に小銭を入れようにも、それには確実に中ゴスを横切る必要があり。】
【近づこうにも近づけない。はてさてどうしたものかと、困ったまま、公園の入り口付近に突っ立っている】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 23:23:50.50 ID:tZ6vTqyQ0<> >>268

「じゃあ梶原さんって呼ばせてもらうね。」
【相手の名字を確認するかのように何度も復唱する】
「私の事は好きに呼んでね。」

「そう・・・じゃあずっと子供のままでいたいわ。」
【自分でも無理だとわかってる事を言う】

「それを求めてくれたお兄さんたちによ。」
【褒めてくれた相手に付いてはぼやかして答える】
「でもね、ある日そのお兄さんが自分を殺してくれってお願いしてくれたの。」

「誰も居なくなっちゃったからここに来たの。一人ぼっちは寂しいから・・・」
【少女の悲しそうな雰囲気の奥には歪んだ狂気が潜んでいる】

【触手が速度を増して男を捕えようとする】
【地面を砕き地面からも触手が出きて捕えようとし始める】

「後悔・・・・それをしてくれたら一人じゃなくなる?私は哀しくなくなる?」
【男に確認を取るように尋ねる】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 23:30:35.13 ID:SRK7yFeLo<> >>270
今度は、先程よりも、ブリキ缶に入れられるお金の量が増えた。
其の、必死さが目の前を行き交う、此の時間になると流石に殆ど居なくなった通行人達の
募金欲を掻き立てたのだ。
ブリキに入りきらなかった、お金をしゃがみ込んでブリキ缶に押し込みながら


「──どうもどうも……ミスター、ケリックの超能力ショー……」
「……何処かにアンコールをお求めの御方は居られませんでしょうか〜?」


アンコールの催促と言う、ステージ上でやれば確実にブーイングの嵐によって
出演者一同が、舞台上は疎(おろ)か、其の業種から排斥される事請負だろう。
しかし、彼のチョットばかり期待している眼は、少し遠くから小さな声であろうとも
アンコールっの声を聞き逃さないであろう。主に、彼の生活が懸かっている、一大、特大ショーなのだから。


「───……俺は、皆様のご期待に答える気は満々でご
      『───ブヒャーーーッ!!!! 見つけた見つけた わたしの、王子様、コンナ所に隠れていたのね? ブヒッ』

もう一度だけ、彼が期待していそうな視線で回りを見渡す
─────目隠しをしているため、見渡す……という表現も何処かおかしいが、確かに見渡しているのだ。
         目隠しの奥から、様々な人を見詰めているのだ。 相手も其の例外では無かった。
          目隠しの奥から、彼の視線が、相手を見た。 確かに見たのだ。

しかし、そんな事を完全無欠の大リーガーの様にぶっ飛ばすかの如く、悲痛と言うより、悲哀に満ち溢れた大音声が響き渡る。
一生懸命、砂のお城を穿り返していた彼女が見つけたのは、 ”自分自身で” 埋めたであろう
白馬に乗った王子様────の、人形。
其れに、彼女は頬ずりをして、下手をすると其の顔を舐めかねない勢いで、彼女は其れに夢中になっている様だ <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 23:32:06.50 ID:ZnoTgGM40<> >>264
まだいますかー? <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 23:32:33.82 ID:MVtcWbcU0<> >>273
/いますよーっと <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>saga<>2011/06/17(金) 23:32:43.96 ID:+fNtFYsr0<> >>251
まだいますかー? <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 23:32:47.58 ID:KI06yTHfo<> >>265
…情けをかけるか。イザナギ

【此の男は戦士でも何でも無い。ただ目的遂行の為に人殺しを行ない続ける言うなら殺人鬼だ。】
【情けをかけられた事に特別何か思う所も無い。ただ何故情けをかけたのかは理解出来なかった。】
【背を向ける青年。しかし此の状態で背後から襲い掛かる事は出来ない。此処は大人しくひくしかあるまい。】

ならば私は救済を続けよう。バルク・ハピネスの名に賭けて。

【そう言うと男は背後に落ちた軍用ゴーグルを痛みに耐えながら拾い、それをまた首へ提げる。】
【そして青年の背中を一瞥し、背を向け歩き出す。また、殺戮を犯す為に。それが世界の幸福に繋がると信じて。】
【青年の選択は間違っていたのか否か。それはまだ知るよしも無い。】

/絡みあり乙でしたー! <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/17(金) 23:33:40.66 ID:loV+MtwTo<> >>271

「ああ、構わないさロゼ」

大きく首肯しながらそう言う
その時ばかりは、優しく穏やかに

「誰だってそう思うよ」

軽く肩を竦めて、少女の我儘な言い分に応じる
子供のままでいられるなら、どんなに素晴らしい事だろう

「そう―――か」

相手の言った言葉に対して、小さく呟く事しか出来なかった
悲しげな表情を浮かべ、少女に憐憫の情を抱くように
しかし、同情してはいられない―――誰の差し金であっても少女の罪に代わりは無い

触手の様子を視界で捉え、後退しながら男は懐へ手を潜らせた

「残念ながら、君はもう―――普通ではいられない。
 一人で居る事も、悲しみも受け入れなくちゃいけないんだ」

大きく一度頭を振ってそう答える
例え警察に捕まっても、このまま逃げ続けても、少女は孤独であるだろうと考え
もし自分が悪であれば、少女の味方になったのかもしれない――ふと、そう考える
否、そんな仮定は無意味に過ぎなかった <> 【輪舞回生】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 23:33:52.50 ID:KR7TA8Z8o<> >>275
/はーい <> 【互信光臨】 @wiki<>sage<>2011/06/17(金) 23:36:06.66 ID:rGo96bBs0<> >>269
灯「はいはーい、三時間も語れば、定食屋業務出来ないっしょ?良い大人が他人に迷惑を掛けないの」
怜『はァ……どーしてこーもウチの周りにゃ、トラブルメーカーが多いのかァ』
灯「とーりーあーえーず、落ち着いて、話し合いはしても暴力はメッ、ね?」

やはり身近で見てもやや懐かしい顔振れだ、然かし、アームロックさえ掛けてなきゃ
素直に再会を喜んだであろーが、まぁ、知り合いであれ、なんであれ
暴力は暴力、妨害は妨害、既に周りの視線は大いにコチラヘと向かい。
青い服を着た公務と正義を貫く人達が白黒の車で、赤いサイレンを鳴らすのも有り得無くは無い。
早い所、話は付けないと

怜『………それでも話さない場合は、仕方無いねェ』
灯「秘技、Tickle★Handを使わざる得ないねー……ぬふふ」

話し合いが伴わないならば……ーーー暴力には暴力(?)を、と言わんばかりに
灯火がやけに格好付けた名前の秘技を語り、手をワキワキさせて悪戯心満たし笑って居る。
まぁ、やる事は名前の通りなんですけども <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 23:39:50.88 ID:ZnoTgGM40<> >>264
「………」

【その公園に一人の来訪者が】
【一目見てわかるのは女性≠セということと血塗れ≠セということ】
【口からは血が溢れ続け、左手はボキボキに折れ、右手に至っては存在していない】
【そのうち貧血で倒れそうである】

「けほっ」

【公園の地面に口に溜まった血液を吐き出す】
【ビチャッという効果音とともに地面が赤黒く染まる】
【この人影に相手は気が付くのだろうか…?】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/17(金) 23:42:53.37 ID:tZ6vTqyQ0<> >>277

「よろしくね、梶原さん。」

【今さっきと同じトーンで名前を呼ぶ】
【少女にとっては目の前の男は敵ではないのだ】

「そう・・・・じゃあ一生子供のままでいられる力とかがあればいいのにね。」
【能力者が沢山いる街ならもしかしたら居るかもしれないと希望を持つ】
「そんな人が居るなら私は喜んで会いに行くわ」

【触手は結構な距離まで迫って行っているだろう】

「梶原さん、早く何とかしないと捕まっちゃうよ・・・・」
【男の身を案じたのか警告を促す】
「大丈夫・・・・絶対に怪我はさせないわ。」

「じゃあ私が正義になれば一人じゃなくなる?」
【一つの疑問を持つ少女】
「普通って何?能力がないのが普通なの?それとも幸せに暮らす事が普通なの?」

「世界って残酷ね・・・報われない人々は全て悪人になってしまうのね・・・」
【哀しそうな眼で男を見据える】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/17(金) 23:42:55.51 ID:zlA784pk0<> >>279
「………」(腹減ったなぁ…)
【彼女達の言葉に耳を傾けて笑顔のまま硬直、そして顔を地面に向けた瞬間黒いオーラが青年から出たような出ていないような】

【青年の表情を伺えないまま数秒、そして…】

「しょうがありませんね、喧嘩もといお話はやめておきます」
【一瞬でオーラが青年に戻り顔を上げる、その顔はとても爽やかで少し微笑んでいる】
「どうもご迷惑をかけました」
【店の中にいるお客さんにも謝る、爽やかな顔をしたままで】 <> 【剣法木刀流】意志を持つ木刀を携えた侍<>sage saga<>2011/06/17(金) 23:43:00.82 ID:VuEKRKl20<> >>276

「……情けなんかじゃねーよ。面倒くさいだけだ。おれは面倒なことが嫌いなんだよ」

【複製の木刀を宙に投げる。すると、それはフッと音も無く消えた】
【面倒くさいと青年が言ったが、それは半分本当で、半分は男の言う通りただの情けだった】
【殺すことで得る物など何もない。ならば殺さない方が楽である】

「――そうかい、バルク。そりゃ結構。
 そんじゃ、次見かけたらまた木刀持ってしばきに来るわ」

【呟くように青年はそう言い、木刀を左腰の金具に差した】
【血生臭いが立ち込める中、青年は男とは反対の方向へとそのまま歩いて行き】
【やがてその姿は闇へと消えて行った】

/こちらこそ、絡みあり乙でした! <> 【速雨幻跳】 <>saga<>2011/06/17(金) 23:45:32.63 ID:+fNtFYsr0<> >>251
「―――おやおや、これはこれは。」

薄暗い空き地に、足音が鳴り響く。
足音の主は黒い髪に、ホスト風の服に身を包み、手をズボンのポケットに入れている。寒いのだろうか。
その人間の銀色の瞳は間違いなく、その惨劇を目に捉えていた。
その証拠に、目はまっすぐに塊へと向けられており、漏らした声には僅かな笑みがこめられている。

「こんな場所に、こんな状態で、女性が一人―――、蛇が一匹、ですか。」

蛇原田さん、でしたっけ?と問いかけをし、女性に近づいていく。
そして、僅か2m程、そこまで距離を詰めたなら、歩みを止める。

「既に十分自由な事をしてるとは思うのですがね……」

しゃがみ込み、地面に投げられた石を拾う。
赤黒く塗られた石を手に持ち、そちらを向くように石の表面を変えていき、それを見てもう一度、肉の塊に目を向ける。

「それとも、それじゃあ足りないと?」

石を元の位置に投げ(投げた時の衝撃で、場所が僅かにずれたが)、一つ目の問いの返答も待たずに、もう一つの質問をする。 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/17(金) 23:47:15.33 ID:MVtcWbcU0<> >>280

…うむ…。

む……!!

【なんだか変な寝言である。】
【それはともかく、こういう時に丁度良く起きた女。】

【ああ、寝てたのかと思い、辺りを見渡す。】
【もう夜も更け、辺り一面真っ暗…】

…ん?

【しかし、公園には灯りがある。そのおかげで園内の状況が良く見えるのだが…】
【女の目に飛び込んできたのは、人影。遠くからでも良く見える。その姿は…】

!!

【血塗れ、右手が消失し、左手も折れているような…女性である。】
【女はすぐに駆け出し、ある程度近づいたら彼女に向かい、こう言った。】

ち、ちょっとそこのお嬢さん!
どうしたの!?

【親切心が強い女としては、当然の判断だった。】 <> 【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki<>saga<>2011/06/17(金) 23:53:28.79 ID:t5SUghzb0<> >>272

【アンコール。】


【それは一般的に、観衆が自発的に行うものであり、決して催促されるものではない】
【…のだが。少し苦笑はするが、それに怒るほど少年は気が短くはない】

【それに折角の奇術も――中ゴスが原因で、まともに見れなかった。】
【ここは一つアンコールをして、近くによって見たい――とは思う。】


【―――だが。だがしかし。奇術師の傍らには中ゴスが陣取っている。】
【いまだお城を穿り返しているようだが――それが余計に怖い。見咎められるような事があれば、何をされるか分かったもんじゃない。】

【しかし、ここは勇気を振り絞る。少年は決して臆病なわけではないし――中ゴスは、お城を穿り返している。】
【そう、穿り返しているのだ。一つの作業に集中している(ように見える)から、普通に横切れば何ら問題は無いはずだ。】

【そうと決まれば、やってやる。決意を固め、アンコールの言葉を紡ぐと同時に、足を踏み出し―――】


「あ、アンコー『───ブヒャーーーッ!!!! 見つけた見つけた わたしの、王子様、コンナ所に隠れていたのね? ブヒッ』

【―――その足が止まった。ついでにアンコールも掻き消された。】

【止まらざるを得ない。これは止まらざるを得ない。】
【お城から王子様の人形を掘り返し、それに夢中になっている中ゴス(王子様人形装備)は――ホラーである。若干ではなく、ホラーである。】

【中ゴス王子(中年女性ゴスロリ&王子様人形装備の意)の絶叫に掻き消されたアンコールの声は、音量としては小さくはなかったが。】
【最後までは言い切れていないし、中ゴス王子の絶叫に塗りつぶされてしまったが…果たして奇術師は、それを聞き取れているのだろうか】

<> 【輪舞回生】@wiki<>sage<>2011/06/17(金) 23:56:56.39 ID:KR7TA8Z8o<> >>284
【立ち去ろうと、この空き地から興味をなくしたとき】
【出口の方向から足音が聞こえる】
【少女は足を止め、浮かび上がる影から一人の男の姿を捉える】

それもいるけれど。

【驚いた様子も見せずに、顎で横たわる男を指してみせ】

貴方は。
この私が自由なように見えるのかしら。

【腕に巻きつく蛇を摘み上げ、自分の髪の毛の中へと隠す】
【相手の転がした石をちら、と目で追い】
【向き直る】

退屈。
――そう思わないかしら?

【一つの笑みも零さず首を大きく傾げ、質問を投げ返す】
【唯一の灯りである黄ばんだ街灯が、少女の首筋を淡く照らした】 <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/17(金) 23:57:14.87 ID:loV+MtwTo<> >>281

「よろしく」

短く応じる
男に取って、少女は倒さねばならない悪
何を呑気に名前を交わし合っているのだろうか

「いるのなら、ね。興味深いと思うよ」

冗談みたいな話に、相槌を打つ

「警察を甘く見てはいけないよ?」

そう呟くと、男は後退を続けながら、言葉を紡ぎ始めた

「正義が[ピーーー]。正義が生かす。正義を示し悪を倒す。
 我が正義に許しはありえない。我が正義に節穴は存在しない。
 滅び逝けよ。堕ちた者、守れぬ者を正義が裁く。正義に委ね、正義を貴び、正義に従え。
 真の正義を。お前が悪なら引導を、お前が悪なら絶望を、お前が悪なら暗い死を。
 正義は我が信念に。悪には正義を刻み、敗北を与えよう。悪に未来は約束されない。
 正義こそがこの世の理。
 
 “さあ――――――『撃弾指揮』、開演だ”」

コートの懐より古式のリボルバーを取りだし、シリンダーを開放
右のコートのポケットから弾丸を6つ取りだして装填
撃鉄を引き起こし、右手に構える
そして、触手に対峙する格好で足を止めた
それら全ての動作と言葉は完全に同じ時間を要し、足を止めた段階で言葉は終わりを迎えた

そして立て続けに六連射、触手と自身との空間に弾丸を撃ち込む

砂埃の中から現れるのは、六体の人形
剣火、剣楽、宗剣、槍円、相槍、覚槍―――と名付けられた剣兵が三体に槍兵が三体

男が右手を差し出すのと同時に、剣火を除く五体の人形が触手へと斬りかかっていった

「君は――正義になれるかい? 悪を為さない事が普通さ―――能力の有無は関係無い」

優しく言い聞かせるようにそう言う <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/17(金) 23:59:23.28 ID:ZnoTgGM40<> >>285
「……」

【一人の女性が近づいて来ている】
【それを横目で確認しながらも、気に留めることはなく無視して歩き続けようとしたところ】

ち、ちょっとそこのお嬢さん!
どうしたの!?

【声をかけられてしまった】
【それに答える為、無表情のまま女性の方へと振り返る彼女】

「食べられそうになったわ」

【もう殆ど動くこともままならない】
【よく見れば分かるだろうが、左腕には歯形がついていて、そこからも血が滲み出ていた】

「ふふん……返り討ちにしてやったけど」

【無表情のまま鼻で笑い、胸を張ろうとしたところ、力が抜けて倒れてしまう】
【口からと右肩の血で倒れた彼女の周りは血の海と化した】

「…………」

【虚ろな瞳は虚空を見つめている】 <> 【速雨幻跳】 <>saga<>2011/06/18(土) 00:06:35.20 ID:eTJ7dVgw0<> >>287
「俺には自由に見えますが……この状況、何がご不満でしょうか?
人を殺し、そして何も無かったかのように去っていく。
規則に縛られた人間ができる行為じゃないとは思いますが?」

この青年は「自由を謳歌するにはどうしたらいいのか」そこからしか言葉を聞いていなかったようで。
いや、聞いていたとしてもその言葉を信じるには状況が不自然すぎるか。
女性が石を使って誰かを殺す。こんな事を当然のようにしていて自由じゃないのか、と青年は言いたいらしい。

「退屈、ですか?
それなら、俺が手伝ってあげなくもないですよ?」

貴方の退屈凌ぎに、と一言付け加えて、瞳の先をずらしていく。
自然に明りの方へとずれていき、照らされるぼやけた輪郭の首筋―――しかし、今は何も感じない。 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 00:07:00.05 ID:Q96GNp6so<> >>286

奇術師と言われて数百年……等と言う事は無いが、現状、奇術師と言い習わした方が都合が良さそうな男
ナンバーワンに選ばれている彼こと、彼であるが
口元を への字 に曲げていたのは矢張り、例の彼女(言い表すのも恐れ多いのである)の
盛大で尊大な大声が、寛大な訳も無い彼の額に、極大の怒りマークを付けるのに大役を買ったのであったからだろう

下手をすると此の世で最速のアンコールの催促を、良い終えぬ内に
大声によって、其の催促を、最速で打ち消されてしまった彼は、気体に満ち過ぎては居ない。
────しかし、彼の脳内は此れからもう一回しないとどうしようもないという結末を知っているのだ
       金銭的な問題も有るだろうし、空気の白けっぷりの問題も包含されている事は間違いない。

視線を向ける訳には行かない、例の彼女を横に携えて居た為
其れに、気を取られていたが……先程の記憶を掘り起こしてみると………


「─────………ぼっ…坊ちゃんっ!!  い、今、アンコールって言いましたですか?」


への字に曲げられていた口を急いで、スカッ&サワヤカ笑顔に装備を変更し
変な言葉遣いで、其の声を発した、先程まで、勇気の塊であった、目の前の少年に
少し、泣きそうな声で、問い返す……

──尚、現在、例の彼女は砂の上を、人形を其の肉の詰まったボンレスハムの様な両腕で抱きしめつつ
    転がっていた。 其れはもう、転がっていた。
     サッカーボールを転がしているのかと思うほどに…… <> 【互信光臨】 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 00:08:11.35 ID:fo/hIHKh0<> >>282
灯「うんにゃ、これで解決、なのかな?」
怜『ま、事収まれば、どうだって良いがなァ、其れより定食屋に入ったせいか腹減っちまった』
灯「なら、此処で食べる? 晩」
怜『……品薄(?)らしいし、ラーメン食いに行こうぜ』
灯「またラーメン〜?」
怜『良いじゃねーかラーメン、穴場見つけたんだよ、また』

定食屋の中でラーメンの話をするのは如何な事か、まぁ、心底、安堵したのだろう。
どうもこちらもこちらで、ひと騒動後の定食屋で図々しく食べる気は無い様で、仕方無い話だからね。
微妙に青年の取り繕った様な、冷笑にも取れる仮面の如く対応には内心冷や冷やして居たが
何とも分別の良い二人組なことで……

灯「と、言うか、ぷっ、はははっ……」
怜『なんだよ?灯火』
灯「ラーメン屋で思い出したけど、今回、謝る側が逆だなー、ってさ」
怜『あァ、そういや……』

そう言えば此の青年には前回ラーメン屋で迷惑を掛け、こちらが必死に謝罪していた記憶が
蘇る、思うと、状況が似てるようで似てないようで、同じ食に関する事件なので
変な縁でも有るのだろうか <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 00:08:20.50 ID:nFd5eZlt0<> >>289

―――食べられそうになったわ

―――ふふん……返り討ちにしてやったけど

【彼女は、そんな大怪我を負っているにもかかわらず、そんな言葉を吐き出した。】
【直後、倒れる彼女。】

そ、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!?
ココから近くの病院…病院…

【女は急いで記憶を巡らせ、病院を探す。】
【…思い当たるところが1つだけあった。あそこならば、ココから10分も掛からないはずだ。】

ちょっと強引だけど…病院、行くよ!

【女は強引に、しかし優しく、手早く彼女を背負おうとする】
【出来たならば駆け出し、病院へと急ぐ。】 <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 00:09:16.75 ID:Yj17WJSB0<> 【――公園】

【月の光が明るく照らしている中、一人......もとい一匹が歩いていた】

ミャー.........。

(我輩は猫である!!)

【閑散とした中に猫の声だけが響いていた......】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 00:11:41.47 ID:ngvN3QQD0<> >>288

【フフッと笑い声を零す少女】

【少女から殺意は感じられない】
【男を殺そうと思っていないのだから当然である】

「居るわ、世界はとっても広いんだから。」
【希望は最後まで捨てていない】
「居ないんだったら生まれるのを待てばいいの、時は無限にあるんだから」

「だって・・・・今までの人たちはとっても弱かったんだもの・・・仕方ないわ」
【肩を竦めため息を付く】

「私は何にも悪い事はしてないのよ。
私がしたことで喜んでいる人が居た、だったらそれは良いことなんじゃないかしら?
それともその人を否定してしまうのかしら?それをしても他に喜ぶ人は居るものね。」
【自分に言い聞かせるように何度も復唱する】

「なぁに?それお人形かしら?」
【六隊の人形を見て失笑する】
「手加減・・・・・してくれているの?」

【無数にある触手が小さな人形により斬られていく】
【さすがにマズイと思ったのだろう、少女はもう一度手を叩く】

【大きいウツボカズラが人形めがけて溶解液を出す】
【バケツをひっくり返した時と同じくらいの量が人形を襲うだろう】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 00:12:48.43 ID:2Elt1bVm0<> >>293
「余計なお世話よ。けほっ」

【強がりではないが、直後に吐血しては全くもって説得力がない】
【抵抗することも出来ないので素直に背負われるほかなかった】

「………けほっ」

【運ばれながらも吐血。吐血。吐血】
【彼女の血が少し女性にかかってしまったかも知れなかった。吐血】

【そして運ばれる最中に彼女は意識を手放した】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 00:15:48.93 ID:JVekzRcB0<> >>292
【青年のアームロック事件も無事終わったようだ】
【と、ここで彼女達が穴場のラーメンとかの単語を呟いたので】

「そのラーメン屋、自分も参加していいでしょうか? 自分の奢りでいいですよ」
【一瞬で反応して彼女達に向く、口は笑っているが目は獲物を狙う目、ためらいも無い目だった】
【現在青年は空腹、そもそもこの事の発端も空腹によるストレスが原因だった】

【一刻も早く、何かを胃袋に入れたいと切に願う青年であった】 <> 【輪舞回生】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 00:16:56.63 ID:z4tavQ9Po<> >>290
【青年の問いに、少しの間を置き】
【長い睫毛を2、3度ぱたぱたと動かす】

そ。規則ね。
それは…“人間”のお話。

【そして、じっくりと青年の全身を値踏みするかのように視線を上下に一往復】

規則を破るから自由。ではないのよ。
日常の緊縛から逃れたから自由。ではないのよ。

おわかりかしら。

【少々小ばかにしたような声色で少女は問う】

【青年までの距離は2m程度】
【両手はポケットに入っていて、意のままに操れるようには見えない】

そのお話。
乗ってあげましょ。

【二つ返事】
【青年の提案を少女は疑念の色もおくびに出さずに答える】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 00:19:22.53 ID:nFd5eZlt0<> >>296

何、言って…!

もういいから!喋らないで!

【簡単に背負うことが出来た。】
【だが、早くしなければ彼女の命は危ないと、そう直感で感じた女。】

【喋る相手にそう返し、急いで走り出す。】
【途中、彼女が吐いた血が少し髪に掛かったかも知れない。】
【だが女は走り続け…血が着いたぐらいで諦めるような女ではないし…やっとこさ病院へと到着した。】

/治療後までキンクリしますか? <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 00:24:46.63 ID:2Elt1bVm0<> >>299
/キンクリしますか!

「…………」

【頭がガンガンする】
【頭に怪我を負ってはいないはずだが】

【病院】

【まさかの四度目】
【手術か?手術なのか?手術だろう。確実に】 <> 【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki<>saga<>2011/06/18(土) 00:26:13.14 ID:0vr+PgCO0<> >>291

【――――好機。】

【今、例の彼女は―――中ゴス王子大回転(中年女性ゴスロリ&王子様人形が大回転の意)である。】
【説明するまでもないだろうが、これは奇術師に接近するチャンスである。】

【いや、別にタイミングを見極めてまで奇術師に近づく必要もないのだが。先程まで中ゴス王大回転が居座っていたからだろうか】
【なぜか奇術師に近づかなければならない、近づかなければ負けである。と、そんな気持ちが少年の中に芽生えていた。】


【ともあれこれはまたとないチャンス。本気で奇術師に向かって走り――到着。接近完了。勝った。】
【勝利の余韻に浸る間も無く、奇術師から声をかけられる。若干泣きそうな声に聞こえるのは気のせいなのだろうか。】


「はいっ、アンコールって言いました!お願いします!」

【答えるその声は、淀みのないさわやかなものであり。ついでに表情も、どこのスポーツ選手だと言いたくなるほどにさわやかだ】
【普段の少年ならばここまで爽やかにはならないのだが。勝ったという事実が、少年の気分を高揚させているようだ】

【そして爽やかなのだから、当然の如く好青年――いや、好少年と言うべきだろうか。にしか見えないだろうし】
【悪い印象は、与えはしないだろうとは思うが。まぁ、この場で第一印象を気にしても仕方がないのだが】 <> 【速雨幻跳】 <>saga<>2011/06/18(土) 00:26:18.19 ID:eTJ7dVgw0<> >>298
「まるで人間ではない、みたいな言い方ですね。」

そうでも、驚きませんがと、右手をポケットから取り出す。
そして、人差し指が頂点を向くように手をゆっくりと上に掲げていく。

「まあ、それはひとまずおいて置きましょう。
規則があるから自由になれないのだと思っていましたがね。
それがないのなら自由だと思いますが?」

そして、手があがりきると空に向けた人差し指をゆっくりと下げていき、親指の方へと動かす。

「例えば、水。
水もこの地球の規則によって動いて、とまっています。
もしその規則が無かったら……」


そして、人差し指と親指を軽く合わせ――――弾いた。


「どのような、動きをするのでしょうね?」

僅かに表情が変化する。片方の唇の端がつりあがり、笑みを浮かべるが。その笑みは不適とあらわすのが相応しい。

「名前を言っておりませんでしたね。俺はパンドラと申します。」
「でも、女性じゃありませんよ?」

そしてクスリと小さく笑い、左手を自分の口元に動かす。何が面白いのか。

「貴方の幻想、それを移して差し上げましょう。貴方の望みは何ですか?」

「貴方の目に、俺はどう映りますか?」

数多の絶望か、それとも―――最後に残った、希望か。 <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/18(土) 00:30:29.92 ID:DRiPgH8Eo<> >>295

「そうかも、知れないな―――希望を抱くのは、良い事だ」

希望を信じようとする少女の姿を、少し眩しく感じながらそう言葉を返す

「弱かった、か。嘆かわしい話だな」

大して悲しくも無さそうに、むしろ嘲り笑うような調子で言う
警察と言う組織に身を置きながら、然して期待もしていない男であった

「殺人も、放火も、立派な犯罪なんだよ。どんなに辛くても、どんなに悲しくても、法を犯してはいけない」

少女の言葉を頑なに否定、或いは寄せ付けまいとする調子で返す

「人形を――甘く見ちゃいけない」

そう言いながら、再びシリンダーへと弾を装填していく

先程突撃させた人形達は全てオートプログラム
ウツボカズラの放った溶解液を回避する手段も持たぬまま、一瞬で溶かされてしまう

それを確認しながら、男は再び銃を構えて三連射
騎払、弾鉄、緋弾と名付けられた―――騎兵一体、銃兵二体

男は両手を左右に大きく開き、銃兵を其々の方向に進ませる
そしてウツボカズラの外側から、少女へと銃弾を浴びせ始めた
当たってもゴム弾程度の威力だが

そして片腕を今度は正面に向けた
騎兵がウツボカズラの回りをランダムに動き、陽動を始める <> 【互信光臨】 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 00:31:55.84 ID:fo/hIHKh0<> >>297
怜『そんなにがっつく様な眼で見なくても最初からそのつもりだぜェ?』
灯「ま、私らが引き留めた訳だから、非もあるっちゃ、あるしね」
怜『実は穴場つっても、こっから数メートル歩けば着くぜ……看板が無いから解り難いがな』
灯「近ッ!!というか看板無しって大丈夫な訳?」
怜『つーか、近いからラーメンにしたんだよ』

反応した青年に待ってましたと言わんばかりに、軽く愉しく笑って告げる。
そんな理由でラーメン屋らしい、此は怜火の眼の前の飢えた青年への配慮なので有るが
さり気無くやる辺りは、世話焼きな面が見られますが、にしても看板無しのラーメン屋は
当たりなら盛大に当たりだが、外れなら盛大に外れだ。

灯「よしゃ、飯は急げ、だね!」
怜『善は急げ、な、それはそれで上手いが、ほら、行こうぜェ』

もう二人は早足に扉を開け、青年を背中で顔を振り向かせ、呼び掛けて居ますが。
まぁ、定食屋からなるべく早く離脱したい気持ちもあったのだが、彼女達なりにも早く食いたい上
飢えた青年を待たせるのも、悪いと感じたが所以なのです。
ついでに行くラーメン屋さんは豚骨が評判らしいです。 <> 【砂漠外套】<><>2011/06/18(土) 00:33:07.68 ID:ibifm9dD0<> >>294
いらっしゃいますか? <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 00:34:04.38 ID:Yj17WJSB0<> >>305
いますよー <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 00:34:38.54 ID:nFd5eZlt0<> >>300

【病院にたどり着いた女は、深夜急患として彼女を預ける。】

【勿論、手術です。】

「…それでは、〜〜〜〜手術を始める。メス。」

























【手術後。】
【その病室内には、ベッドに寝かされた彼女と、椅子に座っている女。】
【女は、彼女の目が開く瞬間を、じっと待っていた。】

/術後の経過とかはご自由にどうぞ。 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 00:38:10.66 ID:JVekzRcB0<> >>304
「よし、早速行こう」
【楽しそうに笑って自分も彼女についていく、早く何か口にしないと見境無く誰かにアームロックをしてしまいそうだ】

【重そうなリュックを背負っているのに滑らかに走る、4玉はペロリといっちゃうだろう】 <> 【輪舞回生】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 00:38:47.62 ID:z4tavQ9Po<> >>302
【無感動に空に向けられた指先を見上げながら】

近からずも。遠からず。

―――――――。

みたいな。

【人間ではないが、抗生物質は人間であるし】
【化物と言われるが、もちろん感情はあるし】
【でも、人間と呼ぶには欠落しているものが多い気もするし】

【答えの出ない堂々巡り】
【単純で絡まることのない螺旋を少女は受け入れている】

水分子のことかしら。科学は嗜まないから。
あまり詳しいことを言われても―――。

【空気の弾ける音】
【小気味のいい音に言葉を途中で切り、眉をほんの少しだけ動かし反応を示す】


私の望み……。
希望…。

【青年のそれを復唱するように呟き】

【想像したものは】
【二人の女の姿】
【地べたに腰掛け、横に並び、目を伏せながら言葉を交わす】
【姉妹のような】

【一人は黒い髪の少女。青年の前に立っている濁った瞳の少女】
【もう一人の女は、青年の記憶に片隅にいる、8時間ごとの生を生きる一人の女】

【叶うはずのない幻想】
【少女は捜し求めていた目標の成就を願っていた】
【きっと相手には片割れの姉か何かにしか見えていないのだろう】

【まだ少女はぼんやりと青年の指先を見つめている】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 00:38:55.84 ID:Q96GNp6so<> >>301
好機とばかりに慎重に、緊張した空気の中、『例の彼女が回転中』(自費出版…はしません)の
横を通り過ぎる目の前の少年。
手に汗握る展開、を展望していた彼も、拳を握り締め
天井知らずに転がり続ける、天使とはとてもじゃないが言葉に出来ない雰囲気を持っている彼女の
横を少年が通り過ぎた瞬間に、息を呑んだ。

そして、少年が、自身の質問に同意してくれたので、口元に大変嬉しそうな笑みを浮かべ


「────……坊ちゃんー…アンタは良い人だぜ〜…」

若干、涙ぐんだ声で、少年に感謝の意を示したのであった。
黄金色の杖を、土の地面に擦り付け、ザリザリと言う音を鳴らしているのは、上機嫌な証なのだろう。
それでもって


「YEAH!! 坊ちゃんっ! ミスターケベックの超能力ショーへようこそっ!」
「………よっと……で? 其処のアンタ?  此の紙に何でも好きな漢字、ひらがな、カタカナの」
「何れかを、好きなだけ書いてくれてくれ」
「………おっと、此れが、鉛筆な?」

気合を入れるように、自分の両方の頬を両手で叩く彼は
先程までの、しんみりとした雰囲気を吹き飛ばすように、意気揚々と目の前の男に視線───視線は無いが──を向ける。

ひたすらに、転がり続けている例の彼女(回転体)を尻目に
彼は、懐から取り出した、紙と鉛筆を、目の前の彼に渡し、其処に好きな文字を書くように言った。 <> 【輪舞回生】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 00:41:07.03 ID:z4tavQ9Po<> >>302
/すみません、wiki読み込み不足でした;
/代謝さんのときの記憶は無いんですねっ
/>>309の【もう一人の女は、青年の記憶に片隅にいる、8時間ごとの生を生きる一人の女】
/を、【茶髪の意地の悪そうな女】に脳内変換してくださいwwww <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 00:41:49.98 ID:2Elt1bVm0<> >>307
【手術四回目】

「……んん?」

【目を覚ました】
【起き上がろうとして両手でベッドを押して状態を起こそうとするが】

「んぎゃ!」

【左手には激痛が、右手はそもそもなかった。バランスを崩し、右側に反れながら再びベッドに寝ることになった】
【左腕には包帯がグルグルと、右腕は肩に治療が施されていた。右手は捨ててしまった】

「………………あー」

【無表情のまま椅子に座っている女性を見てテキトーに口を開く】

「なんで助けたの?」

【純粋な疑問からの問いだ】
【ちなみに当たり前だが右腕は二度と生えてこない。左腕は一か月ほどで元通りだそうな】
【まあ、厨二補正で即行治る可能性もあるが】 <> 【砂漠外套】E:砂のマント、アームウォーマー<><>2011/06/18(土) 00:43:40.27 ID:ibifm9dD0<> >>294
……うん、だいじょうぶ……!
【公園……白髪頭の女の子が、その中を歩いていた。目的はなかった】

……
【そんな中で、一匹の猫を見つけた。とても可愛かった】

…………おいで
【といいつつ、少しずつその猫に近づいていく。両手を広げて、猫を抱きかかえるようとしながら】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 00:46:00.77 ID:ngvN3QQD0<> >>303

「ええ、希望は捨ててはいけないのよ。」
【遠い目をしながらそんな事を言う】
「孤児院の先生もそう言ってたもの」

「ええ、皆すぐに溶けて行ったわ。」
【悪意もなくそんな事を口にする】
【少女にとっては一般警察は餌の何かとしか思っていないらしい】

「フリーゲルト、今からあれをするけど絶対に殺しちゃ駄目よ・・・・」
【憂鬱そうにそう呟くとフリーゲルトと呼ばれた植物は全て地面へ潜ってしまう】

「そう・・・・でもね、こっちも望んだわけじゃないの。」
【哀しそうな眼を向け訴えかける】
「まぁ、人殺しの言う事なんて信じてもらえないかもしれないけど。」

「じゃあ私からも忠告。植物を侮らないほうがいい」

【少女が何処か異国の動揺を口ずさみ始める】
【少女に銃弾が当たるが歯を食いしばるだけで歌う事をやめるわけではない】
【その歌は何処か哀しげで狂った印象を与えるものだ】

【銃撃を阻むように地面から触手が出て少女の前に壁になるように生え並ぶ】

「ねぇ、梶原さん。何で私がフリーゲルトを地に隠したかわかる?」
【歌を止め質問をする少女】
「ハエトリ草ってね、自分の範囲に入った生物を容赦なく喰らってしまうのよ。」

【ハエトリ草の部分が男の真下をめがけてズズっと音を立て移動している】
【さながら害虫を食べるように男の事を狙っているのだろう】
<> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 00:49:10.12 ID:Yj17WJSB0<> >>313
ミャー

【のらりくらりと歩いているネコは、少女に気づく事もなく】
【いつの間にか近づかれて、後ろから抱きかかえられてしまった】

え?ま、待ってなになに〜?!!!

【ネコはパニック状態になって前後の両足をバタバタしながら暴れていた】

【そしてパニック状態からか、普段隠している人語をしゃべってしまっていた】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 00:49:34.08 ID:nFd5eZlt0<> >>312

あ、良かった…意識戻って…。

…だ、ダメだって、動いちゃ。
左腕は骨折してるんだから。右腕はもう無いし。

【女は、起き上がろうとする彼女に静止の声を掛け】
【ベッドに再びお世話になる彼女の布団を掛けなおした。】

【と、彼女が一言。】

―――なんで助けたの?

【女は、その問を聞いて一瞬ポカンとしたが、すぐに取り直して、言った。】

…あんな状況の貴女を見て助けない人はいないと思うよ。
いるとしたら極悪人ぐらいでしょうに。

…私が極悪人であって欲しかった?

【つまり、「助けないで欲しかったの?」と聞いている女。】
【とりあえず、人助けが当たり前である女には「なぜ」なんていらなかったみたいである。】
【困ってるから、助けた。それだけである。】 <> 【速雨幻跳】 <>saga<>2011/06/18(土) 00:50:59.47 ID:eTJ7dVgw0<> >>309
「中間、といった所でしょうか。」

人間のようで、人間じゃない。そんな生物が目の前にいる。
だからといって何だというのか。ここはそういう場所の筈だ。
人もいる、獣もいる、混ざったのもいれば、それ以外もいる。何もかもが存在するそれこそ地獄のような、天国のような……
この場所自体が、中途半端な場所なのだろうか。

「大丈夫ですよ、俺も詳しくはありませんから。」
「ただ、貴方を自制する規則、それを解き放った時――貴方は自由になれる、のですよね?」

指と指を弾く音が響き渡った後、青年を中心にある範囲が――正確には、半径10mの円をつく量にして――変化する。
雨粒が、落ちていく。一粒、二粒と。そして数えられなくなるほどに、その雨は降り注ぐ。
しかしその雨で体がぬれる事はなく、冷たさも感じない。幻覚と錯覚するにしては、感触がある。

「貴方の望み、叶えましょう。」
「貴方の望みは、何ですか?口に出して、いってみてください。」

それを形にしましょう、と青年は目を閉じて僅かに顔を俯かせる。
今目の前にある物、それが青年には見えていない。
霞がかかったように存在する、青年が想像した、直径100mの円の世界。
女性が特徴を口に出せば、強く願えば、届けば、それは輪郭をはっきりとさせ、形を成し。そこに、その世界で君臨するのだろう。青年の、女性の想像通りに。 <> 【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki<>saga<>2011/06/18(土) 00:55:53.34 ID:0vr+PgCO0<> >>310

「漢字、ひらがな、カタカナのどれかを好きなだけですね!?分かりました!!」

【若干、テンションが上がっている。】
【いや違う、若干ではない。大分テンションが上がっている。】

【未だに転がり続けている中ゴス(略)に勝った(?)事もあり、ただでさえ浮き足立っていたのだが】
【そこにこの奇術師―――ミスターケベックと名乗るこの男のテンションの高さに乗せられたのか、更に少年のテンションは上がった】


【渡された紙に、これまた渡された鉛筆で、さらさらと――ではなく、がりがりと、若干書きなぐるように紙に文字を記す】
【普段ならば、さらさらと丁寧に書いていたのだろう。だがしかし、少年はテンションが上がっている。】
【もはや中ゴス(略)など気にしていない。蚊帳の外――と言うには用法が違うが、とにかく少年の頭には中ゴス(略)のことはない】

「―――できました、どうぞ!」

【びしっ!と勢いよく差し出された紙には、『勝』が三文字。】
【三文字といっても、一文字が大きく、紙全体を使っている。もちろん裏までは使ってはいないが】

【紙と一緒に鉛筆も勢いよく差し出したのだが、芯の方を自分に向けている辺りが少年の性格を現しているというかなんというか。】
【ハサミを渡すときに刃の方を持って差し出すタイプである。常識、といえば常識ではあるのだが】 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 00:56:01.08 ID:2Elt1bVm0<> >>316
「ないね…ふふ……」

【つまり彼女の能力【指ーム】は本領の半分がなくなったことになる】
【戦闘力の大幅ダウン。これは痛い】

「私はあんな状況の人を見ても素通りするような人を沢山知ってる」
「私の常識はそっち」

【暗い世界で生きてきて、捻じ曲がった性格になり、最早普通≠フ常識は持ち合わせていない】
【彼女の楽しみは他人の憤慨する姿を見ることである。あと不意打ち】

「そりゃ生きてた方がいい」

【聴こえないだろうほどの大きさで「ありがと」と呟いた】 <> 【砂漠外套】E:砂のマント、アームウォーマー<><>2011/06/18(土) 00:56:30.45 ID:ibifm9dD0<> >>315
……きゃっ!
【抱きかかえたのはいいが、猫が急に暴れだしたので、それを抑え込もうと必死に両手で締め付けようとする】

……あばれないで!
【そのためか、猫が言葉を話すのに気づかなかった】 <> 【速雨幻跳】 <>saga<>2011/06/18(土) 00:59:24.87 ID:eTJ7dVgw0<> >>311
了解ですよー <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 01:00:02.27 ID:Yj17WJSB0<> >>320

ううう、くるしい......苦しいからもうちょっと優しくして〜

【ネコはウンウン唸りながら暴れようとするが】

――あばれないで!

【一旦ぴたっと止まった】
【しかし若干苦しそうな表情(?)を浮かべていた】 <> 【輪舞回生】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 01:01:09.44 ID:z4tavQ9Po<> >>317
そう思うのが無難でしょう。
貴方には高尚すぎて理解の及ばない次元のお話でしょうから。

【中途半端】
【完成された生物だと思っていたが、言いえて妙だと少女は思った】
【見た目は人だが、中身は化物。実に中途半端な存在】

【少女は自嘲気味に少しだけ唇を吊り上げ】

哲学の話は嫌いなの。
私の自由への。
お手伝いをして頂戴。

【言い終わると同時に降り出す雨】
【せっかくの髪が濡れてしまう】
【蛇原田さんもそんなに雨は得意ではないのに…】

…面白い。面白い。

【抑揚のついていない声が、素直に雨の感触への感想を紡ぐ】
【幻想の雨に濡れながら】
【少女は口を開いた】


【先ほど抱いた叶わぬ希望を】
【捜し求めた少女の特徴を。思い描いた風景を】


―――そう願ったわ。

【全てを伝え切ったあと。少女はそっと前髪を撫でつけた】 <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/18(土) 01:01:22.99 ID:DRiPgH8Eo<> >>314

「なら、その先生の言葉を大事にするがいい」

大きく首肯をする

「それを、同じ警察である僕に言うのかい?」

肩を竦めながら、呆れたように言った
さして気分を害した様子も無く、馬鹿な同僚を見下したまま
或いは自分もそうなるか

「そうかい。出来れば…、信じてやりたいが――無理だ」

沈痛そうな面持ちで、そう言葉を紡いだ
心底残念そうに

少女が何かを口ずさみ始めたのを見て警戒するが、しかし何が起こるのか予想はつかない
銃兵に攻撃を継続させたまま―――

「ッ!!」

――しかし、その攻撃が壁のようになった触手に阻まれたのを見て、目を見開く
そして、聞こえてくる少女の言葉

自身を狙った攻撃が下から来る――ただソレだけしか分からないが、しかしソレだけでも分かるなら

「剣火ッ!!」

後ろに跳躍しながら、掛け声を放つ
自身の足元に残っている、たった一体の剣兵だ
相手がただの草であるなら―――焼いてやろう、と

まだ相手の本体は出てきていない、それでも、その行動を回避し間隙に一閃を叩きこむチャンスを窺おうと
一体の剣兵は、人形遣い直々の制御化の下、その機会を狙って構えを取る <> 【互信光臨】 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 01:02:23.04 ID:fo/hIHKh0<> >>308
灯「…………一応、年上だよね?この人」 (ボソッ
怜『…………まぁ、それ位の食い物好きとしといてやれよ』 (ボソッ
灯「ん、てゆーか、もしかして……此処?」
怜『おぅよッ』

飢えた青年の姿は無邪気な少年に近い何かに思え、一応、大人の尊厳を尊重しボソボソ〜、と
呟くが、まぁ、気にしない事にしました。
定食屋をやや離れた箇所には、辺りのコンクリの建造物とは非対象的に、古さを感じさせる木造の
家、暖簾は掛かってるのに無字故に、一瞬何の店かは解らないが、其れをラーメン屋と解る要素
ラーメンの芳醇な香りだ、漂うのです、そう、店の前に

灯「んんッ、此は当たりじゃないの!?怜火、早く早く!」
怜『わッーてるよ』

カラカラ、と戸を開ける、客は物静かに半分程度の席を占め、夢中に麺を啜っている。
漂うのは濃厚な豚骨の香り、カウンター形式上に渋い店長が黙々と慣れた手付きで麺の水分を切っている。
風格から解る……!

怜『手練だッ……!』
灯「手練だね……!」

二人とも、雰囲気的にそれ言いたかっただけですよね。
迅速に席に寄り二人は定番らしい、豚骨ラーメンの固め細麺、葱多めを頼む様で有る <> 【砂漠外套】E:砂のマント、アームウォーマー<><>2011/06/18(土) 01:06:39.54 ID:ibifm9dD0<> >>322
……ふう……よかった……
【猫が落ち着くと見ると、今度は少し力を緩めた。しかし、離そうとはしない】

…………
【それから、猫を抱えてベンチに向かった】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 01:08:17.86 ID:nFd5eZlt0<> >>319

…。

【彼女の右腕が無いことについては、女は何も言えない。】
【なぜなら、女が彼女を見つけた時点で、もう右腕は無くなっていたからだ。】

貴女の常識がそっちでも、私はそちらとは違うこちらの常識を持ってる。
こちらの常識はね、人助けはするのが普通なのよ。

【酷く遠まわしだが、少なくとも自分は、「そっち」の人間じゃないことを言いたいようだ。】

でしょ?

【彼女の感謝には気付かなかった。その代わりに、質問。】

貴女、能力者にやられたんでしょ?
じゃあ、貴女も能力者なの?

【こちらとしては、1番気になる質問である。】
【それを、ぶつけた。】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 01:09:14.93 ID:Q96GNp6so<> >>318

少年が、なにやらガリガリと書きなぐっている間
何が出るかな、何が出るかな……歌いながら、イートマキマキしている彼こと現在、奇術師さん
実際のところ、少年が書いている文字を不可視の目が見ている為
余裕のよっちゃんと言っても、過言どころか一週回ってやっぱり、過言と言わざるを得なくなってしまう程である

此の時、彼が例の彼女から目を離すと言う愚行を起こさなければ
例の彼女の回転が止み、じーっと此方を見ている……と言う危機的状況を察知する事も出来るだろう。
其の姿はまるで、某竜クエスト怪物達 で、斃した敵が起き上がって此方を見ているという状況に
激しく酷似しており、彼女の姿もまた、モンスターズの一員と受け取られても可笑しくない程度に、ヤバイ


「ぬわぁにがでぇるかなぁー ちゃちゃちゃちゃんちゃんちゃちゃちゃちゃん!」
「……………さぁて、出来たな?」

そんな事とは露知らず、彼は紙と鉛筆を目の前の少年から受け取り返すと
ニヤニヤと、口角を若干上げながら、紙を何重にも折り曲げた。


「─────……では、今から、超能力を発揮して進ぜようっ!!」
「─────ハァァァァァァアアアア!!!!   ───────波ァ!!」


「─────……読めたァ!!  此の中に書かれている文字は……勝……だなっ!? 其れも三つだ!!」

なにやら、奇術師の彼は勿体ぶって、少年の前でなにやら力を篭める様子。
とりあえず、開いているから読める……と言う事は、現実としては無い。
そして、彼は、暫くの間、なにやら超能力のための力を溜めていた。
次の瞬間─────彼は正解を言い当てたのであった。
                此れは、先程から常々言っている、不可視の魔眼が彼の書いていた文字をちゃっかりしっかり見ていたからである。

────例の彼女は、未だ動き出す気配は無い <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 01:09:39.11 ID:JVekzRcB0<> >>325
(結構すごそうだな)
【空気を読んで店に入ったら静かにする、辺りを見回しそれなりに人気な店だというのも知る】

【自分は彼女の近くの席でリュックと腰を降ろす、そして注文】

「えっと…彼女達が頼んだのと同じで」
【前知識も無いので彼女が頼んだのと同じ物を頼む】
【そしてリュックからメモ帳とペンを取り出し何かを書き込んでいく、時間つぶしと同時にこの店の情報を書き込んでいるのだ】 <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 01:13:44.36 ID:Yj17WJSB0<> >>326
フー、苦しかった

【とりあえずお腹の圧迫から開放されるネコちゃん】
【顔を洗うような仕草で、顔に出た冷や汗を拭った】

って、どこいくのー!!

【ネコの両前足を少女の腕にパンパンと叩いてアピールをする】
【もう人語を隠すのを忘れているようだった】 <> 【速雨幻跳】 <>saga<>2011/06/18(土) 01:16:09.65 ID:eTJ7dVgw0<> >>323
「いつか、時間が有り余る程の時が来たら、ゆっくりと教えてください。」

吊り上げた笑みも見えず、ただ目を瞑る。
これから見せる幻想は、恐らく自らが介入してはいけない世界だから。
おそらくこれで大丈夫だろう。下準備は整った。

俺も、面白いと思いますよと、自らの能力に対する感想に答える。
幻想を見せる能力。そしてそれを僅かに本物へと近づける能力。
耳に入る情報を元に、構成していく。不思議と、何となくだがその人物の姿が浮かぶが……気にする事ではない。
輪郭を持ち、構成されていく。雨粒が集まるように体を作っていき、そしてそれが構成を完了すると―――茶髪の、意地の悪そうな女が、おそらくそこにいる筈。

自らの場所だけ、雨音が激しくなった。いや、そうした。
聞こえる音も途切れ途切れ。恐らく二人の女性が話す事。それは耳に入らないだろう。
前にもいったように、今ここは自らが介入していはいけない世界。
しかし、今目の前にいるのは本物ではなく、あくまで複製。それが発する言葉を本物が発するかといえば、それは違う訳で。―――まあ、承知の上だろう。何も考えなくともいいか。 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 01:17:27.31 ID:2Elt1bVm0<> >>327
「食われた」

【左腕を女性に見せつける。包帯が巻き付いているが、勝手に解く】
【そこには歯形が確認できるだろう】

「あっそ」

【別にどうでもいいよ。みたいなテンションで相槌を打つ】
【彼女は個人に興味を持つことが少ない。ゼロではないが】

「まあね。死んだら食われてたし」

【いや流石にこの女性が人肉を食すことはないと思うが】
【あの時だって実際、途中、痛みで声をあげたりすれば死んでいただろう】
【食われるのは嫌な様子】

「能力者…かなー?人外っぽかったけど」

【蠍の人外。多分】
【恐らくあの尻尾には麻痺毒があるのだろう。刺されたあと、体が麻痺した】

「私?能力者かもね?もしも能力者だったらどうするの?」

【ベッドに寝転がったまま、無表情で問う】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 01:18:44.72 ID:ngvN3QQD0<> >>324

「その言葉を言ってくれた先生は死んでしまったけどね。」
【哀しそうに俯く】

「でも・・・・梶原さんは警察って感じがしないの・・・」
【クスクス笑みをこぼしている】
「馬鹿にしてるんじゃないのよ?」

「フリーゲルト、後もうすぐで開始して。」
【地中に埋まってる植物に指示を出す】
【声が聞こえているのかは定かではないが】

「そう・・・・でも、梶原さんに勝ったとしても絶対に殺さないわ。」
【目の前の男を絶対に殺さないと決意している】
「でもね、梶原さんは私を殺すんでしょ?」

【哀しそうな声色になる】

「ビックリした?」
【男の反応を見て楽しんでいる】
【その姿はまるで遊んでいるようだった】

【剣火と言われた人形が触手を切りつける】
【ただ、触手は粘液で守られているため燃えるのは燃えるが全焼までは行かないであろう】
【しかもその触手も食虫植物なのでもしかしたら人形を捕えてしまうかもしれない】

【ハエトリ草のギザギザの部分がもうすぐで男の足元の部分へ現われるだろう】
「梶原さん、危ないよ・・・でも横に逃げるとハエトリ草の範囲からは逃れられないよ。」
【そう忠告を促すが、少女の狙いは最初からハエトリ草に男を捕えさせるのではなく別の目的があった】

【ウツボカズラに地面を脆くさせ落とし穴を着々と作らせていたのだ】
【後は、男が底を踏むか踏まないか男の運次第である】
<> 【砂漠外套】E:砂のマント、アームウォーマー<><>2011/06/18(土) 01:21:49.62 ID:ibifm9dD0<> >>330
…………だいじょうぶ、こわくないよ
【ベンチに座ると、頭を撫でる。前足で叩かれたことは気にしていないようだ】

…………?
【そこでようやく、猫が喋っていたことに気がついた。今までの猫の仕草を思い出しーー】

……
<> 【輪舞回生】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 01:26:19.92 ID:z4tavQ9Po<> >>331
時間なんて幾らでもあるけれど…。

【面倒なだけよ。】
【と、少女はこぼす】


【雨はやがて一人の女性の姿を形成してゆく】
【その様に拳をぎゅっと握り締め、顎を引いて構えるが】

【いざ目の前にしてみると】

―――。

【】

【無音】
【雨は今も少女の髪を叩き、地面で弾ける音で世界を満たしているはずなのに】
【少女には何も聞こえない】
【自分の心臓の音さえも】

――…。
【口を紡ぎ、現れた女を見つめることしかできずにいる】




………もういいわ。有難う。

【しばらくそうした後、雨音にかき消されるような声で静かに呟いた】
【青年にその声はきっと聞こえるだろう】 <> 【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki<>saga<>2011/06/18(土) 01:27:16.96 ID:0vr+PgCO0<> >>328

「お、おおおおお!!」

「すごいすごい!当ってます!!」

【――的中。】
【奇術である以上、何らかのタネがあるであろうことは少年にも分かっているが…今は気にしない】
【折角上がったテンションを、タネを探ることで下げたくはないのだ。ただ単に楽しむだけならば、タネなど探らない方がいい。】

【だからまぁ――素直に喜んでいる。手を叩いて喜んでいる。というか拍手である。】
【その後、財布を取り出し、入っていた小銭を全てブリキ缶に入れる。】
【500円玉が1枚に、100円玉やら10円玉やらが何枚か…しめて700いくらといった所だろうか】

【別にお金持ちというわけではないのだが、祭りと同じようなものである。今は楽しみたいのだ。】
【まぁ―――人には言えないお金が、かなりあるが。それは余談である】


【――――――危機が、迫っている。】

【中ゴス王子(大回転終了)がじーっとこちらを見ている。】
【これが妙齢の美女であったならば。妙齢の美女であったならば!どんなに救いだっただろうか。】

【だが現実は非情である。中年の――言い方は悪いが醜女である。贅肉ダルンダルンである。油ギットギトである。油ギッシュ。死語か?】
【とにかく、危機である。ある意味先程以上の危機である。そして少年は、それに気づいているかと言うと――――】


「すごいですね!本当に!」

「なんで分かったんですか!?本当にすごい!」

【―――――全く気付いていない。】

【あろうことか暢気にすごいすごいとほざいている。危機が迫っている事など露知らず。】
【中ゴス王子は、まだ動かないようだが―――少年は果たして、危機が迫っていることに気付けるのだろうか。】
【いやない。少なくとも今のままでは確実に気付けない。必然、命運は奇術師に託される事になるのだが――果たして】
<> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 01:28:48.05 ID:nFd5eZlt0<> >>332

勝手に包帯解いちゃ…

…うわ…

【包帯を解く彼女を見て止めようとするが、時既に遅く、左腕に残る歯形が明らかになった。】
【もう、絶句するしかない女。】

やっぱり、相手能力者だったんだね。
蠍の人外……気をつけないとね。人外。

ううん、別に。
聞いてみただけだから。気にしないで。

【人外は、何となく野蛮なイメージがある。】
【今日の出来事も、その例に漏れない人外が彼女の右腕を食い千切ったのだろうか…。】
【想像すると…いや、出来ない。】

【質問に深い意味が無い事を言って、席を立つ。】
【そして、弟を捜しているあの質問をする余裕は無さそうだ。】

じゃ、私はもう行くよ。邪魔しちゃ悪いからね。
私は、白雅 柚(シロガ ユウ)。貴女の名前は? <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 01:32:16.36 ID:Yj17WJSB0<> >>334
質問にこたえろー!! あうう.....

【威勢の良い声を上げたが、頭を撫でられて落ち着いてしまった】
【凄く気持ち良さそうにしている】

......ギクッ!! にゃ、にゃあ〜

【そしてやっと自分がネコ語(?)じゃない言葉を喋ってることに気がついた】
【今更のごまかしをするも、凄くうそ臭い鳴き声になってしまった】 <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/18(土) 01:34:17.61 ID:DRiPgH8Eo<> >>333

「それでも――君がその方の言葉を覚えていれば、報われるだろう」

慰めの言葉になっているかも分からぬまま、そう言葉を掛ける

「まあね。警察になりたくてなったわけじゃないよ」

少女の言葉に、然して気分を害した様子も無く応じる
現役の警察官としては有るまじき発言なのだが

「いいや、僕がここで負けようものなら―――生き長らえはしないよ。
 他人に正義を押し付けてきて、自分ばかりが生き延びる気は無い。
 そうだね―――その問いには頷かざるを得ない」

達観したような面持ちで、しかしどこか悲しさを滲ませた声色で言葉を返す
どちらかは必ず死ぬ―――そう言ったような物だ

「ああ―――驚かされるよ」

そう飄々と言いながら、しかし内心では諦めかけていた
人形遣いには―――相性の悪い相手だ、と
頼みの綱である剣火すら、有効な手にはならない現状を踏まえてそう痛感する

「構わないさ。どう来ようと、僕は全力で僕自身の正義で戦う」

男はその場を動こうとせず、その場でリボルバーに入った残りの三発を発射した
斉矢、鮮弓、利騎―――弓兵が二体、騎兵が一体

弓兵二体に取らせるのは曲射―――触手の壁を越えて少女を攻撃しようと
騎兵にはその触手自体への攻撃を命じる <> 【速雨幻跳】 <>saga<>2011/06/18(土) 01:35:23.34 ID:eTJ7dVgw0<> >>335
「では、何れかの機会に。」

相手の返答の真意を知らずか知っての返事か。余裕そうな態度からは前者に見える。
しかしそれは心を読みでもしない限り、わかりはしない事なのだろう。いうなれば、意味のない返事。本人ですらも、雨音に潰されて聞こえているか、わからないのだから。

耳にはっきりと届いた声を聞いてから、雨が段々と上がっていき。そして雨があがっていく。
気づけば幻想の女性の姿は無くなり。
その空間には何事も無かったかのように、塗れた後も、何も残さない。
さっきまでの感覚は本当だったのかと思える程に、幻想的。未だに、この感覚には慣れない。

「貴方が見た物は幻想です。
それこそ、俺がそんな物は無かったといってしまえば、貴方の中の物語でしかなくなる程に。
貴方は今の幻想に……何を見出します?
形容し得ない絶望、それすらも通り越した、幻想的な希望。」

―――どちらも、破滅的に、儚い。
口には出さなかった。言葉を富め、相変わらず目を閉じたままに、ふぅと息を吐く。
<> 【互信光臨】 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 01:35:29.18 ID:fo/hIHKh0<> >>329
怜『店の衛生管理も……外観と見比べ、小綺麗……メニューは醤油、塩、味噌、豚骨』 (カキカキ
怜『ふむ、実にシンプル……慣れた手付きと言い、ラーメンの腕に自信有りと見る……。』 (カキカキ
灯「…………。(何、何なのこの人達、ひたすらに書き込んで、こわい)」

某一名はラーメンが来るまでの時間が長く感じる位に、凄く痛い沈黙に見回れてますね
怜火も怜火で、料理好きの性かラーメン店のメモを取っている模様で、集中して観察している。
無駄に変な場面で観察眼発動しなくて良いのにね!
灯火は隣にメモを記す青年、またその隣にメモを記す怜火にプレッシャーで毛圧されて
黙りこくってます。どんまい!

灯「おぉ!きたきたきたッー!!此の濃厚そうな奥の見えないクリーム色っt怜『いただきます』
灯「ちょっ、食うの早っ」

意外と味わいながらゆっくり食うと思いきや、一気に啜って行くのが嗜好らしい。
細麺の隙間に絡まり濃厚でトロリと染み着く芳醇さ
……ーーー口に溶ける様な優しい舌触り
高尚な香りを引き立たせつつも、遺憾無く発揮するスープの深み、旨味
また其の汁を吸ったトロリとした海苔と麺を併用して食べるも一興 <> 【指ーム】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 01:38:13.71 ID:2Elt1bVm0<> >>337
「いやあ。楽しかったよ。不意打ちできたし」

【彼女にとっては死闘でも体の一部を失っても楽しければそれでよし。無表情だけど】
【心の中で楽しんでいるのである】

「人外じゃなくても気をつけろ。食われなくても殺されはする」

【左手の人差し指から女性の少し横目掛けビームを発射する】

「こんな感じで」

【終始無表情】
【まあ、今ので自分が能力者だということも分かっただろう】
【元々彼女は人を怒らせることは積極的にするが、殺すことに積極的ではない。あくまで自己防衛なんだからね!】

「…私は古堂 影葉(コドウカゲハ)よ。うん。じゃ」

【女性は去っていくようなので、じゃ、といい別に止めるわけでもなくそこで別れた】

/絡み乙ありでした! <> 【砂漠外套】E:砂のマント、アームウォーマー<><>2011/06/18(土) 01:40:16.67 ID:ibifm9dD0<> >>338
…………いっしょにねよう
【……猫の頭を撫でたまま、言う】

……
【頭を撫でているてが止まり、そのうちに寝てしまった】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 01:40:16.69 ID:Q96GNp6so<> >>336

「ぬふふふ………俺の心眼よな」
「心眼にとっては、此の程度の目隠しなぞ、透明なガラスに等しいのよ!!」


大金(?)がブリキ缶の中に放り込まれて、ホクホク笑顔の彼こと奇術師であった。
彼もまた、此処までちやほやされるとは露にも思わず
今までの、無感情なイッパンピーポー共め、許さぬと言った、不機嫌さは完全に吹き飛び
彼もまた、ハッピーバースディと言いながら小躍りしかねない………


「心眼の力によって、俺に見えん事など無いに等し

『─────────────…………… 王子様?』


                    !!!!?????               」

自慢ターイムに突入するかと思えた其の瞬間、例の彼女の声が響く
最早、深夜に近づいてきて、周りに人が減り、雑踏と雑音が虫の鳴く雑音に切り替えられていたが
其の声は、三千世界の端から端まで、或は、10万億土の最後の一歩の場所まで届いたと思える程に
寒気がした。 嫌な気がした。 というより、悪い予感がした。
不可視の魔眼の視界を例の彼女が、転がっていた筈の方向へと向けてみる。
──────……其処には
                     微笑んでいる
                                 例の彼女が居た。


「───…あ、う、おお…うあ………と、とりあえず………に……に……」

と此処で、冷や汗どころか、完全に怯えきってしまっている彼がしゃがみ、ブリキ缶を掴む
此れで、杖も握っているために両手が完全に塞がれてしまっている。
確実に、此の時点では何が起こったか、理解することが可能であろう。
微笑み中年ゴス王子と言う存在を横に控えた状態で、冷静でいられたら……の話だが <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 01:43:51.82 ID:nFd5eZlt0<> >>342

【彼女の忠告。】
【女の頬スレスレを通っていったビームを見ながら、女は再認識する。】
【ココは、能力者の世界だと。】

影葉ね。分かった…。
お大事に、ね。

【そう言って、短く挨拶されて後に病室を出た。】
【自分は、弟の安否を確かめるまでは死ねない。】
【それまでは、どうなっても生き延びようと思った一日だった。】

/マジでスミマセン…。乙でした。 <> 【輪舞回生】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 01:44:52.89 ID:z4tavQ9Po<> >>340
二度と逢いたくないと思っているわ。

【妙なところを発見されたワケだし】
【敵意が無いわけでも…無いのだろう】
【嫌味と本音の入り混じった言葉を苛立たしげに返す】

また哲学のお話かしら。

【小さく息を漏らして毛先に手櫛を通す】

在る筈の無い未来ね…。

あの未来を追いかける限り。
私はいつまでも自由で。
いつまでも檻の中。

【顔を上げ、両の目で青年を見る】

思い知るだけね。
ちっとも面白くないわ。

【恨めしげにそう結んだ】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 01:44:53.70 ID:JVekzRcB0<> >>341
(…見ただけで旨いとわかるな)サラサラ
【真剣な表情で書く中いよいよラーメン登場】

「早速、いただきます」
【メモ帳を置き手を合わせる、まず匂いを嗅ぎ鼻を満足させる】
【そして青年はレンゲを取り、スープを口にする】

「!?」
【スープを舌の上に流した瞬間全身に電流走るっ!】
【空腹は最大の調味料と言われているがその調味料のおかげで口から光線も出そうだ】

「………」(うーまーいーぞー!!)
【心の中で叫びつつ麺を豪快に、おしとやかにすする】
【すごいスピードで麺を口に運んでいるのに汗を一つもかかず下品な音も立てていない】
「…ふぅ、替え玉お願いします」
【一息つくころには青年の器に麺は入っていなかった】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 01:47:34.51 ID:ngvN3QQD0<> >>339

「そうね・・・・その言葉も先生が言ってた」
【男と先生を重ね始める少女】

「そう、でもそんな感じはしてたよ。」
【クスッと笑う、会話だけ聞いているとそこで戦闘が行われているなんて夢にも思わないだろう】
「でも、梶原さんはとっても刑事さんに向いてると思う。」

「今の質問で気を悪くしたら許してあげて、久しぶりに人と話すから・・・・」
【いつも退屈だという事を遠まわしに言っている】
「だって、皆遠ざかって行くんだもの。」

「でも、私は絶対に梶原さんを殺さないわ
それだけは約束できる。」
【真剣な表情で男に言い放つ】

【楽しそうに鼻歌を歌い始める】
【この少女は歌が好きなのだろうか】

「ねぇ、梶原さんは降参しないの?」
【もう危険だから止めておけという忠告といったところだろう】
「こう見えても怪我の治療は得意なのよ。」

【男が攻撃してくるのを確認する】

「フリーゲルト!手加減はするのよ!」
【ラストスパートと言ったところだろう、ハエトリ草に男を捕えるよう命じる】

【触手の壁は攻撃により脆く崩れはてはじめる】
【少女にも何本か弓矢が刺さり始めている】 <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 01:47:55.49 ID:Yj17WJSB0<> >>343
寝るって何?!! お前寝ちゃうのかー!!!

【またワーワー騒ぎ始めてしまった】

だーしーてー、こーこーかーらーだーしーてー

【しかし少女の力が強いのか出ることは出来ない】

【そして疲れたのか、ネコはうなだれて途方にくれてしまった】 <> 【砂漠外套】E:砂のマント、アームウォーマー<><>2011/06/18(土) 01:52:48.35 ID:ibifm9dD0<> >>349
……
【確かに最初のうちは力が強かったが……】

……
【それも抜けていき、腕がだらんと垂れてしまった。猫も抜けられるようになっただろう】 <> 【速雨幻跳】 <>saga<>2011/06/18(土) 01:55:52.99 ID:eTJ7dVgw0<> >>346
「おやおや、これは手厳しい。」

尚も余裕そうな態度は、相手を更にいらだたせる原因になるだろうか。
やはりこれも――いや、相手を挑発していると取れる分、無意味な返答ではないが。

「貴方が出会いたかった人、会ったのになぜ貴方は満足しないのか。
それでも、なぜ貴方は追い求めたのか。
結果は、実は知っていたのではないですか?」

そして、目を開く。瞳が女性の瞳を捉え、柔らかく頬を綻ばせ、笑うだけ。
その言葉は挑発のようにも聞こえるが、声の調子と表情からは、挑発には取れそうも無い。

「それがわかれば、少しくらいその檻とやらから出れるかもしれませんよ?
鍵は手元にあるんじゃないですか?使わないだけじゃないのですか?それとも……それも幻想ですかね?」

そして、一歩ずつ、確かに踏みしめて歩いていく。
しかしその先に女性は居ない。まっすぐ進んでいけば女性を隣にして通り過ぎるような角度で。
気づけば手もズボンのポケットの中、このままいけば、後数秒で通り過ぎるか。 <> 【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki<>saga<>2011/06/18(土) 01:59:09.74 ID:0vr+PgCO0<> >>344

「はぁ〜…心眼、ですか……」

【心眼、と聞いてピンと来た―――わけではないが】
【そもそも奇術師なのだから、まさか本当に超能力じみた力を持っているとは考えにくいが――ー】

【―――しかしよく考えてみれば、少年はそうした不思議な力を持った人物に何度か会った事がある。】
【もしかしたら、この人も――そう思ったようで】


「…あの、もしかして不思議な能りょ


『─────────────…………… 王子様?』


            ――――――――――――!!!!!!」


【蘇る、恐怖の記憶。】
【あの時は、中ゴス王子の注意はこちらには向けられていなかった。…だから、ヤられる可能性も低かった。】
【だが―――今はどうだ。中ゴス王子は、完全にこちらを向いて、微笑を浮かべている。】

【――――ヤられる。このままでは。間違いなく。確実に。完全に。】
【本能的に、悟ったのだ。未だかつて無い危機に直面しているのだと。】





「    に     げ    ろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!」





【――――まさに脱兎の如く。少年の容姿も相まってまさに脱兎の如く。】
【全力で逃げる。奇術師と違い、開いている両手を千切れんばかりに振って、陸上選手も真っ青な速度で走り抜ける。】
【あの人には悪いけど、そんなことを言っている場合じゃない。逃げなきゃヤられる。】

【冷静でも、理性的でもない。ただ本能的に。本能的に、逃げた。】
【人の奥底に眠っていた獣性、それを呼び覚まし―――――逃げるッ!!!】 <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/18(土) 01:59:55.57 ID:DRiPgH8Eo<> >>348

「いい先生を持ったな」

小さく微笑んでやるような顔になる
どうして、その教えから犯罪に手を染める様になってしまったのか――そこを悔むように

「そいつは…嬉しい、かな」

冗談めかすように肩を竦めてみせるが、少しばかり感じた照れを隠す意味合いもあった

「それは――どう仕様も無いね。ロゼ自身が改心して真っ当な道を歩む機会が来ないと」

少しばかり表情を強張らせながら言う

「君の決意の問題じゃない。見っとも無いかも知れないが―――それが男のけじめなんだ」

相手の真剣な表情を見据えながら、小さく頭を振った
其処は譲れない、と

「降参? そんな事は僕の生涯に一度も無かった。した事も、認めた事もね。
 怪我の治療が得意―――か。君は…心の底は優しい子なのだろうね」

きっぱりと、しかし優しく言葉を紡ぐ

少女が命令する声が聞こえる
手加減などせずとも良いのに―――心の中でそう呟きながら、その時を待ち構える
触手に飲み込まれそうになる前に剣火を手元に戻し、肩に乗せた <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 02:01:21.04 ID:Yj17WJSB0<> >>350
あら?出れる!!!

【ネコはスルリと腕から抜け出し地面に着地した】

【そして少女を一瞥した】

じゃあね、お嬢さん

【ネコはこのまま夜闇に消えてしまった】

/すみませんそろそろ眠いので落ちます>< <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<><>2011/06/18(土) 02:05:35.40 ID:ibifm9dD0<> >>354
おつでした! <> 【輪舞回生】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 02:07:43.75 ID:z4tavQ9Po<> >>351
ただの優男ではなさそう。
大当たり。2点進呈よ。

【実は知っていたのではないか】
【答えはYESだ】

【笑顔には、少々むっとした様子で睨みつけておく】



そうね。
【どんどん近づく青年をその場で待ち構え】

――檻は外からしか開かないものよ。

【消え入りそうな声で、自分にだけ聞こえるように言う】



【丁度、少女の影と青年の影が重なった頃】

最後に。
一つだけ。

【瞳だけを青年に向けて】


私の想い描いた女。
貴方の知っている女かしら。 <> 【互信光臨】 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 02:10:22.57 ID:fo/hIHKh0<> >>347
怜『スンマセン、こっちも替え玉、お願い』
灯「……ずぞぞ (だから早いってッ、怜火、ちゃんと噛んでるの?ねぇ、噛んでるの?)」
灯「……ずずー (こっちの人は、味●様的なリアクションをとってそうな位のがっつき様……)」
灯「………じゅるる、ずず (ていうか、私、まだ半分しか浪費してないんだけど)」

まぁ、そんなこんなで……ーーー
怜火はおよそ三玉、灯火もやや遅れて二玉で、汁も一滴残さず食べきったようです。
プハー!なんて大っぴらに息を吐いちゃって、満足しちゃてるみたいでありまして。
二人は同時に合掌する様に手を合わせ、几帳面に箸袋を斜めに折り置きつつ。

怜・灯「『ご馳走様ッ!』」

美味しいラーメンを下さった、此の世界と、渋い店長に、感謝を示し告げる。
満腹なだけに満足、腹満たされれば心も満たされると言った所か
もうスッカリ、清掃活動の事も忘れてしまってるようで……?
ガタッと、立ち上がる

灯「あ、清掃そっちのけだったね。」
怜『行かなくちゃな……迷惑掛けたな……そいや、アンタの名前聞いて無かった気がする』
灯「んじゃ去る前に、改め、私らは灯火と怜火!唯のヒーローだ!」
怜『アンタは?』 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 02:11:20.81 ID:ngvN3QQD0<> >>353

「ええ、惜しい人を亡くしてしまいました・・・・・」

【泣きそうになっているのかはわからないが声が震えてきている】
【涙が出るのを必死でこらえているらしい】

「もっと違う場所で会えたらよかったのに・・・・・」
【ここで出会ってしまった事を心底悔やんでいる】
「ごめんなさい・・・・・」

【唇を噛みしめ泣きそうになるのを必死で我慢する】
【今ここで泣いてはいけないと心の中で復唱している】

「じゃあ・・・・今ここで私が・・・梶原さんを・・・・・・梶原さんを・・・・・」
【そのあとの言葉はどうしても出ない】
【出るのはこらえていた涙ばかりだ】

「多分、梶原さんみたいな能力を持った警察はこの街には沢山居るんでしょうね。
私は_______その人たち全てに罪人である事を伝えます」
【涙で濡れた顔を男に向け必死で笑顔を作り微笑みかける】

「じゃあ・・・・・・また・・・どこかで・・・」

【手を二回たたき合図を送る】

【ハエトリ草がゆっくりと閉じていく】
【男が思い直したならまだ逃げれるスピードだ】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 02:17:48.31 ID:Q96GNp6so<> >>352

吐き気。嘔吐感。頭痛。
そういう言葉がジグソーパズルのピースの様にかっちり嵌まる程に
彼女の………彼女の其の笑みは酷く酷かった。 此れ以上無いと、言い張れる位には酷かった。

彼は、慌てた脳内で思った。
嗚呼、空が綺麗だ。 今日も、良い日だったなぁ
明日は、どんな一日になるのだろうか? 今から楽しみ………………



「──────…… んな、訳ねぇよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!」

「ッッッッ!! クッ………坊ちゃんッ!! 先に行くんだッ!!!」


無理でした。 流石に、自分を偽っても如何し様も無い訳であり、彼の恐怖は爆発してしまった。
其の笑みから発せられる謎の臭気が、鼻腔を突く。 胸がムカムカしてきそうな臭気だ。
少年が、先に走り出したのと、例の彼女が、其の巨体を醜悪に揺らして周囲に若干の地震を引き起こしながら
奔り始めるのを、視認すると、此処は男らしく
折角、アンコールをしてくれたお客さんを、死地から救うのは宿命であり、天命であると
彼の、最も善なる心の部分は、思っていた。 悪なる部分も余り働いていないようであり
例の彼女の、進行方向に立ちふさがって、其の巨体を一時でも踏み留めようとした………………



「やっぱり、無理ィぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」


が、其れは其れ、此れは此れ。
最早、何処の悪魔だと突っ込みを入れても良いのでは無いかと思う程に、名状し難い微笑みゴス。
其の、笑顔を真正面から受け止めた彼の栄光と、勇気は褒め称えても良いかも知れないが
流石に、其の全身から麻薬じみた、が逆依存性のある(つまり、絶対嗅ぎたくなくなる)臭いが染み出しており
其れを、受け止めることを、全身が、心が、本能が拒否したのである。

────── 一言で言うと、彼こと先程まで奇術師は、ギリギリの所で其の巨体を横っ飛びに飛んで避けてしまったのであった


『うふふふふ〜 待って〜 待って〜』

       捕まえてごら〜ん☆

下の部分は、完全に例の彼女の妄想と、想像の産物であり、フィックションの申し子と呼んでも差し支えない程度に
完全に、嘘であるが、彼女の中では本当なのである。
因みに………其の声を彼女の中でアフレコしているのが彼女の目の前を走る少年であった。
其の声も、 『ブヒャブヒャ  まっでぇ まっでぇ』  と言った感じで、正直かなり語弊があった事を
地の文でお詫び申し上げたい。
─────つまり、彼女は飛んだ彼を無視して、少年に向かって直進しているのであった。 急には止まれないほどに。 <> 【速雨幻跳】 <>saga<>2011/06/18(土) 02:21:59.01 ID:eTJ7dVgw0<> >>356
「これは有難きお言葉、二点も貰えるとは。」

無論、この女性の言う二点の価値など知らない
が、大当たりと言う位だ、結構凄いのだろうと、適当に調子を合わせ、肩を竦めながら笑みを見せる。そしてその顔のまま、むっとした顔に「怖い怖い」と。

「次あった時には、鍵を開ける手伝いくらいはして上げますよ。」

物凄く小さい声で何かをいった気がしたがそれは聞こえず、僅かに頭をかしげるだけ。
考えても答えが出るものではないだろうと割り切り、最後に一言言ってから去ろうとし――止まる。

『お前の知っている女性か』記憶のないから、知っていたのかもしれないし、知らないのかもしれない。
今現在で限定するならそれこそ「知らない」し……しかし、知らない、が答えだとどうも腑に落ちない。

「貴方は、どちらの答えがお望みですか?」

最後に僅かに顔を女性に向けて、そう言ってから顔を戻し、歩いていく。
結局、今の青年からすればこの程度の物だったようだ。
知っていてほしいなら、違和感を信じよう、知らないでいてほしいなら、欠落した頭に任せよう。
記憶がない分、それが知り合いだとしても自らに対してどんな人物だったのか、それも分からない。
だからこそ、だからこそどうでもいい=\――もしかしたら、女性には意味のわからない返答になってしまったかもしれないが。

黒を背景に、歩く青年。僅かに視界に映る透明の液体は、幻覚か、本物か。
もしかしたら、青年すらも幻覚なのかもしれない―――それを認識するのは、青年ではない。

/絡みお疲れ様でした!そして有難うございました!楽しかったです! <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 02:25:00.17 ID:JVekzRcB0<> >>357
「ご馳走様でした」
【こちらも手を合わせて感謝をする、ちなみに青年は4玉食べた】

「ふぅ…だいぶ収まった」(後もうちょいいけたな)
【腹を軽くさすりつつリュックを背負い立ち上がる、そしてお会計を済ませる(青年の奢りだ)】
【一足早くでようとした所で名前を聞かれる、そういえば自己紹介をしていなかった】

「自分の名前は弓指 卓矢(ゆみさし たくや) 普通の一般人さ」
【と、体付き以外全く普通じゃ無い青年は言う】
「じゃっ、自分は口直しにまた何か摘みに行きます、さようなら」
【そう言って駆け足で夜の街に溶け込んでいった】

/絡み乙です <> 【輪舞回生】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 02:31:06.43 ID:z4tavQ9Po<> >>360
2000点溜まったら1000点を1円と交換よ。
鍵開けは必要ないから。ご心配なく。

【苛々した敵意丸出しの視線で相手を刺しながら】
【わけのわからないレートを持ち出して意地悪】


【質問と答えの微かな空白】
【妙な間に自然な違和感という矛盾を肌に感じつつ】

………別に。
“どうでもいい”わ。

【気になっただけ】
【そう付け加えて青年の背中を見ることなく空き地を去った】


/ありがとうございましたぁ!
/久しぶりに絡めて楽しかったです <> 【撃弾指揮】@wiki E:召喚用銃、人形×12<>sage<>2011/06/18(土) 02:31:12.78 ID:DRiPgH8Eo<> >>358

「ああ…」

少女の声が震えているのを感じ、穏やかな口調で相槌を打ってやる

「謝る必要なんて、無い。
 僕は良かったと思うよ、ここでの出会いであったからこそ、僕の言葉も君の言葉もあるんだ」

悔む必要など無いと、そう伝えようとしながら
しかし男自身も、この少女とは別の場所――対立しない状況で会いたかったと感じていた

「おいおい泣くなよ。最後までしっかりと笑っていてくれ」

まるで状況に合わないような冗談だと自覚しながらも、そう語る
この少女に泣いてる姿は似合わない――ただソレだけの理由で

「そうか。それは―――重畳だ」

少女が何とか笑みを作って見せたのを見て、男も柔らかな笑みを返す
冥土の土産に良い報せだ――そう考え、嬉しく感じた

「ロゼ――君が正しく真っ当な道を歩み続ければ、必ず友達ができる。
 だから、決して挫けずに歩み続けるんだ。僕が言えるのはそれ位かな。

 じゃあね。

 ―――ああ、人形達は僕の意識が途絶えた瞬間に止まるから、好きにしていいよ」

最後は明るく笑って言葉を告げると、ゆっくりと閉じてくるハエトリ草にその身を包まれた

その瞬間――二体の弓兵、二体の騎兵、二体の銃兵はパタリとその身を停止させ、横に倒れた
操り続けていた糸が切れてしまったように

【撃弾指揮】――死亡

/乙でした! <> 【最斉思幻】短い催眠術、暗示を相手にかけることができる目を持つ @wiki<>saga<>2011/06/18(土) 02:32:40.18 ID:0vr+PgCO0<> >>359

「        う       
             わ       
     あ               
                 ぁ         
          ぁ           
                      ぁ      


   ぁ                   
               ぁ           
                            ぁ!!!!!!!!!!!!!!!」


                 【捕まえてごら〜ん☆】




          【冗談じゃないよ奥さん。奥さん?あ、これカカシだった。】 





【いや、本当に冗談ではない。未だかつてこんな事態に遭ったことはない。一度たりとも。一度たりともだ。】
【人間は思いもよらない事態に直面した時どうするか。考えるよりも先に体が動けばいい方である。】

【だから、少年はまだいい方であった。そう、いい方であった。でもこのザマだよ。】
【ゆっくりなんかしていられない。―――負けられない戦いが、ここにある。いや本当に。捕まったら、ヤられる。】




「いやだああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

「いやだああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」


「−―――――いやだああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」


【大事な事だから三回言ったのかどうかは知らないが。魂の叫び、である。悲痛な叫びである。】
【間違いなく今までの人生で最速の速さをもって、駆ける。駆け抜ける。必死で。】

【なんでこうなった。少年の明日はどっちだ。】




【いや、どっちだ?】


/そろそろ落ちますwwwwww
絡み乙&感謝ですwwwwwというかなんてことをwwwww

<> 【互信光臨】 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 02:40:55.30 ID:fo/hIHKh0<> >>361
灯「弓指 卓矢ね、おk、覚えとくよ、ていうか、まだ食うんだ!?」
怜『うし、ホラ、とっとと行くぞォ』

灯「あ、そういや、さっき拾った貧乳嗜好の本、持って帰らない?」
怜『自虐用にかァ?止めとけ止めとけ、ゴミはゴミだ』
灯「誰が自虐じゃいッ!!貧乳はゴミじゃないッ」
怜『古雑誌はゴミな』

ーーー……ま、そんなこんなあって別れる。
夜の街にて虚空に溶ける闇に愉快に詠う様に、賑やかで愉しい愉しい世直しの為に、二人はずっと
二人で、色々乗り越えたり、やっちゃったりするのでした。
今日のヒーロー格言……ーーーゴミの分別は忘れずに

緩やかな、かつ時折は熱く激しいーーーヒーローのNext Stageに乞うご期待

       《《《To be continue...》》》

/乙と絡み感謝ッ! 遅駄レス済まんかった! <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 02:40:58.96 ID:Q96GNp6so<> >>364

走り去っていく、一人と、一匹を寝転がってみていた彼こと元奇術師さん
冷や汗を手で拭い



「────………やっちゃった☆」


テヘペロじゃねぇよ!!!
と、確実にツッコミが入るだろうが、此の時此の場所で、ツッコミ要員が存在しないと言う
正に、ボケをホーチミン。
地の文ですら、ギャグを飛ばしてしまう程に、うぜぇ感じをそこはかとなく醸しだしている彼であったが
其の、手の握ったブリキ缶で手を切ってしまっている……という位しか
碌に、悪い目に合っていない



「─────……いや、まさかあんな事になるとはねぇ……」


今更言って見ても、遅いと思うが、其れも又、一興と言わんばかりにチョット口元に微笑を浮かべていた。
しかし、此の後、少年が逃げ切ったせい(?)で帰ってきた例の彼女に
一晩中追い掛け回されるのに、気付いていない。
気付いていたならば、即座に此の場を去っていただろうに…………


//絡み乙でした!!  チョット完全にねたに奔っちゃってごめんなさい!! <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 02:41:19.02 ID:ngvN3QQD0<> >>363

【こらえきれずに声を出して泣いている】

「ごめんなさい・・・・」
【全ての事を含めて謝る】

「でも・・・・・梶原さんはもう・・・もう・・・・」
【この後の言葉は涙が邪魔してまともに聞き取れないだろう】
【涙をポロポロと流している】

【もし自分が違う道を歩んでいたらと考えている】
【やっと、自分で自分の過ちに気付けたのだ】

「ごめんなさい・・・・」
【頬を涙が伝わせながら笑みを作る】
「本当に・・・・ごめんなさい」

「じゃあ・・・またどこかで・・・」
【最後にそんな嘘を言い男を見送る】
【少女は男を止めなかった、もう無理だと悟ったのだろう】

「ありがとう。」

「わかった。梶原さんの人形たちは私が大事に引き取るから安心して。」

「フリーゲルト・・・・先に帰ってて・・・」
【少女はそういうと一人で主人を亡くした人形のもとへ行き丁寧に拾っていった】

【涙腺のダムが壊れたかのように泣き続けながら全ての人形を拾え終えた】

/絡み乙ありでした
殺してしまってすみません! <> 【話交魔術】承諾した対象の能力をインスパイアした魔術を習得する@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 08:29:43.61 ID:lA8F5sUIO<> 早朝の公園


ちゅんちゅんと雀が鳴き、遠くで電車が通り過ぐ…
そんな平和なこの場所に、1人の人間が現れた

「今日こそ…能力者に会ってやる…!」

容姿はwiki参照
白多めの灰色の髪が特徴的なボーイッシュな少女
やけに張り切った表情であたりをキョロキョロと見回している

/少し遅れ気味になりますが、なんでも募集です <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/18(土) 08:48:32.58 ID:2anZRwha0<> >>368
【早朝の公園】
【朝日が空へと昇り、爽やかな雰囲気を漂わせる】
【そんな平穏な場所に・・・・】
フフフ、どうだこの華麗な足捌き!

コーン…(こんなくだらないものを見せるためだけに朝早くから外出したのですか…)
ピー…(くっだらねえ……一人で勝手にやってろよ……)

【・・・・・一人の男が、真っ赤な鷹と水っぽい狐が見ている中でムーンウォークを繰り広げていたそうな】
【なにあれ、超怪しい、関わりたくない、そう思わせるのには十分な光景だろう】 <> 【話交魔術】承諾した対象の能力をインスパイアした魔術を習得する@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 08:54:29.71 ID:lA8F5sUIO<> >>369
視線の端に止まった、赤い鷹と透明な狐
そしてそれらに囲まれてムーンウォークを繰り広げる、男

「あ、あれは…!」

明らかな『異常』
しかし少女にとっての能力者とはずばり『異常』そのもので…

「すいませーん!」
「もしかしてあなた、能力者じゃないですかーっ?」

―――少女はこう声を掛けながら、男の元へ走り寄る <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/18(土) 09:01:45.52 ID:2anZRwha0<> >>370
ん?

?
ピッ?

【すっげえあの少女堂々と話しかけたよ、普通の人なら下向いて公園を通り過ぎるレベルのことだぜ】
【声をかけられた男はムーンウォーク中の足を変な位置でピタッと止めて、鷹及び狐共々少女に振り向いた】
ええ、確かに能力者ですが・・・
なぜ僕が能力者と?
【不思議そうに小首を傾げながら尋ねる男、お前の行動が変だったからだよ】 <> 【話交魔術】承諾した対象の能力をインスパイアした魔術を習得する@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 09:09:19.64 ID:lA8F5sUIO<> >>371
男とお供が振り返り、少女はその2〜3m前方で立ち止まる

「なんでって…」
「行動が変だったからです…!」

―――そして、ずばり理由を述べた
少女の顔がどやっているのは、すぐにわかるはずだ

少女の脳内では、能力者=奇人変人 という公式が出来上がっている


「あなたが能力者なら…!」
「あなたの能力をパクらせて頂きたいっ!!」

やけにハイテンションな少女
遠慮も糞も無しに馬鹿でかい声でこう言った <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/18(土) 09:19:29.49 ID:2anZRwha0<> >>372
・・・・・・・えー
(そんなに変だったかな・・・・俺のムーンウォーク)

コーン(なるほど、そういう見分け方も確かに出来そうですね)
ピー(こいつは能力が無くても変そうな気がするんだがな)

【見ろよあの少女の顔を、さも自分が言っていることは正しいと思っているかのようだ】
【その通りです、変な行動をしている人って大抵能力者だよね、変だから能力を持ってるのか能力を持ってるから変なのか・・・】
【なんだかちょっと困ったような表情をしながら、少女を見つめる男であった】
・・・・・・へ?え?
【で、次に出た言葉が「能力をパクらせてください」、何言ってんだこいつと不可思議そうな視線を送る男】
【どうやら相手の言っている意味がよくわかっていないようだ・・・・戸惑っているようだぞ】 <> 【話交魔術】承諾した対象の能力をインスパイアした魔術を習得する@wiki<><>2011/06/18(土) 09:25:34.19 ID:lA8F5sUIO<> >>373
えー…という呟きに次いで、狐と鷹が鳴く
人語がわかるのかな…?と頭の片隅で考えつつ

「あなたの能力で魔法を作りたいんです!」
「わたs...僕は一応魔法使いで、他の人の能力を真似した魔法しか作れないので…」

簡単に説明をする少女
この街に来て始めて能力者に会ったため、ハイテンションは続く… <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/18(土) 09:35:22.84 ID:2anZRwha0<> >>374
はあ・・・・僕の能力で魔法を、ですか・・・・
減るものというわけでもありませんし、別に構いませんが・・・・
【特に嫌といった様子も無く、どちらかというと協力的な態度である】
【しかしこの男の能力で魔法を作るとなると、一体どうなるのか・・・?】

ヒソヒソ(きっと通常の10倍速でお昼寝をする魔法とかになりますね)
ヒソヒソ(いや、10倍速で仕事をサボる魔法だろう、今日の晩飯のおかずを賭けてもいい!)

【狐と鷹は顔を寄せ合わせて、ヒソヒソと見当違いな話をしていた、あくまで能力モチーフだからね?性格とかは関係ないからね?】
・・・・・えっと、それで
僕は何をすればよろしいのでしょうか?
【とりあえず、自分がやることを少女に尋ねた、真似ると一口に言っても色々と手順があるだろうし】
【それも魔法を作るのだから、何か特別なことをやる必要があると思っているのだろう】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 10:07:01.91 ID:RohBtbGyo<> 【シャラン、シャラン】
【今では無人と言われている山奥の神社で鈴が鳴る】

むぅ……
どうやって信仰を増やすべきなのじゃろうか……

【本堂の床に寝転がり、暇つぶしに鈴を鳴らす】

なかなか力も戻らなんだ……

………………
…………
……

【そんな独り言をつぶやいてるうちに、丸まって寝てしまっていた】

/何でも募集です! <> 【話交魔術】承諾した対象の能力をインスパイアした魔術を習得する@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 10:10:38.39 ID:lA8F5sUIO<> >>375
/盛大に遅れましたっ…ごめんなさい

少女は男の協力的な態度を感じると―――嬉しそうな、本当に嬉しそうな笑顔を浮かべ

「ありがとうございます!」
「えっと、でしたら…」

男に向かって左腕―――に付けられている腕時計を差し出した

「これに触りながら、あなたの能力名を唱えてもらっていいですか…?」

少女はここに来て少し遠慮がちに、こう言った <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/18(土) 10:22:07.92 ID:2anZRwha0<> >>377
【まあなんとも子供らしい、明るくて可愛げのある笑顔でしょうか】
【この顔を見ていると、魔法を作るのがどんなに大変であろうと、ガッカリさせないためにも頑張りたいものだと思えてきた、が】
・・・・・・え、それだけ?
【驚きの手軽さ、なんと腕時計にワンタッチする程度でいいらしい】
【なんだか無駄に張り切っていた自分が若干馬鹿みたいだなあと、男は拍子抜けていたそうな】
【しかしいいじゃないか、これならどうあっても失敗することはないだろうし・・・】
それでは・・・・お手を拝借
【男は左手で少女の手を取り、そして付けられている腕時計の上に、そっと優しく右手を乗せて】
・・・・・能力名、【物理加速】
【とりあえず自分の能力の名を唱えたが・・・・これでよかっただろうか?】

/お気にせず〜 <> 【話交魔術】承諾した対象の能力をインスパイアした魔術を習得する@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 10:38:50.32 ID:lA8F5sUIO<> >>378
「これだけです♪」

物理加速が腕時計に触れ、能力名を唱えると―――………ほんのりと黒い光が浮かび…すぐに消えた
男のわざとらしくも優しい動作に一瞬目がうっとりする…もすぐ元に戻る

魔法名【物理加速】―――Accel
自分か触れている物体のスピードを5倍速にする
しかし使用した対象は相応の疲労を受ける
/これで大丈夫…かな?

「よし…と」
「登録完了しました!」

「…本当にありがとうございます…!」

少女は時計を摩り、腰を折って頭を下げた

/ありがとうございます… <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 10:40:40.55 ID:JVekzRcB0<> >>376
まだいるでしょうか? <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 10:41:16.76 ID:RohBtbGyo<> >>380
/いますよ! <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 10:50:09.41 ID:JVekzRcB0<> >>376
【物音があまり立たない神社に足音がしてくる】

「よっ、はっと」
【でかいリュックを背負っているのにも関わらず滑らかに階段を昇ってくる青年が姿を現した】
【森で自主連をしたついでにお参りに来たのだ】

(ぱぱ〜と済ませよっと)
【ここの神社の主に気づかずお賽銭箱へと小走りで向かう】
【そして小銭と少しのお札を投入、パンパンと手を鳴らし頭を下げる、後でかい鈴もあれば鳴らすだろう】 <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/18(土) 10:53:32.66 ID:2anZRwha0<> >>379
いえいえ
この程度ならお礼を言われるほどではありませんよ
【少女から手を離し、はにかむような笑顔を浮かべる男】
【どういう魔法になったのかは男は知る由もないが、なるべく良いことに使ってもらいたいものだ】
・・・・・あ
【ふと、少女の腕時計を見て気づく、そろそろパトロールに出かける時間であることに】
すいません、そろそろ仕事の時間ですので
一足お先に、失礼させていただきますね・・・・ホツマ、スイコ

コーン(了解しました)
ピー…(さっさと行くか…)

【いそいそと公園から立ち去る準備をする男、それから取り巻き達】
【特に用事がないのであれば、このままササッと公園から去っていくだろう】

/それで大丈夫だと思いますよ〜 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 10:54:48.89 ID:RohBtbGyo<> >>382
【ちょうど賽銭箱の奥辺り、気持よさそうに丸まって眠る少女が視えるだろう】

【からんからん、と鈴の音が小気味よく響き】

ん……誰じゃ……?

【ぐしぐし、と子どもっぽく目をこすりながら目を覚ます】

………

【青年を見つつもぽーっとしている】
【ロード中なう、といった所だろう】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 10:59:15.32 ID:JVekzRcB0<> >>384
(…あっ、いた)
【動作を終えて向こう側を見ると何とも子供みたいな神様を視認する】

「あー、こんにちわ」
【頬を掻きながら照れくさそうに挨拶をする】
【青年のトレードマークは大きいリュック、これで弓指卓矢だとわかるひとは数知らずだ】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 11:01:26.73 ID:FBMrrDhc0<> 【大通り】

【人でにぎわう休日の大通り】
【親子連れやカップルなどなんとも幸せそうなムードの漂う一角】
【ちょっとばっかし長い行列があり、その先にはアイスクリームの屋台が】

【屋台の近くには、『限定アイスクリーム販売中!!』とののぼりが】

【その行列から出てきた少年が一人】
【手には限定アイスが二つ】【どちらもまだまだ溶けそうにない】

やった、二つもゲットしたー

【服装はランニングにジーパンと簡素な物】
【黒い髪は首まで伸び、風になびき、赤い眼はアイスを見据えている】

やったー

【そこまで大きくはない声で喜びを表すと、さっそく近くのベンチへと】

/死合いは無理だけど募集中 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 11:02:57.13 ID:RohBtbGyo<> >>385

………むぉー

【犬のように、四つん這いになりつつセを伸ばすと】

……!
久しぶりじゃの!貞矢!

【目が覚めた様で、嬉しそうに笑顔を浮かべる】

遊びに来てくれたのか?

【ととと、と走り寄ろうとする】
【賽銭箱の手前で飛び上がり、空中でくるりと一回転すると青年の目の前に立つだろう】 <> 【閃脚万雷】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 11:06:50.80 ID:p2qRYuxlo<> 【高層ビル 屋上】

【地上から見上げる人々、その顔は天を仰いでおり、その視線の先はその高層ビルのフェンスの上を貫いていた】
【そこには一つの人影、人々は自殺なのではないかと思ってざわつき始め、野次馬が集まり出し、警察に電話をかける者も出てきた】
【まだサイレンの心休まる音は聞こえてこないが、人々は警察が早く来てくれるという期待半分と飛び降りて非現実的な光景を見れる期待半分を心に持っていた】
【そして、屋上で今にも飛び降りようとしているのではないかという人物はフェンスの上で器用に真っ直ぐ立っており、両腕を起伏の少ない胸の前で組み】
【唇を満足そうに緩めながら遠くの山を見つめ、うんと一度深く頷くと右手を宙に向けてバッと大きく広げて見せると】

「人が呼ぶ嵐が呼ぶ正義が呼ぶッ!!悪を懲らしめんと私に助けを求めるッ!!」

「この街の平和、いや、この世界の平和はこの僕―――ライトニング・ストライクが守るッッ!!!」

【―――華麗に決め口上を述べ、そのまま右手でガッツポーズを力強く取り、最高にカッコよく決まった自分を心の中で自画自賛している少女】
【ゴーグル越しに見える地上の人々から喝采を浴びているような気分、そうそう、これこそヒーローらしいアクションなのではないかッ!!】
【今までの1年間、闇雲にひったくりやスリを退治していく日々を続けてきていたのだが、それでは知名度を上げるには些か程度が小さ過ぎたことに最近気が付いたのだ】
【ヒーローならば知名度がやはり必要、知名度が無くてはただのお節介焼きのいい人に成り下がってしまうのである、僕はヒーローになりたいのだ】

【しかし、現実は非情かな―――高層ビルの高さは30階建て、その屋上から少女の勇ましい参上口上が聞こえてくるわけが無いのである、さながら大気圏に突入した隕石】
【勢いよく降り注いでくるものの、大気圏で段々と小さくなっていき、終いには消えてなくなってしまうのである、悲しいかな、そこまで考えていなかったのだ】


/誰でもどうぞー! <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 11:09:18.35 ID:JVekzRcB0<> >>387
「お久しぶりです」(可愛いなおい)
【少し笑って返事を返す、中身は邪念を打ち消す為に少しがんばっているご様子】

【走りよって来たので身構えようと思いきや空中一回転、これは青年は少し驚いた】

「おっと、お賽銭をする為もありますけど別に遊んでもいいですよ、今暇ですから」
【微笑みながら話す、今青年は昼食を取る以外やることは全く無いのだから】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 11:13:41.69 ID:RohBtbGyo<> >>389
お賽銭は無くても良いんじゃぞ?
わらわは自給自足できておるしの!

【曲がりなりにも、と頭に入りそうな物だが】
【ふんす、と自慢気に】

何して遊ぶかの?
蹴鞠、花札、カルタ……は道具もないしの……

【むむむ、と唸り】

むぅ……
なにかこう、体を動かしたいのう……

【尻尾をピクピクと考え込む】 <> 【話交魔術】承諾した対象の能力をインスパイアした魔術を習得する@wiki<><>2011/06/18(土) 11:15:22.57 ID:lA8F5sUIO<> >>383
「そうですか…わかりました」
「では―――また会いましょう!」

公園から立ち去ろうとする男に再び頭を下げ、見送った
そういえば自分もバイトだった…と気づいた少女は―――

「Accel...!」

早速手に入れた魔法を使い、走り出した


/辛味おつありでした!
/最後遅れてしまってごめんなさい <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 11:19:10.16 ID:DRiPgH8Eo<> >>388

高層ビルの屋上で自信満々に口上を述べ始める少女
その姿を地上で見咎めた男が一人いた
燃え盛る炎の様な赤髪を揺らし、真紅の瞳を直情に向けながら―――男はにやりと笑みを浮かべる

「平和を守る正義か―――悪くないっ!」

ただその一言だけを残し、男は腕を組んだ
――聞き取れたのだろうか

男はビルの横にある裏路地に入り込み、

「術式開放―――感情は【楽】!」

短くそう呟いた
その途端、男の踏み出す足が空中を踏み始め、足の動きを早くするとともに一気に上昇していく

そして、屋上へと辿り着いた

「よお、威勢がいいじゃないかっ!」

のんびりと屋上に足を降ろしながら、少女へと話しかける <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 11:20:11.80 ID:JVekzRcB0<> >>390
「あっ、そうですか、じゃあもし街に行くとき、遊ぶ為にでも使ってください」
【少女の言葉を聞き、少し考えた後返事をする】

(…体を動かす遊びか)
【腕を組み自分も考える、そして口を開く】

「うーん、鬼ごっこぐらいしか思い浮かびませんねぇ」
【自分の考えたことを口にする、今二人しかいないから遊びの幅が狭いことに気づいた】 <> 【物理加速】<>sage saga<>2011/06/18(土) 11:21:51.74 ID:2anZRwha0<> >>391
/こちらこそ、絡みお疲れでした〜 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 11:22:31.20 ID:RohBtbGyo<> >>393

ふむ……鬼ごっこと行くか!
じゃあわらわは逃げるぞ!

【勝手に決めると、キャーキャーいいながら逃げ出す】

あ、境内の中のみじゃぞ!

【一瞬立ち止まると、また逃げ出す】

【本物の子供のように、楽しそうに逃げる】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 11:24:40.91 ID:8uFlDNqM0<> >>388
……

【その少女を、冷めた目で見つめる青年が一人】
【いつから居たのか知らないが、屋上の影になっている部分に寝転がっていた】

【左肩から先が無く、狼の耳と尻尾をつけ、頭の上には黒猫を乗せ】
【さらには、警察やジェイルから指名手配されていようとも】
【それでもこの青年は、今、屋上で黒歴史を打ち立てている少女よりはまともだと自覚していた】

【ちょっとした"仕事"の後、疲れたから屋上で寝ていたのだが】
【少女の叫び声で起きてしまったようだ】

……おい餓鬼

【屋上に寝転がったまま、フェンスの上に立っている少女に声を掛ける】
【起きてしまったからというのが一つあるが、それ以前に暇だったからというのが一番大きな要因である】

【寝転がっているので、下の野次馬の群れからは青年が見えていないはずだ】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 11:25:17.78 ID:8uFlDNqM0<> >>396
/光の速度でボッシュートォ!! <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 11:26:17.12 ID:JVekzRcB0<> >>395
「よし、わかりました」
【青年は素早く軽い準備運動をした後にリュックを降ろす】

「久しぶりだな…鬼ごっこも、身軽な状態も」
【独り言を言いながら走り始める、リュックを外した青年のスピードはかなり速いだろう】
【だからと言ってすぐに捕まえはしない、少女を楽しませる為にぎりぎりで捕まえられるかできないかの境で駆ける】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 11:32:11.26 ID:RohBtbGyo<> >>398

ぬお、なかなかに早い……!

【意外な青年のスピードに驚きつつ】

ふふふ……騙されるが良い!

【パン、と手を叩くと鳥居を背後に召喚する】
【少女がかなりゆっくりと走る虚像が見えるだろう】
【本物の少女はささっと近くの岩に隠れる】
【撹乱するつもりのようだ】

ここなら分からぬじゃろう……

【尻尾が思い切り見えている】
【鳥居の直ぐ先の大きい岩なので、くぐれば普通に分かってしまうだろう】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 11:41:04.44 ID:JVekzRcB0<> >>399
(騙される…?)
【その言葉に一瞬疑問を覚えるがすぐに消えた、なぜなら】

(んっ? 遅くなった…?)
【鳥居が出現したと同時に彼女が遅く見え始める、彼女の肩に手をかけようと思いきや】
「おおっと!?」
【虚像に触れようとしたがするりと抜けてしまい体制を崩す、それと同時に鳥居をくぐってしまう】

(騙されたな…て?)
【辺りをキョロキョロ見回してふと気づく、初めて彼女と会った時のように尻尾が丸見えなことに…】

(驚かそうっと)
【心の中で呟き大きい岩にへと走る、全速力で駆けて、飛ぶ】
「みーつっけた」
【岩の上でニコリと笑う】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 11:45:19.70 ID:RohBtbGyo<> >>400

!?

【ビクゥッ!】

何故バレたのじゃ?!
完璧に隠れた筈……

【本気で尻尾が出てた事に気づいていなかったらしい】
【驚愕の表情】

む、むむ……ならこうじゃ!

【鳥居をもう一度出す】
【それを潜ると少女の姿が消えるだろう】

(ふふふ、この作戦なら見つからぬはず!)

【男がでたら鳥居を挟んで背後に回る、という手だ】
【虚像に気づかないことを前提に考えてる辺り、やはり考えが浅い】 <> 【閃脚万雷】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 11:47:55.63 ID:p2qRYuxlo<> >>392
【気分上々、実に爽快な眺めではないか、見ろ!人がゴミの様だッ!】
【という風に自らの感情を常に鼓舞し続け、折角高い位置にいるのだから物見矢倉よろしく悪党を発見しようと思い】
【ザッと視線を回すようにぐるっと走らせ、何処かで丁度いい犯罪やら悪事が起きていないかと探してみるのではあるが】

「―――っわッ!!」

「なんだお前!」

【目の前に飛び出てきたのは男、それも空中を走る男―――シュールな画、そしてこちらの驚愕の心を強く刺激してくるものだ】
【少女は勢いよく驚いてしまい、思わず一歩、右足を後ろに引き下げてしまわざるを得なかった、とても無反応なんて無理】
【そして、ここは―――フェンスの上、高層ビルの屋上、後ろなんて存在するはずも無く―――】

「――わっととッ!!」

【なんとか無理矢理に上体を起こそうと踏ん張ってみるが】

「――む……無理ッ!!」

【残念、背中からぶわっと空中へと投げ出される少女、地上の野次馬は待ってましたとばかりに悲鳴を挙げて少女を迎え入れようとする】
【誰もが落ちていく少女に視線が釘付けにされ、携帯電話にむかって話をしていた者や目を瞑っていた者ですら視界をこれでもかと見開く】
【少女が鳥だったならば空を飛べば良いのだろう―――しかし、少女には空を飛ぶ翼なんて存在しないのだ、現実はいつだって厳しい】 <> 【閃脚万雷】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 11:48:37.98 ID:p2qRYuxlo<> >>392
/遅れてすみません! <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 11:53:18.05 ID:JVekzRcB0<> >>401
(尻尾については終わったら言っとくか)
【後で注意しようと考えつつ岩から降りて彼女に視線を向ける】

【鳥居がまた出てくる、そして青年はまたそこに潜る】

「あっ、どこにいった?」
【鳥居をくぐって少女がいないことに気づく、頭を掻いて少し思考、すぐに気づきそうだが青年はもう少し考えないとわからないようだった】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 11:53:44.63 ID:FBMrrDhc0<> /あぁ、いまでも>>386は募集中です <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 11:58:52.86 ID:RohBtbGyo<> >>404

(ふふふ、わらわの今度の作戦は完璧のようじゃな!)

【ふははははー!と高らかに笑い出しそうなほど良い笑顔】

【とととと、と走り――】

あっ

【ベシャッ!】
【小石に躓いて盛大に転ぶ】

……痛い

【少し涙目でその場に座り込んでしまった】 <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 12:00:27.40 ID:DRiPgH8Eo<> >>402

「なんだとは失礼な」

然して気にした風も無く少女が驚く様を眺め、ゆっくりと歩み寄る―――が
フェンスの上でバランスを必死に取る少女の姿を見て、内心では後悔の念を抱く

これは自分が悪い―――そう自責の念を抱きながら、嫌な予感と共に歩みを早める

「ッ!!」

無理ッ!!――という言葉と共に落下していく少女を見て目を見開いた
助けなければならない――そう感じるも、現在の自分の感情では【楽】の術式は使えない

ならば―――

「オレは愚かかっ! 何を馬鹿な事をしているっ! 悩んでいる場合か、この愚図がっ!」

相当乱暴な手段ではあったが、自分自身に対する叱責とともに怒りの感情を貯めていく

「術式解放―――感情は【怒】!!」

吐き捨てるように叫び、少女を追う形でその身を投げ出した
落下運動に入る途中で何度も壁を蹴り、加速を付けながら男は落下していく

その両腕を伸ばし、少女の体を掴もうとした <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 12:02:32.67 ID:DRiPgH8Eo<> >>403
/お気になさらずー <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 12:02:46.32 ID:JVekzRcB0<> >>406
(あっ! そうかなんできづかなかっ…あ)
【やっと理解して少女がいると思われる場所へと走る、いたのはいたがどうやら少女は転んでいたようだ】

「大丈夫?」
【青年は鬼ごっこを中止と判断してすぐさま駆け寄る、心配そうに怪我が無いかと少女の体を確認する】
<> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 12:06:00.00 ID:RohBtbGyo<> >>409

大丈夫じゃ……

【ぱんぱん、と埃を払って立ち上がる】

……罰が当たったのかの

【しょぼん、と耳と尻尾も力なく垂れる】

【少し泣きそう】
【本当に小さな子供のようだ】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 12:10:49.40 ID:8uFlDNqM0<> >>386
……あっつ

【一人の青年が大通りを歩いている】
【左肩から先が無く、狼の耳と尻尾をつけ、頭の上には黒猫を一匹乗せ】
【警察やらジェイルやらに指名手配され、街中に顔写真を張り出されている、ごく普通の青年である】

【青年は、蒸し暑さに耐えかねたのか、疲れたようにため息をつく】
【とそこで目に入るのは、ちょっとした行列とアイスクリームの屋台】

【特にアイスが好きという訳でも限定品が好きという訳でも無いが】
【とにかく暑かったのでアイスを食べようと行列に並ぼうとする】

【しかし、青年は列をキチンと守らず】
【横から列に入る】
【もちろん、青年より先に並んでいた男性は良い顔をせず、青年の肩を掴み、何かを言おうと口を開く】

あぁ……悪いね

【青年がそう呟くと】
【青年の肩を掴んだ男性の目が見開く】
【次の瞬間】

『あ……ああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!』

【男性は、青年から急いで手を離し、大きな恐怖の悲鳴を上げた】
【騒がしい大通りといえど、流石にここまで大きな悲鳴を上げれば目を引かないはずが無い】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 12:13:11.72 ID:JVekzRcB0<> >>410
【怪我らしい怪我が無いことに安堵の息をつく、そして相手が泣きそうになっているのに対し】

「罰なんてありませんよ、怪我が無くてよかったです」
【少女に近づき微笑みながら右手で彼女の頭を撫でる、自分なりに励まそうとしている】

「あっ、おまじないかけてあげましょう、痛みが無くなるおまじないをね」
【そう言って彼女に見えないように撫でている右手に光の矢を生産、あっと言うまに彼女に刺す(痛みや当たった感覚は無し)】
【すると不思議、最初から転んでいなかったかのように痛みが無くなってしまうであろう】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 12:24:05.29 ID:FBMrrDhc0<> >>411

.......はぁ?

【気分よくアイスを口にしていた少年は、目の前にぐったりと男性が悲鳴を上げたのを視認する】
【一気に平和を崩されて、悲鳴や逃げ惑う声が響く大通り】
【物好きがいるが、ほとんどは距離をとっている】

【だが、この馬鹿な少年は違った】
【男性と、青年の間に割って入るように】

何をやってんだよ

【そこまで言うと、少年は腰元の剣に手をかけて】
【それをいまにも抜きそうな殺気を放つ】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 12:29:38.15 ID:8uFlDNqM0<> >>413
【周りが叫んでいようが何だろうが、青年はまったくのんきな物で】
【ポケットから財布を取り出し、アイスは一個何円だろうと小銭を取り出していた】
【この状況でアイス屋がまともに商売をするはずがないと気付いてだろうか】

【自分を見物する物好きがいようと、まったく気にする様子は無い】

……んー?

【横からの声に、クルッと顔だけ、相手の方に向ける】
【男性は今にも泣き出しそうな顔をしながら、悲鳴を上げてどこかへと走り去っていった】

【相手が腰元に携えていた剣を一瞥するが、すぐに視線を屋台に戻す】

別に……暑い時ってアイスおいしいじゃん?だからたまには食ってもいいかなー、と思って

【相手の方を向きもせずに言った】 <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 12:30:57.72 ID:egmV1vTDo<> 【路地裏】

【言わずと知れた能力者世界の危険地帯。其処はまるで何時も通りの様に血と肉に染まっていた。】
【ヤクザや不良、さらにはもっと危険な人種の人間が皆平等に、頭蓋をかち割られ、鮮血の海に沈んでいた。】
【その男の手には一本の木刀。【剣術木刀流】の物を模倣し、再現した物が今、路地裏で鮮血に染まっている。】
【また小気味よい音と共に頭蓋骨が割られる。辺りに脳漿と鮮血が飛び散り、路地裏の冷たい壁を彩る。】

ふむ、なかなか良い物だな。此の能力は。
自動で動いてくれるとは名刀電光丸を思い出す。

【そう言いながら黒のスーツの男はゴーグルを首から提げた状態で路地裏の殲滅を着々と進める。】
【木刀は赤黒い液体と脳漿に塗れてもはやオリジナルの木刀とは似て否なる物と化していた。ただの殺戮の道具へと。】

救済を続けねばな。世界は偏り過ぎている。

【そしてまた一人、一人と男の狂刃の餌食となり、命を散らしていく。まるで蟻を[ピーーー]様に。害虫を駆除する様に。】
【路地裏に少しでも踏み込んだのなら嫌でも目にするだろう。数々の死体と木刀を握った狂人を。】

/死愛ぼせう <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 12:32:36.90 ID:RohBtbGyo<> >>412

……ありがとう、じゃ

【少し元気がでた様で、微笑を浮かべる】


痛く……無いぞ……?
何が起きたのじゃ!?

【凄く驚いたようだ】
【擦りむいた傷などがなくなっていて、さらに驚く】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 12:37:15.16 ID:FBMrrDhc0<> >>414

........このおじさんをどうしたのかって聞いてんだよ

【いつもとは違う睨みつけるような視線】
【油断の無い構えと精神】
【でも心の中でアイスって美味しいよね、うんとか思ってたのは内緒だ】

答えないなら俺怒るよー

【もちろん、アイスのくだりを表情にはおくびにも出さず】
【必死に相手に殺気を向ける】

ていうかあんなことした後アイスなんか買える訳ねーだろ

【若干馬鹿にするような、勝ち誇ったような声】
【アイスを二本持ってる勝者(思ってるだけ)の余裕だろうか】
【ちなみに、指名手配のことは知らない】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 12:39:20.63 ID:JVekzRcB0<> >>416
「いいってことですよ」
【こちらもニコリとして返事をする】

「言ったでしょ? すごいおまじないだって」
【意地悪そうに笑い、少女を撫でる手を止める、別に能力だと言ってもよかったが今の青年の気分で言うのは止めた】
「さて、鬼ごっこも終わったので自分はそろそろ帰りますね」
【賽銭箱に近づいてリュックを手にしつつ呟く、久しぶりの遊びで中々楽しめた】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 12:44:40.23 ID:8uFlDNqM0<> >>417
どうしたのかって言われてもねえ

【ぽりぽりと頬をかく】
【相手がこちらを睨もうが殺気を向けようが、臆する様子も無い】
【まったく気にせず、気軽な声で受け答えしている】

急に叫びだしただけじゃんか、答えも何も無いだろ

【適当に答えた】
【馬鹿正直に答える気も無いようだ】

【残念そうな顔をすると】

だよな……クッソ……

【だか何だか、ブツブツと呟きながら大通りを立ち去ろうと……】

……退いてくんね?

【相手がそこに居た為、手で退けとジェスチャー】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 12:45:36.22 ID:RohBtbGyo<> >>418

ん、む
すごいおまじないじゃな

【こくん、と頷く】

また着てくれるかの……?

【少しさみしそうに、恐る恐る尋ねる】
【やはり他人と遊ぶのは楽しかったようだ】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 12:48:33.95 ID:FBMrrDhc0<> >>419

じゃ、これはいらないんだ

【少年は、もう一本の限定アイスを出す】
【まだ食べてもないし、溶けてもいない】
【様はベストコンディションなアイスだ】

ま、いらないんならいーけど

【明らかに誘ってる様にアイスをひけらかす】
【もたもたしてると溶けそうだ】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 12:51:13.09 ID:JVekzRcB0<> >>420
「もちろんですよ」
【右手の親指を立ててグッドポーズ】

「また参拝客呼んでくるので、あっ、いつか一緒に街に行ってもいいですね」
【リュックを背負いながら街へのお誘い、その時は耳と尻尾を隠さないといけないが…】
【ちなみに呼んでくる参拝客は年寄りを中心としたあまり深く考え事をしない人たちだ】

「それでは、後 次にかくれんぼする時は尻尾をちゃんと隠すように」
【それだけを行って階段を降り始める、いい思い出になった】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 12:53:53.93 ID:8uFlDNqM0<> >>421
【相手が取り出したのは、屋台で売っていたアイスであろう】
【青年は相手が取り出したアイスを見ると】
【呆れたようにため息をついた】

あのな……

【心底可哀想な目で相手を見つめながら】

人間の中には、物に釣られる馬鹿と、物に釣られない常人が居るって事知ってた?

【挑発するような声色で言いながら、手を振る】
【さっさと退けというジェスチャーだろう】
【アイスにそそられている様子はまったく無い】

【正直、アイスはその辺のコンビニのでいいし、とか思っている】 <> 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】@ウィキ<>sage<>2011/06/18(土) 12:58:08.30 ID:RohBtbGyo<> >>422

うむ!楽しみにしておるぞ!

【元気よく、嬉しそうに頷く】

街……すいーつというものを食べてみたいの……

【雑誌で得た乏しい知識から、美味しそうだったものを思い出した】

そ、それで見つかっておったのか……

またの!

【尻尾と手をふりふり、見送った】




……一人に慣れておったはずなのに、人と触れ合うと一人は嫌になるものじゃの

【ぽつり、と見えなくなってからつぶやいた】

/絡みおつありでした! <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 12:58:47.62 ID:FBMrrDhc0<> >>423

ううう......うわーん!!

【なにが嫌だったのか、急に泣き声を上げる】
【しばらく泣いて泣いて泣いて】
【ひとしきり泣くと】

覚えとけー

【とテンプレ通りに捨て台詞を残すと】
【半泣きで帰って行った】

/辛味乙でしたー <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/18(土) 13:03:15.56 ID:8uFlDNqM0<> >>425
急にどうしたし

【泣き出した相手に、困惑する様子も無く言い放つと】
【相手が泣くのをしばらく眺める】

おい、それ死亡フラグだぞ

【捨て台詞を残す相手をニヤニヤしながら見送る】
【そしてそろそろ帰ろう、と踵を返し、大通りから立ち去っていったのだった】

【大通りの混乱は、放置したままだった】

/絡みありがとうございました <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 13:18:07.97 ID:kXKEd/mIO<> 【公園】

「……はっ!」

【ズンッ】
【一人の少女が八極拳の形打ちをしていた。】
【十七歳くらいの一人の少女。】
【ショートカットの髪と赤縁のメガネ。】
【着古したようにくたびれた藍色の道着、】
【その上から黒い春用の薄手のコートを袖を通さずに羽織っている。】
【足を動かすたんびに、履いている下駄がカラコロとくぐもった、】
【優しい音を奏でた。】

「…しっ!!15勝7敗3引き分け!」

【踏み込む音が響く。】
【なかなかその動作は手馴れており、】
【彼女がその拳法を体得しているのがわかる。】


/なんでも対応 <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 13:24:11.09 ID:Yj17WJSB0<> >>427
!!!? ミャー

【近くで寝ていたネコが下駄の音に驚いて目を覚ます】

(なんだ、あの女の仕業か......)
(しかしこいつ、変わった体操してるなー)

【八極拳の形打ちがネコにはめづらしかったらしく】
【興味本位で近づいていった】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 13:29:16.42 ID:kXKEd/mIO<> >>428

「……ふっ!!」

【ズドン!】
【と震脚の音が響く。すると視線を感じたので瞳を動かすと、】
【一匹の猫がいた。小柄な三毛猫である。】
【まさか異能を宿した猫とは気づかずに…】

「……っ!」

【ドンッ!】
【と視線を外して稽古を再開した。】 <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 13:40:02.23 ID:Yj17WJSB0<> >>429
ミャー

【なんとなく無視されたように感じ、女に鳴いてみる】

(にしても......なんかカッコイイ!!!)

【そしてネコは目の前の拳法に魅了されていた】

な......なにしてるの、ねーちゃん

【そして我慢できずに声をかけてしまう】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 13:45:30.46 ID:kXKEd/mIO<> >>430

「……はっ!」

【ズシーン】
【鳴き声も無視していた。もともと、一つのことに集中するタイプなので、】
【何かを始めると周りが見えなくなるのだ。】

「ん?…何って…見ての通りです。修行です―――――――――――!!??」

【最初の方は普通に話していたのだが、】
【そもそもよく考えたらおかしいことに気づく。この公園には、】
【現在人間は自分「一人」しかいないのだ。】
【つまり、話しかけたのは猫と言うことになる。少女は、】
【思わず型打ちをやめ、猫に驚い間様子で向き直った。】

「え……あなた…喋れるんですか!?」

【と質問。】
【目の前の猫が人語を話すことは、自分が身を持って体験しているため、】
【明白な事実なのだが、それでも聞かずにはいられない。】 <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 13:55:22.15 ID:Yj17WJSB0<> >>431
あっ!!!

(しまったああ!! 気抜いて人語出しちまった><)

【今更喋ってたことに気づき、焦っていた】
【そして心のどこかで最近の自分のミスの多さに嘆いてもいた】

え、えっと〜一応喋れるんだ......にゃ〜

【ごまかす事も諦め、でも何かの意地で語尾に鳴き声みたいなのを発していた】

そ、それよりもさ! シュギョウってなんなの?
人間がよくこの辺でやってる、「体操」ってヤツとはちがうの?!

【ネコが喋っているという事実よりも、自分の興味の合った事について質問を投げかける】

【もちろん人語で】 <> 【深層抱擁/呪縛式】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 14:00:16.67 ID:DRiPgH8Eo<> >>407
/今更ながら修正・・
/下から二行目は無しで <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 14:01:15.83 ID:kXKEd/mIO<> >>432

「うーん…信じられません。」

【うなる少女。】
【妙に感覚がはっきりしているため夢ではないらしい。】

「ん?…修行ってのはですね…」

「まあ私の場合は氣≠練ることです。氣ってご存知ですか?生体エネルギーのことなんですけど。」

「体操…とは違いますね。あれよりキツイですよ?」

【と、】
【戸惑いつつも説明した。】 <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 14:13:36.15 ID:Yj17WJSB0<> >>434

信じて貰わないほうが、こっちのためにもいいにゃー
また研究所は面倒だから

【そういってネコは顔を洗っていた】
【信じられたいほうが都合がいいらしい】

「キ」? えっと.....ああ!!

【相手の話を半ば適当に聞きながら勘違いをしていた】

木を練るってこんな感じ?

【するとネコの右側に魔方陣が生まれる】
【そしてネコはなにやら力を込め―――】

『【木】【柱】【回転】!!!』

【なんと魔方陣から小さな木の柱がツイストするように生えてくる】

ネコには、体操もきついけどね〜

【魔方陣で木の柱を生やしながらそんなことを答えていた】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 14:20:37.97 ID:kXKEd/mIO<> >>435

「…あら…能力かなんかですか…」

【ようやく合点が言った、と言うように頷く少女。なるほどこれなら、】
【人語を話すのも理解できないこともない。】

「いや、その木じゃなくて…ちょっと待ってくださいよ。」

【少女は苦笑してから、】
【精神を集中させるためにほんの僅かな時間目をつむる。】

「…よし。こんな感じかな。噛んでみてください。思いっきりでいいですよ。」

【と、屈んで右手を差し出す。細く、華奢なそれは、】
【紛れもなく女の子の手である。しかし、噛んだら分かるだろうが、】
【まるで「樫」のように硬い。】

「氣を練ればこんなことができます。」 <> 【痛痕剥貼】痛みや傷を結晶化<>saga sage<>2011/06/18(土) 14:28:19.43 ID:WF6NDnjjo<> んー…っ

【昼下がり、とある公園にて】

【清々しい表情を浮かべて大きく伸びを、そのままボスンと音を立てて芝生に寝転がる】
【ひとりの少女の姿があった。暖色系のTシャツの上から、水色の上着を羽織り】

【したにはジーンズを着用、四肢をだらしなく伸ばし気持ち良さそうに目を細めていた】

きょうー、はやっすーみー…

【すっかり気の抜けた呟きを零し、平和な心持ちで公園の入り口、道ゆく人を眺めていた】
【ぶっちゃけ彼女は毎日が休日の様なものだったりもするのだが、そんな事気にする筈も無い】

【土曜日の休み、というのが大事なのであって―――昼寝してしまおうか、でも勿体ないな】

【そんな事を考えながら、穏やかに過ぎる時の流れに身を任せ】

/なんでもどうぞー <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 14:30:11.96 ID:Yj17WJSB0<> >>436

喋るのとこの技は厳密にはちがうんだけどにゃー

【ネコは座って少女のいったことを訂正した】

え、噛んだら痛いよ? えいっ!! ガブッ

【少し手加減しつつもかなり本気で噛み付いた】

【しかし噛んだときの感触があまりにも女の子の指とは思えなかったほど堅く】
【指を咥えたままさらに強く噛んでいた】

【それでも堅く、顎が疲れそうだったので指から口を離し、咥えていた部分を舌で舐めた】

痛くなかったの? キってすごいね!!

【舐めながら、少女の能力に感心をしていた】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 14:33:52.28 ID:FBMrrDhc0<> >>437

/うう、絡みたいけど最近ロールしたばかりだからやめといた方が良いですかね <> 【痛痕剥貼】痛みや傷を結晶化<>saga sage<>2011/06/18(土) 14:35:09.00 ID:qkP90gXwo<> >>439
/いえ、構いませんよっ <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 14:36:15.52 ID:kdIA8LxD0<> 【森】
【木の葉が舞い散り、歩くと軽快な音を立てる緑の世界に】
【一人の少女が居た】

「・・・・・・」

【さくさくと大地を踏みしめ歩く少女】
【学校指定の女子制服。その手には模擬刀、肩にはスポーツバッグ】
【頭の上にはウサミミが乗っていた】

―――ピョコン・・・・・・ピョコン・・・・・・

【少女が動くたびにそれは揺れ】
【制服姿の彼女に少し変わった印象を加えていた】

(新しい戦い方・・・・・・練習しなきゃ)

【少女は森の一角で立ち止まり、ウサミミを外してスポーツバッグと一緒に地面にそっと置く】

【暫くして模擬刀を抜き】
【その場の適当な木に向かって模擬刀を振り始めたのであった】

/模擬戦募集です
<> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 14:38:04.66 ID:kXKEd/mIO<> >>438

「あ、そうなんですか…ふうん」

【異常に頭の良い猫かなんかだろうか、】
【と女は思考。】

「どうぞ?…本気で噛んでください。」

【そして噛まれるが、彼女は実に涼しげである。】
【少しも痛さを感じていないようだ。氣が無かったら悲鳴を上げているところだが。】

「ええ。全く。どんものか分かりました?」

【百聞は一見に如かず、というので、】
【少女は相手に見せたのだった。練った氣を戻す。】

「ふふ…かわいい。」

【と、右手で相手の喉辺りをくすぐるように撫でようとした。】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 14:45:31.20 ID:FBMrrDhc0<> /ありがとうございますっ

>>437

【静かで、穏やかな公園に、介入してくる少年一人】
【赤い眼は元気をなくし、黒髪はむなしく揺れる】
【ランニングとジーパンという動きやすそうな格好も、その様子では役に立つまい】

うぅ、最近俺のことを馬鹿っていう人ばっかり、やっぱり俺は馬鹿なのか

【呪詛の如く色々呟きながら、公園の中をしばらく進む】
【ふと、振り返ってみると、彼が知った顔があった】
【その顔を見て、少年は少しだけ顔を明るくした】

もしもーし、遥香ちゃんですよねー

【そうして、今日も楽しそうな少女に一声かけてみることにした】 <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 14:47:12.84 ID:Yj17WJSB0<> >>442

なんか......不思議な力って事だね!!
すごいなねーちゃんは

【そういったまま、まだ指を舐めていた】
【一応傷口を舐めているといった風なのだが、指には傷もなく】
【ただ噛んでしまったことの侘び程度に舐めていたのだった】

【そして急に喉元を撫でられて、舐めるのがとまってしまう】

うにゃ〜、きもちいい......

【なんだか癒されていた】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 14:48:12.42 ID:2Elt1bVm0<> >>441
「これはもしや?」

『またか』

【THE・迷子】
【別に方向音痴なわけではないのだが、最近道に迷うことが多かった。人生に迷っているせいだ】

「お前のせいだ!」

【その声の主は人間の男。寝癖が目立つイケメン。彼女いない歴=年齢である。彼女欲しい】

『先導していたのはお前だろうに…』

【それに答える声は蛇。女の声である。首が八つあり、右から三番目の首で話している。血が欲しい】

【そこで男が遠くに人影を発見する。しめた!と速足で近づく、とそれは少女≠ナウサミミ≠ナあることが判明】
【鼻息を荒くする男。呆れる蛇】

「やあ!こんにちは!」

【両手を上げ、自分の存在をアピール。ニッコリ笑って愛想も良い】
【ただし、その横に普通でない蛇も一緒にいるが】 <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(愛知県)<>sage<>2011/06/18(土) 14:49:51.49 ID:egmV1vTDo<> >>415
/再募集 <> 【火札巫女】白と黒の札で火をだす巫女 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 14:55:12.10 ID:RohBtbGyo<> >>415
な―――

【パトロール中、不自然な音がするので路地裏に入った少女】
【その目の前に広がるは血の海、人の成り果ての山】

そこの貴方ッ……
貴方がこれをやったのですかッ!?

【黒い札を2枚、放り投げる】
【それぞれ大きく燃え上がり――虎と狼の形を取る】

場合によってはこの場で腕の一本位は覚悟してください

もう一度聞きます

――この惨状は貴方がやったのですか?

【自身は弓を構え、相手の胸辺りを狙いながら問いかける】
【素早く攻撃態勢をとれたことにたいしては評価できるだろう】

/宜しければお願いします! <> 【痛痕剥貼】痛みや傷を結晶化<>saga sage<>2011/06/18(土) 14:56:07.95 ID:qkP90gXwo<> >>443
【軈て意識も朦朧と、うつらうつらしてきた頃..この前も、そんな感じだった気がするが】

へ?...あ

【ともかく、そんな風に少女を支配し始めていた睡魔は】
【不意に掛けられた聞き覚えのある声に雲散霧消する】

朝月さんだー。こんにちはーっ
【振り返れば其処にいたのは、案の定少女の友人で】
【表情を明るくしながら、暢気な声を上げ。ね転がしていた身体を起こし、芝に座り直した】

【そして、自分の隣の芝生をぽんぽん、と叩いてみせる。おそらく、誘っているのだろう】
【何処か以前在ったときよりもこの少年、元気の無さそうな顔をしている気がするのだが、気のせいだろうか..?】
【ともかく座って話でもしよう、やっぱり土曜日の休日はひと味違う..っ―――少年と打って変わり、とてもご機嫌な少女であった】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 14:57:07.11 ID:kXKEd/mIO<> >>444

「しかし…しゃべる猫ですか…」

「うーん…この国にはいろんな不思議なことがありますね…」

【喉を撫でながら少女は呟いた。】
【能力も勿論だが、このように予想だにしないことが起きるため、】
【少女は毎回驚かされていたのだ。】 <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 14:59:22.61 ID:kdIA8LxD0<> >>445
がっ!がっ!

【一心不乱に目の前の木に剣を振り続ける】
【何回振ったのか、数えてはいなかった】

【多分数え切れないほど振ったのだろう】
【蓄積した疲労を解消させるために剣を振るうのをやめ、一息つく】

「・・・・・・ふぅ」

【スポーツバッグから清涼飲料とタオルを取り出して】
【休憩していたときに、声を掛けられた】

「・・・・・・?」

【声を掛けてきたのは、処遇「イケメン」という人種に分類されるのだろうか】

【寝癖でぼさぼさな髪型の彼は、にっこり笑ってこちらに語りかけてきた】
【少女はどうもとでも言葉を返したかったが】
【彼に付いている、八つの首の蛇が気になった】

「・・・・・・」

【少女は、彼に対して無言で頭を下げた】
【模擬刀によって傷ついた木が、彼女の向こう側に見えた】 <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 15:02:43.67 ID:Yj17WJSB0<> >>449

変な実験装置に巻き込まれて偶然生まれただけなんだけどにゃー

【喉を撫でられて、気持ち良さそうにこたえていた】

でもねーちゃんも十分不思議だよ?
キなんて使ってる人始めてみたし.....

人間ってみんなこんななのかにゃ?

【そう呟いているネコは、かなりお気楽そうだった】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 15:06:30.10 ID:2Elt1bVm0<> >>450
「おい、警戒されてるじゃねえか」

『知らんわ。お前が不審だったのだろう?』

「お前な……」

【だが違うとも言い切れなかった。そこが悔しい】
【少女の奥に少女が模擬刀を振るって傷ついた木が見える。おう…と思わず声が出る】
【やはり剣客というやつなのだろうか?そんなことを考えながら少女にさらに近づいていく】

「修行してんのかい?」

【自分の予想を述べる】
【その顔は所謂「いい人」の顔。イケメンなのだが嫌みがない。ただしそれ以外に目立つ場所もない】
【漫画のイケメンな脇役みたいな顔だった】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 15:06:48.44 ID:FBMrrDhc0<> >>448

うん、こんにちは、遥香ちゃん

【前と同じ様に元気な少女の様子に、思わず笑みを浮かべると】
【少女に誘われたまま、芝生へと座り込む】

相変わらず元気そうだね

【少女に向けて軽口をたたくと】
【少年も少しだけ元気を取り戻したようで】
【温厚な笑みを浮かべる】

最近の疲れも吹っ飛ぶよ

【案にちょっとばかし疲れてることをにおわせて】
【はははと苦笑する】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 15:08:43.56 ID:kXKEd/mIO<> >>451

「へ、へえ…」

【気楽にいう猫だが、実際その内容はやはり予想外で、】
【「巻き込まれた」という台詞が気になった。】

「そうですね…「氣」は生き物ならみんな持ってるんですけど…」

「それを操れる人はあまりみたことないですね。」

【右手で喉をカリカリしながら、左手で頭を撫でようとした。】 <> 【火札巫女】白と黒の札で火をだす巫女 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 15:10:06.80 ID:RohBtbGyo<> >>446
/気づいていなかったら、一応>>447でレスさせて頂いてます! <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 15:13:27.89 ID:egmV1vTDo<> >>447
ふむ、逆に聞こう。

【木刀を片手に持ったまま、背後の声を聞く。それは美しい少女の声。こんな場所に来るなど何とも珍しい。】
【だが男にはそんな物関係ない。ここに来てしまったのが少女の不運。どう足掻こうと少女は男の対象から逃れる事は出来ない。】
【首元の軍用ゴーグルを目元まで持ち上げる。ぼやけた視界が定まり、目の前にいたのは巫女装束の少女。】
【少女は虎と狼を呼び出し、使役する。そしてソレを解析するは男の能力。しかしここで発動するのは頭が良いとは到底思えない。】

私以外に誰がいると?

【刹那、男は駆け出す。弓をこちらに引いている少女。それがどうした?そんな物、この木刀で撃ち落とせる筈だ。】
【狼と虎には目もくれず、少女目がけて駆け出す。右手に持った木刀も動き出し、男をサポートせんと動き出す。】
【そして接近出来たのなら男の頭上から少女の脳天へと木刀を振り降ろす。無論、なにか妨害はあるだろうが。】

/遅れました… <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 15:14:30.73 ID:Yj17WJSB0<> >>454

じゃあ、いつか俺でもつかえるようになるかにゃ?

【喉と頭を撫でられて、極楽といった様子であった】

うにゃあ、なんだか眠くなってきた...。

【あまりにも気持ちよかったのか、顔をこするようにして眠気と戦っていた】 <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 15:16:15.13 ID:kdIA8LxD0<> >>452
「・・・・・・」

【軽口をたたき合う二人を見て、少し奇妙なものを見ている感覚に襲われた】
【彼女は首を傾げそうになったが、流石にそれを実行するほど図太くは無いのであった】

【おおぅと声を上げた彼を見て、後ろの木か、と考え付く】
【物騒なものを振り回しているのだから当然か】
【修行してんのかい、近づいてくる彼のその言葉に彼女は頷く以外の選択肢は無かった】

【いい人といった感覚のの相手に対して嘘をつく道理もなく】
【ましてや彼女は相手が軽く聞いてきてくれたので説明の手間が省けて楽でもあった】 <> 【火札巫女】白と黒の札で火をだす巫女 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 15:16:41.88 ID:RohBtbGyo<> >>456
【その矢には――黒い札が貼ってある】

話し合いで捕まえられるわけがありませんかッ……!

【虎と狼が微妙に機をずらし、男へ襲いかかる】
【牙と爪で引き裂く積もりのようだ】

シッ!

【弓を、放つ】
【虎と狼のじゃまにならない様に、しかし男の胸――動くのを考慮し、肩に当てるつもりで放つ】
【放たれた矢は途中で火がつき、鷹の形を取るだろう】 <> 【痛痕剥貼】痛みや傷を結晶化<>saga sage<>2011/06/18(土) 15:17:06.59 ID:mFFAanazo<> >>453

えへへ、お陰さまで...

【隣へと腰を降ろした少年へと、穏やかな笑みを浮かべ】
【相手もまた、笑みを浮かべた。それを見て安心と共に気分を軽く...仕掛けたのだが】

...?なにか、あったんですか?
【笑みは笑みでもそれは苦笑に取って代わり】

【そして何より”最近の疲れ”、という言葉...やはり、気のせいではなかった様だ】
【(最初はお腹をすかせていた物の)あんなに元気だった少年に、何があったのだろうか?】

【声のトーンも心なし落ち、心配そうに少年へ尋ねた。】
【肉まんを買えるだけのお金は残っていたかな...】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 15:21:03.96 ID:kXKEd/mIO<> >>457

「あっと…ここで寝たら…」

【眠くなる猫を見て少女は困ったようにつぶやく。】
【比較的人の大来が激しい公園だ。ど真ん中で猫が寝ていたら何されるか分からない。】
【と少女は心配する。そしてしばらく悩んでから、】

「……っこいしょっと」

【と、猫を抱え、ちょうど木陰になっているベンチに、】
【移動しようとした。抵抗しなかったら、】
【ベンチに座り、膝の上に猫を乗せてまた撫で始める。】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 15:22:23.23 ID:2Elt1bVm0<> >>458
「だって」

『ふるな』

【目検討の通りに修行だったのだが、どうもそこから話が発展しない】
【男は別に弱くもなければ強くもなかった。普通】

『どうした。大好きな女ではないか。抱き着いたりしないのか』

【わざと少女にも聞こえるであろう大きさで男にそんなことを言う蛇。慌てる男】
【蛇の口を押えようとする、がそれはいとも容易く躱されてしまう】

「ば、バカ!なんてこというんだ!」

【蛇を叱責し、恐る恐る少女を見る…】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 15:28:19.38 ID:FBMrrDhc0<> >>460

うん、まぁね、俺のことを『馬鹿なお兄さん』とかいうやつがいてね

あと、アイスを上げようとした相手に食べ物につられるかとか言われて

【普通の人には何でもない事だろう】
【だが、お人よしの彼にはこたえた出来事だった】
【結構メンタルがもろいのかもしれない】

なんだか、君のことを馬鹿にされたみたいで

【そして、彼がここまでおちこんでいるのは】
【食べ物をあげようとした少女や、もらってくれた女性が馬鹿と言われた様な気がしたから】
【そうでなければ、あそこまで切れはしなかったのだろう】 <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 15:29:04.45 ID:egmV1vTDo<> >>459
逆に聞こう。捕まえられる人間などいるのかね?

【此の二匹の攻撃で一番厄介なのは牙による攻撃。喰いつかれたまま走り抜く事が出来る人間など何処にいようか。】
【そして牙…恐らく狼であろう。それの脳天に一撃喰らわせる。常人とは言えアシストがある。人間の頭蓋を楽々砕く威力だ。】
【爪は男の脇腹を抉る。結果深い傷を負ったが大した問題では無い。痛みさえ耐えれば少なくとも此の戦いはやっていける。】

この様な大量殺人を犯す人間はよほど狂っているかよほど強い目的を持っているかだ。
あの様な単純な言葉で捕まえられるとは到底思えない。

【襲いくる鷹。だがしかし所詮は鳥。直線的な動きしか出来ず、咄嗟の事には対応出来ない筈だ。】
【ソレにまた木刀を振り降ろし、駆ける。少女の殺害という目的に集中する。殺戮の続きは此の後だ。】
【そして少女の目の前で立ち止まり、当初の目的をはたすためにその能力による産物の木刀を振り降ろした。】 <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 15:34:18.17 ID:kdIA8LxD0<> >>462
【この人たちは何がしたいんだろう】
【少女はそんな事を思わずにはいられない】
【蛇と愉快に語り合っている彼は、彼女から見てとても楽しそうに見えた】

【少女はさっきまで剣を振っていた木と彼に視線を往復して】

【何分間かどうするべきか考えるのだった】
【そして、彼らが何やら騒いでいる最中に考えを纏める】
【少女は相手に向き直り】

「・・・・・・練習・・・・・・する・・・?」

【そう語りかけた】
【彼らが何故喧嘩しているのか彼女は知る由もないが】
【恐る恐るこちらを見ていた彼をまっすぐ見て、彼女はそう言ったのだった】

【なぜこのような結果になったのかは分からないが、彼女は自分を見ても軽い態度で語りかけてきた彼に対して、少し興味を抱いているのだった】 <> 【火札巫女】白と黒の札で火をだす巫女 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 15:35:25.85 ID:RohBtbGyo<> >>464
な――

【一瞬で周りの獣達をたたき潰した】
【その異様な光景に驚き、一瞬動きが止まる】

ッ!

【が】
【手元の黒い札を直前で放り投げ、能力を発動】

「――――」

【2メートル程の炎の巨人が、その木刀を受け止めるだろう】
【少女は転ぶように一歩後ろに下がる】

これならどうです!

【白い札を5枚、一斉に投げる】
【一気に発火したそれらは燕の形を取り――】

「五炎乱火」!

【星形に列を構えたツバメたちを男に殺到させる】
【時間を稼ぐのが目的のようだ】

【もし、一瞬でも怯ませることが出来れば札を再装填するだろう】 <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 15:35:50.50 ID:Yj17WJSB0<> >>461

うーん、むにゃむにゃ......zZZ

【抵抗などすることもなく、抱えられたまま寝てしまっていた】

【膝の上で気持ち良さそうに眠りについてしまった】

......ミャー

【寝ている姿は完全にネコに戻っていた】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 15:39:46.15 ID:kXKEd/mIO<> >>467

「あらら…寝ちゃった…」

【木陰に移動したら眠りこける猫。】
【こうしてみると全くを持って普通の猫である。】

「…ま、いっか。私も特に用事はないし…」

「…しばらく寝かせてあげよっと…」

【乱れた毛並みやヒゲを整えながら、】
【少女は膝の上の猫を撫で続けてていた。】


/乙でした…かな? <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 15:41:44.32 ID:2Elt1bVm0<> >>465
【聴こえてなかった―!!よしよし!】
【と、心の中でガッツポーズする男】

「練習…?」

『剣の練習だろうが。しろ。私を扱うのならばもっと精進してもらわねば。カスが!』

「カスはねえだろ!これでも頑張って剣技の本とか読んだんだぞう!」

【実戦練習をしろよと】
【いや実戦は何度かしているのだが、やはり独学で我流のままでは上達しない。残念】
【というわけで今回はいいチャンスなのかもしれなかった】

「え?」

『だから、こやつと闘えばいいだろう?』

「それはダメだろ……可愛い人を傷つけるのは騎士道に反する」

【騎士道とかなに?って感じだった。それよりもまず男が少女に一太刀でも食らわせられるのかが疑問だ】
【少女の前であーだこーだ言いあう一人と一匹。これを少女はどう見るのか…】

/次遅れます… <> 【戦択華沐】<>sage<>2011/06/18(土) 15:44:46.76 ID:Yj17WJSB0<> >>468
/はい、おつかれさまですた!!
遅レス申し訳ないです>< <> 【痛痕剥貼】痛みや傷を結晶化<>saga sage<>2011/06/18(土) 15:46:22.33 ID:mFFAanazo<> >>463

ば・・
【なるほど、酷い事をいう人がいる物だ...と少年の話に耳を傾けながら、思う。】
【少女の感覚からしてみれば怒る程の事でも無い、という感覚ではあったが、普通ならば疲れでもするだろう】
【そんな事を考えながらむー、と小さく唸り声を上げている、と】

...あ、ああ...

【少々の驚き、きょとん、と。自分の事が話に挙ってくるとは思っていなかったのだろう】
【その表情のまま固まって少しの間。...やがて顔には、先程よりも明るい笑みが戻っていった】

...やっぱり、優しいんですね...
私はそんな事気にしないですし、朝月さんが怒る事なんて無いですよー…
【自分の事で怒りを溜めて落ち込むとは、心配も在ったがやはり、嬉しくも在り】
【優しく声を掛けながら少年の方を見、笑みと共に少年の掌を、握ろうとするだろう】

..それに朝月さんは、馬鹿じゃないと思いますよ?..やさしい、ですし

【勿論それは彼を励ます為であって、それ以外の何者でも無く】
【そう、言葉を付け足すと、相変わらずの表情でヘラリと笑って見せた。やっぱり、平和だ】 <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 15:49:08.82 ID:egmV1vTDo<> >>466
ほう…

【この様な使い方もあるのか、と驚きながらもその巨人が現われた瞬間、其の現象を解析。再現の為の演算を組み立てる。】
【少女が下がったのと同時に男も一旦後ろにバックステップ。そして出現するは五匹の燕の形をした炎。】
【それを薙ぎ払う様に掻き消すと木刀への演算を解除。此の瞬間、此の木刀は能力とは全く関係ない物へと変貌する。】
【そして男の手元に出現するは一枚の黒い札。それを見せつけるように少女に見える様に指に挟む。】

面白い能力だね。全く汎用性の高い。

【そして出現した黒い札をパッと離すと男の目の前に出現するは男よりひと回り大きい程度の炎の巨人。】
【それは少女の召喚した炎の巨人と全く酷似した物。それは少女の方へメラメラと燃え盛りながら真っ直ぐ進んでいく。】
【同じ炎に炎の攻撃を用いても大したダメージは狙えないどころか完全に無力化してしまうだろう。】
【吹き飛ばしたり水を利用したり酸素を消滅させたり方法は色々あるが…此処、路地裏で出来る事は限られる。】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 15:49:30.74 ID:kXKEd/mIO<> >>470
/いえいえ!
ありがとうございましたっ! <> 【火札巫女】白と黒の札で火をだす巫女 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 15:52:37.64 ID:RohBtbGyo<> >>472

……コピー系の能力ですかっ

【言いつつ、燕を迂回させて男を狙う】

でも、そんな小手先の技じゃ―――

【じゃらり、と腕に巻きつけた数珠を構え、相手の巨人をそれで叩くようにする】
【「炎帝の煩悩数珠」――炎を吸収する数珠だ】
【相手の炎が消え去ったとき、背後から先程の狼、迂回した鷹、そして前方より燕達と巨人が襲いかかる】

チェックメイト、ですね

【ふ、と笑いつつ背を向け歩き出そうとする】
【それは――致命的な、隙】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 15:55:04.42 ID:FBMrrDhc0<> >>471

優しい、ねぇ

【優しい、という単語にやっぱり少し照れつつ】
【エヘヘと笑う少年は、だいぶ元気を取り戻している】
【何処までも馬鹿正直な奴だ】

ま、あれは多少俺も悪かったし、もーいーや

やっぱり遥香ちゃんと居ると楽しいねぇ

【少女に対して褒め言葉をかける少年】
【少女のお陰で完全に元気を取り戻したようで】
【この前の様なペースを取り戻す】

【のばされた手を握ると、やさしいという言葉に再び笑みを浮かべる】
【少女の励ましは効果抜群である】 <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 15:56:07.69 ID:kdIA8LxD0<> >>469
「・・・・・・」

【再び言い合う蛇と人】
【少女としては二人(?)の判断にまかせるつもりである】
【だが】

【この二人の話し合いは解決しそうには無かった】
【何故なら主張がまったくと言っていいほど反対なのだから】
【実戦訓練をうながす蛇と、人を傷つけたくない男】
【少なくとも今すぐには終わりそうもなかった】

「・・・・・・」

【少女は考える】
【そして暫くして結論を出した】
【その結論とは】

「・・・・・・」

【彼女は背後の先程まで打ち込みをしていた木に向き直り】
【それに向かって剣を構えて『認識し、斬りたい』と思った】
【木を斬る剣術】
【彼女はその木に向かって斜めに剣を振るい】

―――ズバッ

【『真っ二つに斬った』】
【自重で倒れこむ木に心の中で謝罪をして】
【彼に向き直り】

「私は・・・・・・大丈夫」
「・・・・・・どうする・・・・・・?」

【そう言った】
【解決策:片方の主張を潰す】

/了解です <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 15:59:34.22 ID:kdIA8LxD0<> >>476
/日本語がおかしかった・・・・・・
十四個目の【】内は『真っ二つに斬った』ではなく『真っ向から木を斬った』に脳内変更お願いします
すいません・・・・・・ <> 【原理解析】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 16:06:01.87 ID:egmV1vTDo<> >>474
ふむ、素晴らしいね。

【召喚物による総攻撃。男の衣服や肌は勿論炎上し、もはや数分の命と言った所だ。落ち着いて喋っていられるのは無論、男が狂っているからだ。】
【男にはもはや生き残る術は無いと言える。近くに水気は無い。少女の数珠の様な道具も無い。先に待ち受けるは死。】
【男は右腕を背を向ける少女へと上げ、其の手の平の照準を合わせる。この様な隙、逃す筈が無い。】
【明確な殺意を持って発射される三つの岩石の矢は右肩、右脚、そして後頭部へと向かい真っ直ぐに射出される。】

幸福に満ちた世界は創れなかったか。しかし私が死ぬ事によりまた世界が少しづつ幸福になる。

【風を切る音と共に発射される岩の矢を視界に納めたと同時に軍用ゴーグルが男の前方に音を立てて落ちる。】
【そして男も膝をつく。おの狂人の歪んだ思想を表すかの様に辺りに人肉の焼ける異臭が蔓延する。】
【全身に火傷を負い、尚且つ燃え続ける男。まるで先程の巨人の様な、そんな見た目だ。相違点は中身があるかないか、だが。】

我が愛すべき世界よ。汝に幸あれ。

【そしてまた命の灯火が一つ、消えた。】
【【原理解析】 死亡】 <> 【痛痕剥貼】痛みや傷を結晶化<>saga sage<>2011/06/18(土) 16:07:23.85 ID:KWJoKlcwo<> >>475

【自分の言葉を反芻する少年に、何度か小さく頷いてみせ】
【空いた手で頬をぽりぽりと掻きながら、相手が口を開くのを待っている、と】

私も...楽しいですよ

【続く言葉は、もういいや、と言うものでどうやら】
【目の前の少年は完全にもとの調子を取り戻したようだった】
【少女は胸をほっと撫で下ろしながら、改めて少年の顔を見やった】

...そういえば朝月さんは、この辺りに住んでるんですか?

【そんなわけで土曜の休日、目の前の友人と改めて雑談でもしようかと】
【そんな他愛の無い事を、尋ねてみる。】
【尤も、そうでも無ければ何度も会ったりはしないだろうが...、本当に他愛の無い】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 16:08:49.70 ID:2Elt1bVm0<> >>476
「いやだからさ…」

『うじうじしおって女々しいやつだ…』

【そんな要領を得ない言いあいをしていた最中…】

ズバッ―――ドン

【少女が木をスッパリ真っ二つにした。しかも模擬刀でだ】
【普通ではない。てかなんで切れちゃったの!?】

「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!!!!」

【顔の前で右手をブンブンふって「無理でしょ死ぬでしょ。俺が」と言っている】
【そしてそれを見て蛇は愉快そうに口を開けニヤニヤしていた】

『ほれ、遠慮の余地はない。さあ血をよこせ!』

「血が欲しいだけじゃねえかよ!」

【結局、模擬戦をするという方向で落ち着いたようだ。男は死なないように神に祈った】
【今ここに誰もいなければ泣き出してしまいそうなほど逃げ出したかった】

(いや、こんな可愛い女の子に斬られて死ぬならば本望!どんと来い!)

【流石。覚悟を決めたようで、蛇と契約を開始する。え?模擬刀相手に真剣使うの?】

『久々だな。安心感はどれほどくれるのか?』

「ちょびっとに決まってんだろ」

【チッと舌打ちする蛇、男に螺旋状に巻き付きながら体を登っていく】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 16:11:21.53 ID:2Elt1bVm0<> >>477
/おう…問題ないですよ! <> 【火札巫女】白と黒の札で火をだす巫女 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 16:13:13.33 ID:RohBtbGyo<> >>478
【帰ったらジェイルに報告しなければ】
【そんな事を思いつつ、帰り路に着こうと歩き出した少女】

ブシュ ブシュ 

―――グシャッ パタパタ

【おかしい】

【何故か左目が突然見えない】

ガクン

【おかしい】

【何故か右足も動かない】

トスン

【おかしい】
【何故か右手が無い】


【おかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい】

【最後の力を振り絞り―――】

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【自らの身を、焼き払った】


【火札巫女】――死亡 <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 16:16:49.97 ID:kdIA8LxD0<> >>480
「・・・・・・大丈夫・・・痛くしないから・・・・・・」

【狼狽する相手に向けてそう語りかける】
【相手はそういう問題ではないと思っているかもしれないが】
【剣を抜いてから地面に置いていた鞘を手に取り、地面に突き刺して立てる】

【清涼飲料とスポーツタオルは既に木を斬る前に地面に置いている】
【そして彼女は気持ちを戦闘用に切り替えて、両手で持った剣を前に構えた】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/18(土) 16:27:54.89 ID:kXKEd/mIO<> 【帝國】
【の比較的発達した街。大勢の人々が行き交っている、】
【この大通りで、一人の人物が呟いた。】

「ははあ…ここか。」

【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは背中の身の程もある大きな片刃の大剣。そのせいで、】
【少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

「さて…着いたのはいいが…どうするかねえ…」

【特に目的地や目指している場所がない女は、】
【手持ち無沙汰げに辺りを見回し、そして、】
【行く場所も決めずに歩き出した。】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 16:28:42.86 ID:2Elt1bVm0<> >>483
『痛みを感じる前に斬ってくれるそうだ』

「こええよ!違うだろ!……え?マジ?」

【顔を真っ青にして少女に聞く。嫌な汗が頬を流れ落ちる】
【へタレだった】

『そんなことは気にしたって仕方がない。さあ、血の契約を交わすぞ』

「気にするわ!」(だが可愛い女の子だから許す)

【いいのかそれで】
【そんなことは本当にどうでもよくて、蛇は順調に男の顔の真横に自分の顔を出し、首元を噛む】
【歯が突き刺さり、それを吸う】

【数分後】

「ちょっと待て!吸い過ぎだこら!フラフラするぞ」

『…………』

【残念ながらその声は蛇に届かず。蛇は刀化していた】
【妖刀【八支刀】その刀身は八つに分かれており、長さは一mの長剣。刃には即効性の毒があり、触れれば五レスほどで痺れる……のだが今回は安心感を殆ど与えてないので無毒に近い】
【また八つに分かれた刀身は一度刺されば引き抜くのは容易ではない。この男に突き攻撃が出来るのかは微妙だが】
【まあ、出来たとしても今回はしないだろう】

「あー…フラフラする…」

【その刀を両手でしっかり持ち、構える。勿論峰でだ】

「い、いくぞ」

【覚束ない足取りで少女に近づいていく。貧血気味らしい】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 16:32:15.52 ID:FBMrrDhc0<> >>479

ああ、楽しいのは良い事だ!

【実に楽しそうに主張すると、少年は大きく笑う】
【久方ぶりに笑ったのだが、それがうれしくて、止まらない】
【しばらく笑った後、ふと少女の問いに気付き】

家ねぇ、まだもってない。

【きっぱり言ってのけた】
【様はこのへんをうろついているというわけだ】
【別にその辺考えてなかったとかいうわけではない。絶対に無い】

/すいません、次も遅れそうです <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 16:35:54.10 ID:kdIA8LxD0<> >>485
「・・・・・・大丈夫・・・?」

【自身の事よりも相手の事を心配してしまう】
【おぼつかない足取りでここまで歩いてきているのだ。心配にもなる】
【特徴的なその刀身の刀、峰で構えているらしいが大丈夫だろうか】

「・・・・・・」
―――ざっ!

【でも今は戦いの最中である。相手の事を気にしている暇は無い】
【彼女は両手で持った模擬刀を頭の高さまで構え、走り出した】 <> 【痛痕剥貼】痛みや傷を結晶化<>saga sage<>2011/06/18(土) 16:43:06.52 ID:8ZsZMOrno<> >>486

ええ、そうですね...

【相手の主張に頷く様にしながら、少女もまたのんびりと笑みを浮かべる】
【傍から見ればこんな光景は、確かに馬鹿といいたくなる物なのかも知れない】
【尤も少女は、...恐らく少年も、そんなつもりはないのであろうが】

持ってないんですかー…
【あっさり言い切る少年だが、中々に大変な事ではないだろうか】

私も一時期持ってなかったですけど...大変じゃ、ないですか?

【というのも、少女もまた、家無しで彷徨っていた経験があり】
【この町へは旅の果てに辿り着いた、というわけで中々に常軌を逸したいきさつがあるのだが、さておき】
【矢張り自分の経験からも野宿は辛いのではないだろうか、と声を掛けてみた】
【かといって今時分に出来る事はごく少ないわけだが、ごそごそと、左腕はジーンズのポケットを漁り始める】

/了解です!僕も遅れるかもしれませぬ <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 16:43:41.21 ID:2Elt1bVm0<> >>487
「おう。大丈夫だ」

【貧血気味だが、なんとかなる。多分】
【ちなみに峰で構えているのは謝って少女を斬らないためである。こんな状態で少女を捉えられるわけないが一応、万が一のことも考えてである】
【この刀は真剣なのだ。素人でも振ればキレる】

「うおっつ!」

【少女の特攻にビビる、が自分も負けてはいられないと少女に向かって走り出す】
【刀は地面スレスレに構えている。下段の構え】 <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 16:50:20.42 ID:kdIA8LxD0<> >>489
【下段の構えに入った相手に対し、少女は構わず走り続ける】
【ざざざざざっざざざざ、そんな音が足元から聞こえる】
【少女は頭の高さまで剣を構え走っている】

【そして相手に模擬刀の射程圏内まで近づくと】

「・・・・・・はぁっ!」

【相手の頭めがけて、剣を突き出した】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 16:57:31.60 ID:2Elt1bVm0<> >>490
「あっぶね!」

【痛くしないといいながらも何の躊躇いもなく頭目掛けて突きを繰り出してきた少女】
【あれを喰らって痛くなる自身が男にはあった】
【男はそれを紙一重で躱す。が完全には躱せず、額に模擬刀が当たった。結構痛い】

「いっつつ…」

【だがただ痛いだけでは癪なので刀を下から上に振り上げる。峰で】
【まあ、素人に近い男が我武者羅に行った攻撃なので簡単に躱せるだろうし、当たってもそんなに痛くないだろう】 <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 17:07:54.34 ID:kdIA8LxD0<> >>491
「・・・・・・っ!」

【その振り上げた剣は、胴体を下から上へ掠る】
【両手で剣を突き出していたが、これによって腕がほどかれ、結果的に後ずさる】
【ダメージは受けたが、胴体を下から上へ強くなぞられたような感じだ】

【相手のカウンターを受け、よろめきながら刀の重さで後ずさる事となった】
【数歩後ずさった後で、よろめきが正され体勢を立て直す】

「・・・・・・ふ」

【彼女は体勢を立て直してから、再び剣を構える】
【内心彼女は冷や汗をかいた。『実戦だったら死んでいる』と】
【そして少女は気持ちを切り替えて息を吐き、心を落ち着かせてその場にとどまった】

【剣は自分の中心に合わせるように、さらに刀身は通常の構えより斜めにして構える】
【言うなれば鍔迫り合いになりやすいような構えだ】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 17:12:26.49 ID:FBMrrDhc0<> >>488

別にそうでもないけど......

【そうでもない、とはいうものの、やはりそれは大変だ】
【家が無いとか洒落にならん話である】
【常人からすれば間違いなくそうだ】

ところで、そのポケットからは何が出てくるのかな

【じーっとポケットを見つつ】
【心の中では肉まんかな?とか期待している】
【またしてもこいつは腹をすかせたのだ】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 17:16:27.49 ID:2Elt1bVm0<> >>492
【頭を抑えながらも攻撃が当たったことを確認し、少しニヤッとする】
【実戦ならば自分の方が先に死んでいるので、大丈夫】

「ああー…」

【少女が構えなおすのを見て自分も刀を右手で持ち、右手では相手との距離感を掴むために突きだしているという謎の構え方を披露する】
【これは近づいてきた相手を直接掴むためにも使えるのだ。斬られる可能性も通常の倍以上だが】

「ほっ!」

【思いっきり地面を蹴りステップ。そしてそのまま少女に斬りかかる】
【多分鍔迫り合いになるだろう】 <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 17:20:50.10 ID:kdIA8LxD0<> >>494
「・・・・・・来る」

【通常とは違う構えをした相手を見て、改めて気を引き締める】
【そして】

【相手が斬りかかってきた】
【それに対し彼女は、剣と剣を合わせる事で対応した】

―――ガキィン!

【そのまま彼女は鍔迫り合いになった】
【膠着状態が生まれる】
【力と力のぶつかり合いだ】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 17:28:28.20 ID:2Elt1bVm0<> >>495
「うぐぐ…」

【流石に右手一本で相手と力比べは辛い。段々と押されてくる】
【相手が男とかの可愛い人でなければ開いている右腕で掴んで体制を崩させるのだが……】

(女の子あいてにそんなことできないし………)

【と、そこまで考えピーンと厭らしい考えが彼の頭をよぎった】

(もしや…今なら触っても不可抗力ってことになる…………!!?)

【そう思いいたった彼のその後の行動は非常に迅速で隙がなかった】
【突きだしている左腕を少女の脇腹あたりに伸ばし、掴もうとする】 <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 17:35:41.78 ID:kdIA8LxD0<> >>496
「・・・・・・っ」

【彼が邪な考えを持って自身に手を伸ばそうとしたその時】
【彼女は鍔迫り合いになっていた剣を両手を使って『左方向』に倒した】
【それによって彼の伸ばした手は鍔迫り合いによってクロスした剣によって阻まれ】

【彼の無防備な右肩が彼女の前に晒された】
【そして】

「ふっ・・・・・・!」

【その無防備な右肩を、両手で持っていた模擬刀から離した右手で押し】
【体勢を崩そうとした】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 17:42:04.14 ID:2Elt1bVm0<> >>497
「なんてこったい」

【彼の魔手は二人の刀に阻まれ、しかもそれで生じた隙に右肩を押され体制を崩されそうになる】
【右肩は押されたが、彼の左手はまだ生きて≠「た】
【右肩を押された勢いで体重移動。左側に移動し、今一度脇腹を掴もうとする】
【こちらは押すのが目的ではない。掴むのが目的なのだ】
【バランスが崩れ気味なので鍔迫り合いでは現在押されている。思い切り刀を押されれば押し負け、倒れることになるだろう】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/18(土) 17:50:21.30 ID:JVekzRcB0<> 【町外れの森の中 (夕)】

【青年は思った、この街に来てから外食しかとっていない、それでいいのか?】
【他人の手を借りるのはいいがやりすぎは禁物、まぁ何がいいたいかと言うと】

「チャーハン作るよ!」
【変な掛け声と共に開けた場所で青年はフライパンを振るう】
【フライパンの中の色とりどりの食材が大きい石ころで作った簡易かまどの火で炒められる】

【家庭料理レベルの腕の青年がチャーハンを作る】
【遠くの人には白い煙が見えるだろうし近づけばおいしそうな匂いがしてくるだろう】

/誰でもいいですが殺し合いなら逃げます <> 【痛痕剥貼】痛みや傷を結晶化<>saga sage<>2011/06/18(土) 17:56:26.81 ID:+xs1BWKYo<> >>493

そうですか、ね...

【大した事無さそうな返事で応じる少年】
【別段遠慮しているというわけも無さそうだが、意外と大丈夫な物なのだろうか...】

あはは、そんな期待しないで下さいよ...

【期待する様な眼差しを受け、思わず少女から笑い声が上がる】
【取り出したのは少年の期待とは違う物の大分近いだろうか...財布、であった】
【その中から1000円札を取り出すと、空いている少年の手に、握らせる様にするだろう】

ほら、これで肉まんでも買って下さいな

【やはり一番辛いのは、収入源がない事だろう。少女はそうだった】
【自分はもう働き口が見つかったので大丈夫ではあるが、少年はそうも限らないのだろう、と】
【相変わらずの笑みを浮かべながら、弁解する様にそう言葉を紡ぐ】

/あわわわわすいません!お待たせしました! <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 17:59:15.52 ID:kdIA8LxD0<> >>498
/すいません、質問させてください
/鍔迫り合いは今模擬刀が貴方の剣の上にある状態になっていると思います
重ねて押さえつけている感覚です。
この状態で肩を押したので鍔迫り合いは解除されていると思うのですが・・・・・・
押された勢いで体重移動の部分も、イメージがよく出来ませんでした。
詳しい描写をお願いしたいのですが・・・・・・ <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 18:06:46.12 ID:2Elt1bVm0<> >>501
/ふむ…すみませぬ。描写不足です
/右肩を押されてバランスを崩すも、踏みとどまり
/右肩を押されて引っ込んだ右半身をクルッと…まあ、横移動した感じです
/こちらのバランスはかなり崩れているのでちょっと衝撃があればすぐにぶっ倒れちゃいます
/体重移動というより左側にずれたという感じです……すみません
/ちょっと無理があると思った場合は俺が書き直しますです… <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 18:19:30.65 ID:kdIA8LxD0<> >>502
/えっと
@肩を押されるAその勢いを利用して左方向に回転し彼B彼女の左側に移動
C前を向いている彼女の左側に結果移動した事になりD脇腹を掴もうとする
と言う解釈で大丈夫でしょうか?
/想像したらこんな感じになったんですが・・・・・・合ってますか? <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 18:20:37.91 ID:2Elt1bVm0<> >>503
/はい大体そんな感じです…
/本当に申し訳ありません… <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を扱う能力E:重めの模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 18:28:15.56 ID:kdIA8LxD0<> >>498
【押さえつけている剣が無くなった感覚】
【まずい、感覚的にそう悟る】

【同時に、脇腹を掴まれる】
【相手は自分が押した衝撃を利用して、左回転】
【彼女の左側へ回り込んでいた】

「・・・・・・くっ・・・・・・!」

【脇腹を掴まれ、左方向への力が掛かり奇妙な感覚を彼女は覚えた】

/でも鍔迫り合いについては回転の時点でもう解除されている様に思えました
 ちょっと次レス遅れるのでレスしておきます
 問題点がありましたら指摘お願いします <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 18:35:17.73 ID:2Elt1bVm0<> >>505
/では鍔迫り合いは解除されていたということで!

【今度こそ脇腹を掴めたようだ】

「………」

【フニフニ】
【感動していた。バカである。崩れていたバランスは持ち直したものの、隙だらけである】
【男はフニフニし続ける。そして目を瞑り、悦に浸る。目を瞑ったせいでさらに隙が増えた】

「ああ……これはぁ………」

【自然に口が開く。間抜けずらだった】

『………………』

【真剣な勝負だったので黙っていた蛇も今は別の意味で黙るほかなかったそうな】
【とりあえず少女にとってはこれ以上ないほどのチャンスである。脇腹は少しフニフニされているが…】 <> 【狂暗ノ魔刃】@Wiki<>saga<>2011/06/18(土) 18:40:17.55 ID:FBMrrDhc0<> >>500

え??

【少年は、千円札を差し出された。その意味が理解できない】
【足りない脳みそがオーバーヒートを起こしながら考えた事は】

お馬鹿

【と、少女の頭を軽く殴ることにした】

俺みたいなふらつきにお金なんてあげちゃいけせん!

ただでさえ可愛いんだから、んなことしてたら男に貢いで金をなくすことになるぞ!

【彼なりに少女に説いたのだが、聞いてくれるのだろうか】

その気になりゃあ大道芸でもやっていける!だからこんなことしちゃだめ!

/遅れましたぁぁぁぁぁぁ <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を取得する能力 E:模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 18:49:41.44 ID:ETWp8F4AO<> >>506
「・・・・・」

【脇腹を掴まれ、危ない、と思った途端】
【男の惚けた面が飛び込んできた】

【脇腹を触られ続ける】
【自身の体を触られるのは、ぶっきらぼうな彼女でも嫌なことであった】
【ただ、真剣勝負の最中にいきなり行われたことなので】

【少し呆けてしまった】
【そして】

「何・・・・・・してるの」

【模擬刀を脇腹をもみ続ける彼の首筋に突きつけようとしながら、訊ねた】

「・・・・・・放して」

【最初彼女はどう反応すればいいのか分からなかったが】
【『こういう事』は同年代の少女らしく嫌いなのだった】
【相手が逃げられないように脇腹を掴んでいる左手に手を伸ばし】

【拒絶の意を抱いて訊ねた】
<> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/18(土) 18:56:09.00 ID:w4nPuRj60<>
【ある河川敷】
【無造作な灰色の髪の青年が、川の水面を見詰めていた】

「……」

【彼は黒い詰襟の学ランに、雪のように白い純白の着流しを着崩して着ており】
【その独特な格好の左腰には、頑丈そうな金具に木刀を一本、差していた】

「――いくぜ」

【青年は大きく右腕を振りかぶり、そして――】

「てめーはアポロ11号なんだぁああああああああああああああああああああああ!!!」

【謎の絶叫と共に、右手に握っていた平たい石を水面へと投げつけた】
【石は一度二度三度と水面を跳ねて飛んで行き、最終的には】

「チッ。七回かよ。しれてんなぁ」

【七回、水切りは成功した】
【要するに、この青年は暇潰しに水切りを楽しんでいた】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 18:58:29.79 ID:2Elt1bVm0<> >>508
「あ…」

【バカだった】

「俺としたことが……失礼しました」

【無駄に紳士的に丁寧に脇腹を摘んでいた左手を離す】
【少女が伸ばしてきた手はこれまた丁寧に「逃げないよ」的な意味のことを伝えて払う】
【首に模擬刀が当てられていなければ深く頭を下げて全身全霊で謝っているところである】

「ま、まだ戦いは終わっちゃいねえぜ………」

【この状況からどうすれば少女の気分を回復させられるのかを考えている。バカだ】
【とりあえず自由になった左手で少女の模擬刀を掴もうとする】 <> 【痛痕剥貼】痛みや傷を結晶化<>saga sage<>2011/06/18(土) 19:01:01.61 ID:M1zUZVGro<> >>507

...っ!?

【少年の混乱もいざ知らず。少しは助けに成れば、と、それ以上も以下も考えていない少女には】
【彼のとった行動は少々予想外、当然避ける事もなく、頭に小さな衝撃が】
【状況が今一飲み込めていないまま、瞳を若干潤ませながら少年の顔を見上げ】

う...
【小さく声を発しながら、説教をしぶしぶながら受け止めた】
【どうやら彼は、自分の心配をしているようで。確かに騙され易そうでもあった】

はい...分かりました

【結局相手の言う事も最もだという風に感じ、野口さんは少女の財布へととんぼ返り】
【バツが悪そうにしながら膝を曲げると、片手で抱え込む様に身体をもたげた】
【今度は、何か買っておこう..そう、決心しながら】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 19:08:16.10 ID:kXKEd/mIO<> >>509

「…充分すごいと思いますけどね…」

【そこに通りかかるのは、】
【十七歳くらいの一人の少女である。】
【ショートカットの髪と赤縁のメガネ。】
【着古したようにくたびれた藍色の道着、】
【その上から黒い薄手のコートを袖を通さずに羽織っている。】
【足を動かすたんびに、履いている下駄がカラコロとくぐもった、】
【優しい音を奏でた。】 <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を取得する能力 E:模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 19:08:31.17 ID:ETWp8F4AO<> >>510
【いきなり放される脇腹】
【少女は少し面食らい、よろけるが】
【直ぐに体制を立て直した】

【そして、再び男に向き直ると、彼は謝罪していた】
【謝罪をしてきたが、触られた不快感はとれようもなく】
【触られた部分を無意識にかばい】
【そして】

「・・・・・・もういい」

【謝罪した後に刀を掴もうとする彼を見て、言った】
【刀を下ろし、後ずさる。そして、鞘の所まで歩いていこうとした】 <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2011/06/18(土) 19:10:30.91 ID:FBMrrDhc0<> >>511

う.......泣くなよっ

【泣きそうになってしまった少女を見て、今さら殴ったことに対する罪悪感を感じて】
【おろおろしながら、少年がとった行動は、頭をなでるという事】

泣かれるのは困るんだよぅ

【ナデナデしてご機嫌を取ろうとする少年】
【説教したり泣くなと言ったり勝手な奴だ】

俺も悪かったよ、怒ったりして。だから、な?

【ひとしきりなでると、それを止める少年】
【暗くなってきた空を見上げて】

自分で稼いだお金は、自分で使いなさい。俺は大道芸でもするとするから <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 19:15:15.20 ID:2Elt1bVm0<> >>513
(いやー…やらかしたな…)

【しかしこういう時、しつこく謝り続けると余計に嫌われるので特に何もできない】
【刀は八つ首のある蛇に戻っていた】

『バカめがwwww』

【男を蔑むようにケラケラ笑っていた。首を絞めながら】
【男の首を蛇の体が絞めていく。息が苦しいが抵抗しない男】

「……ごめん」

【最後にもう一度謝る。今度は頭も大きく下げている。蛇は大笑いしている】
【そして少女の動向を茫然とした目で追っていく】 <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/18(土) 19:17:13.75 ID:w4nPuRj60<> >>512

「あん?」

【酒飲みのようなふらついた足取りで、少女の方を振り向く青年】
【赤色に濁った二つの双眸が、彼女を捉えた】

「いやいや、水切りの名人とかなると、何十回もいくらしいぜ。
 七回なんて凄くも何ともねーよ」

【青年はそう言うと、左手に持っていた石を足元の地面に落とした】
【丁度いい暇潰しが出来そうな人間が現れたからか、もう水切りをやるつもりはないようである】

「おれ、伊弉諾(イザナギ)。てめえ何?」

【自身の胸に手を当てて名を告げた後、その手の平を上にして、少女の顔の前へと持っていく】
【青年の口元には、小さな笑みが浮かんでいた】 <> 【重厚二脚】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 19:22:00.01 ID:egmV1vTDo<> 【能力者の街 上空】

【祖国製大形輸送機が一機、上空に飛んでいた。数々の、各国の旅客機が飛び交う中、それは着々と準備を進めていた。】
【祖国製大型二足歩行戦車。この街の侵略の要として用意されたソレはジッとその時を待っていた。】
【戦場へ投下されるその時を。また今か今かと待ち続けていた。ロストテクノロジーの塊は静かに、ゆっくりと闘志を燃やしていた…かもしれない。】
【実際は中のパイロット…首から軍用ゴーグルを提げた軍服の男がダラダラと投下の時を待ち続けているだけであった。】

あ〜…まだかな…
「よーしオッケーだ!今からでも落とせるぜ!
お…やっとか…やっちゃってー

【そう軽く言うと傍らの操作デバイスを起動。安全確認と接続確認を同時に済ませ、左脚を一歩動かす。】
【輸送機に響く轟音。どうやらしっかりと動いた様だ。満足げな様子で男は更に操作を続け、空まであと一歩の所に辿り着く。】

さぁて…楽しませてくれよ!

【そしてその機械は跳躍した。雲の海にビル三階分程の巨大兵器が飲み込まれ、下へと落下していく。】
【公園に人がいたのならば気付くだろう。轟音と共に砂埃を巻き上げ、落ちてきた二足歩行巨大兵器に。】

/なんでも <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 19:23:28.70 ID:kXKEd/mIO<> >>516

「っとと…大丈夫ですか?」

【ふらつく相手を見て支えようとしたが、】
【別段倒れたりしなかったため手を引っ込める。】

「へー…何十回ですか…」

【そういうと、相手が落とした石を拾いあげ、】
【川縁へ。】

「私ですか?ええと…ただの通りすがりです。」

「向こうの方で稽古してまして…」

【青年の後ろを指差す少女。】
【そして川の方を向いて…】

「……そりゃっ!!」

【見よう見まねで石を投げたのだが、それは鋭い軌道を描いて、】
【水面を切らずに、そのまま姿を消した。】

「…結構難しいんですね…」 <> 【痛痕剥貼】痛みや傷を結晶化<>saga sage<>2011/06/18(土) 19:25:46.87 ID:M1zUZVGro<> >>514

泣いて...ないです...

【主に精神的な理由から、涙腺は緩みかけていたものの雫は零れ落ちていない、一応】
【顔を上げないまま否定の言葉を口に出し...そのまま少年の腕を、享受】
【頭に感じる優しい感触に目を細め、視線を、少年の方へ】

...はい

【少女が発したのは短くそれだけ、併し表情は、先程までと変わらないのんびりとした笑みで】
【別に怒っていたわけではない為、謝られると少し申し訳なくもあったが少女は何時もの少女であった。】
【そして、少年を倣う様に空を見上げてみる。もう、薄暗く成り始めていた】

.......それじゃ、私眠くなってきちゃったので

【暫し逡巡の後視線を少年に戻すと、そう言葉を伝えた後再び顔を身体の方へとやり、所謂体育座り】
【ただし今度は落ち込んでいるわけでもなんでもなく―――少し時間が経てば、聞こえるだろう】
【少女がすやすやと寝息を立てる音が。...因み、少女の片手は未だ、少年のそれを握ったままであった。尤も、力は殆ど籠っていないが】
【宣言通り眠りに付いた少女...見える事のない寝顔は、幸せそうだったとか。】

/これにて絡み有り乙でした!遅れてごめんなさい、楽しかったですー! <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を取得する能力 E:模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 19:28:17.55 ID:ETWp8F4AO<> >>515
「・・・・・・」

【謝罪に無言で答える】
【彼女は無言で鞘を引き抜き、刀をしまう】
【まだまだ力不足か】
【そう思うと憂鬱になる】

「・・・・・・鍔迫り合いのとき・・・あなたは倒れなかった」
「私の・・・・・・戦い方が悪いのが原因・・・・・・」

【鍔迫り合いのとき、クロスさせた刀を横に倒し肩を押した】
【あの時もっと力を込めていれば、結果は変わっていただろうか】
【彼にわき腹を掴まれたとき、彼女は『もう一回死んだ』】

【彼女は甘かったのだ】
【それがあの醜態】

【彼女は無言でスポーツバッグにタオルと飲料を入れて】
【ウサミミを頭に着け】

【彼に向かって歩いていき、すっと手を差し出した】 <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/18(土) 19:31:56.89 ID:w4nPuRj60<> >>518

「通りすがりねえ……。稽古っつーと、格闘家かなんかか?」

【少女の着用している道着を眺め、そう言う】
【それから、川の水面に広がった一つの波紋を一瞥した】

「あんた、子供のころに水切りとかして遊ばなかったのかよ?
 チビの子供でも三回くらいは楽に成功させるぜ。
 全然難しくないっての」

【口を三日月型に吊り上げ、バカにしたように少女に告げた】 <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/18(土) 19:32:06.85 ID:nFd5eZlt0<> >>517

【その頃、大型兵器が落ちてくる予定の公園。】
【ウェーブの掛かった長い金髪の女は、いつものようにベンチでダラダラ過ごしていた。】

暇ね〜。
「ですね〜」
何か〜、面白いことが起これば良いのにね〜。
「ですね〜」

【いつもは突っ込む銀の狐も、今日ばかりは本当に暇な様で。】
【主人である女の肩で、グッタリといていた。】

【その時、何かが落ちてくるような音。】

・・・ん〜?

「…!! 主人、何か落ちてきますよ!」

・・・ゑ〜?

【女は上を見る気も無いが、直後に響く、轟音。】

【強制的に、何か面白いことが起きるということを、思い知らされた。】

「……何かしら〜?」

【その砂埃の中心を見続け、じっくりと、砂埃が収まるのを待つ。】
【見えてきたのは…大きな、兵器だった。】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 19:33:52.13 ID:2Elt1bVm0<> >>520
「いや…そんなんじゃ……」

【弱弱しすぎる!】
【鍔迫り合いの時倒れなかったのは執念に他ならない。可愛い女の子に触れたいという悍ましい執念】

「ううぇ…」

【蛇に絞められた首が悲鳴を上げるが、意に反さない】
【差し出された少女の手を見る】

「え…………」

【これは握手というやつなのだろうか。それは許してくれたということになるのだろうか。敬遠されずにすむのだろうか】
【もちろん、少女が握手を求めているのならすぐにそれに応じるだろう】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 19:36:14.13 ID:kXKEd/mIO<> >>521

「格闘家…まあそんなもんです。ただの八極拳士です。」

【手頃な石が無いか探しているが、】
【途中からめんどくさくなってやめた。どうせできない。】

「む…悪かったですね…不器用なんですよ私は…」

【むっとした様子でそう呟いた。】 <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>saga<>2011/06/18(土) 19:36:24.27 ID:FBMrrDhc0<> >>519

まったく......

【体育座りのまま眠ってしまった少女を見て、少しだけ微笑むと】
【繋がれた手を離し、ゆっくりと立ち上がると、頭にもう一度ポンと手を置き】

じゃーね、遥香ちゃん

【とだけ言うと、暗くなってきた町の中に歩いて消えていった】

【この後、少年が大道芸を始めるのは、また別の話】

/こちらこそ返信が遅く申し訳ありません、乙でしたー <> 【重厚二脚】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 19:38:06.26 ID:egmV1vTDo<> >>522
/ごめんなさい…いきなり飯落ちです… <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/18(土) 19:40:24.95 ID:nFd5eZlt0<> >>526
/ごゆっくりー <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/18(土) 19:43:58.17 ID:w4nPuRj60<> >>524

「八極拳士? なんじゃそりゃ? 北極かどっかで修業でもする格闘家かなんかか?」

【初めて耳にする言葉に、顎に手を添えて適当なことを言う】

「はっ、別に悪かねーよ。不器用で水切りが出来ないことで人様に迷惑かけてるわけじゃあねーんだし。
 そうむくれんなって。な?」

【むっとして呟く少女の様子が面白かったのか、楽しそうに青年は一笑した】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 19:46:52.55 ID:kXKEd/mIO<> >>528

「古武術の一種です。まあ知らないのも無理はないですね。」

【今まで一発で分かった人の方が少ない。】
【相手のこの反応はまあ予想できていた。】

「そうですか…」

「……木刀?」

【と向き直り、相手の得物を見つめる。】 <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を取得する能力 E:模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 19:50:33.02 ID:ETWp8F4AO<> >>523
「・・・・・・あなたが途中で・・・・・・ふざけたことは納得できないけど」
「あなたの剣・・・・・・嫌いじゃない」

【真剣勝負の結果としては少し奇妙な結果だろう】
【だが、彼の剣は正直者の、剣士の剣だと彼女は感じた】

【執念でもなんでも、あの一瞬の機転に彼女は圧倒され『負けた』のだ】
【それは偶然ではなく彼の実力に他ならない】
【彼女はあの行動がどうあれ、それで彼を決めつけたくはなかった】

【もともと練習しようとしていたのはあの相手を押す動きと、突きである】
【彼女は、執念がどうであれ】
【この結果をばねに、強くなろうと心の中で強く思う】

【そしてなにより、そう思える事こそ一番の収穫であった】

「握手・・・・・・」

【そして彼女は、呆けた顔をした青年に向かってそう語りかけ】
【改めて手を差し出した】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 19:56:04.40 ID:2Elt1bVm0<> >>530
「う…すみません……」

【ふざけてしまったことは素直に反省だが、彼は本能的(?)に行ったため、これからは理性を鍛えることも必要そうである】
【今一度頭を下げる】

【少女はやはり握手も求めていた】
【男にそれを断る理由はないので少女の手に両手で握手する】
【顔が歪んでいる。嬉しさと申し訳なさで目頭が熱くなっていた】

「つ、次会った時こそちゃんと闘おうぜ……俺がいえたことじゃないけど………」

【少女にいつか再戦しようという意志を伝える】
【現在あのバカな行動を猛烈に反省しているのであった】 <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/18(土) 19:56:16.36 ID:w4nPuRj60<> >>529

「ん、木刀がどうかしたか?」

【少女が左腰の木刀を見詰めているのを見て、何かおかしいのかと自身も木刀に目を落とす】
【が、特に異常は見当たらない。なんとなく、青年は金具から木刀をゆっくりと抜いた】

「ああ、言ってなかったけど、ナギさんは帝國出身の侍なんだよ」

【少女に訊ねられる前に、彼は自分が剣士であることを告げた】

「んで、これはおれの現相棒。しょっちゅう折れる木刀ちゃんよ」

【そう言いつつ、彼は右手で木刀を宙に投げ、くるりとそれを一回転させて左手で柄の部分を掴んだ】
【その妙なジャグリングは随分と手馴れており、青年がよくそれで暇を潰していたことが伺える】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 20:01:21.78 ID:kXKEd/mIO<> >>532

「いや、なんでそんなものを差してるのかなあ…と。」

【しかし、相手の言葉を聞いて、合点が言ったというように頷いた。】
【侍ならなぜ「真剣」を持たないのか気になったが、】
【初対面にそこまで聞くのは何となく憚られる。】

「ふうん…なかなか慣れてるみたいですね。」

【と正直な感想。】 <> 【伊剛戦帥】≪シンフォニーオブデストラクション≫<>sage<>2011/06/18(土) 20:07:15.74 ID:yThcnWtso<> 【祖国】
いつものように過激派のテロリストとの交戦を続ける祖国軍。

そこに圧倒的存在感を持ってそこに鎮座する主力戦車から砲塔を除き、くり抜いたような穴を持つ脚部。 及び人型の上半身に、余裕を持って人一人が埋まれそうな空洞を穿った胴体部から成る兵器。

≪大佐、そちらにMBT-70の改造機が向かいました、警戒してください。≫

「MBT-70だと?過去の異物を・・・博物館に寄贈するべきだと思うがね。」

≪は、はぁ...≫

通信を終了。
HUDカメラ付きヘルメットで戦場を見渡す。

建物の影から見える152 mm ガン・ランチャー XM150E5。
続いて現れる全長9.10 m・全幅3.51 m・全高3.29 mの巨体。

「この≪シンフォニーオブデストラクション≫の前に立つか、そんな異物で私に削り合いを挑もうとは殊勝な事だ。」

その兵器の両肩にかけて格納、装備された...現代に甦りし騎兵隊の鑓150mmTEMG。

それはサイズで本物の戦車に劣るものの、電磁加速の力を用いて弾を撃ち出すレールキャノン。その威力は主力戦車と大差無い。

ゆっくりと、展開されていく"鑓"。
一度右肩真上に砲身が向き、回転。
前に倒れて二つおりになっていた砲身が展開、続いて2本のレールが現れて、セーフティである絶縁が取れる。

プロジェクタイル装填。

[システム:偏差ロック完了しました。彼我の距離約500m]

一瞬、≪シンフォニーオブデストラクション≫のエンジン音が停止。静寂に包まれる。

数レス分キンクリ。

2本のレールからプラズマが吹き出る、その時に発生する電磁パルスでHUDカメラにノイズが発生。

吐き出された150mmの榴弾は敵前面の装甲板を粉砕、脱落させる。

そこに飛び込む祖国軍兵士達。

方向転換し、前進する。その姿は堂々としており、目を見張る物がある。
<> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/18(土) 20:08:41.32 ID:w4nPuRj60<> >>533

「まあな。名のある剣豪にゃ負けるけど、そこそこやるからな、おれは」

【少し胸を張り、誇らしげに彼は目を瞑った】
【木刀を右手に持ち替え、くるりと手首を器用に動かして回転させた後、左腰の金具にそれを収める】

「一応、真剣も欲しいとこなんだけどな。金が無いから買えねえけど。
 どっかにぽつーんと落ちてねーかなー……なんてな」

【少女に笑みを向けてから、彼は夜空を仰いだ】 <> 【重厚二脚】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 20:13:30.26 ID:egmV1vTDo<> >>522
【立ちこめる砂埃。だが此の兵器にとっては大した問題ではない。仮にも戦車なのだ。其の程度で問題が起きていたら使用されない。】
【傍らのパネルを操作。無数あるモニターの一つにセンサーの画面が映し出される。熱源物体あり。】
【一つは人間大。もう一つは恐らく動物か何かだろう。しかし油断はならない。此処はもう既に能力者の街だ。】
【全方位に取り付けられたカメラに接続し、起動。辺り一帯の様子が大量のモニターに表示される。】

…ん?ありゃ〜姉ちゃんに…狐か?
まぁいいや第一村人発見って奴だな

【スピーカーの回線に接続し、開く。そして辺りに響く「アーアーマイクテスマイクテス」というかなり間抜けな声。】
【そしてそれが響いたのを確認すると期待を回転させ、調度真横に位置していた女性の方角へと向き合わせる。】

おーい姉ちゃん。ここは能力者の街で合ってるかい?

【とまぁ「機体の中で聞けば」普通の声量で女性へと気さくに話し掛ける。しかしまぁスピーカーを通して発せられた物だ。】
【恐ろしく辺りによく響く。映し出されたモニターの一つに何やら慌てた様子で電話する女性が見えた。】
【まぁ言ってしまえば近所迷惑である。圧倒的に。】

/お待たせしました! <> 【恒憐葬乱】認識したものを斬る剣術を取得する能力 E:模擬刀<>sage saga ウサミミ<>2011/06/18(土) 20:18:58.43 ID:ETWp8F4AO<> >>531
「・・・・・・」

【無言で、こくりと頷く】
【今度はお互いに全力で戦いたい】
【彼女はそう思った】

【やはり日本刀では動きに難があるか】
【握手した後暫くしてから握手を解き、無言で手を見つめそんな事を思う】
【だが】

(私は・・・・・・これで強くなる・・・・・・)

【まだあの動きを実践で使ったのはこれが初めてだ】
【これからどうなるかは分からない】
【その内上手く成功させる事もできる様になるかもしれない】

【彼女は改めて決意する】
【そう―――】

【手に入れた力を使いこなし、強くなる為―――】

【そしてなによりも】

【大切なものを守り抜くため―――】

(私は・・・・・・戦い続ける・・・・・・―――)

【少女はそう心の中で、決意した】
【そして先程まで握手していた彼にお辞儀をしてから背を向け】
【森の出口へと歩き出した】

/絡み乙でした
ありがとうございました <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/18(土) 20:20:04.76 ID:kXKEd/mIO<> >>535

「真剣ですか…私も欲しいです。」

「体術に剣術を織り交ぜたりしてみたいですね。」

【なるほどそういうことか、と心の中で頷く。】
【しかも持てない理由が自分と酷似していた。刀剣は高い。】

「あー…それじゃあそろそろ行こうかな…」

【と少女は歩き出す。このまま何もなかったら、】
【やがてその姿を消すだろう。】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 20:21:28.33 ID:2Elt1bVm0<> >>537
/絡みありがとうございました!色々すみませんでした! <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/18(土) 20:27:50.46 ID:nFd5eZlt0<> >>536

【その巨大兵器から聞こえる声。どうやらパイロットのようだ。】
【その声は恐ろしく良く響き、多分公園の外まで声が行ってしまっているだろう。】

あ〜、五月蝿いわね〜。
もうちょっと音量絞れないのかしら〜?

それはどうでも良い事で〜、とりあえず合ってるわよ〜。
能力者はたくさんいるし〜、そう呼称しても異論は無いわ〜。

大丈夫よ、ラン〜?
そんなに威嚇しても、無駄って事はわかるでしょ〜?
「そうですけども…。」

【警戒する狐を抱き上げ、頭を撫でる。】
【そして、興味が行ったのはやはりその機体】

…それで〜?
…その大きな機体(オモチャ)は何なのかしら〜?

【明らかに兵器である物をオモチャという辺り…オモチャとしか思っていないのだろう】
【女の事だから。 しかしその発言に、パイロットはどう反応するだろうか。】 <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/18(土) 20:28:53.53 ID:w4nPuRj60<> >>538

「欲しいよな、真剣。ありゃ芸術品としてもいいもんだしな。
 おれ、芸術とか全然知らねーけど」

【また一笑し、それから自身の木刀の柄を左手でそっと握る】
【真剣が欲しいとは思うが、これがあれば自分には充分だ、とも思う】

「おう、そんじゃーな。通りすがりの八極さんよ」

【少女に背を向けて、星明りを映す川の水面を眺めながら】
【青年は片手を上げて、別れの言葉を彼女に告げた】

/絡みあり乙でした! <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 20:37:08.79 ID:ngvN3QQD0<> 【路地裏からボロボロになって出てくる少女】
「・・・・・・・はぁ・・はぁ・・・」
【所々に切り傷や打撲痕が見て取れるだろう】

「これで・・・良かったのよね」
【そう呟き、近くの建物の壁にもたれ掛る】

【いつも少女の横に控えている怪植物は居ないみたいだ】
【地中にでも潜っているのだろう】

「でも・・・・・家も遠いし・・・もう限界かな・・・」
【そんな事を呟き眼を瞑る少女】

【体の傷から見てそこまで重症ではないので、ただ眠っているだけだろう】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 20:37:29.70 ID:gRfwqE9Vo<> 【夜も更け、すっかり暗くなった公園にて】

...。
【欠伸を噛み殺しながら樹の根元に腰掛ける少年がひとり】

【目先まで伸びた銀髪の奥で、淡い灰色の双眸が眠た気に彷徨っていた】
【身長は小学生程度、このような時間帯外で見かけるには、大凡似つかわしく無く】
【夕暮れ時には帰路についていそうな物だが、生憎彼には帰る当てもなく、こうしていたわけだった】

【ふと、ぼんやりと空を見上げる。...月は雲に覆い隠され、星もぼやけてしまっている】
【何だか嫌な夜だ。...といっても、彼がとる行動は明日に備え寝る。毎日変わらずそう、なのだが】

【今度は噛み殺す事なく、大きく欠伸をする。もぞもぞと身体を動かし楽な姿勢をとりながら、】
【何を行動を起こすわけでも無く少年は、ただ其処に居た】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/18(土) 20:39:39.44 ID:kXKEd/mIO<> >>541
/乙でしたっ! <> 【重厚二脚】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 20:43:42.62 ID:egmV1vTDo<> >>540
よーし。不時着ではないな。ならいいか〜

【そんな気の抜けた声が辺り一帯に響き渡る。何時の間にか野次馬まで集まってきているのがモニターで確認出来た。】
【いや、そんな事は問題では無い。問題は女性の玩具発言だ。自分の発明が玩具だと?笑わせてくれる。】
【すぐさま操作パネルに手を伸ばし、胴体下部に設置された二つのM61バルカン砲を起動する。】
【此の兵器の性能を見せ付けるにはどうするのが一番か?簡単だ。その火力を見せ付けてやればいい。】

そうだぜ狐くん…あんたがどう威嚇しようとこの兵器には敵わないんだからよぉ…
まぁ見てな!これが玩具かどうか見せてやるよぉ!

【そう言って近くの森林に照準を合わせるよう操作。弾丸は装填済み。何時でも撃てる状態だ。】
【そして放たれる二十ミリの鉛弾の嵐。それはまるでレーザービームの様に森へと真っ直ぐに飛んでいく。】
【アニメやゲームの影響でバルカン砲は軽く見られがちだがそんな事は無い。当たったらどう足掻こうと一瞬で死ぬような兵器だ。】
【森がどうなるか…まぁ説明しなくても酷い事になったというのは分かるまい。】 <> 【酵素活製】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 20:51:38.74 ID:t/4xwRu8o<> >>542
/絡みokですか? <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 20:52:55.45 ID:ngvN3QQD0<> >>546
/是非お願いします! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/18(土) 20:53:01.24 ID:kXKEd/mIO<> 【帝國】
【の比較的発達した街。大勢の人々が行き交っている、】
【この大通りで、一人の人物が呟いた。】

「ははあ…ここか。」

【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは背中の身の程もある大きな片刃の大剣。そのせいで、】
【少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

「さて…着いたのはいいが…どうするかねえ…」

【特に目的地や目指している場所がない女は、】
【手持ち無沙汰げに辺りを見回し、そして、】
【行く場所も決めずに歩き出した。】
【よくよくよく目を凝らしてみれば、】
【大剣から霧のように冷気が出ていることがわかる…多分。】】 <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/18(土) 20:55:54.78 ID:nFd5eZlt0<> >>545

【響く気の抜けた声。女と良い勝負かもしれない。】
【それはともかく、オモチャ発言にちょっとだけ憤ったような声。】

【その機体は胴体の下部にある銃(女にはバルカン砲とはわからなかった。)を起動させたらしく。】
【それから銃弾が放たれる。鉛弾の嵐が、近くの森を襲った。】

【森は―――言うまでもないか。】

「・・・!」

【その轟音と森の有様に怖気づいた狐は、すぐさま女の背中に隠れ、少しだけ頭を出して様子を伺っている。】
【女は、そんな狐を見てクスッと笑い。】

フフ、ビビらなくてもいいのよ、ラン〜?

とりあえず、すごいってのは分かったわ〜。
…訂正するわ〜。「人が殺せるレベルのオモチャ」ね〜。

【オモチャは訂正しないのか。】
【この言葉で女の余裕が見て取れる。かも知れない。】 <> 【酵素活製】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 21:02:14.36 ID:e3iwUaXZo<> >>542
【いつも通り買い物に出かけている時だった】
【路地裏の近くをあるいていると一人の少女を見つける】
【切り傷、打撲それを見た彼は助けてあげたいと思った】
【驚かさないようにそっと話しかける】

「そこの君、傷だらけだけど大丈夫?」

【見た目が子供の教師は目の前の少女の目と目を合わせる】
/打つのが遅くてすみませぬ・・・ <> 【重厚二脚】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 21:09:46.88 ID:egmV1vTDo<> >>549
ほう…どーやら生身で受けたいのかなぁ…姉ちゃん…?

【どうやら全く怖じ気づいていないらしい。どうやらこの女性は何か勘違いしている様だ。自分が人の上に立つ人間だと思っているのか。】
【青年はそんな人間が堪らなく大嫌いだ。傲慢で人を小馬鹿にする様な人間はなによりも。無論男はそんな人間は大量に見てきた。】
【そしてそれが殺して許される人間ならば何時だって殺してきた。能力者や一般人まで、そんな人間は。】
【金属と金属が擦れる音と共に二足歩行兵器の片足が上がる。勿論、重量は確実にトンはある。地響きが公園に起こる。】

おれはそう言う傲慢な人間が大嫌いなんでなぁ…

【その二つの回転式機銃の照準が女性へと合わせられる。そんな物を生身の生き物に撃ち込んだらどうなるか?】
【無論、即死確定だ。痛みにもがく暇など無い。圧倒的な死が襲い掛かり、命を喰らいつくしていく。】
【さて、女性はどうするか?】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 21:10:56.77 ID:ngvN3QQD0<> >>550

【結構死を覚悟しているらしく段々と穏やかな表情になり始める】
【絶対に死なない程度の怪我なのだが本人はそんなのわかっていない】
【怪植物を呼ぶ元気もないらしい】

「大丈夫に・・・見えますか?」
【息を切らしながら男の質問に答える】

「すいません、ちょっと色々あってしまって・・・・」
【息を切らしながら説明を続ける】
【怪我が一番酷いのは右肩みたいだ】

「この怪我なので・・・あまり動けなくて。」
【申し訳なさそうに呟く】

/気になさらないでください <> 【酵素活製】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 21:19:56.12 ID:e3iwUaXZo<> >>552
――大丈夫に・・・見えますか?――
【全くその通りである】

「まぁ・・・そうだよね。」
【色々あったということに関しては一切追及しない】

「とにかくその傷をなんとかしないと・・・」
【手持ちにあった自製の薬を塗ろうとする】
【特に何もしなければ傷は治るであろう】

「怪我をしている時は安静にしておく方がいいからね。
 動いたら怪我が酷くなる。」
【彼は目の前の少女が、以前温泉で逢った【撃弾指揮】を殺した少女だということは知らない】
<> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/18(土) 21:23:03.84 ID:nFd5eZlt0<> >>551

フフ、貴方ジョークというものを知らないのかしら〜?
とまぁ〜、さっきのはほんの冗談よ〜。

「人を殺せるオモチャ」ってのは撤回しないけどね〜。

【イライラしているような青年の声。】
【そんな声にも全く動じる様子無く、女はまたまた調子に乗る。】
【しかし、女にとってはこれが「謝罪」のような物であり。末尾した意味は殆ど無かったのである。】
【いや、偶数だったらもっと調子に乗っていた。】

傲慢〜? 私はいつもこんな感じよ〜?
ちゃ〜んと謝ってるんだから〜、そんな向けないでくれる〜?

【バルカン銃がこちらを向く。当然、照準は女だろう。】
【しかし、そのような状態でも女は―――むしろ小さく微笑んでいた。】
【そして、両手を上げるどころか、右腕を上げて相手のほうを向けた。】
【女は青年に質問する。】

貴方のその銃に〜、その装甲は耐えられるかしら〜?

【意味ありげな発言。青年はどう対応する?】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/18(土) 21:23:33.80 ID:kXKEd/mIO<> 【帝國】
【の公園】
【人がいないその場所は、今現在空を切る音が響いている。】

「さて…着いたはいいが…」

【その音源は、】
【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【そして左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは右手に持った身の程もある大きな片刃の大剣。それらのせいで、】
【少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

「…どうすっかね…」

【いつもの暇つぶしを兼ねた修行を行っていた。】
【『女が』『片手で』『大剣』を『軽々』振り回している。】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/18(土) 21:26:12.05 ID:81dhnQQL0<> >>543

【公園を通る黒スーツの男が1人】
【先日のような月夜では無く雲の多い空である】
【良い気分と言うわけでもなく、歩いている】
【そして、木の根元で休む子供の所に目を向ける】
【訝しげな視線である】

「君はこのような所でお休みになられるので?」

【呆れを若干含んだ言い方で訊いた】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 21:27:27.33 ID:ngvN3QQD0<> >>553

「・・・・・貴方が何とかしてくれるんですか?」
【体は少女なため痛くてあまり声も出ないのだろう】

「何があったかは追及しないんだ・・・・」
【プライバシーにズカズカ入ってこられるのが嫌なため聞かれても曖昧にしか答えないだろうが】
「男の人にしては・・・・・こういう人は二人目だわ・・」
【一瞬言葉に詰まる、何があったかは目の前の男にはわからないであろう】

「あ、ありがとうね。」
【薬を塗り終わるのを静かにジッとして待っている】
「フリーゲルト・・・おいで。」

【地面から少女を囲うように触手が出てくる】
「・・・・食べちゃ駄目よ。」

「治療してくれてありがとう。良かったらお茶でもどう?
近くに私の家があるから。」
【時間帯も考えずに男をお茶に誘う】

【少女が立ち上がる際にスカートのポケットから人形が落ちる】
【昨日殺した男が使役していた人形である】 <> 【重厚二脚】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 21:40:08.28 ID:egmV1vTDo<> >>554
それを撤回しろっつってんだよぉぉぉぉ!!!!

【バルカン砲が鉛弾の嵐を吐き出す。それは正しくオーバーキルの威力を持った残酷なまでに強力な兵器(厨二補整付き)。】
【そして足元にあった遊具。所謂滑り台と言われる物だ。それをカメラが捉えるとショック砲に接続する。】
【起動したショック砲。今回しようするのは右脚のショック砲のみだがそれを発射、滑り台を女に向けて射出する。】
【そして機体内部で首元に提げていた軍用ゴーグルを着用。操作補助装置を兼ね備えたそれを機体に接続する。】

当たり前だろうがぁ…俺の発明を舐めんなぁぁぁ!!!!!!

【其の大きさからして此の兵器はロケットランチャーや対戦車ミサイルなどの射撃を受けやすい。】
【避ける事が出来ないならどうするか?単純に装甲を厚く、防御力を高めてやればいいだけの話だ。】
【女性が何をしでかすかは知らないが…反射の類で撃破される様な事はおそらく無いであろう。】 <> 【酵素活製】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 21:46:26.10 ID:e3iwUaXZo<> >>557
――何があったかは追及しないんだ・・・・――
「まあね、もし嫌な事だったら気分悪くしちゃうでしょ?」
【正直なところを言うと、知りたい。だがこんな怪我である】
【よくないことだったのは聞かずとも分かる】

【薬を塗り終える】
「これでよし、と
 礼には及ばないよ。」
【空っぽになった瓶をしまう】

【地面から触手が出てきた】
「おお!?地面から植物が…」
【一瞬驚いたがすぐに冷静を取り戻した】
「食べちゃ駄目ってことは食人種か…」
【一応彼は生物学教師おそらく知っているのだろう】

「お茶に誘われるとは…」
【彼は一度もお茶なんて誘われたことなんかないので困ってしまった】
【同僚の教師だったら補導していただろうが彼はそんなことはしない】

【少女からどこかで見た人形が落ちる】
「ん?その人形はどこで?」
【真実を知っても彼は怒ったりはしない】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/18(土) 21:50:44.35 ID:81dhnQQL0<> >>543
/22時まで返答無ければ>>556無しと言うことでお願いします・・・ <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 21:51:54.14 ID:8xz9rgdPo<> />>560
/ああああ、済みません、今気付きました...ごめんなさい、良ければ少々時間を下さいっ <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/18(土) 21:52:43.41 ID:nFd5eZlt0<> >>558

お〜お〜。

【最初は普段の口調だったが。】

お盛んなことで。
そういう人間、嫌いじゃないわ。

【急に口調が変わると、突き出した右腕の先から、紫色の空間が。】
【その空間は、元有った空間を押しのけるように出現し、空間の中には人間の目が無数見える。】

【本当は突き出したときから用意していたのだが、今更その時に描写しなかったのを後悔している。】

…後ろよ。

【女は手加減のために攻撃場所を言う。】
【さて、後は皆様ご存知のとおりだろうか。】
【女の前に出現した空間は直径2mの円形。女の姿をすっぽりと包む。このまま行くと、銃弾や滑り台の一部はその空間に飛び込む。】

【そして、それらは何処に行ったかというと。】

【兵器の後ろに出現したもう1つの空間から、兵器に向けて出現する。】
【女に向かって行ったそのままの速度で。】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 21:54:54.79 ID:ngvN3QQD0<> >>559

「あら・・・でももう良いの、新しい人生を歩めるみたいだから。」
【ずいぶん優しいんだなと目の前の男を見て思っている】
「あの人とも約束したしね。」
【呟くようにそう言い立ち上がる】

「凄いわ・・・その薬。」
【薬の効能に驚いている】
「でも、お礼くらいはさせて。
私の家のハーブティーはとっても美味しいのよ」

「良くご存じで・・・この子はフリーゲルト。」
【触手を指差し名前を教える】
「フリーゲルト、出てきて挨拶をなさい」

【地面からフリーゲルトと呼ばれた怪植物が出てくる】
【足といったものはなくウネウネと根のようなものがうごめいている】

「良いじゃない、それとも奥さんが居るとか?」
【からかう様に言ってみせる】

「このお人形?梶原さんから貰ったの。」
【少し悲しそうに俯く】
【ポケットの膨らみから見てまだ数体はポケットの中に仕舞われているのだろう】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 21:58:05.83 ID:8xz9rgdPo<> >>556
【...こんな時間に、珍しい】
【中々眠気も起きず、ぼんやりしていた所に黒いスーツを纏った男が現れ】

「...ええ、まあ。」
【訝し気な視線もどうやら、答えていない様子で】
【取り澄ました無表情の上から曖昧な愛想笑いを被せ、男の問いに応じた】
【夜の公園に何の用だろう...と、自身の事など差し置いて、ぼんやりと考え】
【若干の警戒を滲ませながらさり気なく、右手を懐へやった】

/大変失礼しました... <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/18(土) 22:05:03.10 ID:pt4nVaYDo<> 「I'm thinker トゥートゥートゥートゥトゥー」

【楽しげに口ずさみながら公園に現れたのは、一本の刀を帯刀した一人の男】
【鴉を彷彿とされる黒髪を揺らし、その血が凝縮したような深紅の眼で公園を見渡し】

「I'm tinker トゥートゥ――――――――」

【聞きなれた風切り音、男は音の鳴る方向を向き】
【大剣を軽々と振り回す中々にクレイジーな光景が繰り広げられていることに気が付いた】

「Good evening. 精が出るな、お嬢さん?」

【軽く手を上げながら女性に近づく】 <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/18(土) 22:05:35.88 ID:pt4nVaYDo<> >>565
>>555宛てですorz <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/18(土) 22:07:17.20 ID:81dhnQQL0<> >>564

「まだ若いというのに、苦労性な事で」

【目を覚ました若者の愛想笑いをそれと見て、更に続ける】

「私は夜回り中の身なので、君のような若者を取り締まらなければなりません
よって、君が家出の身なら速やかに帰り、家無き子なら、同情せずに警察に突き出すしかないのですよ」

【男が状況を説明する】
【手の動きには特段気にはしていないらしい】

/大丈夫ですよ <> 【重厚二脚】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 22:11:26.82 ID:egmV1vTDo<> >>562
ご丁寧にどうもぉ!

【しかしそれは回避行動をとる訳でも無く前方へと、女性を踏み潰さんとガシャリガシャリと接近する。】
【勿論背後からは滑り台による衝撃がかかる。しかしこれを避ける事はしない。直撃する滑り台。】
【そして其の滑り台を蜂の巣にするバルカン砲の二十ミリの弾丸。届いたのは貫通し、威力が多少落ちた物のみ。】
【しかし兵器は止まらない。超硬合金を何枚にも重ねた装甲には大したダメージは無く、優秀なバランサーのお蔭で転ぶ事も無い。】
【ベンチやシーソーなどを射出しながら女へと接近し…それが出来たのなら片足を振り上げる。】

無様な肉塊にしてやんよぉ!!!!

【そして勢いよく振り降ろされる超硬合金の塊。そんな物体を生身で受けたらどうなるか。無論、即死だ。】
【動きは鈍重。しかし射出された公園の設備もある。そう簡単には避ける事は出来ない筈だ。】
【左脚は地面に機体を固定するために杭の様な物が地面に打ちつけられ、しっかりと固定されている。】
【まぁ万一の保健という奴だ。女性がソレを狙ったら御陀仏だ。無論女性の話だが。】

/遅れました… <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/18(土) 22:11:36.56 ID:kXKEd/mIO<> >>565

「…?」

【薙ぎ払った後、大剣を背中に戻した。「抜き身」で帯剣している辺り、】
【どれくらい手馴れているかが分かる。】

「…別に…いつものことよ。」

【相手をみてから、】
【かすかに沈黙し、そして言葉を紡いだ。】


/いきなりすいません…すこし飯落ちです…本当にすいません… <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 22:16:34.70 ID:8xz9rgdPo<> >>567

「...まあ、もう慣れましたかね」

【そう、言葉を続けるとどうやら、男がこの公園を訪れた目的が明らかに】
【所謂補導―――と言うところだろうか?その旨を男に告げられ】

「...それは、困ったな...」
【触れれば壊れそうな笑みは、いとも簡単に失せ】
【無表情で冷めた視線を送る少年は、無論大人しく捕まる気などなかった。立上がる】

「どうしても嫌...と言ったら、どうなるんですか?」
【それは戦闘狂の挑戦的な言葉でもなく只淡々と、男に投げ掛けられた】
【右手に、力を込める】 <> 【酵素活製】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 22:16:48.45 ID:e3iwUaXZo<> >>563
【彼女の言葉を聞き彼はちょっと安心した】
【人生は何度でもやり直せる】
【そんな言葉を思い出した】

「まあね、体に優しい薬だから」
【自分の能力によって作ったとは言わない】
【なぜなら聞かれてないから】
【こんなところで理論的な部分が出てしまっている】

「フリーゲルトって名前なんだね。
 こんばんはフリーゲルト。」
【怪植物に挨拶をする】
【フリーゲルトの所々を見てやっぱり食人種なんだなと思った】

「奥さんなんて居ないよ。仕事が忙しいからさ…
 ハーブティーか・・・たまにはいいかもね。」
【今まで殆ど煎茶くらいしか飲んだことが無かったのでちょっと興味があった】

「梶原さん・・・あの人かぁ、マッサージは気持ちよかったなー。」
【あの温泉の事を思い出していた】
【ポケットの膨らみと悲しそうに俯く姿を見る】
「何かあったんだね・・・。」
【口には出さないが人形をこんなにもっているということは【撃弾指揮】はもういないのだろう】
<> 【鋼鉄巨人】 @wiki<>sage<>2011/06/18(土) 22:17:31.17 ID:fo/hIHKh0<> ーーー……

【鼻に染みるオイルの臭い、骨組みの様に光る銀色装甲、一つの動作の度に】
【回転する駆動音を鳴り響かせ、地響きする程に振動する巨体は荒ぶる獰猛な巨人の様】
【ズズンッ、と踏み締める重苦しい金属の塊は、関節に掛け人間の様なしなやかな動きを再現】
【全長はおよそ3m余りか、幅は1m程度の駆動鎧】
【ブゥン……ーーー立ち留まり両眸らしき箇所に当たる所から起動音を鳴らし紅い光が眼と成る】

《我がgg輩、nn何か久しく起動されて居らrrrぬか……?》

……お久しぶりアヴァロンご無沙汰してたかな〜?
てか、やっぱり久しく起動させると言語出力装置の調整難しいね、ははっ

《ご無沙汰も何も……主、酷くないか……? ははっじゃないぞ?泣くぞ?我が輩泣くぞ?》

ん、此くらいで丁度か、涙腺無い癖に何言ってんのさ〜
ボクもボクなりに忙しかったんだって

【ふて腐れる言語を語る程度の電子頭脳、堅く硬く固苦しそうな体裁で随分和やかな会話だ】
【……半年振り位な気がしないでも無いが、機械が友達だったラウラも今や】
【今までそれなりの人間関係を持った所以、起動する機会が無かったが】
【ふと懐かしみに触れたくなったのだ】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/18(土) 22:23:59.80 ID:81dhnQQL0<> >>570

【男は、髭の無い顎を左手で撫でてから】

「君が学園に来るのなら、住処が学生寮になるので私も口出し出来ませんよ
これでも、教職でしてね」

【笑いが消えたのも確認している】
【荒事も辞さない様である】
【もっとも、このような年で野宿が出来るならそれなりの何かが有るだろうと踏んでいる】

「嫌なら?
私が実力行使に出るまでですよ」

【当たり前の如く言った】
【同時に男の周囲に薙刀装備の兵隊が10体現れる】
【男も地面から肩までの高さの棒を取り出す】

「どうします?
荒事なら喜んで」

【挑発するように問う】 <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/18(土) 22:25:05.86 ID:pt4nVaYDo<> >>569
「なるほどねぇ、何時もソイツを振り回してんのか。ご苦労なこって」

【女性ならではの細身の体躯で、どれほどの力を持っているのか】
【その身のこなしや足裁き、なるほど。確かな強者の風格を持っていることが分かる】

「フゥム……」

【男は顎に手を当て、舐めまわすかのように女性の全身を眺める】
【明らかに無礼で失礼な行為と言えよう】

/気にしてないッスよww <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 22:26:49.14 ID:ngvN3QQD0<> >>571

「間違ったら修正すればいいの。」
【俯きながら呟く】
「それに気付いたのは昨日なんだけどね。」
【哀しそうな表情になるがそれを隠す様にすぐに笑顔になる】

「そう、とってもいい薬なのね。」
【世界にはこんな薬もあるんだなと感心している】
「貴方は薬剤師さんか何かかしら?」

【フリーゲルトと呼ばれた植物は地面に潜る】

「ごめんなさい、この子恥ずかしがり屋さんで・・・・」
【主人以外の人物に名前で呼ばれたためか照れて触手をいろんなところに凄い勢いでぶつけている】

「そうなの・・・・・てっきりもう結婚してるのかと思ったわ。」
【仕事ができる男はモテると思っている】

「貴方もあの人を知っているのね・・・・・」
【昨日の事を思い出し一気に暗い雰囲気になる】
「ええ・・・・昨日ね私が・・・・私が・・・・」
【そのあとの言葉に詰まる少女】

【男なら察してくれると思っているのだろう】 <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/18(土) 22:27:17.49 ID:nFd5eZlt0<> >>568

中々優秀なオモチャなのね。
あんなの当たっても倒れないなんて。

【口ではそう言っていても、動揺する様子は無い。】
【むしろ、予想通りというところか。】

【相手の後ろにある空間―――スキマを消す。前方のスキマはそのまま】
【前方のスキマで飛来するものを吸収しつつ――といってもスキマに入ってくるだけなのだが――相手の様子を窺う。】

【と、兵器は女まで接近し、その片足で女を踏み潰さんとする】
【無論、このままみすみす潰される女ではない。】

【女は、「このスキマに入った」。】
【入った後は、瞬時にそのスキマを閉じ、再び相手の後ろに展開したスキマから出る。】

…謝ってるじゃない。
貴方も、それをむざむざ壊したくないでしょ?

【一応説得をしてみる。】
【これに応じる可能性は少ないと、前の会話でわかってはいるのだが。】

/いえいえ、こちらも遅いですし…。 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 22:32:14.04 ID:8xz9rgdPo<> >>573

「『学園』―――」
【男の口から出た単語は、始めて聞いたものであり、少々予想外でもあった】
【目の前の男はどうやら、其処に努めているらしく。言われてみればそんな気がする..というのは、都合がいいだろうか】

「実力行使..ですか。」

【それは即答に近く、当然の如く発せられた。何時もこのようにしてきたのだろうか】
【少年が言い終わるか終らないかのうちに男の周囲には、10体の兵隊が現れていた】

【こちらにも戦う事が出来ない訳でも無いが―――自分の実力は、弁えているつもりだ】
【そしてこれだけの兵隊を倒す、或はかいくぐって男を倒すのは限りなく困難に近い、そう判断】
【とりあえず...男に言葉を返す事にした】

「学生寮...羨ましいですけど生憎持ち合わせもないので。...見逃して、貰えませんかね」
【少年からしても、寮とは羨ましい魅力的なものだ。ベッドは柔らかいし。】
【しかしながら、そんな手段があるならば当然もう行っているわけで。..彼には碌に至近もなく、入学は不可能に思えた】
【ダメ元で言葉を付け足しながら、じりじりと距離を離していく。逃げる事は可能だろうか...?】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/18(土) 22:42:51.91 ID:81dhnQQL0<> >>577

「答えは、二つしかありませんよ?」

【断罪するが如く、男は言い切った】
【現れた薙刀兵は隊列を組み突撃隊形を取る】

「私と来るか、戦うか、ですが
選択無しは、戦闘と判断しましょう」

【4体を守備に残し、3体づつで両脇から挟み込む、と計画を立てる】

「もっとも、状況によっては学費免除の身元保証付きもありですよ?」

【勝てたら、と暗に言っているのである】
【能力ある人材を求めているのだから】 <> 【重厚二脚】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 22:45:59.52 ID:egmV1vTDo<> >>576
うっとおしいんだよぉぉぉぉぉ!!!!!!

【女性は訳の分からない、気味の悪い空間へと姿を消した。だが全方位に仕掛けられたカメラとセンサーが逃す筈も無い。】
【すぐさま機体を回転させる。既にあの気味の悪い空間の性質は理解した。狙いは出る瞬間だ。】
【そして完全に振り向き、照準を合わせ、女性が出てきた瞬間にバルカン砲を発射する。女性が何か言っている。そんな事はどうでもいい。】

代えは幾らでもあるんだよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!

【そしてまた足元の遊具を射出する。ジャングルジムにブランコ。公園がただの広場に変わるのにそう時間はかからないだろう。】
【そして遥か遠くから聞こえるサイレン。まぁこちらは然程問題では無い。むしろ弾丸になってくれる事に感謝する。】
【電子音声が支配する機体内では大量の情報が無数のモニターに表示され、流れていく。其処でパンクしないのは流石発明家と言ったところか。】

[ピーーー]よ!傲慢!

【そう言って更にまた脚を振り上げてガシャリガシャリと弾丸を撒き散らしながら接近し、片脚を振り上げる。】
【勿論左脚は杭の様な物により固定され、支えられている。超硬合金の塊はやはり女性を潰そうと、襲いくる。】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/18(土) 22:48:13.92 ID:kXKEd/mIO<> >>574

「…ま、生活の一部みたいなもんだから…」

【ごくわずかに乱れた髪を手櫛で整えながら、女は答えた。】
【改めて相手を、正確には相手の刀を見る。自分と同じようなタイプ、】
【つまりいわゆる「妖刀」と呼ばれるものかどうかは、】
【彼女には判断できない。しかし、一目見ただけで、】
【どこにでもある量産された刀剣出ないことはすぐに分かった。】

「……なによ」

【紫煙をくゆらせようとコートの内ポケットに手を入れたところで、】
【女は自分がジロジロ見られていることに気づいた。】
【あまりいい気分ではなく、ぶっきらぼうに言葉を紡ぐ。】



/お待たせしましたっ! <> 【酵素活製】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 22:49:35.51 ID:e3iwUaXZo<> >>575
【幾らでも修正は効く するかどうかはその人によって違う】
「気付けたのならそれはいいことだよ。」
【彼も同じように微笑む】

「薬剤師、というよりそういう能力っていうか…」
【説明が難しいみたいだ】
「色んなことに使えるからねー…」
【傷を治すものから物を溶かすまで色々である】

【植物が潜るのを見て】
「ふふ、感情豊かでいいね。」
【触手をぶつけて痛くないのかなーなんて思っていた】

「結婚していないんだよ。こんな姿だし、夜遅くまですることがあるし。」
【女生徒にはモテる、大体は可愛がられて玩具のようになっているが…】
【夜遅くにやっていることは絶対に口には出せない】

【暗い雰囲気を感じ取る】
「言わなくていいよ…君は生きている
 梶原さんなりの事情があったと思う。
 落ち込んでいたら何もいいことはやってこないよ」
【理論的ではない彼の考え それで少女の気持ちが軽くなればいいのだが】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 22:51:48.67 ID:dXRCApH+o<> >>578

「...ッ」

【断固とした男の口調に怯むと同時に、苛立を覚えた】
【どうしてこの男は、自分が絶対の様に振る舞うのだろう―――】
【少年には、それが厭だった】

「分かりました...僕もこのまま死にたくなんて、ないですからね」
【遠回しな言葉の意図にも、小さく頷き】
【まあ、やれるだけやってみよう―――勝負は案外、分からない】
【少年は懐から二本の短剣を取り出し、構える】
【左手に持つのは取っ手に二つの穴があいた、イヤードダガーと言われるもので】
【右手に持つのは取っ手に円が付き指が通せる様になっている、リングダガー】
【先ずは相手に接近しなければ...少年は、勢い良く相手へと掛けだした】 <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/18(土) 22:58:25.79 ID:pt4nVaYDo<> >>580
「なに、そんな体躯にどんだけの力があるのか疑問に思ってな」

【己の様に肉体を改造されている、という訳では無いだろう】
【女性の見た目とは不釣り合いな大剣を振り回すこの女性はいったい何者なのだろうか】
【男は好奇心に駆られた】

「What's wrong? お仲間さんが気になるのか?」

【男の目線は女性から腰の刀へと移る】
【黒塗の鞘に収まったその刀は、どこか禍々しい雰囲気を醸し出している】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/18(土) 23:01:00.16 ID:81dhnQQL0<> >>582

【怒りを覚えたようではあるが、男の予定は狂わない】
【相手に選択権を与えると言うよりかは、最低限の衣食住を提供する一種の慈善事業】

「殺しはしませんよ、刃は付いていませんしね」

【それくらいは配慮する】
【そうでなかったら今までどれ程殺してきたか】
【向かってくる相手、得物は短剣と見える】
【ならば、と先ずは6体を3体の組2つに分け、走ってくる敵をくの字型に囲むように前方に差し向ける】
【4体は男と共にゆっくりと下がる】
【両脇に1体づつ新たに長剣装備の兵を配備する】

「ともかく、お手並みを拝見いたしましょうかねえ」

【後退しながら、不測の事態に備えている】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 23:03:00.30 ID:ngvN3QQD0<> >>581

「ええ、私もそう思うわ。」
【微笑む男を満足げに見つめる】
「もっと早く気付けていれば・・・・なんて後悔もしてるけどね。」

「ああ、フリーゲルトに似てるわ。」
【フリーゲルトの両腕もそんな感じなのだ】
「フリーゲルトもとっても良い子よ、時々あの子のせいで前科が増えちゃったりするけどね」
【明るくそんな事を言う】

「感情豊かって言うの?触手の粘液はとれにくいから結構お掃除が大変なんだけどな・・・・・」
【触手が触れた後はべったりとした粘液が所々にまき散らされている】

「私はそんな先生が好きだったりするわ。なんだかとっても新鮮じゃない」
【ツインテールを風でなびかせながら呟く】
「それは私も一緒よ、夜遅くまでこの子の餌が腐ってないか一つ一つ見なきゃいけないんだから。」

「そう・・・・よね・・・
私は生きて罪を償うわ、D・O.・T・Aの皆さんにそれを言いに行くつもりよ」
【罪人を次々と消し去っている組織の名前を口にする】

「あそこで私がどうなろうと、それは今までの贖罪なだけ。」
【笑顔で淡々と伝える】 <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/18(土) 23:05:19.07 ID:nFd5eZlt0<> >>579

…!
危ないわね。

【出てきた瞬間、こちらに向かって放たれるバルカン。】
【咄嗟にスキマを前方に展開するが、一発が頬を掠める。】
【傷口に血が流れ―――ない。有るのは傷口だけである。】

【青年の声は言う。「代えなら幾らでもある」と。】
【それを聞いた女は、飛来する遊具を吸収しながらニヤリと笑い】

あ、そう―――――じゃあ、遠慮は要らないわね。
左脚。

【その右脚は、またも女を潰そうと振り上がり、女に襲い掛かる】
【女は、またもやスキマを展開。自分の斜め前だ。】

【相手の片足がこのままの軌道を描くのなら…右脚はスキマに入ってしまうだろう。】

【ココからは、無事に入ったならの話だが。】
【バランスを突如取れなくなったことで崩れ落ちるか? いや、対策はしてあるはずなのは、先ほど良く分かっている。】

【それなら…と女は、自らの前方にあるスキマを消し、機体の脚が入っているスキマへと、反対側から入る。】
【そして、相手の左足の前にスキマを展開する。勿論、兵器の右脚がそこから飛び出して来るだろう。左脚に向かって。その反対側からは自分が出る。】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 23:08:09.69 ID:dXRCApH+o<> >>584
【殺しはしない、という言葉を静かに聞き止め】
【その辺りは流石に教師といった所だろうか。日々殺しを繰り返しているとは思いもよらず】

【相手の兵は3体ずつ、二組に別れこちらへと迫ってきた】
【マトモにやり合えば、勝ち目はないだろう―――能力発動。】
【焦燥にも思えたが、囲まれては勝機が見えない。少年は右手で目の前の虚空を斬り】

「......ッ!」

【少年は。くの字を構成する一番端...男に一番近い兵の、側面へと移動していた】
【そのまま左手のリングダガーで...兵の背中に刺突を繰り出す。】
【この移動には体力を要する..威力は乗り切っていないが、ダガーに付いた二つの滑り止め】
【ソコに親指をかける事により、なけなしの力を乗せ、相手へと振りかぶった】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/18(土) 23:12:38.68 ID:kXKEd/mIO<> >>583

「…別に…普通の人よりほんの少し≠セけ強いだけよ。」

「…こいつのおかげでね。」

【親指で自分の背中の剣を指した。】
【女が体を揺らしたため、大剣が小さな音を立てる。】

「ん…まあね。どうも普通の刀じゃないみたいだし…」

【女は魔翌力や妖気の類にあまり詳しくはないのだが、】
【そんな彼女でも、目の前の剣から放たれる禍々しさは、】
【感じ取ることができた。つまり、】
【相手の剣はそれだけ「強い」気を放っていることになる。】

「…あー…でも当たり前か…」






「――――――己の生涯を一振りの刀にかけ…」






「――――――自己の全てを一振りの刀に捧げる」







「剣鬼≠ネら…ねえ?」






【女は軽く首を傾げ、内ポケットから手を出し、】
【内面を見抜くような微笑とともに、相手の反応を伺った。初めから…振り向いて、相手を確認してから、】
【目の前の人物が何者なのか悟っていたのだ。】
【剣客として放浪し始めてから長い女。いろんな噂が、】
【否応なしに耳に飛び込んでくる。】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/18(土) 23:20:31.05 ID:81dhnQQL0<> >>587

【瞬間移動を目の当たりにして】
【同時に包囲の一つが崩れたことを悟る】
【だからといって動じるわけも無く】
【それに兵隊は人間の死ぬ程のダメージで強制的に消える】
【心臓、頭部にでも無ければ、倒せるのものではない】
【兵の刺された部分を硬質化させて、得物の一つを奪う事を試みる】
【同時に、2体の剣兵をまたも挟みこむ為差し向ける】

【薙刀兵は男の4隅を囲うように配置された】

「私の兵隊をそれほどやわだと思わないでいただきたいですねえ」

【また挑発するように言った】
【この男は何がしたいのだろうか】 <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/18(土) 23:28:00.71 ID:pt4nVaYDo<> >>588
「Ha! 俺の事を知ってるらしいってよ、【漆桜】。いやはや俺も有名人だねぇ」
『そりゃ、あれだけ暴れていれば有名にもなりますよ』

【困った困った、とあまり困っていなさそうな顔で腰の刀に話しかける男】
【妖刀である【漆桜】は呆れた様子で返事を返すが、その声は男にしか届かない】
【傍から見れば刀に独り言を呟く見るからに怪しい光景が繰り広げられる】

「―――んじゃ、こんな月夜に剣士が二人……やることは一つだろう?」

【口元を吊り上げ、獰猛な笑みをむき出しにした男は】
【首を回し、軽くステップを踏み右手で女性を挑発しながら、告げる】

「――――――Shall we Dance?(俺と一緒に踊ろうぜ?)」 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 23:29:40.39 ID:dXRCApH+o<> >>589
【マトモな人間ではない、と思ってはいたが、高質化までするとは】
【突き刺さったダガーは抜けなくなり、少年は焦燥を僅かに浮かべた】

【その間にも差し向けられた兵はこちらを目指し来る。】
【男の周囲には4体の薙刀兵が居り。...困った】

【取り敢えず片方の剣は諦め、反転。男の方を向けば―――能力発動】
【右手の刃で前方を切り裂いたかと思えば少年は...教師の1m前方に】
【不意打ちにより、長刀兵の反応を許さない、それが狙いだった。すかさずダガーを放つ】
【狙ったのは教師の足。成功しても失敗してももう少年に打つ手はないわけだが、この位しか抵抗の手だては思いつかない】
【果たして教師に一矢報いる事は、できるのか否か】 <> 【酵素活製】@wiki<>sage saga<>2011/06/18(土) 23:34:13.59 ID:e3iwUaXZo<> >>585
「まあ、今気付けた分いいと思うよ。
 自分の過ちにずっと気付けない人もいるのだから。」
【彼の過ちはずっと昔に気付いていた】

「前科?犯罪者ね・・・」
【あまり深く考えていなく、”ふーんそうなんだ”って言う感じである】
【彼も研究所でよろしくないことをしている】
【人のことを言えない】

「お掃除は大変・・・だろうね」
【昔、兄に似たようなことをされていたので同情している】
「まあ、ここならそんなに気にしなくていいじゃないかな?」
【道の真ん中だったらまだしもここなら粘液が飛び散っても人はあまり通らない】

「好きとか・・・久々に聞いた気がする…」
【好きと言ってくるのは兄しかいないが・・・】
「食人種だからねー仕方ないと思うよ。」
【腐るとどんな事が起こるか分かったもんじゃない】

「罪を償う・・・ね
 その年でそんなことを考えるなんて…
  大人みたいだね。」
【D・O・T・Aは彼も知っている】
【もし研究所でやっている事を知られたらお世話になるだろう】

「気を付けてね…死んでしまっては意味がない。」
【彼は未来のある人たちが死んでいく事がとても悔しい】
【目の前の人は助けてあげたい】
【そう思っている】

【彼は懐から名刺を出す】
【名刺には名前、学園生物学教師、連絡先が書かれていた】
「もし、困ったことがあったら連絡してね。
 力になれることがあったら手伝うよ。」
【名刺を差し出すなんて久々なことだった】
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/18(土) 23:37:29.21 ID:kXKEd/mIO<> >>590

「フフ…やっぱり…聞いた通りの性格ねえ…」

【普通なら、刀に話しかけるなど失笑に値するのだが、】
【女は顔色一つ変えなかった。それもそのはず。目の前の人物と、】
【腰の刀はまるで「一体」。普通に話しでもできそうな、】
【そんな雰囲気がある。】

「ああ…そうね…流石…分かってる。」

【満足気に頷く女。】
【満月から放たれる月光は、彼女の大剣の刃を鈍く明るく照らした。】


「幸運ね…楽しくなってきたわ。」


【右手で抜き去った大剣を刃を上にして肩に担ぐ。】
【一見何の気無いこの動作こそ、女の「構え」であり、】
【その証拠に、微塵の隙も見当たらない。】





「―――――――――踊りましょうか?」 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/18(土) 23:41:51.17 ID:81dhnQQL0<> >>591

【得物の一つは諦めさせたが、またもや瞬間移動される】
【今度はすぐ近くである】【そのまま短刀がこちらの足目掛けて放たれている】
【男は棒を足下を薙ぐように振るう】
【が、すり抜けてしまい、足に到達する】
【くるぶしの上辺りを深く切り裂かれ、痛みが駆け巡る】
【血が溢れ、靴の中がじっとりと濡れる】

「っ!!」

【思わず表情を強張らせるが、少しして元に戻る】
【そうして、囲うよう差し向けた兵たちに命じる】 <> 【重厚二脚】@wiki<>sage<>2011/06/18(土) 23:45:08.67 ID:egmV1vTDo<> >>586
ち、化け物かよぉ!

【開く不気味な空間。それに入り切り、当たる前に脚の動きを停止させ、再び地面につけさせる。】
【しかし相手の傷口からは血が全く流れ出ていない。生物なら必ず必要になるであろうそれが、相手にはない?】
【不可解な敵だ。しかしゴーグルには確かに敵の位置と距離を計測し、認識している。やれる筈だ。】
【用は身体をズタズタに引き裂くか蜂の巣にするか踏み潰すかしてやればいい。なんだい、簡単じゃないか。】

ちょこまかと小賢しい…卑怯者のの臆病者がぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!

【公園に入る車が一つ。白黒のパンダを思わせる様な車がサイレンを鳴らしながら機体の目の前に。】
【不運なソレは右脚のショック砲により車体内部は掻き混ぜられ、中の物体は鮮血を撒き散らす。】
【しかしそんな物を気にする男ではない。無論、それは女性も同じなのだろうが。ともかく車を真っ直ぐに射出する。】

まだ終わらねぇよぉぉぉぉぉ!!!!!?????

【更に二門のバルカン砲の発射。吐き出される二十ミリの弾丸は一発残らず女性へと襲い掛かる。】
【辺りに散らばる薬莢。どれ程撃っただろうか。辺りはもう既に金色の薬莢に埋め尽くされ始めている。】 <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 23:48:15.15 ID:dXRCApH+o<> >>594
【短剣は命中したようで、滴る血も視認できる程】
【併しこれで、少年に出来る事は終ってしまったのだ...無言で、兵に囲まれる】

「...一矢報いる事は、出来ましたね」

【怪我をさせた事を悪怯れる事もなく、小さく笑みを、教師へと向けて】
【流石に報復でも喰らうだろうか...?少し、覚悟】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/18(土) 23:49:06.69 ID:ngvN3QQD0<> >>592

「そうよね・・・まだやりなおせるものね。」
【自分に言い聞かせるように呟く】
「でも、貴方みたいな人に出会えてよかった。」

「そうなの、昨日数えてみたら79犯だったわ・・・・」
【自分でも驚きを通り越して呆れている】
「何をどうしたらこうなるのか良く分からないわ・・・・」
【大きなため息を一つ付く】

「そうなの、お掃除だけで丸三日かかるのよ・・・・」
【遠い目でそんな事を呟く】
「まあ、ある事をするとすぐに終わるんだけどね」

【怪植物の両腕が地面から出てくる】
【怪植物は粘液に特殊な液をかけ溶かして行っている】

「そうなの、腐ると蛆が集って・・・・・夏場なんて地獄よ。」
【夏場の惨状は容易に想像できるだろう】

「ええ、でもそうするしかないの。」
【何かを決意した目で男を見つめる】
「だから、これからの私は正義に生きるの。」

【ニコッとほほ笑みかける】

「大丈夫、私にはこの子もいるし。」
【怪植物は嬉しそうに触手をうねらせている】

「わかったわ、また困ったことがあったら連絡するわ。」
【有り難く名刺を受け取る】
「私の名前は『ロゼ・ブリーゲル』よろしくね」

「じゃあ。こんな時間だし、私は明日に備えて家に帰るけど・・・・
明日はちゃんとD・O・T・Aに行ってお話してくるわ。」
【くるっと踵を返しスタスタと歩いて行く】
「じゃあまた今度ね。学園にも遊びに行くわ」

【何も無かったらそのまま帰ってしまうだろう】 <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/18(土) 23:50:59.30 ID:pt4nVaYDo<> >>593
「This party’s getting crazy!(イカれたパーティの始まりだ!)」

【男は右手で鞘から【漆桜】を抜くと、確かめるように左右に振る】
【空中に銀閃が走り、心地よい風切り音を鳴らしながら切っ先を女性に向け】

「It’s show time! ――――Come on!!(ショウタイムってヤツだ ――――掛かってきな!)」

【キザったらしい笑みを浮かべ、格好を付けながら顎で女性に指図する】
【攻撃を譲るのは強者の余裕か、戯れか。――もしくはただの愚者なのか】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/18(土) 23:57:17.88 ID:kXKEd/mIO<> >>598

「さあて…それじゃあ…」

【女は相手が剣を構えるのを見て、左足で一歩踏み込んだ。】
【剣を握る手に力がこもる。重心を落としながら、】

「見せてもらうわよ……剣鬼=I」







【大剣で相手の腹当たりの高さで右から左に薙ぎ払おうとした。】
【超重量の剣から放たれるその一撃は必要以上に重く、】
【「直撃すれば」大きな切断系のダメージを食らってから、吹き飛ぶことになるだろう。】
【しかし、相手の対応によっては、回避や迎撃も十分可能だ。】 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/18(土) 23:58:34.15 ID:81dhnQQL0<> >>596

「窮鼠の一噛みを、どうして猫が咎められましょう」

【痛みを抑えながら、笑っている】
【全く、報復など意にも介していない】
【むしろ、ここまでの敢闘を称えている】

「さて、諦めて学園に参りましょうか?
私はこの怪我ですし、少しばかり急ぎませんと」

【兵たちを土に還し、包囲を解く】
【懐から名刺を取り出す】
【詳細は省くが、本名、学園での地位、電話番号、メールアドレスが記載されている】

「受け取るならば、明るい学園生活が
 跳ね除けるならば、暗い未来が
 どちらを選びます?」

【重ねて聞く】
【意味も無いだろうが】
<> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/19(日) 00:02:35.01 ID:s7Mck7GJ0<> >>595

あら、分かった?

【相手の言葉に反応する。】
【実際、この女は人間ではないのだが、自分から言うのは珍しかった。】

【相手が吠えると同時に、サイレンを鳴らす車が、相手のショック砲によってこちらへと飛来する。】
【車外に赤いそれが飛び散り、車内に命はもう無いだろう。】

卑怯者?臆病者?褒め言葉にしかならないわね。
あらあら。随分と酷い事するじゃない?

【そう言うと女はそれをスキマの中へと入れる。女としては無意識だが、バルカンの弾丸も意図せずその展開したスキマに入った。】
【それらを圧縮し、別のスキマから落とす。その車は1m四方の鉄と肉の塊に成り果てた。】

…熱くなるのもいいけどね。
私は元来攻撃能力じゃないのよ。そんなに熱くなれないわ。一度落ち着きましょ?
…これ以上やるんだったら、私はお暇させてもらうけど。

【そう、スキマの後ろから話す女。】
【言外に埒が明かないと言っているのだが、明らかに女が悪い。】 <> 【酵素活製】@wiki<>sage saga<>2011/06/19(日) 00:06:18.74 ID:FqSbH+OMo<> >>597
「こちらこそ、君のような人に出会えてよかったよ。」
【久しく自分のすることを考え直された】
【口角が上がる】

「79犯・・・これまた多いね。」
【彼はどれくらいだろうか・・・?】
「まあ、分かる範囲でやっていけばいいよ。」
【苦笑いをしている】

「夏場は・・・ねぇ。消化しやすくなればいいんだけどね。」
【噛み砕くとか擂り潰すとか怪植物ができたらの話だが】

【真っ直ぐな決意の眼を見る】
「君なら大丈夫だよ。
 僕が保証する。」
【明確な証拠なんかないがキッパリという】

「『ロゼ・ブリーゲル』・・・確かに覚えたよ。
 いつ呼んでもいいよ。授業中は無理だけどね…」

「無茶しないように、ね。
 暇だったら来てね。みんな優しいからさ。
 気を付けて帰るんだよ〜」
【少女に手を振って見送る】
【彼の顔は清々しい顔だった】

/乙でしたー
/返すのが遅くてすみません・・・ <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/19(日) 00:07:56.69 ID:ZjGDBvgfo<> >>600

「...っ」
【相手の発した言葉に、少年は少なからず驚きを覚えた】
【予想外に、この男は人格者なのかもしれないと...思い始めて】

「...お金は、ないですよ?......砂田さん。」

【名刺を受け取り、視線を落しながら、言葉を聞く】
【自分としても勿論学園生活..具体的に言えばベットが欲しかった】
【少年は念を押す様に、そう言葉を紡ぎ、相手に応じた。...それは、首を縦に振るのと同義】 <> 【喰獣蝕物】@wiki<>saga sage<>2011/06/19(日) 00:08:52.67 ID:T63Hk+sg0<> >>602
/乙でしたっ!!
/いえいえ気になさらないでください <> 【血槍晶銃】血を吸う槍の名手。吸った血を媒介に相手の能力を開放する。E:サンライトハートもどき・デザートイーグル@詳細wiki<>sage<>2011/06/19(日) 00:16:39.31 ID:uaSzTIJno<> 【深夜零時―ここはとある戦場、荒野と化した惨状…】
【昼はその戦火で大地を焼き、夜は氷の様に冷たい空気が草木を枯らす】
【終戦の場所、この平野に残されたのは、死にも生きもせず…うろつく阿呆】
【彼は黒いコートを羽織り、煙が立つテントの残骸を散らすように赤黒い槍を振るう】
【槍の餌食となったボロ布は月を隠すように舞い…空で繊維が解け…崩れてしまう】

………何もねえか。こんな場所で戦う暇だけはあるらしいな。

【男は自信の身丈以上の長さはある魔槍を地面に突き刺し…】
【それに寄りかかるように月を眺めていた】


(人町!) <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/19(日) 00:17:01.93 ID:jA+ceWuJo<> >>599
「ワオ、コイツは痛そうだなっと――――」

【男は真横から迫りくる巨大な鉄塊に目を丸くしながら感想を呟き】
【真後ろに宙返りしながら大きく跳躍し、相手の薙ぎ払いを余裕そうに避けた】

「Too easy!(楽勝だな!) 今度はこっちから往かして貰うぜ!」

【男は真横に植えられた木に向かって拳を叩くと】
【男の力に耐え切れなくなった木はミシミシと嫌な音を立てながら『折れた』】
【怪力というのもおこがましい程の力を見せつけた男は指を木にめり込ませながら軽々と持ち上げ】

「Fire!」

【女性に向かって、投げ槍の様に全力で投擲した】
【一瞬でトップスピードに乗った木は、無理矢理折ったことで出来た尖った部分を向けながら真っ直ぐに相手へと向かう】 <> 【重厚二脚】@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 00:19:34.36 ID:bNwKfU/Qo<> >>601
クソが…

【先程から自分の攻撃が全く届いていない。男にはどんな人間が対峙しようとも女性には敵わない気がした。】
【隙が無さ過ぎる。攻撃出来るタイミングが出た直後のみだと?ふざけるな。おまけに出血多量での死亡も無い。】
【どうしようもないじゃないか。こればっかりは仕方ない。男はそんな理不尽さを覚えながら足元のベンチを射出する。】
【何て気味の悪い人外なんだ。なんなんだ一体。気持ち悪いにも程がある。常軌を逸している。】

勝手にしやがれ!クソババア!

【更に数台、サイレンを鳴らしながらやかましい車が公園へと入ってくる。それらを踏み潰しながら其の機体は動き出す。】
【ガシャンという音と微かに聞こえるグチャリという音。それを幾つか繰り返す。それをやっていく内に機体は公園の外へと出ていった。】

/絡みあり乙でしたー! <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/19(日) 00:21:23.24 ID:HBn6Lvfs0<> >>603

「承知の上です
金子は非正規労働か奨学金辺りで調達すればよろしいでしょう?
話は付けておきますから、先に学園へ行ってください
私は怪我をどうにかしませんと」

【了承の意を受け、携帯を操作しながら言った】
【この男を人格者と誤解すると後で大変なことになるだろうが今は訂正する必要は無い】
【血は、いまだ靴を満たそうとしている】
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 00:23:23.26 ID:LUUVp7fIO<> >>606

「避けて正解ね。当たれば痛い≠カゃ済まされないわよ?」

【ブン、と大剣を振り抜いてから、】
【再び構えようとするが、】

「あら…あららら!?」

【思わずうなる女。どうも、】
【噂以上≠ナあるようだ。まさか、木が拳一つで折れるとは思わない。】

「…これは驚いた…」

【大剣を前に構え、そこに木の先端をあてがい、】
【常軌を逸した切れ味に任せて放たれた木を縦に分断した女は呟く。】 <> 【不安境界】スキマを操る E:頑丈な日傘<>sagesaga<>2011/06/19(日) 00:26:34.23 ID:s7Mck7GJ0<> >>607

フフ、クソババァは余計だけどね〜。

【そう言いながら、飛来したベンチをスキマへと入れる。】
【そして、別のスキマからスキマに入った物全てを吐き出す。】
【結構な量だ。その吐き出したところが小さい山になっている。】

【普段の口調に戻り、背中で震えていた狐を抱き寄せて頭を数回撫でる。】
【そして、こちらの姿が確認されないように、スキマで静かに帰ったのだった】

/乙でしたッ! <> 【差斬る駿の白刃】間合いを切る剣士@wiki<>saga sage<>2011/06/19(日) 00:29:14.79 ID:ZjGDBvgfo<> >>608

「はい、分かりました...」
【自分にそれだけの価値があるのか、甚だ疑問ではあるが】
【此処は教師の善意に甘える事にした。余り問答を続けていたら、怪我にも触る】

「...えと...ごめんなさい」

【先に行け、といわれ了承した後に。携帯を操作する教師に向けて、ぺこりと頭を下げた】
【これだけ配慮してもらっておいて、こちらのした事はナイフの投擲。申し訳なくもなってくる】
【その時ばかりは少年の、冷めた仮面も剥がれ、年相応のあどけなさが顔を出していた】

「それじゃ...また、学園、..で。」
【心配そうな視線を向けながらも最後にそう、教師に告げ、踵を返す】
【学園の場所は分かっていなかったが...何とか探そう。自分には丁度の良い、罰に思えた】

/絡み乙でした...かな? <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/19(日) 00:33:40.53 ID:jA+ceWuJo<> >>609
「―――生憎、これだけが取り柄なんでな」

【―――声は頭上から】
【木を囮に注意を逸らせた男は、飛翔した言っても過言ではない程の跳躍力で天高く跳びあがり】

「よろこんで貰えると嬉しいねっ!」

【相手の体を切り裂く勢いのまま、相手の頭上から唐竹割りを繰り出した】
【重力落下によって勢いが加わったその攻撃は重く、それでいて強烈だ】 <> 【暗器手妻】 @wiki<>sage<>2011/06/19(日) 00:34:02.12 ID:R77A8XhS0<> >>605
染み着く鉄と火薬と泥の臭い、立ち込む焦げた臭いに混ざる、寂れ崩れた光景は
まさに戦闘後と言った所か、僕は偶々、上がる煙を見つけ、此処に行き着いた。
だが興味本位の野次でも無い、僕はただ何も考えず、放心したまんま、行き着いていた。
何かに引かれる様に……ーーー

「馬鹿か、僕は……」

血がうずく、何かが醒めそうになる胸奥から疼くドス黒い感情
堪え切るのに必死で思わず呟く一言、僕は前すら見ずに歩いて居た。
赤髪にあらゆる“モノ”を覆い隠す首元で紐で繋ぎ止められた、茶の外套
認めたく無いが、僕は細身で容貌も非常に……女性的、だからと言って僕にオカマ趣味は無い
……なんて、別の事を考えたら胸奥の感情を払えると思ったが、そうでも無かった。

「あ……」

ふと前を覗くと月を眺める男の姿、仮にも戦場たる場所で無警戒にも声を漏らしてしまう。
しかも結構近い位置まで歩み寄っている、考え事をしていたと言え、迂渇だった。 <> 【土塊兵站】地面から兵隊を生み出せる。詳細はwikiにて<>sagesaga<>2011/06/19(日) 00:40:26.04 ID:HBn6Lvfs0<> >>611

「過ぎたことは責めようがありませんよ」

【天然の能力があるだけで、価値は十分にあるだろう】
【血が足りないせいか、頭も上手く回れないように思われる】
【謝る様子は全くといって良いほどに興味を持っていない】

「ええ、学園のどこかで会えることを楽しみにしておりますよ」

【踵を返す少年の姿を見送って、男は輿を作り出し、別ルートから兵隊に持たせて研究所に戻った】
【途中、道を教えていない事に気付いたが、学園など交番辺りで聞けばすぐ判るので特に問題はないと判断した】

/絡み乙ありです!
/学園生活を楽しんでくださいね!! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 00:46:40.96 ID:LUUVp7fIO<> >>612

「ん?…どこいった?」

【大剣を下げてキョロキョロ。相手が消えてしまった。】
【いや…】

「っ!!…化け物がっ!」

【上体を反らし、大剣の「峰」で、】
【強烈な金属音とともに相手の攻撃を受けた。流石に片手では受けきれないため、】
【キッチリ左右の手を柄に添えている。そのまま、】
【相手が着地したら鍔迫り合いに持ち込もうとするだろう。】 <> 【血槍晶銃】血を吸う槍の名手。吸った血を媒介に相手の能力を開放する。E:サンライトハートもどき・デザートイーグル@詳細wiki<>sage<>2011/06/19(日) 00:47:53.49 ID:uaSzTIJno<> >>613
【男は火の無いタバコを銜えつつ、月を見ていた】
【月を見るのは趣味というより……現実から目をそらしたいという一心に過ぎない】
【タバコも火をつける気力が無いという現われに過ぎないというのに…男は無意識の中で弱さを露呈している】
【もしも、この男に生きる意志があれば…近寄ってきた少年に気づくこともできたであろう】
【故に気づいたのは、相手から差し出された油断の一息…男はゆっくりと顔だけを向けた】

………なんだ、小僧。ここには何もねえぞ。残り火も、食い物も…生命さえもな。

【男はぶっきらぼうに少年に声をかけた、それは酷く薄い感じがして】
【相手に届くかもわからない、無気力の塊…味も触感もしない紙を噛む感じを相手に与えるだろう】
【男は動く気配さえも見せず、僅かな腕の仕草は相手にナイフを握らせる…】
【恐喝染みた自棄そのものである】
<> 【灼熱朱雀】@wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 00:57:16.34 ID:s7Mck7GJ0<> 【久し振りに夜の森。】
【そこは森の最深部であり、そこには森一番の大木が鎮座している。】

【そんな所にいるのは1人の少女。太い枝の上に乗り、誰かと話している。】
【今日は男装だ。男物の着物を着ている。】

いやぁ、アカデミーも楽じゃねぇぜ。

「蓬が望んだのだろう? 卒業するまで頑張るのだな。」
「それに…あの男が悲しむぞ?」

そこに士貴を出されると返しに困るんだよ…。
ちょっと弱音を吐いただけじゃねぇか。心配することもねぇよ。

「フフ、蓬らしいな。」

【少女と話す声はその大木から聞こえる。】
【今のところ、木の声は少女にしか聞こえていない。】
【よって、ここを訪れるものは独り言を喋る(様に見える)少女に気付くだろう。】

/戦闘は勘弁で…。 <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/19(日) 00:57:38.07 ID:jA+ceWuJo<> >>615
「Crazy? Ha!―――(化け物だって? ハッ―――)」

【男は重力に従い地面へと落下―――しない】
【驚異的な腕力によって全体重を支えながら、男は得物の接触部分を支点として体制を保ち】

「――――I know!(知ってるよ!)」

【空いた右足が風を切りながら唸り、男は相手の顔面へと蹴りを放った】

【まるで常識はずれな型破りの戦術は、身体能力が化け物クラスな男の得意分野だ】
【彼は剣士だが、同時に戦闘者―――ただ剣を振り回すだけしか能の無い男では無い】
【―――注意せよ、この男に常識など通用しない】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 01:07:54.10 ID:LUUVp7fIO<> >>618

「な……!」

【慌てて左手を柄から離し、相手の蹴りの軌道上に持っていく。】
【おそらくまともに受けては腕にダメージが残るだろうが、】
【この状況に置いてはいた仕方無い。しかも「左から」の攻撃なので、】
【「避ける」という行為ができないのだ。隻眼が仇になる。】

「つ…うっ…!」

【ぐぎ、と嫌な音ののち、女は顔をしかめた。】
【だが、キッチリお返しはしている。相手の蹴りが放たれ、それが女の左手に接触した瞬間に、】
【大剣の刀身に、高電圧の電気を大量に纏わせようとしたのだ。】
【バリバリバリバリ、という乾いた音を聞いてもなお、剣をくっつけていたら、】
【「感電」することになる。】 <> 【暗器手妻】 @wiki<>sage<>2011/06/19(日) 01:08:45.51 ID:R77A8XhS0<> >>616
酷く枯れ果てた瞳、感じられぬ活力、生きているのに、そこに居るのに掴めない水の器の様な
人々に等しく向けられる金色の月の引力に引かれて居た視線は、こちらに定まり
其れは彼の手に持つナイフの様に鋭利で、悲しい一言が投げかけられた。
何もかも投げ捨てた様な自棄的な男、何だか虫酸が走ってくる。 ーーー……其れは
何となく解ってしまう今の自分に、だ。

「何処に居ようと、僕の勝手でしょ、何も無かろうと、生命も無い屍が僕に語り掛けようとね」

気怠げな、あまりにも空虚で空白の含む乾いた言葉は、寧ろ生命として見られて居ない
己と相手に少し苛立ちを覚え、軽い皮肉を投げ掛ける。
どうせ響かないなら、どうとでも言ってしまえ。
恐喝は僕には通用しない、僕の体や手元に“モノ”がある限りは……
にしてもいきなり獰猛に襲わない様な人間で安堵している節が有るのだろう。
もし いきなり襲われたら、心の準備が整わないからだ……ーーー <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/19(日) 01:23:32.52 ID:jA+ceWuJo<> >>619
「What’s!?」
『感電してますっ! 早く離れてください!』

【空中に走る乾いた音、なんだ――と男が思う時には既に遅い】
【大剣から高電圧の電気が【漆桜】に伝わり、男の全身を焼く】

【激痛に男は顔を顰めながら後方へ跳躍し、攻撃外へと移動すると】

「Well bring it on!(やってくれるな!)」
『ですが、勝負はまだ始まったばかりですよ』

【嬉しそうに笑いながら男が叫ぶ】 <> 【血槍晶銃】血を吸う槍の名手。吸った血を媒介に相手の能力を開放する。E:サンライトハートもどき・デザートイーグル@詳細wiki<>sage<>2011/06/19(日) 01:27:17.91 ID:uaSzTIJno<> >>620
【少年は言う、ここにいるのは自身の勝手。男はまるで子供の言い分だと感じた】
【理由なき理由など無い、なんとなくで少年のような人間がここにいるはずが無いのだから】
【少年は反抗する差し出したナイフを投げ捨てるように……操られまいとしているのかは不明だが】
【これだけは感じる、自身のよりかった槍が少年を能力者だと言っているのが】
【だが、男はそれでも少年を食らう気にはなれなかった。男は文字通り投槍である】

………そうか。お前は自身を何だと心得ている?
俺はお前の言うように屍になりきれない死人だ。殺されることも無い。
この戦場に立っても俺は[ピーーー]なかったようでな……俺が来たときには戦いは終わっていたようだ。

【男は気だるげに声を放ち立ち上がろうと槍に手をかけた……】
【そして立ち上がれば……男はコートのポケットに手をかけ…短銃を引き出したのだ】
【男はその銃を少年に向ける………】

お前は俺を殺せるか?俺の渇きを癒せるか?
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 01:44:04.26 ID:LUUVp7fIO<> >>621

【黄色い右目の瞳で相手を見据えながら、女は手応えを感じた。】
【肉の焼けるような匂いが微かに漂う。】

「…ええ。これからよ…さあて…」

【雷剣を担ぎ直し、女は相手と相対し直した。】
【心地よい緊張が全身を襲っている。女も相手の笑みを見てまた、】
【どうもうに笑い、剣を握り直した。】

「――――――――――行ってこい!!」







【大剣を振ると、放たれるのは「電撃」そのもの。】
【中型の狐の形をしたそれは、「鬼」に向かって一目散に駆け出した。】 <> 【暗器手妻】 @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 01:50:40.67 ID:R77A8XhS0<> >>622
「僕は僕だよ、其れ故、他人で有る君の問いの意図も知らないし、知りたくない。」
「死んでるのに生きてる人に迷惑を掛けたがる悪霊みたいなモンだよね、ソレ」

「ーーー……」

かく言う僕も、何故逃げなかったのか、良く解らない、相手が死にたがってるからか?
僕が戦いたいだけだから……?考えたく無い、湧き上がるのは自己嫌悪
自分を何と心得る、と問われた時には、鞘に収まった刃を思い浮かべた。
嗚呼、随分と久しく鞘から外に解放されて居ない、嗚呼、飢えている、嗚呼、血に飢える。
向けられた短銃に、既に無心に投げ掛けた機械的冷徹な殺気を向けて居て、きっとこう考える。

ーーー殺らなきゃ、殺られる、殺す、殺さないと、またコイツが誰かを殺す、殺す、殺す

「……ーーー死にたいなら、勝手に……死ねよ」

何となく僕が僕で有る意識が遠のく様な、薄れ行く感覚、まるで今までの考えて居た事が
夢の様で今にも“醒めそうな”そんな感覚……ーーー
既に体制は臨戦体勢、僕が僕であるままの最後の台詞を投げ掛ける。
否、もう違うか、嗚呼、今日も殺されそうだ、殺さないと。 <> 【血槍晶銃】血を吸う槍の名手。吸った血を媒介に相手の能力を開放する。E:サンライトハートもどき・デザートイーグル@詳細wiki<>sage<>2011/06/19(日) 01:55:56.28 ID:uaSzTIJno<> >>624
(すまなぬ…しばし急用が…とうけつさせてもらってもいいですかね?) <> 【暗器手妻】<>sage<>2011/06/19(日) 02:01:50.60 ID:R77A8XhS0<> >>625
/おと、構わないですぜ、夜なら大体は居るかもですが
/明日はちと来れるか怪しい要素が有るので、其れ承知の上なら……取りあえず一旦乙でしたッ <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/19(日) 02:03:04.53 ID:jA+ceWuJo<> >>628
「It’s Fantasy!?(何でもありかよっ!?)」
『ですが――』

【電気を纏うのは理解できたが、まさかそれが飛んでくるとは夢にも思わない】
【が、しかしたったそれだけでこの男――鬼の進撃を止められる訳も無く】

「俺を止めたきゃこの十倍は持ってきなっ!」

【まるで瞬間移動したかのように左右に移動しながら電撃を回避】
【何時の間に仕舞ったのか、【漆桜】を鞘に仕舞った状態から男は腰だめに構え】

「―――Sweet Sleep!!(おネンネしてなっ!)」
『Have a good nightmare(良い悪夢を)』

【女性から見て『右側』から居合を放とうとする】
【鞘と言う加速装置によって放たれるその攻撃はまさに隼】
【ただの人間には知覚出来ない程の速度に達する最速の一撃】 <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/19(日) 02:03:55.83 ID:jA+ceWuJo<> >>627
間違えたorz
>>623宛てです <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 02:17:04.31 ID:LUUVp7fIO<> >>627

【電気狐を撃ち放った後、女はその成り行きを見つめていたが、】
【大方、成功するとは思えなかった。なんせ一足飛びで、】
【自身の頭上まで飛び上がるほどの脚力の持ち主である。おそらく回避されるだろう。】

「…来るわね…」

【女は全神経を右目に集中させた。コンマ数秒にも満たない時間が、】
【やけに長く感じられる。そして、瞬間、】
【相手の接近に併せて、女は左足を引き、半身になった。】

「これで…終わりよ…」







【相手の居合とほぼ同時に、大剣を相手の腹当たりの高さで右から左に薙ぎ払う。】
【超重量の剣から放たれるその一撃は必要以上に重く、】
【「直撃すれば」大きな切断系のダメージを受けて吹き飛ぶことになるだろう。】
【また、この攻撃が当たる当たらないに関わらず、】
【女は相手の居合いを食らうことになる。】 <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/19(日) 02:34:49.69 ID:jA+ceWuJo<> >>629
「またか? 全く、芸の無い攻撃だなぁ、オイ!」
『聖闘士に―――?』
「同じ技は二度通じない!」

【男はあっさりと居合の構えを解き、滑り込むように相手の懐へと潜り込もうとする】
【大剣とは非常に威力が高く強力な武器だが、懐に潜り込まれるとその機動性の低さが仇となってしまう諸刃の剣】
【まるで地を這う蛇のように体制を低くした男は、そのまま大剣を回避し拳による突き上げを行うだろう】
【接触距離0――ゼロ・インパクトによって発生するその攻撃翌力は――――】
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 02:43:01.21 ID:LUUVp7fIO<> >>630

「っ…悪かったわね…」

【居合いで腹を掻っ捌かれるかと思っていたさなか、】
【女の身体に響いたのは「斬撃」ではなく「打撃」】

「ぐあっ……お、お返し!!」

【振り向ぬいた大剣を今度は左から右に、】
【相手の高さに併せて再び薙ぎ払おうとした。】
【そのまま折り返したので「峰」側を向けた攻撃だ。】
【超重量の剣から放たれるその一撃は必要以上に重く、】
【「直撃すれば」大きな打撃系のダメージを食らって吹き飛ぶことになるだろう。】
【同時に、これで決められなかったら降参するかな…腹の痛みに顔をしかめながらそんなことを考えていた。】 <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/19(日) 02:51:25.80 ID:jA+ceWuJo<> >>631
「―――――――ッ!」

【予想外、とはこのことか】
【相手を吹き飛ばす勢いで繰り出したソレは、しかし相手はその場から微動だにしない】
【耐えられた、と思った時には左側から迫る大剣が横目に見える】

【瞬間、衝撃―――】
【とっさに右側に跳ぶことによって衝撃を逃がし、地面を滑りながら吹き飛ぶ】 <> 【第四秩序】@Wiki<>sage saga<>2011/06/19(日) 02:52:46.71 ID:ZMwDIb8Bo<>
【――――河川敷】

【泣く子も黙る丑三つ時、不規則に響く籠った音は、雨上がりの湿気た空気が伝える微かな虫の羽音】
【疎らに建つ街灯が照らし上げ、金銀に煌めく水面―――そこに、二つの影があった】

【一つは“箱”みかんのイラストがあしらわれた、呆れるほどにオーソドックスな段ボール箱だった】
【その中で蠢く小さな生き物―――丸い体に三角形の耳を生やしたそれは、確かに猫の形をしていて――――】


「はぁッ――――あと少しッ!あと、数歩ッ!」

【――――対するもう一方、人の姿をした影は件の箱に追従する形で“水面を駆け”、箱へ向けて細い手を伸ばす】
【肌に貼り付く遊びの無い服飾が誇示する痩躯とその甲高い声音は、影の正体が女性である事を示していた】
【叫ぶ、その間にも女はまた一歩、足を踏み出す。それに合わせ、群青色の柔らかな短髪が後ろに一度、大きく靡いた】


/何でもどうぞ
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 03:00:29.29 ID:LUUVp7fIO<> >>632

「いだだだ…ああ…これは…」

「…折れてるわね…」

【おそらく大剣の重量が無ければ、女は紙のように吹き飛んでいただろう。】
【火照った頭でそんなことを考えていた。】

「……」

【がく、と膝をおり、地面に手を着いた。そもそも、】
【当人は無能力者であるがゆえ、防御力は高くない。所謂「紙装甲」である。】
【拳が「直撃」した瞬間に、戦闘不能が決まっていた。】

「…あいつは…」

「ああ―――――――――――ダメね…」

【男の様子を伺おうと立ち上がろうとするが、】
【身体がいうことを聞かず、女はそのまま倒れ伏し、気を失った。】
【それでも剣を離さないのは剣士としての性か、】
【相手が意識があればこの勝負は男の勝ち、意識が無ければ引き分けとなる。】



/乙でしたっ!
/楽しかったです! <> 【剣魔】<>sage<>2011/06/19(日) 03:09:10.11 ID:jA+ceWuJo<> >>634
「ハッハー! 中々やるじゃねぇ……か……?」

【顔を上げ、獰猛な笑みを顔に張り付け相手を褒める男】
【だが、言葉は途中で途切れた】
【なぜなら―――】

「Look at you...What’s wrong, you tired?(おいおい……もう息切れか?)」

【返事は無い】
【ようやく面白くなってきたというのに、これでは興醒めである】
【痛む箇所を擦りながら男はため息を吐くと】
【とりあえずそのままにしておけないので女性を病院に運ぶために担ぎあげた】

/ありがとうございました! こちらもです! <> 【鵺者矛盾】@Wiki<>sage<>2011/06/19(日) 10:56:39.48 ID:eHdnZQzoo<> 【とある大図書館】
【何処までも黒に身を包んだ白い少女は、その一角で本を読む】

……

【ただひたすらに、本を読む】

【幼くとも、しかし大人のように落ち着いて見える少女は身の丈を超える本の山の中でひたすら本を読み耽る】
【椅子に座っているはずなのに、それを凌駕するほど積み上げられた本】
【種類も乱雑に、小説や辞典、論文なども読んでいた】
【ただ、少女はその中身を理解していない】
【文字をなぞる事が好きなようだ】

/この子初ロールですので少し返すの遅れるかもです! <> 【鵺者矛盾】@Wiki<>sage<>2011/06/19(日) 11:12:20.89 ID:eHdnZQzoo<> >>636
/裏へ移動っ <> 【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×5<>sage saga<>2011/06/19(日) 11:46:22.49 ID:Frqqynk10<> 「暑い・・・・暑すぎる・・・・」

道の上には陽炎が見える、太陽がジリジリと照りつける
今日も実にいい天気だ・・・・お陰で体から大量に汗が流れる
やはり姿を見られるのが嫌だからといって、黒いローブを着込むのは失敗だったか・・・
フードも深く被っているものだから、頭にも熱がこもってフラフラする

「フウ・・・・・ハア・・・・駄目だ・・・・」
「休憩だ・・・・休憩しよう・・・・木陰で涼みたい・・・」

ガラガラと道の上でリヤカーを引いていたのだが、もう限界がやってきた
これ以上、こんな暑い中で歩き続けていたら熱中症で倒れてしまう・・・・
幸いにも、道端には一つの木が生えていた、私は急いで木の下までリヤカーを引っ張っていき

「・・・・・・・ハア・・・・少し涼しいな」

木の根元に腰を下ろして、ゆっくりと木陰を堪能していた <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>saga<>2011/06/19(日) 12:25:00.07 ID:zl12GLNZ0<> 【大通り】

【一人の少年が大道芸を行おうと準備を始めた】
【少年の容姿はWiki参照である】
【彼は有り金をはたいて買ったブロックの上に、瓦を十枚ほどのせると、息を整え始める】

【周りがざわつき始める中少年は目を見開き】

えい

【と、なんとも間が抜けた声で瓦に向かって拳を振り降ろす】
【結果、瓦はすべてが割れて粉々になった】

「おぉぉーー!!」

【観客たちは歓声とともにおひねりを投げる】
【うれしそうな顔でそれらを拾い集めると、礼をして、片付けを始めた】
【今話しかけられれば、答えてくれる筈だ】

/死合い以外なんでもござれ <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 12:30:14.75 ID:bNwKfU/Qo<> 【路地裏】

………………っ……………………

【言わずと知れた能力者世界の危険地帯。一度入れば非日常へと強制的に正体される様な腐った場所。】
【其処に本当に腐臭を放つ人間がいた。右腕や左脚、手の平の肉が腐り、悪臭を放っている人間が。】
【着用した学園の制服は血に汚れ、茶色の髪にも赤黒い液体が付着し、なかなかに人間離れした雰囲気。】
【しかしそれは間違いなく人間。学生であり能力者だ。未来ある若者とも言えるだろうか。】

……………………

【ズルリ、ズルリと左脚を引きずりながら危険地帯を徘徊する様はまるで幽鬼。人間とは思えない。】
【動く度に手や脚などに湧いた蛆が落ちていく。それ程までに青年の傷は放置されて日数が立っていた。】
【勿論、路地裏に迷い込んだ人間がいれば嫌でも腐臭に気付くだろう。蛆を辿れば青年を見つける事も出来るが…】 <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 12:51:11.62 ID:T63Hk+sg0<> >>640
/まだ居らっしゃいますか? <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 12:56:06.50 ID:bNwKfU/Qo<> >>641
/いますともー <> 【魔乃魅力】<>sage<>2011/06/19(日) 12:58:54.76 ID:K6IA8Ug4o<> >>638
/もう、いらっしゃらないですかね……? <> 【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×5<>sage saga<>2011/06/19(日) 13:00:39.68 ID:Frqqynk10<> >>643
/はいは〜い <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 13:01:11.94 ID:T63Hk+sg0<> >>640

【非日常が繰り返される路地裏を一人散策している少女】
【園児服を着て園児帽を深くかぶり口元には棒付き飴を咥えている】

『ねぇねぇ、静!こことっても変なにおいがするよ!』
「そうねぇ・・・・何かが腐ったような臭いがするねぇ」
【手にしたぬいぐるみと会話しながら臭いの原因をたどっている】

「あ・・・・・居た・・・」

【臭いの原因である青年を発見する】
【スタスタと青年のもとまで小走りで近寄って行く】

『やあ、そこのお兄さん。一体どうしたんだい?酷い怪我じゃないか」
【帽子を深くかぶっているため表情は伺い知れないだろう】
【ぬいぐるみを片手に腹話術しながら男に尋ねる】 <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/19(日) 13:03:19.78 ID:UGu3BFyL0<>
【とある河川敷に、一人の青年が立っていた】
【寝癖立った無造作な灰色の髪を、河川敷を吹き抜ける風に草木と共に揺らしながら】
【二つの赤色の双眸が、彼の目の前にある物を見下ろしていた】

「……そろそろ、行くぜ。覚悟は出来てるか? おれはそこそこ出来てる」

【呟くようにそう告げた青年の格好は、少し独特なものだった】
【黒い詰襟の学ランの上に、雪のように白い着流しを崩して着ており、足元はブーツである】
【そして、左腰の帯に金具を引っかけて、そこに一本の木刀を差していた】

「……」

【青年に返される言葉は無い。彼の目の前のそれは、何も物を言わなかった】
【それが、合図だった】

「うおらあああああああああああああああああッ!!」

【青年の咆哮と共に、木刀は振り抜かれた】
【勢いよく天に突き上げられた木刀は、次の瞬間、目の前のそれを全力で叩きつけた】
【そして、それは――ビニールシートの上のスイカは、辺りに赤色の飛沫を弾き飛ばしながら】
【見るも無残に、叩き割られた】

「また美味い物を叩き割ってしまった……

 ――つーわけで、いただきますっと」

【木刀を金具に収め、青年は両手を合わせると同時に胡坐をかいてその場に座った】

「ん、なかなか美味いな、こりゃ」

【雑に割られたスイカの一切れを口にし、種をププッと飛ばしながら、青年は一人頷いた】 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/19(日) 13:08:28.58 ID:K6IA8Ug4o<> >>644
/キターーッ!!

>>638
――【街、とある通り】――

じりじりとアスファルトに熱を送り込む太陽、その下。箒でふよふよと散歩に興じる一人の―――魔女。
大きく背中が開いた黒いドレスに、黒いロングブーツ、真っ黒な瞳に、腰まで届く絹のような黒髪。全てを黒
で塗りつぶしたような絶世の美人が―――太陽とは別に、涼しそうな顔で黒髪を淡い風に揺らしながら
のんびりと冷たい缶コーヒーを片手に、街並みを眺めていた。

「……昼に散歩に出かけるのも、アリかしらねぇ…んっふふ…♪」

魔女は魔女らしく、いつもは真夜中にしか街に顔を出さなかったのだが、今日はどうやら気分転換のようだ。
大きな三角帽子を白く細い指でくいっと押し上げながら見渡していると―――そこに、黒いローブに身を包んだ
人物を発見する。音もなくそろそろと箒で近づいていきながら、ふと、声を掛けてみる事に。
魔女だから警戒されるかもしれない、なんていう不安もあったのだが、どうやら興味の方が勝ったようで。


「…こぉんにちわぁー…?」


最後が疑問符で終わってしまったのは、恐らく”真夜中の挨拶しかしたことが無い”からだろうか。
顔を上げれば、そこには浮遊する箒の上で足を組んでニッコリ微笑む魔女が居ることだろう。 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 13:14:02.01 ID:bNwKfU/Qo<> >>645
………あぁん…?

【其の声は明らかに子供の、女の子の声。何なんだ一体。なんでこうも自分は変な女とばかり縁があるんだ。】
【足元に落ちた蛆虫をグシャリと踏み潰し、ギロリと少女を睨み付ける。本当になんなんだ。格好まで普通じゃない。】
【しかも本当にガキだった。ぬいぐるみ抱いてこの路地裏を闊歩だと?舐めてやがるのか。親はどうした。】
【しかしまぁ怒鳴る気力もない。腕や脚の腐った肉が食い潰される痛みに耐えるだけで精一杯だ。】

何か様かよ…クソガキィ…

【こちとらてめえに構ってやる余裕なんて無いんだ。そう言いたくなるがそんな気力も無い。脚を動かし続けるだけで精一杯だ。】
【脚を止めず、質問にだけ答えようと声を絞りだす。嗚呼腹だたしい。なんでこうも運が悪いのか。】

格下能力者にやられたんだよ…分かったら帰れ…さっさとな…

【面倒臭いというか余裕が青年には無い。こればっかりはどうしようもない。此の対応もしかたないだろう。】 <> 【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×5<>sage saga<>2011/06/19(日) 13:20:58.74 ID:Frqqynk10<> >>647
ゆっくりと深呼吸をしながら木陰で休んでいると、誰かに声をかけられた
声からしてどうやら相手は人間の女のようだ、今はここで静かに休んでいたかったのに・・・・
少々うっとおしく思ったのだが、無視をするわけにもいかないだろう

「・・・・はいはい、こんにち・・・・・・うん?」

適当に返事を返そうかと思い、チラリと視線を上げてみると
おやまあ、三角帽子を被って、箒にまたがり、宙を浮いて・・・
なんとも典型的な格好の、魔女

「へえ、これは珍しいな、ここらへんには魔女もいるのだね」
「てっきり人間ばかりしかいないと決め付けていたものだが・・・・いや、魔女もある意味人間かな?」

ちょっとばかし自分の中の固定観念が崩れたような気がする、魔女なんて最後に見たのはいつだったか・・・ <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 13:24:01.68 ID:T63Hk+sg0<> >>648

『おいおい、そんなに怖い顔をしないでおくれよ。』
(本体からはクスクスと笑い声がこぼれている】
『見たところ大けがしてるじゃないか。僕が病院まで連れて行ってあげるよ』
【人形の手足をピョコピョコ動かす】

『でも安心するんだ!僕が来たからにはどんな奴でもコテンパンにやっつけてやるから』

『取りあえず、応急処置でもしてあげよう!話はそれからだ!』
【どこからか消毒液を取り出し男への応急処置を始める】

『なんで僕が帰らなきゃいけないんだい?君が心配なんだ、治療くらいさせてよ』
【そんな事を呟くのだが、本体は不思議なほどに微動だにしていない】 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/19(日) 13:29:08.08 ID:K6IA8Ug4o<> >>649
――へえ、これは珍しいな、ここらへんには魔女もいるのだね――

何故わかったのだろう、と一瞬だけ考えるが、典型的な格好をしているのは自分が一番よく理解して
いるので、胸中へと静かに収めておく。
黒いローブに隠れたその表情が見えたと思えば、紫色の瞳に少しだけ覗く銀色の髪。白い肌に中世的な
顔立ちがどこか不思議な感情を抱かせ、思わず目を細めて見つめてしまう。
だが、それも失礼にあたるかと考え直したか、魔女は誤魔化すようにして辺りを一回だけ見回すと、ひょいっと
箒から飛び降り、相手の正面へと降り立つ。左手の指をくいっと曲げて箒を呼び寄せると、樹木へと立てかけ、
それから魔女は隣を指で示しながら小首を傾げてみせる。

「隣、よろしいかしらぁ?」

と、確認をはさみながらではあるのだが、若干自分勝手にすでに座り込んでいるという行動力。魔女はやはり
自由奔放らしい。

「……人間ばかりしかいないって…貴方は”人間”では無い、のかしらねぇ…?」

相手との話題といえばこれしかない、と言わんばかりに、青い空から照りつける太陽の光を浴びつつ、大きな三角
帽子の位置を直しながらいつのまにかぬるくなっている缶コーヒーを一口飲む。 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 13:40:27.12 ID:bNwKfU/Qo<> >>650
クソガキぃ…

【腕の風穴に消毒液がかけらる…が果して効果はあるのだろうか?既に傷口には応急処置はしてある。】
【それでこれだ。蛆虫が消毒液にもがいているが…放っておけばまた腐り出すだろう。いや、それよりもだ。】
【病院でこんな大怪我を治療だと?ふざけるな。事情説明何て出来る訳が無い。殺し合いでなったなんて言ったら即刻ジェイル行きだ。】

行けるんだったらとっくに行ってんだよ…

【こんな状態でたかが脅しの為に演算を開始するなんて面倒臭い事この上無いが…まぁ仕方がない。】
【背中へと羽の形へ特異物質を圧縮、実体化。青年の背中へ君臨するが一対の黄金の翼。】

殺されたくなかったら帰れ…

【路地裏の壁を融解させ、緑色のドロドロとした物体に分解する翼。これが人体に触れたらどうなるか?】
【無論、融解する。原子レベルで破壊される事になる。】

/遅れました… <> 【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×5<>sage saga<>2011/06/19(日) 13:44:57.86 ID:Frqqynk10<> >>651
「勝手にどうぞ・・・なんて言うまでもなさそうだけどね、フフフ」

こちらに確認を取っておきながら、いつの間にか勝手に横に座っているじゃないか
もしもここで駄目だ、なんて言ったらどんな反応をするか少し気になるところだが・・・
私はそこまで意地の悪い性格ではないし、やめておこう

「さて、どうだろうね・・・・君からは私はどんな風に見える?」
「一度こういうことを誰かに聞いて見たいと思っていたんだ、他者からの印象というのは興味深いのでね」

自分はどういう風に見られているのだろうか、大抵のものには変わり者だなんて思われていそうだが
それはそれで都合がいい、どうせなら目の前の魔女にちょっとテスト代わりに質問するとしようか
身分を隠すというこちらの努力が立派に実っているかどうか、それを確かめておきたいし <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 13:49:10.74 ID:T63Hk+sg0<> >>652

『今さっきから僕の事をクソとか罵って!失礼じゃないか!!』
【少女がぬいぐるみを色々弄る】
【すると今まで愛くるしかったぬいぐるみの顔が物凄く恐ろしい鬼のような顔になる】

『もう僕は怒ったぞ!!君を病院に連れて行ったあとにキチンと謝罪してもらうからね!』
【恐ろしい顔なのに可愛い声でしゃべってる人形は凄く不気味だろう】

『取りあえず、救急隊をここに呼ぶからね』
【少女が携帯を取り出し連絡を入れ始める】

『殺すだなんて・・・物騒だな、もう!」
【少女がぬいぐるみの背中にあるファスナーを開ける】

【ぬいぐるみの中からはアイスピックやペンチ、ナイフや小さな拳銃など色々な凶器が地面に落ちる】
【少女なりの威嚇なのだろう】

/お気になさらずにー <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/19(日) 13:55:20.64 ID:K6IA8Ug4o<> >>653
相手から飛んできた質問に反応し、空を見上げて眩しそうにしていた魔女は黒いローブの人物へと顔を向ける。
小首を傾げながら相手をじーっと目を細めて見つめてみるも、”どんな風”に見えるかと問われれば、そのままの
回答しかぶつけれないわけで。

「……こぉんな暑い日にローブを被ってる変わり者…かしらぁ…?」

言って暫く―――自身が魔女であるという事実と回答の温度差に対して、一人で笑いそうになってしまう魔女。
だが噴出すまでも無かったか、”魔女の私が言っちゃぁ、説得力ないわねぇ?んっふふ…♪”と、特徴的な艶が
掛かった声で微笑んで見せるだけ。

「…黒いローブを被って他者からの印象、なんて、面白い事を聞くのねぇ……?」

「全身を覆う服は自身を隠してしまいたいという深層心理の表れ…それとも、”隠さなければならない理由”が
何かあるのかしらねぇ……まぁ、私が探る事じゃぁない、かぁ……んっふふ、ごめんねぇ…?」

美しい微笑みを呈して見せるこの魔女を真夜中に見たらさぞ不気味に見えただろうが、差し込む陽射しがそれを
柔らかな印象へと変えてくれる。
相手の思惑はいざ知らずだが、魔女の言葉尻を取るとすれば、自身の身分を隠す事は出来ている、というニュアンス
の返答である事はわかるだろう。もちろん、それ以上の追求をしなかったのは、”人からかけ離れてしまった魔女”ならではの
気遣いなのだろう。ニコニコと心読めない微笑を灯したまま、”今日は暑いわねぇ…”と機嫌良く息を吐き出している。 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 14:01:51.87 ID:bNwKfU/Qo<> >>654
はっ!てめぇみたいなガキに出来るかよ!

【不気味なぬいぐるみ。だからどうした?自分の能力の方がよっぽど不気味だろう。】
【この世に存在する筈の無い物質を操作し、戦う。この世の物理法則を無視する物質など学者からしたら腰が抜ける程だ。】
【ガチャガチャと下に落ちる凶器。しかしこんな小学生の様な少女に銃の反動に耐えられるとも思えない。】
【アイスピックやペンチなどそんな物を使用した所で自分を傷付ける事など出来ないだろう。青年にはそんな自信がある。】

ほれ?ガキ。さっさとしねぇと逃げちまうぞ?

【羽を羽ばたかせると青年の脚が力離れ、浮翌遊する。飛行とは言えない高度だ。まだ飛ぶ気はない。】
【顔に浮かぶは完全に人を馬鹿にした様な笑み。小さな子供を馬鹿にするような捻くれた笑みだ。】

それともこのまま俺と空中散歩でもするか?あぁ?

【ニヤニヤと笑いながらそう言う。青年は地面から数センチ離れた所を浮翌遊したままだ。完全に馬鹿にしている。】
【幼稚園児服を着た小学生とは珍しい…そんな事を思った。】 <> 【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×5<>sage saga<>2011/06/19(日) 14:11:39.91 ID:Frqqynk10<> >>655
「・・・・・うん、どうやら問題無いみたいだ」
「いや、くだらない質問に回答してくれてありがとう、ちょっと安心したよ」

魔女から変わり者だなんて回答をいただけるのなら、他者から見ても変わり者にしか見えないことは間違いないだろう
どうやら私の身分隠しの努力は無駄ではなかったようだ・・・・言葉ではちょっとと言っておいたが、心の底から安心した

「どれ、それではお礼としてその疑問に対する回答を出してあげよう」

質問一つに対して回答一つ、対価としては十分だろう
こちらの興味に答えてくれたのだから、あちらの興味にも答えねばなるまい

「私はただ単に、人間だろうがなんだろうが私の姿を見せるのが嫌いなだけだ」
「以上、たったそれだけのくだらない理由だよ」

我ながら実に、つまらない理由だなと改めて思ってしまった
しかし仕方ないだろ、顔出して歩いてたら耳が尖がってるだのなんだのと、色々と聞かれて面倒が多いことこの上ない
なるべく他者との関わりをするためにも、変わり者のような格好は丁度良いくらいなのだよ・・・暑いけど <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 14:11:50.13 ID:T63Hk+sg0<> >>656

『だから僕はガキじゃないんだよ!ほら、静からも何か言ってやってよ』
「・・・・しょうがないじゃないまだ12なんだから。」
【少女が初めて口を開く】

【携帯を閉じる】
【救急隊には連絡したのだろう】

『そうだ!僕と勝負して僕が勝ったら君に病院に行ってもらうからね!!』
「ちょっと・・何勝手なこと言ってんのよ・・・」
【呆れたようにため息を付く少女】

【静かに男に近づいていき男に触れようとする】
【触れられた場合、おもちゃ箱のようなメルヘンな空間で巨大なぬいぐるみたちと戦ってると男に錯覚させる事が可能だろう】

『言っておくけど、静は強いんだぞ!!』
【本体の少女はクスッと口元に笑みを浮かべる】 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/19(日) 14:18:09.05 ID:K6IA8Ug4o<> >>657
「…小難しい話し方する子なのねぇ…ふふっ」

きっちりとした喋り方で礼を言う相手に対して笑ってみせ、指で三角帽子を押し上げる魔女。
それから相手は、魔女の質問に律儀にも回答を差し出した。それは何とも自身に忠実な回答で、何ら
行動に反映されていてもおかしくは無いと理解するもので。

「……姿を見せるのが嫌い、かぁ……せぇっかくこんなにぃ…」

魔女は相手にずいっと顔を寄せてみようとする。顔を寄せれば―――魔女の不思議な不思議な魔眼が
目の前にある。もちろん、それ以上でも以下でも無く、何をするわけでもなく、魔女は目の前で笑いながら
残念そうな声音で言うだけ。

「可愛い顔、してるのにねぇ…?ほぉらぁ、こう、笑ってごらんなさいよぅ…にこーって、ねぇ?」

細い指を相手の頬へ伸ばしていき、触る事に成功したのならば―――くいっと、その頬を上げようとするだろう。
相手も変わり者である事を自負しているようだが―――魔女も魔女で、随分と変わり者で物好きなのだった。 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/19(日) 14:21:13.48 ID:+2Jr016L0<> 【街外れの森の中 (昼)】

「せいっ、せいっ、せい」
【やる気が無さそうな掛け声が森の中に響く、その元は開けた場所で型うちをやっている青年だ】
【一般人っぽい顔つきの青年は額から汗を浮かべつつ、もう踏みすぎて地面がしっかり固まった場所で今日も自主練だ】

「せいっ、せいっ、せいっ」
【もう一時間以上この動作を繰り返している青年、何を考えているかはわからない】

/殺し合い以外でお願いいたします <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 14:22:05.47 ID:bNwKfU/Qo<> >>658
ははは!良い度胸じゃねえか!

【とまあ評価した様な事を言ってるが馬鹿にしている様な笑みは全く消えてない。やはり浮翌遊したまま。】
【そして触れられる男。此の時点で少女の手首を融解させる事も出来たがまぁ流石に酷すぎる。やめておこう。】
【青年にもある程度の常識はある。どこぞの大能力者とは違う。小学生相手に本気で本気でいく訳も無い。】
【と…ここでまさにメルヘンな空間に青年は引きずり込まれる。空間系能力者か…そう呟く。】

ははは!!!此処なら俺の翼も目立たねえな!

【手始めに数十発の針を羽に精製。一度羽ばたかせ、それをぬいぐるみ達に射出する。】
【此の針に触れたらどうなるか?勿論融解し、緑色の泥々とした物体に分解される。だがまぁこれは手始めだ。】
【さて、少女はどうする?】 <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 14:31:27.08 ID:T63Hk+sg0<> >>661

『ふんっ!男は度胸だからね!』
【誇らしげに胸を張る人形】
【だが、幻術空間に居る男には見えているのだろうか?】

【ぬいぐるみの中からナイフを取り出す少女】

【何も無い場所を攻撃している青年を見て無事能力にかかったのだろうと安心している】
【満足げに微笑む少女】

【いつもなら拳銃を発砲するのだが男にあまり怪我はさせたくない】
【手にしているナイフを男目がけて数本投げつける】

【破壊されたぬいぐるみたちはすぐに元通りになり男に攻撃を試みる】

【幻術空間内に居る男には何もない所からナイフが飛んできたように見えるのだろう】 <> 【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×5<>sage saga<>2011/06/19(日) 14:32:26.32 ID:Frqqynk10<> >>659
魔女の美麗な顔が目の前まで近寄ってきた・・・・人間の男くらいなら簡単に虜に出来そうだな
それは単に美人だからという理由だけではなく、この魔女の瞳からなにか妙な力を感じるから
もしかしたら魔眼の類を持っているのかもしれない、そう思って若干目に警戒の色を乗せるのだが

「・・・・・・む」

頬を軽く押し上げられて、口角がクイッと吊り上げられる
何か勘違いされているようだが、私は別に笑わないような性格ではないのでが・・・
しかし、だからといって他者に無理に笑顔を作らされるのもあまり好きではない

「お褒めの言葉どうも、しかし私は私が笑いたいときに笑うので、心配無用」

頬に当てられていた指を、手を使いそっと横へと押しのけた
作り笑いや微笑みの類は、あまりやりたくない性質なのでね <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/19(日) 14:42:51.76 ID:K6IA8Ug4o<> >>663
嫌われているのであれば手を思い切り払いのけられていたのだろうが、思いのほかそっと手を横へ退けられた
事に対し、魔女は不満そうな顔を一瞬だけ見せるのだが、それは不思議なきょとんとした顔となる。

「…気難しい子ねぇ……もぅ…」

「……はぁ……面白い事も無いしぃ…暑いしぃ………」

「…はぁ…」

二度も溜息をつきながら、つまらなそうな顔で両足を地面に投げ出して木に背中を預ける魔女。箒も魔法が
なければただの箒、先刻見せた魔女の箒然とした不思議さはなく、物置に置かれたような寂しげな雰囲気。
魔女は暫く、手持ち無沙汰に帽子のつばを指先で弄りながら視線を相手に投げないまま言葉を紡ぐ。

「…ねぇ…何か面白い事出来ないのぉ……?ほらぁ、こう、両手から鳩とかぽーんって出したりさぁ…」

手品師でもあるまいし、と言いたい所だが…魔女はどうやら、ジョークのつもりでも無いようで。駄々っ子のように
足をふらふら振りながら”ねぇねぇー…鳩ぉー…”等とのたまっている。随分と自由な魔女である。 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 14:45:05.82 ID:bNwKfU/Qo<> >>662
…ほう?

【何も無い空間から飛んでくるナイフ。数本のソレの一本の軌道を何とか全て避けきる。恐らくナイフは壁にぶつかり、甲高い音を立てて落ちる筈。】
【そして羽に一本の針を精製。それをナイフの飛んできた方向へと発射する。一本なのは…まぁ情けの様な物だ。】
【その針が少女に当たれば身体を溶かしながら貫通し、後には緑色の傷口が出来るだろう。】

ははは…面白い能力だなおい…

【ナイフの落ちた方向へ滑空し、脚で蹴り飛ばし、青年の手元へと運ぶ。手の平は動かない。だが投げる事は出来る。】
【だがまただ。次の攻撃でこれは投げつける。更に数本を手元に運び様子を見る。羽なんて巨大な物の維持は難しい。】
【さっさと終わらせなければ脳への超過負荷により最悪死ぬ。さっさと終わらせなければなるまい。】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 14:47:31.57 ID:s7Mck7GJ0<> あー…暑い…。

【昼の公園。】
【家族連れが多くいる遊具のエリアから少し離れた簡易休憩所に、女はいた。】

【癖のある長い銀髪、裾に鈍い銀色の光沢を放つリングを多く付けたTシャツ。】【そして、股上側面にTシャツと同じようなリングを大量につけたジーパン】

【そんな、俗に言う奇抜な格好をした女。】
【この暑さに、ばてているようだった。】

【一応、女の傍…テーブルの横にスポーツドリンクは置いてあるが、それを飲む気力も無いようだ。】

暑いよぉー…

【独り言を言う女。子供か。】
【そんな感じで、誰も来なければうだりながら時間は過ぎていくだろう。】
【誰も来なければの話だが。】 <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 14:53:30.22 ID:T63Hk+sg0<> >>665

『・・・・・強い・・強すぎるぞえ!!』
【大声をあげながら叫んでいる人形】

【飛んできた針をぬいぐるみを盾にして何とか防ぐ】
【が、ぬいぐるみは溶け中の凶器も解け始める】
【ぬいぐるみも凶器も使い物にならなくなる】

【場所がバレたと分かったらしく、数メートル横に移動する】

【幻術空間内のぬいぐるみたちは男に攻撃を仕掛けるだろう】

(どうしよう・・・・あれに当たったら溶けちゃうみたいだし・・・・)
【戦術を考え始める少女】
<> 【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×5<>sage saga<>2011/06/19(日) 14:59:13.20 ID:Frqqynk10<> >>664
「・・・・・気難しいだなんて、初めて言われたな」

ボソリと小さく呟いた、単にそういうことを言ってくれる人物が今まで居なかっただけなのだが
一体どういったところが気難しいのだろうか・・・少し顎に手を当てて考えてみるが、見当もつかない
後でちょっと考えてみるか・・・

「さて、暑いのには同意するが・・・面白いことか」
「私にそういったものを求められてもな・・・・そうだな」

出来ることといえばアレぐらいか、私はおもむろに立ち上がり、側に止めてあるリヤカーに近づく
リヤカーの中には剣を作れそうな大きさの鉄の塊が五つ程あるのだが、それを一つ片手で取りあげた
ちょっと勿体無い気もするが、暇つぶしに一つぐらい使ってもなんら問題無いだろう

「両手から鳩は出せないが、この鉄の塊を君の望むものにしてあげよう」
「少々時間はかかるけどね」

魔女にも見えるように、鉄の塊を高く掲げてみせた
本当に暇なことをするものだな・・・・私は <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/19(日) 15:08:20.35 ID:LUUVp7fIO<> 【路地裏】

「……」

「…迷いました…」

【呆然とそう呟くのは、】
【十七歳くらいの一人の少女である。】
【ショートカットの髪と赤縁のメガネ。】
【着古したようにくたびれた藍色の道着、】
【その上から黒い薄手のコートを袖を通さずに羽織っている。】
【足を動かすたんびに、履いている下駄がカラコロとくぐもった、】
【優しい音を奏でた。】

「…刀も手に入らないし…15勝7敗3引き分けと最近負け続けるし…」

「…もう…」

【ひょんなことから日本刀が欲しいと思っているこの格闘家。】
【しかしそう簡単に手に入るわけもなく、また最近の戦績も芳しくないため、】
【必然的にあまり元気は無かった。その上道に迷っている。】
【キョロキョロと辺りを見回した…】

/なんでも対応 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/19(日) 15:10:30.04 ID:K6IA8Ug4o<> >>668
ぼそりと小さく呟いた後、顎に手をあてて考え込む仕草を見て魔女は苦笑してみせる。

「そういう所が気難しいって言うのよぅ……もぅ…ふふっ…」

それから、相手はゆっくりと立ち上がって、傍に止めてあったリヤカーに近づいていく。
中から何かを取り出したと思えば、ふっと掲げるのは―――何の変哲も無い”鉄の塊”を取り出す。
黒いローブ姿も相まってか、ただの鉄の塊であるというのに、それが何か不思議なものに見えた魔女は
目を細めて楽しそうに笑う。

「ふふっ……なぁにそれぇ……”望むもの”に変えてくれるなんて、素敵な予感がするわねぇ…」

木に寄りかかった格好であった魔女はすっと背中を持ち上げると、じーっと鉄の塊と相手の顔を交互に見る。
何かを考え込みながら”んー”と唸ってみせるのだが、いかんせん、”望むもの”が何とも思いつかない。
相手の素振りから見るに、何かを作って見せてくれるのだろうが―――何でも作れるのだろうか、試すような思考
はふっと、とある点にたどり着く。”剣”や”盾”などは加工が簡単だ、とどこかで聞いた覚えがある。
そんな簡単なものを作って見せられても、魔女の眉はぴくりとも動かないだろう。だからこそ―――ちょっぴり、意地悪な事を言ってみる。


「……銃、なんてどうかしらぁ?銃であれば何でもいいわよぅ?ほらほらぁ、見せて見せてー…?…んふふー♪」


相手が気遣ってくれているというのに、本当に自分勝手な奴である。
魔女は相手と鉄の塊を興味深そうに目を細めて見据えている。大きな鉄の塊だ、銃を生成するには多少大きい、お釣りがあるのでは
ないかと思う程に、だが、それを利用しつつどんな”面白いもの”を見せてくれるのか―――魔女は、それが気になるだけ。
暑い陽射し、とある木のその下で―――不思議な不思議な、ショーの始まり、か。 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 15:11:01.45 ID:bNwKfU/Qo<> >>667
降参するなら今の内だぜ?

【翼を羽ばたかせ、人形達を蹴散らそうと試みる。勿論性質は針と同様。溶かされ、消えるだろう。最も幻覚なのでどうなるかは分からない。】
【羽をもう一度羽ばたかせ、針を発射する。今度は三本。それぞれ違う方向に向かって飛んでいく。】
【これは少女の移動も念頭に入れた物。もしかしたら針は少女に襲い掛かるかも知れないし、何も怒らないかもしれない。】
【しかしやはり一桁で収めてあるのは彼の良心と言ったところか。まったく、不良とは思えぬ甘ちゃんだ】

さて、どうするか…

【メルヘン空間の中でぬいぐるみと戦い続けるなどというそんな面倒臭い事はもうそろそろ飽きてきた。】
【そろそろ出たい。ここで脅しをかけてみる。相手が小学生なら多少の同様は確実に出る筈だ。】
【それに少女は此の青年の能力を身をもって知った様だ。恐らく多少の効果はある。】

おいクソガキ…このままてめぇごと死にたくなかったらこれを解除しろよ…

【少しばかしの怒気をわざと含ませてそう言う青年。見た目と相まってかなり迫力はあるだろう。】
【だがまぁこれを聞いてくれ無いかもしれない。結局は運任せだ。。】 <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 15:17:29.14 ID:T63Hk+sg0<> >>671

『・・・・降参なんてするもんかっ!!』

【ぬいぐるみは溶けてなくなったので声だけを出している】
【飛んできた針が少女の衣服をかすめる】
「・・・あっ・・・・・」
【服が溶けてきたのにはさすがに恐怖を覚える】

『・・・・僕に勝てると思ったのが運の尽きだね!!』
【声ではそんな事を言っているが実際怖くて怖くて仕方がない】

「・・・・・解除してあげたら、ちゃんと病院に行ってくれる?」
【素の声で男に尋ねる】

【恐怖のためか先ほどから声が震えている】
【根本的な部分は小学生なのだろう】 <> 【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×5<>sage saga<>2011/06/19(日) 15:25:56.70 ID:Frqqynk10<> >>670
「銃か、なかなか面白いリクエストだ」

私の手から淡い光が徐々に漏れ始める、それは鉄の塊を覆うように広がっていく

「多少複雑な構造ではあるが、私の手にかかれば造作もない・・・・」
「しかし魔女が近現代の武器を欲しがるとは、少々違和感を感じてしまうな」
「それとも今時の魔女というのは、そういったものを使うのが流行りなのかな?」
「まあ、私には関係ないことだがね・・・・」

やがて鉄の塊は光に包まれて、その中で徐々に形を歪ませていった
今は素材を加工しやすく柔らかくしている最中・・・・まだ本格的な精製段階ではない

「それで、本当に銃でいいのかね?今ならまだ変更が聞く段階ではあるが」

念のためにもう一度確認を取っておこう、銃を作ることは本当に容易いが
どうも相手からは作るのが難しそうだから頼んだ、といったニュアンスを感じた・・・・
作ったところで使えませんなんて言ったら、私は無駄な労力を払うことになってしまう
もしそうだったら射殺するか・・・ <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 15:32:46.75 ID:bNwKfU/Qo<> >>672
ふ〜ん…ああそうかい…

【ニヤニヤと笑う青年。やはりその顔は人を小馬鹿にした様な笑み。震えた声に気付いていない筈が無い。】
【まぁ余裕という奴だろう。脅しは本当にすんなりと決まってくれた。それに…行くフリをするだけでもいい。】
【とにかく解放さえしてくれれば。後は空を飛んで逃げればいい。まぁ此の少女を[ピーーー]という手もあるが。】
【流石に非人道的過ぎるか。まぁ殺そうとしてきた訳でも無いのだからいいだろう。】

あーあー行ってやる行ってやる。泣き出すなよ?
泣き出したら問答無用で逃げるから。お前が殺されようと犯されようとな。

【粒子状に分解され、宙へと消え去っていく翼。これ以上の演算はしばらくいらないだろう。】
【くぁっと小さくあくびをする。警戒心の欠片もない。これ以上は攻撃されるとはいえ思ってないからだろうが…】
【まぁ攻撃されたら今度こそ殺しにかかればいい。そんな聞き分けの無い人間は十分青年の殺傷の対象にはいる。】

で?今から空中散歩か?ガキ。

【クソ、が抜けたがだから何だというのだろう。侮辱的なのに変わりはない。相変わらず馬鹿にし続けている。】
【今日はさっさと帰りたい。自分の隠れ家に。】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 15:34:30.46 ID:s7Mck7GJ0<> >>666
/まだ募集してます <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/19(日) 15:35:36.43 ID:K6IA8Ug4o<> >>673
「……む…”私の手にかかれば造作もない…”なんていわれたら、何か、腑に落ちないわねぇ…」

少しだけ相手の真似をしながら不服そうな声を漏らすが、その表情はどこか楽しそうで。
淡い光が漏れ鉄を覆っていくように広がる様を見つめながら興味深そうに身を乗り出す。
確認を取ってくる相手に対して、魔女は小首を傾げながら言う。

「魔女は何だって出来るのよぅ?もちろん、銃だって使った事くらいあるわよぅ……撃った後手が痛かったけどさぁ…」

「…魔女はねぇ、なぁんでも使うの、”なぁんでも”…ね。だから銃だって剣だって使うわぁ?昔魔女狩りで殺された子達
だって銃や剣で応戦したらしいし……まぁ、その時私は”地獄”に居たから、全然知らないけどぉ……」

何でも無い顔でさらっとすごい事を言う魔女である。もちろん、全てに嘘偽りは無い。
相手も変わり者であるが、魔女も相当な変わり者、という事だろうか。
相手の予期せぬ不穏な考えなどつゆ知らず、魔女は楽しそうに笑うだけ。相手に敵意など感じていないのだろう。
不思議な不思議な雰囲気を宿したまま、立ち上がって相手にそろりそろりと近寄ると、邪魔にならない程度の距離で
腰を少しだけ屈め、”ふーん…?”と言いつつ眺める。三角帽子も邪魔になると思ったか、するりと脱いで片手に持ち。

「……素敵な事が出来るのねぇ……んふふー…♪」 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/19(日) 15:40:31.49 ID:+2Jr016L0<> >>669
まだいますか? <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 15:42:39.28 ID:T63Hk+sg0<> >>674

「・・・・・行ってくれるの?」
【幻覚空間を解除する】

【怯えた子犬のような眼で男を見つめる】
「本当の本当?絶対に?」
【何度も尋ねる少女】

【男が「行ってやる」というのを確認するとポシェットから新しいぬいぐるみを取り出す】
『やったね静!!大成功だね!!』
【今さっきのおびえたような表情は消え無表情になり人形を喋らせる】
「大成功〜!!」
【無表情で男にピースサインを向ける】

【裏路地なんかに一人でいるくらいなのだからある程度は肝が据わっているのだ】
【少し怯えたのは事実だが】

『さぁじゃあ病院に行こうか!』
【男にこれ見よがしに人形を見せつける】

『この路地を抜けてちょっと行ったら病院があるから空中散歩は必要ないんだ!』
【男に着いてこいとジェスチャーするとそそくさと路地を進んでいく】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/19(日) 15:43:58.33 ID:LUUVp7fIO<> >>677
いるよん <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/19(日) 15:49:40.76 ID:+2Jr016L0<> >>669
「……何でこんな所に?」
【突然彼女の後ろから声をかける男性が、振り向けば呆れた顔の青年がいるだろう】

【現在青年は数少ない自由時間で金稼ぎをする為路地裏を歩いていたがまさかここで彼女に会えるとは】
【でかいリュックを背負った彼はため息を一つ、後彼女の眼鏡には突っ込まない、青年はそこまで馬鹿じゃ無い】 <> 【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×5<>sage saga<>2011/06/19(日) 15:52:53.97 ID:Frqqynk10<> >>676
「たとえ腑に落ちなくても、本当のことだから仕方ない」
「形を作ること『だけ』は私の得意分野なのでね、性能は保証しないが」

そういえば色々と言っておくのを忘れていたな・・・・作ったものがどうなるかを
まあ、銃はそれだけでは機能しないし、私に被害さえ出なければそれでいいか

「それは初耳だな、銃も剣も使っていたのか」
「てっきり古臭い魔術だけで戦っているのだと思っていたが・・・また一つ学んだよ」
「しかし君は・・・・地獄の者だったのか?あそこは生きている者が行ける場所ではないはずだろ?」

興味深い話が次から次へと・・・・なかなか、愉快な経験をしていそうな魔女だ
特に地獄にいたというのが非常に興味深い、あそこは死なないと立ち入ることは出来ないからね
さすがに興味だけで死ぬ気は無い、しかしどんなところかは知りたいものだ・・・・

そんなこんなで話しこんでいたら、手に持っていた鉄の塊が、銃のような形状に変形していく
銃身が長く若干ライフルのような形状だが、鉄の塊一つ使い切るためにはこうするしかなかった
まあ、これぐらいは容赦してくれるだろう

「さて・・・・そろそろかな」

私は光の中で形を整えていく銃を見ながら、小さく笑みを浮かべた <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/19(日) 15:54:42.50 ID:LUUVp7fIO<> >>680

「は?」

【振り返ってみるとそこには見知った顔が。】
【少女は「あ」と声をあげた。】

「…道に迷いまして…あ、それから、」

「…こんたくとれんず……でしたっけ…」

「…あれやっぱり怖いから新しいメガネ買っちゃいました。」

【ニッと笑いながらそんなことを言う。】 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 15:58:25.86 ID:bNwKfU/Qo<> >>678
…はいはい分かりました分かりましたっと…

【雲行きが怪しくなってきた。これは…大丈夫なのだろうか?逃げ切れるのだろうか?これは…下手したらまた襲い掛かられるかもしれない。】
【しかしまぁ行くと行った手前取り敢えずフリでもやらなければならないだろうが…行ったら戻れない様な気もする。】
【その時は腹を括ってだんまりか。どちらにしろ手首、腕、脚は切断だ。逃げ切れなかった時の覚悟を決めておこう。】

ったく…待て待て、怪我人なんだぞおい

【脚を引きずりながら少女についていく…がなにやらそそくさと出ていく少女に怪我人がそう簡単に追い付ける筈も無い。】
【一体幾つぬいぐるみを持っているのだろうという疑問を抱えながら少女へとへと少し遅れてついていく。】
【ボトボトと傷口からこぼれ落ちる蛆虫を時折踏み潰しながらもふたりは病院へと辿り着くだろう。】 <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/19(日) 15:59:58.58 ID:UGu3BFyL0<> >>666

「――暑い暑い、ばっかり言ってても、余計に暑くなるだけだぜ?
 言うならいっそ、容赦のねえ太陽に文句つけるくらいの勢いで叫ばねーとな」

【公園の簡易休憩所】
【そこにやってきた灰色の髪の青年は、小さな笑みを浮かべながら女にそう言った】

【その青年の格好は、少し独特なものだった】
【黒い詰襟の学ランの上に、雪のように白い着流しを崩して着ており、足元はブーツである】
【そして、左腰の帯に金具を引っかけて、そこに一本の木刀を差していた】

「食べるか? おねーさん?」

【彼は右手に下げた買い物袋の中から、ソーダ味のアイスバーを取り出すと】
【目の前の女性へとそれを差し出した】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/19(日) 16:04:35.98 ID:+2Jr016L0<> >>682
「…まぁここから出よう、危ないから」
【周りを見渡しつつ喋る、別に彼女なら不良ぐらいは叩きのめせるだろうがやはり不安だ】

「そっか、まぁ次は壊さないようにね」
【自分のことは最終的には自分が決める、これ以上は口にしないことにする】
「で、目的地は? 路地裏の出口まで送ってあげるよ」
【行く場所を聞く、彼女にこの場所は似合わないのでできるだけ早く送ってあげようと決めた】 <> 【愛翼美神】 <>sage<>2011/06/19(日) 16:04:41.55 ID:DMftG1dW0<> 【子供達が楽しげに辺りを走り回る日曜の公園】
【雨が上がり、滴が木の葉から落ちる様子も雲の裂け目から覗く太陽も何か清々しく見える】

【ベンチに座る一人の少女】
【右手に本を持ち、口には蒼色をしたアイスキャンディーを咥え、読書に励んでいる】

ん・・・

【度々アイスキャンディーから滴る水滴を落ちないようにと付いている帽を左手に持って舌で拭う】
【右手に持つ本を逆さにし膝に置き額に見える汗を白衣のポケットから取り出したハンカチで拭き取る】

どうもこの暑さには少し敵いません・・・

【小さな鼻で大きなため息をついて空を仰ぐ】
【前述の通りの空に何故か微笑みが出てしまう その理由は彼女にも分からず・・・】 <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 16:05:16.07 ID:T63Hk+sg0<> >>683

『わかったら、行くぞ!青年よ!』
【ヌイグルミを天高く掲げ路地を抜ける少女】

【病院に連れていけると言う使命を果たせる為か物凄くうれしそうだ】
【まさに鼻高々という事なのだろう】

『うるさーい!もうすぐで病院に着くのだ!男だろうそれくらい辛抱せい!』
【すぐそこに病院が見え始めている】
『小さな病院だが医者は凄く有能だぞ!』

【病院の前に立つ少女】

<> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/19(日) 16:07:09.67 ID:LUUVp7fIO<> >>685

「目的地…は、あそこです。いつもの公園。」

【食事をとってから、近道しようと思っていたらこの様である。】
【急がば回れ、という言葉が身に染みる。】

「えーと…弓指さんはこんなところで何を?」

【青年に着いて行きながら聞いた。】 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/19(日) 16:08:08.60 ID:K6IA8Ug4o<> >>681
「得意分野、かぁ……いいじゃなぁい、自分にしか出来ない事のほかにも、得意なものがある事に
悪い事は無いわぁ…?もちろん、それも使い方次第だけれど……」

「貴方は私の”退屈”を紛らわせてくれる、気まぐれなのかもしれないけど、随分と素敵だと私は思うわぁ…?」

「ほぉらぁ、魔女に優しくしてくれる人なんて中々居ないじゃなぁい…」

少しだけ溜息を吐きながら、やれやれといった風に首を振ってみせる。そう、魔女に優しくしてくれる酔狂な者など
そうそう居ないわけで、だからこそ、退屈だという一言でこのようにして面白いものを見せてくれる相手は、魔女にとって
随分と優しく見える。その素性が分らずとも、それだけで理由は十分、十二分であった。
だからこそ、魔女は素直に、相手の疑問に時間つぶしともならない答えを返していく。もちろん、嘘偽りをせず。

「…そうねぇ…貴方も、しっかり質問に答えてくれたし、私もちゃぁんと応えないとねぇ…」

「昔ねぇ…私が魔女になったばかりの時だけれど……とある”本”を見つけたの…”魂”と”肉体”を一時的に分離する
なんていう、呪術書なんだけれど…その呪術書っていうのは、魂と肉体を分離して時間軸を魂と肉体で切り分けてしまう
ものでねぇ…膨大な智識を得られる代わりに、途方も無い苦痛か、途方も無い極楽を味わうっていう、”面白い”本だった
から、思わず使っちゃったのよぅ……」

「そしたら、まぁ……見事に”地獄”に魂飛ばされちゃってねぇ……そこで”100年”くらい過ごしたかしら……ま、お陰で智識は
随分と溜まったし、”家族”にも会えたからいいんだけれどぉ……もう一度行きたいかと問われれば、応えは”NO”ね…ふふっ…」

昔話を話すように魔女は遠くを見つめながら話していた。話を探れば、家族が地獄に居た、という事に対して疑問が生まれる
だろうと先越したか、きっちりとそれに補足を入れるあたり、几帳面な魔女。

「……まぁ、私の家族は”変わり者”だらけだから…天使と悪魔の弟がいたり、神様のパパだったり……まぁ、退屈はしなかったかしらねぇ…」

とんでもない家族である。
それくらい話を進めた後、ふっと相手に向き直って手元を覗いて見れば―――そこには、ライフルのような形が成されていた。
魔女はほほうという具合に頷きながら、即興で鉄の塊を使い切るようにと形作った相手へ小さく拍手をしながら笑いかけてみる。
小さく笑みを浮かべる相手の顔をちらりと見れば、中々職人然としているようで、どこかかっこよく見えたのは、魔女の心中へ静かに収めておく事にする。

「……すごいわねぇ…ライフルかしらぁ……?」

特徴的な間延びした声のまま、顎に片手を当てて魔女が眺める様は、中々に滑稽である。 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 16:12:37.48 ID:bNwKfU/Qo<> >>687
う…はぁ…まぁいいか…

【駄目だ。流石に小さな子供のあんな笑顔を見せ付けられたら此の青年にはどうしようにもない。】
【もう諦めよう。そう心に決め病院の前へと一足遅れて到着する。なかなかに憂鬱だ。】
【と、ここで少女のナイフを手に持ったままだった事を思いだす。通りで通行人が騒がしい訳だ。】

そーだ忘れてた…此のナイフ、いらねえの?

【青年の風穴の空いた手の平の上に乗せられたナイフを少女へと差し出す。傷口の蛆がウネウネとうごめく。】
【なにやら症状疲れ気味だ。先程から此の少女に振り回されっぱなしだからだろうか?まったく本当に運が悪い。】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/19(日) 16:12:59.35 ID:+2Jr016L0<> >>688
「よし、わかった」
【そう言ってでかいリュックを向けて歩き出す、迷う素振りも見せずすらすらと歩く】
【歩いている途中彼女から質問が、少し考えてから】

「ここでお金を稼いでいるのさ、ここなら怪我人がたくさんできるからね」
【彼女から見えるように右手から光の矢を召還してすぐに落として消す、彼の能力がわかるなら金稼ぎの内容もよくわかるだろう】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 16:13:52.45 ID:s7Mck7GJ0<> >>684

…ん?

【自分に掛けられたであろう言葉を耳にし、振り向くとそこには灰色の髪を持った青年がいた。】

人間は欲望をちゃんと言葉にしなきゃいけないって誰かが言っててね…。
大体、今「寒い」って言ったって、自己暗示にも程があるでしょ?
あと、私はわけも無く叫ぶ熱血漢じゃないからね。

【なんて、どうでもいいような適当な嘘をつく。】
【青年が言ったのが本心か冗談かは分からないが。】

ありがとう。
遠慮なく貰ってくよ。

【青年から差し出された水色のアイスバーを受け取る】
【そして、それを舐め始めた。】
【やはり、女にとってはとても暑かった様だ。】

しっかし…君は結構奇抜な格好してるねぇ。
特に、今の時期学ランなんて、君こそ暑くないの?

【奇抜云々は、とても女が言えた事ではない。】
【だが、今の時期ならカッターシャツが妥当だろう。何処かの学校の生徒なら、だが。】 <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/19(日) 16:16:17.33 ID:easEnayM0<> >>686
/まだ居ます? <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/19(日) 16:17:50.56 ID:LUUVp7fIO<> >>691

「ふうん…なるほど…」

【光の矢を見て呟いた。頭の悪い彼女でも、】
【どう言うことかはすぐにわかる。】

「…便利な能力ですよね。」

【と呟いた】 <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 16:22:50.16 ID:T63Hk+sg0<> >>690

『聞きわけが良いな!感心感心』
【首を縦に振りながらずんずん進んでいく】

【通行人が騒がしいが全くに気にしていない】
【少女にとっては毎日こんな感じなのだ】
「ナイフ?まだいっぱい持ってるからあげる。」
【腹話術を止め素の声で話しだす】

【病院の前に立ちゆっくりと戸をあける】

「院長さーん、一名様ねー」
【ファミレス感覚で病院に入って行く】
「今日は私じゃなくて、怪我人を連れてきたの!しかも毎日怪我するほど私もドジじゃないから!」
【少女もこの病院の常連なのだろう】 <> 【愛翼美神】 <>sage<>2011/06/19(日) 16:22:57.07 ID:DMftG1dW0<> >>693
/居ますよ <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/19(日) 16:23:55.38 ID:UGu3BFyL0<> >>692

「ま、そーだな。言霊って言葉もあるだろうし、暑い暑いって呟いてるのも、ある意味間違っちゃいねーのかもな」

【女にアイスバーを渡すと、青年はそう言いながら床に胡坐をかいて座った】
【そして袋の中から同じアイスを取り出して、彼もそれを舐め始める】

「そーか? 人の格好なんて、人の数だろ。
 まあ、これしか着るもんがねーっつうか、これが一番落ち着くっつーか」

【昔っからこんな格好だったからな、と彼は付け足した】

「……はずれか」

【アイスを早々に食べ終えた彼は、棒に刻まれた文字を見てがっくりと肩を落とした】 <> 【機膂双刃】 <>saga<>2011/06/19(日) 16:24:16.18 ID:2/NacN4AO<> >>686
【砂場から休日の公園には「場違い」な声が聞こえてくる】

どうだッ!
これが私の『愛』の結晶…テレビアニメ【能力勇者ギガスフェンサー】の主人公ロボ、ギガスフェンサーだッ!!!

【くすんだ短い金髪から覗く鋭い目】
【真っ黒な陣羽織を着込み両腰に西洋剣を帯剣した和洋折衷&時代錯誤な格好をした男が砂場の砂で30cmほどのロボットのようなものを作っている】
【周囲には目を輝かせる子供たち】

「スゲー!ギガスフェンサーだ!」
「オッサンスゲーや!」

私の『愛』にかかればギガスフェンサーを産み出すことなど赤子の手を捻るより簡単なことだッ!
ハーッハッハッハッハッハッ!!!

【怪しさが天元突破中】 <> 【機膂双刃】 <>saga<>2011/06/19(日) 16:24:57.48 ID:2/NacN4AO<> >>698はなしで <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/19(日) 16:28:12.27 ID:+2Jr016L0<> >>694
「便利? まぁ確かに便利そうな能力に見えるね、だけど欠点もある」
【その言葉を聞いた瞬間少し笑い、口を動かす】
「この能力はダメージ、つまり傷を送ったり受け取ったりする能力、だけど大きい傷なら一度に受け取りきれないし心のダメージや体力の消耗は送れない」
「さらに自分が傷を受け取る場合は体力の消耗に変換しちゃうから小石に送ることすらできない、まぁそれなりに不便な能力だよ」
【自分の能力をぺらぺらと話す、まぁ言っても問題ないと踏んだのだ】

「おっと、そろそろ出口だよ」
【話している間に光が見えてくる、表の通りだ】 <> 【刑場記憶】@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 16:31:20.76 ID:easEnayM0<> >>686
「おヤ、ここの国は勤勉な種族が多いのですネ さっき店にも読書している少年をみましタ」

【若干訛った口調の青年が一人、そこにいる】
【彼の目の前に居るのは、読書をしている少女】
【彼はその少女のことを《勤勉である》と評価したのだ】
【実際のところは分からないが、彼にはそういうように思えたのである】

「暑い中でも勉強するとハ… 感心しますネ」 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/19(日) 16:31:48.14 ID:LUUVp7fIO<> >>700

「ははあ…へえ…」

【よく分かっていないのか、間の抜けた返事をし、】
【頬をぽりぽりとかく。そうこうしている内に、】

「あっとほんとだ…ありがとうございます!」

【人の行き来が激しい大通りに着いた。】

「いやあしかし…なれないことはしない方がいいですね…」

【と苦笑い】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 16:32:40.72 ID:s7Mck7GJ0<> >>697

でしょ?
まぁ、暑い寒いは人それぞれだから、人の感覚にケチ付けちゃいけないと私は思うね。

ん、席は余ってるんだから、座りなよ。

【アイスを取り出しながら床に胡坐をかく青年に、ベンチへ座る様に言う。】
【女の隣である。拒否しても、女は怒らないと思うが。】

ふーん、格好は人の数って言うのは同意するよ。
ま、落ち着くって言うんなら何も言えないね。格好は人の数。だしね。

あ、当たった。

【正しいと思うことなら普通に同意する女。悪人ではないし。】
【青年の其の理由にケチをつける気にはならず、むしろ納得した。】
【そして、青年に遅れてアイスを食べ終えた女。アイスの棒には、「あたり」の文字。】

…そういえば、君は剣士?
何か、木刀みたいなのをつけてるけど…。

【青年の腰に注目した女。そこには金具とそれにとめられている木刀。】
【なぜ木刀?と女は思う。】

<> 【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×5<>sage saga<>2011/06/19(日) 16:33:31.14 ID:Frqqynk10<> >>689
「さて、どうかな・・・・君になら優しくしてくれそうな人が、たくさんいそうな気がするが」

それこそ人間の男が鼻の下を伸ばしてあれやこれやと気を引こうと努力しそうな気がするが・・・
そういったことと優しくされるといったことは別物なのだろうか、よくわからないな

「それから、私は優しく接したつもりは欠片も無いよ」
「私も君と同じ、暑くてその上退屈していただけだからな」

特別なことなんて何一つとしてやってはいない、普段通りに動いただけだが
でも退屈しているからこの能力を見せてあげたというところは、我ながら珍しい一面を見せた気がするぞ
そう考えれば今日の私は随分と優しいなと、一人納得しながら頷いた

「・・・・・ふむ、面白そうな呪術書があるものだな、興味がある」
「いや、出来れば使ってみたいな・・・・100年ほど地獄を旅行するのも、面白そうだ」

長年生きてはいたが、そのような呪術書が存在するのは初めて聞いた、多分
いや、多分初めてだろう・・・・記憶違いが無ければ、の話ではあるが
やはり森の奥にこもるだけでは、より深い知識というのは得られないのだな・・・

さてと、やっとこさ鉄の塊は完全なライフルの形状を成し、それと同時にライフルを包んでいた光が徐々に小さくなっていく
まるでライフルの中へと光が収まっていくかのようだ、そして光が消えると、最後にフワッと小さな閃光が走り

「・・・・・よし、完成だ」

鉄製の、ロングバレルのいたって普通なライフルが、手の中に握られていた
よく考えたら無理して鉄の塊を全部使う必要は無かったな・・・魔女にはちょっと重いんじゃないか?
まあいいか、私は銃身を持ちながら、ライフルを魔女に向かって差し出した

「これでいいかな?お望みのものが作れたかは分からないが」 <> 【愛翼美神】 <>sage<>2011/06/19(日) 16:34:37.68 ID:DMftG1dW0<> >>698
・・・

【眼前に移る如何にも「怪しい」男】
【しばらく無視して右手に持った本に目を向けるが、どうも気になる】

んー・・・
(どういった人なんだろう)

【ただ近づこうとはせず離れたベンチから見ているだけ】
【口には食べ終わったアイスの棒を咥えて】 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 16:34:57.04 ID:bNwKfU/Qo<> >>695
お、そうか

【少し嬉しそうに青年は笑うと取り敢えず手元においておく。抜き身で刃物を衣服に入れておく訳にもいかない。】
【そして病院の中へ入るとまぁ色んな意味で大騒ぎだろう。まず小学生に連れられた怪我人がいるという事。】
【そして怪我人の傷口からは蛆虫が止めどなく溢れている事。最後に青年は手にナイフを持っている事。】
【騒ぎにならない方がおかしいという物だ。医者たちも大慌てだろう。恐らく即刻手術だ。】

はぁ…慣れてるな…

【こんな小さな少女が病院に通いなれる世界とは一体どういう事だ…と思ったが青年の攻撃も下手すれば大怪我だった。】
【毎日怪我はしなくても常連になってはいけないだろ。そう思いながら少女にこう言った。】

多分手術になるだろうから、帰っていいぞ?時間かかるだろうからな。

【こんな所で束縛させる訳にもいかない。まぁ最初から一緒にいてくれるとは思えないが…まぁ念のためという奴だ。】
【少女の頭を撫でてやろうにも両腕が動かせないとはいえ。なかなかに歯がゆい。】 <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)<><>2011/06/19(日) 16:36:45.20 ID:easEnayM0<> /これリセットで <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)<><>2011/06/19(日) 16:37:10.79 ID:easEnayM0<> >>701
/これリセットで <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/19(日) 16:38:41.87 ID:+2Jr016L0<> >>702
「まぁ軽い外傷なら治せるってことです」
【結論だけを言って納得させる、中々いい時間つぶしになって助かった】

「じゃあ自分は、あっそれと」
【少し微笑みまた路地裏へと入ろうとした時足を止める】
「今度から路地裏には入らない方がいいですよ、例え近くで変な音・臭いがしても…」
【真剣な声で彼女に語る、顔は見えないが真剣な顔をしているだろう】

「お気をつけて」
【そして青年は路地裏の影へと消えた】 <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 16:41:07.82 ID:T63Hk+sg0<> >>706

「うん、ナイフくらいだったら有り余るくらい持ってるし」

「まぁ、大騒ぎしてるけどここの院長さんはこう言うのに慣れてるから大丈夫だよ。」
【奥の扉から眼鏡をかけた優男風の医者が出てくる】
【胸元に着けている名札の色が違うためこの病院の院長というところだろう】

「うん、私もよく襲われるし・・・・・」
【襲われても路地裏に行くことはやめていないのでよっぽど自分に自信があるのだろう】

「私?私は良いよ、ここで待ってるから。誰かさんに溶かされた服とかも着替えたいしね。」
【少し皮肉りクスッと笑みを漏らす】
「帰ったところで面白い事もないしね。」

【どうやら男の治療が終わるまで病院で待ってるつもりらしい】 <> 【陰陽八極】<>sage<>2011/06/19(日) 16:43:14.49 ID:LUUVp7fIO<> >>709

「変な……分かりました。」

【その真剣な顔を見て少女も表情を固めた。】

「あ、弓指さんもですね…あの、無理なさらないでください。」

【消えゆく背中にそう声をかけ、】
【彼女もまた踵を返す。】


/乙でしたっ! <> 【愛翼美神】 <>sage<>2011/06/19(日) 16:45:01.53 ID:DMftG1dW0<> >>705
なしで^^;

>>701
【突然話しかけられる】
【咥えていたアイスを口から離し左手に持つ】

いやあ、勉強とかじゃ無いですよ
本を読むのはただの趣味ですし・・・

【苦笑いを見せて「勤勉」であることを否定する】
【右手に持つ本を膝に伏せる】

それに勉強はあまり好きでは無いです

【「学校での成績はあまり良くなかったでしたし」と小さく呟き 左手に持ったアイスを食べきる】 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/19(日) 16:46:19.25 ID:K6IA8Ug4o<> >>704
「それは優しいんじゃなくて”卑しい”っていうのよぅ……私の身体目当てなのが丸分りだものぉ……」

魔女らしい悩みといえばそうなのだろうが、人間の男に言い寄られる時といえば大抵美貌に酔いしれて
ふらりふらりと火中に飛び込む羽虫に成り下がるのが常である。この人物のように飄々としながらも退屈
を紛らしながら会話に興じてくれるだけでも、魔女にはありがたい存在だ。

「…地獄の旅行はお勧めしないわねぇ……暑いし、ゾンビみたいなのしかいないし……」

と、苦笑しながら片手を振ってみせておく。地獄で様々な体験をしたからこそ智識を蓄えられたのは言うまでも
ないのは確かなのだが、自分からまた行こうなどと思える場所じゃないのもまた確かなのである。
魂の業を償う場所であり、苦痛しか存在しないとまで言わしめた場所なのだからそれも必然なのだろうが。
もちろん、あそこでの生活には退屈しなかったのだが―――何度別の考え方をしても、お勧めは出来ない。

閑話休題、ここで相手が手の持っていたライフルを包んでいた光が小さくなっていくのに気づき、魔女はふっと
視線を戻す。そこには鉄で出来た立派なロングバレルのライフルが握られており、まがう事無き”銃”としてそこに
存在していた。魔女は思わず手を小さく叩きながら賞賛する。

「すごいじゃなぁい、テンプル騎士が持ってたものより随分と立派だし……♪」

魔女らしい皮肉を込めながら差し出されたライフルを持てば、ずっしりとした重量にすっとした銃身、思わず壁に
立てかけて飾っておきたいくらいに完璧なものだ。無骨な形ながらも、銃弾を込めていないというのに威力を物語る
ような雰囲気。退屈しのぎだと作ってもらったのはいいが、それには随分と大きすぎる程の業物だ。

「……ん、んぅ…?」

と、魔女はここで異変に気づく。気づくといっても、微かに感じる”禍々しい空気”だけなのだが―――どこか、感じて
くるおかしな雰囲気に小首を傾げるも、その正体には未だ気づいていないようで。
そのライフルを相手に返すようにして差し出しながら、礼を言う。

「とてもいいものを見せてもらったわぁ……ありがとう…♪」

「っと…そういえば、名前、言ってなかったわねぇ♪……私は、アレッサ…アレッサ・クロウリー、よろしくねぇ?」

自身で名乗っておきながらも、相手に対して名乗らなくていい、といようにして笑いかけるのは、先刻同様、相手が自身の
正体を明かしたくは無いという事を知っての事だろう。魔女は魔女なりに、最大の敬意を払っているようだ。 <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/19(日) 16:46:35.05 ID:UGu3BFyL0<> >>703

「お、あんがとさん」

【女に促され、青年は立ち上がり素直に彼女の隣に腰掛けた】

「だろ? ……ん、当たりか。いいねえ。
 あっちの駄菓子屋で交換できるぜ。よかったな」

【当たりの棒を見て、彼は公園の外にある駄菓子屋を指差した】
【もう価値の無くなった自身のはずれの棒は、少し離れた位置に置いてあったゴミ箱へと投げ入れた】

「木刀みたいなの、じゃなくて木刀な。
 一応、帝國の侍なんだよ、おれは。伊弉諾(イザナギ)っていうな」

【左腰の木刀の柄に左手を添えて、自分が何者であるのかと、名を伝えた】
【――あ。と、彼は思い出したように声を漏らす】

「そうだあんた、刀とかどっかに落ちてるの見なかったか?
 おれ、探してんだよね。捨てられてる刀」

【「買うには高いからなあ」と、ため息交じりに彼は呟いて、空を仰いだ】 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 16:56:38.40 ID:bNwKfU/Qo<> >>710
じゃ、有難くもらうか

【奥から出てくる眼鏡の…恐らく院長だろうか。その人に軽く挨拶をする。此の状況でも落ち着いていられるのは流石と言った所か。】
【まぁ軽く話…事情を説明した後に手術だろう。金はなんとかなる。学園裏でたんまりと貰っているのだから。】
【しかしよく襲われるというのに路地裏を彷徨くというのは…Mなのだろうか?全く不可解だ。コスプレも良く分からない。】

よく襲われるなら行くなよ…親はどうしたんだ親は

【そう当然の突っこみ。路地裏は一般人はよっぽどの事が無い限りよりつかない場所だ。殺人鬼だっている。】
【そんな少女を野放しにする親の顔を見てみたい…そんな事を思いながら其の思った事を口に出す。】

ぐ…痛い所を…それじゃ、俺は手術だ。行ってくる。

【そう言うと病院の奥へと消えていく。先程言った通り色々と話をした後に手術だろう。まぁ事情は話さないが。】
【そして許されるのなら手術後の青年の病室までキンクリだ。青年は右腕、左手、右脚を失う事になるのだが。】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 17:02:19.32 ID:s7Mck7GJ0<> >>714

ん、あんなところに駄菓子屋が…
ありがと、後で換えに行ってくるね。

【意外と近くに涼める場所、もといアイスが有る場所があると知った女。】
【なぜ今まで気付かなかったのだろうと自問】

帝國の侍…。へぇ、侍かぁ。聞いたことは有るけど…会ったのは初めてだよ。
伊弉諾か。私は白雅。白雅 柚(シロガ ユウ)って言うんだ。よろしく。

【帝國の名を聞くのは初めてではないが、そこに多数いるといわれる侍に遭遇したのは初めて】
【相手が名乗ってきたので、自分も名乗る。相手は苗字だけだが、こちらは名前も。】

え、捨てられてる刀?
…なるほど、確かに高額な値段ついてるの、見たことあるね。
それじゃあ、アイス貰ったお礼に、刀。創ってあげようか?
ちょっと脆いけど。

【相手は侍なのに、木刀しか持っていないのはあまりにも可哀想である。】
【なので、女はサラッと提案した。創ってあげようか?と。】 <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 17:04:25.46 ID:T63Hk+sg0<> >>715

「うん、あげる・・・別にナイフとかはあんまり使わないし」

「院長さんは凄いわよ・・・・どんな怪我でもすぐ元通りにしちゃうんだから。」
【過大評価のし過ぎだと思われるかもしれないが少女自身も度々治してもらっているので事実なのだ】

「親ー?火事で死んだよー」
【とんでもない事を素っ気なく言う】
「まぁ、今は親戚の家で虐待まがいの教育受けてる」

「じゃあ、ご健闘を祈っとくよー」

【手術室に入って行く男を見送る】

【次、青年と会うのはキンクリした後の青年の病室だろう】
【少女は手術が終わるまで静かに待合室で待っていた <> 【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×4<>sage saga<>2011/06/19(日) 17:05:23.82 ID:Frqqynk10<> >>713
「今更名乗られるのも変な感じだが・・・・よろしく、アレッサ」

非常にありがたい気遣いだ、こちらが正体を明かしたくないことを察してくれている
別に大層な理由というわけでもないというのに・・・・優しい魔女だこと

「アレッサ、そのライフルには注意して欲しいことがある」
「まず、弾丸などは私の手では作れないので、そういったものは自分で用意して欲しい」
「それから、ライフルを使用する際には、恐らく君は異常なほどに誰かを傷つけたくなってしまうだろう」
「しかも一撃で絶命させようとするのではなく、手や足など、簡単には死なないように、じわじわと・・・・」
「手っ取り早い話、そのライフルには使用者の加虐心を異常なまでに引き立てる呪いがかかっている」
「使用の際には、そこのところを頭に叩き込んでおいてくれ・・・・場合によっては、君の大切な人を傷つけるかも」

こういうことは事前に説明をしておくべきだったが・・・・過ぎたことは仕方ない
それに今説明しても遅くはないだろう、すぐに使用されるわけではないし

「さて・・・それでは、私はそろそろ行くとするかな」
「いつまでもこうして木陰で涼んでいるわけにはいかないし」

そう言って私は少し急ぎ足でリヤカーに近づき、取っ手に両手をかけた
少し冷たい感じで申し訳ないが、他者に何かを作ってあげる時はいつもこうしているのだよ
・・・・・呪いのせいで、早速襲い掛かってくる可能性もあるのでね <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 17:11:49.63 ID:bNwKfU/Qo<> >>717
【そしてキンクリ後の病室。】

【流石に凄腕の医師だろうと蛆虫の湧く程腐った筋肉を元通りにする事は出来まい。かのブラック・○ャックでも不可能だった。】
【切除された自分の脚や腕はどこにいったのか。車椅子はどんな物を買おうか。少女の虐待っていうのは何なんだろうか。】
【欠損を直せる様な能力者を捕まえられるだろうか。そんな事を考えながらダラダラとベッドの上で少女を待っていた。】
【なにやらやたらスッキリとした気分である。まぁ自分の筋肉の中を蠢き、肉を喰い漁る様な奴等とおさらばしたのだ。】
【まぁ当然と言えば当然だろう。一度アクビをし、ベッドの上に寝転がる。少女を待ちながら。】 <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/19(日) 17:13:06.42 ID:UGu3BFyL0<> >>716

「侍っつっても、んな名のある剣豪とかじゃあねーけどな。……ま、見りゃ分かるか」

【木刀しか持っていないひよっこ侍なんて、と青年は自嘲気味に笑った】

「白雅 柚、ね……。ん、こちらこそよろしくな、柚」

【何の戸惑いも無く、彼は彼女を下の名で呼んだ】
【白雅よりも、柚の方が言いやすいからなのだろう】

「……なんだ、柚。あんた、鍛冶屋か何かだったのか?
 そりゃ願ってもねーことだ。代賃替わりがアイスで大丈夫なのか心配だけど、是非頼みたいぜ」

【青年は目を丸くした後、嬉しそうな笑みを相手に向けた】 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/19(日) 17:17:10.33 ID:K6IA8Ug4o<> >>718
相手が突然真面目な顔で説明を始めるものだから、魔女はライフルを両手に持った格好のまま固まってしまう。
きょとんとした情け無い顔のまま相手の説明を聞き、頷いてみせるのだが、どうやら、手に持った時から感じてきた
”違和感”の正体は”呪い”のようで、使用者を一言で言えば、”狂人”へと変貌させてしまうものらしい。
名前を呼んでくれた事に対して嬉しさを感じるより早く、思わずそのライフルを地面へと置こうとするが、それもそれで
失礼に当たるかと思った魔女は暫く―――思いついたように、木に立てかけておいた箒を呼び寄せる。
細い箒だが、人間一人を乗せても問題無いくらいの強度と安定感を持っているのを利用し、魔女は箒に対して
”落としたら怒るからねぇ?”と釘刺しながらそっと置く。
それから、ふっと顔を上げて相手を見れば―――――すでに、リヤカーを押そうとしている事に気づき、声を掛ける。


「面白いもの見せてくれてありがとうねぇ……また、どこかで会いましょう……また、いつか、ねぇ?」


呪い、という言葉には相手よりも敏感に反応してしまう魔女。それもそうだ、呪いのお陰で”地獄”に飛ばされた経験が
あるのだから、警戒してしまうのも仕方が無い。背後で箒が困ったようにふよふよと浮いたまま、ライフルを落とさないように
丁寧に乗せているのもまた滑稽だが、ひらひらと手を振る魔女もまた、滑稽。
絵本から抜け出してきたような風貌にも見えるし、地獄の底から這い出てきたようにも見える不思議な姿。

それに劣らず不思議な雰囲気を醸し出す呪いのライフルを作り上げた名も無い人物もまた―――ある意味では、滑稽なのかもしれない。
リヤカーを押していく黒いローブは、太陽が照りつけようとも、その黒を変える事をせず、ただただ、切り取られた宵闇のような暗さを湛える
だけ。
ひらひらと腕を振るのをやめた魔女は、相手の背中をじっと見つめていた。
どうしてだろうか、また、どこかで出会える気がしてならない、と。 <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 17:19:53.15 ID:T63Hk+sg0<> >>719

【病室に入って行く】

『やっぱりかぁー普通の治療されたんだね!』
【ヌイグルミ片手に病室に入って行く】
『まぁ、院長先生の真の姿を見たければ夜の勤務時間を過ぎた病院に来るんだっ!』

「まぁ、無事手術が終わったみたいでよかったわ。」
【安心そうに息を漏らす】

「でも、ここの病院本当にすごいのよ・・・・」
【フフッと笑みを零す】
「まぁ、その話は置いといて。術後の経過はどう?」 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 17:25:44.04 ID:s7Mck7GJ0<> >>720

侍っていうのは、刀を使いこなして敵を切り伏せる剣士って聞いたことがあるんだ。
だから、私にとっては侍なら誰でも剣豪だよ。

【微妙に改竄された幼き日の記憶を思い出しながら、そんな風に答える。】
【相手の持ち物が木刀でも、侍なら同じだった。】

うん、名前で呼ばれると他人行儀な感じじゃなくて良いね。
伊弉諾の名前は何なの?私も名前で呼ぶよ。

【と、相手の名前を求める。】
【自分が名前で呼ばれるんだから、こちらもと。】

いや、鍛冶屋って訳じゃないよ。
私は、鋳鉄製品を作る能力を持ってるんだ。
ちょっと強度が心配だけど、まあ10回振る位なら大丈夫と思うよ。
代賃がアイスだから、脆いっていうデメリットを、制限にしようかなと思ってさ。

んじゃ、1分(2レス)ぐらい待っててねー。

【そう言って、頭の中にイメージを浮かばせる。形は刀。そして其の鞘。】
【そして、地面に手をちょんとつけ、すぐに離す。】
【刀だから2レスぐらいか。それだけ経つと、鞘に差し込まれた刀が姿を現すだろう。】 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 17:30:29.87 ID:bNwKfU/Qo<> >>722
ふーん…そんなもんかね…

【少女が其処まで言うとはどれ程なんだろう。もしかしたら此処にいれば欠損が治るかもしれない。】
【自信満々の少女の姿を見てそう思った。そうなったら全く手間がかからない。ハッピーエンドという奴だ。】
【しかしそれほどとはどんな医者なのだろう。やはり能力者なのだろうか?疑問は絶えない。】

なかなか良い感じだが…夜に頼めば治してくれるのか?先生は。

【後遺症の様な物も無くなかなか良い感じなのだがそりゃあ四肢は全て揃っていた方がいい。圧倒的に。】
【少女がうんと言えば青年は今言った通り、夜に再度治療を頼むだろう。青年は半信半疑なのだが。】
【そして少女の気になる事。虐待紛い…というのはどういう事なのだろうか。】

それと…あんた大丈夫か?虐待が何だのって…

【虐待とは少しばかし違うがイジメを受けていた事はある。背中にダーツの矢が突き刺さる瞬間は今でもゾッとする。】
【そんな親切と言うか、お節介というかそう言う感情から、そんな事を質問してみる事にした。】 <> 【呪具生成】呪われた何かを作る 鉄の塊×4<>sage saga<>2011/06/19(日) 17:32:21.47 ID:Frqqynk10<> >>721
ガタガタと音を立てながらリヤカーを押し、今まで歩いていた道に戻った
今からまたこの道を、この暑い太陽の下歩き続けないといけないかと思うと、若干憂鬱になってしまう
しかしそろそろ野宿ではなく、どこか宿に泊まりたいものだ・・・もう土の上で眠るのは疲れた

そろそろリヤカーを引っ張って歩き去ろうかと思ったが、その前に
私はフードをゆったりと脱ぎ、銀色の髪と尖った耳をさらけ出し、魔女に紫の瞳を向けた

「いや、こちらもなかなか貴重な話が聞けた」
「またいつか会えることを祈っているよ、アレッサ・クロウリー」

そして、上手く出来たかはわからないが、小さな笑みと別れの挨拶を
本来人間相手ならこんなことをする気はないが、彼女なら別に構いはしないだろう
長い間さらす気はないが、挨拶が済めば私は再びフードを深く被り

砂利道を、ゴトゴトとリヤカーのタイヤの音を立てながら、歩き出した

/絡み、ありがとう&お疲れ様でした〜 <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/19(日) 17:41:19.96 ID:UGu3BFyL0<> >>723

「……そんじゃ、おれも剣豪か。嬉しいこと言ってくれるぜ」

【頬を指で掻き、少し照れくさそうに青年は言った】

「確かにな。じゃ、改めて自己紹介すっか。
 おれは伊弉諾 友理(ユウリ)……漢字だと女みてーな名前だから、あんまり好きじゃねーんだけどな」

【苦笑しながら、青年は下の名を伝えた】
【苗字は別に何ともないが、下の名を伝えることを彼はあまり好まない】

「えーと? なるほど、能力か……。
 十回ね。ま、アイスのお礼なんだから、そんくらいが当然か。
 おう。一分なんて、待つって程の時間でもねーかもしれねえけどな」

【確かこういうのは、創造系の能力者と言われるんだったか――】
【彼は相手が地面に手をつける様子を見守った】 <> 【魔乃魅力】<>sage saga<>2011/06/19(日) 17:41:49.87 ID:K6IA8Ug4o<> >>725
相手が振り向いた瞬間――――魔女は、あろうことか、目を奪われてしまった。
魔眼で相手の目を奪い続けていた魔女は、静かに声を漏らしてしまう。


「…あらぁ……♪」

太陽の光を受けた銀色の髪に、可愛らしく尖った耳。魔力も篭っていないのに、見とれてしまう程に
綺麗な色を宿した、紫の瞳。
小さく微笑んでから別れを告げる相手に、魔女は優しく、三日月のように微笑んでみせる。

「えぇ……きっと、よ…じゃぁねぇ……♪」

改めてフードを深く被りなおした相手と同時に、魔女も大きな三角帽子をひょいっと被る。
リヤカーの心地よいタイヤの音を背に、指で箒を呼び寄せてその上にぽすん、と腰を下ろすと、相手とは逆の道を
ゆっくりと進んでいく。魔女に似合わぬライフルを箒に載せたまま、また、出会えるといいな、なんて思いながら。



/こちらこそありがとうございました!!乙です!! <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 17:42:25.23 ID:s7Mck7GJ0<> >>726
/2レスなので、キンクリ宜しいでしょうか? <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 17:43:41.79 ID:T63Hk+sg0<> >>724

「そういう物だって、あの先生は本当にすごいんだから。」

【この病院の院長をべた褒めしてるので少女も何かしてもらった事があるのだろう】
「まぁ、詳しくは言えないんだけどー・・・・凄いよー」
【話をぼやかし始める】

「まぁ、それは夜のお楽しみだよねー」
【あまり深く言わない少女】

『病院の夜と言えば・・・・・ムフフな展開ですぞ!!』
「分かったから静かにしてて。」
【チマチマこう言う小ボケも挟みだした】

「あぁ、気にしないで。ちょっと炙られたりするだけだから。」
【とんでもない虐待内容をサラッと言う】
「最初は怖かったけど今はもう慣れっこだし。」 <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/19(日) 17:45:45.73 ID:UGu3BFyL0<> >>728
/はい、もちろんおkです <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 17:54:28.95 ID:s7Mck7GJ0<> >>730
/飯落ちです…。 <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/19(日) 17:55:45.49 ID:UGu3BFyL0<> >>731
/了解です <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 17:56:38.45 ID:T63Hk+sg0<> >>724
/すいません、少し飯落ちです <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 17:56:49.14 ID:bNwKfU/Qo<> >>729
それじゃ、夜に期待だな。

【勿論、そう言う意味ではない。下ネタは華麗にスルー出来た…筈だ。多分。出来たと信じたい所だ。】
【しかし炙るというのはもはや拷問では無いのだろうか?というか虐待にそんな大掛かりな設備を?】
【そんな事を思いながら何とかならないかと画策する。一番は学べて安心して暮らせる様な場所だろうが…】
【そんな所があるのだろうか…あった。青年には長らく帰っていない学園の寮があった。少し寂しいかもしれないが…犬がいるからいいか。】

よし、お前『学園』に行け。【特異物質】の寮の場所聞き出して。
分かったか?

【勿論、特異物質は青年の能力名。そんな事、少女が知る由も無いだろうが…まぁそんな事はどうでもいい。】
【ちなみにほぼ強制である。もっとも、言う事を聞く必要などこれっぽっちも無いのではあるが。】 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 17:57:18.76 ID:bNwKfU/Qo<> >>733
/了解しましたー! <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 18:08:09.74 ID:Yyj5qGyc0<>
【夕日に照らされる、子供用の遊具ばかりの公園内】
【少し長めの髪を後ろで一つに縛り、服装は半袖の黒いパーカーに、白の長袖Tシャツ】
【ズボンは灰色のカーゴパンツを履いた、見た目13,4歳くらいの少年がベンチに座っていた】

【少年の後ろ、人工的に植えられた木々の中でふいに、ガサッと葉の揺れる音がする】
【気になって振り向いてみると、散歩中に逃げ出したのかリードのついた小型の――チワワかその血引いた雑種に見える――犬が4本の足で立ち、じっとこちらを見つめていた】

「わ」

【動物好きの少年は、小さく声をあげて犬に駆け寄る】
【頭を撫でようとそっと手を伸ばすと――】

「痛ッ」

【指を犬に噛まれ、大きな声を出してばっと手を引いた】
【痛みに指を抑えているうちに、犬はリードを引きずったままどこかへ去って行ってしまった】

/死合い以外なんでも募集です <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 18:18:37.13 ID:T63Hk+sg0<> >>734

「そうね、夜が楽しみね」
【もちろん少女も下ネタの意は込めていない】
『僕を無視するなー!!』
【ヌイグルミと少女の人格は全く違っている、ヌイグルミには少女の憧れを込めているのだろう】

「まぁ、この歳だし毎日家に帰らなきゃいけないしね。」
【少女を良く見ると所々傷口があるのが見て取れるだろう】

「・・・・・・え?・・・良いの?」
【心の底から真剣に驚いている】
「でも・・・・迷惑よ・・・」
【驚きすぎてあまり声が出ていない】

【驚きのあまり抱えていたヌイグルミを落とす】

/遅れてすいません! <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 18:33:52.59 ID:bNwKfU/Qo<> >>737
賑やかだなおい…

【なかなかに楽しそうだ。まぁ腹話術なのだろうが。勿論憧れなどとそんなに深く考える筈も無い。】
【ただそう言うのが趣味なんだろうな〜と、そんな事を思うだけだった。特に深い意味がある訳でも無いが。】
【ともかく青年には少女が安心して暮らせる様になってくれればいい。先程とは体力がまるっきり違う。】

いいや、これは命令だ。いけ。以上。

【そして少女にそっぽを向くと数分後には規則の良い寝息をたて始めるだろう。少女が何をしようと、だ。】
【傍迷惑になるか?まぁなるのなら言う事など聞く訳がないか。そんな事を思いながら、青年は眠りについた。】

/絡みあり乙でしたー! <> 【ローシュタインの回廊】@wiki Eぬいぐるみ<>saga sage<>2011/06/19(日) 18:40:30.01 ID:T63Hk+sg0<> >>738

「ごめんなさい・・・・病室では静かにするように言っておいたのに・・・」
『ごめーんね。」
【人形がペコペコ頭を下げる】

「ちなみに、ここの秘密の夜が繰り広げられるのは金曜日と土曜日が一番多いよ」
【クスクス笑い声を洩らしている】
「・・・癒林先生は凄いよー」

「わかった・・・・・ありがと。」
【嬉しさと恥ずかしさで俯く】

「あと・・・・って、寝ちゃってるし・・・・」
【寝息を立て始めた男にため息を付く】

【静に病室から出ていく少女】

/乙ありでした〜 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 18:58:55.09 ID:s7Mck7GJ0<> >>726

照れることじゃないと思うよ。
本当のことだし。

【照れくさそうに言う青年に、そう付け加える。】

友理ね。なに、良い名前じゃん。
自分の名前だから、好きにならなくちゃ。

【女が言うのは、お世辞でもなんでもなく、本心だった。】
【青年が自分の名前を好かないのを、不思議に思うくらいだった。】

うん、私はそのまんま【鋼鉄職人】って呼んでるけどね。
ホントなら、ものすごく硬く作りたいんだけど、鋳鉄じゃね…。
弟だったら…そうやって作れたんだろうけど…。

【最後はボソリ、悲しそうに呟いた。】

あ、できたよ。

【だがすぐにいつもの女に戻り、其の直後、公園の地面から、鈍い銀色の光沢を放つ…女の付けるリングと同じ色の刀が生える。】
【女はそれを手に取り、1回刀を抜き取り、ちゃんと刀になっているか確認してから再び収め、青年に差し出した。】

うん、OK…
はい、どうぞ。

【脆刀 名無:見た目は普通の刀。だが鋳鉄で作ったものなので脆く、10回振った時点で壊れてしまう。】
【女は、男の反応を待った。】

/遅れました…。ただいまです。 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 19:00:49.62 ID:Yyj5qGyc0<> >>736
/まだいたり…… <> 【第四秩序】@Wiki<>sage saga<>2011/06/19(日) 19:13:33.08 ID:nErV5SxPo<> >>633
/時刻を浅い夜に変えて再募集……ッ! <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/19(日) 19:17:33.91 ID:UGu3BFyL0<> >>740
/おかえりです!

「……努力しとく」

【青年はまた苦笑し、そう言った】
【好きになれと言われても、そうそう簡単に好きにはなれない】

「【鋼鉄職人】、ね。ほんとにまんまだな。
 ん、でも鋳鉄って、鉄で作られた鋳物のことだろ?
 本気になって作りゃ、とんでもなく硬い物も作れるんじゃねーの?
 弟さんがどうかは知らねーけどな」

【口元に小さな笑みを浮かべ、そう言っている内に、刀が出来上がった】

「……!」

【完成された刀を前に、ゴクリ、と溜まった唾を呑み込んだ】
【震える手で、相手から刀を受け取る】
【右手で柄を握り、鞘から刀を抜く。切っ先を天に向けて、青年は刀身を見詰めた】
【彼の赤色の双眸に、光が宿る。濁った二つの瞳が、夜の星々のように煌めいた】

「こいつは……」

【青年には、刀の良しあしなど分からない】
【これまで真剣など、一度も触ることはなかったからである】
【だからだろうか――】

「すげえ……」

【青年には、この刀が、とんでもなく素晴らしい逸品に見えた】

「すげえ、すげえよこれ! 柚、お前凄いな! 本当に……本当に、もらってもいいのか!?」

【キラキラとした瞳で女を捉え、心底嬉しそうに青年は鞘に納めた刀を抱きしめている】
【これまでのローテンションが嘘かのようにテンションが上がっており】
【思わず身を乗り出し、喜色満面といった顔を相手に近づけてしまっている】 <> 【蟇弧護法】<><>2011/06/19(日) 19:29:44.72 ID:VQ+RYcOv0<> >>742
まだいますか? <> 【機膂双刃】 <>saga<>2011/06/19(日) 19:30:36.87 ID:2/NacN4AO<> >>633
斬り捨てぇ―――
―――ごめぇぇぇぇぇぇぇぇんッ!!!

【気合壱合】
【空気を震わす気合いと共に段ボールの動きを止めるように川下の水面に氷の一閃が掛かり段ボールの動きを受け止める】

今だ、そこの女子よッ!
手を伸ばせッ!!!

【先ほどの気合いの主が水面を駆ける人影に声を上げた】 <> 【蟇弧護法】<><>2011/06/19(日) 19:32:45.34 ID:VQ+RYcOv0<> >>742>>745
サラバッ! <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 19:33:42.20 ID:s7Mck7GJ0<> >>743

叩いて作る本当の刀よりは。だよ。
鋳鉄だからね。仕方ないけど。
弟ならね、鉄よりずっと硬く、多分どんな物が当たっても壊れない物も作れたんだよ。

【と、笑みを浮かべる青年に、こちらも笑みで返す。】
【しかし、その深くには中々弟に会えない焦りや悲しみもある。】

【そして、出来た刀を相手に渡す。】
【緊張か期待かは分からないが、相手の手が震えているのが良く分かる】
【鞘から刀を抜き、切っ先を天に向ける青年。】

【そして。】

―――すげえ、すげえよこれ! 柚、お前凄いな! 本当に……本当に、もらってもいいのか!?

【青年は、喜び一杯といった顔でそうはしゃぎ、女に尋ねてきた。】

そう喜んでもらえると、私としても嬉しいよ。
あぁ、勿論。貰っちゃって。

【テンションが上がりまくっている青年にそう告げる。】
【あまりに相手の顔がこちらに近づいているので、ちょっと顔が紅くなっているが。】 <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍<>sage saga<>2011/06/19(日) 19:47:20.43 ID:UGu3BFyL0<> >>747

「うはあ……! これ、家に飾ろっかな……! いや、むしろ今日は抱いて寝る!」

【女の顔が少し朱に染まっているのもお構いなしに、青年のテンションは余計に上がっており】
【何回も何回も鞘から刀を出し入れした後、ようやくそれは収まった】

「へえ……どんな物が当たっても、壊れない、ね……」

【女の弟の能力はさぞかし高い物なのか、と青年は思う】
【もしも全く刃こぼれしないような刀が作れるのならば、それは名刀と呼ばれる物になるだろう】

「それも凄いけど、柚もすげえよ。さっきも言ったけどよ」

【それに、と青年は続ける】

「十回振れば壊れる刀――上等じゃねーか。
 形ある物はみんないつかぶっ壊れるんだ。
 だったらおれは、こいつを十回、世界で一番最高の全力で振って振って振りまくって、
 綺麗に役目を遂げさせて、美しくぶっ壊してやるよ」

【自分自身に言い聞かせるように、受け取った刀に誓うかのように、そう力強く言った】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 20:02:14.87 ID:s7Mck7GJ0<> >>748

ハハ、そんなに喜んでもらえるとは思わなかった。

【というのも、青年は侍だから真剣なんて幾らでも持っていたものだと思っていたのだ。】
【今は木刀しか持っていないようなので、「持っていた」と過去形だが。】

うん……実はね、其の弟を今探してるんだ。
そのために、会う人に弟の特徴を教えて、見つけたら私に会った時に教えて…って、言って回ってるんだ。

【この青年にも聞こうかなと思っている女。】
【しかし、弟は見つからない。女は勿論知らないが、其の弟は死んでいるのだから。】

私も、それをそうやって使ってくれると嬉しい。
…頑張ってね。

【力強く言い放った男に同意するように、頷いた。】 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 20:05:19.62 ID:Yyj5qGyc0<> >>736
/時間帯を夜に変えてしつこく募集してみたり…… <> 【機膂双刃】 <>saga<>2011/06/19(日) 20:13:52.45 ID:2/NacN4AO<> >>745はなしで <> 【機膂双刃】 <>saga<>2011/06/19(日) 20:16:47.58 ID:2/NacN4AO<> >>736
そこの少年、無事かぁッ!?

【公園に「場違い」な声が響き渡る】
【くすんだ短い金髪から覗く鋭い目】
【真っ黒な陣羽織を着込み両腰に西洋剣を帯剣した和洋折衷&時代錯誤な格好をした男が少年に向かって歩いてきた】

犬を撫でる際にはしゃがみこむのだなぁッ!
上から手を出すと犬は怯えてしまうぞッ! <> 【剣法木刀流】手にした木刀に意思を持たせる侍 E:脆刀<>sage saga<>2011/06/19(日) 20:18:49.82 ID:UGu3BFyL0<> >>749

「へえ、弟さんをね……早く見つかるといいな。
 それじゃ、おれもその弟さん、捜しとくわ。特徴なんか教えられなくったって、柚に似た銀髪なんだろ?」

【「銀髪の男見かけたら、手当たり次第に話しかけてやるよ」】
【相手に言われるより先に勝手に捜索を申し出た青年は、小さな笑みを見せた】

「――そろそろ行くことにするわ。さっさと柚の弟さんも見つけてーところだしな」

【ベンチから立ち上がり、左腰の帯に受け取った刀を差し込む】
【左腰が重くなったのを感じ、青年は嬉しそうにまた笑った】

「そんじゃな、柚。今度は弟さんと一緒に、また逢おうぜ」

【首だけ振り向き、別れの言葉を告げた後、彼はゆっくりと歩き出す】
【木刀と刀。二本の剣を携えた灰色の髪の侍は、そのまま夜の街へと消えて行った】

/絡み乙ありでした! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 20:18:50.83 ID:LUUVp7fIO<> 【帝國】
【その国土の端っこ。まだまだ主要な都市部には程遠いこの場所。】

「…まだまだ田舎ね…」

【舗装されていないあぜ道を歩く人物がいた。】
【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【この国の人間は和服を好む。彼女もそれに習い、黒の和装だ。】
【そして左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは、これもこの国ならそこまで珍しくない。】
【深緑の鞘に入れられた真新しい一振りの刀。それらのせいで、】
【少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

「…ま、この道を真っ直ぐ行けばそろそろ…」

【懐に忍ばせた一本の妖刀…短くしたそらは、耐えず冷気を放っており、】
【女を心地よく冷やしていた。その証拠に、】
【彼女の周りだけ、まるでクーラーを当てがっているかのように涼しい。】
【女は帝國の中心部目指して歩き続ける…】


/なんでも対応 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/19(日) 20:21:13.45 ID:Y/uSdSVC0<> >>736
「可愛いぞ!」

【犬と少年を見て小さく叫ぶ男】
【まず目立つのは寝癖。そしてイケメンな顔。高い身長。首に巻いた蛇】
【その蛇はなんと首が八つある。舌を出し入れしたり、うねうねしているので飾り物ではないことが窺えるだろう】

「可愛い!凄いかわいい!」

【犬と少年にテケテケと近づいていく】
<> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 20:22:34.38 ID:Yyj5qGyc0<> >>752
【少し遠くの方から聞こえてくる男の声に、びくりと肩を揺らす】
【一体誰だ、と思いながらちらりと声のした方を向くと】

【明らかに公園には普通いなさそうな恰好をした男が立っていた】

「あ、は、はい……すみません……」

【アドバイスなのかなんのかよくわからないが】
【相手の口調と容姿に怯えているのか肩を強張らせ、謝罪を口にする】 <> 【八岐之剣】@wiki<>sage saga<>2011/06/19(日) 20:24:53.72 ID:Y/uSdSVC0<> >>755
なし! <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 20:26:23.20 ID:Yyj5qGyc0<> >>757
/すみません! <> 【機膂双刃】 <>saga<>2011/06/19(日) 20:27:46.00 ID:2/NacN4AO<> >>756
謝ることはないぞ、少年ッ!
君はあの犬を撫でたくて手を出したのだろう?
ならばそこに謝罪など必要ないッ!ないと私が決めたぁッ!!

【ニヤリと笑い少年の目の前で仁王立ち】

君が犬を『愛』するのならば「次」はいつかやってくるというものだッ!
だから気を落とさず、『愛』せよ少年ッ!
ハーッハッハッハッハッハッ!!!

【大笑いしながら少年の頭をグリグリと撫でる】 <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 20:28:01.95 ID:s7Mck7GJ0<> >>753

そうだね。探してくれるとありがたいよ。ありがとう。
あ、あと…首からシルバーアクセサリーをジャラジャラつけてる。

【それはちょっとやりすぎかな…とも思うが、探してくれるのは本当に嬉しい。】
【こちらも、満面の笑みで答えた。】

金具も作ってあげればよかったかな…まぁ、あるようだからいいけどね。
うん、ありがとう。

【帯に差し込むのを見てそう思うが、行くのなら仕方ない。】

じゃあね友理。そう有りたいね。また。

【別れの言葉を告げた相手に手を振って見送る。】
【暑さなんかに負けていられないなと。今日も弟の捜索を始めるのだった。】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/19(日) 20:28:31.64 ID:VQ+RYcOv0<> 【街の中 (夜)】

(今日はどこに行こう)
【大通りの中、人ごみに入り込んでいる普通そうな青年がいる】
【特徴は背中のでかいリュックと右手にある指輪だけ】

【青年の今やっていることは散歩、ここで何かを食べ歩いたり面白いことを探すのが青年の楽しみにしていることだ】

【青年は辺りを見回しながら町の中を散歩する】

/殺し合いは無しで、場所は公園でも大通りでも路地裏でもお好きに選んでいいです <> 【鋼鉄職人】地面から最小1レスで鋳鉄製品を生み出す @wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 20:29:35.25 ID:s7Mck7GJ0<> >>760
/書き忘れてた・・・orz
/乙でしたッ! <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 20:32:11.59 ID:Yyj5qGyc0<> >>759
「あ、え、はい」

【不思議な口調でしゃべる男に、曖昧な返事をする】
【恐らく彼の存在感のようなものに圧倒されて喋っている内容の半分はわかってないだろう】

「は、はい……」

【男の高笑いを聞きながら、自分の頭を撫でる手と一緒に頭まで動く】
【まあなんだか、悪い人ではなさそうなので苦笑とも呼べそうな笑顔を浮かべて】
【慰めているのかよくわからない彼の言葉にお礼を返した】

「ありがとうございます」 <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 20:32:17.19 ID:EiR1tBbwo<> 「あー…お外も久しぶりです……」

【夜になり少し冷えたとはいえまだまだ暑い夜の公園】
【最近外に出ていなかったためバテバテで左手にはチューペットアイスが】
【しっかりと握られていて時折口に近付け美味しそうに食べていた】

『わん!』

【少女の右手に握られるリードの先には白い柴犬の子供がいて一吼え】
【僕にも寄越せ、ということなのだろうけれど流石にあげられないと飼い主はスルー】

【必死に抗議しながらも子犬はベンチに向かう飼い主にとぼとぼとついていき】
【ベンチにゆったりと座る飼い主の足を鼻でつっついていた】 <> 【機膂双刃】 <>saga<>2011/06/19(日) 20:37:11.52 ID:2/NacN4AO<> >>763
礼は不要ッ!
私は君の行動に『恋』を見たぁッ!
礼を言うのはこちらだッ!

【うんうんと頷く】
【なにやら思うところがあったらしい】
【…何が彼の琴線に触れたのかはわからないが】

そういえば少年、このような時間に公園かッ!
家には帰らないのかね?
夜中は危険がいっぱいだからなぁッ!早い帰宅を求めたいぞ私はぁッ! <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 20:41:42.35 ID:Yyj5qGyc0<> >>765
「こ、恋?」

【やはり彼の発言はよくわからない】
【ただでさえ大きめの瞳をいつもより少し大きく開き、首を傾げた】

「え?このような時間って……」

【男に言われ、ふっと自分の右腕につけた腕時計を見ると】
【時間はもう八時半を回っていて】

「うわあ!?早く帰んないと……」

【明らかに焦りに満ちた顔になり、きょろきょろとあたりを見回す】
【いくら夏が近づいてきたといえ、この時間は外灯と月明かりしか道を照らすものは無かった】 <> 【機膂双刃】 <>saga<>2011/06/19(日) 20:45:09.92 ID:2/NacN4AO<> >>766
そう、『恋』だッ!
わからないのならばそれで良い、それで良いと私が決めたぁッ!

【かんらかんらと大笑い】

うむ、家があるのであれば帰るべきだぞ少年ッ!
私が家まで送ろうッ!

【どん、と自分の胸を拳で叩く】 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 20:48:32.06 ID:Yyj5qGyc0<> >>767
「は、はは」

【大笑いする男に合わせて、首は傾げたまま曖昧に笑う】

「えっあ……」

【ありがとうございます、と言おうとしたのだが……】
【少年の家、というのはアカデミーの寮であり、そこに帰るということは自分は能力者であることが彼にバレる可能性があるということだ】
【彼が能力者でないと思っている少年にとって、それは避けたい事態であった】
【故に、お礼を言い淀み、送ってもらうのを拒もうとさえ考えてしまう】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 20:50:36.66 ID:l26efguE0<> >>764
うー……

【一人の青年が、暑い夜の公園を歩いている】
【左肩から先が無く、狼の耳と尻尾をつけ、頭の上に一匹の黒猫を乗せ】
【しかも警察やジェイルに指名手配されている青年は】
【何だか、頭を抑えながら具合悪そうにフラフラと歩いている】

……あと二時間待てば喰いに行けるが……

【ブツブツと何か呟いている】
【痛みからか地面を向いているため、周りがまったく見えていない】
【よって、ベンチでアイスを食べる少女にも気付かず】
【ベンチの前を通り過ぎ、そのまま公園から立ち去ろうとする】

【少女がこの青年の顔を覚えていればの話だが、外灯の明かりで青年の横顔は割りとはっきり見えるはずだ】 <> 【機膂双刃】&【????】 <>saga<>2011/06/19(日) 20:54:46.74 ID:2/NacN4AO<> >>768
どうした少年ッ!?
遠慮することはないぞぉッ!?

【ぬっと少年の顔を覗きこむ男】
【そこに…】

「…あー、そこの時代錯誤極まりない格好したオッサン」
「悪いがそこの子供は俺の家族なんでな」
「あまり脅して欲しくはないんだが」

…む?

【少年には聞き覚えがあるであろう声が男の背中の向こうから聞こえてきた】
【声の主に向き直る男】

なんだ君はッ!
この少年の兄かなにかかぁッ!?

「あー…まぁそんなところだよ、やれやれ」 <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 20:57:07.83 ID:EiR1tBbwo<> >>769
「……何か前見たときよりも変になってます」

【耳と尻尾――――更に黒猫まで増えていて青年を見て感想を一言】

【子犬といえばついに武力行使にでることにしたのか飼い主の膝の上へ】
【飛び乗りガシガシと白い薄手のワンピースを着た主人の身体を前足でガリガリとひっかく】
【攻撃をうけた少女は少し顔を顰めると後で買ってあげるからと宥める】

「何か食べに行くようでありますね……」

【ピクッと食事関係の言葉を逃さず聞き取ると彼の左腕が無いことにも気付かず】
【口にアイスを咥え犬をおろすとバッと立ち上がる】

【そしてさり気なく後ろから歩く青年についていこうとしていた】 <> 【激炎闘士】<>sage<>2011/06/19(日) 21:00:47.32 ID:aq/DvkgAO<> うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!

【日が落ち、健全な児童達が去って昼間よりも静かになった。】
【もとい、なっていた公園で叫ぶのはアカデミーの学生服を着た赤髪の女の子。】

裏切られた! いとも容易く私の腕からこぼれ落ちていったあああああああ!
信じてはいけなかったの!? 私が馬鹿だったの!?
裏切り裏切られる世の中だからってこんなのあんまりだよ!

【右手からぼとぼとと暗赤色の液体を地面にこぼし、それを儚げに見詰めた少女は、】
【とうに地面に落ちていた鞄の横に力無く膝をつく】

信じさせてくれよぉ……

【アイス『あずきバー』の結合力、そしてバーの部分に裏切られた少女は目に涙を溜め、】
【地面に落ちた『あずきバー』の残骸の前で嘆き悲しんでいる】

<> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 21:01:06.69 ID:Yyj5qGyc0<> >>770
「え、いや……」

【遠慮とかではなく、と言いながら覗きこんでくる男から顔を逸らす】
【と、どこかで聞き覚えのある声が聞こえる】

【なんだか男を説得していると言うか、まあ少年にとっては助けになるようなことを喋っているらしい】

【その聞き覚えのある声の方を、一体どちら様だっただろうと思いながら向いてみる】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 21:05:40.32 ID:l26efguE0<> >>771
【どうやら、相手の言葉はまったく聞こえなかったらしい】
【俯いたまま公園から出ようとする】

【だが出口に差し掛かった辺りで、ようやく後ろに誰かが居る事に気付いたらしい】
【いつもなら普通に振り向いて普通に殴って普通に出て行くのだが】
【どうやら、青年は相当気が起っていたらしく】

……誰だ

【初っ端から殺気を全開にし、振り向きながら相手をギロリと睨みつけた】
【頭痛やらその他諸々に対するイライラで、無意識的にこうなっただけだろう、悪意は無いはずである】
【だが半端ではない殺気を出しているのに変わりは無い】 <> 【機膂双刃】&【反塁打写】<>saga<>2011/06/19(日) 21:08:22.25 ID:2/NacN4AO<> >>773
ふむ…ならば私は不要かぁッ!?

「いやそこまでは言わないがな」
「まぁ、わざわざ弟を探しにきた兄の顔を立てるとでも思って欲しいね」

…そうだなぁッ!私が無理強いするのは無粋の極みかッ!
少年ッ!

【少年の方に向き直り】

また会おうッ!
私はこの出会いに「運命」を見たぁッ!
そちらの兄君もなぁッ!

【再び「兄」に向き直る】

…君は「やる」ようだ
手合わせしたいなぁッ!青年んッ!!

「…俺はごめんだね、やれやれ」

ハーッハッハッハッハッハッ!
ではなッ!

【大笑いしながら公園から出ていった男】

「…やれやれ、今時あんな格好して歩いているやつが居るとはな」
「…よう」

【そこに居たのは普通の青年だ】
【黒髪、髪を普通に伸ばし普通にトレーナーとジーンズを着ている】
【…と特に特徴のない「地味」丸出しな格好の青年である】 <> 【魔綴鏡典】@wiki<>saga <>2011/06/19(日) 21:09:23.89 ID:oY1XCHj00<> 【夜の繁華街を歩く一人の少女】
【薄いブロンド色の長髪に、緑の掛かった蒼の双眸】
【十代後半というには少々無理のある童顔と背丈】
【今までと違うのは身なりが綺麗であることと少女の背丈には絶望的に合わない外套である】

【だからこのミスマッチが人の視線を集めていた。勿論悪い意味で】

……くだらない。くだらないわね。
ちょっと人と違うだけでこんな風に好奇心の視線に晒されるなんて。

【相変わらずすべてを諦観したような冷めた態度で街を歩く少女】
【こんな冷めた態度からは、少女の真の目的は伺えない】

/なんでも募集 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 21:09:48.21 ID:LUUVp7fIO<> 【公園】
【人がいないその場所は、今現在空を切る音が響いている。】

「…ユリック…オーエン…研究所…」

【その音源は、】
【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【そして左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは右手に持った身の程もある大きな片刃の大剣。それらのせいで、】
【少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

「…んー…なんか一癖ありそうねえ…」

【独り言を言いながら日課となった剣の稽古を続けていた。】
【『女が』『片手で』『大剣』を『軽々』振り回している。】 <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 21:12:22.46 ID:EiR1tBbwo<> >>774
「わ、わたしです」

【彼が放つ厭な気配にビクリと震えながらも何とか言葉を返すと】
【足元の子犬を胸元で抱き―――怒っているみたいです、と呟く】

【彼が放つ気配に萎縮するというか面倒を回避したかったのか】
【くるり、と踵を返すと彼に背を向けて歩こうとし始める】

「はー……タダでご飯が食べられると思ったのですけど……」

【がっくりと気分を落とした様子でとぼとぼと歩く】
【子犬といえばちゃっかり少女が手放したチューペットアイスを加えていて】
【子犬の口からはアイスがあるがうまく食べられなかったようでぽとっと落とす】 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 21:14:11.05 ID:Yyj5qGyc0<> >>775
【声の方を向くと、そこにいたのは以前彼の 家 であるアカデミーで出会った青年だった】
【通りで。家族というのもあながち間違っていない様な気がしないでもない】

【男と青年の会話は着々と進んでいく】

「あ、は、はい!」

【自分へ向き直り声をかけてくる男に姿勢を整えて返事をする】
【そして、男が公園から出て行くのをぼーっと見守り】

「そ、そうですね」

【青年の、男に対する感想に笑いながら答える】

「えっと、こんばんは、イチ……さん」

【名前が合っているか若干不安に思いつつ、地味な格好の青年に挨拶をする】

「あ、ありがとうございました……ちょっと困ってて」

【嫌だったわけではないが、あのままついてこられるのは困るのだ】
【そんなわけで、青年に笑顔でお礼を言う】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 21:20:08.79 ID:l26efguE0<> >>778
……

【チッ、と舌打ちする青年】
【もちろん相手が何か悪い事をした訳でも無い、ただ青年が摂るべき物を摂っていないだけである】
【かなり理不尽だ】

【相手がかなり嫌な事を呟きながら立ち去ろうとするのを見て】
【大きくため息をつき、自分もさっさと帰ろうとする青年】

【だがここでふと思いつく】

おい、餓鬼

【立ち去ろうとする相手を止めようと声を出す】

飯、好きなだけ奢ってやるぞ……ちっと条件付きで

【"条件"の部分をちょっとだけ強調しながら言った】 <> 【魔綴鏡典】@wiki<>saga <>2011/06/19(日) 21:20:58.73 ID:oY1XCHj00<> >>776は無しで <> 【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風<>saga<>2011/06/19(日) 21:21:51.98 ID:2/NacN4AO<> >>779
よう北城
もう門限ギリギリだぞ不良少年?

【ふ、と笑って北城に向かって歩いてくる】

あぁ…まぁ、悪い人間じゃあなさそうだったし良かった良かったと思っておくんだな

(…嫌に血の臭いはしたがね、やれやれ)

【ふぅ、と軽くため息を吐き出し】

…んじゃ帰るか <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 21:26:14.88 ID:Yyj5qGyc0<> >>782
【ふっと笑ってこちらへ向かって歩いてくる青年】

「は、はは……」

【この時間でギリギリだと自分は結構な不良少年だったなと思いつい苦笑いをしてしまう】

「はい」

【そこには全面的に同意なので、笑顔で応える】
【勿論、少年には血の匂いなんかわからないので、ただ少し変な格好をしたテンションの高いいい人という認識しかしていない】

「あ、はい」

【一緒に帰るのだろうか、と思いながら足を進め始める】 <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 21:29:12.30 ID:EiR1tBbwo<> >>780
「え……本当でありますか!」

【胸元に抱いた子犬をぎゅっと力強く抱き締めると同時に笑顔で】
【青年へと向かって振り向いていた―――苦しそうに呻く子犬】

【そうえいば条件などと言っていた気がして――少し表情が暗くなる】
【それに餓鬼―――等と言われたような気もするし、と】

「それで……条件はなんですか?」

【これから寮に戻り料理をするのも面倒――ということでよっぽどの条件】
【ではない限りうける気でいるらしいのだが少しめんどくさそうな顔をしていた】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 21:29:51.78 ID:LUUVp7fIO<> >>777もう一回募集っ <> 【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風<>saga<>2011/06/19(日) 21:30:56.52 ID:2/NacN4AO<> >>783
まぁ絶対に門限を守れとは言わないがわざわざ破る必要もないだろうさ
特に最近寮に入ったシスターはその辺り厳しそうだしね

【肩をすくめて】

どっか寄るところあるか?
あるなら寄ってくが

【北城の歩みに合わせて北城の隣をゆっくりと歩き出す】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 21:33:16.89 ID:l26efguE0<> >>784
【子犬を少し可哀想な目で見る】
【まぁ、完全に他人事の目であるが……】

ああ、マジマジ

【ポケットから小封筒を取り出し、その中から一万円札を一枚取り出し、ひらひらと少女の前で振る】
【小封筒の中には、諭吉さんがかなり大量に入っている】

ん、あー、まあそう難しい条件じゃねえ

【ポリポリと頬をかく】
【そう難しい条件ではないのは確かだが、如何せん"感情の吸収"というと何だか嫌な雰囲気があるようで】
【本当の事を言うと逃げられるかもと思い】

……そうだな……まあ、今日一日を幸せに過ごせるおまじないと考えりゃいい

【しばらく考えた後、そう言った】 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 21:34:23.59 ID:Yyj5qGyc0<> >>786
「えっと……頑張ります」

【できる限り守れるように、という決意を込めながら言ってみる】
【散歩している時につい時間を忘れて寮へ帰るのが遅くなってしまうのは、よくあることなのだ】

「いえ、特にないです」

【にこりと笑って答え】
【青年の、脚の長さにしてはゆっくりな歩調に自分に合わせてくれているのだろうかと考えながらアカデミーへ向かう】 <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 21:39:39.59 ID:EiR1tBbwo<> >>787
「今日一日を幸せに過ごせる…おまじない……?」

【怪しい―――彼の言葉に対して少女に生まれた感想はこれで】
【1万円を見せ付けられ目が移るも今まで痛い目を受けてきたらしく】
【ぶるぶると頭を振ると誘惑に負けまいとした】

「怪しい、であります」
「しろちゃん行きましょう……!」

【逆に誤魔化したのが少女の警戒心に触れたようで一歩二歩と】
【後ずさりをするとそのまま子犬を抱いたまま走り去ろうとしていた】 <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/19(日) 21:39:58.64 ID:pNL8pOi+o<> >>777

何の変哲もない公園。そこから聞こえた音に誘われて現れた男が一人。
逆立つ金髪に素肌に直接着込んだ黒コート、そして黒いレザーのズボンに革靴というまさしく”黒尽くめ”

「――――やあ、こんばんは」

男は女性に近づいていくと、柔和な表情を浮かべて声をかけた。
稽古の途中で無粋だとは思ったのだが、終わるまで待つような時間は持っていない。
なにより、男ですら振り回せなさそうな大剣を振っている女性の“チカラ”に惹かれた。

「すこし、お時間よろしいかな?」

剣の間合いに入らない位置から、翡翠の色をした瞳で女性を視る。 <> 【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風<>saga<>2011/06/19(日) 21:40:04.78 ID:2/NacN4AO<> >>788
まぁできるだけでいいさ
何しろシーカーズ寮寮長がこのザマだ、あまり気にする必要もない
…きっとたぶんめいびー

【とおーくを見ながらため息】

そうか
…んじゃ悪いが俺の用事に付き合ってくれるか?
コンビニ行きたいんだ
奢るぜ? <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 21:44:04.40 ID:Yyj5qGyc0<> >>791
【青年の言葉に、曖昧だなあと笑って答える】

【遠くを見ながら溜息を吐く青年に自分がなにかしたかと少し不安になるが】

「え、はい!わかりました」

【青年の誘いに嬉しそうに答える】
【断じて奢るという言葉に釣られたわけではない】
【純粋に、他人と寄り道したり買い物したりという経験が無い為の喜びの表情だ】 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 21:46:40.90 ID:l26efguE0<> >>789
怪しい……だと……

【チッ、と大きく舌打ち】
【誤魔化さなかった所でどうなったかは知らないが、とりあえずこのままだと相手はそのまま逃げ去っていきそうである】
【早く喰えるに越した事は無いので、追いかけたいのだが】

【流石に頭痛が酷くなってきたのか、あまり動き回らない方が良さそうだという結論を出し】
【逃げて行く相手を、特に止めはしない】

今度会ったら三倍返しなー

【軽い口調でそんな事を言いながら、相手をそのまま見送ろうとしている】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 21:50:01.25 ID:LUUVp7fIO<> >>790

「ん…?」

【一際大きく振り抜いた瞬間、女は視界の傍に、】
【動く「闇」を捉えた。それが人間と気がつくのは、】
【約数秒後のことである。】

「……何よ…」

【大剣を背中に戻した。「抜き身」すなわち鞘無しで帯刀しているあたり、】
【どの位て慣れて扱えるかが分かる。】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/19(日) 21:50:47.93 ID:iTQowtero<>
浅黒いを通り越して真っ黒な黒の太陽に照らされて
世の中の細部まで、暗部に包み込まれたと錯覚しても可笑しくない程に
名も知らぬ虫が鳴いている夜  紛れも無く夜だ

………コツーン

「雨が降った日は、気が滅入るな………うん」

────空にある、黒い太陽は既に雲を取り払っているが
昼頃までは、紅い太陽が其の雲によって隠されてしまっていたのだろう
彼の歩く、人通りが殆どを突き抜けてゼロに等しい夜道はしっとり、では無く、びちゃびちゃに濡れていた。
彼が、地面を、其の手に持っている月の光でも十分に光り輝く、黄金色の杖で叩くと
丁度、其の位置にあった水溜りに爆撃の様に直撃し、水が散弾の様に周りに溢れた。
其れを、足元に大量に降り注がれてしまった彼こと彼は


「───ぎゃーーーっ!!  やってしまった……」


其の場に、膝に手をついてガックリと項垂れたのであった。
彼の声は、よく響く。 此の通りの人気の無さも相まって、かなり遠くに居ても
其の叫び声が聞こえること間違いないだろう。

//なんでも募集です! <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 21:51:28.42 ID:bNwKfU/Qo<> 【公園】

【ベンチに寝転がる一人の青年。手元には五本の白銀に光るナイフ。】
【切り裂かれ【学園】の制服からは傷口の縫合痕が見え隠れし、なかなかに不気味。】
【此の青年は右腕や右脚、左手首ににもっと大きな縫合痕…切除した物を無理矢理くっつけた痕があるのだが…。】
【残念ながら手首以外の部位の縫合痕は確認出来ない。それでも十分不気味なのだが。】

しっかし…

【ナイフ一本一本皮製の鞘に納め、制服のポケットへと押し込める。】
【青年は能力を使用した時の過負荷が凄まじいのでこういう武器は歓迎なのだが…】
【根本的な解決にはなっていない。そんな事を考えていた。】
【しかしこれはただの青年の思考。今からのロールとは全く関係ない物だ。】

どうしたらこんなに綺麗に動くようになるんだ…?

【青年の左手の甲には手首の他に更に円状に縫合痕がある。先程まで蛆が湧いていた箇所だ。】
【だが…青年が何を考えていようと不良が深夜徘徊している様にしか見えないのに変わりはない。】
【勿論、切り裂かれ、着崩された制服に茶髪。更には縫合痕と言うのはというのはかーなーり目立つ。】
【公園に入れば嫌でも目にするだろう。ナイフを手にした不良青年を。】 <> 【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風<>saga<>2011/06/19(日) 21:52:55.07 ID:2/NacN4AO<> >>792
よし行こうか
いやぁ夜食のプリン買い忘れてなぁ…

【自分の髪をくしゃくしゃとかき混ぜながらため息を吐く】
【えらいかわいらしいもん夜食にしてる】

【数分後】
【コンビニ】

「らーしゃっせー」

【やる気のない店員の声をくぐり店内に】

さぁて…何買うかな…?

【かごを手に取り】

何買うよ?

【いきなり北城に何を買うかを投げた】 <> 【浮遊魔法】あらゆる物を浮かせられある程度操る@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 21:53:44.66 ID:EiR1tBbwo<> >>793
「怪しいであります」
「あ、それに左腕も無くなってます!」

【今更気付いたらしく彼に対して指を差しながらそう言葉を返すと】
【追いかけてこないと判断した少女は彼に向かってあっかんべーっと】
【青年を馬鹿にするような態度をとっているのだった】

「じゃあそれを更に10倍にして返してあげます!」

【もう一回あっかんべー】
【危ない所でした―――とそそくさと青年から離れるため走り続ける】

/絡みありがとうございました、お疲れ様です <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/19(日) 21:54:30.22 ID:pNL8pOi+o<> >>794

「……身構えなくてもいい。何も襲おうなんて考えてるわけじゃないからな」

おそらくこの位置から戦ったところで勝ち目はないだろう。
相手の持つ雰囲気が、すでに素人ではないことを物語っている。
近距離戦のあまり得意でない彼に、この位置からの戦闘は難しいだろう。

「なに、稽古の様子を見て感動してしまったんだ」

「――――その、素晴らしいチカラにね」

どこか仰々しい動作で語りかける。
今のところ、彼から敵意や殺意といった類のモノは感じられない。 <> 【全瞑心感】@wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 21:56:16.19 ID:l26efguE0<> >>798
……

【子供かよ、と言いかけるが、相手が確かに子供なのを見て】
【大きくため息をつく】

……にしても、餓鬼ってあんなのばっかりなのかよ

【呆れたような声を出すと、青年も相手と真逆の方向に歩みだす】

【次に会った時、確実に少女の感情を抜き取る算段をあれこれと考えながら】

/絡みありがとうございました <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 21:56:38.12 ID:Yyj5qGyc0<> >>797
「イチさんって甘いものとか食べるんですね」

【彼の言葉を聞き、意外そうに呟く】
【少年の中では、あまりそういうイメージではなかったのだろう】


「じゃ、じゃあ俺もプリンで」

【青年の問いに、答えながらお菓子の置いてあるコーナーの中で一番安く素朴なプリンを手に取る】
【夜食はあまり食べない少年だが、人が食べている姿を見たりそういう話しを聞いたりすると、突然食いたくなるタチではあった】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 21:59:58.66 ID:LUUVp7fIO<> >>799

「!」

「…あ、そう。悪く思わないでね。この前不意打ちされてね…それで少し過敏になってるのよ。」

【とはいえ、自身の警戒心は「完全に」内心にとどめていたため、】
【女は舌を巻いていた。一目で自分の雰囲気を見抜かれたことになる。】

「……チカラ…?」

【そばに立てかけてあった新品の刀…新緑の鞘な納められたそれを掴み、】
【左腰に差し直してから女は首を傾げる。】

「…何…どういうことかしら…あんたは一体…」 <> 【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風<>saga<>2011/06/19(日) 22:04:06.97 ID:2/NacN4AO<> >>801
おいおい、俺だって甘いものぐらい食べるさ
プリンは特に好きなデザートだよ

【すたすたと北城についていく】

俺もそいつにするかな…
ゼリーはあんまり好きじゃあないんだがプリンは好きなんだよなぁ…
あまり違いはないとは思うんだがね

【ひょいと北城が持ったプリンと同じプリンを手に取りかごに入れる】

…牛乳もないんだっけ?
買い物行くと何かは忘れて帰っちゃうんだよなぁ… <> 【魔綴鏡典】@wiki<>saga <>2011/06/19(日) 22:04:13.27 ID:oY1XCHj00<> >>795

【薄いブロンドの長髪に、緑の掛かった蒼の双眸】
【十代後半というには少々無理のある童顔と背丈】
【今までと違うのは身なりが綺麗であることと少女の背丈には絶望的に合わない外套である】
【裾が地面にすれてしまうほどにサイズが合っていない】
【だから少女は外套の下部分を持ち上げながら動いている】

……ここは何処かしら?
雨でも降ったのかな。地面がしっとりしてる。
外套を汚すわけにもいかないし、こんなところ直ぐに去ろう。

【そんな折男の悲鳴がよく聞こえた】
【見れば男が膝をついてうなだれている。それを百眼視している…近くで】
<> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/19(日) 22:08:02.27 ID:pNL8pOi+o<> >>802

「はは、まあある程度の警戒は仕方あるまい……」
「むしろ、警戒されないほうが恐ろしいからな」

ある程度の警戒ぐらいは一般人ならば普通。
されないとなると逆にこちらが警戒してしまう。

「私はただの一般人さ」


「……強いていうのならば、私は“チカラ”を求めている」
「そう、君のような強い存在を」


ヒュウ――――風が吹き、コートがなびく。
月夜に照らされた翡翠の瞳が、怪しげな光を放っていた。
男の笑顔に、影が差す。

「知っているだろう?――――“救済機関”オアシス」
「機関は再び動き出した。世界を零へと至らせるために、ね」

愉しげに語るその姿は、一般人には見えない。
纏う空気は冷たく、悪意に満ちている。 <> 【掌開異能】<>sagasage<>2011/06/19(日) 22:08:09.66 ID:Yyj5qGyc0<> >>803
「へー意外です」

【率直に感想を述べながら歩く】

「うーん……」

【口には出さないが少年はどちらも好きなので、特に言えることがない】
【どちらも美味しいけどなあと悩むくらいだ】

「メモとか書かないんですか?」

【青年の横を歩きながら問う】

/すみません、次からえっと表に書き込みにくくなるので裏に返していただいてもいいでしょうか <> 【反塁打写】@wiki E:魔球火氷風<>saga<>2011/06/19(日) 22:09:43.03 ID:2/NacN4AO<> >>806
/りょうかーい <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/19(日) 22:16:12.79 ID:iTQowtero<> >>804

ガックリと、項垂れている彼こと彼であったが
其の、彼の視界はガックリと膝に手をついた事で、下方修正でございと
雨に濡れた地面を其の視界に掴んでいることは決してない。
──────何故なら、其の顔の上半分を殆ど覆い隠すほど大仰しい皮と鉄で出来た目隠しをしているからであった
彼の視界は、遥か彼方と言う程には近すぎる程度の頭上。
頭上1m程度のところに、無い腰を落ち着けている『不可視の魔眼』であった。

彼は、其の瞳によって受け取った視界に、ある少女が入ってきた事を
漸(ようや)く、気付いたようである。 今までは一体全体何をしていたのだろうか
其の質問の答えは、純粋に、落ち込みすぎて視界に手が回らないと言う、常人には少しばかり理解しがたい行為の結果であった


「……そんな眼で俺を見た所で、あめちゃん位しか持ってないぞ……」 ゴソゴソ
  「しかも、ハッカ……ヤバイ、今日の俺の不幸度指数、400%越えちゃってるかも……」

近くで自分を凝視している目の前(?)の少女が
自分に、何を求めているのか解らなかった彼は
とりあえず、食糧が欲しいのだろうか? と全く、的外れかもしれない見当をつけ
確か、ポケットに……と某SNSに書き込むが如く、呟きながら、ポケットの中身を漁っていると

────出てきたのは、ハッカ味の飴。

其れを、見た瞬間に、彼はもっとガックリと肩を落として、自分の幸運をまるで「なかまをよぶ」コマンドの様に
使ってみるが、全く其の効果は無く、不幸な雰囲気であった <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 22:17:46.18 ID:LUUVp7fIO<> >>805

「…一般人…もしあんたが本当にそうなら私に話しかけるなんてよっぽどの物好き≠ヒ」

【懐からタバコを取り出し、口に咥えた。稽古後のこれも、】
【日課になっている。身体を動かしたあとのニコチンはうまい。】

「…強い…ねえ…私はどうかしら…そもそも―――――――」

【そこで舌打ち。風が吹き、それがライターの火を掻き消した。】
【だが、その苛立ちは一瞬。女は次の瞬間にはもう、】
【相手の纏う「黒い」雰囲気に飲まれそうになっていた。】

「オアシス……!」

「…神殺機関≠ェ…!?」

【思わずタバコを取り落としそうになった。】
【驚くのも無理はない。女は「元」機関員である。あの黒い時代を思い出すのは、】
【あまりいい気持ちがしないが……しかし、復活していたとは…】
【過去の記憶を手繰りながら、女は思考した。】 <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/19(日) 22:24:46.82 ID:pNL8pOi+o<> >>809

「よく言われるよ。私としては些か不満だがね」

タバコの匂いはあまり好きではない、が今ここで不満を顕にしても得はない。
服に臭いがつかないかの心配をしつつも、柔和な表情は崩さずそのままだ。

「ああ、そうだ」


「……おや?なにか昔、機関とかかわりでもあったのかな?」


女性がどこか動揺しているように見え、推察し尋ねる。
もし機関に恨みを持つものならば生かしておくと後が面倒だ。
尤も、機関が動き出したことを教えてしまった時点でただで帰す気は余り無かった。

彼を中心に地面をゆっくりと侵食していく“魔眼”
相手がこちらの話に集中しているこの間ならば、多少の範囲は石化させてもバレないと踏んだ。
これはいわば保険である。相手が攻撃してきた際すぐに防御の態勢に移れるように、だ。 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 22:24:48.62 ID:bNwKfU/Qo<> >>796
/募集中! <> 【魔綴鏡典】@wiki<>saga <>2011/06/19(日) 22:26:27.71 ID:oY1XCHj00<> >>808

【男の背後で白眼視している少女は男の発言に少し動揺する】
【御大層な目隠しをしている男がどうやって自身を捉えたのか?】
【言うまでも無い。能力だ。一抹の不気味さを感じ取った少女は】
 

   【魔綴鏡典】《サタニックフォント・マニュスプリクト》―――発動
 

【瞬間、少女の背後に空中に浮遊する2枚の鏡が現れた】
【一枚目の鏡典に明記されている文字は【真双戒剣】】
【自身に怪力を付与する大剣召喚の鏡。それによって、少女の手には大剣が】

………なんで私がいることが分かったの?
そんな御大層な目隠しで視界を封じてるのに。
それに私は飴なんていらないわ。嫌いだもの。

【雨の冷たさのような冷淡な表情と態度。そこに訝しげな表情も追加されている】
【がっくり肩を落としている男のことなど歯牙にもかけない】
【自身が気にするのは相手の能力とその名前】
【もしかすれば自分の追い求めている「名前」への手がかりにはなると思ったから】 <> 【紙鬼折神】<>sage<>2011/06/19(日) 22:31:17.71 ID:jA+ceWuJo<> 【木製の、どこか温かみのあるその空間のカウンター】
【丈の長い黒色のマスター服というのだろうか、を身に纏う男は暇そうに頬杖を突く】
【店内はマスターである彼以外の人間は存在せず、天井につるされたライトがよけい、店内の物悲しさを浮かび上がらせる】
【入り口の扉に取り付けられた金色の鈴が鳴る気配は未だ無い】

【街の大通りから少し外れた裏路地に居を構えるこの店は】
【その立地の所為かほぼ固定客、それもとびきり癖の強い客が集まる喫茶店】

【その店の名前は、『≪歴史を綴る白書―White history≫』】

/戦闘だろうがなんでも来い! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 22:34:44.64 ID:LUUVp7fIO<> >>810

「…関わり…というかね…まあ、」

「…私もほんの少しの間だけ席を置いてたのよ。当時は軍団≠フ方にね。」

【穢れ無き悪魔=cそれが彼女の所属していたグループの通称である。】
【純粋な正義を排除し、片っ端から能力者を抹殺してきた「無」能力者。それが、】
【この女である。】

「…で、あんたは…やっぱりあくとう≠ゥ。」

「…ジェイルとの痛み分けのあの戦争で壊滅したかと思いきや…へえ…また一波乱起こそうっての…」

【紫煙を燻らせながら女は言葉を紡ぐ。】
【相手の魔眼の発動には気づかない。そもそも、】
【隻眼でかつ辺りが暗いため、気づけるはずなかった。】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/19(日) 22:40:58.57 ID:iTQowtero<> >>812

視界を其の侭に、ハッカの飴を手に乗せて、もう片手を杖を挟んで膝の上に置いた状態で
彼は、立っていたのだが

『不可視の魔眼』の目の前の少女が息も吐かせず能力を発動し
さらには、脅しをかける様に、其の手には大きな大剣が。
彼は、何処のゲームだよ、此の状況はと言わんばかりに大きな溜息を吐きつつ
何時も通りの質問に対して、何時も通りの反応を返す
彼の体勢は、膝に手をついていた状態から回復し、杖を右手で突いて、普通に立っていた。
───しかし、彼の顔の方向は正確に少女の方向には向いておらず、見当違いの方向を向いていた

…………コツン

「まず、質問の答えとしては『見えている』って、言うしかねぇのよ」
「俺も、もっと端的に此の事をアンタに伝えてやりたいとも思わないではないんだけどよ」

「……で、今度は俺の質問に答えてくれるんよな?」
 「───アンタは、何でそんな大層な剣を持ってんだ? 危ないだろ? 仕舞え、仕舞え」

杖を突いて、彼は方向を修正し、少女の方へ顔面ごと身体を向け直す
目隠しの中から、少女を射抜く視線……等というものは存在せず、ただ、少女の方向を向いているだけ
そして、彼は少女の質問────と言っても、彼は何度も此の質問をされた様で、口元に苦笑いを浮かべつつ───に答える。
そして─────目の前の少女のある意味忙しなさに相反するかのようにゆったりとした口調で質問を返した
尚、飴は嫌いと言われて、スゴスゴと飴を口の中に放り込んだ為、彼の口の中からコロコロと音がしている <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/19(日) 22:43:42.29 ID:pNL8pOi+o<> >>814

「ほう!それでは“元”同志という事だね」

嬉しそうに声を上げる。……が、元、という部分を強調してだ。
つまりは機関を抜けたということ。機関の思想に合わなかったということ。
果たして、そんな人間が機関に再び戻ってくるのだろうか――――?
可能性は、あまり高いとは言えないだろう。

「悪は壊滅しない。世界がある限り、人間が在る限り、悪は生まれ続ける――――」


「一波乱?とんでもないな。世界は“零”へと帰るんだ。一つの波も起きやしない」


手を広げ、語る。彼が望むこの世界の顛末、その最後を。
あまりに夢物語、実現などしえない理想――――だが、それも“チカラ”が集まれば不可能ではない。
それを演説する彼の表情は、狂気に満ちていた。

「さあ、答えてもらおうか?」
「戻ってくるのか、それとも――――死を選ぶか」

地面を侵食していく石化は、ゆっくりと、しかし確実に女性に迫っていく。
生物には効果がない魔眼、だがその足元まで石化が及べば即座に不意をつくことも可能となる。
だが地面の質感が変われば気づかれる可能性もあるため、あくまで近くまでにとどめておくつもりだ。 <> 【天魔双翼擬態】@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 22:43:59.60 ID:BSUJrTXFo<> >>813
【ドーン】

【余計な描写を省く、wiki参照の悪臭をこれでもかと放つ薄汚いという言葉を優に越した汚れを持つ少女が店へと飛び込んでくる】
【幸いにも扉に傷は無く、単純に勢いよく開かれてしまっただけなのだが―――少女の頬には大きな青痣が付いている】
【服装はボロボロ……といっても、これは敵意ある攻撃によるものというよりかは自然にボロくなっいったという感じではあるが】
【店に雪崩れ込む雪の様に入って来た少女はガタガタと震える足を震わせながらあっという間に扉と反対側の壁へと駆け寄ろうとし】

「おうおう、ジャマするぜぇ」

【後から続いて入ってくるように、しかし余裕を持ってのしのしと入ってくるのは身長2mはあるであろう大男であった】
【サイズは恐らくかなりのでかさであるであろうTシャツを身に付け、筋肉隆々と言った容姿である、かませ犬キャラな気がしないでもない】
【男は店内へと視線をグルッと見回す、店主らしき男しかいないのを確認し、それからのしのしと更に進撃を進めるのであった】


/大男の方はNPC能力者なので、適当な頃あいで死ぬなり気絶するなり退散するなりします
/ミニクエスト?ミニイベント?的なものですね、お嫌でしたら文を書き換えますッ <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/19(日) 22:50:50.42 ID:bNwKfU/Qo<> 【公園】

【ベンチに寝転がる一人の青年。手元には五本の白銀に光るナイフ。】
【切り裂かれ【学園】の制服からは傷口の縫合痕が見え隠れし、なかなかに不気味。】
【此の青年は右腕や右脚、左手首にはもっと大きな縫合痕…切除した物を無理矢理くっつけた痕があるのだが…。】
【残念ながら手首以外の部位の縫合痕は確認出来ない。それでも十分不気味なのだが。】

しっかし…

【ナイフ一本一本皮製の鞘に納め、制服のポケットへと押し込める。】
【青年は能力を使用した時の過負荷が凄まじいのでこういう武器は歓迎なのだが…】
【根本的な解決にはなっていない。そんな事を考えていた。】
【しかしこれはただの青年の思考。今からのロールとは全く関係ない物だ。】

どうしたらこんなに綺麗に動くようになるんだ…?

【青年の左手の甲には手首の他に更に円状に縫合痕がある。先程まで蛆が湧いていた箇所だ。】
【だが…青年が何を考えていようと不良が深夜徘徊している様にしか見えないのに変わりはない。】
【勿論、切り裂かれ、着崩された制服に茶髪。更には縫合痕と言うのはかーなーり目立つ。】
【公園に入れば嫌でも目にするだろう。ナイフを手にした不良青年を。】

/誤字修正…! <> 【魔綴鏡典】@wiki<>saga <>2011/06/19(日) 22:56:22.56 ID:oY1XCHj00<> >>815

【杖を突く音が響く。これだけ見ればやはり盲人】
【視界が闇で塗りつぶされたが故に、杖を突かねば行動がままならぬ盲人】
【だというのに、回答は『見えている』。これは哲学なのか?見えぬからすべて見える】
【そんな矛盾したモノだというのか?疑問は尽きない】

……アンタ、どこ向いて話してるの?
私はこっちよ?ほんとは見えてないんじゃない?

【見えているならば、顔もこちらに向けるはず。なのに向いていない】
【どこかに使い魔がいるのか?どこかに目があるのか?】
【…視線は感じない。目の代わりとなるものは見当たらない】
【もしこの状態で相手に襲われたらどうなるか見当もつかない】

【と思っていると男の顔はこちらへと向けられた】

………。
アンタが私に危害を加えないというならしまうわ。
そうでないなら仕舞わない。自分の身を護るものをわざわざ放棄するなんて自殺行為よ

あと飴をなめ終わってから話しかけて。
そんな状態で話しかけられたくないわ。

【剣は右手に。何も記されていない鏡は後方に。すべては警戒心から】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 23:03:42.14 ID:LUUVp7fIO<> >>816

「…そうなるわね…うん。「元」仲間ね。」

【女もその語を強調する。最も、確か入隊した時は、】
【「仲間」など存在しない、と言われた。いつ何時でも仲間割れが起こり得る、という、】
【実に穏やかでない取り決めがあったものだが…】

「…変わってないわね…私の頃から…」

【目の前の男を見ると、なるほど「機関」がそこにはあった。】
【理想を語る男に宿る濃密な「狂い」は、女が今まで会ってきた「あくとう」のそれと酷似している。】

「…冗談じゃないわ。私が何で脱退したと思ってるの。」

「戻る気はないわ。零≠諱B」

「で、死ぬ気もないわ。こんなところで命を落としてたまるもんですか。」

【これはめんどくさい事になった、と女は左腰の模造刀に手をかける。】
【あくとうの戦闘力は高い。交戦したらそれこそ重賞を負いかねないのだ。】
【さてどうするか…思考を巡らしながら、相手の対応を待った。】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/19(日) 23:08:39.99 ID:iTQowtero<> >>819

「………ハッカって、不味いよな……」

ハッカ味の飴をガリガリと心底美味しくなさそうに食べる彼
少女に、殆ど命令の様に、其の状態で話しかけるなと言われたが故に
時たま、杖を地面に軽やかに叩き付けて、一拍のビートを何処とも知れぬ場所に刻んでいる
其の不味そうにハッカの飴を噛んでいる間でも、彼の目隠しの中にあるであろう眼は
きっと、少女を見ていた。
目隠しの方向だけでなく、『何と無く見られている』と言う、感触から解るだろう

…………コツーン

「さっきまでの、一連の行動の中に、俺がアンタに危害を加える可能性があったなら」
 「出来れば、此の場で列挙して欲しいもんだな。」
  「現在進行形で、俺はアンタに危害どころか、あめちゃんをくれてやる、なんていう溢れんばかりの優しさを見せ付けたと思うがよ?」

完全に飴を食い終わったらしいが、口の中に飴の滓が残って煩わしいのだろう
何処か、虚空を気にしながら、相手の言葉に反論する。
確かに、彼は一度も少女に危害を加えては居ないが、加えられてからでは遅いと言う反論に
何も答えていない。
ある意味、彼の頭が余りよろしすぎはしない、と言う表れかもしれないが
冗談のように、言葉を紡いでいく彼が、阿呆だという訳ではないだろう。 <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/19(日) 23:14:59.72 ID:pNL8pOi+o<> >>820

「やっぱりそうなるな……まあ、分かっていたことだ」
「お前が選んだのは死だ。微温く[ピーーー]ると思うなよ」

模造刀に手にかける相手に、ため息を付いて冷めた視線を送った。
先程まで顔に浮かんでいた笑顔はもはや跡形もなく消し去られ、残るのは無表情。
光の灯る魔眼が、闇のなかでよく目立つ。


「――――さあ、“救済”してやろう。そして、私の“作品”にしてやる」


パチン――――――――静かな夜に、音が響いた。
男が、指を鳴らした音だ。高い澄んだ音が、公園の隅にまで届く。
それが合図と言わんばかりに、地面に潜む“それ”は動き出した。

彼の持つ魔眼は、無生物を石化させることができる。
そして――――その石化させたものの形状を、自由に操作することが可能となるのだ。

「ほぅら、五分以内なら意見を変えることを許してやろう」
「まあ、五分生きていられるかは別として、だがな」

女性の目の前の地面が、突如として蠢き、変化し始める。
それはうねりをあげ、女性の方へと伸びていく数本の触手となった。
剣士ならば手足を封じれば行動することは出来ない――――何か能力を持つならば別だが。

石の触手は女性の手足へと絡みつき、動きを制限しようとする。 <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/19(日) 23:17:00.67 ID:pNL8pOi+o<> >>822
/ちょっとみ用によっては確定っぽいので訂正……

>石の触手は女性の手足へと絡みつき、動きを制限しようとする。

石の触手は女性の手足へと絡みつこうとし、動きを制限せんとする。

に変えてください……
<> 【魔綴鏡典】@wiki<>saga <>2011/06/19(日) 23:21:53.25 ID:oY1XCHj00<> >>821

……見知らぬ人間からの施しなんて大抵ろくなもんじゃない
だから飴をくれてやる というのはあふれんばかりの優しさなんてもんじゃないわ
世間知らずな私だけれども、世間ではそういうのを不審者って言うのよ?

【その後しれっとした顔で 私のことは世間では浮浪者と言うのよ と言った】
【自身の問いに答えてない部分があることを敢えてスルーした】
【こんな夜に神経をとがらせるのもバカらしく思ったのか能力を解除する】
【すると鏡はその存在を希薄化させ、やがてすべて消滅した】

……アンタはこんなところでなにをしていたの?
ただうずくまりたいからここに居たわけ?

<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 23:24:44.88 ID:LUUVp7fIO<> >>822

「…こりゃあ…模造刀なんて使ってたらぶち殺されるわね…」

【ひょい、とその手を離し、その右手を大剣に持っていく。】
【どうも昔から神殺とは相入れない。今更ながら、】
【一度でも入った事を悔やんだ。】

「まあいいわ…こっちもちょうど退屈してたところ…」

【ドンッ】
【と女は左足で一歩踏み込む。右手に力が入った。触手を引きつけ、絡みつく寸前のところで、】







【大剣を素早く抜刀し、ほとんどのタイムラグなくそれを、】
【右から左になぎ払い、触手を「全て」両断しようとした。】 <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(不明なsoftbank)<><>2011/06/19(日) 23:26:20.73 ID:0Nt2TfFz0<> http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/12308/1307892841/
みんな此処来てよ <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 23:27:50.39 ID:LUUVp7fIO<> >>823
/おおっと了解です。
<> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/19(日) 23:36:57.23 ID:pNL8pOi+o<> >>825

「……さすがは剣士といったところか」

触手は全て綺麗に切断された。あの大剣の質量、そしてそれを振り回す女性の腕力を考えれば不可能ではない。
だが、そんなモノは想定内の内でしかない。
すでに魔眼による石化の侵食は大きな範囲に進んでいる。即ち、腐るほど武器も防具も在るということだ。

「だがな、能力者じゃない貴様に、私を[ピーーー]ことは出来ない」

“ただの武器”を使っている時点で、男はすでに一歩リードしている。
なぜならば、それはタダの武器で、無生物に過ぎないからだ。
相手が戦士ならば、其の武器を石化させ、砕くまで。牙を折れば獣などそこで死んだも同然だ。

「まだ終わりじゃないぞ?」

地面の侵食を進めながら、石化した土を操り、四方から先ほどと同じように触手で動きを止めようとする。
あまりに単調すぎる攻撃――――しかし、男の狙いはそこにある。
単調な攻撃を繰り出し続ければその対処もパターン化し、同じ動作を繰り返すことになる。
“そこ”に生まれる隙を、男は狙っていた。
侵食はもう少しで女性の足元にも及ぶだろう。 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/19(日) 23:37:20.99 ID:iTQowtero<> >>824

「飴をくれてやるだけで、別に着いて来いとも何とも言ってないんだがなぁ……其れでも駄目?」
 「いや、だって、ほらよ? 俺だって、不味い飴とはいえ、俺の手持ちのカードの中で」
  「最善を尽くしたわけでよ?  不審者って、そんな、言い方は無いと思うんよな?」

浮浪者と言われて、目隠しの下で眼の周りの筋肉が驚いたように動く仕草があるが
まぁ、そういうこともあるのだろう。と何処か心の中で決着を付けてしまったのだろう
そりゃ、ご愁傷様とでも、言って欲しいのか? と、ニヤケ面と共に言う。
嫌味ではあるが、其処まで深刻な事でもないと思ったが故の言葉だ。
悪気には、満ち溢れているが、悪の雰囲気を醸し出している訳ではない。

………コツ コツ

「質問の答えだが、散歩の途中で水溜りから水が飛んできて項垂れてたって、のが正解」
 「…自分の、今日の運勢の悪さに、ほとほと嫌気が差した……って言い換えても、構わんかな。」

「……それで? アンタの方は? んなブカブカのモン羽織ってよ」
 「……せめて、上の方で縛ったり……っちゅう選択肢を選んではどうかと思うんだがよ?」

杖で、地面をおっ叩きながら、彼は淀みなく質問に答える。
肩を竦めつつ答える其の姿の、下方には、水に濡れたジーンズがある。
其処まで、酷い汚れではないが、今日一日に積み重なった不幸な感じが、彼の眼に其の汚れをより酷いものとして
映しこんでいる。
そして、彼は質問に答えた後に、口元に笑みを浮かべながら質問を返す。
変な歩き方をしていた彼女の姿を思い出して、質問をした。 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/19(日) 23:48:27.53 ID:LUUVp7fIO<> >>828

「別に殺さん。降りかかる火の粉は払うだけだ。それにお前さっきから…」

【女は触手を両断した瞬間、左足を下げた。】
【そろそろと慎重に間合いを図り、そして四方から触手が伸びた瞬間、】


「 偉 そ う に 私 に 口 を 聞 く な 」


【先ほどと同じように前方二つの触手を斬ろうとし、そして無事に斬れ、かつ何もなかったら、】
【下げた左足を押し込み、相手に素早く接近しようとする。】 <> 【遮光之幕】癒しを与えて硬さ自在の布を操る。@wiki<>sagesaga<>2011/06/19(日) 23:49:00.21 ID:s7Mck7GJ0<> はぁ…今日は居ないみたいですねぇ…。
良かったですぅ…。

【夜の繁華街。】
【良い子なら帰って寝る時間だが、少女はそこを歩き、周囲に目を光らせていた。】
【少女は学園の制服。そして生徒会書記の腕章。少女なりの仕事スタイルである。】

【「居ないみたい」というのは、俗に言う不良や悪{っぽい(格好の)}人のことである。】
【昨日は不良が数人深夜に居るのを見かけ、苦労した物だ。 少女は肩をすくめる。】

ふぅ…学園も、これ位平和だったら良いのにぃ…
どうして平和にならないんですかぁ…。

【この頃、学園関係で起こる事といえば戦闘ばかりだ。】
【精神的にも疲れている少女は、前から来る人や物に気付かないだろう。】
【故に、そうなればぶつかってしまう可能性が。】

/戦闘以外でお願いします。 <> 【魔綴鏡典】@wiki<>saga <>2011/06/19(日) 23:51:20.42 ID:oY1XCHj00<> >>829
/すいません。体調が悪くなってきてロール続行できそうにない状況になってしまいました。
此方から絡んでおいてすいませんが、当たり障りのない会話して去ったと言う事にしていただいてもよろしいでしょうか?

自分勝手で本当にすいません。 <> 【魔綴鏡典】@wiki<>saga <>2011/06/19(日) 23:51:56.49 ID:oY1XCHj00<> >>829
/すいません。体調が悪くなってきてロール続行できそうにない状況になってしまいました。
此方から絡んでおいてすいませんが、当たり障りのない会話して去ったと言う事にしていただいてもよろしいでしょうか?

自分勝手で本当にすいません。 <> 【魔綴鏡典】@wiki<>saga <>2011/06/19(日) 23:55:28.66 ID:oY1XCHj00<> 連投すいません。 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/19(日) 23:55:54.91 ID:iTQowtero<> //>>832
//ういーっす! かまわんっすよ。 はい。 お体に気をつけて! お疲れさんです! <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/19(日) 23:57:52.82 ID:iTQowtero<> //>>832
//ういーっす! かまわんっすよ。 はい。 お体に気をつけて! お疲れさんです! <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/19(日) 23:57:55.19 ID:pNL8pOi+o<> >>830

「おお、怖い怖い。このままじゃやられちゃうなぁ」

やれやれ、と肩をすくめる。触手は物の見事に対処され、女性はこちらへと接近してきた。
このままだと負けるだろう。最初から接近戦など勝ち目はないのだ。
距離を詰められれば終わり。まあその時は逃げればいい。

「さて、遊びもここまでにしようか?」

そう言って創りだしたのは巨大な石の塊。それは形容するならば巨大な石像の拳だ。
男の近くで作り出されたそれは、女性目がけて繰り出される。
大きさはせいぜい半径2mほど。速度はそこまでではないため斬ることも躱すことも可能だろう。

そして――――男に近づくごとに、魔眼の影響力は大きくなる。
先程まで何の影響もなかった女性の太刀も、近づけば徐々に、ゆっくりとだが“侵食”が始まる筈だ。 <> 【魔綴鏡典】@wiki<>saga <>2011/06/20(月) 00:00:56.69 ID:9KAUpiFT0<> >>836
/絡み乙でした! <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 00:14:30.72 ID:B1zmHorIO<> >>837

「ふん…小賢しいわね…」

【ダダダッと大地を蹴りながら女は相手に接近ていく。その過程で考える事は能力の事で、】
【全く、と心の中ではため息をついた。異能を宿した能力者ほど、】
【厄介な相手はいない。そもそも無能力者である自分は、】
【もう相対した段階で、一歩劣っているのだ。】

「ええそうね…面倒ごとはごめんよ。まだ食事もしてないの。」

【女は大剣を大上段に構えた。侵食には気づかない。まさか自分の「剣」が、】
【犯されているとは思わないのだ。この段階でも相手が優っているが、】
【彼女も、ただ出遅れるわけにはいかなかった。一応は過去に軍団の一角を担った剣術家である。】
【間合い外≠ノ剣閃を直撃させる技術を持っていた。】
【石塊が見えた瞬間、女は足を止め、その真ん中に刃筋を合わせ、】

「消し――――――――――飛べっ!!」















【思いっきり剣を振り下ろした瞬間に、放たれるのは強力な鎌風、所謂「斬撃」】
【縦向きに大地を抉りながら真っ直ぐに進むそれは、石塊を、そしてその先の「あくとう」ごと、】
【文字通り「真っ二つ」にしようと進んでいく。】


/すいません風呂落ちです。
すぐに戻ります。申し訳ございません。 <> 【遮光之幕】癒しを与えて硬さ自在の布を操る。@wiki<>sagesaga<>2011/06/20(月) 00:20:14.76 ID:oNVp14AL0<> >>831
/まだまだ募集中!
/学園生徒も生徒じゃない人もどんどん絡んでね! <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 00:29:58.03 ID:MScyCAWNo<> >>839

「こうもやすやす近づいてこられるとは……最初から本気で行けばよかったかもしれないな」

飛んでくる斬撃、それは石塊を切り裂き、男に向かって飛んでくる。
もはや能力と呼んで過言ではないそれを見て、男はすこしばかりの後悔をこぼした。
しかし、飛んでくる斬撃は“直線的”であり、石塊を斬った時点でその軌道は丸見えだった。
しかしながら瞬時に反応できるほどの身体能力を持たない男は、わずかに回避が遅れる。
身体を横にずらし、斬撃をかわすがコートの端、そして足をわずかに切り裂かれた。

「……少し飽きてきたな。思ったより強くもない」

もしかしたら、相手はまだ本気を出していないのかもしれない。
だが、それでもこの戦いに飽きが生じたのは変りないことだ。
そして、男の頭の中では“この程度ならいつでも救済できる”という考えが生まれてきたらしい。
別に今[ピーーー]必要はないのではないだろうか?放置したところで、何ら問題はないのではないだろうか?
そう思えてならないのだ。

「すこしばかり、“本気”をだして終わらせるとするか……?」

そういうと五感のうちの二つ、味覚と嗅覚を代償に魔眼の効果を加速させる。
先程よりも早く、侵食が進み始めた――――女性の持つ太刀も同様に、だ。

それと並行的に石で棘を精製し、数本女性の方へと向け襲わせる。
あまり速度も早くなく、叩き折ることも容易。 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 00:44:03.75 ID:B1zmHorIO<> >>841
/お待たせしましたっ!
/そしてすいません…ちょっと質問…というか確認。
石化を進ませている「太刀」っていうのは大剣のことですよね? <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 00:46:23.74 ID:MScyCAWNo<> >>842
/あ、そうですすみません <> 【悪魔契約】@wiki E:銃型召還器<>saga<>2011/06/20(月) 00:52:30.19 ID:eC9GG/w/0<> >>840
/まだ…いいですかね? <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 00:54:42.47 ID:B1zmHorIO<> >>843
/了解です。ありがとうございまする。

>>841

「っ…避けたか。」

【そしてこちらへ向かってくる石の棘。】
【女は振り下ろした大剣を斜めに切り上げる事によって、その全てを打ち落とした。】

「――――――――――!?」

【と、ここで異変に気づく。棘を割った時の「音」が、】
【通常とごく僅かに違った。今までに数えきれないくらい振ってきたため、】
【ほんの小さな変化も見抜けるのだ。そして、女は刀身を見て思わず驚いた。】

「な……!」

「…お前…何を…」

【全体の七割を石化させられた大剣を肩に担ぎ、】
【女は相手に問いかけた。】 <> 【遮光之幕】癒しを与えて硬さ自在の布を操る。@wiki<>sagesaga<>2011/06/20(月) 00:54:53.27 ID:oNVp14AL0<> >>844
/もちろんっすよー。 <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 01:04:10.68 ID:MScyCAWNo<> >>845

「ふん、まだ気づいていなかったのか?」
「単純な話だ。お前の其の“牙”――――石化させてもらった」

能力強化により侵食の速度が速まったおかげで、公園の半分ほどがすでに石化していた。
ぼんやりと光る魔眼がさらに輝きを増している。
男は口元を僅かに釣り上げると、自らの背後に石を操作して練り始める。

「つまりは、この地面とその剣、硬度は同じというわけだ」
「ならば、質量が大きいほうが勝つ。とても簡単な話だな」

やがて完成したのは、全長5m程の巨像。所謂ゴーレムという奴である。
ある程度人の形状をしているもののそれはまるで動く事を考慮していない寸胴のような体型だ。
ゴーレムは男を守るように彼の背後に立ち、圧倒的な存在感を放っている。

「……ま、これでも一応私も機関の人間ということだ」
「大した力を持たない人間が、世界を“零”にするなどと言っても笑い話にしかならないからな」

男は動かない。ゴーレムも同様だ。
先程の言葉通り、男はすでにこの戦いに飽きていた。
逃げるならば追わないだろう。そして、男は話していないが魔眼の能力をとけば石化も解ける。 <> 【印度辛威】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 01:07:51.76 ID:Lq4tgopl0<>
「理想郷は理想郷で良いですが……」

深夜、故郷と言っても過言ではない程馴染み深い街から飛び出した僕は遅くにも関わらず人の溢れる繁華街に来る
ネオンもそうですが今が活動時間の表向きはまともなお店とか、ちょっとそちらの方向に片足突っ込んでいそうな人の多いこと
ああもちろん僕はそんないかがわしい世界に踏み入れるつもりもありません
ですからそちらには向かわず本当に正常な、ファミリーレストランだったりコンビニだったりが並ぶ方へ

「やっぱこう言うのもたまには良いですよねぇ」

結構な広場、その中心にある噴水に腰掛けて夜を走る風に短い髪を靡かせて目をすっと細め
その心地よさを十分に堪能したところで両手を天に突き上げんーっと身体を伸ばす

/途中から中文〜になる可能性有/ <> 【悪魔契約】@wiki E:銃型召還器<>saga<>2011/06/20(月) 01:12:35.24 ID:eC9GG/w/0<> >>831
【人影もまばらな繁華街の大通り おそらく、皆店で飲んだり食ったりしているのだろう】
【街は機能していても人影は少ない道を、ダルそうな足取りで進む者がいた】
【口に銜えた煙草が蛍のように、わずかに上下いる その者は、学生服を身にまとっている様だ】

「ふぅーーーっ… 今日は暇かもな」

【銜えた煙草と口の間から、大きく煙を吐き出す 様々な明かりに照らされて、真っ白い煙が浮かび上がった】
【いつも以上に人影も少なく、どうやら今日は仕事をする様な日ではないらしい 休日の深夜などそんなもんだろう】
【何ゆえ彼が銜えた煙草で歩いているかと言いますと、彼もまた役員だからです 腕につけた腕章がそれを物語っている】

【「監督官長」と書かれた腕章だ 分かりやすく言うと、風紀委員長と言ったところか「風紀委員ですの!」】
【……そんなしょうもない事を考えていたので、彼もまた前を見ていなかった ジャッジメントか…アリだな】

「んっ」

【割かしゆっくりと歩いていたので、こける事も体勢を崩す事もなかったが 何かが胸元に突っ込んできた】
【ぶつかった「何か」も大した速度ではなかったようで、衝撃は小さい 目線を下げて、その対象に目を向ける】 <> 【真双戒剣】<>sage saga<>2011/06/20(月) 01:12:36.76 ID:B1zmHorIO<> >>847

「せ、…石化!?」

【ゾク、と背筋が凍る様な気がした。刃は潰された様に丸くなり、】
【本来なら鈍く輝く筈の峰もまるで息をしていない。】

(これが機関の力か…)

(まずいわね……剣術を封じられたら私は…)

【女は後方のゴーレムを見ながら思考した。】
【剣が使えなかったら正真正銘の無能力者である。そもそも、】
【たった一つの攻撃手段を「完封」されたのだ。】

「それで……」

「…どうするんだ…私を殺すのか?」

【背を向けたらぐしゃっとやられるかもされない。】
【そう考え、女は質問した。】 <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 01:17:33.57 ID:MScyCAWNo<> >>850

「さて、どうしようか……私も迷っていたところだ」
「ここで殺してもいいが、それでは興がない」

おとなしく逃げて、そして復讐にでも着てくれればそれはそれで面白いのだが
どうやら相手は自分が相手を後ろから叩き潰さないのか心配らしい。
自分もそれをやらないということを証明できないため、弁解はしない。
自分が逃げればいいのだが、それで後ろからあの大剣で殴られれば普通に死ぬ。

「機関に入れ……と脅しても裏切られるのがオチだろう?」


「さて……お前はどうしたい?」


ふむ、と考えた後、何も思いつかなかったようで呆れたように相手に尋ねてみる。
ゴーレムも、石化した地面も動く気配はない。 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 01:26:59.62 ID:B1zmHorIO<> >>851

「言ったはずよ…」

「私はもう機関員じゃないの。…今後もあくとう≠ノ成り下がるつもりはないわ。」

【この石化させなければ、と女は苛立った。これさえなければまだ戦う事ができる。】
【だが、現状それは不可能。これだから能力者は厄介なんだ、と、】
【女は脳内で相手を罵った。】

「……とりあえず…」

【すると、女は油断なく相手を見つめながら後退した。】
【適当な距離を開けて止まる。大剣の間合いから大きく外れ、】
【同時に遠当てを使っても十分見切れる距離である。】

「…その木偶の坊を消せ。」

「この距離なら私は攻撃できないでしょう?大剣でお前を叩く≠アとも不可能。」

【そう言って石化した大剣を納刀した。】
【戦う意思がないことを相手に示そうとしたのだ。】 <> 【遮光之幕】癒しを与えて硬さ自在の布を操る。@wiki<>sagesaga<>2011/06/20(月) 01:27:58.21 ID:oNVp14AL0<> >>849

わぁっ…

【ドンッ と、少女は何かにぶつかる。】
【少女もゆっくり歩いていたので、体勢を崩すことさえも無かった。】
【だから、反射的に上を見る。其の過程で見えたのは、「監査官長」と書かれた腕章、男の学生服、そして、青年の顔。タバコ。】

す、すみませんですぅ…

【これも反射的に出た言葉、すぐ青年の胸元から脱出する。】
【腰に巻いた、淡く発光する薄紅の布がふわっと揺れる。】

…?

【少女、何かに気づいた。】
【青年の風貌からして彼は学生だ。しかし彼はタバコを持っている。】
【つまりは―――――すぐに、お仕事モードが発動する。】

―――見たところアカデミーの生徒さんのようですがぁ…なぜ貴方はタバコを持っているんですぅ?
しかも吸ってるとはぁ…余程不良みたいですねぇ…。

【近く、とは言わずとも、有名な学校としてアカデミーの制服ぐらいは知っている少女。そして、腕に巻かれた腕章。あれはアカデミーの物。】
【すぐにアカデミーの生徒だと見抜き、そう声をかけた。】
【書記でも、生徒会の一員。学園の生徒でなくても、「生徒」の愚行を黙って見逃すほど落ちてはいない。】 <> 【闇夜総統】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 01:28:58.21 ID:3FB9SnCDo<> >>848

「はっはっは。夜闇に包まれた街道を歩くのはやはり、気分が良い――なあ? アルデバラン」

広場の真ん中を横切る二人組
陽気な、しかし深みのある声を発したのは長身の男であった
隣に居た少女がつと顔を上げる

「――かも知れませんね。今宵この時、街道の光の模様は一瞬の芸術でしょう」

「くっく――まさに然り、だ。おや?」

喉を鳴らして笑い声を上げていた男だが、その視界が気になる人物を見つける
噴水に腰掛けて風を楽しむとは良い趣味じゃないか――そう男の中で決断が下された

「其処な少年、夜分遅くにこんばんは」

柔らかな笑みを浮かべながら、少年へと歩み寄る
少女は男の後をゆっくり付いて来ていた <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 01:36:39.85 ID:MScyCAWNo<> >>852

「成り下がる?これまた滑稽な。惡を下に見ているようだが、それに負けたのはだれかな?」

相手をあざ笑うように、馬鹿にするように問いかける。
とはいえ、悪が下に見られるのは仕方のないことだ。悪とはそういう概念なのだから。
だから、“零”にすることにより下克上を図る。自分たちこそが正義だと証明できる。

「……ふん、まあいいだろう」

ゴーレムは支えを失ったかのように崩れ、そして液状となり地面へと溶けていった。
男にとってはこのフィールド全体が武器のようなものであり、ゴーレム一体消したところで何の支障もない。
相手に従うのは、些か癪ではあったがお互いの攻撃手段をなくさなければ一生終わらないだろう。

「ほら、さっさと逃げたらどうだ?どちらにしろ、私は貴様を[ピーーー]ほどの――――“救済”するほどの価値があると思っていないのだからな」
「[ピーーー]価値もない、死んでいるのと一緒の貴様になどもう興味はない」

魔眼による五感の消失は、能力が発動し続けている限り続く。
味覚と嗅覚、戦闘にはあまり関係の無いものだが、ないとかなり気持ち悪いのだ。
だからこそ、早く終わらせたかった。 <> 【印度辛威】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 01:37:56.27 ID:Lq4tgopl0<> >>854

「……?」

目を細めていたためか、狭まった視界の外から何やら男性の声
キョロキョロと周囲を見渡して該当する人間がいないのを確認、数瞬してから返事をするべきかと思考し

「えぇこんばんは。今日はなかなか風が心地よいですねぇ」

結局挨拶には応える事に。一応客商売をしていますから、体面にはどうしても気を使うのです
映り込んだのは長身の男性と、それに従い歩く少女の二人
兄弟なのかはたまた親子なのか、そんな取り留めのない事を脳内に流す

しかし何故僕に話しかけたのでしょうかね? まともそうだからと言うのであれば歓迎ですが
ちょっと僕に興味を持ったから、と言われたら半歩下がりたくなります <> 【悪魔契約】@wiki E:銃型召還器<>saga<>2011/06/20(月) 01:43:04.08 ID:eC9GG/w/0<> >>853
「いや、すまねぇ 考え事してた」

【とても落ち着いた口調と態度で、侘びを入れる 本当にしょうもない事を考えていたのにな!】
【煙草を口から離して、指の間に挟む 流石に銜えタバコのまま会話ができる程器用ではない 腹話術師じゃないんだから】
【しかしながら、中々可愛い女の子である 内に滞在する悪魔が「ガタッ」と言う感じで立ち上がった気がする 出番はない、座ってろ】

「あ?あぁそうだな、別にコスプレの趣味はないから正真正銘アカデミーの生徒だが…」

「何故持っているか、なんざ簡単じゃねぇか お前が言ってるように吸う為だよ」

【まるで理由になっていない解答を、少女に捧げた 一見すると喧嘩を売っているようにしか見えないが、重要な理由は他にある】
【青年の吸っているソレは、『煙草であって煙草でない』のである ……矛盾しているので解説をいたしたいと思います 次段へどうぞ】
【青年の能力――の説明は割愛するが、その中に『調和』の意味を持つ『節制』のアルカナがある その力を、煙草に使用しているのだ】

【結果として、ニコチン、タールを始めとした有害物質を全て調和によって無害化したものを口に入れている 世界初の完全無害化煙草】
【そんな事を一見してわかる人間なんかいないので、先のセリフは『煙草を吸っているのが何か?』と言う意味になる 不良は否定しない】 <> 【闇夜総統】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 01:46:23.30 ID:3FB9SnCDo<> >>856

「ああ、全くだ。夜風の心地よい日は…そうだな、唄でも唄いたくなる」

「――クラウン、少し自嘲なさってくださいよ?」

少年の言葉に満足げに首肯を返す男だが、即座に唄う事を少女に抑制される
男はその言葉に少し眉を顰めながら、しかし直ぐに気を取り直して笑みを浮かべる

「なに、深い意味で話しかけたわけではないぞ――少年。こんな夜には見知らぬ誰かと話したくなるものなのさ」

自信満々にそう語りながら、サングラスを取りはらう
青く澄んだ目で、心底楽しそうに少年の姿を眺める <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 01:51:28.09 ID:B1zmHorIO<> >>855

「ふん。…言われなくてもそうするわ。」

【とりあえず色々と悔しいのだが、彼女としてはどうしようもない。そもそも、】
【剣術家が得物を封じられたらどうやって勝てようか。】

「ただ…これだけは言っとくわ。」

「あんた……ここで私の首を刎ねなかったのを後悔するわよ。」



「……必ずね。」



【そう言うと、】
【女はばさっとコートを翻し、夜の闇に消えた。】



/乙でしたー!ありがとうございました!
/やっぱり負けてしまったwww <> 【遮光之幕】癒しを与えて硬さ自在の布を操る。@wiki<>sagesaga<>2011/06/20(月) 01:55:49.43 ID:oNVp14AL0<> >>857

そこですよぉ!そこぉ!

【青年が言う「お前が言ってるように吸う為だよ」に反応し、待ったをかける。】
【まぁ、少女として完全に「タバコ吸ってますけど何か問題でも」に解読されたみたいで。】

良いですかぁ?
知ってると思いますけど、未成年のタバコは禁止ですよぉ!
持ってるのも駄目ですぅ!

あーっ!しかも貴方、監査官長って結構偉い立場の人(っぽい)じゃ無いですかぁ!
そんな人がタバコやってるなんてぇ…。

…タバコを渡してくださいですぅ。
取り上げですよぉ。

【と、教師よろしく青年に言って、青年が持つ全てのタバコを渡すように手を差し出す。】
【勿論、それが無害化されたタバコだとは知らない。しかし、それが「タバコ」なら何でも関係ない。】
【途中で腕章に書いてあることも思い出し、其の言い方に拍車が掛かる。(っぽい)なのは、アカデミーの仕組みを良く知らないため。】
【喧嘩を売っているような青年の態度だが、それに怯まない様子の少女。伊達に生徒会役員をやっていない。】 <> 【石眼魔奏】石化の魔眼を有する能力者@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 01:56:52.66 ID:MScyCAWNo<> >>859

「ああ、後悔させてくれ。我々の障壁になってみせろ」

「その程度を乗り越えられずに、どう“零”を迎えようというんだ」

男は、むしろそれを望んでいた。
だからこそ罵倒した。相手に悔しさを与え、後に巨大な壁になってくれることを願い。
そして、それを完膚なきまでに破壊してこそ、本当の終焉が迎えられる。

「……さて、帰るとしよう」

収穫はあったし、もう夜も遅い。
十分な睡眠なくして、柔軟な発想は生まれない。
男は魔眼を解除すると、公園を後にした。

/からみおつでした!なんかすいませんでした…… <> 【印度辛威】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 01:59:28.70 ID:Lq4tgopl0<> >>858

「えぇ、良くわかりますその気持ち。僕もこう言う日は誰もいない丘でひっそりと歌ったものですよ」

うんうん、と僕は首を幾度か縦に振り、男性を止める少女に反するわけではないですが肯定。やっぱりわかっちゃうんです
気分が高翌揚して、柄にも無く口ずさんでしまったり
もちろん、人に聞かせるのは恥ずかしいですから舞台は完全なソロなんですが

「話相手が欲しかったり無性に人肌が恋しくなったり誰にでも良いから愚痴りたくなったり
 僕の住んでいるとこは大体そんな人ばっかりでその対応にも慣れてますから、理解出来ない訳ではないですね」

うん、ひとまず普通の動機で何より。これでまた一つ心配ごとは無くなった訳です
誰かと話したくなると言えば理想郷、住民達は毎日毎日僕
らのところに来ては今日はあーだこーだと酒を煽りながら言うものですから
目の前でイケメンがやれば様になるサングラスの取り方をした男性は酔ってない分マシです <> 【闇夜総統】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 02:10:10.20 ID:3FB9SnCDo<> >>862

「ほう、少年。君もか!」

少年の言葉を受け、男の顔が晴れる
この様な形でこんな趣味を持つ同類と出会えるなど想定外に他ならないのだから、嬉しいに決まっている
一方で、このやり取りをただ一人解せずにいる少女の視線は冷めていたのだが

「ふむふむ…君の住んでいる所が何処かは知らんが、中々面白そうじゃないか!」

興味深げに頷きながら、明るく声を張り上げる
例え会話内容がどんな物でも、話す事は美徳であると男は考えていた

「中々興味が湧いてくる物だな―――少年、君の事を少し聞いてみたくなった」

「――余り他人の事を詮索する物では無いですよ?」

男の言葉に、又しても少女が横やりを入れる
――が、今回は男はそれを無視することにしたようで表情を変えない <> 【悪魔契約】@wiki E:銃型召還器<>saga<>2011/06/20(月) 02:11:23.57 ID:eC9GG/w/0<> >>860
「あん?どこだ」

【普段突っ込み側なので、よもや自分が突っ込まれるとは思っていないのだろう。事実、何の事だかわからなかった】
【現在進行形で煙草を口に持っていき、ジジ、と小さく音がした後煙を吐く。尚、ちゃんと横を向いて吐き出している】

「あぁ知ってるぞ、有害物質だらけだからな どうでもいいけど」

「でもその法律は俺には関係ないな シガーチョコみたいなもんだ」

【何を当たり前の事を言うんだ?と言った感じの態度である 盗人じゃないけど何とも猛々しい…吸人猛々しいとでも言うのか】
【シガーチョコにして見た目が完全に煙草だが、なるほど煙草を模倣していて、無害であるという点では間違っていない】

「うちの学校じゃ寮長も喫煙者だぞ あとは、生徒を居酒屋に連行する教師とかな」

「つーわけで、断る 値上がりしてんのに喫煙場所が減って大変なんだぞ」

【少なくとも、自分の他にも複数名の生徒が吸っているのは確認済みだ 挙句の果てには教師が率先して、そんな事をしている】
【あっさりとした口調で、あっさりと断ってしまった。彼からしてみれば問題ないのだから何をそんなに…と言った感じである】 <> 【印度辛威】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 02:22:53.00 ID:Lq4tgopl0<> >>863

「無意識にね、口が動いちゃうんですよね」

くすりと笑みを浮かべて表情が変わった男性に続いて言葉を出し
横でただ一人ーーーと言っても三人の中でですが解せぬ、と温度差が感じられる瞳の少女にも「いつか貴方もわかりますよ」と笑みを向ける


「別に深くなければ多少の詮索は気にしませんよ僕は」

「ましてや、会って早々に共通項があったのですから探るなと言う方が厳しいでしょうし」

人は少なからず他人に好意を持たれたいもの。つまり僕も“良い人”と思われたいので相手を縛ったりはしません
もちろん、そっちの意味で知りたいなどと言われればNO THANK YOU 素直にお引き取り願いますけども

聞きたいことがあれば何でもどうぞ? と男性に促し言葉を待つことに
理想郷の事だって聞かれれば当然答えます。素晴らしい街ですから知って貰いたい <> 【遮光之幕】癒しを与えて硬さ自在の布を操る。@wiki<>sagesaga<>2011/06/20(月) 02:27:16.49 ID:oNVp14AL0<> >>864

貴方の事ですよぉ!

【青年がそんなことを考えているとはつゆ知らず、ビシッ!と指を指す。】
【青年が煙を横に吐き出しているのも、少女には親切とは分からなかった。】

だからこうやって注意してるんですよぉ!
シガーチョコだかなんだか知りませんけどぉ、其のタバコも有害物質の塊なんでしょぉ!?

【少女には、完全に馬鹿にされてるようにしか聞こえない。相手は余裕たっぷりである。】
【本当にシガーチョコみたいな物とは気づいていない。少女は青年の能力が分からないのだから当然だ。】
【薄々気付いてはいるが、この青年には、言い争いで絶対勝てないのではないかと疑い始めた。】

な…アカデミーって言うのはホントに…
どういう教育してるんですかぁ!全くぅ!

喫煙場所とかそういうのじゃなくてぇ!
〜!! とりあえず今はタバコ吸うのをやめるですぅ!

【青年が言うアカデミーの実態に、暫し絶句のご様子。】
【特に、教師が居酒屋に生徒を連れて行くとは…思わずモンスターペアレントみたいな言いぶりになってしまう】
【そして、提案を断られて悔しいだかなんだか複雑な気持ちの少女は、今だけはタバコを吸わないように、多分最後だと思われる注意をした。】
【それさえも断られれば…何が起こるかはわからない。】 <> 【闇夜総統】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 02:34:18.03 ID:3FB9SnCDo<> >>865

「ああ、私もそうだ―――風に耳を傾けその調べを聞いていれば、自然とアリアが口を突いて出てくるものだ」

軽く目を細めながら、男は感慨深げに言葉を紡ぐ
その隣に無表情で立っていた少女は、少年の笑みを見て少し視線を泳がせた後、
「そうでしょうか?」という疑問を表すように首を少し傾けた

「君は理解が早くて結構だ。私は賢しい人間が大好きだからね」

「それでは問いを投げかけよう。少年―――君は何処に住んでいるのかな?」

楽しそうに笑みを浮かべながら、そう聞く
先程の少年の言葉で気になっていたのだろう
男の隣に居た少女はしばし逡巡するようにした後、噴水へと腰を掛ける事にしたようで、
少年から少し離れた位置に腰を降ろした <> 【悪魔契約】@wiki E:銃型召還器<>saga<>2011/06/20(月) 02:45:27.56 ID:eC9GG/w/0<> >>866
「何っ!まさか俺だと言うのかッ!」

【横を向いていた顔をグルッ!と戻して、少女の指及び顔面を見据える。実に女の子らしい少女であるなぁと思いながら「ガタタッ」】
【ショックを受けた振りだけして、何事も無かったかのようにガードレールに腰掛ける。何を考えているのか不明な男だ】

「おお、まるで模範生のようだな!お前みたいなのばっかなら俺の仕事も楽なのに」

「何だ、知らないのかシガーチョコ こう……煙草を一回り小さくしたようなお菓子でな―――」

【普通生徒会役員というのは、模範生なのが常識だがアカデミーの場合そうでもないようだ。健全な少女に改めて感心した】
【独特のズレた感性で、シガーチョコについて少女に教える わざと論点をズラしている訳ではないので性質が悪いタイプだ】
【尚、そもそも彼はこれを言い争いだと思っていないので、少女が激昂すればするほどテンションに差が開いてしまうだろう】

「……生来の能力者に対する教育?規律を友情がモットー!――――だといいよな」

「何でそんなに怒ってるんだ?アレか、生徒会役員だからか」

【能力者に対する教育、の部分は間違っていない。ただの事実だ しかし、アカデミー生え抜きの青年をしてそんなモットーは聞いたことがなかった】
【だったら何故言った、と言った旨のお言葉は締め切らせていただきました また次回にー】
【何だかほおって置いたら地団駄でも踏みそうな少女を前にして、青年は吸っていた煙草をブレザーの内ポケットから取り出した携帯灰皿に入れる】

【――――――――数秒後、二本目の煙草を取出して着火していた】 <> 【印度辛威】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 02:48:01.76 ID:Lq4tgopl0<> >>867

「僕は賛美歌とかそう言うのではなくて普通の歌なんですけど、静かに歌うようにしてるんです
 一人の空間を壊さないように、出来るだけ優しく」

首を傾ける少女には、そうですよと首肯。いつかきっと来るはずです
だって、そう言う人の横にいるのですから次第に共感して影響されるのだから

「そうですね、理想郷と言うところに住んでいますよ」

「街の中ならば物で困ることはありませんね。それから二十四時間賑やかですし、街が幾つかの地区にわかれてます」
「特筆すべきは街の警護をしている管理人達でしょうかね?」

理想郷の特徴をかい摘んで説明しつつ、しばし考える人よろしく考える僕
説明するより見た方がてっとり早い気もするのですがとりあえず、指をピンと伸ばして主張
理想郷、だけあってなのでしょうか。なかなか個性的な方ばかりいますから <> 【闇夜総統】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 02:59:43.37 ID:3FB9SnCDo<> >>869

「それは良い趣味を持っているな。――ただ、一つ注意させてもらうが私は讃美歌は唄わぬよ」
「オペラに宗教観は大きく反映されている物だが――、しかし今の私はそこを敢えて無視している」

顔は笑みを浮かべたままそう語るが、しかしどこか強張っているようにも見える表情であった
宗教は男が忌み嫌う筆頭であったのだから、そこに口を出さずにはいられなかったのだろう
少年の首肯を見た少女は、少し少年の目を見ると小さく頷き返した
少女なりに、自身の心境の変化を期待したのだろう

「ほう、理想郷――か。風の噂に聞いた事はあるかも知れんが、しかし未見であるな」

「管理人たち――とは?」

興味深そうに少年の話に聞き入りながら、疑問を返す
特筆すべき物として紹介されては気にならないわけが無かった <> 【遮光之幕】癒しを与えて硬さ自在の布を操る。@wiki<>sagesaga<>2011/06/20(月) 03:08:51.94 ID:oNVp14AL0<> >>868

貴方しか居ないじゃないですかぁ!

【ショックを受けたような、そんな顔をした青年に、少女はどんどん言い放っているが、悉く返されていく。】

これが学園生徒会の仕事の1つですよぉ。

…違いますよぉ!そうやって話題をすり替えないで下さいですぅ!

【実際は、生徒会室で趣味のゲーム会社HP巡りをしたり、花見の際に酒を買ってきたりと、模範生とはいえないような少女だが。】
【今は健全なる模範生だろう。うん、そうだ間違いない。】

【小学生の時に買った記憶があるようなシガーチョコ。其の存在は少女も知っていた。】
【だが、求めているのはシガーチョコの説明でなく、勿論其のタバコの説明だ。主に所持理由。】
【やっぱり馬鹿にされているような。青年が言い争いだと思っていないことなぞ知る由もなく、少女は一方的に押されていく。】

もぉ!…アカデミーの悪口じゃないですけどぉ、特にちゃんとした教師さんを入れるですぅ!
技術は優れていてもぉ、態度がなってないと教師とは言えないですぅ!

そうですよぉ!タバコを吸ってる不良生徒なんて見逃せるはずないですぅ!

【お前は何様だよ。】
【と、ランクアップして学園長よろしく言う少女。テンションが開きまくってるのが、全く目に入ってない。】

【生徒会役員だから、こんな行為は見逃せない。そう、まさに其の通り。】
【だが、散々馬鹿にされた(相手は無意識)挙句、そんな事を言った数秒後にタバコを取り出され(相手は無意識)、さらに着火までされる(相手は(ry)と…】

…うぅ…グスッ…

…なんでぇ、何で聞いてくれないんですかぁ…グスッ。

【数秒前まで有った果敢な少女は何処へやら、学園の事情で精神をすり減らした少女には耐えられなかった様子で、とうとう泣き出してしまった】
【青年には全く関係ないことだが、昨日の不良たちにも馬鹿にされ、余計に精神が磨り減っていた。】
【顔は俯き、手は顔に添えられて、時々透明の液体が顔から流れ落ちている。】
【周囲の視線は言わずもがな。…無意識の泣き落とし。しかし青年も馬鹿にしていること自体無意識。どうなるのやら。】 <> 【印度辛威】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 03:11:49.12 ID:Lq4tgopl0<> >>870

「それは失礼しました。何分、思考をそのまま話してしまうものでして」

一つ訂正をつけられて、申し訳なさそうに頭を傾斜させる
それほど気に障ったと言う訳ではなさそうですが、無礼を見せたのであればどちらにせよ謝らなければなりません
頷き返した少女に僕は満足すると、管理人に食いついてきた男性へやや得意気……ではなく苦笑いを交え

「僕自身は会った事ありませんが理想郷の最高管理人は非常に強く仕事もこなすらしいですが、日常ではどこか抜けたとこを見せるらしいです」
「それから意中の人を言い当てられると羞恥からか皿を投げて壁を粉砕する方
 胸が大変貧相で言葉遣いも荒く聞いた話では下品な単語も平気で放つ僕っ娘
 男ですが外見はどう見ても女の子で酒に酔うと脱衣癖のある方等々」

「まだ他にもいるみたいなのですがそちらは僕もお会いしたことが無いので何とも言えません」

と一息に会った事があってかつ管理人の方を説明
かぐやさんやあの少女は管理人かわからないために除外。個性的なのは確かですけども <> 【闇夜総統】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 03:23:21.80 ID:3FB9SnCDo<> >>872

「ほう、それはまた随分と風変わりな最高管理人だな」

少年の語る話が余りに予想外であった為に、少しばかりの驚きを顔に浮かべながら言葉を返す
穏やかで包容力のある人間がやっている――と考えていた男に取って、話の全てが予想と不一致であったのだ
驚くのも止むなしと言った所だろう

「それでよく管理人が務まりますね。ともすれば他の方もその様な感じなのでしょうか」

黙って噴水を見上げていた少女が、呟くように一言発する
実に率直な、礼を弁えない不躾な感想ではあったが
男は少女の方に視線をちらりと向けると少年の方にまた戻し、少し苦笑いするような顔を浮かべた <> 【悪魔契約】@wiki E:銃型召還器<>saga<>2011/06/20(月) 03:33:15.63 ID:eC9GG/w/0<> >>871
「もっと違うシチュエーションなら、多少は嬉しい言葉だな…」

【どうでもいいけど、と付け加えつつ呟く 柳に風、暖簾に腕押しとはまさにこんな状況なのだろう。不憫な少女だ】

「よく知らなかったけど、結構真面目なんだなぁ学園都市って」

「……ん、話題すり替わったか?」

【青年と学園都市のつながりと言えば、過去に数回交流戦に出場したぐらいだ。大規模な能力なので、あまり出番がなかった】
【実は、件の生徒会長とも面識はあったのだが… 生憎名乗る事もなかったので、例の件については全く知らない】

【すり替えたつもりはまるでなく、「シガーチョコだかなんだか〜」この部分に答えたつもりだったので、脱線したつもりはない】
【全然、全く、これっぽっちも悪気はないのだがだからと言ってそれが正しいかは別問題だと言う事がよくわかる一例だ】

「いやいや、いい先生――――うん、いい先生だとも」

「ハッハー、全く反論できない立場だなー」

【自分でいいながら、無理難題な試験問題だとか授業内容を思い出すと自信がなくなってきた】
【確かに、実力があるのは確かなのだが、よく知らないと女性なのに片目の無い強面教師でしかないのだった】

【今まさに煙草を吸っている上に、不良である自覚をちゃんと持った礼儀正しい不良なので別に悪口ではないようだ】
【言うなれば、特攻の●とか今日から●は!みたいな好感の持てる不良みたいな… とかつまらん事を考えていたら、男にとっての最大の武器】
【すなわち―――――少女が涙を流して泣きはじめた 銜えていた煙草が、口から落ちる】

「なっ…………なんで泣いてんだよ!?」

「俺か?俺が悪いのか? とにかく泣くなって、な?」

【多少の差異はあれど、同じように学校の役員が見回り中に出会った。折角なので小粋な会話をしているつもりでいると、この有様である】
【全く自覚もなしに泣くまで少女を追い詰められる青年は、真性のドSではなかろうか。無意識下限定で】

【少しだけ少女に近づいて、優しい口調でなだめる 途中で、偶然落とした煙草が踏みつけられた】
【傍から見ると、泣いている少女をなだめる好青年かもしれないが、実際泣かしたのは彼である。何だか矛盾を感じる光景だ】
【頭に手を伸ばして、撫でてみる事にする。「この手に限る」ってどっかの悪魔がほざいている 黙りやがれ、ジョン】 <> 【印度辛威】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 03:37:29.44 ID:Lq4tgopl0<> >>873

「んーでもその人のお陰で理想郷があるのですから、公私はきちんと弁えているんじゃないでしょうか」

驚いている男性とは対象的に、大真面目に最高管理人について考えるもやっぱり予測の域は出ず
まぁ話した事がなければ会った事もないのですから、日下部さんから聞いた範囲内しか答えられないですし
それに他の方はともかく最高管理人については少し緩めておかなければ色々問題もありそうだなって

「でも実力はありますよ。さっきの言葉は平時ーーーつまり日常での管理人の姿ですが
 少なくとも僕が遭遇した一回と、過去に数度街全体が戦場になった戦いが置きました
 それでも理想郷は存在し人が笑って住んでいる。十分務まってると思いますよ?」
「最近入った方もいらっしゃるようですが一住民が気軽に会おうとは思わないもので」

少女のまったくもって普通(すくなくとも僕はそう思った)の反応に、苦笑を続けて言う
信頼の上に管理人はいます。例えおかしな人達だとしても、管理人としての仕事は少なくともサボっていないと僕は思うのです <> 【闇夜総統】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 03:49:46.85 ID:3FB9SnCDo<> >>875

「公私を弁えているのなら、問題は無かろうな」

真面目に答える少年に頷きながら、言葉を返す
或いはそういう人間の方がトップには向いているのかも知れない
堅苦しいばかりでは長続きしない――そうも考えてみる

「そうですか。性格は破綻していても仕事はこなすのですね」

納得したように頷くと、少女は少年の方に顔を少し向けて

「そんな方々が努めてらっしゃるからこそ、理想の郷なのでしょうね」

相変わらずの無表情でそう言った
直ぐに顔を背けてしまうが、どこか得心した事に満足げな雰囲気である

「理想郷の事は良く分かったよ、感謝する。それでもう一つ質問なのだが、
 少年―――君は其処で何かをしたりしているのかな?」

少女が話し終えるのを待って、男はそう切り出した <> 【遮光之幕】癒しを与えて硬さ自在の布を操る。@wiki<>sagesaga<>2011/06/20(月) 03:59:31.83 ID:oNVp14AL0<> >>874

あぁもぉ!何考えてるんですかぁ!
今貴方は私に説教喰らってるんですよぉ!自覚持ってくださいですぅ!

【青年はそれだけしか言ってないのに、瞬時に連想ゲームが出来てしまうのは少女の悪いところ。】
【やはり不憫である。】

生徒全員が真面目とは言わないですけどぉ、貴方の話を聞く限りは此方の方が真面目という自信があるですぅ。

…完全にお菓子の話になってたじゃないですかぁ!私が言いたいのはタバコの所持の話ですよぉ!

【競ってねぇよ。】
【しかし、青年の態度然り、其の口から出るアカデミーの実体然り、比べたくなるのも頷けるかもしれない。】

【少女にとってはやはり「はぐらかされてる=馬鹿にされてる」の図式になり、ますます頭が痛くなった。】

良い先生でも何でも―――やっぱり居酒屋に生徒を連れ込むのはどう聞いても駄目ですぅ!
どうせお酒も飲んだんでしょぉ?

【少女が言えた立場ではない。花見の席で無意識とはいえ酒を飲んだのだから。しかも生徒会長に酒を渡す始末。】
【だが、自分のことは棚に上げてまでそこを追及する少女。】
【もう、精神的に限界だったのかもしれない】


…なんでってぇ…グスッ…貴方はぁ…

貴方が悪いに決ま…グスッ…決まってるじゃないですかぁ…何なんですかぁ…
真面目のぉ…真面目の何処がいけないって言うんですかぁ…。

【青年にとっては「小粋な会話」なのだろうが、少女にとっては「散々馬鹿にされた恥ずべき現場」である。何このギャップ。】
【そんな無意識ドSの青年にコテンパンにやられた少女。】

【青年が優しい口調になっても、その呟きは留まることを知らず。】
【日々の不満が少し入ったそんな言葉が口から溢れる。】
【何処かの女たらしご愛用、頭撫でを使っても少女は泣き止まず、どんどんと周囲の視線は(ry】

/ちょーっと眠気がやばいです…
/本当にスイマセンが、凍結宜しいでしょうか…? <> 【印度辛威】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 04:01:56.40 ID:Lq4tgopl0<> >>876

「或いはそうなのかもしれません。管理人の皆様は本当に楽しそうですし、長らくいる土地に愛着を持っているみたいで
 住民はもちろん同じ管理人の方も、そして理想郷自体も大切なのでしょう」

だからこそ驚異が来れば死にもの狂いで守ろうとするし戦いでは一歩も退かない
ひょっとしたら住民を守っているのは副次的効果に過ぎなかったりするのかも。いやあり得ないですけども

「何を以て理想郷とするかは人それぞれ。言うなれば形の無いものです
 けれどあそこだけはきちんと存在している。不思議な話ですよ」

納得したような少女に対し、僕は若干誇らしげに胸を張る
住み慣れた場所が褒められると自分が褒められたみたいに感じたのです

「僕、ですか? いえ特にはないですね」
「理想郷ではカレー屋を手伝っていますがそれ以外は特に何も」

次に自分のことを聞かれ、こちらはほとんど間を空けず。よりはほぼ即答
理想郷から出ること自体が僕は稀ですからね <> 【悪魔契約】@wiki E:銃型召還器<>saga<>2011/06/20(月) 04:02:19.07 ID:eC9GG/w/0<> >>877
/はいはいどうぞっ!
/後で返しときますので、凍結しておいておkですよー <> 【遮光之幕】癒しを与えて硬さ自在の布を操る。@wiki<>sagesaga<>2011/06/20(月) 04:05:16.47 ID:oNVp14AL0<> >>879
/ありがとうございます…。
/一旦乙でした…。 <> 【闇夜総統】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 04:20:31.52 ID:3FB9SnCDo<> >>878

「良い所に住んでいるな少年。私からすれば少し眩し過ぎるぐらいだ。
 やはり上が確りしていると街は良くなるのだな」

素晴らしいとすら感じれるほどのイメージを、男は理想郷の管理人達に対し持った
上層部が崩壊して潰れる所は多々あるが、その反対というのは中々目にかかれない物である

少年の言葉に、少女は小さく首肯を返した
口には出さないが、少女もまた理想郷に対して好ましいイメージを持ったようだ

「ほう…カレー屋とはな。中々腹の空く職業を聞かされたものだ」

少し冗談めかすような口調で言葉を返す
とは言え、この男にとっては一般の食生活はあまり重要ではないのだが
それでも、食事に対しては嗜好品としての興味が向けらている

そして一般的な人間である少女の関心もまた刺激されたようで

「カレー、ですか。それは大変興味がありますね」

気付けば少し座っている位置を少年の方に寄せた少女が、覗き込むような形で少年を見ている
相変わらずの無表情ではあるが <> 【印度辛威】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 04:35:36.68 ID:Lq4tgopl0<> >>881

「そうでしょう! きっと理想郷以上に良い場所なんてどこにもありません!
 おや、理想郷は来るもの拒まずですから、興味を持ったのなら来てみますか?」

少し語調が強くなってしまいました。これじゃあどこぞの地名と読みが被る危ない宗教みたいです、怖い
ふぅと一旦息を整え、男性と少女の両方を交互に見ながら半ば本気でお誘いの言葉
来るもの拒まずは本当の言葉、どちらにせよ住む場所が無ければ日下部さんに借りれば良いですし


「でも残念ながら今はカレーがないんですよ」

お腹の空く、と聞いて若干困ったように肩をすくめて愛想笑い
残念ながら今日は気まぐれな散策、目的もないために屋台は当然ながら理想郷に置いてある
いや、厳密には念じればすぐに出てくるのですがほら、ね?
折角ですからこの二人には一度理想郷でも来てみれば、と思うのですよ

いつの間にか距離の縮まっていた少女に少し吃驚しつつ、カレーの人気に少しの嬉み
やはり幼少から美味しいものとして愛されている料理
市販の某ソース焼そばなんて足元にも及ばない

/すんません、凍結してもいいですか?/ <> 【闇夜総統】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 04:37:49.02 ID:3FB9SnCDo<> >>882
/いいですよっ <> 【悪魔契約】@wiki E:銃型召還器<>saga<>2011/06/20(月) 04:39:30.07 ID:eC9GG/w/0<> >>877
「……説教だったのか」

【これは酷い 何が酷いって、頑張って不良青年を説得していたら相手は受け止めるつもりも無かったのだ】
【まさに馬耳東風、青年の耳に生徒会役員の説教は涼しげな風にしかなっていなかった模様】

「うん、否定はしないな 数えるぐらいしか行った事ねーけど」

「あん?シガーチョコの話だったじゃないか 煙草持ってる理由はさっき言ったし」

【勿論、アカデミー側も真面目な生徒は大勢いる。ただ、少女の出会った青年は、役員なのに不良 その上色々と特殊な相手だった】
【ここまであっさり肯定してしまっては、相手が逆に怪しんでもおかしくないレベルである】

【前述の通り、吸いたいから煙草を持ち歩いているのだと繰り返す青年 間違ってない、間違ってないんだけども】

「おおそうそう、アレは美味い酒だったぜ… 高い酒だから、自分じゃ手が出ないけどな」

【少しは否定をするべきだと思う 暢気に酒の感想を述べるぐらいなら、言い訳でもした方がよっほどそれらしいのだが】


「あーなんだな…(さっぱりわからないけど)ゴメンな」

「何時までも泣くなよ… オイ、ちょっとついて来い。泣き顔見られまくってっから」

(真面目が悪い…?誰もそんな事言ってねぇよな!? 何コレ、どうしろっての)

【よくわからないながら、キッチリと謝る青年。大人の対応である】
【通常は女性、それも少女が泣いているのなら大抵男のせいだという持論。や、例外もいっぱいあるけども】

【全く泣き止む様子が無い少女に、内心溜息をつきながらもそこから立ち去るような真似はしなかった】
【原因がなんであれ泣いている少女が、その泣き顔を周囲に晒すのは本位ではないだろう】
【日ごろの愚痴まで飛び出す有様に、いよいよここではラチがあかないので場所を変える提案をする】
【もっとも、ついて来なかったとしたら多少強引に引っ張ってつれていくのだが。行き先は…ファミレスでいいだろう 人も少ないだろうから】


/とりあえずこれで…
/ここまで乙でしたー <> 【印度辛威】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 04:41:53.99 ID:Lq4tgopl0<> >>883
/申し訳ねぇ……
そうしたらまた昼〜夜に来ますたい、一旦乙です/ <> 【闇夜総統】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 04:53:56.29 ID:3FB9SnCDo<> >>882

「ふむ、訪れてみたいう気はあるが」

そこまで口にした所で、男は言葉を中断させる
自身が普通の人間であれば迷わずに行こうとする場面であるが、如何せん人では無いのだ
話に聞いて素晴らしく感じている理想郷に、不安な影は落としたくない――そう考えていた
それでも、少年の誘いを無下に断るというのも惜しい

「其処に人外はいるかな?」

悩んだ末、率直に聞いてみる事にした
もし理想郷が人と人外の違いを気にせず受け入れる場所であるなら、問題無く訪れられる
だが、そこに明確な区切りを引く場所であるなら大人しく引き下がるしかないだろう

「そうです、か」

少年の言葉を聞き、心なし落胆したような声色になった少女はちらりと男の方に目をやる
その視線に気づく男だが、苦笑しか返せない
自分が駄目であるなら、少女だけでも行かせてやるか――男の脳裏にふと考えが過ぎる

>>885
/夜頃に来られると思いますので
/一旦乙ですっ <> 【物理加速】E:ナイフ×8<>sage saga<>2011/06/20(月) 06:07:16.19 ID:kbLHqjrl0<> スワッフ!
【ヒュン、と何かが空を切る音と、ストン、と何かが突き刺さる音】
【早朝、森の中で一人の男が、一つの木に向かってナイフを投げていた】
【珍しい光景だ、この男は鍛錬の類を進んでやるような人物ではないのに・・・・】
・・・・・ふむ、腕は衰えてはいないようだな
よくよく考えれば何で俺こんなことやってるんだろう・・・・
【まるで鍛錬を望まずにやらされてるみたいな言い方だな、何があったのやら】
【ブツブツと一人愚痴をこぼしながら、ナイフの突き刺さった木に近づき、ナイフを抜く】
【そして再び木から離れて、また木に向かってナイフを投げて・・・・・】
【静かな森の中で、ナイフが木に突き刺さる音が小さく響いた】 <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします<>sage<>2011/06/20(月) 11:18:06.89 ID:itNpNHc2o<> >>887
まだいたりしますか? <> 【見習い戦士】<>sage<>2011/06/20(月) 15:58:18.35 ID:Iwmawb0Lo<> 広場、三角帽子(魔女のアレ)を目深に被っている少女、だが剣と楯も携えている奇抜な格好。黒の半袖ジャケットに白のインナーといった普通の服なのだが...上記の2つのせいで普通に見えない。

少女、と表現したが帽子を被っている現在の彼女は中性的に見える。

「いっち、にー、さん」

現在彼女は右手に剣を握り素振りをしている。持っている剣はごく普通の片手剣。

だが、剣を振っていると言うより剣に振り回されている。

彼女は戦士の見習い、因みに魔法も扱えるのでいざとなれば魔法少女にも転職出来る。

今はお粗末な魔法だが...

「ごー、ろく、なな...もうだめ...」

なんとものの七回の素振りで音を上げてしまった。

/死合い以外なら雑談でも模擬戦でも。 <> 【真似神偽】<>sage<>2011/06/20(月) 16:26:48.89 ID:RGv8+3MEo<> >>889
【甚平に袖を通したナイスミドルが梟を頭に乗せて歩いてくる】

ロキ「今日は些か風情があるのぅ」

「なに 毎日クラシックスーツばかり と いうのも堅苦しいと思ってな」
「それに 和装には和装の 粋 もある故な」

ロキ「ま、否定はせんがのぅ」

【そんなことを言いながら、ふと辺りを見渡すと】

*「ごー、ろく、なな...もうだめ...」





「なんという貧弱」
ロキ「なんという貧弱さじゃ」

/まだいる? <> 【見習い戦士】<>sage<>2011/06/20(月) 16:34:43.06 ID:Iwmawb0Lo<> >>890
「くぅぅ...」

まさか自分がここまで貧弱だとは思いもしなかった、うん、酷いものである。

もう一度剣を構え直した時、"貧弱"と言う言葉が耳に届いた。

声の主を探してみればそこには甚平に袖を通したミドルが梟を頭に乗せて歩いて来ているではないか。

目深に被った三角帽子をさらに深く被り。

「貧弱で悪かったな...畜生。」

と、声をわざと低くして声を返す。 <> 【真似神偽】<>sage<>2011/06/20(月) 16:40:54.45 ID:RGv8+3MEo<> >>891
ロキ「畜生で悪かったのぅ、貧弱」

【梟はからかい混じりでそう口にし】

「なに 貧弱は貧弱で悪い事ではないだろうよ」

【ナイスミドルはごく自然にそう返した】

「私とて 貧弱だしな」

ロキ「えっ」

「……まぁ 自らの力を 理解し 認識し 確信すれば 少なくとも剣に振り回されることはなくなると思うが?」 <> 【見習い戦士】<>sage<>2011/06/20(月) 16:47:54.63 ID:Iwmawb0Lo<> >>892
「!?」

・・・

「!?」

「喋った、梟が喋った...」

からかい混じりに何かを言われたのだが、聞こえない、驚きで相手が何を言ったのかも頭に入らない。

最後の3行以外は。

「自らの力を認識?うーん...貧弱。」

彼女自身、内面的な力は考慮出来なかったようだ。

「そんな事より貴方の梟はいったいどうなってるの?人形?」

恐れ混じりに聞いてみる、"人形"は流石にマズかった気はするが。 <> 【真似神偽】<>sage<>2011/06/20(月) 16:59:26.49 ID:RGv8+3MEo<> >>893
「ん? こいつはこういう物なだけだが?」

ロキ「まぁ、そうじゃのう。あながち人形という括りも外れではないかもしれんしのぅ」

【人形呼ばわりされた事など意に介さず、梟は口を開く】

「魔生物とやらだったか?」
「まぁ 無機物ではないようだし 有機物でもないようだしな」

ロキ「なんなんじゃろうな、儂は」

「いやはやまったく なんなのだろうな」

【一人と一羽にとって、そんな事はどうでもいいことのようである】 <> 【見習い戦士】<>sage<>2011/06/20(月) 17:08:43.19 ID:Iwmawb0Lo<> >>894
「無機物でもない有機物でもない...魔生物?」

まるで聞いた文を頭に入り切らないまま言葉に出したような口調。

(何ここ...私とんでもない所に来ちゃったかも。)

「魔生物...魔生物...魔法とは違うの?」

一応残念な位魔翌力は低いが魔法の心得はある、だから其の手の事には興味は尽きない。 <> 【見習い戦士】<>sage<>2011/06/20(月) 17:09:28.73 ID:Iwmawb0Lo<> >>895
/後ろから3行目は魔翌力です。 <> 【見習い戦士】<>sage<>2011/06/20(月) 17:12:41.43 ID:Iwmawb0Lo<> >>895
/どうやらパー速の仕様のようですね。
/魔 力(まりょく)です。 <> 【真似神偽】<>sage<>2011/06/20(月) 17:16:39.24 ID:RGv8+3MEo<> >>895
「一口に魔法といっても 千差万別であろう?」

【能力【火炎朧車】発動】
【左手から炎が噴出す】

「見る人が 見ればこれも 魔法だろうし」

【能力【神嘶天破】発動】
【右腕を黒雷化】

「これも魔法だろうしなぁ」

ロキ「本当に主は器用じゃのぅ」

「まぁ 私から 言わせれば 正式な『魔法』 は 力の道筋を持たぬ『全能力者』 に 近しい能力の一つだが」 <> 【黒鉄之鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 17:22:42.61 ID:/LPtdARwo<> 男が歩いている、黒いロングコートに身を包んで、黒いカンカン帽を深めに被って
男のコートの袖から伸びる手は、一つは傘を差しており、もう片腕は手がないように宙をふらつく

腕が片方無いのだろうか?そう思わせるその出で立ちの男が、傘を差して雨の路地を歩いている
周りには大勢の人々がいる、
自動販売機の前で携帯をかけながらコーヒーを飲んでいるスーツを来た男
少しやんちゃな格好をした、ティッシュ配りの青年

バス停で、バスの到着を待つような女性

男、女と、いろいろな人たちが、働く者たちが遊ぶ者たちがたくさんいるようだ

だが、この者はその者達とは違う種であると、そう見えるだろう

その来ているコートはボロボロで、色々なところが汚れている、清潔とはいえないその出で立ち
片手が無いその出で立ち、浮浪者か?旅人か?何かはわからないが、間違えなく、この場所にはいてはいけない人間
そんな風格、そんな出で立ちをしている男が街を歩いているのであった

そして男は歩く、人混みを避けるように路地の裏路地の裏へと、まるで何かから逃げているように男は歩く
その足取りには迷いはなかった、

「人がいない場所へーーー」
「早く行かねば………惑わすものが居ない所へーーー」

そんな事をぼやきながら

<> 【見習い戦士】<>sage<>2011/06/20(月) 17:26:33.17 ID:Iwmawb0Lo<> >>898
「!?」

相手の左手から炎が噴出、続いて右手が黒雷化した。

「凄い...」

「僕なんてこんな魔法なのに。」

楯を収め、左手を地面に向ける。

マッチの火のような情けない火が地面に衝突、間髪入れずに水鉄砲のようなショボい水流が手から噴射、続いて雷・石・風と魔法を連射するがイマイチ迫力も威力もない。

実生活であれば案外便利な程度の魔法であった。

「貴方凄いのね。僕は修行が足りないのかなぁ。」

<> 【真似神偽】<>sage<>2011/06/20(月) 17:32:54.74 ID:RGv8+3MEo<> >>900
【その 威力の低い 魔法を見て】

「ふむ だが ――君はまだ伸び代があるではないか」

ロキ「そういうものなのか?」

「あぁ 少なくとも 『正式な魔法』使い の ようだ」
「出来れば 検体として 解剖し 私の身体に 組み込みたいところだが――」

【能力解除】

「――あの成長性 を 取り込めば 私の体が 恐らく 持たんな」
「まったく 天然の能力者 は これだから困る」
「人工能力者を軽々 と 飛び越えるのだからな」 <> 【見習い戦士】<>sage<>2011/06/20(月) 17:39:54.93 ID:Iwmawb0Lo<> >>901
「伸び代?そうなのかな?」

イマイチ伸びそうな気はしない、草原に出現してからなんの苦労もなく魔法が使えたので魔法使いの才能があるのか?

と、思ったのもそれまでであった。

「検体、解剖、組み込む。ああ、へえ。」

・・・

後退りする少女。恐怖で人は笑える。

「ハハ・・・ハハハ。」

引き攣った笑みと涙を浮かべている。
<> 【狂暗ノ魔刃】@wiki<>saga<>2011/06/20(月) 17:54:28.20 ID:A0uTeBjY0<> 【大通り】

やった、やったよドラ○もーん!!僕はやったんだ、一人でお金を稼いだんだ!!

【大通りの、つい先ほどまで大道芸がおなわれていた場所】
【今は少年が、大道芸で稼いだ五千円を手にはしゃいでいる】
【そこまで大きな声ではないのだが、言ってる事がことなので、周りからは変な目で見られている】

もう少しで念願のアパートに住めるぅ!!

【家が無い少年は全身で喜びを表しながら笑っている】
【知り合いからすれば、あいつ何やってんのさ、他人から見たら110に電話されるかもしれない】
【そんな事を知ってか知らずか、少年は大通りを歩き出した】
【行く先は公園、それまでにすれ違うかもしれないし、あなたが居る公園にやかましく突っ込んでくるかもしれない】

/死合い以外はなんでもどーぞ <> 【真似神偽】<>sage<>2011/06/20(月) 17:54:58.55 ID:RGv8+3MEo<> >>902
ロキ「ひかれとるぞー、主よ」

「む? ふむ なに 安心したまえ」
「一先ず 君を食材として 扱うつもりは 持ちえていない」

【それは 人を食材として扱った事があるからこその言葉である】

ロキ「うわぁ……。どん引きじゃ……」 <> 【見習い戦士】<>sage<>2011/06/20(月) 18:02:53.33 ID:Iwmawb0Lo<> >>904

血の気が引いて来たような気がする。

冬はとうの昔に過ぎた筈なのにやけに寒い。表現するなら背すじが凍る。

「じ、じ、じゃあ。そそその、ありがとうございましたぁあああ!!!」

耐えられない、"食材"!? 一体彼は人をなんだと思っているのだろうか。

少なくとも少女は肝が冷えて冷えて我慢ならなかった。

全速力で走って逃げ出す少女、視界に捉えている間3回は躓くだろう。

「ヤバイヤバイヤバイ、あの人はヤバイ。」

「つ、強くならないとヤバイ、この世界危な過ぎ。」

exp.(1/5)

/絡み乙&ありがとうございました! <> 【黒鉄之鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 18:05:34.65 ID:/LPtdARwo<> >>899
再募集ですー何でも募集です <> 【真似神偽】<>sage<>2011/06/20(月) 18:09:52.57 ID:RGv8+3MEo<> >>905
ロキ「脅してどうするのじゃ……」

「いや あれで 強くならんとし 成長することで 成長性を失えば」
「取り込んでも 私の体が対応できるだろう?」

ロキ「気が遠くなるのぅ……」

「なに ああいった手合いは ワインの如く熟成させるが吉なのだよ」

【そう口にしたナイスミドルは 手帳を取り出し】

「さて この辺りには確か 暖簾分けしたばかりの料亭があったはずだな……」

【道を確認しながら路地へと消えていった】

/乙でしたー <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 18:48:12.36 ID:ntfurbOL0<> >>903
【少年が来るであろう公園には一人だけ人がいた】
【その出で立ちは病院とかで良く見る薄手のパジャマ的ななにかに厚手のコートを羽織っている】
【さらに車いすに乗っかっているので一目で入院患者だと分かるだろう】

「…………何も思いだせない」

【その人物の顔は美女と言って差し支えない。現在は頭に包帯をグルグル巻かれている】
【簡単に言えば記憶喪失だった。脳震盪を起こしただけかと思いきや、脳損傷も起こっていたのだ】
【覚えているのは自分の名前と能力のこと、親と不仲な事だけだ。それ以外はなにも覚えていない】

「あ、あー……」

【発声練習のように声を出して見たりしている】
【脳に傷があるので身体機能に支障が出ているのだ】

/まだいますか? <> 【赤黒奇色】<>sagasage<>2011/06/20(月) 18:57:39.42 ID:iP64vdfm0<> >>906
/まだ大丈夫でしょうか <> 【黒鉄之鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 18:59:34.20 ID:/LPtdARwo<> >>909
大丈夫です! <> 【狂暗ノ魔刃】@wiki<>saga<>2011/06/20(月) 18:59:45.72 ID:A0uTeBjY0<> >>908

/いつだって僕は居るはず

あーははははっ!!!

【美女がいる公園に狂ったように笑いながら現れる少年】
【警察を呼ばれそうだ】
【先ほどの様に青狸の名を呼んでないだけましだが】

(............あ、人いる)

【女性を見つけた少年は、今の今まで笑っていた事、さきほども人前で叫んだ事を思い出し】


【直ぐに忘れることにした】
【この腰の剣で死んでも意味はないし、かといってネチネチも言ってられない】
【なら、忘れてしまえばいい。ポジティブに考えた少年は――】

こんばんは、いい日ですねぇ

【と、女性に声をかけることにした】 <> 【赤黒奇色】<>sagasage<>2011/06/20(月) 19:01:42.35 ID:iP64vdfm0<> >>899
>>899
「……怪しい」

【人混みの中、見るからに周りとは違う雰囲気を放つ男に目をつけた青年がいた】
【齢は、16くらい。近所の高校の制服を着ている】

「わり、俺先帰るわ」

【一緒に下校していた友人たちに声をかけ、彼らを振りきって男について行く】

【もしかしたら、彼は能力者かもしれないと思いながら】

【男はどんどん人気の無い方へ進んでゆく】
【一体どこへ向かうつもりなのだろう】
【男の呟きは、距離がだいぶあるからか青年には聞こえていない】

>>910
/では! <> 【黒鉄ノ鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 19:02:29.11 ID:/LPtdARwo<> >>909
あと名前を間違えてました…黒鉄之→黒鉄ノです… <> 【黒鉄ノ鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 19:08:25.96 ID:/LPtdARwo<> >>912
男は気づいていた、先程から付けられている事、
だがそんな少年にも目もくれず男は歩く、ただ、人の居ない場所居ない場所へ
そして男は足をとめる、人もだれも、居ないそんなところ、橋の下、河川敷、横には河の流れる所

雨のせいもあるのだろうか、その川は少々荒れていて

「なんだ…?私をつけるのは…楽しいか?こんな私をつけるなど」

付けられていることは知っていた、だがそのあいてが少年で有ることなど解らない
ただ付けられている、その事だけ、わかっている男

その男が、傘を差したまま、その場で振り向きもせずに、見えない誰かに向い声をかける

「興味がわいたか?あまり知らないことに首をつっこむなと…教わらなかったか?」
<> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 19:13:03.18 ID:ntfurbOL0<> >>911
【公園に入ってきた少年は完全に女性だと思っているが、車いすの人物は男性である。所謂男の娘】

「うん?」

【高笑いしながら公園に突撃してきた少年。訝しみながらそちらを一目見る】
【そして少年だと確認し、じーっと見る。会ったことあるのかな?なんて考えていた】

「こ、こんわんは…」

【脳損傷の影響で呂律が回らないのだ。少し噛んでしまう】
【車いすの車輪に手をかけて少年の方へ向く】
<> 【赤黒奇色】<>sagasage<>2011/06/20(月) 19:14:33.45 ID:iP64vdfm0<> >>913
/了解です

>>914
【男は気付いていないのか、特に自分の方を確認することもなくただただ進んでゆく】
【それに青年も、静かについて行った】

【そして男が足を止めたのは、恐らく自分と男以外に誰もいない、河川敷】
【雨のせいか、川は少し荒れていて小さい子供が入ったら足でもすくわれておぼれてしまうかもしれない】

【男は、振り向きもせずに青年に向けて言葉を投げてくる】

【喋り方を含めても、やはり一般人とは思えず、これが痛々しい芝居とも思えない】

「いや、母さんは心配性だけどそんなこと言われた覚えはないな」

【彼の言葉に答えながら、男の後ろに立つ】 <> 【黒鉄ノ鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 19:21:05.00 ID:/LPtdARwo<> >>916
後ろの方から声が聞こえた、その声は大人の声ではなく、まだ幼いであろうそんな声
男はその声に向かい、後ろに振り向く、その少年の姿を見るために

「少年か…何故私をつけた、浮浪者がどんな所に住んでいるか、そんな興味からか?」
「悪戯してやろうと、そんな遊び半分の心から、付けてみた…のか?」

男には家は無い、そのボロボロの服装から見ても、察しはつくであろう
男のカンカン帽は少しデカイのか顔を確認することは出来ない

そのロングコートも少しデカイのか体型を確認することも出来ない
、その右腕の通るはずの裾が風になびく、傘をさしながら、まだ未成年にも満たないであろう
制服の少年に話す、いや問いかけるという雰囲気のほうが正しいか……

<> 【狂暗ノ魔刃】@wiki<>saga<>2011/06/20(月) 19:25:17.56 ID:A0uTeBjY0<> >>915

(えっと、車いす+噛んだ+病院の服?=入院してた)

【近からず、遠からずなはずの予想をすると、少年は思考する】
【すなわち、変人と思われた自分のイメージ回復へと........】
【そこで、ちょっとしたジョークを言ってみることにした】

あなた.......男ですねっ!!

【これまた遠からず近からずな事を言う】      ・・・・
【出会いがしらにんなこと言うかと思うだろうが、彼はアホの子なのだ】
【悪気は無かれど、女性ならこんなこと言われりゃ怒るのではなかろうか】 <> 【赤黒奇色】<>sagasage<>2011/06/20(月) 19:28:22.01 ID:iP64vdfm0<> >>917
【男が振り向いたが、それだけで特に攻撃等はない】

「いや……その……そうじゃないんだ」

【問いかけられどう答えたものかと言い淀む】
【直球で彼が能力者なのか訊くべきだろうか】
【だが、それでもし違ったらという思いが邪魔をする】

【ふと、彼の右腕のあたりに違和感を感じたが、その思いを振りきって口を開いた】

「あんたはさ、能力者ってわかるか?」

【遠まわしに、問うてみる】


/すみません!次少し遅れるかもしれません! <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 19:31:43.29 ID:ntfurbOL0<> >>918
【彼は思考していた】

(会ったことあったような…なかったような……うーん………)

【しかしこの思考は次の一言で解が出た】

あなた……男ですねっ!!

【これには「うん」としか答えられない。こんな見た目でも男なのだ】
【そして疑問形なのできっと初対面なのだろう。多分】

「ああ…男だお……」

【これはネット用語的な感じに言いたかった訳ではなく、噛んだのである】
【今まで彼を一発で男だと言い当てた人物は殆どいなかったため少し驚く。そして嬉しい】
【彼はこの女みたいな姿がコンプレックスなのだ。女と勘違いされるのは嫌だった】 <> 【狂暗ノ魔刃】@wiki<>saga<>2011/06/20(月) 19:40:26.44 ID:A0uTeBjY0<> >>920

(だお?まーいーや、ってかマジで!!)

【適当、すごく適当に言った事が当たってしまう】
【まさか当たっていたとは、アホの子も馬鹿に出来ん】
【しかも、嘘だとも思えないし、この人は男なのだ】

はははっ、俺の目に狂いは無かったんだー

【軽くはしゃぐと、男の人に向いて】
【何を言うか考えた後】

暗い空ってきれいですね

【と、当たり障りの無さそうな事を言うことにした】 <> 【黒鉄ノ鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 19:42:37.64 ID:/LPtdARwo<> >>919
自身の質問に、何か躊躇するような言葉を発する少年
どんな事でも、何であろうと興味をもつそんな年齢の少年

男にもそんな時代があったのだろうか、そう思いながら、手に持った傘を離す
傘はその風邪で、形を崩し、荒れる川、その濁流へと飲み込まれていく

「能力者…私がそうだったら……どうするんだ…?」
そう言いながら、姿もよく解らない、その男が少年に近づく

「その言葉、安易に言っていい言葉だと思うのか?」
見ず知らずの他人に危険な人物だとも知れないその男に、能力者って知っているか…
此れは少年の純粋な自分に対する疑問なのだろうか
それとも何か他も目的で、私に近づいたのだろうか?

男は自身の中にある小さな理性で大きな狂気を抑えつつ、少年に近づく
その風は、男のロングコートを靡かせる、ボロボロになったそのコートは男の右手を露にする

その腕ではない腕を、その鎌を、間違えなく一般人ではない、イヤ、人間であるのかも解らぬ、そんな容姿を、かぜがさらけ出す
男に向かう正面からの風が、そのコートをはだけさせる

「そんなところか、君が言う能力者、私はそうなのかもな……」
自分の理性は、その狂気を抑えられる事ができるのか、
心の隅で住みつくその狂気、それは語りかける、男に向い、殺せと、血を見せろと <> 【遮光之幕】癒しを与えて硬さ自在の布を操る。@wiki<>sagesaga<>2011/06/20(月) 19:44:39.88 ID:oNVp14AL0<> >>884

なんなんですかぁ…もぉ…

うぅ…そうするですぅ…エグッ

【キッチリと謝っている青年。】
【誠に大人的な対応だが、そんなことで少女は泣きやまない。】

【と、青年が提案してきたので従うことにした少女。】
【少女としても、泣き顔を不特定多数の人間に見られるのも少し恥ずかしい物がある。】
【日常の愚痴で密かに青年を困らせている中で、少女は青年に連れられファミレスへと入る。】

/返しておきますねー。 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 19:45:28.79 ID:ntfurbOL0<> >>921
「うん。人ろ見る目のある人はしゅきだ」

【訳:人を見る目のある人は好きだ】
【からからと弱弱しい音を立てながら少年にゆっくりと近づいていく】
【病み上がりなので激しく動いたら吐く可能性があるのだった】

「むお?しょーかもね」

【そうかもね。と言いたかった。どうやらサ行とラ行が苦手らしい】
【尚も少年に近づいていく】 <> 【狂暗ノ魔刃】@wiki<>saga<>2011/06/20(月) 19:50:07.88 ID:A0uTeBjY0<> >>924

(しゅき、むお、しょーかもね)

【ハッキリ言って笑いそうになるけど、頑張ってこらえる】
【だって可哀そうだもん、という安易で簡潔な考えから】
【常識があるのか、非常識なのか】

ええ、綺麗だと思いますよ?

【そういうと、彼はゆっくりと車いすの方に歩いていき、その後ろに立って、ベンチの方に襲うとする】
【立ちっぱなしは辛いため、ベンチの方に来てほしいのだ】
【拒まれねば連れていくだろう】 <> 【赤黒奇色】<>sagasage<>2011/06/20(月) 19:53:22.67 ID:iP64vdfm0<> >>922
【男は自分の目の前で傘を手放した】
【傘は、荒れた川に流されて見えなくなってしまう】
【それになんだかぞっと背筋が寒くなる】

「そうだったら……なあ……詳しく話しでも聞こうかと思ってな」

【口角だけを上げる作り笑いで答える】
【男が近づいてくるが、気にせずその場にじっとしていた】

「さあ。俺はまだ能力者ってのについてよく知らないんでね」

【男の問いに素直に答える】
【知るために、彼をつけてみたのだ】

【自分に少しずつ近づいてくる男の右腕が、風で露になり】

「……!?」

【先程まで平然としていた青年も、驚きの表情を隠せなくなった】
【なんと、彼のコートの下にあった右腕は、腕ではない。鎌だったのだ】 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 19:59:17.74 ID:Ww/knWX6o<> 【公園】

【病人服に電動車椅子。手首には包帯を恐ろしい程巻かれた茶髪の青年がいた。】
【先日、同公園に勝手に着替えて勝手に脱走したら入院先の院長にこっぴどく怒られた。】
【勿論、今日も外出許可など出ていない。無論脱走だ。車椅子を持ってプリズンブレイクしてきた。】
【こんな事をしているから怪我の治りが遅くなるのだが彼はジッとしていられないタイプ。】
【幾ら怒られようと考えを変える気は無い様だ。やんちゃ坊主な不良である。】

…せい!

【青年は今、左手首と右腕を固定されている。何故かって?昨日抵抗の末左手首が千切れたからだ。】
【なんともクレイジーな争いである。院長が凄腕でなければ一体どうなっていたのか。】
【しかしそんな事は全く考えずに青年は…電動車椅子とナイフで遊んでいた。】

刺さったな…!学園製の車椅子すげぇなおい。

【車椅子のアームとでとある少女から貰ったナイフを近くの木に投げ、刺す。】
【しかし流石学園製車椅子と言えようか。かなりの確率でナイフを命中させている。】
【公園に入れば嫌でも気付くだろう。病人服を着用した車椅子に乗った不良青年を。】 <> 【黒鉄ノ鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 20:01:39.00 ID:/LPtdARwo<> >>926
男は立ち止まる、その風邪によてはだけたロングコートに気づき
そのむき出しにされた右手を見て、
見られたのだ、その鎌が、男はその鎌にあった視線を少年戻す

「詳しくか…能力者の事についてよく知らぬか…ククッ」
そのカンカン帽から見えるその口は、少年と同じくつり上がっていた、
その言葉は先程の男の声色とはまた違い、なにか男の中に眠る狂気が感じられるかもしれない
その妙に釣り上がった口角、少年と同じであり、だがその笑みの意味は大きく違うのだ

作り笑いなどではない、それが自然に出た、男の表情

「どうした…?知りたくないのか?能力者について…?」
「個々までその為についてきたのだろう?」

その不気味な笑い声と、その不気味な口調、
男の中の狂気が、その理性を侵略する、まだ理性はあるが…その狂気が見え隠れする

「なにが知りたい?能力者の…何をしりたい?俺の?」

そう言って立ち止まる、カンカン帽から見えぬ目から、少年を見ながら <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 20:02:12.78 ID:ntfurbOL0<> >>925
【呂律が回らないのを笑われたり、おちょくられたりすれば間違いなく彼は憤慨するだろう】
【そして雷ドーンである。黒こげになってしまう】

「あっ…」

【少年は自分の後方に位置しているベンチに座った】
【一瞬嫌がらせかとも思ったが、十中八九違うだろう】
【彼は脳震盪と脳損傷により常に軽い車酔い状態なのだ。とても気持ち悪い】
【そんな中精一杯力を振り絞って車いすを反転させようとする。下手をすれば転倒しかねないほどのフラフラっぷりだが】 <> 【悪魔契約】@wiki E:銃型召還器<>saga<>2011/06/20(月) 20:02:52.24 ID:eC9GG/w/0<> >>923
【ワタクシ黒崎士貴は、今現在多大なる問題を抱えたままファミレスへの長い道のりを歩いています】
【問題とはそう、今ワタクシの数歩後ろを泣きながらついて来るこの少女の事に他ならない】
【どっかのウニ頭なら「不幸だ!」と口癖のように言うだろうが、今回はどうやら責は自分にあるらしい。自覚もないのだが】

―――針のむしろみたいな視線を無視しつつファミレス到着―――

「そんで、結局どーして泣いてんだ?」

「俺のせいなのは確かなようだけどよ…」

【席に着き、適当に飲み物などを注文し終えたところで自分から切り出す。店員の女の子の視線が痛い ええい、見るな】
【現在わかっているのは、相手は学園の生徒会で、小粋な話を展開していたら、どうやら自分のせいで泣き出した。という事である】
【返答を待ちながら頭の中で会話を反芻してみるが、全くもってわからない。特に、後半は愚痴だった気がする】

(どーっすかなぁもう…)

【深夜のファミレスで、学生の服の男女二人組 おまけに女の方が泣いているときたもんだ】
【自分が観客側だったら、何事かと興味がわくだろう…ちょうど、今いる他の客の様に】 <> 【狂暗ノ魔刃】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 20:05:25.53 ID:A0uTeBjY0<> >>929

/すいませんー、急用ができてしまいましたー

/今度また、これくらいの時間にロールができそうなら、書いておいてください

/本当にすいません <> 【印度辛威】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 20:06:04.28 ID:Lq4tgopl0<> >>886

「人外、ですか? んーと……」

人外はいるか、と聞かれた僕は人外は誰かいたかなと思いつつ必死に記憶をまさぐる
ある意味人外だらけの理想郷ではありますが、それは比喩的な意味であって本当は人間
結局のところ僕の記憶の中に人外の人はおらず

「そう言えばいませんね。まあ人外だからと言って街に入るのを断るような場所ではありませんから
 そこの部分は安心して構わないですよ、えぇ」

そして率直に人外はいないと告げつつ、何故そのような質問をしてきたのか何となく理解して
だから男性と少女が安心するようにと口の端を釣り上げて微笑む

「さてと、それでは理想郷へ向かいますか?
 ここからであればそう遠くないでしょうし」

噴水の角から腰を上げて少し体を伸ばしてから大きく息を吐いて二人に訊ねます <> 【赤黒奇色】<>sagasage<>2011/06/20(月) 20:07:52.31 ID:iP64vdfm0<> >>928
【男が笑う、その声と笑みにどこか狂気的なものを感じ取る】
【背筋が、先程よりもぞっとして、腕には知らず知らずのうちに鳥肌が立っていた】

「ああ……知りたい。その為にここまで来たんだからな」

【男の、見え隠れする狂気に本当に幽かに膝が震える】
【だがそれを表情にも口調にも出さない】

「どうして能力者になるのか、どんな能力があってどんな能力者がいるのか。
 …………どうやったら普通に戻れるのか」

【そこまで言ってから、ふっと溜息を吐き】

「尤も、最後のはアンタに聞いても無駄みたいだけどな」

【随分生意気な口をきいてしまったと自分でも思う】
【普段の自分ならきっとこんなことは言わないだろう】
【わざわざ相手を挑発するようなこと。嗚呼、完璧に雰囲気に呑まれている】 <> 【布巻坊主】@wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 20:09:24.49 ID:ntfurbOL0<> >>931
/おっと了解です <> 【闇夜総統】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 20:13:26.80 ID:3FB9SnCDo<> >>932

「そうかい? 之はまた嬉しい事を聞いた物だ。ならば遠慮無くお邪魔させてもらおう」

少年の返事を聞き微笑を見て、柔らかな笑顔でそう言った
拒まれぬなら是非とも訪れてみたいと考えていたのだから、断るわけもない

男の言葉を聞き、少女も少し嬉しげな雰囲気を見せ、噴水から腰を上げると男の後ろに付いた

「では、案内をよろしく頼むよ」

軽く会釈し、男はサングラスをかけ直す <> 以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2011/06/20(月) 20:14:51.15 ID:Lq4tgopl0<> >>935
/んじゃ向こうの理想郷スレに返してきますお/ <> 【遮光之幕】癒しを与えて硬さ自在の布を操る。@wiki<>sagesaga<>2011/06/20(月) 20:17:02.52 ID:oNVp14AL0<> >>930

……………。

【少女は、青年の後ろを泣きながら歩く。】
【泣きながらも其の足取りは確りしていて、十数分前、青年に会う前の少女とはいろんな意味で大違いである。】

――――到着――――

……グスッ、見苦しいところを見せたですぅ・・・ごめんなさいですぅ…。

【やっと涙が止まってきた少女は、一旦青年に謝罪をいれてから話し始める。】

…見てのとおり、私は学園で生徒会の書記をやっているですぅ。
なので時々、深夜に繁華街などで歩いている不良とかを注意してるんですけどもぉ…
こういう風貌なのでぇ、全く相手にされない時も有ってぇ…悔しいんですよぉ。
それに、学園の襲撃が二回も起こったりそれに合わせて学園生徒が教団を襲撃したりぃ…

そんな中で、いつものように注意しようとした不良が貴方でぇ、しかも全く悪びれてないって来るとぉ…
もう耐えるのは無理でしたぁ…。

【結論、青年はあまり関与してないが、トリガーを引いてしまったので重罪である。と、少女は思っている。】
【学園内のいざこざは、肉体的だけじゃなく精神的にまでダメージを及ぼしていたのだ。】

【今の今まで泣いていた少女は気づかないが、他の客は当たり前のようにこちらをチラチラと見る。】
【それを少女が知ったら、恥ずかしさで顔が弾け飛ぶほどだろうが。】 <> 四次元袋 @wiki<>saga<>2011/06/20(月) 20:17:11.07 ID:U/U1md0Y0<> >>927
「zzz…」

公園の木に寄りかかって、器用に睡眠中の青年
まさかその裏でナイフが当たったとは思いもしないだろう
だが当たった時の僅かな振動からか、だんだんとずれていき…
その五秒後には地面へと倒れていった
<> 【黒鉄ノ鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 20:18:27.78 ID:/LPtdARwo<> >>933
この姿を見て、平然と立っている少年、これが能力者との最初の出会いではないか
その言葉から、普通に戻れるかとその言葉から、

此の少年も能力者であるのかと、そう理解することが出来た

「どうして能力者になるのか?、どんな能力があるのか?どうやって戻れるか?」
「ククッ……簡単だ…最後の質問が実に簡単だ……」

男は何故こうなったのか、其れ以前の記憶、ましてや自分がなんなのかさえ解らない
その能力も、男にとってはまったく解らない、自分がどうなって行くのか
どう言う風に狂気が己を包むのか、解らない

だが…最後の質問、その答えは知っている…

「[ピーーー]ばいい……普通に戻りたいんだろ?じゃあ[ピーーー]ばいい…」
見た目は、普通の人間であるその少年、使わなければいいのだ、
そして一般人のように生きていけばいいのだ、

自分を守るために、その能力を使う必要など無い、一般人として生きていけばいい
男に取っては此れは羨ましいこと、少年が羨ましい、人間の姿をしている少年が

そして男の右手が、その少年に襲いかかろうとそる、だが、その鎌は当たることなど無い
男に当てる気がないから、その少年がどう行動するのか、其れに興味がある、ただそれだけである
<> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 20:22:54.63 ID:xblmGr9IO<> 【公園】
【人がいないその場所は、今現在空を切る音が響いている。】

「……神殺機関…」

【その音源は、】
【一人の豊かな長い黒髪が印象的な女性である。】
【ほとんど黒と言える春用の薄手のダークグリーンのコート、】
【そして左目を斜めに切り裂く様な傷跡。】
【そしてもう一つは右手に持った身の程もある大きな片刃の大剣。それらのせいで、】
【少しばかり近づき難い様な、そんな雰囲気を発していた。】

「…ふむ…」

【『女が』『片手で』『大剣』を『軽々』振り回している。】 <> 【赤黒奇色】<>sagasage<>2011/06/20(月) 20:27:18.15 ID:iP64vdfm0<> >>939
「……」

【実に簡単、そうだとしたら彼は戻る気が無いのだろうか】
【能力者になって尚普通を求めない人間もいるのだと知る】
【そして、男からどんな言葉が出てくるのか期待と不安の混じった表情で待つ】

「……」

【まともな解答が返ってくると、少し期待していたのだが】
【彼の口から出たのは青年にとっては勿論無理なものなのだ】

【突然、男の右手が自分に襲いかかってくる】

(攻撃、か)

「なんだよ能力者ってこんな奴ばっかかよっ」

【今まで青年が出会った能力者の中で、本当にまともだった人間はいない】
【いや、能力者であっても本当にまともだったら気付かないのかもしれないが】

【青年は、一度彼の攻撃を避け、次に学校指定の肩かけ鞄からステッキを取り出し、次の攻撃に構える】 <> 【悪魔契約】@wiki E:銃型召還器<>saga<>2011/06/20(月) 20:37:39.97 ID:eC9GG/w/0<> >>937
「いや、それは構わない 悪いのは俺らしいからな」

【当てこすりで言っている訳ではなく、なんとなく自分に否がある事をわかった上での言葉である】
【睡眠時間実質皆無なため、実際の年齢より長生きしている事になる。変な感じがするが、ここ10年以上脳が休まる事はないので事実上そうなる】
【その為か、本来同い年ぐらいの少女より多少大人びた反応がでるのはある意味では当然、と言えなくもない】

「―――ヘヴィだぜ…」

「頑張ってんだな、お前」

【無意識につついた藪からは、思った以上に大きなものが出てきてしまった。学園の襲撃など、初耳だ】
【ニュースとかではやっていたのかも知れないが、生憎テレビはあまり見ないほうなので少々疎い】
【からかっているつもりではなかったが、この少女は少女なりに頑張っていたようだ それを無意識に踏みにじった責は大きい】

【大きく溜息をついて、内ポケットから何かを取り出して向かいに座る少女の前に滑らせる】
【滑らせたそれは銀色の箱 この二人がここにくる原因となった、最近値上がりした嗜好品である】

「ワリィ、知らないうちにお前の事傷つけてたな」

【頭をがりがり掻きながら、全てを理解した上で心から謝罪した】
【結局のところ、少女は何一つとして悪くない ただ自分の仕事を真面目に頑張ろうとしていただけだ】
【悪気があった訳ではないが、そんな少女を泣かせたのは自分だ 充分、謝罪に値する――という結論に至った】 <> 【黒鉄ノ鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 20:40:42.38 ID:/LPtdARwo<> >>941

攻撃を避ける少年、その自分が言った言葉、男も苦悩した、一度は自分のこの力に
血を求めるその力に、死をもとめるその力に
だがそんな事は到底無理な話であった、その右手の鎌を何度も自分の手から切り離そうと、何度も挑戦した
だが次々とその禍々しいその鎌は、傷一つ内その最初の状態にもどるのだ

「[ピーーー]ぬか……生きたいか……では……自分が能力者であると言うことを認めろ」
「お前のその手にある物はなんだ、一般人に戻りたいとそう思うなら、そんな力使わなければいい」

「俺は、戻る気はない、戻ることなどできないからな…死ぬことでしか、俺は終わらない……」
「勿論お前もな……」

そして男は更に追い打ちをかけるのだ、その少年の反応を見るために、その少年にその自身の機敏な動きで
少年との間合いを詰める

そして左腕のその拳で、少年に殴りかかろうと、狙いは腹である、
その腹めがけ、男の拳は襲いかかる、利き手でもないその拳、力も弱い、一般人の普通のパンチである

相手がどんな攻撃をしてこようが、それで自身が死ぬことになろうが関係ない、男に取ってはどちらでもいいのだ

「マトモじゃない……私はマトモだ…少なくとも、その辺りの奴らよりよりは自分に正直に生きているつもりだっ!」
そんな事を言いながら、少年目がけて突っこんでいくのである

<> 【怪力無双】@wiki <>sage<>2011/06/20(月) 20:41:49.93 ID:XoJlE5740<> >>940

「ふむ、世の中は広いな。こんな人間が居るのだから」

【公園で体験を振るう女性を見ているのは右手にビニール袋を持った巨体の男性】
【服装は派手な花柄のアロハシャツにダメージの入ったデニム】
【そしてアロハシャツからあまりにも太い褐色の腕が出ている】
【巨体ではあるが肥満ではなく、全身高密度に練り上げられた筋肉だ】

「その体験を振るう力は一体どこから来ているのかな?時間があれば一杯やりながら聞きたいのだが」
「まぁ、今はこんな不味いビールしかないがな」

【笑みを浮かべ女性に近づき、話しかける】
【袋から缶ビールを取出し、誘うように相手に向ける】 <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 20:45:30.07 ID:Ww/knWX6o<> >>938


【まさかそんな所に人がいるとは思わなかった青年。この暗闇の中状況も分からない。】
【取り敢えず五本のナイフを回収する為に小さな駆動音と共に気に近寄る。】
【そしてそれらをアームで回収させ、更には革製の鞘に納めさせた。】
【なんとも器用だ。学園都市の技術力はやはり高水準…かもしれない。】

おーい。生きてるかー。

【そして其のアームを更に青年の元へと伸ばし、ペシペシと頬を叩かせる。】
【歳上相手に何とも失礼ではあるがまぁ言ってしまえば不良である。】
【それに青年の身長は平均よりも高い方。制服を脱げば余り怒られる事はない。】

/遅れましたぁぁぁぁぁ!!!!!!焼き土下座!!! <> 【赤黒奇色】<>sagasage<>2011/06/20(月) 20:47:34.47 ID:iP64vdfm0<> >>943
【手に持った、能力の原因であるステッキの事を指摘され、ついそれをじっと見てしまう】
【父の肩見であるこれを、いつでも肌身離さず持っている自分】
【そうか、これさえ手放してしまえば……】

「それもそうだな……」

【呟いては見るが、手は一向にステッキを手放さない】
【手放してはいけないと本能が言っているのだ】


【男は更にこちらへ寄ってきて、殴りかかろうとしてくる】

「攻撃しながら言われたって説得力ねえよ!」

【鎌でないことに違和感を覚えながら、自慢の丈夫なステッキで腹をめがけてくるその拳を弾く】
【青年のステッキ捌きは一般人とは思えない上手さなので、彼のパンチくらいなら簡単に弾けるだろう】

「攻撃しながら言われたって説得力ねえよ!」 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 20:49:44.21 ID:xblmGr9IO<> >>944

「ん?」

【ぐわん、と大きく薙ぎ払ってから女は振り返る。大剣は、】
【刃を上にして肩に担いだ。片刃であるため、】
【峰側は自身に密着させることができる。】

「……待て、ストップ。」

【身長差に臆することもなく、女は片手で相手の接近を制する。】
【ここ最近、女はどうも不意打ちされまくっていた。ゆえに、】
【いつもより警戒的になっている。ましてや、】
【相手の鍛え抜かれた、それこそ「鋼」のような肉体をみれば尚更その心境は強くなった。】

「……あんた誰よ。」

【ぶっきらぼうな物言いはこの人物の悪癖である。】
【油断なく相手を見つめながら、女は鋭い言葉をぶつけた。】 <> 【黒鉄ノ鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 20:56:14.39 ID:/LPtdARwo<> >>946
その拳は見事に男の腕にヒットする、そしてその拳はその勢いそのままに真下にぶつかる
少年の目の前でである
今の状態は隙だらけ、だがそこから男は引くこともしない、
何故か?其れは彼の能力が関係しているのであろう、急な攻撃に対処できるそんな能力
急な攻撃を防げる何かを出せる、そんな能力、だから男は底から動かない

「説得する積りなど無い、お前の本性はどうなのかと?そういう事だ」

その体制のまま、男は立ち上がろうとする、実際次の攻撃など考えては居ない、
少年が続けて攻撃してくるのならば、男は対処する、その力で

「本当に戻りたいと思うのか?もう一度言う、俺は戻る気などは無い」
「戻れるはずがないからな、お前は戻ろうと思えば戻れるだろ…」

「何時もと同じく、学生生活を続けて、能力者なんかに深入りはせず、友達と遊んでいるだけでいいじゃないか…」

その言葉は少年を羨ましがっているのか、妬んでいるのか、そんな言葉である、
<> 【赤黒奇色】<>sagasage<>2011/06/20(月) 21:01:45.15 ID:iP64vdfm0<> >>948
【明らかに隙だらけの男】
【だが、青年は彼に追撃をすることなどはしない】

「本性?」

【男の不可解な言葉に首を軽く傾げる】
【立ちあがろうとする男をそのまま見つめている】
【彼が攻撃してくるというのなら、こちらも防御に加えて攻撃をするが】

「俺は……」

【男の言葉が尤もすぎて何も言えず】
【そうだ、このままでもいいのだ】
【別に無理に能力者でいる必要はない】
【自分はまだ引き返せる地点に立っている】

「……」

【何かを言おうとしてもごもごさせていた口も、もう閉じてしまった】 <> 【鵺者矛盾】@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 21:02:04.84 ID:E1SNaGUno<> ………

【人々が行き交う街の中】
【一人場違いな、真っ黒な格好の少女がぽつり】

……… ウロウロ

【完全に人混みに飲まれていた】
【行きたい方向へ行けない】

【そうこうしているうちに、噴水のある広場へでる】

…… フゥ

【噴水を後ろにしたベンチに座る】

【奇異な少女を町の人々がジロジロと見ているが、少女は気にした様子もなく、只々ぼーっとしていた】

/なんでもどうぞ! <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/20(月) 21:03:19.64 ID:WkR08UwFo<>
………コツーン   コツーン

「─────アイハブランチ……ランチイズヌードル……」

不審者、或は、不審者と見間違える(?)程に、妖しげな音を響かせて
一人の男が、夜の広場───レンガが敷き詰められた───の蒼いベンチに佇(たたず)む
其の言葉は、まるで呪文────そう、まるで呪文の様に広場に響く
──我、昼餉(ひるげ)を食ふ───昼餉(ひるげ)は拉麺(ラーメン)なり……

そして、彼は何かに気付いたかの様に
   ────大仰しい皮と鉄で出来た目隠しをした眼を────上げ


「────……時代はグローバルッ!!!」


誰に、向けた訳でもなく、ただ虚空に向かって叫んだ。 其の言葉は魔法の呪文の終着点なのだろうか………
近くに居た、闇に溶けていた鴉が一羽飛ぶ
広場には、小さな噴水の音がくぐもって響いていた

//なんでも!!うんあ!! <> 四次元袋 @wiki<>saga<>2011/06/20(月) 21:07:26.01 ID:U/U1md0Y0<> >>945
青年はとある映画館を貸し切りにして、一人贅沢な環境で映画を鑑賞していた
物語も佳境に入り、いよいよクライマックスになるが、何故か頭と頬に痛みを感じて…

「……………あれ?ここどこ…映画は?……鉄人兵団は?…」

夢から現実へと一気に引き戻された青年。まだ夢と現実がついてない上に自分を叩くアームを見て

「なんだまだやってるじゃん………こんなキャラ居たっけ?……」

まだ夢の中だと勘違いしている。見ていたのがロボットアニメだからだろう <> 【怪力無双】@wiki <>sage<>2011/06/20(月) 21:08:43.66 ID:XoJlE5740<> >>947

「おっと、失礼した。自己紹介がまだだったな」
「ウォーハンマーと呼んでくれ。近くにあるカジノのオーナーをやっている」

【軽く頭を下げ挨拶をする しかし笑みは崩さず、紳士的な口調も崩さない】

「君のその力に興味が沸いたもので挨拶もせずに話しかけてしまった」
「――――何せ、強き者と戦うのが趣味なものでね」

【右手に持っていた缶ビールを頭上に掲げると、凄まじい握力を加え、中身を絞り出した】
【勢いよく流れ落ちるビールを大口を開けて一気飲みする」
【やがてビールはなくなり、絞りカスとなった缶を投げ捨てる】

「ここで一杯やるのもいいが、やはり先に手合わせをしてみたくなった」
「どうだ?私と『力比べ』をしてみないか?」

【顔はまだ笑みを浮かべているが、目は真剣な目をしていた】
【やるとなれば本気でやる目つきである】 <> 【黒鉄ノ鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 21:18:53.23 ID:/LPtdARwo<> >>949
隙が出来た、そのステッキの当たったその場所は、やはり痺れが来ている
其れもそうだ、鈍器のような物で殴られたのだから、当たり前の事

「そうだ、本性……理性が隠す物それが本性…真実の自分だ…」
「お前の理性が無くなるとき、お前には何が残るのか、そう言うことだ…」

何か少年は言おうとした、だが口は言葉を噤む
まだ希望があるのだ、少年には、まだ未来があるのだ、
自分が得ることが出来ない未来が

「教えてやろう…俺の能力、おれは理性を捨てる、そういう能力だ」
理性を代償に何かを得るのだ、その力を

「理性をすて俺に残る物、それは、狂気…何時もは理性に隠されている物」
「真実の俺は殺人を求める、血を求める、その快楽に浸る狂人だ…」

その会話をしている、男、少年と会話をしている男、その小さな理性が、徐々に
形を取り戻していく、男の本性が、理性により抑えられていく、さっきまでの血が見たいその衝動
それが幾らか楽になった気がする

「だが少年よ…私は今、何故だか解らぬが…その気持が静まった」
「フフッ、分からなくなったよ私も、本当の自分は何方なのか、今の自分も自分であり」
「狂気に満ちた、私も私だ……」

その口調は穏やかになり、そのお前と言う言葉も、君という言葉に変わっていた
なにか男に変化をもたらしたのだろうか、男は解らない、だが、今は平常?穏やかであるのだ

「少年よ、悩む年頃だ、今はな、その力は何に使えるか、確認してみるのもいいじゃないか」
「人を楽しませる事、人を喜ばせること、人を助けること、」

「能力は決して悪いものじゃない……使う人間による…君がどちらかは解らぬが……」

「私は能力を持ってはいけなかった人間だ、君とは違う、」
その力は、人など助けられない、人など喜ばせられない、ただ狂うだけ、

少年之力は何かわからないが、少年のその悩みは何かわからないが、
その少年の言葉を聞いていて、穏やかになった自分を知って、男は少年に感謝していた、
狂気を退けた、その少年に、此の男も悩める男である、それは口に出さぬだけだった、少年のように深く考えていないだけである <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 21:19:55.91 ID:Ww/knWX6o<> >>952
残念ながら此処にザンダクロスはねぇ。

【なんで起きてそうそうそんな懐かしい事を言いだしたのだろう。】
【いや、最近リメイクされたらしいので古くはないのか…まぁどうでもいいか。】
【そして寝ぼけているのだろうか。電動車椅子がロボットに見えるとは半覚醒状態としか思えない。】
【車椅子のアームを青年の元へ伸ばして青年の頬をつねろうとする。効果はあるだろうか。】

つーかよぉ…なーんでそんな所で寝てやがんだ。不良か?

【どちらかと言うと青年の方が明らかに不良…というか事実不良なのだが。】
【ともかくなんでこんな所にいたのかは一応聞いておくべきだろう。】
【とんでもない危険人物だったら嫌だし学園関係の人間でも面倒臭い。】
【学園に帰っていない事や…まぁ色々ある。恥ずかしくて言えない事も。】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 21:23:20.15 ID:xblmGr9IO<> >>953

「…カジノのの…」

【なるほどそれっぽい、と女は思考した。腕っ節も強くないと、】
【ああいう場所ではいろいろ大変だろうな、なんて考える。】
【話を聞く限りは、悪い人では無い様だ、と女は安堵した。】
【どんなに心の中の残忍な心を押さえ込んでいても、】
【女は相手の「瞳」さえ見らば大方は見抜けた。自分が過去に、】
【そう言う「残忍な人間」だったからである。】

「…へえ…」

【その剛腕もさることながら、女は男の言葉に唸った。自分も、】
【同様に、強敵と戦うことが趣味、生きがいだったからである。】
【三度の飯より戦いが好きであった。】

「……いいわよ。私もちょうど退屈してたところ。」

「相手も申し分ないみたいだし。」

【女も同様に、鷹の様に鋭い目で、】
【相手を見据えた。】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage<>2011/06/20(月) 21:25:57.62 ID:WkR08UwFo<> >>950
//>>951で、絡んじゃっても大丈夫っすかね? <> 【赤黒奇色】<>sagasage<>2011/06/20(月) 21:28:47.92 ID:iP64vdfm0<> >>954
【男の言葉を、静かに聞く】
【男が更に攻撃してくる様子はない】

【急に穏やかになった男の口調に、青年の顔が微妙に変わる】
【どう変わったというわけではないが、ただ、彼の口調が変わったなと感じただけのようだが】

「ああ、それもいいかもしれないな……」

【男の言葉に、こくりと頷く】

「よくわかんないけど、あんたいい人だよ」

【勝手に納得したように、また何度か頷く】
【彼の言葉になにか感じることもあったのだろう】

「ありがとな」

【にこりと白い歯を見せて笑う】
【今回の彼の言葉にはなかなかの説得力があったのではないのだろうか】 <> 【鵺者矛盾】@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 21:33:34.60 ID:E1SNaGUno<> >>951

…… ジッ

【不審者(仮)の男に興味が湧いたようで、そちらをじっと見つめる】

(ぐろー……ばる?)

【何を言ってるか真面目に考えているらしい】
【あんまり賢くはないようだ】

【丁度電灯の下のベンチに居るので、姿は視えるだろう】
【真っ黒な髪と服装で、顔だけが浮いているように見えるかも知れないが】 <> 【鵺者矛盾】@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 21:34:07.42 ID:E1SNaGUno<> >>957
/>>959に文入れ忘れました……!
/了解です! <> 【怪力無双】@wiki <>sage<>2011/06/20(月) 21:34:28.74 ID:XoJlE5740<> >>956

「そうか、ではよろしく頼む」

【軽く挨拶をした後、男は両腕を天に突き出した】
【大きく息を吸い込み、腹部が膨れ上がる】
【そして腕を勢いよく振り下ろすと、凄まじい破裂音と共に、男の服が爆ぜた】
【下着だけになった彼の身体は、超人的というのに相応しい身体だ】

【引き締められ八つに割れた腹筋、巨大すぎる広背筋と大胸筋】
【そして丸太のように太く、関節部分は細く引き締められた両腕、両足】
【もはや普通の人間の到達できるレベルではない】

「では、始めよう。どこからでも来るがいい」

【さっきまでの笑みは消え、真剣な表情が顔に映し出される】
【男は両腕を広げ、仁王立ちで構えるが、全く動かない】
【紳士ゆえのレディファーストか、それとも余裕があるのかどうやら先手は相手に与えるらしい】 <> 【黒鉄ノ鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 21:37:48.20 ID:/LPtdARwo<> >>958
隙だらけの自分に攻撃しなかったその少年
男はその崩れたロングコートを着直して、カンカン帽を頭から外す
その左手で普通の手で
そして男の顔が露になる、その顔は清々しく、その口角も、自然に笑っていた、
純粋な笑み、底には狂気のかけらも感じられなかった、
少年と同じく何か嬉しそうなそんな笑いである

「若い時は悩めばいい、礼を言われる筋合いは私にはないさ」

「少々自分の話をしすぎたようだな…私の意見など年寄りの戯言として受け取っておけ、」
「結局最後には、自分が決めるのだからな、」

雨は止み、その風邪も収まっていた、その瓦には、先程から居たのだろうか
様々な動物の鳴き声が聞こえ、月明かりが優しく差し込んでいたそうな


<> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 21:42:27.97 ID:WkR08UwFo<> >>959

…………コツーン

「………アイアムアペンッッッッッッ!!!」

英語の成績的に言うと完全に赤点を通り越して、寧ろマイナス100点、やったねたえちゃん(ry
見たいな事になりかねないほどに、英語のスキルが皆無な彼。
高らかに、言葉を紡いだまでは良かったのだが………
────彼は、彼の頭上に浮いている不思議な不可視の魔眼の視界によって
        とある、少女が自分を見詰めていることを知ると


「……ハッハッハァ! 其処のおじょうちゃぁーん?」
 「……そんな眼で見たって、俺が出せるのは…………やっぱり、ハッカ飴……」

何故か、外国人(完全に似非)風に喋り始めたが
彼自身でも、怪しすぎて、時たま居る一般人が、完全通報の構え(免許皆伝)を取り
彼の、世間体と言う、死ぬと所謂、社会的死が待っている行政機関『KEISATU』への
連絡方法(110番)を模索する事もせずに、携帯電話に手を掛けている事を知っているのだろう。
一般人(?)的な喋り方に戻ると、ポケットから飴………と言っても、皆、大嫌いハッカ飴!を
取り出し、自分で勝手に落ち込んでいる。
子が寝入るに光る杖が、眩しい <> 【LUIN ENGINE】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 21:42:30.93 ID:j1FEEVjfo<> 【夜、繁華街、暗く湿った路地裏】

【金色に輝く髪を誇示するかのように一度手でふわっとたなびかせ、自尊心を無限大に高めている人影が一つ】
【足元には倒れている不良らしき格好の男が二人、後女が一人、これはなんとも能力者お馴染みの展開、光景】
【大抵、「やれやれだぜ……」みたいな事を言って去ったりするのが主流だろうか?まぁ、そりゃ暴力を好む者なんてそうはいないし】
【一方的に暴力を受ける人間なんてのもそうそういない、実際にそんな風になったら正しく「やれやれだぜ……」と言わざるを得ないだろう】

「―――オーッホッホッホ!無様ですわねぇッ!!」

「この私をそこら辺に転がってる野良猫と勘違いしないでほしいですわ!」
「弱者はもっと徒党を組んで強者に挑むものですわよっ!!」

【しかし―――この少女は倒れている不良たちを見下し、嘲笑っていた―――不良たちの方から攻撃をしたのかどうかは定かではないのだ】
【少女はハイヒールの踵で倒れている男の背中をぐいっと踏みつけ、自らの虚栄心を満たし、それを至上の喜びとする性質であるらしい】
【今日も今日とて不良はやられ役、能力者は勝ち役で、最後に笑うも泣くも異能者次第―――いやぁ、実に平和な世の中であった】


/誰でもうぇんるかむッ <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 21:44:24.15 ID:xblmGr9IO<> >>961

「お、おおっと…あらら…こりゃすごいわね…」

【思わず見とれてしまうくらい、男の肉体は均整がとれ、所謂「逆三角形」であった。】
【程よい緊張感が襲ってくる。相手の言葉を聞くと、彼女もまた真剣な表情になった。】
【果たしてあの筋に刃が通るだろうか…そんな物騒なことを考え、】
【左足を一歩差し出す。踏み込みながら…】

「それじゃあ…遠慮なく…」







【大剣を相手の太腿くらいの高さで右から左に薙ぎ払おうとした。】
【「大剣」とは思えない剣速、さらに、】
【その質量も合間って一撃は必要以上に重く、】
【「直撃すれば」大きな切断系ダメージを受けて吹き飛ぶことになるだろう。】
【しかし、相手の対応によっては充分回避、及び迎撃も可能だ。】 <> 四次元袋 @wiki<>saga<>2011/06/20(月) 21:45:21.95 ID:U/U1md0Y0<> >>955
「ちょ痛痛い痛い痛い痛い痛い! おのれ司令か………あれ?」

ようやく目が覚めたご様子。とりあえずアームを頬から引き離し辺りをきょろきょろ見回す
そしてザンタクロスもリルルもピッポも居ない事を一瞬で理解した

「あ…夢だったのか……。となるとこれは?」

さっきまで頬をつねっていたアームを見つめ、その元を辿っていき不良が目に入った時、向こうから喋りかけられる

「えっと…何でこんな所で寝てたんだ…」

寝起きで完全に醒めておらず、頭を鈍く回転させながら答え始める

「確か……近くの映画館でまだドラえもんやってたから通算17回目の鑑賞しに行って…」
「その後古本屋に入ったら足塚不二雄のレア本があったから……………」

その先からはノイズがかかって思い出せない…。一体何をやってたんだろうか… <> 【赤黒奇色】<>sagasage<>2011/06/20(月) 21:45:24.28 ID:iP64vdfm0<> >>962
【左手でカンカン帽を外して顔をあらわにする男】
【表情はとても清々しそうで、自然な先程のような狂気も感じない自然な笑顔だった】

「ああ」

【一言、そう返事をして目を瞑る】
【警戒はまったくしていないのだ】
【視界を塞げば意識はもちろん音に集中する】
【気付けば風も雨も止んでいて、さまざまな動物の鳴き声が聞こえる】

「……俺はそろそろ家に帰るよ。じゃあな」

【青年は、あっさりと男に手をふってその場を去っていこうとする】
【礼はいらないと言われたが、自分としては彼に礼を言いたい気持ちでいっぱいなのだが】

【今日は家に帰って、彼の言ったことについて深く考えてみることにしよう】
【なんだか清々しい気持ちで男に背を向ける】
【男がなにかしてこない限り、彼はその場から消えるだろう】 <> 【鵺者矛盾】@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 21:48:18.66 ID:E1SNaGUno<> >>963
……ハッカ、好き

【何を言ってるのか分からず、取り敢えず自分の感想を言ってみる】

……ん? コク

【どうしたんだろう】
【なんて首を傾げる】

…… ポンポン

【取り敢えず、相手の肩を慰めるようにたたこうとする】 <> 【黒鉄ノ鎌】《Dark Metal Sickle》<>sage<>2011/06/20(月) 21:50:23.23 ID:/LPtdARwo<> >>967

「ああ、さよならだ」
それだけ残して男も、去っていく、行く先は何処であろうか、やはり人が居ない場所
底を求めて男は歩いていく

知人を増やすつもりはなかった、だが増えてしまった、自身がまた狂気にのみこまれたとき
その知人に何をするか解らない、だから男は思う、2度と会うことは無いと

今日限りだ、これもと…
そして男は去っていった

悩める少年、それも羨ましくはある、そう思いながら

/から見ありがとう御座いました!お疲れ様です!返信遅くなったりいろいろもうしわけありませんでした! <> 【赤黒奇色】<>sagasage<>2011/06/20(月) 21:52:04.63 ID:iP64vdfm0<> >>969
/ありがとうございました乙でした!いえいえ!こちらこそー! <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 21:55:58.72 ID:Ww/knWX6o<> >>966
やぁっと目が覚めたか…

【やはりと言うか何というか、寝ぼけていた様だ。何というか、ベタというか。】
【ともかく今質問して分かった事はこの青年が相当な[たぬき]ファンだった事。】
【というか十七回とはどれだけの時間とお金を費やしたのだろう。飽きないのか。】

こっちが聞きてぇよ…記憶が途切れてるって…

【なんと言うか、あって一時間も経っていない青年に飽きれるというのは珍しいだろう。】
【一体記憶が飛ぶまで何をやっていたんだ。よほどの事が無い限り記憶が途切れる何て事無いだろうに。】
【ここでやっとアームを青年から離し、青年の手元に寄せておく。全く便利な物だ。】

で?[たぬき]。ホントに覚えてねぇの?

【そう簡単に記憶喪失など起こってなるものか。そんな思いが青年の中に渦巻く。】
【ホントに[たぬき]の見過ぎか?何て事も一瞬頭によぎった。】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/20(月) 21:56:01.93 ID:G6Rq50a+0<> >>964
「そこらへんでやめてくれませんか?」
【急にこの不穏な場に割り込む人間が一人、その姿は普通な服に普通なジーンズ、特筆できるのは背中にしょったでかいリュックと右手にはめている指輪だけ】

【青年は少し困った顔をしつつ、踏まれていないもう片方の不良の怪我を調べている】
【いくら不良でも青年からしたら治療してお金を貰う対象、できる限り殺してほしくは無い】

【ともかく青年は少し勇気を出してこの場へと来た】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 21:57:09.03 ID:WkR08UwFo<> >>968

「おおぉ! そうかそうか! 嬢ちゃんは、良い奴だなぁ……」
 「そんな、アンタには、此の俺特製 ハッカ飴 をあげようっ」

ぱぁーとBGMではなくて、効果音がしそうな程に、顔を明るくする彼
手に持っている、最終兵器HAKKA味の飴を、無理やりにでも相手に渡してしまおうとするだろう。
ナンだか、確実に不審者(誘拐系)な感じがするが
彼は未だ、未成年……という事で通っている筈で、誘拐に当たるのかどうかは不明


………コツコツ

「……あ、気を使わせちまってすまねぇな…」
「いや、ホント 最近ポケットを漁るとハッカ飴しか出てこない気がしてな………」

短く、杖を二回地面に軽やかに高らかに叩き付けてビートを刻むと
目隠しのため、表情が読み取りにくい顔の中で、殆ど唯一と言っても良いほどに
彼の表情を物語っている口元が、すまなさそうに笑う。


「……おお! そういえば、アンタはこんな、時間に一体全体どうして、歩き回ってるんだ?」

慰められながらも、彼は『少女』と言う、変な時間にうろついていれば
ゴロツキ、チンピラ、何でもござれな此の世の中、下手をうつと、色々アッーな始末になってしまいかねない存在に対して
疑問に思ったことをぶつけた <> 【怪力無双】@wiki <>sage<>2011/06/20(月) 21:57:13.25 ID:XoJlE5740<> >>965

「むぅんッッ!」

【男は凄まじい掛け声と共に両足で地面を蹴り、攻撃を跳んで回避する】
【速い、今まで戦ってきた大剣の攻撃よりも速い】

「…素晴らしい、よく訓練された攻撃だ。感動した」

【地面に両足を着き、体勢を整える】
【ここまで強い人間と戦うのは久しぶりだ 心が高鳴る】

「では私も攻撃させてもらおう。簡単に倒れてくれるなよ」

【両足で地面を捕え、腰を捻り右腕を大きく振りあがる】
【全身の血管が浮き出た次の瞬間――――】
【凄まじい勢いで相手の顔に向けて拳が放たれた】
【大振りでモーションも大きいが故、回避、防御も可能だがそれでも速い】
【当たれば威力は馬鹿にならないだろう】 <> 【鵺者矛盾】@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 22:01:24.97 ID:E1SNaGUno<> >>973

……うん、ありがと コロン ムグムグ

【早速一つ口に放り込む】
【まるでリスが頬にくるみを貯めるかのように、むぐむぐ】

……ポケット叩くと、ビスケットじゃなくてハッカ?

【微妙に的外れな回答】

……おうち、帰ろうとした
……でも、流されて疲れた

【本当に端的に理由を言う】
【ちなみにここまで全て無表情】
【ベンチの下に盾がおいてあるのだが、気づかなくても仕方がないだろう】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 22:03:18.42 ID:xblmGr9IO<> >>974

「っっ!?―――――――――――!!」

【相手の筋繊維の…横紋筋の躍動が目に見えるかなような錯覚を起こした。】
【つまりそれだけ相手のモーションは洗練されており、】
【仁王のごときパワーを宿していると知るのは容易い。】

「まずい…っと!」

【予備動作の瞬間、女は右に体を捌き、】
【相手の伸び切った腕左手で掴もうとした。】
【もし掴まれたならば、まるで女とは思えない強大な握力が、】
【相手を襲うだろう。】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 22:08:47.24 ID:WkR08UwFo<> >>975

「………うーむ………なぁ?」
 「ハッカって………美味いか?」

ナンだか、目の前(?)の少女がコロコロと舐めている其のハッカ飴が
ナンだか、少女が食べていると言うだけでナンだか美味しそうな雰囲気を醸しだしていて
美味しくないと頭ではわかっていても、つい、聞いてしまう。
自分が嫌いな食べ物でも、誰かが美味しそうに食べていたらナンだか美味しいのかしらと
疑ってしまう、人間心理の盲点であった

………コツーン

「ぽ〜けっと〜をたた〜くと〜 ハッカ飴が  あ、もう一個あった」

コツーンと間の抜けた音で杖を叩きつけると彼は
少女に乗せられたのかどうかは定かではないが、歌いながら何と無くポケットを叩く。
そして、ポケットに手を突っ込むと………どうやら、もう一個ハッカ飴がポケットに入っていたようだ。
増えているわけではない。決して。

「なるほど………(……わっかんNEEEEEE!!!)」
 「其れは其れは、大変な目にあっちまったんだな………」
 「……うん………」

端的過ぎて彼のちっぽけな灰色の脳細胞では理解し切れなかったようで
すっごく頷きながらも、冷や汗タラリ。
分かっているフリをするのも疲れるらしい。 適当な相槌過ぎて、気付かれる可能性大だが…… <> 【LUIN ENGINE】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 22:12:08.60 ID:j1FEEVjfo<> >>972
【イラッ】

【そんな擬音が飛びだしそうな表情で、眉間にしわを寄せながらそちらへと視線を移す少女】
【この楽しい時間にイレギュラーが割りこんだのが不愉快なのか、ググッとハイヒールの踵が不良の体にめり込む音がする】
【手を挙げずに降ろしたまま右手の親指と中指をすりすりと擦り合わせ、一度気分を落ち着かせようとしてから】

「あら、気分の良い者のところへ邪推な申し出をするのも止めてくれません?」

「あなた、目障りですわ」
「正義のヒーローか、それとも上っ面の良いヒールか、それとも仕方なく動いてるエキストラかは存じませんが」

「とっても、目障り」

【そう言う―――今にも攻撃をしかねない、といった態度であり、能力者であるのは明白である以上、どういう攻撃をするかは定かではない】
【勿論、それはこちらにも言えることであるが……過度な自尊心と自信はそういう心配や不安が沸き起こる余地を許さないのだ】
【警戒なんてする必要性が無いのである、まるでそう言いだすかのような態度――――】 <> 【鵺者矛盾】@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 22:14:04.97 ID:E1SNaGUno<> >>977

……小鳥は、好き

【少女の名は小鳥というらしい】
【無表情にカラコロと口の中で飴を転がす】

……凄い、あなた、ハッカー?

【言葉だけ知っているが意味は知らない】
【語感が近い言葉を引っ張り出してみる】

……帰りたい、けど、疲れた
……それに、あの人混み、流される

【心なしかしょんぼりとしたようだ】
【適当な相槌にも気づかない】 <> 【怪力無双】@wiki <>sage<>2011/06/20(月) 22:15:04.50 ID:XoJlE5740<> >>976

【拳は回避され、伸びきった腕を掴まれる】
【そう、最初は『掴まれる』ことに何の警戒もしていなかった】

「〜〜〜〜〜〜〜ッッ!?」

【凄まじい握力が腕を襲う 女性どころか、男性ですらこんな握力は出せまい】
【血流が悪くなり血管が浮き出る このままでは不味い】

「本当に君には驚かされる。ここまでの力を持っているとはね」
「だが…そう簡単にやられるわけにはいかない」

【大きく息を吸い込むと、自身の掴まれているほうの腕に力を一瞬で入れる】
【腕はさらに一回り大きくなり、掴んでいる腕を弾こうとするだろう】
【そしてもう片方の腕は相手が腕を弾いて怯んだなら張り手を当てようとするであろう体勢になっている】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 22:16:17.43 ID:xblmGr9IO<> >>980
/すいません飯落ちです。
すぐに戻ります <> 四次元袋 @wiki<>saga<>2011/06/20(月) 22:20:09.39 ID:U/U1md0Y0<> >>971
「ちょっと待って下さい。“思い出す方法”ならありますから」

そう言って、袋から眼鏡のレンズのようなものを取り出して右目へと当てる
そして近くの公衆トイレの壁に顔を向け、レンズのスイッチを入れる
するとレンズから光が飛び出して、壁に映像が移しだされる

「これは数時間前に僕が見ていた景色です。もう直ぐ分かるかと」

早送りで映像は進んでいき、同じ映画が三回繰り返された後に古本屋へと移っていく
その中では古ぼけたとある雑誌を立ち読みし、あるページで手が止まった

「まさかあんな所で足塚不二雄を見つけられるとは…本当に運が良かったです」

その後画面はあの木の近くへと移り、再びあの雑誌が映しだされる

「どうやら木陰でゆっくり読もうと思ったらしいです」

やがて読み終わったのか雑誌を閉じて袋へとしまう、そして顔を上げると…

次の瞬間、大きな蜘蛛が画面いっぱいに広がっていた
その直後、画面は小さく揺れて映像は終わった

<記憶取り出しレンズ 記憶を主観視点の映像で映しだすことができる> <> 【怪力無双】@wiki <>sage<>2011/06/20(月) 22:20:20.84 ID:XoJlE5740<> >>981
/ごゆっくり、自分も風呂入ってきますんで <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/20(月) 22:20:42.44 ID:G6Rq50a+0<> >>978
「それは申し訳ございません」
【不良の怪我をチェックしつつ謝る、青年は外見じゃあ無くて中身で人を判断するタイプ、例え年下に見えようが敬語を使う】

「自分は用を終えたらさっさと帰りますので、気にせず」
【あらかた触診を終えた所で一方的な商売を開始、まず集中、すると右手から光る矢が出現】
【その矢を不良の胸に向かって突くように刺す、すると矢は当たった瞬間に消えてしまう】

【もしこの不良に目立った外傷があればすぐにわかるだろう、矢が刺さった瞬間傷が消えることに】

「…ふぅ」
【額の汗を手の甲で拭いつつ息を吐く、一見どこも汗を出す要素がないように見えるが青年にとってこの作業は軽い運動だ】
【青年は治療した不良の財布から少量の硬貨を抜き取って自分のポケットに入れた】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 22:23:32.98 ID:WkR08UwFo<> >>979

「そうか………ええぃもやっ! 喰っても死にはすまいっ!」

無表情ながらも、何だか心地の良い響きをもたらす
目の前の少女の口腔の内部のハッカ飴さん。
其れに、遂に屈してしまった彼は、ハッカ飴の包み紙を乱暴に剥がすと
其れを口の中に入れ………

「──────…やっぱり、美味くねぇのよ……」

今にも吐き出しそうな雰囲気を持って、口の中で転がしていた。


「ハッカーじゃなくて、俺は 巌(ガン)だ。」
 「ハッカーだと、何だか色々と可笑しい気がすんのよ」

少々、意気消沈している中で、彼は的確(?)と言うより、正確(?)なツッコミを行う。
ハッカーだと、アレだろ?パソコンで色々する奴だろ? と
ありもしない、知識を総動員して、呟いているが、中々に詳しすぎないところだ

………コツーン ピカーン

「ああ! なるほどなるほど………」
 「…うん、何だか人ごみがニガテそうな雰囲気だもんなー……?」
 「アレだぜ? 俺もある程度此の辺りの地理になら明るいから、人通りの少ない道を教えて進ぜようか?」

オマエはニュータイプかとツッコミが入るレベルで、何かに閃いた彼。
閃いた内容は、少女の言葉の内容であった。
そして、不審者(犯罪級)と完全に一致する言葉を発している彼。
スカイブルーの髪の毛が揺れる。 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 22:28:26.04 ID:xblmGr9IO<> >>980

「!?」

【筋肉が肥大化し、女の手はやすやすと弾かれた。】
【まずい、と電気の様に女の脳内に警戒信号が送られる。】
【相手にとって見れば絶好のカウンターの機会だ。そして、】
【相手の攻撃翌力は「高く」自分の防御力は「低い」】
【一回でも攻撃をまともに食らったらまずいことになる。】

「ふん…迫撃なら負けないわよ」

【体制を崩しながらも、】
【大剣を持つ手に力を入れ、相手の反撃に備えようとした。】 <> 【真双戒剣】<>sage<>2011/06/20(月) 22:28:46.59 ID:xblmGr9IO<> >>980
/おっと、お待たせしましたっ! <> 【鵺者矛盾】@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 22:29:53.20 ID:E1SNaGUno<> >>985

……おいしく、ない?

【雰囲気がしょぼん、としたものに】

……巌はスーパーハッカ?

【何を行っているのだろう】
【中の人にも理解出来ない】
【少女的にはハッカー=「美味しいハッカくれる人」のつもりらしい】

……うん
……小鳥、人混み苦手。お願いしたい

【とん、と少し勢い良くベンチを降り、盾を拾う】
【それを何気ない動作で後ろに背負う】

……行こ?

【無表情に、男の服のすそをつんつんと引っ張るだろう】 <> 【怪力無双】@wiki <>sage<>2011/06/20(月) 22:30:10.43 ID:XoJlE5740<> >>987
/ういっす 風呂が使用禁止だなんて・・・ <> 【特異物質】《エキゾティック・マター》@wiki<>sagasage<>2011/06/20(月) 22:35:02.00 ID:Ww/knWX6o<> >>982
…え?お前マジもんのドラえもん?

【袋から取り出した道具。そして片っぽの目へと当てられて…何やら記憶っぽい物が壁に。】
【さっきから聞いていればやたらそんな感じの話をしてるし…四次元ポケットか?あれは。】
【映し出される記憶も赤塚不二雄と関係がありそうだ。詳しくは知らないが。】

どんだけ映画見てんだお前。

【三回ってどういう事だ。単純に数時間は時間が潰れている。何を考えている。】
【これは全く理解出来ない。名作も流石に連続で三回も見たら飽きるだろうに… 】

…ほ〜…ふ〜ん…蜘蛛ねぇ…

【そして画面一杯に映し出される大きな蜘蛛。青年の表情が変わっていく。】
【青年の顔は人を小馬鹿にする様な、ニヤニヤとした笑顔にかわっていた。】
【そしてそのまま青年をジーッと見つめる。それはもうニヤニヤニヤニヤと。】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 22:41:08.69 ID:WkR08UwFo<> >>988

「うっ……まっ、まぁ人間好きなものや嫌いなものの壱つや二つ位あるもんよ?」
 「ハッカ飴は……得意ではない感じなのよな?」

しょんぼりとした雰囲気を醸しだしてしまった少女の前で
若干、狼狽している彼こと彼。
何とか、言い繕おうとしているが、中々に言い訳が下手糞である。

………カツッ

「……あ…ああ、むしろ言うなれば、ハイパー! いや、ウルトラハッカだァ!!」

ガクッと体勢を崩しそうになる彼は、少女の何とも言えないネーミングセンスっぷりに
脱帽してしまったようで、完全に其のスーパー(ryの方向へと
自分の二つ名を取り決めてしまった。 ウルトラハッカとは如何なるものか。
其れは誰にも分からない────

………コツン

「…ん、あいあい了解いたしましたぜ お嬢さん」
 「……って、引っ張らんでも行くっての。 待つのも重要なのよ?」
 「………こっちだ…付いて来ぉい!」

男は、首をポキリと鳴らした後に
杖を、突きながら、少女と共に歩き始める。
目隠しをしているため、眼が見えないと思われるかもしれないが、常人のようにしっかりとした足取りで少女を先導しようとする。
その方向は、明らかに繁華街と呼ばれる方向ではなかった……が


「………そういや、嬢ちゃんの家ってどの辺り?」


まず、其処が問題であった <> 【LUIN ENGINE】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 22:43:38.63 ID:j1FEEVjfo<> >>984
「あら」

【ふと漏れた声―――目の前の青年が能力者だったことに驚く、目立たない能力者の類いだったのか】
【大抵、能力者なんてのは両極端である、メチャクチャ目立つか、一見しただけでは無能力者と勘違いしてしまいそうな者か】
【そして、その能力はこれまた珍しい……治癒、治療、回復、そういった分野に長けた能力、中々お目にかかれるものではない】

「あなた、治療系の能力者なのですわね」

【そう言ってから、少女は自分の右手の甲を口へと持ってくると前歯で喰らいつき、そしてビッと皮を食い千切ってしまった】
【血液が路地裏の灰色の壁へと飛び散り、赤い絵の具の様に退屈な色彩の仲間に加わり、少女は皮を地面に吐き捨てる】

「まだあったことなかったら、折角ですし、私も是非とも体験しておきたいですわ」

「もちろん、お金とかは払いませんわよ?」
「命が惜しければ、の話ですかけどっ」

【そして、少女は自らの知識の探求心に従って滅茶苦茶な事を言い出すのである、これが少女なりの挨拶なのか】
【加えて、治療系は殆どが戦闘能力を伴い難いという認識も持ち合わせており、その点でも相手を脅そうというのだ】 <> 【鵺者矛盾】@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 22:45:33.50 ID:E1SNaGUno<> >>991
……そう、なの

【幾分かましな雰囲気に戻る】

……かっこ、いい

【ほんの少しだけ、微笑む】
【表情らしい表情は会ってからこれが初めてかも知れない】

……小鳥、ついてく

【裾をつまんだまま、ついて歩く】
【信用しているようだ】
【単に疑うことを知らないだけかも知れないが】

……小鳥のお家、アンティーク通り
……一番、古ぼけた大きいお家

【アンティーク通り、というのは通称で】
【その名のとおりアンティークな雰囲気がする通りの事である】
【この街に来たことがある人なら、きっと分かるだろう】 <> 【蟇弧護法】<>sage saga<>2011/06/20(月) 22:51:05.64 ID:G6Rq50a+0<> >>992
(…はたしてこの場に突っ込んでよかったのだろうか)
【心の中でため息をつく、そろそろ医者に異性恐怖症と言われても驚かないだろう】

【青年は半目で、めんどくさそうに右手に光の矢を生産してダーツのように投げる】
【どこに当たろうが右手の怪我はもともと無かったかのように新しい皮膚ができるだろう】

【そして無言でもう片方の不良に近づき怪我の状態を調べ始めた】
【どうでもいいが彼女の治療は、脅されたから治したと青年は言わないだろう】
【なぜなら青年は怪我をしている人がいればあまりほおって置けないタイプなのだから、けっして言い訳じゃない】 <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 22:55:30.16 ID:WkR08UwFo<> >>993

「……う、お、おう!」

内心ホットしている彼は、基本的に無表情な少女に比べて
口元の表情の変化だけで随分と表情が豊かな印象を受ける。

……コツ

「はっはっは! そうだろう、そうだろう」
 「多分、世界で数人も居ないんだぜ? ウルトラハッカと名乗る奴は。」

そりゃそうだ。 そんな事を名乗られても凄く困ること請負に違いないのである。
彼は、少女の初めての微笑みに、不可視の魔眼でそれを見ていたが故に
何故か、覗き見していたような、何と無くばつの悪い気持ちになった……
が、表情に出すと、色々と不味い気がしたのでやめておいたようだ


「………アンティーク…か……って、事はあっちだなッ!!」
 「にしても、アンタ、良いとこ住んでんだなぁ?」
 「アンティーク通りの辺りっていやぁ、ちょっとした小金持ちとかが集まるんじゃなかったっけな?」

と、質問に答えられた結果、意気揚々と進んで行く彼。
一応、少女の歩幅に合わせて、少しゆっくり目に歩いている様に見えるが
彼は、一応杖を突いて歩いているため、そのために少しばかりゆっくり歩いているのであった。
そして、彼は其の辺りの風景を脳内に思い出しながら
人気の少ない通りに向かって、歩き始めた。 <> 四次元袋 @wiki<>saga<>2011/06/20(月) 22:59:23.06 ID:U/U1md0Y0<> >>990
「まあそんな感じの能力です。うちの組織では結構重宝されてますよ」
「いいじゃないですか何回見たって。去年なんかアレ揃えるのに45回は見ましたよ」

もはやファンの域を越えている。ファンの鏡というべきか…単なるバカというべきか…
そんな会話を交えながら映像は進んでいった。そして終わった後に残るのは何とも言えない空気…

「い、一体何ですか。馬鹿にしないで下さいよ」

相手の小馬鹿視線から逃げるように、素早く木の裏に周り、自分の頭が有った場所を調べる

「やっぱり…」

見つけたのは小さな糸くず。自らの服と同じ繊維と色…

つまり蜘蛛に驚いて後頭部をもろにぶつけ、そのまま襟かどこかが引っ掛かったまま気絶していたということだ
なんとも馬鹿馬鹿しい真相… <> 【怪力無双】@wiki <>sage<>2011/06/20(月) 22:59:34.08 ID:XoJlE5740<> >>986

【何とか手を弾き、張り手のための腕をさらに捻る】
【掴まれた腕にはくっきりと手の形をした痣が残っている】

「ふむ、一撃を決めておきたいところだな」
「長期戦になると非常に不利だ」

【体制の崩れた相手の腹部に目がけて大振りの張り手を放つ】
【腰の回転と腕の回転を加えた張り手は相手の腹部に風を押しつぶしながら迫っていく】

/遅れてすみません! <> 【LUIN ENGINE】@wiki<>sage<>2011/06/20(月) 23:00:07.23 ID:j1FEEVjfo<> >>994
「これは」

【再生、正にそう言うのが妥当だとでも言うかのような即効性の高い治療―――抵抗しないあたり、やはり治療専門なのだろうか】
【とかくも、そんな様子に思わず感嘆の声を漏らし、右手の甲を顔に近づけてマジマジと見つめるが、肌の色合いまで周りと一緒】
【どうやら再生という表現も間違っているらしい、再生したならばそこの肌だけ白くなるはずなのだ―――まぁ、少女は元から不気味なまでに肌が真っ白なのだが】
【白い肌、というのは女性を褒める時の言葉に使われがちだが、もはや病的だとかそういうレベルの真っ白さなのである、正に真っ白としか喩えようがない程までに】

【しかし、少女にとってはたった今不愉快な事がまた一つ起きた】

「……あなた、なんかムカつきますわ」
「主に、面倒くさそうな態度と、私の言葉に言葉で返事をしなかったこと」

「あなたは礼儀すら知らない猿のようですわね?」

【挑発、罵詈雑言、一向に収まる気配が無いのがこれまた厄介な点の一つである、おまけに相手を見下すような卑屈な笑み】
【口の片端を軽く釣り上げるような嫌味な笑い方、礼儀を知らないのは一体どちらなのだろうか】 <> 【鵺者矛盾】@Wiki<>sage<>2011/06/20(月) 23:00:24.01 ID:E1SNaGUno<> >>995

……うん、ウルトラハッカ

【本名がこれだと思い込んでしまう日は近い――気がする】
【少しアレ気味な少女だった】

……小鳥のママが、知り合いのお家を貰った
……でも、ママ居なくなったから、今は小鳥のお家

【諦めたかのような、寂しそうな表情】
【先程のほほえみより、濃く表情に出た】

/すいません、落ちます……
/よろしければ凍結or適当に締めくくりをお願いします!
/お疲れ様でした! <> 【片眼変態】スーパー眼です。 マンじゃないです。 @wiki<>sage saga<>2011/06/20(月) 23:04:29.22 ID:WkR08UwFo<> >>999

「ウルトラハッカに不可能は無いッ!」

キラーンと決めポーズ……は決められないが
とりあえず、何と無く格好の良さそうな言葉を連ねた彼こと彼

……コツ コツ

「……ううむ……なるほど……うん」
 「色々あったんだな………」
 「俺にゃ、頑張れとかありふれた言葉しかアンタに送れないけど……」
 「……ハッカ飴でも食べて元気出していこうぜ?」

暗い雰囲気を消し飛ばすように笑う彼。
こういう空気が好きではないのだろうが、余り吹き飛ばしきれて居ないのが実態。


そんでもって、結局、送り届けたのであった

  完!   仁王山 巌 さんの 次回作に(ry

//乙津でした!!
//凍結もあれなんで、締めときます!! <> 1001<><>Over 1000 Thread<>
 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
  | |  (・)。(・);    このスレッドは1000を超えました。|
  | |@_,.--、_,>    このレスを見たら10秒以内に次スレを建てないと死にます。
  ヽヽ___ノ    次スレを10秒以内に建てても死にます。

パー速@VIPService
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ローカルルール変更に伴い、1000到達の報告が不要になりました。

<> 最近建ったスレッドのご案内★<><>Powered By VIP Service<>上条「安価で変わる凄い右手?」 @ 2011/06/20(月) 23:03:29.22 ID:518qErKH0
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上条「大覇星祭前日だ!」 @ 2011/06/20(月) 22:48:35.72 ID:bwZNEwu00
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【もしカミ】もし能力の使用ありの学園都市で上条たちが野球をしたら @ 2011/06/20(月) 22:29:04.99 ID:BmwR8zr20
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液晶にゴミが付いてるかと思ったら、ただの句読点でワロタww @ 2011/06/20(月) 22:17:44.84 ID:1wcA9RMWo
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魔法の世界 @ 2011/06/20(月) 21:59:25.09 ID:GIhnKaGSO
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上条「アナグラ…?」 @ 2011/06/20(月) 21:53:29.59 ID:iETnDp8y0
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厨二能力やるから貰ったらそれ使って―― @ 2011/06/20(月) 21:34:10.01 ID:kBLQnAFfo
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【世の中】妹に告白された!!!29【狭いね】 @ 2011/06/20(月) 21:22:05.97 ID:cFfMDBzAO
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