過去ログ - フレンダ「麦野は今、恋をしているんだね」
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11:名無しGEPPER[saga]
2010/04/21(水) 03:24:58.02 ID:/AJ7ca.o

「あれ、そう言えば麦野、今日はいつものシャケ弁は?」
「へっ?」


何気なく放たれたフレンダの言葉に、麦野は虚を突かれたように呆けた声を出した。


「む、麦野がお昼のシャケ弁を忘れるなんて…これは学園都市も超崩壊の始まりかもしれませんね」


毎朝このファミレスに行く前に途中のコンビニに寄り、お気に入りのシャケ弁を買うのが彼女の日課だった。
それを今日は忘れるどころか頭の片隅にさえなかったという事実が、麦野が自分で思っている以上に
動揺していることを気付かせる。
ギリリと奥歯を噛んだ麦野を見て、絹旗とフレンダも何か雲行きが怪しくなってきたと慌ただしくメニューを広げ始めた。


「ま、まぁそういう日もあるよね!け、結局私も今日はミラノ風ドリアとか食べたくなってきた訳よっ!」


地雷を踏んだフレンダは上ずった声で逆さまのメニューに目を走らせている。


「そう!そうですよね!そ、それにしても浜面と滝壺さんは超遅いですねー、何してるのかなぁもう」


超困ったもんですねーあははと乾いた笑いを漏らす絹旗のその言葉が麦野に追い討ちをかける。
落ち着こうとウェイトレスの運んできたお冷に手を伸ばした麦野が、絹旗のその言葉でグラスにバッキィ!とヒビを入れた。


「「ひぃっ!!」」


二人の目にはとうとう涙が浮かんだ。
麦野の背後に見えるどす黒く歪んだオーラに、何事かと駆け寄ってきたウェイトレスも半歩後ずさる。
とそのとき。


「わりぃわりぃ、寝坊しちまった。待たせた…か…?」
「この超浜面!こんな時にっっ!」


そう。
絹旗もフレンダももちろん知らないが、事の元凶、浜面仕上その人が小走りでやってきてしまったのである。
寝ぼけ眼の滝壺理后を横に引き連れて。


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