17:名無しGEPPER[sage]
2010/07/17(土) 22:25:26.61 ID:auppTe.o
「そう、らいとせいばーなんですよ！ スペースウォーズにでてくる！」
「スペースウォーズ……？ ライトセイバーならスターウォーズじゃないの」
「そそ、それですよ！ 先生詳しいんですね」
「まぁ、私の若いころに随分と流行ったしね。私も類に漏れず観に行ったし」
どうにか上手に誤魔化せたかな。そして、一息つき校舎に向かおうとした私の背中に、突如さわ子先生の腕が伸び、背中のライトセイバーを掴まれる。
「何にしてもオモチャを学校に持ってきちゃダメでしょ。これは没収するわ」
「えぇ？ そうなんですか……」
いきなりのことに面を食らったが、元はといえば私の物じゃなかったし落し物として処理してもらおうかな？
そう思いながら私は言葉に従って、ライトセイバーをさわ子先生に渡す事にした。
「あら、映画で見てたのってこんな感じだったかしら……？ どっちかといえばお侍さんが使う刀みたいよ」
手に取り、まじまじと見つめた先生はそう呟いた。改めてみるとそう見えなくも無いかな……、と思った瞬間額から流れ落ちる大量の汗に気がついた。
「はぁ……、はぁ……。あれ…」
まるで先ほどまでの疲れが一気に押し寄せてきたような感覚に見舞われる、手足が鉛のように重たく心臓の音がバクバクと波打っていた。
「どうしたの憂ちゃん？ 早くしないと遅刻になっちゃうわよ」
キョトンとした顔で私を見つめるさわ子先生。朦朧としてきた意識の片隅で、何故か無性にライトセイバーを手放したくない衝動に私の中に芽生えてきた。
私はそのライトセイバーを
＝選択肢＝
１ 返してもらう。
２ 我慢して教室に向かう。
>>18
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