【ゴッドイーター2】隊長「ヘアクリップ」
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23: ◆6QfWz14LJM[saga]
2015/08/14(金) 20:26:55.46 ID:l08ZVGCi0

初めて遭遇する大型アラガミ、しかも、再三警告を促されていた"感応種"。
今まで対峙してきた中型アラガミの、二回りは大きい、狼のような体躯。
ごつごつとした岩のような質感の、鉄をも砕きそうな前脚。敵対者を射抜かんとする眼光。
他のアラガミを引き連れた様子はない。
しかしながら、明らかに一介の新人神機使いが勝てる相手じゃなかった。
手は震え、脚は竦み、声も出ない。離れた場所で戦う仲間達に、救援を求めることも思いつけないほど、頭の中が真っ白になっていた。
"感応種"が岩のような前脚を振るう。私も条件反射で神機を構えるけど、当然大盾パーツが展開することはなく、
エミールのようにあっけなく吹っ飛ばされる。
続いて地面に叩きつけられることになるも、攻撃はそこで一旦止んだ。"感応種"は何かを警戒しているようだった。
……警戒?何を?ただ遊んでいるだけなんじゃないの?
立ち上がりながら、益体にもならない思考を巡らせていると、"感応種"の後方で倒れているエミールの姿が目に入る。


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