用心棒「派手にいくぜ」
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15:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 22:30:36.30 ID:Ev2Sdsqg0

<スボッスボッスボッスボッ…

用心棒「無事か!?」ガラッ

用心棒「うっ、死体……やっぱり、こっちにも刺客が来ていやがったか」

相棒「そっちにも?」

用心棒「ああ。スリの名手狐小僧と名乗る刺客が、帰り道に襲ってきてな」

用心棒「例の洋式短銃をスリ盗って『これでお前は丸腰だ』とか抜かした」

用心棒「とりあえず俺の短銃で蜂の巣にして川に放り込んで、全速力で帰ってきたんだが……」

用心棒「……急ぐことはなかったな」

相棒「……」フフン

用心棒「とりあえず、死体を床下の秘密倉庫に隠してしまおう」


 ガチャッ ドサッ ドチャッ ギイー バタンッ


用心棒「……で、あいつらは何者だ?」

用心棒「また浪人か?それにしては帯刀していないのが妙だが……」

相棒「……彼岸花兄弟」

用心棒「は?」

相棒「こいつらは彼岸花兄弟……殺し屋の」

用心棒「……こ、殺し屋だと……?」

用心棒「……一体、誰に雇われたんだ?」

 ガラッ

少年「油商人です……!父の仇、油商人に違いありません!」

少年「奴が僕を狙って差し向けたんです……」

少年「いたたたた……」ズキッ

相棒「……油、商人……?」

用心棒「……江戸の油の売買を、一人で仕切っている大物だ。いよいよ面倒になってきやがった」

相棒「……!」

用心棒「おい、坊主……もう俺たちは一蓮托生だ」

用心棒「身の上話くらい、聞かせてくれんだろうな?」

少年「……はい」



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