用心棒「派手にいくぜ」
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8:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 22:26:14.40 ID:Ev2Sdsqg0

少年(……はっ)

少年「……こ、ここ、は……」

?甲「俺の家だ、坊主」

少年「!?」ガバッ

少年「っ……」ズキッ

少年「……?」

少年(ケガが手当されている……)

?甲「あいつが妙なところで人情味を発揮しやがるから、また面倒のタネが……」ブツブツ


少年(……長方形の部屋だ。短い一辺に土間があり、竈と玄関がある。長屋の一室だろうか?)

少年(大きな衝立で区切られている。僕はその奥側に敷かれた布団に寝かされていたようだ)

少年(浪人風の男はやはり奥側に置かれた卓の上で、手のひらに収まるくらいの大きさの何かをいじっている)


少年「……すいません、あなたは……」

?甲「俺は用心棒だ」

少年「用心棒……さん」

用心棒「言っておくが……俺がお前を助けたのは偶然の結果に過ぎない」

用心棒「お前をここまで連れてきたのも、手当したのも、相棒なんだからな」

少年「相棒……」

用心棒「俺と一緒に居た女だ」

 ガラッ ピシャリ

相棒「……」

用心棒「噂をすれば影が差す、とはよく言ったもんだ……」

用心棒「おい、相棒。坊主が目を覚ましたぞ」

相棒「……そう」

 ガサガサ カチッカチッ ボッ

用心棒「おい、わざわざ飯なんて作ってやらなくても……」

相棒「……温め直すだけ」

用心棒「フン、そうかよ……」



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