モバP「鼓動が聴きたいなあ」飛鳥「やれやれ」
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21:名無しNIPPER[sage]
2017/05/01(月) 22:11:01.87 ID:IqbR0kPV0
文香「……確かに、赤ちゃんを泣き止ませる方法として母親の心音を聴かせるといい、とは聞いたことがあります」

飛鳥「まだ物心もつかないような始まりの記憶を、身体はずっと憶えているのかも知れないね。それにしても安らぎ過ぎだが」

ありす「何でしょう、複雑な気分です……。でもこれで飛鳥さんでなければいけないことも無さそうですね」

飛鳥「……ボクも複雑な気分になってきたよ」

文香「……プロデューサーさんも無事に眠れたようですし、私達も帰りましょうか」

飛鳥「そうだね。でもその前に、文香さんはどうだい? 正直なところ文香さんがアレに心音を聴かせる役をこなせてしまうと、ボクとありすは用済みになる」

文香「私が……プロデューサーさんに……ですか」

ありす「それはそうですが、帰りがてら話しませんか? せっかく眠ってるのにPさんが起きてしまうかも」

飛鳥「今この場で証明してもらった方が都合が良いと思ってね。どうせ一瞬で夢の中なら、起きてもすぐ続きを見れるさ。P、悪いが起きてくれ」 ユッサユッサ

文香「あ、待ってくださ……」

P「……うん? 何で俺の部屋にお前らが……あれ?」

飛鳥「さぁ文香さん、どうする? 無理強いはしないよ、覚悟が出来ているならその胸にPを包み込むといい」

文香「…………」

ありす「無理はしないでくださいね、文香さん……」

P「起こすなよー……飛鳥でいいから鼓動を聴かせてくれー」

飛鳥「む……雑に扱ってくれるものだね、P?」

文香「……やります。……日頃の恩を少しでもプロデューサーさんに返せるのなら、私にも……出来るはず」

P「ん……文香か?」

文香「失礼します……。……あ、私もありすちゃんのように身を清潔にさせてからの方が」

P「おやすみー……」 ポフッ

文香「!?!?」

P「……」

文香「……っ」

P「………………………。……文香、ごめん。1つ言っていい?」

文香「な……何でしょうか……?」

P「心拍数高過ぎて落ち着けない……」

文香「……すみません、すぐ、離れます……ので」

P「あ、これはこれで幸せだから俺はこのままでも」

飛鳥「そこまでだ、P」

ありす「文香さんから離れてください!」

P「いででで、冗談だって冗談! 悪かった、悪かったって!」


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