サターニャ「サタニキア百科事典」
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36: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2017/05/08(月) 00:30:57.03 ID:6an8YmUi0



ここでラフィエルの言う善悪は、魂のパラメータについてのことだ。

死んだ人間から魂を回収するのも天使や悪魔の務め。

魂は天界と魔界の内部にある天国と地獄を経由して、下界に再配置される。

例えば30の善と70の悪という具合に、魂は善悪を兼ね備えており、この魂は全体として40の悪ということになる。

魂は放っておくと下界を漂い、悪の魂と善の魂はぶつかると打ち消しあってしまう。

回収する時には、回収者自身の魂が削られないように、天使は善なる魂を、悪魔は悪なる魂を、それぞれ分別して回収するわけだ。

魂の善悪という指標には厄介なところがあって、完全にどちらかに偏った魂は死んでしまい、完全に消滅してしまうらしい。

そのことを昔の人間がなんとかという現象として言い当てたことがあったらしいが……なんだったかな。

なんにせよ、悪魔は善に傾かない程度に善を、同様に天使も悪を大切にしている。

まあ、善悪とは言っても、それぞれが思う善悪ではあると思うけど。





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