男「ブラック企業の中のブラック企業といわれる会社に入社することになった」
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4:名無しNIPPER[saga]
2017/06/07(水) 02:24:08.56 ID:EU/vD+Ido

外回り中は地獄であった。
なにしろあちこち歩き回ってる間、課長はずっと俺を罵倒し続けるのだ。


以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2017/06/07(水) 02:26:09.71 ID:EU/vD+Ido

この日の夜、俺は酒好きでもないのに珍しく晩酌をした。

酒でも飲まないと、怒りと悔しさでとても眠れなかったからだ。

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2017/06/07(水) 02:28:29.17 ID:EU/vD+Ido

次の日、俺はまた課長に呼び出された。

また、昨日のように罵倒行脚か……と気が重くなった。

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2017/06/07(水) 02:30:51.53 ID:EU/vD+Ido

俺は用意されたパソコンからネットの海へ、怒りと不満を洗いざらいぶちまけた。



以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2017/06/07(水) 02:32:40.88 ID:EU/vD+Ido

入社三日目、やはり課長に呼び出される。


「いよいよ君一人で外回りしてもらうことになった」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2017/06/07(水) 02:34:53.47 ID:EU/vD+Ido

「なかなか健康的な坊やね。だけどダメよ、そんなんじゃ」


妖艶な女性が、俺のメイクを開始する。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2017/06/07(水) 02:36:35.49 ID:EU/vD+Ido

また、こんな命令を下されたこともあった。


「今日は外に出て、この携帯電話に向かってずっと謝ってくれたまえ」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2017/06/07(水) 02:38:33.56 ID:EU/vD+Ido

こんなこともあった。

最後まで社に残ったのが俺と課長の二人だったので、二人で一緒に帰ろうということになった。
(もちろん俺は嫌だったが)
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2017/06/07(水) 02:40:39.82 ID:EU/vD+Ido

まもなく四月が終わりを迎えようという頃、俺はとうとう我慢できなくなった。


「課長!」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2017/06/07(水) 02:42:59.64 ID:EU/vD+Ido

「この会社はね、国や政財界からの特命を帯びている会社なんだよ」

「は? 特命……?」

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2017/06/07(水) 02:45:17.53 ID:EU/vD+Ido

「決まってるじゃないか。世のブラック企業に勤める社員はうちを見て、
 “あそこよりはマシだ”と自分を慰めることができる。
 経営者は“あそこよりはマシだ”と社員をたしなめることができる。
 つまり、うちという最低の会社が存在することで、みんな多少の理不尽さや忙しさは我慢して
以下略 AAS



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