17:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 23:47:18.98 ID:coAf0aU90
「その補聴器を拝見させてもらえますか。」
「わかりました…これです…」
それから祖母はこれまで石田によって壊されたであろう補聴器を右京たちに見せた。
それは片方だけだったり大事な部品だけが壊れたりと散々なモノばかり。
部外者である右京と神戸もこの仕打ちに思わず呆れるほどだ。
「これは酷いですね。どれも全部ボロボロですよ。」
「ええ、以前から学校に訴えようと何度も言ったのですが…
それを娘が硝子のためにならないと言って自分一人で解決させようとしていました。
けどこれを見かねて娘もようやく重い腰を上げたんです。」
確かにこんな壊され方をすれば学校に苦情を訴えるのも無理はない。
だがここまで仕出かすとなれば最早子供の悪戯では済まされないはず。
さて、そんな時だった。
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