【モバマスSS】あやかし事務所のアイドルさん 個別ルート・肇編
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12:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:49:39.84 ID:OYIntdXm0
「…私の話は以上です。ずっと皆さんを騙していました、申し訳ありません…」

そんな肇にアナスタシアはおずおずと手を挙げて質問しました。

「つまり、ハジメの秘められた力が覚醒してしまうのですか?」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:50:08.70 ID:OYIntdXm0
「誰だって秘密にしておきたいことはあるものよ。秘密が女を美しくするなんて言葉もあるし、ね」

「奏さん…」

「そして秘密を打ち明けてくれたなら、それを受け止めるのも友人としての甲斐性ってこと。ああ、ここは男の甲斐性と言うべきだったかしら。ねえ、プロデューサーさん?」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:50:59.67 ID:OYIntdXm0
芳乃の言葉にがっくりと落ち込む肇においうちが放たれます。

「まあ嘘を吐いていたのは事実だし、罪滅ぼしに罰ゲームなんてどうかしら?」

「それはええどすなぁ。せやねぇ…らいぶで肇はんのする仮装を皆で決めるのはどないやろ?」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:51:28.56 ID:OYIntdXm0
お仕事やレッスンに明け暮れていると半年なんてあっという間です。

満を持して迎えたライブ当日、ドームには大勢のファンが押し寄せました。

仮装をしてきているファンも多く、会場はまるで百鬼夜行のようです。
以下略 AAS



16:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:52:06.43 ID:OYIntdXm0
「それでは…乾杯!」

『かんぱーい!!!』

プロデューサーの掛け声で一斉にグラスがぶつかり合い、澄んだ音が鳴り響きました。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:52:33.74 ID:OYIntdXm0
「あ、この焼酎美味しいっ!」

「ふふっ、おじいちゃんが送ってくれたものなんですよ。気に入ってもらえてよかったです」

「それじゃあ肇ちゃんには私の自家製梅酒をご返杯するねっ」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:53:02.62 ID:OYIntdXm0
「問題ないことは分かっているのですが、芳乃さんがお酒を嗜まれている姿はとても外では見せられませんね」

「これでもわたくしは最年長組の一人なのでしてー。敬い給えー」

「ピヤーニツァ…まだ二杯目ですがもう酔っていますか、ヨシノ?」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:53:31.32 ID:OYIntdXm0
そんな中、プロデューサーの様子がおかしいことに最初に気付いたのは肇でした。

「プロデューサーさん、随分顔が赤いですけれど大丈夫ですか?」

「んー? あぁ、平気平気。この酒が美味しくてなー」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:54:12.78 ID:OYIntdXm0
それから数分ほどでプロデューサーはうつらうつらと舟をこぎ始めてしまいました。

「あらま、ぷろでゅーさーはんがこないに酔わはるのは珍しいなぁ」

「普段はこんなに飲みませんからね。プロデューサーさん、眠るなら客間まで行きましょう?」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:54:48.66 ID:OYIntdXm0
「ああ、少し楽になった気がする。ありがとうな、夕美」

「えへへ、どういたしましてっ」

「ふぅ、染み渡る…文香のデビューライブの時なんかも夕美には助けられたっけなぁ。事務所で一番の良識派でもあるし…いつも感謝しているよ」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER
2017/06/15(木) 00:55:18.43 ID:OYIntdXm0
紗枝が火照った顔を隠そうとしていると、他のアイドル達も話の輪に入ってきました。

「なんだか騒がしいけど、どうかしたにゃ?」

「ええ、実はかくかくしかじか…」
以下略 AAS



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