周子「切なさ想いシューコちゃん」
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5:znAUHOH90[sage]
2017/08/10(木) 19:54:52.13 ID:06oxNczP0
そやなぁって、どっちよ。
今のはちょっとわざとらしかった。
移るもんなのかな、そういうの。
Pさんがあたしに染まって、あたしもPさんに染まっていくってのは、なんていうか、うん、悪くない、気がする。
……シューコちゃんって、こんな重い女だったかな。
Pさんは澄まし顔で伏し目がちにコーヒーを啜る。こうやって見るPさんは、随分と年上のお兄さんに見えた。他のアイドルとプロデューサーのコンビに比べたら、あたしたちってそんなに年齢差ないはずなんだけど。
考えてみれば、今のあたしと、出会った頃のPさんが同い年なんだもんね。昔からこの人は同年代の男の子より大人びた男性だったんだろう。あたしよりずっと、大人にならなきゃいけないスピードがこの人は速かったんだよね。
あたしはPさんと歩んできたけど、Pさんにもそういう人、居んのかな。
子供から大人になる間のPさんのことを、あたしは知らない。いったいどんな風に過ごしたんだろ。知ることが叶わないのが、少しだけ歯がゆい。
恋したこと、あったのかな。誰かに焦がれて、その人の事だけ考えて過ごした夜が、この人にもあったのかな。
あたしが柄にもなく、そうだったみたいにさ。

「奏はあれで結構、初心なんよーPさん」
「へぇ……でも、いまや魔性の女の代名詞じゃん」
「例えば、こないだ美嘉姉ぇが初体験済ませたときの話なんだけどさ」
「ぶーっ!!!!」
「うわっ、きたなっ! こっち向かんとってよ!」

むせるPさんを見て、あたしはケラケラ笑う。



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