周子「切なさ想いシューコちゃん」
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7:znAUHOH90[sage]
2017/08/10(木) 19:55:53.17 ID:06oxNczP0

奏はプロデューサーさんの事になると美嘉ちゃん顔負けの乙女になっちゃうらしく、どーやって今より一歩距離を縮めたら良いか悩んでるみたい。フレちゃんはまぁ……甘々デリカな毎日みたいね。
アイドルの魅力があたしたちの内側から生まれるものだとするなら、そーゆーファクターは間違いなく、彼女たちのキラキラのエンジンとして機能してるんだと思う。本気で惚れ抜いてる人の為に出す力って、やっぱすごいもんね。それは、ファンへ恩返しするときもおんなしだけど。
自分のオトコの話してるとき、みんな幸せそうやもんねー。アイドルがそーゆーことって、賛否あるだろうけど、あのカオを見たらあたしはアリだと思う。ダメや言われても、好きなもんは好きやろしな。
一癖も二癖もあるあのコたちをあんなにメロメロにしちゃうパートナーさんは、やっぱり素敵な男性なんだろうね。

「Lippsと言えばさーPさん。」
「おう。」
「志希ちゃんのプロデューサーさんがごばっと担当増えたらしいじゃん、最近」
「いま勢いあるからなー、彼は」
「もうね、露骨に機嫌悪い、志希ちゃん」
「なにそれ可愛いかよ。……あの子、そういうの隠すの上手そうだけどな。飄々としてるっていうか。」
「あたしは結構気付いちゃうな。おっかない顔してはるわーと思ったらふと寂しそうにしてたり」
「なにそれ抱き締めたい」
「意外と独占欲強いからねー」
「あー、なんかわかる」
「んー、わたしもわかるなー」
「依存監禁されたいアイドルランキングCu部門の毎回上位なだけはあるな。」
「そー、あたしも18歳の時さー」
「うん」
「15歳の時に『プロデューサーになって絶対に迎えにいく』って言ったきり別れたお兄さんが本当に迎えに来てくれてさー」
「う……ん?」
「ガラにもなく王子さまかよー、なんてときめいちゃったんだけど、そのお兄さんはもう何人もプロデュースしててね。聞いたらあたしは4番目か5番目の女だったらしいんだよねー、がっくしだよー」
「うっ……」
「カボチャの馬車に乗っていったら、既に舞踏会には何人ものシンデレラ候補が王子さまに唾をつけられてたっていう。あんときはちょっとメラっときたよねー」

頬杖ついて、ちょっと口尖らせながら言ってやる。



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