【咲-saki-】シロ「君が教えてくれた青空を」
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13:名無しNIPPER[saga]
2017/08/13(日) 02:32:34.33 ID:58bg+DvZ0
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気付けば、話しは塞のことに。


塞「………と、そんな感じ?」

胡桃「書店勤務もなかなか大変そうだねー。写真集出したら置いてよ」

塞「世間一般にお見せできるものならね」

豊音「それだけ本だらけだと、整理するのも大変そうだよー」

塞「実際、キツイ。真面目にキツイ。前の店員が忘れ去ってて埃被った本の箱とか見つけた時はどうしようかと………」


………目が乾いてる。というか死んでる。
しかし、話の中でのいくつかの場面。確かにその眼が輝いているのを、私たちははっきり見た。

本当に嫌で嫌で仕方のないことなら………そんな目はできない。
本当は図書館の勤務を望んでいたと聞いたけど、それでも今の職場もまた別の魅力があるのだろうか。
きっと―――本の海のような場所で、微笑んでいるのだろう。

『こっそり趣味で書いてる小説の進捗は?』………は、今は聞かない方がいいだろう。
なんとなくだけど、凄まじい勢いで飛び火する。そんな気がする。


塞「ただ、なんか最近古本買取と販売のコーナーも作るとか言いだしてて、また忙しくなりそうなんだよね」

胡桃「ほへー。てか、そんなスペースあるの?」

塞「棚の配置を変えるだけでも結構スペースを作れることがわかってねー。まあ、死ぬほど重労働だけど」

豊音「古本だと安いし、買う方からするとお得だよね」

シロ「数冊買うだけでも、新品だとそれなりだしね」

塞「そうそう。で、買取を少し試験的に始めててさ」


………部屋の本を少し持っていこうか。
読みつくしてもう数年触ってない本が結構あるなぁ………




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