【咲-saki-】シロ「君が教えてくれた青空を」
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20:名無しNIPPER[saga]
2017/08/13(日) 02:52:30.14 ID:58bg+DvZ0
シロ「私が、絵を描こうって思ったのは………エイスリンが、いたからだし」


影響受けても仕方ない、と。



豊音「………エイスリンさん。元気かなぁ」

塞「手紙はやり取りしてるけどね………なんか、やっぱ………うん」

胡桃「こうして毎回集まってて、いつもいつも、なーんか足りない感じはあったんだよねぇ………」


あの夏から、卒業まで。
たったそれだけの時間で………あの青い目の少女は、私たちの世界にとって掛け替えのない存在になっていた。

それは私たちに理由があるのか。
それとも、たったひと夏という濃密な時間を駆けたからだろうか。

あるいは、彼女がああして、人を笑顔にしたからだろうか。


シロ「エイスリンにさ。伝えてないんだよね」

豊音「え?」

シロ「私が絵を描いてる事」

塞「………なんで?」

シロ「これこそ、理由はないんだよ。ただ、なんとなく………本当に、なんとなく」


言ってない、のか。

言えてない、のか。


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