勇者「剣士がいなくなった日、僕らは」
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20:名無しNIPPER[sage]
2017/08/20(日) 22:43:33.56 ID:bWcKJxNsO
魔王「なあそのチームワークをもっと戦いの時にだしとけよ」

戦士「で、なんだよ」

魔王「あの、今回私が結局成し遂げたことって勇者の仲間がどSになる切っ掛けを作っただけじゃん」

ぎゃああああ

勇者「いやいやそれで勇者一行をバラバラにできたんだから君ら的には御の字だろ」

はぁああああああ♪

魔王「いや私が何かをしなくても、君らの友情はバラバラに瓦解していたと思うけどね」

勇者「確かに」

ぶしゅっぐちゃ

剣士「ていうか、隣から聞こえる音がうるさいから移動しようよ」

勇者「そうだね、僕らと関係ない何かが起きているんだろうし」

魔王「仲間って何なのだ勇者」

剣士「それで魔王もさ、もし暇ならもうまたいちいち封印されなくてもいいんじゃないかな」

魔王「え?」

剣士「勇者もさ。王様に魔王と友好を結んできましたと言えばいいじゃん。じゃあ勇者の株も上がるし。闘いも終わる。魔王も戦うきないだろ?」

勇者「あー確かに」

魔王「そんなこと簡単に言うが、今から滞在できるのももって数年くらいだし、魔界の連中も絶対納得しないし、というかまず私が住む場所がない。」

勇者「ワカメ…いや魔王ちゃん。俺の家に来ないか」

魔王「えっ…」

勇者「人間界のおいしい飯とか面白い場所とか連れていくし、思い出とかつくって、人間って素晴らしいって所を教えてやるよお前に」

ラミレス「…ハ、ハラサン…」

魔王「馬鹿かお前、」

勇者「あれれー」 

剣士「クズに人間の素晴らしい所とか教えてもらいたくないよな、つかどこ連れていくつもりだ、競馬場か?パチンコか?」

勇者「おかしいなぁ…だけどもさ普通女魔王とか男勇者って終盤じゃ結ばれることも多いじゃん」

魔王「いやでもお前がしてきたことって、無意味な自尊心で余力残したまま私に倒されて、仲間に倒して貰った私と部下の遺体をバラバラに切り刻んだあげく、蘇ってきた私に向かってウンコに混ざった未消化のワカメを跡継ぎにしろと言い放つ。恋心生まれる?」

剣士「生まれないわなあ」

勇者「じゃあいいや、やるだけでいいからやらせて」

剣士「なあ魔王、本当に勇者にメダパニとか掛けてないの?」


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