5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/13(水) 21:38:23.73 ID:t50tah/9O
とんとん。湯から顔を出したプロデューサーさんの膝を叩いて示す。
それを開いて。そうして私を受け止めて。そんなふうに想いを込めながらとんとん、と。
「いや、乗るってそれは……」
「……」
「今そんな体勢になられるとその、困るというか」
「……プロデューサーさん」
「……ん?」
「女にいつまでもこんな格好をさせておくつもり? 貴方も大概変態なのかしら」
流石に私も恥ずかしいのだけれど。と付け加えつつ、ぐいと突き出した腰を左右に振る。
顔から火が出てしまいそうなほど、ほんの少し気を緩めれば意識を手放してしまいそうなほど恥ずかしい。苦しいくらいに吐息が熱くて、張り裂けてしまいそうなくらい胸がドキドキ高鳴ってしまう。
けれどそれを見せないよう。叶えられる限り隠して装って、精一杯の虚勢を張って余裕ぶりな態度を作る。
「あっ……」
「……ふふ。はぁい、ありがとう。お邪魔するわね」
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