【ミリマス】完璧な余談になるのだが、この日は三食うどんであった
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4: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/09/14(木) 17:02:21.14 ID:EIzAiAIQ0

「お父さん」

「ん」

「テーブルを、突然叩いたりするのは止めて」

「んっ、ああ、すまない」

「……酔ってるの?」

「いや、別にそんなことは無いが……どうしてだ?」

「……別に。ただ、毎年この日はそうだから」

――しかし、まぁ、なんと言うかな。私も大人げないのである。

娘がそんな「アイドルになりたい」なんて相談を自分に打ち明けてくれた時にだね、
私は娘可愛さの余りつい意固地に言ってしまったのだ。

『仕方ない。……ただし、受験までだ』

嗚呼、あの日あの時あれ以来、静香と私は噛み合わない。
たまに会話があったとしても、実に味気ない素っ気ない。

本当は色々聞きたいのだ。「アイドルになって苦労はないか?」とか
「最近、仕事の方はどうなんだ?」なんて人生の先輩面して彼女と色々話したりだってしてみたい。

しかし、しかしね? 私には父親としての立場もある。
夢に破れて泣いている、悲しむ娘を見たくは無いのが親心。


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