13: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/09/18(月) 22:47:40.46 ID:n8F8dLyB0
だってそれは、みくも曲を貰った時から。
「みくちゃんだって、本当は同じこと思ってるんじゃないの?」
「……っ!」
図星だった。
新曲を聴いて、歌詞を見たときからずっと思っていた違和感。
何かが違うと、心のどこかが必死に叫んでいる感覚。
でも、それは。
「ねえ、みくちゃ」
「休憩終わり。練習するよ李衣菜ちゃん」
「ちょっと!みくちゃ……」
李衣菜の抗議は、みくの横顔を見て止まってしまった。
「李衣菜ちゃんの言う通り、みくも少しおかしいなって思ってる。でも、それでもみく達は立ち止まっちゃダメなの」
新曲を貰った時から、ではなく今朝目覚めた時から、心のどこかが必死に何かを叫んでいる。
でも、それは立ち止まる理由にならない。
「立ち止まらないで、って誰かが言ってる気がするの」
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