2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/21(木) 00:01:33.54 ID:x1eCXNrg0
鞠莉「遊園地に行きましょう!」
ルビィ「へ……?」
それは9月中旬、久々に数週間学校に通って、みんながすっかり疲れてしまったころのことでした。
鞠莉さんは頭の「6」を揺らしながら、唐突にルビィを誘ったんです。
それも練習の休憩中、女の子用のお手洗いの前で。
鞠莉「だから遊園地よ! Amusement Park!」
ルビィ「Aqoursのみんなとですか?」
鞠莉「ううん、2人で」
ルビィ「えっ」
鞠莉「嫌?」
ルビィ「そういうわけじゃ……」
嘘です。嫌でした。
ルビィは、鞠莉さんが苦手でした。
きらきら輝いて、いつも笑顔で、なんでもできる鞠莉さんを見ていると、自分が惨めに思えました。
余裕そうな顔で遊園地のことを話す鞠莉さんが苦手でした。
ルビィは練習についていくのがやっとで、お手洗いにも行きたくて、切羽詰まっているというのに。
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