鈴仙「姫様って、一言で表すと『筋肉』ですよね!」
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10: ◆Uq/hUTiii9pg[sage saga]
2017/10/07(土) 12:33:45.45 ID:cttgYBzw0
「ねえ、ねえ、てゐ。良いこと教えてあげようか」
「何よ。またくだらない話じゃないでしょうね」
「くだらなくなんかないわよう。紅魔の魔女さんから聞いた、何だかとっても深い話なんだから」

そう前置きすると、鈴仙はちょっとだけ表情を真剣なものにして話し始める。

「『歩』って字、あるでしょ?あの字は、よく見てみると『少』し『止』まるって書くのよね」
「ああ、たしかにそうね」
「でも、歩くというのは本来『前進する』ということなんだから、少し止まるっていうのは、何だか矛盾してる感じがしない?」
「……」

そんなこと、考えたこともなかったが、言われてみればそんな気もしてくる。
『歩く』というのは、たしかに前進するという意味だ。それが実際の『歩く』という行為であれ、何かの比喩として使われるものであれ、その意味に変わりはない。
では、はたしてその『前に進む』ということを表す漢字が『少し止まる』というのは、一体どういうことだろう。

一人考える私の心を見透かすように、鈴仙は続ける。

「それでね、紅魔の魔女さんはこんな解釈を教えてくれたの」


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