鈴仙「姫様って、一言で表すと『筋肉』ですよね!」
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2: ◆Uq/hUTiii9pg[sage saga]
2017/10/07(土) 12:24:42.57 ID:cttgYBzw0
鈴仙がそう言い放った瞬間、『ピシリ』と音をたてて、時間の止まる音がたしかに聞こえた。
私も随分と永いこと生きてきたものだが、ここまではっきりと時が止まるのを感じたのは初めてだ。
どこぞのメイド長とやらが使う秘技なんぞ、まるで比べものにならない。

そう感じたのは私だけではないようで、永琳は自分の猪口へと酒を注いだ姿勢のままで固まってしまっているし、妖怪兎たちも唖然とした表情を浮かべている。
まあ、楽しい宴会の最中にいきなりあんなセリフが飛び出せば、そうなってしまっても仕方ないだろう。いくら何でも意味が分からなさすぎるし。
床へとこぼれ続けている酒を拭きとりながら、私はそんなことを考える。

ちなみに、当の姫様は笑顔だ。
笑顔なんだけど、何というか、本来人が出しちゃいけないような禍々しいオーラが出てる。こわい。


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