42:名無しNIPPER
2017/11/01(水) 22:15:06.05 ID:mXmmcjIrO
転校生「夜、人気無いはずの校舎内で唸り声……囁き声?」
委員長「さあ? みんな唸り声って言ってるから、ウゥ〜〜! とかガォ〜〜! なんじゃない?」
転校生「そりゃまた豪快な泣き方で。それでそれで放送室とは何の関係が?」
委員長「その唸り声の発信源って、どうもスピーカーから出てるみたいなのよ」フゥ
転校生「スピーカー……あのチャイムを鳴らす?」
委員長「そう。でも不思議なのがここから、誰かの悪戯だと思うじゃない? でも放送室って無いのよ、うちの学園って」
委員長「厳密に言うと封鎖されてる、が正しいかな。板を釘で打ち付けてガンガンって、もう誰も入れない状態」
転校生「な、なぜそのような無意味で意味深な状態に……」ワナワナ
委員長「それも分かんない。あと半年で廃校だもの、誰も気にしたりしないわ」ハァ
委員長「──ああ、この流れなら『蒐集クセのカラス』かな」
転校生「しゅうしゅう…それでいてカラス…?」
委員長「カラスって光るもの拾うって聞かない? だけど学園に住み着いてるカラス、光るものじゃなくて本を集めるの」
転校生「そりゃまた勤勉なカラスちゃんで!」ガビーン
委員長「でしょー!? 私も被害にあってるんだから! それも一やニじゃないの! 十冊以上よ!?」
〜〜〜
ワーワー キャーキャー
男(随分と盛り上がってるようで…)チラ
男「さて、彼女の目的に添うのも大切だが、こちらも疎かにしては本末転倒…」
男(確かこの辺に人参を植えていたはず、なんだが。…心無い生徒が立ち入って荒れ放題だ)キョロキョロ
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