8:名無しNIPPER[sage]
2017/10/14(土) 02:01:12.94 ID:Mon19NGlo
「それでね、プロデューサーったら私のことを子供扱いして。そんな子供じゃないんだから、もうっ」
…………芽衣子さん、それってのろけ?
思わず口から漏れて出てきそうになった言葉を、あずきはなんとか飲み込んだ。無理に飲み込んだせいで少しえずきそうになったが、ドリンクバーで勢いのまま作ったよくわからないミックスジュースを飲み干すことで事なきを得た。
奇跡的な調合具合が、薬品のような匂いと程好い甘味を出していた。名前をつけるとしたらドクターなペッパーみたいな、そんな感じ。なんだそれは。
さて、しかし、ジュースはともかく。
もしかしてのろけ、なんてことを口に出してしまえば、恐らく芽衣子は否定をしながらも、更にプロデューサーとのエピソードを語り出すに違いないということを、これまでの経験であずきは知っていたのだ。
正直、ここまでの話を聞いているだけでも既にお腹いっぱいなのだ。
幸いとするなら、聞いてるだけでお腹いっぱいになるので図らずも食事制限になったことぐらいか。
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