三船美優「純情な想いに酔わせていただけませんか……?」
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42: ◆TDuorh6/aM[saga]
2017/11/14(火) 18:21:00.77 ID:Qokyz782O



「……ところで、イチャイチャするって何すればいいんでしょうね」

「……確かにそうですね、その……私にも分かりません」

 改めて考えると、何をどうすればいいのだろう。
 恋愛経験なんてかなりのご無沙汰だし、全く勝手を覚えていない。

「ちひろさーん。イチャイチャって何すればいいんでしょう」

「張っ倒しますよ」

 断られてしまった。

「む……プロデューサーさん。せっかく二人きりなんですから、私だけとお話しませんか……?」

「いや、私いますからね?」

 ちひろさんの声は、果たして美優さんに届いているのだろうか。
 届いていないのだろうな。
 恋する女性の猪突猛進ぶりがなかなか凄まじい。
 さながら特急電車の様に、俺に向かって一直線に突き進んで来ている。

「……そんなところも可愛いんだよなぁ。男性冥利に尽きるし」

「あ……えっと、その……か、可愛いだなんて……ふふふ……っ!」

「電車は急には止まれない、ですね。正面衝突で事故だけはしない様に気をつけて下さい」

 ちひろさんが物凄く嫌そうな顔をしながらコーヒーを一気飲みしていた。
 そんなに喉が渇いているのだろうか。



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