モバP「あべこべとか美醜逆転とか、いろいろ」
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1:名無しNIPPER
2017/11/12(日) 16:57:30.49 ID:PAb0ZZtSo
モバマスSSです。
あたまおかしいのでご注意ください。
更新不定期。

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2:名無しNIPPER
2017/11/12(日) 16:58:24.31 ID:PAb0ZZtSo
 ◇

もしもひとつだけ。
ひとつだけ俺の人生に於ける大きな失敗を挙げるならば、それはきっと”扉”を見つけてしまったことかもしれない。

以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 17:04:07.60 ID:PAb0ZZtSo
傷つくことには慣れていた。
負けることには慣れていた。
笑われることには慣れていた。

手を前に突き出す。
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 17:05:41.41 ID:PAb0ZZtSo
がこんっ、と乱暴に事務所の扉が開かれてスーツの男の人が転がり込むように入ってくる。
彼の顔色は青く、荒い息を吐いている。

「響子っ、響子は居るかぁッ!」

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 17:08:18.36 ID:PAb0ZZtSo
数年分、数十年分の情動が私の心臓の鼓動を加速させるのが分かる。
――なに、なんなんでしょうか。らっきー?なんかこう、朝からやったーっ!って感じででいいんですか!?
五十嵐響子、らっきぃでいですか!?
あぁっ、でもこんな骨ばった抱き心地の悪い体でいいの、いいのかなぁっ?

以下略 AAS



6:名無しNIPPER
2017/11/12(日) 17:09:05.81 ID:PAb0ZZtSo
――それは、祈るように、願うように。

「……教えてくれ、響子。今朝の、お天気お姉さんは……トロールだったよな。ぎっとりと肌に染みた脂とそれに貼り付いた傷んだ髪……なぁ、あれは……ウェザートロールとかそういう種類の怪物、なんだよな……?」
「あの女巨人の……持ってたフリップが……対比するとお子様ランチの旗サイズに見えるんだ……、お子様、ランチの……」

以下略 AAS



7:名無しNIPPER
2017/11/12(日) 17:09:37.88 ID:PAb0ZZtSo
一旦ここまで(冷静になってしまった顔)


8:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 17:30:16.00 ID:fa7S+4tmo
………………………ハッ!? お、乙


9:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 18:25:05.55 ID:I67BOUZGo
期待


10:名無しNIPPER
2017/11/12(日) 21:24:12.77 ID:PAb0ZZtSo
「大丈夫だ。安心して欲しい。俺は大丈夫だ……大丈夫だ……大丈夫だよ。そうだよ、俺が大丈夫にしなくちゃ……」

虚ろな瞳をしたプロデューサーはぼそぼそ、と呟いてます。

ど、どうしましょう。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2017/11/12(日) 21:25:31.08 ID:PAb0ZZtSo
「……一ヶ月?」
「えっ、あ、はい」

ぱくぱくと、プロデューサーは口を開いて、閉じてを繰り返し、絞り出すように言葉を吐き出そうとする。

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2017/11/12(日) 21:26:17.86 ID:PAb0ZZtSo
「オムライスに描いたのは……なんだったか……」

少しだけ額に指を当てて、「あぁ、そうだ」と呟いてからプロデューサーは顔をあげる。

「確か、コアラだ」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2017/11/12(日) 21:27:02.46 ID:PAb0ZZtSo
「うん。あそこのお天気お姉さんは相も変わらず美人さんだったな。そうだよ。そうに違いない」

ソファーに座る私の腰掛け、緑茶を一口啜るプロデューサー。
その相貌は穏やかでまるでFXで有り金全部溶かした人のような、思わず目を惹かれるほど魅力的で、思わず溜息が漏れそうになった。

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2017/11/12(日) 21:27:44.86 ID:PAb0ZZtSo
醜いということはこの世界でいつも私の足を掴んで離さない呪いのようなものだ。
生きる上でどこまでも付き纏うもの。

プロデューサーの目が悲しげに細められる。
……あぁ。私はまたこの人を悲しませてしまった。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2017/11/12(日) 21:28:28.32 ID:PAb0ZZtSo
「ちなみに、なんだが」

それは意を決したような言葉だった。
重厚な、勇気を絞り出すような。

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2017/11/12(日) 21:29:39.46 ID:PAb0ZZtSo
言え。私、言ってしまえ。
ここで言えてこそのデキる淑女。いけ、この流れならいけます。
いける――ハズ!

「私が今まで見てきたどんな人よりもステキですよ」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2017/11/12(日) 21:30:33.45 ID:PAb0ZZtSo
「ま、まって。待ってください……まって、んぅ、うぅぅぅ゛!」

私は慌てて駆け出し、奇怪な声を上げながら情けなく彼の足に両手両足で縋り付く。
胸が痛い。というか、物理的に痛い。
私の胸の中の何かがここで彼を死なせたらこの心臓破ってやるとばかりに暴れている気がします。なんでしょうこれ。本当に痛い。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2017/11/12(日) 21:30:58.40 ID:PAb0ZZtSo
一旦ここまで。
おやすみ。


19:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 22:36:00.78 ID:0kv8lDGzo
おつおつ
続きも期待してる


20:名無しNIPPER[sage]
2017/11/12(日) 22:44:41.20 ID:W2sVQsImo
tsもきっとあるよね


21:名無しNIPPER[sage]
2017/11/13(月) 23:53:19.26 ID:iGaJXac3o
期待


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