八幡「想いで」
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11:名無しNIPPER
2017/11/16(木) 20:02:53.46 ID:5fkFdj7q0


少しの間、無言の時間が流れる。

 「こんなところまで連れてきて、どうするつもりなのかしらキモヶ谷君」

先に口を開いたのは、雪ノ下だった。疲労しているのは伝わってくるもの
の、目的地に到着したのが大きいのだろう。いくらかいつもの調子が戻ってきている。

 「小町とのデートの予習だ」


俺は嘘をつく。小町Loveなのは嘘ではないが。それでも、彼女をここに連れてくるつもりはない。それどころか、小町以外の女の子でも。多分俺はここに連れてこようとなんて思わないに違いない。今目の前にいる少女以外では。


雪ノ下雪乃以外では。






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