522: ◆9Ce54OonTI[saga]
2018/01/19(金) 22:18:46.00 ID:WVsj8GrB0
軽巡寮
龍田「天龍ちゃん、あーん」
天龍「いらねぇよ...」
龍田「もう、ちゃんとご飯は食べないとダメよ〜」グイッ
天龍「いらないって言ってんだろ!」バシッ
龍田「キャッ!?」
バシャッ
龍田「あ...ご飯が...」
天龍「〜〜ッ!」バキッ
龍田「いっ!」ドサッ
天龍「そんな顔すんじゃねえ!お前が無理矢理食わせようとしたのが悪いんだろ!?」
龍田「そ、そうよね...ごめんなさい...」
天龍「謝るな!」グイッ
龍田「い、痛いよ天龍ちゃん...」
天龍「お前は何も悪くないだろ!?なんで謝るんだよ!!」
龍田「ご、ごめ...」
天龍「これ以上俺を惨めにさせないでくれ...」ポロポロ
龍田「天龍ちゃん...」ギュッ
天龍「龍田...この鎮守府、後は任せた」
龍田「へ...?」
天龍「今この鎮守府は全く機能してない。このタイミングで深海棲艦の攻撃があればここにいる奴らは全員おしまいだ」
龍田「ちょっと待って!話が掴めないよ!」
天龍「敵の中心部に特攻を仕掛ける。混乱が起きれば万が一鎮守府への攻撃を画策していたなら引き伸ばせるからな」
龍田「と、特攻!?それじゃ天龍ちゃんも死んじゃうのよ!?」
天龍「龍田、俺の命なんか最初からないんだよ」ニコッ
天龍「俺だって最初は軍人らしく...いや、それを言い訳にさっさと自殺するつもりだった。けど、お前に当たり散らしながら何とか生きてきて思ったんだ」
龍田「...?」
天龍「俺は、提督が残したこの鎮守府を守りたい。死ぬにしても敵陣に攻撃を仕掛けた方が、償いにもなるだろ?」
龍田「私は天龍ちゃんがいればそれでいいの!」ポロポロ
天龍「じゃあな、龍田...」トスッ
龍田「てんりゅ...ちゃ...」パタッ
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