10:名無しNIPPER[saga]
2018/01/09(火) 16:28:24.88 ID:TqZDSh6WO
【再び城下町】
勇者「ひゃっほーーーーい! 俺の人生はバラ色だぁーー! 勇者とおさらばでっきるぅ〜〜〜! スキップスキップランランラン♪」
子供「ママァ。あの人」
母親「シッ。見ちゃいけません」
勇者「なんだよ、こんな神殿があるならもっとはやくいっときゃ……いや、待てよ」ピタ
アイーダ「勇者」
勇者「あれ? 結構遠くね? まずいんじゃないか、これ。モンスター多いだろうし」
アイーダ「勇者ってばよ」パコーン
勇者「いっ、てぇなぁ! 誰だよ、頭はた、いた……の?」
アイーダ「あたしだよ」
勇者「こ、これはこれは。腕っ節が強いで評判のアイーダおばさまじゃないですか」
アイーダ「あいかわらず腰の低い子だねぇ」
勇者「いやいや、あっしなんてもう」
アイーダ「誰があっしだよ。ふざけてないでうちにきな」
勇者「なぜでしょーか」
アイーダ「この鳥頭は。王様からなにも聞いてないのかい?」
勇者「あ、あぁ! そういえばなんか言ってたような」
アイーダ「うちにくれば名簿に登録してあるやつと連絡がとれる。仲間、必要だろ?」
勇者「仲間、仲間ねえ。たしかに神殿にいくには仲間がいた方が……アイーダさんってダーマ神殿聞いたことあります?」
アイーダ「あん? ダーマって転職ができるとこだろ?」
勇者「さすが! 荒くれ者どもと繋がりがあるってことは事情通!」
アイーダ「ほんで? それがどしたい?」
勇者「あのですね、ちょびっと気になったんですけどもぉ、転職ってどんな職があるのかご存じです?」
アイーダ「職? あぁ、戦士とか武闘家とか?」
勇者「うんうん」
アイーダ「あとは、魔法使いに僧侶、踊り子」
勇者「そんでそんで?」
アイーダ「一風変わって遊び人とか」
勇者「キタ━(゚∀゚)━!!」
アイーダ「うお、な、なんだこいつ」
勇者「勝つるwwwwこれで勝ったも同然ww」
アイーダ「……」
勇者「うひょおおお! やったぜ! ハーレルヤー!」
アイーダ「……頭おかしくなった?」
勇者「アイーダさん! ありがとう!」ガシッ ブンブン
アイーダ「いたっ、いたたっ、握手はいいけどちょっと」
勇者「そうとわかれば、やはりさっさと行かなければ」ダダダッ
アイーダ「お、おいっ! 仲間はっ⁉︎」
勇者「俺には必要ない! むしろ足手まといだ!」
アイーダ「お、おぉ……」
勇者「待ってろよぉ〜〜〜〜っ!!(ダーマ神殿!!)」
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