勇者「ニートになりたい」
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18: ◆7Ub330dMyM[saga]
2018/01/09(火) 19:07:11.73 ID:76b4/dYJO
僧侶「で、でもぉ〜私たちは職も違いますしぃ〜蹴落とす必要ないんじゃないですかぁ?」

魔法使い「それもそうだけど、もし少人数しか選ばれなかった時に面倒だもの。私はどうしても勇者についていきたいの」

戦士「なんだぁ? 勇者がへっぽこなやつでもか?」

魔法使い「どんなやつでも、よ。“聖痕”という証拠がある以上、勇者であることに疑いはない。魔王を滅ぼし、魔物に殺された母様の仇を討ちたい……!」

戦士「……よし、わかった。お前についていくだけの理由があるとは察した。だがな、あたしだってただ見るためにここにきたわけじゃねぇ」

魔法使い「えっ、だってあんたさっき」

戦士「あたし達は今日はじめて会ったんだ。そんな奴らに本音を言うはずないだろ」

魔法使い「うっ」

戦士「だが、さっきのあんたの仇という言葉を聞いて気持ちが変わった。あたしは、自分の実力を試すために勇者についていきたい」

魔法使い「修行感覚ってわけ? 遊びのつもり?」

戦士「てめぇ……! 身体中にある傷跡を見てそれ言ってんのか? あたしの決心が遊びだと……?」

魔法使い「……」ゴクリ

戦士「女を捨ててまで武芸に身を打ち込んでるんだ。遊びなわけないじゃないの」ガン

魔法使い「……悪かったわよ」

戦士「僧侶、あんたはどうなんだい?」

僧侶「えっとぉ〜、私は神官様に言われてここに来たっていいますかぁ〜」

戦士「だったら帰んな。神官様とやらには“選べれなかった”と言えばいいだけ」

僧侶「えっとぉ〜えっとぉ〜」

魔法使い「イライラするわね、この女。私達がわざわざ本音で話してるのに」

僧侶「でもでもぉ〜、貴女達が勝手に話しだしただけって言いますかぁ〜」





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