彼は普通の人でした
1- 20
4:名無しNIPPER[saga]
2018/02/26(月) 18:36:34.03 ID:LdsVNk+T0
なんて、お姉さんぶってはいますが私とそう歳が離れているとも思えません。一歳か二歳か、もしかしたら同級生。

それ以上の言葉を交わすこともなく、握手会が始まりました。彼も私も、お仕事の時間です。

「ミズキちゃん! 今日鍵開けできたよ〜」

鍵開けとは、その日の握手を最初にすることです。そのために、握手列ができるのを今か今かと待ち構えている人が大勢いるのです。

それができたからといって、何か特典があったりするわけではないのですが。私を推しているという気持ちに繋がる証明、なのでしょうか。

「ありがとうございます〜! おはよう! 今日も来てくれたんですね」

いつも来てくれるこの方は、ずっと前から私のことを応援してくれていました。

私たちのグループは、私たち自身ですら今何人いるのか正確には把握してません。その中で、CDシングルを歌えるメンバーは極々一部です。

幸運にも、私はそのシングルを歌えるメンバーには入っているのですが、それにも並々ならぬ競争を勝ち抜いてのことです。しかも、勝ち抜いたとはいえ、サヤちゃんみたいにフロントの目立つ立ち位置ではないのです。端っこで、ひっそりとサビでハモるくらいの立ち位置なのです。

そんな私が、カップリングを歌えるかどうかというような時期から推してくれてたのが、この方なのです。ひろたん、という名を私たちに対しては名乗っています。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
23Res/30.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice