127:名無しNIPPER[saga]
2018/05/28(月) 04:11:22.10 ID:S11ZuKiX0
「やれやれ,ひどい目に遭いました」
ワイシャツ姿になってやっととこさ通り抜けた男仁さんは,スーツを羽織った.
その姿を横目で見ながら,犬井さんは歯切れ悪くも僕に説明してくれる.
128:名無しNIPPER[saga]
2018/06/23(土) 22:30:55.32 ID:1XKYnlun0
倉庫内を巡るベルトコンベアーに沿って,どんどん奥へ向かっていく
「と,ところで,僕たちはどこへ向かっているのでしょうか?」
犬井さんは,僕の持っているスーツケースを顎でしゃくってみせる.
129:名無しNIPPER[sage]
2018/06/23(土) 22:44:58.80 ID:mj6EiPJwo
3
130:名無しNIPPER[saga]
2018/06/24(日) 01:20:14.13 ID:UcaOh9Zb0
「なぜ,僕にそんな親切にしてくれるのですか」
溜まっていた疑問は口を衝いて,出てきた.
言ってからの後悔は,頬を赤面させるのに十分だった.自意識過剰かもしれない
131:名無しNIPPER[saga]
2018/06/24(日) 01:20:45.31 ID:UcaOh9Zb0
しばらく沈黙が流れたのち,犬井さんは肩を落とした.
「この話題はお主の反応を見るにあまり受けてないのじゃな.ざんねんな結果になってしまった」
「え?」
132:名無しNIPPER[sage]
2018/06/24(日) 01:29:20.31 ID:CPRUz3Aio
3
133:名無しNIPPER[saga]
2018/07/10(火) 02:42:23.52 ID:NAcE1XbF0
深呼吸をして,落ち着きを取り戻そうとする.
とりあえず,スピーカーの向こうにいる相手から事情を聞き出したい.このむしゃくしゃが収まるなら,今は熱くなってしまった頭を冷却しようじゃないか.
「それで,僕を実験に使ったわけだけど,結果は上手くいかなかったみたいだね」
134:名無しNIPPER[sage]
2018/07/10(火) 03:42:18.43 ID:YV58rk29o
ほい
135:名無しNIPPER[sage]
2018/07/10(火) 14:17:11.54 ID:wxT8H7uy0
高確率で全部の質問しちゃうのは、主人公の知能が高くないから?
136:名無しNIPPER[sage]
2018/07/10(火) 23:57:54.73 ID:NAcE1XbF0
>>135
主な理由はそれです.彼は不自然なほどロボットについて知りません,それで知りたいと思って,家を出て,絶縁状態になりました.
質問をしなければ,彼はロボットについて道端の石程度の知識しかありません.質問をすることは今の彼にとって,恥ではないのです
137:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 04:36:24.04 ID:vX9epH5+0
1
「まず聞きたいのは,名前だ」
「あんたが私の名前を知って.サジェクト汚染,ストーカー,吐き気のするあだ名をつける,一体どれをするつもり?却下」
138:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 04:39:12.52 ID:vX9epH5+0
2
「犬井さんは,本当にロボットなのか」
「あのレベルの外見は見かけることはあるでしょうに,なにを気にしてるわけ?」
139:名無しNIPPER[saga]
2018/07/13(金) 04:40:17.62 ID:vX9epH5+0
3
「犬井さんが目指してる,独立したロボットってなんだ?」
「質問は一つまで,あんたが言ったことだわ,責任を持ちなさい」
140:名無しNIPPER[sage]
2018/07/13(金) 04:43:59.27 ID:vX9epH5+0
気づけば4か月間を無為に過ごしました
おやすみなさい
141:名無しNIPPER[sage]
2018/07/13(金) 04:47:42.02 ID:Rt1oNBPVo
起きろ
142:名無しNIPPER[sage]
2018/07/13(金) 09:13:24.01 ID:5SfkUAnno
乙
地味にラーメン屋にいた科学者が重要な人物なんじゃないかという気がする
143:名無しNIPPER[saga]
2018/07/25(水) 16:23:56.34 ID:lLMyajg8O
忠告にせよ酷い言い種だった。
中身がないのが価値だと彼女は言う。
それが正しいというなら、僕は空のリュックサックにも等しく、軽いのだけが取り柄のようだ。
144:名無しNIPPER[saga]
2018/07/29(日) 09:37:27.28 ID:2Z/zGywUO
男仁さんが戻ってきたとき、一瞬僕はどういう顔をすればいいのか判らなかった。
僕が騙されたという形にはなったが、実害があったわけではなく、気分を悪いものにしたのは主にスピーカーの向こうの相手である。
それゆえにひどく罰の悪い顔で、出迎えたわけだが彼はそれを気にしている余裕は無さそうだった。
145:名無しNIPPER[sage]
2018/07/29(日) 09:39:05.95 ID:2Z/zGywUO
帰り道にできることでお願いします
考え事、耳をすませる、等
146:名無しNIPPER[sage]
2018/07/29(日) 10:52:32.95 ID:d9cwb9gZo
鈴音さんについて考える
147:名無しNIPPER[saga]
2018/08/01(水) 13:40:34.45 ID:2YJgKdt60
鈴音さんについて
今日、会った中で最も繊細な印象を受けた子だった。
それは彼女が盲目である故に纏う雰囲気、そして取り巻く環境がそう感じさせる。
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