15:名無しNIPPER[sage]
2018/03/16(金) 08:59:07.04 ID:13r6ns/50
日菜「君の左肩」
日菜「なーんでそんなにびしょ濡れなのかな、って」
日菜「さっきも言ったよね? あたしさ、よく人の気持ちが分からない人間だーって言われるんだよね〜」
日菜「だから……」
日菜「どうして君の左肩がびしょびしょで、あたしが全然濡れてないのかな〜って、よく分かんないな〜って」
日菜「どうしてかな〜どうしてかな〜……ふふふ……」
日菜「え? 絶対分かって聞いてるだろって?」
日菜「そんなことないよ、あはは、全然そんなことない」
日菜「えー、いーじゃんいーじゃん、なんでか教えてよ〜」
日菜「……お、話す気になった?」
日菜「……ふんふん、なるほどね」
日菜「あたしが雨に濡れて風邪をひくと大変だから、ね」
日菜「でもさ、そしたら君が風邪ひいちゃわない?」
日菜「……アイドルと一般人じゃ重さが違うって?」
日菜「なるほどね!」
日菜「じゃああたしがぎゅっとこうしてれば一石二鳥だね!」
日菜「なんでそうなるって……んーとね、つまりアイドルって特別な人間ってことでしょ?」
日菜「それならあたしにとっての君はすっごく特別な人間だもん。君の言うアイドルと同じくらいね」
日菜「風邪なんてひいて欲しくないし、あたしが君とくっつきたいしで……ほら!」
日菜「一石二鳥だね! えへへ〜」
日菜「ん? ……参った、降参?」
日菜「そうでしょ〜、完璧な理論だったでしょ〜」
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