7:名無しNIPPER[sage]
2018/03/16(金) 08:51:49.28 ID:13r6ns/50
彩「…………」
彩「……なんだかいいなぁ」
彩「……うん? ああ、えっとね」
彩「こうやって天気のいい日にね、広い公園でお弁当食べて」
彩「遊んでる子供の声とか、優しく吹く風の音を聞いて」
彩「……君が隣にいてくれる」
彩「なんだか……とっても幸せだなって」
彩「それでさ、楽しそうな親子連れとか、ベンチに座って日向ぼっこしてるおじいちゃんおばあちゃんを見てるとさ……」
彩「私も将来……ああいう風になりたいな、って思うんだ。……君と」
彩「……なんてね」
彩「ちょ、ちょっと、真顔で頷かれると……て、照れちゃうよ」
彩「でも……嬉しいな」
彩「えへへ……」
彩「…………」
彩「……ふわぁ……」
彩「はっ!? ご、ごめん、つい気が緩んであくびが……」
彩「……え? 遠慮することはない、って……きゃっ」
彩「え、え? ひ、膝枕?」
彩「え、でも、こういうのって普通私がするものじゃ……」
彩「あ、ううん、予想外に寝心地が良くてびっくりだけど……」
彩「ふあ……」
彩「ああ……そんなに優しく頭を撫でられると……だめぇ、抗えなくなっちゃう……」
彩「……ほんとに寝ちゃいそうだよ……」
彩「……いつもお疲れ様? う、ううん、さっきはああ言ったけど、そんな……」
彩「え? 忙しいのに、君のために料理とか頑張ってたから……私に報いたい?」
彩「で、でも、それも私がしたくてやったことだから……」
彩「あああ……さらに髪を撫でる手が優しく……」
彩「…………」
彩「ああ……ごめん……ほんとにもう寝ちゃいそう……」
彩「……うん、ごめ――ううん、ありがとう」
彩「うん……すごく癒される……」
彩「……それじゃあちょっとだけ……甘えちゃうね?」
彩「えへへ……ありがと……大好きだよ」
彩「うん……おやすみなさい……」
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……
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