「おねーちゃんは、死んじゃった」【バンドリ・ガルパ】
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10:名無しNIPPER[saga]
2018/03/22(木) 21:49:00.04 ID:G0SGI3zX0


「――さて、日菜ちゃんといえば個性的でハイレベルなギターのパフォーマンスも人気の理由ですが、普段はどれくらい練習してるんでしょうか?」

「えー、全然ですよー? あれくらいだったらガガっとやってぎゅいーんってしてから、るるるんってくる感じにやってれば、ぱーって簡単に出来ちゃいますよー!」

「えーと……つまりはそんなに練習はしていない、と。いやーまさに才能ですね! 聞くところによると、楽譜なんかもあっという間に覚えてしまうとか」

「そうですねー。大体1回見たら覚えちゃうかなぁ。まあ興味ないものとかは全然覚えらんないんですけどー。あ、でも」プツッ

紗夜「あぁぁもうなんなのよ……!」

紗夜「簡単に出来る、なんて当たり前みたいに言って……! 私が、どれだけ……ッ!」

ガチャッ

日菜「おねーちゃーん!! は」

紗夜「――もういい加減にしてッ!!」

日菜「!」ビクッ

紗夜「いきなり人の部屋に入ってきて煩くして、今何時だと思ってるの?!」

日菜「ご、ごめんなさい……、あの、でもね」

紗夜「大体何度言ったら勝手に入ってこないでっていうのが分かるの?! なんでも覚えられるんじゃなかったの?!」

日菜「えっと、それは、その……ごめんなさい……」

紗夜「……ああ、そういうこと。『興味がないことは覚えられない』んだったわね。つまり私の言うことになんか興味ないってわけ」

日菜「違っ」

紗夜「ええ良いわよ。私も貴女になんか興味ないから。用がないならさっさと出て行って」

日菜「あ、うぅ……でも……」

紗夜「出て行って」

日菜「はい……」

日菜「あの、おねーちゃん……?」

紗夜「……何?」

日菜「ごめんなさい……。その、次から絶対、ちゃんとノックするね……。おやすみなさい」

バタン

紗夜「……」



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