阿良々木「忍野が怪談を解決して行く?」
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17:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 05:40:33.68 ID:kXRWmwK70
阿良々木「…怪異じゃないと良いな。人を死に追いやる様なレベルの怪異が、まだ居るなんて考えたくもない」

忍野「本当にそう思うかい?僕としては、まだ怪談であった方が救いがあると思うけどね」

阿良々木「人が死んでるかもしれないって言うのに?」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 05:42:43.53 ID:kXRWmwK70
おしまい
題材と時間を頂ければ、も少し忍野くんに解決してもらいたいなぁと思っておりますが


19:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 15:02:39.54 ID:kXRWmwK70
忍野「さて、どうかな。一つ語った事で何か別の話を思い出したりとかはないかい」

阿良々木「うーん。無くはないんだけれど、これはさっきの話と比べると随分おとなしいと言うか、インパクトに欠ける話なんだが…」

忍野「何でも聴かせてくれよ。僕と阿良々木君の仲だ、話が詰まらなかったくらいで文句は言わないさ」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 15:03:31.44 ID:kXRWmwK70
阿良々木「いや、同じ日に、って訳じゃないんだ。僕の両親も職業柄多忙でさ、僕が送迎係を引き受ける事は少なくなかったんだよ」

忍野「成る程。まぁそれにしたっておかしな話だけどね。普通の人間は、一生に一度怪異に行き遭えば多い方なんだから」

阿良々木「それはまぁ、反省しているよ。手当たり次第って感じだったから。ただまぁ、今回の場合は、怪異とは違う気もするんだ」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 15:04:17.93 ID:kXRWmwK70
阿良々木「その武道館の周囲と言うのが、また肝試しスポットになっていて」

忍野「この街の人達はよっぽど肝試しが好きなんだね。普通、一つの街に一つもあれば充分だろうに」

阿良々木「その内容と言うのが、武道館の外周を夜中に一周するとお化けに会う、なんてありふれたものだったんだ」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 15:05:01.12 ID:kXRWmwK70
忍野「本当にそれだけかな。例えば、噂の中で右回りじゃないといけない、みたいな事は言及されてなかった?」

阿良々木「どうだろうな…。何分昔の事だから、正確には覚えていない」

阿良々木「兎に角、柵を越えて左回りルートで進んで行ったんだ。すると、半分くらい行った頃かな、誰かが座り込んで居たんだ」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 15:05:56.05 ID:kXRWmwK70
阿良々木「その人は何も答えず、ゆっくりと立ち上がったんだ。思わず後ずさった僕を目で捉えると、走って追いかけてきた」

忍野「はっはー!何ともB級のスプラッター映画にありそうな展開だね」

阿良々木「笑っているけどな、忍野。当時は本気で怖かったんだからな」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 15:06:52.41 ID:kXRWmwK70
忍野「…神隠しにでもあった、と?」

阿良々木「いや、幸いにもその子は途中で転んだだけだったよ。地面に顔から突っ伏してたから、追跡者のその後も解らないってさ」

忍野「阿良々木君、君は先程から意識的にか無意識にか、その追跡者の正体が幽霊でないと断定しているね」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 15:07:50.06 ID:kXRWmwK70
阿良々木「確かに急に消えたのは不思議だったけど、何も周りに隠れる場所がなかった訳でもないし、そもそもそんな驚かすだけの怪異なんて…」

忍野「驚かすだけの怪異なんて、それこそ腐る程居るさ。寧ろそっちの方が多いくらいだ。君が今まで出会ってきた、人に害をなす怪異の方が希少なんだよ」

忍野「順番に考えていこうか。まず、何故その肝試しコースが右回りだったのか」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 15:09:20.54 ID:kXRWmwK70
忍野「こんな話を知っているかな。背後に何かの気配を感じた時、左から振り向いてはいけない」

阿良々木「あぁ、聞いたことがある。確か左から振り返ると見えるんだっけか、幽霊が」

忍野「そう、その通りだ。そして、左に振り向く時と言うのは、人間は左右どちらに回るかな」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 15:10:21.86 ID:kXRWmwK70
阿良々木「じゃあ、あの柵は…」

忍野「あぁ、あれは別に専門家の仕事とかそう言うことではないと思うよ。余りにも左回りでの目撃翌例が、目撃翌霊が多いから封鎖したってだけだろうね」

阿良々木「じゃあなんで右はそのままだったんだ?」
以下略 AAS



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