阿良々木「忍野が怪談を解決して行く?」
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31:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 16:27:28.78 ID:kXRWmwK70
忍野「あぁ、途中で何か見えた場合、そこには実際に何かが居る、ってヤツだね。ただこのお呪い自体は、成功率はそこまで高くない筈だ。それに、殆どの場合何もいないから、成功したのかどうかも判別できない」

阿良々木「あぁ、そいつも、何かが見えた訳じゃないらしい」

忍野「奇妙な言い方をするね、何も見えなかった、じゃなく何かが見えたわけじゃない、なんて」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 16:28:31.18 ID:kXRWmwK70
阿良々木「まぁ、それでも何かの間違いだと思って忘れようとしたらしいけれど。家賃も安くてそこそこ広かったから」

忍野「因みに、どれくらいの部屋だったのかな」

阿良々木「八畳一間、キッチンありでセパレートタイプ。これで家賃は3万を切っていたらしい」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 16:29:33.52 ID:kXRWmwK70
忍野「ま、今と余り変わらない生活だったけれどね」

阿良々木「やっぱホームレスかよ!」

忍野「いやいや、住所不定じゃ色々面倒な所もあったからね。書類上の家はあったよ。ただ帰っていなかっただけで」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage]
2018/03/30(金) 16:30:46.91 ID:kXRWmwK70
阿良々木「それで、大家さんは何故か上機嫌だったらしい」

忍野「さっそくらしいって付いてるけどね」

阿良々木「…」
以下略 AAS



35:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 16:31:45.38 ID:kXRWmwK70
忍野「いやぁ、これはこれは。マジモンの怪談話だね」

阿良々木「一応、その後気になって事故物件じゃないかとか調べたらしいんだけれど、何も出てこなかったらしい」

忍野「阿良々木君、その子はまだその部屋に住んでいるのかな。だとしたら早々に出て行く事をおススメするよ」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 16:32:54.23 ID:kXRWmwK70
忍野「どうだろうね。例えば、転勤や卒業などで引っ越した場合は、確かに何事もなかったと言えるだろうけど、何かが起きたから引っ越した、と言うケースもあるんじゃないかな」

阿良々木「でも、そんな部屋なら誰も住みたがらないんじゃ…」

忍野「その通りだ。誰だって、この僕だって進んで住みたいとは思わない。けれど、持ち主はそれでは困るんだよ。空き部屋にも維持費はかかるからね」
以下略 AAS



37:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 16:33:58.70 ID:kXRWmwK70
阿良々木「それじゃあ、あの部屋は元事故物件だったという事になるのか?」

忍野「まぁ、そうだね。お呪いで風呂場が塗り潰されていたなら、そこで手首を切ったか、首を吊りでもしたのかもね。兎に角、理由もなく安い物件には気を付けないと」

忍野「いやでも、阿良々木君の場合なら、忍ちゃんの食事になっちゃうのかな。羨ましいとは思わないけれど。霊障を除いたって、人の亡くなった場所で生活なんて真っ平だしね」
以下略 AAS



38:名無しNIPPER
2018/03/30(金) 16:34:29.12 ID:kXRWmwK70
おしまい


39:名無しNIPPER[sage]
2018/03/31(土) 16:36:07.56 ID:lMxaibPgo
おつおつ


40:名無しNIPPER
2018/03/31(土) 23:22:14.40 ID:hubJQ1Qe0
阿良々木「今度は僕の体験談を思い出したよ」

忍野「へぇ、それは興味深いですね。是非聞かせてくださいよ」

阿良々木「まぁ、そうは言っても物心つく前の話だから、正確には両親から聞いた話を思い出した、と言うことになるんだけれど」
以下略 AAS



41:名無しNIPPER
2018/03/31(土) 23:24:57.66 ID:hubJQ1Qe0
忍野「誰ですかそれ、そんな人心当たりがありませんねぇ」

阿良々木「曲がりなりにも君の叔父さんだろ……」

忍野「良いから早く聞かせてくださいよ、その怪談」
以下略 AAS



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