【モバマスSS】奈緒「小さくなっても頭脳は同じ……だといいんだけど」
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30:名無しNIPPER[saga]
2018/04/03(火) 00:33:05.73 ID:Ptawi/ZZ0
――数十分後

ナオ「『刑事さん、調べてみて。巻津明さんの体のどこかに、深爪さんと争ったときにネイルで付いた傷跡がまだ残っているはず』」

ナオ「『そしてその傷跡には付着している。深爪さんの遺体の右手親指から剥がれた、元々の、マニキュアと同じ色の跡が!』」


巻津明「……」

刑事「巻津明さん……失礼します」

グイッ!

刑事「これは……巻津明さんの二の腕の後ろに、青い爪痕が!」

楓「この色……深爪さんのネイルの色と……」

P「そうか、相手に二の腕を掴まれたら、相手の指は自然と二の腕の後ろ……本人の見えない場所に食い込むから……!」

ナオ「『そう。だから気付かなかった。そして洗面台に並べられたネイル道具は、深爪さんがネイルを直すために置いてあったわけじゃなくて、深爪さんのネイルに付着した血を消すために置いた巻津明さんの物』」

ナオ「『割れたネイルも、たぶんそれを誤魔化す為に意図的に割ったものがいくつかあると思う。血の付いたネイルは、トイレにでも流して捨てたんじゃないかな』」

D「ひええええ……」

刑事「……どうなんですか。巻津明さん」


巻津明「……全部、全部あの女が悪いのよ」

巻津明「事務所のオーナーでもあるあの女は、コンクールの賞も、事務所を売るために主催に金を渡して、無理やり私に取らせた……!」

巻津明「私の実力じゃあ、まだコンクールに入賞するなんて無理なのに、そんなことをされたから答えられない取材や、無理な仕事も増えて……!!」


楓「巻津明さん……」

刑事「わかりました。続きは、署のほうで……」


……
…………


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