カドック君がカルデア爆破から生還しました。【Fate / FGO】
1- 20
1: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 19:59:17.55 ID:Dd0X/Dlv0
セイバー「極光は反転する……光を飲め」


聖剣に魔力が収束する。いや、あの禍々しさは魔剣と言った方が近いか。どんな歴史を辿ればかの騎士王があんな姿になるんだか。


カドック「キャスター、やり方も他の被害も問わない。アイツを防げるか?」

キャスター「ハッ。そいつが出来ないからお前さんたちに力を借りたんだろうが。いや、貸したのか? どっちにせよありゃ無理だ」

カドック「令呪でバックアップすればどうだ」

キャスター「さあな。こちとらさっきまではぐれサーヴァントだった身だ」

カドック「できるか、できないのか、どっちだ!」

キャスター「あそびの足りねえボウズだなぁ」

セイバー「"約束された勝利の剣"」

カドック「っ……! 令呪をもって命ずる……」


星の聖剣。その一振りが大空洞をなぎ払う。

ああ……これから世界を救おうというのだ。この程度の危機は何度だって訪れるのだろう。

僕はどこまで行っても凡庸で、平坦で、ただそこにいただけだ。

なあ、ヴォーダイム。

あんたならどうした?





SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:00:22.06 ID:Dd0X/Dlv0


数時間前

オルガマリー「ちょっとあなた、あなたよ! 聞いてる!?」
以下略 AAS



3: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:01:13.56 ID:Dd0X/Dlv0
オルガマリー「カドック・ゼムルプス! 話を聞く気がないのなら出ていくなさい!」

ベリル「だとよ。カドックくん。所長様がご立腹だ」

ペペロンチーノ「どうせ昨日も最終調整でロクに寝てないんでしょ。医務室にでも行ってなさい。所長には私たちから言っておいてあげる」
以下略 AAS



4: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:02:25.08 ID:Dd0X/Dlv0


ロマン「お……? カドック君じゃないか。僕の城に何か用かい」

カドック「ああ。少しベッドをかりる」
以下略 AAS



5: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:03:19.74 ID:Dd0X/Dlv0



黒板を引っ掻くような、耳障りな高音で目を覚ました。

以下略 AAS



6: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:03:53.04 ID:Dd0X/Dlv0
カドック「…………」

ロマン「Aチームも……」

カドック「ぺぺのやつ……僕をギリギリまで寝かせやがって……」
以下略 AAS



7: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:04:53.11 ID:Dd0X/Dlv0


カドック「ここは」

オルガマリー「お目覚めね。カドック・ゼムルプス」
以下略 AAS



8: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:05:42.54 ID:Dd0X/Dlv0



ロマン「カドック君、所長!?」

以下略 AAS



9: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:07:55.01 ID:Dd0X/Dlv0
僕には冷静さが欠けていた。気づけなかった。そこはもうソイツの領域で……周囲の人型の石像群にさえ気がついていたなら、後手に回らずに済んだかもしれないというのに。


「なぜ人間が?」

以下略 AAS



10: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:08:51.47 ID:Dd0X/Dlv0
オルガマリー「カドック! 退がりなさい!」


と言い終わる前に所長より後方に滑り込む。まずいこの女牽制に全力を出して棒立ちだ。

以下略 AAS



11: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:09:20.66 ID:Dd0X/Dlv0
ランサー「教えることなど何も。ええ。消えてください」


……ダメだ。殺される。

以下略 AAS



12: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:10:08.10 ID:Dd0X/Dlv0
カドック「所長!」

オルガマリー「わかってる! 最後のマスターであるあなたを死なせはしない!」


以下略 AAS



13: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:10:44.27 ID:Dd0X/Dlv0
オルガマリー「カドック! 援護を」

カドック「これ以上は身体強化にまわらなくなる。撤退の目がなくなるぞ」

オルガマリー「……私に死ねというの? あなたという最後の希望のために。冗談じゃない。私は所長よ、カルデアは私のものなんだからっ」
以下略 AAS



14: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:11:28.29 ID:Dd0X/Dlv0
ランサーの鎌が所長に振り下ろされる……これでも一端の魔術師なんだ。せめてその一撃を逸らすくらいはできてくれよ……!

ボウッ。

と、ランサーが炎上する。
以下略 AAS



15: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:12:07.18 ID:Dd0X/Dlv0
「ここいらは既に仕込みがすんでたんでな。面倒が省ける分大盤振る舞いってわけよ」


ルーン魔術か。指を空で切るだけで極大の火柱がピンポイントで上がる。

以下略 AAS



16: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:13:51.23 ID:Dd0X/Dlv0


カドック「するとここはまだ聖杯戦争の真っ只中ってことか」

キャスター「ああ。既に破綻したがな。どいつもこいつも真っ当に聖杯戦争しよって輩はいねえよ。俺はまあ……そいつらを倒して回ってるんだが」
以下略 AAS



17: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:14:35.22 ID:Dd0X/Dlv0
カドック「あんた本当にキャスターか?」

キャスター「おうよ。クー・フーリン。槍がありゃとっくに全部終わらせてたんだがな!」

カドック「ケルトの大英雄か。会えて光栄だよ」
以下略 AAS



18: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:15:08.90 ID:Dd0X/Dlv0
カドック「なんだ、バーサーカーはどういう状態なんだ。詳しく話せ」

キャスター「なに。既に自我を失ったシャドウサーヴァントってところだ。どういうわけか森にある古城から離れようとしない。とうにあそこは無人だってのにだ」

カドック「近づくなとはいうが、ではどうすればいい」
以下略 AAS



19: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:15:55.13 ID:Dd0X/Dlv0
キャスター「アーチャーなら、一対一なら確実に勝ってみせる。問題はセイバーだ」

カドック「何さらっと無茶苦茶いってやがる。キャスターが一騎打ちでアーチャーに勝つだと?」

キャスター「おう! いいねえ。口が回り始めたな。だが心配無用だ。俺はヤツには負けん。戦士の誇りをかけよう」
以下略 AAS



20: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:16:30.27 ID:Dd0X/Dlv0
カドック「アーチャー戦に勝算があるのはわかった。だが肝心のセイバーはどうするつもりだ」

キャスター「一騎打ちじゃ勝ち筋はないが……まあなんとかなるだろう。そこは比較的頭が使えるようになってるんでな」


以下略 AAS



21: ◆.qiZSe5l06[saga]
2018/04/10(火) 20:17:43.44 ID:Dd0X/Dlv0
ここまで。勢いで書いたが序章くらいは書ききりたい。がんばれカドックくん


348Res/197.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice