9:名無しNIPPER[saga]
2018/04/16(月) 23:06:56.32 ID:Yo4/p9EmO
◯
「よっす藍坂」
「おぉ、どうしたの立花くん。珍しいね」
翌日の昼休み、妹様の想い人たるイケメン間違えた藍坂光輝に話しかけてみる。ちょうどいいタイミングで一人で居てくれた。
普段は関わることなんてない俺に話しかけれて、藍坂は意外そうな反応を見せた。
「あぁちょっと用事があってだな。話したいことがあるんだけど」
「うん、別にいいよ。それで、話したいことって?」
「あー実はですね」
妙な言い方をする俺に、藍坂は不思議そうな顔をする。
くっそ、イケメンだなこいつ。仕草の一つ一つが様になってやがる。俳優でもやったらいいと真剣に思います。
って、そんな話じゃなかったな。
俺は何というべきか、少しばかり悩んだ挙句、こう口を開いた。
「なんかウチの妹が藍坂のこと気になってるみたいなんだけど」
もうぶっちゃけてしまおう。愛華にはもっと慎重にやれと殴られるかもしれないが、こういうのはズバッと言った方がスッキリするよね。
こいつイケメンだし、こういうのは慣れているはずだ。
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