江ノ島「明日に絶望しろ!未来に絶望しろ!」戦刃「…終わりだよ、ドクターK!」カルテ.8
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10: ◆takaJZRsBc[saga]
2018/07/09(月) 00:19:27.45 ID:6cyapzra0

後からKAZUYAの派閥に合流した朝日奈やセレス、内通者について知らされていない石丸は
情報量に差があるため、何故こんなにKAZUYA達が深刻な表情をしているかわかっていない。


(事態は一刻を争うが、どこまで話すべきか……)


KAZUYAが逡巡する中、十神がピシャリと言い放つ。


「江ノ島は敵のスパイだ。しかも奴は内通者などという甘い存在ではなく訓練を受けた軍人だぞ」

「えっ?!」

「な……?!」


KAZUYAは驚愕して十神を見たが、十神はフンと鼻を鳴らして逆にKAZUYAを見返す。


「江ノ島君がスパイだと?!」

「ウソでしょ? 江ノ島ちゃんがスパイだなんて。ウソだよね?!」

「本当だ。西城、桑田と大和田を連れて探しに行け。ここは俺達で何とかする」

「……!」


以前の十神なら朝日奈の気持ちを考えずに江ノ島は保健室に向かった、
大神は既に手遅れだと言っていたことだろう。そして二手に別れて戦力を
分散させるより全員で固まっていた方が良いと提案していたはずだ。

だが、人の心を蔑ろにすることはかえってスムーズな解決を妨げると学んだ十神は
必要最低限の情報と指示だけを出した。元々十神は指導者としての才覚を持っていた。
決断力と周囲を動かすことにかけてはKAZUYAより上回っている。




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